JP2001073941A - 空調装置および容量可変型圧縮機の制御方法 - Google Patents
空調装置および容量可変型圧縮機の制御方法Info
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Abstract
めの通常の吐出容量制御と、非常時における緊急避難的
な吐出容量の迅速な低下とを両立させる。 【解決手段】負荷トルク検出器60は、圧縮動作の反作
用として圧縮機に発生する負荷トルクを検出する。制御
装置70は、温度設定器73での設定温度と温度センサ
74の検出温度との比較結果に基づいて負荷トルク目標
値を演算する。そして、通常時には実測負荷トルクを前
記目標値に近づけるべく、制御弁40のソレノイドコイ
ル54への通電をフィードバック制御することで圧縮機
の吐出容量を調節する。他方、駆動源の負担減のために
圧縮機負荷トルクの一時的な低減が求められる非常時に
は、前記フィードバック制御を中断して吐出容量が最小
化する方向にソレノイドコイル54への通電を制御す
る。
Description
置、蒸発器及び容量可変型圧縮機からなる冷媒循環回路
を備えた空調装置に関する。特に車輌用空調装置に組み
込まれる容量可変型圧縮機における吐出容量の制御方法
に関する。
縮器、膨張弁(減圧装置)、蒸発器(エバポレータ)及
び圧縮機を備えている。圧縮機は蒸発器からの冷媒ガス
を吸入して圧縮し、その圧縮ガスを凝縮器に向けて吐出
する。蒸発器は冷房回路を流れる冷媒と車室内空気との
熱交換を行う。熱負荷又は冷房負荷の大きさに応じて、
蒸発器周辺を通過する空気の熱量が蒸発器を流れる冷媒
に伝達されるため、蒸発器の出口又は下流側での冷媒ガ
ス圧力は冷房負荷の大きさを反映する。車載用の圧縮機
として広く採用されている容量可変型斜板式圧縮機に
は、蒸発器の出口圧力(吸入圧Psという)を所定の目
標値(設定圧という)に維持すべく動作する容量制御機
構が組み込まれている。容量制御機構は、冷房負荷の大
きさに見合った吐出容量となるように吸入圧Psを制御
指標として圧縮機の吐出容量つまり斜板角度をフィード
バック制御する。かかる容量制御機構の典型例は、内部
制御弁と呼ばれる容量制御弁である。内部制御弁ではベ
ローズやダイヤフラム等の感圧部材で吸入圧Psを感知
し、感圧部材の変位動作を弁体の位置決めに利用して弁
開度調節を行うことにより、斜板室(クランク室ともい
う)の圧力を調節して斜板角度を決めている。
内部制御弁では細やかな空調制御要求に対応できないた
め、外部からの電気制御によって設定圧を変更可能な設
定圧可変弁も存在する。設定圧可変弁は例えば、前述の
内部制御弁に電磁ソレノイド等の電気的に付勢力調節可
能なアクチュエータを付加し、内部制御弁の設定圧を決
めている感圧部材に作用する機械的バネ力を外部制御に
よって増減変更することにより、設定圧の変更を実現す
るものである。
車輌エンジンから動力供給を受けて運転される。圧縮機
はエンジン動力(又はトルク)を最も消費する補機の一
つであり、エンジンにとって大きな負荷であることは間
違いない。それ故、車輌用空調装置は、車輌の加速時や
登坂走行時などエンジン動力を車輌の前進駆動に極力振
り向けたい非常時には、圧縮機の吐出容量を最小化する
ことで圧縮機に由来するエンジン負荷を低減するような
制御(一時的な負荷低減措置としてのカット制御)を行
うようにプログラムされている。前述の設定圧可変弁付
き容量可変型圧縮機を用いた空調装置では、設定圧を通
常の設定吸入圧よりも高い値に変更することで現吸入圧
を新設定圧に比して低い値とすることにより、圧縮機の
吐出容量を最小化する方向に誘導して実質的なカット制
御を実現している。
圧縮機の動作を詳細に解析したところ、吸入圧Psを指
標としたフィードバック制御を介在させる限り、目論見
通りのカット制御(つまりエンジン負荷低減)が常に実
現するわけではないということが判明した。
吐出容量Vcとの相関関係を概念的に表したものであ
る。このグラフから分かるように、吸入圧Psと吐出容
量Vcとの相関曲線(特性線)は一種類ではなく、蒸発
器での熱負荷の大きさに応じて複数の相関曲線が存在す
る。このため、ある圧力Ps1をフィードバック制御の
目標値たる設定圧Psetとして与えたとしても、熱負
荷の状況によって制御弁の自律動作によって実現される
実際の吐出容量には一定幅(例えばΔVc)のばらつき
が生じてしまう。例えば蒸発器の熱負荷が過大な場合に
は、設定圧Psetを十分に高くしたつもりでも、実際
の吐出容量Vcはエンジンの負荷を低減するところまで
落ちきらないという事態が生じ得る。つまり、Psに依
拠した制御では、単に設定圧Psetを高い値に設定変
更しても、蒸発器での熱負荷の変化が追従してこなけれ
ば、即座に吐出容量を落とせないというジレンマがあ
る。
基づいて容量可変型圧縮機の吐出容量を調節する制御手
法は、車外の寒暖の変化にかかわらず、人間の快適感を
左右する室温の安定維持を図るという空調装置本来の目
的を実現する上では極めて妥当な制御手法であった。し
かし、上記カット制御にみられるように、空調装置本来
の目的を一時的に放棄してでも、駆動源(エンジン)の
事情を最優先して緊急避難的に迅速な吐出容量ダウンを
実現するには、Psに依拠した制御では十分に対応でき
ないというのが実状である。
影響されることなく、必要時には外部制御によって圧縮
機の吐出容量を迅速に変更することができる空調装置を
提供することにある。特に、室温の安定維持を図るため
の圧縮機の吐出容量制御と、緊急避難的な吐出容量の迅
速な変更とを両立させることができる容量可変型圧縮機
の制御方法を提供することにある。
変型圧縮機の吐出容量制御に従来とは異なる新手法を採
用した空調装置に関するものである。請求項1はその特
徴を端的に表す。即ち本発明は、凝縮器、減圧装置、蒸
発器及び容量可変型圧縮機からなる冷媒循環回路を備え
た空調装置であって、前記圧縮機において圧縮動作の反
作用として発生する負荷トルクを直接的又は間接的に検
出する負荷トルク検出手段と、前記負荷トルク以外の種
々の外部情報を検知する外部情報検知手段と、前記外部
情報検知手段から提供される外部情報に基づいて負荷ト
ルク目標値を決定すると共に、その負荷トルク目標値に
前記負荷トルク検出手段によって検出された負荷トルク
が近づくように前記圧縮機の吐出容量をフィードバック
制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
運転時に発生する負荷トルクを直接の制御指標(又は制
御パラメータ)とし、負荷トルク検出手段によって逐次
検出される負荷トルクが、外部情報に基づいて制御装置
によって演算された負荷トルク目標値に近づくように圧
縮機の吐出容量(吐出能力)がフィードバック制御され
る。つまり、このフィードバック制御では、蒸発器にお
ける熱負荷状況を如実に反映する物理量(例えば吸入圧
Ps)を直接の制御指標とせず、圧縮機の負荷トルクを
如何なるレベルに維持するかという観点のみで圧縮機の
容量制御が行われる。それ故、蒸発器における熱負荷状
況に少しも影響されることなく、必要に応じて負荷トル
クを短時間に急変させる緊急避難的な容量変更も可能と
なる。即ち、負荷トルクに基づくフィードバック制御に
よれば、通常時における室温の安定維持を図るための圧
縮機の吐出容量制御と、非常時における緊急避難的な吐
出容量の迅速な変更とを両立させることが可能となる。
出容量制御の好ましい態様を限定したものである。請求
項4は、通常時のフィードバック制御における負荷トル
ク目標値の好ましい決定手法を限定したものである。請
求項5、6及び7は車輌用空調装置における非常時処理
のあり方について言及したものである。請求項8は本発
明を適用する場合の容量可変型圧縮機の好ましい態様を
限定したものである。請求項2〜8に記載した事項の意
味は、後述する「発明の実施の形態」の説明によって明
らかとなる。
込まれる容量可変型圧縮機における吐出容量の制御方法
に関する。その技術的意義は、前述の空調装置と本質的
に同じである。従って、請求項1〜8に記載した技術事
項を適宜選択して請求項9、10又は11に付加するこ
とが許されるものと理解されるべきである。なお、「室
内温度と相関性のある物理量」とは、例えば蒸発器によ
って熱を奪われた空気の吹出口における温度等を意味す
るが、温度ではなく圧力や日射量といった物理量であっ
ても差し支えない。
した一実施形態を図1〜図10を参照して説明する。図
1に示すように車輌用空調装置の冷房回路(又は冷媒循
環回路)は、容量可変型斜板式圧縮機と外部冷媒回路3
0とを備えている。外部冷媒回路30は例えば、凝縮器
(コンデンサ)31、減圧装置としての温度式膨張弁3
2及び蒸発器(エバポレータ)33を備えている。膨張
弁32の開度は、蒸発器33の出口側又は下流側に設け
られた感温筒34の検知温度および蒸発圧力(蒸発器出
口圧力)に基づいてフィードバック制御される。膨張弁
32は熱負荷に見合った液冷媒を蒸発器33に供給して
外部冷媒回路30における冷媒流量を調節する。前記圧
縮機は、外部冷媒回路の下流域から冷媒ガスを吸入して
圧縮し、圧縮したガスを外部冷媒回路の上流域に吐出す
る。
は、シリンダブロック1と、その前端に接合されたフロ
ントハウジング2と、シリンダブロック1の後端に弁形
成体3を介して接合されたリヤハウジング4とを備えて
いる。これら1,2,3及び4は、複数本の通しボルト
10(一本のみ図示)により相互に接合固定されて該圧
縮機のハウジングを構成する。シリンダブロック1とフ
ロントハウジング2とに囲まれた領域にはクランク室5
が区画されている。クランク室5内には駆動軸6が前後
一対のラジアル軸受け8A,8Bによって回転可能に支
持されている。シリンダブロック1の中央に形成された
収容凹部内には、前方付勢バネ7及び後側スラスト軸受
け9Bが配設されている。他方、クランク室5において
駆動軸6上にはラグプレート11が一体回転可能に固定
され、ラグプレート11とフロントハウジング2の内壁
面との間には前側スラスト軸受け9Aが配設されてい
る。一体化された駆動軸6及びラグプレート11は、バ
ネ7で前方付勢された後側スラスト軸受け9Bと前側ス
ラスト軸受け9Aとによってスラスト方向(駆動軸軸線
方向)に位置決めされている。
の前部から外へ突出されている。駆動軸外周面とフロン
トハウジング前部の内周面との間には、軸封装置として
のシール部材29が設けられている。シール部材29は
駆動軸6の前方を封止してクランク室5の気密性を保持
する。シール部材29よりも前方には、負荷トルク検出
手段としての負荷トルク検出器60が設けられている。
この負荷トルク検出器60の詳細については後ほど説明
する。又、駆動軸6の前端部は、動力伝達機構PTを介
して外部駆動源としての車輌エンジンEに作動連結され
ている。動力伝達機構PTは、外部からの電気制御によ
って動力の伝達/遮断を選択可能なクラッチ機構(例え
ば電磁クラッチ)であってもよく、又は、そのようなク
ラッチ機構を持たない常時伝達型のクラッチレス機構
(例えばベルト/プーリの組合せ)であってもよい。
尚、この実施形態では説明の簡略化のため、クラッチレ
スタイプの動力伝達機構が採用されているものとして圧
縮機制御の内容を後述する。
ムプレートたる斜板12が収容されている。斜板12の
中央部には挿通孔が貫設され、この挿通孔内に駆動軸6
が配置されている。斜板12は、連結案内機構としての
ヒンジ機構13を介してラグプレート11及び駆動軸6
に作動連結されている。ヒンジ機構13は、ラグプレー
ト11のリヤ面から突設された二つの支持アーム14
(一つのみ図示)と、斜板12のフロント面から突設さ
れた二本のガイドピン15(一本のみ図示)とから構成
されている。支持アーム14とガイドピン15との連係
および斜板12の中央挿通孔内での駆動軸6との接触に
より、斜板12はラグプレート11及び駆動軸6と同期
回転可能であると共に駆動軸6の軸方向へのスライド移
動を伴いながら駆動軸6に対し傾動可能となっている。
なお、斜板12は、駆動軸6を挟んで前記ヒンジ機構1
3と反対側にカウンタウェイト部12aを有している。
て駆動軸6の周囲には傾角減少バネ16が設けられてい
る。このバネ16は斜板12をシリンダブロック1に接
近する方向(即ち傾角減少方向)に付勢する。又、駆動
軸6に固着された規制リング18と斜板12との間にお
いて駆動軸6の周囲には復帰バネ17が設けられてい
る。この復帰バネ17は、斜板12が大傾角状態(二点
鎖線で示す)にあるときには駆動軸6に単に巻装される
のみで斜板その他の部材に対していかなる付勢作用も及
ぼさないが、斜板12が小傾角状態(実線で示す)に移
行すると、前記規制リング18と斜板12との間で圧縮
されて斜板12をシリンダブロック1から離間する方向
(即ち傾角増大方向)に付勢する。なお、斜板12が圧
縮機運転時に最小傾角θmin(例えば1〜5°の範囲
の角度)に達したときも、復帰バネ17が縮みきらない
ようにバネ17の自然長及び規制リング18の位置が設
定されている。
囲んで複数のシリンダボア1a(一つのみ図示)が形成
され、各シリンダボア1aのリヤ側端は前記弁形成体3
で閉塞されている。各シリンダボア1aには片頭型のピ
ストン20が往復動可能に収容されており、各ボア1a
内にはピストン20の往復動に応じて体積変化する圧縮
室が区画されている。各ピストン20の前端部は一対の
シュー19を介して斜板12の外周部に係留され、これ
らのシュー19を介して各ピストン20は斜板12に作
動連結されている。このため、斜板12が駆動軸6と同
期回転することで、斜板12の回転運動がその傾角θに
対応するストロークでのピストン20の往復直線運動に
変換される。
には、中心域に位置する吸入室21と、それを取り囲む
吐出室22とが区画形成されている。弁形成体3は、吸
入弁形成板、ポート形成板、吐出弁形成板およびリテー
ナ形成板を重合してなるものである。この弁形成体3に
は各シリンダボア1aに対応して、吸入ポート23及び
同ポート23を開閉する吸入弁24、並びに、吐出ポー
ト25及び同ポート25を開閉する吐出弁26が形成さ
れている。吸入ポート23を介して吸入室21と各シリ
ンダボア1aとが連通され、吐出ポート25を介して各
シリンダボア1aと吐出室22とが連通される。そし
て、蒸発器33の出口から吸入室21(吸入圧Psの領
域)に導かれた冷媒ガスは、各ピストン20の上死点位
置から下死点側への往動により吸入ポート23及び吸入
弁24を介してシリンダボア1aに吸入される。シリン
ダボア1aに吸入された冷媒ガスは、ピストン20の下
死点位置から上死点側への復動により所定の圧力にまで
圧縮され、吐出ポート25及び吐出弁26を介して吐出
室22(吐出圧Pdの領域)に吐出される。吐出室22
の高圧冷媒は凝縮器31に導かれる。
給により駆動軸6が回転されると、それに伴い所定角度
θに傾斜した斜板12が回転する。その時の角度θは傾
角と呼ばれ、一般に駆動軸6に直交する仮想平面と斜板
12とがなす角度として把握される。斜板の回転に伴っ
て各ピストン20が傾角θに対応したストロークで往復
動され、前述のように各シリンダボア1aでは、冷媒ガ
スの吸入、圧縮及び吐出が順次繰り返される。
に起因する回転運動のモーメント、傾角減少バネ16
(及び復帰バネ17)の付勢作用に起因するバネ力によ
るモーメント、ピストン20の往復慣性力によるモーメ
ント、ガス圧によるモーメント等の各種モーメントの相
互バランスに基づいて決定される。ガス圧によるモーメ
ントとは、シリンダボア内圧と、ピストン背圧にあたる
クランク室5の内圧(クランク圧Pc)との相互関係に
基づいて発生するモーメントであり、クランク圧Pcに
応じて傾角減少方向にも傾角増大方向にも作用する。こ
の圧縮機では、後述する容量制御弁(電磁制御弁)40
を用いてクランク圧Pcを調節し前記ガス圧によるモー
メントを適宜変更することにより、斜板の傾角θを最小
傾角θminと最大傾角θmaxとの間の任意の角度に
設定可能としている。なお、最大傾角θmaxは、斜板
12のカウンタウェイト部12aがラグプレート11の
規制部11aに当接することで規制される。他方、最小
傾角θminは、前記ガス圧によるモーメントが傾角減
少方向にほぼ最大化した状態のもとでの傾角減少バネ1
6と復帰バネ17との付勢力バランスを支配的要因とし
て決定される。
構)斜板12の傾角制御に関与するクランク圧Pcを制
御するためのクランク圧制御機構は、図1及び図2に示
す圧縮機ハウジング内に設けられた抽気通路27及び給
気通路28並びに容量制御弁40によって構成される。
抽気通路27は吸入室21とクランク室5とを接続す
る。給気通路28は吐出室22とクランク室5とを接続
し、給気通路28の途中には容量制御弁40が設けられ
ている。この制御弁40の開度を調節することで給気通
路28を介したクランク室5への高圧ガスの導入量と抽
気通路27を介したクランク室5からのガス導出量との
バランスが制御され、クランク圧Pcが決定される。ク
ランク圧Pcの変更に応じて、ピストン20を介しての
クランク圧Pcとシリンダボア1aの内圧との差が変更
され、斜板の傾角θが変更される結果、ピストンのスト
ロークすなわち吐出容量が調節される。なお、給気通路
28及び抽気通路27は、吐出室、クランク室及び吸入
室を巡る制御用冷媒ガスの移動経路を提供する。
半部(入れ側弁部)41と下半部(ソレノイド部)51
とからなる。入れ側弁部41のバルブハウジングには、
導入ポート42、弁室43、弁孔44及び導出ポート4
5が形成され、これら42〜45は給気通路28の一部
を構成する。弁室43内には、弁孔44に接離可能な弁
体46と、その弁体を弁孔を閉鎖する方向に付勢する閉
鎖バネ47とが設けられている。制御弁のソレノイド部
51は、固定鉄心52、可動鉄心53、両鉄心を跨ぐよ
うに配置されたコイル54及び開放バネ55を備えてい
る。可動鉄心53と弁体46との間には両者を作動連結
するロッド48が設けられている。開放バネ58は閉鎖
バネ47のバネ力を凌駕するバネ力を有しており、閉鎖
バネ47の作用にかかわらず、可動鉄心53及びロッド
48を介して弁体46を弁孔44から離れる方向(開放
方向)に付勢する。その一方で、外部からの通電制御に
よりコイル54に電流が供給されてソレノイド部51が
励磁されると、両鉄心52,53間に吸引方向の電磁付
勢力が生じる。この電磁付勢力は、開放バネ55の付勢
力と反対方向に作用する。従って、弁孔44に対する弁
体46の位置(つまり制御弁40の開度)は、閉鎖バネ
47及び前記電磁力による下向き付勢力と、開放バネ5
5による上向き付勢力とのバランスに基づいて決定され
る。前記電磁力はコイル54へのエネルギー供給量に応
じて変化するため、コイル54への通電制御に基づいて
制御弁40の開度を0%から100%の範囲で任意調節
することができる。なお、コイル54への通電制御は、
アナログ的な電流値制御、又は、通電時のデューティ比
を適宜変化させるデューティ制御ないしPWM制御(パ
ルス幅変調制御)のいずれでもよい。本実施形態ではデ
ューティ制御を採用する。なお、デューティ比Dtを小
さくすると弁開度が大きくなり、デューティ比Dtを大
きくすると弁開度が小さくなるように設計されている。
ように、シール部材29よりも駆動軸6の先端側には、
非接触式の負荷トルク検出器60が配設されている。こ
のトルク検出器60は、駆動軸6の外周面に帯状に巻着
された二つの磁性膜61,62、二つの一次コイル6
3,64、二つの二次コイル65,66、電圧印加回路
67、発振器68及びアンプ(増幅回路)69を備えて
いる。磁性膜61,62の各々には、互いに平行な複数
の斜め溝が形成されている。二つの一次コイル63,6
4はフロントハウジング2の前端円筒部の内周面上に取
着されており、それぞれが前記一対の磁性膜と対向す
る。一次コイル63,64の各々には、電圧印加回路6
7から所定電圧(V1,V2)が印加される。二次コイ
ル65,66は、両一次コイルの反対側位置にてフロン
トハウジング2の前端円筒部の内周面上に取着されてい
る。両二次コイルには発振器68が接続され、発振器6
8はアンプ69を介して車輌用空調装置の制御装置70
に接続されている。なお、磁性膜61,62及びコイル
63〜66は、負荷トルク検出器60における駆動軸先
端周辺の磁歪検出部を構成する。
るとき、圧縮動作の反作用として駆動軸6は回転方向と
逆向きの反発負荷トルクを受ける。すると前記磁性膜6
1,62には、その負荷トルクの大きさに比例した磁歪
みが発生する。その磁歪みは各一次コイルの印加電圧V
1,V2の変化ΔV1,ΔV2を生じさせ、その電圧変
化の合わさったもの(ΔV1+ΔV2)が二次コイル6
5,66によって検出される。その結果、発振器68か
らは、負荷トルクの大きさを反映した電圧変化に応じた
周波数信号が出力される。換言すれば、負荷トルク検出
器60は、圧縮機の運転時に駆動軸6に作用する負荷ト
ルクの大きさを検知すると共にその検知データを電気信
号として出力する。
置の全般的な制御を司る制御装置70を備えている。図
2に示すように、制御装置70は、CPU、ROM、R
AM、タイマ及びI/Oを備えたコンピュータ類似の制
御ユニットである。前記ROMには、後述する各種の制
御プログラム(図4〜図9のフローチャート参照)や初
期データが記憶されている。RAMは作業用の記憶領域
を提供し、タイマはCPUからの指令に基づき経過時間
の計測およびCPUへの時刻到達の告知を行う。I/O
は、複数の入出力端子を備えた制御装置70の入出力イ
ンターフェイス回路である。I/Oの出力端子には駆動
回路71が接続されている。駆動回路71は制御装置7
0からの指令に基づき、制御弁40のコイル54に対し
てデューティ制御された駆動信号を出力する。
くとも、前記負荷トルク検出器60の他に、A/Cスイ
ッチ72、温度設定器73、温度センサ74およびEC
Uが接続されている。A/Cスイッチ72は車輌の乗員
によって操作される空調装置のON/OFF切替えスイ
ッチであり、制御装置70に対し空調装置のON/OF
F設定状況に関する情報を提供する。温度設定器73は
車輌の乗員によって操作される好ましい温度の設定器で
あり、制御装置70に対し設定温度Te(set)に関
する情報を提供する。温度センサ74は前記蒸発器33
の近傍に設けられたセンサであり、蒸発器33を通過す
ることで冷却(即ち熱交換)された室内空気の温度を測
定し、検出した温度Te(t)を室温情報として制御装
置70に提供する。負荷トルク検出器60は、圧縮機の
駆動軸6に作用する負荷トルクTQ(t)に関する情報
を制御装置70に提供する。
あり、車速センサ75、エンジン回転数センサ76及び
スロットルセンサ(又はアクセル開度センサ)77と接
続されている。スロットルセンサ77は、エンジンの吸
気管路に設けられたスロットル弁の角度(又は開度)を
検知するセンサであり、このスロットル弁角度(又は開
度)は車輌の操縦者によるアクセルペダルの踏込量を反
映する。換言すれば、制御装置70はECUを介して車
輌の運転状況に関する情報、即ち車速V、エンジン回転
数NE、ECUによって翻訳されたアクセルペダルの踏
込量つまりアクセル開度Ac(t)に関する情報を提供
される。尚、各種センサ類72,73,74,75,7
6,77及びECUは外部情報検知手段を構成する。
供される外部情報に基づいて現在の状況を判断すると共
に駆動回路71から制御弁のソレノイドコイル54に出
力される駆動信号のデューティ比Dtを演算する。そし
て、演算されたデューティ比Dtでの駆動信号の出力を
駆動回路71に指令することにより、制御弁40の開度
をリアルタイムで任意調節し、クランク圧Pcの迅速な
変更しいてはピストンストローク(これは吐出容量であ
り負荷トルクでもある)の迅速な変更を実現する。以下
に、圧縮機の容量又は負荷トルクの制御に関するフロー
チャート(図4〜図9)を参照して制御装置70による
デューティ制御を詳細に説明する。尚、図4のチャート
は、空調制御プログラムの幹となるメインルーチンを示
す。図5〜図9のチャートは、前記メインルーチンにお
いて所定の判定条件を満たしたときに実行される個々の
処理のサブルーチンを示す。
イッチ(又はスタートスイッチ)がONされると、EC
U及び制御装置70には電力が供給され、これら制御ユ
ニットは演算処理を開始する。制御装置70は、図4の
ステップS41(以下単に「S41」という、他のステ
ップも以下同様)において初導プログラムに従い各種の
初期設定を行う。例えば、負荷トルク目標値TQTやデ
ューテイ比Dtに初期値又は暫定値を与える。TQT
は、後ほど説明する負荷トルクTQ(t)のフィードバ
ック制御における目標値となるものである。S41の初
期設定後、処理は、S42以下に示された状態監視及び
デューティ比の内部演算処理へと進む。
れるまで該スイッチのON/OFF状況を監視する。ス
イッチ72がONされると、制御装置70はS43で、
車輌が停止状態で且つエンジンEがアイドルリング中か
否かを判定する。具体的には車速Vがゼロで且つエンジ
ン回転数NEがノットゼロ(not zero)である
か否かを判定する。S43判定がNOであれば非常時判
定ルーチン(S44〜S47)へ進み、さもなくばアイ
ドリング検査・調整ルーチンRF6(図6参照)へ移行
する。尚、車輌側での変速機(クラッチを含む)の動作
により、車速Vがゼロより大きいがエンジン駆動力が駆
動輪へ伝達されていない場合も、S43でYESと判定
される。サブルーチンRF6での処理内容については後
述する。
(S44)では、その時のアクセル開度Ac(t)が第
1のアクセル開度判定値Ac(D1)よりも大きいか否
かを判定する。この判定は、アクセル開度Ac(t)が
定速水平走行における通常のアクセル開度に比して過度
に大きくなっているか否かを調べるものであり、例えば
登坂走行のようなエンジンの高負荷状態を間接検出する
ことを目的とする。それ故、前記第1の判定値Ac(D
1)は、例えば最大アクセル開度(100%)又はその
8割ないし9割という値に設定される。S44判定がY
ES、つまりエンジンが高負荷状態の場合には、高負荷
時制御ルーチンRF7(図7参照)へ移行する。サブル
ーチンRF7での処理内容については後述する。
(S45)では、その時のアクセル開度Ac(t)が、
前回判定時のアクセル開度Ac(t−1)に許容増加量
αを加えた値よりも大きいか否かを判定する。この判定
は、アクセル開度Ac(t)がS45の処理に再び戻る
までの短時間のうちに許容増加量αを超えて増大してい
るか否かを調べるものであり、例えば追い越し加速のよ
うな車輌の加速時(少なくとも操縦者が急加速を欲して
いること)を間接検出することを目的とする。適切な許
容増加量αを設定することで、アクセルペダル操作の揺
らぎと意図的なペダルの追加踏込みとを区別することが
できる。S45判定がYES、つまり車輌加速要求有り
の場合には、加速時制御ルーチンRF8(図8参照)へ
移行する。サブルーチンRF8での処理内容については
後述する。尚、S45判定がNOの場合には、S46で
今回の判定対象とした現在のアクセル開度Ac(t)
を、次回のS45判定に備えて前回のアクセル開度Ac
(t−1)として記憶する。
(S47)では、その時のアクセル開度Ac(t)が最
小アクセル開度Ac(min)であるか否かを判定す
る。最小アクセル開度とはエンジンストールを回避可能
なアクセル開度の最小値をいい、少なくとも操縦者がア
クセルペダルを全く踏み込んでいないときにはアクセル
開度は最小となる。即ち、この判定は、アクセルペダル
が全く踏み込まれていない状態か否かを調べるものであ
り、例えば下り坂での空走状態とか減速走行状態を間接
検出することを目的とする。S47判定がYES、つま
り車輌が空走又は減速走行状態の場合には、空走・減速
時制御ルーチンRF9(図9参照)へ移行する。サブル
ーチンRF9での処理内容については後述する。
45及びS47のいずれの監視項目にも該当しなかった
ことになる。換言すれば、車輌は、高負荷時、加速時お
よび空走・減速時のいずれの状態にもなく通常運転状態
(通常運転モード)にある。この「通常運転状態」と
は、プログラム的には非常時判定ルーチンの監視項目に
該当しない排他的な条件充足状態を意味するが、つまる
ところ車輌が平均的な運転モードで使用されていると合
理的に推定できる状態を指す。S47判定がNOの場合
には、処理は通常制御ルーチンRF5(図5参照)へ移
行する。多くの場合、図4のメインルーチンでの処理は
通常制御ルーチンRF5での処理を経てS42に復帰す
る。
御ルーチンRF5は、まさに通常運転モードでの空調能
力即ち圧縮機の吐出容量のフィードバック制御に関する
手順を示す。ステップS51〜S54は、負荷トルク目
標値TQTの見直し又は再設定に関する処理である。ス
テップS55〜S58は、圧縮機の駆動軸6に現に作用
する負荷トルクTQ(t)を目標値TQT付近に収束さ
せることを最終目標としたデューティ比Dtのフィード
バック制御(つまりはクランク圧Pc、吐出容量及び負
荷トルクのフィードバック制御)に関する処理である。
サ74によって検出された蒸発器付近の温度Te(t)
が温度設定器73による設定温度Te(set)より大
であるか否かを判定する。S51判定がNOの場合、S
52において前記検出温度Te(t)が設定温度Te
(set)より小であるか否かを判定する。S52判定
もNOの場合には、検出温度Te(t)が設定温度Te
(set)に一致していることになるため、冷房能力の
変化につながる負荷トルク目標値TQTの設定変更は必
要がない。他方、S51判定がYESの場合、蒸発器で
の熱負荷が大きいと予測されるため、S53において負
荷トルク目標値TQTを単位量ΔTQだけ増大させる。
負荷トルクの増加は吐出容量の増加と基本的に表裏一体
であり、目標値TQTの増大は冷房を強化する方向に空
調制御を誘導することになる。又、S52判定がYES
の場合、蒸発器での熱負荷が小さいと予測されるため、
S54において負荷トルク目標値TQTを単位量ΔTQ
だけ減少させる。負荷トルクの減少は吐出容量の減少と
基本的に表裏一体であり、目標値TQTの減少は冷房を
弱める方向に空調制御を誘導することになる。このよう
にして負荷トルク目標値TQTの見直しが行なわれる。
荷トルク検出器60によって検出された負荷トルクTQ
(t)が前記目標値TQTと許容幅Wとの和よりも大き
いか否かを判定する。S55判定がNOの場合には、S
56において負荷トルクTQ(t)が前記目標値TQT
と許容幅Wとの差よりも小さいか否かを判定する。S5
5判定及びS56判定が共にNOの場合には、現在の負
荷トルクTQ(t)は(TQT−W)と(TQT+W)
との間にある、即ちTQTを中心とした許容幅2Wの範
囲内に収まっていることになる。かかる場合は殊更にデ
ューティ比Dtを変更して負荷トルクしいては吐出容量
を変更する必要性に乏しいので、制御装置70は駆動回
路71にデューティ比Dtの変更指令を発することな
く、該ルーチンRF5を離脱する。なお、前記許容幅W
の設定次第で負荷トルク制御の精度(又はハンチング振
幅)を調節できることは言うまでもない。
おいて制御装置70はデューティ比Dtを単位量ΔDだ
け減少させ、その修正値(Dt−ΔD)へのデューティ
比変更を駆動回路71に指令する。すると、制御弁ソレ
ノイド部の電磁力が若干弱まり、制御弁40の開度が増
大(給気通路28の開度が増大)する。その結果、クラ
ンク圧Pcが増大傾向となり、クランク圧Pcとシリン
ダボア内圧とのピストンを介した差が大きくなって斜板
12が傾角減少方向に傾動し、圧縮機の状態は吐出容量
が減少し負荷トルクも減少する方向に移行する。他方、
S56判定がYESの場合には、S58において制御装
置70はデューティ比Dtを単位量ΔDだけ増大させ、
その修正値(Dt+ΔD)へのデューティ比変更を駆動
回路71に指令する。すると、制御弁ソレノイド部の電
磁力が若干強まり、制御弁40の開度が減少(給気通路
28の開度が減少)する。その結果、クランク圧Pcが
低下傾向となり、クランク圧Pcとシリンダボア内圧と
のピストンを介した差が小さくなって斜板12が傾角増
大方向に傾動し、圧縮機の状態は吐出容量が増大し負荷
トルクも増大する方向に移行する。それ故、検出負荷ト
ルクTQ(t)が目標値TQTから大きくずれていたと
しても、S57及び/又はS58でのデューティ比のフ
ィードバック制御を経て、負荷トルクTQ(t)が目標
値TQT付近に収束する。
値TQTを上方修正した場合におけるS55〜S58の
フィードバック制御による負荷トルクTQ(t)の経時
変化を概念的に示す。図10においてTQT(Old)
をTQT(New)に変更した後、負荷トルクTQ
(t)がTQT(New)付近にほぼ収束するまでの時
間T1又はT2は非常に短い。これはフィードバック制
御のパラメータとしてPs等の熱負荷に影響される圧力
要因を一切持ち込まず、制御弁開度のデューティ制御に
対する応答性に優れる負荷トルクTQ(t)を直接の制
御対象としたことによる。かかる次第で、比較的短時間
のうちに負荷トルクTQ(t)は目標値TQT付近に調
節され、通常制御ルーチンRF5での処理を終えること
ができる。
6)図4のS43判定でYESの場合、制御装置70は
図6のアイドリング検査・調整ルーチンRF6に示す一
連の処理を実行する。ここでは文字どおり、アイドリン
グ回転数の検査と必要に応じた回転数調整が行われる。
まずS61において制御装置70は、ECUから提供さ
れるエンジン回転数NEがアイドリングの最小許容回転
数IDminよりも小さいか否かを判定する。S61判
定がNOの場合、S62においてエンジン回転数NEが
アイドリングの最大許容回転数IDmaxよりも大きい
か否かを判定する。S61判定及びS62判定が共にN
Oの場合には、エンジン回転数NEはIDminとID
maxとの間の許容回転数範囲内にあることになり、何
等のDt変更も行わず処理をメインルーチンに戻す。
ング時の回転数NEが異常に低くエンジンが不安定な状
態にあることを意味する。それ故S63において、デュ
ーティ比Dtを最小値Dt(min)に設定変更して圧
縮機負荷トルクが最小化する方向に誘導し、エンジン負
荷の低下によって回転数NEが増大するように仕向け
る。他方、S62判定がYESの場合には、アイドリン
グ時の回転数NEが異常に高いことを意味する。それ故
S64において、デューティ比Dtを単位量ΔDだけ増
加して圧縮機負荷トルクを少しだけ増大させ、エンジン
負荷の増加によって回転数NEが低下する方向に誘導す
る。さすれば、エンジンと圧縮機との直接的作動連結に
もかかわらず、エンジン回転数NEの安定化が図られ
る。つまり、このルーチンRF6は、起動直後で不安定
なエンジンEのアイドリングを圧縮機の負荷トルクを調
節することで安定方向に導くことを狙ったものである。
なお、S64で修正されるデューティ比Dtはその最大
値Dt(max)を越えることはない。
44判定でYESの場合、制御装置70は図7の高負荷
時制御ルーチンRF7に示す一連の処理を実行する。ま
ずS71(準備ステップ)において、現在のデューティ
比Dtを復帰目標値DtRとして記憶する。このDtR
は、後述するS74でのデューティ比戻し制御における
目標値となるものである。その後S72において制御装
置70は、デューティ比Dtを最小値Dt(min)に
設定変更すると共に最小デューティ比Dt(min)で
のデューティ制御を駆動回路71に指令する。S73
で、その時々のアクセル開度Ac(t)が第2のアクセ
ル開度判定値Ac(D2)よりも小さくなったか否かを
判定する。第2の判定値Ac(D2)は前記第1の判定
値Ac(D1)よりも小さな値であり、S73の判定
は、アクセル開度Ac(t)が大きい状態から小さな状
態に移行したこと、つまりエンジンが高負荷状態から開
放されたことを間接検出することを目的とする。なお、
二つの異なる判定値を用いたのは、いわゆるヒステレシ
スな判定パターンを採用することで単一の判定値を用い
た場合にみられる制御のハンチングを回避するためであ
る。S73判定がNOである限り、デューティ比Dtは
最小値Dt(min)のままであり、制御弁開度が最大
でクランク圧Pcが増大する。従って、エンジンが高負
荷状態にある限り、圧縮機の吐出容量及び負荷トルクが
最小状態に保たれて、エンジンの負担軽減が図られる。
S73判定がYESになると、S74においてデューテ
ィ比の戻し制御が行われる。これは、一旦最小値Dt
(min)にまで低下させたデューティ比Dtを徐々に
復帰目標値DtR(即ちRF7の処理に入る直前のデュ
ーティ比)に戻すためのDt徐変制御である。S74の
枠内に示したグラフでは、S73判定がYESとなった
ときが時点t1である。そこからデューティ比Dtは、
所定時間(t2−t1)をかけてDtRにまでほぼ直線
的な復帰パターンを保つように戻される。この直線的パ
ターンの傾きは、デューティ比Dtの急激な復帰に起因
した斜板傾角の急変による衝撃を生じさせないように設
定されている。デューティ比Dtが時点t2で復帰目標
値DtRに到達すると、サブルーチンRF7の処理が終
了し、処理がメインルーチンに戻される。
5判定でYESの場合、制御装置70は図8の加速時制
御ルーチンRF8に示す一連の処理を実行する。まずS
81(準備ステップ)において、現在のデューティ比D
tを復帰目標値DtRとして記憶する。DtRは、後述
するS87でのデューティ比戻し制御における目標値で
ある。S82において、その時の検出温度Te(t)を
加速カット開始時の温度Te(INI)として記憶す
る。そして制御装置70は、S83で内蔵タイマの計測
動作をスタートさせ、S84でデューティ比Dtを最小
値Dt(min)に設定変更すると共に最小デューティ
比Dt(min)でのデューティ制御を駆動回路71に
指令する。これにより、制御弁開度は最大(全開)とな
りクランク圧Pcが増大する。S85において、タイマ
によって計測された経過時間が予め定められた設定時間
STを超えたか否かを判定する。S85判定がNOであ
る限り、デューティ比Dtは最小値Dt(min)に維
持される。換言すれば、タイマースタートからの経過時
間が少なくとも設定時間STを超えるまで制御弁開度は
全開に保たれ、圧縮機の吐出容量及び負荷トルクが確実
に最小化される。そして、加速時におけるエンジン負荷
の低減(極小化)を少なくとも時間STだけは確実に達
成する。一般に車輌の加速は一時的なものであるため設
定時間STは短くてよい。
ときの検出温度Te(t)が、前記加速カット開始時温
度Te(INI)に許容増加温度βを加えた温度値より
も大きいか否かを判定する。この判定は、少なくとも時
間STの経過により許容増加温度βを超えて温度Te
(t)が増大したか否かを調べるものであり、冷房能力
の復帰が直ちに必要であるか否かを判断することを目的
とする。S86判定がYESの場合には室温上昇の兆候
がみられることを意味するので、その場合には、S87
においてデューティ比の戻し制御が行われる。この戻し
制御の趣旨は、図7の場合同様、デューティ比Dtを徐
々に復帰目標値DtRに戻すことで斜板傾角の急変によ
る衝撃を回避することにある。S87の枠内に示したグ
ラフによれば、S86の判定がYESになったときが時
点t4であり、デューティ比Dtが復帰目標値DtRに
到達したときが時点t5である。所定時間(t5−t
4)をかけて直線的パターンのDt復帰が実施される。
尚、時間隔(t4−t3)は、前記設定時間STとS8
6判定でNOを繰り返す時間との和に相当する。デュー
テイ比Dtが目標値DtRに到達すると、サブルーチン
RF8の処理が終了し、処理がメインルーチンに戻され
る。
のS47判定でYESの場合、制御装置70は図9の空
走・減速時制御ルーチンRF9に示す一連の処理を実行
する。まずS91(準備ステップ)において、現在のデ
ューティ比Dtを復帰目標値DtRとして記憶する。こ
のDtRは後述するS95でのデューティ比戻し制御に
おける目標値である。その後S92において制御装置7
0は、デューティ比Dtを最大値Dt(max)に設定
変更すると共に最大デューティ比Dt(max)でのデ
ューティ制御を駆動回路71に指令する。S93におい
て、その時々の蒸発器近傍の検出温度Te(t)が設定
温度Te(set)よりも大であるか否かを判定する。
更にS93判定がYESの場合には、S94において、
その時のアクセル開度Ac(t)が依然として最小開度
Ac(min)であるか否かを判定する。そして、S9
3判定及びS94判定が共にYESである限り、デュー
ティ比Dtは最大値Dt(max)のままであり、制御
弁開度が最小(つまり閉塞状態)となりクランク圧Pc
が減少する。従って、圧縮機の吐出容量及び負荷トルク
が最大化され、空走又は減速時の運動エネルギーが圧縮
機の駆動力として用いられる。つまりS93→S94→
S92の帰還サイクルは、電気自動車における回生制動
に類似したエネルギー回収手法の考え方を空調システム
に応用したものである。ルーチンRF9の制御の目的
は、エンジンEにあまり負荷がかかっていない状況下で
余剰の運動エネルギーを空調システムに導入し、室内か
らの熱除去に有効利用することにある。
(t)が設定温度Te(set)以下の場合には、そも
そも冷房が不要である。又、S94判定がNO、つまり
アクセル開度が大きくなったときには、車輌は空走又は
減速という状況にない。故に、これらの場合には、S9
5においてデューティ比の戻し制御が行われる。この戻
し制御の趣旨は、図7及び図8の場合同様、デューティ
比Dtを徐々に復帰目標値DtRに戻すことで斜板傾角
の急変による衝撃を回避することにある。S95の枠内
に示したグラフによれば、S93又はS94の判定がN
Oになったときが時点t6であり、デューティ比Dtが
復帰目標値DtRに到達したときが時点t7である。所
定時間(t7−t6)をかけて直線的パターンのDt復
帰が実施される。Dtが目標値DtRに到達すると、サ
ブルーチンRF9の処理が終了し、処理がメインルーチ
ンに戻される。
な効果を得ることができる。 ○ 本実施形態では、室内又は蒸発器での熱負荷の大き
さに影響される吸入圧Psを容量制御弁40の開度制御
(つまりは圧縮機の吐出容量制御)の指標とすることな
く、圧縮機の駆動軸6に作用する負荷トルクTQ(t)
を直接の制御対象として圧縮機吐出容量のフィードバッ
ク制御を実現している。このため、蒸発器での熱負荷状
況に影響されることなく、エンジン側の事情を優先すべ
き非常時には外部制御によって即座に吐出容量を減少又
は増大させることができる。それ故に、加速時等におけ
るカット制御の応答性やカット制御の信頼性及び安定性
に優れている。
(t)及び設定温度Te(set)に基づく負荷トルク
目標値TQTの自動修正(図5のS51〜S54)を伴
う、負荷トルクTQ(t)を指標とした吐出容量のフィ
ードバック制御により、人間の快適感を満たすという空
調装置本来の目的を十分に達成することができる。つま
り本実施形態によれば、通常時における室温の安定維持
を図るための圧縮機の吐出容量制御と、非常時における
緊急避難的な吐出容量の迅速な変更とを両立させること
ができる。
ィードバック制御系とすることにより、S74、S87
及びS95におけるデューティ比の戻し制御のパターン
を、思い描いた通りの復帰パターン(本実施形態では直
線的パターン)にすることができる。ちなみに、従来の
Psに依拠した制御手法では、圧縮機の負荷トルクTQ
(t)の時間的変化をコントロールすることが困難で、
最小容量から比例直線的に吐出容量を徐々に引き上げる
ということは事実上できなかった。
の調節に用いる制御弁40は、少なくともベローズ等の
感圧部材を必要とせず、その意味で従来の設定圧可変弁
に比べて製造コストを低くできる。
に変更してもよい。 ○ 負荷トルク検出器は非接触式である必要はなく、接
触式の歪ゲージであってもよい。
に作用する負荷トルクを検出するものであるが、圧縮機
の他部位に作用する機械的歪み(又は応力集中)から負
荷トルクを検出するようにしてもよい。例えば、エンジ
ンルーム内に圧縮機を取り付けるための部品(俗に取付
足と呼ばれる)や通しボルト10(図1参照)に作用す
る歪みを検知するセンサを負荷トルク検出器として利用
してもよい。
は、給気通路28の途中に(入れ側)制御弁40を配設
する入れ側制御方式を採用しているが、抽気通路27の
途中に(抜き側)制御弁を配設する抜き側制御方式であ
ってもよい。又は、三方弁型の制御弁を用いて入れ側制
御と抜き側制御の双方を実現する複合制御方式を採用し
てもよい。
によって連続的に弁開度を変更可能なものでなくともよ
く、外部制御によって弁の開閉タイミングを変更可能な
ものであってもよい。
器60における駆動軸先端周辺の磁歪検出部(61〜6
6)を図12又は図13に示すような磁歪検出部で置換
してもよい。図12の磁歪検出部は、駆動軸6の外周面
の磁性膜(「磁歪環」と呼ぶ)81と、集磁ヨーク82
と、検出コイル83とを備えてなる。磁歪環81は所定
厚(例えば1mm)と、駆動軸6の長さ方向に沿った所
定幅(例えば30mm以上)を持ち、駆動軸6に対して
帯状に巻着されている。圧縮機運転時の反発負荷トルク
に起因する磁歪みの検出精度を高めるために、磁歪環8
1の表面に斜め溝81aを形成することは好ましいが、
この斜め溝81aは必須ではない。金属製の集磁ヨーク
82は磁歪環81を取り囲むように設けられている。集
磁ヨーク82の支持には、図1のコイル63〜66と同
様、フロントハウジング2の前端円筒部が利用される。
集磁ヨーク82は断面コ字状をなしており、その内部に
は検出コイル83が保持されている。検出コイル83は
図3の二次コイル65,66に相当する。ヨーク82及
びコイル83は共に磁歪環81とは非接触である。ま
た、図13(A)の磁歪検出部は、図12と同様の磁歪
環81(但し斜め溝81aは持たず)と、磁気センサ8
4とからなる。磁歪環81と磁気センサ84とは非接触
である。磁気センサ84は、好ましくは図13(B)に
示すようなクロスヘッド型のピックアップデバイスであ
る。クロスヘッド型ピックアップを用いれば、磁歪みの
要求検出精度次第で前記磁歪環81を省略することもで
きる。図12又は図13のいずれの磁歪検出部でも、圧
縮動作の反作用たる反発負荷トルクに起因して駆動軸6
及び磁歪環81に捩じれが生じると、磁歪環81の捩じ
れの程度に応じて磁歪みが発生し、それが検出コイル8
3又は磁気センサ84での電圧(又は電流)の変化を誘
発する。反発負荷トルクの大きさと誘導電圧の大きさと
の間には相関関係があるため、かかる磁歪検出部を用い
て反発負荷トルクの大きさを検出できる。
想のポイント)請求項1において、前記負荷トルク検出
手段は、前記圧縮機の駆動軸に作用する反発負荷トルク
を検出する負荷トルク検出器であること。特に負荷トル
ク検出器は、クロスヘッド型ピックアップデバイスを備
えた磁歪検出部を有すること。かかる負荷トルク検出器
によれば、圧縮機における負荷の大きさを正確に実測す
ることができる。
記蒸発器の近傍に設けられて該蒸発器を通過してくる空
気の温度を検出するセンサであること。請求項8におい
て、前記容量制御弁は、吸入圧Psに影響されることな
く外部からの通電制御のみによって弁開度調節可能な制
御弁であること。
出室とクランク室とを結ぶ給気通路に設けられているこ
と。この構成によれば、制御弁はいわゆる入れ側制御弁
となり、特にクランク圧Pcを昇圧する方向、つまり吐
出容量を減ずる方向の制御性が向上する。この構成は前
述のようなカット制御に適している。
圧力に影響されることなく通電制御のみで一義的に開度
調節可能な制御弁であること。
発器での熱負荷状況に影響されることなく、必要時には
外部制御によって圧縮機の吐出容量を迅速に変更するこ
とが可能となる。また、通常時における室温の安定維持
を図るための圧縮機の吐出容量制御と、非常時における
緊急避難的な吐出容量の迅速な変更とを両立させること
が可能となる。
ロック図。
ローチャート。
ート。
フ。
関係を概念的に示すグラフ。
斜視図。
し、(A)は全体斜視図、(B)はクロスヘッド型ピッ
クアップデバイスの概要を示す斜視図。
吸入室、22…吐出室、31…凝縮器、32…膨張弁
(減圧装置)、33…蒸発器、40…容量制御弁(電磁
制御弁)、60…負荷トルク検出器(負荷トルク検出手
段)、70…制御装置、72…A/Cスイッチ、73…
温度設定器、74…温度センサ、75…車速センサ、7
6…エンジン回転数センサ、77…スロットルセンサ
(アクセル開度センサ)、ECU…エンジン制御ユニッ
ト(72〜77及びECUは外部情報検知手段を構成す
る)、DtR…復帰目標値(最小化又は最大化する前の
負荷トルク値に相当する)。
Claims (11)
- 【請求項1】 凝縮器、減圧装置、蒸発器及び容量可変
型圧縮機からなる冷媒循環回路を備えた空調装置であっ
て、 前記圧縮機において圧縮動作の反作用として発生する負
荷トルクを直接的又は間接的に検出する負荷トルク検出
手段と、 前記負荷トルク以外の種々の外部情報を検知する外部情
報検知手段と、 前記外部情報検知手段から提供される外部情報に基づい
て負荷トルク目標値を決定すると共に、その負荷トルク
目標値に前記負荷トルク検出手段によって検出された負
荷トルクが近づくように前記圧縮機の吐出容量をフィー
ドバック制御する制御装置とを備えたことを特徴とする
空調装置。 - 【請求項2】 前記制御装置は、外部情報に基づいて通
常時又は非常時の判定を行う機能を備え、非常時には前
記フィードバック制御を中断して前記負荷トルク目標値
にかかわらず負荷トルクを強制的に所定値にすべく圧縮
機の吐出容量を制御することを特徴とする請求項1に記
載の空調装置。 - 【請求項3】 前記所定値は、負荷トルクの最小値又は
最大値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
空調装置。 - 【請求項4】 前記外部情報検知手段は少なくとも、室
内温度と相関性のある温度情報を得るための温度センサ
と、所望温度を設定するための温度設定器とを備えてお
り、前記制御装置は、前記温度センサの検出温度と前記
温度設定器の設定温度との比較結果に基づいて前記負荷
トルク目標値を決定することを特徴とする請求項1〜3
のいずれか一項に記載の空調装置。 - 【請求項5】 前記外部情報検知手段は少なくとも、車
輌のアクセル開度を検知するアクセル開度センサを備
え、前記制御装置は、少なくとも前記アクセル開度セン
サの検知アクセル開度に基づいて車輌が高負荷状態又は
加速状態の非常時にあるか否かを判定すると共に、高負
荷時又は加速時には前記フィードバック制御を中断して
負荷トルクを強制的に最小化すべく圧縮機の吐出容量を
制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項
に記載の空調装置。 - 【請求項6】 前記外部情報検知手段は少なくとも、車
輌のアクセル開度を検知するアクセル開度センサを備
え、前記制御装置は、少なくとも前記アクセル開度セン
サの検知アクセル開度に基づいて車輌が空走・減速状態
の非常時にあるか否かを判定すると共に、空走・減速時
には前記フィードバック制御を中断して負荷トルクを強
制的に最大化すべく圧縮機の吐出容量を制御することを
特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の空調装
置。 - 【請求項7】 前記制御装置は、非常時において一旦最
小化又は最大化された負荷トルクを、予め定められた復
帰パターンに従って最小化又は最大化する前の負荷トル
ク値に復帰させるべく圧縮機の吐出容量の戻し制御を行
うことを特徴とする請求項5又は6に記載の空調装置。 - 【請求項8】 前記容量可変型圧縮機は、前記凝縮器と
つながる吐出室と、前記蒸発器とつながる吸入室と、傾
動可能なカムプレートを収容するクランク室と、前記吐
出室、クランク室及び吸入室を巡る制御用冷媒ガスの移
動経路に設けられ且つ外部からの通電制御によって作動
する容量制御弁とを備え、前記制御装置は、前記容量制
御弁に対する通電制御により該制御弁の開度を調節し、
クランク室の内圧を制御して吐出容量を変更することを
特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の空調装
置。 - 【請求項9】 車輌用空調装置に組み込まれる容量可変
型圧縮機における吐出容量の制御方法であって、 車輌が通常運転モードにあるときには、圧縮動作の反作
用として発生する負荷トルクが、室内温度と相関性のあ
る物理量に基づいて決定される負荷トルク目標値に近づ
くように当該圧縮機の吐出容量をフィードバック制御
し、 車輌が非常時運転モードにあるときには、前記フィード
バック制御を中断して前記負荷トルクを強制的に所定値
にすべく当該圧縮機の吐出容量を制御することを特徴と
する容量可変型圧縮機の制御方法。 - 【請求項10】 前記所定値は、負荷トルクの最小値又
は最大値であることを特徴とする請求項9に記載の容量
可変型圧縮機の制御方法。 - 【請求項11】 前記圧縮機は容量制御弁の開度調節に
基づくクランク室の内圧制御によって吐出容量を変化さ
せるタイプであり、当該容量制御弁として、通電制御で
開度調節可能な電磁制御弁を採用し、該電磁制御弁への
通電制御によって圧縮機の吐出容量を制御することを特
徴とする請求項9又は10に記載の容量可変型圧縮機の
制御方法。
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