JP2001075994A - 情報表示装置及び情報表示処理プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

情報表示装置及び情報表示処理プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001075994A
JP2001075994A JP25311799A JP25311799A JP2001075994A JP 2001075994 A JP2001075994 A JP 2001075994A JP 25311799 A JP25311799 A JP 25311799A JP 25311799 A JP25311799 A JP 25311799A JP 2001075994 A JP2001075994 A JP 2001075994A
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Shigeto Suzuki
茂人 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住所録データやスケジュールデータ等の個人情
報を登録,検索,表示するための情報表示装置で、個々
の登録レコード毎に必要なデータ項目が異なる場合で
も、当該必要な項目のデータを一覧表示によって素速く
把握すること。 【解決手段】住所録メモリに記憶される1件ずつのデー
タ毎に、最先の連絡先の項目を示す連絡先項目番号nを
設定し、住所録の一覧表示を行う際には、前記住所録メ
モリに記憶された各件毎の「名前」と、前記各件毎に設
定された連絡先項目番号nが示す“1”携帯電話番号、
“2”電話番号、“3”E−Mailアドレス、“4”
Fax番号、“5”住所の何れかの項目とを一組とし
て、表示可能な範囲内で複数人数分のデータとして検索
し一覧表示させるので、前記住所録メモリに登録された
各件毎にそれぞれその最先の連絡先の種類が異なって
も、それぞれ対応する最先の連絡先の項目を検索して一
覧表示を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住所録デー
タやスケジュールデータ等の個人情報を登録,検索,表
示するための情報表示装置及び情報表示処理プログラム
を記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子手帳やパーソナルコンピュ
ータに搭載されたPIM(personal information manage
r)機能では、住所録やスケジュール等のデータを個人デ
ータとして登録,検索,表示する等して管理することが
できる。
【0003】例えば住所録データとしては、管理対象と
なる一人一人のレコードとして、名前,住所,電話番
号,備考等が入力されて登録される。
【0004】そして、所望の一人の「詳細表示」を行っ
た場合には、その一人について登録された名前,住所,
電話番号,備考等、1レコード中の全ての項目のデータ
が検索されて表示され、一方、住所録の「一覧表示」を
行った場合には、登録された各人それぞれのレコード中
の名前と電話番号等、予め特定された項目についてのみ
表示可能な範囲内で複数人数分のデータが検索されて一
覧表示される。
【0005】このように、「一覧表示」によって名前と
電話番号等、比較的必要性の高い特定項目のデータのみ
を複数人数分一覧表示させることで、「詳細表示」によ
って一人ずつのデータ検索表示を繰り返し行わなくと
も、知りたい情報(この場合には連絡先)を素速く把握
できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
住所録データとして登録される連絡先となる項目として
は、通常の「電話番号」だけでなく、「携帯電話番号」
や「E−mailアドレス」「FAX番号」も加えられ
るので、それぞれ人によって最先の連絡先が異なるよう
になっており、前記名前と電話番号等、各レコード中の
特定の項目についてのみの一覧表示機能では、人により
その最先の連絡先を把握できなくなる問題がある。
【0007】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、個々の登録レコード毎に必要なデータ項目が
異なる場合でも、当該必要な項目のデータを一覧表示に
よって素速く把握することが可能になる情報表示装置及
び情報表示処理プログラムを記憶した記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係る情報表示装置は、レコード毎に複数の項目に
区分したデータを記憶する情報記憶手段と、レコード毎
に表示すべき項目を設定する表示項目設定手段と、前記
情報記憶手段に記憶されるデータをそのレコード毎に、
前記表示項目設定手段により設定された表示すべき項目
のデータを読み出して一覧表示する表示手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0009】このような情報表示装置では、例えば住所
録データの1レコード毎に携帯電話番号やFax番号等
の複数の項目に区分したデータを記憶する情報記憶手段
を有し、表示項目設定手段により前記レコード毎に表示
すべき項目を、例えばあるレコードでは携帯電話番号と
し、またあるレコードではFax番号として設定する
と、前記情報記憶手段に記憶されている住所録のデータ
は、そのレコード毎に、前記表示項目設定手段により設
定された表示すべき項目のデータが読み出されて一覧表
示されるので、この場合には各住所録毎に最先の連絡先
を表示した一覧表示が行えることになる。
【0010】また、本発明の請求項4に係る情報表示装
置は、レコード毎に複数の項目に区分したデータを記憶
する情報記憶手段と、レコード毎に表示すべき複数の項
目の優先順位を設定する優先表示項目設定手段と、前記
情報記憶手段に記憶されるデータをそのレコード毎に、
前記優先表示項目設定手段により設定された表示すべき
複数の項目の優先順位に従って各項目のデータを読み出
して一覧表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】このような情報表示装置では、例えばスケ
ジュールデータの1レコード毎に相手や場所,目的等の
複数の項目に区分したデータを記憶する情報記憶手段を
有し、優先表示項目設定手段により前記レコード毎に表
示すべき複数の項目の優先順位を、例えばあるレコード
では相手,場所,目的の順に設定し、またあるレコード
では場所,相手,目的の順に設定すると、前記情報記憶
手段に記憶されているスケジュールのデータは、そのレ
コード毎に、前記優先表示項目設定手段により設定され
た表示すべき複数の項目の優先順位に従って各項目のデ
ータが読み出されて一覧表示されるので、この場合には
各スケジュール毎にその内容を優先すべき順で表示した
一覧表示が行えることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0013】(第1実施形態)図1は本発明の情報表示
装置の実施形態に係る電子手帳装置10の電子回路の構
成を示すブロック図である。
【0014】この電子手帳装置10の電子回路は、コン
ピュータである制御部(CPU)11を備えている。
【0015】この制御部(CPU)11は、入力部12
から供給される種々の入力信号に応じて、ROM13に
予め記憶されているシステムプログラム(システムソフ
ト13a)を起動させ、あるいはメモリカード等の外部
記憶媒体14に記憶されている電子手帳制御用のプログ
ラムを記憶媒体読み取り部15により読み取らせて起動
させ、あるいは伝送制御部16により他のコンピュータ
端末装置から伝送受信された電子手帳制御用のプログラ
ムを起動させ、この起動されたプログラムに従って回路
各部の動作を制御するもので、この制御部(CPU)1
1には、前記入力部12,ROM13,記憶媒体読み取
り部15,伝送制御部16が接続される他に、RAM1
7,液晶表示部18が接続される。
【0016】前記入力部12には、電源スイッチや前記
液晶表示部18の表示画面に重ねて設けられたタブレッ
トが備えられ、動作モード(住所録モード、スケジュー
ルモード、メモモード、計算モード等)の選択設定操作
や文字,数字,記号等の入力操作、データの指定,選択
操作、選択機能の実行操作等、電源のON/OFF以外
の全ての操作が、液晶表示部18に表示された画面デー
タに従ったこの入力部12におけるタブレット上でのペ
ンタッチ操作により行われる。
【0017】前記ROM13には、この電子手帳装置1
0の全体の動作を司るシステムプログラム(システムソ
フト13a)が予め記憶されると共に、PIM(persona
l information manager)によるデータ管理プログラムと
しての住所録制御プログラム(住所録ソフト13b)、
スケジュール制御プログラム(スケジュールソフト13
c)、メモ制御プログラム(メモソフト13d)、そし
て計算制御プログラム等、搭載された動作モードのそれ
ぞれの動作を司る種々の制御プログラムが予め記憶され
る。
【0018】前記住所録制御プログラム(住所録ソフト
13b)に応じて登録管理される住所録データとして
は、その一人一人のレコード毎に、名前,住所,電話番
号,Fax番号,携帯電話番号,E−Mailアドレ
ス,備考等の複数項目のデータからなるもので、このう
ち名前と備考の項目を除いた住所,電話番号,Fax番
号,携帯電話番号,E−Mailアドレスの5つの項目
のデータは、連絡先として設定され、この連絡先の項目
を示す番号を対応付けした連絡先項目番号テーブル13
b′が、前記住所録制御プログラム(住所録ソフト13
b)と共にROM13内に予め記憶される。
【0019】図2は前記電子手帳装置10のROM13
に予め記憶される連絡先項目番号テーブル13b′を示
す図である。
【0020】この連絡先項目番号テーブル13b′で
は、一般的に連絡が付きやすい項目の順に、“1”携帯
電話番号、“2”電話番号、“3”E−Mailアドレ
ス、“4”Fax番号、“5”住所、としてそれぞれの
連絡先項目番号nが設定される。
【0021】また、前記RAM17に確保される前記P
IM関連のデータメモリとしては、住所録データメモリ
17a、スケジュールデータメモリ17b、メモデータ
メモリ17c、ワークエリア17d等が備えられる。
【0022】前記住所録データメモリ17aには、一人
一人のレコード毎に、名前,住所,電話番号,Fax番
号,携帯電話番号,E−Mailアドレス,備考等の複
数の項目のデータが入力記憶されて登録されると共に、
該レコード毎に、その人の最優先の連絡先を項目番号で
示す連絡先項目番号nのデータが記憶される。
【0023】図3は前記電子手帳装置10のRAM17
内の住所録データメモリ17aに登録される住所録デー
タの1件分(1レコード)のデータ構造を示す図であ
る。
【0024】住所録データは、1件毎にFile To
pと呼ばれる区切り記号FTで区切られ、その1件のデ
ータは、「名前」「住所」「電話番号」「Fax番号」
「携帯電話番号」「E−Mailアドレス」「備考」等
の複数の項目からなり、各項目はItem Topと呼
ばれる項目区切り記号ITで区切られる。
【0025】そして、1件毎の最優先の連絡先を示すた
めの連絡先項目番号nを設定する連絡先項目番号エリア
19も、前記項目区切り記号ITで区切られて確保され
る。
【0026】この1件毎の最優先の連絡先は、当該1件
のずつの住所録データを登録する際にユーザにより定め
られ、前記連絡先項目番号nが入力されることで設定さ
れる。
【0027】前記スケジュールデータメモリ17bに
は、そのスケジュールデータの1件毎に、日付,時刻,
スケジュール内容等の項目からなるデータが入力記憶さ
れて登録される。
【0028】前記メモデータメモリ17cには、ユーザ
により任意に入力された種々のメモデータが記憶されて
登録される。
【0029】ワークエリア17dには、前記入力部12
や記憶媒体読み取り部15あるいは伝送制御部16によ
るデータ入力処理,データ出力処理、前記住所録デー
タ,スケジュールデータ,メモデータ等を対象とするデ
ータ検索処理や液晶表示部18に対する各種データの表
示処理等に伴い、制御部(CPU)11に入出力される
種々のデータが必要に応じて記憶保持される。
【0030】次に、前記構成による電子手帳装置の動作
について説明する。
【0031】図4は前記電子手帳装置における住所録デ
ータの一覧表示処理を示すフローチャートである。
【0032】図5は前記電子手帳装置における住所録デ
ータの一覧表示処理に伴う住所録一覧表示状態(その
1)を示す図である。
【0033】制御部(CPU)11の動作モードが住所
録モードに設定され、ROM13に記憶されている住所
録制御プログラム(住所録ソフト13b)に従って、図
4における住所録一覧表示処理が起動されると、RAM
17内の住所録データメモリ17aに記憶されている住
所録データがサーチされる(ステップS1)。
【0034】そして、1件目の住所録データが検索され
ると、その検索されたレコード(図3参照)における
「名前」の項目に対応して記憶されている名前のデータ
が読み出されて、図5に示すように、例えば「佐藤太
郎」と液晶表示部18に表示されると共に(ステップS
2→S3)、同レコードの連絡先項目番号エリア19に
設定されている連絡先項目番号nが読み出される(ステ
ップS4)。
【0035】すると、ROM13に記憶されている連絡
先項目番号テーブル13b′(図2参照)に従って、前
記連絡先項目番号n(例えばn=1)に対応する項目で
ある携帯電話番号のデータが読み出され、図5に示すよ
うに、前記1件目の名前「佐藤太郎」と対応付けて前記
携帯電話番号「090−1234−5678」が連絡先
として表示される(ステップS5)。この際、前記ステ
ップS4において読み出された連絡先項目番号n(=
1)に対応する項目名「携帯」も、当該1件目の連絡先
項目表示エリアx1に表示される。
【0036】すると、前記名前と連絡先項目番号nが示
す連絡先データからなる各件毎の住所録の一覧表示が、
液晶表示部18の表示画面上で表示可能な最大件数にな
ったか否か判断されるもので、ここで表示可能な最大件
数には達してないと判断されると、再び前記ステップS
1からの処理に戻り、2件目の住所録データについてサ
ーチされ、前記図5に示すように、この検索された2件
目の住所録データにおける「名前」の項目に記憶された
名前「佐藤花子」の読み出し表示処理(ステップS2→
S3)、及び連絡先項目番号エリア19に設定された連
絡先項目番号n(=2)に対応する電話番号「03−1
111−2222」の読み出し表示処理とその連絡先項
目名「電話」の表示エリアx2での表示が行われる(ス
テップS4,S5)。
【0037】そして、前記名前と連絡先項目番号nが示
す連絡先データからなる各件毎の住所録の一覧表示が、
液晶表示部18の表示画面上で表示可能な最大件数にな
ったか否かのステップS6での判断に従って、再び前記
ステップS1〜S5の処理が繰り返されることで、さら
に前記図5に示すように、3件目の名前「鈴木二郎」と
その連絡先項目番号n(=4)が示す連絡先項目「Fa
x」のデータ「03−3333−4567」、4件目の
名前「鈴木三郎」とその連絡先項目番号n(=3)が示
す連絡先項目「E−Mailアドレス」のデータ「su
zuki@abcdefg.co.jp」と、順次名前
と連絡先項目のデータからなる各件毎の住所録一覧表示
処理が繰り返されるもので、この後、例えば7件目の名
前「山本六浪」とその連絡先項目番号n(=2)に対応
する電話番号「06−5555−4321」からなる住
所録データの検索表示が行われた際に、液晶表示部18
の表示画面上で表示可能な最大件数になったと判断され
ると、前記一連の住所録一覧表示処理は終了される(ス
テップS6→End)。
【0038】なお、前記液晶表示部18に表示された住
所録一覧表示画面の画面上端及び画面下端に対応して設
けた図示しないスクロールボタンを操作することで、当
該住所録一覧表示のスクロール処理による各件毎のデー
タの更新表示処理あるいは戻り表示処理が行われる。
【0039】したがって、前記構成の第1実施形態にお
ける電子手帳装置10の住所録機能によれば、住所録デ
ータメモリ17aに記憶される1件ずつの住所録データ
毎に、最優先の連絡先の項目を示す連絡先項目番号n
(=1〜5)を設定し、住所録の一覧表示を行う際に
は、前記住所録データメモリ17aに記憶された各件毎
の「名前」のデータと、前記各件毎に設定された連絡先
項目番号nが示す、“1”携帯電話番号、“2”電話番
号、“3”E−Mailアドレス、“4”Fax番号、
“5”住所の何れかの項目の連絡先データとを一組とし
て、表示可能な範囲内で複数人数分のデータとして検索
し一覧表示させるので、前記住所録データメモリ17a
に登録された各件毎にそれぞれその最優先の連絡先の種
類が異なっても、それぞれ対応する最先の連絡先の項目
データを検索して、住所録データの一覧表示を行うこと
ができる。
【0040】なお、前記図5における住所録データの一
覧表示画面では、各件毎にその最先の連絡先の項目名を
表示する連絡先項目表示エリアx1,x2,…を設けて
いるが、次の図6に示すように、カーソルkにより任意
に選択した住所録一覧の名前に対応するところの連絡先
の項目名のみを切り替え表示する連絡先項目表示エリア
xを設けてもよい。
【0041】図6は前記電子手帳装置における住所録デ
ータの一覧表示処理に伴う住所録一覧表示状態(その
2)を示す図である。
【0042】図7は前記電子手帳装置における住所録デ
ータの詳細表示状態を示す図である。
【0043】すなわち、例えば前記図5で示したような
住所録データの一覧表示画面、あるいは前記図6で示し
たような住所録データの一覧表示画面において、カーソ
ルkにより所望の名前の住所録を指示すると、住所録デ
ータメモリ17aにおいて該当する1件のレコードにお
ける全ての項目のデータが読み出され、図7に示すよう
に、液晶表示部18に詳細表示される。
【0044】この住所録データの詳細表示画面では、該
当する件のレコードの連絡先項目番号エリア19に設定
された連絡先項目番号nに対応する項目の欄に、例えば
星印による連絡先項目表示アイコンiを表示させて、最
優先の連絡先を示す構成とする。
【0045】さらに、前記図5、図6における住所録デ
ータの一覧表示画面では、名前とその連絡先項目の内容
を1行に表示するようにして表示行数分だけの名前とそ
の連絡先データを一覧表示するようにしたが、小型の表
示装置(例えば2行表示)の情報表示装置においては、
図14(A)〜図14(D)に示すように、上段に名前
と連絡先の項目名、下段に連絡先の内容を表示するよう
にして、ユーザ操作により又は自動的に他の名前と連絡
先の内容に切り換えて表示するようにしてもよい。
【0046】図14は前記電子手帳装置における住所録
データの一覧表示処理に伴う住所録一覧表示状態(その
3)を示す図である。
【0047】なお、前記第1実施形態では、住所録デー
タメモリ17aに記憶される住所録データの各件毎のレ
コード(図3参照)それぞれの連絡先項目番号エリア1
9に設定される最先の連絡先の項目を示す連絡先項目番
号nは、ユーザがその個々の住所録データの入力と共に
入力して設定する構成としたが、次の第2実施形態にお
いて説明するように、1件毎の住所録データの入力後の
登録処理に伴い、そのレコードの連絡先項目番号エリア
19に設定すべき最先の連絡先の項目を示す連絡先項目
番号nを、前記ROM13内の連絡先項目番号テーブル
13b′にて予め設定された連絡先項目の優先順位に従
って自動的に選択設定する構成としてもよい。
【0048】(第2実施形態)図8は本発明の第2実施
形態に係る電子手帳装置の住所録モードにおける連絡先
項目自動設定処理を示すフローチャートである。
【0049】この連絡先項目自動設定処理は、名前,住
所,電話番号,Fax番号,携帯電話番号,E−mai
lアドレス,備考等の項目からなる住所録データの1件
毎の入力後の住所録データメモリ17aに対する登録に
伴い実行され、該当するレコードの連絡先項目番号エリ
ア19に対して最優先の連絡先に対応する連絡先項目番
号nを自動的に設定するものである。
【0050】前記名前,住所,電話番号,Fax番号,
携帯電話番号,E−mailアドレス,備考等の項目か
らなる1件の住所録データを入力し、登録の操作を行う
と、図8における連絡先項目自動設定処理が起動され、
ROM13内の連絡先項目番号テーブル13b′(図2
参照)にて設定されている連絡先となる各項目の優先順
位(“1”携帯電話番号、“2”電話番号、“3”E−
Mailアドレス、“4”Fax番号、“5”住所)に
従って、まず、連絡先項目番号エリア19に対する最先
の連絡先項目番号nとして“1”が設定され、当該連絡
先項目番号n(=1)で示される携帯電話番号が入力さ
れているか否か判断される(ステップA1,A2)。
【0051】ここで、今回の住所録データの登録対象と
して前記携帯電話番号が入力されてないと判断された場
合には、前記連絡先項目番号エリア19に対する第2優
先の連絡先項目番号nとして“2”が設定され、当該連
絡先項目番号n(=2)で示される電話番号が入力され
ているか否か判断される(ステップA2→A3,A
4)。
【0052】またここで、今回の住所録データの登録対
象として前記電話番号が入力されてないと判断された場
合には、前記連絡先項目番号エリア19に対する第3優
先の連絡先項目番号nとして“3”が設定され、当該連
絡先項目番号n(=3)で示されるE−Mailアドレ
スが入力されているか否か判断される(ステップA4→
A5,A6)。
【0053】さらに、今回の住所録データの登録対象と
して前記E−Mailアドレスが入力されてないと判断
された場合には、前記連絡先項目番号エリア19に対す
る第4優先の連絡先項目番号nとして“4”が設定さ
れ、当該連絡先項目番号n(=4)で示されるFax番
号が入力されているか否か判断される(ステップA6→
A7,A8)。
【0054】さらにまた、今回の住所録データの登録対
象として前記Fax番号が入力されてないと判断された
場合には、前記連絡先項目番号エリア19に対する第5
優先の連絡先項目番号nとして“5”が設定され、当該
連絡先項目番号n(=5)で示される住所が入力されて
いるか否か判断される(ステップA8→A9,A1
0)。
【0055】そして、この連絡先項目番号n(=5)で
示される住所のデータも入力されてないと判断された場
合には、前記連絡先項目番号エリア19に対する連絡先
項目番号nの設定はクリアされる(ステップA10→A
11)。
【0056】すなわち、前記ステップA1〜A10の処
理では、住所録データとして実際に入力された連絡先と
なる各項目のデータの中で、前記連絡先項目番号テーブ
ル13b′に従った最も優先順位の高い項目のデータが
判断され、その項目を示す連絡先項目番号nが該当する
住所録データレコード内の連絡先項目番号エリア19に
設定されるもので、例えば連絡先項目番号“1”で示さ
れる携帯電話番号が入力されている場合には、当該携帯
電話番号を最先の連絡先として示す連絡先項目番号
“1”が当該住所録レコードにおける連絡先項目番号エ
リア19に設定される(ステップA1,A2)。
【0057】すると、例えば前記図7で示したように、
住所録データとして入力された各項目のデータが液晶表
示部18に詳細表示されると共に、前記連絡先項目番号
エリア19に設定された連絡先項目番号“1”に従っ
て、その携帯電話の項目の欄に最先の連絡先であること
を示す連絡先項目表示アイコンiが表示される(ステッ
プA12,A13)。
【0058】ここで、前記入力登録された住所録データ
の詳細表示画面において、前記連絡先項目表示アイコン
iで示される最先の連絡先の項目を他の項目に変更した
い場合には、この詳細表示画面と共に表示される図示し
ない「変更」ボタンを操作することで連絡先項目のマニ
ュアル設定モードに切り替えられる(ステップA14→
A15)。
【0059】そして、最先の連絡先とすべき他の項目の
欄を指定することで、当該指定された連絡先の項目を示
す連絡先項目番号nが前記連絡先項目番号エリア19に
対し上書きされて変更設定され、該当する項目の欄に前
記連絡先項目表示アイコンiが移動されて表示される
(ステップA15→A13)。
【0060】したがって、前記構成の第2実施形態にお
ける電子手帳装置10の住所録機能によれば、名前,住
所,電話番号,Fax番号,携帯電話番号,E−mai
lアドレス,備考等の項目からなる1件の住所録データ
を入力して登録の操作を行うと、この入力された各目の
データの中で、ROM13に記憶されている連絡先項目
番号テーブル13b′にて設定された連絡先となる項目
の優先順位に従って、その最優先の連絡先となる項目の
データが判断され、当該最先の連絡先項目を示す連絡先
項目番号nがこの住所録データを登録するレコード内の
連絡先項目番号エリア19に対して設定されるので、1
件毎の住所録データの登録に際して、その都度最先の連
絡先とすべき項目を示す連絡先項目番号nをユーザによ
り入力設定しなくても、予め設定された連絡先となる項
目の優先順位に従って自動的に設定できるようになる。
【0061】これにより、前記第1実施形態の電子手帳
装置と同様に、例えば図5あるいは図6で示したよう
に、各件毎に最優先となる連絡先の項目のデータを名前
と共に読み出し表示した住所録データの一覧表示を行う
ことができる。
【0062】なお、前記第1及び第2実施形態では、住
所録データメモリ17a内の各件毎の住所録レコードに
は、それぞれ1件毎にその連絡先項目番号エリア19に
対し当該住所録データの入力あるいは登録に伴い最優先
となる連絡先の項目を示す項目番号nをユーザ入力ある
いは自動選択により設定し、当該住所録データの一覧表
示や詳細表示に際して、この連絡先項目番号エリア19
に設定された連絡先項目番号nに従ってその最先の連絡
先の項目のデータを読み出し表示あるいは連絡先項目表
示アイコンiで示す構成としたが、次の第3実施形態に
おいて説明するように、前記住所録レコード内の連絡先
項目番号エリア19には連絡先項目番号nを設定せず
に、当該住所録データの一覧表示に際して、1件毎に登
録されている各項目のデータの有無から、前記連絡先項
目番号テーブル13b′にて設定されている連絡先とな
る項目の優先順位に従って最先の連絡先となる項目を判
断し、名前と共に読み出して表示する構成としてもよ
い。
【0063】(第3実施形態)図9は本発明の第3実施
形態に係る電子手帳装置における住所録データの一覧表
示処理を示すフローチャートである。
【0064】図10は前記第3実施形態の電子手帳装置
における住所録データの一覧表示処理に伴う住所録一覧
表示状態を示す図である。
【0065】この第3実施形態の電子手帳装置における
住所録モードでの住所録データの登録時点では、各件毎
の住所録レコードの連絡先項目番号エリア19に対し最
先の連絡先となる項目を示す連絡先項目番号nを設定し
ない。
【0066】ROM13に記憶されている住所録制御プ
ログラム(住所録ソフト13b)に従って、図9におけ
る住所録一覧表示処理が起動されると、RAM17内の
住所録データメモリ17aに記憶されている住所録デー
タがサーチされる(ステップB1)。
【0067】そして、1件目の住所録データが検索され
ると、その検索されたレコード(図3参照)における
「名前」の項目に対応して記憶されている名前のデータ
が読み出されて、図10に示すように、例えば「佐藤太
郎」と液晶表示部18に表示される(ステップB2→B
3)。
【0068】すると、RAM17内のワークエリア17
dにおいて設けられた連絡先項目番号nのカウントデー
タが“1”にセットされ(ステップB4)、当該連絡先
項目番号“1”により示される携帯電話番号の項目に対
して該携帯電話番号のデータが入力されていると判断さ
れた場合には、当該携帯電話番号「090−1234−
5678」が読み出され、図10に示すように、その連
絡先項目名「携帯」と共に第1連絡先として表示される
(ステップB5→B6)。
【0069】するとまた、前記連絡先項目番号nのカウ
ントデータが“2”にカウントアップされ(ステップB
7)、当該カウントデータnが“5”を越えてないと判
断された場合には、その連絡先項目番号“2”により示
される電話番号の項目に対して該電話番号のデータが入
力されているか否か判断される(ステップB8→B
9)。
【0070】そして、前記連絡先項目番号“2”で示さ
れる電話番号の項目のデータが入力されていると判断さ
れた場合には、図10に示すように、当該電話番号「0
3−1212−2323」が読み出され、その項目名
「電話」と共に第2連絡先として表示される(ステップ
B9→B10)。
【0071】一方、前記ステップB5において、連絡先
項目番号のカウントデータnにより示される連絡先の項
目のデータが、当該検索中である1件の住所録レコード
内に入力されてないと判断された場合には、前記連絡先
項目番号のカウントデータnが“5”になるまで順次カ
ウントアップされて各対応する連絡先項目のデータの有
無が判断され(ステップB5→B11,B12→B
5)、そのカウントアップされた連絡先項目番号nに対
応する連絡先項目のデータが入力されていると判断され
た段階で、当該項目のデータがその項目名と共に第1連
絡先として表示される(ステップB5→B6)。
【0072】また、前記第1連絡先の項目データが表示
された後のステップB9においても、連絡先項目番号の
カウントデータnにより示される連絡先の項目のデータ
が、当該検索中である1件の住所録レコード内に入力さ
れてないと判断された場合には、前記連絡先項目番号の
カウントデータnが“5”になるまで順次カウントアッ
プされて各対応する連絡先項目のデータの有無が判断さ
れ(ステップB9→B7,B8→B9)、そのカウント
アップされた連絡先項目番号nに対応する連絡先項目の
データが入力されていると判断された段階で、当該項目
のデータがその項目名と共に第2連絡先として表示され
る(ステップB9→B10)。
【0073】すなわち、表示すべき1件の住所録レコー
ドが検索された際に、ROM13内の連絡先項目番号テ
ーブル13b′にて設定されている連絡先となる項目の
優先順位に従って、入力済みである最初の項目のデータ
が判断されて第1連絡先として表示され、続いて入力済
みである次の項目のデータが判断されて第2連絡先とし
て、それぞれ前記ステップB3にて表示された名前と共
に表示される。
【0074】そして、前記住所録データの各件毎の名前
と第1及び第2連絡先による一覧表示が、液晶表示部1
8にて表示可能な最大件数になったか否か判断され(ス
テップB13)、最大件数にはなっていないと判断され
た場合には、前記ステップB1からの処理に戻り、次の
1件の住所録レコードが検索されて、その名前、及び第
1連絡先,第2連絡先の読み出し表示が繰り返される
(ステップB1〜B12)。
【0075】これにより、図10に示すように、住所録
データメモリ17aに記憶される各件毎の住所録レコー
ドのそれぞれにおける各項目データの入力状況の違いに
応じて、所定の連絡先優先順位に従った1件ずつ異なる
第1連絡先と第2連絡先との各項目データが読み出され
て一覧表示されるようになり、当該住所録データの登録
時点において各件毎に最先の連絡先項目を連絡先項目番
号エリア19に設定しておかなくても、前記住所録の一
覧表示処理に際して各件毎の第1連絡先と第2連絡先と
なる項目データを自動で判別して一覧表示できるように
なる。
【0076】したがって、前記構成の第3実施形態にお
ける電子手帳装置10の住所録機能によれば、住所録デ
ータメモリ17aに記憶された住所録データにおける各
件毎の住所録の一覧表示を行う際に、順次検索される1
件毎の住所録レコードにおいて、連絡先項目番号テーブ
ル13b′にて設定されている連絡先となる項目の優先
順位に従って、各項目のデータの有無が判断され、最初
に検索された項目のデータを第1連絡先として、また、
次に検索された項目のデータを第2連絡先としてそれぞ
れのレコードの名前のデータに対応付けて表示するよう
にしたので、1件毎の住所録データの登録に際して、そ
の都度最先の連絡先とすべき項目を示す連絡先項目番号
nをユーザにより入力設定しなくても、一覧表示の段階
において、予め設定された連絡先となる項目の優先順位
に従って、各件毎に第1及び第2の連絡先となる各項目
のデータを読み出して表示できるようになる。
【0077】これにより、前記第1実施形態や第2実施
形態の電子手帳装置と同様に、例えば図10で示したよ
うに、各件毎に最先となる第1連絡先と第2連絡先の各
項目のデータを名前と共に読み出し表示した住所録デー
タの一覧表示を行うことができる。
【0078】なお、前記第1〜第3実施形態における電
子手帳装置では、住所録データを対象に、その一覧表示
を行う際には、各件毎の住所録レコードに登録された名
前とそれぞれ最先の連絡先となる項目のデータとが読み
出されて表示される構成としたが、次の第4実施形態に
おいて説明するように、スケジュールデータを対象に、
その1件1件のスケジュールレコードに登録される複数
の項目の中の優先的な表示項目を設定し、当該スケジュ
ールデータの一覧表示に際し、各スケジュール毎に表示
する相手,場所,目的等の各項目の配列順位を適切に異
ならせる構成としてもよい。
【0079】(第4実施形態)この第4実施形態におけ
る電子手帳装置10のRAM17内のスケジュールデー
タメモリ17bに記憶される1件1件のスケジュールレ
コードとしては、日付,時刻,相手,場所,目的,備考
等の複数の項目のデータが入力記憶されて登録されると
共に、該レコード毎に、その複数の項目の中で優先的に
表示すべき項目を示す優先表示項目番号が記憶される。
【0080】図11は前記電子手帳装置10のRAM1
7内のスケジュールデータメモリ17bに登録されるス
ケジュールデータの1件分(1レコード)のデータ構造
を示す図である。
【0081】スケジュールデータは、1件毎にFile
Topと呼ばれる区切り記号FTで区切られ、その1
件のデータは、「日付」「時刻(開始時刻:終了時刻:
アラーム時刻)」「相手」「場所」「目的」「備考」等
の複数の項目からなり、各項目はItem Topと呼
ばれる項目区切り記号ITで区切られる。
【0082】そして、スケジュール表示の際の1件毎の
各項目の表示優先順位を示すための優先表示項目番号を
設定する優先表示項目番号エリア20も、前記項目区切
り記号ITで区切られて確保される。
【0083】この1件毎の優先表示項目は、当該1件の
ずつのスケジュールデータを登録する際にユーザにより
定められ、前記優先表示項目番号が入力されることで設
定される。本実施形態におけるスケジュールレコードで
は、“1”「相手」、“2”「場所」、“3”「目
的」、“4”「備考」として各項目を示す番号が定めら
れ、優先表示項目番号エリア20には、1番目から3番
目の優先表示項目を設定するための3つの番号エリアが
確保される。
【0084】図12は本発明の第4実施形態に係る電子
手帳装置におけるスケジュールデータの一覧表示処理を
示すフローチャートである。
【0085】図13は前記第4実施形態の電子手帳装置
におけるスケジュールデータの一覧表示処理に伴うスケ
ジュール一覧表示状態を示す図である。
【0086】制御部(CPU)11の動作モードがスケ
ジュールモードに設定され、ROM13に記憶されてい
るスケジュール制御プログラム(スケジュールソフト1
3c)に従って、図12におけるスケジュール一覧表示
処理が起動されると、RAM17内のスケジュールデー
タメモリ17bに記憶されているスケジュールデータが
サーチされる(ステップC1)。
【0087】そして、1件目のスケジュールデータが検
索されると、その検索されたレコード(図11参照)に
おける「日付」「時刻」の項目に対応してそれぞれ記憶
されているスケジュールの日付と時刻のデータが読み出
されて、図13に示すように、例えば「1999年6月
18日(金曜日)」「9:00〜…」と液晶表示部18
に表示されると共に(ステップC2→C3)、同レコー
ドの優先表示項目番号エリア20に設定されている1番
目の優先表示項目番号が読み出される(ステップC
4)。
【0088】すると、この読み出された1番目の優先表
示項目番号(例えば“2”)に対応する項目である「場
所」のデータが読み出され、図13に示すように、前記
1件目スケジュールの「日付」「時刻」のデータと対応
付けて、まず場所「販売戦略会議 会議室B」が表示さ
れる(ステップC5)。
【0089】ここで、前記優先表示項目番号エリア20
に設定されている1番目から3番目までの各優先表示項
目番号に対応する全ての項目のデータが表示されたか否
か判断される(ステップC6)。
【0090】この場合、前記1番目の優先表示項目番号
“2”に対応する「場所」の項目のデータのみ表示済み
であり、全優先表示項目についてのデータ表示は行われ
てないと判断され、前記ステップC4からの処理に戻
り、当該同一スケジュールレコードの優先表示項目番号
エリア20に設定されている2番目の優先表示項目番号
が読み出される(ステップC6→C4)。
【0091】すると、この読み出された2番目の優先表
示項目番号(例えば“3”)に対応する項目である「目
的」のデータが読み出され、図13に示すように、前記
1件目スケジュールの「日付」「時刻」に対応付けられ
た1番目の優先表示項目「場所」のデータに続けて、目
的「営業商品在庫データ提出」が表示される(ステップ
C5)。
【0092】ここで再び、前記優先表示項目番号エリア
20に設定されている1番目から3番目までの各優先表
示項目番号に対応する全ての項目のデータが表示された
か否か判断されるもので(ステップC6)、この場合、
前記2番目の優先表示項目までのデータのみが表示済み
であり、全優先表示項目についてのデータ表示は行われ
てないと判断されるので、再び前記ステップC4からの
処理に戻り、当該同一スケジュールレコードの優先表示
項目番号エリア20に設定されている3番目の優先表示
項目番号が読み出される(ステップC6→C4)。
【0093】すると、この読み出された3番目の優先表
示項目番号(例えば“1”)に対応する項目である「相
手」のデータが読み出され、図13に示すように、前記
1件目スケジュールの「日付」「時刻」に対応付けられ
た1番目の優先表示項目「場所」及び2番目の優先表示
項目「目的」のデータに続けて、相手「佐藤部長」が表
示される(ステップC5)。
【0094】ここで、前記優先表示項目番号エリア20
に設定されている1番目から3番目までの各優先表示項
目番号に対応する全ての項目のデータが順番に配列され
て表示済みであると判断されると、さらに、前記スケジ
ュールデータの各件毎の一覧表示が、液晶表示部18の
表示画面上で表示可能な最大件数になったか否か判断さ
れるもので(ステップC6→C7)、ここで表示可能な
最大件数には達してないと判断されると、再び前記ステ
ップC1からの処理に戻り、2件目のスケジュールデー
タについてサーチされ(ステップC7→C1)、前記図
13に示すように、この検索された2件目のスケジュー
ルデータにおける「日付」「時刻」の項目に記憶された
日付「1999年6月19日(土曜日)」、時刻「1
3:00〜」の読み出し表示処理(ステップC2→C
3)、及び優先表示項目番号エリア20に設定された1
番目〜3番目までの優先表示項目番号(例えば“3”
“2”“−”)に対応する目的「受付 結婚披露宴」、
場所「新東京ホテル」の読み出し表示処理が順番に行わ
れる(ステップC4〜C6)。
【0095】そして、前記「日付」「時刻」と優先表示
項目番号が示す各項目を順番にしたデータからなる各件
毎のスケジュールの一覧表示が、液晶表示部18の表示
画面上で表示可能な最大件数になったか否かのステップ
C7での判断に従って、再び前記ステップC1〜C6の
処理が繰り返されることで、さらに前記図13に示すよ
うに、3件目のスケジュールの一覧表示処理が前記1件
目と2件目同様に繰り返される。
【0096】この3件目のスケジュールレコードにおけ
る優先表示項目番号エリア20では、その優先表示項目
番号が“1”“2”“3”の順で設定されており、日付
「1999年6月20日(日曜日)」、時刻「10:0
0」の読み出し表示(ステップC3)の後、相手「鈴木
君」、場所「新宿駅南口」、目的「待ち合わせ」の各優
先表示項目のデータがその設定された順番で読み出し表
示される(ステップC4〜C6)。
【0097】そして、前記各件毎のスケジュール表示が
液晶表示部18の表示画面上で表示可能な最大件数にな
ったと判断されると、前記一連のスケジュール一覧表示
処理は終了される(ステップC7→End)。
【0098】なお、前記液晶表示部18に表示されたス
ケジュール一覧表示画面の画面上端及び画面下端に対応
して設けた図示しないスクロールボタンを操作すること
で、当該スケジュール一覧表示のスクロール処理による
各件毎のデータの更新表示処理あるいは戻り表示処理が
行われる。
【0099】したがって、前記構成の第4実施形態にお
ける電子手帳装置10のスケジュール機能によれば、ス
ケジュールデータメモリ17bに記憶される1件ずつの
スケジュールデータ毎に、優先して表示すべき項目を示
す優先表示項目番号(=1〜4)をその表示順に設定
し、スケジュールの一覧表示を行う際には、前記スケジ
ュールデータメモリ17bに記憶された各件毎の「日
付」「時刻」のデータと、前記各件毎に設定された優先
表示項目番号が示す、“1”相手、“2”場所、“3”
目的、“4”備考の各項目を1番目〜3番目まで優先順
位をつけて任意に組み合わせた各項目のデータとを一組
として、表示可能な範囲内で複数件数分のデータとして
検索し一覧表示させるので、前記スケジュールデータメ
モリ17bに登録された各件毎にそれぞれその優先して
知りたい項目の種類が異なっても、それぞれ対応する優
先の項目データを順番に検索して、スケジュールデータ
の一覧表示を行うことができる。
【0100】なお、この第4実施形態におけるスケジュ
ール機能の場合も、前記第3実施形態における住所録機
能の場合と同様に、各件毎のスケジュールレコードにお
ける優先表示項目番号エリア20に対し、優先表示すべ
き項目番号をデータ登録に伴い予め設定しておくことは
せずに、一覧表示の実行に伴う1件ずつのレコード検索
時において、各項目データの有無を順番に判断して優先
表示すべき項目のデータを決定表示する構成としてもよ
い。
【0101】なお、前記各実施形態において記載した手
法、すなわち、図4のフローチャートに示す第1実施形
態での住所録一覧表示処理、図8のフローチャートに示
す第2実施形態での連絡先項目自動設定処理、図9のフ
ローチャートに示す第3実施形態での住所録一覧表示処
理、図12のフローチャートに示す第4実施形態でのス
ケジュール一覧表示処理等の各手法は、コンピュータに
実行させることができるプログラムとして、メモリカー
ド(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク
(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記
憶媒体14に格納して配布することができる。そして、
コンピュータは、この外部記憶媒体14に記憶されたプ
ログラムを記憶媒体読み取り部15によって読み込み、
この読み込んだプログラムによって動作が制御されるこ
とにより、前記各実施形態において説明した住所録デー
タの表示機能やスケジュールデータの表示機能を実現
し、前述した手法による同様の処理を実行することがで
きる。
【0102】また、前記各手法を実現するためのプログ
ラムのデータは、プログラムコードの形態としてネット
ワーク上を伝送させることができ、このネットワークに
接続されたコンピュータ端末の伝送制御部16によって
前記のプログラムデータを取り込み、前述した各種の情
報処理機能を実現することもできる。
【0103】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明の請求項1
に係る情報表示装置によれば、例えば住所録データの1
レコード毎に携帯電話番号やFax番号等の複数の項目
に区分したデータを記憶する情報記憶手段を有し、表示
項目設定手段により前記レコード毎に表示すべき項目
を、例えばあるレコードでは携帯電話番号とし、またあ
るレコードではFax番号として設定すると、前記情報
記憶手段に記憶されている住所録のデータは、そのレコ
ード毎に、前記表示項目設定手段により設定された表示
すべき項目のデータが読み出されて一覧表示されるの
で、この場合には各住所録毎に最先の連絡先を表示した
一覧表示が行えるようになる。
【0104】また、本発明の請求項4に係る情報表示装
置によれば、例えばスケジュールデータの1レコード毎
に相手や場所,目的等の複数の項目に区分したデータを
記憶する情報記憶手段を有し、優先表示項目設定手段に
より前記レコード毎に表示すべき複数の項目の優先順位
を、例えばあるレコードでは相手,場所,目的の順に設
定し、またあるレコードでは場所,相手,目的の順に設
定すると、前記情報記憶手段に記憶されているスケジュ
ールのデータは、そのレコード毎に、前記優先表示項目
設定手段により設定された表示すべき複数の項目の優先
順位に従って各項目のデータが読み出されて一覧表示さ
れるので、この場合には各スケジュール毎にその内容を
優先すべき順で表示した一覧表示が行えるようになる。
【0105】よって、本発明によれば、個々の登録レコ
ード毎に必要なデータ項目が異なる場合でも、当該必要
な項目のデータを一覧表示によって素速く把握すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報表示装置の実施形態に係る電子手
帳装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子手帳装置のROMに予め記憶される連
絡先項目番号テーブルを示す図。
【図3】前記電子手帳装置のRAM内の住所録データメ
モリに登録される住所録データの1件分(1レコード)
のデータ構造を示す図。
【図4】前記電子手帳装置における住所録データの一覧
表示処理を示すフローチャート。
【図5】前記電子手帳装置における住所録データの一覧
表示処理に伴う住所録一覧表示状態(その1)を示す
図。
【図6】前記電子手帳装置における住所録データの一覧
表示処理に伴う住所録一覧表示状態(その2)を示す
図。
【図7】前記電子手帳装置における住所録データの詳細
表示状態を示す図。
【図8】本発明の第2実施形態に係る電子手帳装置の住
所録モードにおける連絡先項目自動設定処理を示すフロ
ーチャート。
【図9】本発明の第3実施形態に係る電子手帳装置にお
ける住所録データの一覧表示処理を示すフローチャー
ト。
【図10】前記第3実施形態の電子手帳装置における住
所録データの一覧表示処理に伴う住所録一覧表示状態を
示す図。
【図11】前記電子手帳装置のRAM内のスケジュール
データメモリに登録されるスケジュールデータの1件分
(1レコード)のデータ構造を示す図。
【図12】本発明の第4実施形態に係る電子手帳装置に
おけるスケジュールデータの一覧表示処理を示すフロー
チャート。
【図13】前記第4実施形態の電子手帳装置におけるス
ケジュールデータの一覧表示処理に伴うスケジュール一
覧表示状態を示す図。
【図14】本発明の第1実施形態に係る電子手帳装置に
おける住所録データの一覧表示処理に伴う住所録一覧表
示状態(その3)を示す図である。
【符号の説明】
10 …電子手帳装置 11 …制御部(CPU) 12 …入力部 13 …ROM 13a…システムプログラム(システムソフト) 13b…住所録制御プログラム(住所録ソフト) 13b′…連絡先項目番号テーブル 13c…スケジュール制御プログラム(スケジュールソ
フト) 13d…メモ制御プログラム(メモソフト) 14 …外部記憶媒体 15 …記憶媒体読み取り部 16 …伝送制御部 17 RAM 17a…住所録データメモリ 17b…スケジュールデータメモリ 17c…メモデータメモリ 17d…ワークエリア 18 …液晶表示部 19 …連絡先項目番号エリア 20 …優先表示項目番号エリア k …カーソル x …連絡先項目表示エリア i …連絡先項目表示アイコン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レコード毎に複数の項目に区分したデー
    タを記憶する情報記憶手段と、 レコード毎に表示すべき項目を設定する表示項目設定手
    段と、 前記情報記憶手段に記憶されるデータをそのレコード毎
    に、前記表示項目設定手段により設定された表示すべき
    項目のデータを読み出して一覧表示する表示手段と、を
    備えたことを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示項目設定手段は、 レコード毎に該レコードに含まれる複数の項目それぞれ
    のデータの有無を所定の項目順に判断する項目データ判
    断手段と、 この項目データ判断手段によりデータ有りと判断された
    最初の項目を表示すべき第1候補の項目に設定する第1
    設定手段と、を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載の情報表示装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記表示項目設定手段は、 前記項目データ判断手段によりデータ有りと判断された
    2番目の項目を表示すべき第2候補の項目に設定する第
    2設定手段を備え、 前記表示手段は、 前記情報記憶手段に記憶されるデータをそのレコード毎
    に、前記第1設定手段により設定された表示すべき第1
    候補の項目のデータ及び前記第2設定手段により設定さ
    れた表示すべき第2候補の項目のデータを読み出して一
    覧表示する表示手段である、ことを特徴とする請求項2
    に記載の情報表示装置。
  4. 【請求項4】 レコード毎に複数の項目に区分したデー
    タを記憶する情報記憶手段と、 レコード毎に表示すべき複数の項目の優先順位を設定す
    る優先表示項目設定手段と、 前記情報記憶手段に記憶されるデータをそのレコード毎
    に、前記優先表示項目設定手段により設定された表示す
    べき複数の項目の優先順位に従って各項目のデータを読
    み出して一覧表示する表示手段と、を備えたことを特徴
    とする情報表示装置。
  5. 【請求項5】 情報表示装置のコンピュータを制御する
    ための情報表示処理プログラムを記憶した記憶媒体であ
    って、 前記コンピュータを、 レコード毎に複数の項目に区分したデータをメモリに記
    憶する情報記憶手段、 レコード毎に表示すべき項目を設定する表示項目設定手
    段、 前記情報記憶手段によりメモリに記憶されたデータをそ
    のレコード毎に、前記表示項目設定手段により設定され
    た表示すべき項目のデータを読み出して一覧表示する表
    示手段、として機能させるためのコンピュータ読み込み
    可能な情報表示処理プログラムを記憶した記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2014097568A1 (ja) * 2012-12-19 2014-06-26 日本電気株式会社 サービス提供装置、サービス提供方法及び記憶媒体

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