JP2001065557A - ころ軸受 - Google Patents

ころ軸受

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JP2001065557A
JP2001065557A JP28188199A JP28188199A JP2001065557A JP 2001065557 A JP2001065557 A JP 2001065557A JP 28188199 A JP28188199 A JP 28188199A JP 28188199 A JP28188199 A JP 28188199A JP 2001065557 A JP2001065557 A JP 2001065557A
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JP
Japan
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rollers
steel
roller
ceramic
roller bearing
Prior art date
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JP28188199A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tanimoto
清 谷本
Yuichi Takii
裕一 瀧井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不快なきしり音を効果的に抑制するころ軸受
を提供すること。 【解決手段】 鋼製軌道輪間に保持器により複数のころ
を均等配置したころ軸受において、ころ3数を素数の2
以上の倍数(n)とするとともに、複数のころ3を鋼製
3aとセラミックス製3bの組み合わせとし、セラミッ
クス製ころ3bの数を素数または(n−1)以下の素数
の倍数として周方向に均等配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ころ軸受に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒ころ軸受は、内輪と、外輪
と、この内外輪間に配置された複数の鋼製のころと、こ
のころを周方向に均等配置に保持する保持器とを備え、
軸受内部にグリースが封入されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の円筒ころ軸
受で回転軸を回転可能に支承した場合、内輪の回転に伴
ってころが円周方向に移動して非負荷圏から負荷圏へあ
るいは負荷圏から非負荷圏へ入る現象が生じる。この
時、軸受内部のラジアルすきまが大きいとそれほど高速
の回転数でなくても、きしるような高周波の不快な音が
することがある。この音は、通称「きしり音」と呼ばれ
ている。このきしり音は非常に耳障りで不快なものであ
り、従来よりその発生を抑制するために種々の対策が考
えられている。例えば、ラジアル隙間をある値以下にな
るようにしたり、保持器の形状変更を行ったりしたもの
等があるが、きしり音の抑制にはまだ不十分であった。
【0004】従って、本発明は、不快なきしり音を効果
的に抑制するころ軸受を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
消するためになされたものであり、鋼製軌道輪間に保持
器により複数のころを均等配置したころ軸受において、
ころ数を素数の2以上の倍数(n)とするとともに、複
数のころを鋼製とセラミックス製の組み合わせとし、セ
ラミックス製ころの数を素数または(n−1)以下の素
数の倍数として周方向に均等配置したことを特徴とす
る。
【0006】また、上記鋼製ころの直径をセラミックス
製ころの直径より大きくし、両ころの軌道輪への接触面
圧を同等にしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の一実施
形態の円筒ころ軸受であり、内輪1と、外輪2と、この
内外輪1,2間に配置された複数の円筒ころ3と、この
円筒ころ3を周方向に均等に保持する保持器4とを備
え、軸受内部にグリースが封入されている。
【0008】上記複数の円筒ころ3は、その数を素数の
2以上の倍数(n個)、すなわち8個とされ、鋼製の円
筒ころ3aとセラミックス製の円筒ころ3bとが組み合
わされて配置されている。そして、上記セラミックス製
の円筒ころ3bは、その数を素数または(n−1)個以
下の素数の倍数、すなわち4個とされ、周方向に均等配
置され、残りの円筒ころ3aが鋼製とされている。すな
わち、この実施形態では、8個の円筒ころ3が交互に鋼
製3aとセラミックス製3bで構成されている。
【0009】図3は別の実施形態であり、円筒ころ3数
が9個とされ、そのうちセラミックス製ころ3b数が3
個とされて周方向に均等配置され、残りの円筒ころ3a
が鋼製とされている。すなわち、セラミックス製円筒こ
ろ3b間には2個の鋼製円筒ころ3aが配置されてい
る。
【0010】また、上記両実施形態において、鋼製円筒
ころ3aの直径をセラミックス製円筒ころ3bの直径よ
りも大きくし、両円筒ころ3a,3bの内外輪1,2へ
の接触面圧を同等になるようにしてもよい。すなわち、
セラミックス製円筒ころ3bは鋼製円筒ころ3aに比べ
てその材質上、縦弾性係数が大きいため、同じころ直径
であれば、同じ転動体荷重が作用した場合、鋼製円筒こ
ろ3aの接触面圧よりもセラミックス製円筒ころ3bの
接触面圧が大きくなり、鋼製の内外輪1,2の寿命が低
下する。しかし、本願発明においては、セラミックス円
筒ころ3bの直径を鋼製円筒ころ3aの直径より小さく
して、セラミックス製円筒ころ3bが受け持つ転動体荷
重を小さくし、接触面圧が同等になるようにすることに
より、転がり疲れ寿命もセラミックス円筒ころ3bと鋼
製円筒ころ3aで同等とでき、内外輪1,2の寿命低下
が防止される。なお、軸受使用時の昇温により軸受内部
すきまが変化する場合は、円筒ころ3a,3b材質の線
膨張係数を考慮した円筒ころ3a,3bの直径を設定す
ればよい。
【0011】
【発明の効果】この発明は、鋼製軌道輪間に保持器によ
り複数のころを均等配置したころ軸受において、ころ数
を素数の2以上の倍数(n)とするとともに、複数のこ
ろを鋼製とセラミックス製の組み合わせとし、セラミッ
クス製ころの数を素数または(n−1)以下の素数の倍
数として周方向に均等配置したため、各ころ位置でのば
ね定数が変化するため、この軸受の振動モードが変わ
り、きしり音が抑制される。また、鋼製ころとセラミッ
クス製ころとが均等に割り振られているため、両ころの
組み合わせであっても安定した回転が維持される。
【0012】また、上記鋼製ころの直径をセラミックス
製ころの直径より大きくし、両ころの軌道輪への接触面
圧を同等にしたため、転がり疲れ寿命がセラミックス製
ころと鋼製ころとで同等になり、軌道輪の寿命低下が抑
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】図1のころ軸受のころ配置模式図である。
【図3】別の実施形態であるころ軸受のころ配置模式図
である。
【符号の説明】
1 内輪 2 外輪 3 円筒ころ 3a 鋼製ころ 3b セラミックス製ころ 4 保持器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製軌道輪間に保持器により複数のころ
    を均等配置したころ軸受において、ころ数を素数の2以
    上の倍数(n)とするとともに、複数のころを鋼製とセ
    ラミックス製の組み合わせとし、セラミックス製ころの
    数を素数または(n−1)以下の素数の倍数として周方
    向に均等配置したことを特徴とするころ軸受。
  2. 【請求項2】 鋼製ころの直径をセラミックス製ころの
    直径より大きくし、両ころの軌道輪への接触面圧を同等
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のころ軸受。
JP28188199A 1999-08-26 1999-08-26 ころ軸受 Pending JP2001065557A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042260A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Tsubaki Nakashima Co Ltd 鋼球とセラミックス球を交互に介挿させたボールねじ
DE10233938A1 (de) * 2002-07-25 2004-02-12 Lucas Automotive Gmbh Maschinenelement mit zwischen beweglichen Bauteilen angeordneten Wälzkörpern
WO2017202404A1 (de) * 2016-05-25 2017-11-30 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzlager für anwendungen mit wechselnden hohen und niedrigen lasten

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