JP2001069600A - 特に自動車両内の客室空間における音響空間特性を検出するための方法及び装置 - Google Patents

特に自動車両内の客室空間における音響空間特性を検出するための方法及び装置

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JP2001069600A
JP2001069600A JP2000208399A JP2000208399A JP2001069600A JP 2001069600 A JP2001069600 A JP 2001069600A JP 2000208399 A JP2000208399 A JP 2000208399A JP 2000208399 A JP2000208399 A JP 2000208399A JP 2001069600 A JP2001069600 A JP 2001069600A
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test sound
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JP2000208399A
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Mike Peters
ペータース ミーケ
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Bayerische Motoren Werke AG
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Bayerische Motoren Werke AG
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H7/00Measuring reverberation time ; room acoustic measurements

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に自動車両内の音響システムにおける音質
を簡単な方法で動的な空間適合の意味で最善の状態にす
る。 【解決手段】 特に自動車両の客室空間における音響空
間特性を、有効音発信装置(1)を用いて、試験音を発
信することにより及び受信された評価音を分析すること
により検出するための装置及び方法において、試験音
が、有効音の心理音響学上のマスキング領域に発信され
ること。有利には、有効音及び試験音が発信される以前
に、有効音のマスキング領域が有効音分析ブロック
(2)にて決定されること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1並びに請
求項3の前提概念に記載した、特に自動車両の客室空間
における音響空間特性を検出するための方法並びに装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばハイファイ再生用のオーディオ・
レシーバ及びビデオ・レシーバでは、有効音再生装置に
おける、空間適合のための1回限りの手動調整または自
動調整を可能にする方法が知られている。周知の手動の
調整可能性としては、例えば、空間の寸法、スピーカの
設置場所、及び/または壁部の反射特性が装置に入力さ
れ得る。周知の自動の調整可能性としては、ハイファイ
装置の取付時に、特定の試験音を発信(放出)すること
により、及びそれに基づいてマイクロフォンを用いて受
信された評価音を評価することにより空間音響パラメー
タが検出され、これらの空間音響パラメータは、空間適
合された有効音を再生するために対応的に、空間音響プ
ロセッサを用いて保存される。
【0003】周知の方法を自動車両にて使用する際の問
題点として、客室空間内にて空間音響効果が、例えば、
車両の乗客数及び車両の乗客の動きに依存して、また
は、風騒音、温度変動または車道性状のような騒音影響
を及ぼす環境の影響に依存して、または、車両速度また
は原動機回転数のような自動車両の稼動パラメータに依
存して常に変化するということが挙げられる。
【0004】更に、デジタル方式の適応フィルタを用い
て能動的に音補償をするための方法が知られているが、
車両内にて頻繁に極めて急速に変化する雑音を補償する
には、これらの方法では、多くの場合、適応に時間がか
かりすぎてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、例え
ば、CD再生装置及びラジオ再生装置、またはハンズフ
リー電話通信装置(Telephonfreisprechanlage)のような
自動車両内の音響システムにおける音質を、簡単な方法
で、動的空間適合の意味で最善の状態にすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、方法として
は請求項1に記載した特徴により、並びに装置としては
請求項3に記載した特徴により解決する。本発明の有利
な他の構成は従属項に記載されている。
【0007】本発明に従い、特に自動車両内の客室空間
における音響空間特性を検出するために、通常は有効音
(例えば音楽)を発信する装置を用いて、追加的に試験
音が発信される。この試験音は、有効音の心理音響学上
のマスキング領域(遮蔽領域)に発信される。引き続
き、反射有効音及び反射試験音から成る全音が評価音と
して受信される。最終的に評価音の反射試験音部分が音
響空間特性の観点で(周知の方法により)分析される。
【0008】この場合、有利には、時間領域における後
マスキング(ポスト・マスキングまたはバックワード・
マスキング)及び/または周波数領域における同時マス
キングが利用される。前マスキング(プリ・マスキング
またはフォワード・マスキング)の利用は確かに可能で
あるが、費用と手間のかかり過ぎる選択肢である。
【0009】本発明により(例えば音楽作品中の)有効
音と共に試験音をもが同時に発せられ得て、この場合、
試験音は有効音の所謂マスキング効果により聞き取られ
ない。
【0010】心理音響学上のマスキングの本質に関して
は、背景情報として、教本「心理音響学」(E.Zwicker
著、Springer出版、1982年)にて特に35頁以下及び9
4頁以下に示されている。
【0011】本発明の有利な構成では、有効音のマスキ
ング領域が有効音分析ブロックにて決定され、それぞれ
に決定されたマスキング領域に適合する試験音が、有効
音及び試験音の発信以前に定義される。例えば、音楽作
品内においては、音楽作品の(有効音としての)個々の
部分に依存して、例えば特に広いマスキング領域を用い
て、何度も異なる試験音が発信され得る。
【0012】本発明により、空間特性及びそれと共に空
間伝達特性が、動的に適応的に検出されて補償される。
このことは、有効音再生中における任意の頻度の試験音
発信によって行われ、この試験音発信は、聞き取ること
のできない領域で、それぞれの試験音を選択することに
より可能である。
【0013】更に、本発明により同時に(スピーカ、マ
イクロフォン、変換器、増幅器のような)電気音響構成
要素の散乱を補償することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】図面には、本発明の実施形態が図
示されている。
【0015】図1では、自動車両内の例えばハンズフリ
ー電話通信装置またはCDプレーヤが、有効音発信装置
1として図示されている。装置1からは有効音信号が先
ず有効音分析ブロック2に導かれる。有効音分析ブロッ
ク2では、心理音響学上のマスキング領域、特に(先ず
はデジタル方式またはアナログ方式に成されている電気
的な)有効音信号から結果として生じる(可聴の)有効
音における後マスキング領域(図2)及び/または同時
マスキング領域(図3)が検出される。
【0016】引き続き、少なくとも、検出された両方の
マスキング領域(図2の符号6;図3の符号7)内にお
いて、有利には直交刺激シーケンス(orthogonale Anreg
ungssequenzen)から成る試験音(T;TS)が定義され
る。マスキング領域、つまり、有効音のマスキング効果
により人間の耳に聞き取ることのできない周波数領域及
び/またはレベル領域において試験音を選択することが
本発明の本質である。
【0017】有効音のマスキング領域は、有効音及び試
験音が発信される以前に、有効音分析ブロック2にて決
定される。つまり、装置1から発信された有効音は(試
験音と共に)有効音分析ブロック2により遅延されてス
ピーカ3にて出力される。
【0018】客室空間の音響空間特性を検出するため
に、前記のように定義された試験音は、有効音分析ブロ
ック2からスピーカ3を介して有効音と共に客室空間へ
発信(放出)される。引き続き、試験音評価ブロック4
にて評価音が、例えば、車両内のハンズフリー電話通信
装置に付設のハンズフリー通信マイクロフォンまたは追
加的な参照マイクロフォンとして配置され得るマイクロ
フォン5を用いて受信され分析される。評価音は確かに
反射有効音も反射試験音も含むが、有効音及び試験音を
発信する有効音分析ブロック2の、試験音評価ブロック
4との接続により、反射試験音の隔離観察が可能であ
る。受信された試験音と発信された試験音の対応的な比
較により、特定の分析が、例えば周知の相関関係技術と
同じように行われる。これにより空間特性が空間伝達関
数の形式で決定され、有効音の引き続く再生に際して考
慮される。
【0019】有効音分析ブロック2及び試験音評価ブロ
ック4は、装置1に組込み可能である。
【0020】図2では、横座標上にて時間tが、縦座標
上にてレベルが(dBで)表されている。時点t0ま
で、装置1(図1)から有効音ないしは有効音信号、例
えば音楽作品の一部分が平均レベルPで再生される。時
点t0には休止期が続く。休止期領域(t>t0)に
は、後マスキング領域6のレベル経過が図示されてい
る。この後マスキング領域6内に試験音Tが定義され、
この試験音Tは、特に、後マスキング領域6のレベル経
過以下に位置するレベル経過を有する。
【0021】図3では、横座標上にて周波数fが、縦座
標上にてレベルが(dBで)表されている。有効音は、
特に、比較的高レベルの2つの周波数を有し、これらの
周波数は、一点鎖線で描かれている同時マスキング領域
7を形成する。この場合、試験音は、例えば、同時マス
キング領域7のレベル経過以下に位置するが有効音のレ
ベル以上に位置し且つノイズと同じような広帯域の試験
信号(TS)から形成される。
【0022】従って、前述の実施形態では、図2による
試験音Tも、図3による試験音TSも、人間の耳には一
時的に聞き取れない領域に位置するので、有効音が試験
音と共に同時に発信され得る。また他方で試験音は、本
発明による方法に従う空間特性の動的な検出のために使
用され得るには、充分に高いレベルを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施可能とする装置を示す
図である。
【図2】本発明による方法に従う、後マスキング領域内
において可能な試験音を示す図である。
【図3】本発明による方法に従う、同時マスキング領域
内において可能な試験音を示す図である。
【符号の説明】
1 有効音発信装置 2 有効音分析ブロック 3 スピーカ 4 試験音評価ブロック 5 マイクロフォン 6 後マスキング領域 7 同時マスキング領域 t 時間 f 周波数 dB デシベル P 平均レベル t0 時点(この時点まで有効音ないしは有効音信号が
再生される。) T 試験音 TS 試験音

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特に自動車両の客室空間における音響空間
    特性を、有効音発信装置を用いて、試験音を発信するこ
    とにより及び受信された評価音を分析することにより検
    出するための方法において、試験音(T;TS)が、有
    効音の心理音響学上のマスキング領域(6;7)に発信
    されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】有効音及び試験音(T;TS)が発信され
    る以前に、有効音のマスキング領域(6;7)が有効音
    分析ブロック(2)にて決定されることを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】特に自動車両の客室空間における音響空間
    特性を検出するための装置であって、有効音発信装置
    と、試験音を発信するための手段と、受信された評価音
    を分析するための手段とを有する前記装置において、試
    験音(T;TS)を有効音の心理音響学上のマスキング
    領域(6;7)に定義及び発信する手段(2)が設けら
    れていることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】有効音分析ブロック(2)が設けられてい
    て、この有効音分析ブロック(2)が、有効音及び試験
    音(T;TS)が発信される以前に有効音のマスキング
    領域(6;7)を決定することを特徴とする、請求項3
    に記載の装置。
JP2000208399A 1999-07-16 2000-07-10 特に自動車両内の客室空間における音響空間特性を検出するための方法及び装置 Pending JP2001069600A (ja)

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