JP2001061853A - 超音波を駆動手段とする移動式処置具装置 - Google Patents
超音波を駆動手段とする移動式処置具装置Info
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- JP2001061853A JP2001061853A JP24335099A JP24335099A JP2001061853A JP 2001061853 A JP2001061853 A JP 2001061853A JP 24335099 A JP24335099 A JP 24335099A JP 24335099 A JP24335099 A JP 24335099A JP 2001061853 A JP2001061853 A JP 2001061853A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、硬質、軟質及び管内の長さに拘わら
ず、特定の一部分に対して、選択的に効率よく、アプロ
ーチすることができる処置具を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、超音波を伝達する軟性または硬
性のガイド部材14と、このガイド部材14に外挿され
る処置具20と、複数の周波数で超音波振動が発振可能
で発振した超音波振動を上記ガイド部材14に伝達する
超音波発振部とを具備した処置具装置である。
ず、特定の一部分に対して、選択的に効率よく、アプロ
ーチすることができる処置具を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、超音波を伝達する軟性または硬
性のガイド部材14と、このガイド部材14に外挿され
る処置具20と、複数の周波数で超音波振動が発振可能
で発振した超音波振動を上記ガイド部材14に伝達する
超音波発振部とを具備した処置具装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を駆動手段
とする移動式処置具装置に関する。
とする移動式処置具装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬質管内や脈管(軟性管)内の詰まりを
防止または除去する手段として以下のようなものがあ
る。
防止または除去する手段として以下のようなものがあ
る。
【0003】まず、硬質管内の詰まりを防止または除去
する手段の例としては、特願平3−318867号のも
のがあり、これは、組織片を吸引する吸引管内にワイヤ
を内挿し、そのワイヤを超音波振動させることにより詰
まりを防止するようにした。
する手段の例としては、特願平3−318867号のも
のがあり、これは、組織片を吸引する吸引管内にワイヤ
を内挿し、そのワイヤを超音波振動させることにより詰
まりを防止するようにした。
【0004】また、脈管詰まりを除去する手段の例につ
いては、通常の処置具で、血管静脈弁切除、血栓の除去
等に用いられるカッターが挙げられる。
いては、通常の処置具で、血管静脈弁切除、血栓の除去
等に用いられるカッターが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
しかし、特願平3−318867号での除去手段では、
管内全域にわたるワイヤの全体に同程度の超音波振動を
加える事が可能であるものの、詰まりが起こっている特
定の一部分に対して、選択的に効率よく、アプローチす
ることができない。
しかし、特願平3−318867号での除去手段では、
管内全域にわたるワイヤの全体に同程度の超音波振動を
加える事が可能であるものの、詰まりが起こっている特
定の一部分に対して、選択的に効率よく、アプローチす
ることができない。
【0006】一方、既存の血管静脈弁切除用カッターで
は、処置具の全長を超える長さの血管には対応すること
ができず、これを用いる為には処置具全長に見合う長さ
で、第2、第3の切開を行う必要があり、人体に与える
侵襲が大きくなってしまう。
は、処置具の全長を超える長さの血管には対応すること
ができず、これを用いる為には処置具全長に見合う長さ
で、第2、第3の切開を行う必要があり、人体に与える
侵襲が大きくなってしまう。
【0007】(目的)本発明は、硬質、軟質及び管内の
長さに拘わらず、特定の一部分に対して、選択的に効率
よく、アプローチすることができる処置具を提供するこ
とを目的とする。
長さに拘わらず、特定の一部分に対して、選択的に効率
よく、アプローチすることができる処置具を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】(手段)本発
明は、超音波を伝達する軟性または硬性のガイド部材
と、このガイド部材に外挿される処置用部材と、複数の
周波数の超音波振動が発振可能で、その超音波振動を上
記ガイド部材に伝達する超音波発振手段とを具備した処
置具装置である。
明は、超音波を伝達する軟性または硬性のガイド部材
と、このガイド部材に外挿される処置用部材と、複数の
周波数の超音波振動が発振可能で、その超音波振動を上
記ガイド部材に伝達する超音波発振手段とを具備した処
置具装置である。
【0009】(作用)ガイド部材に異なる超音波振動を
加える事により外挿された処置具が、ガイド部材に沿っ
て進退を行い、任意の部位で、処置具に設けられた各種
機能により処置を実施する。
加える事により外挿された処置具が、ガイド部材に沿っ
て進退を行い、任意の部位で、処置具に設けられた各種
機能により処置を実施する。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1乃至図4を
参照して本発明の第1実施形態について説明する。
参照して本発明の第1実施形態について説明する。
【0011】(構成)図1では、超音波を駆動手段とす
る移動式処置具のシステム全体が示される。同図1中、
符号1は超音波ジェネレータを示し、この超音波ジェネ
レータ1は後述する処置具操作駆動装置2の超音波振動
子に超音波振動を発振させる信号を出力する装置であ
り、この装置本体3の内部には複数の周波数を発生させ
る信号発生回路(図示せず)が組み込まれている。
る移動式処置具のシステム全体が示される。同図1中、
符号1は超音波ジェネレータを示し、この超音波ジェネ
レータ1は後述する処置具操作駆動装置2の超音波振動
子に超音波振動を発振させる信号を出力する装置であ
り、この装置本体3の内部には複数の周波数を発生させ
る信号発生回路(図示せず)が組み込まれている。
【0012】また、装置本体3の前面パネル4には各種
の操作釦5や表示パネル6、さらにはコネクタ接続口等
が設けられている。ここでの超音波ジェネレータ1は複
数の周波数を発生させることができ、後述するガイド部
材14の全長にわたり複数の振動分布が実現できるよう
工夫がされている。
の操作釦5や表示パネル6、さらにはコネクタ接続口等
が設けられている。ここでの超音波ジェネレータ1は複
数の周波数を発生させることができ、後述するガイド部
材14の全長にわたり複数の振動分布が実現できるよう
工夫がされている。
【0013】上記処置具操作駆動装置2は超音波振動子
を組み込んだ把持部10を有し、この把持部10には上
記超音波ジェネレータ1のコネクタ接続口に接続される
可撓性のコネクタケーブル11が着脱自在に接続され
る。コネクタケーブル11はどんな超音波発振部でも識
別できる信号伝達系とパワー伝達系を持つ。
を組み込んだ把持部10を有し、この把持部10には上
記超音波ジェネレータ1のコネクタ接続口に接続される
可撓性のコネクタケーブル11が着脱自在に接続され
る。コネクタケーブル11はどんな超音波発振部でも識
別できる信号伝達系とパワー伝達系を持つ。
【0014】上記処置具操作駆動装置2の把持部10は
後述するガイド部材14に伝達する超音波振動を発振す
ると共に、複数の周波数の超音波振動が発振可能な超音
波振動子を内蔵した超音波発振手段を構成している。こ
の把持部10の外面部にはその超音波発振手段を操作す
るための発振操作スイッチ12が設けられている。
後述するガイド部材14に伝達する超音波振動を発振す
ると共に、複数の周波数の超音波振動が発振可能な超音
波振動子を内蔵した超音波発振手段を構成している。こ
の把持部10の外面部にはその超音波発振手段を操作す
るための発振操作スイッチ12が設けられている。
【0015】上記把持部10の前端には軟性ワイヤによ
って形成されたガイド部材14が接続され、ガイド部材
14には上記超音波振動子で発振した超音波振動が伝え
られる。なお、ガイド部材14と超音波発振部は容易に
着脱可能としておく事が望ましい。
って形成されたガイド部材14が接続され、ガイド部材
14には上記超音波振動子で発振した超音波振動が伝え
られる。なお、ガイド部材14と超音波発振部は容易に
着脱可能としておく事が望ましい。
【0016】図2は上記ガイド部材14に装着した状態
での処置具20を拡大して示す。図3はその処置具20
の縦断面図であり、図4はその処置具20の横断面図で
ある。処置具20は前後両端部の外周が先細のテーパー
状に形成された筒状部材21によって構成される。筒状
部材21の内腔22の内面には螺旋状の凹凸部23が形
成されている。ここでの凹凸部23は凹部(溝)によっ
てのみ形成されているが、凸部または凹部と凸部の両方
を設けて構成したものでもよい。螺旋状に形成する凹凸
部23のピッチや条数またはリードは駆動形態に応じて
種々の選択が可能である。
での処置具20を拡大して示す。図3はその処置具20
の縦断面図であり、図4はその処置具20の横断面図で
ある。処置具20は前後両端部の外周が先細のテーパー
状に形成された筒状部材21によって構成される。筒状
部材21の内腔22の内面には螺旋状の凹凸部23が形
成されている。ここでの凹凸部23は凹部(溝)によっ
てのみ形成されているが、凸部または凹部と凸部の両方
を設けて構成したものでもよい。螺旋状に形成する凹凸
部23のピッチや条数またはリードは駆動形態に応じて
種々の選択が可能である。
【0017】上記筒状部材21はその中間部外周に位置
して処置手段を設けている。ここでの処置手段は中間部
外周から突き出して削る対象に適した鋭利または鈍的な
少なくとも1つのカッター24を設けて構成されてい
る。カッター24の縦断面形状は図3で示すように、中
央が高い山状の形、特に両翼(麓)がなだらかに低くな
る山形に形成されている。また、カッター24の横断面
形状は図4で示すように、薄い片状の形になっている。
して処置手段を設けている。ここでの処置手段は中間部
外周から突き出して削る対象に適した鋭利または鈍的な
少なくとも1つのカッター24を設けて構成されてい
る。カッター24の縦断面形状は図3で示すように、中
央が高い山状の形、特に両翼(麓)がなだらかに低くな
る山形に形成されている。また、カッター24の横断面
形状は図4で示すように、薄い片状の形になっている。
【0018】(作用)上記構成により、発振操作スイッ
チ12を入れると、超音波ジェネレータ1からコネクタ
ケーブル11を通じて、処置具操作駆動装置2の把持部
10における超音波発振部の超音波振動子へ駆動エネル
ギが伝達される。そして、超音波振動子の超音波振動が
ガイド部材14に伝わり、ガイド部材14が超音波振動
を開始する。処置具20がガイド部材14に沿って動
く。つまり、処置具20が動体としてガイド部材14に
加圧接触しており、ガイド部材14の超音波振動作用に
よって処置具20がガイド部材14の長軸に対して進退
する動作を行う。この動作が最適になされるように超音
波振動子で発振する超音波振動の出力、周波数をコント
ロールする。
チ12を入れると、超音波ジェネレータ1からコネクタ
ケーブル11を通じて、処置具操作駆動装置2の把持部
10における超音波発振部の超音波振動子へ駆動エネル
ギが伝達される。そして、超音波振動子の超音波振動が
ガイド部材14に伝わり、ガイド部材14が超音波振動
を開始する。処置具20がガイド部材14に沿って動
く。つまり、処置具20が動体としてガイド部材14に
加圧接触しており、ガイド部材14の超音波振動作用に
よって処置具20がガイド部材14の長軸に対して進退
する動作を行う。この動作が最適になされるように超音
波振動子で発振する超音波振動の出力、周波数をコント
ロールする。
【0019】ある周波数での超音波振動ではその腹の部
分では処置具20が動くが、振動の節の部分では止まっ
てしまうことがある。そこで、異なる周波数の超音波振
動を加え、複数の振動分布を作ってガイド部材14の全
長にわたって処置具20が動くようにする。また、異な
る周波数の超音波振動に変更することにより、超音波振
動の節の位置を変え、これにより処置具20を再び動か
すようにしてもよい。そして、ガイド部材14の全長に
わたって処置具20を動かせることにより、詰まりが起
こっている特定の一部分に処置具20を選択的にアプロ
ーチすることができる。
分では処置具20が動くが、振動の節の部分では止まっ
てしまうことがある。そこで、異なる周波数の超音波振
動を加え、複数の振動分布を作ってガイド部材14の全
長にわたって処置具20が動くようにする。また、異な
る周波数の超音波振動に変更することにより、超音波振
動の節の位置を変え、これにより処置具20を再び動か
すようにしてもよい。そして、ガイド部材14の全長に
わたって処置具20を動かせることにより、詰まりが起
こっている特定の一部分に処置具20を選択的にアプロ
ーチすることができる。
【0020】以上の如く、上記超音波ジェネレータ1は
複数の周波数を発生させることが可能であり、ガイド部
材14の全長にわたり複数の振動分布を実現することが
できる。このため、ガイド部材14の全長にわたり、処
置具20を確実に移動させることができる。そして、詰
まりが起こっている特定の一部分に処置具20を選択的
にアプローチし、処置できる。
複数の周波数を発生させることが可能であり、ガイド部
材14の全長にわたり複数の振動分布を実現することが
できる。このため、ガイド部材14の全長にわたり、処
置具20を確実に移動させることができる。そして、詰
まりが起こっている特定の一部分に処置具20を選択的
にアプローチし、処置できる。
【0021】また、処置具20はその内腔面の螺旋状の
凹凸部23がガイド部材14と接触して干渉するため、
前後に動くと同時に回転運動を行うことによりドリル加
工的に処置することができる。
凹凸部23がガイド部材14と接触して干渉するため、
前後に動くと同時に回転運動を行うことによりドリル加
工的に処置することができる。
【0022】(効果)ガイド部材14が、硬性、軟性に
拘わらず、ガイド部材14の全長にわたり、処置具20
を確実に動かすことができる。そして、詰まりが起こっ
ている特定の一部分に対して処置具20を選択的にアプ
ローチし、効率よく処置することができる。また、処置
具20が回転運動を行うため、そのガイド部材14によ
って誘導する管内における、例えば、詰まり部分を、ド
リル加工的に効率よく除去することができる。さらに、
ガイド部材14さえ、挿入してしまえば、半盲目的作業
で確実な除去が可能となる。
拘わらず、ガイド部材14の全長にわたり、処置具20
を確実に動かすことができる。そして、詰まりが起こっ
ている特定の一部分に対して処置具20を選択的にアプ
ローチし、効率よく処置することができる。また、処置
具20が回転運動を行うため、そのガイド部材14によ
って誘導する管内における、例えば、詰まり部分を、ド
リル加工的に効率よく除去することができる。さらに、
ガイド部材14さえ、挿入してしまえば、半盲目的作業
で確実な除去が可能となる。
【0023】[第2実施形態]図5及び図6を参照して
本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態について説明する。
【0024】(構成)図5は上記同様のガイド部材14
に装着した処置具20の斜視図であり、図6はそのガイ
ド部材14に装着した状態の処置具20の縦断面図であ
る。
に装着した処置具20の斜視図であり、図6はそのガイ
ド部材14に装着した状態の処置具20の縦断面図であ
る。
【0025】この第2実施形態の処置具20はいわゆる
ドーナツ型の形状をなした本体部分30を有し、本体部
分30は少なくとも外周面が電気的絶縁構造をもつ。こ
こでは、本体部分30が電気的絶縁性の材料によって形
成される。本体部分30の外周面には少なくとも1つの
金属突出部31と、ガイド部材14との内接面には上記
金属突出部31と導通している少なくとも1つの高周波
導通部32とが設けられている。上記金属突出部31と
高周波導通部32はピン状の金属製部材によって形成さ
れている。
ドーナツ型の形状をなした本体部分30を有し、本体部
分30は少なくとも外周面が電気的絶縁構造をもつ。こ
こでは、本体部分30が電気的絶縁性の材料によって形
成される。本体部分30の外周面には少なくとも1つの
金属突出部31と、ガイド部材14との内接面には上記
金属突出部31と導通している少なくとも1つの高周波
導通部32とが設けられている。上記金属突出部31と
高周波導通部32はピン状の金属製部材によって形成さ
れている。
【0026】ガイド部材14に接する内接面には、ガイ
ド部材14の長軸方向と同じ方向で、少なくとも1つの
ガイド凹凸部33が形成されている。
ド部材14の長軸方向と同じ方向で、少なくとも1つの
ガイド凹凸部33が形成されている。
【0027】(作用)上記構成により、第1実施形態と
同様の作用で、処置具20はガイド部材14に沿って進
退する動作を行う。ガイド凹凸部33がガイド部材14
と関係して処置具20の回転が規制され、ガイド部材1
4と処置具20の向きは絶えず同じ方向となる。
同様の作用で、処置具20はガイド部材14に沿って進
退する動作を行う。ガイド凹凸部33がガイド部材14
と関係して処置具20の回転が規制され、ガイド部材1
4と処置具20の向きは絶えず同じ方向となる。
【0028】また、ガイド部材14を金属製として、別
途設けた高周波発振源から、ガイド部材14、高周波導
通部32、金属突出部31を通じて、高周波電流を流す
ようにすれば、その処置具20を用いて、高周波処置を
行うことができる。
途設けた高周波発振源から、ガイド部材14、高周波導
通部32、金属突出部31を通じて、高周波電流を流す
ようにすれば、その処置具20を用いて、高周波処置を
行うことができる。
【0029】なお、図示はしないが、高周波処置時の導
通ルートとして上記ガイド部材14を用いないで、処置
具内に導かれる別のケーブルを設けてそれを通電ルート
とすることも可能である。
通ルートとして上記ガイド部材14を用いないで、処置
具内に導かれる別のケーブルを設けてそれを通電ルート
とすることも可能である。
【0030】(効果)これにより今まで外部からの高周
波処置しか実施できない部分でも内部(管内の任意の位
置)から高周波処置が実施できる。さらに処置具20の
ドーナツ型形状が、ガイド部材14の自由度を確保し、
より複雑な管路系にも順応できる。
波処置しか実施できない部分でも内部(管内の任意の位
置)から高周波処置が実施できる。さらに処置具20の
ドーナツ型形状が、ガイド部材14の自由度を確保し、
より複雑な管路系にも順応できる。
【0031】[第3実施形態]図7及び図8を参照して
本発明の第3実施形態について説明する。
本発明の第3実施形態について説明する。
【0032】(構成)図7はガイド部材14に装着した
処置具20の斜視図であり、図8はガイド部材14に装
着した状態の処置具20の縦断面図である。
処置具20の斜視図であり、図8はガイド部材14に装
着した状態の処置具20の縦断面図である。
【0033】処置具20はその内部に設けられた小型振
動子41と、この小型振動子41への電力を供給するケ
ーブル42と、処置具20の外装に突出している局所処
置用プローブ43とを設け、ガイド部材14に内接する
内腔22の内腔面にはガイド部材14の長軸方向と同じ
方向で少なくとも1つのガイド凹凸部44が形成されて
いる。
動子41と、この小型振動子41への電力を供給するケ
ーブル42と、処置具20の外装に突出している局所処
置用プローブ43とを設け、ガイド部材14に内接する
内腔22の内腔面にはガイド部材14の長軸方向と同じ
方向で少なくとも1つのガイド凹凸部44が形成されて
いる。
【0034】(作用)上記構成により、第1実施形態と
同様の作用で処置具20はガイド部材14に沿っての前
後動を行う。また、ガイド凹凸部44がガイド部材14
と関係して処置具20の回転が規制され、ガイド部材1
4と処置具20の向きは絶えず同じ方向となる。また、
別途、超音波発振源から供給ケーブル42、小型振動子
41を経て、プローブとしての処置具20は振動可能と
なる。
同様の作用で処置具20はガイド部材14に沿っての前
後動を行う。また、ガイド凹凸部44がガイド部材14
と関係して処置具20の回転が規制され、ガイド部材1
4と処置具20の向きは絶えず同じ方向となる。また、
別途、超音波発振源から供給ケーブル42、小型振動子
41を経て、プローブとしての処置具20は振動可能と
なる。
【0035】(効果)これにより今まで外部からの超音
波処置しか実施できない部分でも内部(管内の任意の位
置)から超音波処置が実施できる。
波処置しか実施できない部分でも内部(管内の任意の位
置)から超音波処置が実施できる。
【0036】尚、管腔を有する部位で、硬性または軟性
ガイド部材が挿入できる場合は、処置具を使い分ける事
により幅広い処置選択性を備えるようにする事が可能と
なる。また、図示はしないが、ガイド部材が管腔内に挿
入/留置されている状態で、ガイド部材と把持部の超音
波発振部が着脱自在であれば、ガイド部材に装着する処
置具を自在に交換することができ、その処置具の選択交
換性はさらに拡大する。図示はしないが、処置具自体に
処置機能を内蔵するだけでなく、体内に異なる機材や内
視鏡等を運搬/誘導する先行誘導体としての処置用部材
としての利用も考えられる。
ガイド部材が挿入できる場合は、処置具を使い分ける事
により幅広い処置選択性を備えるようにする事が可能と
なる。また、図示はしないが、ガイド部材が管腔内に挿
入/留置されている状態で、ガイド部材と把持部の超音
波発振部が着脱自在であれば、ガイド部材に装着する処
置具を自在に交換することができ、その処置具の選択交
換性はさらに拡大する。図示はしないが、処置具自体に
処置機能を内蔵するだけでなく、体内に異なる機材や内
視鏡等を運搬/誘導する先行誘導体としての処置用部材
としての利用も考えられる。
【0037】本発明は前述した各実施形態のものに限定
されない。上記各実施形態の説明によれば少なくとも以
下に列記する事項及びその任意の組み合わせの事項のも
のが得られる。
されない。上記各実施形態の説明によれば少なくとも以
下に列記する事項及びその任意の組み合わせの事項のも
のが得られる。
【0038】(付記項1)超音波を伝達する軟性または
硬性のガイド部材と、このガイド部材に外挿される処置
用部材と、複数の周波数の超音波振動が発振可能で、そ
の超音波振動を上記ガイド部材に伝達する超音波発振手
段とを具備したことを特徴とする処置具装置。
硬性のガイド部材と、このガイド部材に外挿される処置
用部材と、複数の周波数の超音波振動が発振可能で、そ
の超音波振動を上記ガイド部材に伝達する超音波発振手
段とを具備したことを特徴とする処置具装置。
【0039】(付記項2)処置用部材はその外周に少な
くとも1つの刃部を有することを特徴とする付記項1に
記載の処置具装置。 (付記項3)処置用部材は、内接するガイド部材との接
点または接触面に螺旋状の凹凸部分を有することを特徴
とする付記項1に記載の処置具装置。
くとも1つの刃部を有することを特徴とする付記項1に
記載の処置具装置。 (付記項3)処置用部材は、内接するガイド部材との接
点または接触面に螺旋状の凹凸部分を有することを特徴
とする付記項1に記載の処置具装置。
【0040】(付記項4)処置用部材は、少なくとも一
部に突出部を有することを特徴とする付記項1に記載の
処置具装置。 (付記項5)処置用部材は、その内部に小型振動子と、
その小型振動子へ電力を供給するケーブルを接続したこ
とを特徴とする付記項1に記載の処置具装置。
部に突出部を有することを特徴とする付記項1に記載の
処置具装置。 (付記項5)処置用部材は、その内部に小型振動子と、
その小型振動子へ電力を供給するケーブルを接続したこ
とを特徴とする付記項1に記載の処置具装置。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来技術の吸引管路内の詰まり除去/防止に関する不選択
性(任意の点を選択した効率的処置)と言う問題点が解
決される。また、血管静脈弁切除カッター等の処置具側
の仕様から発生する必要以上の侵襲と言う問題点が軽減
する。
来技術の吸引管路内の詰まり除去/防止に関する不選択
性(任意の点を選択した効率的処置)と言う問題点が解
決される。また、血管静脈弁切除カッター等の処置具側
の仕様から発生する必要以上の侵襲と言う問題点が軽減
する。
【図1】第1実施形態に係る移動式処置具のシステムの
全体の説明図。
全体の説明図。
【図2】第1実施形態に係る移動式処置具のガイド部材
に装着した状態の処置具を拡大して示す斜視図。
に装着した状態の処置具を拡大して示す斜視図。
【図3】図2中で示すA方向から見た上記処置具の縦断
面図。
面図。
【図4】図2中で示すB方向から見た上記処置具の縦断
面図。
面図。
【図5】第2実施形態に係る移動式処置具のガイド部材
に装着した状態の斜視図。
に装着した状態の斜視図。
【図6】上記ガイド部材に装着した状態の処置具の縦断
面図。
面図。
【図7】第3実施形態に係る移動式処置具のガイド部材
に装着した状態の斜視図。
に装着した状態の斜視図。
【図8】上記ガイド部材に装着した状態の処置具の縦断
面図。
面図。
1…超音波ジェネレータ、2…処置具操作駆動装置、1
0…把持部、11…コネクタケーブル、12…操作スイ
ッチ、14…ガイド部材、20…処置具、21…筒状部
材、22…筒状部材の内腔、23…螺旋状の凹凸部、2
4…カッター。
0…把持部、11…コネクタケーブル、12…操作スイ
ッチ、14…ガイド部材、20…処置具、21…筒状部
材、22…筒状部材の内腔、23…螺旋状の凹凸部、2
4…カッター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 光正 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 柴田 義清 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 木村 健一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小賀坂 高宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 植田 昌章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 志賀 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 EE03 MM25 5D107 AA03 BB07 CC01 FF01 FF05 FF08
Claims (1)
- 【請求項1】超音波を伝達する軟性または硬性のガイド
部材と、このガイド部材に外挿される処置用部材と、複
数の周波数の超音波振動が発振可能で、その超音波振動
を上記ガイド部材に伝達する超音波発振手段とを具備し
たことを特徴とする処置具装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24335099A JP2001061853A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 超音波を駆動手段とする移動式処置具装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24335099A JP2001061853A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 超音波を駆動手段とする移動式処置具装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001061853A true JP2001061853A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17102534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24335099A Withdrawn JP2001061853A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 超音波を駆動手段とする移動式処置具装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001061853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012192072A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24335099A patent/JP2001061853A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012192072A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |