JP2001057730A - 管路のケーブル拘束装置 - Google Patents

管路のケーブル拘束装置

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JP2001057730A
JP2001057730A JP11231727A JP23172799A JP2001057730A JP 2001057730 A JP2001057730 A JP 2001057730A JP 11231727 A JP11231727 A JP 11231727A JP 23172799 A JP23172799 A JP 23172799A JP 2001057730 A JP2001057730 A JP 2001057730A
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健 佐久間
Kazushige Kobayashi
和茂 小林
Kotaro Miyamoto
高太郎 宮本
Yoshihiro Kashiwagi
喜博 柏木
Atsushi Noma
篤 野間
Shinichi Aiba
真一 相葉
Hiroyuki Shibuta
拓之 澁田
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Chubu Electric Power Co Inc
Kasei Kogyo Co Ltd
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Asahi Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路内においてケーブルの不測の移動を防止
することができ、かつ構造が簡単で施工が容易な管路の
ケーブル拘束装置を提供する。 【解決手段】 管路2内に挿通されたケーブル7を拘束
する拘束具を備えた管路のケーブル拘束装置であって、
拘束具21は、管路2とケーブル7との間に挿入されか
つ同ケーブル7の長手方向に長尺で中空の袋状に形成さ
れた弾性体よりなる拘束具本体22と、その拘束具本体
22の長手方向の伸縮を規制する剛性支持体25とを備
える。拘束具本体22内部の充填室24に充填材32が
充填されて拘束具本体22が管路2の内周面並びにケー
ブル7の外周面に対し膨張しかつ圧接することで、管路
2に対しケーブル7を拘束する構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は管路のケーブル拘
束装置に関し、例えば、地中埋設用の管体の管路に挿通
される送電ケーブル、通信ケーブル等のケーブルが管路
に対し不測に移動することがないように拘束する管路の
ケーブル拘束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、ケーブル1
07の不測の移動を防止するために、管体101の端部
が接続されるマンホール体105の内壁面には、ブラケ
ット110が固定されている。このブラケット110に
は、クリートとも呼ばれている複数(図11では4つ)
の保持具111がケーブル107の長手方向に所定の間
隔を隔てて配設されている。図12に示すように、複数
の保持具111は、ブラケット110に対しボルト、ナ
ットによって固定された半円形状の固定クランプ体11
2と、その固定クランプ体112に対応して半円形状に
形成された可動クランプ体113と、これら固定、可動
の両クランプ体112、113の内周面とケーブル10
7の外周面との間に介装された弾性リング115とを備
えている。そして、まず、管体101の管路102の開
口部からマンホール室106に向けて延出されたケーブ
ル107の外周面の長手方向に対し、複数の弾性リング
115が所定の間隔を隔ててそれぞれ装着される。次
に、各弾性リング115の外周面が、固定クランプ体1
12と可動クランプ体113とによってそれぞれクラン
プされる。この状態で締付ボルトが締め付けられること
でバネが圧縮され、そのバネの弾発力に基づいて固定、
可動の各クランプ体及び各弾性リング115を介してケ
ーブル107が締め付けられることで、ケーブル107
の不測の移動を防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、マンホール体105の内壁面に固定のブラケット
110に対し、固定、可動の両クランプ体112、11
3及び弾性リング115を有する複数の保持具111に
よってケーブル107の不測の移動を防止する従来の装
置においては、部品点数が多くかつ構造が複雑化すると
ともに、ケーブル107の移動防止に多くの手間や時間
が必要となり、施工コストが高くなる。また、マンホー
ル体105の内壁面からマンホール室6に突出されるブ
ラケット110に対し、複数の保持具111がケーブル
107の長手方向に所定の間隔を隔てて配設される構造
上、マンホール室6に対し複数の保持具111を配列す
る分だけマンホール室6をケーブル107の長手方向に
延長しなければならないという不具合も生じる。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、管路内においてケーブルの不測の移動を防止するこ
とができ、かつ構造が簡単で施工が容易な管路のケーブ
ル拘束装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、請求項1に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、管路に挿通されたケーブルを拘
束する場合、まず、管路の開口端から拘束具本体が管路
とケーブルとの間の隙間に挿入される。ここで、充填材
が拘束具本体の充填室内に注入され、これによって拘束
具本体が膨張する。この際、拘束具本体は、剛性支持体
に支持されて長手方向の膨張が規制されるため、拘束具
本体は、ケーブルの外周面及び管路の内周面に向けて効
率よく膨張する。これによって、拘束具本体の外側表面
が管路の内周面に対し圧接し、内側表面がケーブルの外
周面に対し圧接する。そして、拘束具本体の膨張に基づ
く圧接力によって管路に対しケーブルが強固に拘束され
る。このようにして、拘束具によって管路に対しケーブ
ルを拘束することができ、そのケーブルの長手方向の不
測の移動を防止することができる。特に、管路とケーブ
ルとが、そのケーブルの長手方向に相対的に移動する方
向に荷重が作用したときでも、剛性支持体によって拘束
具本体の長手方向の伸縮を規制することができ、ケーブ
ルの長手方向の不測の移動を確実に防止することができ
る。
【0006】また、第2の発明は、請求項2に記載のと
おりの構成を要旨とする。したがって、管路と、その管
路内に挿通された複数のケーブルとの間の隙間に対し、
複数の分割拘束具を容易に挿入することができる。さら
に、複数の分割拘束具の各拘束具本体の膨張によって管
路内に対し複数のケーブルを良好に拘束することができ
る。
【0007】第3の発明は、請求項3に記載のとおりの
構成を要旨とする。したがって、拘束具本体の内側表面
には、複数のケーブルのうちの隣接するケーブルの外周
面にそれぞれ対向しかつ複数のケーブルのねじ曲げに対
応してねじ曲げられたケーブル当接面が形成されている
ため、拘束具本体のケーブル当接面が隣接するケーブル
の外周面に対し隙間なく面接触して圧接する。この結
果、管路に対しケーブルを強固に拘束することができ、
ケーブルの不測の移動をより一層確実に防止することが
できる。
【0008】第4の発明は、請求項4に記載のとおりの
構成を要旨とする。したがって、拘束具本体の中空袋体
が被覆保護袋体によって保護されるため、中空袋体が外
力等によって損傷されることが防止されると共に、中空
袋体の充填室に充填された充填材が外部に漏出する不具
合を防止することができる。この結果、管路に対しケー
ブルを長期間にわたって良好に拘束することができ、耐
久性に優れる。
【0009】第5の発明は、請求項5に記載のとおりの
構成を要旨とする。したがって、一対の剛性端板と、こ
れら剛性端板を連結する複数本の剛性連結棒によって剛
性支持体を容易に構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
10にしたがって説明する。図10において、地中に埋
設される管体1の管路2には、送電ケーブル、通信ケー
ブル等のケーブル7が嵌挿されている。管体1の端部は
マンホール体5に接続され、その管路2の一端はマンホ
ール体5のマンホール室6に開口し、ケーブル7の端部
は管路2の一端開口部からマンホール室6内に延出され
ている。そして、マンホール室6に延出されたケーブル
7の延出部7aは適宜に屈曲され、その延出端がマンホ
ール室6に設置の接続器9に接続されている。なお、管
路2の開口部には、その管路2とケーブル7との間の隙
間を塞ぐ止水パッキン8が装着されている。
【0011】管路2とケーブル7との間の隙間に挿入さ
れて管路2に対しケーブル7を拘束するケーブル拘束装
置は、拘束具11を主体として構成されている。この実
施の形態において、図1と図2に示すように、複数本
(図1では3本)のケーブル7が相互に接してねじ曲げ
られた状態で管路2に挿通されている。一方、拘束具1
1は、複数のケーブル7のうちの隣接するケーブル7に
跨ると共に、管路2の周方向に対し分割(図1では3分
割)された分割拘束具21によって構成されている。こ
れら各分割拘束具21は、管路2と隣接するケーブル7
との間の隙間にそれぞれ挿入される形状に形成されかつ
ケーブル7の長手方向に長尺(例えば、300mm〜5
00mm前後の長さ)で中空の袋状に形成された拘束具
本体22と、その拘束具本体22の長手方向の伸縮を規
制する剛性支持体25によって構成されている(図7参
照)。
【0012】また、この実施の形態において、図6と図
7に示すように、各分割拘束具21の拘束具本体22
は、内部に充填室24を有しかつ耐腐食性、気密性に富
むシリコンのような合成樹脂、ゴム等より中空袋状に形
成された中空袋体23と、その中空袋体23の表面を覆
う合成樹脂、ゴム等よりなる被覆保護袋体40とを備え
て二重の袋状に形成されている。また、図6に示すよう
に、各拘束具本体22の被覆保護袋体40は、その横断
面において、内外両壁部は薄肉状に形成され、両側部は
厚肉状に形成されている。そして、被覆保護袋体40
は、その内外の両壁部において、ケーブル7の外周面及
び管路2の内周面に向けて膨張し易く、管路2の周方向
に対する膨張は両側の厚肉部において規制されるように
なっている。
【0013】また、各拘束具本体22の被覆保護袋体4
0の外側表面には、管路2の内周面に対向する断面略円
弧状の管路当接面44が形成されている。さらに、図3
に示すように、管路当接面44には、その長手方向に所
定の間隔をおいて複数条の滑り止め溝44aが凹設され
ている。また、図1〜図6に示すように、各拘束具本体
22の被覆保護袋体40の内側表面には、複数のケーブ
ル7のうちの隣接するケーブル7の外周面にそれぞれ対
向しかつ複数のケーブル7のねじ曲げに対応してねじ曲
げられたケーブル当接面47が断面略円弧状に連続して
形成されている。
【0014】また、図7に示すように、各拘束具本体2
2の中空袋体23の一端部には、その充填室24に対し
液体、気体等の充填材32を注入するための注入パイプ
30が、その一端の基端部において被覆保護袋体40及
び一方の剛性端板26をそれぞれ貫通して接続されてい
る。さらに、注入パイプ30の先端部には、注入パイプ
30の注入路を開閉可能に閉じる閉止バルブ(図示しな
い)が組み付けられている。なお、注入パイプ30の外
周面には、その根元部から先端部寄り部分にわたってパ
イプ被覆部40aによって覆われている。このパイプ被
覆部40aは、被覆保護袋体40の一部から一体に延出
されて形成されている。そして、パイプ被覆部40a
は、注入パイプ30を保護する機能と、取手としての機
能とを兼ね備えている。
【0015】図7と図8に示すように、剛性支持体25
は、一対の剛性端板26と、これら剛性端板26を連結
する複数本の剛性連結棒27とを備えている。一対の剛
性端板26は、硬質合成樹脂板、金属板等の剛性を有す
る板材より形成され、分割拘束具21の拘束具本体22
の長手方向の両端部に配設されている。また、複数本の
剛性連結棒27は、金属棒、硬質合成樹脂棒等の剛性を
有する棒状材より形成され、その各長手方向両端部が一
対の剛性端板26にそれぞれ貫通されて締付ナット28
によって結合されている。また、一対の剛性端板26及
び複数本の剛性連結棒27は、拘束具本体22の中空袋
体23と被覆保護袋体40との境界部に内設されてい
る。さらに、複数本(図6では左右2本)の剛性連結棒
27は、中空袋体23の左右両側部近傍にのみ配設さ
れ、中空袋体23の内外両方向の膨張を妨げることがな
いようになっている。
【0016】すなわち、この実施の形態において、分割
拘束具21は、次に述べる工程を順に経て製造される。
まず、図8に示すように、複数本の剛性連結棒27の各
長手方向両端部が一対の剛性端板26にそれぞれ貫通さ
れて締付ナット28によって結合されて剛性支持体25
が構成される。次に、図9に示すように、剛性支持体2
5の一方の剛性端板26に貫設された孔に中空袋体23
端部の注入パイプ30が挿入されて、剛性支持体25の
内側に中空袋体23がセットされる。そして、図7に示
すように、中空袋体23及び剛性支持体25を被覆する
ようにして被覆保護袋体40が成形されることで分割拘
束具21が製造される。
【0017】この実施の形態に係る管路のケーブル拘束
装置は上述したように構成される。したがって、図10
に示すように、マンホール体5のマンホール室6に開口
する管体1の管路2に挿通された複数本のケーブル7を
拘束する場合、まず、マンホール室6に開口する管路2
の開口端から複数の分割拘束具21が管路2と隣接する
ケーブル7との間の隙間にそれぞれ挿入される(図1参
照)。この際、各分割拘束具21のパイプ被覆部40a
をそれぞれ取手部とし、当該部分が把持されながら各分
割拘束具21が管路2と隣接するケーブル7との間の隙
間の所定位置までそれぞれ容易に挿入される。
【0018】ここで、図2に示すように、充填材32が
各分割拘束具21の注入パイプ30から各拘束具本体2
2の充填室24内に注入され、これによって各拘束具本
体22が膨張する。この際、各拘束具本体22は、剛性
支持体25に支持されて長手方向の膨張が規制されると
共に、周方向の膨張は被覆保護袋体40両側の厚肉部に
おいて規制される。このため、各拘束具本体22は、ケ
ーブル7の外周面及び管路2の内周面に向けてそれぞれ
効率よく膨張し、その被覆保護袋体40の外側表面の管
路当接面44が管路2の内周面に対し所望とする圧力に
おいて圧接し、内側表面のケーブル当接面47が隣接す
るケーブル7の外周面に対し所望とする圧力において圧
接する。そして、各分割拘束具21の拘束具本体22の
膨張に基づく圧接力によって管路2に対し複数本のケー
ブル7が強固に拘束される。
【0019】前記したように、管体1の管路2内におい
て複数の分割拘束具21によって複数のケーブル7を拘
束し、そのケーブル7の長手方向の不測の移動を防止す
ることができる。特に、管路2とケーブル7とが、その
ケーブル7の長手方向に相対的に移動する方向に荷重が
作用したときでも、剛性支持体25によって拘束具本体
22の長手方向の伸縮を規制することができ、ケーブル
7の長手方向の不測の移動を確実に防止することができ
る。このようにして、管路2内においてケーブル7を拘
束することができるため、従来と異なり、マンホール体
5の内壁面からマンホール室6に突出されるブラケット
に対し、複数の保持具をケーブル7の長手方向に所定の
間隔を隔てて配設する必要性を解消することができ、複
数の保持具を配列する分だけマンホール室6をケーブル
7の長手方向に延長しなければならないという不具合も
解消することができる。
【0020】また、この実施の形態において、複数の拘
束具本体22の外側表面には、管路2の内周面に対向す
る断面略円弧状の管路当接面44が形成され、各拘束具
本体22の内側表面には、複数のケーブル7のうちの隣
接するケーブル7の外周面にそれぞれ対向しかつ複数の
ケーブル7のねじ曲げに対応してねじ曲げられたケーブ
ル当接面47が断面略円弧状に連続して形成されてい
る。このため、各拘束具本体22の管路当接面44が管
路2の内周面に対し隙間なく面接触して圧接すると共
に、各拘束具本体22のケーブル当接面47が隣接する
ケーブル7の外周面に対し隙間なく面接触して圧接す
る。この結果、管路2に対し複数本のねじ曲げられたケ
ーブル7を強固に拘束することができ、ケーブル7の不
測の移動をより一層確実に防止することができる。
【0021】また、複数の分割拘束具21の拘束具本体
22は、その中空袋体23が被覆保護袋体40によって
保護されている。このため、中空袋体23が外力等によ
って損傷されることが防止されと共に、中空袋体23の
充填室24に充填された充填材32が外部に漏出する不
具合を防止することができる。この結果、管路2に対し
ケーブル7を長期間にわたって良好に拘束することがで
き、耐久性に優れる。また、剛性支持体25は、一対の
剛性端板26と、これら剛性端板26を連結する複数本
の剛性連結棒27によって容易に構成することができ
る。さらに、複数本(図6では左右2本)の剛性連結棒
27は、中空袋体23の左右両側部近傍にのみ配設され
ている。このため、剛性支持体25によって拘束具本体
22の内外両方向の膨張が妨げられる不具合が生じな
い。
【0022】なお、前記実施の形態では、複数本(図で
は3本)のケーブル7が相互に接してねじ曲げられた状
態で管路2に挿通される一方、拘束具11は、複数のケ
ーブル7のうちの隣接するケーブル7に跨ると共に、管
路2の周方向に対し分割(図では3分割)された分割拘
束具21によって構成されている場合を例示したがこれ
に限定するものではない。例えば、管路2に挿通された
ケーブル7が1本又は複数本である場合、拘束具11は
2分割されて構成されてもよく、また、例えば、断面略
C字筒状をなして一体に構成されてもよい。また、一体
構成の拘束具又は複数の分割された分割拘束具21にお
いて、拘束具本体22は、中空袋体23と被覆保護袋体
40によって2重袋状に構成される場合を例示したが、
拘束具本体22は、多重袋状に構成されてもよく、また
単層袋状に構成されてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
管路とケーブルとの間の隙間に拘束具本体を挿入した
後、その拘束具本体の充填室に充填材を充填して膨張さ
せるという、きわめて簡単な構造及び施工によって、管
路に対しケーブルを拘束し、同ケーブルの不測の移動を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る管路のケーブル拘
束装置の複数の分割拘束具を管路とケーブルとの間に挿
入した状態を示す横断面図である。
【図2】同じく複数の分割拘束具の拘束具本体を膨張さ
せてケーブルを拘束した状態を示す横断面図である。
【図3】同じく1つの分割拘束具を示す斜視図である。
【図4】同じく分割拘束具を示す側面図である。
【図5】同じく分割拘束具を示す正面図である。
【図6】同じく分割拘束具の横断面図である。
【図7】同じく分割拘束具の縦断面図である。
【図8】同じく剛性支持体を示す側面図である。
【図9】同じく被覆保護袋体の成形の前工程において拘
束具本体に対し中空袋体がセットされた状態を示す縦断
面図である。
【図10】同じくマンホール体、管体、ケーブル及びケ
ーブル拘束装置の関係を示す説明図である。
【図11】従来のマンホール体、管体、ケーブル及び保
持具の関係を示す説明図である。
【図12】同じく従来の保持具を示す図11のXII−
XII線に基づく断面図である。
【符号の説明】
1 管体 2 管路 11 拘束具 21 分割拘束具 22 拘束具本体 23 中空袋体 24 充填室 25 剛性支持体 26 剛性端板 27 剛性連結棒 30 注入パイプ 40 被覆保護袋体 44 管路当接面 47 ケーブル当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 健 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 小林 和茂 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 宮本 高太郎 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 柏木 喜博 愛知県名古屋市東区大幸四丁目20番26号 株式会社アサヒテック内 (72)発明者 野間 篤 愛知県大府市横根町坊主山1番地の64 化 成工業株式会社内 (72)発明者 相葉 真一 愛知県大府市横根町坊主山1番地の64 化 成工業株式会社内 (72)発明者 澁田 拓之 愛知県大府市横根町坊主山1番地の64 化 成工業株式会社内 Fターム(参考) 5G369 AA13 BA04 CB12 DC02 DC14 DC18 EA01 EA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内に挿通されたケーブルを拘束する
    拘束具を備えた管路のケーブル拘束装置であって、 前記拘束具は、前記管路と前記ケーブルとの間に挿入さ
    れかつ同ケーブルの長手方向に長尺で中空の袋状に形成
    された弾性体よりなる拘束具本体と、その拘束具本体の
    長手方向の伸縮を規制する剛性支持体とを備え、 前記拘束具本体内部の充填室に充填材が充填されて前記
    拘束具本体が前記管路の内周面並びに前記ケーブルの外
    周面に対し膨張しかつ圧接することで、前記管路に対し
    前記ケーブルを拘束する構成にしてある管路のケーブル
    拘束装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の管路のケーブル拘束装
    置であって、管路には複数本のケーブルが相互に接して
    挿通される一方、 拘束具は、前記複数のケーブルのうちの隣接するケーブ
    ルに跨ると共に、管路の周方向に対し分割されかつ拘束
    具本体と剛性支持体とをそれぞれ有する複数個の分割拘
    束具によって構成されている管路のケーブル拘束装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の管路のケーブル拘束装
    置であって、複数本のケーブルは相互に接してねじ曲げ
    られる一方、 複数個の分割拘束具の各拘束具本体の内側表面には、複
    数のケーブルのうちの隣接するケーブルの外周面にそれ
    ぞれ対向しかつ複数のケーブルのねじ曲げに対応してね
    じ曲げられたケーブル当接面がそれぞれ形成されている
    管路のケーブル拘束装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の管路のケー
    ブル拘束装置であって、拘束具本体は、充填室を有して
    中空袋状をなす中空袋体と、その中空袋体の表面を覆う
    被覆保護袋体とを備えている管路のケーブル拘束装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の管路の
    ケーブル拘束装置であって、剛性支持体は、拘束具本体
    の長手方向の両端部に配設された一対の剛性端板と、こ
    れら剛性端板を連結する複数本の剛性連結棒とを備えて
    いる管路のケーブル拘束装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197702A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの接続部の組み立て方法
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