JP2001076060A - 臨床検査情報処理システム - Google Patents

臨床検査情報処理システム

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JP2001076060A
JP2001076060A JP24663699A JP24663699A JP2001076060A JP 2001076060 A JP2001076060 A JP 2001076060A JP 24663699 A JP24663699 A JP 24663699A JP 24663699 A JP24663699 A JP 24663699A JP 2001076060 A JP2001076060 A JP 2001076060A
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昌彦 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各検査結果が誰により承認がなされているの
か、誰によりどのような検査結果が修正されたなどの履
歴が全て管理することができる臨床検査情報システムを
提供する。 【解決手段】臨床検査結果を記憶して管理する情報シス
テムにおいて、臨床検査結果を記憶する機能と、前記臨
床検査結果を承認及び/または修正する権限を操作者ご
とに設定する機能と、操作者のIDによって前記権限を
識別する機能と、前記臨床検査結果が承認されたことを
記憶する機能と、前記臨床検査結果が修正されたことを
記憶する機能と、前記臨床検査結果の承認及び/または
修正の履歴を出力する機能を備えたことを特徴とする臨
床検査情報処理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臨床検査情報システム
に関し、特に入力された臨床検査結果を承認、修正して
ゆく機能を備えた臨床検査情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】臨床検査室では血液測定や血液凝固測定
や生化学測定など種々の臨床検査を分析装置等で測定し
ている。それらの臨床検査結果は分析装置より送信して
記憶し、端末からその測定結果を診ることができる臨床
検査情報システムにデータが保管されている。臨床検査
測定は患者の診断を導くもので重要であるから、測定を
行なった後に、臨床検査室でその測定結果をチェックし
てから各部署に報告することが一般的である。
【0003】そこで測定結果をチェックして、その測定
結果によってはもう一度再検査を行なったり、他法によ
って精密検査を行うことがその臨床検査室でルールづけ
て検査結果の信頼性を高めるようにされている。そのよ
うに再検査等された検査結果は、以前の検査結果を更新
して保管される。しかし、臨床検査は種々の患者を相手
にする検査であり、必ずしも修正した後の検査結果が正
しいとは限らないし、場合によっては、当初の異常な測
定結果はなんらかの原因を反映することもある。
【0004】ところが従来のシステムでは、新しい検査
結果を正としてその結果を更新登録するだけである。検
査結果の修正については検査結果が修正がされたデータ
であるということをわかるように、例えばその検査結果
にマークを付けるようにされているだけである。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】臨床検査結果を正しく管理するために、検
査結果の承認及び修正がその権限ある管理者によっての
み行われなければならない。そして検査結果に対しチェ
ックを行なって承認がなされているのかその承認はだれ
によってなされたのか、検査結果の修正は誰によってな
されたなどの履歴をも記録しておくねばならない。しか
し現状の情報処理システムでは検査された検査結果や修
正された検査結果はそのままそれが正しいデータである
として運用されるだけである。臨床検査の品質を高める
ためには臨床検査の承認および修正がどのようになされ
ているかの履歴をも残してゆく必要があり、そのような
管理がなされて、臨床検査情報システムが有効に運用す
ることができるのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は臨床検査結果を
記憶して管理する情報システムにおいて、入力された臨
床検査結果を承認及び/または修正する権限を操作者の
IDによって設定する機能と、前記臨床検査結果が承認
されたことを記憶して出力する機能と、前記臨床検査結
果が修正されたことを記憶して出力する機能と、臨床検
査結果の修正履歴を記憶して出力する機能を備えたこと
を特徴とする臨床検査情報処理システムを提供するもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の情報システムは臨床検査
結果情報を処理するシステムであり、ハードウエアとし
ては、システムの規模にあわせてパーソナルコンピュー
タ、サーバ、クライアントが適宜組み合わされる。必要
に応じて、分析装置が接続され、アクセス可能な端末が
臨床検査室以外の診察室や医局など、さらに外部の施設
に接続されるようになっている。このシステムのプログ
ラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体記憶され
て用いることもできる。
【0008】以下、本発明の実施例を、図面により詳細
に説明する。図1は、本発明の情報処理システムを用い
た検査業務フローの一実施例である。まず患者情報、検
査依頼項目などの情報をホストコンピュータより受け取
り受付登録を行う(ステップ1)。そしてその受付に従
い検査指示を自動分析装置に出力する(ステップ2
a)。用手法分析の場合には各検体の検査項目をワーク
シートを発行する(ステップ2b)。自動分析装置より
測定されて得られた測定結果を本システムが受け取りリ
アルタイムにデータチェックが行われる(ステップ3
a)。用手法分析の測定結果はマニュアルで入力されて
データチェックが行われる(ステップ3b)。データ確
認によって再検査が必要とされた測定項目については再
検ワークシートが発行される(ステップ4)。再検査や
他法による確認によって検査結果の修正がされる(ステ
ップ5)。最初の検査結果及び修正された検査結果の承
認を行う(ステップ6)。承認された検査結果は台帳に
登録される(ステップ7)。承認された検査結果が診療
サイドに報告される(ステップ8)。
【0009】本システムを操作するには、まず操作者が
ログオンID及びパスワードを入力しなければならな
い。図2の担当者マスタによって担当者ごとに操作レベ
ルを設定するようにされる。入力された操作者のログオ
ンIDによって、そのユーザレベルが決定される。この
ユーザレベルによって操作が実行できる権限が異なって
いる。全ての機能について実行権限のあるアドミニスト
レータ、検査データの承認を解除する権限以外について
は全ての権限があるマネージャ、検査業務メニュー、設
定メニューを扱うことができるパワーオペレータ、検査
業務メニューを扱うことのできるオペレータ、検査デー
タを見ることができるだけのゲストの5つのレベルにな
っている。
【0010】検査結果についてのデータ確認はシステム
によって自動的に行うように設定がされる。これは検査
結果の値の上下限チェックや前回値チェックなどを行う
ことによって、所定の設定範囲に入ればその検査結果に
ついては自動的に承認を付することができる。これで管
理者が全ての検査結果をデータ確認する必要がなくな
る。そして所定範囲外の検査については自動的に再検ワ
ークシートを発行したり、他の方法によって精密検査や
確認検査をしたり、患者情報や診断結果などからデータ
確認を行う。そして、検査結果が当初の結果より修正す
るべきならば修正をして承認する。その際、承認のマー
クを自動的にシステムにて承認した検査結果とマネージ
ャが承認した検査結果とアドミニスターが承認した検査
結果とを異なるマークに設定することで誰が承認をした
のかが一目でわかるようにされている。
【0011】このようにして承認された検査結果は台帳
に登録され、報告書が発行される。各検体がこの一連の
検査、再検、承認、報告がどのような状況になっている
のかが、図3のように検体状況概要によって、確認する
ことができる。
【0012】検査結果が再検査や他法等により修正され
たならば、その修正履歴が記録される。それで、図4の
修正された検査結果の修正履歴によって、いつ、誰が、
どの検査項目の検査結果を修正したか、修正前後の検査
結果の値がわかるようになる。
【0013】承認された検査結果であっても、何らかの
原因により異常があることが判明した場合には、その検
査結果の承認取消を行わなくてはならない。この検査結
果の承認を取消すことができるのは、アドミニストレー
タだけである。
【0014】又、臨床検査室によっては、同じ分析装置
を複数の操作者が交代で使用することがあり、その場合
は必要に応じて各操作者がそれぞれの精度管理を行うこ
とができる。精度管理ファイルも操作しているオペレー
タのIDごとに別のファイルを持たせ、それぞれが独自
に精度管理を行なえるようにされている。
【0015】
【発明の効果】本発明の臨床検査情報システムでは、各
検査結果が誰により承認がなされているのか、誰により
どのような検査結果が修正されたなどの履歴が全て管理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の情報処理システムを用いた検
査業務フロー
【図2】本発明の実施例の情報処理システムの担当者マ
スタの画面
【図3】本発明の実施例の情報処理システムの検体状況
概要の画面
【図4】本発明の実施例の情報処理システムの操作ログ
の画面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臨床検査結果を記憶して管理する情報シス
    テムにおいて、臨床検査結果を記憶する機能と、前記臨
    床検査結果を承認及び/または修正する権限を操作者ご
    とに設定する機能と、操作者のIDによって前記権限を
    識別する機能と、前記臨床検査結果が承認されたことを
    記憶する機能と、前記臨床検査結果が修正されたことを
    記憶する機能と、前記臨床検査結果の承認及び/または
    修正の履歴を出力する機能を備えたことを特徴とする臨
    床検査情報処理システム。
  2. 【請求項2】臨床検査結果を管理する情報システムのコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、臨床検査
    結果を記憶する段階と、前記臨床検査結果を承認及び修
    正する権限を操作者ごとに設定する段階と、操作者のI
    Dによって前記権限を識別する段階と、前記臨床検査結
    果が承認されたことを記憶する段階と、前記臨床検査結
    果が修正されたことを記憶する段階と、前記臨床検査結
    果の承認及び/または修正の履歴を出力する段階とを実
    行するためのプログラムを記録した、コンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体。
JP24663699A 1999-08-31 1999-08-31 臨床検査情報処理システム Expired - Lifetime JP4471420B2 (ja)

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