JP2001072923A - 塗料用硬化剤の製造方法 - Google Patents

塗料用硬化剤の製造方法

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JP2001072923A
JP2001072923A JP22136999A JP22136999A JP2001072923A JP 2001072923 A JP2001072923 A JP 2001072923A JP 22136999 A JP22136999 A JP 22136999A JP 22136999 A JP22136999 A JP 22136999A JP 2001072923 A JP2001072923 A JP 2001072923A
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uretdionation
uretdione
polyol
diisocyanate
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JP22136999A
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Shunji Minazu
俊二 水津
Shinji Annen
真司 安念
Toshiaki Sasahara
俊昭 笹原
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主剤への相溶性・貯蔵安定性等が良好であ
り、低粘度であるウレトジオン変性ポリイソシアネート
からなる塗料用硬化剤の製造方法を提供する。 【解決手段】 直鎖脂肪族ジイソシアネート及び側鎖を
有する数平均分子量500以下のポリオールを用い、ウ
レタン化反応と同時、又はウレタン化反応後ウレトジオ
ン化反応を行って、かつ、ウレトジオン化反応の停止剤
に硫黄を用いることを特徴とする塗料用硬化剤の製造方
法により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主剤への相溶性・
貯蔵安定性等が良好であり、低粘度であるウレトジオン
変性ポリイソシアネートからなる塗料用硬化剤の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレトジオン基は、イソシアネート基2
個が反応することで生成し、その反応機構は可逆的であ
ることが知られている。このため、ウレトジオン基が潜
在的なイソシアネート生成基となることを利用して、塗
料、接着剤、フォーム等の応用が検討されている。ま
た、イソシアヌレート変性ポリイソシアネートより、ウ
レトジオン/イソシアヌレート変性ポリイソシアネート
のほうが粘度が低くなることも知られている。このこと
を利用して、イソシアヌレート変性ポリイソシアネート
の低粘度化が検討されている。
【0003】ウレトジオン変性ポリイソシアネートを塗
料に適用することは、特開平4−305566号公報等
により公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−305566号公報では、トリオクチルホスフィン
等の3価のリン系ウレトジオン化触媒を、有機過酸化物
等の酸化剤と反応させてホスフィンオキサイドに転化さ
せることで、リン系ウレトジオン化触媒を失活させ、ウ
レトジオン化反応を停止させている。しかし、このウレ
トジオン化触媒の失活反応により生成するホスフィンオ
キサイドは、イソシアネート基のカルボジイミド化触媒
として公知のものである。すなわち、特開平4−305
566号公報記載のウレトジオン化反応の停止方法は、
ウレトジオン化反応は停止するが、新たにカルボジイミ
ド化反応が進行する可能性がある。このため、得られた
ウレトジオン変性ポリイソシアネートを貯蔵する際、カ
ルボジイミド化反応による粘度増加や着色の進行、ま
た、カルボジイミド化反応における副生成物である炭酸
ガスによる容器の破損のおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な従来の問題点を解決するため、鋭意検討の結果、ウレ
トジオン変性ポリイソシアネートを用いた塗料用硬化剤
の製造方法において、特定のポリオールを用いること
で、主剤への相溶性を改善でき、また、ウレトジオン化
反応の停止を特定の停止剤に用いることで、貯蔵安定性
等を改善できることをを見いだし、本発明を完成させる
に至った。
【0006】すなわち、本発明は以下の(1)〜(4)
である。 (1)以下の製造工程から得られるウレトジオン変性ポ
リイソシアネートからなる塗料用硬化剤の製造方法。 (イ)直鎖脂肪族ジイソシアネート及び側鎖を有する数
平均分子量500以下のポリオールを含有する混合物
に、ウレトジオン化触媒を添加・加熱して反応させる、
ウレタン化・ウレトジオン化反応工程 (ロ)上記反応系に硫黄を添加して、ウレトジオン化反
応を停止させる、ウレトジオン化停止工程。
【0007】(2)以下の(イ)〜(ハ)の製造工程か
ら得られるウレトジオン変性ポリイソシアネートからな
る塗料用硬化剤の製造方法。 (イ)直鎖脂肪族ジイソシアネート及び側鎖を有する数
平均分子量500以下のポリオールを反応させてイソシ
アネート基末端プレポリマーを得る、ウレタン化反応工
程。 (ロ)上記イソシアネート基末端プレポリマーにウレト
ジオン化触媒を添加、反応させる、ウレトジオン化反応
工程。 (ハ)ウレトジオン化反応系に硫黄を添加して、ウレト
ジオン化反応を停止させる、ウレトジオン化停止工程。
【0008】(3)直鎖脂肪族ジイソシアネートがヘキ
サメチレンジイソシアネートであることを特徴とする、
前記(1)又は(2)の塗料用硬化剤の製造方法。
【0009】(4) 側鎖を有する数平均分子量500
以下のポリオールが1分子中に側鎖を2個以上有するも
のであることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいず
れかの塗料用硬化剤の製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳しく説明す
る。本発明に用いられる直鎖脂肪族ジイソシアネート
は、下記の化学構造式 OCN(CH2)nNCO(nは1以上の整数) …(1) で表されるものである。具体的には、テトラメチレンジ
イソシアネート(以下、BDIと略する)、ペンタメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(以下、HDIと略する)、ヘプタメチレンジイソア
イネート、オクタメチレンジイソアイネート、デカメチ
レンジイソシアネート(以下、DDIと略する)等が挙
げられる。これらは単独又は2種以上使用してもよい。
本発明においては、nが偶数のものが好ましく、特にB
DI、HDI、DDIが好ましく、更にはHDIが最も
好ましい。
【0011】また、必要に応じて、上記の直鎖脂肪族ジ
イソシアネート以外の有機ポリイソシアネートを併用す
ることができる。例えば、2,4−トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシ
アネート、1,4−ナフチレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシ
アネート、o−キシリレンジイソシアネート、m−キシ
リレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネ
ート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニト
ロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′
−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、
3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシ
アネート、3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′
−ジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、2−
メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート等の側鎖を持つ脂肪族ジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタン
ジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネー
ト、水素添加キシリレンジイソシアネート、水素添加テ
トラメチルキシリレンジイソシアネート、シクロヘキシ
ルジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネートが挙げ
られる。また、これらの有機ジイソシアネートのビウレ
ット変性ポリイソシアネート、イソシアヌレート変性ポ
リイソシアネート、ウレトンイミン変性ポリイソシアネ
ート、ウレトジオン変性ポリイソシアネート、カルボジ
イミド変性ポリイソシアネート等のいわゆる変性ポリイ
ソシアネートも使用できる。更に、ポリフェニレンポリ
メチレンポリイソシアネート、クルードトリレンジイソ
シアネート等のような、いわゆるポリメリック体といわ
れるものも使用できる。これらの有機ポリイソシアネ−
トは単独又は2種以上の混合物で使用することができ
る。
【0012】本発明に用いられる側鎖を有する数平均分
子量500以下のポリオールとしては、1,2−プロパ
ンジオール(以下、1,2−PDと略する)、1,2−
ブタンジオール(以下、1,2−BDと略する)、1,
3−ブタンジオール(以下、1,3−BDと略する)、
3−メチル−1,5−ペンタンジオール(以下、MPD
と略する)、ネオペンチルグリコール(以下、NPGと
略する)、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール(以
下、EHDと略する)、2,2,4−トリメチルペンタ
ン−1,5−ジオール(以下、TMPDと略する)3,
3−ジメチロールヘプタン(以下、DMHと略する)、
ジプロピレングリコール(以下、DPGと略する)、あ
るいはビスフェノールAのエチレンオキサイド又はプロ
ピレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン、ヘ
キサン−1,3,5−トリオール等が挙げられる。これ
らは単独又は2種以上の混合物で使用することができ
る。
【0013】本発明に用いられる側鎖を有する数平均分
子量500以下のポリオールの中で好ましいものは、例
えばNPG、TMPD、DMH、DPGのような1分子
中に側鎖を2個以上有するものであり、特にTMPD、
DMHが最も好ましい。
【0014】また、必要に応じて、上記の側鎖を有する
数平均分子量500以下のポリオール以外の活性水素基
含有化合物を併用することができる。例えば、数平均分
子量が500〜10,000の長鎖ポリオール、エチレ
ングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−
ノナンジオール、ジエチレングリコール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、グリセリン等の数平均分子量
が500以下の側鎖を有しない低分子ポリオール、ヘキ
サメチレンジアミン、キシレンジアミン、イソホロンジ
アミン等の数平均分子量が500以下の低分子ポリアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等の数
平均分子量が500以下の低分子アミノアルコールが挙
げられる。
【0015】長鎖ポリオールとしては、ポリエステルポ
リオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエーテル
ポリオール、ポリオレフィンポリオール、動植物系ポリ
オール及びこれらのコポリオール等がある。
【0016】前記ポリエステルポリオールとしては、公
知のシュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ア
ゼライン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタ
ル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフ
タル酸、ヘキサヒドロオルソフタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等のポリカ
ルボン酸、(部分)酸エステル、又は(部分)酸無水物
等の1種以上と、前述の数平均分子量500以下の低分
子ポリオール(側鎖の有無を問わない)、低分子ポリア
ミン、低分子アミノアルコール等の1種以上との脱水縮
合反応で得られる、ポリエステルポリオール又はポリエ
ステルアミドポリオールが挙げられる。また、低分子ポ
リオールを開始剤とし、ε−カプロラクトン、γ−バレ
ロラクトン等の環状エステル(ラクトン)モノマーの開
環重合で得られるラクトン系ポリエステルポリオールが
挙げられる。
【0017】ポリカーボネートポリオールとしては、前
述のポリエステルポリオールに用いられる低分子ポリオ
ールと、ジエチレンカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等
との脱アルコール反応等で得られるものが挙げられる。
【0018】ポリエーテルポリオールとしては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオ
キサイドやテトラヒドロフラン等の環状エーテルの単品
や混合物を開環重合させたポリ(オキシアルキレン)ポ
リオール等、及びこれらを共重合したポリエーテルポリ
オール、更に、前述のポリエステルポリオール、ポリカ
ーボネートポリオールを開始剤としたポリエステルエー
テルポリオールが挙げられる。
【0019】ポリオレフィンポリオールとしては、例え
ば、水酸基含有ポリブタジエン、水素添加の水酸基含有
ポリブタジエン、水酸基含有ポリイソプレン、水素添加
の水酸基含有ポリイソプレン、水酸基含有塩素化ポリプ
ロピレン、水酸基含有塩素化ポリエチレン等が挙げられ
る。
【0020】動植物系ポリオールには、ヒマシ油系ポリ
オール、絹フィブロイン等が挙げられる。
【0021】また、活性水素基を2個以上有するもので
あれば、ダイマー酸系ポリオール、水素添加ダイマー酸
系ポリオールの他にエポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂、ロジン樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂、ポ
リビニルアルコール等の樹脂類も長鎖ポリオールとして
使用できる。
【0022】本発明において、イソシアネート基と活性
水素基の仕込みのモル比は、イソシアネート基/活性水
素基が2以上、好ましくは2.5以上である。イソシア
ネート基/活性水素基が2未満の場合は、得られるポリ
イソシアネート中のウレトジオン基含有量が少ないもの
となる。
【0023】本発明においては、平均官能基数、相溶
性、反応性等を調整するために1官能の化合物を併用し
てもよい。この1官能の化合物としては、メタノール、
エタノール、プロパノール、2−エチル−ヘキサノー
ル、ベンジルアルコール等の低分子モノアルコール、メ
トキシポリ(オキシエチレン)グリコール、リシノレイ
ン酸アルキルエステル等の高分子モノオール、エチルア
ミン、ジエチルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン
等のモノアミン、ブチルイソシアネート、フェニルイソ
シアネート、シクロヘキシルイソシアネート等のモノイ
ソシアネートが挙げられる。これらは単独又は2種以上
使用してもよい。また、この1官能化合物の反応時期
は、ウレトジオン化反応の前でも後でもよく、粘度やウ
レトジオン化の程度により適宜選択すればよい。
【0024】直鎖脂肪族ジイソシアネートと活性水素基
含有化合物を反応させる際の反応温度は10〜120
℃、好ましくは30〜100℃である。
【0025】直鎖脂肪族ジイソシアネートと活性水素基
含有化合物を反応させる際の反応触媒としては、公知の
いわゆるウレタン化触媒を用いることができる。具体的
には、ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラ
ウレート等の有機金属化合物や、トリエチレンジアミン
やトリエチルアミン等の有機アミンやその塩等が挙げら
れる。
【0026】本発明に用いられるウレトジオン化触媒
は、公知のウレトジオン化触媒を用いることができる。
例えば、トリエチルホスフィン、ジブチルエチルホスフ
ィン、トリ−n−プロピルホスフィン、トリブチルホス
フィン、トリオクチルホスフィン、トリアミルホスフィ
ン、トリベンジルホスフィン等のトリアルキルホスフィ
ン類あるいはピリジン等が挙げられる。
【0027】ウレトジオン化触媒の添加量は、反応系に
対して0.01〜5.0質量%、好ましくは0.1〜
3.0質量%の範囲から選択される。また、ウレトジオ
ン化反応時は、イソシアヌレート化反応も進行するた
め、反応率(イソシアネート基の減少率)は40%以
下、更には35%以下が好ましい。反応が進みすぎると
ゲル化しやすくなり、目的とする形状のものが得られな
くなる。このため、反応温度、添加量、添加方法等の反
応条件を慎重に選択しなければならない。触媒の添加方
法としては、一括仕込みの他に、分割添加等が挙げられ
る。分割添加の場合、各触媒仕込量は、同量でもよい
し、異なっていてもよい。
【0028】ウレトジオン化反応の反応温度は10〜1
20℃、好ましくは30〜100℃である。
【0029】なお、溶剤の存在でウレトジオン化反応を
行うと、ウレトジオン基含有量が多くなる。溶剤として
は、n−ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系有機
溶剤、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環
族炭化水素系有機溶剤、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン系有機溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチル等のエステル系有機溶剤、エチレン
グリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールメチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メ
トキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピ
オネート等のグリコールエーテルエステル系有機溶剤、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル系有機溶剤、塩化メチル、塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、臭化メチル、ヨウ化メチレ
ン、ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素系有
機溶剤、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルホスホニルアミド等の極性非プロトン溶剤等
が挙げられる。前記溶剤は1種又は2種以上使用するこ
とができる。
【0030】ウレトジオン化反応が、反応率が40%ま
でに、好ましくは35%までの時点で、停止剤を添加し
てウレトジオン化触媒を不活性化し、反応を停止させ
る。停止剤としては、硫黄を用いる。なお、この「反応
率」とは、ウレトジオン化反応前のイソシアネート含量
について、ポリオール等に含有する活性水素基相当量を
差し引いた分を100%として、ウレトジオン化反応に
費やされたイソシアネート基の割合である。
【0031】停止剤の添加量は、ウレトジオン化触媒の
0.5〜3.0当量が好ましく、特に1.0〜2.0当
量が好ましい。この場合の「1当量」とは、ウレトジオ
ン化触媒であるリン系化合物1モルに対して、硫黄原子
1モルとなる量である。停止剤添加量が下限未満の場合
は、ウレトジオン化反応が停止しない。また、上限を越
える場合は、得られる塗料用硬化剤の着色が大きくな
る。
【0032】また、必要に応じて、上記の停止剤以外の
ウレトジオン化反応停止剤を併用することができる。例
えば、リン酸、亜リン酸、リン酸エチル、リン酸ジエチ
ル等の酸性リン酸エステル、亜リン酸エチル、亜リン酸
ジエチル等の酸性亜リン酸エステル、塩酸、硝酸、硫
酸、トルエンスルホン酸、トルエンスルホン酸エステ
ル、過酸化ベンゾイル等の有機過酸化物、酢酸クロライ
ド等の有機酸ハライド等が挙げられる。
【0033】なお、ウレタン化反応とウレトジオン化反
応は、同時に行うほうが反応時間の短縮につながるので
好ましい。これは、ウレタン化反応の際に用いる水酸基
含有化合物が、ウレトジオン化反応の助触媒となり、ウ
レトジオン化反応をより促進するためである。よって、
ウレタン化反応とウレトジオン化反応を同時に行うこと
は、より効率的に反応時間を短縮することが可能とな
る。
【0034】ウレトジオン化反応終了後は、反応生成
物、直鎖脂肪族ジイソシアネート(モノマー)、触媒、
停止剤、(有機溶剤)の混合物が得られる。そして、遊
離イソシアネートモノマー(及び有機溶剤)を除去する
ほうが好ましい。遊離イソシアネートモノマー(及び有
機溶剤)は、(それぞれの)含量が(各)1質量%以
下、更には(各)0.9質量%以下になるまで除去する
ほうが好ましい。回収したイソシアネートモノマー(及
び有機溶剤)は再度使用して有効に活用できる。なお、
除去方法としては、蒸留、再沈、抽出等公知の方法が挙
げられ、蒸留特に薄膜蒸留が溶剤等を用いることなくで
きるので好ましい。
【0035】本発明によって得られるウレトジオン変性
ポリイソシアネートは、ウレトジオン基とイソシアヌレ
ート基が同時に生成する。本発明によって得られるウレ
トジオン変性ポリイソシアネートのウレトジオン基含有
量とイソシアヌレート基含有量は、それぞれウレトジオ
ン基含有量:10〜25質量%、イソシアヌレート基含
有量:20質量%以下であり、好ましくは、ウレトジオ
ン基含有量:12〜23、イソシアヌレート基含有量:
15質量%以下である。
【0036】また、本発明によって得られる塗料用硬化
剤の25℃における粘度は、10〜150mm2/s
(固形分100%換算時)、好ましくは15〜130m
2/sである。
【0037】本発明によって得られたポリイソシアネー
トに、必要に応じて、例えば2,6−ジ−tert−ブ
チル−4−メチルフェノール等の酸化防止剤や、紫外線
吸収剤、顔料、染料、溶剤、難燃剤、加水分解防止剤、
潤滑剤、可塑剤、充填剤、貯蔵安定剤等の添加剤を適宜
配合することができる。
【0038】なお、ウレトジオン変性ポリイソシアネー
トのウレトジオン基含有量は、以下のようにして求める
ことができる。 (イ)ポリイソシアネートそのもののイソシアネート含
量(A)を求める。 (ロ)ポリイソシアネートをウレトジオン基の解離温度
より高い温度に加熱し、ウレトジオン基を完全に解離さ
せる。その後、(イ)と同様にしてイソシアネート含量
(B)を求める。 (ハ)(B)−(A)がウレトジオン基含有量となる。 イソシアネート含量の定量方法は、公知の方法が採用で
き、例えば、過剰量のアミンにて、イソシアネート基と
反応させ、残存アミンを濃度が規定されている酸にて中
和し、当初のアミン量と消費された酸の量からイソシア
ネート含量が求められる。ウレトジオン基の解離温度よ
り高い温度とは、イソシアネートの種類によって異なる
が、一般的には150〜180℃に加熱することが好ま
しい。
【0039】
【実施例】本発明について、実施例、比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定され
るものではない。なお、実施例、比較例において「部」
は全て「質量部」を意味し、「%」は全て「質量%」を
意味する。
【0040】〔ウレトジオン変性ポリイソシアネートか
らなる塗料硬化剤の製造〕 実施例1 攪拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導入管のついた反
応器に、新HDIを3,971部、TMPDを29部、
TOPを6.0部仕込み、攪拌しながら50℃で15時
間反応させた。反応率が11%に達したところで、硫黄
を0.5部を加えて反応を停止させて、イソシアネート
含量=43.5%の淡黄色のウレトジオン変性ポリイソ
シアネートを得た。最終反応率は11.4%であった。
次いで、未反応のHDIを120℃・13Paで薄膜減
圧蒸留により除去した。生成物のイソシアネート含量=
22.5%であり、FT−IR及び13C−NMRから、
この生成物にはイソシアネート基、ウレトジオン基及び
イソシアヌレート基が存在することが確認された。ま
た、この生成物を180℃に加熱してウレトジオン基を
解離させ、当初から存在しているイソシアネート基とウ
レトジオン基が解離して生成したイソシアネート基の総
量を求めたところ、イソシアネート含量=36.3%で
あり、よって、ウレトジオン基含有量は13.8%であ
った。また、イソシアヌレート基含有量=10.8%で
あった。25℃における粘度は150mm2 /sであっ
た。このウレトジオン変性ポリイソシアネートからなる
塗料用硬化剤をP−1とする。
【0041】実施例2、5、7 実施例1と同様な反応器に表1に示す配合で、直鎖脂肪
族ジイソシアネート、側鎖含有ポリオール、ウレトジオ
ン化触媒を仕込み、実施例1と同様ににしてウレトジオ
ン化含有ポリイソシアネートを得た。次いで未反応のH
DIを、120℃・13Paで薄膜減圧蒸留により除去
して、ウレトジオン変性ポリイソシアネートからなる塗
料用硬化剤P−2、5、7を得た。なお、P−7は、薄
膜減圧蒸留後にBHTを3.2部添加したものである。
これらの性状を表1に示す。
【0042】実施例3 実施例1と同様な反応器に、HDIを3,971部とT
MPDを29部仕込み、80℃で2時間反応させて、イ
ソシアネート含量=49.2%のイソシアネート基末端
プレポリマーを得た。次に、TOPを6.0部仕込み、
攪拌しながら50℃で20時間反応させた。反応率が1
0%を越えていたので、硫黄を0.5部を加えて反応を
停止させて、イソシアネート含量=43.4%の淡黄色
のウレトジオン変性ポリイソシアネートを得た。最終反
応率は、11.6%であった。次いで、未反応のHDI
を、120℃・13Paで薄膜減圧蒸留により除去し
た。生成物のイソシアネート含量=22.4%であり、
FT−IR及び13C−NMRから、この生成物にはイソ
シアネート基、ウレトジオン基及びイソシアヌレート基
が存在することが確認された。また、この生成物を18
0℃に加熱してウレトジオン基を解離させ、当初から存
在しているイソシアネート基とウレトジオン基が解離し
て生成したイソシアネート基の総量を求めたところ、イ
ソシアネート含量=36.1%であり、よって、ウレト
ジオン基含有量は13.7%であった。また、イソシア
ヌレート基含有量=11.0%であった。25℃におけ
る粘度は155mm2 /sであった。このウレトジオン
変性ポリイソシアネートからなる塗料用硬化剤をP−3
とする。
【0043】実施例4、6、8 実施例1と同様な反応器に表1に示す配合で、直鎖脂肪
族ジイソシアネート、側鎖含有ポリオールを仕込み、8
0℃で2時間反応させて、イソシアネート基末端プレポ
リマーを得た。次いでウレトジオン化触媒を添加し、攪
拌しながら50℃で20時間反応させた。次いでウレト
ジオン化反応停止剤を加えて反応を停止させて、ウレト
ジオン変性ポリイソシアネートを得た。次いで未反応の
HDIを、120℃・13Paで薄膜減圧蒸留により除
去して、ウレトジオン変性ポリイソシアネートからなる
塗料用硬化剤P−4、6、8を得た。なお、P−8は、
薄膜減圧蒸留後にBHTを3.2部添加したものであ
る。これらの性状を表1に示す。
【0044】比較例1 実施例1と同様な反応器に、HDIを4,000部、T
OPを6.0部仕込み、攪拌しながら50℃で18時間
反応させた。反応率が10%を越えていたので、硫黄を
0.4部加えて反応を停止させて、イソシアネート含量
=42.5%の淡黄色のウレトジオン変性ポリイソシア
ネートを得た。最終反応率は、14.8%であった。次
いで、未反応のHDIを120℃・13Paで薄膜減圧
蒸留により除去した。生成物のイソシアネート含量=2
3.1%であり、FT−IR及び 13C−NMRから、こ
の生成物にはイソシアネート基、ウレトジオン基及びイ
ソシアヌレート基が存在することが確認された。また、
この生成物を180℃に加熱してウレトジオン基を解離
させ、当初から存在しているイソシアネート基とウレト
ジオン基が解離して生成したイソシアネート基の総量を
求めたところ、イソシアネート含量=38.2%であ
り、よって、ウレトジオン基含有量は15.1%であっ
た。また、イソシアヌレート基含有量=10.7%であ
った。また、25℃における粘度は56mm2 /sであ
った。このウレトジオン変性ポリイソシアネートからな
る塗料用硬化剤をP−9とする。
【0045】比較例2 実施例1と同様な反応器に、HDIを3,968部、D
MHを32部、TOPを6.0部仕込み、攪拌しながら
50℃で18時間反応させた。反応率が10%を越えて
いたので、PMHOPを4.3部加えて反応を停止させ
て、イソシアネート含量=42.8%の淡黄色のウレト
ジオン変性ポリイソシアネートを得た。最終反応率は、
12.8%であった。次いで、未反応のHDIを120
℃・13Paで薄膜減圧蒸留により除去した。生成物の
イソシアネート含量=22.4%であり、FT−IR及
13C−NMRから、この生成物にはイソシアネート
基、ウレトジオン基及びイソシアヌレート基が存在する
ことが確認された。また、この生成物を180℃に加熱
してウレトジオン基を解離させ、当初から存在している
イソシアネート基とウレトジオン基が解離して生成した
イソシアネート基の総量を求めたところ、イソシアネー
ト含量=36.4%であり、よって、ウレトジオン基含
有量は14.0%であった。また、イソシアヌレート基
含有量=10.0%であった。25℃における粘度は9
5mm2 /sであった。このウレトジオン変性ポリイソ
シアネートからなる塗料用硬化剤をP−10とする。
【0046】比較例3 実施例1と同様な反応器に、HDIを3,982部と
1,4−BDを18部、TOPを6.0部仕込み、攪拌
しながら50℃で反応させたところ、反応液が徐々に濁
ってきたので、合成を中止した。
【0047】表1、2に実施例1〜8、比較例1〜3の
合成結果を示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】実施例1〜3、比較例1〜3、表1、2に
おいて 新HDI :缶出しのヘキサメチレンジイソシアネー
ト 回収HDI :薄膜蒸留により除去されたヘキサメチレ
ンジイソシアネート TMPD :2,2,4−トリメチルペンタン−1,
5−ジオール DMH :3,3−ジメチロールヘプタン NPG :ネオペンチルグリコール 1,3−BD:1,3−ブタンジオール 1,4−BD:1,4−ブタンジオール TOP :トリオクチルホスフィン PMHPO :パラメンタンハイドロパーオキサイド BHT :2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェノール
【0051】〔相溶性試験〕表3に示す配合で、各種塗
料用主剤と硬化剤を、イソシアネート基と活性水素基が
当量になるように混合して、その混合液の外観をチェッ
クした、結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】表3において PES1:ニッポラン(登録商標)800(日本ポリウレタン工業製) ポリエステルポリオール、固形分75%の酢酸ブチル溶液 PES2:ニッポラン(登録商標)1100(日本ポリウレタン工業製) ポリエステルポリオール、固形分75%の酢酸ブチル溶液 A−OH:アクリディック(登録商標)A−801(大日本インキ化学工業製) アクリルポリオール、固形分50%トルエン/酢酸ブチル溶液 F−OH:ルミフロン(登録商標)LF−200(旭硝子製) フッ素系ポリオール、固形分70%の酢酸ブチル溶液
【0054】表3に示されるように、本発明による側鎖
を有するポリオールを用いた塗料用硬化剤は、どの主剤
に対しても良好な相溶性を示した。しかし、側鎖を有す
るポリオールを用いなかったP−9は、相溶性の悪い主
剤があった。
【0055】〔経時安定性試験〕P−1〜10を50℃
の雰囲気下で保管し、1ヶ月後、3ヶ月後のイソシアネ
ート含量、粘度を測定した。イソシアネート含量の測定
結果を表4に、イソシアネート含量の変化率を表5に、
粘度の測定結果を表6に、粘度の変化率を表7に示す。
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】表4〜7から示されるように、本発明によ
る硬化剤のイソシアネート含量、粘度の変化率は小さい
ものであり、良好な経時安定性を示したが、パーオキサ
イド停止の硬化剤は、特に粘度上昇率が大きく、経時安
定性は良好とは言えないものであった。
【0061】
【発明の効果】本発明によって、あらゆる主剤との相溶
性が良好であり、かつ、経時安定性の優れた、低粘度の
塗料用硬化剤を得ることが可能となった。なお、本発明
の硬化剤は、接着剤、磁気記録媒体、シーリング材、目
止め剤、補修材、各種プライマー等に適用できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 CA02 CA04 CA05 CA13 CA15 CA17 CB03 CB04 CB07 CB08 CC02 CC03 CC12 CC23 CC26 CC45 CC52 CC61 CC62 CD04 DA01 DB01 DB03 DB04 DB07 DF01 DF02 DF11 DF12 DF20 DF21 DF22 DG03 DG04 DG06 DG14 DG16 DJ01 DJ08 DJ09 DJ10 DK02 DL03 DP02 DP06 DP12 DP17 DP18 EA14 GA05 GA06 GA23 GA33 HA01 HA04 HA06 HA07 HB05 HB06 HB08 HB11 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC34 HC35 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC70 HC71 HC73 JA42 KA01 KA02 KB02 KB03 KC17 KD02 KD06 KD11 KD12 KD15 KD17 KD21 KD22 KD25 KE01 KE02 QA05 RA07 4J038 DG262 DG272 DG292 EA011 KA03 NA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の製造工程から得られるウレトジオ
    ン変性ポリイソシアネートからなる塗料用硬化剤の製造
    方法。 (イ)直鎖脂肪族ジイソシアネート及び側鎖を有する数
    平均分子量500以下のポリオールを含有する混合物
    に、ウレトジオン化触媒を添加・加熱して反応させる、
    ウレタン化・ウレトジオン化反応工程。 (ロ)上記反応系に硫黄を添加して、ウレトジオン化反
    応を停止させる、ウレトジオン化停止工程。
  2. 【請求項2】 以下の(イ)〜(ハ)の製造工程から得
    られるウレトジオン変性ポリイソシアネートからなる塗
    料用硬化剤の製造方法。 (イ)直鎖脂肪族ジイソシアネート及び側鎖を有する数
    平均分子量500以下のポリオールを反応させてイソシ
    アネート基末端プレポリマーを得る、ウレタン化反応工
    程。 (ロ)上記イソシアネート基末端プレポリマーにウレト
    ジオン化触媒を添加、反応させる、ウレトジオン化反応
    工程。 (ハ)ウレトジオン化反応系に硫黄を添加して、ウレト
    ジオン化反応を停止させる、ウレトジオン化停止工程。
  3. 【請求項3】 直鎖脂肪族ジイソシアネートがヘキサメ
    チレンジイソシアネートであることを特徴とする、請求
    項1又は2記載の塗料用硬化剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 側鎖を有する数平均分子量500以下の
    ポリオールが1分子中に側鎖を2個以上有するものであ
    ることを特徴とする、請求項1、2、3のいずれかに記
    載の塗料用硬化剤の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100587904B1 (ko) * 1999-09-18 2006-06-08 주식회사 코오롱 폴리우레탄우레아 용액의 제조방법
JP2016053127A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリイソシアネート組成物、塗料組成物及び塗膜

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