JP2001066317A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JP2001066317A
JP2001066317A JP24348799A JP24348799A JP2001066317A JP 2001066317 A JP2001066317 A JP 2001066317A JP 24348799 A JP24348799 A JP 24348799A JP 24348799 A JP24348799 A JP 24348799A JP 2001066317 A JP2001066317 A JP 2001066317A
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acceleration
acceleration sensor
piezoelectric element
plane
planes
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JP24348799A
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English (en)
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Hiroyuki Baba
啓之 馬場
Shogo Asano
勝吾 浅野
Yasuyuki Nakano
泰之 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的構造が簡単であり、低価格で、高い性
能を有する優れた加速度センサを提供することを目的と
する。 【解決手段】 圧電素子材からなり、中心孔33cと、
所定の厚さと、2つの平面33aおよび33bと、を有
するシート状の少なくとも1枚の圧電素子33と、圧電
素子33の一方の平面33a上に部分的に延在するよう
に形成された電極35bと、所定の厚さと、実質的に水
平な2つの平面37aおよび37bと、を有し、この平
面の少なくとも1方の面37a上に圧電素子33の他方
の平面33bを接着剤により接着した導電性部材からな
る振動板37と、振動板37の中心部で振動板37を支
持する支持部11aと、を備えた加速度センサ31にお
いて、圧電素子33が、一方の平面33aに実質的に平
行な方向で、かつ中心から外周方向または外周から中心
方向に分極する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサに関
し、特に、車載用等に用いられ、振動を電気信号に変換
する圧電素子を備えた加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、実用化されている加速度セン
サには、電磁型、圧電型、半導体型等種々の方式により
加速度を検出するものが知られている。圧電型加速度セ
ンサは、振動を電気信号に変換する圧電素子を備えたも
のであり、例えば、図6に示されるようなものがある。
この従来の圧電型加速度センサ1は、振動変換器10
と、振動変換器10と一体となって振動変換器10を支
持する支持プレート11と、振動変換器10と電気的に
接続されるプリント基板13と、プリント基板13と接
続ピン14を介して電気的に接続されるとともに、電気
インピーダンス変換器、アンプ、補正回路などの電気部
品15が搭載されたプリント基板17と、支持プレート
11と抵抗溶接等により電気的に接続されるとともに固
定され、振動変換器10、プリント基板13および17
を収容するケース18と、を備えている。
【0003】支持プレート11とケース18は、一般的
には電気回路のアースと接続され、シールドとして構成
される。
【0004】従来の圧電型加速度センサ1の振動変換器
10は、中心孔3aを有する1対の円盤型の圧電素子3
と、圧電素子3が導電性接着剤等により接着される両面
7aおよび7bを有する円盤型の金属振動板7と、を備
えている。
【0005】各圧電素子3には、少なくとも1つの表面
上に、中心孔を有する円盤状の配線用の大径の電極5a
と、小径の電極5bとが同軸の二重となるように形成さ
れており、この電極5aおよび5bが、ワイヤボンディ
ング等によるワイヤ6によりプリント基板13に電気的
に接続されている。
【0006】各圧電素子3はセラミックス等からなり、
図7に示されるように、圧電素子3の表面に対して実質
的に垂直な矢印D1およびD2に示される方向にそれぞ
れ分極している。
【0007】図7の等価結線図に示されるように、従来
の加速度センサ1において、振動変換器10の一対の圧
電素子3は、互いに電極5aおよび5bを介して電気的
に並列に接続されている。電極5aは、外部の発振器1
9に電気的に接続され、外部発振器19から所定の電圧
を印加することにより、振動板7を振動させる。一方、
電極5bを介して、振動板7の振動に応じて圧電素子3
に生じた電位を外部へ取り出すようになっている。この
ようにして加速度センサ1にかかる加速度が、振動板7
の振動に応じて電極5bを介して電気信号として取り出
され、検出される。
【0008】また、一方の電極5aに外部から所定の電
圧を印加して振動板7を振動させ、振動によって発生し
た電位を他方の電極5bから取り出すことにより、加速
度センサのレベル校正や、センサ機能の良否の自己診断
機能を実現することができる。
【0009】図8は、加速度センサの振動に対する一定
加速度における周波数特性の例であり、図に示されるよ
うに、共振点f0付近では、高いQを有するが、中およ
び低周波数領域では平坦な特性を示す。一般的には、加
速度センサの使用目的により、平坦部または共振点f0
近傍の振動出力を選択して使用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の加速度センサ1においては、圧電素子3内
の分極方向が素子平面に垂直な方向なため、電極5aお
よび5bが設けられている平面上に焦電気が発生する。
この焦電効果をキャンセルするべく、圧電素子3内の分
極方向が逆方向となるように電極5aおよび5bがそれ
ぞれ電気的に直列または並列接続されるが、それでも完
全に焦電効果をキャンセルすることはできず、特に、極
低い周波数で加速度センサを使用する場合、電気回路の
動作点等に悪影響を与えるといった問題点があった。
【0011】さらに、従来の加速度センサ1において
は、上記の焦電効果の悪影響を抑制するために、複数枚
の圧電素子が必要であることから、構造が複雑で作製に
手間が掛り、コスト高になってしまうという問題点があ
った。
【0012】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたものであり、比較的構造が簡単であり、低価格
で、高い性能を有する優れた加速度センサを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記課題を解決するために、圧電素子材からなり、
所定の厚さと、2つの平面と、を有するシート状の少な
くとも1枚の加速度検出素子と、前記加速度検出素子の
一方の平面上に部分的に延在するように形成された電極
と、所定の厚さと、実質的に水平な2つの平面と、を有
し、この平面の少なくとも1方の面上に前記加速度検出
素子の他方の平面を接着剤により接着した導電性部材か
らなる振動板と、この振動板を振動可能に支持する支持
部と、を備えた加速度センサにおいて、前記加速度検出
素子が、前記一方の平面に実質的に平行な方向に分極し
ていることを特徴とする。
【0014】圧電素子材は、振動を電気信号に変換する
特性を有すものであり、圧電セラミック素子材や、Li
NbO3、LiTaO3等の単結晶性圧電素子材からな
る。
【0015】この構成によれば、加速度検出素子が、平
面に実質的に平行な方向に分極しているので、加速度検
出素子の平面上への焦電気の発生を抑制でき、加速度検
出素子の平面上に設けられている電極へ焦電効果の影響
を大幅に削減することができる。これは、通常、焦電気
は素子内の分極方向先端にある表面に起きるからであ
る。つまり、本願の加速度検出素子においては、焦電気
は加速度検出素子の側面上に発生するので、電極への影
響を大幅に抑えることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記課題を解決
するために、請求項1に記載の加速度センサにおいて、
前記加速度検出素子を2枚、前記振動板両面に、分極方
向が同一方向となるように前記接着剤によりそれぞれ接
着され、前記2枚の加速度検出素子が互いに前記電極を
介して電気的に並列に接続されることを特徴とする。
【0017】この構成によれば、2枚の前記加速度検出
素子が、前記振動板の両面に前記分極方向が同一方向と
なるようにそれぞれ接着されるとともに、互いにその表
面上に形成された電極を介して電気的に並列に接続され
るので、加速度検出素子全体の容量を大きくすることが
でき、かつ、焦電効果の悪影響もさらに小さくすること
ができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、上記課題を解決
するために、請求項1に記載の加速度センサにおいて、
前記加速度検出素子を2枚、前記振動板両面に、分極方
向が逆方向となるように前記接着剤によりそれぞれ接着
され、前記2枚の加速度検出素子が互いに前記電極を介
して電気的に直列に接続されることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、2枚の前記加速度検出
素子が、前記振動板の両面に前記分極方向が逆方向とな
るようにそれぞれ接着されるととに、互いにその表面上
に形成された電極を介して電気的に直列に接続されるの
で、焦電効果を2つの加速度検出素子が互いに逆方向の
分極により相殺することができ、焦電効果による悪影響
をさらに抑制することができ、かつ、出力感度を高める
ことができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、前記加速度検出
素子が、中心孔を有する円盤型であり、前記支持部が、
前記振動板の中心部で前記振動板を支持し、前記加速度
検出素子が、中心から外周方向または外周から中心方向
に分極していることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、加速度検出素子が、中
心から外周方向または外周から中心方向に分極している
ので、すなわち、1つの加速度検出素子内で、中心部に
対して互いに逆向きに分極させているので、焦電効果を
相殺することができ、これにより加速度検出素子が1つ
でも焦電効果の悪影響を大幅に削減できる。従って、加
速度検出素子の必要枚数を削減することができるので比
較的構成が簡素化であり、低価格で量産性が高く高性能
な加速度センサが得られるという効果がある。
【0022】請求項4に記載の加速度センサにおいて、
前記電極が、前記加速度検出素子と同心円で、かつ前記
加速度検出素子の平面と実質的に平行な2つの平面を有
するリング状であってもよい。
【0023】また、請求項1乃至5に記載の加速度セン
サにおいて、前記加速度検出素子が、2つの前記電極を
備えてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る加速度センサは、圧
電素子材からなり、所定の厚さと、2つの平面と、を有
するシート状の少なくとも1枚の加速度検出素子と、前
記加速度検出素子の一方の平面上に部分的に延在するよ
うに形成された電極と、所定の厚さと、実質的に水平な
2つの平面と、を有し、この平面の少なくとも1方の面
上に前記加速度検出素子の他方の平面を接着剤により接
着した導電性部材からなる振動板と、前記振動板の中心
部でこの振動板を支持する支持部と、を含む振動変換器
を備えている。加速度センサにおいて、前記加速度検出
素子が、前記一方の平面に実質的に平行な方向に分極し
ている。
【0025】このように構成された加速度センサによれ
ば、加速度検出素子が、平面に実質的に平行な方向に分
極しているので、加速度検出素子の平面上への焦電気の
発生を抑制でき、加速度検出素子の平面上に設けられて
いる電極へ焦電効果の影響を大幅に削減することができ
る。これは、通常、焦電気は素子内の分極方向先端にあ
る表面に起きるからである。つまり、本願の加速度検出
素子においては、焦電気は側面上に発生する。
【0026】以下に図面に基づいて、本発明の詳細な説
明を示すが、本発明は以下の実施例により限定されるも
のではない。尚、すべての図面において、同様な構成要
素は同じ参照記号および符号を用いて示してある。
【0027】
【第1実施例】図1は、本発明に係る加速度センサの第
1実施例の断面立面図である。同図に示されるように、
第1実施例の加速度センサ31は、振動変換器40と、
図6に示された従来の加速度センサ1と同じ支持プレー
ト11と、プリント基板13および17と、ケース18
と、を備えている。従来の加速度センサ1と同じ構成要
素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】本実施例において、プリント基板は2枚で
構成されているが、これに限定されるものではなく、1
枚でもあるいは3枚以上であっても良い。
【0029】振動変換器40は、図2に示されるよう
に、圧電セラミックスなどの圧電素子材からなる圧電素
子33を備えている。圧電素子33は、LiNbO3
LiTaO3等の単結晶圧電素子材を用いて構成しても
よい。圧電素子33は、所定の厚さと、2つの平面33
aおよび33bと、を有する円盤形状であり、さらにそ
の中心部に中心孔33cが形成されている。圧電素子3
3の少なくとも一方の平面33a上に、部分的に延在す
るように形成された電極35aおよび35bが形成され
る。図3は振動変換器40の上面図であり、同図に示さ
れるように、本実施例において、電極35aおよび35
bは、圧電素子33と同心円で、かつ圧電素子33の平
面33aと実質的に平行な2つの平面を有するリング状
に形成されており、電極35aが大径で、電極35bが
小径で、同軸に二重に配置されている。本実施例におい
て、電極35aおよび35bはリング状であるが、これ
に限定されるものではなく、弧状、矩形など様々な形状
を有しても良い。
【0030】図2に戻り、振動変換器40は、金属など
の導電性部材からなる振動板37をさらに備えている。
振動板37は、所定の厚さと、実質的に水平な2つの平
面37aおよび37bと、を有する円盤形状である。振
動板37の形状は円盤型に限定されるものではなく、棒
状など様々な形状が考えられる。本実施例において、圧
電素子33の他方の平面33bが、振動板37の一方の
平面37a上に導電性接着剤により接着されている。他
の実施例において、接着剤は非導電性のものであっても
よい。本実施例では、振動板37の中央部で支持部11
aにより振動板37を実質的に鉛直方向に振動可能に支
持しているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、円盤の周囲部でクランプするタイプ、あるいは、棒
状の振動板を片持ちに固定したタイプなど、様々な方式
が考えられる。
【0031】本実施例において、圧電素子33は、図2
の矢印D3およびD4で示されるように、金属振動板3
7の平面37aに実質的に平行な方向で、かつ中心から
外周方向に分極している。他の実施例において、分極方
向は、外周から中心方向に向かう方向であっても良い。
【0032】本実施例において、圧電素子33は、円盤
形状であるが、これに限定されるものではなく、所定の
厚さと、2つの平面を有するシート状であれば良い。本
実施例のような円盤形状にした場合、圧電素子33内の
分極方向を容易に均一にすることができるので好まし
い。さらに振動も均一にできる。これにより高性能な加
速度センサを提供することが可能となる。
【0033】他の実施例において、圧電素子33は、そ
の両方の平面33aおよび33b上に、電極35aおよ
び35bをそれぞれ設けてもよく、このようにすれば、
加速度センサの製造工程において、圧電素子33を振動
板37に接着する際、圧電素子33上の電極35aおよ
び35bの設置面、すなわち、圧電素子33の裏表を気
にすることなく取付が可能となり、圧電素子33の扱い
が楽になるので、製造コストをより低く抑えることがで
きる。
【0034】尚、本実施例では、2つの電極35aおよ
び35bを備えているが、これは前述した自己診断機能
等を有する加速度センサを提供するためのものであり、
少なくとも1つの電極を備えれば、加速度センサとして
の機能を果たすことができる。
【0035】本実施例では、電極35aは入力端子45
を介して外部発振器19から印加された電圧を入力す
る。一方、電極35bは出力端子41を介して振動によ
って発生した電位を出力する。
【0036】上記のように構成された振動変換器40を
備えた加速度センサ31によれば、電極35aおよび3
5bが、焦電効果の影響が大きい平面、すなわち圧電素
子33の側面とは直交する平面33a上に設置されてい
るため、圧電素子33特有の温度変化による焦電効果の
影響を抑制することができる。また、図2の矢印D3お
よびD4で示されるように、分極方向が互いに中心部か
ら逆向きになるため、圧電素子33内の分極の影響が相
殺され、より焦電気の発生を抑制することが可能であ
る。
【0037】
【第2実施例】図4は、本発明に係る加速度センサの振
動変換器の第2実施例の等価的結線図である。本実施例
において、加速度センサの振動変換器以外の構成は、第
1実施例と同じであるので、説明は省略する。また、第
1実施例と同じ構成には同じ符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0038】同図に示されるように、第2実施例の振動
変換器50は2枚の圧電素子33を備えている。2枚の
圧電素子33の分極方向D3およびD4が同一方向とな
るように振動板37の両面37aおよび37bに、導電
性接着剤によりそれぞれ接着される。他の実施例におい
て、接着剤は非導電性のものであってもよい。2枚の圧
電素子33の電極35aおよび35bが、入力端子55
および出力端子51介して互いに電気的に並列に接続さ
れる。
【0039】このように構成された振動変換器50を備
えた加速度センサは、圧電素子33は2枚必要となる
が、圧電素子33全体の容量を大きくすることができ、
かつ、焦電効果の悪影響もさらに小さくすることができ
る。
【0040】
【第3実施例】図5は、本発明に係る加速度センサの振
動変換器の第3実施例の等価的結線図である。本実施例
において、加速度センサの振動変換器以外の構成は、第
1実施例と同じであるので、説明は省略する。また、第
1実施例と同じ構成には同じ符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0041】同図に示されるように、第3実施例の振動
変換器60は2枚の圧電素子33および63を備えてい
る。2枚の圧電素子33および37の分極方向D3およ
びD5、あるいはD4およびD6が互いに逆方向となる
ように振動板37の両面37aおよび37bに、導電性
接着剤によりそれぞれ接着される。他の実施例におい
て、接着剤は非導電性のものであってもよい。2枚の圧
電素子33および63の電極35aおよび65a、ある
いは、電極35bおよび65bが、端子65および67
あるいは端子61および63介して電気的に直列に接続
される。
【0042】このように構成された振動変換器60を備
えた加速度センサは、圧電素子は2枚必要となるが、焦
電効果を2つの圧電素子33および63が互いに逆方向
の分極により相殺することができ、焦電効果による悪影
響をさらに抑制することができ、かつ、出力感度を高め
ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、加速度検出素子が、平
面に実質的に平行な方向に分極しているので、加速度検
出素子の平面上への焦電気の発生を抑制でき、加速度検
出素子の平面上に設けられている電極へ焦電効果の影響
を大幅に削減することができる。これは、通常、焦電気
は素子内の分極方向先端にある表面に起きるからであ
る。つまり、本願の加速度検出素子においては、焦電気
は側面上に発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加速度センサの第1実施例の断面
立面図である。
【図2】図1に示された加速度センサの変換器部の等価
的結線図である。
【図3】図1に示された加速度センサの変換器部の上面
図である。
【図4】本発明に係る加速度センサの変換器部の第2実
施例の等価的結線図である。
【図5】本発明に係る加速度センサの変換器部の第3実
施例の等価的結線図である。
【図6】従来の加速度センサの断面立面図である。
【図7】従来の加速度センサの変換器部の等価的結線図
である。
【図8】一般的な加速度センサの周波数特性を説明する
ための図である。
【符号の説明】
11 支持プレート 11a 支持部 13、17 プリント基板 15 電気部品 18 ケース 19 外部発振器 31 加速度センサ 33、63 圧電素子(加速度検出素子) 35a、35b、65a、65b 電極 37 金属振動板 40、50、60 振動変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子材からなり、所定の厚さと、2
    つの平面と、を有するシート状の少なくとも1枚の加速
    度検出素子と、 前記加速度検出素子の一方の平面上に部分的に延在する
    ように形成された電極と、 所定の厚さと、実質的に水平な2つの平面と、を有し、
    この平面の少なくとも1方の面上に前記加速度検出素子
    の他方の平面を接着剤により接着した導電性部材からな
    る振動板と、 この振動板を振動可能に支持する支持部と、を備えた加
    速度センサにおいて、 前記加速度検出素子が、前記一方の平面に実質的に平行
    な方向に分極していることを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記加速度検出素子を2枚、前記振動板
    両面に、分極方向が同一方向となるように前記接着剤に
    よりそれぞれ接着し、 前記2枚の加速度検出素子が互いに前記電極を介して電
    気的に並列に接続されることを特徴とする請求項1に記
    載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記加速度検出素子を2枚、前記振動板
    両面に、分極方向が逆方向となるように前記接着剤によ
    りそれぞれ接着し、 前記2枚の加速度検出素子が互いに前記電極を介して電
    気的に直列に接続されることを特徴とする請求項1に記
    載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記加速度検出素子が、中心孔を有する
    円盤型であり、 前記支持部が、前記振動板の中心部で前記振動板を支持
    し、 前記加速度検出素子が、中心から外周方向または外周か
    ら中心方向に分極していることを特徴とする請求項1乃
    至3に記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記電極が、前記加速度検出素子と同心
    円で、かつ前記加速度検出素子の平面と実質的に平行な
    2つの平面を有するリング状であることを特徴とする請
    求項4に記載の加速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記加速度検出素子が、2つの前記電極
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5に記載の加速
    度センサ。
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KR100479934B1 (ko) * 2002-07-16 2005-04-07 (주) 래트론 저주파 진동 측정용 가속도 센서
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