JP2001070447A - 針無注射器 - Google Patents

針無注射器

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JP2001070447A
JP2001070447A JP25201799A JP25201799A JP2001070447A JP 2001070447 A JP2001070447 A JP 2001070447A JP 25201799 A JP25201799 A JP 25201799A JP 25201799 A JP25201799 A JP 25201799A JP 2001070447 A JP2001070447 A JP 2001070447A
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JP
Japan
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nozzle
medicinal liquid
injection
side cylindrical
syringe
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JP25201799A
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English (en)
Inventor
Yuji Urayama
裕司 浦山
Tatsuo Kimura
辰男 木村
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/30Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules

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  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
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  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境ホルモンやダイオキシンを発生しないディ
スポーサブル医療器具であるノズルを備えた針無注射器
を提供する。 【解決手段】ノズル1の材質にポリ乳酸から生成される
生分解性樹脂を用いる。これにより、ノズル1は埋め込
み廃棄処分で水(HO)と二酸化炭素(CO)に分
解することができ、また、焼却処分でもダイオキシン等
の有害物質を発生しないディスポーザブル医療器具とし
て使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮下注射用の針無
注射器、特にノズルがディスポーサブル医療用具である
針無注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】針無注射器は、その先端部のノズルの噴
射孔から一定量の薬液を吸入した後、噴射孔から薬液を
ジェット噴射することにより、薬液を患者の皮下に注入
する注射器である。すなわち、針無注射器による注射は
皮下注射時に注射針を使用しないため、痛みを伴わな
い、注射痕が残らない、注射ミスが皆無等の利点があ
り、例えば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自
己注射する場合にも用いられている。
【0003】このような針無注射器に用いられるノズル
には、連続使用タイプのものと使い捨てタイプ(ディス
ポーサブル医療器具)のものがあるが、連続使用タイプ
のものは長期間使用するため特に衛生管理が難しく、最
近では図3(a)に示すような薬液量目盛を表示した前
側円筒部22と、吸入する薬液量を設定する後側円筒部
26及びラッチ解除ボタン27からなる注射器本体20
と使い捨てノズル21から構成される針無注射器が多く
用いられている。
【0004】前記ノズルは、ビスフェノールAを原料と
するポリカーボネイト樹脂を使用しており、図3(b)
に示すような薬液の吸入、噴射に用いる噴射孔21aと
吸入した薬液を一時溜めておくための中空部21bが形
成され、注射器本体20に螺合等により固定されてい
る。そして、注射器本体1の中心軸上には、ラッチ解除
ボタン27のプッシュと同時に圧縮ばね24の力により
高速で前進するロッド25が配設され、これにノズル2
1内のピストン23が連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の針無注射器は上
記のように構成されているが、この針無注射器のノズル
はディスポーザブル医療用具であるため、大量の使用済
みノズルの廃棄が必要となる。しかしながら、このノズ
ルがビスフェノールAを原料とするポリカーボネイト樹
脂製であるため、環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)
を溶出する危険を有し埋め立て処分されると生態系に悪
影響を及ぼす可能性があるという問題がある。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたものであって、環
境を汚染しないで埋め立てや焼却処分の可能なディスポ
ーザブル医療用具であるノズルを備えた針無注射器を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の針無注射器は、注射液のジェット噴射孔を
有するノズルを注射器本体の先端に備えた噴射式の針無
注射器において、ポリ乳酸から生成される生分解性樹脂
を材質とするノズルを備えたことを特徴とする。本発明
の針無注射器は上記のように構成されており、ノズルの
材質にポリ乳酸から生成される生分解性樹脂を用いるこ
とにより、ディスポーサブル医療器具であるノズルを環
境を汚染せず、埋め立てや焼却処分することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明の針無
注射器を詳細に説明する。図1は本発明の針無注射器の
上面図(a)と側面断面図(b)である。本発明の針無
注射器の構造は図1に示すように、ピストン4の後退時
薬液を吸入し、前進時薬液を噴射するノズル1と、先端
側にノズル1を螺合し外周部に薬液量表示窓2を開口し
た前側円筒部3と、前記ノズル1に内挿されたピストン
4を連結して前後進するロッド5をラッチ(固着)する
ラッチ機構6とラッチ状態を解除するためのラッチ解除
ボタン7を内設した後側円筒部8をネジ部9で螺合して
構成されている。
【0008】前記ロッド5には先端側からピストン4を
連結するための凹み10と、後側円筒部8を回転前進さ
せることによりラッチボール11を嵌め込む凹み12が
形成されており、フランジリング13が一体的に固着さ
れている。また、前記フランジリング13と後側円筒部
8に固定されたブロック14の前端面間にはロッド5を
通して圧縮ばね15が、ブロック14の後部とラッチ解
除ボタン7間にはロッド5を通して圧縮ばね16が介在
している。そして、前記前側円筒部3の中に入った後側
円筒部8の円筒面には回転ピッチに合わせて前記薬液量
表示窓2に薬液量を示すための数字が表示されていて、
後側円筒部8の移動に応じて薬液量表示窓2の表示数字
が変わるようになっている。
【0009】図2は本実施例によるノズル1の外観図
(a)と断面図(b)を示したものである。図に示され
るように、ノズル1は薬液を噴射する噴射孔1a、薬液
を吸入する中空部1b、外部にフランジ部1c及び前記
前側円筒部に挿入し1/4回転で固定するよう欠損部を
設けたネジ部1dから形成されている。
【0010】前記ノズル1の材質は本発明の特徴である
ポリ乳酸から生成される生分解性樹脂を使用している。
この生分解性樹脂は、デンプン等の植物原料を用いた乳
酸菌の発酵により得られる発酵乳酸を、さらに重合反応
により高分子化したもので、生体安全性が高く、従来骨
接合材や縫合糸として実用され、最近では生体中に薬の
配送を行うドラッグデリバリーシステムの基材としても
用いられている。
【0011】一方、ポリ乳酸の生分解特性として、例え
ば、光学異性体のL体からなるポリL乳酸樹脂をコンポ
スト条件下でテストした結果、次のようなデータを得て
いる。すなわち、44日間の生分解テストで、セルロー
スが73%分解したのに対し、ポリL乳酸樹脂は93%
分解しており、分解性が非常に高いことが示されてい
る。また、その最終分解物は、水(HO)と二酸化炭
素(CO)に分解されるだけであり、廃棄処分で環境
ホルモンを溶出したり、焼却処分でダイオキシンを発生
する心配がない。また、この生分解性樹脂はポリエチレ
ン及びポリプロピレンに比べ引っ張り、曲げともに強
度、弾性率が高く伸びの小さい材料でありノズルとして
の機械的強度を備えている。
【0012】この針無注射器の注射はつぎに示すような
動作によって行われる。図1の針無注射器は注射のため
薬液を噴射した後の状態を示したもので、ラッチボール
11が凹み12から飛び出し、ロッド5はフリーとなっ
てピストン4はノズル1の先端にほぼ到達している。
【0013】この状態から注射を行うには、後側円筒部
8を回転して、薬液量表示窓2の表示が0になるように
前進させる。後側円筒部8とともにブロック14は前進
し、ラッチボール11はロッド5の凹み12に嵌まり込
みラッチ解除ボタン7の平面部18で押さえられロッド
5はブロック14の小孔17位置においてラッチされ
る。そして、ノズル1を薬液バイアル(図示しない)の
吸入口にノズル1の噴射孔1aを当てて、後側円筒部8
を回転して後退させるとノズル1の内壁とピストン4間
の空間に薬液が吸入される。必要な薬液量が薬液量表示
窓2に表示されるところまで後側円筒部8を後退させ
る。
【0014】次に、針無注射器を注射部位に当てて、ラ
ッチ解除ボタン7を押すとその平面部18はラッチボー
ル11の前に移動し、ラッチボール11はロッド5の凹
み12から浮き上がり、ロッド5はフリーとなり圧縮ば
ね15の圧縮力による運動エネルギーを与えられて高速
で前進し、噴射孔1aから薬液を噴射する。
【0015】上記実施例に示すように、本発明はノズル
にポリ乳酸から生成される生分解性樹脂を用いることに
より、環境汚染のないディスポーザブル医療器具である
ノズルを針無注射器に備えたことを特徴としており、ノ
ズル及び注射器本体の形状や大きさは本実施例に限定さ
れるものではない。
【0016】
【発明の効果】本発明の針無注射器は上記のように構成
されており、ノズルの材質にポリ乳酸から生成された生
分解性樹脂を用いることにより、環境ホルモンを溶出し
たり、ダイオキシンを発生する危険のないディスポーサ
ブル医療器具であるノズルを装着した針無注射器を提供
することができ、環境汚染を防止するとともに、使用後
の破棄処理費用を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による針無注射器の上面図
(a)と側面断面図(b)である。
【図2】本発明のノズルの外観図(a)と断面図(b)
である。
【図3】従来の針無注射器の外観図(a)と一部断面図
(b)である。
【符号の説明】
1、21・・・ノズル 1a、21a・・・噴射孔 1b、21b・・・中空部 1c・・・フランジ部 1d、3a、9・・・ネジ部 2・・・薬液量表示窓 3、22・・・前側円筒部 4、23・・・ピストン 5、25・・・ロッド 6・・・ラッチ機構 7、27・・・ラッチ解除ボタン 8、26・・・後側円筒部 10、12・・・凹み 11・・・ラッチボール 13・・・フランジリング 14・・・ブロック 15、24・・・圧縮ばね 17・・・小孔 18・・・平面部 19・・・ストッパ 20・・・注射器本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注射液のジェット噴射孔を有するノズルを
    注射器本体の先端に備えた噴射式の針無注射器におい
    て、ポリ乳酸から生成される生分解性樹脂を材質とする
    ノズルを備えたことを特徴とする針無注射器。
JP25201799A 1999-09-06 1999-09-06 針無注射器 Pending JP2001070447A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3162399A1 (en) * 2015-11-02 2017-05-03 Sanofi Drug delivery device with variable size dose index window
JP2018519111A (ja) * 2015-07-01 2018-07-19 コーニンクラケ ダウ エグバート ビー.ブイ. 泡立て棒

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