JP2001075044A - 立体表示装置及び立体表示方法 - Google Patents

立体表示装置及び立体表示方法

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JP2001075044A
JP2001075044A JP25008199A JP25008199A JP2001075044A JP 2001075044 A JP2001075044 A JP 2001075044A JP 25008199 A JP25008199 A JP 25008199A JP 25008199 A JP25008199 A JP 25008199A JP 2001075044 A JP2001075044 A JP 2001075044A
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crystal shutter
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image
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JP25008199A
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Hitoshi Kuma
均 熊
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作温度などにより液晶シャッターの応答速
度が変化しても、切り換えタイミングを自動的に調整し
て立体画像の品質を常に良好に保つことができる立体表
示装置を提供する。 【解決手段】 右眼用の画像と左眼用の画像を交互に表
示する画像表示手段10と、この画像表示手段10の前
面に配置された液晶シャッター11と、この液晶シャッ
ター11を駆動する駆動手段13〜17と、液晶シャッ
ター11を通して画像表示手段10に表示される画像を
見ることにより立体的な画像を見ることができるように
する偏光眼鏡12とを有する立体表示装置において、液
晶シャッター11の応答速度の変化を検出する応答速度
変化検出手段21と、この応答速度変化検出手段21の
検出結果に基づいて液晶シャッター21の動作タイミン
グを調整する動作タイミング調整手段23とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、右眼用の画像と左
眼用の画像を交互に画面に表示し、この画面を液晶シャ
ッターを通して偏光眼鏡で見ることにより、立体的な画
像を見ることができるようにした立体表示装置及び立体
表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶パネルを光シャッターとして
応用し、電子線管(CRT)や液晶ディスプレイ(LC
D)、エレクトロルミネッセンス素子(EL)、プラズ
マディスプレイパネル(PDP)等で表示された表示画
像を光シャッターで時分割し、右眼、左眼のそれぞれに
右眼用画像、左眼用画像を切り換えて送ることにより左
右の眼で別々の画像を同時的に見るようにし、擬似的な
立体感を実現した立体表示装置が多数提案されている。
【0003】図10は本発明の従来例にかかる立体表示
装置のブロック図である。予め左眼用画像と右眼用画像
とが別々に作成された映像信号が、映像信号出力部13
から出力される。この映像信号は同期信号取出部14に
送られ、ここで左眼用画像信号と右眼用画像信号が取り
出される。これら左眼用画像信号と右眼用画像信号と
は、CRTなどの画像表示装置10に送られ、左眼用画
像と右眼用画像が交互に表示される。一般的なCRTで
は、60Hzで画像信号が送られ、1秒間に60枚の画
像が表示されるが、立体表示装置の画像表示装置10で
は、右眼用画像と左眼用画像がそれぞれ30枚づつ交互
に表示される。
【0004】画像表示装置10の前面には、光シャッタ
ーである液晶シャッター11が配置される。この液晶シ
ャッター11は、液晶シャッターに前記右眼用画像と左
眼用画像に同期させた電圧を印加することにより、左右
の光シャッターを交互に開閉させるものである。このよ
うな液晶シャッター11は、位相調整部15と、波形変
換部16と、電圧変換部17とから構成される駆動手段
によって駆動される。
【0005】図11は図10に示した立体表示装置の各
部から出力される信号等を説明する図で、(a)は同期
信号取出部14から出力される信号を、(b)は位相調
整部から出力される信号を、(c)は波形変換部から出
力される駆動電圧波形を、(d)は電圧変換部から出力
される駆動電圧をそれぞれ示している。位相調整部15
は、同期信号取出部14で取り出された左眼用画像信号
Lsと右眼用画像信号Rsに遅延時間ΔTを与え、動作
タイミング信号Ls′,Rs′として出力する。このよ
うな遅延時間ΔTを与えるのは、CRTの電子線等の走
査に追随して液晶シャッターを確実に切り換え、ちらつ
きや表示の劣化を防止して高品質の立体画像を得るため
である。
【0006】位相調整部15で遅延時間ΔTが与えられ
た左眼用画像信号Ls′と右眼用画像信号Rs′は波形
変換部16に送られ、この波形変換部16で左眼用画像
信号Ls′と右眼用画像信号Rs′に基づいて、図11
(c)に示すような液晶シャッター11を切り換えるた
めの駆動電圧波形が生成される。そして、この駆動波形
に基づいて、電圧変換部17が図11(d)に示すよう
な駆動電圧を生成し、液晶シャッター11に印加する。
【0007】この駆動電圧の印加によって、画像表示装
置10の左眼用画像と右眼用画像の切り換わりに応じて
液晶シャッター11が切り換えられ、偏光眼鏡12を通
して立体的な画像を見ることが可能になる。
【0008】ところで、CRTなどの画像表示装置10
では、画像を画素に分解し、例えば左上の隅から右方に
画素を順次走査することによって一つの画像を表示する
ようにしている。そして、一つの画像の表示が終了した
後は、再び左上の隅に戻って右下まで走査することによ
り、次の画像を表示する。そこで、液晶シャッター11
の切り換えも、意図的に画面上方側と下方側とで切り換
わりのタイミングに遅延を設け、各画像の走査に合わせ
て画像の上方側から順次下方側に向けて行われるように
している。
【0009】しかしながら、上記した従来の立体表示装
置には、液晶シャッター11の応答時間に関連する次の
ような問題がある。すなわち、液晶シャッター11は、
液晶分子の性質上、液晶シャッター11が動作する際の
動作温度の変化、印加される駆動電圧の変化、液晶の劣
化などにより応答時間が変化する。例えば、液晶シャッ
ター11の動作温度が低くなると応答時間は長くなり、
前記動作温度が高くなると、応答時間も短くなる。
【0010】図12は画像表示装置10の走査タイミン
グと液晶シャッター11の切り換わりの動作タイミング
との関係を示すグラフで、(a)は適正状態を、(b)
は動作温度が低くなって応答時間が長くなった状態を示
している。なお、グラフ左側は、走査の開始タイミング
(横軸)と遅延時間ΔTとの関係を示している。図12
においては、直線L,Rが画像表示装置10の走査のタ
イミングを、帯状の曲線L′,R′が液晶シャッター1
1の動作タイミングを示している。また、帯状の曲線
L′,R′の幅が、液晶シャッター11の応答時間を示
している。(a)に示すように、正常な状態では曲線
L′,R′は直線L,Rの間に位置していて、直線L,
Rと曲線L′,R′とは交差していない。
【0011】ところが、液晶シャッター11が動作する
際の動作温度が低くなると、液晶シャッター11の応答
時間が長くなり、図12(b)に示すように、帯状の曲
線L′,R′の幅が広がって曲線L′,R′が部分的に
直線L,Rと交叉することになる。このような交叉部分
では、左眼用画像が右眼で、あるいは右眼用画像が左眼
で視認されることになって、立体画像の表示品質をいち
じるしく低下させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点にかんがみてなされたもので、動作温度の変化や印加
される駆動電圧の変化、液晶の劣化などによって液晶シ
ャッターの応答時間が変化しても、液晶シャッターの切
り換えのタイミングや画面の走査タイミングなどを自動
的に調整するようにして、立体画像の表示品質を常に良
好に保つことができる立体表示装置及び立体表示方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の立体表示装置は、右眼用の画像と左眼用の画
像を交互に表示する画像表示手段と、この画像表示手段
の前面に配置された液晶シャッターと、この液晶シャッ
ターを駆動する駆動手段と、偏光板を備え、前記液晶シ
ャッターを通して前記画像表示手段に表示される画像を
見ることにより立体的な画像を見ることができるように
する偏光眼鏡とを有する立体表示装置において、前記液
晶シャッターの応答時間の変化を検出する応答時間変化
検出手段と、この応答時間変化検出手段の検出結果に基
づいて前記液晶シャッターの動作タイミングを調整する
動作タイミング調整手段を設けた構成としてある。
【0014】このように構成すれば、液晶シャッターの
応答時間に影響を与える、例えば動作温度などの変化を
応答時間変化検出手段が検出し、この検出結果に応じ
て、液晶シャッターの動作タイミングを自動的に最適な
ものに調整することができる。
【0015】前記環境検出手段としては、例えば、前記
液晶シャッターの動作温度の変化を検出する温度センサ
ーであってもよいし、駆動電圧を印加したときに前記液
晶シャッターを流れる電流の経時的変化を検出するもの
であってもよい。前記電流による場合は、例えば、前記
電流の経時的変化を電流波形(グラフ)で表し、この電
流波形上の任意点の移動量から前記応答時間の変化を検
出することができる。
【0016】特に、液晶シャッターが強誘電性の液晶分
子から構成されている場合には、液晶シャッター内の液
晶分子がスイッチングすることにより発生する分極反転
電流を検出することができる。ここで、分極反転電流と
は、駆動電圧の変化にともない、液晶分子の持つ自発分
極によって誘起された電荷の分布が反転する際に流れる
電流をいう。分極反転電流を検出しやすくするために、
自発分極値Psが0.1〜3.0mC/m2の範囲内の
ものを用いることが好ましい。
【0017】上記したような液晶シャッターにおいて
は、例えば5℃〜35℃といった立体表示装置の一般的
な使用温度範囲内では自発分極値はほぼ一定であるた
め、一回の駆動電圧の印加によって流れる分極反転電流
量の総和、すなわち2×自発分極値×液晶シャッター面
積は一定であるという性質を有している。そして、前記
分極反転電流の積分値が一定になる位置を任意点に選択
すれば、前記分極反転電流の電流波形の形状の変化によ
る前記任意点の移動量を近似的に求めることが可能であ
る。前記任意点としては、例えば、前記分極反転電流の
電流波形の頂部を選択するとよい。前記電流波形の頂部
の位置は、分極反転電流の積分値が一回の駆動電圧の印
加によって流れる分極反転電流の総和の1/2となる点
として、近似的に求めることができる。
【0018】前記動作タイミング調整手段は、応答時間
変化検出手段が応答時間の変化を検出したときに、当該
応答時間の変化の程度に応じて、適宜に前記液晶シャッ
ターの動作タイミングを調整する。例えば、前記応答時
間の変化の割合に対して調整すべき動作タイミングを数
式などで関連付けておき、前記応答時間の変化が検出さ
れたときに演算によって求めるようにしてもよいし、応
答時間に応じて予め適切な動作タイミングをパラメータ
化してメモリに記憶しておき、検出された応答時間に応
じた前記動作タイミングを前記メモリから読み出して調
整するようにしてもよい。
【0019】また、前記動作タイミングを調整する代わ
りに、駆動電圧調整手段を設け、前記応答時間の変化に
ともなう前記電流波形の変化に基づいて、前記液晶シャ
ッターに印加する駆動電圧を調整するようにしてもよ
い。このように構成することにより、液晶シャッターを
流れる電流の電流波形を常に一定の形状に保つことがで
き、これによって立体画像の品質を一定に保持すること
ができる。
【0020】また、前記動作タイミングを調整する代わ
りに、画像表示タイミング調整手段を設けて、前記応答
時間変化検出手段の検出結果に基づいて、前記画像表示
手段の画像表示のタイミング、すなわち走査タイミング
を調整するようにしてもよい。このように構成すれば、
応答時間の変化にともなう液晶シャッターの応答時間の
変化に応じて画像表示タイミングを調整することが可能
になり、これによって立体画像の品質を一定に保持する
ことができる。
【0021】また、本発明の立体表示方法は、右眼用の
画像と左眼用の画像を交互に表示する画像表示手段と、
この画像表示手段の前面に配置された液晶シャッター
と、この液晶シャッターを駆動する駆動手段と、前記液
晶シャッターの駆動により前記画像表示手段に表示され
た前記右眼用の画像を右眼で視認し、前記左眼用の画像
を左眼で視認することにより立体的な画像を視角化する
ための偏光眼鏡とを有する立体表示装置の立体表示方法
において、前記液晶シャッターの応答時間の変化を検出
し、この検出結果に基づいて前記液晶シャッターの動作
タイミングを調整する方法としてある。
【0022】この方法によれば、動作温度などにより液
晶シャッターの応答時間が変化すると、この応答時間の
変化に応じて液晶シャッターの動作タイミングを自動的
に最適なものに調整するので、立体画像を常に高品質で
表示することが可能になる。前記応答時間の変化は、液
晶シャッターの電極間を流れる前記電流の経時的変化を
求め、これから得られる電流波形上に任意点を設定し、
前記応答時間の変化による前記任意点の移動量を求める
ことなどによって検出することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の立体表示装置の好
適な実施形態を、図面にしたがって詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は、この発明の第1の実施形態の
立体表示装置の構成を説明するブロック図である。図1
に示すように、この実施形態の立体表示装置は、従来例
で説明したものと同様の映像信号出力部13、同期信号
取出部14及び位相調整部15の他に、応答時間検出部
としての負荷電流検出部21と、液晶シャッター11に
駆動電圧を印加することによって検出される分極反転電
流に基づいて動作タイミングを調整する動作タイミング
調整部23とを有している。これらについては、後に詳
細に説明する。
【0024】(画像表示装置)画像表示装置10として
は、例えばCRT,LCD,PDP,EL,LED,プ
ロジェクターなどの任意好適なものを用いることができ
る。画像表示装置10は、左眼用画像と右眼用画像とを
時分割によりフレーム期間ごとに交互に表示する。
【0025】なお、画像表示装置10は、左眼用画像及
び右眼用画像を交互に表示するので、画面書き換えが高
速なものが好ましい。また、CRTやPDPは、1〜2
ms以上の比較的長い残光特性を有する。一方、LC
D,EL及びLEDは、1ms以下の短い残光特性を有
する。本発明は、使用する画像表示装置10の有する前
記残光特性の長短に関わらず、同様に高品質の立体画像
を得ることができるものである。
【0026】(液晶シャッター)この実施形態において
液晶シャッターは、強誘電性高分子液晶から構成され
る。このような、強誘電性高分子液晶はカイラルスメク
チックC相を示す低分子液晶材料、高分子液晶材料又は
これらの混合物が用いられる。混合物として用いる場合
には、低分子液晶材料と高分子液晶材料を一種のみ用い
たものでもよいし、これらを二種以上用いたものでもよ
い。また、液晶シャッターの応答時間の向上のために、
強誘電性を示さない低分子液晶を配合したものであって
もよい。強誘電性高分子液晶としては、例えば下記の構
造式で表される材料を用いることができる。かかる強誘
電性高分子液晶単体又は低分子液晶材料と組み合わせた
液晶材料は、応答時間が0.5〜5msの範囲内で、し
かも自発分極値Psが0.01〜3.0mC/m2の範
囲内であることから、より優れたコントラストを得るこ
とができる。なお、分極反転電流の検出を容易に行うた
めに、自発分極値Psが0.1〜3.0mC/m2の範
囲内のものを用いることが好ましい。
【0027】
【化1】
【0028】[式(1)中、繰り返し数m及びnはそれ
ぞれ1〜10の整数であり、繰り返し数kは1〜100
の整数である。]
【0029】(応答時間変化検出手段)この実施形態で
は、液晶シャッター11の応答時間を検出する応答時間
変化検出手段として、駆動電圧を印加したときに液晶シ
ャッター11の電極間を流れる電流を検出する負荷電流
検出部21を設けている。この負荷電流検出部21は、
電圧変換部17と液晶シャッター11とで構成される閉
回路内を流れる電流波形を電圧波形に変換する電流−電
圧変換回路(図示せず)を備えている。上記したような
液晶は自発分極を有し、液晶シャッター11に駆動電圧
を印加すると、自発分極により誘起された電荷が液晶シ
ャッター内を移動することによって分極反転電流を検出
することができる。この分極反転電流の大きさは単位時
間当たりの電荷の移動量に比例する。
【0030】また、単位時間当たりの電荷の移動量は、
液晶シャッターの応答時間に密接に関連する。すなわ
ち、前記応答時間が長くなると単位時間当たりの電荷の
移動量が少なくなって分極反転電流は小さくなり、前記
応答時間が短くなると単位時間当たりの電荷の移動量が
増加して分極反転電流は大きくなるという性質がある。
さらに、例えば5℃〜35℃といった一般的な使用範囲
内では、液晶シャッター内に封入される液晶分子量によ
って電荷量が決定されることから、一回の駆動電圧の印
加によって流れる分極反転電流の総和は、印加電圧、応
答時間に関わらず一定であるという性質がある。
【0031】図2は駆動電圧を印加したときに液晶シャ
ッター11に流れる電流の経時的変化をグラフ化したも
のであり、図2(a)は応答時間が変化する前のもの
を、図2(b)は応答時間が変化した後のものを示す。
図2のグラフにおいて、縦軸は電流の大きさを、横軸は
時間を示している。なお、以下の説明では、電流の経時
的変化を示すグラフの形状を「電流波形」と記載する。
【0032】この実施形態では画像表示装置10に送信
される画像信号は120Hzであるから、駆動電圧の印
加時間は約8.3msである。したがって、8.3ms
ごとに電流方向が反転した同一の電流波形がグラフに示
されることになる。図2のグラフに示すように、液晶シ
ャッター11を流れる電流は、駆動電圧の印加によって
液晶シャッターの電極間をコンデンサとみなしたときの
充電電流W1と、分極反転電流W2とによって構成され
る。分極反転電流W2は、駆動電圧の印加によって前記
電極間を流れる充電電流W1から分離して検出すること
が困難であるため、図2のグラフでは、仮想線(点線)
によって分極反転電流W2の概形を示している。
【0033】分極反転電流W2は、上記したように応答
時間が変わってもその総和は変わらないという性質を有
しているので、応答時間の変化により分極反転電流W2
の電流波形の形状が図2(a),(b)に示すように変
化しても、分極反転電流W2によって囲まれる領域Sの
面積は変わらない。また、本願発明者は、分極反転電流
W2の電流波形上の頂部(ピーク)Pが、分極反転電流
W2によって囲まれる領域Sの面積の約1/2のところ
に現れることに着目し、分極反転電流を積分することに
よって近似的に頂部Pの位置を求めることができること
を見いだした。すなわち、頂部Pの位置は以下の式によ
って求めることができる。
【0034】
【数1】∫Te TpF(T)dT=SA/2 (2) F(T):時間Tにおける電流値 Te:次に駆動電圧が切り換わるまでの時間(1/fに
等しい) Tp:駆動電圧の印加開始から分極反転電流W2の頂部
Pが現れるまでの時間 SA:分極反転電流W2によって囲まれる領域Sの面積
(駆動電圧の印加によって流れる分極反転電流の総和)
【0035】このように、分極反転電流W2の電流波形
の変形による頂部Pの移動の有無を分極反転電流W2の
積分値から求めることによって、応答時間の変化を検出
することができ、かつ、頂部Pの移動量を求めることに
よって、応答時間の変化の度合いを求めることができ
る。
【0036】(動作タイミング調整部)図3は、動作タ
イミング調整部23による液晶シャッター11の動作タ
イミングの調整を説明する図である。図上方の同期信号
を示すタイミングチャート中の斜線は、画像表示装置1
0における走査期間を意味する。動作タイミング調整部
23は、負荷電流検出部21が応答時間の変化を検出す
ると、応答時間がどれだけ変化したかを頂部Pの移動量
から演算し、この演算結果に基づいて液晶シャッター1
1の動作タイミングを調整する。
【0037】具体的には、動作タイミング調整部23
は、上記の式(2)から時間Tpを求め、同期信号と液
晶応答とのタイミング差、すなわち時間Tp+ΔTが一
定になるように遅延時間ΔTを設定しなおして動作タイ
ミングを調整する。なお、式(2)の積分値がSA/2
となる範囲を、図2において斜線で示す。
【0038】次に、本発明の作用を、図4にしたがって
説明する。図4は、動作タイミング調整部23による液
晶シャッター11の動作タイミングの調整結果を示すグ
ラフである。なお、グラフ左側は、走査の開始タイミン
グ(横軸)と遅延時間ΔTとの関係を示している。応答
時間の変化にともなう分極反転電流W2の頂部Pの移動
に応じて、遅延時間ΔTを調整することにより、液晶シ
ャッター11の切り換わりのタイミング(動作タイミン
グ)を示す曲線L′,R′と、左右の画像の走査を示す
直線L,Rとの交叉を回避できる。これにより、左眼用
画像は左眼だけで視認され、右眼用画像は右眼だけで視
認されて、高品質の立体画像を得ることができる。
【0039】[第2の実施形態]次に本発明の第2の実
施形態を、図5及び図6を参照しながら説明する。図5
は駆動電圧を印加することによって液晶シャッター11
を流れる電流と前記駆動電圧との関係を示すグラフであ
る。図5(a)は大きな駆動電圧を印加した場合を、図
5(b)は通常の駆動電圧を印加した場合を、図5
(c)は小さな駆動電圧を印加した場合をそれぞれ示し
ている。また、図6は、第2の実施形態の立体表示装置
の構成を説明するブロック図である。
【0040】この実施形態では、第1の実施形態の動作
タイミング調整部23に代えて駆動電圧調整部24が設
けられ、液晶シャッター11を駆動させるための駆動電
圧を出力する電圧変換部17の駆動電圧を調整すること
によって、応答時間の変化にともなう応答時間の変化を
補正するようにしている。
【0041】図5(a)〜(c)からわかるように、印
加される駆動電圧の大きさが変化すると、それにともな
って分極反転電流W2の形状も変化する。これを第1の
実施形態で示した図2のグラフと比較して検討すると、
印加する駆動電圧を大きくするほど液晶シャッターの応
答時間を短くすることができることがわかる。そこで、
液晶シャッター11の動作温度等の変化によって応答時
間が変化しても、これにともなう分極反転電流W2の電
流波形の変形を補正するように、駆動電圧調整部24が
電圧変換部17で変換される駆動電圧を調整している。
【0042】例えば、液晶シャッター11の動作温度が
低くなると、分極反転電流W2は図2(b)で示すよう
な形状のものに変化するが、電圧変換部17での駆動電
圧を大きくして、分極反転電流W2が図2(a)で示す
ような分極反転電流W2になるようにすればよい。駆動
電圧の調整は、先の実施形態と同様に分極反転電流W2
の頂部Pの位置を求め、この頂部Pの位置が一致するま
で徐々に電圧を大きくしていくようにしてもよい。ま
た、分極反転電流W2の形状と駆動電圧との関係を予め
求めておき、演算処理によって適切な駆動電圧を求める
ようにしてもよいし、メモリなどに予めパラメータ化し
て格納しておき、適切な駆動電圧を前記メモリから読み
出すようにしてもよい。
【0043】[第3の実施形態]次に本発明の第3の実
施形態を、図7を参照して説明する。図7は、本発明の
第3の実施形態にかかる立体表示装置の構成を説明する
ブロック図である。この第3の実施形態では、動作タイ
ミング調整部23の他にメモリ25を有している。ま
た、第1及び第2の実施形態の負荷電流検出部21に代
えて、液晶シャッター11の動作温度を検出する温度セ
ンサーなどからなる温度検出部26が設けられている。
温度センサーとしては、例えば、サーミスタを用いた抵
抗温度計を用いることができる。メモリ25には、液晶
シャッター11の動作温度に応じて予め決定された動作
タイミングが記憶されている。
【0044】温度検出部26が液晶シャッター11の動
作温度の変化を検出すると、動作タイミング調整部23
がメモリ25から変化後の動作温度に応じた動作タイミ
ングを読み出し、この動作タイミングに応じて位相調整
部15の遅延時間ΔTを設定する。これにより、図4に
示したような先の実施形態と同様の効果が得られる。な
お、この実施形態では温度センサーなどの温度検出部2
6により応答時間の変化を検出するようにしているが、
この実施形態においても、先の実施形態のように、分極
反転電流W2の頂部Pの位置から応答時間の変化を求め
るようにすることもできる。
【0045】さらに、この第3の実施形態においても、
第2の実施形態と同様に動作タイミング調整部23に代
えて駆動電圧調整部24を設け、応答時間の変化にとも
なう分極反転電流W2の変形を補正するようにすること
ができる。
【0046】[第4の実施形態]次に本発明の第4の実
施形態を図8及び図9を参照して説明する。図8は本発
明の第4の実施形態にかかる立体表示装置の構成を説明
するブロック図で、図9は第4の実施形態における作用
を説明するグラフである。なお、図のグラフの左側は、
走査の開始タイミング(横軸)と遅延時間ΔTとの関係
を示している。この実施形態では、第1の実施形態の動
作タイミング調整部23に代えて、画像表示手段10の
画像表示タイミング、すなわち走査タイミングを調整す
る画像表示タイミング調整手段27を設けている。その
他の構成については第1の実施形態と同様であるので、
図1と同一部位には同一の符号を付して詳しい説明は省
略する。
【0047】この実施形態では、応答時間の変化に応じ
て電子線等による走査の速度を変化させて、液晶シャッ
ター11の切り換わりのタイミングを示す曲線L′,
R′と、左右の画像の走査を示す直線L,Rとが交叉し
ないようにしている。この実施形態においても、第1の
実施形態と同様に分極反転電流に基づいて走査速度を調
整するようにしてもよいが、予め応答時間の変化に基づ
いて走査速度を決定してメモリ28に記憶させておくこ
とにより、メモリ28の記憶内容にしたがって画像表示
タイミング調整手段27が走査タイミングを調整するこ
とができる。この第4の実施形態による作用は、図8に
示すように、画像表示タイミング調整手段27によって
左右の画像の走査を示す直線L,Rの傾き及び間隔が変
化し、直線L,Rの間にこれらと交叉することなく曲線
L′,R′が位置している。したがって、この実施形態
によっても、高品質の画像を常に提供することができる
ようになることがわかる。
【0048】本発明の好適な実施形態を説明してきた
が、本発明は上記の実施形態に何ら限定されない。例え
ば、上記の説明では、分極反転電流W2の任意点を頂部
Pに選択して説明したが、任意点は頂部Pに限らず他の
点とすることも可能である。
【0049】また、頂部Pの位置は分極反転電流を積分
することによって求めているが、分極反転電流を微分し
て、分極反転電流W2の接線の傾き角が0となる点、つ
まりdF(T)/dT=0となる点を求めることによっ
て頂部Pの位置を決定してもよい。
【0050】さらに、上記の実施形態で負荷電流検出部
21は、駆動電圧を印加したときに液晶シャッター11
の電極間を流れる電流を検出するものとして説明してい
るが、電流の検出は液晶シャッター11の全体に限らず
液晶シャッター11の一部であってもよい。例えば、液
晶シャッター11の一部を流れる電流を上記と同様に検
出し、当該一部を流れる電流の検出結果に基づいて動作
タイミング等を調整するようにしてもよい。この場合、
最も高品質な画像の表示が求められる液晶シャッター1
1の中央部を流れる電流を検出するようにするのが好ま
しい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、液晶シャッターの動作
温度や印加される駆動電圧、液晶の劣化等による液晶シ
ャッターの応答時間の変化を検出し、この検出結果に基
づいて液晶シャッターの動作タイミングや駆動電圧、画
面表示装置の走査タイミング等を調整しているので、常
に最適なタイミングで液晶シャッターの切り換えを行う
ことができ、立体画像の品質を自動的に一定に維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる立体表示装置
の構成を説明するブロック図である。
【図2】駆動電圧を印加したときに液晶シャッターに流
れる電流の経時的変化をグラフ化したものであり、図2
(a)は応答時間が変化する前のものを、図2(b)は
応答時間が変化した後のものを示す。
【図3】動作タイミング調整部による液晶シャッターの
動作タイミングの調整を説明する図である。
【図4】動作タイミング調整部による液晶シャッターの
動作タイミングの調整結果を示すグラフである。
【図5】駆動電圧を印加することによって液晶シャッタ
ーを流れる電流と前記駆動電圧との関係を示すグラフで
あり、(a)は大きな駆動電圧を印加した場合を、
(b)は通常の駆動電圧を印加した場合を、(c)は小
さな駆動電圧を印加した場合をそれぞれ示している。
【図6】本発明の第2の実施形態の立体表示装置の構成
を説明するブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態にかかる立体表示装置
の構成を説明するブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施形態にかかる立体表示装置
の構成を説明するブロック図である。
【図9】第4の実施形態における作用を説明するグラフ
である。
【図10】本発明の従来例にかかる立体表示装置のブロ
ック図である。
【図11】図10の各部から出力される信号等を説明す
る図で、(a)は同期信号取出部14から出力される信
号を、(b)は位相調整部から出力される信号を、
(c)は波形変換部から出力される駆動電圧波形を、
(d)は電圧変換部から出力される駆動電圧をそれぞれ
示している。
【図12】画像表示装置の走査タイミングと液晶シャッ
ターの切り換わりの動作タイミングとの関係を示すグラ
フで、(a)は正常状態を、(b)は動作温度が低くな
って応答時間が長くなった状態を示している。
【符号の説明】
10 画像表示装置(CRT) 11 液晶シャッター 12 眼鏡 13 映像信号出力部 14 同期信号取出部 15 位相調整部 16 波形変換部 17 電圧変換部 21 負荷電流検出部(応答時間変化検出手段) 23 動作タイミング調整部 24 駆動電圧調整部 25,28 メモリ 27 画像表示タイミング調整部 P 頂部(任意点) W1 駆動電圧の印加による電流波形 W2 分極反転電流による電流波形

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右眼用の画像と左眼用の画像を交互に表
    示する画像表示手段と、この画像表示手段の前面に配置
    された液晶シャッターと、この液晶シャッターを駆動す
    る駆動手段と、前記液晶シャッターを通して前記画像表
    示手段に表示される画像を見ることにより立体的な画像
    を見ることができるようにする偏光眼鏡とを有する立体
    表示装置において、 前記液晶シャッターの応答時間の変化を検出する応答時
    間変化検出手段と、この応答時間変化検出手段の検出結
    果に基づいて前記液晶シャッターの動作タイミングを調
    整する動作タイミング調整手段を設けたこと、 を特徴とする立体表示装置。
  2. 【請求項2】 前記応答時間変化検出手段は、前記液晶
    シャッターの動作温度の変化を検出することを特徴とす
    る請求項1に記載の立体表示装置。
  3. 【請求項3】 前記応答時間変化検出手段は、駆動電圧
    を印加することによって前記液晶シャッターを流れる電
    流の経時的変化から前記応答時間の変化を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の立体表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電流は、前記液晶シャッター内の液
    晶分子が配向方向を切り換えることにより発生する分極
    反転電流であることを特徴とする請求項3に記載の立体
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記応答時間変化検出手段は、前記駆動
    電圧の印加により前記液晶シャッターを流れる前記電流
    の経時的変化を示す電流波形上の任意点の移動から、前
    記応答時間の変化を検出することを特徴とする請求項3
    又は4に記載の立体表示装置。
  6. 【請求項6】 前記任意点を、前記電流の全積分値の1
    /2のところに設けたことを特徴とする請求項5に記載
    の立体表示装置。
  7. 【請求項7】 前記動作タイミング調整手段は、前記応
    答時間の変化による前記任意点の移動量から前記動作タ
    イミングを決定することを特徴とする請求項5又は6に
    記載の立体表示装置。
  8. 【請求項8】 前記動作タイミング調整手段に代えて、
    前記応答時間変化検出手段の検出結果に基づき前記液晶
    シャッターに印加する駆動電圧を調整する駆動電圧調整
    手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載の立体表示装置。
  9. 【請求項9】 前記動作タイミング調整手段に代えて、
    前記応答時間変化検出手段の検出結果に基づいて、前記
    画像表示手段の画像表示タイミングを調整する画像表示
    タイミング調整手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載の立体表示装置。
  10. 【請求項10】 前記動作タイミング調整手段、前記駆
    動電圧調整手段又は前記画像表示タイミング調整手段
    は、前記応答時間に応じた前記動作タイミング、前記駆
    動電圧又は前記画像表示タイミングを予め記憶するメモ
    リを有し、前記応答時間変化検出手段の検出結果に応じ
    た前記動作タイミング、前記駆動電圧又は前記画像表示
    タイミング前記メモリから読み出して調整することを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の立体表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記液晶シャッターは、自発分極値P
    sが0.1〜3.0mC/m2の範囲内の液晶分子から
    構成されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    に記載の立体表示装置。
  12. 【請求項12】 右眼用の画像と左眼用の画像を画像表
    示手段に交互に表示し、前記画像表示手段に表示された
    前記画像を、偏光方向を切り換えた液晶シャッターを通
    して偏光眼鏡で見ることにより立体的な画像を見ること
    ができるようにした立体表示方法において、 前記液晶シャッターの応答時間の変化を検出し、この検
    出結果に基づいて前記液晶シャッターの動作タイミン
    グ、前記液晶シャッターに印加する駆動電圧又は前記画
    像表示装置に表示される前記画像の表示タイミングを調
    整することを特徴とする立体表示方法。
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