JP2001064891A - シャワー洗浄装置 - Google Patents

シャワー洗浄装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャワー洗浄装置において、ノズルと洗浄体
を近接せしめ、洗浄の能力を向上すること。 【解決手段】 シャワー洗浄装置10において、洗浄体
1が巻掛けられる回転ロール21の内部に設置され、該
回転ロール21への洗浄体1の巻掛け角の範囲で、該回
転ロール21の各シャワー窓24の内側に洗浄流体噴射
ノズル35を配置してなる洗浄流体供給装置31を有し
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙機械用具等と
して用いられる帯状洗浄体のためのシャワー洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製紙機械では、ウエットパートで
例えばワイヤ、プレスパートで例えば毛布、ドライパー
トで例えばキャンバス等の、帯状用具を用いており、こ
れら帯状用具(帯状洗浄体)に付着する紙料、木材ピッ
チ、添加物等の汚れを洗浄して除去するシャワー洗浄装
置を備えている。
【0003】従来のシャワー洗浄装置は、洗浄体の走行
方向に交差してトラバースするシャワーヘッドに複数の
洗浄流体噴射ノズルを備え、各ノズルから噴射する高圧
洗浄流体を洗浄体に吹付けることとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。シャワーヘッドの洗浄流体
噴射ノズルは、洗浄体に接触してキズつけることのない
ように、洗浄体の表面から50〜100mm も離隔配置する必
要がある。また、シャワーヘッドのノズルから噴射され
る高圧洗浄流体は、洗浄体に大きな圧力を及ぼし、ノズ
ルと洗浄体とはこれによって更に離隔するものとなる。
従って、ノズルと洗浄体を可及的に近接せしめることが
できず、洗浄能力の向上に困難がある。
【0005】上述の如く、ノズルと洗浄体を可及的
に近接せしめることができないため、一定の洗浄能力を
確保するに必要な噴射流体圧力として高圧を要し、これ
が洗浄流体(空気、水、蒸気等)の使用量を多くし、ま
たノズルの摩耗も促進する。
【0006】本発明の課題は、シャワー洗浄装置におい
て、ノズルと洗浄体を近接せしめ、洗浄の能力を向上す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、帯状洗浄体を洗浄するシャワー洗浄装置において、
洗浄体を巻掛けた状態で、該洗浄体の走行方向に回転
し、多数のシャワー窓がそれぞれ回転方向に沿って形成
されてなる中空の回転ロールと、回転ロールの内部に設
置され、該回転ロールへの洗浄体の巻掛け角の範囲で、
該回転ロールの各シャワー窓の内側に洗浄流体噴射ノズ
ルを配置してなる洗浄流体供給装置と、回転ロールと洗
浄流体供給装置を該回転ロールのロール軸方向に一体で
往復動する摺動装置とを有してなるようにしたものであ
る。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記回転ロールがロール軸方
向に一定のピッチを介する多数位置のそれぞれにて、ロ
ール回転方向に沿う複数のシャワー窓からなる窓群を形
成されてなり、前記洗浄流体供給装置が前記回転ロール
のロール軸方向で該回転ロールの各シャワー窓に対応す
る一定のピッチ毎に、複数の洗浄流体噴射ノズルからな
るノズル群を各シャワー窓の長手方向に沿って縦列配置
してなるようにしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記回転ロールのロール軸方
向における各位置に形成した前記窓群のそれぞれにて、
当該窓群を構成するシャワー窓の少なくとも1つのシャ
ワー窓の長手方向の一部に、ノズル交換用大径孔を形成
してなるようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば下記〜の作用があ
る。 洗浄体を巻掛けた回転ロールの中に洗浄流体供給装置
の噴射ノズルを配置することにより、ノズルを(ロール
セルの肉厚近くまで)洗浄体に近接配置でき、洗浄能力
を向上できる。
【0011】上述の如く、ノズルと洗浄体を可及的
に近接できるため、一定の洗浄能力を確保するに必要な
噴射流体圧力を低圧化でき、結果として、洗浄流体(空
気、水、蒸気等)の使用量を低減し、またノズルの摩耗
も低減して装置寿命を向上できる。
【0012】洗浄体を回転ロールに巻掛けてターンす
る部分で洗浄流体をこの洗浄体に噴射供給するものであ
るから、洗浄流体は噴射圧力に遠心力を付加された強力
な洗浄力をもって洗浄体に供給されることになり、洗浄
体に付着していた汚れも遠心力の作用を受ける状態で洗
浄流体の洗浄作用を付与されるものとなり、これによっ
ても、洗浄能力を向上できる。
【0013】洗浄体を回転ロールに巻掛けてターンす
る部分で洗浄流体をこの洗浄体に噴射供給するものであ
り、洗浄体の回転ロールに対する外側面では、該洗浄体
がロールへの巻掛け角の影響で、該洗浄体の目が拡開さ
れ、結果として、洗浄体の目につまっている汚れを洗浄
流体の噴射圧力と遠心力で外方に吹き飛ばし除去し易
く、これによっても洗浄能力を向上できる。
【0014】洗浄体を回転ロールに巻掛けてターンす
る部分で洗浄流体をこの洗浄体に噴射供給するものであ
り、洗浄体の回転ロールに対する(接する)内側面は、
回転ロールのロール面との間に流体膜(空気膜、水膜
等)を介する一定の隙間を伴う。このため、洗浄体の回
転ロールに対する内側面に付着していた汚れは、この隙
間の存在により、該洗浄体の内側面に浮き出る如くを促
進され、ひいては洗浄体が回転ロールから離れていく巻
掛け角の出側でロール回転接線方向の外方へと放出除去
され、これによっても洗浄能力を向上できる。
【0015】回転ロールを強制駆動することなく、洗
浄体に連れ回りさせるとき、回転ロールは洗浄体との間
に上述の隙間を得て、洗浄体の高速走行に対してスリ
ップして連れ回る。従って、回転ロールは、適度に低速
回転せしめられ、多数のシャワー窓を備えることによる
脆弱体質をこれによって保護され、一定の疲労強度を確
保できる。
【0016】噴射ノズルを回転ロールの中に配置する
ものであるから、洗浄体に直接接してこれをキズつける
虞がなく、洗浄体の耐久性をこれによっても向上でき
る。
【0017】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 回転ロールのシャワー窓群と洗浄流体供給装置のノズ
ル群が、ロール軸方向に一定のピッチを介して配置され
ている。従って、摺動装置により、回転ロールと洗浄流
体供給装置をその一定ピッチを越える範囲に渡って往復
動することにより、洗浄体の幅方向の全域を洗浄でき
る。
【0018】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 回転ロールのシャワー窓群の少なくとも1つのシャワ
ー窓に、ノズル交換用大径孔を形成したから、この孔か
ら洗浄流体供給装置のノズルチップ等を簡易に交換でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はシャワー洗浄装置を示す断
面図、図2は図1の側面図、図3は図1のIII-III 線に
沿う断面図、図4は図3の要部拡大図、図5はシャワー
洗浄装置の変形例を示す模式図である。
【0020】シャワー洗浄装置10は、製紙ラインのウ
エットパート、プレスパート、ドライパートのそれぞれ
において設備され、ワイヤ、毛布、キャンバス等の帯状
洗浄体1に付着した紙料、木材ピッチ、添加物等の汚れ
を洗浄して除去する。
【0021】シャワー洗浄装置10は、図1に示す如
く、中空回転ロール21と、洗浄流体供給装置31と、
摺動装置41とを有して構成される。
【0022】回転ロール21は、摺動装置41の後述す
る左右のスライド台42に支持される軸受箱22の軸受
23に左右の中空支軸26を回転自在に支持され、洗浄
体1が一定の張力を付与された状態で無端周回状に巻掛
けられた状態で、洗浄体1の走行方向に回転し、多数の
シャワー窓24がそれぞれ回転方向(ロール周方向)に
沿って形成されている。このとき、回転ロール21に
は、ロール軸方向に一定のピッチPを介する多数位置の
それぞれにて、ロール回転方向に沿う複数(例えば5
個)のシャワー窓24からなる窓群25を形成してい
る。そして、回転ロール21は、上述の窓群25のそれ
ぞれにて、該窓群25を構成するシャワー窓24の少な
くとも1つのシャワー窓24の長手方向の一端部に、ノ
ズル交換用大径孔24Aを形成している。
【0023】回転ロール21は、支軸26の軸受箱22
に対する内側に位置する部分に水切りリング27を備
え、軸受箱22の側の潤滑油が回転ロール21における
洗浄体1の巻掛ロール面側に飛散するのを防止する。
【0024】尚、回転ロール21は、強制駆動されても
良いが、本実施形態では、洗浄体1の走行移動力を受
け、洗浄体1に対し後述する如くに一定のスリップを伴
いつつ連れ回り回転する。
【0025】洗浄流体供給装置31は固定ロール32を
有し、この固定ロール32を、回転ロール21の内部に
一定の間隙を介するように、左右の中空支軸33を介し
て、左右の摺動装置41のスライド台42に支持される
支持台34により固定的に支持する。洗浄流体供給装置
31の固定ロール32には、回転ロール21への洗浄体
1の巻掛け角の範囲で、洗浄流体噴射ノズル35が回転
ロール21の各シャワー窓24の内側面に近接配置され
る(図3、図4)。図4において、101は固定ロール
32に固着されたノズル本体、102はノズル本体10
1に着脱されるノズルチップである。このとき、洗浄流
体供給装置31は、回転ロール21のロール軸方向で、
回転ロール21の各シャワー窓24(窓群25)に対応
する一定のピッチP毎に、複数(例えば2個の空気用ノ
ズル35Aと3個の水用ノズル35B)の洗浄流体噴射
ノズル35からなるノズル群36を、各シャワー窓24
(窓群25)の長手方向に沿って縦列配置している。
【0026】洗浄流体供給装置31は、左右の中空支軸
33の開口から固定ロール32の内部に渡るように、洗
浄流体供給管37(空気供給管37A、水供給管37
B)を挿入し(図1、図2)、これらの供給管37に角
管等からなる洗浄流体供給ヘッド38(空気供給ヘッド
38A、水供給ヘッド38B)を接続し、洗浄流体供給
ヘッド38の長手方向各位置に上述の噴射ノズル35
(空気供給ヘッド38Aには空気用ノズル35A、水供
給ヘッド38Bには水用ノズル35B)をホース接続し
てある(図1、図3)。各供給ヘッド38は、固定ロー
ル32の左右一方の端部から固定ロール32の中央部に
まで延在せしめれられ、各供給ヘッド38の横断面積を
固定ロール32の左右一方の端部から固定ロール32の
中央部にまで延在せしめられ、各供給ヘッド38の横断
面積を固定ロール32の左右一方の端部から固定ロール
32の中央部に向けて漸減せしめる等により、各供給ヘ
ッド38の長手方向の各位置に接続された噴射ノズル3
5からの流体噴射圧力をその長手方向で互いに均等化せ
しめるようにしている。
【0027】摺動装置41は、架台43に設けられて回
転ロール21の軸方向に延在するガイドレール44に前
述した左右のスライド台42を載架し、このスライド台
42に前述の如く、回転ロール21と洗浄流体供給装置
31を支持する。摺動装置41は、架台43に支持した
モータ45により駆動される送りねじ46を左右のスラ
イド台42に螺合し、モータ45の正逆転により、回転
ロール21と洗浄流体供給装置31を該回転ロール21
のロール軸方向に一体で、前述の窓群25、ノズル群3
6のピッチPを越える範囲にて往復動する。
【0028】従って、シャワー洗浄装置10は以下の如
く洗浄動作する。 (1) 洗浄体1を回転ロール21に巻掛けて走行せしめ、
同時に、回転ロール21を洗浄体1の走行移動に連れ回
り回転せしめる。このとき、洗浄体1の汚れの強い表面
を回転ロール21に接する内側面として回転ロール21
に巻掛けても良く、或いは洗浄体1のこの表面を回転ロ
ール21に接しない外側面として回転ロール21に巻掛
けても良い。
【0029】(2) 摺動装置41により、回転ロール21
と洗浄流体供給装置31を該回転ロール21のロール軸
方向に一体で往復動させながら、洗浄流体供給装置31
により、空気供給ヘッド38Aに接続した空気用ノズル
35Aから噴射される空気を、当該ノズル35Aが属す
るノズル群36に対応する位置に回転してきた回転ロー
ル21のシャワー窓24から洗浄体1に噴射する。同時
に、水供給ヘッド38Bに接続した水用ノズル35Bか
ら噴射される水を、当該ノズル35Bが属するノズル群
36に対応する位置に回転してきた回転ロール21のシ
ャワー窓24から洗浄体1に噴射する。これにより、洗
浄体1は、洗浄流体である空気、水を噴射されてその汚
れを吹き飛ばし除去される。
【0030】尚、シャワー洗浄装置10では、洗浄流体
供給装置31に2種の供給ヘッド38(38A、38
B)を備え、空気用ノズル35Aと水用ノズル35Bの
それぞれから空気と水の2種類の流体を回転ロール21
のシャワー窓24から同時に噴射したが、それらのノズ
ル35A、35Bを、空気用ノズルと蒸気用ノズルとし
て用いることにより空気と蒸気の2種類の流体を回転ロ
ール21のシャワー窓24から同時に噴射し、或いは水
用ノズルと蒸気用ノズルとして用いることにより水と空
気の2種類の流体を回転ロール21のシャワー窓24か
ら同時に噴射するものとしても良い。
【0031】また、洗浄流体供給装置31に3組以上の
洗浄流体供給ヘッド38と洗浄流体噴射ノズル35を備
えるものとし、回転ロール21のシャワー窓24から3
種類以上の流体(空気、水、蒸気等)を同時に噴射する
ものであっても良い。
【0032】尚、洗浄流体供給装置31において、洗浄
流体として空気、水、蒸気等のいずれを用いるか、或い
はいずれの組合わせを用いるかは、洗浄体1の付着物の
種類に応じて選択される。
【0033】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 洗浄体1を巻掛けた回転ロール21の中に洗浄流体供
給装置31の噴射ノズル35を配置することにより、ノ
ズル35を(ロールセルの肉厚近くまで)洗浄体1に近
接配置でき、洗浄能力を向上できる。
【0034】上述の如く、ノズル35と洗浄体1を
可及的に近接できるため、一定の洗浄能力を確保するに
必要な噴射流体圧力を低圧化でき、結果として、洗浄流
体(空気、水、蒸気等)の使用量を低減し、またノズル
35の摩耗も低減して装置寿命を向上できる。
【0035】洗浄体1を回転ロール21に巻掛けてタ
ーンする部分で洗浄流体をこの洗浄体1に噴射供給する
ものであるから、洗浄流体は噴射圧力に遠心力を付加さ
れた強力な洗浄力をもって洗浄体1に供給されることに
なり、洗浄体1に付着していた汚れも遠心力の作用を受
ける状態で洗浄流体の洗浄作用を付与されるものとな
り、これによっても、洗浄能力を向上できる。
【0036】洗浄体1を回転ロール21に巻掛けてタ
ーンする部分で洗浄流体をこの洗浄体1に噴射供給する
ものであり、洗浄体1の回転ロール21に対する外側面
では、該洗浄体1がロールへの巻掛け角の影響で、該洗
浄体1の目が拡開され、結果として、洗浄体1の目につ
まっている汚れを洗浄流体の噴射圧力と遠心力で外方に
吹き飛ばし除去し易く、これによっても洗浄能力を向上
できる。
【0037】洗浄体1を回転ロール21に巻掛けてタ
ーンする部分で洗浄流体をこの洗浄体1に噴射供給する
ものであり、洗浄体1の回転ロール21に対する(接す
る)内側面は、回転ロール21のロール面との間に流体
膜(空気膜、水膜等)を介する一定の隙間を伴う。この
ため、洗浄体1の回転ロール21に対する内側面に付着
していた汚れは、この隙間の存在により、該洗浄体1の
内側面に浮き出る如くを促進され、ひいては洗浄体1が
回転ロール21から離れていく巻掛け角の出側でロール
回転接線方向の外方へと放出除去され、これによっても
洗浄能力を向上できる。
【0038】回転ロール21を強制駆動することな
く、洗浄体1に連れ回りさせるとき、回転ロール21は
洗浄体1との間に上述の隙間を得て、洗浄体1の高速
走行に対してスリップして連れ回る。従って、回転ロー
ル21は、適度に低速回転せしめられ、多数のシャワー
窓24を備えることによる脆弱体質をこれによって保護
され、一定の疲労強度を確保できる。
【0039】噴射ノズル35を回転ロール21の中に
配置するものであるから、洗浄体1に直接接してこれを
キズつける虞がなく、洗浄体1の耐久性をこれによって
も向上できる。
【0040】回転ロール21のシャワー窓群25と洗
浄流体供給装置31のノズル群36が、ロール軸方向に
一定のピッチを介して配置されている。従って、摺動装
置41により、回転ロール21と洗浄流体供給装置31
をその一定ピッチを越える範囲に渡って往復動すること
により、洗浄体1の幅方向の全域を洗浄できる。
【0041】回転ロール21のシャワー窓群25の少
なくとも1つのシャワー窓24に、ノズル交換用大径孔
24Aを形成したから、この孔24Aから洗浄流体供給
装置31のノズルチップ102等を簡易に交換できる。
【0042】尚、本発明の実施にあっては、図5に示す
如く、2組のシャワー洗浄装置10(10A、10B)
を並置し、洗浄体1をそれらのシャワー洗浄装置10
A、10BにS字状の巻き回すことにより、(a) 洗浄体
1の汚れの強い表面をシャワー洗浄装置10Aの回転ロ
ール21に接するように巻掛け、洗浄体1の表面の汚れ
を、回転ロール21のロール面との間(隙間)で、例え
ば蒸気により洗浄体1の表面に浮き出させ(前述の作
用)、その後、(b) 洗浄体1の裏面をシャワー洗浄装置
10Bの回転ロール21に接するように巻掛け、洗浄体
1の裏面から表面に貫通する噴射流体(空気、水、蒸気
等)によりその表面に上述(a) で浮き出されている汚れ
を吹き飛ばし、結果として、洗浄体1の汚れをより確実
に洗浄するものとしても良い。
【0043】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シャワー
洗浄装置において、ノズルと洗浄体を近接せしめ、洗浄
の能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はシャワー洗浄装置を示す断面図である。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は図1のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図4は図3の要部拡大図である。
【図5】図5はシャワー洗浄装置の変形例を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 洗浄体 10 シャワー洗浄装置 21 回転ロール 24 シャワー窓 24A ノズル交換用大径孔 25 窓群 31 洗浄流体供給装置 35 洗浄流体噴射ノズル 36 ノズル群 41 摺動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状洗浄体を洗浄するシャワー洗浄装置
    において、 洗浄体を巻掛けた状態で、該洗浄体の走行方向に回転
    し、多数のシャワー窓がそれぞれ回転方向に沿って形成
    されてなる中空の回転ロールと、 回転ロールの内部に設置され、該回転ロールへの洗浄体
    の巻掛け角の範囲で、該回転ロールの各シャワー窓の内
    側に洗浄流体噴射ノズルを配置してなる洗浄流体供給装
    置と、 回転ロールと洗浄流体供給装置を該回転ロールのロール
    軸方向に一体で往復動する摺動装置とを有してなること
    を特徴とするシャワー洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記回転ロールがロール軸方向に一定の
    ピッチを介する多数位置のそれぞれにて、ロール回転方
    向に沿う複数のシャワー窓からなる窓群を形成されてな
    り、 前記洗浄流体供給装置が前記回転ロールのロール軸方向
    で該回転ロールの各シャワー窓に対応する一定のピッチ
    毎に、複数の洗浄流体噴射ノズルからなるノズル群を各
    シャワー窓の長手方向に沿って縦列配置してなる請求項
    1記載のシャワー洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ロールのロール軸方向における
    各位置に形成した前記窓群のそれぞれにて、当該窓群を
    構成するシャワー窓の少なくとも1つのシャワー窓の長
    手方向の一部に、ノズル交換用大径孔を形成してなる請
    求項2記載のシャワー洗浄装置。
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