JP2001063324A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001063324A
JP2001063324A JP24437399A JP24437399A JP2001063324A JP 2001063324 A JP2001063324 A JP 2001063324A JP 24437399 A JP24437399 A JP 24437399A JP 24437399 A JP24437399 A JP 24437399A JP 2001063324 A JP2001063324 A JP 2001063324A
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annular body
pneumatic tire
belt
tire according
rubber
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Yohei Itoi
陽平 糸井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンク時における局所的な大入力を減少して
ランフラット耐久性を向上する。 【解決手段】 カーカス12が一対のビードコア14に
跨るように配置され、クラウン部18を貫通するように
カーカス12が埋設される。クラウン部18に、複数枚
のベルト層20及びトレッド22が順次重ねられつつ配
置される。ビードコア14とクラウン部18との間を繋
ぐサイドウォール24に三日月状の断面の補強ゴム26
が配置され、サイドウォール24とクラウン部18との
間のショルダー部30にベルト層20の端部が配置され
る。ベルト層20の両端部にそれぞれ対応するショルダ
ー部30の領域に、ショルダー部30を補強する為の環
状体32が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内圧が0になった
時でもある程度の距離を走行する事を可能にした空気入
りタイヤに係り、特に0内圧時の性能向上を図った空気
入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に装着された空気入りタイヤ
が車両の走行中に、例えば釘や金属片などの異物がタイ
ヤに突き刺さることで、内圧が低下したり又は内圧がゼ
ロの状態(以下、パンクという)となったときに、パン
クした場所から例えばタイヤを付け替えできるサービス
ステーション等のドライバが望む場所までの距離を、そ
れ以上タイヤへダメージを与えたり、或いは操舵の不具
合などの問題がなく、パンクしたのまま、継続して安全
に走行するための種々の方策が、講じられてきた。
【0003】例えば、図5に示すように、サイドウォー
ル112の内側に補強ゴム114を設けて、サイドウォ
ール112を補強して剛性を高め、内圧が0になった時
でもある程度の距離の走行を可能にした空気入りタイヤ
(以下ランフラットタイヤと呼ぶ)が知られている。つ
まり、この図に示されたランフラットタイヤでは、サイ
ドウォール112が補強されているので、パンク時に図
6に示すように径方向のバックリングがおきてトレッド
116が浮き上がり、ショルダー部118付近が路面R
に対する接地面となって、車両の荷重を支えつつ走行す
ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
ウォール112の内側に補強ゴム114を有するランフ
ラットタイヤであっても、セクションハイトが高く高偏
平のタイヤサイズのタイヤでは、パンク状態となる0内
圧時に車両の荷重が加わると、たわみ量が大きくなり過
ぎ、径方向のバックリングのみならず周方向でのバック
リングが生じる。このため、ショルダー部118の接地
面の中でも、接地圧の高い部分と低い部分がそれぞれ存
在してショルダー部118の接地圧分布が偏った形とな
り、接地圧の極大部がそれぞれショルダー部118に何
箇所か見られるようになる。
【0005】この結果、このランフラットタイヤがパン
ク時に車両の荷重を支えて転動すると、ショルダー部1
18のある部分での接地に際して局所的な大入力を伴う
ため、その部分で負荷が大きくなり、最終的にパンク時
における走行性能であるランフラット耐久性を十分に高
めることは困難であった。本発明は上記事実を考慮し、
パンク時における局所的な大入力を減少してランフラッ
ト耐久性を向上し得る空気入りタイヤを提供することが
目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空気入
りタイヤは、一対のビードコアに跨るカーカスが貫通し
たクラウン部に、複数層のベルト層及びトレッドを順次
重ね、これらビードコアとクラウン部との間を繋ぐサイ
ドウォールにこのサイドウォールを補強する補強ゴムを
備えた空気入りタイヤにおいて、サイドウォールとクラ
ウン部との間に位置するショルダー部の領域に、このシ
ョルダー部を補強する環状体が配置されたことを特徴と
する。
【0007】請求項1に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。この空気入りタイヤは、一対のビードコ
アに跨るカーカスが貫通したクラウン部に、複数層のベ
ルト層及びトレッドを順次重ね、ビードコアとクラウン
部との間を繋ぐサイドウォールにこのサイドウォールを
補強する補強ゴムを備えた構成とされている。さらに、
サイドウォールとクラウン部との間に位置するショルダ
ー部の領域に、このショルダー部を補強する環状体が配
置されている。
【0008】従って、今までのランフラットタイヤのシ
ョルダー部に環状体を配置しただけなので、通常内圧の
状態では、今までのランフラットタイヤとほぼ同等の接
地形状となって、接地圧の均一な分布を可能として、環
状体の無い今までのランフラットタイヤとほぼ同等の性
能を達成することができる。これに対して内圧0の状態
では、ショルダー部を補強する環状体をショルダー部に
配置したので、環状体がリング状の剛性体として働き、
空気入りタイヤの周方向のバックリングを防ぐ事が出来
る。よって、パンク時である0内圧時におけるショルダ
ー部の接地圧の分布が均一に近くなって、局所的な大入
力が減少し、ランフラット耐久性が向上する。
【0009】請求項2に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。本請求項では請求項1と同様に作用する
が、さらに、環状体がビードコアを構成するスチールワ
イヤーと同一のスチールワイヤーを用いて形成されたの
で、ビードコア用のスチールワイヤーをそのまま用いて
環状体を形成できるようになった。従って、空気入りタ
イヤを構成する部材の種類が実質的に増えないため、構
成部材の品種の管理が煩雑にならないと共に、構成部材
のコストが不必要に増大せず、結果として空気入りタイ
ヤの製造コストが低減される。
【0010】請求項3に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。本請求項では請求項1及び請求項2と同
様に作用するが、さらに、環状体がスチールワイヤーに
よりレイヤーベルト状の構造に形成される構成を有した
ので、高剛性のスチールワイヤーにより環状体が形成さ
れることで、周方向のバックリングをより確実に防ぐ事
が出来る。
【0011】請求項4に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。本請求項では請求項1から請求項3と同
様に作用するが、さらに、複数枚のベルト層が、相互に
交差する向きにコードがそれぞれ並ぶ第1ベルトと第2
ベルトにより構成され、環状体内に環状体の径方向を長
手方向とするコードが配置され、これら第1ベルト及び
第2ベルトのコードと環状体のコードとが交差して三角
形をなすと共に、環状体がこれらベルトの外周側にいわ
ゆる箍状に配置されるので、第1ベルト及び第2ベルト
の剛性と相まって環状体の剛性が一層高まる形となり、
これらが変形を抑える擬似剛性体となって、ショルダー
部がさらに補強される。
【0012】請求項5に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。本請求項では請求項1から請求項4と同
様に作用するが、さらに、環状体が高弾性ゴムをベース
ゴムとしたバンド状に形成されたので、高弾性ゴムのベ
ースゴムにより環状体の剛性がさらに高まり、周方向の
バックリングがより小さくなって局所的な大入力が一層
減少することで、ランフラット耐久性が一層向上する。
【0013】請求項6に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。本請求項では請求項5と同様に作用する
が、さらに、環状体が短繊維を含む配合ゴムをベースゴ
ムとしたバンド状に形成されたので、請求項5と同様
に、短繊維を含む配合ゴムのベースゴムにより環状体の
剛性がさらに高まって、ランフラット耐久性が一層向上
する。
【0014】請求項7に係る空気入りタイヤの作用を以
下に説明する。本請求項では請求項1から請求項6と同
様に作用するが、さらに、ショルダー部におけるトレッ
ドパターンをリブ状としたので、ラグタイプ等のトレッ
ドパターンと異なってショルダー部に溝が無く、環状体
を容易に配置できる。また、ラグ溝がないので、周方向
のバックリングの発生を抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態に係る
空気入りタイヤを図1及び図2に示し、これらの図に基
づき説明する。図1は、本実施の形態に係る空気入りタ
イヤ10の例として205/65R15サイズの乗用車
用タイヤを示し、この空気入りタイヤ10の骨格を構成
するトロイド状ラジアルカーカスであるカーカス12
が、ポリエステルコードをこの空気入りタイヤ10の赤
道面PLに対してほぼ直交する方向にそれぞれ配列した
2層の部材(図示せず)により、形成されている。
【0016】このカーカス12の両端部近傍には、それ
ぞれリング状にスチールワイヤーが巻かれて束ねられた
一対のビードコア14が配置されており、これら一対の
ビードコア14にそれぞれカーカス12の両端部が巻き
付けられている。さらに、このビードコア14の上部の
カーカス12間の隙間には、硬質ゴム製で先細り形状に
形成されたビードフィラー16がそれぞれ埋設されてい
る。以上より、カーカス12が一対のビードコア14に
跨るように配置されることになり、この空気入りタイヤ
10の頂部となるクラウン部18を貫通するようにこの
カーカス12がクラウン部18内に埋設されている。
【0017】そして、このクラウン部18には、複数枚
のベルト層20及びトレッド22が順次重ねられつつ配
置されている。つまり、ベルト層20は、それぞれ撚り
構造が1×5のスチールコードにより構成される第1ベ
ルト20A及び第2ベルト20Bを、図2に示すよう
に、これらスチールコードが交差するように重ね合わせ
ると共に、赤道面PLに対してこれらスチールコードを
それぞれ傾斜して配置した構造とされている。さらに、
このベルト層20の上部に、ゴム材により形成されて路
面に接地するトレッド22が配置されている。
【0018】一方、ビードコア14とクラウン部18と
の間を繋ぐ部分である空気入りタイヤ10のサイドウォ
ール24にもカーカス12が配置されており、このカー
カス12より内周面側のサイドウォール24全体にわた
った部分には、図1において三日月状の断面の補強ゴム
26が、このサイドウォール24を補強する為に配置さ
れている。また、この補強ゴム26より内側の空気入り
タイヤ10の最内層をインナーライナー28が形成して
いる。
【0019】さらに、サイドウォール24とクラウン部
18との間にはショルダー部30がそれぞれ位置してお
り、この一対のショルダー部30にベルト層20の端部
がそれぞれ配置されている。このベルト層20の両端部
にそれぞれ対応するこれらショルダー部30の領域に
は、このショルダー部30を補強する為の環状体32が
配置されている。そして、環状体32上となるこのショ
ルダー部30のトレッドパターンはリブ状に形成されて
いる。
【0020】この環状体32は、ビードコア14を構成
するスチールワイヤーと同一とされる線形1.2mmのス
チールワイヤー32Aを0.8mm程度の間隔で空気入り
タイヤ10の図2に示す周方向であるY方向に巻いて第
1ベルト20Aの幅の10%幅としたレイヤーベルト状
のスチールレイヤーにより構成されている。さらに、ス
チールワイヤー32Aの周りには、高弾性ゴムによるベ
ースゴム32Bが配置され、このベースゴム32Bが環
状体32をバンド状に形成している。そして、この高弾
性ゴムは短繊維を含む配合ゴムにより構成されている。
【0021】尚ここで、ベースゴム32Bの硬さは例え
ばHd=50〜95とされ、短繊維としては、例えば大
きさは太さが0.01μm〜100μmであり長さが1
μm〜10000μmのポリアミド系繊維(ナイロン
系)を用いることが考えられる。そして、ゴム材である
ポリマーに対してこの短繊維を5〜30部配合して、ベ
ースゴム32Bを短繊維の配列方向に沿って異方性を持
たせた高弾性ゴムとする。また、Hdの値は、JlS
K6253−1993に従うデュロメータ硬さ試験・タ
イプA試験機を用いて、試験温度30℃にて測定した値
である。
【0022】次に、本実施の形態に係る空気入りタイヤ
10の作用を以下に説明する。この空気入りタイヤ10
は、一対のビードコア14に跨るカーカス12が貫通し
たクラウン部18に、複数層のベルト層20及びトレッ
ド22を順次重ね、ビードコア14とクラウン部18と
の間を繋ぐサイドウォール24にこのサイドウォール2
4を補強する補強ゴム26を備えた構造とされている。
さらに、サイドウォール24とクラウン部18との間に
位置するショルダー部30の領域に、このショルダー部
30を補強する環状体32が配置されている。
【0023】従って、今までのランフラットタイヤのシ
ョルダー部に環状体32を配置しただけなので、通常内
圧の状態では、今までのランフラットタイヤとほぼ同等
の接地形状となる。この為、接地圧の均一な分布を可能
として、後述の実車性能においても今までのランフラッ
トタイヤとほぼ同等の性能を達成することができた。こ
れに対して内圧0の状態では、ショルダー部30を補強
する環状体32をショルダー部30に配置したので、環
状体32がリング状の剛性体として働き、空気入りタイ
ヤ10の周方向のバックリングを防ぐ事が出来る。よっ
て、パンク時である0内圧時におけるショルダー部30
の接地圧の分布が均一に近くなって、局所的な大入力が
減少し、ランフラット耐久性が向上する。
【0024】一方、この環状体32は、ビードコア14
を構成するスチールワイヤーと同一のスチールワイヤー
32Aを用いて、レイヤーベルト状の構造に形成されて
いる。この為、ビードコア14を構成する高剛性のスチ
ールワイヤーをそのまま用いて環状体32が形成される
ことで、周方向のバックリングをより確実に防ぐ事が出
来るだけでなく、空気入りタイヤ10を構成する部材の
種類が実質的に増えないため、構成部材の品種の管理が
煩雑にならないと共に、構成部材のコストが不必要に増
大せず、結果として空気入りタイヤ10の製造コストが
低減される。
【0025】さらに、本実施の形態の環状体32は、短
繊維を含む配合ゴムにより構成された高弾性ゴムをベー
スゴム32Bとしたバンド状に形成されている。この
為、短繊維を含む配合ゴムにより高弾性となった高弾性
ゴムをベースゴム32Bとして用いたので、環状体32
の剛性がさらに高まり、周方向のバックリングがより小
さくなって局所的な大入力が一層減少し、ランフラット
耐久性が一層向上する。
【0026】また、ショルダー部30におけるトレッド
パターンをリブ状としたので、ラグタイプ等のトレッド
パターンと異なってショルダー部30に溝が無く、環状
体32を容易に配置できる。また、ラグ溝がないため、
周方向のバックリングを抑制することができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態に係る空
気入りタイヤを図3及び図4に示し、この図に基づき本
実施例を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部
材と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を
省略する。図3に示すように、ショルダー部30のベル
ト層20の両端部にそれぞれ対応する領域には、第1の
実施の形態と同様に、このショルダー部30を補強する
為の環状体32が配置されている。
【0028】そして、この環状体32は、プライと同一
のポリエステルコード32Cを0.8mm程度の間隔で、
図4に示すように、空気入りタイヤ10の径方向である
X方向を長手方向として配置する構造とされており、こ
の環状体32の幅寸法は第1ベルト20Aの幅の20%
幅となっている。
【0029】つまり、第1の実施の形態と同様に、相互
に交差する向きにコードがそれぞれ並ぶ第1ベルト20
Aと第2ベルト20Bによりベルト層20が構成されて
いるだけでなく、環状体32内に環状体32の径方向を
長手方向としてポリエステルコード32Cによるコード
が配置され、これら第1ベルト20A及び第2ベルト2
0Bのコードとこの環状体32のポリエステルコード3
2Cによるコードとが交差して三角形をなすと共に、環
状体32がこれらベルト20A、20Bの外周側に箍状
に配置される。
【0030】この為、第1の実施の形態と同様の作用を
奏するだけでなく、第1ベルト20A及び第2ベルト2
0Bの剛性と相まって環状体32の剛性が一層高まる形
となり、これらが変形を抑える擬似剛性体となって、シ
ョルダー部30がさらに補強される構造となっている。
【0031】次に、本発明が適用された空気入りタイヤ
の効果を確かめるべく、本発明の実施の形態と従来のラ
ンフラットタイヤとに関し、接地形状及び実車での走行
試験をそれぞれ行い、この結果を表1に表して、以下に
説明する。尚ここで、比較として図5に示す従来のラン
フラットタイヤ(補強ゴム26の最大厚み:11mm)
用い、これを「従来RFタイヤ」と表し、第1の実施の
形態の空気入りタイヤ10を「本発明タイヤ1」と表
し、第2の実施の形態の空気入りタイヤ10を「本発明
タイヤ2」と表した。
【0032】
【表1】
【0033】※ショルダー部の接地の均一さは、このシ
ョルダー部の接地の均一さをAとし、ショルダー部接地
圧最大のブロックの最大接地圧をBとし、ショルダー部
接地圧最小のブロックの最大接地圧をCとして、A=B
/C×l00の式で求められる。また、表1のデータに
関する試験条件は以下の通りであった。 通常内圧時のフットプリント条件:6.5JJ 200KPa 450Kg
f 通常内圧時実車性能:国産2.5FR車、200KPa、6.5J
J にてパネラー3人の実車フィーリングの評点の平均 0内圧時の接地形状、接地圧分布観測条件:6.5JJ 0KPa
(バルブコアぬき)450Kgf RFドラム耐久条件:6.5JJ 0KPa(バルブコアぬき)45
0Kgf 89Km/hでの故障までの走行距離
【0034】以上より、本発明の実施の形態は、通常内
圧時では従来のランフラットタイヤとほぼ同等の接地形
状及び実車性能を有し、0内圧時では従来のランフラッ
トタイヤとの対比で高いランフラット耐久性を実現して
いることが実証された。
【0035】尚、上記第1の実施の形態では、環状体3
2のスチールワイヤー32Aの線形を1.2mmとし、こ
のスチールワイヤー32Aを空気入りタイヤ10の周方
向に巻いて第1ベルト20Aの幅の10%幅に形成し、
第2の実施の形態では、ポリエステルコード32Cを空
気入りタイヤ10の径方向を長手方向として第1ベルト
20Aの幅の20%幅に形成した。しかし、ベルト層2
0の両端部にそれぞれ対応するショルダー部30の領域
に、第1ベルト20Aの5〜35%幅で環状体32を形
成しても良い。また、第2の実施の形態の環状体32を
構成するコードはポリエステルコードの替わりに他の有
機繊維やスチールコードを用いることとしても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤは上記構成とし
たので、パンク時における局所的な大入力を減少してラ
ンフラット耐久性を向上できるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイ
ヤを示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイ
ヤのトレッド等のゴムの部材を削除した状態の平面図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイ
ヤを示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイ
ヤのトレッド等のゴムの部材を削除した状態の平面図で
ある。
【図5】従来技術に係る空気入りタイヤを示す断面図で
ある。
【図6】従来技術に係る空気入りタイヤのパンク時の変
形を示す断面輪郭図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 カーカス 14 ビードコア 18 クラウン部 20 ベルト層 22 トレッド 32 環状体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビードコアに跨るカーカスが貫通
    したクラウン部に、複数層のベルト層及びトレッドを順
    次重ね、これらビードコアとクラウン部との間を繋ぐサ
    イドウォールにこのサイドウォールを補強する補強ゴム
    を備えた空気入りタイヤにおいて、 サイドウォールとクラウン部との間に位置するショルダ
    ー部の領域に、このショルダー部を補強する環状体が配
    置されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 環状体が、ビードコアを構成するスチー
    ルワイヤーと同一のスチールワイヤーを用いて形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 環状体が、スチールワイヤーによりレイ
    ヤーベルト状の構造に形成されたことを特徴とする請求
    項1或いは請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 複数枚のベルト層が、相互に交差する向
    きにコードがそれぞれ並ぶ第1ベルトと第2ベルトによ
    り構成され、 環状体内に環状体の径方向を長手方向とするコードが配
    置され、 これら第1ベルト及び第2ベルトのコードと環状体のコ
    ードとが交差して三角形をなすと共に、環状体がこれら
    ベルトの外周側に配置されることを特徴とする請求項1
    から請求項3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 環状体が、高弾性ゴムをベースゴムとし
    たバンド状に形成されたことを特徴とする請求項1から
    請求項4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 環状体が、短繊維を含む配合ゴムをベー
    スゴムとしたバンド状に形成されたことを特徴とする請
    求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 ショルダー部におけるトレッドパターン
    をリブ状としたことを特徴とする請求項1から請求項6
    の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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