JP2001057632A - 画像処理方法、画像処理装置および記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置および記録媒体

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JP2001057632A
JP2001057632A JP11230605A JP23060599A JP2001057632A JP 2001057632 A JP2001057632 A JP 2001057632A JP 11230605 A JP11230605 A JP 11230605A JP 23060599 A JP23060599 A JP 23060599A JP 2001057632 A JP2001057632 A JP 2001057632A
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Koichi Narahara
孝一 楢原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の性質を判定する対象領域をブロック単
位ではなく、同一の画像種から構成される大局的な領域
とすることにより、閾値マトリクスが頻繁に切り換わる
ことを防止し画質の向上を図る。 【解決手段】 領域分割装置8は多階調の画像データを
同一の画像種から構成される領域に分割し、階調数算出
装置10は分割された領域毎に画像データの階調数を算
出する。ディザ処理装置11では領域毎の階調数を基に
閾値マトリクスを選択し、各領域に対して選択された閾
値マトリクスを用いて閾値処理し階調数を変換する擬似
階調処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閾値マトリクスに
よる閾値処理によって擬似階調画像を生成する画像処理
方法、画像処理装置および画像処理プログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式プリンタ等の印刷装
置では、画像データの各画素に対してインクを記録する
か否かの2つの状態を表現するためにプリンタへの記録
信号値は2値データとして取り扱われる。一方、デジタ
ルカメラ、デスクトップパブリッシングなどで作成され
る画像情報は一般的には1画素当たり256階調の多値
データで与えられる。
【0003】このため画像データを印刷するときは、多
値データを2値の信号値を用いて擬似的に多階調の画像
を表現する必要がある。この2値化処理は擬似階調処理
と呼ばれ、従来手法としてはディザ法などが知られてい
る。
【0004】ディザ法は、一連の階調値をマトリクス状
に配列したディザパターンを閾値として用いて中間調の
多値データを2値化するものである。図10は、4×4
サイズの配列でBayer型と呼ばれる16階調のディ
ザパターンの例である。図11は、8×8、図12は、
16×16サイズの配列の例であり、それぞれ64階
調、256階調のディザパターンである。
【0005】大きいサイズの閾値マトリクスを用いれば
階調性に優れた画像が得られるが、その反面、解像性が
劣化する。一方、小さいサイズの閾値マトリクスを用い
れば解像性に優れた画像が得られるが、その反面、階調
性が劣化する傾向がある。
【0006】文字画像、線画像などは階調性よりも解像
度が重要であり、自然画像などは解像度よりも階調性が
重要である。
【0007】そのため従来技術では、画像領域をブロッ
クに分割し、各ブロック単位で文字画像か自然画像かを
判定し、判定結果に応じて2つの閾値マトリクスを切替
える手法が用いられていた。しかしながら、文字画像、
自然画像をブロック毎に厳密に判別することは困難であ
り誤判定が生じる。誤判定したブロックは、そのブロッ
クだけ閾値マトリクスが切替えられるため、擬似階調処
理後の画像が急激に変化し画質劣化が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決する方
法として、特開昭61―98069号公報に記載された
2値化処理方法がある。この方法では、各ブロックが文
字画像領域か自然画像領域かの2つに判定するのではな
く、判定結果を多種類にわけ、3つ以上の複数の閾値マ
トリクスの中から判定結果の内容に応じて最適な閾値マ
トリクスを選択する。
【0009】これにより誤判定時に生じる急激な変化が
目立たなくなっているが、局所的に処理方法が頻繁に切
り替わる点は改善されていないため画質劣化が全くなく
なるわけではないという問題が残る。また、例えばブロ
ックの単位が16×16サイズの領域のとき、その領域
内に文字画像と自然画像が混在する場合があり、そのよ
うな場合は厳密な判定が困難となり画質劣化につながる
という問題がある。
【0010】本発明の目的は、画像の性質を判定する対
象領域をブロック単位ではなく、同一の画像種から構成
される大局的な領域とすることにより、閾値マトリクス
が頻繁に切り換わることを防止し画質の向上を図った画
像処理方法、画像処理装置および画像処理プログラムを
記録した記録媒体を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、画像の持つ階調数に
基づいて閾値マトリクスを選択することにより、最適な
階調性と解像性を持つ擬似階調画像を生成する画像処理
方法、画像処理装置および画像処理プログラムを記録し
た記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、画像データ
を画像種毎の領域(文字領域、グラフィックス領域、自
然画像領域)に分割し、領域毎に画像データの階調数を
算出する。擬似階調処理は、領域毎の階調数を基に閾値
マトリクスを選択し、すなわち階調数が少ないときは小
さいサイズの閾値マトリクスを選択し、階調数が多いと
きは大きいサイズの閾値マトリクスを選択し、各領域に
対して選択された閾値マトリクスを用いて閾値処理し階
調数を変換する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例に係る画像処理シ
ステムの構成を示す。この画像処理システムは、ホスト
コンピュータ1、PDLバッファ2、ページメモリ3、
ラスター展開装置4、プリンタ装置5、色補正処理装置
6、UCR処理装置7、領域分割装置8、領域分割管理
用メモリ9、階調数算出装置10、ディザ処理装置11
がインターフェイスケーブル12によって相互接続され
ている。
【0014】ホストコンピュータ1ではワードプロセッ
サ、デスクトップパブリッシング等のソフトウェアを用
いて文書画像が作成される。文書画像の表記方法は様々
な形態があるが、一般にはPDL(ページ記述言語)を
用いて記述され、この文書画像をPDL文書データと呼
ぶ。ホストコンピュータ1において作成されたPDL文
書データはインターフェイスケーブル12を経由して、
PDLバッファ2に格納される。PDLバッファ2に格
納されたPDL文書データはラスター展開装置4によっ
て読み出され、ラスター画像データに展開され、ページ
メモリ3に書き込まれる。ラスター画像データとは画素
(ピクセルとも呼ぶ)を1単位とする2次元配列状のデ
ータ構造に濃淡情報などを記述した画像データを指し、
プリンタ装置や表示装置などで扱われるデータ構造であ
る。
【0015】プリンタ装置5は、例えばインクジェット
記録方式のプリンタであり、ページメモリ3に書き込ま
れたラスター画像は色補正処理6、UCR処理7、ディ
ザ処理11を経てプリンタ信号に変換され、プリンタ装
置へ送信され記録紙上に印刷される。
【0016】ホストコンピュータ1で作成されるPDL
文書データは、一般にはテキスト、描画機能により作成
されたグラフィックス画像、デジタルカメラなどの入力
機器で得られる自然画像などが含まれている。代表的な
PDLとしてADOBE社のPostScript(登
録商標)がある。PostScriptの詳細な内容に
ついてはアスキー出版局発行の「PostScript
リファレンスマニュアル」等の文献に記載されているの
で省略し、ここでは、文字、グラフィックス、自然画像
を例にPostScript言語による簡単な記述例の
説明にとどめる。
【0017】まず、テキストデータの例として「Sam
ple text.」という文字列を表すPDLによる
記述例を図2に示す。PostScript言語では文
字列は2次元配列状のラスター画像データではなく、文
字列、フォントの種類、フォントのサイズ、印刷する位
置に関する情報をコマンドを用いて記述する。1行目の
コマンドではTimes−Romanというローマ字フ
ォントを選択する。2行目のコマンドではフォントを1
00ポイント(活字の大きさを示す単位で「1ポイント
=(1/72)インチ」となる)の大きさに拡大する。
3行目のコマンドでは拡大されたTimes−Roma
nフォントを以降の操作で使用するよう設定する。4行
目のコマンドでは文字列のプリントを始める点を、ペー
ジの左下端から右に144ポイント(2インチ)、上に
144ポイントの点に移動する。5行目のコマンドでは
「Sample text.」をページメモリに書き込
む。この処理は1〜4行目で定義された情報を元にラス
ター画像データを生成することを表し、ラスター展開装
置4によって行われる。
【0018】次に、グラフィックスの例として灰色の正
方形をページメモリ3上にラスター展開する例を図3に
示す。1〜4行目のコマンドは線分を4本描いている。
5行目のコマンドでは4本の線分を一つの経路とみなし
て、始点と終点を結んで閉領域を構成する。6行目のコ
マンドでは色属性を定義し、ここでは濃度50%の灰色
を設定している。7行目のコマンドでは設定された色属
性(ここでは灰色)を用いて閉領域を塗りつぶす。以上
の処理で得られる画像はページメモリ3上へ書き込まれ
る。
【0019】次に、自然画像をページメモリ3上に読み
込む例を図4に示す。自然画像はラスター画像データと
して与えられるのでラスター展開処理は不要である。1
行目のコマンドはイメージデータを読み込むときに使用
する領域を確保する。2行目のコマンドではイメージを
印刷するときの左下隅の位置を決定する。3行目のコマ
ンドではイメージを256ポイントの正方形にマッピン
グする。4行目のコマンドではイメージデータのサイズ
と各画素で使用するビット数を宣言している。5、6、
7行目のコマンドではイメージデータをページメモリ3
に読み込むための手続きに関する記述である。8行目以
降にはページメモリ3に読み込まれるラスター画像デー
タが16進数で記述される。
【0020】PostScript言語は一般にラスタ
ー画像出力装置を取り扱うように設計されており、以上
のように、文字、グラフィックス、自然画像はページメ
モリ3上にラスター展開され、印刷指示があれば色補正
処理、UCR処理、ディザ処理を経てプリンタへと渡さ
れ記録紙上に印刷される。
【0021】ラスター画像出力装置としては、CRT、
液晶ディスプレイなどの表示装置や、レーザプリンタ、
インクジェットプリンタなどの印刷装置が含まれる。例
えば、CRTの場合は各画素についてRed,Gree
n,Blueの3色について各256段階の輝度レベル
が定義されている。インクジェットプリンタの場合は各
画素についてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
4色について各2段階の濃度レベルが定義されている。
【0022】ページメモリ3上で展開されたラスター画
像データは各画素情報について256階調のRGB3色
で与えられる。一方、プリンタでは各画素についてイン
クを記録するか否かの2つの状態をとるため、プリンタ
への記録信号値は2値データとして取り扱われる。ま
た、色空間はRGB空間ではなく、インクの色材である
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのCMYK空間
となる。このためRGBで表記された256値の入力画
像をCMYKで表記された2値画像へ変換する必要があ
り、その変換処理は色補正処理装置6、UCR処理装置
7、ディザ処理装置11において行われる。
【0023】ページメモリ3上に書き込まれたラスター
画像データは濃度リニアな(r,g,b)信号値で与え
られる。各信号値は0〜255の値を取り、白に相当す
るとき(0,0,0)、黒に相当するとき(255,2
55,255)の値をとる。
【0024】色補正処理装置6では、(r,g,b)信
号を補色の(Y,M,C)信号に変換する。この色補正
方法には一般的には線形近似いわゆるマスキング法など
が提案されており、これらの方法を利用して例えば次の
ように色補正処理を行う。 Y=α0+α1×r+α2×g+α3×b M=β0+β1×r+β2×g+β3×b C=γ0+γ1×r+γ2×g+γ3×b ここで、α0〜α3,β0〜β3,γ0〜γ3はインク
の色材の特性を考慮し決定される色補正係数である。色
補正係数の導出方法は、例えば、特開平6−19721
8(文番号[0017]]〜[0026]記載)と同様
の手順によって得られる。
【0025】UCR処理装置7においてはアンダーカラ
ーリダクション処理を行う。YMC信号よりグレー成分
を取り除き、黒成分に置き換えて黒信号Kを生成する。
尚、YMC成分は、生成した黒成分Kを差し引いた値を
用いる。
【0026】UCR処理前の信号を(Yin,Min,
Cin)、UCR処理後の信号を(Yout,Mou
t,Cout,Kout)とおくと次の式で表される。
Ratioはシアン、マゼンタ、イエローからブラック
への置換量を表し、0.0〜1.0の実数値をとる。 Kout=min(Yin,Min,Cin)×Rat
io Yout=Yin−Kout Mout=Min−Kout Cout=Cin−Kout PDL文書データでは、文字、グラフィックス、自然画
像など画像の種類別に管理され、各画像種毎に記録され
る領域は明示されている。領域分割装置8ではPDL文
書データの情報に基づいて画像種毎に領域を分割する。
【0027】領域分割管理用メモリ9を図5に示す。こ
のメモリ領域は画像データと同じ面積を持つ2次元配列
データであり、各画素について2ビットの領域を割当て
ることにより0、1、2、3の4値の情報を管理可能で
ある。ここで文字領域、グラフィックス領域、自然画像
領域のそれぞれに対して1、2、3の値が対応づけられ
ているものとし、初期状態は何も記録されていない領域
として全体を0リセットする。
【0028】PDL文書データをラスター画像に展開す
るときに、文字データの場合は展開された領域に対して
1をセットする。同様にグラフィックスデータ、自然画
像データの場合はそれぞれ2、3をセットする。処理対
象となる領域の画像種は領域分割管理用メモリ9を参照
することによって得ることが可能となり、また、PDL
文書データでは画像種毎の領域が明示的に書かれている
ので、ブロック単位で画像種を判定していた従来技術で
みられるブロック単位の誤判定は生じない。
【0029】階調数算出装置10は、領域分割装置8で
分割された領域を文字領域、グラフィックス領域、自然
画像領域の順に選択し、各領域毎に階調数を算出する。
階調数の算出方法は、まず領域分割管理用メモリ9をス
キャンして文字領域を選択する。画像データは(r,
g,b)信号で与えられるが構成を単純にするために輝
度信号Yを次の式により近似的に求め、Yを用いて階調
数を算出する。
【0030】Yは小数点以下は四捨五入し、0〜255
の整数値をとる。 Y=(r+4g)/5 選択された領域の輝度信号Yを16区間に分け、各区間
毎にヒストグラムを取る。図6はある画像に対するヒス
トグラム結果である。文字領域のヒストグラムの計数結
果は白側と黒側の両極端に偏ったヒストグラムであり階
調数が少ないことがわかる。
【0031】階調数算出装置10は、16個の各区間に
対してヒストグラム結果が0であるか否かを判定し、0
でない区間の数を求める。図6の文字領域の例ではYの
値が0〜15、240〜255の2つの区間においてヒ
ストグラムが計数されていることから算出結果は2とな
る。
【0032】同様に、グラフィックス画像、自然画像に
ついてもヒストグラムを求める。それぞれグラフィック
ス画像、自然画像に対する階調数の算出結果は、グラフ
ィックスは8であり、自然画像は全輝度レベルに分布し
階調数の算出結果は16である。
【0033】次にディザ処理装置11について説明す
る。詳細な構成図を図7に示す。閾値選択装置21は階
調数算出結果を基に閾値マトリクスを選択する。階調数
算出結果が、例えば3以下のときは図10の4×4サイ
ズの閾値マトリクス、4以上10以下のときは図11の
8×8サイズの閾値マトリクス、11以上のときは図1
2の16×16サイズの閾値マトリクスを選択する。
【0034】これらの閾値マトリクスはサイズが小さい
ほど解像性を優先し、サイズが大きいほど階調性を優先
している。
【0035】ディザ処理装置11では256値の多値の
画素情報を2値データを用いて擬似的に256階調を表
現する。ディザ処理装置11は色補正処理、UCR処理
されたラスター画像をプリンタ装置5で記録可能な階調
数を用いた画像データへ変換する。例えば、2値記録方
式のインクジェットプリンタの場合は、2値の画像デー
タへ変換し、4値記録のインクジェットプリンタの場合
は4値の画像データへ変換する。ここではシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの4色を用い各色2値で記録
するインクジェットプリンタを想定している。
【0036】ブロック分割装置24では、ページメモリ
上の画像データを選択された閾値マトリクスのサイズと
同じサイズになるように分割する。例えば図12の16
×16サイズの閾値マトリクスが選択されたときは一辺
が16画素の正方形領域が一単位になるように分割す
る。画像データの横方向を主走査方向、縦方向を副走査
方向とし、画像データを順次スキャンしながら処理す
る。画像データはRGBの各データがあるが、ここでは
各データを並列に処理するものとする。
【0037】主走査方向、副走査方向に対するリングカ
ウンタ装置23をそれぞれ設け、16画素周期でカウン
トすることにより画像を分割する。リングカウンタ装置
23は主走査、副走査のそれぞれについて独立にカウン
トし、0〜15の値をとる。この値は閾値処理装置22
においても閾値マトリクスの参照アドレスとして使用さ
れる。閾値マトリクスを参照するときは左上の画素が
(0,0)となるよう参照アドレスを割り当てる。この
アドレスはブロック分割装置24で使用している主走査
方向、副走査方向のリングカウンタ23の値により参照
する。
【0038】以上により閾値処理で使用する閾値マトリ
クスが階調数に基づいて選択され、閾値処理装置22で
はその閾値マトリクスを用いて閾値処理を実施し、プリ
ンタ信号である2値データを得る。プリンタ信号はプリ
ンタ装置5へ送信され記録紙上に印刷される。
【0039】(実施例2)本発明の他の実施例としてホ
ストコンピュータ上でプリンタドライバと呼ばれるソフ
トウェア処理により実施することも可能である。そのシ
ステム構成例を図8に示す。また、図9は、実施例1の
機能を実現するプリンタドライバの処理フローチャート
である ホストコンピュータ31とプリンタ装置32とインター
フェイスケーブル33で構成され、ホストコンピュータ
31内にはPDL文書データをハードディスクに保存
し、またページメモリが確保されている。プリンタドラ
イバはソフトウェア処理により、ホストコンピュータ3
1に保存されているPDL文書データを読み込み(ステ
ップ101)、ラスター展開処理した画像データを作成
しページメモリに一時保存する(ステップ102)。ペ
ージメモリ内の画像データは色補正処理(ステップ10
3)、UCR処理(ステップ104)、領域分割処理
(ステップ105)、階調数計数処理(ステップ10
6)、ディザ処理(ステップ107)を経て、記録信号
がプリンタ装置に送られ(ステップ108)、記録紙に
記録される(ステップ109)。上記各ステップの処理
内容は、前述した実施例1のシステムで実現されている
機能と同様であり説明は省略する。なお、上記したプリ
ンタドライバのソフトウェアは、CD−ROMなどの記
録媒体に記録されていて、本発明の処理手順を実行させ
るとき、記録媒体に記録されているプログラムをホスト
コンピュータに読み込む。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、4、
7記載の発明によれば、同一の画像種から構成される大
局的な領域に対して、その階調数に応じた閾値マトリク
スを適用しているので、閾値マトリクスが頻繁に切り換
わることが防止され、これにより画質が著しく向上す
る。
【0041】請求項2、3、5、6記載の発明によれ
ば、画像の持つ階調数を簡単な処理によって求め、階調
数に応じた閾値マトリクスを選択しているので、最適な
階調性と解像性を両立させた擬似階調画像を生成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す。
【図2】PostScriptを用いた文字列の記述例
を示す。
【図3】PostScriptを用いたグラフィックス
画像の記述例を示す。
【図4】PostScriptを用いた自然画像の記述
例を示す。
【図5】領域分割管理用メモリの内容を示す。
【図6】階調数算出装置で計数するヒストグラムの結果
の一例を示す。
【図7】ディザ処理装置の構成を示す。
【図8】プリンタドライバを用いて実現する場合のシス
テム構成例を示す。
【図9】プリンタドライバの処理フローチャートであ
る。
【図10】4×4サイズの閾値マトリクス例を示す。
【図11】8×8サイズの閾値マトリクス例を示す。
【図12】16×16サイズの閾値マトリクス例を示
す。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 PDLバッファ 3 ページメモリ 4 ラスター展開装置 5 プリンタ装置 6 色補正処理装置 7 UCR処理装置 8 領域分割装置 9 領域分割管理用メモリ 10 階調数算出装置 11 ディザ処理装置 12 インターフェイスケーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AB07 BA16 BB06 BB27 DA16 EA08 GA19 5B057 AA11 BA02 BA19 CA07 CB07 CB12 CB16 CE13 CH11 CH18 DA08 DB02 DB06 DB09 DC19 5C076 AA27 AA36 BA03 BA04 BA06 BB13 5C077 LL19 MM03 MP06 MP08 NN08 NN19 NP05 PP27 PP28 PP43 PQ08 PQ19 RR09 RR16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調の画像データを同一の画像種から
    構成される領域に分割し、該分割された領域毎に画像デ
    ータの階調数を算出し、該算出された領域毎の階調数に
    応じた閾値マトリクスを用いて、前記多階調の画像デー
    タを擬似多階調の画像データに変換することを特徴とす
    る画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記算出された階調数が第1の値未満の
    とき第1のサイズの閾値マトリクスを用い、第1の値以
    上で第2の値未満のとき第2のサイズの閾値マトリクス
    を用い、第2の値以上のとき第3のサイズの閾値マトリ
    クスを用いることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記階調数の算出は、レベル数をn個と
    した輝度値ヒストグラムを求め、度数が0以外のレベル
    数を基に算出することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理方法。
  4. 【請求項4】 多階調の画像データを同一の画像種から
    構成される領域に分割する領域分割手段と、該分割され
    た領域毎に画像データの階調数を算出する階調数算出手
    段と、複数の閾値マトリクスから、前記算出された領域
    毎の階調数に応じた閾値マトリクスを選択する閾値選択
    手段と、前記選択された閾値マトリクスを用いて前記多
    階調の画像データを閾値処理し階調数を変換する擬似階
    調処理手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の閾値マトリクスはそれぞれサ
    イズが異なる閾値マトリクスであり、前記階調数算出手
    段で得られた階調数が少ないときは小さいサイズの閾値
    マトリクスを選択し、階調数が多いときは大きいサイズ
    の閾値マトリクスを選択することを特徴とする請求項4
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記階調数算出手段は、レベル数をn個
    とした輝度値ヒストグラムを求め、度数が0以外のレベ
    ル数を基に算出することを特徴とする請求項4記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 多階調の画像データを同一の画像種から
    構成される領域に分割する機能と、該分割された領域毎
    に画像データの階調数を算出する機能と、該算出された
    領域毎の階調数に応じた閾値マトリクスを用いて、前記
    多階調の画像データを擬似多階調の画像データに変換す
    る機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188233A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Ricoh Co Ltd 擬似中間調処理装置、画像形成システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011188233A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Ricoh Co Ltd 擬似中間調処理装置、画像形成システム

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