JP2001070686A - 電気洗濯機 - Google Patents

電気洗濯機

Info

Publication number
JP2001070686A
JP2001070686A JP2000121056A JP2000121056A JP2001070686A JP 2001070686 A JP2001070686 A JP 2001070686A JP 2000121056 A JP2000121056 A JP 2000121056A JP 2000121056 A JP2000121056 A JP 2000121056A JP 2001070686 A JP2001070686 A JP 2001070686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
washing
control
circuit
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000121056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3475905B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Koibuchi
宏之 鯉渕
Atsushi Hosokawa
敦志 細川
Shoichi Ito
正一 伊東
Yuichiro Takamune
裕一郎 高宗
Mitsuhisa Kawamata
光久 川又
Isao Hiyama
功 桧山
Tomohiro Okawa
友弘 大川
Hiroshi Osugi
寛 大杉
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000121056A priority Critical patent/JP3475905B2/ja
Publication of JP2001070686A publication Critical patent/JP2001070686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475905B2 publication Critical patent/JP3475905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動電動機の特性を有効に活用して効率良く洗
濯および脱水する。 【解決手段】ブラシレス電動機51を駆動する3相イン
バータ回路29bに対して商用交流電圧を直流電圧発生
回路29aによって整流および昇圧して給電するように
することにより、小型のブラシレス電動機の出力特性を
有効に活用して効率良い洗濯および脱水工程を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気洗濯機は、一般的には、外槽内に回
転可能に設置した洗濯槽兼脱水槽と、この洗濯槽兼脱水
槽の底部に回転可能に設置した撹拌翼と、洗濯槽兼脱水
槽および撹拌翼を回転駆動する電動駆動装置を備え、こ
の電動駆動装置によって前記洗濯槽兼脱水槽および撹拌
翼を選択的に回転駆動することにより洗濯槽兼脱水槽内
の洗濯物を撹拌して洗い工程と濯ぎ工程を行い、その
後、洗濯槽兼脱水槽を高速回転させ、洗濯物を遠心脱水
する構成である。
【0003】電動駆動装置は、動力源として一般的には
誘導電動機を使用しているが、最近はインバータ回路に
より電動機に給電する構成のものが提案させている。ま
た電動機としてブラシレス電動機を使用して多様な洗濯
および脱水運転を実現することができるようにした電気
洗濯機が提案されている。インバータ制御の洗濯機は例
えば特開平9−121584号公報に開示されている。
【0004】なお洗濯機と全く異なる技術であるが、例
えば空気調和機の技術分野で、インバータ制御で電動機
に給電する技術が提案させている。この技術は例えば特
開平10−111028号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インバータ制御の洗濯
機ではモータの制御制が向上するが、洗濯機において効
率を向上させることが必要である。
【0006】本発明の1つの目的は、効率良い電気洗濯
機を提案することにある。
【0007】他の目的は以下の実施の形態で説明する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明ではインバータに
供給する電圧を洗濯機の工程あるいは運転に基づいて制
御し、適切な電圧をインバータに供給するようにしたこ
とである。具体的な解決手段は、以下の実施の形態で説
明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0010】図1は本発明の一形態を示す洗濯機の縦断
側面図であり、この実施の形態では洗濯機の一例として
全自動洗濯機の基本構成を示す。
【0011】1は洗濯機の外枠で、内部機構の周囲を内
包する洗濯機の枠体である。2は洗濯機の外枠の内部に
設けられた洗濯槽であり、具体的に述べると洗濯槽兼脱
水槽である。洗濯槽(あるいは洗濯槽兼脱水槽)の上部
の縁部に流体バランサー3を備えている。洗濯槽(ある
いは洗濯槽兼脱水槽)2の底部の内側には回転自在に撹
拌翼4を備える。5は外槽であり、その内部に洗濯槽
(あるいは洗濯槽兼脱水槽)2を回転自在に備えてい
る。外槽5の底部の外側にはモータ(電動機)を有する
電動駆動装置6を鋼板製の取り付けベース7によって取
り付け、外枠1の上端四隅から防振支持装置8によって
懸垂支持される。電動駆動装置6の内部構成については
後述する。
【0012】衣類投入開口9aを設けた上カバー9は洗
濯槽(あるいは洗濯槽兼脱水槽)2の上に設けられてい
る。上記上カバー9は枠体1の上部開口を覆うように該
開口端縁に嵌め込み、フロントパネル10およびバック
パネル11と共に取り付けねじ(図示省略)によって枠
体1に取り付ける。
【0013】上カバー9の前方で、フロントパネル10
の下方に形成されるフロントパネルボックス12は、電
源スイッチ13と操作スイッチである入力スイッチ群1
4と表示素子群15と外槽5内の水位に応じた水位信号
を発生する水位センサー16と主制御装置である第1の
制御装置17を内蔵する。入力スイッチ群14は、図示
説明は省略するが、洗濯物の汚れの程度(汚れ多め,標
準汚れ,汚れ少なめ)を設定するスイッチと、ドライマ
ーク衣料洗濯を設定するスイッチと、布団洗濯を設定す
るスイッチと、スタートスイッチを備える。その他洗濯
あるいはすすぎの水流の強さを選択するスイッチを設け
ており、また布質を表わすスイッチを設けている。
【0014】上カバー9の後方で、バックパネル11の
下に形成されるバックパネルボックス18が設けられ
る。このバックパネルボックス18には、入水側を水栓
19に接続し、出水側を注水口20に接続する給水電磁
弁21を内蔵する。注水口20は、洗濯槽(あるいは洗
濯槽兼脱水槽)2の開口に向けて放水するように形成さ
れている。バックパネルボックス18には更に風呂水な
どの水をポンプを介して洗濯槽(あるいは洗濯槽兼脱水
槽)2に供給するためのポンプが設けられている。また
前記給水電磁弁21からの水は金属イオンを取り除くフ
ィルターを介して注水口20に導かれる。
【0015】上カバー9に形成した衣類投入開口9a
は、蓋22によって開閉自在に覆う構造となっている。
【0016】外槽5の底部に形成した排水口5aは、排
水電磁弁23を介して排水ホース24に接続されてい
る。また、外槽5の下方にはエアートラップ5bが設け
られ、このエアートラップ5bはエアーチューブ25を
介して前記水位センサー16に接続されている。水位セ
ンサー16は上記構成により水位を検出し、水位を表わ
す信号を第1の制御装置17に入力する。
【0017】枠体1の下方には、四隅に脚26を取り付
けた合成樹脂製のベース27を装着する。
【0018】また、前記電動駆動装置6はカバー28に
より覆って防水されている。この電動駆動装置6は駆動
電動機すなわちモータを備えている。本実施の形態では
制御性の優れたブラシレス電動機が設けられている。こ
のモータへの給電はインバータ回路を内蔵する補助制御
装置である第2の制御装置29により行われる。前記第
1の制御装置17からの指示に従って後述する第2の制
御装置29は、内蔵するインバータ回路からモータに給
電する構成をなす。第1の制御装置17は洗濯槽(ある
いは洗濯槽兼脱水槽)2および電動駆動装置6の上に配
置されている。
【0019】一方、第2の制御装置29は、洗濯槽(あ
るいは洗濯槽兼脱水槽)2の下に設けられている。この
ような構成にすることで水からの保護や高電圧からの安
全が確保できる。つまり、第1の制御装置17には制御
を行うマイクロコンピュータが設けられており、水から
の保護が容易な洗濯槽(あるいは洗濯槽兼脱水槽)2の
上に設けられている。また、第2の制御装置29は、高
電圧を供給する直流電圧発生回路を有するので人の位置
から遠い洗濯槽(あるいは洗濯槽兼脱水槽)2の下に配
置されている。この実施例では合成樹脂製のベース27
上に設置されており、更に安全性が向上する。
【0020】図2は、この全自動洗濯機の具体的な構成
を示す縦断側面図であり、その一部は展開して図示して
いる。この全自動洗濯機は、基本的には、図1に示した
全自動洗濯機と同一の構成であるので、図1に示した全
自動洗濯機の構成部品に相応する構成部品に同一の参照
符号を付して重複する説明を省略する。電動駆動装置6
は、駆動動力源としてブラシレス電動機51を内蔵して
いる。
【0021】図3は、図1と図2に示す電動駆動装置6
の内部構成を示す縦断側面図である。図4および図5は
図3の一部を拡大した側面図である。
【0022】この電動駆動装置6は、洗濯槽兼脱水槽2
および撹拌翼4の駆動回転軸を軸心にして垂直方向に減
速歯車機構と噛み合いクラッチ機構47と可逆回転型の
ブラシレス電動機51を同心的に直列に配列した構成で
ある。
【0023】減速歯車機構は、結合フランジを合わせて
取り付けねじ31によって取り付けベース7に取り付け
た2つ割りの減速機構外ケース32a,32bの内側に
ボールベアリング33a,33bによって内外2重構造
の駆動回転軸系34を支持する。
【0024】この駆動回転軸系34は、中空の外側回転
軸系とその中空内に配置した内側回転軸系を備える。
【0025】外側回転軸系は、電動機の回転を直に洗濯
槽兼脱水槽2に伝達して該洗濯槽兼脱水槽2を駆動する
回転軸系である。外側回転軸系は軸方向にボールベアリ
ング33aの内側から外ケース32aの外に伸びて外槽
5を貫通し、先端部である外側出力軸部35aが洗濯槽
兼脱水槽2と結合してこれを回転させる。洗濯槽(ある
いは洗濯槽兼脱水槽)2が回転する状態では、環状歯車
35fおよび遊星歯車36i,キャリア36h,内側出
力軸部36cが同時に回転し、撹拌翼4が洗濯槽(ある
いは洗濯槽兼脱水槽)2と同じ速度で回転する。外ケー
ス32bの外に下方軸方向に伸びた筒部に、噛み合いク
ラッチ機構47に係合するセレーション35bが形成さ
れている。セレーション35bの外ケース32bの内側
の端部にフランジ35cを形成した外側入力軸部35d
は歯車ケース部35eと機械的に結合している。また歯
車ケース部35eの内周には環状歯車35fが固定され
ている。環状歯車35fと太陽歯車36fとの間に複数
個の遊星歯車36iが設けられている。なお、遊星歯車
36iは環状歯車35fや太陽歯車36fと共に減速し
て回転を伝える減速機構をなす。この減速機構は歯車ケ
ース部35eに収容されている。
【0026】この外側回転軸系の内側に設ける内側回転
軸系は、電動機の回転を減速して撹拌翼4に伝達して該
撹拌翼4を駆動する回転軸系であり、前記外側出力軸部
35a内にシール37とメタル軸受38a,38bとグリ
ップ止め輪(プッシュナット)39によって水密および
抜け止め状態に設けられている。内側回転軸系は外側出
力軸部35aの先端から洗濯槽兼脱水槽2内に突出して
撹拌翼4が取り付けられる外端部分に取り付けねじ36
aにより取り付けられる。内側回転軸系は内側出力軸部
36cと内側入力軸部36gと遊星歯車36iを備えて
いる。内側出力軸部36cは外側出力軸部35aの内側
から歯車ケース部35e内に連通していて、上述の遊星
歯車減速機構と結合する構造をなし、その内端部分にセ
レーション36bが形成されている。内側入力軸部36
gは外側入力軸部35dの内側にボールベアリング40
a,40bによって支持されている。外側入力軸部35
dの外端から片持ち状態に伸び出た内側入力軸部36g
の外端部分にモータすなわち電動機の回転子が止めねじ
36eにより固定される嵌着部36dが形成されてい
る。歯車ケース部35e内に伸びた内側入力軸部36g
の内端側部分に太陽歯車36fが形成されている。歯車
ケース部35e内において遊星歯車36iは前記内側出
力軸部36cのセレーション36bに嵌合したキャリア
36hにその軸が軸支される構成をなす。遊星歯車36
iは前記歯車35fと36fに噛み合って回動し、遊星
歯車36iは前記キャリア36hに回転力を伝える。歯
車36fの回転速度が減速した状態で遊星歯車36iが
回転するので、回転力が減速して伝達される。
【0027】ボールベアリング40a,40bは、モー
タすなわちブラシレス電動機51の回転子の軸となる内
側入力軸部36gを高精度に支持するように外側入力軸
部35d内に外輪圧入状態に取り付ける。内側入力軸部
36gは、後述するように、ブラシレス電動機51の回
転子を片持ち状態に支持するようになるので、この内側
入力軸部36gを支持する軸受は、損失が少なく且つ径
方向の大きな荷重を支えるのに好適な転がり軸受の代表
的なボールベアリング40a,40bを使用した。しか
し、ローラベアリングに置き換えることもできる。
【0028】ブラシレス電動機51は、外ケース32b
の下端面に絶縁部材41を介在させて取り付けねじ42
によって絶縁状態に取り付けた電動機ハウジング43を
下向きに開口させ、開口端から固定子52を嵌入して複
数個の切り越し突起43aと折り曲げ爪43bによって
挟持するように固定した構成である。この固定子52に
組する回転子54は、内側入力軸部36gに形成した回
転子嵌着部36dに嵌着し、止めねじ36eに螺着した
止めナット46によって固定する。
【0029】更に具体的には、この実施の形態における
ブラシレス電動機51は、固定子鉄心52aに固定子巻
線52bを巻装して固定子52を構成し、固定子鉄心5
2aを電動機ハウジング43に嵌入して切り越し突起4
3aと折り曲げ爪43bによって挟持するように固定す
る。間隔部材53は、この固定子鉄心52aの軸方向の
寸法と切り越し突起43aと折り曲げ爪43bの間の寸
法の差を補うものである。
【0030】回転子54は、回転子鉄心(ヨーク)54
aの外周に永久磁石磁極54bを取り付け、これらと一
体的に成形した絶縁樹脂製の取り付けボス54cによっ
て内側入力軸部36gにおける電動機回転子嵌着部36
dに取り付ける。
【0031】噛み合いクラッチ機構47の摺動子47c
に形成した噛み合い突起47fを嵌入する噛み合い凹凸
部54dは、取り付けボス54cの上面に該取り付けボ
ス54cと一体的に樹脂成形する。取り付けボス54c
は、電動機回転子嵌着部36dに嵌着して取り付けるこ
とができるような寸法に形成し、内端側の締め付け端部
には、回転子鉄心54aを露出させ、外端側の締め付け
端部には、金属リング54eを埋設する。
【0032】なお、回転子の取り付けボス54cは、電
動機回転子嵌着部を短尺にした専用の内側入力軸部を使
用することにより、短尺に形成することもできる。
【0033】また、永久磁石磁極54bは、固定子巻線
52bよりも外側に突出するように構成し、この突出部
の回転軌道に対向させて磁極検出素子55を設置するこ
とにより、回転子54の回転位置を検出するように構成
する。この磁極検出素子55は、カバー48に取り付け
る。
【0034】ブラシレス電動機51は、固定子巻線52
bの各相に対する回転子54の磁極54bの相対位置を
検出して該固定子巻線52bの各相への給電を制御する
構成であるので、詳細な説明は省略する。
【0035】噛み合いクラッチ機構47は、外側回転軸
系35を電動機の回転子54に噛み合い係合によって結
合して該外側回転軸系35に回転子54の正回転および
逆回転の回転力を伝達して回転させ、または噛み合い係
合を解いて該外側回転軸系35を回り止めするように係
止する。
【0036】この噛み合いクラッチ機構47は、電動駆
動装置6の軸方向の全体寸法を小さくするために、環状
の電磁コイル47aを内包する環状の電磁鉄心47bを
前記取り付けねじ42によって電動機ハウジング43の
内側に共締めして取り付け、外側入力軸部35dを取り
巻くように設置する。外側入力軸部35dに形成したセ
レーション35bに軸方向に摺動可能に係合させた絶縁
樹脂製の摺動子47cは、コイルばね47dによって前
記回転子54の噛み合い凹凸部54dに係合するように
押し下げ、前記電磁コイル47aの電磁力によってコイ
ルばね47dの押し下げ力に逆らって摺動子47cを引
き上げることにより噛み合いを解除して電磁鉄心47b
に吸着して回り止める。
【0037】摺動子47cは、前記電磁鉄心47bによ
って吸引する鉄製の吸着子47eを一体的に樹脂成形し
て設け、前記噛み合い凹凸部54dに嵌入して噛み合わ
せる噛み合い突起47fを樹脂成形により一体的に形成
する。
【0038】摺動子47cの吸着子47eを電磁鉄心4
7bに吸着したときに該摺動子47cを係止して回り止め
するために、電磁鉄心47bの吸着面には複数本の放射
状の係止溝47b1を形成し、吸着子47eには前記係
止溝47b1に嵌入する複数本の放射状の係止突条47
e1を形成する。係止溝47b1は、係止突条47e1
を係止する側壁面が奥方向に1〜2度の傾斜で広がるよ
うに形成し、係止突条47e1は、係止溝47b1の側
壁面に当接する側面が先端方向に1〜2度の傾斜で広が
るように形成することにより、噛み合い係合させたとき
に抜け止め方向の分力が発生するようにする。
【0039】電動機ハウジング43の下端は、カバー4
8を嵌着して覆う。そして、このカバー48に回転検出
センサーの回転検出素子(感磁素子)55を取り付け、
この回転検出素子55を前記回転子54の永久磁石54
bの回転軌道に対向させて設置する。
【0040】このような電動駆動装置6は、取り付けベ
ース7を取り付けねじ50によって外槽5の底の外側に
取り付ける。また、この電動駆動装置6の外側は、前記
取り付けねじ50によってこの電動駆動装置6と一緒に
取り付けた外カバー28によって覆うようにする。
【0041】このブラシレス電動機51への給電は、第
1の制御装置17からの指示に従って、第2の制御装置
29によってPWM(パルス幅変調)制御およびPAM
(パルス電圧変調)制御する。PAM(パルス電圧変
調)制御については後で詳述する。
【0042】図6は、電気洗濯機の制御装置である。こ
の制御装置は、第1の制御装置17および第2の制御装
置29からなり、図6は、その具体的内部構成のブロッ
ク図である。
【0043】主マイクロコンピュータ17aおよび補助
マイクロコンピュータ29hは制御回路を構成し、後述
する直流電圧発生回路29aからインバータ回路29b
へ供給する直流電圧の電圧値を制御する第1の制御信号
を発生する。この第1の制御信号に基づいてコンデンサ
cの端子電圧、つまり、インバータ回路29bへの供給
電圧が制御される。上記制御回路は、第2の制御信号を
発生する。第2の制御信号は、インバータ回路29bの
動作を制御し、ブラシレス電動機51へのパルス幅を制
御する。第2の制御信号に基づきブラシレス電動機51
の回転方向(正転と逆転)も制御される。
【0044】なお、第1の制御装置17および第2の制
御装置29におけるマイクロコンピュータやその他の回
路を動作させるための低圧電源回路および電源スイッチ
については、図示説明を省略する。
【0045】第1の制御装置17は、主マイクロコンピ
ュータ17aを中心にして構成し、給水電磁弁21と排
水電磁弁23と噛み合いクラッチ機構47の電磁コイル
47aへの給電を制御する半導体交流スイッチング素子
(FLS)で構成した駆動回路17b〜17dと、高周
波ノイズが商用電源回路に漏出するのを防止するライン
フィルター17eを備える。
【0046】そして、主マイクロコンピュータ17a
は、予め組み込まれた制御処理プログラムに従って、入
力スイッチ群14,水位センサー16からの入力信号を
取り込み、第2の制御装置29と通信し、表示素子群1
5と駆動回路17b〜17dおよびコンデンサへの充電
すなわちコンデンサの端子電圧を制御する直流電圧制御
回路29cやブラシレス電動機51の給電を行うインバ
ータ回路29bを制御する。
【0047】第2の制御装置29は、直流電圧発生回路
29aと3相インバータ回路29bを備え、ブラシレス
電動機51への給電を制御する。すなわち、ブラシレス
電動機51へ供給するパルス電圧または電流の大きさと
時間を制御する。上記大きさは電圧値または電流値であ
る。この実施の形態では電圧が加えられ、これによりブ
ラシレス電動機51に電流が供給される。上記電圧はコ
ンデンサcからインバータ回路29bに供給される電圧
に基づきパルス幅つまり電圧が加えられる時間はインバ
ータ駆動回路29gを介してインバータ回路29bに加
えられる第2の信号によって制御される。インバータ回
路29bに供給される直流電圧は補助マイクロコンピュ
ータ29hからの第1の制御信号により制御される。第
1の制御信号により直流電圧を制御する具体的回路は、
直流電圧制御回路29cと出力電圧フィードバック抵抗
29dと電圧制御抵抗29eとを備えている。
【0048】直流電圧発生回路29aは、商用交流電源
を整流して直流電圧を出力する整流回路である全波整流
ダイオードブリッジDBを備える。この直流電圧発生回
路29aは、コンデンサcの充電回路として作用する、
スイッチングレギュレータの一種である昇圧形コンバー
タ回路を内蔵し、スイッチング素子S1のオン期間にリ
アクトルLに蓄えた電磁エネルギーを該スイッチング素
子S1がオフすることによって電圧に変換されて入力電
圧に重畳することによりコンデンサCに昇圧した電圧供
給し、電荷を蓄えてる構成である。なお、ダイオードD
1は、コンデンサCに蓄えた電荷の逆流を阻止して直流
出力電圧を安定化する。昇圧量は、スイッチング素子S
1のオン/オフ周期に対するオン時間比によって変化す
る。全波整流ダイオードブリッジDBによって全波整流
して得られる直流電圧は、約140Vである。この直流
電圧発生回路29aは、この全波整流電圧を約300V
までの出力電圧の範囲で可変制御して出力する。スイッ
チング素子S1としては、IGBTやGTOのように、
自力でオフする機能を備えた半導体素子が好適である。
【0049】この直流電圧発生回路29aを制御する直
流電圧制御回路29cは、直流電圧発生回路29aの出
力電圧を出力電圧フィードバック抵抗29dと電圧制御
抵抗29eによって分圧して帰還する検出電圧を参照し
て、この検出電圧が所定値となるようにスイッチング素
子S1のオン/オフ時間比を制御する。この実施の形態
においては、前記検出電圧の所定値は、所定の出力電圧
(この実施の形態では155V)のときに得られる検出
電圧に相当する値とした。補助マイクロコンピュータ2
9hからの第2の制御信号により制御される最も低いイ
ンバータ回路29bへの供給電圧は、この実施の形態で
は、約155Vである。ソフト洗いなどを考えると、1
40V〜170Vくらいを最低供給電圧として供給でき
ることが望ましい。
【0050】3相インバータ回路29bは、スイッチン
グ素子S2と逆並列ダイオードD2によって構成した3
相ブリッジ回路を備え、前記直流電圧発生回路29aの
出力電圧を入力として、前記ブラシレス電動機51にお
ける3相の固定子巻線52bに給電する。スイッチング
素子S2には、IGBTやGTOのように、自力でオフ
する機能を備えた半導体素子が好適である。この3相イ
ンバータ回路29bによる給電は、補助マイクロコンピ
ュータ29hの制御の下に、インバータ駆動回路29g
によってスイッチング素子S2をオン/オフ制御するこ
とによって行う。ブラシレス電動機51を静粛に効率良
く運転するためには、正弦波給電が好適である。3相イ
ンバータ回路29gは、正弦波PWM制御によって正弦
波給電を実現し、また、電圧抑制PWM制御によって過
負荷電流の発生を抑制する。
【0051】正弦波PWM制御には、出力電圧Vの実効
値を一定に保つV一定正弦波PWM制御方式と出力電圧
Vと周波数Fの関係を一定値に保つV/F一定正弦波P
WM制御方式がある。V一定正弦波PWM制御方式は3
相インバータ回路29bの入力電圧を最大限に利用した
給電を実現することができ、V/F一定正弦波PWM制
御方式によればブラシレス電動機51に対して効率良い
給電を実現することができる。
【0052】図7は、正弦波PWM制御によるV/F一
定制御の波形図を例示している。V/Fを一定にするた
めに、(a)に示すように正弦波と三角波を対比させ、
三角波を基準にして正弦波のピーク値を変化させたとき
に得られる(b)に示すようなパルス波形列を3相イン
バータ回路29gのスイッチング素子S2のオン/オフ
制御に使用することにより、正弦波近似PWM制御方式
を実現することができる。
【0053】三角波を補助マイクロコンピュータ29h
のインテグレーテッド・タイマ・パルス・ユニット(I
TU)により生成し、正弦波を補助マイクロコンピュー
タ29hの内部データとして作成する。周波数毎の正弦
波の内部データは、三角波のキャリア周波数を高く(例
えば16KHz)するために、その都度演算するのでは
なく、予め周波数毎に演算した結果をテーブルとして保
持させておいて使用するようにする。
【0054】V一定正弦波PWM制御は、三角波と対比
させる正弦波の大きさを、入力電圧に対して最大の出力
電圧が得られるような一定値に設定することにより、入
力電圧を最大限に利用した正弦波給電を実現することが
できる。
【0055】図6で、補助マイクロコンピュータ29h
は、主マイクロコンピュータ17aからの指示に従っ
て、磁極検出素子55からの検出信号に基づいて位置検
出回路29fから出力される回転子54の回転位置信号
を参照して相応する固定子巻線52bに給電するように
インバータ駆動回路29gを制御し、また、電圧制御抵
抗29eを制御して直流電圧発生回路29aの直流出力
電圧を変える制御を実行する。
【0056】直流電圧制御回路29cは、前述したよう
に、検出電圧が所定値(出力電圧の155Vに相当)と
なるように直流電圧発生回路29aを制御する。そし
て、所定の出力電圧(155V)で電圧制御抵抗29e
の制御端子の総てを開放状態としたときの検出電圧が所
定値となるように回路定数を設定しておく。従って、補
助マイクロコンピュータ29hが電圧制御抵抗29eの
総ての制御端子を開放状態にすることにより、直流電圧
制御回路29cは所定の出力電圧(155V)が得られ
るように直流電圧可変回路29cを制御する。そして、
出力電圧を上昇させるときには、補助マイクロコンピュ
ータ29hは、電圧制御抵抗29gの任意の制御端子の
短絡(接続)することにより、直流電圧制御回路29c
に帰還する検出電圧を低下させる。このようにすると、
直流電圧制御回路29cは、低下した検出電圧を所定の
検出電圧まで上昇させるように直流電圧発生回路29a
の出力電圧を上昇させる制御を実行する。この実施の形
態においては、電圧制御抵抗29eの制御端子を開閉制
御することにより、直流電圧発生回路29aの出力電圧
が多段階(例えば155V,185V,190V,21
0V,230V,270V)に変化するようにした。この
実施の生態では、第1の制御信号は電圧制御抵抗29e
のどの抵抗を開放するかで表わされる。つまり、直流電
圧制御回路29cのバイアス電圧として与えられる。この
変わりにデジタル信号として第1の制御信号を発生させ
る方法でも良い。最終的に半導体スイッチS1のオンオ
フ時間(またはデューティでも良い)が制御され、希望
の電圧がコンデンサCの端子間に現れるようにすれば良
い。
【0057】主マイクロコンピュータ17aは、入力ス
イッチ群14から洗濯開始を指示されると、入力スイッ
チ群14からの指示入力に基づいて手動または自動的に
洗濯モードおよび脱水モードを設定し、設定した洗濯モ
ードおよび脱水モードを行う。洗濯モードは、例えば図
9に示すように、検出工程や洗い工程,濯ぎ工程であ
る。脱水モードは脱水工程である。
【0058】図8は、基本的な洗濯脱水モードにおいて
主マイクロコンピュータ17aが実行する制御処理を示
している。
【0059】ステップ801(布量あるいは布質の検
出) 布量あるいは布質の検出を行う。この検出結果は、洗濯
水の給水量および洗濯モードおよび脱水モードでのいろ
いろな条件の設定に利用される。
【0060】先ず、洗濯槽兼脱水槽2に投入された洗濯
物が給水前の乾いた状態にあるときに、ブラシレス電動
機51に給電して撹拌翼4を回転させ、そのときの負荷
抵抗値に基づいて乾布布量を検出する(図9のs1)。
負荷抵抗量の検出は、ブラシレス電動機51の回転速度
が安定した状態になったときの該回転速度を検出して行
う。布量が多いときには負荷抵抗が大きくなって回転速
度が低くなることから、予め回転速度と負荷抵抗(乾布
布量)の関係を求めておくことにより、このときの回転
速度から乾布布量を検出することができる。この乾布布
量検出結果は、この実施の形態では、洗濯水供給量を決
めるために使用する。
【0061】次に、電磁給水弁21を開いて洗濯槽兼脱
水槽2(外槽5)内に所定の水位まで給水する。この所
定の水位は、洗濯物を湿潤させるための低水位である。
そして、再びブラシレス電動機51に給電して撹拌翼4
を回転させ、そのときの負荷抵抗値に基づいて第1の湿
潤布量を検出する(図9のs2)。その後、給水によっ
て水位を上昇させて再びブラシレス電動機51に給電し
て撹拌翼4を回転させ、そのときの負荷抵抗値に基づい
て第2の湿潤布量を検出する(図9のs3)。
【0062】このときの水位検出は、水位センサー16
から出力される水位検出信号を監視して行う。
【0063】第1の湿潤布量の検出結果と第2の湿潤布
量検出結果の差に基づいて布質を検出し、洗濯および脱
水モードでの条件を決めるために使用する。
【0064】この布量あるいは布質の検出において撹拌
翼4を回転させるためにブラシレス電動機51に給電す
るときの直流電圧発生回路29aの直流出力電圧は、こ
の直流電圧発生回路29aの最低の出力電圧v1(この
実施の形態では155Vとした、図9のt1〜t2)と
した。このときのインバータ回路29bへの直流出力電
圧は、検出精度を高めるためには、低い方が有利であ
る。
【0065】因に、これらの検出時の電動駆動装置6
は、噛み合いクラッチ機構47の電磁コイル47aを付
勢して吸着子47eを電磁吸引することにより、摺動子
47cをコイルばね47dに逆らって引き上げて該摺動
子47cの噛み合い突起47fを電動機の回転子45の
噛み合い凹凸部45c3から切り離し、吸着子47eを
電磁鉄心47bに吸着し、係止突条47e1と係止溝4
7b1が係合するこにより外側回転軸系35(洗濯槽兼
脱水槽2)の回転を抑制するように係止する。この状態
で、ブラシレス電動機51の固定子コイル52bに給電
して回転子54を回転させ、内側入力軸部36gから遊
星歯車36iを介して減速した後に内側出力軸部36c
に伝達して撹拌翼4を回転させるようにする。
【0066】検出運転中および次の洗い工程まで(t1
〜t2)図9(M)のように直流電圧発生回路29aの
出力電圧は所定の電圧v1に維持する。最低電圧v1以
上に維持することが良い。
【0067】ステップ802 検出した乾布布量に応じて洗濯水位を決定し、決定した
洗濯水位まで給水を実行する。
【0068】ステップ803 布質および汚れの程度に応じた洗いモードを設定して洗
い工程(図9のt2〜t3)を実行する。洗いモード
は、洗い強度(撹拌翼4や洗濯槽兼脱水槽2による撹拌
強度であり、洗い水流の強さを意味する)と洗い時間を
組み合わせて構成した多様な洗いモード制御プログラム
として用意しておき、前記布質検出結果と入力スイッチ
群14から入力される汚れの程度に基づいて自動的に、
または入力スイッチ群14からの指示入力に基づいて、
その1つを選択して実行するようにする。このことは洗
いの水流の強弱を入力することにもなる。
【0069】この実施の形態では、この洗い強度とし
て、強洗い(大物洗い)A,標準洗いB,中洗い(少負
荷洗い)C,弱洗いDに区分し、更に、この区分を汚れ
の程度に応じて汚れ多めおよび標準のための洗い強度
(A1〜D1)と汚れ少なめのための洗い強度(A2〜
D2)の2種類に分けた洗い強度(洗い水流)区分およ
び更に微弱な微洗い強度(洗い水流)区分Eやドライマ
ーク衣料や繊細な衣料を型崩れしないように洗うのに適
した洗濯槽兼脱水槽2を正逆回転させる洗い強度(洗い
水流)区分Fや布団のような大物を洗うのに適した洗濯
槽兼脱水槽2を一方向に緩やかに回転させる洗い強度
(洗い水流)区分Gを用意した。洗いの強弱により図9
のコンデンサの電圧v2を選択する。水流が強い場合は
弱い場合に比べv2を高くする。また、破線で示すよう
に、一旦v10と強くしその後v11と低くしても良
い。このようにすれば水流の強さを弱めることができ、
更に回転開始時のトルクを上げられる。
【0070】撹拌翼4を正逆回転させる洗い強度区分の
運転では、噛み合いクラッチ機構47の電磁コイル47
aを付勢して摺動子47cを引き上げて該摺動子47c
と回転子45との噛み合いを解き、吸着子47eを電磁
鉄心47bに吸着して係止突条47e1を係止溝47b
1に係合させて外側入力軸部35dを回り止めして洗濯
槽兼脱水槽2を静止状態にし、回転子54を正逆回転す
るように固定子コイル52bに給電することにより、こ
の回転を内側入力軸部36g,遊星歯車36i,内側出力
軸部36cを介して撹拌翼4に伝達する。撹拌翼4の正
転と逆転の間インバータからモータ51への給電は一時
的に停止するが、直流電圧発生回路29aの出力電圧は
ゼロに下げない。図9のv1以上に維持する。この実施
例ではt2〜t3はt1〜t2の検出工程の結果に基づ
く設定値に維持する。こうすることで起動トルクを確保
し易くなる。
【0071】洗濯槽兼脱水槽2を正逆回転させる洗い強
度区分では、噛み合いクラッチ機構47の電磁コイル4
7aを消勢して摺動子47cをコイルばね47dによっ
て押し下げて該摺動子47cの噛み合い突起47fを回
転子54の噛み合い凹凸部54dに嵌入して噛み合わせ
て該回転子54と連結状態にし、回転子54を正逆回転
するように固定子コイル52bに給電することにより、
この回転を外側入力軸部35d,歯車ケース部35e,
外側出力軸部35aを介して洗濯槽兼脱水槽2に伝達す
る。このときは、遊星歯車機構は減速機能を失うので、
撹拌翼4は、洗濯槽兼脱水槽2と同期して一体的に回転
する。この場合はコンデンサの電圧を、撹拌翼4を正逆
回転させる洗い強度区分の運転より高くすることにより
効率を向上できる。ブラシレス電動機51への供給電圧
を高くすることができ、ブラシレス電動機51の回転速
度が高くなっても電流を供給できる効果がある。洗濯槽
兼脱水槽2の正転と逆転の間は3相インバータ回路29
bからブラシレス電動機51への給電は一時的に停止す
るが、直流電圧発生回路29aの出力電圧はゼロに下げ
ない。図9のv1以上に維持する。この実施例ではt2
〜t3はt1〜t2の検出工程の結果に基づく設定値に
維持する。こうすることで起動トルクを確保し易くな
る。
【0072】そして、洗濯槽兼脱水槽2を一方向に連続
回転させて行う洗い強度区分では、噛み合いクラッチ機
構47を噛み合わせた連結状態において、ブラシレス電
動機51を一方向に連続回転させるように固定子コイル
52bに給電する。この状態の直流電圧発生回路29a
の出力電圧は、洗濯水の量に大きな違いがなければ、撹
拌翼4の正逆転時より高くする。また洗濯槽兼脱水槽2
を正逆回転させる洗い強度区分の運転時よりも高くす
る。
【0073】洗い強度(洗い水流)は、ブラシレス電動
機51の出力トルクと回転時限(給電のオン/オフ時間
比)によって変化する。ブラシレス電動機51の出力ト
ルクの強弱(大小)は、直流電圧発生回路29aの直流
出力電圧の高低制御と3相インバータ回路29bのPW
M制御における正弦波電圧の電圧抑制(ピーク値)制御
によって実現することができる。また、回転時限は、予
め設定した制御プログラムによって制御することができ
る。
【0074】例えば、汚れ多めの強洗いA1では、直流
電圧発生回路29aの直流出力電圧を210Vの一定値
に設定し、3相インバータ回路29bによるブラシレス
電動機51への給電(正弦波PWM)および休止の正逆
回転時限を1.4秒(正回転方向給電)/0.9秒(休
止)/1.4秒(逆回転方向給電)/0.9秒(休止)…
で繰り返すようにする。同様に、汚れ多めの標準洗いB
1では、直流電圧発生回路29aの直流出力電圧を23
0Vの一定値に設定し、3相インバータ回路29bによ
るブラシレス電動機51への給電および休止を1.1秒
(給電)/0.9秒(休止)で繰り返すようにする。ま
た、汚れ多めの中洗いC1では、直流電圧発生回路29
aの直流出力電圧を190Vの一定値に設定し、3相イ
ンバータ回路29bによるブラシレス電動機51への給
電および休止を0.8秒(給電)/1.0秒(休止)で繰
り返すようにする。また、汚れ多めの弱洗いD1では、
直流電圧発生回路29aの直流出力電圧を190Vの一
定値に設定し、3相インバータ回路29bによるブラシ
レス電動機51への給電および休止を0.5 秒(給電)
/0.7秒(休止)で繰り返すようにする。
【0075】これに対して、汚れ少なめの強洗いA2で
は、直流電圧発生回路29aの直流出力電圧を210V
に設定して3相インバータ回路29bによるブラシレス
電動機51への給電を0.3 秒間実行して大きな出力ト
ルクで起動し、引き続いて直流電圧発生回路29aの直
流出力電圧を185Vに下げて1.1 秒間の給電を実行
して小さい出力トルクで回転を継続し、その後、1秒間
休止する制御を正逆回転方向に繰り返すようにする。ま
た、汚れ少なめの標準洗いB2では、直流電圧発生回路
29aの直流出力電圧を210Vに設定して3相インバ
ータ回路29bによるブラシレス電動機51への給電を
0.3 秒実行して大きな出力トルクで起動し、引き続い
て3相インバータ回路29bの正弦波PWM制御に電圧
制限PWM制御を付加することにより、ブラシレス電動機
51に供給する正弦波電圧のピーク値が140Vとなる
ようにした給電を1.5 秒実行して小さい出力トルクで
の回転を継続し、その後、1.0 秒間休止する制御を正
逆回転方向に繰り返すようにする。また、汚れ少なめ中
洗いC2では、直流電圧発生回路29aの直流出力電圧
を210Vに設定して3相インバータ回路29bによる
ブラシレス電動機51への給電を0.3 秒実行して大き
な出力トルクで起動し、引き続いて3相インバータ回路
29bの正弦波PWM制御に電圧制限PWM制御を付加
することにより、ブラシレス電動機51に供給する正弦
波電圧のピーク値が115Vとなるようにした給電を
1.5 秒実行して小さい出力トルクでの回転を継続し、
その後、1.0 秒間休止する制御を正逆回転方向に繰り
返すようにする。そして、汚れ少なめ弱洗いD2では、
直流電圧発生回路29aの直流出力電圧を210Vに設
定して3相インバータ回路29bによるブラシレス電動
機51への給電を0.3秒実行して大きな出力トルクで
起動し、引き続いて3相インバータ回路29bの正弦波
PWM制御に電圧制限PWM制御を付加することによ
り、ブラシレス電動機51に供給する正弦波電圧のピー
ク値が90Vとなるようにした給電を1.5秒実行して
小さい出力トルクでの回転を継続し、その後、1.0秒
間休止する制御を正逆回転方向に繰り返すようにする。
【0076】このようにブラシレス電動機51への給電
の途中で電圧を低下させる制御によれば、撹拌翼4を大
きなトルクで確実に回転するように起動し、その後は洗
濯物に作用する撹拌力を小さくして布傷みを軽減する効
果が得られる。
【0077】また、微洗いEでは、直流電圧発生回路2
9aの直流出力電圧を190Vの一定値に設定し、3相
インバータ回路29bによるブラシレス電動機51への
給電および休止を0.5秒(給電)/1.0秒(休止)で
繰り返すようにする。
【0078】また、洗濯槽兼脱水槽2を正逆回転させる
洗い強度区分Fでは、例えば、直流電圧発生回路29a
の直流出力電圧を155Vに設定して3相インバータ回
路29bによる正弦波PWM制御に電圧制限PWM制御
を付加することにより、ブラシレス電動機51に供給す
る正弦波電圧のピーク値が80Vとなるようにした給電
を6秒実行して小さい出力トルクで緩やかな回転を継続
し、その後、3.0秒休止する制御を正逆回転方向に繰
り返す槽回転洗いF1と、4秒給電して3秒休止する槽
回転洗いF2と、3秒給電して2秒休止する槽回転洗い
F3を行うようにした。
【0079】また、洗濯槽兼脱水槽2を一方向に連続回
転させて行う洗い強度区分Gでは、例えば、直流電圧発
生回路29aの直流出力電圧を155Vに設定して3相
インバータ回路29bによる正弦波PWM制御に電圧制
限PWM制御を付加することにより、ブラシレス電動機
51に供給する正弦波電圧のピーク値が35Vとなるよ
うにした給電を6秒実行して小さい出力トルクで緩やか
な回転を継続し、その後、6.0秒休止する制御を一方
向に繰り返す槽回転洗いを用意した。
【0080】そして、洗いモードは、汚れの程度と前述
した洗い強度と洗い時間の組み合わせて各汚れの程度に
対して各7段階に設定し、その1つを選択して実行する
ようにした。入力スイッチ群14によって自動選択が指
示入力されているときには、入力スイッチ群14からの
指示入力に従った設定または汚れ検出に基づいて設定さ
れた汚れの程度(汚れ多め,標準,少なめ)と布質検出
結果に基づいて自動的に選択し、入力スイッチ群14か
ら手動選択が指示入力されているときには、その指示入
力に基づいて手動選択するようにするようにする。
【0081】第1の洗いモード群M1は、汚れ多めの洗
濯物の洗いモード群であって、例えば、強洗いA1で1
5分間洗う洗いモードM11と、強洗いA1で12分間
洗う洗いモードM12と、標準洗いB1で12分間洗う
洗いモードM13と、標準洗いB1で10分間洗う洗い
モードM14と、中洗いC1で8分間洗う洗いモードM
15と、弱洗いD1で6分間洗う洗いモードM16と、
微洗いEで6分間洗う洗いモードM17の7段階を用意
した。
【0082】第2の洗いモード群M2は、標準汚れの洗
濯物の洗いモード群であって、例えば、強洗いA1で1
0分間洗う洗いモードM21と、強洗いA1で6分間洗
う洗いモードM22と、標準洗いB1で6分間洗う洗い
モードM23と、標準洗いB1で5分間洗う洗いモード
M24と、中洗いC1で5分間洗う洗いモードM25と、
弱洗いD1で4分間洗う洗いモードM26と、微洗いE
で3分間洗う洗いモードM27の7段階を用意した。
【0083】第3の洗いモード群M3は、複数の洗い強
度を組み合わせて各洗いモードを構成した汚れ少なめの
洗濯物の洗いモード群であって、例えば、強洗いA2で
5分間洗い、その後、槽回転洗いF2で1分30秒間洗
い、更に、標準洗いB2で4分間洗い、そして、槽回転
洗いF2で1分30秒間洗う洗いモードM31と、強洗
いA2で4分間洗い、その後、槽回転洗いF2で1分3
0秒間洗い、更に、標準洗いB2で3分間洗い、そし
て、槽回転洗いF2で1分30秒間洗う洗いモードM3
2と、標準洗いB2で4分間洗い、その後、槽回転洗い
F2で1分30秒間洗い、更に、標準洗いB2で3分間
洗い、そして、槽回転洗いF2で1分30秒間洗う洗い
モードM33と、中洗いC2で4分間洗い、その後、槽
回転洗いF2で1分30秒間洗い、更に、標準洗いB2
で3分間洗い、そして、槽回転洗いF2で1分30秒間
洗う洗いモードM34と、中洗いC2で4分間洗い、そ
の後、槽回転洗いF1で1分30秒間洗い、更に、標準
洗いB2で2分間洗い、そして、槽回転洗いF1で1分
30秒間洗う洗いモードM35と、弱洗いD2で4分間
洗い、その後、槽回転洗いF1で1分30秒間洗い、更
に、弱洗いD2で2分間洗い、そして、槽回転洗いF1
で1分30秒間洗う洗いモードM36と、弱洗いD2で
2分間洗い、その後、槽回転洗いF1で1分30秒間洗
い、更に、弱洗いD2で1分間洗い、そして、槽回転洗
いF1で1分30秒間洗う洗いモードM36の7段階を
用意した。
【0084】これらの各洗いモードは、水道水のような
冷水を使用する洗い工程における制御仕様であるので、
風呂残り水のような温水を使用する洗い工程において
は、比較的弱い洗い強度と短い洗い時間に変更すること
ができる。
【0085】このような洗い工程は、主マイクロコンピ
ュータ17aが布質検出結果または入力スイッチ群14
によって設定された洗いモードに応じて選択的に決定
し、そのモード制御プログラムに従って、直流電圧発生
回路29aと3相インバータ回路29bと噛み合いクラ
ッチ機構47を制御することによって実行する。洗い工
程での直流電圧発生回路29aからインバータ回路29
bへの供給電圧の一例は図9(M)に示す通りである。
【0086】ステップ804 濯ぎ工程を実行する(図9のt3〜t13)。この濯ぎ
工程は、注水濯ぎ運転と溜め濯ぎ運転を組み合わせて実
行するようにすると良い。また、濯ぎ効率を高めるため
に、排水時には短時間の弱い脱水(濯ぎ脱水)運転を組
み合わせると良い。更に、濯ぎ中に洗濯槽兼脱水槽2を
緩速回転させながら注水することにより、汚れた洗濯水
の放出を促進させる注水濯ぎ運転を併用することも有効
である。
【0087】この濯ぎ脱水運転は、布質と汚れの程度に
よって脱水力を変えるように制御する。例えば、汚れ多
めと標準の洗濯物に対しては、洗濯槽兼脱水槽2の回転
速度を900rpm で脱水運転するようにするが、回転速
度の立ち上げ方と運転時間(起動からの合計時間)を布
質によって変えることができるようにする。具体的に
は、比較的緩やかに立ち上げるように4分間運転する第
1の濯ぎ脱水モードと、比較的急速に立ち上げるように
2分40秒間運転する第2の濯ぎ脱水モードと、中速領
域(200〜330rpm )を更に急峻に立ち上げるよう
に2分30秒間運転する第3の濯ぎ脱水モードと、中速
領域を更に急峻に立ち上げるように2分20秒間運転す
る第4の濯ぎ脱水モードと、低速領域(0〜130rpm
)と中速領域を比較的緩やかに立ち上げるようにして
3分10秒間運転する第5の濯ぎ脱水モードと、中速領
域を緩やかにしてその他の領域を比較的急峻に立ち上げ
るように2分30秒間運転する第6の濯ぎ脱水を用意し
た。
【0088】そして、汚れ少なめの洗濯物の濯ぎ脱水モ
ードは、前述した洗濯槽兼脱水槽2の回転速度をやや低
め(800rpm程度)に変更して構成するようにする。
【0089】これらの各濯ぎ脱水モードは、前記洗い工
程における各洗いモードに連動させてその1つを選択し
て実行するようにする。
【0090】このような回転速度の立ち上げ特性の制御
は、直流電圧発生回路29aの直流出力電圧と3相イン
バータ回路29bを主マイクロコンピュータ17aから
の指示に従って補助マイクロコンピュータ29hによっ
て制御してブラシレス電動機51の出力トルクを変える
ことによって実現する。補助マイクロコンピュータ29
hは、ブラシレス電動機561の高トルク出力を可能に
するために比較的高めの一定電圧(250V以上、この
実施の形態では270Vにした)を出力するように直流
電圧発生回路29aを制御し、回転速度の立ち上がり特
性が前述したような特性となるように3相インバータ回
路29bを回転速度フィートバック制御を行う。洗濯槽
兼脱水槽2は、ブラシレス電動機51の回転速度と同一
回転速度となるように駆動されるので、ブラシレス電動
機51の回転速度を位置検出回路29fから出力される
回転位置信号に基づいて認識して該ブラシレス電動機5
1の速度制御を行うことにより、洗濯槽兼脱水槽2の回
転速度制御を実現することができる。脱水運転での直流
電圧発生回路29aからインバータ回路29bへの供給
電圧は200V以上の電圧を始めt4に与えることが望
ましい。あるいは脱水運転時においては、前記コンデン
サの電圧を電圧v0より高い値に維持し、前記3相イン
バータ回路29bの制御によってブラシレス電動機51
の回転速度の上昇特性を制御することが望ましい。ここ
で前記電圧v0は、前記直流電圧発生回路29aがすす
ぎ工程(図9t3〜t13)で直流電圧を出力している
状態での最低のコンデンサ電圧をv1、前記すすぎ工程
での最高のコンデンサ電圧をv2としたとき、v0=v
1+(v2−v1)/2としてあらわされる。
【0091】ステップ805 すすぎ工程の後の脱水工程、すなわち最終脱水工程(t
13〜t14)を実行する。この脱水工程は、前述した
洗い工程および濯ぎ工程と同様に、布質と汚れの程度に
応じて脱水力を変えるように制御する。すすぎの後の脱
水は、洗濯物の皺の発生に大きく影響する。従って、皺
の発生が可及的に少なくなるように脱水制御することが
望ましい。脱水力は、洗濯槽兼脱水槽2の回転速度と運
転時間によって決まる。皺の発生が少ない脱水運転を可
能にするために、この実施の形態においては、布質に応
じて選択的に実行可能な複数の脱水モードを用意した。
【0092】この実施の形態では、各脱水モードは、洗
濯槽兼脱水槽2の回転速度を900rpm に設定し、立ち
上げ方と運転時間(起動からの合計時間)を変えて構成
した。
【0093】この脱水モード(すすぎ工程の後の脱水モ
ード)は、低速領域(0〜130rpm)を緩やかに立ち上
げてその後は比較的急峻に立ち上げて9分間運転する第
1の脱水モードと、同様に立ち上げて8分間運転する第
2の脱水モードと、同様に立ち上げて7分間運転する第
3の脱水モードと、低速領域(0〜130rpm )を比較
的急峻に立ち上げて6分間運転する第4の脱水モード
と、同様に立ち上げて5分間運転する第5の脱水モード
と、同様に立ち上げて4分間運転する第6の脱水モード
と、同様に立ち上げて3分間運転する第7の脱水モード
を用意した。
【0094】この脱水モードにおける回転速度制御も、
前述した濯ぎ脱水工程における回転速度制御と同様に、
ブラシレス電動機561の高トルク出力を可能にするた
めに比較的高めの一定電圧(250V以上、この実施の
形態では270Vにした)を出力するように直流電圧発
生回路29aを制御し、回転速度の立ち上がり特性が前
述したような特性となるように3相インバータ回路29
bを回転速度フィートバック制御を行う。
【0095】主マイクロコンピュータ17aは、これら
の各ステップにおいて、設定状態および工程進行状態を
表示素子群15を制御して表示し、異常が発生したとき
や洗濯終了時には、ブザーを鳴動させて報知するように
する。
【0096】比較的小型のブラシレス電動機51によっ
て前述したような各種の最適な回転速度特性を得るため
に、比較的強い回転駆動力や高回転速度を必要とすると
きには、直流電圧発生回路29aの直流出力電圧(コン
デンサCの端子電圧)を上昇させて比較的高い電圧の一
定値に維持し、比較的弱い回転駆動力や低回転速度を必
要とするときには、直流電圧発生回路29aの直流出力
電圧を比較的低い一定値に維持した状態で3相インバー
タ回路29bによって電圧抑制PWM制御を実行するよ
うにした。脱水運転ではインバータ回路29bへ直流電
圧発生回路29aから供給する電圧つまり図19(M)
の電圧V6を起動時に200V以上にすることが望まし
い。あるいは脱水工程での脱水運転時においては、前記
コンデンサの電圧を電圧v0より高い値に維持し、前記
インバータ回路の制御によってブラシレス電動機の回転
速度の上昇特性を制御することが望ましい。ここで前記
電圧v0は、前記直流電圧発生回路がすすぎ工程あるい
は脱水工程(図9t3〜t14)で直流電圧を出力している
状態での最低のコンデンサ電圧をv1、前記すすぎ工程
での最高のコンデンサ電圧をv2としたとき、v0=v
1+(v2−v1)/2としてあらわされる。
【0097】図9は、このような運転制御のために好都
合な直流電圧発生回路29aの直流出力電圧(コンデン
サcの端子電圧)の制御特性の概略を示している。図で
t1は洗濯機の電源スイッチの投入時である。この時点
から直流電圧発生回路29aは所定の直流電圧の供給を
開始する。またt15で電源が切られるまで直流電圧発
生回路29aは所定の直流電圧の供給を維持する。この
ようにすることでそれぞれの運転での起動をスムーズに
できる。また直流電圧発生回路29aの出力を他の操作
機器や駆動機器への供給を可能にし、また制御装置への
供給を可能にする。
【0098】布量あるいは布質を検出するために撹拌翼
4を回転駆動するとき(t1〜t2)のコンデンサ電圧
は、直流電圧発生回路29aの電圧制御範囲の最低電圧
v1(この実施の形態では155Vに設定した)にして
一定値に維持する。そして、撹拌翼4を比較的低い回転
速度n1での回転駆動を3回(乾布布量検出s1,第1
の湿潤布量検出s2,第2の湿潤布量検出)行う。
【0099】洗い工程(t2〜t3)においては、コン
デンサ電圧を比較的高めの電圧v2に昇圧して一定値に
維持する。この洗い工程での撹拌翼4の回転速度n2
は、検出運転のときよりも高めとなる。そして、布質や
汚れの程度に応じて多様に変化させるために、必要に応
じて、v10,v11のように変化させる。この実施の
形態では、185V〜230Vに設定した。このように
高い電圧を使用することにより、多様な撹拌強度の駆動
制御が容易になる。
【0100】濯ぎ工程においては、排水時(t3〜t
4)には、コンデンサ電圧を最低電圧v1に戻し、洗濯
槽兼脱水槽2を回転駆動して洗濯水を脱水するとき(t
4〜t5)に、最高電圧v3に昇圧して一定値に維持す
る。このときには、洗濯槽兼脱水槽2を高回転速度n3
で駆動する。洗濯槽兼脱水槽2を円滑に加速制御するた
めに、必要に応じて、中電圧v12を経て段階的に昇圧
するようにしても良い。この実施の形態では、最高電圧
v3を270Vに設定した。このような高電圧は、慣性
負荷の大きい洗濯槽兼脱水槽2を駆動制御するために好
適である。
【0101】その後、洗濯槽兼脱水槽2を回転させなが
ら注水濯ぎを行うとき(t6〜t7)には、コンデンサ電
圧を最高値v4の一定値に維持し、3相インバータ回路
29bによって洗濯槽兼脱水槽2と撹拌翼4を緩速回転
(n4)させる制御を行う。
【0102】撹拌翼4を緩速回転(n5,n6)させて
濯ぎを行うとき(t8〜t10)には、コンデンサ電圧
を最低電圧v1に戻し、必要に応じて、高めの電圧v1
3に昇圧する。
【0103】次の脱水(t11〜t12)においては、
撹拌翼4および洗濯槽兼脱水槽2を高速回転(n7)さ
せるために、電圧を最高値v5まで昇圧する。
【0104】t12〜t13の間では、前述したような
制御をN回繰り返す。
【0105】すすぎ工程の後の脱水工程すなわち最終脱
水工程(t13〜t14)では、撹拌翼4および洗濯槽
兼脱水槽2を高速回転(n8)させるために、電圧を最
高値v6まで昇圧する。
【0106】そして、最終脱水工程終了後(t15)に
直流電圧発生回路29aは、直流電圧出力を停止する。
【0107】上述した実施の形態では、駆動電動機とし
てブラシレス電動機を使用したがその他の方式の電動機
を使用することも可能である。また、3相インバータ回
路は、その他のインバータ回路に変更することも可能で
ある。
【0108】以上のようにこの実施の形態では、電動駆
動装置におけるインバータ駆動の電動機に対して商用交
流電圧を整流および昇圧して給電するようにしたので、
電動機の出力特性を効果的に活用することにより小型の
電動機によって効率良い洗濯あるいは脱水工程を実現す
ることができる。
【0109】従って、洗濯物の量,質,汚れの形態等に
応じて木目細かな洗濯および脱水工程を実現することが
でき、多様な洗濯および脱水運転を可能にした電気洗濯
機を提供することができる。
【0110】他の実施例として、図10をもとに説明す
る。
【0111】第1の制御装置17は、主マイクロコンピ
ュータ17aを中心にして構成し、給水電磁弁21と排
水電磁弁23と噛み合いクラッチ機構47の電磁コイル
47aへの給電を制御する半導体交流スイッチング素子1
7dと整流ブリッジ回路17e及び直流電圧(又は電流、
以下同様)変換回路17fで構成した駆動回路17b〜
17fと、高周波ノイズが商用電源回路に漏出するのを
防止するラインフィルタ17gを備える。又、噛み合い
クラッチ機構47は動作開始時、電磁コイル47aへの
通電初期は大きな吸引の電磁力を必要とするため、大き
な電圧(又は電流)を供給するが一定時間経過し、噛み
合いクラッチ機構が固定保持状態になった後は、電磁コ
イル47aの消費電力及び温度上昇を押さえるため、必
要最低な電圧(又は電流)を供給するように主マイクロ
コンピュータが17aが半導体交流スイッチング素子1
7dと直流電圧(電流)変換回路17fに指令を与え
る。
【0112】即ち、初期通電時は主マイクロコンピュー
タ17aからポート17a1,17a2を通じて制御信号を出
力し、半導体交流スイッチング素子17dを導通状態と
し、直流電圧(電流)変換回路17fは電磁コイル47
aへ大きな電圧(又は電流)を供給する。次に一定時間
経過後、噛み合いクラッチ機構47が固定保持状態にな
ると主マイクロコンピュータ17aはポート17a1,
17a2を通じて制御信号を出力し、半導体交流スイ
ッチング素子17dを導通状態、直流電圧(電流)変換
回路17fからクラッチ機構47の状態の保持に必要最
低限の小さな電圧(電流)を電磁コイル47aに供給
し、クラッチ機構47は状態を保持する。さらに洗濯機
の運転工程が洗いやすすぎの攪拌翼4を回転させる攪拌
工程から洗濯槽兼脱水槽2を回転させる脱水工程に移行
する時は主マイクロコンピュータ17aからポート17
a2を通じて制御信号を出力し、半導体交流スイッチ
ング素子17dを非導通状態とし、直流電圧(電流)変
換回路電磁コイル47aに対し、電圧(電流)が供給さ
れず、吸引の電磁力が発生しないため、コイルばね47
dの押し下げ弾性力により、噛み合いクラッチ機構47
は摺動子47cが回転子54の噛み合い凹凸部54dに
係合するように押し下げられる。
【0113】この実施例では電磁コイル47aへ印加す
る電圧又は電流変換回路は直流電圧(電流)変換回路1
7fにより説明したが、交流電圧(電流)変換回路にて
代替してもよい。
【0114】このような方式としたことにより、省エネ
ルギーを図ると共に電磁コイル47aへの余分な電力消費
を省き、温度上昇を最低限に押え込めるため、信頼性の
高いクラッチ機構とすることができる。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、効率の良い電気洗濯機
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である全自動電気洗濯機
の基本構成の概略を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である全自動電気洗濯機
の具体的な構成を示す縦断側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である全自動電気洗濯機
における電動駆動装置の内部構成を示す縦断側面図であ
る。
【図4】図3に示した電動駆動装置における一部を拡大
した側面図であり、洗濯槽兼脱水槽を静止させて撹拌翼
を回転駆動する状態を示している。
【図5】図3に示した電動駆動装置における一部を拡大
した側面図であり、洗濯槽兼脱水槽と撹拌翼を回転駆動
する状態を示している。
【図6】本発明の一実施の形態である全自動電気洗濯機
における電気回路ブロック図である。
【図7】正弦波PWM制御によるV/F一定制御の波形
図である。
【図8】全自動電気洗濯機の主マイクロコンピュータが
実行するにおける洗い,濯ぎ,脱水工程の基本的な制御
処理のフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態の全自動電気洗濯機にお
ける運転制御のために好都合な直流電圧生成回路の直流
出力電圧(コンデンサの端子電圧)の基本的な制御特性
図である。
【図10】本発明の一実施の形態である全自動電気洗濯
機における電気回路ブロック図である。
【符号の説明】
14…入力スイッチ群、17…第1の制御装置、17a
…主マイクロコンピュータ、21…給水電磁弁、23…
排水電磁弁、29…第2の制御装置、29a…直流電圧
発生回路、29b…3相インバータ回路、29h…補助
マイクロコンピュータ、47…噛み合いクラッチ機構、
51…ブラシレス電動機。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月20日(2000.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 正一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立多賀テクノロジー株式会社内 (72)発明者 高宗 裕一郎 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 川又 光久 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 大川 友弘 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3B155 AA01 BB01 BB08 BB10 BB19 CA06 CB06 HB19 KB11 KB27 LA02 LA11 LB16 LB18 LC13 MA01 MA02 MA06 MA09 5H560 AA10 BB04 BB12 DA19 DC13 EB01 EC01 GG04 HC04 RR04 SS03 SS07 TT11 TT15 UA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯機の上部に設けられた複数の操作スイ
    ッチと、洗濯機の内部に設けられた洗濯槽と、前記洗濯
    槽の内部に設けられた攪拌翼と、前記洗濯槽の下に設け
    られたモータと、洗濯機を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置により前記モータを制御し、前記モータに
    より前記攪拌翼を回転させて洗濯を行うように構成し、
    前記複数の操作スイッチの内の第1の操作スイッチを操
    作したときの前記攪拌翼の回転速度に対し、前記複数の
    操作スイッチの内の第2の操作スイッチを操作したとき
    の前記攪拌翼の回転速度が早く回転するように制御され
    る電気洗濯機であって、 前記制御装置は、第1と第2の制御信号を発生する運転
    制御回路と、交流電流を整流する整流回路と、前記整流
    回路からの電流を受け前記第1の制御信号に基づき直流
    電圧を出力する直流電圧出力回路と、前記直流電圧出力
    回路から出力される直流電圧を入力して前記第2の制御
    信号に基づき前記モータを制御するインバータ回路を備
    え、 前記第1の操作スイッチを操作したときより、前記第2
    の操作スイッチを操作したときの前記直流電圧出力回路
    の出力電圧を高くするようにしたことを特徴とする電気
    洗濯機。
  2. 【請求項2】洗濯水流の強さを選択する操作スイッチ
    と、洗濯物を入れる洗濯槽と、前記洗濯槽の内側に設け
    られた攪拌翼と、前記攪拌翼あるいは前記洗濯槽を回転
    させるためのモータと、入力として前記操作スイッチか
    らの信号を受け第1の制御信号と第2の制御信号とを出
    力する制御装置とを備え、 前記制御装置は、交流電圧を整流し前記第1の制御信号
    に基づいて昇圧して直流電圧を供給する直流電圧供給回
    路と、この直流電圧供給回路からの直流電圧を入力して
    前記第2の制御信号に基づき前記モータに給電するイン
    バータ回路を備え、 前記操作スイッチで弱い水流が選択された場合に対し強
    い水流が選択された場合に前記直流電圧供給回路は高い
    電圧を供給することを特徴とする電気洗濯機。
  3. 【請求項3】洗濯物の汚れの程度を入力する操作スイッ
    チと、洗濯物を入れる洗濯槽と、前記洗濯槽の内側に設
    けられた攪拌翼と、前記攪拌翼あるいは前記洗濯槽を回
    転させるためのモータと、入力として前記操作スイッチ
    からの信号を受け第1の制御信号と第2の制御信号とを
    出力する制御装置とを備え、 前記制御装置は、交流電圧を整流し前記第1の制御信号
    に基づいて昇圧して直流電圧を供給する直流電圧供給回
    路と、この直流電圧供給回路からの直流電圧を入力して
    前記第2の制御信号に基づき前記モータに給電するイン
    バータ回路を備え、 前記直流電圧供給回路は洗濯工程において、汚れの多い
    洗濯物の場合に、汚れの少ない洗濯物の場合より前記直
    流電圧供給回路が供給する直流電圧を高くすることを特
    徴とする電気洗濯機。
  4. 【請求項4】洗濯物の汚れの程度を入力する操作スイッ
    チと、洗濯物を入れる洗濯槽と、前記洗濯槽の内側に設
    けられた攪拌翼と、前記攪拌翼あるいは前記洗濯槽を回
    転させるためのモータと、入力として前記操作スイッチ
    からの信号を受け第1の制御信号と第2の制御信号とを
    出力する制御装置とを備え、 前記制御装置は、交流電圧を整流し前記第1の制御信号
    に基づいて昇圧して直流電圧を供給する直流電圧供給回
    路と、この直流電圧供給回路からの直流電圧を入力して
    前記第2の制御信号に基づき前記モータに給電するイン
    バータ回路を備え、 前記直流電圧供給回路は洗濯工程において、汚れの多い
    洗濯物の場合に、汚れの少ない洗濯物の場合より前記直
    流電圧供給回路が供給する直流電圧を高くすることを特
    徴とする電気洗濯機。
  5. 【請求項5】洗濯物を入れる洗濯槽と、前記洗濯槽の内
    側に設けられた攪拌翼と、前記攪拌翼あるいは前記洗濯
    槽を回転させるためのモータと、入力として前記操作ス
    イッチからの信号を受け第1の制御信号と第2の制御信
    号とを出力する制御装置とを備え、 前記制御装置は、交流電圧を整流し前記第1の制御信号
    に基づいて昇圧して直流電圧を供給する直流電圧供給回
    路と、この直流電圧供給回路からの直流電圧を入力して
    前記第2の制御信号に基づき前記モータに給電するイン
    バータ回路を備え、 洗濯工程において前記第2の制御信号により前記モータ
    は正転と逆転を繰り返すように制御され、 前記直流電圧供給回路は洗濯工程において、汚れの少な
    い洗濯物の場合に、前記直流電圧供給回路は前記正転と
    逆転の始めに高くその後低くなる直流電圧を供給するこ
    とを特徴とする電気洗濯機。
  6. 【請求項6】洗濯槽と、前記洗濯槽の内側に設けられた
    攪拌翼と、前記攪拌翼あるいは前記洗濯槽を回転させる
    モータと、前記モータを制御する制御装置とを備え、前
    記洗濯槽はその内側に洗濯物と水が入れられる構造をな
    し、前記洗濯物の状態を検知する運転を行い、前記検知
    結果に基づき前記制御装置は前記モータの回転を制御し
    て前記攪拌翼を回転させて洗濯運転を行い、次に前記制
    御装置は前記モータの回転を制御して前記洗濯槽を回転
    させて脱水運転を行う電気洗濯機であって、前記制御装
    置は、第1の制御信号と第2の制御信号を出力する運転
    制御回路と、洗濯機に供給される交流電圧を整流する整
    流回路と、前記整流回路の出力を受け前記第1の制御信
    号に基づく直流電圧を発生する直流電圧発生回路と、前
    記直流電圧発生回路の直流電圧を受け前記第2の制御信
    号に基づき前記モータを回転させる電圧または電流を発
    生するインバータ回路からなり、 前記直流電圧発生回路は、前記洗濯物の状態を検知する
    運転での供給電圧より前記洗濯運転での供給電圧を高く
    し、前記脱水運転での供給電圧をさらに高くしたことを
    特徴とする電気洗濯機。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の洗濯機において、前記洗
    濯物の状態を検知する運転と前記洗濯運転との間および
    前記洗濯運転と前記脱水運転との間は、前記直流電圧発
    生回路の供給電圧は前記洗濯運転および前記脱水運転で
    の供給電圧より低い電圧とすることを特徴とする電気洗
    濯機。
  8. 【請求項8】洗濯物を攪拌する攪拌翼と、前記洗濯物が
    投入される洗濯槽と、前記攪拌翼と前記洗濯槽を回転駆
    動するモ−タと、前記モ−タによって前記攪拌翼又は前
    記洗濯槽を選択的に回転させるためのクラッチと、前記
    クラッチ及び前記モ−タを制御する制御手段を有する洗
    濯機において、 前記クラッチは、上下方向に摺動する摺動子と電磁コイ
    ルを備えた電磁鉄心を有し、前記制御手段は前記電磁コ
    イルへ通電して前記摺動子を前記電磁鉄心に結合させる
    ときの電圧値又は電流値よりも、結合を保持するときの
    電圧値又は電流値よりも多く制御することを特徴とした
    洗濯機。
JP2000121056A 1999-07-07 2000-04-17 電気洗濯機 Expired - Lifetime JP3475905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121056A JP3475905B2 (ja) 1999-07-07 2000-04-17 電気洗濯機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-193742 1999-07-07
JP19374299 1999-07-07
JP2000121056A JP3475905B2 (ja) 1999-07-07 2000-04-17 電気洗濯機

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290335A Division JP3823707B2 (ja) 1999-07-07 2000-09-20 電気洗濯機
JP2003139740A Division JP2003311073A (ja) 1999-07-07 2003-05-19 電気洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001070686A true JP2001070686A (ja) 2001-03-21
JP3475905B2 JP3475905B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=26508066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000121056A Expired - Lifetime JP3475905B2 (ja) 1999-07-07 2000-04-17 電気洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475905B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398728C (zh) * 2002-06-11 2008-07-02 乐金电子(天津)电器有限公司 洗衣机的动力传递用螺线管的构造
WO2009132996A1 (en) 2008-05-02 2009-11-05 Arcelik Anonim Sirketi A washing machine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398728C (zh) * 2002-06-11 2008-07-02 乐金电子(天津)电器有限公司 洗衣机的动力传递用螺线管的构造
WO2009132996A1 (en) 2008-05-02 2009-11-05 Arcelik Anonim Sirketi A washing machine
CN102016155B (zh) * 2008-05-02 2012-06-27 阿塞里克股份有限公司 清洗机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3475905B2 (ja) 2003-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0691089A (ja) 洗濯機
JP2001353395A (ja) 電気洗濯機
JP2001046777A (ja) 電気洗濯機
JP2001046780A (ja) 電気洗濯機
JP2001070686A (ja) 電気洗濯機
KR100394928B1 (ko) 전기 세탁기
JP3475863B2 (ja) 電気洗濯機
JP2001017773A (ja) 電気洗濯機
JP2003311073A (ja) 電気洗濯機
JP2001224892A (ja) 電気洗濯機
JP2001113081A (ja) 電気洗濯機
JP2001157787A (ja) 電気洗濯機
JP2001137591A (ja) 電気洗濯機
JP2001017771A (ja) 電気洗濯機
JP2001162080A (ja) 電気洗濯機
JP2001224891A (ja) 電気洗濯機
JP2001017772A (ja) 電気洗濯機
JP2001046778A (ja) 電気洗濯機
KR100382013B1 (ko) 전기 세탁기
JP2001046782A (ja) 電気洗濯機
JP2001252494A (ja) 洗濯機及びインバータ装置
JP2000325695A (ja) ドラム式洗濯機
KR20010067197A (ko) 전기 세탁기
JPH05228291A (ja) 洗濯機
JP2001300187A (ja) 電気洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9