JP2001077199A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001077199A
JP2001077199A JP25130599A JP25130599A JP2001077199A JP 2001077199 A JP2001077199 A JP 2001077199A JP 25130599 A JP25130599 A JP 25130599A JP 25130599 A JP25130599 A JP 25130599A JP 2001077199 A JP2001077199 A JP 2001077199A
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gate
diffusion region
portions
gate terminal
integrated circuit
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JP25130599A
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English (en)
Inventor
Junko Tajima
潤子 田島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル寸法としてのセル高を縮小し、セル構成
を高密度化して、コスト低減の効果を達成できる半導体
集積回路装置を得る。 【解決手段】 基本集合素子としてのセル1を、ゲート
端子取り出し部5P,5Nの少なくとも一部がP拡散領
域3PおよびN拡散領域3Nからなる活性領域部へ埋め
込まれた構造を有する一導電型チャネルトランジスタと
その反対導電型チャネルトランジスタとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、特に基本集合素子(以下、セルという)の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模集積回路が急速に大型化,
多様化するにつれ、製造コストを下げることは最重要課
題となっている。ここで、直接チップ単価を抑制するこ
とのできる一要因であるセルにおいて、セル単位面積の
縮小はコスト低減への大きな課題である。
【0003】従来のマスター・スライス方式におけるゲ
ートアレイ構造は、ゲート端子取り出し部を有するPチ
ャネルトランジスタおよびNチャネルトランジスタを整
然とした行列形式に配置し、求める素子機能を得るため
に配線することによりセルを構成していた。
【0004】このゲート端子取り出し部は、各種機能を
有する論理素子を構成するための接続孔(以下、コンタ
クトという)が打たれることを前提とするため、面積が
大きく、高密度なセルを構成する上での一つの制約とな
っていた。
【0005】CMOS素子には、インバータ,ナンドゲ
ート,ノアゲートその他各種の論理素子があるが、その
機能ごとに予めセルレイアウトを用意している。図1
1,図12に従来の半導体集積回路に使用されるセルで
の一例を示す。前記従来例におけるセル機能はナンドゲ
ート機能を有するが、如何なる機能種別を持つかについ
てはその種別を問わない。
【0006】図11において、図示上下2箇所のゲート
取り出し部GU1,GU2を備えたPチャネルトランジ
スタTP1,TP2,TD1,TD2およびNチャネル
トランジスタTN1,TN2,TD3,TD4が配置さ
れている内、2個のPチャネルトランジスタTP1,T
P2および2個のNチャネルトランジスタTN1,TN
2からナンドゲートを構成している。GC1はゲートコ
ンタクトセル、WC1は電源配線コンタクトセルであ
る。
【0007】図13に、図示上下2箇所のゲート取り出
し部GU1,GU2を備えたトランジスタの形状を示
す。図12は片側一方にゲート取り出し部GU1を備え
た場合の一例を、図14は片側一方にゲート取り出し部
GU1を備えたトランジスタの形状を示す。図12およ
び図14において、図11,図13と同一符号は同一ま
たは相当部分を示すものである。
【0008】マスター・スライス方式では予め大量のト
ランジスタを配置している。しかし、実際に全てのトラ
ンジスタを使用することは殆どなく、未使用のトランジ
スタをVDD電位またはVSS電位に固定する必要があ
る。図中、TD1,TD2,TD3,TD4が未使用ト
ランジスタにあたる。また、VDD電位またはVSS電
位に固定する際の電源配線層(図11における:VD
1,VS1)や、セルのソース領域の接続配線層は、通
常、セル内を配線する配線層(図11:L1)と同一配
線層を使用し、コンタクトセル(図11:WC1)で接
続されていた。
【0009】理想的なセル使用でのセル高は、Pチャネ
ルトランジスタおよびNチャネルトランジスタのゲート
幅と、PチャネルトランジスタとNチャネルトランジス
タ間の距離とゲート端からセル枠までの距離の和で決定
される。完全にセルがバッティング配置されることを理
想とすると、ゲート端からセル枠までの距離は[(ゲー
ト端−ゲート端間距離)×(1/2)]となる。
【0010】PチャネルトランジスタとNチャネルトラ
ンジスタ間の距離が(図11:A)、(ゲート端−ゲー
ト端間距離)が(図11:B)、[(ゲート端−ゲート
端間距離)×(1/2)]が(図11:C)にあたる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、セル寸法
を縮小し、セル構成を高密度化して、コスト低減の効果
を達成できる半導体集積回路装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路装置では、基本集合素子をゲート端子取り出し
部の少なくとも一部が活性領域部へ埋め込まれた構造を
有する一導電型チャネルトランジスタとその反対導電型
チャネルトランジスタとで構成するものである。
【0013】第2の発明に係る半導体集積回路装置で
は、Nウエル領域に設けられたP拡散領域と、前記P拡
散領域に設けられた第1のゲート部と、Pウエル領域に
設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域に設けられた
第2のゲート部と、前記第1および第2のゲート部にそ
れぞれ設けられた第1および第2のゲート端子取り出し
部とを備え、前記第1および第2のゲート端子取り出し
部の少なくとも一部を前記P拡散領域および前記N拡散
領域からなる活性領域部に配設するようにしたものであ
る。
【0014】第3の発明に係る半導体集積回路装置で
は、Nウエル領域に設けられたP拡散領域と、前記P拡
散領域に設けられた第1のゲート部と、Pウエル領域に
設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域に設けられた
第2のゲート部と、前記第1および第2のゲート部にそ
れぞれ設けられた第1および第2のゲート端子取り出し
部とを備え、第1および第2のゲート端子取り出し部を
前記第1および第2のゲート部の両端部のうち片側一方
のみにそれぞれ設けるとともに、前記第1および第2の
ゲート端子取り出し部の少なくとも一部を前記P拡散領
域および前記N拡散領域からなる活性領域部に配設する
ようにしたものである。
【0015】第4の発明に係る半導体集積回路装置で
は、Nウエル領域に設けられたP拡散領域と、前記P拡
散領域に設けられた第1のゲート部と、Pウエル領域に
設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域に設けられた
第2のゲート部と、前記第1のゲート部のN拡散領域側
端部に設けられた第1のゲート端子取り出し部と、前記
第2のゲート部のP拡散領域側端部に設けられた第2の
ゲート端子取り出し部とを備え、前記第1のゲート端子
取り出し部の少なくとも一部を前記P拡散領域に配設す
るとともに、前記第2のゲート端子取り出し部の少なく
とも一部を前記N拡散領域に配設するようにしたもので
ある。
【0016】第5の発明に係る半導体集積回路装置で
は、前記P拡散領域およびN拡散領域ならびに第1およ
び第2のゲート部で構成される使用状態のトランジスタ
については、第1および第2のゲート端子取り出し部を
互いに接続し、前記P拡散領域およびN拡散領域ならび
に第1および第2のゲート部で構成される未使用状態の
トランジスタについては、第1および第2のゲート端子
取り出し部をそれぞれ第1または第2のゲート部に沿っ
て電源配線に接続するようにしたものである。
【0017】第6の発明に係る半導体集積回路装置で
は、電源配線および未使用状態のトランジスタに係るゲ
ート端子取り出し部と電源配線との接続配線を、使用状
態のトランジスタに係るゲート端子取り出し部の接続配
線を行う配線層と異なる配線層を用いて配線するように
したものである。
【0018】第7の発明に係る半導体集積回路装置で
は、使用状態のトランジスタに係るゲート端子取り出し
部相互間の接続配線を行うとともに、P拡散領域および
N拡散領域相互間の接続配線を行うための第1の配線層
と、未使用状態のトランジスタに係るゲート端子取り出
し部と電源配線との接続配線を行うための前記第1の配
線層と異なる第2の配線層とを用いて配線するようにし
たものである。
【0019】第8の発明に係る半導体集積回路装置で
は、互いに並行する直線上に延在して配設された両端部
を有し前記両端部と直交する屈曲部により連結されるベ
ントゲートを構成するゲート部を設けたものである。
【0020】第9の発明に係る半導体集積回路装置で
は、Nウエル領域に設けられたP拡散領域と、前記P拡
散領域に設けられた第1のゲート部と、Pウエル領域に
設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域に設けられた
第2のゲート部とを備え、前記第1および第2のゲート
部を互いに並行する直線上に延在して配設された両端部
を有し前記両端部と直交する屈曲部により連結されるベ
ントゲートにより構成するようにしたものである。
【0021】第10の発明に係る半導体集積回路装置で
は、互いに並行する両端部相互間が直交に屈曲するベン
トゲートからなる複数のゲート部を設けたものである。
【0022】第11の発明に係る半導体集積回路装置で
は、P拡散領域に複数設けられた第1のゲート部を互い
に並行する両端部相互間が直交に屈曲するベントゲート
により構成するとともに、N拡散領域に複数設けられた
第2のゲート部を互いに並行する両端部相互間が直交に
屈曲するベントゲートにより構成したものにおいて、前
記第1および第2のゲート部における互いに近接するそ
れぞれの一端部を同一直線上に配設し、かつ、前記第1
および第2のゲート部におけるそれぞれの他端部を前記
直線と異なる直線上に配設したものである。
【0023】第12の発明に係る半導体集積回路装置で
は、互いに平行する直線上に延在してそれぞれ配設され
た両端部を有し前記両端部と直交する屈曲部により連結
されるベントゲートを構成するゲート部と、前記ゲート
部の一方の端部に設けられたゲート端子取り出し部とを
備え、前記ゲート端子取り出し部を前記ゲート部の他方
の端部が延在する直線側に突出して配設したものであ
る。
【0024】第13の発明に係る半導体集積回路装置で
は、互いに平行する直線上に延在してそれぞれ配設され
た両端部を有し前記両端部と直交する屈曲部により連結
されるベントゲートを構成してP拡散領域に配設された
第1のゲート部と、互いに平行する直線上に延在してそ
れぞれ配設された両端部を有し前記両端部と直交する屈
曲部により連結されるベントゲートを構成してN拡散領
域に配設された第2のゲート部と、前記第1および第2
のゲート部における一方の端部にそれぞれ設けられ、前
記ゲート部の他方の端部が延在する直線側に突出して配
設された第1および第2のゲート端子取り出し部を設
け、前記第1および第2のゲート端子取り出し部を互い
に配線接続したものである。
【0025】この発明の半導体集積回路装置は、一導電
型チャネルトランジスタとその反対導電型チャネルトラ
ンジスタを有し、それらはゲート端子取り出し部を部分
的に活性領域部へ埋め込んだ構造を備えている。これに
よりセル寸法は従来よりも縮小可能となり、高密度なセ
ルを得ることができる。これは、ゲート端子取り出し部
が上下2箇所ある場合でも従来のセル高より縮小され、
加えてマスター・スライス方式のゲートアレイ構造に限
らず、セルベース方式等の他の方式においても所望の効
果が得られるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を、図1,図4,図5および図6について説
明する。図1に、この発明による実施の形態1において
半導体集積回路に使用されるセルでの一例を示し、図4
に、そのセルに使用するゲート端子取り出し部を部分的
に活性領域部へ埋め込んだ構造を取るトランジスタを示
す。図5は、ゲートコンタクトセルGC1の平面構造を
示し、図6は電源配線コンタクトセルWC1の平面構造
を示すものである。この発明の実施の形態におけるセル
機能はナンドゲートの機能を有するが、セルの機能種別
については、その種別を問わない。
【0027】図1において、1は基本集合素子としての
セル、2Nはセル1に形成されたNウエル領域、2Pは
セル1に形成されたPウエル領域、3PはNウエル領域
2Nに設けられたP拡散領域、3NはPウエル領域2P
に設けられたN拡散領域である。4PはP拡散領域3P
に設けられたゲート部、4NはN拡散領域3Nに設けら
れたゲート部、5Pはゲート部4Pのゲート端子取り出
し部、5Nはゲート部4Nのゲート端子取り出し部、G
C1はゲートコンタクトセルである。
【0028】VD1は電源電位に保持されるVDD電源
配線、VS1は接地電位に保持されるVSS電源配線、
WC1は電源配線コンタクトセル、L1はセル内配線
層、6はセル内配線層L1を構成するゲート間配線、7
はセル内配線層L1を構成する拡散領域間配線、8はセ
ル内配線層L1を構成する電源ゲート間配線、9はセル
内配線層L1を構成する電源拡散領域間配線である。
【0029】P拡散領域3Pに複数設けられたゲート部
4Pは、P拡散領域3Pとともに、それぞれPチャネル
MOSトランジスタTP1,TP2およびTD1,TD
2を構成する。N拡散領域3Nに複数設けられたゲート
部4Nは、N拡散領域3Nとともに、それぞれNチャネ
ルMOSトランジスタTN1,TN2およびTD3,T
D4を構成する。ここで、トランジスタTP1,TP
2,TP3,TP4は、使用状態にあるトランジスタで
あり、トランジスタTD1,TD2,TD3,TD4
は、未使用状態のトランジスタである。
【0030】図1では、片側一方のゲート端子取り出し
部5P,5Nを備えたPチャネルトランジスタTP1,
TP2およびTD1,TD2、ならびに、Nチャネルト
ランジスタTN1,TN2およびTD3,TD4が配置
されている内、2個のPチャネルトランジスタTP1,
TP2および2個のNチャネルトランジスタTN1,T
N2によってナンドゲートを構成している。
【0031】ゲート端子取り出し部5P,5Nの電源ゲ
ート間配線8への接続は、図5に示すコンタクトセルG
C1で接続される。電源ゲート間配線8のVDD電源配
線VD1およびVSS電源配線VS1におけるVDD,
VSS電位への接続は、図6に示すコンタクトセルWC
1で接続される。電源ゲート間配線8は、ゲート部4
P,4Nの延在方向に沿って延び電源配線VD1,VS
1とゲート部4P,4Nとを接続するものである。
【0032】VDD電源配線VD1およびVSS電源配
線VS1におけるVDD電位またはVSS電位に固定さ
れるべき未使用のトランジスタは、図1中トランジスタ
TD1,TD2,TD3,TD4がそれにあたる。
【0033】ゲート端子取り出し部5P,5Nは、その
平面形状の半分を活性領域部を形成するP拡散領域3P
およびN拡散領域3Nに配設されている。すなわち、ゲ
ート端子取り出し部5P,5Nは、その少なくとも一部
がP拡散領域3PおよびN拡散領域3Nからなる活性領
域部に埋め込まれた構造を有している。
【0034】ここで、セル高を決定する要因であるPチ
ャネルトランジスタとNチャネルトランジスタ間の距離
が寸法(図1:A)、[(ゲート端−ゲート端間距離)
×(1/2)]が寸法(図1:C)を満たし、図11の
セル高に比べ、寸法(図1:D+図1:E)分、セル高
を縮小することが出来、高密度なセルを得ることができ
る。
【0035】この発明による実施の形態1によれば、N
ウエル領域2Nに設けられたP拡散領域3Pと、P拡散
領域3Pに設けられた第1のゲート部4Pと、Pウエル
領域2Pに設けられたN拡散領域3Nと、N拡散領域3
Nに設けられた第2のゲート部4Nと、第1のゲート部
4PのN拡散領域3N側端部に設けられた第1のゲート
端子取り出し部5Pと、第2のゲート部4NのP拡散領
域3P側端部に設けられた第2のゲート端子取り出し部
5Nとを備え、第1のゲート端子取り出し部5Pの少な
くとも一部をP拡散領域3Pに配設するとともに、第2
のゲート端子取り出し部5Nの少なくとも一部をN拡散
領域3Nに配設するようにし、かつ、P拡散領域3Pお
よびN拡散領域3Nならびに第1および第2のゲート部
4P,4Nで構成される使用状態のトランジスタTP
1,TP2,TP3,TP4については、第1および第
2のゲート端子取り出し部5P,5Nを互いに接続し、
P拡散領域およびN拡散領域3P,3Nならびに第1お
よび第2のゲート部4P,4Nで構成される未使用状態
のトランジスタTD1,TD2,TD3,TD4につい
ては、第1および第2のゲート端子取り出し部5P,5
Nをそれぞれ第1または第2のゲート部4P,4Nに沿
って電源ゲート間配線8により電源配線VD1,VS1
に接続するようにしたので、セル寸法としてのセル高を
縮小し、セル構成を高密度化して、コスト低減の効果を
達成できる半導体集積回路装置を得ることが可能であ
る。
【0036】実施の形態2.この発明による実施の形態
2を、図2,図7,図8および図10について説明す
る。図2は、この発明による実施の形態2において半導
体集積回路装置に使用されるセルを示すものである。図
7は、ゲートコンタクト上に電源配線層との接続孔を配
置したゲートコンタクトセルGC2の平面構造を示し、
図8は、VDD,VSS電位へのコンタクト上に電源配
線層との接続孔を配置した電源配線コンタクトセルWC
2の平面構造を、図10は、その接続断面図を示す。
【0037】図1に示す上記実施の形態1において、V
DD電源配線(図1:VD1)、VSS電源配線(図
1:VS1)をセル内配線層である(図1:L1)と同
一配線層を使用していたが、この場合、セル内で配線層
(図1:L1)の配線領域が増え、セル内の配線効率を
妨げる可能性がある。
【0038】図2に、電源配線およびそれと同電位とす
るために接続する配線をセル内配線層と異なる配線層を
使用することを特徴とする実施の形態を示す。
【0039】図2において、1は基本集合素子としての
セル、2Nはセル1に形成されたNウエル領域、2Pは
セル1に形成されたPウエル領域、3PはNウエル領域
2Nに設けられたP拡散領域、3NはPウエル領域2P
に設けられたN拡散領域である。4PはP拡散領域3P
に設けられたゲート部、4NはN拡散領域3Nに設けら
れたゲート部、5Pはゲート部4Pのゲート端子取り出
し部、5Nはゲート部4Nのゲート端子取り出し部、G
C2はゲートコンタクトセルである。
【0040】VD2は電源電位に保持されるVDD電源
配線、VS2は接地電位に保持されるVSS電源配線、
WC2は電源配線コンタクトセル、L1はセル内配線
層、6はセル内配線層L1を構成するゲート間配線、7
はセル内配線層L1を構成する拡散領域間配線、9はセ
ル内配線層L1を構成する電源拡散領域間配線、L2は
電源配線層、10は電源配線層L2を構成する電源ゲー
ト間配線である。
【0041】P拡散領域3Pに複数設けられたゲート部
4Pは、P拡散領域とともに、それぞれPチャネルMO
SトランジスタTPb1,TPb2およびTDb1,T
Db2を構成する。N拡散領域3Nに複数設けられたゲ
ート部4Nは、N拡散領域とともに、それぞれNチャネ
ルMOSトランジスタTNb1,TNb2およびTDb
3,TDb4を構成する。ここで、トランジスタTPb
1,TPb2,TPb3,TPb4は、使用状態にある
トランジスタであり、トランジスタTDb1,TDb
2,TDb3,TDb4は、未使用状態のトランジスタ
である。
【0042】図2では、VDD電源配線VD2およびV
SS電源配線VS2は、セル内配線層L1とは異なる配
線層L2を使用する。
【0043】未使用トランジスタをVDD電位,VSS
電位に固定する場合は、ゲートコンタクトの真上に電源
配線層との接続孔を配置して配線層(図2:L2)で接
続し、セルのソース領域の場合は、VDD,VSS電位
へ接続するコンタクトの真上に電源配線層とのコンタク
トを配置して接続すると、小スペースで配線を施すこと
が可能である。大規模集積回路の多層化が進む今日で
は、ゲート端子取り出し部が片側一方でもセルを構成す
る配線効率およびチップを構成する配線効率は損なわれ
ない。
【0044】この発明による実施の形態2によれば、N
ウエル領域2Nに設けられたP拡散領域3Pと、P拡散
領域3Pに設けられた第1のゲート部4Pと、Pウエル
領域2Pに設けられたN拡散領域3Nと、N拡散領域3
Nに設けられた第2のゲート部4Nと、第1のゲート部
4PのN拡散領域3N側端部に設けられた第1のゲート
端子取り出し部5Pと、第2のゲート部4NのP拡散領
域3P側端部に設けられた第2のゲート端子取り出し部
5Nとを備え、第1のゲート端子取り出し部5Pの少な
くとも一部をP拡散領域3Pに配設するとともに、第2
のゲート端子取り出し部5Nの少なくとも一部をN拡散
領域3Nに配設するようにし、かつ、P拡散領域3Pお
よびN拡散領域3Nならびに第1および第2のゲート部
4P,4Nで構成される使用状態のトランジスタTPb
1,TPb2,TPb3,TPb4については、第1お
よび第2のゲート端子取り出し部5P,5Nを互いに接
続し、P拡散領域およびN拡散領域3P,3Nならびに
第1および第2のゲート部4P,4Nで構成される未使
用状態のトランジスタTDb1,TDb2,TDb3,
TDb4については、第1および第2のゲート端子取り
出し部5P,5Nをそれぞれ第1または第2のゲート部
4P,4Nに沿って電源ゲート間配線8により電源配線
VD2,VS2に接続するようにしたものにおいて、使
用状態のトランジスタTPb1,TPb2,TNb1,
TNb2に係るゲート端子取り出し部5P,5N相互間
の接続配線を行うとともに、P拡散領域3PおよびN拡
散領域3N相互間の接続配線を行うための第1の配線層
L1と、未使用状態のトランジスタTDb1,TDb
2,TDb3,TDb4に係るゲート端子取り出し部5
P,5Nと電源配線VD2,VS2との接続配線を行う
ための第1の配線層L1と異なる第2の配線層L2とを
用いて配線するようにしたので、セル寸法としてのセル
高を縮小し、セル構成を高密度化して、コスト低減の効
果を達成できるとともに、セル内の配線効率を確保でき
る半導体集積回路装置を得ることが可能である。
【0045】実施の形態3.この発明による実施の形態
3を、図3および図9について説明する。図3は、この
発明による実施の形態3において半導体集積回路に使用
されるセルの平面構造を示すものである。図9は、ゲー
ト端子取り出し部を部分的に活性領域部へ埋め込んだト
ランジスタにおいて、ベンドゲートを用いた場合のトラ
ンジスタを示すものである。この実施の形態3において
は、上記実施の形態1および実施の形態2におけるトラ
ンジスタを折り曲がったベンドゲートとすることで、ゲ
ート幅を同等、またはそれ以上に確保することが出来、
トランジスタ能力を向上した高密度なセルを得ることが
可能となる。
【0046】図3において、1は基本集合素子としての
セル、2Nはセル1に形成されたNウエル領域、2Pは
セル1に形成されたPウエル領域、3PはNウエル領域
2Nに設けられたP拡散領域、3NはPウエル領域2P
に設けられたN拡散領域である。4PはP拡散領域3P
に設けられたゲート部、4NはN拡散領域3Nに設けら
れたゲート部、5Pはゲート部4Pのゲート端子取り出
し部、5Nはゲート部4Nのゲート端子取り出し部、G
C2はゲートコンタクトセルである。
【0047】ゲート部4P,4Nは、いわゆるベンドゲ
ートにより構成されている。ゲート部4P,4Nの一端
部4Pa,4Naは、それぞれゲート部4P,4Nの延
在方向に延長する第1の仮想直線a上に延在する。ゲー
ト部4P,4Nの他端部4Pb,4Nbは、それぞれゲ
ート部4P,4Nの延在方向に延長する第2の仮想直線
b上に延在する。
【0048】各ゲート部4P,4Nの端部4Pa,4N
aおよび4Pb,4Nbは、それぞれ、ゲート部4P,
4Nの中間部において、端部4Pa,4Naおよび4P
b,4Nbと直交して配設された屈曲部4Pc,4Nc
により屈曲状態で連結される。すなわち、P拡散領域3
Pに複数づつ設けられたゲート部4Pの一つは、その一
端部4Paおよび他端部4Pbならびに屈曲部4Pcに
よってベンドゲートを構成し、N拡散領域3Nに複数づ
つ設けられたゲート部4Nの一つは、その一端部4Na
および他端部4Nbならびに屈曲部4Ncによってベン
ドゲートを構成する。
【0049】P拡散領域3Pに複数設けられたベンドゲ
ートからなるゲート部4Pは、その一端部4Paを互い
に等距離に保った状態で配設され、かつ、他端部4Pb
を互いに等距離に保った状態で配設されている。N拡散
領域3Nに複数設けられたベンドゲートからなるゲート
部4Nは、同様に、その一端部4Naを互いに等距離に
保った状態で配設され、かつ、他端部4Nbを互いに等
距離に保った状態で配設されている。
【0050】P拡散領域3Pに複数設けられたゲート部
4Pの一つとN拡散領域3Nに複数設けられたゲート部
4Nの一つとは、相対応して設けられている。例えば、
図3に図示の左から2番目のゲート部4Pとゲート部4
Nとは、端部4Paと端部4Naとを同一の仮想線a上
に配設し、かつ、端部4Pbと端部4Nbとを同一の仮
想線b上に配設するとともに、Nウエル領域2NとPウ
エル領域2Pとの境界線cについて線対称となる形状,
配置を有している。
【0051】仮想直線b上に配設されたゲート部4P,
4Nの他端部4Pb,4Nbにそれぞれ設けられた平面
正方形状の端子取り出し部5P,5Nは、図3および図
9に示すように、その図示右半分を端部4Pb,4Nb
の延在方向に突出延長して配設され、その図示左半分
は、仮想直線a側に突出した状態で配設されている。
【0052】VD2は電源電位に保持されるVDD電源
配線、VS2は接地電位に保持されるVSS電源配線、
WC2は電源配線コンタクトセル、L1はセル内配線
層、6はセル内配線層L1を構成するゲート間配線、7
はセル内配線層L1を構成する拡散領域間配線、9はセ
ル内配線層L1を構成する電源拡散領域間配線、L2は
電源配線層、10は電源配線層L2を構成する電源ゲー
ト間配線である。
【0053】P拡散領域3Pに複数設けられたゲート部
4Pは、P拡散領域とともに、それぞれPチャネルMO
SトランジスタTPb1,TPb2およびTDb1,T
Db2を構成する。N拡散領域3Nに複数設けられたゲ
ート4Nは、N拡散領域とともに、それぞれNチャネル
MOSトランジスタTNb1,TNb2およびTDb
3,TDb4を構成する。ここで、トランジスタTPb
1,TPb2,TPb3,TPb4は、使用状態にある
トランジスタであり、トランジスタTDb1,TDb
2,TDb3,TDb4は、未使用状態のトランジスタ
である。
【0054】図3に示す実施の形態3では、ベントゲー
トにより構成されたトランジスタは、図3中:TPb
1,TPb2,TNb1,TNb2,TDb1,TDb
2,TDb3,TDb4がそれにあたり、従来技術を示
す図11のセル高に比べ、図3:D+図3:Eの分セル
高が縮小される。
【0055】この発明による実施の形態3によれば、N
ウエル領域2Nに設けられたP拡散領域3Pと、P拡散
領域3Pに設けられた第1のゲート部4Pと、Pウエル
領域2Pに設けられたN拡散領域3Nと、N拡散領域3
Nに設けられた第2のゲート部4Nと、第1のゲート部
4PのN拡散領域3N側端部に設けられた第1のゲート
端子取り出し部5Pと、第2のゲート部4NのP拡散領
域3P側端部に設けられた第2のゲート端子取り出し部
5Nとを備え、第1のゲート端子取り出し部5Pの少な
くとも一部をP拡散領域3Pに配設するとともに、第2
のゲート端子取り出し部5Nの少なくとも一部をN拡散
領域3Nに配設するようにし、かつ、P拡散領域3Pお
よびN拡散領域3Nならびに第1および第2のゲート部
4P,4Nで構成される使用状態のトランジスタTPb
1,TPb2,TPb3,TPb4については、第1お
よび第2のゲート端子取り出し部5P,5Nを互いに接
続し、P拡散領域およびN拡散領域3P,3Nならびに
第1および第2のゲート部4P,4Nで構成される未使
用状態のトランジスタTDb1,TDb2,TDb3,
TDb4については、第1および第2のゲート端子取り
出し部5P,5Nをそれぞれ第1または第2のゲート部
4P,4Nに沿って電源ゲート間配線8により電源配線
VD2,VS2に接続するようにしたものにおいて、P
拡散領域3Pに複数設けられた第1のゲート部4Pを互
いに並行する端部4Pa相互間および端部4Pb相互間
が等距離を保つように屈曲するベントゲートで構成する
とともに、N拡散領域3Nに複数設けられた第2のゲー
ト部4Nを互いに並行する端部4Na相互間および端部
4Nb相互間が等距離を保つように屈曲するベントゲー
トで構成したものにおいて、第1および第2のゲート部
4P,4Nにおける互いに近接するそれぞれの端部4P
b,4Nbを同一直線b上に配設し、かつ、第1および
第2のゲート部4P,4Nにおけるそれぞれの端部4P
a,4Naを前記直線bと異なる直線a上に配設したの
で、セル寸法としてのセル高を縮小し、セル構成を高密
度化して、コスト低減の効果を達成できるとともに、比
較的小さなスペースでゲート幅を実質的に確保でき、ト
ランジスタ能力を向上できる半導体集積回路装置を得る
ことが可能である。
【0056】また、この発明による実施の形態3によれ
ば、互いに平行する直線a,b上に延在してそれぞれ配
設された両端部4Pa,4Pbを有し中間部で両端部4
Pa,4Pbと直交する屈曲部4Pcにより連結される
ベントゲートを構成してP拡散領域3Pに配設された第
1のゲート部4Pと、互いに平行する直線a,b上に延
在してそれぞれ配設された両端部4Na,4Nbを有し
中間部で両端部4Na,4Nbと直交する屈曲部4Nc
により連結されるベントゲートを構成してN拡散領域3
Nに配設された第2のゲート部4Nと、第1および第2
のゲート部4P,4Nにおける一方の端部4Pb,4N
bにそれぞれ設けられ、ゲート部4P,4Nの他方の端
部4Pa,4Naが延在する直線a側に突出して配設さ
れた第1および第2のゲート端子取り出し部5P,5N
を設け、第1および第2のゲート端子取り出し部5P,
5Nを互いに配線6により配線接続したので、ゲート端
子取り出し部5P,5Nを小さなスペースに適切に配置
することができ、高密度化できる半導体集積回路を得る
ことが可能である。
【0057】
【発明の効果】第1の発明によれば、基本集合素子をゲ
ート端子取り出し部の少なくとも一部が活性領域部へ埋
め込まれた構造を有する一導電型チャネルトランジスタ
とその反対導電型チャネルトランジスタとで構成するよ
うにしたので、基本集合素子の構成を高密度化して、コ
スト低減の効果を達成できる半導体集積回路を得ること
ができる。
【0058】第2の発明によれば、Nウエル領域に設け
られたP拡散領域と、前記P拡散領域に設けられた第1
のゲート部と、Pウエル領域に設けられたN拡散領域
と、前記N拡散領域に設けられた第2のゲート部と、前
記第1および第2のゲート部にそれぞれ設けられた第1
および第2のゲート端子取り出し部とを備え、前記第1
および第2のゲート端子取り出し部の少なくとも一部を
前記P拡散領域および前記N拡散領域からなる活性領域
部に配設するようにしたので、第1および第2のゲート
端子取り出し部を活性領域部に配設することにより、基
本集合素子の構成を高密度化して、コスト低減の効果を
達成できる半導体集積回路を得ることができる。
【0059】第3の発明によれば、Nウエル領域に設け
られたP拡散領域と、前記P拡散領域に設けられた第1
のゲート部と、Pウエル領域に設けられたN拡散領域
と、前記N拡散領域に設けられた第2のゲート部と、前
記第1および第2のゲート部にそれぞれ設けられた第1
および第2のゲート端子取り出し部とを備え、第1およ
び第2のゲート端子取り出し部を前記第1および第2の
ゲート部の両端部のうち片側一方のみにそれぞれ設ける
とともに、前記第1および第2のゲート端子取り出し部
の少なくとも一部を前記P拡散領域および前記N拡散領
域からなる活性領域部に配設するようにしたので、ゲー
ト部の片側一方のみに設けた第1および第2のゲート端
子取り出し部を活性領域部に配設することにより、基本
集合素子の構成を高密度化して、コスト低減の効果を達
成できる半導体集積回路を得ることができる。
【0060】第4の発明によれば、Nウエル領域に設け
られたP拡散領域と、前記P拡散領域に設けられた第1
のゲート部と、Pウエル領域に設けられたN拡散領域
と、前記N拡散領域に設けられた第2のゲート部と、前
記第1のゲート部のN拡散領域側端部に設けられた第1
のゲート端子取り出し部と、前記第2のゲート部のP拡
散領域側端部に設けられた第2のゲート端子取り出し部
とを備え、前記第1のゲート端子取り出し部の少なくと
も一部を前記P拡散領域に配設するとともに、前記第2
のゲート端子取り出し部の少なくとも一部を前記N拡散
領域に配設するようにしたので、第1および第2のゲー
ト端子取り出し部をP拡散領域およびN拡散領域に配設
することにより、基本集合素子の構成を高密度化して、
コスト低減の効果を達成できる半導体集積回路を得るこ
とができる。
【0061】第5の発明によれば、前記P拡散領域およ
びN拡散領域ならびに第1および第2のゲート部で構成
される使用状態のトランジスタについては、第1および
第2のゲート端子取り出し部を互いに接続し、前記P拡
散領域およびN拡散領域ならびに第1および第2のゲー
ト部で構成される未使用状態のトランジスタについて
は、第1および第2のゲート端子取り出し部をそれぞれ
第1または第2のゲート部に沿って電源配線に接続する
ようにしたので、使用状態トランジスタおよび未使用状
態トランジスタをそれぞれ状況にあわせて適切に接続す
ることにより、基本集合素子の構成を高密度化して、コ
スト低減の効果を達成できる半導体集積回路を得ること
ができる。
【0062】第6の発明によれば、第1ないし第5の発
明において、電源配線および未使用状態のトランジスタ
に係るゲート端子取り出し部と電源配線との接続配線
を、使用状態のトランジスタに係るゲート端子取り出し
部の接続配線を行う配線層と異なる配線層を用いて配線
するようにしたので、基本集合素子の構成を高密度化し
て、コスト低減の効果を達成できるとともに、基本集合
素子内の配線効率を確保できる半導体集積回路を得るこ
とができる。
【0063】第7の発明によれば、第2ないし第5の発
明において、使用状態のトランジスタに係るゲート端子
取り出し部相互間の接続配線を行うとともに、P拡散領
域およびN拡散領域相互間の接続配線を行うための第1
の配線層と、未使用状態のトランジスタに係るゲート端
子取り出し部と電源配線との接続配線を行うための前記
第1の配線層と異なる第2の配線層とを用いて配線する
ようにしたので、使用状態トランジスタおよび未使用状
態トランジスタをそれぞれ状況にあわせて適切に接続す
ることにより、基本集合素子の構成を高密度化して、コ
スト低減の効果を達成できるとともに、基本集合素子内
の配線効率を確保できる半導体集積回路を得ることがで
きる。
【0064】第8の発明によれば、第1ないし第7の発
明において、互いに並行する直線上に延在して配設され
た両端部を有し前記両端部と直交する屈曲部により連結
されるベントゲートを構成するゲート部を設けたので、
基本集合素子の構成を高密度化して、コスト低減の効果
を達成できるとともに、ベンドゲートの採用により、比
較的小さなスペースでゲート幅を実質的に確保でき、ト
ランジスタ能力を向上できる半導体集積回路を得ること
ができる。
【0065】第9の発明によれば、第1ないし第8の発
明において、Nウエル領域に設けられたP拡散領域と、
前記P拡散領域に設けられた第1のゲート部と、Pウエ
ル領域に設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域に設
けられた第2のゲート部とを備え、前記第1および第2
のゲート部を互いに並行する直線上に延在して配設され
た両端部を有し前記両端部と直交する屈曲部により連結
されるベントゲートにより構成するようにしたので、基
本集合素子の構成を高密度化して、コスト低減の効果を
達成できるとともに、両端部と屈曲部からなるベンドゲ
ートの採用により、比較的小さなスペースでゲート幅を
実質的に確保でき、トランジスタ能力を向上できる半導
体集積回路を得ることができる。
【0066】第10の発明によれば、第1ないし第9の
発明において、互いに並行する両端部相互間が直交に屈
曲するベントゲートからなる複数のゲート部を設けたの
で、基本集合素子の構成を高密度化して、コスト低減の
効果を達成できるとともに、適切に配置されたベンドゲ
ートからなる複数のゲート部により、比較的小さなスペ
ースでゲート幅を実質的に確保でき、トランジスタ能力
を向上できる半導体集積回路を得ることができる。
【0067】第11の発明によれば、第8ないし第10
の発明において、P拡散領域に複数設けられた第1のゲ
ート部を互いに並行する両端部相互間が直交に屈曲する
ベントゲートにより構成するとともに、N拡散領域に複
数設けられた第2のゲート部を互いに並行する両端部相
互間が直交に屈曲するベントゲートにより構成したもの
において、前記第1および第2のゲート部における互い
に近接するそれぞれの一端部を同一直線上に配設し、か
つ、前記第1および第2のゲート部におけるそれぞれの
他端部を前記直線と異なる直線上に配設したので、基本
集合素子の構成を高密度化して、コスト低減の効果を達
成できるとともに、適切に配置された複数のベンドゲー
トからなる第1および第2のゲート部により、比較的小
さなスペースでゲート幅を実質的に確保でき、トランジ
スタ能力を向上できる半導体集積回路を得ることができ
る。
【0068】第12の発明によれば、第8ないし第11
の発明において、互いに平行する直線上に延在してそれ
ぞれ配設された両端部を有し前記両端部と直交する屈曲
部により連結されるベントゲートを構成するゲート部
と、前記ゲート部の一方の端部に設けられたゲート端子
取り出し部とを備え、前記ゲート端子取り出し部を前記
ゲート部の他方の端部が延在する直線側に突出して配設
したので、ゲート端子取り出し部を小さなスペースに適
切に配置することができ、高密度化できる半導体集積回
路を得ることができる。
【0069】第13の発明によれば、第8ないし第12
の発明において、互いに平行する直線上に延在してそれ
ぞれ配設された両端部を有し前記両端部と直交する屈曲
部により連結されるベントゲートを構成してP拡散領域
に配設された第1のゲート部と、互いに平行する直線上
に延在してそれぞれ配設された両端部を有し前記両端部
と直交する屈曲部により連結されるベントゲートを構成
してN拡散領域に配設された第2のゲート部と、前記第
1および第2のゲート部における一方の端部にそれぞれ
設けられ、前記ゲート部の他方の端部が延在する直線側
に突出して配設された第1および第2のゲート端子取り
出し部を設け、前記第1および第2のゲート端子取り出
し部を互いに配線接続したので、互いに接続されるゲー
ト端子取り出し部を小さなスペースに適切に配置するこ
とができ、高密度化できる半導体集積回路を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1における半導体
集積回路のセルを示す平面図。
【図2】 この発明による実施の形態2における半導体
集積回路のセルを示す平面図。
【図3】 この発明による実施の形態3における半導体
集積回路のセルを示す平面図。
【図4】 この発明による実施の形態1におけるトラン
ジスタの構成を示す平面図。
【図5】 この発明による実施の形態1におけるコンタ
クトセルGC1の構造を示す平面図。
【図6】 この発明による実施の形態1におけるコンタ
クトセルWC1の構造を示す平面図。
【図7】 この発明による実施の形態2におけるコンタ
クトセルGC2の構造を示す平面図。
【図8】 この発明による実施の形態2におけるコンタ
クトセルWC2の構造を示す平面図。
【図9】 この発明による実施の形態3におけるトラン
ジスタの構成を示す平面図。
【図10】 この発明による実施の形態2において、電
源配線層をセル内配線層とは異なる配線層を用いる場合
の接続断面図。
【図11】 従来技術による半導体集積回路装置におけ
る基本集合素子(セル)の例を示す平面図。
【図12】 従来技術による半導体集積回路装置におけ
る基本集合素子(セル)について他の例を示す平面図。
【図13】 従来技術による半導体集積回路におけるセ
ルの基本部品となるトランジスタ形状を示す平面図。
【図14】 従来技術による半導体集積回路におけるセ
ルの基本部品となるトランジスタ形状を示す平面図。
【符号の説明】
1 基本集合素子としてのセル、2N Nウエル領域、
2P Pウエル領域、3P P拡散領域、3N N拡散
領域、4P,4N ゲート部、5P,5N ゲート端子
取り出し部、TP1,TP2 Pチャネルトランジス
タ、TN1,TN2 Nチャネルトランジスタ、TD
1,TD2,TD3,TD4 未使用トランジスタ、G
C1 ゲートコンタクトセル、GC2 ゲートコンタク
トセルGC1上に電源配線層との接続孔を配置したコン
タクトセル、WC1 VDD,VSS電位へ接続するコ
ンタクトセル、WC2 VDD,VSS電位へ接続する
コンタクトセルWC1,GC1上に電源配線層との接続
孔を配置したコンタクトセル、VD1,VD2,VS
1,VS2 電源配線、L1,L2 セル内配線、TP
b1,TPb2 ベンドしたPチャネルトランジスタ、
TNb1,TNb2 ベンドしたNチャネルトランジス
タ、TDb1,TDb2,TDb3,TDb4 ベンド
した未使用トランジスタ、A Pチャネルトランジスタ
とNチャネルトランジスタ間距離、B ゲート端−ゲー
ト端間距離、C (ゲート端−ゲート端間距離)×(1
/2)、D,E この発明に係わる各実施の形態でのセ
ル高において従来技術のセル高から縮小された長さ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本集合素子をゲート端子取り出し部の
    少なくとも一部が活性領域部へ埋め込まれた構造を有す
    る一導電型チャネルトランジスタとその反対導電型チャ
    ネルトランジスタとで構成することを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  2. 【請求項2】 Nウエル領域に設けられたP拡散領域
    と、前記P拡散領域に設けられた第1のゲート部と、P
    ウエル領域に設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域
    に設けられた第2のゲート部と、前記第1および第2の
    ゲート部にそれぞれ設けられた第1および第2のゲート
    端子取り出し部とを備え、前記第1および第2のゲート
    端子取り出し部の少なくとも一部を前記P拡散領域およ
    び前記N拡散領域からなる活性領域部に配設するように
    したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 Nウエル領域に設けられたP拡散領域
    と、前記P拡散領域に設けられた第1のゲート部と、P
    ウエル領域に設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域
    に設けられた第2のゲート部と、前記第1および第2の
    ゲート部にそれぞれ設けられた第1および第2のゲート
    端子取り出し部とを備え、第1および第2のゲート端子
    取り出し部を前記第1および第2のゲート部の両端部の
    うち片側一方のみにそれぞれ設けるとともに、前記第1
    および第2のゲート端子取り出し部の少なくとも一部を
    前記P拡散領域および前記N拡散領域からなる活性領域
    部に配設するようにしたことを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  4. 【請求項4】 Nウエル領域に設けられたP拡散領域
    と、前記P拡散領域に設けられた第1のゲート部と、P
    ウエル領域に設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域
    に設けられた第2のゲート部と、前記第1のゲート部の
    N拡散領域側端部に設けられた第1のゲート端子取り出
    し部と、前記第2のゲート部のP拡散領域側端部に設け
    られた第2のゲート端子取り出し部とを備え、前記第1
    のゲート端子取り出し部の少なくとも一部を前記P拡散
    領域に配設するとともに、前記第2のゲート端子取り出
    し部の少なくとも一部を前記N拡散領域に配設するよう
    にしたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記P拡散領域およびN拡散領域ならび
    に第1および第2のゲート部で構成される使用状態のト
    ランジスタについては、第1および第2のゲート端子取
    り出し部を互いに接続し、前記P拡散領域およびN拡散
    領域ならびに第1および第2のゲート部で構成される未
    使用状態のトランジスタについては、第1および第2の
    ゲート端子取り出し部をそれぞれ第1または第2のゲー
    ト部に沿って電源配線に接続することを特徴とする請求
    項4に記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 電源配線および未使用状態のトランジス
    タに係るゲート端子取り出し部と電源配線との接続配線
    を、使用状態のトランジスタに係るゲート端子取り出し
    部の接続配線を行う配線層と異なる配線層を用いて配線
    することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれ
    かに記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 使用状態のトランジスタに係るゲート端
    子取り出し部相互間の接続配線を行うとともに、P拡散
    領域およびN拡散領域相互間の接続配線を行うための第
    1の配線層と、未使用状態のトランジスタに係るゲート
    端子取り出し部と電源配線との接続配線を行うための前
    記第1の配線層と異なる第2の配線層とを用いて配線す
    ることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか
    に記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 互いに並行する直線上に延在して配設さ
    れた両端部を有し、前記両端部と直交する屈曲部により
    連結されるベントゲートを構成するゲート部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載の半導体
    集積回路装置。
  9. 【請求項9】 Nウエル領域に設けられたP拡散領域
    と、前記P拡散領域に設けられた第1のゲート部と、P
    ウエル領域に設けられたN拡散領域と、前記N拡散領域
    に設けられた第2のゲート部とを備え、前記第1および
    第2のゲート部を互いに並行する直線上に延在して配設
    された両端部を有し、前記両端部と直交する屈曲部によ
    り連結されるベントゲートにより構成することを特徴と
    する請求項1ないし請求項8に記載の半導体集積回路装
    置。
  10. 【請求項10】 互いに並行する両端部相互間が直交に
    屈曲するベントゲートからなる複数のゲート部を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9に記載の半導
    体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 P拡散領域に複数設けられた第1のゲ
    ート部を互いに並行する両端部相互間が直交に屈曲する
    ベントゲートにより構成するとともに、N拡散領域に複
    数設けられた第2のゲート部を互いに並行する両端部相
    互間が直交に屈曲するベントゲートにより構成したもの
    において、前記第1および第2のゲート部における互い
    に近接するそれぞれの一端部を同一直線上に配設し、か
    つ、前記第1および第2のゲート部におけるそれぞれの
    他端部を前記直線と異なる直線上に配設したことを特徴
    とする請求項8ないし請求項10に記載の半導体集積回
    路装置。
  12. 【請求項12】 互いに平行する直線上に延在してそれ
    ぞれ配設された両端部を有し前記両端部と直交する屈曲
    部により連結されるベントゲートを構成するゲート部
    と、前記ゲート部の一方の端部に設けられたゲート端子
    取り出し部とを備え、前記ゲート端子取り出し部を前記
    ゲート部の他方の端部が延在する直線側に突出して配設
    したことを特徴とする請求項8ないし請求項11に記載
    の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 互いに平行する直線上に延在してそれ
    ぞれ配設された両端部を有し前記両端部と直交する屈曲
    部により連結されるベントゲートを構成してP拡散領域
    に配設された第1のゲート部と、互いに平行する直線上
    に延在してそれぞれ配設された両端部を有し前記両端部
    と直交する屈曲部により連結されるベントゲートを構成
    してN拡散領域に配設された第2のゲート部と、前記第
    1および第2のゲート部における一方の端部にそれぞれ
    設けられ、前記ゲート部の他方の端部が延在する直線側
    に突出して配設された第1および第2のゲート端子取り
    出し部を設け、前記第1および第2のゲート端子取り出
    し部を互いに配線接続したことを特徴とする請求項8な
    いし請求項12に記載の半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006054430A (ja) * 2004-07-12 2006-02-23 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2015057856A (ja) * 2008-03-13 2015-03-26 テラ イノヴェイションズ インコーポレイテッド 制限付きゲートレベルレイアウトアーキテクチャにおける交差結合トランジスタレイアウト

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JP2015057856A (ja) * 2008-03-13 2015-03-26 テラ イノヴェイションズ インコーポレイテッド 制限付きゲートレベルレイアウトアーキテクチャにおける交差結合トランジスタレイアウト

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