JP2001066669A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001066669A
JP2001066669A JP24274199A JP24274199A JP2001066669A JP 2001066669 A JP2001066669 A JP 2001066669A JP 24274199 A JP24274199 A JP 24274199A JP 24274199 A JP24274199 A JP 24274199A JP 2001066669 A JP2001066669 A JP 2001066669A
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parallax
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JP24274199A
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Masanori Otsuka
正典 大塚
Koji Inoue
浩二 井上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダで見た画面と実際の撮影した画面
とが大幅に異なる事の無いようにパララックスの警告及
び補正を行うと共に、日頃良く使用する撮影距離から上
記パララックスの警告及び補正が行われてしまい、煩わ
しかったり、レリーズタイムラグが増えて撮影チャンス
を逃すといったことを軽減する。 【解決手段】 実際の撮影画面とファインダで見える画
面との差が所定の値を超える場合にパララックス警告及
び補正を行う警告・補正手段(#105,#106)
と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段
(#102)と、該焦点検出手段にて検出される撮影レ
ンズの各焦点距離に応じた、前記パララックス警告・補
正を行うか否かのしきい値となる前記所定の値(a)を
任意に設定する設定手段(#103)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、実際の撮影画面と
ファインダで見える画面との差が所定の値を超える場合
にパララックス警告及び補正を行う機能を具備したカメ
ラの改良に関するものである
【従来の技術】従来より、撮影光学系とファインダ光学
系が異なるカメラが知られている。この種のカメラにお
いて、それぞれの光学系が別の位置に配置されているた
めに、いわゆるパララックス(撮影距離によって実際に
撮影される範囲とファインダで見える範囲が異なる)と
いう問題が発生していた。これに対して、実際に撮影さ
れる範囲とファインダで見える範囲が所定以上差が開い
た場合(以下、撮影される範囲に対するファインダで見
える範囲の割合を「視野率」と表現する)には、警告表
示を行ったり、ファインダに液晶を積んでずれた方向に
液晶のマークを点灯させてその範囲が撮影できないこと
を表示させたり、ファインダ光学系を動かしたり、ファ
インダユニットそのものを動かしたりしていた。また、
別のカメラでは、所定距離よりも近い場合には一義的
に、警告表示を行ったり、ファインダに液晶を積んでず
れた方向に液晶のマークを点灯させてその範囲が撮影で
きないことを表示させたり、ファインダ光学系を動かし
たり、ファインダユニットそのものを動かしたりしてい
た。このどちらの方法も撮影者に、実際に見ている範囲
が撮影される範囲と異なることを知らしめたり、補正し
てくれたりして、非常に便利なものであった。一方、撮
影レンズの焦点距離を変えることの出来る、いわゆる二
焦点カメラやズームカメラも普及してきている。これら
のカメラは撮影画角を変え、被写体に近づくこと無しに
大きく撮影したり、集合写真等で全体を撮影したりでき
るので、これまた非常に便利なものであった。この焦点
切換えカメラにおいても、やはり撮影画面とファインダ
で見える画面との差があるものにおいては、一定の視野
率以下になった場合には、あるいは所定距離以下での撮
影の場合には、警告表示を行ったり、ファインダに液晶
を積んでずれた方向に液晶のマークを点灯させてその範
囲が撮影できないことを表示させたり、ファインダ光学
系を動かしたり、ファインダユニットそのものを動かし
たりして、撮影者に実際に見ている範囲が撮影される範
囲と異なることを知らしめたり、補正したりしていた。
また、特開平6−250266号公報においては、上記
撮影画面とファインダ画面にパララックスがある場合
に、ファインダ内でそのパララックス補正を行うカメラ
において、そのファインダ内のパララックス補正による
ファインダ内のちらつきを防止するために、測距データ
の補正値を変更するという事が提案されている。これに
より、パララックスの補正がスムーズに行われ、かつ、
ちらつきの少ないファインダ内表示を行うことが可能と
なった。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の焦点切換えカメラにおいて、所定距離以下でパララッ
クス警告及び補正を行う場合には、同じ距離でもパララ
ックスの量は撮影レンズの焦点距離によって異なるた
め、撮影レンズを望遠側にすればするほどパララックス
の量は増えてしまい、実際にファインダで見た範囲が撮
影されないという問題が発生してしていた。また、ファ
インダの視野率が所定値以下になった場合にパララック
ス警告及び補正を行う場合には、撮影レンズを望遠側に
すればするほどパララックス警告,補正を始める距離が
遠距離側になり、使用頻度の高い常用距離でもパララッ
クス警告及び補正が行われてしまい、非常にわずらわし
かったり、レリーズタイムラグの原因になったり、撮影
者にカメラに対する不信感を抱かせたりしていた。 (発明の目的)本発明の第1の目的は、ファインダで見
た画面と実際の撮影した画面とが大幅に異なる事の無い
ようにパララックスの警告及び補正を行うと共に、日頃
良く使用する撮影距離から上記パララックスの警告及び
補正が行われてしまい、煩わしかったり、レリーズタイ
ムラグが増えて撮影チャンスを逃すといったことを軽減
することのできるカメラを提供しようとするものであ
る。本発明の第2の目的は、パララックスの警告及び補
正を行う条件を使用者が任意に設定することのできるカ
メラを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、実際の撮影画面と
ファインダで見える画面との差が所定の値を超える場合
にパララックス警告及び補正を行う警告・補正手段と、
撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、
該焦点検出手段にて検出される撮影レンズの各焦点距離
に応じた、前記パララックス警告及び補正を行うか否か
のしきい値となる前記所定の値を任意に設定する設定手
段とを有するカメラとするものである。また、上記第2
の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、外
部より入力された各焦点距離に対応するデータもしくは
パラメータを読み出し、これと現在の撮影レンズの焦点
距離と現在の被写体距離のうちの少なくとも一方を用い
て演算により、パララックス警告及び補正を行うか否か
のしきい値となる所定の値を算出し、設定する請求項1
に記載のカメラとするものである。また、上記第1の目
的を達成するために、請求項4に記載の発明は、実際の
撮影画面とファインダで見える画面との差が所定の視野
率以下の場合にパララックス警告及び補正を行う警告・
補正手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離
検出手段と、該焦点距離検出手段にて検出される各焦点
距離に応じた任意の前記所定の視野率を算出する視野率
算出手段とを有するカメラとするものである。同じく上
記第1の目的を達成するために、請求項5に記載の発明
は、実際の撮影画面とファインダで見える画面との差に
相当する現在の視野率を算出する第1の視野率算出手段
と、パララックス警告及び補正を行う警告・補正手段
と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段
と、該焦点距離検出手段にて検出される各焦点距離に応
じた任意の所定の視野率を算出する第2の視野率算出手
段と、前記現在の視野率と前記所定の視野率とを比較
し、前記現在の視野率が前記所定の視野率よりも小さい
場合に前記警告・補正手段にパララックス警告及び補正
を行わせる制御手段とを有するカメラとするものであ
る。また、上記第2の目的を達成するために、請求項7
に記載の発明は、撮影レンズの各焦点距離に対応するデ
ータもしくはパラメータを外部より入力する入力手段を
有し、パララックス警告及び補正を行うか否かのしきい
値となる所定の視野率を、外部より入力された前記デー
タもしくはパラメータと現在の撮影レンズの焦点距離を
用いて演算により算出する請求項4又は5に記載のカメ
ラとするものである。また、上記第1の目的を達成する
ために、請求項11に記載の発明は、実際の撮影画面と
ファインダで見える画面との差が所定の距離以下の場合
にパララックス警告及び補正を行う警告・補正手段と、
被写体までの距離を測定する測距手段と、撮影レンズの
焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、前記測距手段
と前記焦点距離検出手段の各出力に基づき、前記撮影レ
ンズの各焦点距離に応じた前記所定の距離を算出する演
算手段とを有するカメラとするものである。同じく上記
第1の目的を達成するために、請求項12に記載の発明
は、被写体までの距離を測定する測距手段と、パララッ
クス警告及び補正を行う警告・補正手段と、撮影レンズ
の焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、前記測距手
段と前記焦点距離検出手段の各出力に基づき、前記撮影
レンズの各焦点距離に応じた所定の距離を算出する演算
手段と、前記測距手段にて得られた現在の距離と前記演
算手段にて得られた所定の距離とを比較し、前記現在の
距離が前記所定の距離よりも小さい場合に前記警告・補
正手段にパララックス警告及び補正を行わせる制御手段
とを有するカメラとするものである。また、上記第2の
目的を達成するために、請求項14に記載の発明は、撮
影レンズの各焦点距離に対応するデータもしくはパラメ
ータを外部より入力する入力手段を有し、パララックス
警告及び補正を行うか否かのしきい値となる所定の距離
を、外部より入力された前記データもしくはパラメータ
と現在の被写体までの距離を用いて演算により算出する
請求項11又は12に記載のカメラとするものである。
また、上記第1の目的を達成するために、請求項18に
記載の発明は、実際の撮影画面とファインダで見える画
面との差に相当する現在の視野率を算出する第1の視野
率算出手段と、パララックス警告及び補正を行う警告・
補正手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離
検出手段と、該焦点距離検出手段にて検出される各焦点
距離に応じた任意の所定の視野率を算出する第2の視野
率算出手段と、被写体までの距離を測定する測距手段
と、該測距手段と前記焦点距離検出手段の各出力に基づ
き、前記撮影レンズの各焦点距離に応じた所定の距離を
算出する演算手段と、検出された現在の焦点距離に応じ
て、前記現在の視野率と前記所定の視野率とを比較して
前記現在の視野率が前記所定の視野率よりも小さいとき
に前記警告・補正手段にパララックス警告及び補正を行
わせる場合と、現在の被写体距離と前記所定の距離とを
比較して現在の被写体距離が前記所定の距離よりも小さ
いときに前記警告・補正手段にパララックス警告及び補
正を行わせる場合の、何れかを設定する制御手段とを有
するカメラとするものである。同じく上記第1の目的を
達成するために、請求項19に記載の発明は、実際の撮
影画面とファインダで見える画面との差に相当する現在
の視野率を算出する第1の視野率算出手段と、パララッ
クス警告及び補正を行う警告・補正手段と、撮影レンズ
の焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、該焦点距離
検出手段にて検出される各焦点距離に応じた任意の所定
の視野率を算出する第2の視野率算出手段と、被写体ま
での距離を測定する測距手段と、該測距手段と前記焦点
距離検出手段の各出力に基づき、前記撮影レンズの各焦
点距離に応じた所定の距離を算出する演算手段と、モー
ドを設定するモード設定手段と、該モード設定手段によ
り設定されるモードに応じて、前記現在の視野率と前記
所定の視野率とを比較して前記現在の視野率が前記所定
の視野率よりも小さいときに前記警告・補正手段にパラ
ラックス警告及び補正を行わせる場合と、現在の被写体
距離と前記所定の距離とを比較して現在の被写体距離が
前記所定の距離よりも小さいときに前記警告・補正手段
にパララックス警告及び補正を行わせる場合と、前記前
記警告・補正手段の動作を禁止する場合の、何れかを設
定する制御手段とを有するカメラとするものである。
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の第1
の形態に係るカメラの主要部分の回路構成を示すブロッ
ク図であり、同図において、1はファインダの見ている
範囲が実際に撮影される画角に対してどれだけであるか
を、つまり実際の撮影画面とファインダで見える画面と
の差を算出する視野率算出回路、2は被写体までの距離
を測定する測距装置、3は撮影レンズの各焦点距離に対
する視野率や距離あるいは現在の視野率を算出するため
のパラメータ等を有する記憶回路、4は撮影する範囲,
構図等を視認可能なファインダである。5は、現在の撮
影レンズの焦点距離がどの位であるかを検出すると共
に、スイッチ5a,5bの操作に応じて望遠側あるいは
広角側に焦点距離を切り換える焦点切換え駆動・検出回
路、6はカメラの制御を行うCPU、7はパララックス
の警告及び補正に関する各種モードを設定するモード設
定回路、8はパララックスの警告及び補正を開始する視
野率,距離や各種パラメータを撮影者が任意に入力可能
な入力装置である。9はパララックスの警告及び補正を
行うパララックス警告及び補正回路であり、点滅表示等
を行ってパララックス警告を行うLED9a、ブザーや
音声によってパララックス警告を行う発音体9b、振動
によってパララックス警告を行うコイル9cを有する。
9dはパララックス警告及び補正回路9からファインダ
4に出される指示信号であり、この指示信号9dにより
ファインダ4に働きかけて、ファインダ内のLCDを駆
動させたり、ファインダそのものを動かしてパララック
ス警告及び補正を行わせる。上記構成におけるカメラの
主要部分の動作について、図2のフローチャートを用い
て説明する。まず、CPU6は不図示のレリーズ釦の半
押し操作がなされるとステップ#101へ進み、測距装
置2に信号を送り、一連の測距動作を行わせる。次のス
テップ#102においては、焦点切換え駆動・検出回路
5により現在の撮影レンズの焦点距離を検出する。そし
て、次のステップ#103において、記憶回路2よりフ
ァインダと撮影画面の位置等のパラメータを読み出し、
このパラメータを用いて検出された撮影レンズの焦点距
離に応じて視野率算出回路1によってパララックス警告
及び補正を行う所定の視野率aを算出し、設定する。続
くステップ#104においては、被写体までの距離およ
び現在の撮影レンズの焦点距離および撮影レンズとファ
インダ4とのメカニカルな距離等のパラメータより現在
の視野率bを算出する。次のステップ#105において
は、所定の視野率aと現在の視野率bとを比較し、現在
の視野率bが所定の視野率aより小さい、すなわちファ
インダで見ている範囲よりも撮影される範囲が所定値よ
りもずれた場合はステップ#106へ進み、パララック
スの警告及び補正の為の動作を行う。この動作は、後述
の図12〜図14に示す方法であっても良いし、従来と
同様であっても良い。一方、上記ステップ#105にお
いて、現在の視野率bが所定の視野率aより大きい、す
なわちファインダで見ている範囲に対して撮影される範
囲が所定値よりもそれほどずれていない場合には、動作
を終了する。上記の様な動作を実行することによる効果
について、図3を用いて説明する。図3において、横軸
は測距装置2により出力された被写体までの距離であ
り、図中右側が近側を、左側が遠側を示し、縦軸は撮影
レンズの焦点距離(ズーム位置)を示し、上側が望遠側
(Tele側)を、下側が広角側(Wide側)を示
す。また、従来のカメラにおいて、ファインダの視野率
が一定値以下になった場合にパララックス警告及び補正
を行うラインを点線にて示し、本発明の実施の第1の形
態に係る各焦点距離に応じた所定の視野率(図2のステ
ップ#103にて算出される所定の視野率aに相当す
る)を実線にて示している。測距装置2にて得られる距
離情報から図3における斜線部分に被写体が現在居ると
判定された場合には、パララックス警告及び補正動作を
行うことになる。以上のように、上記実施の第1の形態
によれば、撮影レンズの各焦点距離に応じた視野率にて
パララックスの警告及び補正が可能となるため、ファイ
ンダで見た画面と実際の撮影した画面とが大幅に異なる
事の無いようにパララックスの警告及び補正は行いなが
らも、日頃良く使用する撮影距離から上記パララックス
の警告及び補正がかかってしまい、煩わしいといった事
や、レリーズタイムラグが増えて撮影チャンスを逃すと
いった事を軽減することのできるカメラを提供可能とな
る。なお、図3にて撮影レンズの焦点距離に対して視野
率を一定の割合で少なくする事によって上記の効果を得
るようにしたが、本発明はこれに限定されるものではな
い。望遠側に行けば行くほど視野率を大きく減算させて
も、よく使用する特定の焦点距離のみの視野率を小さく
しても良く、より使い勝手の向上したカメラとすること
ができる。 (実施の第2の形態)図4は本発明の実施の第2の形態
に係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャートで
あり、上記実施の第1の形態における図2のフローチャ
ートに対応する部分である。カメラの回路構成は上記実
施の第1の形態と同様であるものとする。まず、CPU
6は不図示のレリーズ釦の半押し操作がなされるとステ
ップ#201へ進み、測距装置2に信号を送り、一連の
測距動作を行わせ、次のステップ#202において、現
在の被写体の距離dを算出する。そして、次のステップ
#203において、焦点切換え駆動・検出回路5により
現在の撮影レンズの焦点距離を検出する。続くステップ
#204においては、記憶回路2よりファインダと撮影
画面の位置等のパラメータを読み出し、このパラメータ
を用いて上記ステップ#203にて検出された撮影レン
ズの焦点距離に応じたパララックス警告及び補正を行う
所定の距離cを設定する。そして、ステップ#205に
おいて、所定の距離cと現在の距離dとを比較し、現在
の距離dが所定の距離cより小さい、すなわち被写体が
所定の距離より近い所に居てファインダで見ている範囲
よりも撮影される範囲がかなりずれた場合にはステップ
#206へ進み、パララックスの警告及び補正の為の動
作を行う。一方、上記ステップ#205において、現在
の距離dが所定の距離cより大きい、すなわち被写体が
所定の距離より遠いところに居て、ファインダで見てい
る範囲よりも撮影される範囲がそれほどずれていない場
合には、動作を終了する。上記の様な動作を実行するこ
とによる効果について、図5を用いて説明する。図5に
おいて、横軸は測距装置2により出力された被写体まで
の距離であり、図中右側が近側を、左側が遠側を示し、
縦軸は撮影レンズの焦点距離を示し、上側が望遠側を、
下側が広角側を示す。また、従来のカメラにおいて、フ
ァインダの視野率が一定値以下になった場合にパララッ
クス警告及び補正を行うラインを点線にて、また一定の
距離以下になった場合にパララックス警告及び補正を行
うラインを一点鎖線にて示す。また、本発明の実施の第
2の形態に係る各焦点距離に応じた所定の距離(図4の
ステップ#204にて算出される所定の距離cに相当す
る)を実線にて示す。測距装置2によって図5における
斜線部分に被写体が居ると判定された場合には、パララ
ックス警告及び補正動作を行う。以上のように、上記実
施の第2の形態によれば、撮影レンズの各焦点距離に応
じた所定の距離にてパララックスの警告及び補正が可能
となるため、ファインダで見た画面と実際の撮影した画
面とが大幅に異なる事の無いようにパララックスの警告
及び補正は行いながらも、日頃良く使用する撮影距離か
ら上記パララックスの警告及び補正がかかってしまい、
煩わしいといった事や、レリーズタイムラグが増えて撮
影チャンスを逃すといった事を軽減することのできるカ
メラを提供可能となる。なお、図5にて撮影レンズの焦
点距離に対して距離を緩やかに増やしていく事によって
上記効果を得るようにしたが、本発明はこれに限定され
るものではない。望遠側に行けば行くほど一律の係数で
判定距離を遠くさせても、よく使用する特定の焦点距離
のみの距離を近くにしても、同様の効果を生む事ができ
る。 (実施の第3の形態)図6は本発明の実施の第3の形態
に係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャートで
あり、上記実施の第1の形態における図2のフローチャ
ートに対応する部分である。カメラの回路構成は上記実
施の第1の形態と同様であるものとする。まず、CPU
6は不図示のレリーズ釦の半押し操作がなされるとステ
ップ#301へ進み、測距装置2に信号を送り、一連の
測距動作を行わせる。次のステップ#302において
は、焦点切換え駆動・検出回路5により現在の撮影レン
ズの焦点距離を検出する。そして、ステップ#303に
おいて、記憶回路2より撮影レンズの各焦点距離に対す
る視野率算出に供するテーブルデータを読み出し、続く
ステップ#304において、上記ステップ#302にて
検出された撮影レンズの焦点距離に応じて上記ステップ
#303のテーブルデータによってパララックス警告及
び補正を行う所定の視野率aを設定する。次のステップ
#305においては、上記ステップ#301での測距動
作および上記ステップ303でのパラメータ等により現
在の視野率bを算出する。そして、ステップ#306に
おいて、所定の視野率aと現在の視野率bとを比較し、
現在の視野率bが所定の視野率aより小さい、すなわち
ファインダで見ている範囲よりも撮影される範囲が所定
値よりもずれた場合はステップ#307へ進み、パララ
ックスの警告及び補正の為の動作を行う。一方、上記ス
テップ#306において、現在の視野率bが所定の視野
率aより大きい、すなわちファインダで見ている範囲に
対して撮影される範囲が所定値よりもそれほどずれてい
ない場合には、動作を終了する。以上のように、上記実
施の第3の形態によれば、撮影レンズの各焦点距離に応
じた所定の視野率にてパララックスの警告及び補正が可
能となるため、ファインダで見た画面と実際の撮影した
画面とが大幅に異なる事の無いようにパララックスの警
告及び補正は行いながらも、日頃良く使用する撮影距離
から上記パララックスの警告及び補正がかかってしま
い、煩わしいといった事や、レリーズタイムラグが増え
て撮影チャンスを逃すといった事を軽減することのでき
るカメラを提供可能となる。なお、図6において、記憶
回路2はCPU6の外部にあっても、CPU6と同じチ
ップ内にあっても同様の効果を生む事ができる。また、
この記憶回路2は電池を外してもデータが消えない不揮
発性の記憶回路でも、揮発性メモリであり、バックアッ
プ電池でバックアップされたものでも良い。また、デー
タは焦点距離に対する視野率の値を直接テーブルとして
格納させてもい良いし、ファインダと撮影画面との距離
等のパラメータのみを格納させておいても良い。 (実施の第4の形態)図7は本発明の実施の第4の形態
に係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャートで
あり、上記実施の第1の形態における図2のフローチャ
ートに対応する部分である。カメラの回路構成は上記実
施の第1の形態と同様であるものとする。まず、CPU
6は不図示のレリーズ釦の半押し操作がなされるとステ
ップ#401へ進み、測距装置2に信号を送り、一連の
測距動作を行わせ、次のステップ#402において、現
在の被写体の距離dを算出する。そして、次のステップ
#403において、焦点切換え駆動・検出回路5により
現在の撮影レンズの焦点距離を検出する。続くステップ
#404においては、記憶回路2より撮影レンズの各焦
点距離に対する視野率算出に供するテーブルデータもし
くはファインダと撮影画面の位置等のパラメータを読み
出し、このデータもしくはパラメータを用いて上記ステ
ップ#403にて検出された撮影レンズの焦点距離に応
じてパララックス警告及び補正を行う所定の視野率aを
設定し、ステップ#405において、被写体までの距離
および現在の撮影レンズの焦点距離および撮影レンズと
ファインダとのメカニカルな距離等のパラメータより現
在の視野率bを算出する。次のステップ#406におい
ては、記憶回路2より撮影レンズの各焦点距離に対する
所定の距離算出に供するテーブルデータもしくはファイ
ンダと撮影画面の位置等のパラメータを読み出し、この
データもしくはパラメータを用いて上記ステップ#40
3にて検出された撮影レンズの焦点距離に応じたパララ
ックス警告及び補正を行う所定の距離cを設定する。そ
して、ステップ#407において、現在の焦点距離と予
め定められた焦点距離と比較し、所定の焦点距離よりも
現在の焦点距離の方が小さい場合(すなわちWideの
場合)にはステップ#408へ進み、現在の視野率bが
所定の視野率aより小さい、すなわちファインダで見て
いる範囲よりも撮影される範囲が所定値よりもずれた場
合はステップ#409へ進み、パララックスの警告及び
補正の為の動作を行う。また、現在の視野率bが所定の
視野率aより大きい、すなわちファインダで見ている範
囲に対して撮影される範囲が所定値よりもそれほどずれ
ていない場合には、動作を終了する。一方、上記ステッ
プ#407において、所定の焦点距離よりも現在の焦点
距離の方が大きい場合(すなわちTeleの場合)には
ステップ#410へ進み、所定の距離cと現在の距離d
とを比較し、現在の距離dが所定の距離cより小さい、
すなわち被写体が所定の距離より近い所に居てファイン
ダで見ている範囲よりも撮影される範囲がかなりずれた
場合には前述したステップ#409へ進み、パララック
スの警告及び補正の為の動作を行う。また、現在の距離
dが所定の距離cより大きい、すなわち被写体が所定の
距離より遠いところに居て、ファインダで見ている範囲
よりも撮影される範囲がそれほどずれていない場合に
は、動作を終了する。上記の様な動作を実行することに
よる効果について、図8及び図9を用いて説明する。図
8及び図9において、横軸は測距装置2により出力され
た被写体までの距離であり、図中右側が近側左側が遠側
を示し、縦軸は撮影レンズの焦点距離を示し、上側が望
遠側を、下側が広角側を示す。また、従来のカメラにお
いて、ファインダの視野率が一定値以下になった場合に
パララックス警告及び補正を行うラインを点線にて示
す。また、各焦点距離に応じた所定の視野率及び所定の
距離を実線にて示す。図8において、Wide端からズ
ーム位置eまでは所定の視野率(一定)にて判定し、ズ
ーム位置eからTele端までは所定の距離(一定)に
て判定を行っている。図9においては、Wide端から
ズーム位置eまでは所定の視野率にて判定し、ズーム位
置eからTele端までは従来の視野率一定ラインより
も近距離側の撮影レンズの各焦点距離に対応した所定の
距離にて判定を行っている。そして、測距装置2によっ
て図8又は図9における斜線部分に被写体が居ると判定
された場合にはパララックス警告及び補正動作を行う。
以上のように、上記の実施の第4の形態によれば、撮影
レンズの各焦点距離に応じた所定の視野率,距離の複合
的な組み合わせによってパララックスの警告・補正が可
能となるため、ファインダで見た画面と実際の撮影した
画面とが大幅に異なる事のないようにパララックスの警
告及び補正は行いながらも、日頃良く使用する撮影距離
から上記パララックスの警告及び補正がかかってしま
い、煩わしくなるといった事や、レリーズタイムラグが
増えて撮影チャンスを逃すといった事を軽減することの
できるカメラを提供可能となる。なお、上記実施の第4
の形態では、撮影レンズの焦点距離に応じて所定の視野
率で判定する場合と所定の距離で判定する場合の場合分
けを行ったが(図7のステップ#407)、本発明はこ
れに限定されるものではない。被写体距離が所定の距離
を超えた場合に、所定の視野率で判定する場合と所定の
距離で判定する場合の場合分けを行っても同様の効果を
生む事ができる。また、それらの判定の切換えを1個所
にて行っているが、これを複数のズーム位置にて行って
も同様の効果を得ることができる。 (実施の第5の形態)図10は本発明の実施の第5の形
態に係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャート
であり、上記実施の第1の形態における図2のフローチ
ャートに対応する部分である。カメラの回路構成は上記
実施の第1の形態と同様であるものとする。まず、CP
U6は不図示のレリーズ釦の半押し操作がなされるとス
テップ#501へ進み、測距装置2に信号を送り、一連
の測距動作を行わせ、次のステップ#502において、
現在の被写体の距離dを算出する。そして、次のステッ
プ#503において、焦点切換え駆動・検出回路5によ
り現在の撮影レンズの焦点距離を検出する。続くステッ
プ#504においては、記憶回路2より撮影レンズの各
焦点距離に対する視野率算出に供するテーブルデータも
しくはファインダと撮影画面の位置等のパラメータを読
み出し、このデータもしくはパラメータを用いて上記ス
テップ#503にて検出された撮影レンズの焦点距離に
応じたパララックス警告・補正を行う所定の視野率aを
設定し、次のステップ#505において、被写体までの
距離および現在の撮影レンズの焦点距離および撮影レン
ズとファインダとのメカニカルな距離等のパラメータよ
り現在の視野率bを算出する。次のステップ#506に
おいては、記憶回路2より撮影レンズの各焦点距離に対
する所定の距離算出に供するテーブルデータもしくはフ
ァインダと撮影画面の位置等のパラメータを読み出し、
このデータもしくはパラメータを用いて上記ステップ#
503にて検出された撮影レンズの焦点距離に応じたパ
ララックス警告・補正を行う所定の距離cを設定する。
そして、ステップ#507において、モード設定回路7
によって設定されたモードを読み込み、続くステップ#
508において、そのモードを判定し、焦点距離に応じ
た所定の視野率によってパララック警告及び補正を行う
モードAが選択されている場合はステップ#509へ進
み、現在の視野率bと各焦点距離に応じた所定の視野率
aとを比較し、現在の視野率bが所定の視野率aより小
さい、すなわちファインダで見ている範囲よりも撮影さ
れる範囲が所定値よりもずれた場合にはステップ#51
2へ進み、パララックスの警告及び補正の為の動作を行
う。また、現在の視野率bが所定の視野率aより大き
い、すなわちファインダで見ている範囲に対して撮影さ
れる範囲が所定値よりもそれほどずれていない場合は、
動作を終了する。一方、上記ステップ#508にて焦点
距離に応じた被写体の距離によってパララック警告・補
正を行うモードBが選択されていた場合はステップ#5
10へ進み、現在の距離dが所定の距離cより小さい、
すなわち被写体が所定の距離より近い所に居てファイン
ダで見ている範囲よりも撮影される範囲がかなりずれた
場合にはステップ#512へ進み、パララックスの警告
及び補正の為の動作を行う。また、現在の距離dが所定
の距離cより大きい、すなわち被写体が所定の距離より
遠いところに居て、つまりファインダで見ている範囲よ
りも撮影される範囲がそれほどずれていない場合は、動
作を終了する。また、上記ステップ#508にて焦点距
離に無関係に固定の視野率によってパララック警告・補
正を行うモードCが選択されていた場合はステップ#5
11へ進み、現在の視野率bと固定の視野率とを比較
し、現在の視野率bが固定の視野率eより小さいすなわ
ちファインダで見ている範囲よりも撮影される範囲が所
定値よりもずれた場合にはステップ#512へ進み、パ
ララックスの警告及び補正の為の動作を行う。また、現
在の視野率bが固定の視野率より大きい、すなわちファ
インダで見ている範囲に対して撮影される範囲が所定値
よりもそれほどずれていない場合は、動作を終了する。
また、上記ステップ#508にてパララック警告及び補
正を禁止するモードDが選択されていた場合は、パララ
ックスの警告及び補正の為の動作を行う事無しに、動作
を終了する。以上のように、上記実施の第5の形態によ
れば、種々のモードに応じてパララックスの警告及び補
正を行う視野率,被写体距離、あるいは、警告及び補正
をしない等の内容が撮影者自ら選択可能となるため、フ
ァインダで見た画面と実際の撮影した画面とが撮影者の
意図した通りであり、かつ、パララックスの警告及び補
正は行いながらも、日頃良く使用する撮影距離で上記パ
ララックスの警告及び補正がかかってしまい、煩わしい
といった事や、レリーズタイムラグが増えて撮影チャン
スを逃してしまうといった事を軽減することのできるカ
メラを提供可能となる。なお、上記の実施の第5の形態
によれば、4種類のモードの説明を行ったが、本発明は
これに限定されるものではない。今まで説明した実施形
の方法を行っても同様の効果を生む事ができる。また、
それらのモードの設定方法は特に限定されない。 (実施の第6の形態)図11(A),(B)又は
(A),(C)は本発明の実施の第6の形態に係るカメ
ラの主要部分の動作を示すフローチャートであり、上記
実施の第1の形態における図2のフローチャートに対応
する部分である。カメラの回路構成は上記実施の第1の
形態と同様であるものとする。まず、CPU6は不図示
のレリーズ釦の半押し操作がなされるとステップ#60
1へ進み、測距装置2に信号を送り、一連の測距動作を
行わせ、次のステップ#602において、現在の被写体
の距離dを算出する。そして、次のステップ#603に
おいて、焦点切換え駆動・検出回路5により現在の撮影
レンズの焦点距離を検出する。続くステップ#604に
おいては、上記ステップ#603にて検出された撮影レ
ンズの焦点距離に応じた現在の視野率bの算出を行う。
その後、ケース(B)の場合、ステップ#605におい
て、入力装置8によって外部設定されたパララックス警
告及び補正を行う所定の視野率aを読み込み、次のステ
ップ#606において、現在の視野率bと前記所定の視
野率aとを比較し、現在の視野率bが前記所定の視野率
aより小さい、すなわちファインダで見ている範囲より
も撮影される範囲が所定値よりもずれた場合にはステッ
プ#607へ進み、パララックスの警告及び補正の為の
動作を行う。また、現在の視野率bが前記所定の視野率
aより大きい、すなわちファインダで見ている範囲に対
して撮影される範囲が所定値よりもそれほどずれていな
い場合は、動作を終了する。また、ケース(C)の場合
は、ステップ#608において、入力装置8によって外
部設定されたパララックス警告及び補正を行う所定の距
離cを入力し、次のステップ#609において、現在の
距離dが前記所定の距離cより小さい、すなわち被写体
が所定の距離より近い所に居て、ファインダで見ている
範囲よりも撮影される範囲がかなりずれた場合にはステ
ップ#610へ進み、パララックスの警告及び補正の為
の動作を行う。また、現在の距離dが前記所定の距離c
より大きい、すなわち被写体が所定の距離より遠いとこ
ろに居て、ファインダで見ている範囲よりも撮影される
範囲がそれほどずれていない場合には、次の動作に移行
する。以上のように、上記実施の第6の形態によれば、
パララックスの警告及び補正を行う視野率,被写体距離
を撮影者が自ら外部操作によって任意に入力する事がで
きるため、ファインダで見た画面と実際の撮影した画面
とが撮影者の意図した通りであり、かつ、パララックス
の警告及び補正は行いながらも、日頃良く使用する撮影
距離で上記パララックスの警告及び補正がかかってしま
い、煩わしいといった事や、レリーズタイムラグが増え
て撮影チャンスを逃してしまうといった事を軽減するこ
とのできるカメラを提供可能となる。なお、上記実施の
第6の形態では、焦点距離に無関係に一つの所定の視野
率,所定の距離を入力する例の説明を行ったが、本発明
はこれに限定されるものではない。撮影レンズの焦点距
離の応じた視野率,距離を入力しても、あるいは、今ま
で説明した実施形の方法を行ってかつそれらの視野率,
距離を入力しても同様の効果を生む事ができる。また、
図11において、ステップ#605又はステップ#60
8にて所定の視野率又は所定の距離を入力するようにし
ているが、本発明はこのタイミングも限定されるもので
はない。ステップ#601以前に撮影者が予め入力して
おり、そのデータをステップ#605,#608にて読
み込むようにしても同様の効果を生む事ができる。次
に、上記実施の第1〜第6の形態において実行されるパ
ララックスの警告及び補正についての各例を、図12〜
図14を用いて説明する。図12は、パララックスの警
告及び補正の第1の例を説明する為のファインダ視野図
である。同図において、9a−1はパララックス警告・
補正回路9によって駆動される緑色のLED、9a−2
は同じくパララックス警告・補正回路9によって駆動さ
れる赤色のLED、4は撮影者から見た液晶ファインダ
である。同図において、(A)はパララックス警告及び
補正を行っていない状態である。(B)はパララックス
警告及び補正を行った状態であり、緑色のLED9a−
1を点滅させてファインダ4で見ている範囲よりも撮影
される範囲がかなりずれた状態に有る事を警告すると共
に、液晶をOFFさせてファインダ4で見ている範囲の
うち斜線部分が撮影画面から外れる事を報知し、撮影者
に撮影範囲の補正を示唆する。図13は、パララックス
の警告及び補正の第2の例を説明する為のファインダ視
野図である。同図において、9bはパララックス警告・
補正回路9によって駆動されるブザー、4は撮影者から
見たファインダ、10は通常はファインダの視野外にあ
り、パララックス補正時にファインダの一部を覆う事で
撮影範囲を補正するパララックス補正部材である。11
はファインダ補正部材をファインダ外に移動させたり、
ファインダ内に移動させたりするモータである。図13
(A)は、パララックス警告及び補正を行っていない状
態である。パララックス補正部材10はファインダの視
野外にある。図13(B)は、パララックス警告及び補
正を行った状態であり、ブザー9bを鳴らしてファイン
ダ4で見ている範囲よりも撮影される範囲がかなりずれ
た状態に有る事を警告すると共に、モータ11を駆動さ
せてパララックス補正部材10を動かし、所定量ファイ
ンダ4で見ている範囲を覆う事によって撮影範囲の補正
を行う。図14は、パララックスの警告及び補正の第3
の例を説明する為の光学配置図である。同図において、
4a,4a,4c,4dはファインダレンズであり、4
dはファインダプリズムを表わし、こららの光学素子で
ファインダ光学系を構成する。12はファインダ光学系
のうち対物レンズ4aを駆動するモータである。パララ
ックス警告及び補正を行っていないは、対物レンズ4a
は図14の実線で示す状態にあり、それぞれのファイン
ダレンズは光学中心位置にある。一方、パララックス警
告及び補正を行う場合は、モータ12を駆動させて対物
レンズ4aを破線位置まで動かし、ファインダ4で見て
いる範囲を変える事によって撮影範囲の補正を行う。な
お、上記の図12〜図14にて各種のパララックス警告
及び補正の例を記載したが、本発明はこれに限定される
ものではない。撮影者に警告ができ、または、パララッ
クスの補正ができれば同様の効果を生む事ができる。ま
た、これらの警告と補正は同時に行っても、片方を先に
行うようにしても同様の効果を生む事ができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファインダで見た画面と実際の撮影した画面とが大幅に
異なる事の無いようにパララックスの警告及び補正を行
うと共に、日頃良く使用する撮影距離から上記パララッ
クスの警告及び補正が行われてしまい、煩わしかった
り、レリーズタイムラグが増えて撮影チャンスを逃すと
いったことを軽減することができ、しかもパララックス
の警告及び補正を行う条件を使用者が任意に設定するこ
とができるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラの主要部分
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る主要部分の動
作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の第1の形態における効果を説明
する為の図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係る主要部分の動
作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態における効果を説明
する為の図である。
【図6】本発明の実施の第3の形態に係る主要部分の動
作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第4の形態に係る主要部分の動
作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第4の形態における効果を説明
する為の図である。
【図9】同じく本発明の実施の第4の形態における効果
を説明する為の図である。
【図10】本発明の実施の第5の形態に係る主要部分の
動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第6の形態に係る主要部分の
動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の第1〜第6の形態において実
行されるパララックス警告及び補正の第1の例を示すフ
ァインダ視野図である。
【図13】本発明の実施の第1〜第6の形態において実
行されるパララックス警告及び補正の第2の例を示すフ
ァインダ視野図である。
【図14】本発明の実施の第1〜第6の形態において実
行されるパララックス警告及び補正の第3の例を示す光
学配置図である。
【符号の説明】
1 視野率算出回路 2 測距装置 3 記憶回路 4 ファインダ 5 焦点切換え駆動・検出回路 6 CPU 7 モード設定回路 8 入力装置 9 パララックス警告・補正回路 9a LED 9b 発音体 9c コイル

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実際の撮影画面とファインダで見える画
    面との差が所定の値を超える場合にパララックス警告及
    び補正を行う警告・補正手段と、撮影レンズの焦点距離
    を検出する焦点距離検出手段と、該焦点検出手段にて検
    出される撮影レンズの各焦点距離に応じた、前記パララ
    ックス警告及び補正を行うか否かのしきい値となる前記
    所定の値を任意に設定する設定手段とを有することを特
    徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、記憶手段に予め記憶さ
    れている各焦点距離に対応するデータもしくはパラメー
    タを読み出し、これと現在の撮影レンズの焦点距離と現
    在の被写体距離のうちの少なくとも一方を用いて演算に
    より前記所定の値を算出し、設定することを特徴とする
    請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、外部より入力された各
    焦点距離に対応するデータもしくはパラメータを読み出
    し、これと現在の撮影レンズの焦点距離と現在の被写体
    距離のうちの少なくとも一方を用いて演算により前記所
    定の値を算出し、設定することを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 実際の撮影画面とファインダで見える画
    面との差が所定の視野率以下の場合にパララックス警告
    及び補正を行う警告・補正手段と、撮影レンズの焦点距
    離を検出する焦点距離検出手段と、該焦点距離検出手段
    にて検出される各焦点距離に応じた任意の前記所定の視
    野率を算出する視野率算出手段とを有することを特徴と
    するカメラ。
  5. 【請求項5】 実際の撮影画面とファインダで見える画
    面との差に相当する現在の視野率を算出する第1の視野
    率算出手段と、パララックス警告及び補正を行う警告・
    補正手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離
    検出手段と、該焦点距離検出手段にて検出される各焦点
    距離に応じた任意の所定の視野率を算出する第2の視野
    率算出手段と、前記現在の視野率と前記所定の視野率と
    を比較し、前記現在の視野率が前記所定の視野率よりも
    小さい場合に前記警告・補正手段にパララックス警告及
    び補正を行わせる制御手段とを有することを特徴とする
    カメラ。
  6. 【請求項6】 撮影レンズの各焦点距離に対応するデー
    タもしくはパラメータを予め記憶した記憶手段を有し、 前記所定の視野率は、前記記憶手段に予め記憶されてい
    る前記データもしくはパラメータと現在の撮影レンズの
    焦点距離を用いて演算により算出されることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 撮影レンズの各焦点距離に対応するデー
    タもしくはパラメータを外部より入力する入力手段を有
    し、 前記所定の視野率は、外部より入力された前記データも
    しくはパラメータと現在の撮影レンズの焦点距離を用い
    て演算により算出されることを特徴とする請求項4又は
    5に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記撮影レンズの焦点距離が望遠側であ
    る程、前記所定の視野率は小さくなることを特徴とする
    請求項4〜7の何れかに記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記データは、撮影レンズの各焦点距離
    に対応する視野率算出に供されるテーブル情報であるこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記パラメータは、ファインダと撮影
    画面の位置関係を示す情報であることを特徴とする請求
    項6又は7に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 実際の撮影画面とファインダで見える
    画面との差が所定の距離以下の場合にパララックス警告
    及び補正を行う警告・補正手段と、被写体までの距離を
    測定する測距手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する
    焦点距離検出手段と、前記測距手段と前記焦点距離検出
    手段の各出力に基づき、前記撮影レンズの各焦点距離に
    応じた前記所定の距離を算出する演算手段とを有するこ
    とを特徴とするカメラ。
  12. 【請求項12】 被写体までの距離を測定する測距手段
    と、パララックス警告及び補正を行う警告・補正手段
    と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段
    と、前記測距手段と前記焦点距離検出手段の各出力に基
    づき、前記撮影レンズの各焦点距離に応じた所定の距離
    を算出する演算手段と、前記測距手段にて得られた現在
    の距離と前記演算手段にて得られた所定の距離とを比較
    し、前記現在の距離が前記所定の距離よりも小さい場合
    に前記警告・補正手段にパララックス警告及び補正を行
    わせる制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  13. 【請求項13】 撮影レンズの各焦点距離に対応するデ
    ータもしくはパラメータを予め記憶した記憶手段を有
    し、 前記所定の距離は、前記記憶手段に予め記憶されている
    前記データもしくはパラメータと現在の被写体までの距
    離を用いて演算により算出されることを特徴とする請求
    項11又は12に記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 撮影レンズの各焦点距離に対応するデ
    ータもしくはパラメータを外部より入力する入力手段を
    有し、 前記所定の距離は、外部より入力された前記データもし
    くはパラメータと現在の被写体までの距離を用いて演算
    により算出されることを特徴とする請求項11又は12
    に記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 前記撮影レンズの焦点距離が望遠側で
    ある程、前記所定の距離は遠くなることを特徴とする請
    求項11〜14の何れかに記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 前記データは、撮影レンズの各焦点距
    離に対応する所定の距離算出に供されるテーブル情報で
    あることを特徴とする請求項13又は14に記載のカメ
    ラ。
  17. 【請求項17】 前記パラメータは、ファインダと撮影
    画面の位置関係を示す情報であることを特徴とする請求
    項13又は14に記載のカメラ。
  18. 【請求項18】 実際の撮影画面とファインダで見える
    画面との差に相当する現在の視野率を算出する第1の視
    野率算出手段と、パララックス警告及び補正を行う警告
    ・補正手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距
    離検出手段と、該焦点距離検出手段にて検出される各焦
    点距離に応じた任意の所定の視野率を算出する第2の視
    野率算出手段と、被写体までの距離を測定する測距手段
    と、該測距手段と前記焦点距離検出手段の各出力に基づ
    き、前記撮影レンズの各焦点距離に応じた所定の距離を
    算出する演算手段と、検出された現在の焦点距離に応じ
    て、前記現在の視野率と前記所定の視野率とを比較して
    前記現在の視野率が前記所定の視野率よりも小さいとき
    に前記警告・補正手段にパララックス警告及び補正を行
    わせる場合と、現在の被写体距離と前記所定の距離とを
    比較して現在の被写体距離が前記所定の距離よりも小さ
    いときに前記警告・補正手段にパララックス警告及び補
    正を行わせる場合の、何れかを設定する制御手段とを有
    することを特徴とするカメラ。
  19. 【請求項19】 実際の撮影画面とファインダで見える
    画面との差に相当する現在の視野率を算出する第1の視
    野率算出手段と、パララックス警告及び補正を行う警告
    ・補正手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距
    離検出手段と、該焦点距離検出手段にて検出される各焦
    点距離に応じた任意の所定の視野率を算出する第2の視
    野率算出手段と、被写体までの距離を測定する測距手段
    と、該測距手段と前記焦点距離検出手段の各出力に基づ
    き、前記撮影レンズの各焦点距離に応じた所定の距離を
    算出する演算手段と、モードを設定するモード設定手段
    と、該モード設定手段により設定されるモードに応じ
    て、前記現在の視野率と前記所定の視野率とを比較して
    前記現在の視野率が前記所定の視野率よりも小さいとき
    に前記警告・補正手段にパララックス警告及び補正を行
    わせる場合と、現在の被写体距離と前記所定の距離とを
    比較して現在の被写体距離が前記所定の距離よりも小さ
    いときに前記警告・補正手段にパララックス警告及び補
    正を行わせる場合と、前記前記警告・補正手段の動作を
    禁止する場合の、何れかを設定する制御手段とを有する
    ことを特徴とするカメラ。
  20. 【請求項20】 ファインダで見える画面の範囲を変更
    するファインダ画角変更手段を有し、 前記警告・補正手段は、前記ファインダ画角変更手段を
    作動させてパララックス警告及び補正を行うことを特徴
    とする請求項1〜19の何れかに記載のカメラ。
  21. 【請求項21】 前記ファインダ画角変更手段は、ファ
    インダ内に設置された液晶部材をオン,オフさせること
    で、パララックス警告及び補正を行うことを特徴とする
    請求項20に記載のカメラ。
  22. 【請求項22】 前記ファインダ画角変更手段は、ファ
    インダ内に設置されたメカニカルなマスクを動かすこと
    で、パララックス警告及び補正を行うことを特徴とする
    請求項20に記載のカメラ。
  23. 【請求項23】 前記ファインダ画角変更手段は、ファ
    インダユニットを動かすことで、パララックス警告及び
    補正を行うことを特徴とする請求項20に記載のカメ
    ラ。
  24. 【請求項24】 報知手段を有し、 前記警告・補正手段は、前記報知手段を作動させてパラ
    ラックス警告を行うことを特徴とする請求項1〜19の
    何れかに記載のカメラ。
  25. 【請求項25】 前記報知手段は表示部材であり、該表
    示部材を点灯もしくは点滅させることにより、パララッ
    クス警告を行うことを特徴とする請求項24に記載のカ
    メラ。
  26. 【請求項26】 前記報知手段は発音体であり、該発音
    体を発音させることにより、パララックス警告を行うこ
    とを特徴とする請求項24に記載のカメラ。
  27. 【請求項27】 前記報知手段は振動体であり、該振動
    体を振動させることにより、パララックス警告を行うこ
    とを特徴とする請求項24に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145263A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム

Cited By (1)

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JP2008145263A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム

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