JP2001060142A - 高信頼性タッチパネル - Google Patents

高信頼性タッチパネル

Info

Publication number
JP2001060142A
JP2001060142A JP2000180968A JP2000180968A JP2001060142A JP 2001060142 A JP2001060142 A JP 2001060142A JP 2000180968 A JP2000180968 A JP 2000180968A JP 2000180968 A JP2000180968 A JP 2000180968A JP 2001060142 A JP2001060142 A JP 2001060142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive filler
electrode
touch panel
transparent
conductive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000180968A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishikawa
和宏 西川
Takao Hashimoto
孝夫 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2000180968A priority Critical patent/JP2001060142A/ja
Publication of JP2001060142A publication Critical patent/JP2001060142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード電極と導電性接着剤との間および/ま
たは連絡電極と導電性接着剤との間で多少浮きが生じて
も、導通不良にならない高信頼性タッチパネルを提供す
る。 【解決手段】 対置側パネルに設けたリード電極と導電
性接着剤にて接続される独立の連絡電極を有するアナロ
グ抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、導電性接着剤
が、フレーク状、球状又は短繊維状である主導電性フィ
ラーと共に、絶縁性の核材が導電層で被覆され且つ電極
接続面間最短距離よりも10μm〜100μm大きい粒
径の球状である補助導電性フィラーをバインダー中に分
散させ、リード電極と連絡電極に補助導電性フィラーが
常に接触するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、LCD(液晶デ
ィスプレイ)やCRT(ブラウン管)などの画面上に配
置し、透視した画面の指示にしたがって指やペンなどで
上から押圧することにより位置入力が行われるタッチパ
ネルに関し、とくに導電性接着剤による電気接続の信頼
性の高いタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子手帳やパソコンなどに使
用されるタッチパネルとしては、図9に示されているよ
うに、可撓性を有するタッチ側パネル101と基盤側パ
ネル102を絶縁性のスペーサ103を介して対向配置
してなり、前記の各パネルは透明絶縁基材111,12
1の片面に透明電極112,122および平行な一対の
リード(バスバーともいう)電極113,114,12
3,124を有すると共に透明電極112,122側を
内側にして、かつタッチ側と基盤側のパネルにおいてリ
ード電極113,114,123,124が方形配置と
なるように対向配置されており、しかもタッチ側と基盤
側のパネルのいずれか一方が透明絶縁基材の全面に透明
電極を有し、他方が透明絶縁基材の一部に透明電極を有
してその透明電極以外の絶縁部分に、対置側パネルに設
けたリード電極と導電性接着剤105にて接続される独
立の連絡電極115,116を有するアナログ抵抗膜方
式のものがある。なお、図9および図10において、1
04はドット状スペーサ、131は空隙部、132およ
び133は抜き穴部、153はバインダーを示してい
る。
【0003】上記導電性接着剤105には、粒径1μm
〜20μmのフレーク状若しくは球状又は長さ1μm〜
20μmの短繊維状である導電性フィラー154をバイ
ンダー153中に分散させたもの等、市販の導電性接着
剤が使用されており、これをディスペンサーなどで塗布
する。また、タッチ側パネル101と基盤側パネル10
2の貼り合わせ後には、導電性接着剤105のバインダ
ーとなる樹脂の硬化条件に合わせ熱処理などが行なわれ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、導電性接着剤
を硬化させる時に発生するアウトガス(揮発溶剤)によ
ってリード電極123,124と導電性接着剤105と
の間および/または連絡電極115,116と導電性接
着剤105との間で浮き170が生じたり、あるいは耐
環境性試験時にタッチ側パネル101および基盤側パネ
ル102の熱膨張・熱収縮等のストレスによって同様に
浮き170が生じたりして、導通不良になるケースがあ
った(図10参照)。
【0005】特に、タッチパネルの中央部分が指やペン
などで上から押圧されたときに、タッチパネルの縁部分
で上方向の力が働き、リード電極123,124と導電
性接着剤105との間および/または連絡電極115,
116と導電性接着剤105との間で浮き170が生じ
やすい。また、タッチ側パネルと基盤側パネルの材料が
フィルムとガラスで異なる場合、タッチ側パネル101
と基盤側パネル102の熱膨張・熱収縮等のストレスが
生じやすい。
【0006】したがって、本発明の目的は、上記の問題
点を解決することにあって、リード電極と導電性接着剤
との間および/または連絡電極と導電性接着剤との間で
多少浮きが生じても、導通不良にならない高信頼性タッ
チパネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、可撓性を有するタッチ側パネルと基盤側
パネルを絶縁性のスペーサを介して対向配置してなり、
前記の各パネルは透明絶縁基材の片面に透明電極および
平行な一対のリード電極を有すると共に透明電極側を内
側にして、かつタッチ側と基盤側のパネルでリード電極
が方形配置となるように対向配置されており、しかもタ
ッチ側と基盤側のパネルのいずれか一方が透明絶縁基材
の全面に透明電極を有し、他方が透明絶縁基材の一部に
透明電極を有してその透明電極以外の絶縁部分に、対置
側パネルに設けたリード電極と導電性接着剤にて接続さ
れる独立の連絡電極を有するアナログ抵抗膜方式のタッ
チパネルにおいて、導電性接着剤が、フレーク状、球状
又は短繊維状である主導電性フィラーと共に、絶縁性の
核材が導電層で被覆され且つ電極接続面間最短距離より
も10μm〜100μm大きい粒径の球状である補助導
電性フィラーをバインダー中に分散させ、リード電極と
連絡電極に補助導電性フィラーが常に接触するようにし
た。
【0008】また、上記構成において、主導電性フィラ
ーの大きさが補助導電性フィラーの1/300〜1/2
であるようにした。
【0009】また、上記構成において、導電性接着剤
が、粒径1μm〜20μmのフレーク状若しくは球状又
は長さ1μm〜20μmの短繊維状である主導電性フィ
ラーをバインダー中に分散させているようにした。
【0010】また、上記構成において、主導電性フィラ
ーがフレーク状の銀粉末であるようにした。
【0011】また、上記構成において、補助導電性フィ
ラーが、絶縁性の樹脂からなる核材を金からなる導電層
で被覆したものであるようにした。
【0012】また、上記構成において、インキ作製時の
導電性接着剤中の補助導電性フィラーの含有率が、導電
性接着剤の量に対して重量比で0.5wt%〜30wt
%であるようにした。
【0013】また、上記構成において、導電性接着剤の
粘度が10〜60N・s/mであり、補助導電性フィ
ラーの比重が1〜5であるようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図を参照しながら本発明
に係るタッチパネルを詳細に説明する。図1、図5、図
6、図8は本発明に係るタッチパネルの導電性接着剤に
よる電気接続を説明する模式図、図2および図3、図7
は補助導電性フィラー単独としない理由を説明する模式
図、図4は本発明に係るタッチパネルのタッチパネルの
一実施例を示す分解図である。1はタッチ側パネル、1
1は透明絶縁基材、12は透明電極、13および14は
リード電極、15および16は連絡電極、2は基盤側パ
ネル、21は透明絶縁基材、22は透明電極、23およ
び24はリード電極、3はスペーサ、31は空隙部、3
2および33は抜き穴部、4はドット状スペーサ、5は
導電性接着剤、51は主導電性フィラー、52は補助導
電性フィラー、52aは核材、52bは導電層、53は
バインダー、100は浮きをそれぞれ示す。なお、模式
図は、この発明を理解しやすいように形状、寸法、粒子
の分散状態等を単純化して表現している。
【0015】アナログ抵抗膜方式のタッチパネルは、図
4に示すように、タッチ側パネル1は、透明絶縁基材1
1の片面の中央部に透明電極12と、その対向する辺に
リード電極13,14を有しており、かつ透明電極12
の外側における絶縁部分に連絡電極15,16を有して
なる。連絡電極15,16は、透明電極12およびリー
ド電極13,14とは独立した状態に形成されている。
【0016】基盤側パネル2は、透明絶縁基材21の片
面に透明電極22と、その透明電極の上にリード電極2
3,24を有してなる。透明電極22は透明絶縁基材2
1の全面に設けられている。リード電極23,24は、
透明絶縁基材21上で対向する辺の外縁近傍に設けられ
ている。
【0017】タッチ側パネル1と基盤側パネル2は、透
明電極12,22を内側にして、かつタッチ側と基盤側
のパネルでリード電極13,14,23,24が方形配
置となるように対向配置されており、その間にスペーサ
3が配置されている。
【0018】スペーサ3は枠形態となっており、内部の
空隙部31を介してタッチ側の透明電極12と基盤側の
透明電極22とを押圧下に接触させることができ、かつ
タッチ側のリード電極13,14と基盤側のリード電極
23,24との間を絶縁しうる形態を有している。ま
た、スペーサ3は、抜き穴部32,33または切欠部を
有している。抜き穴部32,33または切欠部は、タッ
チ側の連絡電極15,16の一部と基盤側のリード電極
23,24の一部とをそれぞれ露出させるものである。
これによりタッチ側の連絡電極15と基盤側のリード電
極24の一部との導電性接着剤5による接続が可能とな
る。また、これによりタッチ側の連絡電極16と基盤側
のリード電極23の一部との導電性接着剤5による接続
が可能となる。また、上記枠形態のスペーサ3の他に、
基盤側の透明電極22の表面にはさらにドット状スペー
サ4が形成されている。
【0019】また、上記タッチ側の連絡電極15,16
と基盤側のリード電極23,24の一部との接続に用い
る導電性接着剤5は、図1(又は図5,6,8)に示す
ように、粒径(一番長い径)1μm〜20μmのフレー
ク状(図6〜8参照)若しくは球状(図1〜3,5参
照)又は長さ1μm〜20μmの短繊維状である主導電
性フィラー51と共に、絶縁性の核材52aが導電層5
2bで被覆され且つ電極接続面間最短距離よりも10μ
m〜100μm大きい粒径の球状である補助導電性フィ
ラー52をバインダー53中に分散させ、リード電極2
3,24と連絡電極15,16に補助導電性フィラー5
2が常に接触するようにしたものである。
【0020】なお、図4で示した構成をタッチ側パネル
1と基盤側パネル2とで入れ換え、すなわちタッチ側パ
ネル1の透明絶縁基材11の全面に透明電極12を設
け、基盤側パネル2の透明絶縁基材21の一部に透明電
極22を設けてその透明電極22以外の絶縁部分に、タ
ッチ側パネル1のリード電極13,14と接続される連
絡電極を設けてもよい。また、図4で示したドット状ス
ペーサ4は省略してもよいし、タッチ側の透明電極12
の表面に形成してもよい。
【0021】上記タッチ側パネルの透明絶縁基材11と
しては、入力のために可撓性を有する必要があり、一般
にポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリエーテルケ
トン系等のエンジニアリングプラスチック、アクリル
系、ポリエチレンテレフタレート系、ポリブチレンテレ
フタレート系などの透明フィルム、それらの積層体など
が用いられる。なお、タッチ側パネルの透明絶縁基材の
透明電極を設けた面と反対の面にはハードコート層が形
成されていてもよい。ハードコート層としては、シロキ
サン系樹脂などの無機材料、あるいはアクリルエポキシ
系、ウレタン系の熱硬化型樹脂やアクリレート系の光硬
化型樹脂などの有機材料がある。ハードコート層の厚み
は、1〜7μm程度が適当である。また、タッチ側パネ
ルの透明絶縁基材は、透明電極を設けた面と反対の面に
光反射防止のためにノングレア処理を施してもよい。た
とえば、透明絶縁基材やハードコート層を凹凸加工した
り、ハードコート層中に体質顔料やシリカ、アルミナな
どの微粒子を混ぜたりする。
【0022】基盤側パネル2の透明絶縁基材21として
は、ソーダーガラス、ホウケイ酸ガラス、強化ガラスな
どのガラス板のほか、ポリカーボネート系、ポリアミド
系、ポリエーテルケトン系等のエンジニアリングプラス
チック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系、
ポリブチレンテレフタレート系などの透明樹脂板または
透明フィルム、それらの積層体などが用いられる。
【0023】また、タッチ側および基盤側パネルの透明
絶縁基材は、透明電極の支持体としての機能だけでな
く、さらに別の光学的機能等も有していてもよい。たと
えば、円偏光タイプの反射防止フィルターをタッチパネ
ル内に備える場合、特開平10−48625号公報など
で示されているように、タッチパネルが液晶ディスプレ
イ側から順に第1の1/4波長板、スペーサを介して対
向する2層の透明電極、第1の1/4波長板と光軸が直
交する第2の1/4波長板、偏光板を少なくとも配置し
た構成をとるため、基盤側パネルの透明絶縁基材として
第1の1/4波長板を用いたり、タッチ側パネルの透明
絶縁基材として第2の1/4波長板を用いたりすること
ができる。なお、上記1/4波長板とは、直線偏光を分
解した互いに直交する2成分の偏光に時間的な位相のズ
レ(位相差)を与えることにより、直線偏光を円偏光あ
るいは略円偏光に変える機能を持ち、一方の偏光を可視
光領域(約400nm〜700nm)の中心波長(約5
50nm)の入射光に対し1/4波長だけ位相を遅らせる
機能を持たせた透明樹脂板または透明フィルムである。
【0024】透明電極は、本発明では、タッチ側および
基盤側パネルの透明絶縁基材11,21上に形成した透
明導電膜のうち、スペーサ3,4形成前に導電性を発揮
する領域のことをいう。つまり、連絡電極を有する本発
明のタッチパネルにおいては、タッチ側と基盤側のパネ
ルのいずれか一方が透明絶縁基材の全面に透明電極を有
し、他方が透明絶縁基材の一部に透明電極を有する組合
せとされるので、透明絶縁基材の一部に透明電極を有す
るパネルについては、透明導電膜を透明絶縁基材上の一
部のみに形成して透明電極とするか、あるいは透明導電
膜の一部を残して絶縁して非絶縁部を透明電極とする。
具体的手段としては、透明導電膜を全面に設けた後にレ
ジスト・エッチング処理によって不要な透明導電膜を除
去する方法や、メタルマスク等を介して透明導電膜をパ
ターン形成する方法、透明導電膜を全面に設けた後に導
電性の不要な部分を絶縁性材料で被覆する方法をなどが
挙げられる。また、透明導電膜の材料としては、酸化
錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化
カドミウム、インジウムチンオキサイド(ITO)など
の金属酸化物膜、これらの金属酸化物を主体とする複合
膜、金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、パラジ
ウムなどの金属膜がある。また、透明導電膜は多層形成
してもよい。透明導電膜の形成方法としては、たとえば
真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法,CVD法などがある。
【0025】リード電極および連絡電極としては、金、
銀、銅、ニッケルなどの金属あるいはカーボンなどの導
電性を有するペーストを用いる。リード電極および連絡
電極の形成は、上記透明電極を設けた後に、スクリーン
印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷な
どの印刷法、刷毛塗法などによって行なう。
【0026】また、タッチパネルは、通常、コネクタを
介して外部回路と接続され、リード電極および連絡電極
からタッチパネルの入出力端までは引き回し線が設けら
れる。
【0027】スペーサ3は、タッチ側と基盤側のパネル
間で方形配置されるリード電極を絶縁しうる形態、たと
えば枠形態などに形成される。スペーサ3の形成材とし
ては、透明絶縁基材と同様の樹脂フィルム等のほか、ア
クリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂の如
き適宜な樹脂を印刷または塗布することによってスペー
サを形成することができるが、一般にタッチ側と基盤側
のパネルとを固定する枠形態の両面テープ、接着剤また
は粘着剤からなる接着層と兼ねさせることが多い。接着
剤または粘着剤からなる接着層を形成する場合にはスク
リーン印刷等が用いられる。スペーサ3の厚みは、一般
には15μm〜200μmとされる。補助導電性フィラ
ー52は電極接続面間最短距離よりも10μm〜100
μm大きいものであるため、補助導電性フィラー52の
粒径は25〜300μmとなる。主導電性フィラー51
の大きさは後述するように1μm〜20μmであり、し
かも本発明の効果を得るために補助導電性フィラーを覆
う必要があるため、補助導電性フィラー52の1/2以
下でなければならない。つまり、主導電性フィラー51
の大きさは補助導電性フィラー52の1/300〜1/
2となる。
【0028】ドット状スペーサ4は、大判のタッチパネ
ルを形成する場合などに、タッチ側と基盤側の透明電極
間の空隙を確保するために形成される。ドット状スペー
サ4としては、たとえばメラミンアクリレート樹脂、ウ
レタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、
メタアクリルアクリレート樹脂、アクリルアクリレート
樹脂などのアクリレート樹脂、ポリビニールアルコール
樹脂などの透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細
なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法
により微細なドットを多数形成してスペーサとすること
もできる。また、無機物や有機物からなる粒子の分散液
を噴霧、または塗布して乾燥することによっても得るこ
とができる。なお、透明導電膜を全面に設けた後に導電
性の不要な部分を絶縁性材料で被覆することによって透
明絶縁基材の一部に透明電極を形成する場合、上記フォ
トプロセスを用いれば、絶縁被覆とドット状スペーサの
形成を同時に行なうことができる。
【0029】導電性接着剤5のバインダー53として
は、従来知られた導電性接着剤におけると同様の熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂を適宜用いることができる。熱硬
化性樹脂としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂など
が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、たとえばポリア
ミド、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポ
リウレタン、エチレン−酢酸ビニール共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体などが挙げられる。
【0030】導電性接着剤5の主導電性フィラー51
は、図5(あるいは図8)に示すように導電性接着剤5
について浮きが発生しない場合には従来の導電性フィラ
ーと同様に主導電性フィラー51どうしの接触により接
着剤中の導電を果たすものであり、また、図1(あるい
は図6)に示すように導電性接着剤5について浮き10
0が発生した場合には補助導電性フィラー52の補助に
より、つまり補助導電性フィラー52を介して接着剤中
の導電を果たすものである。主導電性フィラー51の寸
法および形状としては、粒径1μm〜20μmのフレー
ク状若しくは球状又は長さ1μm〜20μmの短繊維状
のものを用いる。また、主導電性フィラー51の材質と
しては、銀、金、銅、ニッケル、白金、パラジウムなど
の導電性金属粉末のほか、核材としてアルミナ、ガラス
などの無機絶縁体やポリエチレン、ポリスチレン、ジビ
ニルベンゼンなどの有機高分子などを用い、核材表面を
金、ニッケルなどの導電層で被覆したもの、カーボン、
グラファイトなどが挙げられる。
【0031】導電性接着剤5の粘度の範囲は10〜60
N・s/mである。ディスペンス性・スクリーン印刷
性及び導電性接着剤5中の補助導電性フィラー52の分
散性を考慮すると20〜40N・s/mがより好まし
い。10N・s/m未満では、導電性接着剤5自体が
垂れやすく塗布性に問題があり、また分散させた補助導
電性フィラー52が導電性接着剤5中で沈降しやすい。
60N・s/mより粘度が高いと、導電性接着剤5自
体が硬すぎて塗布性に問題があり、また補助導電性フィ
ラー52を分散させるための攪拌が難しい。補助導電性
フィラー52の比重は1〜5程度である。導電性接着剤
5中の補助導電性フィラー52の分散性を考慮すると1
〜3がより好ましい。比重が1未満では補助導電性フィ
ラー52が導電性接着剤5中で浮きやすく、比重が5よ
り大きいと補助導電性フィラー52が導電性接着剤5中
で沈降しやすい。
【0032】また、主導電性フィラー51は、導電性接
着剤5の重量に対してインキ作製時に20wt%〜80
wt%含有している必要がある。主導電性フィラー51
の含有率が20wt%未満であると、接続部分での抵抗
ロスが多くなる。また、主導電性フィラー51の含有率
が80wt%を超えると粘度が大きくなり、その結果フ
レキシブル性が乏しく、またインキ化するのが難しい。
導電性接着剤5においては、ある程度のストレスに耐え
る様にフレキシブル性が必要ある。
【0033】導電性接着剤5の主導電性フィラー51と
してより好ましいのは、フレーク状の銀粉末である。銀
は銅などより固有抵抗が低く、比較的少ない含有量でも
低抵抗化が容易であるので、粘度も小さくてすむからで
ある。また、フレーク状の形状は主導電性フィラー51
どうしの接触面積及び補助導電性フィラー52との接触
面積を増やすことができるからである。
【0034】導電性接着剤5の補助導電性フィラー52
は、リード電極と導電性接着剤との間および/または連
絡電極と導電性接着剤との間で浮きが生じた場合でも、
少なくとも補助導電性フィラー52だけはリード電極お
よび連絡電極と常に接触し、導通不良を起こさせないこ
とを目的とするものである。補助導電性フィラー52と
しては、絶縁性の核材52aが導電層52bで被覆され
且つ電極接続面間最短距離よりも10μm〜100μm
大きい粒径の球状のものを用いる。絶縁性の核材52a
には、アルミナ、ガラスなどの無機絶縁体やポリエチレ
ン、ポリスチレン、ジビニルベンゼンなどの有機高分子
などを用いることができる。また、導電層5には 金、
ニッケルなどを用いることができる。導電層5の被覆方
法としては、メッキやコーティングなどがある。
【0035】なお、接続面間、すなわち導電性接着剤5
によって接続される連絡電極とリード電極との間の最短
距離と比較して、補助導電性フィラー52の粒径の方が
10μm以上大きくならないと、図1(又は図6)に示
すように接続部分で導電性接着剤5の浮き100が生じ
た場合に補助導電性フィラー52自体も離れてしまい、
導通不良になる恐れがある。また、補助導電性フィラー
52の粒径が電極接続面間最短距離より100μmを超
えて大きくなると、接続部分のみが異常に盛り上がり、
その影響でタッチ側パネル、あるいは両パネルのパネル
可視エリアまで歪んでしまい、外観上不良になる恐れが
ある。
【0036】補助導電性フィラー52を球状にするの
は、縦横の長さ寸法と厚み寸法とがほぼ同じであるた
め、導電性接着剤5中の補助導電性フィラー52がどの
ような状態で分散されていてもリード電極23,24お
よび連絡電極15,16と確実に接触させることができ
るからである。たとえば補助導電性フィラー52をフレ
ーク状にした場合、縦横の長さ寸法に比べて厚み寸法が
極めて小さいため、分散状態によってはリード電極2
3,24および連絡電極15,16と確実に接触しない
ことがある。
【0037】また、補助導電性フィラー52を核材52
aと導電層52bとで構成するのは、補助導電性フィラ
ー52が電極接続面間最短距離よりも10μm〜100
μm大きい粒径を有するためである。本発明のように粒
径の大きい導電性フィラーの場合、仮にその総てを導電
材料で構成すると導電性接着剤5が高価になってしま
う。しかし補助導電性フィラー52の表面のみを少量の
導電材料で構成すれば、金や銀などを用いても導電性接
着剤5は安価ですむ。
【0038】補助導電性フィラー52がプラスチックか
らなる真球状の核材の表面に金属メッキにより導電層を
被覆したものである場合、補助導電性フィラー52は圧
縮荷重により容易に変形し、リード電極および連絡電極
に対して補助導電性フィラー52は面接触する。リード
電極および連絡電極に対して補助導電性フィラー52が
面接触すると、点接触するのと異なり接触抵抗が安定す
る。その接触面積を粒径に対して約10〜20%圧縮し
て考えると、底面及び天面の各接触面積は下記のような
計算より最大断面の約19%〜約36に相当する。すな
わち、X=50−45(直径100μmの球を1
0%圧縮)からX=21.8、よって21.8×21.
8×πで計算される面積の最大断面に対する比率は、最
大面積が50×50×πのため、19%となる。
【0039】なお、上記補助導電性フィラー52を、単
独で導電性接着剤5中に含有させず、主導電性フィラー
51とともに含有させるのは、次の理由による。つま
り、本発明の補助導電性フィラー52は、前述した通
り、絶縁性の核材52aが導電層52bで被覆され且つ
電極接続面間最短距離よりも10μm〜100μm大き
い粒径のものであるため、タッチ側パネル1と基盤側パ
ネル2の貼り合わせ時の固着安定化処理の力によって、
図2に示すように導電層52bに亀裂52cや剥離が生
じやすい。しかし、その場合でも主導電性フィラー51
が補助導電性フィラー52の表面に付着し覆っているた
め、この主導電性フィラー51を介して導電が図れるの
である(図3および図7参照)。
【0040】また、導電性接着剤5中の補助導電性フィ
ラー52の分散性を考慮して、補助導電性フィラー52
は導電性接着剤5の重量に対してインキ作製時に0.5
wt%〜30wt%含有しているのがより好ましい。こ
れは、各接続部分の導電性接着剤5内に少なくとも1個
以上の補助導電性フィラー52を含有させる為には、イ
ンキ作製時に0.5wt%以上の補助導電性フィラー5
2を含有していることが必要だからである。0.5wt
%未満だと、各接続部分に補助導電性フィラー52が1
個も存在しない場合も生じうる。ただし、補助導電性フ
ィラー52の含有量が30wt%を超えると、補助導電
性フィラー52の自己弾性力による電極への反発力が大
きくなったり、導電性接着剤自体の接着強度が落ちた
り、粘度が高くなりすぎたりする。
【0041】導電性接着剤5の補助導電性フィラー52
としてより好ましいのは、導電層52bとして金を被覆
したものである。金を被覆表面とする補助導電性フィラ
ー52はバインダーに対しての分散性が良く、また導電
層52の導電性および機械的強度も優れるからである。
直径100μmの補助導電性フィラー52の比重は、た
とえば1.43であり、金のみからなる比重約19のフ
ィラーと比べて非常に小さい。加えて、補助導電性フィ
ラー52がプラスチックからなる核材52aが導電層5
2bで被覆されているものである場合、核材52aを重
合により作ることにより、金属のみからなるフィラーと
比較して真球が得られやすい。よって、比較的高粘度な
バインダーに対して沈降せずに、優れた分散安定性を示
す。具体的には、粒径100μmの球状である比重1.
43の補助導電性フィラー52を導電性接着剤5の重量
に対してインキ作製時に1.5wt%配合してインキを
作製し、攪拌後、ディスペンサーによって面積1mmφ
のスポット形状に塗布した場合、平均で10個、最低3
個の補助導電性フィラー52が凝集することなく分散さ
れる。
【0042】また、導電性接着剤5中には、添加物とし
て硬化促進剤、難燃剤、レベリング剤、沈降防止剤、カ
ップリング剤、消泡剤、粘着性付与剤などの各種添加剤
を用いることができる。
【0043】以上のようなタッチパネルでは、仮に導電
性接着剤を硬化させる時に発生するアウトガスによって
リード電極と導電性接着剤との間および/または連絡電
極と導電性接着剤との間で浮きが生じたり、あるいは耐
環境性試験時にタッチ側パネルおよび基盤側パネルの熱
膨張・熱収縮等のストレスによって同様に浮きが生じた
りしても、図1(又は図6)に示すように、導電性接着
剤5のバインダー53中に主導電性フィラー51と共に
含有されている少なくとも一つの補助導電性フィラー5
2がリード電極23,24および連絡電極15,16と
常に接触している為に、導通不良にならない。
【0044】
【実施例】<実施例1>まず、ソーダガラス板からなる
透明絶縁基材の片面に真空蒸着にてITO膜を全面に形
成してこれを透明電極とし、ITO膜上にエポキシアク
リレート系の光硬化型樹脂を用いフォトプロセスで微細
なドット状スぺーサーを得る。さらに銀インキを用いス
クリーン印刷にて透明電極の上に平行な一対のリード電
極を形成した基盤側パネルを得る。
【0045】一方、ロール状のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムからなる可撓性の透明絶縁基材の片面に紫
外線硬化型のアクリル系のハードコートをロールコータ
ーで塗布し、その反対側の面にITO膜をスパッタリン
グにより全面に形成し、ハードコート付のITOフィル
ムを得る。そのロールフィルムをシート状にカットした
後、ITO膜上にスクリーン印刷にてエッチングレジス
トをパターン状に塗布し、塩酸にて不要部のITO膜を
除去することにより矩形状の透明電極を形成する。エッ
チングレジストは、エッチング後にアルカリ溶液で除去
し、透明電極の両サイドに銀インキを用いスクリーン印
刷にてリード電極を形成し、同時に基盤側パネルのリー
ド電極の一部に対応するように銀インキを用いスクリー
ン印刷にて連絡電極を形成し、タッチ側パネルを得る。
【0046】次に、タッチ側パネルの透明電極を形成し
た面に、パネル可視エリアに相当する部分と連絡電極上
の導電性接着剤を塗布する部分とを打ち抜いた厚さ60
μmの両面テープをスペーサとして貼り合わせ、連絡電
極上の両面テープの抜けた部分に導電性接着剤のインキ
をディスペンサーにて塗布する。この導電性接着剤は、
シリコン樹脂からなるバインダー中に、粒径10μmの
フレーク状銀粉末からなる主導電性フィラーを重量比で
50wt%になるように混ぜると共に、絶縁性のジビニ
ルベンゼンを主成分とする架橋共重合樹脂ビーズが金か
らなる導電層でメッキ被覆された、粒径100μmの球
状である補助導電性フィラーを重量比で2.0wt%に
なるように混ぜたものである。
【0047】次いで、タッチ側パネルと基盤側パネルと
を、透明電極側を内側にして、かつタッチ側と基盤側の
パネルでリード電極が方形配置となるように対向配置
し、周囲の両面テープ部分をローラにて加圧する。
【0048】貼り合わせ後に130℃のオーブンで導電
性接着剤を硬化させ、タッチパネルを得た。
【0049】このようにして得られたタッチパネルは、
連絡電極とリード電極の各接続部分には少なくとも1個
以上の補助導電性フィラーが含有されていた。その為、
導電性接着剤の硬化処理時に発生するアウトガスによる
浮きに基づく導通不良が発生しなかった。また、耐環境
性試験によって高温高湿(60℃、90%RH)環境下
で1000時間経過しても、タッチ側パネルおよび基盤
側パネルの熱膨張・熱収縮等のストレスによる導通不良
も発生しなかった。
【0050】<実施例2>まず、ポリカーボネート樹脂
からなる透明絶縁基材の片面に真空蒸着にてITO膜を
全面に形成してこれを透明電極とし、ITO膜上にポリ
エステル系樹脂を用いスクリーン印刷にて微細なドット
状スぺーサーを得る。さらに銀インキを用いスクリーン
印刷にて透明電極の上に平行な一対のリード電極を形成
した基盤側パネルを得る。
【0051】一方、ロール状のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムからなる可撓性の透明絶縁基材の片面に紫
外線硬化型のアクリル系のハードコートをロールコータ
ーで塗布し、その反対側の面にITO膜をスパッタリン
グにより全面に形成し、ハードコート付のITOフィル
ムを得る。そのロールフィルムをシート状にカットした
後、ITO膜上にスクリーン印刷にてエッチングレジス
トをパターン状に塗布し、塩酸にて不要部のITO膜を
除去することにより矩形状の透明電極を形成する。エッ
チングレジストは、エッチング後にアルカリ溶液で除去
し、透明電極の両サイドに銀インキを用いスクリーン印
刷にてリード電極を形成し、同時に基盤側パネルのリー
ド電極の一部に対応するように銀インキを用いスクリー
ン印刷にて連絡電極を形成する。また、その連絡電極上
の一部に導電性接着剤のインキをスクリーン印刷にて2
mm角の方形状に印刷し、100℃、30分で加熱して
仮乾燥させ、タッチ側パネルを得た。この導電性接着剤
は、エポキシ樹脂からなるバインダー中に、粒径5μm
の球状銀粉末からなる主導電性フィラーを重量比で70
wt%になるように混ぜると共に、絶縁性のジビニルベ
ンゼンを主成分とする架橋共重合樹脂ビーズが金からな
る導電層でメッキ被覆された、粒径75μmの球状であ
る補助導電性フィラーを重量比で1.0wt%になるよ
うに混ぜたものである。
【0052】次に、タッチ側パネルの透明電極を形成し
た面に、パネル可視エリアに相当する部分と連絡電極上
の導電性接着剤を印刷した部分とを打ち抜いた厚さ60
μmの両面テープをスペーサとして貼り合わせる。
【0053】次いで、タッチ側パネルと基盤側パネルと
を、透明電極側を内側にして、かつタッチ側と基盤側の
パネルでリード電極が方形配置となるように対向配置
し、周囲の両面テープ部分をローラにて加圧する。
【0054】貼り合わせ後に導電性接着剤部分を温度1
40℃、圧力3kg/cmで15秒間プレスして完全
硬化させ、タッチパネルを得た。
【0055】このようにして得られたタッチパネルは、
連絡電極とリード電極の各接続部分には少なくとも1個
以上の補助導電性フィラーが含有されていた。その為、
導電性接着剤の硬化処理時に発生するアウトガスによる
浮きに基づく導通不良が発生しなかった。また、耐環境
性試験によって高温高湿(60℃、90%RH)環境下
で1000時間経過しても、タッチ側パネルおよび基盤
側パネルの熱膨張・熱収縮等のストレスによる導通不良
も発生しなかった。
【0056】<抵抗値測定>補助導電性フィラー52の
他の効果を見つけるために、2種類のタッチパネルを用
意した。一つは補助導電性フィラー52を導電性接着剤
5中に含有させタッチパネルであり、もう一つは従来の
補助導電性フィラー無しのタッチパネルである。これら
のタッチパネルの周囲(4辺全周)を枠状の治具で支持
し、中央部を圧縮機にて3kgfの荷重で押さえ付け、
タッチパネルを下方向に撓ませた。この際、タッチパネ
ルの端子部にて上側電極基板と下側電極基板間の抵抗値
を測定しておき、タッチパネルを撓ませた時の抵抗値の
振れ具合を確認したところ、結果は、従来の補助導電性
フィラー無しのタッチパネルでは抵抗値の最大振れ幅が
±5Ωであったのに対し、補助導電性フィラー有りのタ
ッチパネルでは、抵抗値の最大振れ幅が±1Ω以下であ
った。補助導電性フィラー52自体に弾性吸収があるた
めに、タッチパネルを撓ませた時に発生する接続部のス
トレスを緩和することができ、接続部の抵抗値が安定す
るのである。
【0057】
【発明の効果】本発明の高信頼性タッチパネルは、以上
のような構成および作用からなるので、次の効果が奏さ
れる。
【0058】すなわち、本発明は、導電性接着剤のバイ
ンダー中に主導電性フィラーと共に含有されている補助
導電性フィラーがリード電極および連絡電極と常に接触
しているので、仮に導電性接着剤を硬化させる時に発生
するアウトガスによってリード電極と導電性接着剤との
間および/または連絡電極と導電性接着剤との間で浮き
が生じたり、あるいは耐環境性試験時にタッチ側パネル
および基盤側パネルの熱膨張・熱収縮等のストレスによ
って同様に浮きが生じたりしても、導通不良にならな
い。よって、これまでのタッチパネルと比較して、信頼
性において非常に高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタッチパネルの導電性接着剤によ
る電気接続を説明する模式図である。
【図2】補助導電性フィラー単独としない理由を説明す
る模式図である。
【図3】補助導電性フィラー単独としない理由を説明す
る模式図である。
【図4】本発明に係るタッチパネルの一実施例を示す分
解図である。
【図5】本発明に係るタッチパネルの導電性接着剤によ
る電気接続を説明する模式図である。
【図6】本発明に係るタッチパネルの導電性接着剤によ
る電気接続を説明する模式図である。
【図7】補助導電性フィラー単独としない理由を説明す
る模式図である。
【図8】本発明に係るタッチパネルの導電性接着剤によ
る電気接続を説明する模式図である。
【図9】従来技術に係るタッチパネルの一実施例を示す
分解図である。
【図10】従来技術に係るタッチパネルの導電性接着剤
による電気接続を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 タッチ側パネル 11 透明絶縁基材 12 透明電極 13 リード電極 14 リード電極 15 連絡電極 16 連絡電極 2 基盤側パネル 21 透明絶縁基材 22 透明電極 23 リード電極 24 リード電極 3 スペーサ 31 空隙部 32 抜き穴部 33 抜き穴部 4 ドット状スペーサ 5 導電性接着剤 51 主導電性フィラー 52 補助導電性フィラー 52a 核材 52b 導電層 52c 亀裂 53 バインダー 100 浮き 101 タッチ側パネル 111 透明絶縁基材 112 透明電極 113 リード電極 114 リード電極 115 連絡電極 116 連絡電極 102 基盤側パネル 121 透明絶縁基材 122 透明電極 123 リード電極 124 リード電極 103 スペーサ 131 空隙部 132 抜き穴部 133 抜き穴部 104 ドット状スペーサ 105 導電性接着剤 153 バインダー 154 導電性フィラー 170 浮き

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するタッチ側パネルと基盤側
    パネルを絶縁性のスペーサを介して対向配置してなり、
    前記の各パネルは透明絶縁基材の片面に透明電極および
    平行な一対のリード電極を有すると共に透明電極側を内
    側にして、かつタッチ側と基盤側のパネルでリード電極
    が方形配置となるように対向配置されており、しかもタ
    ッチ側と基盤側のパネルのいずれか一方が透明絶縁基材
    の全面に透明電極を有し、他方が透明絶縁基材の一部に
    透明電極を有してその透明電極以外の絶縁部分に、対置
    側パネルに設けたリード電極と導電性接着剤にて接続さ
    れる独立の連絡電極を有するアナログ抵抗膜方式のタッ
    チパネルにおいて、導電性接着剤が、フレーク状、球状
    又は短繊維状である主導電性フィラーと共に、絶縁性の
    核材が導電層で被覆され且つ電極接続面間最短距離より
    も10μm〜100μm大きい粒径の球状である補助導
    電性フィラーをバインダー中に分散させ、リード電極と
    連絡電極に補助導電性フィラーが常に接触するようにし
    たものであることを特徴とする高信頼性タッチパネル。
  2. 【請求項2】 主導電性フィラーの大きさが補助導電性
    フィラーの1/300〜1/2である請求項1記載の高
    信頼性タッチパネル。
  3. 【請求項3】 導電性接着剤が、粒径1μm〜20μm
    のフレーク状若しくは球状又は長さ1μm〜20μmの
    短繊維状である主導電性フィラーをバインダー中に分散
    させている請求項1又は請求項2のいずれかに記載の高
    信頼性タッチパネル。
  4. 【請求項4】 主導電性フィラーがフレーク状の銀粉末
    である請求項1〜3のいずれかに記載の高信頼性タッチ
    パネル。
  5. 【請求項5】 補助導電性フィラーが、絶縁性の樹脂か
    らなる核材を金からなる導電層で被覆したものである請
    求項1〜4のいずれかに記載の高信頼性タッチパネル。
  6. 【請求項6】 インキ作製時の導電性接着剤中の補助導
    電性フィラーの含有率が、導電性接着剤の量に対して重
    量比で0.5wt%〜30wt%である請求項1〜5の
    いずれかに記載の高信頼性タッチパネル。
  7. 【請求項7】 導電性接着剤の粘度が10〜60N・s
    /mであり、補助導電性フィラーの比重が1〜5であ
    る請求項1〜6のいずれかに記載の高信頼性タッチパネ
    ル。
JP2000180968A 1999-06-17 2000-06-16 高信頼性タッチパネル Pending JP2001060142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180968A JP2001060142A (ja) 1999-06-17 2000-06-16 高信頼性タッチパネル

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-170711 1999-06-17
JP17071199 1999-06-17
JP2000180968A JP2001060142A (ja) 1999-06-17 2000-06-16 高信頼性タッチパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001060142A true JP2001060142A (ja) 2001-03-06

Family

ID=26493634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000180968A Pending JP2001060142A (ja) 1999-06-17 2000-06-16 高信頼性タッチパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001060142A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059169A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Fujitsu Ltd タッチパネル装置およびその製造方法
WO2008117770A1 (ja) * 2007-03-26 2008-10-02 Nissha Printing Co., Ltd. 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
JPWO2016186062A1 (ja) * 2015-05-21 2018-03-01 シャープ株式会社 液晶表示パネル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059169A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Fujitsu Ltd タッチパネル装置およびその製造方法
WO2008117770A1 (ja) * 2007-03-26 2008-10-02 Nissha Printing Co., Ltd. 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
JPWO2016186062A1 (ja) * 2015-05-21 2018-03-01 シャープ株式会社 液晶表示パネル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6847355B1 (en) High-reliability touch panel
US10373926B2 (en) Anisotropic conductive film, method for producing anisotropic conductive film, method for producing connection body, and connection method
US7499038B2 (en) Thin-frame touch panel
CN100481116C (zh) 触摸面板和使用该面板的液晶显示装置
CN206162462U (zh) 一种触控显示面板及触控显示装置
CN105808012B (zh) 一种显示模组、显示装置
TWI485592B (zh) 透視性觸控面板電極層疊體
CN101689090A (zh) 触摸面板及解摸面板型显示装置
WO2013129437A1 (ja) 接続体の製造方法、及び異方性導電接着剤
US6437846B1 (en) Liquid crystal display device and electronic device including same
US8946579B2 (en) Touch panel
JP3280139B2 (ja) 表示パネル
JP2001060142A (ja) 高信頼性タッチパネル
JP4550251B2 (ja) 狭額縁タッチパネル
CN111363490A (zh) 一种遮光型电磁屏蔽胶带
JP3532378B2 (ja) タッチパネル
CN113629040B (zh) 显示装置
JP2832557B2 (ja) アナログ式タッチパネル
JP2022023785A (ja) フレキシブルタッチセンサ及びフレキシブルタッチディスプレイモジュール
JP2001216090A (ja) 狭額縁タッチパネル
JP2002116455A (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方法
JPH1091345A (ja) タッチパネル
JP2004240662A (ja) 4辺狭額縁タッチパネル
KR101117768B1 (ko) 이방성 도전필름
KR20060041090A (ko) 이방성 도전 접속용 도전입자 및 이방성 도전필름

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041130