JP2001070266A - 生体信号検出装置 - Google Patents

生体信号検出装置

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JP2001070266A
JP2001070266A JP24902599A JP24902599A JP2001070266A JP 2001070266 A JP2001070266 A JP 2001070266A JP 24902599 A JP24902599 A JP 24902599A JP 24902599 A JP24902599 A JP 24902599A JP 2001070266 A JP2001070266 A JP 2001070266A
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禎祐 木村
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晋治 難波
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理江 大崎
Satoshi Takeuchi
聡 竹内
Haruichi Yamada
晴一 山田
Satoru Kodama
悟 児玉
Masao Hasegawa
昌雄 長谷川
Masahiko Ito
正彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着具の非装着時に検出される異常な生体信
号に起因する不具合を解消した生体信号検出装置の提
供。 【解決手段】 指に装着するための装着具と、発光ダイ
オード22およびフォトダイオード23を有するセンサ
2と、センサ2の信号波形を脈波として脈波監視装置B
に送信する送信回路6とを備える脈波検出装置Aにおい
て、発光ダイオード22が発光した場合に得られる信号
波形と発光ダイオード22が発光しない場合に得られる
信号波形とを比較することにより、装着具が装着状態に
あるか否かを判別する装着検出回路3と、センサ2、送
信回路6、および装着検出回路3の作動を司る作動制御
回路4とを設け、作動制御回路4は、センサ2および装
着検出回路3を作動させて装着具が装着されているか否
かを装着検出回路3に判別させ、装着状態にあると判別
された場合に送信回路6に作動用電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装着具を被検査人
の指、耳、腕、足、胴体、または首などに装着して、生
体信号を検出する生体信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検査人の生体信号(脈波な
ど)を検査する際に、作動スイッチを自分で操作すると
ともに、装着具内に指などを入れ、センサが検出する生
体信号を生体信号検査装置で検査する生体信号検出装置
が知られている。また、老人や病弱者などの生体信号
(脈波など)を、長期間に亘って検査する場合に用いら
れ、被検査人の腕や足などに装着具を装着してセンサが
検出する生体信号を電波などを介して生体信号検査装置
へ送って検査する生体信号検出装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術は、以下に示す課題がある。前者の生体信号検出装置
では、装着具内に指などを入れずに作動スイッチを被検
査人が操作すると、センサが外来ノイズを拾って異常な
信号を出力するので、被検査人に異常が起きたと生体信
号検査装置が誤判断してしまう。
【0004】後者の生体信号検出装置では、老人や病弱
者などが装着具を外してしまうと、センサが外来ノイズ
を拾って異常な信号を生体信号検査装置に送信するの
で、被検査人に異常が起きたと生体信号検査装置が誤判
断してしまう。また、後者の生体信号検出装置は、構造
上、電池から作動用電力が供給されるので、消費電力の
低減を図る必要がある。
【0005】本発明の目的は、装着具の非装着時に検出
される異常な生体信号に起因する不具合を解消した生体
信号検出装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1)人体の生体
信号を検出する場合には、装着具を人体の一部(指、
腕、足、胴体、首など)に装着する。装着状態検出手段
は、装着具の装着・非装着状態を検出する。生体信号検
出手段は、装着具の人体装着面側に配され、人体の生体
信号を検出する。処理変更手段は、装着状態検出手段に
よる検出結果に基づいて、人体の生体信号の検出処理を
変更する。
【0007】生体信号検出装置は、装着状態検出手段に
よる検出結果に基づいて、処理変更手段が、生体信号検
出手段による人体の生体信号の検出処理を変更する構成
である。このため、装着具の人体への非装着状態時にお
いて、生体信号検出手段から異常な生体信号(=ノイ
ズ)が出力されない様にすることができ、もしくは、異
常な生体信号に基づいて被装着者の生理状態を誤って判
断することを防止できる。
【0008】(請求項2)生体信号検出手段は、皮膚を
通して人体内部に光を照射する発光素子と、人体内部か
ら戻る光を受光して受光量に応じた信号を出力する受光
素子とを備える。装着状態検出手段は、発光素子が光を
照射したときに受光素子が出力する信号と、発光素子が
光を照射しないときに受光素子が出力する信号とに基づ
いて、装着具の人体への装着・非装着状態を検出する。
【0009】生体信号を検出するための生体信号検出手
段を用いて、装着具の装着・非装着状態を装着状態検出
手段が検出する構成であるので、装着状態を検出するた
めの専用のセンサが不要であり、装着具を小さくするこ
とができる。
【0010】(請求項3)装着状態検出手段は、発光素
子が光を照射したときに受光素子が出力する信号のレベ
ルと、発光素子が光を照射しないときに受光素子が出力
する信号のレベルとを比較(下記に示す)する。そし
て、両者の信号が同等のレベルにあるとき、装着具が非
装着状態にあると検出し、両者の信号のレベルに差が有
る場合には装着具が装着状態にあると検出する。
【0011】装着具を人体へ装着している場合、発光素
子が発光すると受光素子が人体内部から戻る光を受光
し、発光素子が発光を停止すると戻る光が無くなるので
信号のレベルは略ゼロになる。装着具を人体へ装着して
いない場合、発光素子が周りの光を受光するので、発光
素子を発光させてもさせなくても同じレベルの信号をセ
ンサが出力する。
【0012】発光素子が光を照射したときに受光素子が
出力する信号のレベルと、発光素子が光を照射しないと
きに受光素子が出力する信号のレベルとを比較して装着
具の装着・非装着状態を検出する構成であるので、装着
状態検出手段の構造が簡単であり、生体信号検出装置を
安価に製造することができる。
【0013】(請求項4)装着状態検出手段は、発光素
子が光を照射したときに受光素子が出力する信号の直流
成分と、発光素子が光を照射しないときに受光素子が出
力する信号の直流成分とを比較(下記に示す)して、装
着具の人体への装着・非装着状態を検出する。
【0014】装着具を人体へ装着している場合、発光素
子が発光すると、皮膚での表面反射による光と人体内部
から戻る光とを受光素子が受光し、表面反射による直流
成分に脈動分が重畳された信号波形が得られ、発光素子
が発光を停止すると戻る光が無くなるので直流成分およ
び脈動分が共に無くなり信号波形は略ゼロになる。装着
具を装着していない場合、発光素子が周りの光を受光す
るので、発光素子を発光させてもさせなくても、同レベ
ルの直流成分の信号波形をセンサが出力する。
【0015】発光素子が光を照射したときに受光素子が
出力する信号の直流成分と、発光素子が光を照射しない
ときに受光素子が出力する信号の直流成分とを比較し
て、装着具の人体への装着・非装着状態を検出する構成
であるので、装着具の人体への装着・非装着状態を高精
度で検出することができる。
【0016】(請求項5)生体信号検出装置は、装着状
態検出手段によって装着具の人体への非装着状態が検出
されたとき、生体信号検出手段による生体信号の検出を
処理変更手段が中止する構成である。このため、装着具
の人体への非装着状態時において、生体信号検出手段が
生体信号の検出を行わないので、異常な生体信号が出力
されず、この異常な生体信号に起因する不具合(誤診断
など)が生じない。
【0017】(請求項6)生体信号検出装置は、装着状
態検出手段によって装着具の人体への非装着状態が検出
されると、処理変更手段が生体信号検出手段への作動用
電力の供給を停止する構成である。つまり、装着具の人
体への非装着状態において、生体信号検出手段への作動
用電力が供給されないので無駄な電力消費を抑えること
ができるとともに、異常な生体信号が出力されることも
ない。
【0018】(請求項7)生体信号検出装置は、生体信
号検出手段による生体信号の検出の中止、もしくは、生
体信号検出手段への作動用電力の供給の停止から所定時
間が経過したときには、生体信号の検出の再開、もしく
は、作動用電力の供給の再開を処理変更手段が行う構成
であるので使い勝手が良い。
【0019】(請求項8)生体信号検出装置は、生体信
号が伝送されて、この生体信号に基づいて生体の状態を
表すパラメータを演算処理する生体信号処理装置を備
え、装着具の人体への装着・非装着状態に関するデータ
も生体信号処理装置に伝送され、装着具の人体への非装
着状態が検出されている間は、処理変更手段が、生体信
号処理装置における生体信号に基づくパラメータの演算
処理を中止する構成である。
【0020】つまり、装着具の人体への非装着状態の検
出を行っている間は、生体信号処理装置による、生体信
号に基づくパラメータの演算処理が成されない。このた
め、非装着状態の検出を行っている間に出力される、異
常な生体信号に基づく異常なパラメータが演算処理され
ないので、誤診断を防止することができる。
【0021】(請求項9)生体信号処理装置は、装着具
の人体への非装着状態に関するデータが伝送されたと
き、その旨を報知する報知手段を備える。このため、報
知手段の報知に基づいて、被検査人が装着具を装着して
いるか否かを、医者や介護人などの生体信号観察者が把
握することができる。
【0022】(請求項10)装着状態検出手段は、装着
具の人体への装着の際に、人体によって押圧される押圧
部と、該押圧部が押圧されているか否かを検出する検出
部とを備える。このため、簡単な構成で、装着具の人体
への装着・非装着状態を確実に検出することができる。
【0023】(請求項11)装着状態検出手段は、装着
具の人体への装着の際に、人体の体温に反応する感熱素
子を有する。このため、簡単な構成で、装着具の人体へ
の装着・非装着状態を確実に検出することができる。な
お、装着具を棒などに装着した場合には、非装着状態で
あると検出される。
【0024】(請求項12)装着状態検出手段は、装着
具が人体に装着されたときに人体を一部として成立する
電気回路を備え、装着具の人体への装着に伴って発生す
る、電気回路における抵抗値、静電容量、電位の何れか
の変化を検出することにより、装着具の人体への装着を
検出する。このため、装着具の人体への装着・非装着状
態を検出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例(請求項1、
2、3、4、5、6、7に対応)を図1〜図4に基づい
て説明する。図に示す如く、脈波監視システムKは、装
着具1と、生体信号検出手段であるセンサ2と、装着状
態検出手段である装着検出回路3と、処理変更手段であ
る作動制御回路4と、増幅回路5と、送信回路6と、タ
イマ回路7とを備える脈波検出装置A、および脈波を監
視する脈波監視装置Bにより構成される。
【0026】装着具1(プラスチック製)は、指輪形の
円筒体であり、被検査人の指11の基部111が嵌まり
容易に抜けない程度の内径を有する(図1参照)。この
装着具1の内側は、光の反射を防止するための表面処理
(黒色に塗色など)が施されている。
【0027】センサ2は、装着具1内にモールドされた
パッケージ21内に、発光ダイオード22とフォトダイ
オード23とを配設している。パッケージ21は、指方
向に透光体の窓221を有し、黒色のプラスチックで形
成されている。
【0028】発光ダイオード22が発光する光が指11
の皮膚を通して指内部に入り、毛細血管に到達して一部
が吸収され、反射散乱されて指内部から戻るので、その
戻る光を受光可能な位置にフォトダイオード23を配置
している。
【0029】装着検出回路3は、装着具1が指11に嵌
まっているか否かを判別する回路である。この装着検出
回路3は、発光ダイオード22が発光した場合にフォト
ダイオード23から得られる信号波形と発光ダイオード
22が発光しない場合に得られる信号波形とを比較する
(後述する)ことにより、装着具1が指11に嵌まって
いるか否かを判別する。
【0030】図3に示す如く、装着具1が指11に嵌ま
っている場合、発光ダイオード22が発光すると、皮膚
での表面反射による光(破線で示す)と、毛細血管12
などに当たって人体内部から戻る光(実線で示す)とを
フォトダイオード23が受光し{図3の(a)左}、表
面反射による直流成分に脈動分が重畳された信号波形が
得られる{図3の(a)右}。そして、発光ダイオード
22が発光を停止する{図3の(b)左}と戻る光が無
くなるので直流成分および脈動分が共に無くなり信号波
形は略ゼロになる{図3の(b)右}。
【0031】また、装着具1が指11に嵌まっていない
場合、フォトダイオード23が周りの光を受光する{図
3の(c、d)左}ので、発光ダイオード22が発光し
てもしなくても、同レベルの直流成分の信号波形をセン
サ2が出力する{図3の(c、d)右}。
【0032】装着状態の判定は、(1)の様に行ってい
るが、(2)の様に行っても良く、判定を行う構成が簡
単になる。 (1)発光ダイオード22が発光したときにフォトダイ
オード23が出力する信号波形の直流成分と、発光ダイ
オード22が発光しないときにフォトダイオード23が
出力する信号波形の直流成分とを比較し、両者の信号波
形の直流成分が同等レベル{図3の(c、d)}である
とき装着具1が指11に嵌まっていないと判定し、両者
の信号波形の直流成分に差が有る場合{図3の(a、
b)}には装着具1が指11に嵌まっていると判定す
る。
【0033】(2)発光ダイオード22が発光したとき
にフォトダイオード23が出力する信号と、発光ダイオ
ード22が発光しないときにフォトダイオード23がが
出力する信号とを比較し、両者が同等レベル{図3の
(c、d)}であるとき装着具1が指11に嵌まってい
ないと判定し、両者に差が有る場合{図3の(a、
b)}には装着具1が指11に嵌まっていると判定す
る。
【0034】作動制御回路4は、センサ2、送信回路
6、および装着検出回路3の作動を司る回路である。こ
の作動制御回路4は、装着具1が指11に嵌まっている
か否かを装着検出回路3に判別させ、装着状態にあると
装着検出回路3が判別した場合には送信回路6に作動用
電力を供給する。
【0035】増幅回路5は、オペアンプなどで構成され
ている。この増幅回路5は、電流ー電圧変換回路51に
より電圧値に変換されたセンサ2の信号波形(脈波)を
増幅する。送信回路6は、発振部、変調部、および電力
増幅部を有する。この送信回路6は、搬送波を、増幅さ
れた信号波形で変調して微弱電波として、離れて設置さ
れた脈波監視回路Bへ送信する。タイマ回路7は、脈波
を採取する時刻、または待機時間を記憶させた回路であ
る。このタイマ回路7は、脈波を採取する時刻が到来す
るか、待機時間(数分〜数時間)が終了して採取時間に
なると、装着検出回路3および作動制御回路4へ作動用
電力を供給する。
【0036】脈波監視装置Bは、受信回路81、解析回
路82、表示器83、記録手段84、および通報回路8
5を備え、病室の隅などに設置されている。受信回路8
1は、送信回路6から送信される変調波から脈波を復調
する回路である。解析回路82は、復調した脈波を解析
する回路である。この解析回路82は、脈拍数、脈拍間
隔、脈波の波形などを解析して、不整脈や自律神経の異
常を見つけ出す。表示器83は、液晶ディスプレイなど
であり、解析回路82が解析した解析結果を表示する。
【0037】記録手段84は、脈波および解析したデー
タを採取時刻とともに記憶媒体に格納する装置である。
通報回路85は、解析データに著しい異常が認められる
場合、ナースセンターなどへ通報する回路である。
【0038】つぎに、脈波検出装置Aを使用して被検査
人の脈波を適宜測定する脈波監視システムKの作動を、
図4のフローチャートとともに説明する。
【0039】ステップs1で、作動制御回路4が発光ダ
イオード22に通電して発光ダイオード22を発光さ
せ、増幅回路5で増幅されたフォトダイオード23の信
号波形を装着検出回路3が検出する。
【0040】ステップs2で、作動制御回路4が発光ダ
イオード22への通電を停止して発光ダイオード22の
発光を停止し、増幅回路5で増幅されたフォトダイオー
ド23の信号波形を装着検出回路3が検出する。
【0041】なお、待機状態からステップs1への移行
は、測定時刻になる(タイマ回路7が装着検出回路3お
よび作動制御回路4へ作動用電力を供給する)か、テス
トスイッチ100を先の尖ったもので押すことによって
行われる。
【0042】ステップs3で装着検出回路3が装着の有
無を判別し、装着していると判別される(YES)とス
テップs4へ進み、装着していないと判別される(N
O)とステップs6に進む。装着の有無の判別は、具体
的には、発光ダイオード22が発光した場合に得られる
信号波形(ステップs1で得られる信号波形)のDC成
分と、発光ダイオード22が発光しない場合に得られる
信号波形(ステップs2で得られる信号波形)のDC成
分とを装着検出回路3が比較して行う。
【0043】ステップs4で、作動制御回路4がセンサ
2、増幅回路5、送信回路6に通電を行って、脈波の検
出を行い、検出した脈波を変調波によって脈波監視装置
Bに送信する。ステップs5で、測定時間(数十秒〜数
分間)が終了したか否か判別し、測定時間が終了した場
合(YES)にはステップs6に進み、終了していない
場合(NO)にはステップs4に戻って、脈波の検出と
脈波の伝送とを継続する。ステップs6で、タイマ回路
7は、他の回路への電力供給を停止する。その後、タイ
マ回路7が所定の待機時間のカウントを終了すると、再
び、s1からの処理が開始される。
【0044】つぎに、本実施例の利点を述べる。 [ア]脈波検出装置Aは、装着具1が指11に嵌まって
いることを装着検出回路3が検出すると、作動制御回路
4が送信回路6に作動用電力を供給して脈波を脈波監視
装置Bに送信する構成である。このため、センサ2が外
来ノイズを拾って送信回路6がノイズを脈波監視装置B
に伝送してしまうという不具合は生じず、装着具1が指
11に嵌まった状態でセンサ2が検出した脈波が確実に
脈波監視装置Bに伝送される。よって、脈波監視装置B
の誤判断を防止することができる。また、脈波検出時に
脈波検出装置Aを作動させるための作動スイッチを操作
する必要がないので使い勝手が良い。
【0045】[イ]脈波を検出するセンサ2が、装着具
1が指11に嵌まっているか否かを検出するためのセン
サを兼ねている。このため、装着状態を検出するための
専用のセンサが不要であり、脈波検出装置Aを小さく作
ることができる。
【0046】[ウ]発光ダイオード22が発光した場合
に得られるフォトダイオード23の信号波形の直流成分
と、発光ダイオード22が発光しない場合に得られるフ
ォトダイオード23の信号波形の直流成分とを装着検出
回路3が比較して装着状態を検出する構成であるので、
簡単な回路構成で精度良く装着状態を検出することがで
きる。
【0047】[エ]待機時には、タイマ回路7以外の回
路へ作動用電力の供給をカットしているので、電池交換
を行うことなく、被検査人の脈波を長期間に亘って検査
することができる。なお、上述の第1実施例では、装着
具1の装着・非装着に関わらず、待機時間は一定とした
が、非装着時の待機時間を装着時の待機時間より長くし
ても良い。この場合、それぞれの待機時間をカウントす
る二種類のタイマを設け、装着・非装着に応じて、それ
らのタイマを切り換えて使用する。
【0048】本発明の第2実施例(請求項1、5、6、
8、9、10に対応)を図5〜図8に基づいて説明す
る。図5に示す如く、脈波解析システムLは、装着具で
ある指挿入筒10と、生体信号検出手段であるセンサ2
および増幅回路5と、装着状態検出手段である挿入検出
手段30と、処理変更手段の一部を構成する電力供給回
路37と、送信回路6とを備える脈波検出装置C、およ
び脈波を解析する脈波解析装置Dにより構成される。脈
波検出装置Cは、可搬が容易なハウジング内に組み付け
られ、脈波を検査する際に、被検査人が寝ているベット
横のテーブルなどに載置される。
【0049】指挿入筒10(プラスチック製)は、脈波
検出装置Cの上部に設けられた円筒体であり、被検査人
の指11の基部111が丁度嵌まる内径を有する。この
指挿入筒10の内側は、光の反射を防止するための表面
処理(黒色に塗色など)が施されている。
【0050】センサ2は、発光ダイオード22およびフ
ォトダイオード23である。発光ダイオード22が発光
する光が指11の皮膚を通して指内部に入り、毛細血管
12に到達して一部が吸収され、反射散乱されて指内部
から戻るので、その戻る光を受光可能な装着具1内面の
底面側にフォトダイオード23を配置している。
【0051】増幅回路5は、オペアンプなどで構成され
ている。この増幅回路5は、電流ー電圧変換回路51に
より電圧値に変換されたフォトダイオード23の信号波
形(脈波)を増幅する。
【0052】送信回路6は、発振部、変調部、および電
力増幅部を有する。この送信回路6は、搬送波を、増幅
された信号波形で変調して微弱電波として、離れて設置
された脈波解析装置Dへ送信する。
【0053】挿入検出手段30は、マイクロコンピュー
タ31、スイッチ32、プランジャ33、バネ34、プ
ランジャケース35、および抵抗36により構成され、
指11が指挿入筒10に挿入されているか否かを判別す
る。
【0054】スイッチ32は、図6に示す様に、ベース
フィルム321、322の裏面に電極323、324を
貼着し、間にスペーサフィルム325を配してなる。こ
のスイッチ32は、後述する円形穴351の上方に固定
されている。
【0055】プランジャ33は、下面が指11の上面に
当接し、上下に変位可能に指挿入筒10の筒状部13内
に嵌め込まれた球状部331(指11を傷つけないため
の形状)と、バネ34が嵌まる円柱状部332とからな
る。プランジャケース35は、指挿入筒10の上部に設
けられ、円柱状部332が突出する円形穴351をケー
ス上面に設けている。
【0056】通常は、バネ34がプランジャ33を下方
に付勢しているので、プランジャ33の円柱状部332
がスイッチ32を押圧しないので電極323、324間
が導通せず、電圧vがハイレベルとなる。この場合、マ
イクロコンピュータ31は、指11が指挿入筒10に挿
入されていないと判別する。
【0057】指11が指挿入筒10に挿入されると、プ
ランジャ33が上方に変移して円柱状部332がスイッ
チ32を押圧するので電極323、324間が導通状態
となり、電圧vがローレベルとなる。この場合、マイク
ロコンピュータ31は、指11が指挿入筒10に挿入さ
れていると判別し、電力供給回路37へ制御信号を出力
する。
【0058】電力供給回路37は、増幅回路5、送信回
路6、および発光ダイオード22への電力供給を司る回
路である。この電力供給回路37は、マイクロコンピュ
ータ31から制御信号が入力されると電力供給を開始す
る。なお、脈波の解析途中に、指11を指挿入筒10か
ら出してしまうと、指11が指挿入筒10に挿入されて
いないとマイクロコンピュータ31が判別するので、増
幅回路5、送信回路6、および発光ダイオード22への
電力供給を電力供給回路37が断つ。
【0059】脈波解析装置Dは、受信回路81、解析回
路82、表示器83、および記録手段84を備え、病室
の隅などに設置されている。受信回路81は、送信回路
6から送信される変調波から脈波を復調する回路であ
る。解析回路82は、復調した脈波を解析する回路であ
り、処理変更手段の一部を構成する。この解析回路82
は、脈波に基づいて生体の状態を表すパラメータ(脈拍
数、脈拍間隔、脈波の波形)を演算処理して解析し、不
整脈や自律神経の異常を見つけ出す。なお、脈波が復調
されるまで(指挿入筒10への指11の挿入・非挿入の
検出を行っている間)は、脈波に基づくパラメータの演
算処理を解析回路82が行わない。
【0060】表示器83は、液晶ディスプレイなどであ
り、指11の挿入状態や、解析回路82が解析した解析
結果を表示する。記録手段84は、脈波および解析した
データを採取時刻とともに記憶媒体に格納する装置であ
る。
【0061】つぎに、脈波検出装置Cを使用して被検査
人の脈波を解析する脈波解析システムLの作動を、図7
のフローチャートとともに説明する。
【0062】(脈波検出装置C側の作動)ステップS1
で、電圧vに基づき、マイクロコンピュータ31は、指
11が指挿入筒10に挿入されているか否かを判別し、
挿入されていると判別する(YES)とステップS2に
進む。また、挿入されていないと判別する(NO)とス
テップS5に進む。
【0063】ステップS2で、電力供給回路37は、増
幅回路5、送信回路6、および発光ダイオード22へ電
力供給を開始する。これにより、脈波検出処理(ステッ
プS3)が成され、脈波データ送信処理(ステップS
4)が成される。
【0064】ステップS5で、電力供給回路37は、増
幅回路5、送信回路6、および発光ダイオード22への
電力供給を停止する。なお、マイクロコンピュータ31
および電力供給回路37への電力供給は、常時、行われ
る。また、上述の脈波検出処理および脈波データ送信処
理は、マイクロコンピュータ31が内蔵するタイマを用
いて、所定間隔(数十秒〜数十分)毎に行われる。
【0065】(脈波解析装置D側の作動)ステップS6
で、変調波が送られて来ているか否かを判別し、変調波
が送られて来ている場合(YES)にはステップS7へ
進み、変調波が送られて来ていない場合(NO)にはス
テップS11へ進む。
【0066】ステップS7で表示器83に脈波の波形を
表示し、ステップS8に進む。ステップS8で、解析回
路82が脈波の波形を解析し、正常の場合(YES)は
ステップS9に進み、異常の場合(NO)はステップS
10に進む。
【0067】図8のに示す様に、ステップS9で、表
示器83に、“正常です”(表示2)を表示する。図8
の、に示す様に、ステップS10で、表示器83
に、“頻脈が出ています”、“除脈が出ています”、
“ノイズが混入しています”などの異常内容(表示3、
4)を表示する。図8のに示す様に、ステップS11
で、表示器83に、“指が挿入されていません”(表示
1)を表示する。
【0068】つぎに、本実施例の利点を述べる。 [オ]脈波解析システムLの脈波検出装置Cは、指11
の指挿入筒10内への挿入をマイクロコンピュータ31
が検出すると、作動制御回路4が発光ダイオード22、
増幅回路5、および送信回路6に作動用電力を供給する
構成である。
【0069】このため、指11が挿入状態になった後
に、脈波の検出動作と脈波の送信が成されるので、フォ
トダイオード22が外来ノイズ(周りの光)を拾って送
信回路6がそのノイズを脈波解析装置Dに伝送してしま
うという不具合は生じず、指挿入筒10に指11を挿入
した状態で検出された脈波を確実に脈波解析装置Dに伝
送することができる。
【0070】よって、脈波解析装置Dの誤判断を防止す
ることができる。また、脈波検出時に脈波検出装置Cを
作動させるためのスタートスイッチが不要であるので使
い勝手が良い。また、待機時には、発光ダイオード2
2、増幅回路5、および送信回路6に作動用電力が供給
されないので、脈波検出装置C側の待機電力を減らすこ
とができる。
【0071】つぎに、本発明の第3実施例(請求項1、
5、6、8、9に対応)を図9に基づいて説明する。図
9に示す如く、脈波解析システムMは、脈波検出装置E
と、脈波を解析する脈波解析装置D(図5のもの)とに
より構成され、下記の点が第2実施例の脈波解析システ
ムLと異なる。
【0072】挿入検出手段300は、マイクロコンピュ
ータ31、リードスイッチ302、磁石303、抵抗3
04、305、コンデンサ306により構成される。リ
ードスイッチ302は、指挿入筒10の入口から若干奥
の上部内側に配設され、抵抗304、305の接続点に
一端を接続している。
【0073】磁石303は、リードスイッチ302より
入口側の上部内側に取り付けられている。この磁石30
3は、指11の指挿入筒10への挿入によってリードス
イッチ302側に回動する。
【0074】通常は、リードスイッチ302の接点がオ
フになっているので、電圧vがハイレベルとなる。この
場合、マイクロコンピュータ31は、指11が指挿入筒
10に挿入されていないと判別する。
【0075】指11が指挿入筒10に挿入されると、磁
石303がリードスイッチ302方向に回動するのでリ
ードスイッチ302がオン状態となり、電圧vがローレ
ベルとなる。この場合、マイクロコンピュータ31は、
指11が指挿入筒10に挿入されていると判別する。
【0076】本実施例の脈波検出装置Eを用いる脈波解
析システムMは、上記[オ]に準じた利点を有する。
【0077】つぎに、本発明の第4実施例(請求項1、
5、6、8、9、10に対応)を、図10に基づいて説
明する。図10に示す如く、脈波解析システムNは、脈
波検出装置Fと、脈波を解析する脈波解析装置D(図5
のもの)とにより構成され、下記の点が第2実施例の脈
波解析システムLと異なる。
【0078】挿入検出手段300は、マイクロコンピュ
ータ31、フィルム形スイッチ307、抵抗304、3
05、コンデンサ306により構成される。フィルム形
スイッチ307は、指挿入筒10の入口から若干奥の上
部内側に配設され、抵抗304、305の接続点に一端
を接続している。
【0079】通常は、フィルム形スイッチ307の接点
がオフになっているので、電圧vがハイレベルとなる。
この場合、マイクロコンピュータ31は、指11が指挿
入筒10に挿入されていないと判別する。
【0080】指11が指挿入筒10に挿入されると、フ
ィルム形スイッチ307の接点が圧力によりオン状態と
なり、電圧vがローレベルとなる。この場合、マイクロ
コンピュータ31は、指11が指挿入筒10に挿入され
ていると判別する。
【0081】本実施例の脈波検出装置Fを用いる脈波解
析システムNは、上記[オ]に準じた利点を有する。
【0082】つぎに、本発明の第5実施例(請求項1、
5、6、7、8、10に対応)を図11に基づいて説明
する。図11に示す如く、脈波解析システムOは、脈波
検出装置Gと、脈波を解析する脈波解析装置D(図5の
もの)とにより構成され、下記の点が第2実施例の脈波
解析システムLと異なる。
【0083】挿入検出手段300は、マイクロコンピュ
ータ31、サーミスタ308、抵抗304、305、コ
ンデンサ306により構成される。サーミスタ308
は、指挿入筒10の入口から若干奥の上部内側に配設さ
れ、抵抗304、305の接続点に一端を接続してい
る。
【0084】通常は、サーミスタ308は室温を検出し
ているので、電圧vが検出室温に対応したレベルであ
る。この場合、マイクロコンピュータ31は、指11が
指挿入筒10に挿入されていないと判別する。
【0085】指11が指挿入筒10に挿入されると、サ
ーミスタ308が体温により温められ、電圧vが変化す
る。この場合、マイクロコンピュータ31は、指11が
指挿入筒10に挿入されていると判別する。
【0086】本実施例の脈波検出装置Gを用いる脈波解
析システムOは、上記[オ]に準じた利点を有する。
【0087】つぎに、本発明の第6実施例(請求項1、
5、6、8、9、12に対応)を図12に基づいて説明
する。図12に示す如く、脈波解析システムPは、脈波
検出装置Hと、脈波を解析する脈波解析装置D(図5の
もの)とにより構成され、下記の点が第2実施例の脈波
解析システムLと異なる。
【0088】挿入検出手段9は、マイクロコンピュータ
90、電極91、92、抵抗93、94、コンデンサ9
5により構成される。電極91、92は、指挿入筒10
の入口から若干奥の中央両内側に配設され、抵抗93、
94の接続点に一端を接続している。
【0089】通常は、電極91、92間は無限大の抵抗
値であるので電圧vは略電源電圧である。この場合、マ
イクロコンピュータ90は、指11が指挿入筒10に挿
入されていないと判別する。
【0090】指11が指挿入筒10に挿入されると、抵
抗93、94の接続点の電圧は、抵抗93と、電極9
1、92間の電気抵抗(指の電気抵抗)とによって分圧
されるので電圧vは低下する。この場合、マイクロコン
ピュータ31は、指11が指挿入筒10に挿入されてい
ると判別する。
【0091】本実施例の脈波検出装置Hを用いる脈波解
析システムPは、上記[オ]に準じた利点を有する。
【0092】つぎに、本発明の第7実施例(請求項1、
5、6、8、9、12に対応)を図13に基づいて説明
する。図13に示す如く、脈波解析システムQは、脈波
検出装置Iと、脈波を解析する解析装置D(図5のも
の)とにより構成され、下記の点が第2実施例の脈波解
析システムLと異なる。
【0093】挿入検出手段9は、マイクロコンピュータ
90、電極91、92、および発振回路96により構成
される。
【0094】電極91、92は、指挿入筒10の入口か
ら若干奥の中央両内側に配設されている。発振回路96
は、コイル(図示せず)と、電極91、92のキャパシ
タとにより決まる所定周波数で発振(高周波)する回路
である。
【0095】指11を指挿入筒10に挿入すると、電極
91、92間の静電容量が変化するので、発振回路96
の発振周波数が変化する。これにより、マイクロコンピ
ュータ31は、指11が指挿入筒10に挿入されている
と判別する。
【0096】本実施例の脈波検出装置Iを用いる脈波解
析システムQは、上記[オ]に準じた利点を有する。
【0097】つぎに、本発明の第8実施例(請求項1、
5、6、8、9、12に対応)を図14に基づいて説明
する。図14に示す如く、脈波解析システムRは、脈波
検出装置Jと、脈波を解析する解析装置D(図5のも
の)とにより構成され、下記の点が第2実施例の脈波解
析システムLと異なる。
【0098】挿入検出手段9は、マイクロコンピュータ
90、電極901、902、903、および皮膚電位検
出回路904により構成される。
【0099】電極901、903は、指挿入筒10の入
口から若干奥の上部内側に配設されている。電極902
は、指挿入筒10の入口から若干奥の下部内側に配設さ
れている。皮膚電位検出回路904は、オペアンプなど
により構成され、電極間の電圧を増幅する。
【0100】指11を指挿入筒10に挿入すると、皮膚
電圧により電極901、902間に数十mVの電圧が発
生するので、指11が指挿入筒10に挿入されていると
マイクロコンピュータ90が判別する。
【0101】本実施例の脈波検出装置Jを用いる脈波解
析システムRは、上記[オ]に準じた利点を有する。
【0102】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。a.生体信号検出装置から生体信号監視装
置への脈波の伝送は、電波、超音波、光などによるワイ
ヤレス伝送以外に、接続線を使用して有線で行っても良
い。
【0103】b.伝送手段は、装着具が装着状態に無い
場合、センサからの信号波形を遮断や短絡して生体信号
監視装置への伝送を停止しても良い。
【0104】c.装着具は、ゴム製の帯体や筒体であっ
ても良く、また、人体に貼着する形状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る、脈波監視システム
の脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る脈波監視システムの
ブロック図である。
【図3】装着具を指に嵌めている状態と嵌めていない状
態とにおいて、発光ダイオードを発光させた場合とさせ
ない場合とにおいて得られる各信号波形の違いを示す説
明図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る、脈波監視システム
の脈波検出装置の作動を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例に係る、脈波解析システム
の、脈波検出装置および解析装置の構造を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例に係る、脈波解析システム
の脈波検出装置に用いるスイッチ32の構造を示す断面
図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る、脈波解析システム
の脈波検出装置の作動を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例に係る、脈波解析システム
の解析装置の表示の様子を示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る、脈波解析システム
の脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る、脈波解析システ
ムの脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【図11】本発明の第5実施例に係る、脈波解析システ
ムの脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【図12】本発明の第6実施例に係る、脈波解析システ
ムの脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【図13】本発明の第7実施例に係る、脈波解析システ
ムの脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【図14】本発明の第8実施例に係る、脈波解析システ
ムの脈波検出装置の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 装着具 2 センサ(生体信号検出手段) 3 装着検出回路(装着状態検出手段) 4 作動制御回路(処理変更手段) 11 指 22 発光ダイオード(発光素子) 23 フォトダイオード(受光素子) 30 挿入検出手段(装着状態検出手段) 32 スイッチ(検出部) 33 プランジャ(押圧部) 37 電力供給回路(処理変更手段) 82 解析回路(処理変更手段) 83 表示器(報知手段) 308 サーミスタ(感熱素子) A、C、E、F、G、H、I、J 脈波検出装置(生体
信号検出装置) B 脈波監視装置(生体信号処理装置) D 脈波解析装置(生体信号処理装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 理江 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 竹内 聡 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山田 晴一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 児玉 悟 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 長谷川 昌雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伊藤 正彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4C017 AA09 AB03 AC28 BD06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の一部に装着される装着具と、 該装着具の人体装着面側に配され、前記人体の生体信号
    を検出する生体信号検出手段と、 前記装着具の前記人体への装着・非装着状態を検出する
    装着状態検出手段と、 該装着状態検出手段による検出結果に基づいて、前記人
    体の生体信号の検出処理を変更する処理変更手段とを備
    えることを特徴とする生体信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記生体信号検出手段は、皮膚を通して
    人体内部に光を照射する発光素子と、人体内部から戻る
    光を受光して受光量に応じた信号を出力する受光素子と
    を備え、 前記装着状態検出手段は、前記発光素子が光を照射した
    ときに前記受光素子が出力する信号と、前記発光素子が
    光を照射しないときに前記受光素子が出力する信号とに
    基づいて、前記装着具の前記人体への装着・非装着状態
    を検出することを特徴とする請求項1記載の生体信号検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記装着状態検出手段は、前記発光素子
    が光を照射したときに前記受光素子が出力する信号と、
    前記発光素子が光を照射しないときに前記受光素子が出
    力する信号とを比較し、両者が同等レベルであるとき非
    装着状態であることを検出し、両者に差が有る場合には
    装着状態であることを検出することを特徴とする請求項
    2記載の生体信号検出装置。
  4. 【請求項4】 前記装着状態検出手段は、前記発光素子
    が光を照射したときに受光素子が出力する信号の直流成
    分と、前記発光素子が光を照射しないときに受光素子が
    出力する信号の直流成分とを比較して、前記装着具の前
    記人体への装着・非装着状態を検出することを特徴とす
    る請求項2または請求項3記載の生体信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記処理変更手段は、前記装着状態検出
    手段によって前記装着具の前記人体への非装着状態が検
    出されたとき、前記生体信号検出手段による生体信号の
    検出を中止することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    の何れかに記載の生体信号検出装置。
  6. 【請求項6】 前記処理変更手段は、前記装着状態検出
    手段によって前記装着具の前記人体への非装着状態が検
    出されたとき、前記生体信号検出手段への作動用電力の
    供給を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    の何れかに記載の生体信号検出装置。
  7. 【請求項7】 前記処理変更手段は、前記生体信号検出
    手段による生体信号の検出の中止、もしくは、前記生体
    信号検出手段への作動用電力の供給の停止から所定時間
    が経過したときには、 前記生体信号の検出の再開、もしくは、作動用電力の供
    給の再開を行うことを特徴とする請求項5または請求項
    6記載の生体信号検出装置。
  8. 【請求項8】 前記生体信号が伝送されて、この生体信
    号に基づいて生体の状態を表すパラメータを演算処理す
    る生体信号処理装置を備え、 前記装着具の前記人体への装着・非装着状態に関するデ
    ータも前記生体信号処理装置に伝送され、前記装着具の
    人体への非装着状態が検出されている間は、前記処理変
    更手段が、前記生体信号処理装置における前記生体信号
    に基づく前記パラメータの演算処理を中止することを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の生体信
    号検出装置。
  9. 【請求項9】 前記生体信号処理装置は、前記装着具の
    前記人体への非装着状態に関するデータが伝送されたと
    き、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とす
    る請求項8記載の生体信号検出装置。
  10. 【請求項10】 前記装着状態検出手段は、前記装着具
    の前記人体への装着の際に、人体によって押圧される押
    圧部と、該押圧部が押圧されているか否かを検出する検
    出部とを備えることを特徴とする請求項1記載の生体信
    号検出装置。
  11. 【請求項11】 前記装着状態検出手段は、前記装着具
    の前記人体への装着の際に、人体の体温に反応する感熱
    素子を有することを特徴とする請求項1記載の生体信号
    検出装置。
  12. 【請求項12】 前記装着状態検出手段は、前記装着具
    が前記人体に装着されたときに前記人体を一部として成
    立する電気回路を備え、前記装着具の人体への装着に伴
    って発生する、前記電気回路の抵抗値、静電容量、電位
    の何れかの変化を検出することにより、前記装着具の前
    記人体への装着を検出することを特徴とする請求項1記
    載の生体信号検出装置。
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