JP2001071250A - 固定研磨ベルトポリッシャ - Google Patents

固定研磨ベルトポリッシャ

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JP2001071250A
JP2001071250A JP2000208589A JP2000208589A JP2001071250A JP 2001071250 A JP2001071250 A JP 2001071250A JP 2000208589 A JP2000208589 A JP 2000208589A JP 2000208589 A JP2000208589 A JP 2000208589A JP 2001071250 A JP2001071250 A JP 2001071250A
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polishing
substrate
layer
abrasive
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M White John
エム. ホワイト ジョン
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】固定研磨ベルトを使用して基板を化学的機械的
に研磨する装置及び方法に関する。 【解決手段】 化学的機械的研磨装置は、基板を保持す
るための基板ホルダ、連続した研磨ベルト60、及び裏
当て部材62を有する。研磨ベルトは、固定研磨ポリッ
シング材料で形成され第1の面を有する第1の層22
と、可撓膜材料で形成され第2の面を有する第2の層2
0を有する。ベルトは、使用中はベルトの第1の面が、
膜が基板に対してほぼ直線状の経路で第1の方向に移動
している間基板ホルダにより保持された基板の少なくと
も1部に接触するように構成されている。裏当て部材
は、膜の第2の面に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の記載】本出願は、1999年7月7日出願
の係属中の米国仮特許出願番号第60/143,206
号に対して、米国特許法119条(e)項によって優先
権を主張し、その全体が参考文献として本明細書に含ま
れる。
【0002】
【発明の背景】本発明は化学的機械的研磨に関する。詳
しくは、本発明は固定研磨ベルトを使用して基板を化学
的機械的に研磨する装置及び方法に関する。
【0003】化学的機械的研磨は、半導体及び他の形式
の基板を平坦化する、即ち研磨する方法である。基板上
にデバイスを製作する特定の段階において、次の処理を
実行する前に、基板表面の研磨が必要になることがあ
る。研磨を行うために基板の表面に適合したポリッシン
グパッドを通過させる研磨プロセスは、一般に機械的研
磨と呼ばれている。機械的研磨は化学的に活性的な研磨
液を使用して行うこともできる。化学的に活性的な研磨
液は、実現可能な機械的研磨よりも高い材料除去率と半
導体基板の膜の間の高い化学的選択度を通常備えてい
る。化学的研磨液が機械的研磨と組み合わせて使用され
るとき、そのプロセスは一般に化学的機械的研磨、或い
はCMPと呼ばれる。
【0004】従来技術によるCMPプロセスは、その上
にスラリーが送られるポリッシングパッドを有する大き
くて重い回転プラテンを通常有している。スラリーは、
例えばアルカリ性或いは酸性の化学溶液中にコロイド粒
子を含んでいる。基板は、ポリッシングヘッド或いはキ
ャリアにより研磨プラテンに対して保持されている。基
板は回転され、ポリッシングパッドに押し付けられる。
【0005】CMPにおける基板からの材料除去率は、
特に、除去される膜の材料の特性、スラリー中に使用さ
れる化学薬品及び研磨材、ポリッシングパッド/基板の
接触部分における表面圧及び基板とポリッシングパッド
の間の正味の動き(net motion)を含む幾つかの要因に依
存している。一般的には、ポリッシングパッドに接触し
ている基板の領域における表面圧と正味の動きが高いほ
ど、基板からの材料除去率は大きい。
【0006】
【発明の概要】1つの態様において、本発明は化学的機
械的研磨装置に重点を置いている。本装置は、基板を保
持するための基板ホルダ、連続した研磨ベルト、及び裏
当て部材を有する。研磨ベルトは、固定研磨ポリッシン
グ材料で形成され第1の面を有する第1の層と、可撓膜
材料で形成され第2の面を有する第2の層を有する。ベ
ルトは、膜が基板に対してほぼ直線状の経路で第1の方
向に移動している間、使用中はベルトの第1の面が基板
ホルダにより保持された基板の少なくとも1部に接触す
るように、構成されている。裏当て部材は、膜の第2の
面に配置されている。
【0007】本発明の実施例は、次の特徴の1つ以上を
含むことができる。アクチュエータは、基板とベルトの
第1の面を圧迫し、研磨するために相互に接触させるこ
とができる。膜裏当て部材は可撓性の研磨膜に接触する
ことができ、或いは、膜裏当て部材と研磨ベルトの間に
流体層が介在することができる。ベルトは基板ホルダと
少なくとも同じ幅とすることができ、同時に2個の基板
を研磨するために十分な幅とすることができる。ベルト
は、2個、3個、或いは4個以上のプーリの周りを循環
することができる。可撓膜は非含浸ポリエステル材料で
形成することができ、固定研磨材料は結合材の中に埋め
込まれた研磨粒子で形成することができる。第1の層は
第2の層の外部表面と係合することができ、ベルトの第
1の面はベルトの外部表面とすることができる。第1の
層は第2の層の内部表面と係合することができ、ベルト
の第1の面はベルトの内部表面とすることができる。デ
ィスペンサは、研磨ベルトの第1の面に研磨剤を含まな
い研磨液を散布することができる。
【0008】他の態様において、本発明は化学的機械的
研磨の方法に重点を置いている。本方法において、基板
の少なくとも1部は、連続した研磨ベルト内の固定研磨
ポリッシング材料で形成された第1の層の第1の面と接
触して保持される。研磨ベルトは、可撓膜材料で形成さ
れ第2の面を有する第2の層を更に有する。連続したベ
ルトは、基板に対してほぼ直線状の経路で第1の方向に
動かされる。
【0009】本発明の実施例は、次の特徴の1つ以上を
含むことができる。研磨剤を含まない研磨液は、連続し
た研磨ベルトの第1の面に供給することができる。
【0010】本発明の1つ以上の実施例の詳細を添付図
面及び以下の説明に詳述する。本発明の他の特徴、目的
及び利点は、説明と図面及び特許請求の範囲から明白で
あろう。
【0011】
【発明の詳しい説明】化学的機械的研磨装置(CMP)
を図1に示す。この装置において、研磨される表面に反
応する化学薬品(例えばアルカリ性の液)を使用し、
「固定研磨」研磨ベルトを使用して表面を研磨して、基
板表面は研磨される、図1の斜視図は、3個のローラ6
8、70、72の周囲に引き回された研磨ベルト60を
示す。同様な研磨装置が米国特許第5,961,372
号で説明されており、その全体が参考文献として本明細
書に包含される。
【0012】図3において、固定研磨ポリッシングベル
ト60は、非含浸ポリエステル材料のような可撓膜20
と、可撓膜20の外部表面24に接着された固定研磨ポ
リッシング材料22の層を有する。固定研磨ポリッシン
グ材料22は、結合材の中に保持或いは埋め込まれた研
磨砥粒により構成される研磨複合層である。研磨砥粒は
約0.1ミクロンと1500ミクロンの間の粒子寸法を
有することができる。このような砥粒の例には、二酸化
珪素、溶融酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニ
ウム、未焼結(green)シリコン炭化物、シリコン炭化
物、クロミア(chromia)、アルミナ、ジルコニア、ダイ
ヤモンド、酸化鉄、セリア、立方晶窒化硼素、ガーネッ
ト、及びそれらの組み合わせを含む。結合材は、結合材
を形成するように配慮された重合可能な有機樹脂を含む
前駆物質から得ることもできる。このような樹脂の例に
は、フェノール樹脂、ユリア−ホルムアルデヒド樹脂、
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アクリレイテッドウ
レタン(acrylated urethanes)、アクリレイテッドエポ
キシ(acrylated epoxies)、エチレン不飽和化合物、少
なくともペンダントアクリル酸塩基(pendant acrylate
group)を有するアミノ樹脂誘導体、少なくともペンダン
トアクリル酸塩基(pendant acrylate group)を有するイ
ソシアニュレイト誘導体(isocyanurate derivatives)、
ビニールエーテル、エポキシ樹脂、及びそれらの組み合
わせを含む。可撓膜22は背面補強層として作用し、高
分子の膜、紙、布、金属の膜又は同等物で作ることがで
きる。セリウム酸化物研磨粒子を付したポリエステルベ
ルトを有する固定研磨ポリッシングシートは、米国ミネ
ソタ州、ミネアポリスのスリーエム株式会社から入手す
ることができる。
【0013】図1に戻って、基板(ウェーハ)ホルダ
(ポリッシングヘッド)組立体30は、片持ち梁で支え
られたアーム34に接続されている固定支持体32を有
する。片持ち梁で支えられたアーム34は、ポリッシン
グヘッド40を支えているポリッシングヘッドシャフト
38を保持している。ポリッシングヘッドシャフト38
は、ポリッシングヘッド40の回転と垂直の位置を制御
するために、回転機構(図示せず)により回転すること
ができ、垂直の調整機構(図示せず)により垂直に配置
されている。或いは、ポリッシングヘッド組立体30を
持ち上げ或いは枢動するために、固定支持体32は蝶着
或いは枢動構成を組み込むことができる。従って、研磨
される基板50(ポリッシングヘッド組立体30の下に
あるので図1には示されていない)は、ベルト60上の
研磨動作にアクセスするためにロードされアンロードさ
れることができる。
【0014】研磨ベルト60は、上部の2つのローラの
間を、即ち、ローラ70からローラ72へ右から左へ縦
方向に動く。研磨ベルト60が動くにつれて、研磨剤を
含まない溶液が分配マニホールド74によりベルト60
の幅にわたって散布される。研磨速度を制御するために
使用される化学薬品、例えば、水溶液中のNaOHのよ
うなアルカリ性の化学薬品は、溶液の一部でもよい。或
いは、例えばスプレーノズル(図示せず)を使用して、
化学薬品を他の位置で研磨ベルトに塗布することもでき
る。研磨ベルト60上の液がポリッシングヘッド40に
よって保持される基板に接触するにつれて、基板の化学
的機械的研磨が起きる。
【0015】研磨される基板の表面積全体にわたって、
均一なベルトの圧力を加えることが重要である。基板表
面の均一な研磨を保証するためには、ベルト60に対し
てポリッシングヘッド40を置き、ローラ70と72の
間のベルト60の張力のみに頼ることは通常十分ではな
い。その代わりに、膜裏当て組立体62(図1に透視画
法で示す)が、ポリッシングヘッド40と直接対向して
ベルト60に隣接している位置に設けられている。可動
ベルトは、ポリッシングヘッド40と膜裏当て組立体6
2の間にはさみ込まれる。ベルトと接触しているとき、
裏当て組立体62はベルト60と基板50の間に均一な
接触圧力を与えるように支援する。
【0016】膜裏当て組立体62は、固定支持部材6
4、及び全体として平坦な上部表面を有する膜裏当てフ
ェイスプレート組立体66を有する。膜裏当てフェイス
プレート組立体66は可動ベルト60の下面に均一な圧
力を与え、従って、研磨ベルト60を上方に均一に押し
付けることにより、連続ベルト60の経路のすぐ隣に位
置するポリッシングヘッド40に向かって、僅かな、或
いは無視できる変位で、均一な研磨圧力が基板の表面に
加えられる。
【0017】図1に示す基板研磨位置の断面図を図2及
び図3に示す。図3は、研磨ベルト60の片側の周囲の
構成のクローズアップ図である。図4は、ポリッシング
ヘッド40及び膜裏当て組立体62の細部の透視分解組
立図を示す。ポリッシングヘッド40は、横向きの片持
ち梁支持体34により、或いはサポートプレート36
(図2に透視画法で示す)により支持されている。これ
らの構成の何れにおいても、図には示されていないが、
基板50及びポリッシングヘッド40は回転機構により
回転することができる。基板50及びポリッシングヘッ
ド40は、ベルト60の幅の端から端まで(図5に示す
ように上下に)横方向に振動させることもできる。この
ような回転及び振動性の動きは、研磨ベルト60におけ
る表面の欠陥と異常が、基板50の表面における対応す
る異常を作ることを防止する。ポリッシングヘッド40
の遅い回転(ベルト60の並進速度の1/100未満の
直径方向速度を与える)は、ベルトの表面上の欠陥の影
響を基板の表面上に分散し、その効果を最小限度に抑え
ることに役立つ。ポリッシングヘッドが毎分100フィ
ートの速度で動けば、8インチウェーハに対するポリッ
シングヘッドの回転はおよそ毎分約1回転であり、即
ち、ベルトの動きと基板の回転に関する動きの間に10
0対1の比率をもたらす。このような条件の下では、定
常的に回転している基板の中心から遠く離れて位置して
いるベルト或いは裏当て組立体の欠陥はうまく分散され
るが、基板の中心に近い欠陥はうまく分散されない。欠
陥がベルトの中心に位置していれば、回転のみでは欠陥
を十分に分散しないであろう。従って、このような欠陥
の有害な効果を避けるために、ポリッシングヘッド40
は左右に振動される。そのような横方向の振動の間に、
ポリッシングヘッド40がベルト60から離れるのを防
止するために、少なくとも振動の全振幅と等しい寸法だ
け、ベルト60はポリッシングヘッド40より広い。こ
のことは、ポリッシングヘッドに対向するベルト60の
底部に対して均一な圧力を維持するために、膜裏当て組
立体62も十分に広いか、或いは横方向の振動行程の極
限にまでポリッシングヘッド40と共に動くことを必要
とする。図1−6に示す構成において、研磨ベルト60
及び膜裏当て組立体は基板50より広い。
【0018】ポリッシングヘッド40は、それぞれ本発
明の譲受人に譲渡され、その開示の全体は参考文献とし
て本明細書に包含される、1997年5月21日に出願
された米国特許出願番号第08/861,260号及び
1999年12月23日に出願された米国特許出願番号
第09/470,820号に説明されているように、組
み立てることができる。
【0019】膜裏当て組立体62は、研磨ベルト60の
下側に面している。組立体62の上部表面は、全体とし
て正方形或いは長方形であり、ポリッシングヘッド40
に対向して配置されており、従って移動する研磨ベルト
は両者の間にクランプされる。固定支持部材64は、一
連の側壁例えば96、98から成る垂直に延びている固
定されたサポートフレーム(周囲の壁が開いた箱を形成
している)を支持しており、その上に全体として水平に
延びているフェイスプレート76が浮いている。フェイ
スプレート76は、垂直に「浮動する」ように垂直に延
張可能なベローズ100により支持されているが、固定
された側壁例えば96、98により水平に保持されてい
る(図2及び4に示す)。ベローズ100は、膜裏当て
支持体64を浮動フェイスプレート76に屈撓自在に接
続している。ベローズ100は一定の圧力に加圧するこ
とができる。或いはベローズの中の圧力は、ベルト60
の底部に予め設定した可変の、或いは予め設定した一定
の垂直の力(図2及び図3に示すように)を与えるよう
に、制御することができる。
【0020】ベルトサンダで一般に使用される擦れ合い
プレート(図示せず)を、浮動フェイスプレート76の
上に成型することもできる。更に、ベルト60の底部と
浮動フェイスプレート76の上面78の間の摩耗を減少
し、或いは無くすために、ガス或いは液体何れかの加圧
された流体がフェイスプレート76の孔80を介して供
給され、ベルト60の背面と浮動している裏当てフェイ
スプレート76の上部表面の間に、ほとんど摩擦のない
バッファとして作用する流体ベッド、或いはガス又は液
体の膜を作る。流体の流路は(矢印108により流体の
流れを示す)、可動ベルト60の背面を均一に加圧する
全体として均一な加圧された流体層を供給する。この層
を作り出す流体或いはガスは連続的に補給され、従っ
て、液体或いはガスが横側に漏れても層の厚さは大体一
定に留まっている。圧縮可能なガスを使用するために
は、消費された液体を再度収集する必要が重荷となる。
しかし、研磨液を収集するために使用される収納は、フ
ェイスプレートの上に流体層を生成するために使用され
た液体を収集するためにも使用することができる。
【0021】流体、ガス或いは液体、は、マニホールド
に到達する流体が流体供給開口部86に入り、矢印11
0により示すようにマニホールド82の中で分散される
ように、ベローズ100の中を引き回された(或いはベ
ローズの外を引き回された)可撓性のホース102を介
してフェイスプレートマニホールド82に供給される。
ベローズ上部フランジ101a(図4)は、フェイスプ
レートの裏面84に固定され、封止されている。フェイ
スプレート76が横向きに移動するのを防止するため
に、フェイスプレートの側部表面88、90は、固定さ
れた側壁96、98に隣接して面している。
【0022】研磨液は研磨ベルトの最上部の上に存在し
ているので、ベローズの周囲の区域が詰まらないことが
重要である。従って、研磨液、或いはフェイスプレート
流体穴80から流れ出ている加圧された液体のようなど
んな液体でも、側壁96、98の中の箱状の容器の中に
流れ出してベローズ100の垂直の動きを制限すること
を防止するために、迷路形式の垂直に動くスカートシー
ル92、93、94が浮動フェイスプレート76の端縁
の周りに設けられている。
【0023】ベローズを囲んでいる箱形の部材の側壁
も、フェイスプレート76の横方向の動きを防止するた
めのガイドの作用をする。フェイスプレート76が側壁
96,98に対して擦れ合うときに発生する摩擦は、研
磨の均一性に不利な影響を与える。2つの表面は、(P
TFEのような)摩擦を少なくする被膜を塗布すること
もできる。或いは、浮動部分と固定部分の間に流体層に
介在させる流体通過ノズル構成を使用して、2つの表面
を分離することもできる。これらの構成は、瞬間的に遭
遇する寸法に応じて急速に動く膜裏当て組立体62の能
力を強化するために、研磨される基板の上をベルトが動
くにつれて研磨液の厚さ或いはベルト60の厚さの変化
に容易に適応する。
【0024】浮動フェイスプレート76の最先端は、膜
がそのような最先端の急な角に当たる結果として被る恐
れのある過度の摩耗を避けるために僅かに丸めることも
できる。
【0025】流体穴80の寸法と数は、理想的には、基
板50が平坦にかつ均一に研磨されるように、研磨ベル
トの後ろに流体のベッド或いは膜を供給するべきであ
る。長方形の浮動フェイスプレート76内の穴80のパ
ターンは、ベルト全体の幅をほとんどカバーしている。
しかし、ポリッシングヘッド40が対向していないとき
には、図3に破線61で示すように、可動ベルト60は
上に屈曲する傾向がある。
【0026】図2及び図3に示すように、浮動フェイス
プレート76は、その上部表面がフェイスプレート76
の上部表面78と同一平面内にある迷路スカートシール
延長部分(例えば、91、93)を有することができる
か、或いは図7に示すように僅かに段違い(例えば91
a)とするかの、何れかとすることができる。
【0027】図4は、図1−3について上に説明した項
目の分解組立図を示す。例えばデルリン或いはPPSで
作られた止め輪52が、ポリッシングヘッド40の下端
の縁を囲んでいる。可動ベルト60の底部において、フ
ランジ101a、101bにより取り付けられ、側壁9
6、98を含む周辺部の壁によって移動する研磨ベルト
60の底部と特定の配列に保持されたベローズ100に
より、フェイスプレート76は支持されている。周辺部
の壁は支持部材64の上に着座している。
【0028】基板50及びその止め輪52の略平面図を
図5に示す。矢印58は可動ベルト60の移動方向を示
す。可動ベルト60の中心線63の周りの波パターン5
6は、基板止め輪組立体(基板止め輪組立体もポリッシ
ングヘッド組立体の中心線に相関している)の中心54
の振動動作を示す。
【0029】図1−4の構成の平面図を図6に示す。ポ
リッシングヘッド40及び片持ち梁で支えられたアーム
34は、図1−4では固定された方向を示すように見え
るが、ポリッシングヘッドのローディング及びアンロー
ディングは、ポリッシングヘッド40をベルト60に対
して動かすことにより通常行われなければならない。図
6の破線30a、34aは、ポリッシングヘッド40か
らの、基板のローディング及びアンローディングのため
のこのような位置の一例を示す。図には示されていない
が、上述のように、ポリッシングヘッド40はそれ自身
の軸30bの周りを回転するように構成することがで
き、片持ち梁で支えられたアーム34は研磨ベルト60
を横切って振動することができる。
【0030】図7は張力ローラ114を有する研磨装置
を示す。張力ローラ114は、可撓性の研磨ベルト6
0’の研磨面に対して表面調整の作用も行うことができ
る。張力/表面調整ローラ114(導電性或いは研磨剤
の汚染物質の導入により研磨される基板50が汚染され
るのを避けるために、例えばセラミックス或いは硬質プ
ラスチック材料で作られている)は、固定研磨ポリッシ
ング媒体を研磨し、収納媒体に埋め込まれている研磨粒
子を露出するために、その表面にローレットをつけたパ
ターンを有することができる。図7に示すように、小滴
75により導入される研磨液は、研磨される基板50の
上流に位置しているマニホールド74により、可動ベル
ト60’の幅にわたって散布される。膜裏当てフェイス
プレート組立体66は、研磨される基板50に対向して
位置している。研磨ベルト60’は、ベルト上の湿気を
維持するのを助けるために、液位118を有する脱イオ
ン水或いはアルカリ性の液のような液体の浴槽117を
介して引き回されている。小さい矢印104、106
(図2及び図3にも示す)は、(研磨液のような)流体
がベルト60’の表面から逃れていることを示す。巻き
取りローラ70及び駆動ローラ72(駆動矢印73によ
り識別される)は、それらの表面上に表面ライニング7
0a及び72aをそれぞれ有する。これらのライニング
は、ネオプレン(登録商標)及びゴム、或いは当該技術
分野において通常使用される他の材料のようなエラスト
マで作られている。
【0031】図8は、ポリッシングヘッド40(図示せ
ず)によって、基板50がベルト60aの内側表面に向
かって位置している研磨装置を示す。連続したベルト6
0aは、3個のローラ120、124、及び126の周
りに延びている。張力ローラ122は、ベルト60aの
張力を調整するために使用される。実際の駆動ローラ1
20とガイドローラ124、126は、ウェーハを研磨
するために使用されるベルト60aの内部表面の状態を
調整することができる。研磨強化化学薬品が、マニホー
ルド74によりベルト60’の内部表面に供給される。
この構成における膜裏当てフェイスプレート組立体66
は、ベルト60aの下に配置されている。この構成にお
いては、固定研磨ポリッシング材料は、可撓膜の内部表
面に取り付けられるであろう。
【0032】図9は、図8に示すものに類似の研磨装置
を示すが、基板はベルト60bの外部表面に対して押し
付けられる。図に示す具体例において、膜裏当て組立体
66はベルトの上にあり、張力ローラ122は状態調節
ローラの作用をする。可動ベルト60bがローラ124
と126の間を移動するにつれて、研磨液が可動ベルト
60bの表面に加えられる。
【0033】図10は、可動ベルト60cが2個のロー
ラ130、134の周りを循環する別の配置を示す。基
板研磨位置は、基板50の位置により示されている。可
変張力機構136は、ローラの1つ、例えばローラ13
4の位置を固定支持体132に対して調整するために使
用することができ、それによりベルト60cの張力を変
化させる。
【0034】図11は、4個のローラ138、140、
144、146を有する構成を示す。ベルト60sは、
張力ローラ142によって張力を掛けられている。研磨
位置は、上部の2個のローラ140、148の間のベル
ト60dの上である。研磨ベルトが水平面にあれば、重
力が研磨ベルトに影響を与える。破線150により示さ
れる別の構成においては、基板は装置の側面で研磨する
ことができる。この構成は、研磨ベルト60dに対する
重力の影響を解消するであろう。ベルトが研磨される基
板50に近づくにつれて、スプレーノズル152は化学
薬品液をベルトに吹き付けることができる。
【0035】図12は、基板50a及び50bにより識
別される2つの研磨位置を有する幅の広い研磨ベルト6
0eを有する研磨装置を示す。膜裏当て組立体62a、
62b(破線で示す)の位置は、研磨が行われる位置5
0a、50bに対向している。この構成において、研磨
される各基板50a、50bはベルト60eの表面にそ
れ自身の別々の軌道を有する。
【0036】特定の実施形態に関して本発明を説明した
が、本発明の技術思想と範囲から逸脱することなく、形
式及び詳細において変更が可能であることを当業者は認
めるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】3つのローラの周りに巻き付けられた連続研磨
ベルト、膜に対して基板を保持するためのポリッシング
ヘッド、及び研磨ベルトの下にありポリッシングヘッド
に対向している膜裏当て組立体の斜視図である。
【図2】ポリッシングヘッドと研磨膜裏当て組立体の内
部構成を示す図1の2−2から見た断面図である。
【図3】図2の3−3から見たクローズアップ図であ
る。
【図4】ポリッシングヘッド組立体及び研磨ベルト裏当
て組立体の分解組立図である。
【図5】図1−4に示す研磨ベルトの接触部分における
研磨ベルトの略平面図である。
【図6】図1の平面図である。
【図7】膜の研磨面の状態調節(conditioning)を補助す
るために、洗浄液で部分的に満たされた槽を通して循環
している可撓膜を示す図である。
【図8】研磨ベルトの内部表面で基板が研磨されている
のを示す図である。
【図9】研磨ベルトの底部表面で基板が研磨されている
のを示す図である。
【図10】研磨ベルトの上部表面で基板が研磨されてい
るのを示す図である。
【図11】1組の4個の膜ローラを有する研磨装置を示
す図である。
【図12】研磨ベルト上に2つの研磨位置を有する研磨
装置の平面図である。各図面において類似の参照記号は
類似の部品を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 622 H01L 21/304 622F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持するための基板ホルダと、 固定研磨ポリッシング材料で形成され第1の面を有する
    第1の層と、可撓膜材料で形成され第2の面を有する第
    2の層を有する連続している研磨ベルトであって、使用
    中は前記ベルトの前記第1の面は、前記膜が基板に対し
    てほぼ直線状の経路で第1の方向に移動している間基板
    ホルダにより保持された基板の少なくとも1部に接触す
    るように、前記ベルトが構成されている連続した研磨ベ
    ルトと、 前記膜の前記第2の面の上に位置する裏当て部材を有す
    る化学的機械的研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記基板と前記ベルトの前記第1の面を
    圧迫し、研磨するために相互に接触させるためのアクチ
    ュエータを更に有する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 膜裏当て部材は、前記可撓性の研磨膜と
    接触する請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 膜裏当て部材と前記研磨ベルトの間に流
    体層が介在する請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ベルトは、前記基板ホルダと少なく
    とも同じ広さの幅を有する請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記ベルトは、2個のプーリの周りを循
    環する請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ベルトは、3個のプーリの周りを循
    環する請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ベルトは、4個以上のプーリの周り
    を循環する請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記可撓膜は、非含浸ポリエステル材料
    で形成されている請求項1記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記固定研磨材料は、結合材の中に埋
    め込まれている研磨粒子で形成されている請求項1記載
    の装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の層は前記第2の層の外部表
    面に係合され、前記ベルトの前記第1の面は前記ベルト
    の前記外部表面である請求項1記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の層は前記第2の層の内部表
    面に係合され、前記ベルトの前記第1の面は前記ベルト
    の前記内部表面である請求項1記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ベルトは、同時に2個の基板を研
    磨するために十分に広い請求項1記載の装置。
  14. 【請求項14】 研磨剤を含まない研磨液を、前記研磨
    ベルトの前記第1の面に散布するためのディスペンサを
    更に有する請求項1記載の装置。
  15. 【請求項15】可撓膜材料で形成され第2の面を有する
    第2の層を有する連続した研磨ベルト内の固定研磨ポリ
    ッシング材料で形成された第1の層の第1の面と接触し
    て基板の少なくとも1部を保持することと、 前記基板に対してほぼ直線状の経路で前記連続したベル
    トを第1の方向に動かすことを含む化学的機械的研磨方
    法。
  16. 【請求項16】 研磨剤を含まない研磨液を、前記連続
    した研磨ベルトの前記第1の面に供給することを更に含
    む請求項15記載の方法。
JP2000208589A 1999-07-09 2000-07-10 固定研磨ベルトポリッシャ Withdrawn JP2001071250A (ja)

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