JP2001069409A - 撮像装置と映像記録装置 - Google Patents

撮像装置と映像記録装置

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JP2001069409A
JP2001069409A JP24208899A JP24208899A JP2001069409A JP 2001069409 A JP2001069409 A JP 2001069409A JP 24208899 A JP24208899 A JP 24208899A JP 24208899 A JP24208899 A JP 24208899A JP 2001069409 A JP2001069409 A JP 2001069409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置や映像記録装置において、撮像素子
CCDの静止画露光時と動画像動作時とでの感度の違
い、色相の検出度の相違とにより読み取られた映像信号
の信号処理を適正化することを課題とする。 【解決手段】 撮像素子CCDにField読み出し方式に
合わせた基板電圧、およびFrame読み出し方式に合わせ
た基板電圧の夫々を印加し、夫々の基板電圧印加時にお
けるCCD出力より基板電圧変化によるCCDの感度変
化分を測定し、本発明のシステム内に記憶しておき、Fi
eld読み出し方式によりFrame読み出し方式の静止画像露
光の露光量決定動作時において、該測定結果を用いて、
露光量を決定することで最適な輝度のFrame読み出し静
止画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子から得ら
れた映像信号を信号処理する撮像装置と、撮像素子より
得た映像信号を動画像および静止画像として出力および
記録媒体上に記録する映像記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像素子CCD(Charge Coupled
Device)の読み出し方が、垂直方向の2画素ずつを加
算させて読み出すField読み出し方式の場合には、Field
読み出し用の基板電圧をCCDに供給し、一方、CCD
の読み出し方が垂直方向の2画素を加算させずに1画素
ずつ読み出すFrame読み出し方式の場合には、Frame読み
出し用の基板電圧をCCDに供給するように制御してい
た。また、Field読み出し方式は、Frame読み出しに対し
て、CCD読み出し時における感度を2倍であるものと
し、Frame読み出し方式の静止画像を得る為の露光量制
御動作をField読み出しにより行い、Field読み出しによ
り検出した露光量とFrame読み出し方式がField読み出し
方式に対し感度が1/2になることとしてFrame読み出
し方式の静止画露光の露光量を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】撮像素子CCDの構造
は、図5(A)にCCDの断面構造を示し、図5(B)
にその点線X−Y−Y’の水平方向及び断面方向の電子
ポテンシャル図を示す。図5(A)において、21がn
型半導体基板、22がp型第1半導体領域、23がn型
光電変換素子領域、24が02領域を有する垂直電荷転
送素子のn型チャネル領域、25がp型のチャネルスト
ップ領域、26が02領域のn型チャネル領域の光電変
換電荷をポテンシャルdで転送しポテンシャルeで遮断
する垂直電荷転送素子の転送電極、27がn型半導体基
板21に基板電圧(VSUB)を加える電源を示してい
る。
【0004】図5(A)において、電源VSUB27を通し
てn型半導体基板21に印加する基板電圧(VSUB)
がある電圧値において、CCDの深さ方向の障壁を図5
(B)のaであるとき、基板電圧値を下げると、障壁は
(B)のbのように大きくなる働きがある。この障壁は
01領域に光電変換された光電荷による蓄積された電荷
が、03領域の方向への移動を妨げる働きがある。ま
た、基板電圧値を上げると障壁は特性cのように電子が
流れやすくなる。このように基板電圧を高く変化させる
とポテンシャルのピークは浅い方向のa→cに移動し、
1画素に蓄積できる電荷量が減少する。逆に基板電圧を
低く変化させるとポテンシャルのピークは深い方向のa
→bに移動し、1画素に蓄積できる電荷量が増加する。
【0005】このポテンシャルのピーク位置の移動は、
基板への印加電圧が低くてポテンシャルのピーク位置が
浅い方向に移動した場合は、波長の長い光である赤色の
感度が小さくなり、逆に基板への印加電圧が高くてポテ
ンシャルのピーク位置が深い方向に移動した場合は、波
長の長い光である赤色の感度が大きくなる性質を持って
いる。
【0006】尚、n型半導体基板21にパルス状に電圧
(ESH)を印加すると、障壁aはcに変化し、01領
域にある電荷は03領域に全て移動させることができ
る。この動作を用いて、01領域に電荷を貯える開始時
間を任意に設定することができる。このパルス状の電圧
(ESH)を電子シャッターと呼ぶ。
【0007】上記CCDの性質に鑑みると、基板電圧を
Field読み出し方式に最適にするためには、Field読み出
し方式が2画素をCCDの垂直転送路にて加算する事か
ら、基板電圧を高くし、ポテンシャルのピークを浅めに
することで1画素当たりの飽和蓄積電荷量を小さくし、
垂直転送路にて2画素加算の際に2画素の電荷量が垂直
転送路の蓄積電荷量を超えないようにする必要がある。
このField読み出し方式に適した基板電圧を、Frame読み
出し時に用いると、1画素当たりの飽和蓄積電荷量を小
さくしているため、Frame読み出しの飽和CCD出力は
小さくなる問題がある。
【0008】逆に、基板電圧をFrame読み出し方式に最
適になるように基板電圧を低くし、ポテンシャルのピー
クを深めにして、1画素当たりの蓄積電荷量を大きくす
ると、この基板電圧でField読み出しを行うと、垂直転
送路にて2画素加算の際に2画素の電荷量が垂直転送路
の蓄積電荷量を超えてしまい、溢れた電荷は他の画素信
号にまざるブルーミング現象が生じる問題がある。
【0009】このことから、Field読み出し時とFrame読
み出し時とで各々に最適な基板電圧を印加している。
【0010】上記基板電圧制御を用いて、Frame読み出
し方式の静止画像を露光する際において、Frame読み出
し方式の静止画像のための露光時間・絞り径等の露光条
件の決定を、Field読み出し駆動で読み出された信号を
用いて決定している。この露光条件決定において、Fiel
d読み出し方式はCCDにおいて2画素を加算して読み
出すことから、Frame読み出し方式の1画素ずつ読み出
す信号振幅の2倍であることとしているが、この方法で
は印加する基板電圧がField読み出し方式とFrame読み出
し方式とで異なり、Frame読み出し時における基板電圧
は、Field読み出し時に比べて低く設定され、CCD内
部のポテンシャルピークは深めとなり、波長の長い光で
ある赤色の感度が大きくなっており、この長波長側の画
素感度の変化分だけField読み出しで決定した露光条件
よりFrame読み出しの輝度差として現れ、最適な輝度の
画像を得ることができない問題がある。
【0011】また、Field読み出し方式とFrame読み出し
方式とで、CCDの長波長の感度変化により、Field読
み出し方式とFrame読み出し方式とで得られる画像の色
再現性が異なる問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記問題点を
解決するために、本出願に係る第1の発明は、撮像素子
CCDにField読み出し方式に合わせた基板電圧、およ
びFrame読み出し方式に合わせた基板電圧の夫々を印加
し、夫々の基板電圧印加時におけるCCD出力より基板
電圧変化によるCCDの感度変化分を測定し、本発明の
システム内に記憶しておき、Field読み出し方式によりF
rame読み出し方式の静止画像露光の露光量決定動作時に
おいて、該測定結果を用いて、露光量を決定することで
最適な輝度のFrame読み出し静止画像を得ることができ
る。
【0013】また、Field読み出し方式による画像と、F
rame読み出し方式による画像との色再現がCCDに印加
される基板電圧の違いにより異なることに関しては、Fi
eld読み出し画像信号より被写体の白部を検出し、この
検出結果よりField読み出し画像信号に対するホワイト
バランス制御を行い、Frame読み出し画像においては、F
rame読み出し画像信号より被写体の白部を検出し、この
検出結果よりFrame読み出し画像信号に対するホワイト
バランス制御を行い、上記の白部を検出の白と判定する
白判定範囲をField読み出し方式とFrame読み出し方式と
でCCDの各色画素の基板電圧変化による長波長感度差
分だけ範囲設定を変えることで、CCDの長波長感度が
変わっても同一被写体より同一の白を検出することがで
き、Field読み出し画像とFrame読み出し画像とで同一の
ホワイトバランスに合わせることができる。
【0014】更に、白以外の被写体色に対してはCCD
の各色画素の基板電圧変化による長波長感度差分だけ色
相を合わせるマトリクス係数をField読み出し時とFrame
読み出し時とで変えることで色再現性を合わせることが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は本発明
の特徴を最もよく表す図面であり、同図において、1は
対象物からの光を集光させる結像レンズやズームレンズ
等の光学系、2は光学系1により集光した光を電気信号
に変換するセンサーであるところの撮像素子CCD、3
はCCD2より出力された電気信号より所望の信号成分
を取り出すCDS(相関2重サンプリング)部とその信
号を増幅する増幅回路とを有するCDS回路、4はCD
S回路3の出力信号をデジタル信号に変換するAD変換
部、5はCCD2の読み出し信号(XSG1,XSG
2)および電子シャッター信号(ESH)を含むCCD
2・CDS3およびAD変換部4を駆動させるための駆
動タイミング信号を発生させるタイミングジェネレータ
(TG)、6はCCD2に基板電圧(VSUB電圧)を
与え基板電圧を制御するVSUB制御回路、7は一時的
にデータを記憶するメモリである。
【0016】また、8はメモリ7およびバスをコントロ
ールし、かつTG5に水平同期・垂直同期信号(HD・
VD)を供給し、VSUB制御回路6に基板電圧制御信
号(Vsub#Control)を供給し、かつAD変換部4および
メモリ7からの映像信号に対して所定の処理を施すメモ
リ&バスコントローラー&プロセス制御部、9は図1に
示す本実施形態のシステム全体を制御するシステムコン
トローラ、10は光学系1で集光した光をCCD2に入
射させる、あるいはシャッター等の遮光させる手段およ
び撮像素子への入射光量を変える露光絞り手段を有する
メカシャッター&絞り手段である。
【0017】また、11はCCD2で露光した映像信号
を所定の処理を施した後に記録するためのビデオ録画装
置やビデオカメラ装置等の映像記録装置としての記録媒
体であり、12はメモリ&バスコントローラー&プロセ
ス8で処理を施された映像信号を表示するCRTや液
晶、プラズマ・ディスプレイ・パネル、表面伝導型電子
放出素子のディスプレイ・パネル等のモニタを含む映像
表示手段である。
【0018】図2は本発明の特徴を表すタイミング図で
あり、同図を用いて本発明の動作を説明する。図2
(a)には、露光量検出動作を説明するタイミングであ
り、図2(b)には静止画像露光量動作を説明するタイ
ミングである。
【0019】図2(a)において、露光量検出動作(C
CD2はField読み出しで動作する)に記すV0〜V2
期間に、撮像素子CCD2に基板電圧(VSUB電圧)
VSUB_Fiを印加し、V1期間に撮像素子CCD2
で露光した映像をV2期間において電気信号として撮像
素子CCD2より読み出す。V1期間の露光条件は、メ
カシャッター&絞り手段10の絞り開口径をF_1と
し、絞り開口径F_1に対応する開口値を(Av_1)
とし、電子シャッター(ESH)と読み出しパルス(X
SG1,XSG2)によって定まる露光時間をT1と
し、露光時間T1に対応する時間値を(Tv_1)と
し、V2期間におけるCDS回路のアンプゲインを(G
ain_Fi)とし、撮像素子CCDおよびCDS回路
を含めた感度値を(Sv_1)とする。
【0020】また、V2期間に読み出される映像信号に
対して露光量検出を行い、該露光量検出結果より撮像素
子CCDに基板電圧(VSUB電圧)VSUB_Frが
印加される静止画露光動作(CCDはFrame読み出しで
動作する)における開口値を(Av_2)・露光時間値
を(Tv_2)およびCDS回路のアンプゲインを(G
ain_Fr)を決定し、開口値(Av_2)に対応す
る開口径F_2になるようにメカシャッター&絞り手段
10を制御し、露光時間値(Tv_2)に対応する露光
時間T2となるように電子シャッターおよびメカシャッ
ター&絞り手段10を制御する。
【0021】また、図2(b)に示す静止画像露光量決
定において、メカによる絞り制御の再現精度の影響をな
くすために、露光量検出動作時と静止画露光動作時の絞
りを同じとし(F_1=F_2)、すなわち開口値(A
v_1=Av_2)とする。露光量検出動作時と静止画
露光動作時とで、撮像素子CCDに印加される基板電圧
(VSUB)値が異なる事により、CCDの感度が異な
り、この感度差を感度値としてSv_αとする。この感
度値Sv_αは基板電圧(VSUB)値が異なる事によ
る感度差として予め測定し、本システムのメモリ7ある
いはシステムコントローラー9に記憶されているものと
する。
【0022】上記絞り開口径F_1に対応する開口値A
v_1、静止画露光動作における開口値Av_2、CD
S回路のアンプゲインから、以下の式が成立する。
【0023】Av_1+Tv_1=Bv+Sv_1:
(露出量検出動作時の露光条件式) Av_2+Tv_2=Bv+Sv_2:(静止画露光動
作時の露光条件式) Av_1=Av_2, Gain_Fr=β*Gain_Fi (但し、ここで、Av_1は絞り開口径F_1に対応す
る開口値、Tv_1は露光時間T1に対応する時間値、
Bvは被写体の輝度値、Sv_1は撮像素子CCDおよ
びCDS回路を含めた感度値、Av_2は静止画露光動
作における開口値、Tv_2は露光時間値、Sv_2は
静止画像動作時のCCD等の感度値、Gain_Frは
静止画露光動作時のCDS回路のアンプゲイン、Gai
n_Fiは露出量検出動作時のCDS回路のアンプゲイ
ン、βは静止画露光動作時のゲインに対する動画露光動
作時のゲインの比較値である。)とするならば、静止画
露光動作時の感度値Sv_2、及び静止画露光動作時の
露光時間値Tv_2は、 Sv_2=Sv_1−Sv_α+log2(β) Tv_2=Tv_1−Sv_1+Sv_2 =Tv_1−Sv_α+log2(β) となる。
【0024】上記式から求められる露光時間値Tv_2
となる露光時間、およびCDS回路のアンプゲイン(G
ain_Fr)を静止画露光時に設定することで、静止
画露光(Frame読み出しの静止画像)を露出量検出動作
時(Field読み出し画像)と同じ映像輝度値を得ること
ができる。従って、露出量検出動作時を基準に静止画露
光動作時の露光時間及びCDS回路のゲインを設定する
ことにより、両動作時における映像信号のレベルのばら
つきがなくなり、安定した画像品質の映像信号が得られ
る。
【0025】なお、Field読み出し画像とは、奇数フィ
ールドと偶数フィールドとで1枚のフレーム画像となる
読み出し方法であり、飛び越し走査方式によるCCDの
読み出し方式であり、Frame読み出しの静止画像とは、
1枚の1フレームを順次走査で読み出す方式で、被写体
を精密に読み取り静止画は1枚のフレームを読み取るこ
とが一般的である。本実施形態では、フィールド読み出
し方式、及びフレーム読み出し方式とで、動画像を撮像
する場合には前者を用い、静止画を撮像する場合には後
者を用いることとするが、これに限定することもなく、
動画像にフレーム読み出しを用いてもよく、垂直走査周
波数を速くすることでいずれの方式を用いてもよい。
【0026】また、上述したように本実施形態によれ
ば、CCD2に印加する基板電圧中、第1の基板電圧を
CCD2に印加して動作させる静止画像動作モードと、
第2の基板電圧を印加して動作させる動画像動作モード
とに分け、静止画像動作モードと動画像動作モードとの
CCD2の感度差を予めメモリ7に記憶しておき、静止
画像動作モードでのCCD2の出力信号を用いて露光量
制御を行う場合、動画像動作モードによるCCD2から
の出力信号からの映像情報をVTRやDVD等のビデオ
録画装置に記録する場合には、静止画像動作モードでの
CCD2の出力信号を用いた露光量制御結果に対し、メ
モリ7に記憶された静止画像動作モードと動画像動作モ
ードとの感度差を補正した露光条件で動画像動作モード
によるCCD2からの出力信号からの画像情報をビデオ
録画装置に記録することにより、画像の映像レベルに静
止画像動作時と差異はなく、画像品質的にばらつきのな
い映像を得ることができる。
【0027】また、本実施形態によれば、垂直方向に並
ぶ複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素
の加算を行わない読み出し方式の双方に対応したCCD
2と、該CCD2に光を入射および遮光するレンズやズ
ーム等の光学機構と、該光学機構とともに該CCD2の
露光時間を制御する電子シャッターと、CCD2をドラ
イブするドライバーと、CCD2に複数種の基板電圧を
印加できる内第1の基板電圧をCCD2に印加して加算
読み出しで動作させるField読み出し画像動作モード
と、複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧をCCD2
に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作さ
せるFrame読み出しの静止画像動作モードとについて、F
ield読み出し画像動作モードとFrame読み出しの静止画
像動作モードとのCCD2の感度差を記憶するメモリと
を備えており、Field読み出し画像動作モードでのCC
D2の出力信号を用いて露光量制御を行う構成におい
て、Frame読み出しの静止画像動作モードによるCCD
2からの出力信号からの映像情報を記録する場合には、
Field読み出し画像動作モードでの撮像素子の出力信号
を用いた露光量制御結果に対し、メモリに記憶されたFi
eld読み出し画像動作モードとFrame読み出しの静止画像
動作モードとの感度差を補正した露光条件でFrame読み
出しの静止画像動作モードによるCCD2からの出力信
号からの画像情報をビデオ録画蔵置に記録することによ
って、各走査方式の違いによる映像のばらつきを吸収で
きる。
【0028】(第2の実施形態)図3は第2の実施形態
の特徴を最もよく表す図面であり、図1のメモリ&バス
コントローラー&プロセス制御部8の内部構成および周
辺回路構成を表すブロック図である。
【0029】図3において、81は映像信号の接続を制
御するスイッチであり、CCD2から読み出された映像
信号はAD変換部4によりデジタル化された後、動画像
動作時(CCD2は、Field読み出し動作)において
は、スイッチ81の(a),(b)の双方をONさせ、
AD変換部4の出力をホワイトバランス(WB)検出回
路82およびホワイトバランス(WB)制御回路83に
伝達させ、静止画像動作時(CCD2は、Frame読み出
し動作)においては、スイッチ81の(a)をON、
(b)をOFFにし、CCD2から読み出されAD変換
部4でデジタル信号に変換された映像信号をメモリ7に
記憶させた後に、スイッチ81の(a)をOFF、
(b)をONにして、メモリ7に記憶されている映像信
号をWB検出回路82およびWB制御回路83に伝達さ
せる動作を行うようにシステム・コントローラ9により
制御されるものである。
【0030】ここで、動画像動作及び静止画像動作の切
り換えと同期した接続スイッチ81はリレーを用いたメ
カニックスイッチでもよいが、MOSFETを用いた半
導体スイッチが適用される。また、ホワイトバランス
(WB)検出回路82は映像信号よりホワイトバランス
を取るために必要なデータを取得するWB検出回路であ
り、該WB制御回路83においては、入力された映像信
号内の隣接する複数の画素群が白色を写しているか否か
を前記画素群に含まれる複数の色成分の出力比より判別
動作を行い、判別結果をシステム・コントローラ9に送
る機能を有し、前記判別動作においてはホワイトバラン
スが追従する色温度範囲がシステム・コントローラ9よ
り設定することが可能な機能を有するものである。
【0031】また、WB制御回路83は映像信号のホワ
イトバランスを合わせるためのWB制御回路であり、該
WB制御回路82での判別結果からシステム・コントロ
ーラ9においてホワイトバランスを合わせるための各色
成分に対する係数を算出した結果を受けて、映像信号の
各色成分毎に係数をかけてホワイトバランスを合わせる
動作を行う。
【0032】また、図3において、84はWB制御回路
83からの出力映像信号の輝度信号に所定の処理を行う
輝度信号処理回路であり、85はWB制御回路83から
の映像信号に含まれる複数種類の色成分信号を各色毎に
所望のゲインをかけて所定の複数の色信号を生成する色
マトリクス処理回路であり、86は色マトリクス処理回
路85の出力である色信号の色相を制御する色相調整回
路であり、87は色相調整回路86より出力された色信
号にゲイン(利得)をかけて色濃度を調整する色ゲイン
アンプであり、88は輝度信号処理回路84の出力であ
る輝度信号と色ゲインアンプ87の出力である色信号と
を記録媒体11および映像表示手段12の各々に合わせ
たデータ形式に変換するデータ変換回路である。
【0033】本発明のシステムを動画像動作させる場合
においては、CCD2は複数画素を加算して出力する加
算読み出し(Field読み出し方式)動作を行うように駆
動され、CCD基板電圧には加算読み出し(Field読み
出し方式)に適した電圧値であるところのVSUB_F
iを印加する。
【0034】また、静止画像動作においては、CCD2
は複数画素の加算を行わない読み出し動作(Frame読み
出し方式)を行うように駆動され、CCD基板電圧には
フレーム読み出し方式に適した電圧値であるところのV
SUB_Frを印加する。
【0035】また、CCD2は複数の色フィルタを有
し、例えば補色フィルタ(Mg,G,Ye,Cy:マゼ
ンタ、緑色、黄色、シアン)であるならば、ある被写体
を静止画像動作時におけるCCD2の各色の出力を、 Mg(λ)+dm(λ), G(λ)+dg(λ), Ye(λ)+dy(λ), Cy(λ)+dc(λ), として得られる。ここで、λは被写体の波長分光特性、
dm(λ),dg(λ),dy(λ),dc(λ)はマ
ゼンタ、緑色、黄色、シアン各色の基板電圧VSUB_
Fiから基板電圧VSUB_Frにした時の各色画素の
感度差とする。
【0036】つぎに、ある被写体を撮像したとき、動画
像動作時におけるCCD2の出力は、 Wr(λ)=Mg(λ)+Ye(λ), Gb(λ)= G(λ)+Cy(λ), Wb(λ)=Mg(λ)+Cy(λ), Gr(λ)= G(λ)+Ye(λ), で表される。
【0037】白色判別動作は、CCD2の出力信号の各
色成分を用いた Xw=(Ye−Cy)/(Mg+G+Ye+Cy) (横軸) Yw=(Mg−G)/(Mg+G+Ye+Cy) (縦軸) による2次元座標で、図4に示すように、白色判別範囲
を設定し、CCD2より読み出された隣接する複数画素
の色成分レベルを上記座標に当てはめて、白色判別範囲
にあるか否かを判別する。
【0038】図4の(Xwl,Xwh,Yw1,Yw2)は、白
色判別範囲を定める値であり、ホワイトバランスの追従
範囲を(λ0w〜λXw)とすると、静止画像動作時でのC
CD2の出力の各色成分は、VSUBの変化による各色
画素の感度差を加えた {Mg(λ0w)+dm(λ0w)〜Mg(λxw)+dm(λxw), G(λ0w)+dg(λ0w)〜G(λxw)+dg(λxw), Ye(λ0w)+dy(λ0w)〜Ye(λxw)+dy(λxw), Cy(λ0w)+dc(λ0w)〜Cy(λxw)+dc(λxw)}, が、白色範囲であり、これを上図4の白色判別範囲に当
てはめると、例えば、XwlおよびXwhの静止画像時の値
をXwl#sおよびXwh#sとすると、 Xwl#s={Ye(λ0w)+dy(λ0w)−Cy(λ0w)−dc(λ0w)}/Z0 Xwh#s={Ye(λxw)+dy(λxw)−Cy(λxw)−dc(λxw)}/Zx として表すことができる。
【0039】尚、Z0={Mg(λ0w)+dm(λ0w)
+G(λ0w)+dg(λ0w)+Ye(λ0w)+dy(λ
0w)+Cy(λ0w)+dc(λ0w)} Zx={Mg(λxw)+dm(λxw)+G(λxw)+d
g(λxw)+Ye(λxw)+dy(λxw)+Cy(λx
w)+dc(λxw)} とする。
【0040】動画像動作時においては、 {Wr(λ0w)〜Wr(λxw), Gb(λ0w)〜Gb(λxw), Wb(λ0w)〜Wb(λxw) Gr(λ0w)〜Gr(λxw)} を白色判別範囲に当てはめ、例えば、XwlおよびXwhの
動画像時の値をXwl#mおよびXwh#mとすると、 Xwl#m={Wr(λ0w)−Wb(λ0w)}/{Wr(λ0w)+Gb(λ0w)} ={Ye(λ0w)−Cy(λ0w)} /{Mg(λ0w)+G(λ0w)+Ye(λ0w)+Cy(λ0w)} Xwh#m={Wr(λxw)−Wb(λxw)}/{Wr(λxw)+Gb(λxw)} ={Ye(λxw)−Cy(λxw)} /{Mg(λxw)+G(λxw)+Ye(λxw)+Cy(λxw)} として表すことができる。
【0041】上記式より、ホワイトバランスの追従範囲
をλ0w〜λxwに対応する白色判別範囲の設定は、静止画
像動作時と動画像動作時とで変える必要があることが解
る。
【0042】静止画像動作時においては、VSUB電圧
変化による感度差{dm(λ),dg(λ),dy
(λ),dc(λ)}を加味した白色判別範囲とし、動
画像動作時においては感度差を加味しない白色判別範囲
設定とする。
【0043】WB制御回路83ではWB検出回路82の
結果をシステム・コントローラ9が受け、システム・コ
ントローラ9内で算出したホワイトバランス係数を映像
信号の各色成分毎にかけてホワイトバランスを合わせ
る。
【0044】ある光源下での白色を写した場合のWB制
御回路83出力値は、静止画像動作時においては、CC
D基板電圧変化による各画素の感度差を加えて、 km*{Mg(λnw)+dm(λnw)} =kg*{G(λnw)+dg(λnw)} =ky*{Ye(λnw)+dy(λnw)} =kc*{Cy(λnw)+dc(λnw)} (ここで、km,kg,ky,kcはホワイトバランス
係数) を満足させるホワイトバランス係数をかけた信号を出力
する。
【0045】一方、動画像動作時においては、 kwr*Wr(λnw) =kgb*Gb(λnw) =kwb*Wb(λnw) =kgr*Gr(λnw) (ここで、kwr,kgb,kwb,kgrはホワイト
バランス係数)を満足させるホワイトバランス係数をか
けた信号を出力する。
【0046】色マトリクス回路85においては、上記W
B制御回路83からの出力信号の各色成分毎に係数をか
けて、所定の信号成分に変換するものであり、例えば輝
度信号Yと2つの色差信号Cr、Cbに変換するなら
ば、静止画像動作時においては、 Y=a11*km*(Mg(λ)+dm(λ))+a1
2*kg*(G(λ)+dg(λ))+a13*ky*
(Ye(λ)+dy(λ))+a14*kc*(Cy
(λ)+dc(λ)) Cr=a21*km*(Mg(λ)+dm(λ))+a
22*kg*(G(λ)+dg(λ))+a23*ky
*(Ye(λ)+dy(λ))+a24*kc*(Cy
(λ)+dc(λ)) Cb=a31*km*(Mg(λ)+dm(λ))+a
32*kg*(G(λ)+dg(λ))+a33*ky
*(Ye(λ)+dy(λ))+a34*kc*(Cy
(λ)+dc(λ)) ここで、条件:a11+a12=a21+a22=a3
1+a32, a13+a14=a33+a34 a11〜a34はマトリクス係数 とする。
【0047】動画像動作時においては、CCDの各色画
素を加算して読み出し、かつ各色画素のVSUB変化に
よる感度差を含めているため、例えば輝度信号Yと2つ
の色差信号Cr、Cbに変換するならば、マトリクスの
式は、 Y=b11*(kwr*Wr(λ))+b12*(kg
b*Gb(λ))+b13*(kwb*Wb(λ))+
b14*(kgr*Gr(λ)) Cr=b21*(kwr*Wr(λ))+b22*(k
gb*Gb(λ))+b23*(kwb*Wb(λ))
+b24*(kgr*Gr(λ)) Cb=b31*(kwr*Wr(λ))+b32*(k
gb*Gb(λ))+b33*(kwb*Wb(λ))
+b34*(kgr*Gr(λ)) ここで、条件:b11+b12=b21+b22=b3
1+b32,b13+b14=b33+b34 b11〜b34はマトリクス係数 とし、輝度信号と2つの色差信号に変換する。(なお、
条件の項目は垂直方向の色モアレを抑圧するための条件
である。)上記マトリクスの係数(静止画像動作時はa
11〜a34,動画像動作時はb11〜b34)を、色
再現性が最適になるように設定する。上記の動画像動作
時にはVSUB電圧変化による感度差{dm(λ),d
g(λ),dy(λ),dc(λ)}が含まれず、演算
検出が容易である。
【0048】しかし、静止画像動作時と動画像動作時と
では、VSUB電圧値による感度差{dm(λ),dg
(λ),dy(λ),dc(λ)}、及びVSUB電圧
値による感度差の影響を受けたホワイトバランス係数
(静止画像時は、km,kg,ky,kc、動画像時は
kwr,kgb,kwb,kgr)により、全ての被写
体色の再現性を静止画像と動画像とで同一にすることが
できない。
【0049】そこで、静止画像と動画像との色再現性を
近づけるために、色相調整回路86においては、上記色
マトリクス回路の出力信号であるところの2つの色差信
号に対し、 R−Y=c11*Cr+c12*Cb B−Y=c21*Cr+c22*Cb のマトリクスにより2つの色差信号の位相関係{c1
1,c12,c21,c22}により補正し、色再現性
を高める機能をはたす。この位相関係{c11,c1
2,c21,c22}のマトリクス係数は、再生した画
像を観測することにより画像品質を高く保つために、人
の視覚特性と画像に対する受容感性とにより、本システ
ム全体の構成を考慮して決定することができる。
【0050】このように、静止画像動作時と動画像動作
時とでは、前述のように、CCD2に印加する基板電圧
の違いにより、各色画素の分光特性が変化し、その変化
に各色フィルタの分光特性と被写体色および光源色が加
わることで、また、静止画像と動画像とでは、色マトリ
クス回路85の出力信号Cr,Cbによる色再現では異
なる事となり、この違いを補正するために位相調整回路
86のマトリクス係数であるところの(c11,c1
2,c21,c22)を印加する基板電圧値に応じて変
更して最適な色再現となるようにする。
【0051】上述の本実施形態によれば、複数の色フィ
ルタを備えたCCD2と、該CCD2に光を入射および
遮光する集光レンズやズームレンズ等の光学機構と、該
光学機構と共にCCD2の露光時間を制御する電子シャ
ッターと、CCD2を駆動するドライバーと、CCD2
に複数種の基板電圧を印加する基板電圧発生器とを有
し、複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧をCCD2
に印加して動作させる静止画像動作モードと、第2の基
板電圧を印加して動作させる動画像動作モードとで、静
止画像および動画像動作モードでのCCD2から出力さ
れる映像信号に対してホワイトバランスを合わせるホワ
イトバランス回路を備えて、ホワイトバランス回路に
は、CCD2の出力信号が有する色成分により色成分比
率を検出し、該色成分比率に対して白抽出範囲を設定す
る設定手段を備えており、静止画像動作モードでCCD
2を動作させる場合においては、ホワイトバランス回路
には第1の白抽出範囲を設定し、動画像動作モードでC
CD2を動作させる場合においては、ホワイトバランス
回路には第2の白抽出範囲を設定する。この第1及び第
2の白抽出範囲を設定しておくことで、静止画像及び動
画像に拘わらず色再現性に優れた映像信号を得ることが
できる。
【0052】また、上記実施形態によれば、CCD2の
読み出し方式が動画像の場合のように複数画素を加算し
て読み出す方式と、静止画像の撮像の場合のように複数
画素の加算を行わない読み出し方式の2つの方式に対応
している場合においても、色再現性に優れた映像信号を
得ることができ、これをビデオ録画等によって保管する
ことができる。
【0053】また、上記実施形態による静止画像及び動
画像の2つの色信号の色相を調整する方式として、静止
画像動作モードでCCD2を動作させる場合においては
色相調整する場合に第1の色相調整値として設定し、動
画像動作モードではCCD2を動作させる場合において
第2の色相調整値として、図3について説明した色調整
回路86のマトリクス係数を設定することにより、最適
な色再現となる映像信号を得ることができる。この映像
信号を映像記録装置等に録画することで、静止画像及び
動画像とでばらつきのない画像を見ることができる。
【0054】また、複数の色フィルタを有するCCD2
の垂直方向に並ぶ複数画素を加算して読み出す静止画像
のような読み出し方式と、複数画素の加算を行わない動
画像のような読み出し方式の双方に対応したCCD2等
の光センサで撮影する場合においても、静止画像動作モ
ードでCCD2を動作させる場合においては色相調整す
る場合に第1の色相調整値として、動画像動作モードで
はCCD2を動作させる場合において第2の色相調整値
として、図3で説明した色調整回路86のマトリクス係
数をそれぞれ設定することにより、最適な色再現となる
映像信号を得ることができる。
【0055】なお、上記実施形態では、ホワイトバラン
ス検出回路82やホワイトバランス制御回路83等に、
補色フィルタ(Mg,G,Ye,Cy:マゼンタ、緑
色、黄色、シアン)を用いた例について説明したが、C
CD2の各色フィルタを原色のR(赤),G(緑),B
(青)として用いた場合でも、同様に適用できる。ま
た、補色フィルタとして緑色フィルタを用いた例を示し
たが、場合によっては緑色を欠如したマゼンタ、黄色、
シアンとでホワイトバランス等の信号処理を行うことが
あるが、この場合でも、基本的な技術思想を同一として
本発明を適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印加する基板電圧値が異なる動作状態においても適切な
露光量制御が可能となる。
【0057】また、本発明によれば、印加する基板電圧
値が異なる動作状態においても適切なホワイトバランス
を得ることができる。および色再現が得ることができ
る。
【0058】また、本発明によれば印加する基板電圧値
が異なる動作状態においても適切な色再現を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステムの構成を説明
するブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る制御タイミング
を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るブロック図であ
る。
【図4】本発明の2次元座標による白色判別範囲を示す
グラフである。
【図5】CCDの構造および動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 光学系 2 撮像素子CCD 3 CDS回路 4 AD変換 5 タイミングジェネレータ(TG) 6 VSUB制御回路 7 メモリ 8 メモリ&バスコントローラー&プロセス 9 システムコントローラー 10 メカシャッター 11 記録媒体 12 映像表示手段 81 スイッチ 82 ホワイトバランス検出回路 83 ホワイトバランス制御回路 84 輝度信号処理回路 85 色マトリクス処理回路 86 色相調整回路 87 色ゲインアンプ 88 データ変換回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を電気信号に変換する撮像素子と、 前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印
    加手段と、 第1の基板電圧を印加して動作させる第1の動作モード
    と、第2の基板電圧を印加して動作させる第2の動作モ
    ードとを制御する制御手段と、 前記第1の動作モードでの前記撮像素子の感度と、前記
    第2の動作モードでの前記撮像素子の感度の感度差を記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段からの前記感度差を用いて撮像のための調
    整を行う調整手段とを有する撮像装置。
  2. 【請求項2】 光を電気信号に変換する撮像素子と、 前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印
    加手段と、 第1の基板電圧を印加して動作させる第1の動作モード
    と、第2の基板電圧を印加して動作させる第2の動作モ
    ードとを制御する制御手段と、 前記第1の動作モードでの前記撮像素子の感度と、前記
    第2の動作モードでの前記撮像素子の感度の感度差を記
    憶する記憶手段と、 前記撮像素子から出力された信号に対して、前記記憶手
    段からの感度差を用いて色信号処理を行う信号処理手段
    とを有する撮像装置。
  3. 【請求項3】 光を電気信号に変換する撮像素子と、 前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印
    加手段と、 第1の基板電圧を印加して動作させる第1の動作モード
    と、第2の基板電圧を印加して動作させる第2の動作モ
    ードとを制御する制御手段と、 前記撮像素子から出力された信号に対して、前記第1の
    動作モードの場合と、前記第2の動作モードの場合と
    で、異なる色信号処理を行う信号処理手段とを有する撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 撮像素子に光を入射および遮光する光学
    機構を有し、該光学機構とともに前記撮像素子の露光時
    間を制御する電子シャッター発生手段および前記撮像素
    子を駆動する駆動手段を有し、前記撮像素子に前記複数
    種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段を有し、前記
    複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子
    に印加して動作させる第1の動作モードと、前記複数種
    の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加
    して動作させる第2の動作モードとを有し、前記第1の
    動作モードと前記第2の動作モードとの前記撮像素子の
    感度差を記憶する記憶手段を有し、前記第1の動作モー
    ドでの前記撮像素子の出力信号を用いて露光量制御を行
    う構成において、前記第2の動作モードによる前記撮像
    素子からの出力信号からの映像情報を記録する場合に
    は、前記第1の動作モードでの前記撮像素子の出力信号
    を用いた露光量制御結果に対し、該記憶手段に記憶され
    た前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとの感
    度差を補正した露光条件で前記第2の動作モードによる
    前記撮像素子からの出力信号からの画像情報を記録する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  5. 【請求項5】 垂直方向に並ぶ複数画素を加算して読み
    出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し
    方式の双方に対応した撮像素子と、該撮像素子に光を入
    射および遮光する光学機構と、該光学機構とともに該撮
    像素子の露光時間を制御する電子シャッター発生手段
    と、前記撮像素子を駆動する駆動手段と、前記撮像素子
    に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、前
    記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を撮像素子に
    印加して加算読み出しで動作させる第1の動作モード
    と、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を撮像
    素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動
    作させる第2の動作モードとについて前記第1の動作モ
    ードと前記第2の動作モードとの撮像素子の感度差を記
    憶する記憶手段とを有し、前記第1の動作モードでの撮
    像素子の出力信号を用いて露光量制御を行う構成におい
    て、前記第2の動作モードによる撮像素子からの出力信
    号からの映像情報を記録する場合には、前記第1の動作
    モードでの撮像素子の出力信号を用いた露光量制御結果
    に対し、前記記憶手段に記憶された前記第1の動作モー
    ドと前記第2の動作モードとの感度差を補正した露光条
    件で前記第2の動作モードによる撮像素子からの出力信
    号からの画像情報を記録することを特徴とする映像記録
    装置。
  6. 【請求項6】 複数の色フィルタを有する撮像素子と、
    該撮像素子に光を入射および遮光する光学機構と、該光
    学機構とともに前記撮像素子の露光時間を制御する電子
    シャッター発生手段と、前記撮像素子を駆動する駆動手
    段と、該撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電
    圧印加手段とを有し、前記複数種の基板電圧のうち第1
    の基板電圧を撮像素子に印加して動作させる第1の動作
    モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧
    を撮像素子に印加して動作させる第2の動作モードを有
    し、前記第1および第2の動作モードでの撮像素子から
    出力される映像信号に対してホワイトバランスを合わせ
    るホワイトバランス手段を有する映像記録装置におい
    て、 該ホワイトバランス手段は前記撮像素子の出力信号が有
    する色成分により色成分比率を検出する検出手段と、該
    色成分比率に対して白抽出範囲を設定する設定手段とを
    有し、 前記第1の動作モードで撮像素子を動作させる場合にお
    いては、前記ホワイトバランス手段には第1の白抽出範
    囲を設定し、前記第2の動作モードで撮像素子を動作さ
    せる場合においては、前記ホワイトバランス手段には第
    2の白抽出範囲を設定することを特徴とする映像記録装
    置。
  7. 【請求項7】 複数の色フィルタを有する撮像素子の垂
    直方向に並ぶ複数画素を加算して読み出す読み出し方式
    と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応
    した撮像素子と、該撮像素子に光を入射および遮光する
    光学機構と、該光学機構とともに前記撮像素子の露光時
    間を制御する電子シャッター発生手段と、前記撮像素子
    を駆動する駆動手段と、該撮像素子に複数種の基板電圧
    を印加する基板電圧印加手段とを有し、前記複数種の基
    板電圧のうち第1の基板電圧を撮像素子に印加して加算
    読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種
    の基板電圧のうち第2の基板電圧を撮像素子に印加して
    複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の
    動作モードとを有し、前記第1および第2の動作モード
    での前記撮像素子から出力される映像信号に対してホワ
    イトバランスを合わせるホワイトバランス手段を有する
    構成において、 該ホワイトバランス手段は前記撮像素子の出力信号が有
    する色成分より色成分比率を検出する検出手段を有し、
    該色成分比率に対して白抽出範囲を設定する設定手段を
    有し、 前記第1の動作モードで前記撮像素子を動作させる場合
    においては、該ホワイトバランス手段には第1の白抽出
    範囲を設定し、前記第2の動作モードで撮像素子を動作
    させる場合においては、該ホワイトバランス手段には第
    2の白抽出範囲を設定することを特徴とする映像記録装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の色フィルタを有する撮像素子と、
    該撮像素子に光を入射および遮光する光学機構と、該光
    学機構とともに該撮像素子の露光時間を制御する電子シ
    ャッター発生手段と、前記撮像素子を駆動する駆動手段
    と、該撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧
    印加手段とを有し、前記複数種の基板電圧のうち第1の
    基板電圧を撮像素子に印加して動作させる第1の動作モ
    ードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を
    撮像素子に印加して動作させる第2の動作モードとを有
    し、前記第1および第2の動作モードでの前記撮像素子
    から出力される映像信号より輝度信号と2つの色信号を
    生成する信号処理手段とを有し、該信号処理手段は2つ
    の色信号の色相を調整値設定により調整可能な色相調整
    手段を有し、 前記第1の動作モードで前記撮像素子を動作させる場合
    においては、該色相調整手段に第1の色相調整値を設定
    し、前記第2の動作モードで前記撮像素子を動作させる
    場合においては、該色相調整手段に第2の色相調整値を
    設定することを特徴とする映像記録装置。
  9. 【請求項9】 複数の色フィルタを有する撮像素子の垂
    直方向に並ぶ複数画素を加算して読み出す読み出し方式
    と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応
    した撮像素子と、該撮像素子に光を入射および遮光する
    光学機構と、該光学機構とともに該撮像素子の露光時間
    を制御する電子シャッター発生手段と、該撮像素子を駆
    動する駆動手段と、該撮像素子に複数種の基板電圧を印
    加する基板電圧印加手段とを有し、前記複数種の基板電
    圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して加算
    読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種
    の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加
    して前記複数画素の加算を行わない読み出しで動作させ
    る第2の動作モードとを有し、前記第1および第2の動
    作モードでの前記撮像素子から出力される映像信号より
    輝度信号と2つの色信号を生成する信号処理手段を有
    し、該信号処理手段は2つの色信号の色相を調整値設定
    により調整可能な色相調整手段を有し、 前記第1の動作モードで前記撮像素子を動作させる場合
    においては、該色相調整手段に第1の色相調整値を設定
    し、前記第2の動作モードで前記撮像素子を動作させる
    場合においては、該色相調整手段に第2の色相調整値を
    設定することを特徴とする映像記録装置。
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