JP3596860B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子から得られた映像信号を処理する撮像装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像素子CCD(Charge Coupled Device)の読み出し方が、垂直方向の2画素ずつを加算させて読み出すField読み出し方式の場合には、Field読み出し用の基板電圧をCCDに供給し、一方、CCDの読み出し方が垂直方向の2画素を加算させずに1画素ずつ読み出すFrame読み出し方式の場合には、Frame読み出し用の基板電圧をCCDに供給するように制御していた。また、Field読み出し方式は、Frame読み出しに対して、CCD読み出し時における感度を2倍であるものとし、Frame読み出し方式の静止画像を得る為の露光量制御動作をField読み出しにより行い、Field読み出しにより検出した露光量とFrame読み出し方式がField読み出し方式に対し感度が1/2になることとしてFrame読み出し方式の静止画露光の露光量を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
撮像素子CCDの構造は、図5(A)にCCDの断面構造を示し、図5(B)にその点線X−Y−Y’の水平方向及び断面方向の電子ポテンシャル図を示す。図5(A)において、21がn型半導体基板、22がp型第1半導体領域、23がn型光電変換素子領域、24が02領域を有する垂直電荷転送素子のn型チャネル領域、25がp型のチャネルストップ領域、26が02領域のn型チャネル領域の光電変換電荷をポテンシャルdで転送しポテンシャルeで遮断する垂直電荷転送素子の転送電極、27がn型半導体基板21に基板電圧(VSUB)を加える電源を示している。
【0004】
図5(A)において、電源VSUB27を通してn型半導体基板21に印加する基板電圧(VSUB)がある電圧値において、CCDの深さ方向の障壁を図5(B)のaであるとき、基板電圧値を下げると、障壁は(B)のbのように大きくなる働きがある。この障壁は01領域に光電変換された光電荷による蓄積された電荷が、03領域の方向への移動を妨げる働きがある。また、基板電圧値を上げると障壁は特性cのように電子が流れやすくなる。このように基板電圧を高く変化させるとポテンシャルのピークは浅い方向のa→cに移動し、1画素に蓄積できる電荷量が減少する。逆に基板電圧を低く変化させるとポテンシャルのピークは深い方向のa→bに移動し、1画素に蓄積できる電荷量が増加する。
【0005】
このポテンシャルのピーク位置の移動は、基板への印加電圧が低くてポテンシャルのピーク位置が浅い方向に移動した場合は、波長の長い光である赤色の感度が小さくなり、逆に基板への印加電圧が高くてポテンシャルのピーク位置が深い方向に移動した場合は、波長の長い光である赤色の感度が大きくなる性質を持っている。
【0006】
尚、n型半導体基板21にパルス状に電圧(ESH)を印加すると、障壁aはcに変化し、01領域にある電荷は03領域に全て移動させることができる。この動作を用いて、01領域に電荷を貯える開始時間を任意に設定することができる。このパルス状の電圧(ESH)を電子シャッターと呼ぶ。
【0007】
上記CCDの性質に鑑みると、基板電圧をField読み出し方式に最適にするためには、Field読み出し方式が2画素をCCDの垂直転送路にて加算する事から、基板電圧を高くし、ポテンシャルのピークを浅めにすることで1画素当たりの飽和蓄積電荷量を小さくし、垂直転送路にて2画素加算の際に2画素の電荷量が垂直転送路の蓄積電荷量を超えないようにする必要がある。このField読み出し方式に適した基板電圧を、Frame読み出し時に用いると、1画素当たりの飽和蓄積電荷量を小さくしているため、Frame読み出しの飽和CCD出力は小さくなる問題がある。
【0008】
逆に、基板電圧をFrame読み出し方式に最適になるように基板電圧を低くし、ポテンシャルのピークを深めにして、1画素当たりの蓄積電荷量を大きくすると、この基板電圧でField読み出しを行うと、垂直転送路にて2画素加算の際に2画素の電荷量が垂直転送路の蓄積電荷量を超えてしまい、溢れた電荷は他の画素信号にまざるブルーミング現象が生じる問題がある。
【0009】
このことから、Field読み出し時とFrame読み出し時とで各々に最適な基板電圧を印加している。
【0010】
上記基板電圧制御を用いて、Frame読み出し方式の静止画像を露光する際において、Frame読み出し方式の静止画像のための露光時間・絞り径等の露光条件の決定を、Field読み出し駆動で読み出された信号を用いて決定している。この露光条件決定において、Field読み出し方式はCCDにおいて2画素を加算して読み出すことから、Frame読み出し方式の1画素ずつ読み出す信号振幅の2倍であることとしているが、この方法では印加する基板電圧がField読み出し方式とFrame読み出し方式とで異なり、Frame読み出し時における基板電圧は、Field読み出し時に比べて低く設定され、CCD内部のポテンシャルピークは深めとなり、波長の長い光である赤色の感度が大きくなっており、この長波長側の画素感度の変化分だけField読み出しで決定した露光条件よりFrame読み出しの輝度差として現れ、最適な輝度の画像を得ることができない問題がある。
【0011】
また、Field読み出し方式とFrame読み出し方式とで、CCDの長波長の感度変化により、Field読み出し方式とFrame読み出し方式とで得られる画像の色再現性が異なる問題がある。
【0012】
課題を解決するための手段
本発明は、上記課題を解決するため、複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応した撮像素子と、前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、前記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して、加算読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の動作モードとを制御する駆動手段と前記第1の動作モードでの前記撮像素子の出力信号と、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度の感度差とに基き、前記第2の動作モードにおける露光量制御を行い、前記第2の動作モードでの前記撮像素子の出力信号に基く画像情報を記録するプロセス制御手段と、を有することを特徴とする
【0013】
また、本発明は、複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応した撮像素子と、前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、前記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して、加算読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の動作モードとを制御する駆動手段と、前記撮像素子からの信号に対して所定の処理を施すプロセス制御手段とを有し、前記プロセス制御手段は、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度との感度差とに基き、前記第1の動作モードでは第1の基板電圧を前記撮像素子に印加し、前記第2の動作モードでは第2の基板電圧を前記撮像素子に印加することにより生じる前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとにおける色再現性が異なることを抑制するように制御を行うことを特徴とする
【0014】
更に、本発明は、複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応した撮像素子と、前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、前記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して、加算読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の動作モードとを制御する駆動手段と、前記第1及び第2の動作モードでの前記撮像素子から出力される信号に対してホワイトバランスを合わせるホワイトバランス手段とを有し、前記ホワイトバランス手段は前記撮像素子の出力信号が有する色成分により色成分比率を検出する検出手段と、前記色成分比率に対して白抽出範囲を設定する設定手段とを有し、前記第1の動作モードで撮像素子を動作させる場合においては、前記ホワイトバランス抽出手段には第1の白抽出範囲を設定し、前記第2の動作モードで撮像素子を動作させる場合においては、前記ホワイトバランス抽出手段には第2の白抽出範囲を設定し、第1の白抽出範囲と第2の白抽出範囲とは、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度の感度差に基いた異なる白抽出範囲であることを特徴とする
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は本発明の特徴を最もよく表す図面であり、同図において、1は対象物からの光を集光させる結像レンズやズームレンズ等の光学系、2は光学系1により集光した光を電気信号に変換するセンサーであるところの撮像素子CCD、3はCCD2より出力された電気信号より所望の信号成分を取り出すCDS(相関2重サンプリング)部とその信号を増幅する増幅回路とを有するCDS回路、4はCDS回路3の出力信号をデジタル信号に変換するAD変換部、5はCCD2の読み出し信号(XSG1,XSG2)および電子シャッター信号(ESH)を含むCCD2・CDS3およびAD変換部4を駆動させるための駆動タイミング信号を発生させるタイミングジェネレータ(TG)、6はCCD2に基板電圧(VSUB電圧)を与え基板電圧を制御するVSUB制御回路、7は一時的にデータを記憶するメモリである。
【0016】
また、8はメモリ7およびバスをコントロールし、かつTG5に水平同期・垂直同期信号(HD・VD)を供給し、VSUB制御回路6に基板電圧制御信号(Vsub#Control)を供給し、かつAD変換部4およびメモリ7からの映像信号に対して所定の処理を施すメモリ&バスコントローラー&プロセス制御部、9は図1に示す本実施形態のシステム全体を制御するシステムコントローラ、10は光学系1で集光した光をCCD2に入射させる、あるいはシャッター等の遮光させる手段および撮像素子への入射光量を変える露光絞り手段を有するメカシャッター&絞り手段である。
【0017】
また、11はCCD2で露光した映像信号を所定の処理を施した後に記録するためのビデオ録画装置やビデオカメラ装置等の映像記録装置としての記録媒体であり、12はメモリ&バスコントローラー&プロセス8で処理を施された映像信号を表示するCRTや液晶、プラズマ・ディスプレイ・パネル、表面伝導型電子放出素子のディスプレイ・パネル等のモニタを含む映像表示手段である。
【0018】
図2は本発明の特徴を表すタイミング図であり、同図を用いて本発明の動作を説明する。図2(a)には、露光量検出動作を説明するタイミングであり、図2(b)には静止画像露光量動作を説明するタイミングである。
【0019】
図2(a)において、露光量検出動作(CCD2はField読み出しで動作する)に記すV0〜V2期間に、撮像素子CCD2に基板電圧(VSUB電圧)VSUB_Fiを印加し、V1期間に撮像素子CCD2で露光した映像をV2期間において電気信号として撮像素子CCD2より読み出す。V1期間の露光条件は、メカシャッター&絞り手段10の絞り開口径をF_1とし、絞り開口径F_1に対応する開口値を(Av_1)とし、電子シャッター(ESH)と読み出しパルス(XSG1,XSG2)によって定まる露光時間をT1とし、露光時間T1に対応する時間値を(Tv_1)とし、V2期間におけるCDS回路のアンプゲインを(Gain_Fi)とし、撮像素子CCDおよびCDS回路を含めた感度値を(Sv_1)とする。
【0020】
また、V2期間に読み出される映像信号に対して露光量検出を行い、該露光量検出結果より撮像素子CCDに基板電圧(VSUB電圧)VSUB_Frが印加される静止画露光動作(CCDはFrame読み出しで動作する)における開口値を(Av_2)・露光時間値を(Tv_2)およびCDS回路のアンプゲインを(Gain_Fr)を決定し、開口値(Av_2)に対応する開口径F_2になるようにメカシャッター&絞り手段10を制御し、露光時間値(Tv_2)に対応する露光時間T2となるように電子シャッターおよびメカシャッター&絞り手段10を制御する。
【0021】
また、図2(b)に示す静止画像露光量決定において、メカによる絞り制御の再現精度の影響をなくすために、露光量検出動作時と静止画露光動作時の絞りを同じとし(F_1=F_2)、すなわち開口値(Av_1=Av_2)とする。露光量検出動作時と静止画露光動作時とで、撮像素子CCDに印加される基板電圧(VSUB)値が異なる事により、CCDの感度が異なり、この感度差を感度値としてSv_αとする。この感度値Sv_αは基板電圧(VSUB)値が異なる事による感度差として予め測定し、本システムのメモリ7あるいはシステムコントローラー9に記憶されているものとする。
【0022】
上記絞り開口径F_1に対応する開口値Av_1、静止画露光動作における開口値Av_2、CDS回路のアンプゲインから、以下の式が成立する。
【0023】
Av_1+Tv_1=Bv+Sv_1:(露出量検出動作時の露光条件式)
Av_2+Tv_2=Bv+Sv_2:(静止画露光動作時の露光条件式)
Av_1=Av_2,
Gain_Fr=β*Gain_Fi
(但し、ここで、Av_1は絞り開口径F_1に対応する開口値、Tv_1は露光時間T1に対応する時間値、Bvは被写体の輝度値、Sv_1は撮像素子CCDおよびCDS回路を含めた感度値、Av_2は静止画露光動作における開口値、Tv_2は露光時間値、Sv_2は静止画像動作時のCCD等の感度値、Gain_Frは静止画露光動作時のCDS回路のアンプゲイン、Gain_Fiは露出量検出動作時のCDS回路のアンプゲイン、βは静止画露光動作時のゲインに対する動画露光動作時のゲインの比較値である。)
とするならば、静止画露光動作時の感度値Sv_2、及び静止画露光動作時の露光時間値Tv_2は、
Figure 0003596860
となる。
【0024】
上記式から求められる露光時間値Tv_2となる露光時間、およびCDS回路のアンプゲイン(Gain_Fr)を静止画露光時に設定することで、静止画露光(Frame読み出しの静止画像)を露出量検出動作時(Field読み出し画像)と同じ映像輝度値を得ることができる。従って、露出量検出動作時を基準に静止画露光動作時の露光時間及びCDS回路のゲインを設定することにより、両動作時における映像信号のレベルのばらつきがなくなり、安定した画像品質の映像信号が得られる。
【0025】
なお、Field読み出し画像とは、奇数フィールドと偶数フィールドとで1枚のフレーム画像となる読み出し方法であり、飛び越し走査方式によるCCDの読み出し方式であり、Frame読み出しの静止画像とは、1枚の1フレームを順次走査で読み出す方式で、被写体を精密に読み取り静止画は1枚のフレームを読み取ることが一般的である。本実施形態では、フィールド読み出し方式、及びフレーム読み出し方式とで、動画像を撮像する場合には前者を用い、静止画を撮像する場合には後者を用いることとするが、これに限定することもなく、動画像にフレーム読み出しを用いてもよく、垂直走査周波数を速くすることでいずれの方式を用いてもよい。
【0026】
また、上述したように本実施形態によれば、CCD2に印加する基板電圧中、第1の基板電圧をCCD2に印加して動作させる静止画像動作モードと、第2の基板電圧を印加して動作させる動画像動作モードとに分け、静止画像動作モードと動画像動作モードとのCCD2の感度差を予めメモリ7に記憶しておき、静止画像動作モードでのCCD2の出力信号を用いて露光量制御を行う場合、動画像動作モードによるCCD2からの出力信号からの映像情報をVTRやDVD等のビデオ録画装置に記録する場合には、静止画像動作モードでのCCD2の出力信号を用いた露光量制御結果に対し、メモリ7に記憶された静止画像動作モードと動画像動作モードとの感度差を補正した露光条件で動画像動作モードによるCCD2からの出力信号からの画像情報をビデオ録画装置に記録することにより、画像の映像レベルに静止画像動作時と差異はなく、画像品質的にばらつきのない映像を得ることができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、垂直方向に並ぶ複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応したCCD2と、該CCD2に光を入射および遮光するレンズやズーム等の光学機構と、該光学機構とともに該CCD2の露光時間を制御する電子シャッターと、CCD2をドライブするドライバーと、CCD2に複数種の基板電圧を印加できる内第1の基板電圧をCCD2に印加して加算読み出しで動作させるField読み出し画像動作モードと、複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧をCCD2に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させるFrame読み出しの静止画像動作モードとについて、Field読み出し画像動作モードとFrame読み出しの静止画像動作モードとのCCD2の感度差を記憶するメモリとを備えており、Field読み出し画像動作モードでのCCD2の出力信号を用いて露光量制御を行う構成において、Frame読み出しの静止画像動作モードによるCCD2からの出力信号からの映像情報を記録する場合には、Field読み出し画像動作モードでの撮像素子の出力信号を用いた露光量制御結果に対し、メモリに記憶されたField読み出し画像動作モードとFrame読み出しの静止画像動作モードとの感度差を補正した露光条件でFrame読み出しの静止画像動作モードによるCCD2からの出力信号からの画像情報をビデオ録画蔵置に記録することによって、各走査方式の違いによる映像のばらつきを吸収できる。
【0028】
(第2の実施形態)
図3は第2の実施形態の特徴を最もよく表す図面であり、図1のメモリ&バスコントローラー&プロセス制御部8の内部構成および周辺回路構成を表すブロック図である。
【0029】
図3において、81は映像信号の接続を制御するスイッチであり、CCD2から読み出された映像信号はAD変換部4によりデジタル化された後、動画像動作時(CCD2は、Field読み出し動作)においては、スイッチ81の(a),(b)の双方をONさせ、AD変換部4の出力をホワイトバランス(WB)検出回路82およびホワイトバランス(WB)制御回路83に伝達させ、静止画像動作時(CCD2は、Frame読み出し動作)においては、スイッチ81の(a)をON、(b)をOFFにし、CCD2から読み出されAD変換部4でデジタル信号に変換された映像信号をメモリ7に記憶させた後に、スイッチ81の(a)をOFF、(b)をONにして、メモリ7に記憶されている映像信号をWB検出回路82およびWB制御回路83に伝達させる動作を行うようにシステム・コントローラ9により制御されるものである。
【0030】
ここで、動画像動作及び静止画像動作の切り換えと同期した接続スイッチ81はリレーを用いたメカニックスイッチでもよいが、MOSFETを用いた半導体スイッチが適用される。また、ホワイトバランス(WB)検出回路82は映像信号よりホワイトバランスを取るために必要なデータを取得するWB検出回路であり、該WB制御回路83においては、入力された映像信号内の隣接する複数の画素群が白色を写しているか否かを前記画素群に含まれる複数の色成分の出力比より判別動作を行い、判別結果をシステム・コントローラ9に送る機能を有し、前記判別動作においてはホワイトバランスが追従する色温度範囲がシステム・コントローラ9より設定することが可能な機能を有するものである。
【0031】
また、WB制御回路83は映像信号のホワイトバランスを合わせるためのWB制御回路であり、該WB制御回路82での判別結果からシステム・コントローラ9においてホワイトバランスを合わせるための各色成分に対する係数を算出した結果を受けて、映像信号の各色成分毎に係数をかけてホワイトバランスを合わせる動作を行う。
【0032】
また、図3において、84はWB制御回路83からの出力映像信号の輝度信号に所定の処理を行う輝度信号処理回路であり、85はWB制御回路83からの映像信号に含まれる複数種類の色成分信号を各色毎に所望のゲインをかけて所定の複数の色信号を生成する色マトリクス処理回路であり、86は色マトリクス処理回路85の出力である色信号の色相を制御する色相調整回路であり、87は色相調整回路86より出力された色信号にゲイン(利得)をかけて色濃度を調整する色ゲインアンプであり、88は輝度信号処理回路84の出力である輝度信号と色ゲインアンプ87の出力である色信号とを記録媒体11および映像表示手段12の各々に合わせたデータ形式に変換するデータ変換回路である。
【0033】
本発明のシステムを動画像動作させる場合においては、CCD2は複数画素を加算して出力する加算読み出し(Field読み出し方式)動作を行うように駆動され、CCD基板電圧には加算読み出し(Field読み出し方式)に適した電圧値であるところのVSUB_Fiを印加する。
【0034】
また、静止画像動作においては、CCD2は複数画素の加算を行わない読み出し動作(Frame読み出し方式)を行うように駆動され、CCD基板電圧にはフレーム読み出し方式に適した電圧値であるところのVSUB_Frを印加する。
【0035】
また、CCD2は複数の色フィルタを有し、例えば補色フィルタ(Mg,G,Ye,Cy:マゼンタ、緑色、黄色、シアン)であるならば、
ある被写体を静止画像動作時におけるCCD2の各色の出力を、
Mg(λ)+dm(λ),
G(λ)+dg(λ),
Ye(λ)+dy(λ),
Cy(λ)+dc(λ),
として得られる。ここで、λは被写体の波長分光特性、dm(λ),dg(λ),dy(λ),dc(λ)はマゼンタ、緑色、黄色、シアン各色の基板電圧VSUB_Fiから基板電圧VSUB_Frにした時の各色画素の感度差とする。
【0036】
つぎに、ある被写体を撮像したとき、動画像動作時におけるCCD2の出力は、
Wr(λ)=Mg(λ)+Ye(λ),
Gb(λ)= G(λ)+Cy(λ),
Wb(λ)=Mg(λ)+Cy(λ),
Gr(λ)= G(λ)+Ye(λ),
で表される。
【0037】
白色判別動作は、CCD2の出力信号の各色成分を用いた
Xw=(Ye−Cy)/(Mg+G+Ye+Cy) (横軸)
Yw=(Mg−G)/(Mg+G+Ye+Cy) (縦軸)
による2次元座標で、図4に示すように、白色判別範囲を設定し、CCD2より読み出された隣接する複数画素の色成分レベルを上記座標に当てはめて、白色判別範囲にあるか否かを判別する。
【0038】
図4の(Xwl,Xwh,Yw1,Yw2)は、白色判別範囲を定める値であり、ホワイトバランスの追従範囲を(λ0w〜λXw)とすると、静止画像動作時でのCCD2の出力の各色成分は、VSUBの変化による各色画素の感度差を加えた
{Mg(λ0w)+dm(λ0w)〜Mg(λxw)+dm(λxw),
G(λ0w)+dg(λ0w)〜G(λxw)+dg(λxw),
Ye(λ0w)+dy(λ0w)〜Ye(λxw)+dy(λxw),
Cy(λ0w)+dc(λ0w)〜Cy(λxw)+dc(λxw)},
が、白色範囲であり、これを上図4の白色判別範囲に当てはめると、
例えば、XwlおよびXwhの静止画像時の値をXwl#sおよびXwh#sとすると、
Xwl#s={Ye(λ0w)+dy(λ0w)−Cy(λ0w)−dc(λ0w)}/Z0
Xwh#s={Ye(λxw)+dy(λxw)−Cy(λxw)−dc(λxw)}/Zx
として表すことができる。
【0039】
尚、Z0={Mg(λ0w)+dm(λ0w)+G(λ0w)+dg(λ0w)+Ye(λ0w)+dy(λ0w)+Cy(λ0w)+dc(λ0w)}
Zx={Mg(λxw)+dm(λxw)+G(λxw)+dg(λxw)+Ye(λxw)+dy(λxw)+Cy(λxw)+dc(λxw)}
とする。
【0040】
動画像動作時においては、
{Wr(λ0w)〜Wr(λxw),
Gb(λ0w)〜Gb(λxw),
Wb(λ0w)〜Wb(λxw)
Gr(λ0w)〜Gr(λxw)}
を白色判別範囲に当てはめ、
例えば、XwlおよびXwhの動画像時の値をXwl#mおよびXwh#mとすると、
Figure 0003596860
として表すことができる。
【0041】
上記式より、ホワイトバランスの追従範囲をλ0w〜λxwに対応する白色判別範囲の設定は、静止画像動作時と動画像動作時とで変える必要があることが解る。
【0042】
静止画像動作時においては、VSUB電圧変化による感度差{dm(λ),dg(λ),dy(λ),dc(λ)}を加味した白色判別範囲とし、動画像動作時においては感度差を加味しない白色判別範囲設定とする。
【0043】
WB制御回路83ではWB検出回路82の結果をシステム・コントローラ9が受け、システム・コントローラ9内で算出したホワイトバランス係数を映像信号の各色成分毎にかけてホワイトバランスを合わせる。
【0044】
ある光源下での白色を写した場合のWB制御回路83出力値は、
静止画像動作時においては、CCD基板電圧変化による各画素の感度差を加えて、
km*{Mg(λnw)+dm(λnw)}
=kg*{G(λnw)+dg(λnw)}
=ky*{Ye(λnw)+dy(λnw)}
=kc*{Cy(λnw)+dc(λnw)}
(ここで、km,kg,ky,kcはホワイトバランス係数)
を満足させるホワイトバランス係数をかけた信号を出力する。
【0045】
一方、動画像動作時においては、
kwr*Wr(λnw)
=kgb*Gb(λnw)
=kwb*Wb(λnw)
=kgr*Gr(λnw)
(ここで、kwr,kgb,kwb,kgrはホワイトバランス係数)
を満足させるホワイトバランス係数をかけた信号を出力する。
【0046】
色マトリクス回路85においては、上記WB制御回路83からの出力信号の各色成分毎に係数をかけて、所定の信号成分に変換するものであり、例えば輝度信号Yと2つの色差信号Cr、Cbに変換するならば、
静止画像動作時においては、
Y=a11*km*(Mg(λ)+dm(λ))+a12*kg*(G(λ)+dg(λ))+a13*ky*(Ye(λ)+dy(λ))+a14*kc*(Cy(λ)+dc(λ))
Cr=a21*km*(Mg(λ)+dm(λ))+a22*kg*(G(λ)+dg(λ))+a23*ky*(Ye(λ)+dy(λ))+a24*kc*(Cy(λ)+dc(λ))
Cb=a31*km*(Mg(λ)+dm(λ))+a32*kg*(G(λ)+dg(λ))+a33*ky*(Ye(λ)+dy(λ))+a34*kc*(Cy(λ)+dc(λ))
Figure 0003596860
a11〜a34はマトリクス係数
とする。
【0047】
動画像動作時においては、CCDの各色画素を加算して読み出し、かつ各色画素のVSUB変化による感度差を含めているため、例えば輝度信号Yと2つの色差信号Cr、Cbに変換するならば、マトリクスの式は、
Y=b11*(kwr*Wr(λ))+b12*(kgb*Gb(λ))+b13*(kwb*Wb(λ))+b14*(kgr*Gr(λ))
Cr=b21*(kwr*Wr(λ))+b22*(kgb*Gb(λ))+b23*(kwb*Wb(λ))+b24*(kgr*Gr(λ))
Cb=b31*(kwr*Wr(λ))+b32*(kgb*Gb(λ))+b33*(kwb*Wb(λ))+b34*(kgr*Gr(λ))
Figure 0003596860
b11〜b34はマトリクス係数
とし、輝度信号と2つの色差信号に変換する。
(なお、条件の項目は垂直方向の色モアレを抑圧するための条件である。)
上記マトリクスの係数(静止画像動作時はa11〜a34,動画像動作時はb11〜b34)を、色再現性が最適になるように設定する。上記の動画像動作時にはVSUB電圧変化による感度差{dm(λ),dg(λ),dy(λ),dc(λ)}が含まれず、演算検出が容易である。
【0048】
しかし、静止画像動作時と動画像動作時とでは、VSUB電圧値による感度差{dm(λ),dg(λ),dy(λ),dc(λ)}、及びVSUB電圧値による感度差の影響を受けたホワイトバランス係数(静止画像時は、km,kg,ky,kc、動画像時はkwr,kgb,kwb,kgr)により、全ての被写体色の再現性を静止画像と動画像とで同一にすることができない。
【0049】
そこで、静止画像と動画像との色再現性を近づけるために、色相調整回路86においては、上記色マトリクス回路の出力信号であるところの2つの色差信号に対し、
R−Y=c11*Cr+c12*Cb
B−Y=c21*Cr+c22*Cb
のマトリクスにより2つの色差信号の位相関係{c11,c12,c21,c22}により補正し、色再現性を高める機能をはたす。この位相関係{c11,c12,c21,c22}のマトリクス係数は、再生した画像を観測することにより画像品質を高く保つために、人の視覚特性と画像に対する受容感性とにより、本システム全体の構成を考慮して決定することができる。
【0050】
このように、静止画像動作時と動画像動作時とでは、前述のように、CCD2に印加する基板電圧の違いにより、各色画素の分光特性が変化し、その変化に各色フィルタの分光特性と被写体色および光源色が加わることで、また、静止画像と動画像とでは、色マトリクス回路85の出力信号Cr,Cbによる色再現では異なる事となり、この違いを補正するために位相調整回路86のマトリクス係数であるところの(c11,c12,c21,c22)を印加する基板電圧値に応じて変更して最適な色再現となるようにする。
【0051】
上述の本実施形態によれば、複数の色フィルタを備えたCCD2と、該CCD2に光を入射および遮光する集光レンズやズームレンズ等の光学機構と、該光学機構と共にCCD2の露光時間を制御する電子シャッターと、CCD2を駆動するドライバーと、CCD2に複数種の基板電圧を印加する基板電圧発生器とを有し、複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧をCCD2に印加して動作させる静止画像動作モードと、第2の基板電圧を印加して動作させる動画像動作モードとで、静止画像および動画像動作モードでのCCD2から出力される映像信号に対してホワイトバランスを合わせるホワイトバランス回路を備えて、ホワイトバランス回路には、CCD2の出力信号が有する色成分により色成分比率を検出し、該色成分比率に対して白抽出範囲を設定する設定手段を備えており、静止画像動作モードでCCD2を動作させる場合においては、ホワイトバランス回路には第1の白抽出範囲を設定し、動画像動作モードでCCD2を動作させる場合においては、ホワイトバランス回路には第2の白抽出範囲を設定する。この第1及び第2の白抽出範囲を設定しておくことで、静止画像及び動画像に拘わらず色再現性に優れた映像信号を得ることができる。
【0052】
また、上記実施形態によれば、CCD2の読み出し方式が動画像の場合のように複数画素を加算して読み出す方式と、静止画像の撮像の場合のように複数画素の加算を行わない読み出し方式の2つの方式に対応している場合においても、色再現性に優れた映像信号を得ることができ、これをビデオ録画等によって保管することができる。
【0053】
また、上記実施形態による静止画像及び動画像の2つの色信号の色相を調整する方式として、静止画像動作モードでCCD2を動作させる場合においては色相調整する場合に第1の色相調整値として設定し、動画像動作モードではCCD2を動作させる場合において第2の色相調整値として、図3について説明した色調整回路86のマトリクス係数を設定することにより、最適な色再現となる映像信号を得ることができる。この映像信号を映像記録装置等に録画することで、静止画像及び動画像とでばらつきのない画像を見ることができる。
【0054】
また、複数の色フィルタを有するCCD2の垂直方向に並ぶ複数画素を加算して読み出す静止画像のような読み出し方式と、複数画素の加算を行わない動画像のような読み出し方式の双方に対応したCCD2等の光センサで撮影する場合においても、静止画像動作モードでCCD2を動作させる場合においては色相調整する場合に第1の色相調整値として、動画像動作モードではCCD2を動作させる場合において第2の色相調整値として、図3で説明した色調整回路86のマトリクス係数をそれぞれ設定することにより、最適な色再現となる映像信号を得ることができる。
【0055】
なお、上記実施形態では、ホワイトバランス検出回路82やホワイトバランス制御回路83等に、補色フィルタ(Mg,G,Ye,Cy:マゼンタ、緑色、黄色、シアン)を用いた例について説明したが、CCD2の各色フィルタを原色のR(赤),G(緑),B(青)として用いた場合でも、同様に適用できる。また、補色フィルタとして緑色フィルタを用いた例を示したが、場合によっては緑色を欠如したマゼンタ、黄色、シアンとでホワイトバランス等の信号処理を行うことがあるが、この場合でも、基本的な技術思想を同一として本発明を適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印加する基板電圧値が異なる動作状態においても適切な露光量制御が可能となる。
【0057】
また、本発明によれば、印加する基板電圧値が異なる動作状態においても適切なホワイトバランスを得ることができる。および色再現が得ることができる。
【0058】
また、本発明によれば印加する基板電圧値が異なる動作状態においても適切な色再現を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステムの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る制御タイミングを説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るブロック図である。
【図4】本発明の2次元座標による白色判別範囲を示すグラフである。
【図5】CCDの構造および動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 光学系
2 撮像素子CCD
3 CDS回路
4 AD変換
5 タイミングジェネレータ(TG)
6 VSUB制御回路
7 メモリ
8 メモリ&バスコントローラー&プロセス
9 システムコントローラー
10 メカシャッター
11 記録媒体
12 映像表示手段
81 スイッチ
82 ホワイトバランス検出回路
83 ホワイトバランス制御回路
84 輝度信号処理回路
85 色マトリクス処理回路
86 色相調整回路
87 色ゲインアンプ
88 データ変換回路

Claims (8)

  1. 複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応した撮像素子と、
    前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、
    前記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して、加算読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の動作モードとを制御する駆動手段と
    前記第1の動作モードでの前記撮像素子の出力信号と、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度の感度差とに基き、前記第2の動作モードにおける露光量制御を行い、前記第2の動作モードでの前記撮像素子の出力信号に基く画像情報を記録するプロセス制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、前記露光量制御は、前記撮像素子への入射光量を変える絞り手段の開口値を制御することであることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、前記露光量制御は、前記撮像素子の露光時間を制御することであることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、前記露光量制御は、前記撮像素子からの信号を増幅するアンプのゲインを制御することであることを特徴とする撮像装置。
  5. 複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わない読み出し方式の双方に対応した撮像素子と、
    前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、
    前記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して、加算読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の動作モードとを制御する駆動手段と、
    前記撮像素子からの信号に対して所定の処理を施すプロセス制御手段とを有し、
    前記プロセス制御手段は、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度との感度差とに基き、前記第1の動作モードでは第1の基板電圧を前記撮像素子に印加し、前記第2の動作モードでは第2の基板電圧を前記撮像素子に印加することにより生じる前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとにおける色再現性が異なることを抑制するように制御を行うことを特徴とする撮像装置
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、前記プロセス制御手段は、前記撮像素子から出力される信号に対してホワイトバランスを合わせるホワイトバランス手段を有し、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度との感度差とに基き、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとにおける色再現性が異なることを抑制するように前記ホワイトバランス手段を制御することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5に記載の撮像装置において、前記プロセス制御手段は、前記撮像素子から出力される信号より輝度信号と2つの色信号を生成する信号処理手段を有し、前記信号処理手段は、前記2つの色信号の色相を調整値設定により調整可能な色相調整手段を有し、
    前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度との感度差とに基き、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとにおける色再現性が異なることを抑制するように、前記色相調整手段を制御することを特徴とする撮像装置
  8. 複数画素を加算して読み出す読み出し方式と複数画素の加算を行わな い読み出し方式の双方に対応した撮像素子と、
    前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、
    前記複数種の基板電圧のうち第1の基板電圧を前記撮像素子に印加して、加算読み出しで動作させる第1の動作モードと、前記複数種の基板電圧のうち第2の基板電圧を前記撮像素子に印加して複数画素の加算を行わない読み出しで動作させる第2の動作モードとを制御する駆動手段と、
    前記第1及び第2の動作モードでの前記撮像素子から出力される信号に対してホワイトバランスを合わせるホワイトバランス手段とを有し、
    前記ホワイトバランス手段は前記撮像素子の出力信号が有する色成分により色成分比率を検出する検出手段と、前記色成分比率に対して白抽出範囲を設定する設定手段とを有し、
    前記第1の動作モードで撮像素子を動作させる場合においては、前記ホワイトバランス抽出手段には第1の白抽出範囲を設定し、前記第2の動作モードで撮像素子を動作させる場合においては、前記ホワイトバランス抽出手段には第2の白抽出範囲を設定し、第1の白抽出範囲と第2の白抽出範囲とは、前記第1の動作モードにおける前記撮像素子の感度と前記第2の動作モードにおける前記撮像素子の感度の感度差に基いた異なる白抽出範囲であることを特徴とする撮像装置
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