JP2001070886A - 選別機 - Google Patents

選別機

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JP2001070886A
JP2001070886A JP25152599A JP25152599A JP2001070886A JP 2001070886 A JP2001070886 A JP 2001070886A JP 25152599 A JP25152599 A JP 25152599A JP 25152599 A JP25152599 A JP 25152599A JP 2001070886 A JP2001070886 A JP 2001070886A
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Miike Tekkosho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理物の解しから選別までを機械で行い、
解し力を大きくして選別精度を高め、各種選別リサイク
ルに対して柔軟に対応できる潜在能力を持つ。 【解決手段】 選別機1は、大きさの異なる物が混合し
ている被処理物が一方端部5において上方から供給され
る複数の短冊状に区分された篩部材10と、機台の側板
2に回転可能に軸承され、個々の篩部材10を水平や傾
斜状に設定後にクランクピン21で支持して上下揺動さ
せながら篩部材上面において一方端部5から他方端部6
へと被処理物を推進させる2組のクランク軸10と、篩
部材10に上記のように上下揺動させながら篩部材上面
において一方端部5から他方端部6へと被処理物を推進
させる方向Y1に回転駆動する回転駆動装置30とから
構成されており、篩部材10の上下揺動によって被処理
物を篩分けして上面に残った物を他方端部6へ送り出す
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、大きさ
の異なる物が混合している被処理物を上下揺動して篩選
別する選別機に関し、特に、その種の選別機においてク
ランク軸を採用して選別能力を高めるように改善された
選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】2000年には包装物リサイクル法が施
行されることになり、多様な形態を取る包装物をいかに
その素材別に選別するのかが重要な課題であり、その課
題を解決する選別装置の開発が待望されていた。それに
応えるべく、被処理物のうち特にペットボトルやミルク
カートン、シャンプー容器、牛乳や飲料のパック、缶、
ビン等の容器を遠心力を作用させて重量差で選別するも
の等が開発されているがまだ十分な選別能力を発揮でき
ないでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、できるだけ人
手をかけずに被処理物の解しから選別までを機械で行っ
て省力化し、また容器選別を主眼としつつも新聞紙から
折込広告や乾電池等の異物を分離したり、雑誌から薄い
包装紙や単行本や異物を分離したり、ダンボールから結
束紐を分離したりして選別精度を高めたり、建設廃材を
石や金属と木材とに分類する等の選別リサイクルに対す
る柔軟性も有する選別機が必要とされていた。本発明は
従来の事情に鑑み提案されたものであって、その目的は
被処理物の解しから選別までを人手をかけずに機械で行
い得て、解し力を大きくして選別精度を高めることがで
き、また各種選別リサイクルに対して柔軟に対応できる
潜在能力を有した選別機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に係る選別機は、大きさの異なる
物が混合している被処理物が一方端部又は中間部におい
て上方から供給される複数の短冊状に区分された篩手段
と、機台に回転可能に軸承され、上記の個々の篩手段を
水平に又は傾斜状にクランクピンで支持して上下揺動さ
せながら篩手段の上面において上記一方端部又は上記中
間部から他方端部へと被処理物を推進させる少なくとも
1組のクランク軸と、該クランク軸を、上記篩手段に上
記のように上下揺動させながら篩手段上面において上記
一方端部又は上記中間部から他方端部へと被処理物を推
進させる方向に回転駆動する回転駆動手段とから構成さ
れており、上記篩手段の上下揺動によって被処理物を篩
分けして上面に残った物を少なくとも上記他方端部へ送
り出すようにしたことを特徴としている。
【0005】従って、大きさの異なる物が混合している
被処理物が選別機の一方端部又は中間部において上方か
ら供給されると、回転駆動手段によって駆動されるクラ
ンク軸によってそのクランクピンを介して複数の短冊状
の区分篩手段は上下揺動されて推進力を発生し、被処理
物を他方端部に向かってジャンプを折り混ぜて送りを掛
けながら篩選別する。その際、クランク軸のクランクピ
ンは通常隣接したもの同士が回転角位相が異なっている
為に隣接した篩手段も別々の回転角位相で上下揺動さ
れ、被処理物は先ず良く解されることになり、次いで篩
にかけられて篩目に応じた大きさ毎に選別され、選別精
度が格段に向上する。篩手段上に残った大きな物は、篩
手段の上下揺動間に作用する推進力によって他方端部へ
と移動されて分別されることになる。傾斜状態では、篩
手段上に残った大きな物内缶や瓶などの反発性の物は転
がり落ちて更に選別される。篩目の大きさや構造の選択
によって各種の容器から雑誌、建設廃材まで多様な被処
理物の選別を行うことができる。
【0006】請求項2記載のように、請求項1記載の選
別機において、上記クランク軸は、両端部において軸受
によって軸承され、中間部は回転角位相の異なったクラ
ンクピンが連設され成り、各クランクピンにおいて上記
の個々の篩手段を軸受を介して支持している構成とで
き、クランク軸の中間部において軸受の無い状態でクラ
ンクピンが連設されていることで篩手段間の隙間を小さ
くでき、被処理物が篩にかけられずに隙間から落下する
のを防止できる。
【0007】請求項3記載のように、請求項1記載の選
別機において、上記クランク軸は、離れて2組設けられ
ており、上記個々の篩手段は各クランク軸の対応クラン
クピンに同じ回転角位相で連接されており、篩手段は相
互に平行状態で上下揺動駆動される構成とでき、篩手段
の全体に渡ってほぼ同じ上下揺動を行って同じ推進力を
発揮することができ、連続的でスムースな選別作業を可
能にする。
【0008】請求項4記載のように、請求項1記載の選
別機において、上記篩手段は、上記クランクピンの両端
において軸受を介して設けられ各々蟻溝を上面長手方向
に形成した一対の平行なレールと、該レール上に梯子状
に横架され上記蟻溝に頭が係合されたボルトとナットに
よって固定される多数の掻き上げ棒とから構成され、該
掻き上げ棒の間隔が調整可能に構成され、クランクピン
上に軸受を介して揺動可能に支持されたレールの蟻溝に
沿って掻き上げ棒をナットを緩めた後で移動させること
で篩目をなす掻き上げ棒間の間隔の調節を簡単に行うこ
とができる。特に、被処理物が供給される一端部又は中
間部の間隔を小さくし、他方端部に向かって大きくして
行くと被処理物の寸法毎に順次、又は段階的に選別でき
るようになる。
【0009】請求項5記載のように、請求項4記載の選
別機において、上記篩手段は、更に少なくとも被処理物
の供給部にパンチングメタル等の篩網を上記レールと上
記掻き上げ棒との間に挟んで展張することができる構成
とすると、土砂等の粒状被処理物に対しても、また中小
や大型の被処理物に対しても効果的に選別することが可
能となる。
【0010】請求項6記載のように、請求項1記載の選
別機において、上記篩手段は、上記機台及び上記クラン
ク軸を介して傾斜調節手段によって水平状態から他方端
部が高くなる或る傾斜状態の間で傾斜度が設定され、傾
斜状態で篩手段の上面に残った物の内反発性の物を転が
り落とすようにした構成とでき、篩手段の傾斜を調節し
て被処理物の篩手段上での滞留時間を調節することがで
きる。即ち、傾斜度を小さくすると被処理物の篩手段上
での滞留時間が短くなって選別速度が早くなるが精度は
粗くなり、傾斜度を大きくすると被処理物の篩手段上で
の滞留時間が長くなって選別速度が遅くなるが精度は向
上する。また、傾斜状態で篩手段の上面に残った物の内
缶や瓶等の反発性の物を転がり落として更に選別能力を
高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を選別
機の実施例によって添付図を参照にして以下に詳細に説
明する。図1は本発明に係る一実施例のクランク式選別
機の斜視図、図2は同実施例の原理を説明する作動部の
斜視図、図3は同実施例の篩手段を構成するレールと掻
き上げ棒の搭載状態を示す部分斜視図、図4は図3に示
すものに更にパンチングメタルを付加した場合の篩手段
の立面図、図5は本発明に係るクランク式選別機に好適
なクランク軸のクランクピン角位相を示す説明図、図6
は本発明に係るクランク式選別機に好適な掻き上げ棒の
種類を示す側面図である。
【0012】図1から図3に示す実施例のクランク式選
別機1は、大きさの異なる物が混合している被処理物W
が一方端部5において上方から供給される複数の短冊状
に区分された篩部材10と、機台をなす一対の向かい合
った側板2、2に回転可能に軸受3、3を介して軸承さ
れ、個々の篩部材10を傾斜状にクランクピン21で支
持して上下揺動させながら篩部材10の上面において一
方端部5から他方端部6へと被処理物Wを推進させる2
組のクランク軸20と、篩部材10に上記のように上下
揺動させながら篩部材上面において一方端部5から他方
端部6へと被処理物Wを推進させる方向(図1と図2で
破線矢印Y1で示す)に回転駆動する回転駆動装置30
とから構成されており、篩部材10の上下揺動によって
被処理物Wを篩分けして篩目からの落下物WSと、上面
に残った物で傾斜で転がり落ちる瓶や缶等の反発性の物
WRと、他方端部6へ送り出される瓶や布等の篩目を通
らない非反発性の物WLとを選別することができる。
【0013】篩部材10は、クランク軸20の各クラン
クピン21の両端において軸受11を介して設けられ各
々蟻溝13を上面長手方向に形成した一対の平行なレー
ル12と、該レール12上に梯子状に横架され蟻溝13
に頭が係合されたボルト14とナット15によって固定
される多数の掻き上げ棒16とから構成され、該掻き上
げ棒16の間隔が調整可能に構成されている。クランク
ピン21上に軸受11を介して揺動可能に支持されたレ
ール12の蟻溝13に沿って掻き上げ棒16をナット1
5を緩めた後で移動させることで篩目17を成す掻き上
げ棒間の間隔の調節を行うことができる。被処理物Wが
供給される一端部5における間隔を小さくし、他方端部
6に向かって大きくして行くと篩目17から落下する被
処理物WSの寸法毎に順次、又は段階的に小さな物から
大きな物へと選別できる。
【0014】図4に示すように、篩部材10は、更に被
処理物Wの供給部側の一端部5から中間部にかけてパン
チングメタル等の篩網18をレール12と掻き上げ棒1
6との間に挟んで展張することができ、建設廃材に多く
含まれている土砂等の粒状被処理物に対しても効果的に
選別することができる。勿論、篩網18の篩目も他方端
部6に向かって大きくなるように順次、又は段階的に設
定できる。また、掻き上げ棒16は、図6(a)の三角
形断面のもの16の他に、図6(b)の山形鋼から構成
されたもの16Bや、図6(c)の半球断面のもの16
Cや図6(d)の平鋼から構成されたもの16Dまで被
処理物Wに応じて適宜採用される。図6(a)の三角形
断面の掻き上げ棒16が一般的で、他方端部6に向けて
被処理物Wが傾斜した長辺の傾斜面を乗り越え易くする
と共に直角辺の面で後戻りさせない働きをし、図6
(b)の山形鋼から構成された掻き上げ棒16Bは、乗
り越える際にページ間を広げさせて雑誌や新聞紙から異
物を除去するのに好適である。
【0015】クランク軸20は、その中間部をクランク
ピン21の回転角位相差を図5(a)に示すように90
度にして連設されたクランクピン21から構成されてお
り、両端部において側板2、2によって軸受3、3を介
して軸承されている。クランク軸20は、この他に図5
(b)や(c)に示すように120度や45度等の回転
角位相差で構成されたクランクピン21を備えることが
できる。クランク軸20の中間部において軸受の無い状
態でクランクピン21が連設されていることで隣接した
篩部材10、10間の隙間を小さくでき、被処理物Wが
篩にかけられずに隙間から落下するのを防止するように
している。勿論、被処理物Wに重い物が混入している場
合は、側板2と同じ形状の上を閉じた仕切り板を適宜介
在させて落下防止をして中間部で軸受支持を行うことも
できる。上下揺動や推進力の大きさはクランクピン21
のクランク軸中心線からの高さ、即ち揚程と、回転駆動
装置30の回転速度によって決まり、被処理物Wの種類
に応じて決められる。
【0016】クランク軸20は、互いに離れて2組設け
られ、個々の篩部材10は、各クランク軸20の対応ク
ランクピン21に同じ回転角位相で連接されており、相
互に平行状態で上下揺動駆動される構成となっており、
全体に渡ってほぼ同じ上下揺動と同じ推進力を発揮する
ことができ、連続的でスムースな選別作業ができる。回
転駆動装置30は、ギアードモータ31と、その出力軸
と下側クランク軸20の一端との連結部に取り付けられ
たスプロケットホイール32と、上側クランク軸20の
一端に取り付けられたスプロケットホイール33と、こ
れらスプロケットホイール32、33に掛け渡されたチ
ェーン34とから構成されており、2組にクランク軸1
0、10を上記のように下から一端部側の後ろを経て上
へ、次いで他方端部側の前へ、両方共同じ方向に回転駆
動するようになっている。勿論、個別回転駆動や、歯車
を利用した回転駆動もできる。
【0017】篩部材10は、側板2、2及び他方端部側
クランク軸10を介して傾斜調節手段のネジジャッキ4
1や油圧シリンダ等によって水平状態から他方端部6が
高くなる傾斜状態の間で、例えば0度から60度の範囲
で一端部側クランク軸10の周りで傾斜度が設定され
る。篩部材10の傾斜を調節して被処理物Wのその上で
の滞留時間を調節することができる。即ち、傾斜度を小
さくすると被処理物Wの篩部材10上での滞留時間が短
くなって選別速度が早くなるが精度は粗くなり、傾斜度
を大きくすると被処理物Wの篩部材10上での滞留時間
が長くなって選別速度が遅くなるが精度は向上する等の
選択ができるようになる。また、傾斜状態に応じて、反
発度や形状に対応して篩部材10の上面に残った物Wの
内缶や瓶等の反発性の物WRを転がり落とすことがで
き、更に選別能力を高めることができる。
【0018】上記構成のクランク式選別機1では、かく
して大きさの異なる物が混合している被処理物Wが一方
端部5又は中間部において上方から供給されると、回転
駆動装置30によって駆動される2組のクランク軸1
0、10によってそのクランクピン21を介して複数の
短冊状の区分篩部材10が上下揺動されて被処理物Wに
対して推進力を発生し、被処理物Wを他方端部6に向か
ってジャンプを織り交ぜて送りを掛けながら篩選別する
ことになる。その際、クランクピン21は通常隣接した
もの同士が回転角位相が異なっている為に隣接した篩部
材10も別々の回転角位相で上下揺動され、被処理物W
は先ず良く解されることになり、次いで篩にかけられて
篩目に応じた大きさ毎に選別され、選別精度が格段に向
上することになる。篩部材10上に残った大きな物WL
は、篩部材10の上下揺動間に作用する推進力によって
他方端部6へと移動されて分別されることになる。篩目
18の大きさや掻き上げ棒16の選択によって各種の容
器から雑誌、建設廃材まで多様な被処理物Wの選別を行
うことができる。
【0019】上記実施例の他に、クランク軸10を一端
部側、又は他方端部側にのみ設け、反対側を摺動可能に
横架軸上で篩部材10を支持した構成も可能であり、前
後方向の推進力は同じであるが横架軸側の上下揺動は小
さくなる。この場合、被処理物Wの供給点は選別機の中
間部とし、上下揺動による解し力が小さくならない点に
供給する。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に係る風力選別装置によれば、大きさの異な
る物が混合している被処理物が一方端部又は中間部にお
いて上方から供給される複数の短冊状に区分された篩手
段と、機台に回転可能に軸承され、上記の個々の篩手段
を水平に又は傾斜状にクランクピンで支持して上下揺動
させながら篩手段の上面において上記一方端部又は上記
中間部から他方端部へと被処理物を推進させる少なくと
も1組のクランク軸と、該クランク軸を、上記篩手段に
上記のように上下揺動させながら篩手段上面において上
記一方端部又は上記中間部から他方端部へと被処理物を
推進させる方向に回転駆動する回転駆動手段とから構成
されており、上記篩手段の上下揺動によって被処理物を
篩分けして上面に残った物を少なくとも上記他方端部へ
送り出すようにしたことを特徴としている為に、大きさ
の異なる物が混合している被処理物が選別機の一方端部
又は中間部において上方から供給されると、回転駆動手
段によって駆動されるクランク軸によってそのクランク
ピンを介して複数の短冊状の区分篩手段は上下揺動され
て推進力を発生し、被処理物を他方端部に向かって送り
を掛けながら良く解して篩選別することができる。
【0021】その際、被処理物の解し作用は、クランク
軸のクランクピンは通常隣接したもの同士が回転角位相
が異なっている為に隣接した篩手段も別々の回転角位相
で上下揺動され、ジャンプによって効果的に行われ、次
いで良く解された被処理物は篩にかけられて篩目に応じ
た大きさ毎に選別され、選別精度を格段に向上すること
ができる。篩手段上に残った大きな物は、篩手段の上下
揺動間に作用する推進力によって他方端部へと移動され
て分別できる。傾斜状態では、篩手段上に残った大きな
物内缶や瓶などの反発性の物は転がり落ちて更に選別能
力を高めることができる。篩目の大きさや構造の選択に
よって各種の容器から雑誌、建設廃材まで多様な被処理
物の選別を行うことができる。
【0022】請求項2記載の選別機によれば、請求項1
記載のものにおいて、上記クランク軸は、両端部におい
て軸受によって軸承され、中間部は回転角位相の異なっ
たクランクピンが連設されてなり、各クランクピンにお
いて上記の個々の篩手段を軸受を介して支持している構
成とでき、クランク軸の中間部において軸受の無い状態
でクランクピンが連設されていることで篩手段間の隙間
を小さくでき、被処理物が篩にかけられずに隙間から落
下するのを防止でき、選別精度の向上に寄与できる。
【0023】請求項3記載の選別機によれば、請求項1
記載のものにおいて、上記クランク軸は、離れて2組設
けられており、上記個々の篩手段は各クランク軸の対応
クランクピンに同じ回転角位相で連接されており、篩手
段は相互に平行状態で上下揺動駆動される構成とでき、
篩手段の全体に渡ってほぼ同じ上下揺動を行って同じ推
進力を発揮することができ、連続的にスムースに選別作
業を実施できる。
【0024】請求項4記載の選別機によれば、請求項1
記載のものにおいて、上記篩手段は、上記クランクピン
の両端において軸受を介して設けられ各々蟻溝を上面長
手方向に形成した一対の平行なレールと、該レール上に
梯子状に横架され上記蟻溝に頭が係合されたボルトとナ
ットによって固定される多数の掻き上げ棒とから構成さ
れ、該掻き上げ棒の間隔が調整可能に構成され、クラン
クピン上に軸受を介して揺動可能に支持されたレールの
蟻溝に沿って掻き上げ棒をナットを緩めた後で移動させ
ることで篩目を成す掻き上げ棒間の間隔を簡単に調節で
きる。特に、被処理物が供給される一端部又は中間部の
間隔を小さくし、他方端部に向かって大きくして行くと
被処理物の寸法毎に順次、又は段階的に選別できる。
【0025】請求項5記載の選別機によれば、請求項4
記載のものにおいて、上記篩手段は、更に少なくとも被
処理物の供給部にパンチングメタル等の篩網を上記レー
ルと上記掻き上げ棒との間に挟んで展張することができ
る構成とされ、土砂等の粒状被処理物に対しても、また
中小や大型の被処理物に対しても効果的に選別すること
ができる。
【0026】請求項6記載の選別機によれば、請求項1
記載のものにおいて、上記篩手段は、上記機台及び上記
クランク軸を介して傾斜調節手段によって水平状態から
他方端部が高くなる或る傾斜状態の間で傾斜度が設定さ
れ、傾斜状態で篩手段の上面に残った物の内反発性の物
を転がり落とすようにした構成とでき、篩手段の傾斜を
調節して被処理物の篩手段上での滞留時間を調節するこ
とができる。即ち、傾斜度を小さくして被処理物の篩手
段上での滞留時間を短くして精度は粗くなるが選別速度
を早めることができ、傾斜度を大きくして被処理物の篩
手段上での滞留時間を長くして選別速度は遅くなるが精
度を向上することができる。また、傾斜状態で篩手段の
上面に残った物の内缶や瓶等の反発性の物を転がり落と
して更に選別能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例のクランク式選別機の
斜視図である。
【図2】 同実施例の原理を説明する作動部の斜視図で
ある。
【図3】 同実施例の篩手段を構成するレールと掻き上
げ棒の搭載状態を示す部分斜視図である。
【図4】 図3に示すものに更にパンチングメタルを付
加した場合の篩手段の立面図である。
【図5】 本発明に係るクランク式選別機に好適なクラ
ンク軸のクランクピン角位相を示す説明図であり、
(a)は上記実施例で採用した90度のクランクピン角
位相差を有したクランク軸を示しており、(b)は12
0度のクランクピン角位相差を有したクランク軸を示し
ており、(c)は45度のクランクピン角位相差を有し
たクランク軸を示している。
【図6】 本発明に係るクランク式選別機に好適な掻き
上げ棒の種類を示す側面図であり、(a)は三角形断面
の掻き上げ棒を示しており、(b)は山形鋼の掻き上げ
棒を示しており、(c)は半球状断面の掻き上げ棒を示
しており、(d)は平鋼の掻き上げ棒を示している。
【符号の説明】
1 一実施例の選別機 2 機台(側板) 3 軸受 5 一端部 6 他方端部 10 篩手段(篩部材) 11 軸受 12 レール 13 蟻溝 14 ボルト 15 ナット 16 掻き上げ棒 17 篩目 18 篩網(パンチングメタル) 20 クランク軸 21 クランクピン 30 回転駆動手段(回転駆動装置) 41 傾斜調節手段(ネジジャッキ) Y1 回転駆動方向 W 被処理物 WL 篩手段上に残る大型被処理物 WS 篩手段を通過し落下する中小被処理物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きさの異なる物が混合している被処理
    物が一方端部又は中間部において上方から供給される複
    数の短冊状に区分された篩手段と、機台に回転可能に軸
    承され、上記の個々の篩手段を水平に又は傾斜状にクラ
    ンクピンで支持して上下揺動させながら篩手段の上面に
    おいて上記一方端部又は上記中間部から他方端部へと被
    処理物を推進させる少なくとも1組のクランク軸と、該
    クランク軸を、上記篩手段に上記のように上下揺動させ
    ながら篩手段上面において上記一方端部又は上記中間部
    から他方端部へと被処理物を推進させる方向に回転駆動
    する回転駆動手段とから構成されており、上記篩手段の
    上下揺動によって被処理物を篩分けして上面に残った物
    を少なくとも上記他方端部へ送り出すようにしたことを
    特徴とする選別機。
  2. 【請求項2】 上記クランク軸は、両端部において軸受
    によって軸承され、中間部は回転角位相の異なったクラ
    ンクピンが連設され成り、各クランクピンにおいて上記
    の個々の篩手段を軸受を介して支持している請求項1記
    載の選別機。
  3. 【請求項3】 上記クランク軸は、離れて2組設けられ
    ており、上記個々の篩手段は各クランク軸の対応クラン
    クピンに同じ回転角位相で連接されており、篩手段は相
    互に平行状態で上下揺動駆動される請求項1記載の選別
    機。
  4. 【請求項4】 上記篩手段は、上記クランクピンの両端
    において軸受を介して設けられ各々蟻溝を上面長手方向
    に形成した一対の平行なレールと、該レール上に梯子状
    に横架され上記蟻溝に頭が係合されたボルトとナットに
    よって固定される掻き上げ棒とから構成されており、該
    掻き上げ棒の間隔が調整可能となっている請求項1記載
    の選別機。
  5. 【請求項5】 上記篩手段は、更に少なくとも被処理物
    の供給部にパンチングメタル等の篩網を上記レールと上
    記掻き上げ棒との間に挟んで展張することができる請求
    項4記載の選別機。
  6. 【請求項6】 上記篩手段は、上記機台及び上記クラン
    ク軸を介して傾斜調節手段によって水平状態から他方端
    部が高くなる或る傾斜状態の間で傾斜度が設定され、傾
    斜状態で篩手段の上面に残った物の内反発性の物を転が
    り落とすようにした請求項1記載の選別機。
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