JP2001069418A - 文字表示処理装置 - Google Patents

文字表示処理装置

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JP2001069418A
JP2001069418A JP24322499A JP24322499A JP2001069418A JP 2001069418 A JP2001069418 A JP 2001069418A JP 24322499 A JP24322499 A JP 24322499A JP 24322499 A JP24322499 A JP 24322499A JP 2001069418 A JP2001069418 A JP 2001069418A
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Japan
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character
display
character data
processing device
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JP24322499A
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Yoshiki Yamada
善樹 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 字幕などの文字データを表示する場合、異な
る表示方式を対象として制作された文字データは、表示
装置に適したサイズで表示されない。 【解決手段】 文字サイズ選択回路10aは、表示装置
81の表示方式信号40が高精細画像対応や順次走査を
示す時は、小さく表示される文字サイズを選択し、表示
装置81の表示方式信号40が標準画像対応や飛び越し
走査を示す時は、大きく表示される文字サイズを選択す
る。文字データ展開回路11aは、入力文字データ31
を、選択された文字サイズの文字映像信号32に変換す
る。映像合成回路12は、文字映像信号32を入力映像
信号30に合成して出力する。これにより、表示装置8
1には、表示装置の特性に応じて選択された最適なサイ
ズの文字データが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号に字幕な
どの文字データを合成する文字表示処理装置に関し、よ
り詳細には、最適なサイズの文字データを映像信号に合
成する文字表示処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルテレビ放送の開始に伴い、様々
な高画質の表示装置が、開発されている。従来からのア
ナログテレビ放送に対応した表示装置は、480本の有
効走査線を持ち、飛び越し走査を採用している。これに
対し、デジタルテレビ放送に対応した高画質の表示装置
には、480本以上の有効走査線を持つものや、順次走
査を採用するものがある。また、これらの装置の中に
は、複数の有効走査線数や走査方式に対応でき、映像信
号の画面形式に合わせて、有効走査線数や走査方式を切
り替えられるものもある。
【0003】映像信号を表示装置に供給して画面表示を
行う場合に、元の映像信号に対して文字データを合成し
て表示することが、広く行われている。たとえば、映画
を表示する時には、映画の字幕が、元の映像信号に合成
される。また、スポーツ中継を表示する時には、得点情
報が、元の映像信号に合成される。このように、映像信
号に文字データを合成して表示することは、視聴者が画
面を理解する上で極めて有効である。
【0004】この場合、映像信号に合成して表示される
文字データは、映像信号の制作者側で作成され、次のい
ずれかの方法により表示装置に供給される。第1の方法
では、文字データは、映像信号の制作者側で文字フォン
トを用いて展開され、予め映像信号に合成されて表示装
置に供給される。表示装置は、文字データが合成された
映像信号を受信し、受信した映像信号をそのまま表示す
る。また、第2の方法では、文字データは、映像信号と
分離して、文字コードの形式で表示装置に供給される。
表示装置は、受信した文字コードを文字フォントを用い
て展開し、映像信号に合成して表示する。この方法で
は、表示される文字データのサイズは、文字コードの使
用形態ごとに予め決められている。このため、表示装置
の特性にかかわらず、画面上で同じサイズとなる文字デ
ータが表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの方法においても、表示される文字データのサイ
ズは、映像信号の制作者側で予め決定されている。この
ため、文字データの制作者が対象とする表示装置の表示
方式と、実際に表示を行う表示装置の表示方式とが異な
ると、文字データが表示装置に適したサイズで表示され
ないという問題がある。
【0006】たとえば、標準画像対応の表示装置と高精
細画像対応の表示装置とを比較すると、標準画像対応の
表示装置における1本の走査線は、高精細画像対応の表
示装置における複数の走査線に対応する。このため、高
精細画像対応の表示装置を対象として作成された文字デ
ータは、標準画像対応の表示装置では、ぼけて表示され
る。逆に、標準画像対応の表示装置を対象として作成さ
れた文字データは、高精細画像対応の表示装置では、表
示装置がより小さな文字を表現できる能力を有している
にも関わらず、必要以上に大きく表示される。
【0007】また、飛び越し走査の表示装置と順次走査
の表示装置とを比較すると、飛び越し走査の表示装置で
は、隣接する2本の走査線は、1フィールド時間だけ離
れた時間に走査される。このため、順次走査の表示装置
を対象として作成された文字データは、飛び越し走査の
表示装置では、ちらついて表示される。逆に、飛び越し
走査の表示装置を対象として作成された文字データは、
順次走査の表示装置では、表示装置がより小さな文字を
表現できる能力を有しているにも関わらず、必要以上に
大きく表示される。
【0008】このように、高精細画像対応や順次走査の
表示装置を対象として作成された文字データは、標準画
像対応や飛び越し走査の表示装置では、ぼけたり、ちら
ついたりして表示される。このため、表示される文字デ
ータは、視聴者に見づらく感じられる。一方、標準画像
対応や飛び越し走査の表示装置を対象として作成された
文字データは、高精細画像対応や順次走査の表示装置で
は、表示装置がより小さな文字を表現できる能力を有し
ているにも関わらず、必要以上に大きく表示される。こ
のため、映像信号による主画面が、画面中に表示された
文字データによって、必要以上に隠されてしまう。
【0009】以上に示したように、文字データの表示に
関する従来の方法では、文字データが表示装置の特性に
適したサイズで表示されないという問題がある。この問
題は、今後、表示方式の多様化に伴い、特に顕著な問題
となる。
【0010】それ故に、本発明の目的は、表示装置ごと
に、最適なサイズの文字データを映像信号に合成する文
字表示処理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、入力映像信号に文字データを合成し、表示装置
に対して出力する文字表示処理装置であって、前記表示
装置の表示方式に基づき、文字サイズを選択する文字サ
イズ選択手段と、前記文字データを、前記選択された文
字サイズの文字映像信号に変換する文字データ展開手段
と、前記入力映像信号に前記文字映像信号を合成する映
像合成手段とを備える。このような第1の発明によれ
ば、文字サイズ選択手段において、文字表示に適した文
字サイズが、表示装置ごとに、表示装置の表示方式に基
づいて選択される。このため、表示装置に対して、表示
装置ごとに選択された最適なサイズの文字データを表示
することができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
文字データ展開手段は、前記選択された文字サイズに基
づき前記文字データの表示位置を求め、前記求めた表示
位置に従って、前記文字データを前記文字映像信号に変
換することを特徴とする。このような第2の発明によれ
ば、文字データ展開手段において、文字データの表示位
置が、表示装置ごとに選択された文字サイズに基づいて
切り替わる。このため、表示装置に対して、表示装置ご
とに最適な位置に文字データを表示することができる。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、前記
文字データ展開手段は、前記選択された文字サイズに加
えて、前記文字データの文字数と表示範囲とに基づき、
前記文字データを前記表示範囲内に表示するために必要
な行数を求め、前記求めた行数に基づき、前記文字デー
タの表示位置を求めることを特徴とする。このような第
3の発明によれば、文字データ展開手段において、文字
データを表示範囲内に表示するために必要な行数が、表
示装置ごとに選択された文字サイズに基づいて切り替わ
り、これにより、文字データの表示位置が、切り替わ
る。このため、表示装置に対して、表示装置ごとに最適
な行数を求め、最適な行数に基づいて求められた最適な
位置に文字データを表示することができる。
【0014】第4の発明は、第3の発明において、前記
文字データ展開手段は、前記求めた行数に加えて、前記
表示範囲における前記文字データの配置を示す文字配置
に基づき、前記文字データの表示位置を求めることを特
徴とする。このような第4の発明によれば、文字データ
展開手段において、文字データの表示位置が、文字デー
タを表示範囲内に表示するために必要な行数と文字配置
とに基づいて切り替わる。このため、表示装置に対し
て、表示装置ごとに求めた最適な行数に加えて、文字配
置に基づいて最適な位置に文字データを表示することが
できる。
【0015】第5の発明は、第4の発明において、前記
文字データ展開手段における前記文字配置は、前記文字
データごとに指定されることを特徴とする。このような
第5の発明によれば、文字データ展開手段において、文
字データの表示位置が、文字データを表示範囲内に表示
するために必要な行数と、文字データごとに指定される
文字配置とに基づいて切り替わる。このため、表示装置
に対して、表示装置ごとに求めた最適な行数に加えて、
文字データごとに指定される文字配置に基づいて最適な
位置に文字データを表示することができる。
【0016】第6の発明は、第1の発明において、前記
表示方式は、前記表示装置の有効走査線数により規定さ
れることを特徴とする。このような第6の発明によれ
ば、文字サイズ選択手段において、文字表示に適した文
字サイズが、表示装置ごとに、表示装置の有効走査線数
に基づいて選択される。このため、表示装置に対して、
表示装置の有効走査線数に基づいて選択された最適なサ
イズの文字データを表示することができる。
【0017】第7の発明は、第6の発明において、前記
文字サイズ選択手段は、前記表示装置の有効走査線数が
多いほど、小さく表示される文字サイズを選択すること
を特徴とする。このような第7の発明によれば、文字サ
イズ選択手段において、表示装置の有効走査線数が多い
時には、小さく表示される文字サイズが選択される。こ
のため、表示装置に対して、入力映像信号による主画面
を、文字データにより必要以上に隠すことなく、表示す
ることができる。
【0018】第8の発明は、第1の発明において、前記
表示方式は、前記表示装置の走査方式により規定される
ことを特徴とする。このような第8の発明によれば、文
字サイズ選択手段において、文字表示に適した文字サイ
ズが、表示装置ごとに、表示装置の走査方式に基づいて
選択される。このため、表示装置に対して、表示装置の
走査方式に基づいて選択された最適なサイズの文字デー
タを表示することができる。
【0019】第9の発明は、第8の発明において、前記
文字サイズ選択手段は、前記表示装置の走査方式が順次
走査である時には、前記表示装置の走査方式が飛び越し
走査である時よりも、小さく表示される文字サイズを選
択することを特徴とする。このような第9の発明によれ
ば、文字サイズ選択手段において、表示装置の走査方式
が順次走査である時には、小さく表示される文字サイズ
が選択される。このため、表示装置に対して、入力映像
信号による主画面を、文字データにより必要以上に隠す
ことなく、表示することができる。
【0020】第10の発明は、第1ないし第5のいずれ
かの発明において、前記文字サイズ選択手段は、前記表
示装置の表示方式に加えて、前記入力映像信号の画面形
式に基づき、文字サイズを選択することを特徴とする。
このような第10の発明によれば、文字サイズ選択手段
において、文字表示に適した文字サイズが、表示装置ご
とに、表示装置の表示方式と入力映像信号の画面形式と
に基づいて選択される。このため、表示装置の表示方式
と入力映像信号の画面形式とが異なる場合にも、表示装
置に対して、表示装置ごとに選択された最適なサイズの
文字データを表示することができる。
【0021】第11の発明は、第10の発明において、
前記画面形式は、前記入力映像信号の有効走査線数によ
り規定されることを特徴とする。このような第11の発
明によれば、文字サイズ選択手段において、文字表示に
適した文字サイズが、表示装置ごとに、表示装置の表示
方式と入力映像信号の有効走査線数とに基づいて選択さ
れる。このため、表示装置に対して、表示装置の表示方
式に加えて、入力映像信号の有効走査線数に基づいて選
択された最適なサイズの文字データを表示することがで
きる。
【0022】第12の発明は、第11の発明において、
前記文字サイズ選択手段は、前記入力映像信号の有効走
査線数が多いほど、小さく表示される文字サイズを選択
することを特徴とする。このような第12の発明によれ
ば、文字サイズ選択手段において、入力映像信号の有効
走査線数が多い時には、小さく表示される文字サイズが
選択される。このため、表示装置に対して、入力映像信
号による主画面を、文字データにより必要以上に隠すこ
となく、表示することができる。
【0023】第13の発明は、第10の発明において、
前記画面形式は、前記入力映像信号の走査方式により規
定されることを特徴とする。このような第13の発明に
よれば、文字サイズ選択手段において、文字表示に適し
た文字サイズが、表示装置ごとに、表示装置の表示方式
と入力映像信号の走査方式とに基づいて選択される。こ
のため、表示装置に対して、表示装置の表示方式に加え
て、入力映像信号の走査方式に基づいて選択された最適
なサイズの文字データを表示することができる。
【0024】第14の発明は、第13の発明において、
前記文字サイズ選択手段は、前記入力映像信号の走査方
式が順次走査である時には、前記入力映像信号の走査方
式が飛び越し走査である時よりも、小さく表示される文
字サイズを選択することを特徴とする。このような第1
4の発明によれば、文字サイズ選択手段において、入力
映像信号の走査方式が順次走査である時には、小さく表
示される文字サイズが選択される。このため、表示装置
に対して、入力映像信号による主画面を、文字データに
より必要以上に隠すことなく、表示することができる。
【0025】第15の発明は、第1の発明において、前
記入力映像信号の画面形式を前記表示方式に従って変換
し、前記映像合成手段に供給する画面形式変換手段をさ
らに備える。このような第15の発明によれば、入力映
像信号を表示方式に従って変換して出力するので、映像
信号の形式変換機能を持たない表示装置に対して、入力
映像信号に最適なサイズの文字データを合成して表示す
ることができる。
【0026】第16の発明は、第1の発明において、前
記文字サイズ選択手段は、外部から供給される制御信号
に従い、選択される文字サイズを調整すること特徴とす
る。このような第16の発明によれば、表示装置の表示
方式に基づき選択された文字サイズを、視聴者からの指
示に合わせて調整できる。このため、視聴者からの指示
に合わせて調整されたサイズの文字データを表示するこ
とができる。
【0027】第17の発明は、第1の発明において、前
記文字データは、外部から供給されることを特徴とす
る。このような第17の発明によれば、装置の外部から
供給された文字データを、文字サイズ選択手段で選択さ
れた最適なサイズに展開して表示することができる。
【0028】第18の発明は、第17の発明において、
外部から供給される制御信号に従い、前記文字データを
生成する文字データ生成手段をさらに備える。このよう
な第18の発明によれば、装置の内部で生成された文字
データを、文字サイズ選択手段で選択された最適なサイ
ズに展開して表示することができる。
【0029】第19の発明は、第17または第18の発
明において、前記文字データは、文字コードにより表わ
されることを特徴とする。このような第19の発明によ
れば、文字データが文字コードにより表わされるので、
文字データのデータ量が少なくて済む。
【0030】第20の発明は、第17の発明において、
前記文字データは、文字フォントにより表わされること
を特徴とする。このような第20の発明によれば、文字
データが文字フォントにより表わされるので、装置の外
部から文字フォントを定義することができ、表示装置に
対して、多彩な文字を表示することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1から図6
までを参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
本実施形態に係る文字表示処理装置は、表示装置の表示
方式に基づき最適な文字サイズを選択し、文字データを
選択されたサイズの文字映像信号に変換し、入力映像信
号に合成する。
【0032】図1は、本発明の第1の実施形態に係る文
字表示処理装置1の構成を示すブロック図である。この
文字表示処理装置1は、文字サイズ選択回路10a、文
字データ展開回路11a、および、映像合成回路12を
備える。また、この文字表示処理装置1は、データを供
給するデータソース80と、表示装置81との間に配置
され、入力映像信号30に入力文字データ31を合成し
て、出力映像信号33を出力する。
【0033】データソース80は、文字表示処理装置1
に対して、入力映像信号30と入力文字データ31とを
供給する。入力映像信号30は、表示装置81に表示さ
れる主画面の映像信号である。入力文字データ31は、
入力映像信号30に合成される字幕などの文字データを
含んだ信号である。表示方式信号40は、有効走査線数
や走査方式など、表示装置81の表示方式を示す信号で
ある。
【0034】表示方式信号40は、文字サイズ選択回路
10aと文字データ展開回路11aに入力される。文字
サイズ選択回路10aは、後述するように、表示方式信
号40に基づき、文字サイズ信号41を選択する。文字
データ展開回路11aは、表示方式信号40を参照し
て、入力文字データ31を、文字サイズ信号41が示す
サイズの文字フォントを用いて展開し、文字映像信号3
2を出力する。映像合成回路12は、入力映像信号30
に文字映像信号32を合成して、出力映像信号33を出
力する。出力映像信号33は、文字表示処理装置1に接
続された表示装置81に供給される。これにより、表示
装置81には、入力映像信号30に入力文字データ31
を合成した画面が表示される。
【0035】文字サイズ選択回路10aは、図2に示す
ような、表示方式から文字サイズを求める文字サイズテ
ーブルを内蔵し、このテーブルを参照して、表示方式信
号40に基づき文字サイズ信号41を選択する。図2に
おいて、表示方式の欄に記載された文字のうち、数字
は、有効走査線数を表す。また、英文字iおよびpは、
それぞれ、走査方式が飛び越し走査および順次走査であ
ることを表す。また、文字サイズの欄に記載された数字
は、表示される文字のサイズをドット単位で表す。この
文字サイズテーブルによれば、たとえば、表示方式が4
80i、すなわち、有効走査線数が480本で、走査方
式が飛び越し走査の時には、16ドットの文字サイズが
選択される。
【0036】この文字サイズテーブルは、表示方式が細
かい文字の表示に適している場合には、小さく表示され
る文字サイズが選択されるように、決定されている。具
体的には、有効走査線数が多いほど、小さく表示される
文字サイズが、選択される。また、走査方式が順次走査
である場合には、走査方式が飛び越し走査である場合に
比べて、小さく表示される文字サイズが、選択される。
なお、図2に示す文字サイズデーブルでは、表示方式が
480iである場合と、1080iである場合とでは、
文字サイズは、前者のほうが小さいが、画面内での文字
の大きさは、後者のほうが小さい。
【0037】図3および図4を参照して、文字データ展
開回路11aの構成を説明する。図3は、文字データ展
開回路11aの構成をより詳細に示すブロック図であ
る。この文字データ展開回路11aは、データ分離回路
20、アドレス計算回路21、フォントメモリ22、サ
イズ変換回路23、文字色処理回路24、および、フレ
ームメモリ25を備える。
【0038】入力文字データ31は、文字列単位で文字
データ展開回路11aに入力される。図4は、入力文字
データ31の一例を示す図である。入力文字データ31
は、図4に示すように、表示範囲、配置、文字色、背景
色、文字数、および、文字コードの6つのフィールドを
有する。表示範囲(X1、Y1、X2、Y2)は、文字
列を表示する範囲を、表示装置に依存しない座標系を用
いて指定する。配置ALIGNは、表示範囲内における
文字列の配置を指定し、「上揃え」、「中央揃え」、ま
たは「下揃え」のいずれかの値をとる。たとえば、配置
ALIGNが「下揃え」の場合には、文字列は、指定さ
れた表示範囲内に、下につめて表示される。文字色FG
COLおよび背景色BGCOLは、それぞれ、文字およ
び文字の背景の色を指定する。背景色として、透明色を
指定することも可能である。文字数Nは、文字列の長さ
を指定する。文字コードCODEは、表示する各文字
を、文字コードにより指定する。
【0039】データ分離回路20は、入力文字データ3
1をフィールド単位に分離し、分離した各フィールドを
対応する機能モジュールに供給する。図4に示す各フィ
ールドのうち、表示範囲と配置とは、位置情報50とし
て、アドレス計算回路21に供給される。文字色と背景
色とは、色情報51として、文字色処理回路24に供給
される。文字数と文字コードとは、文字コード情報52
として、フォントメモリ22に供給される。
【0040】アドレス計算回路21は、後述するよう
に、表示方式信号40および文字サイズ信号41を参照
して、位置情報50から、各文字ごとにフレームメモリ
25のアドレス53を計算する。
【0041】フォントメモリ22は、複数のサイズの文
字フォントを予め内蔵している。フォントメモリ22
は、文字コード情報52が入力されると、文字サイズ信
号41が示すサイズのフォントデータ54を出力する。
ただし、フォントメモリ22は、文字サイズ信号41が
示すサイズの文字フォントを内蔵していない場合には、
所定の適切なサイズのフォントデータ54を出力する。
【0042】サイズ変換回路23は、フォントデータ5
4のサイズと文字サイズ信号41が示すサイズとが異な
る時に、フォントデータ54を文字サイズ信号41が示
すサイズに変換し、変換後フォントデータ55を出力す
る。文字色処理回路24は、色情報51を参照して、変
換後フォントデータ55を、文字色と背景色とからなる
ビットマップデータ56に変換し、フレームメモリ25
に書き込む。フレームメモリ25に書き込まれたビット
マップデータ56は、入力映像信号30のタイミングに
合わせて、文字映像信号32として出力される。
【0043】このように、本実施形態に係る文字表示処
理装置1では、文字サイズ選択回路10aは、図2に示
す文字サイズテーブルを参照して、表示装置81が出力
する表示方式信号40に基づき、最適な文字サイズを選
択する。また、文字データ展開回路11aおよび映像合
成回路12は、入力文字データ31を、選択された文字
サイズの文字フォントを用いて展開し、その結果を入力
映像信号30に合成する。
【0044】したがって、本実施形態に係る文字表示処
理装置1によれば、表示装置81に対して、表示装置の
特性に応じて選択された最適なサイズの文字データを表
示することができる。たとえば、高精細画像対応や順次
走査の表示装置には、小さく表示されるサイズの文字デ
ータを表示し、標準画像対応や飛び越し走査の表示装置
には、大きく表示されるサイズの文字データを表示する
ことができる。このように、表示装置の特性に合わせ
て、最適な文字サイズの文字データを表示することがで
きるので、視聴者にとって文字データが見づらく感じら
れたり、文字データによって必要以上に主画面が隠され
ることがないという効果がある。
【0045】図5を参照して、アドレス計算回路21の
動作をより詳細に説明する。アドレス計算回路21は、
図5に示すフローチャートに従い、まず、先頭文字のア
ドレス53を求め(ステップS1からステップS6)、
その後、各文字ごとに、フレームメモリ25のアドレス
53を計算する(ステップS7からステップS13)。
なお、図5におけるSおよびNは、それぞれ、文字サイ
ズ信号41が示す文字サイズ、および、入力文字データ
31に含まれる文字数を表す。
【0046】アドレス計算回路21は、まず、表示方式
信号40を参照して、表示装置に依存しない座標系で指
定された表示範囲(X1、Y1、X2、Y2)を、表示
装置の座標系による表示範囲(Xa、Ya、Xb、Y
b)に変換する(ステップS1)。次に、アドレス計算
回路21は、W=(Yb−Ya)/Sを計算して、1行
に表示可能な文字数Wを求め、その後、M=N/Wを計
算して、表示に必要な行数Mを求める(ステップS
2)。ただし、除算結果の小数部は、Wの計算では切り
捨て、Mの計算では切り上げる。さらに、アドレス計算
回路21は、求めた行数Mと配置ALIGNとを用い
て、先頭文字のアドレス53のY座標Ysを求める(ス
テップS3からS6)。具体的には、アドレス計算回路
21は、Ysに対して、配置が「上揃え」の場合はYa
を(ステップS4)、配置が「中央揃え」の場合は(Y
a+Yb−M×S)/2を(ステップS5)、配置が
「下揃え」の場合は(Yb−M×S)(ステップS6)
を、それぞれ代入する。
【0047】その後、アドレス計算回路21は、文字数
をカウントする変数Iを1に、アドレス53を示す変数
(X、Y)を(Xa、Ys)に、それぞれ初期化する
(ステップS7)。次に、アドレス計算回路21は、
(X、Y)をアドレス53として出力する(ステップS
8)。次に、アドレス計算回路21は、XにSを加え
て、次のアドレス(X、Y)を求める。ただし、加算後
のXがXb以上となった時には、アドレス計算回路21
は、XにXaを代入し、YにSを加える(ステップS9
からS11)。さらに、アドレス計算回路21は、変数
Iに1を加え(ステップS12)、IがNより小さけれ
ばステップS8に戻り、IがN以上であれば終了する
(ステップS13)。このように、アドレス計算回路2
1は、表示方式信号40および文字サイズ信号41を参
照して、位置情報50から、各文字ごとにフレームメモ
リ25のアドレス53を計算する。
【0048】図6を参照して、アドレス計算回路21に
よる表示位置計算の効果を説明する。図6(a)および
(b)は、それぞれ、表示方式が480i、および、表
示方式が1080iの2つの場合について、表示画面の
例を示す図である。図2に示した文字サイズテーブルを
参照することにより、文字サイズは、前者の場合は「1
6」、後者の場合は「32」となる。なお、この2つの
場合を比較すると、画面内での文字の大きさは、後者の
場合のほうが小さい。
【0049】この2つの場合について、同じ表示領域が
表示装置に依存しない形式で指定されると、画面内での
表示範囲60および61は、ほぼ同じ大きさとなる。し
かしながら、画面内での文字の大きさは、後者の場合の
ほうが小さい。このため、後者の場合のほうが、表示範
囲の1行に表示可能な文字数が多くなり、表示に必要と
される行数が少なくなる。よって、後者の場合のほう
が、入力映像信号による主画面をより多く表示すること
ができる。たとえば、図6に示す例では、画面内での表
示行数は、前者の場合は3行必要であるのに対して、後
者の場合は2行で済む。このため、表示方式が1080
iの場合のほうが、領域62の部分だけ、主画面を多く
表示することができる。
【0050】また、文字データの配置を切り替えること
により、入力映像信号による主画面の中央部分をより多
く表示することができる。たとえば、表示範囲が画面の
上方にあるときは、配置を「上揃え」とし、表示範囲が
画面の下方にあるときは、配置を「下揃え」とする。こ
のように指定すれば、文字データは、表示範囲の上また
は下につめて表示されるので、主画面の中央部分をより
多く表示することができる。
【0051】以上に示したように、本実施形態に係る文
字表示処理装置1では、アドレス計算回路21は、選択
された文字サイズに基づき、各文字ごとに表示位置を求
め、求めた表示位置に文字データを表示する。したがっ
て、文字表示処理装置1によれば、表示装置81に対し
て、表示装置の特性に応じて選択された文字サイズに基
づいて、表示位置を切り替えて文字データを表示するこ
とができる。特に、文字データの配置を切り替えること
により、主画面の中央部分をより多く表示することがで
きるという効果がある。
【0052】(第2の実施形態)図7および図8を参照
して、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態
は、第1の実施形態に対して、表示装置の表示方式と入
力映像信号の画面形式とが異なる場合を扱うための機能
を追加したものである。
【0053】図7は、本発明の第2の実施形態に係る文
字表示処理装置2の構成を示すブロック図である。この
文字表示処理装置2は、画面形式抽出回路13、セレク
タ14、画面形式変換回路15、文字サイズ選択回路1
0b、文字データ展開回路11b、および、映像合成回
路12を備える。また、この文字表示処理装置2は、第
1の実施形態と同様に、データを供給するデータソース
80と、表示装置81との間に配置され、入力映像信号
30に入力文字データ31を合成して、出力映像信号3
3を出力する。本実施形態の構成要素のうち、第1の実
施形態と同一の構成要素については、同一の参照番号を
付して説明を省略する。
【0054】表示装置81に対して、表示装置81の表
示方式と異なる画面形式を持った入力映像信号30を表
示するためには、文字表示処理装置2または表示装置8
1のいずれかにおいて、映像信号の画面形式を変換する
必要がある。このため、表示装置81は、表示方式信号
40に加えて、文字表示処理装置2に対して画面形式の
変換を指示する変換指示信号43を出力する。すなわ
ち、表示装置81は、表示装置81の内部で映像信号の
画面形式を変換する場合には、変換指示信号43を「変
換なし」に設定する。逆に、表示装置81は、表示装置
81の内部で映像信号の画面形式を変換しない場合に
は、変換指示信号43を「変換あり」に設定する。
【0055】画面形式抽出回路13は、入力映像信号3
0から入力画面形式信号42を求める。入力画面形式信
号42は、表示方式信号40と同様に、有効走査線数や
走査方式など、入力映像信号30の画面形式を示す信号
である。セレクタ14は、変換指示信号43が「変換な
し」の場合には入力画面形式信号42を選択し、変換指
示信号43が「変換あり」の場合には表示方式信号40
を選択して、出力画面形式信号44として出力する。画
面形式変換回路15は、出力画面形式信号44に従っ
て、入力映像信号30の画面形式を変換し、その結果を
変換後映像信号34として出力する。このように、文字
表示処理装置2は、表示装置81が出力する変換指示信
号43に応じて、入力映像信号30の画面形式を変換す
るか否かを切り替える。
【0056】文字サイズ選択回路10bは、図8に示す
ような、出力画面形式と表示方式とから文字サイズを求
める文字サイズテーブルを内蔵し、このテーブルを参照
して、表示方式信号40および出力画面形式信号44に
基づき、文字サイズ信号41を選択する。文字サイズ選
択回路10bが、表示方式信号40に加えて、出力画面
形式信号44に基づいて文字サイズ信号41を選択する
理由は、表示方式信号40と入力画面形式信号42が異
なり、かつ、変換指示信号43が「変換なし」を示す場
合を扱うためである。この場合、出力映像信号33の画
面形式は、表示装置81において変換されるので、文字
サイズ選択回路10bは、表示方式信号40に加えて、
出力画面形式信号44に基づいて、文字サイズ信号41
を選択する必要がある。
【0057】図8に示す文字サイズテーブルは、図2に
示す文字サイズテーブルと同様に、表示方式が細かい文
字の表示に適している場合には、小さく表示される文字
サイズが選択されるように決定されている。また、この
文字サイズテーブルは、出力画面形式が細かい文字の表
示に適している場合にも、小さく表示される文字サイズ
が選択されるように決定されている。
【0058】文字データ展開回路11bは、図3に示し
た第1の実施形態に係る文字データ展開回路11aと同
様の構成を備える。ただし、文字データ展開回路11a
におけるアドレス計算回路21には、表示方式信号40
が入力されたが、文字データ展開回路11bにおけるア
ドレス計算回路21には、これに替えて、出力画面形式
信号44が入力される。これにより、文字データ展開回
路11bは、出力画面形式信号44を参照して、入力文
字データ31を、文字サイズ信号41が示す文字サイズ
の文字フォントを用いて展開し、文字映像信号32を出
力する。
【0059】文字表示処理装置2は、表示方式信号4
0、入力画面形式信号42、および、変換指示信号43
の値の組み合わせにより、次の3つの動作のいずれかを
行う。第1の場合は、表示方式信号40と入力画面形式
信号42とが等しい場合である。この場合、文字表示処
理装置2は、第1の実施形態に係る文字表示処理装置1
と同じ動作を行う。したがって、文字表示処理装置2に
よれば、第1の実施形態に係る文字表示処理装置1と同
様に、表示装置81に対して、表示装置の特性に応じて
選択された最適なサイズの文字データを表示し、選択さ
れた文字サイズに基づいて、表示位置を切り替えて文字
データを表示することができる。
【0060】第2の場合は、表示方式信号40と入力画
面形式信号42とが異なり、かつ、変換指示信号43が
「変換なし」を示す場合である。この場合、出力画面形
式信号44として、入力画面形式信号42が選択され
る。このため、画面形式変換回路15は、入力映像信号
30をそのまま変換後映像信号34として出力する。ま
た、文字サイズ選択回路10bは、表示方式信号40と
出力画面形式信号44とに基づき最適な文字サイズ信号
41を選択する。これにより、文字表示処理装置2は、
表示方式信号40と出力画面形式信号44とに基づいて
選択された最適なサイズの文字データを、入力映像信号
30に合成して出力する。したがって、文字表示処理装
置2によれば、第2の場合についても、表示装置81に
対して、表示装置の特性と入力映像信号の特性に応じて
選択された最適なサイズの文字データを表示し、選択さ
れた文字サイズに基づいて、表示位置を切り替えて文字
データを表示することができる。
【0061】第3の場合は、表示方式信号40と入力画
面形式信号42とが異なり、かつ、変換指示信号43が
「変換あり」を示す場合である。この場合、出力画面形
式信号44として、表示方式信号40が選択される。こ
のため、画面形式変換回路15は、入力映像信号30を
表示装置81が出力する表示方式信号40に従って変換
し、その結果を変換後映像信号34として出力する。ま
た、文字サイズ選択回路10bに入力される表示方式信
号40と出力画面形式信号44とは一致する。これによ
り、文字表示処理装置2は、表示方式信号40のみに基
づいて選択された最適なサイズの文字データを、変換後
映像信号34に合成して出力する。したがって、文字表
示処理装置2によれば、第3の場合についても、表示装
置81に対して、表示装置の特性に応じて選択された最
適なサイズの文字データを表示し、選択された文字サイ
ズに基づいて、表示位置を切り替えて文字データを表示
することができる。
【0062】以上に示したように、本実施形態に係る文
字表示処理装置2によれば、3つのいずれの場合につい
ても、表示装置81に対して、表示装置の特性に応じて
選択された最適なサイズの文字データを表示し、選択さ
れた文字サイズに基づいて、表示位置を切り替えて文字
データを表示することができる。すなわち、表示装置8
1の表示方式と入力映像信号30の画面形式とが異なる
場合についても、表示装置81に対して、表示装置の特
性に応じて選択された最適なサイズの文字データを表示
し、選択された文字サイズに基づいて、表示位置を切り
替えて文字データを表示することができる。
【0063】(第3の実施形態)図9および図10を参
照して、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形
態に係る文字表示処理装置は、第2の実施形態に、文字
サイズ調整機能、文字データ生成機能、および、文字フ
ォント登録機能を追加したものである。
【0064】図9は、本発明の第3の実施形態に係る文
字表示処理装置3の構成を示すブロック図である。この
文字表示処理装置3は、画面形式抽出回路13、セレク
タ14、画面形式変換回路15、文字データ生成回路1
6、文字データバッファ17、文字サイズ選択回路10
c、文字データ展開回路11c、および、映像合成回路
12を備える。本実施形態の構成要素のうち、第2の実
施形態と同一の構成要素については、同一の参照番号を
付して説明を省略する。
【0065】入力装置82は、文字表示処理装置3に対
する視聴者からの指示を入力するための装置である。入
力装置82が出力する制御信号45は、各種の制御情報
を含み、特に、文字サイズを微調整するための制御情報
を含むものとする。制御信号45は、文字サイズ選択回
路10cと文字データ生成回路16とに供給される。
【0066】文字サイズ選択回路10cは、第2の実施
形態に係る文字サイズ選択回路10bと同様に、図8に
示した文字サイズテーブルを内蔵する。また、文字サイ
ズ選択回路10cは、このテーブルを参照して、図10
に示すフローチャートに従って、文字サイズを選択し、
その結果を文字サイズ信号41として出力する。文字サ
イズ選択回路10cにおける文字サイズの選択方法は、
制御信号45により、「オート選択」と「マニュアル選
択」との間で切り替えられる。「オート選択」では、文
字サイズは、表示方式信号40と出力画面形式信号44
に基づき、自動的に決定される。これに対し、「マニュ
アル選択」では、表示方式信号40と出力画面形式信号
44に基づき決定された文字サイズが、制御信号45に
より微調整される。
【0067】文字サイズ選択回路10cは、図10に示
すフローチャートに従い、まず、表示方式信号40が示
す表示方式と出力画面形式信号44が示す出力画面形式
を用いて、図8に示す文字サイズテーブルを参照し、文
字サイズを選択する(ステップS101からS10
2)。次に、文字サイズ選択回路10cは、選択した文
字サイズを文字データ展開回路11cに出力する(ステ
ップS103)。制御信号45により「オート選択」が
指示されている場合には、文字サイズ選択回路10c
は、ステップS1に戻る(ステップS104)。制御信
号45により「マニュアル選択」が指示されている場合
には、文字サイズ選択回路10cは、さらに、制御信号
45によりサイズ変更の有無を検出する(ステップS1
05)。制御信号45により「文字サイズ拡大」が指示
されている場合には、文字サイズ選択回路10cは、文
字サイズテーブルの各文字サイズに、それぞれ2を加え
る(ステップS106)。制御信号45により「文字サ
イズ縮小」が指示されている場合には、文字サイズ選択
回路10cは、文字サイズテーブルの各文字サイズか
ら、それぞれ2を引く(ステップS107)。このよう
に、文字サイズ選択回路10cは、表示方式信号40と
出力画面形式信号44と基づき選択した文字サイズに対
して制御信号45に基づく微調整を行い、その結果を文
字サイズ信号41として出力する。
【0068】文字データ生成回路16は、制御信号45
を解析し、必要に応じて所定の文字データを生成文字デ
ータ35として出力する。たとえば、表示装置81がテ
レビである場合には、文字データ生成回路16は、チャ
ンネル番号や時刻などのオンスクリーンデータを生成す
る。文字データバッファ17は、入力文字データ31と
生成文字データ35とをバッファリングし、適切なタイ
ミングで、これらの文字データ36を文字データ展開回
路11cに対して出力する。
【0069】文字データ展開回路11cに入力される文
字データ36のうち、データソース80から供給される
入力文字データ31には、図4に示した文字列を表示す
るためのデータに加えて、文字フォントを定義するため
のデータが含まれる。文字データ展開回路11cは、第
1の実施形態に係る文字データ展開回路11aに、文字
フォントを登録する機能を追加した回路である。文字デ
ータ展開回路11cは、文字データ36から、文字フォ
ントを定義するためのデータを抽出し、抽出したデータ
に基づき、フォントメモリ22に文字フォントを追加登
録する。この文字データ展開回路11cを備えることに
より、フォントメモリ22に予め内蔵されていない新し
い文字フォントをデータソース80から設定し、設定し
た新しい文字フォントを用いて、多彩な文字を表示する
ことができる。
【0070】以上に示したように、本実施形態に係る文
字表示処理装置3によれば、第2の実施形態と同様に、
表示装置81に、表示装置の表示方式に応じて選択され
た最適なサイズの文字データを表示し、選択された文字
サイズに基づいて、表示位置を切り替えて文字データを
表示することができる。また、第2の実施形態と同様
に、表示装置81の表示方式と入力映像信号30の画面
形式とが異なる場合についても、同様の効果を奏するこ
とができる。
【0071】これに加えて、本実施形態に係る文字表示
処理装置3によれば、制御信号45により、表示方式信
号40と出力画面形式信号44とに基づいて選択された
文字サイズを微調整することができる。また、入力文字
データ31に加えて、制御信号45に基づいて内部で文
字データを生成し、その文字データを表示することがで
きる。さらに、文字データ展開回路11cが文字フォン
トを登録する機能を有するので、データソース80から
新しい文字フォントを設定し、多彩な文字データを表示
することができる。
【0072】なお、第1から第3までの実施形態におけ
るデータソース80としては、たとえば、図11に示す
ものが想定される。データソース80は、図11(a)
に示すように、チューナ90と分離装置91とを備え、
受信したテレビ電波から、入力映像信号30と入力文字
データ31とを抽出するものであってよい。このよう
に、入力文字データ31は、入力映像信号30と共通の
情報源から供給されるものであってもよい。
【0073】また、データソース80は、図11(b)
に示すように、チューナ90と文字データ受信装置92
とを備えるものであってよい。この例では、チューナ9
0は、受信したテレビ電波から入力映像信号30を抽出
し、文字データ受信装置92は、通信回線を介して受信
した信号から入力文字データ31を抽出する。このよう
に、入力文字データ31は、入力映像信号30とは独立
した情報源から供給されるデータであってもよい。
【0074】また、データソース80は、図11(c)
に示すように、ディスク再生装置93にを備え、ディス
クに記録されたデータから、入力映像信号30と入力文
字データ31を抽出するものであってよい。このよう
に、入力映像信号30と入力文字データ31とは、テレ
ビ電波や通信回線からでなく、ディスクに記録されたデ
ータから抽出されたものであってもよい。
【0075】本発明に係る文字表示処理装置は、データ
ソース80の構成に関わりなく、表示装置の特性に応じ
て、最適なサイズの文字データを表示することができ
る。
【0076】また、第1から第3までの実施形態におい
ては、いずれも、表示装置81の表示方式信号40およ
び変換指示信号43は、表示装置81から直接、文字表
示処理装置に供給されるものとした。しかしながら、こ
れに替えて、これらの信号は、表示装置81以外から供
給されるものであってよい。たとえば、これらの信号
は、入力装置82により設定されるものであってもよ
い。
【0077】また、第1から第3までの実施形態におい
ては、いずれも、表示する文字データは、文字コードま
たは文字フォントにより表される文字であるとした。し
かしながら、これに加えて、文字データには、長方形領
域の多値のパターンを含んでもよい。このようなパター
ンを用いれば、絵文字やロゴマークなどを表示すること
ができ、さらに多彩な文字データを表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る文字表示処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る文字表示処理装
置における文字サイズテーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る文字表示処理装
置における文字データ展開回路の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る文字表示処理装
置における文字データの一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る文字表示処理装
置におけるアドレス計算回路の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る文字表示処理装
置における表示位置計算による効果を説明するための図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る文字表示処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る文字表示処理装
置における文字サイズテーブルの一例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る文字表示処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る文字表示処理
装置における文字サイズ選択回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明の文字表示処理装置にデータを供給す
るデータソースの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3…文字表示処理装置 10a、10b、10c…文字サイズ選択回路 11a、11b、11c…文字データ展開回路 12…映像合成回路 13…画面形式抽出回路 15…画面形式変換回路 16…文字データ生成回路 30…入力映像信号 31…入力文字データ 32…文字映像信号 33…出力映像信号 34…変換後映像信号 35…生成文字データ 36…文字データ 40…表示方式信号 41…文字サイズ信号 42…入力画面形式信号 43…変換指示信号 44…出力画面形式信号 45…制御信号

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号に文字データを合成し、表
    示装置に対して出力する文字表示処理装置であって、 前記表示装置の表示方式に基づき、文字サイズを選択す
    る文字サイズ選択手段と、 前記文字データを、前記選択された文字サイズの文字映
    像信号に変換する文字データ展開手段と、 前記入力映像信号に前記文字映像信号を合成する映像合
    成手段とを備えた、文字表示処理装置。
  2. 【請求項2】 前記文字データ展開手段は、前記選択さ
    れた文字サイズに基づき前記文字データの表示位置を求
    め、前記求めた表示位置に従って、前記文字データを前
    記文字映像信号に変換することを特徴とする、請求項1
    に記載の文字表示処理装置。
  3. 【請求項3】 前記文字データ展開手段は、前記選択さ
    れた文字サイズに加えて、前記文字データの文字数と表
    示範囲とに基づき、前記文字データを前記表示範囲内に
    表示するために必要な行数を求め、前記求めた行数に基
    づき、前記文字データの表示位置を求めることを特徴と
    する、請求項2に記載の文字表示処理装置。
  4. 【請求項4】 前記文字データ展開手段は、前記求めた
    行数に加えて、前記表示範囲における前記文字データの
    配置を示す文字配置に基づき、前記文字データの表示位
    置を求めることを特徴とする、請求項3に記載の文字表
    示処理装置。
  5. 【請求項5】 前記文字データ展開手段における前記文
    字配置は、前記文字データごとに指定されることを特徴
    とする、請求項4に記載の文字表示処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示方式は、前記表示装置の有効走
    査線数により規定されることを特徴とする、請求項1に
    記載の文字表示処理装置。
  7. 【請求項7】 前記文字サイズ選択手段は、前記表示装
    置の有効走査線数が多いほど、小さく表示される文字サ
    イズを選択することを特徴とする、請求項6に記載の文
    字表示処理装置。
  8. 【請求項8】 前記表示方式は、前記表示装置の走査方
    式により規定されることを特徴とする、請求項1に記載
    の文字表示処理装置。
  9. 【請求項9】 前記文字サイズ選択手段は、前記表示装
    置の走査方式が順次走査である時には、前記表示装置の
    走査方式が飛び越し走査である時よりも、小さく表示さ
    れる文字サイズを選択することを特徴とする、請求項8
    に記載の文字表示処理装置。
  10. 【請求項10】 前記文字サイズ選択手段は、前記表示
    装置の表示方式に加えて、前記入力映像信号の画面形式
    に基づき、文字サイズを選択することを特徴とする、請
    求項1ないし5のいずれかに記載の文字表示処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画面形式は、前記入力映像信号の
    有効走査線数により規定されることを特徴とする、請求
    項10に記載の文字表示処理装置。
  12. 【請求項12】 前記文字サイズ選択手段は、前記入力
    映像信号の有効走査線数が多いほど、小さく表示される
    文字サイズを選択することを特徴とする、請求項11に
    記載の文字表示処理装置。
  13. 【請求項13】 前記画面形式は、前記入力映像信号の
    走査方式により規定されることを特徴とする、請求項1
    0に記載の文字表示処理装置。
  14. 【請求項14】 前記文字サイズ選択手段は、前記入力
    映像信号の走査方式が順次走査である時には、前記入力
    映像信号の走査方式が飛び越し走査である時よりも、小
    さく表示される文字サイズを選択することを特徴とす
    る、請求項13に記載の文字表示処理装置。
  15. 【請求項15】 前記入力映像信号の画面形式を前記表
    示方式に従って変換し、前記映像合成手段に供給する画
    面形式変換手段をさらに備えた、請求項1に記載の文字
    表示処理装置。
  16. 【請求項16】 前記文字サイズ選択手段は、外部から
    供給される制御信号に従い、選択される文字サイズを調
    整すること特徴とする、請求項1に記載の文字表示処理
    装置。
  17. 【請求項17】 前記文字データは、外部から供給され
    ることを特徴とする、請求項1に記載の文字表示処理装
    置。
  18. 【請求項18】 外部から供給される制御信号に従い、
    前記文字データを生成する文字データ生成手段をさらに
    備えた、請求項17に記載の文字表示処理装置。
  19. 【請求項19】 前記文字データは、文字コードにより
    表されることを特徴とする、請求項17または18に記
    載の文字表示処理装置。
  20. 【請求項20】 前記文字データは、文字フォントによ
    り表されることを特徴とする、請求項17に記載の文字
    表示処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100474916B1 (ko) * 2002-08-24 2005-03-10 엘지전자 주식회사 썸네일 영상 생성 장치 및 그 방법
KR101144873B1 (ko) * 2005-04-09 2012-05-17 삼성전자주식회사 자막 영역 제어 기능을 제공하는 av 재생 장치 및 재생방법

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