JP2001057593A - 広告付き電話中継装置 - Google Patents

広告付き電話中継装置

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JP2001057593A
JP2001057593A JP2000162443A JP2000162443A JP2001057593A JP 2001057593 A JP2001057593 A JP 2001057593A JP 2000162443 A JP2000162443 A JP 2000162443A JP 2000162443 A JP2000162443 A JP 2000162443A JP 2001057593 A JP2001057593 A JP 2001057593A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各発呼側の電話機の使用者に対して、最適な
広告メッセージを送出することができる広告付き電話中
継装置を提供すること。 【解決手段】 発呼側の電話機6から発呼信号を受信す
ると、発呼信号を受信した時間帯を検出した後、発呼信
号に含まれる情報を用いて、発呼側の電話機6の使用者
の属性を検出する(S100〜S120)。そして、発
呼信号を受信した時間帯、及び使用者の属性に適合した
広告属性情報を有する、複数の広告メッセージを検索し
(S140)、その中から所定時間分の広告メッセージ
を選択した(S150)上、発呼側の電話機6に送出し
(S160)、その後、接続側の電話機7との回線を接
続する(S170)。つまり、この広告付き電話中継装
置2では、発呼側の電話機6の使用者に対して、発呼信
号を受信した時間帯、及びこの使用者の属性に適合す
る、最適な広告メッセージを送出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発呼側の電話機の
使用者の属性と適合した広告メッセージを、発呼側の電
話機に送出する広告付き電話中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通話に先立って、発呼側の電
話機の使用者に広告メッセージを聴取させ、広告メッセ
ージ提供者が支払う広告メッセージ提供料金に対応し
て、この発呼側の電話機の通話料金を割り引きする広告
付き電話中継装置があることが知られている。
【0003】この広告付き電話中継装置は、公衆電話回
線や専用の通信回線を介して不特定多数の電話機と接続
され、発呼側の電話機から他の電話機を呼び出すための
発呼信号を受信すると、予め登録(記憶)された広告メ
ッセージを発呼側の電話機に送出し、この発呼側の電話
機の使用者に広告メッセージを聴取させた後に、発呼側
の電話機と発呼信号に対応した接続側の電話機との回線
を接続するよう構成されている。
【0004】そして、上記のように、この広告付き電話
中継装置を利用して電話をかければ、通話料金が割り引
きされるため、この広告付き電話中継装置の利用者(発
呼側の電話機の使用者)が増加することになる。つま
り、発呼側の電話機の使用者は、この広告付き電話中継
装置を介して電話をかけることにより、通話料金を節約
することができるという利益を得ることができ、広告メ
ッセージ提供者は、広告メッセージを多くの利用者(発
呼側の電話機の使用者)に聴取させることができるとい
う利益を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の広告付き電話中継装置では、全ての発呼側の電話機
の使用者に、同じ内容の広告メッセージを送出するた
め、送出される広告メッセージが内容的に各発呼側の電
話機の使用者にとって最適なものとは限らず、発呼側の
電話機の使用者の広告メッセージ利用の便、広告メッセ
ージ提供者の電話機を宣伝媒体とする上での利益を確保
することが困難であった。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、各発呼側の電話機の使用者に対
して、最適な広告メッセージを送出することができる広
告付き電話中継装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の
発明は、広告メッセージが記憶された広告メッセージ記
憶手段と、発呼側の電話機から通信回線を介して他の電
話機を呼び出すための発呼信号を受信すると、前記広告
メッセージ記憶手段から広告メッセージを読み出し、該
広告メッセージを前記発呼側の電話機に送出する広告メ
ッセージ送出手段と、前記発呼信号に対応した接続側の
電話機を呼び出し、該接続側の電話機と前記発呼側の電
話機との回線を接続する回線接続手段と、を備え、前記
広告メッセージ送出手段によって広告メッセージを受信
した発呼側の電話機の通話料金を割り引きする(ここで
「割り引き」とは、所定の通話料金中から何割かを減額
する一般的な割引の概念の他に、割引対象たる通話料金
の額に関わらず所定金額の還元(キャッシュ・バック)
を行う値引きの概念も含む。以下において同じ。)よう
構成された広告付き電話中継装置であって、前記広告メ
ッセージ記憶手段は、複数の広告メッセージを、各広告
メッセージの属性を表す広告属性情報と共に格納し、前
記広告メッセージ送出手段は、前記発呼信号に含まれる
情報から、前記発呼側の電話機の使用者の属性を検出す
る属性検出手段と、該属性検出手段にて検出された前記
使用者の属性と適合した前記広告属性情報を有する広告
メッセージを、前記広告メッセージ記憶手段から検索す
る適合広告メッセージ検索手段と、該適合広告メッセー
ジ検索手段にて検索された複数の広告メッセージから、
所定時間分の広告メッセージを選択し、該広告メッセー
ジを前記発呼側の電話機に送出する広告メッセージ選択
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】このように、本発明の広告付き電話中継装
置では、発呼側の電話機から発呼信号を受信すると、広
告メッセージ送出手段が、広告メッセージ記憶手段から
広告メッセージを読み出して、この広告メッセージを発
呼側の電話機に送出し、回線接続手段が、発呼信号に対
応した接続側の電話機を呼び出し、接続側の電話機と発
呼側の電話機との回線を接続する。
【0009】そして、広告メッセージを受信した発呼側
の電話機の通話料金は割り引きされるので、従来の広告
付き電話中継装置と同様に、本発明の広告付き電話中継
装置の利用者(発呼側の電話機の使用者)は増加するこ
とになる。つまり、発呼側の電話機の使用者は、この広
告付き電話中継装置を介して電話をかけることにより、
通話料金を節約することができるという利益を得ること
ができ、広告メッセージ提供者は、広告メッセージを多
くの利用者(発呼側の電話機の使用者)に受信させるこ
とができるという利益を得ることができる。
【0010】一方、本発明の広告付き電話中継装置にお
ける広告メッセージ送出手段では、発呼信号を受信して
から広告メッセージを送出するまでに、以下の処理が行
われる。即ち、発呼信号を受信すると、広告メッセージ
送出手段における属性検出手段が、発呼信号に含まれた
情報を用いて、発呼側の電話機の使用者の属性を検出す
る。そして、適合広告メッセージ検索手段が、この属性
検出手段にて検出された使用者の属性と適合した広告属
性情報を有する広告メッセージを広告メッセージ記憶手
段から検索し、広告メッセージ選択手段が、この適合広
告メッセージ検索手段にて検索された複数の広告メッセ
ージから、所定時間分の広告メッセージを選択し、発呼
側の電話機に送出する。
【0011】つまり、本発明の広告付き電話中継装置に
よれば、各発呼側の電話機の発呼信号に含まれる情報か
ら、該発呼側の電話機の使用者に最適な広告メッセージ
を検索することができ、この広告メッセージを発呼側の
電話機に送出することができる。
【0012】従って、本発明の広告付き電話中継装置で
は、全ての発呼側の電話機の使用者に同じ内容の広告メ
ッセージを送出する従来の広告付き電話中継装置と異な
り、発呼側の電話機の使用者が、該使用者本人にとって
最適な広告メッセージを受信でき、受信した広告メッセ
ージを情報源として有効に利用することができると共
に、広告メッセージの提供者が、電話機を宣伝媒体とす
る上での利益(広告効果)を十分に得ることができる。
【0013】なお、発呼側の電話機に対する広告メッセ
ージの送出は、例えば、広告メッセージ送出手段にて、
発呼信号を受信した後、回線接続手段にて、接続側の電
話機と発呼側の電話機との回線を接続するまでの間に一
度だけ行うものであっても良いが、例えば、これに加え
て、接続側の電話機と発呼側の電話機との回線を接続し
た後にも、一定時間毎に行うものであっても良い。
【0014】次に、請求項2に記載の広告付き電話中継
装置は、加入者の電話機のダイヤル番号が、各電話機の
使用者の属性を表す使用者属性情報と共に記憶された契
約者情報記憶手段を備え、前記広告メッセージ送出手段
において、前記属性検出手段は、受信した前記発呼信号
に含まれる前記発呼側の電話機のダイヤル番号情報を検
出し、該ダイヤル番号情報に対応する使用者属性情報
を、前記契約者情報記憶手段から検出することを特徴と
する。
【0015】本発明(請求項2)は、発呼側の電話機か
らの発呼信号に含まれる情報を元に、属性検出手段が発
呼側の電話機の使用者の属性を検出する具体的態様を示
したものである。つまり、本発明(請求項2)では、上
記のように、契約者情報記憶手段が設けられ、属性検出
手段が、発呼信号に含まれる発呼側の電話機のダイヤル
番号情報を検出し、このダイヤル番号情報を用いて、契
約者情報記憶手段から、対応する発呼側の電話機の使用
者の属性を表す使用者属性情報を検出する。
【0016】そして、この場合、広告メッセージ記憶手
段に登録(記憶)された各広告メッセージの広告属性情
報として、上記使用者属性情報に対応する各種の情報を
登録(記憶)しておけば、適合広告メッセージ検索手段
が、上記使用者属性情報に適合した広告属性情報を有す
る広告メッセージを広告メッセージ記憶手段から検索す
ることができる。そして、このように検索された複数の
広告メッセージから、広告メッセージ選択手段を介し
て、所定時間分の広告メッセージが選択され、発呼側の
電話機に送出される。
【0017】即ち、本発明(請求項2)では、各発呼側
の電話機の使用者に対して、契約者情報記憶手段から検
索される使用者属性情報に適合する、最適な広告メッセ
ージを送出することができる。そして、契約者情報記憶
手段に登録(記憶)される使用者属性情報の具体例とし
ては、加入者(電話機契約者)の性別、年齢、住所、出
身地、職業、興味がある事項等が挙げられ、この使用者
属性情報と、対応する上記広告属性情報の内容を詳細に
し、適合広告メッセージ検索手段にて、より細かな分野
毎に広告メッセージを検索できるよう構成すれば、夫々
の発呼側の電話機の使用者に対して、より一層適した広
告メッセージを検索し、送出することができる。
【0018】また、広告メッセージ選択手段が送出する
広告メッセージの送出時間を、上記使用者属性情報とし
て、契約者情報記憶手段に登録(記憶)することも可能
である。つまり、例えば、広告メッセージの送出が、広
告メッセージ送出手段にて、発呼信号を受信した後、回
線接続手段にて、接続側の電話機と発呼側の電話機との
回線を接続するまでの間に一度だけ行われる場合に、例
えば、発呼側の電話機において、一通話につき得られる
通話料金の割引額が、受信した広告メッセージの時間が
長くなると高くなるよう設定し、契約時に一通話毎に受
信する広告メッセージの時間を決めて、その時間を使用
者属性情報として契約者情報記憶手段に登録(記憶)し
ておけば、属性検出手段にて検出されるこの時間に対応
して、広告メッセージ選択手段が選択し、送出する広告
メッセージの時間的長さを変化させることができ、各電
話機において、一通話毎に受信する広告メッセージの時
間を変化させることができる。
【0019】次に、請求項3に記載の広告付き電話中継
装置は、前記発呼側の電話機は、無線通信手段を備えた
移動電話機であり、前記広告メッセージ送出手段におい
て、前記属性検出手段は、前記移動電話機から発信され
る電波を中継する基地局で、前記発呼信号に付与された
前記基地局の場所情報を、前記移動電話機の使用者の位
置を表す使用者の属性として検出することを特徴とす
る。
【0020】本発明(請求項3)によれば、発呼信号に
付与された基地局の場所情報を元に、移動電話機(発呼
側の電話機)の使用者の位置を検出することができる。
つまり、本発明(請求項3)では、移動電話機から発信
される電波を中継する基地局が、移動電話機からの発呼
信号に、この基地局の場所を表す場所情報を付与し、属
性検出手段が、上記場所情報を、移動電話機の使用者の
位置情報として検出する。
【0021】そして、この場合、広告メッセージ記憶手
段に登録(記憶)された各広告メッセージの広告属性情
報として、上記使用者の位置情報に対応する位置情報を
登録(記憶)しておけば、適合広告メッセージ検索手段
が、上記使用者の位置情報に適合した広告属性情報を有
する広告メッセージを広告メッセージ記憶手段から検索
することができる。そして、このように検索された複数
の広告メッセージから、広告メッセージ選択手段を介し
て、所定時間分の広告メッセージが選択され、移動電話
機に送出される。
【0022】即ち、本発明(請求項3)では、夫々の移
動電話機(発呼側の電話機)の使用者に対して、基地局
の場所情報に基づいて検出される使用者の位置情報に適
合する、最適な広告メッセージを送出することができ
る。そして、発呼信号に付与される基地局の場所情報
を、上記使用者の位置情報として検出する具体的態様と
しては、例えば、各基地局が、基地局毎に異なる基地局
IDを有するよう構成し、各基地局には、移動電話機か
らの発呼信号に、各基地局に対応する基地局ID情報を
付与して当該広告付き電話中継装置に送信させる場所情
報送信部を設け、当該広告付き電話中継装置には、この
各基地局の基地局ID情報と共に各基地局の位置情報
(座標情報)が記憶された基地局位置情報記憶部が設け
られたものであっても良い。
【0023】この場合、属性検出手段が、移動電話機か
らの発呼信号に含まれる情報から、基地局の場所情報と
しての上記基地局ID情報を検出し、この基地局ID情
報を用いて、基地局位置情報記憶部から、対応する基地
局の位置情報を、移動電話機の使用者の位置情報として
検出する。
【0024】また、各基地局における場所情報送信部に
て、各基地局の位置情報(座標情報)を、直接、発呼信
号に付与し、当該広告付き電話中継装置に送信するもの
であっても良い。この場合、当該広告付き電話中継装置
に上記基地局位置情報記憶部を設ける必要はなく、受信
した上記基地局の位置情報(座標情報)を、属性検出手
段にて、直接、移動電話機の使用者の位置情報として検
出することができる。
【0025】次に、請求項4に記載の広告付き電話中継
装置は、前記広告メッセージ送出手段において、前記属
性検出手段は、前記発呼側の電話機からの発呼信号と共
に、該電話機の使用者が音声入力した音声信号を受信
し、該音声信号を処理して、該使用者の属性特定用の特
徴パラメータを抽出する特徴パラメータ抽出手段と、該
特徴パラメータ抽出手段にて抽出された特徴パラメータ
と、予め異なる属性を有する多数の話者の属性を表す情
報と共に登録された、該多数の話者の音声信号を処理し
て抽出された多数の標準パラメータとを比較して、前記
使用者の特徴パラメータに最も近似の前記話者の標準パ
ラメータを検出し、該話者の属性を前記使用者の属性と
して検出する話者属性判定手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0026】本発明(請求項4)によれば、発呼側の電
話機において使用者が変化した場合であっても、発呼信
号と共に送信された使用者の音声信号を元に、発呼側の
電話機の使用者の属性を検出することができる。つま
り、本発明(請求項4)では、発呼側の電話機の使用者
が音声入力した音声信号が、該発呼側の電話機の発呼信
号と共に当該広告付き電話中継装置に送信される。そし
て、属性検出手段における特徴パラメータ抽出手段に
て、上記音声信号は処理され、使用者の属性特定用の特
徴パラメータが抽出される。次に、話者属性判定手段に
て、使用者の特徴パラメータと、予め登録された多数の
話者の標準パラメータとが比較され、使用者の特徴パラ
メータに最も近似の標準パラメータを有する話者の属性
を、使用者の属性として検出する。
【0027】そして、この場合、広告メッセージ記憶手
段に登録(記憶)された各広告メッセージの広告属性情
報として、上記のように検出される使用者の属性に対応
する各種の情報を登録(記憶)しておけば、適合広告メ
ッセージ検索手段が、上記使用者の属性に適合した広告
属性情報を有する広告メッセージを、広告メッセージ記
憶手段から検索することができる。そして、このように
検索された複数の広告メッセージから、広告メッセージ
選択手段を介して、所定時間分の広告メッセージが選択
され、発呼側の電話機に送出される。
【0028】即ち、本発明(請求項4)では、夫々の発
呼側の電話機の使用者に対して、使用者の音声信号から
検出される使用者の属性に適合する、最適な広告メッセ
ージを送出することができる。また、音声認識手段にて
検出される使用者の属性の具体例としては、使用者の性
別、年齢、性格、方言等が挙げられ、この使用者の属性
と、対応する上記広告属性情報の内容を詳細にし、適合
広告メッセージ検索手段にて、より細かな分野毎に広告
メッセージを検索できるよう構成すれば、夫々の発呼側
の電話機の使用者に対して、より一層適した広告メッセ
ージを検索し、送出することができる。
【0029】そして、発呼信号と共に、発呼側の電話機
の使用者が音声入力した音声信号を当該広告付き電話中
継装置に送信する態様としては、例えば、該使用者が、
発呼側の電話機にて、接続側の電話機のダイヤル番号を
コード入力(ダイヤル操作、ボタン入力等によるダイヤ
ル番号入力)した後、所定の語彙を送話器に対して発声
することにより音声入力し、音声信号として送信するも
のであっても良い。
【0030】また、上記コード入力の後、当該広告付き
電話中継装置から、発呼側の電話機に、所定の音声入力
を促す音声案内用の音声信号を送出し、該使用者が、該
音声案内に従って、音声入力し、音声信号として送信す
るものであっても良い。一方、発呼側の電話機の使用者
が音声入力した音声信号から、該使用者の属性を検出す
る態様としては、請求項5に記載のものであっても良
い。
【0031】即ち、請求項5に記載の広告付き電話中継
装置は、前記広告メッセージ送出手段において、前記属
性検出手段は、前記発呼側の電話機と当該広告付き電話
中継装置との回線の接続を検出する接続検出手段と、該
接続検出手段による前記回線の接続の検出後に、前記発
呼側の電話機に、接続側の電話機を特定する情報を音声
入力するよう促す音声案内用の音声信号を送出する音声
合成手段と、前記使用者から、接続側の電話機を特定す
る情報が音声入力されると、該音声入力された音声信号
を解読し、該情報を前記発呼信号に含まれる情報として
取り込む音声認識手段と、前記音声信号を処理して、前
記使用者の属性特定用の特徴パラメータを抽出する特徴
パラメータ抽出手段と、該特徴パラメータ抽出手段にて
抽出された特徴パラメータと、予め異なる属性を有する
多数の話者の属性を表す情報と共に登録された、該多数
の話者の音声信号を処理して抽出された多数の標準パラ
メータとを比較して、前記使用者の特徴パラメータに最
も近似の前記話者の標準パラメータを検出し、該話者の
属性を前記使用者の属性として検出する話者属性判定手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0032】本発明(請求項5)によれば、請求項4の
場合と同様、発呼側の電話機の使用者が音声入力した音
声信号に基づいて、発呼側の電話機の使用者の属性を検
出でき、該使用者に対して、最適な広告メッセージを送
出することができる。そして、さらに、該音声信号から
解読される情報を用いて、発呼側の電話機と接続側の電
話機との回線も接続する。
【0033】つまり、本発明(請求項5)では、接続検
出手段にて、発呼側の電話機と当該広告付き電話中継装
置との回線が接続されたことが検出されると、音声合成
手段にて、接続側の電話機を特定する情報を音声入力す
るよう促す音声案内用の音声信号が、発呼側の電話機に
送出される。
【0034】そして、発呼側の電話機にて、該電話機の
使用者が、接続側の電話機を特定する情報を音声入力す
ると、該音声入力された音声信号から、特徴パラメータ
抽出手段及び話者属性判定手段を介して、請求項4の場
合と同様に、該使用者の属性を検出することができ、適
合広告メッセージ検索手段及び広告メッセージ選択手段
を介して、該使用者に最適な広告メッセージを送出する
ことができる。
【0035】また、一方、上記音声信号は、音声認識手
段にて、解読され、発呼信号に含まれる情報として取り
込まれる。従って、回線接続手段が、該音声信号から解
読された情報(接続側の電話機を特定する情報)を用い
て、対応する電話機を呼び出し、該電話機と発呼側の電
話機との回線を接続することができる。
【0036】なお、発呼側の電話機の使用者が音声入力
する接続側の電話機を特定する情報の具体的態様として
は、例えば、接続側の電話機のダイヤル番号であっても
良いし、接続側の電話機の使用者の住所氏名であっても
良い。接続側の電話機のダイヤル番号が音声入力される
場合は、例えば、該音声入力される音声信号を、音声認
識手段にて、音声−文字変換し、該ダイヤル番号に対応
する電気信号に変換した上、該電気信号を発呼信号に含
まれる情報として処理すれば良い。
【0037】また、接続側の電話機の使用者の住所氏名
が音声入力される場合は、例えば、予め契約者情報記憶
手段に、当該広告付き電話中継装置を利用する契約者の
電話機だけでなく、他の電話機のダイヤル番号及び対応
する住所氏名も登録(記憶)しておき、入力される音声
信号を、音声認識手段にて、音声−文字変換により住所
氏名として認識し、該住所氏名から、契約者情報記憶手
段に登録(記憶)された、対応するダイヤル番号を検索
した上、該ダイヤル番号(電気信号)を発呼信号に含ま
れる情報として処理すれば良い。
【0038】次に、請求項6に記載の広告付き電話中継
装置は、前記広告メッセージ送出手段において、前記適
合広告メッセージ検索手段は、前記属性検出手段にて検
索された前記使用者の属性、及び前記発呼信号を受信し
た時間帯と適合した前記広告属性情報を有する広告メッ
セージを、前記広告メッセージ記憶手段から検索するこ
とを特徴とする。
【0039】本発明(請求項6)によれば、適合広告メ
ッセージ検索手段が、属性検出手段にて検出された発呼
側の電話機の使用者の属性だけでなく、発呼信号を受信
した時間帯にも適合した広告メッセージを検索するた
め、夫々の発呼側の電話機の使用者に対して、より一層
適した広告メッセージを検索することができる。
【0040】つまり、この場合、広告メッセージ記憶手
段に登録(記憶)された各広告メッセージの広告属性情
報として、各広告メッセージを送出する時間帯を登録
(記憶)しておけば、検出された発呼信号受信の時間帯
を元に、適合広告メッセージ検索手段が、その時間帯に
送出すべき広告メッセージを、広告属性情報として登録
された前記時間帯の情報を用いて、広告メッセージ記憶
手段から検索することができる。そして、このように検
索された複数の広告メッセージから、広告メッセージ選
択手段を介して、所定時間分の広告メッセージが選択さ
れ、発呼側の電話機に送出される。
【0041】次に、請求項7に記載の広告付き電話中継
装置は、前記発呼側の電話機は、通信回線に有線で接続
された固定電話機であり、前記広告メッセージ送出手段
において、前記属性検出手段は、受信した前記発呼信号
に含まれる前記発呼側の電話機のダイヤル番号情報のう
ちの局番情報を前記発呼側の電話機の使用者の属性を表
す情報として検出することを特徴とする。
【0042】本発明(請求項7)は、発呼側の電話機か
らの発呼信号に含まれる情報をもとに、属性検出手段が
発呼側の電話機の使用者の属性を検出する他の具体的態
様を示したものである。つまり、発呼側の電話機が固定
電話機である場合に、発呼信号に含まれる発呼側の電話
機のダイヤル番号情報のうちの局番情報(市外局番や市
内局番等の局番情報)を検出すれば、当該局番情報は発
呼側の電話機が位置する地区毎に異なるものなので、当
該局番情報を発呼側の電話機の位置を示す情報(発呼側
の電話機の使用者の属性を表す情報)として使用するこ
とができる。
【0043】そして、この場合、広告メッセージ記憶手
段に登録(記憶)された各広告メッセージの広告属性情
報として、上記局番情報に対応する情報を登録(記憶)
しておけば、適合広告メッセージ検索手段が、上記局番
情報に適合した広告属性情報を有する広告メッセージを
広告メッセージ記憶手段から検索することができる。そ
して、このように検索された複数の広告メッセージか
ら、広告メッセージ選択手段を介して、所定時間分の広
告メッセージが選択され、発呼側の電話機に送出され
る。
【0044】即ち、本発明(請求項7)では、各発呼側
の電話機の使用者に対して、各発呼側の電話機のダイヤ
ル番号情報のうちの局番情報に適合する、最適な広告メ
ッセージを送出することができる。そして、発呼側の電
話機のダイヤル番号情報のうち局番情報に対応する情報
を広告メッセージ記憶手段に広告属性情報として登録
(記憶)する具体的態様としては、例えば、局番(市外
局番や市内局番等)を広告属性情報としてそのまま登録
(記憶)するものであっても良い。
【0045】この場合、属性検出手段が、発呼側の電話
機のダイヤル番号情報のうちの局番情報(局番)を検出
すると、適合広告メッセージ検索手段が、検出された局
番情報(局番)と一致した局番情報(局番)を広告属性
情報として有する広告メッセージを広告メッセージ記憶
手段から検索することになる。
【0046】また、局番情報に対応する情報を広告属性
情報として登録(記憶)する他の具体的態様としては、
例えば、広告メッセージを送出すべき地区の情報(座標
情報その他の当該地区の属性を表す情報)を広告属性情
報として広告メッセージ記憶手段に登録(記憶)してお
き、広告メッセージ記憶手段とは別に、上記地区情報に
対応した局番情報記憶手段を設けるものであっても良
い。
【0047】つまり、局番情報記憶手段には、固定電話
機のダイヤル番号に含まれる局番を各局番に対応する地
区情報と共に登録(記憶)しておき、属性検出手段が、
発呼側の電話機のダイヤル番号情報のうちの局番情報
(局番)を検出した際に、当該局番情報から局番情報記
憶手段を介して、対応する地区情報が、固定電話機の使
用者の位置を表す地区情報として検出されるようにする
のである。そして、この場合は、適合広告メッセージ検
索手段が、検出された地区情報と適合した地区情報を広
告属性情報として有する広告メッセージを広告メッセー
ジ記憶手段から検索する。
【0048】次に、請求項8に記載の広告付き電話中継
装置は、前記発呼側の電話機は、外部から受信した映像
情報信号を映像として出力するためのディスプレイを備
え、前記広告メッセージ記憶手段に格納された広告メッ
セージは、前記ディスプレイに表示させる映像情報を含
むものであることを特徴とする。
【0049】本発明(請求項8)によれば、例えば当該
広告付き電話中継装置から送出される広告メッセージが
音声信号だけで構成されているような場合に比べ、送出
される広告メッセージによる広告効果を向上させること
ができる。つまり、本発明(請求項8)のように、送出
される広告メッセージが映像情報を含むものであれば、
例えば、広告メッセージ提供者が商品の形状等の音声信
号だけでは伝え難い情報を広告メッセージ利用者に知ら
せたい場合であっても、発呼側の電話機のディスプレイ
にこのような情報を映像として表示させれば、情報の内
容を容易に広告メッセージ利用者に理解させることがで
き、広告メッセージ利用者も広告メッセージの内容を正
確に理解することができる。
【0050】次に、請求項9に記載の広告付き電話中継
装置は、前記広告メッセージ記憶手段に格納された広告
メッセージは、前記発呼側の電話機の使用者の属性に関
する質問情報を含むものであり、前記広告メッセージ送
出手段からの前記質問情報の送出後、前記発呼側の電話
機の使用者から前記質問情報に対する応答情報が入力さ
れると、該応答情報を前記質問情報別に格納する応答情
報格納手段を備えたことを特徴とする。
【0051】本発明(請求項9)によれば、広告メッセ
ージ送出手段にて広告メッセージの送出を行うのと同時
に、広告メッセージの利用者の属性の調査を行うことが
できるという効果が得られる。つまり、本発明(請求項
9)では、広告メッセージ送出手段にて広告メッセージ
の送出を行う際に、発呼側の電話機の使用者の属性に関
する質問情報も併せて送出するので、広告メッセージ利
用者(発呼側の電話機の使用者)が該質問情報に対する
応答情報を入力(発呼側の電話機でのコード入力、発呼
側の電話機の使用者の発声による音声入力等)してきた
場合には、広告メッセージ利用者の属性の調査結果が得
られることになる。
【0052】なお、上記質問情報の内容の具体例として
は、「貴方の趣味は?」、「貴方の年齢は?」、「貴方
の好きな色は?」等の広告メッセージ提供者がマーケッ
トリサーチを行う上で必要と考えられる種々の質問情報
が挙げられる。また、これらの質問情報は、広告メッセ
ージが発呼側の電話機で流れている最中に、発呼側の電
話機の使用者に受信させるようにすることが好ましい。
【0053】このようにすれば、質問情報に対する応答
情報の入力時に、発呼側の電話機の使用者が、質問情報
を聞き取るため、受話器から耳を離していない状態にな
ると考えられるので、発呼側の電話機に送出した広告メ
ッセージを発呼側の電話機の使用者に確実に聴取させる
ことができる。
【0054】また、本発明(請求項9)において、更
に、上記請求項8に記載の広告付き電話中継装置のよう
に、広告メッセージが発呼側の電話機のディスプレイに
表示される映像情報を含むものである場合は、発呼側の
電話機のディスプレイに映像情報としての広告メッセー
ジが表示されている最中に、映像情報として構成された
上記質問情報が該ディスプレイに表示されるよう構成し
ても良い。
【0055】そして、このようにすれば、質問情報に対
する応答情報の入力時に、発呼側の電話機の使用者が、
質問情報を読み取るため、ディスプレイから目を離さな
い状態になると考えられるので、ディスプレイに表示さ
れた広告メッセージを発呼側の電話機の使用者に確実に
視認させることができる。
【0056】なお、発呼側の電話機の使用者に上記質問
情報に対する応答情報の入力を確実に行わしめるために
は、応答情報の入力があった場合にのみ当該広告付き電
話中継装置を利用した通話が可能となるよう(換言すれ
ば、当該広告付き電話中継装置を利用することによる通
話料金の割り引きが受けられるよう)構成しても良い。
【0057】また、或いは、応答情報を入力することに
より、通話料金の割引率が向上するようにしたり、抽選
で金品が贈呈される旨の情報を上記質問情報と共に発呼
側の電話機に送信するよう構成しても良い。また、応答
情報格納手段にて質問情報別に格納した応答情報が、当
該広告付き電話中継装置から広告メッセージ提供者が管
理する受信端末に通信回線を通じて送出されるように構
成しても良く、このようにすれば、広告メッセージ提供
者がデータ管理を行う上で好ましいこととなる。
【0058】次に、請求項10に記載の広告付き電話中
継装置は、前記広告メッセージ記憶手段に格納された広
告メッセージは、前記発呼側の電話機の使用者に、該広
告メッセージの宣伝対象に対する注文を促す注文受付情
報を含むものであり、前記広告メッセージ送出手段から
の前記注文受付情報の送出後、前記発呼側の電話機の使
用者から前記宣伝対象を注文する旨の注文情報が入力さ
れると、注文者別に前記注文情報を格納する発注情報格
納手段を備えたことを特徴とする。
【0059】本発明(請求項10)によれば、広告メッ
セージ提供者は、広告メッセージ送出手段にて広告メッ
セージの送出が行われることによる広告効果を得ること
ができる上、広告メッセージの利用者(発呼側の電話機
の使用者)から、広告メッセージの宣伝対象に対する注
文を効率良く受けることができるという効果を得ること
ができる。
【0060】つまり、本発明(請求項10)では、広告
メッセージ送出手段にて広告メッセージの送出を行う際
に、該広告メッセージの宣伝対象に対する広告メッセー
ジ利用者からの注文を促す注文受付情報も併せて送出
し、該広告メッセージを受信することにより購買意欲が
掻き立てられた広告メッセージ利用者が、注文受付情報
に対して注文する旨の注文情報を即座に入力(発呼側の
電話機でのコード入力、発呼側の電話機の使用者の発声
による音声入力等)することができるので、広告メッセ
ージ提供者は、広告メッセージの宣伝対象に対する注文
を効率良く受けることができる。
【0061】そして、本発明(請求項10)では、広告
メッセージの宣伝対象に対する注文情報が入力される
と、発注情報格納手段にて、該注文情報が注文者別に格
納されることになるが、このように注文情報を注文者別
に格納する具体的態様としては、各注文情報に対する発
注元(つまり、発呼側の電話機の契約者)が特定できる
よう構成されているものであれば、特に限定はない。
【0062】具体的には、例えば、発呼側の電話機から
の発呼信号に含まれる発呼側の電話機のダイヤル番号情
報を属性検出手段にて検出させ、該ダイヤル番号情報を
発注元を特定するための情報として、対応する注文情報
と共に格納するものであっても良い。
【0063】また、本発明(請求項10)において、上
記請求項2に記載の広告付き電話中継装置のように、契
約者情報記憶手段が設けられ、該契約者情報記憶手段に
加入者の電話機のダイヤル番号に対応する加入者の氏名
や住所等の情報が登録(記憶)されていれば、属性検出
手段にて、発呼側の電話機からの発呼信号に含まれる発
呼側の電話機のダイヤル番号情報を検出させると共に、
該ダイヤル番号情報に対応する発注元(加入者)の住所
や氏名等の情報を契約者情報記憶手段から検出させ、こ
れらの情報を対応する注文情報と共に格納するものであ
っても良い。
【0064】そして、上記のように発注元を特定するた
めの情報が発呼側の電話機からの発呼信号から検出され
るよう構成すれば、発呼側の電話機の使用者が注文情報
を入力する際に入力すべき情報量を少なくすることがで
きる。つまり、まず、発呼側の電話機からの発呼信号か
ら発注元を特定するための情報を検出しない態様では、
発呼側の電話機の使用者が注文情報を入力する際に、使
用者自身(発注元)を特定するための情報も入力しなけ
ればならなくなる。一方、上記のように発呼信号から発
注元を特定するための情報を検出する態様では、このよ
うな使用者自身を特定するための情報の入力をしなくて
もよくなるため、入力すべき情報量を少なくすることが
できるのである。
【0065】次に、請求項11に記載の広告付き電話中
継装置は、前記回線接続手段は、前記発呼側の電話機と
前記接続側の電話機との回線を接続した後の所定の通話
許容時間経過毎に、前記発呼側の電話機に広告メッセー
ジの送出を行うべき旨の判定を行う送出タイミング判定
手段を備え、前記広告メッセージ送出手段は、前記判定
がされる度に所定時間分の広告メッセージを前記発呼側
の電話機に送出することを特徴とする。
【0066】本発明(請求項11)によれば、送出タイ
ミング判定手段にて、発呼側の電話機に広告メッセージ
の送出を行うべき旨の判定がなされる度に、広告メッセ
ージ送出手段によって、所定時間分の広告メッセージが
発呼側の電話機に送出されるので、発呼側の電話機の使
用者が長時間通話を行った際には、発呼側の電話機の使
用者により多くの(つまりより長時間分の)広告メッセ
ージを受信させることができる。
【0067】また、本発明(請求項11)の広告付き電
話中継装置において、更に、発呼側の電話機にて受信さ
れる広告メッセージの時間的長さが長くなる程、発呼側
の電話機の契約者が負担する通話料金の割引額が高くな
るよう構成した場合にあっては、発呼側の電話機の使用
者が長時間の通話を行った際においても、発呼側の電話
機の使用者が、多くの広告メッセージを受信した分だ
け、電話料金を効率良く節約することができることとな
る。
【0068】次に、請求項12に記載の広告付き電話中
継装置は、前記回線接続手段において、前記送出タイミ
ング判定手段に先立ち、前記発呼信号に含まれる前記発
呼側の電話機のダイヤル番号情報と前記接続側の電話機
のダイヤル番号情報とを用いて前記通話許容時間を設定
する通話許容時間設定手段を備えたことを特徴とする。
【0069】本発明(請求項12)によれば、発呼側の
電話機と接続側の電話機との間の距離や、発呼側の電話
機の契約者が当該広告付き電話中継装置による広告メッ
セージ送出サービスを提供する業者等との間で行った契
約内容等に応じて、通話許容時間が好適に設定されるこ
とになる。
【0070】つまり、例えば、発呼信号に含まれる発呼
側の電話機のダイヤル番号情報と接続側の電話機のダイ
ヤル番号情報とを用いれば、当該広告付き電話中継装置
を介さないでこれら2つの電話機の間で通話を行った場
合の単位時間当たりの通常の通話料金を算出することが
できるので、例えば、発呼側の電話機に広告メッセージ
送出手段から一度に送出した広告メッセージの時間に対
応する通話料金の値引き額と該通常の通話料金とが等し
くなるまでの通話時間を通話許容時間として設定するこ
とが可能となる。そして、この場合は、発呼側の電話機
の使用者が長距離通話を長時間行った場合においても、
発呼側の電話機の使用者が負担する通話料金を、常に、
0(全額割引)とすることができる。
【0071】また、例えば、本発明(請求項12)にお
いて、上記請求項2に記載の広告付き電話中継装置のよ
うに、契約者情報記憶手段が設けられ、該契約者情報記
憶手段に接続側の電話機となり得る電話機のダイヤル番
号と、該ダイヤル番号毎に異なる通話許容時間とが、発
呼側の電話機の使用者が当該広告付き電話中継装置によ
る広告メッセージ送出サービスを提供する業者等との契
約時等に設定した情報として登録(記憶)されていれ
ば、発呼信号に含まれる発呼側の電話機のダイヤル番号
情報と接続側の電話機のダイヤル番号情報とから、契約
者情報記憶手段に登録(記憶)された上記情報を用い
て、通話許容時間設定手段にて、発呼側の電話機の使用
者(契約者)が望んだ通話許容時間を設定することがで
きる。
【0072】なお、通話許容時間の設定を行う態様とし
ては、上記請求項12のものの他に、例えば、既述した
接続検出手段にて発呼側の電話機と当該広告付き電話中
継装置との回線の接続を検出した後に、発呼側の電話機
の使用者から通話許容時間を特定する情報の入力を受け
付け、該情報に基づいて通話許容時間を設定するもので
あっても良いのは勿論である。そして、このようにすれ
ば、発呼側の電話機の使用者が当該広告付き電話中継装
置を介しての通話を行う度に通話許容時間を設定するこ
とが可能となる。
【0073】次に、請求項13に記載の広告付き電話中
継装置は、前記広告メッセージ送出手段において、前記
属性検出手段は、前記発呼側の電話機と当該広告付き電
話中継装置との回線の接続を検出する接続検出手段と、
該接続検出手段による前記回線の接続の検出後に、前記
発呼側の電話機に対し、前記広告メッセージ送出手段か
ら前記発呼側の電話機が受信する広告メッセージの時間
を特定する情報を入力するよう促す設定受付情報を送出
する報知手段と、前記発呼側の電話機の使用者から、前
記広告メッセージの時間を特定する情報が入力される
と、前記広告メッセージ送出手段から送出される広告メ
ッセージの時間を前記入力された情報に基づいて設定す
る送出時間設定手段と、を備え、前記発呼側の電話機に
おける広告メッセージの受信時間に対応したポイント値
を前記発呼側の電話機の契約者別に格納するポイント値
格納手段を備えたことを特徴とする。
【0074】本発明(請求項13)によれば、発呼側の
電話機の使用者が、報知手段による設定受付情報に応じ
て、受信する広告メッセージの時間を特定する情報を入
力(発呼側の電話機でのコード入力、発呼側の電話機の
使用者の発声による音声入力等)することにより、発呼
側の電話機の使用者が受信する広告メッセージの時間
(換言すれば、発呼側の電話機の使用者が一度に受信す
る広告メッセージの時間的長さ等)を変更することがで
きる。
【0075】また、本発明(請求項13)では、発呼側
の電話機にて受信された広告メッセージの時間に応じた
ポイント値がポイント値格納手段によって格納されるの
で、例えば、発呼側の電話機の使用者(契約者)がこの
ポイント値に応じた特典を得ることができるような種々
の構成を採ることが可能となる。
【0076】具体的には、まず、例えば、ポイント値格
納手段によって、発呼側の電話機にて受信された広告メ
ッセージの時間が長くなれば長くなる程大きなポイント
値が格納され、該広告メッセージ受信後の通話時間が長
くなれば長くなるほど該ポイント値が減少させられるよ
う構成し、該ポイント値が0になるまでは、広告メッセ
ージを受信しなくても当該広告付き電話中継装置を介し
ての通話料金が0(全額割引)となるよう構成する(即
ち、当該広告付き電話中継装置にて発呼側の電話機毎に
管理される通話料金値(課金値)を増加させないように
する)ことも可能である。
【0077】この場合は、設定受付情報に応じて発呼側
の電話機の使用者によって設定される広告メッセージの
受信時間を一度の通話の際に大きめに設定しておき、該
通話の終了時に比較的大きめのポイント値が格納された
状態となるようにすれば、次回の通話時には、発呼側の
電話機の使用者は、ポイント値が0になるまで、広告メ
ッセージを改めて受信しなくても、通話料金が掛からな
い状態で通話を行うことが可能となるという特典が得ら
れる。
【0078】また、本発明(請求項13)では、上記の
ように蓄積されたポイント値に応じて、発呼側の電話機
の使用者に金品が贈呈される旨の情報を発呼側の電話機
に送出するよう構成し、そのようなサービスの提供を行
うようにすることも可能である。
【0079】次に、請求項14に記載の広告付き電話中
継装置は、前記発呼側の電話機から前記発呼信号を受信
した後に、前記広告メッセージ記憶手段から広告メッセ
ージを読み出し、該広告メッセージを前記接続側の電話
機に送出する接続側広告メッセージ送出手段を備え、該
接続側広告メッセージ送出手段は、前記発呼信号に含ま
れる情報から、前記接続側の電話機の使用者の属性を検
出する接続側属性検出手段と、該接続側属性検出手段に
て検出された前記接続側の電話機の使用者の属性と適合
した前記広告属性情報を有する広告メッセージを、前記
広告メッセージ記憶手段から検索する接続側適合広告メ
ッセージ検索手段と、該接続側広告メッセージ検索手段
にて検索された複数の広告メッセージから、所定時間分
の広告メッセージを選択し、該広告メッセージを前記接
続側の電話機に送出する接続側広告メッセージ選択手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0080】本発明(請求項14)の広告付き電話中継
装置では、発呼側の電話機からの発呼信号を受信した後
に、接続側広告メッセージ送出手段が、広告メッセージ
記憶手段から広告メッセージを読み出して、この広告メ
ッセージを接続側の電話機に送出する。
【0081】そして、接続側広告メッセージ送出手段で
は、接続側の電話機に広告メッセージを送出するに際し
て以下の処理が行われる。即ち、発呼信号を受信した
後、接続側広告メッセージ送出手段における接続側属性
検出手段が、発呼信号に含まれた情報(接続側の電話機
のダイヤル番号情報等)を用いて、接続側の電話機の使
用者の属性を検出する。そして、接続側適合広告メッセ
ージ検索手段が、前記の如く検出された接続側の電話機
の使用者の属性と適合した広告属性情報を有する広告メ
ッセージを広告メッセージ記憶手段から検索し、接続側
広告メッセージ選択手段が、この接続側適合広告メッセ
ージ検索手段にて検索された複数の広告メッセージか
ら、所定時間分の広告メッセージを選択し、接続側の電
話機に送出する。
【0082】つまり、本発明(請求項14)によれば、
発呼信号に含まれる情報から接続側の電話機の使用者に
最適な広告メッセージを検索することができ、この広告
メッセージを接続側の電話機に送出することができる。
なお、接続側の電話機に対する広告メッセージの送出を
行うタイミングは、発呼側の電話機に広告メッセージが
送出される際を除いて、発呼側の電話機の使用者と接続
側の電話機の使用者との間の通話が阻害されないように
するため、発呼側の電話機に対して広告メッセージの送
出を行うタイミングと同じにすることが好ましい。
【0083】また、接続側の電話機にていきなり広告メ
ッセージが受信されると、接続側の電話機の使用者が困
惑する場合があると考えられるため、接続側の電話機に
対して広告メッセージを送出する際には、該送出に先立
って、接続側の電話機に、広告付き電話中継装置を介し
ての通話のための広告メッセージの送出であることを知
らせるためのメッセージ(広告メッセージ送出案内)を
送出することが好ましい。また、このメッセージの送出
の際には、発呼側の電話機を特定するメッセージ(発呼
側の電話機のダイヤル番号を知らせるメッセージ等)も
併せて送出すると更に好ましい。
【0084】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面と共
に説明する。 (実施例1)図1は、本発明が適用された一実施例とし
ての広告付き電話中継装置2を含んだ広告付き電話シス
テム1の概略構成を示したものである。
【0085】図1に示す如く、本実施例の広告付き電話
中継装置2は、公衆電話回線を介して、不特定多数の固
定電話機(家や会社内等に設置された通常の電話機、公
衆電話機等、図示はしない)と接続され、制御局3及び
多数の基地局4が設けられた専用の通信回線を介して、
不特定多数の移動電話機(携帯電話機、自動車電話機等
の無線通信手段を備えた電話機、例えば、ゾーン1内に
示した移動電話機5)と接続される。
【0086】なお、制御局3は、基地局4及び各サービ
スエリア(図1では、ゾーン1〜ゾーンn)における移
動電話機の状態管理を行うものであり、基地局4は、通
話時等に移動電話機(ゾーン1に対応する基地局4で
は、移動電話機5等)との間で電波の中継を行うもので
ある。
【0087】そして、各基地局4は、基地局毎に異なる
基地局IDを有し、移動電話機から他の電話機を呼び出
すための発呼信号を受信すると、各基地局4に対応する
基地局ID情報を、この発呼信号に付与して広告付き電
話中継装置2に送信する場所情報送信部(図示はしな
い)を備える。
【0088】図2は、発呼側の電話機6及び接続側の電
話機7を含んだ広告付き電話中継装置2の機能的構成を
示すものであり、広告付き電話中継装置2は、ハード的
には、コンピュータ、記憶装置、通信装置等からなる周
知のコンピュータシステムにて実現される。
【0089】ここで、上記発呼側の電話機6とは、広告
付き電話中継装置2に、発呼信号を送信する側の電話機
を指し、接続側の電話機7とは、この発呼信号に対応し
た通話対象となる側の電話機を指すものであって、いず
れの電話機も、特に明記のない限り、固定電話機、また
は移動電話機に限定されるものではない。
【0090】広告付き電話中継装置2は、複数の広告メ
ッセージが、各広告メッセージの属性を表す広告属性情
報と共にデータベースとして登録(記憶)された広告メ
ッセージ記憶手段としての広告メッセージ記憶部21
と、発呼側の電話機6から通信回線を介して発呼信号
(あるいは、後述のように発呼信号及び発呼側の電話機
6の使用者が音声入力した音声信号)を受信すると、広
告メッセージ記憶部21から広告メッセージを読み出
し、この広告メッセージを発呼側の電話機6に送出する
広告メッセージ送出手段としての広告メッセージ送出部
22と、広告メッセージを発呼側の電話機6に送出した
後、発呼側の電話機6からの発呼信号に対応した接続側
の電話機7を呼び出し、発呼側の電話機6と接続側の電
話機7との回線を接続する回線接続手段としての回線接
続部23と、広告メッセージ送出部22から送出された
広告メッセージの送出時間及び回線接続部23にて計測
した発呼側の電話機6と接続側の電話機7との間の通話
時間等に基づいて、発呼側の電話機6に対する課金値
(通話料金値)を更新する課金部24と、当該広告付き
電話中継装置2から広告メッセージの送出を受け得る各
電話機(契約電話機)のダイヤル番号が、各電話機の使
用者(契約者(加入者))の属性を表す使用者属性情報
と共に登録(記憶)された契約者情報記憶手段としての
契約者情報記憶部25と、当該広告付き電話中継装置2
に制御局3を介して回線を接続できる全ての基地局4の
基地局ID情報が、各基地局4の位置情報(座標情報)
と共に記憶された基地局位置情報記憶部26と、を備え
る。
【0091】そして、広告メッセージ送出部22は、発
呼側の電話機6からの発呼信号に含まれる情報(あるい
は、この発呼信号に含まれる情報及び発呼側の電話機の
使用者が音声入力する音声信号)から、発呼側の電話機
6の使用者の属性を検出する属性検出手段としての使用
者属性検出部22aと、使用者属性検出部22aにて検
出された発呼側の電話機6の使用者の属性と適合した広
告属性情報を有する広告メッセージを、広告メッセージ
記憶部21から検索する適合広告メッセージ検索手段と
しての検索部22bと、検索部22bにて検索された複
数の広告メッセージから、所定時間分の広告メッセージ
を選択し、選択された広告メッセージを発呼側の電話機
6に送出する広告メッセージ選択手段としての選択部2
2cと、から構成される。
【0092】また、上記使用者属性検出部22aには、
図3に示す構成を有する音声認識部50が備えられてい
る。後述のように、音声認識部50は、発呼側の電話機
6が固定電話機である場合に、発呼側の電話機6の使用
者が、発呼側の電話機6の送話器に対して発声する音声
を音声信号として取り込み、この音声信号を処理するこ
とによって、その音声の意味を解読すると共に、使用者
の属性を検出するものである。
【0093】図3に示すように、音声認識部50は、上
記使用者の音声信号から音声認識用の音声データを生成
する音声データ生成部51と、上記使用者の音声信号か
ら使用者の属性特定用の特徴パラメータを抽出する特徴
パラメータ抽出手段としての特徴パラメータ抽出部52
と、音声認識用の音声データ及び対応する文字データ
が、所定の語彙(所定の単語、単音節等)毎に登録され
た音声辞書管理部53と、異なる属性を有する多数の話
者の属性を表す情報と共に、この多数の話者の音声信号
を処理して抽出された多数の標準パラメータが登録され
た標準パラメータ記憶部54と、音声データ生成部51
にて生成された音声データを、音声辞書管理部53に登
録された音声データと文字データとの対応関係を用いて
音声−文字変換し、上記使用者が入力した音声の意味を
解読する認識処理部55と、特徴パラメータ抽出部52
にて抽出された上記使用者の特徴パラメータと標準パラ
メータ記憶部54に登録された多数の標準パラメータと
を比較して、上記使用者の特徴パラメータに最も近似の
標準パラメータを検出し、この標準パラメータに対応す
る話者の属性を上記使用者の属性として検出する話者属
性判定手段としての話者属性判定部56と、認識処理部
55及び話者属性判定部56からの出力を取り込み、認
識処理部55からの出力及び発呼側の電話機6から受信
する所定の信号(後述の呼出信号、コード入力信号)に
対応した制御指令を音声合成部58に送信すると共に、
話者属性判定部56で検出された上記使用者の属性情報
を、対応する信号情報として検索部22bに送信する認
識制御部57と、認識制御部57からの制御指令に従
い、所定の音声案内用の音声信号を生成して発呼側の電
話機6に送出する音声合成部58と、から構成されてい
る。
【0094】ここで、音声データ生成部51は、認識処
理部55にて音声−文字変換が実行できるよう、上記使
用者の音声信号に前処理を加えるものであり、例えば、
この音声信号をセグメンテーション処理するものであ
る。なお、音声データ生成部51にてセグメンテーショ
ン処理を行う場合は、認識処理部55で実行される音声
−文字変換に、音声データ生成部51におけるセグメン
テーション処理を連動させ、セグメンテーション処理の
ミスを防止(補正)する。
【0095】また、特徴パラメータ抽出部52は、上記
使用者が音声入力した音声信号から、上記使用者の属性
(本実施例では、上記使用者の性別及び年齢)に固有の
パラメータを特徴パラメータとして抽出するもので、例
えば、音声信号の基本周波数、パワー、スペクトル包絡
等から、上記使用者の属性に固有の特徴パラメータを抽
出する。また、標準パラメータ記憶部54には、上記使
用者の特徴パラメータと同様の手法にて抽出された、多
数の話者の標準パラメータが、この多数の話者の属性情
報と共に登録されている。そして、話者属性判定部56
は、この特徴パラメータと標準パラメータとの対応関係
を用いて、特徴パラメータに最も近似の標準パラメータ
を検出し、この標準パラメータに対応する話者の属性を
上記使用者の属性として検出する。
【0096】次に、発呼側の電話機6と接続側の電話機
7との間の通話時に、当該広告付き電話中継装置2にて
行われる通話処理を、図4、図5、図6に示すフローチ
ャートに沿って説明する。図4に示す如く、この処理が
開始されると、まずS100(Sはステップを表す)に
て、接続側ダイヤル番号入力処理が行われる。
【0097】接続側ダイヤル番号入力処理は、広告メッ
セージ送出部22における使用者属性検出部22aにて
行われる発呼信号(上述のように、発呼側の電話機6が
固定電話機の場合は、発呼信号及び発呼側の電話機6の
使用者の音声信号)を受信する際の処理であり、図5に
示す如く実行される。
【0098】即ち、接続側ダイヤル番号入力処理では、
まずS300にて、発呼側の電話機6と広告付き電話中
継装置2との回線が接続されたか否かを判断する。発呼
側の電話機6と広告付き電話中継装置2との回線の接続
は、発呼側の電話機6にて、広告付き電話中継装置2を
呼び出すための所定のダイヤル番号を入力することによ
り行われ、この際に発呼側の電話機6から送信される呼
出信号を広告付き電話中継装置2にて検出することによ
り、回線が接続された旨を判断する。
【0099】ここで、この呼出信号は、後述のように、
発呼信号を構成する一信号であり、発呼側の電話機6の
ダイヤル番号情報が、電気信号として含まれており、発
呼側の電話機6が移動電話機である場合は、移動電話機
からの電波を中継する基地局4における場所情報送信部
にて、この基地局4に対応する基地局ID情報も付与さ
れている。
【0100】なお、S300の判断は、発呼側の電話機
6がオフフックされた際に、発呼側の電話機6からオフ
フック信号を発信させ、このオフフック信号を広告付き
電話中継装置2にて検出することにより行うようにして
も良い。次に、S300にて発呼側の電話機6と広告付
き電話中継装置2との回線の接続が確認(検出)される
と、S310に移行して、発呼側の電話機6が、移動電
話機、固定電話機のいずれであるのかが判断される。こ
の判断は、呼出信号に含まれる発呼側の電話機6のダイ
ヤル番号情報を用いて(例えば、このダイヤル番号情報
の始めの3桁、あるいは4桁の数字を用いて)行われ
る。
【0101】そして、S310にて発呼側の電話機6が
移動電話機であると判断された場合には、S320に移
行し、認識制御部57を介して音声合成部58から、接
続側の電話機7のダイヤル番号の入力を促す音声信号が
発呼側の電話機6に送出される。その後、発呼側の電話
機6の使用者が、発呼側の電話機6にて、接続側の電話
機7のダイヤル番号をコード入力(ダイヤル操作、ボタ
ン入力等によるダイヤル番号入力)して、接続側の電話
機7のダイヤル番号情報を含んだコード入力信号を送信
する(S330)と、接続側ダイヤル番号入力処理は完
了する。なお、コード入力信号は、上述の呼出信号と同
様、発呼信号を構成する一信号である。
【0102】従って、発呼側の電話機6が移動電話機で
ある場合は、上記呼出信号に含まれる発呼側の電話機6
のダイヤル番号情報及び基地局ID情報と、上記コード
入力信号に含まれる接続側の電話機7のダイヤル番号情
報とが、発呼側の電話機6から送信される発呼信号に含
まれる情報として、広告付き電話中継装置2に取り込ま
れる。
【0103】一方、S310にて発呼側の電話機6が固
定電話機であると判断された場合には、S340に移行
し、認識制御部57を介して音声合成部58から、接続
側の電話機7のダイヤル番号の入力を促す音声信号が発
呼側の電話機6に送出される。その後、発呼側の電話機
6の使用者が、発呼側の電話機6にて、接続側の電話機
7のダイヤル番号をコード入力して、接続側の電話機7
のダイヤル番号情報を含んだコード入力信号を送信する
(S350)と、S360に移行する。
【0104】S360の処理(判定要求音声送出処理)
は、発呼側の電話機6の使用者がS350にて入力した
接続側の電話機7のダイヤル番号が正しいか否かを確認
する音声信号を、発呼側の電話機6に送出するものであ
り、以下のように実行される。
【0105】まず、認識制御部57が、S350の処理
にて発呼側の電話機6から受信したコード入力信号か
ら、接続側の電話機7のダイヤル番号情報を検出する。
次に、認識制御部57が、このダイヤル番号情報に対応
した制御指令を音声合成部58に送信し、音声合成部5
8が、このダイヤル番号情報を音声信号に変換したもの
を、発呼側の電話機6に送出して、このダイヤル番号を
発呼側の電話機6の使用者に聴取させる。そして、認識
制御部57を介して、音声合成部58が、接続側の電話
機7のダイヤル番号が正しいか否かを問う音声案内(以
下、判定要求音声とも記す)を、音声信号として発呼側
の電話機6に送出し、この音声案内を発呼側の電話機6
の使用者に聴取させる。
【0106】次に、S370では、S360にて発呼側
の電話機6の使用者に聴取させた判定要求音声に対する
返答音声(「はい」等の肯定、または「いいえ」等の否
定の音声)を、発呼側の電話機6の使用者に音声入力さ
せ、音声信号として広告付き電話中継装置2に送出させ
る。この音声入力は、この使用者が発呼側の電話機6の
送話器に対して発声することにより行われる。
【0107】そして、S380では、S370にて実行
された返答音声の入力が完了したか否かを判断する。こ
の判断は、音声信号のエネルギーレベルを用いて行わ
れ、入力が完了していないと判断されると、再度S37
0に移行して返答音声の入力を待ち、逆に、入力が完了
したと判断されると、S390に移行する。
【0108】次に、続くS390では、S370にて音
声入力された返答音声を、音声信号としてサンプリング
処理して格納し、S400では、この音声信号を文字変
換する。なお、S400における音声信号(返答音声)
の文字変換(返答音声文字変換)は、この音声信号から
音声データ生成部51にて生成される音声データを、音
声辞書管理部53に登録された音声データと文字データ
との対応関係を用いて、認識処理部55にて音声−文字
変換することにより実行される。
【0109】次に、S410では、S400にて文字変
換された返答音声が、「はい」等の肯定、または「いい
え」等の否定として判別可能か否かが認識処理部55に
て判断される。この判断は、S400にて文字変換され
た返答音声の内容を、予め音声辞書管理部53に登録
(記憶)された典型的な返答音声としての語彙(肯定の
場合は、「はい」、「良い」、「OK」等、否定の場合
は、「いいえ」、「違う」、「ノー」等)と比較するこ
とにより行われる。そして、S410にて、返答音声が
肯定または否定として判別不能と判断されると、S42
0にて、認識制御部57が、認識処理部55からの出力
に対応する制御信号を音声合成部58に送信し、この音
声合成部58が、再返答を要求する音声を発呼側の電話
機6に送出した後、再度S370に移行する。逆に、S
410にて、返答音声が肯定または否定として判別可能
と判断されると、S430に移行する。
【0110】次に、S430では、返答音声の内容が、
肯定、または否定のいずれであるのかが認識処理部55
にて判断される。返答音声の内容が否定と判断される
と、S440にて、認識制御部57が、認識処理部55
からの出力に対応する制御信号を音声合成部58に送信
し、この音声合成部58が、接続側の電話機7のダイヤ
ル番号を再入力するよう要求する音声を発呼側の電話機
6に送出した後、再度S350に移行する。逆に、S4
30にて、返答音声の内容が肯定と判断されると、接続
側ダイヤル番号入力処理は完了する。
【0111】従って、発呼側の電話機6が固定電話機で
ある場合は、上記呼出信号に含まれる発呼側の電話機6
のダイヤル番号情報と、上記コード入力信号に含まれる
接続側の電話機7のダイヤル番号情報とが、発呼側の電
話機6から送信される発呼信号に含まれる情報として、
広告付き電話中継装置2に取り込まれると共に、発呼側
の電話機6の使用者が音声入力した音声信号も、広告付
き電話中継装置2に送信され、格納される。
【0112】こうして、接続側ダイヤル番号入力処理
(S100)により、発呼信号(発呼側の電話機6が固
定電話機の場合は、発呼信号、及び発呼側の電話機6の
使用者の音声信号)が、広告メッセージ送出部22(広
告付き電話中継装置2)にて受信されると、今度は、S
110にて、この発呼信号を受信した時間帯を検出し、
設定値として検索部22bに記憶する。
【0113】続くS120では、発呼信号に含まれる情
報(発呼側の電話機6が固定電話機の場合は、発呼信号
に含まれる情報、及び発呼側の電話機6の使用者の音声
信号)を用いて、発呼側の電話機6の使用者の属性を検
出する使用者属性検出処理を実行する。使用者属性検出
処理は、使用者属性検出部22aにて、図6に示す如く
実行される。
【0114】即ち、使用者属性検出処理では、まず、S
500にて、発呼側の電話機6が、移動電話機、固定電
話機のいずれであるのかが判断される。この判断は、発
呼信号に含まれる発呼側の電話機6のダイヤル番号情報
を用いて(例えば、このダイヤル番号情報の始めの3
桁、あるいは4桁の数字を用いて)行われる。
【0115】そして、S500にて発呼側の電話機6が
移動電話機であると判断された場合には、S510に移
行し、発呼信号に含まれる情報から、基地局4の場所情
報としての基地局ID情報を検出する。次に、続くS5
20では、この基地局ID情報を用いて、基地局位置情
報記憶部26から、対応する基地局4の位置情報(座標
情報)を、発呼側の電話機6の使用者の位置情報(使用
者の一属性)として検出する。
【0116】つまり、本実施例の広告付き電話中継装置
2では、発呼信号に付与された基地局ID情報を元に、
移動電話機(発呼側の電話機6)の使用者の位置を検出
することができる。そして、続くS530では、発呼信
号に含まれる情報から、発呼側の電話機6のダイヤル番
号情報を検出し、S540に移行すると、このダイヤル
番号情報を用いて、契約者情報記憶部25から、対応す
る契約者情報を、使用者属性情報として検出し、使用者
属性検出処理を完了する。
【0117】ここで、契約者情報記憶部25には、各電
話機契約者の性別、年齢、住所、広告メッセージ送出時
間(この契約者が一通話毎に受信する広告メッセージの
時間)が、契約者情報として登録(記憶)されており、
これらの契約者情報は、当該広告付き電話中継装置2に
よる広告メッセージ送出サービスを提供する業者等と各
電話機の使用者(契約者)との契約時に登録された内容
である。そして、S540では、上記契約者情報のう
ち、性別、年齢、広告メッセージ送出時間のみを、使用
者属性情報として検出する。
【0118】なお、発呼側の電話機6が移動電話機であ
る場合は、この移動電話機の契約者が、専らこの移動電
話機を使用すると考えられるため、上記のように契約者
情報記憶部25から検出される契約者情報を、直接、こ
の移動電話機の使用者の属性を表す使用者属性情報とし
て検出し、処理する。
【0119】一方、S500にて発呼側の電話機6が固
定電話機であると判断された場合には、S550に移行
し、発呼信号に含まれる情報から、発呼側の電話機6の
ダイヤル番号情報を検出する。そして、続くS560で
は、S550にて検出されたダイヤル番号情報を用い
て、契約者情報記憶部25から、対応する契約者情報の
うち契約者の住所、及び広告メッセージ送出時間を、使
用者属性情報として検出する。ここで、契約者の住所
は、発呼側の電話機6の使用者の位置情報(使用者の一
属性)として検出する。
【0120】つまり、固定電話機は、契約者情報記憶部
25に記憶された契約者の住所地に設置された電話機で
あるので、上記のように契約者情報記憶部25から契約
者の住所を検出することで、発呼側の電話機6の使用者
の位置を検出することができる。
【0121】なお、S560では、上記契約者の住所と
して、この住所地に対応する位置情報(座標情報)を検
出する。この位置情報(座標情報)は、契約者が使用す
る電話機(契約電話機)が固定電話機である場合のみ、
契約者情報記憶部25に、通常表記の住所と共に記憶さ
れ、S560の処理にて、使用者の位置情報として検出
される。
【0122】次に、S570では、S360にて格納さ
れた使用者の音声信号を、特徴パラメータ抽出部52に
て処理し、この使用者の属性特定用の特徴パラメータを
抽出する。そして、S580及びS590の処理では、
話者属性判定部56にて、この特徴パラメータと、標準
パラメータ記憶部54に登録された多数の話者の標準パ
ラメータとが比較され、この特徴パラメータに最も近似
の標準パラメータを有する話者の属性を、この使用者の
性別(S580)及び年齢(S590)として検出し、
使用者属性検出処理を完了する。
【0123】つまり、本実施例の広告付き電話中継装置
2では、発呼側の電話機6の使用者が電話機契約者以外
の者に変化する可能性が高い固定電話機の場合であって
も、使用者の音声信号を元に、発呼側の電話機6の使用
者の属性を検出することができる。
【0124】なお、上記S580及びS590にて検出
されるこの使用者の性別及び年齢は、例えば、性別及び
年齢によって異なる音声信号の基本周波数やホルマント
周波数を特徴パラメータとして抽出し、この特徴パラメ
ータを、対応する標準パラメータと比較することにより
検出(判別)される。
【0125】こうして、使用者属性検出処理(S12
0)により、発呼側の電話機6の使用者の属性が検出さ
れると、今度は、S130にて、上記使用者の属性のう
ち、広告メッセージ送出時間が、設定値として選択部2
2c及び課金部24に記憶される。
【0126】次に、続くS140では、検索部22b
が、S110にて検出された発呼信号を受信した時間
帯、及びS120にて検出された使用者の属性に適合し
た広告属性情報を有する複数の広告メッセージ(適合広
告メッセージ)を、広告メッセージ記憶部21から検索
する。
【0127】そして、S140にて複数の広告メッセー
ジが検索されると、S150に移行し、選択部22c
が、S130にて設定値として記憶された上記広告メッ
セージ送出時間分の広告メッセージを、上記複数の広告
メッセージからランダムに選択し、続くS160では、
この選択された広告メッセージを発呼側の電話機6に送
出する。
【0128】従って、本実施例の広告付き電話中継装置
2では、発呼側の電話機6の使用者に対して、S110
にて検出された発呼信号を受信した時間帯、及びS12
0にて検出された使用者の属性に適合する、最適な広告
メッセージを送出することができる。
【0129】そして、選択部22cにてS160の処理
により広告メッセージが発呼側の電話機6に送出される
と、その後、続くS170では、回線接続部23にて、
発呼信号に含まれる接続側の電話機7のダイヤル番号情
報から、対応する接続側の電話機7を呼び出し、発呼側
の電話機6と接続側の電話機7との回線を接続する。
【0130】次に、S180では、回線接続部23に
て、発呼側の電話機6と接続側の電話機7との間の通話
が終了したか否かの判断を行うことにより、この通話時
間の計測を行う。そして、通話が終了すると、S190
に移行し、課金部24にて、広告メッセージ送出時間、
S180にて計測された通話時間、及び発呼側の電話機
6と接続側の電話機7との間の距離(発呼信号に含まれ
る情報等から検出される距離)に基づき、発呼側の電話
機6にかかる通話料金を計算し、この通話料金を発呼側
の電話機6に対する課金値に加算して、この課金値を更
新し、当該通話処理を終了する。
【0131】ここで、本実施例における課金部24で
は、広告メッセージ送出時間が長くなると(換言する
と、発呼側の電話機6が、一通話につき受信する広告メ
ッセージの時間が長くなると)、発呼側の電話機6にて
得られる通話料金の割引額が高くなるよう設定されてい
る。つまり、例えば、発呼側の電話機6にて一通話につ
き受信する広告メッセージの時間が20秒間の場合、1
0秒間の場合に比べ、2倍の割引額となる。
【0132】そして、S190の処理では、発呼側の電
話機6と接続側の電話機7との間の距離及び通話時間の
みから計算される通常の通話料金が、発呼側の電話機6
にて受信した広告メッセージの時間に対応する割引額よ
り安くなる場合は、上記課金値に加算する通話料金とし
ての金額を0(全額割引)とする。また、一方、発呼側
の電話機6と接続側の電話機7との間の距離及び通話時
間のみから計算される通常の通話料金が、発呼側の電話
機6にて受信した広告メッセージの時間に対応する割引
額より高くなる場合は、この通常の通話料金から、発呼
側の電話機6にて受信した広告メッセージの時間に対応
する割引額を減額して得た金額を、上記課金値に加算す
る。
【0133】このように、本実施例の広告付き電話中継
装置2では、従来の広告付き電話中継装置と同様、広告
メッセージを受信した発呼側の電話機6の通話料金は割
り引きされる。従って、本実施例の広告付き電話中継装
置2の利用者(発呼側の電話機6の使用者)は増加する
ことになる。つまり、発呼側の電話機6の使用者は、こ
の広告付き電話中継装置2を介して電話をかけることに
より、通話料金を節約することができるという利益を得
ることができ、広告メッセージ提供者は、広告メッセー
ジを多くの利用者(発呼側の電話機6の使用者)に聴取
させることができるという利益を得ることができる。
【0134】なお、上記S190の処理において、例え
ば、発呼側の電話機6と接続側の電話機7との間の距離
が短い場合(例えば、市内通話の場合)は、発呼側の電
話機6にて広告メッセージを受信すれば、通話時間に関
わらず、常に、課金値に加算する金額を0(全額割引)
とするようにしても良い。
【0135】次に、S140、S150及びS160に
おける具体的処理内容を、図7に示した広告メッセージ
記憶部21に登録(記憶)された広告メッセージ内容及
び広告属性情報の例を用いて説明する。図7は、広告メ
ッセージ提供者、広告メッセージの時間的長さ(秒)
(図7中、及び以下の説明では、単に長さとも記す)、
広告メッセージ提供者位置(座標)(図7中、及び以下
の説明では、単に位置(座標)とも記す)、広告メッセ
ージを送出する時間帯(図7中、及び以下の説明では、
単に時間帯とも記す)、広告メッセージを送出する対象
としての発呼側の電話機6の使用者の性別(図7中、及
び以下の説明では、単に性別とも記す)、広告メッセー
ジを送出する対象としての発呼側の電話機6の使用者の
年齢(図7中、及び以下の説明では、単に年齢とも記
す)が夫々、各日付(図7では、概念的に○○月○○日
用とした日付)に対応した広告属性情報として広告メッ
セージ記憶部21に記憶(登録)されていることを示し
ている。
【0136】なお、図7中に「−」で示された箇所に
は、対応する広告属性情報がなく、例えば、性別に関す
る広告属性情報が「−」であれば、発呼側の電話機6の
使用者が男女いずれであっても、この広告属性情報に関
する限り、この広告属性情報に対応する広告メッセージ
が、S140にて検索される広告メッセージとなること
を意味する。
【0137】また、図7に示す如く、本実施例では、他
の広告属性情報として、広告メッセージの送出回数(図
7中、及び以下の説明では、単に送出回数とも記す)及
び広告メッセージを送出する上限回数(図7中、及び以
下の説明では、単に上限回数とも記す)も、広告メッセ
ージ記憶部21に記憶(登録)されている。
【0138】上記送出回数の列に示した数値は、各広告
メッセージが一回送出される毎に、その元の数値に1を
足した数値が更新値として記憶されるもので、この更新
値が、その右の欄に示した上限回数と等しくなると、対
応する広告メッセージが、S140の処理で、検索対象
から除かれる。
【0139】具体的には、例えば、○○百貨店の場合、
現在の送出回数として53回という数値が、広告属性情
報として記憶されているが、この数値が上記の処理によ
り、対応する上限回数と等しい値である10000回と
なると、○○百貨店の広告メッセージは、S140の処
理で検索対象から除かれることになる。
【0140】なお、上限回数は、当該広告付き電話中継
装置2による広告メッセージ送出サービスを提供する業
者等と各広告メッセージ提供者との契約時に、各広告メ
ッセージ提供者が支払う最大限の広告メッセージ提供料
金を決めることにより登録される。つまり、広告メッセ
ージ送出単価(即ち、一回の広告メッセージ送出に対し
て支払うべき金額)が固定値として決まっているので、
契約時に決める上限回数は、各広告メッセージ提供者が
支払う最大限の広告メッセージ提供料金を決めることに
より、所定の値として決まり登録される。そして、送出
回数は、実際に広告メッセージが送出された回数を表
す。つまり、この値に広告メッセージ送出単価をかけた
金額が、実際に広告メッセージ提供者が支払う金額とな
る。
【0141】そして、S140では、S110の処理に
て検出された発呼信号を受信した時間帯と、S120の
処理にて検出された使用者の属性とが夫々、対応する上
記広告属性情報の内容と比較され、上記時間帯及び使用
者の属性に適合した広告属性情報を有する広告メッセー
ジが、適合広告メッセージとして、広告メッセージ記憶
部21から検索される。
【0142】具体的には、例えば、図7中のXXレスト
ランの場合、発呼側の電話機6の使用者の位置が、図7
中に示したXXレストランの位置(座標)(図7では概
念的に示している)から所定距離内にあり、発呼信号を
受信した時間帯が、11:00から13:00までの時
間帯であり、発呼側の電話機6の使用者の年齢が、18
歳以上60歳以下であれば、このXXレストランの広告
メッセージ、「ランチは、XXです。」が、S140に
て、検索される。
【0143】また、例えば、XXゲームの場合、発呼側
の電話機6の使用者の性別が男性であり、この使用者の
年齢が10歳以上18歳以下であれば、このXXゲーム
の広告メッセージ、「新しいテレビゲームは、…」が、
S140にて、検索される。従って、例えば、発呼側の
電話機6の使用者が30歳の女性で、図7中に示した○
○百貨店、XXレストラン、及び△パチンコ夫々の位置
から検索対象となり得る所定距離内の電話機6を使用し
ており、広告付き電話中継装置2にてこの電話機6から
発呼信号を受信した時間帯が13:30から14:00
の間であれば、S140にて、○○百貨店及び△パチン
コの広告メッセージが検索されることになる。
【0144】そして、この電話機6の使用者が、一通話
毎に受信する広告メッセージの時間を、例えば、10秒
としていれば(つまり、契約者情報記憶部25に記憶さ
れる契約者情報のうち、広告メッセージ送出時間を10
秒として登録していれば)、S150にて、例えば、○
○百貨店の広告メッセージがランダムに選択され、S1
60にて、この電話機6に送出される。その結果、この
電話機6の使用者は、この使用者に最適な○○百貨店の
広告メッセージ、「特売は、○○○…」を聴取すること
になる。
【0145】以上説明したように、本実施例の広告付き
電話中継装置2においては、発呼側の電話機6が移動電
話機の場合、発呼信号に含まれる情報から、発呼側の電
話機6の使用者の属性を検出し、発呼側の電話機6が固
定電話機の場合、発呼信号に含まれる情報、及び発呼側
の電話機6の使用者が音声入力した音声信号から、この
使用者の属性を検出する。そして、この使用者の属性及
び発呼信号を受信した時間帯に適合した広告属性情報を
有する複数の広告メッセージを検索し、この複数の広告
メッセージから、広告メッセージ送出時間分の広告メッ
セージをランダムに選択した上、発呼側の電話機6に送
出する。
【0146】従って、本実施例の広告付き電話中継装置
2では、発呼側の電話機6の使用者に対して、この使用
者の属性、及び発呼信号を受信した時間帯に適合する、
最適な広告メッセージを送出することができる。即ち、
全ての発呼側の電話機6の使用者に同じ内容の広告メッ
セージを送出する従来の広告付き電話中継装置と異な
り、発呼側の電話機6の使用者が、この使用者本人にと
って最適な広告メッセージを受信でき、受信した広告メ
ッセージを情報源として有効に利用することができると
共に、広告メッセージの提供者が、電話機を宣伝媒体と
する上での利益(広告効果)を十分に得ることができ
る。
【0147】なお、上記実施例1では、発呼側の電話機
6に対する広告メッセージの送出を、広告メッセージ送
出部22にて、発呼信号(発呼側の電話機6が固定電話
機の場合は、発呼信号、及び発呼側の電話機6の使用者
の音声信号)を受信した後、回線接続部23にて、発呼
側の電話機6と接続側の電話機7との回線を接続するま
での間に一度だけ行ったが、これに加えて、発呼側の電
話機6と接続側の電話機7との回線を接続した後にも、
一定時間毎に行うようにしても良い。
【0148】そして、この場合、発呼側の電話機6に一
度広告メッセージを送出した後、発呼側の電話機6に次
に広告メッセージを送出するまでの時間的間隔(通話時
間)を、例えば、発呼側の電話機6と接続側の電話機7
との間の距離及び通話時間のみから計算される通常の通
話料金に基づいて決定しても良い。
【0149】つまり、例えば、発呼側の電話機6に一度
広告メッセージを所定時間分(例えば、契約者情報とし
て契約者情報記憶部25に登録(記憶)された広告メッ
セージ送出時間分)だけ送出し、次いで、発呼側の電話
機6と接続側の電話機7との回線を接続した後、この発
呼側の電話機6と接続側の電話機7との間の上記通常の
通話料金が、発呼側の電話機6に上記のように一度送出
した広告メッセージの時間に対応する通話料金の割引額
と等しくなるまでの時間を上記時間的間隔とし、この時
間が経過する度に発呼側の電話機6に再度、広告メッセ
ージを所定時間分だけ送出する。
【0150】このようにすれば、発呼側の電話機6と接
続側の電話機7との間の距離や通話時間に関わらず、課
金部24にて課金値に加算する金額を、常に、0(全額
割引)とすることができる。また、一方、上記実施例1
では、発呼側の電話機6が移動電話機である場合、移動
電話機からの電波を中継する基地局4における場所情報
送信部にて、この基地局4に対応する基地局ID情報を
発呼信号(呼出信号)に付与したが、場所情報送信部に
て、この基地局4の位置情報(座標情報)を、直接、発
呼信号に付与しても良い。この場合、広告付き電話中継
装置2に基地局位置情報記憶部26を設ける必要はな
く、発呼信号に含まれる情報から、上記基地局4の位置
情報(座標情報)を、直接、移動電話機の使用者の位置
情報として検出することができる。
【0151】また、上記実施例1では、発呼側の電話機
6にて、所定のダイヤル番号を入力することにより呼出
信号を送信し、広告付き電話中継装置2との回線が接続
されるのを待って、その後、接続側の電話機7のダイヤ
ル番号をコード入力してコード入力信号を送信したが、
呼出信号及びコード入力信号を含んだ発呼信号を、一度
に広告付き電話中継装置2に送信するようにしても良
い。即ち、発呼側の電話機6にて、広告付き電話中継装
置2との回線を接続する所定のダイヤル番号に続けて、
一度に、接続側の電話機7のダイヤル番号を入力し、発
呼信号として広告付き電話中継装置2に送信する。この
ようにすれば、発呼側の電話機6と接続側の電話機7と
の回線を接続するまでに要する時間を短縮することがで
きる。
【0152】また、上記実施例1では、発呼側の電話機
6が固定電話機である場合に限り、発呼側の電話機6の
使用者に音声入力させ、使用者の音声信号を送信させた
が、発呼側の電話機6が移動電話機の場合も、発呼側の
電話機6の使用者に音声入力させ、使用者の音声信号を
送信させるようにしても良い。
【0153】この場合、上記実施例1における固定電話
機の場合と同様、移動電話機の使用者の音声信号から、
使用者の性別及び年齢を検出(判別)すれば、移動電話
機の使用者が、万一変化したとしても、使用者の属性
(性別及び年齢)を正確に検出することができる。
【0154】また、上記実施例1では、契約者情報記憶
部25に、各電話機契約者の性別、年齢、住所、広告メ
ッセージ送出時間のみが、契約者情報として登録(記
憶)されたが、例えば、各電話機契約者の出身地、職
業、興味のある事項等を追加し、広告メッセージ記憶部
21における広告属性情報の内容を、この契約者情報と
対応させて増加することにより、使用者属性情報として
検出される契約者情報と、広告属性情報の内容を詳細に
し、検索部22bにて、より細かな分野毎に広告メッセ
ージを検索できるよう構成すれば、発呼側の電話機6の
使用者に対して、より一層適した広告メッセージを検索
し、送出することができる。
【0155】また、上記実施例1では、発呼側の電話機
6が固定電話機である場合、発呼側の電話機6の使用者
が音声入力した音声信号から、この使用者の性別及び年
齢のみを使用者の属性として検出(判別)したが、例え
ば、この使用者の性格、方言を検出(判別)対象として
追加し、広告メッセージ記憶部21における広告属性情
報の内容を、このように検出される使用者の属性と対応
させて増加することにより、この使用者の属性と、上記
広告属性情報の内容を詳細にし、検索部22bにて、よ
り細かな分野毎に広告メッセージを検索できるよう構成
すれば、発呼側の電話機6の使用者に対して、より一層
適した広告メッセージを検索し、送出することができ
る。
【0156】なお、使用者の音声信号から使用者の性格
を検出する方法としては、例えば、音声信号のパワーが
大きい程、この使用者が積極的な性格であるとの仮定を
し、このパワー値を特徴パラメータとして抽出した上、
この特徴パラメータを、対応する標準パラメータと比較
することにより検出(判別)される。また、使用者の方
言を検出する方法としては、例えば、音節単位毎の音声
の高さが方言に対応して変化するとの仮定し、音節単位
毎の基本周波数を特徴パラメータとして抽出した上、こ
の特徴パラメータを、対応する標準パラメータと比較す
ることにより検出(判別)される。そして、このように
検出された方言から、その方言が使用される地域を判定
し、この地域を使用者の出身地として検出しても良い。
【0157】また、上記実施例1では、発呼側の電話機
6が固定電話機である場合、発呼側の電話機6の使用者
が、発呼側の電話機6にて、接続側の電話機7のダイヤ
ル番号情報を含んだコード入力信号を送信した後、この
使用者の属性を検出するための音声信号を別途送信した
が、発呼側の電話機6の使用者が、発呼側の電話機6に
て、接続側の電話機7を特定する情報を音声入力して音
声信号として送信し、この音声信号から、この使用者の
属性を検出すると共に、接続側の電話機7のダイヤル番
号情報を、発呼信号に含まれる情報として取り込むよう
構成しても良い。
【0158】この態様は、例えば、上記実施例1にて説
明した接続側ダイヤル番号入力処理(S100)を図8
に示すフローチャートの如く実行することにより実現す
ることができる。図8は、図5に示したフローチャート
において、この態様に相当する箇所のみを変更したもの
である。具体的には、S340〜S440の処理が、S
700〜S820の処理に変更される。なお、以下の説
明では、上記実施例1と異なる部分について特に説明
し、同様の構成を有する箇所については、説明を省略ま
たは簡略化する。
【0159】まず、S700の処理(音声入力要求音声
送出処理)は、S300にて発呼側の電話機6と広告付
き電話中継装置2との回線接続が確認(検出)された
後、S310にて、発呼側の電話機6が固定電話機であ
ると判断された場合に実行される。
【0160】S700では、認識制御部57を介して、
音声合成部58が、接続側の電話機7のダイヤル番号を
音声入力するよう促す音声案内を、音声信号として発呼
側の電話機6に送出し、この音声案内を発呼側の電話機
6の使用者に聴取させる。そして、続くS710では、
接続側の電話機7のダイヤル番号(接続側の電話機7を
特定する情報)を、発呼側の電話機6の使用者に音声入
力させ、音声信号として広告付き電話中継装置2に送出
させる。この音声入力は、この使用者が発呼側の電話機
6の送話器に対して発声することにより行われる。
【0161】そして、S720では、S710にて音声
入力された接続側の電話機7のダイヤル番号を、音声信
号としてサンプリング処理して格納する。なお、この態
様では、S720にて格納された音声信号が、発呼側の
電話機6の使用者の属性を検出する際(上記実施例1に
おけるS570〜S590の一連の処理)に使用され
る。
【0162】続くS730(入力音声解読処理)では、
この音声信号を文字変換して、発呼信号に含まれる接続
側の電話機7のダイヤル番号情報として検出し、取り込
む。S730における接続側の電話機7のダイヤル番号
情報の取り込みは、S710にて音声入力された音声信
号から音声データ生成部51にて生成される音声データ
を、音声辞書管理部53に登録された音声データと文字
データとの対応関係を用いて、認識処理部55にて音声
−文字変換した後、認識制御部57に出力することによ
り実行される。
【0163】次に、S740では、S710にて実行さ
れた音声入力が完了したか否かが判断される。この判断
は、S730にて取り込まれた接続側の電話機7のダイ
ヤル番号情報が、所定の桁数の数字を有しているか否か
を判断するものである。つまり、S710〜S730の
処理は、発呼側の電話機6の使用者が、接続側の電話機
7のダイヤル番号を構成する各桁の数字を音声入力する
毎に連続的に行われ、S740では、その桁数が接続側
の電話機7のダイヤル番号を構成するに足るものになっ
ているか否かを判断する。そして、S740にて、音声
入力が完了していないと判断されると、再度S710に
移行して追加入力を待ち、逆に、音声入力が完了したと
判断されると、S750に移行する。
【0164】S750の処理(判定要求音声送出処理)
は、S360の処理に対応するもので、発呼側の電話機
6の使用者がS710にて音声入力した接続側の電話機
7のダイヤル番号が正しいか否かを確認する音声信号
を、発呼側の電話機6に送出するものである。
【0165】つまり、S750では、まず、認識制御部
57が、S730にて認識処理部55から取り込んだ接
続側の電話機7のダイヤル番号情報に対応した制御指令
を音声合成部58に送信する。そして、音声合成部58
が、このダイヤル番号情報を音声信号に変換したものを
発呼側の電話機6に送出して、このダイヤル番号を発呼
側の電話機6の使用者に聴取させる。そして、認識制御
部57を介して、音声合成部58が、接続側の電話機7
のダイヤル番号が正しいか否かを問う判定要求音声を、
音声信号として発呼側の電話機6に送出し、この判定要
求音声を発呼側の電話機6の使用者に聴取させる。
【0166】続くS760及びS770の処理は、S3
70及びS380と夫々同様に実行され、発呼側の電話
機6の使用者が所定の返答音声を音声入力し(S76
0)、音声入力が完了したと判断されると(S77
0)、S780に移行する。S780の処理は、S40
0と同様に実行されるものであり、S760にて入力さ
れた音声信号を文字変換するものである。なお、この態
様では、S760にて入力された音声信号を、発呼側の
電話機6の使用者の属性を検出する際に使用する音声信
号として格納することはない。
【0167】そして、続くS790の処理は、S410
と同様に実行されるものである。即ち、S760にて入
力された返答音声が肯定または否定として判別不能と判
断されると、S420と同様に再返答を要求する音声を
発呼側の電話機6に送出した(S800)後、再度S7
60に移行し、逆に、返答音声が肯定または否定として
判別可能と判断されると、S810に移行する。
【0168】次に、続くS810の処理は、S430と
同様に実行されるものである。即ち、S760にて入力
された返答音声が否定と判断されると、S440と同様
に接続側の電話機7のダイヤル番号を再入力するよう要
求する音声を発呼側の電話機6に送出した(S820)
後、再度S710に移行し、逆に、返答音声が肯定と判
断されると、接続側ダイヤル番号入力処理は完了する。
【0169】なお、この態様において、S300の処理
は、本発明の接続検出手段に相当し、S700の処理
は、本発明の音声合成手段に相当し、S730の処理
は、本発明の音声認識手段に相当する。上記のように、
接続側ダイヤル番号入力処理(S100)を図8に示す
フローチャートの如く実行すると、発呼側の電話機6の
使用者が接続側の電話機7を特定する情報として送信し
た音声信号から、発呼側の電話機6の使用者の属性が
(上記実施例1におけるS570〜S590の一連の処
理にて)検出されることになる。
【0170】従って、この態様の広告付き電話中継装置
2では、上記実施例1と同様、発呼側の電話機6の使用
者に対して、この使用者の属性、及び発呼信号を受信し
た時間帯に適合する、最適な広告メッセージを送出する
ことができる。また、この態様では、発呼側の電話機6
の使用者が、接続側の電話機7を特定する情報として送
信した音声信号から、接続側の電話機7のダイヤル番号
情報が、発呼信号に含まれる情報として解読され、取り
込まれる。
【0171】従って、広告メッセージが発呼側の電話機
6に送出された後、回線接続部23が、この音声信号か
ら解読された情報(接続側の電話機7を特定する情報)
を用いて、対応する電話機7を呼び出し、発呼側の電話
機6と接続側の電話機7との回線を接続することができ
る。
【0172】なお、発呼側の電話機6の使用者が音声入
力する、接続側の電話機7を特定する情報としては、接
続側の電話機7の使用者の住所氏名であっても良い。こ
の場合は、例えば、予め契約者情報記憶部25に、広告
付き電話中継装置2を利用する契約者の電話機(契約電
話機)だけでなく、他の電話機のダイヤル番号及び対応
する住所氏名も登録(記憶)しておくと良い。
【0173】そして、認識制御部57を介して、音声合
成部58が、接続側の電話機7の使用者の住所氏名を音
声入力するよう促す音声案内を、発呼側の電話機6に送
出した(本発明の音声合成手段に相当する処理)後、発
呼側の電話機6の使用者から音声入力される音声信号
を、音声−文字変換により住所氏名として認識し、この
住所氏名から、契約者情報記憶部25に登録(記憶)さ
れた、対応するダイヤル番号を検索した上、このダイヤ
ル番号を発呼信号に含まれる情報として処理(本発明の
音声認識手段に相当する処理)すれば良い。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
【0174】尚、上記実施例1と同様な箇所の説明は、
省略又は簡略化する。図9は、本実施例の広告付き電話
中継装置2’を含んだ広告付き電話システム1’の概略
構成を示したものであり、図10は、広告付き電話中継
装置2’の機能的構成を示したものである。図9、図1
0において、図1、図2と同様のものには同じ番号を付
してある。
【0175】本実施例の広告付き電話システム1’は実
施例1のそれと略同様であるが、本システムを介して通
話を行う電話機(発呼側の電話機6及び接続側の電話機
7)には、外部から受信した映像情報信号を映像として
出力するためのディスプレイ(例えば、図9中の移動電
話機5’におけるディスプレイ5a’)が備えられてい
る。そして、広告メッセージ記憶部21に登録され、広
告付き電話システム1’を利用する各電話機に送出され
る複数の広告メッセージの中には、各電話機のディスプ
レイに表示させる映像情報を有するものが含まれてい
る。
【0176】また、本実施例の広告付き電話中継装置
2’から送出されるこれら複数の広告メッセージの中に
は、広告メッセージの宣伝対象(所定の商品又は役務)
に対する注文を促す情報(以下、単に「注文受付情報」
ともいう。)を含むものや、広告メッセージを受信した
電話機の使用者の属性に関する質問(以下、単に「質問
情報」ともいう。)を含むものもある。
【0177】そして、本実施例の広告付き電話システム
1’においては、広告メッセージを受信した電話機の使
用者が、注文受付情報に応じての広告メッセージの宣伝
対象に対する注文や、質問情報に対しての応答を、広告
メッセージを受信した電話機を通じて、広告メッセージ
の受信後に即座に行うことができるよう構成されてい
る。
【0178】具体的には、広告付き電話中継装置2’
が、発注情報格納部33と、応答情報格納部34と、を
更に備え、広告メッセージの宣伝対象を注文する旨の情
報(以下、単に「注文情報」ともいう。)が広告メッセ
ージを受信した電話機にて入力されると、該注文情報が
発注情報格納部33に注文者別に格納され、また、質問
情報に対しての応答(以下、単に「応答情報」ともい
う。)が広告メッセージを受信した電話機にて入力され
ると、該応答情報が応答情報格納部34に質問情報別に
格納されるよう構成されている。そして、このように発
注情報格納部33と応答情報格納部34とに格納された
注文情報と応答情報とは、これらに対応する広告メッセ
ージ提供者が管理する受信端末8に、通信回線を通じて
送出され、集計される。
【0179】また、一方、本実施例では、広告メッセー
ジ送出部22’が、実施例1の広告メッセージ送出部2
2が有する機能に加え、接続側の電話機7に広告メッセ
ージを送出する機能も有している。具体的には、まず、
広告メッセージ送出部22’における使用者属性検出部
22a’は、発呼信号に含まれる情報(或いは、この発
呼信号に含まれる情報及び発呼側の電話機の使用者が音
声入力する音声信号)から、発呼側の電話機6の使用者
の属性に加え、接続側の電話機7の使用者の属性も検出
するよう構成されている。
【0180】また、検索部22b’は、使用者属性検出
部22a’にて検出された発呼側の電話機6の使用者の
属性と適合した広告属性情報を有する広告メッセージ
と、使用者属性検出部22a’にて検出された接続側の
電話機7の使用者の属性と適合した広告属性情報を有す
る広告メッセージと、を広告メッセージ記憶部21から
夫々検索するよう構成されている。
【0181】そして、選択部22c’は、検索部22
b’にて検索された発呼側の電話機6の使用者の属性と
適合した複数の広告メッセージから所定時間分の広告メ
ッセージを選択して発呼側の電話機6に送出すると共
に、検索部22b’にて検索された接続側の電話機7の
使用者の属性と適合した複数の広告メッセージから所定
時間分の広告メッセージを選択して接続側の電話機7に
送出するよう構成されている。
【0182】また、本実施例の広告付き電話中継装置
2’は、課金部24の代わりにポイント値格納部31を
備えている。ポイント値格納部31においては、後述の
如く、広告メッセージ送出部22から発呼側の電話機6
に送出された広告メッセージの送出時間に対応したポイ
ント値が発呼側の電話機6の契約者別に格納される。
【0183】また、本実施例の広告付き電話中継装置
2’は、更に、局番情報記憶部32も備えている。局番
情報記憶部32には、広告付き電話中継装置2’に通信
回線を介して接続された不特定多数の固定電話機のダイ
ヤル番号に含まれる局番(市外局番や市内局番等)が各
局番に対応する地区情報(座標情報その他の当該地区の
属性を表す情報)と共に登録(記憶)されている。そし
て、広告メッセージ記憶部21には、これらの地区情報
に対応した情報が広告属性情報として登録(記憶)され
ている。
【0184】次に、発呼側の電話機6と接続側の電話機
7との間の通話時に、本実施例の広告付き電話中継装置
2’にて行われる通話処理を、図11〜図14に示すフ
ローチャートに沿って説明する。この通話処理が開始さ
れると、まず、S1000にて、上記実施例1の図5或
いは図8に示したS100と同様に、接続側ダイヤル番
号入力処理が行われ、続くS1010では、S1000
で受信した発呼信号(発呼側の電話機6が固定電話機の
場合は、発呼信号、及び発呼側の電話機6の使用者の音
声信号)の受信時間帯を検出し、設定値として検索部2
2b’に記憶する。
【0185】次に、S1020では、認識制御部57を
介して音声合成部58から、発呼側の電話機6で一度に
受信する広告メッセージの時間的長さ(以下、単に「広
告メッセージ送出単位時間」ともいう。)を特定する情
報を入力するよう促す音声案内用の音声信号(更に、同
様の内容を有する映像情報信号を含んでいても良い。)
を設定受付情報として発呼側の電話機6に送出する。
【0186】具体的には、例えば、「一度に受信する広
告メッセージの時間を以下の選択肢から選び、該当する
番号をダイヤル入力してください。 15秒、 3
0秒、 60秒」という音声案内用の音声信号を発呼
側の電話機6に送出して、発呼側の電話機6の使用者に
聴取させる。
【0187】そして、その後、発呼側の電話機6の使用
者が、発呼側の電話機6にて、広告メッセージ送出単位
時間を特定する情報をコード入力(本実施例では、上記
〜に対応する「1」〜「3」のうちのいずれかをコ
ード入力)してくる(S1030)と、S1040に移
行する。
【0188】S1040では、S1030で使用者属性
検出部22a’に対して入力されてきた情報に対応する
広告メッセージ送出単位時間が、設定値として選択部2
2c’及びポイント値格納部31に記憶される。次に、
続くS1050では、使用者属性検出部22a’にて、
ポイント値格納部31に格納されたポイント値であっ
て、当該発呼側の電話機6に対応したポイント値を検索
する。
【0189】つまり、まず、ポイント値格納部31に
は、前回の利用時までに広告メッセージの送出時間に対
応して蓄積されたポイント値P(例えば、15秒の広告
メッセージ当たり10ポイント)が、発呼側の電話機6
の契約者別(具体的には、発呼側の電話機6のダイヤル
番号別)に格納されており、該ポイント値Pは、広告メ
ッセージ受信後の通話時間が長くなれば長くなる程減少
させられるよう構成(例えば、市内通話の場合は、1分
間につき5ポイント減少させられるようにする等構成)
されている。そして、S1050では、発呼信号に含ま
れる情報から、発呼側の電話機6のダイヤル番号情報を
検出した上、該ダイヤル番号情報に対応したポイント値
Pを検索する。
【0190】次に、S1060では、S1050にて検
索したポイント値Pが0より大きな値(P>0)である
か否かが判断される。そして、S1060にてポイント
値Pが0より大きな値である(P>0である)と判断さ
れると、S1070に移行し、認識制御部57を介して
音声合成部58から、ポイント値Pを使用しての通話を
行うか否かの判断を促す音声信号(更に、同様の内容を
有する映像情報信号を含んだ信号であっても良い。)が
発呼側の電話機6に送出される。
【0191】つまり、本実施例では、ポイント値Pが減
少させられて0になるまでは、広告メッセージを受信し
なくても当該広告付き電話中継装置2’を介しての通話
料金が0(全額割引)となるよう構成されており、S1
070では、ポイント値Pが0より大きな値である場合
に、広告メッセージを前もって受信することなく、ポイ
ント値Pを消費して通話を行うか否かの判断を促す音声
信号を送出する。
【0192】そして、その後、発呼側の電話機6の使用
者が、発呼側の電話機6にて、該音声信号に対する返答
をコード入力してくると(S1080)(例えば、ポイ
ント値Pを使用しての通話を行う場合に「1」を、ポイ
ント値Pを使用しての通話を行わない場合に「0」を、
コード入力してくると)、続くS1090では、S10
80にて入力された返答が、ポイント値Pを用いての通
話を行う旨のものであったのか否かの判断を行う。
【0193】そして、S1090で、S1080にて入
力された返答が、ポイント値Pを用いての通話を行わな
い旨のものであったと判断された場合には、S1150
に移行することになるが、ポイント値Pを用いての通話
を行う旨のものであったと判断された場合は、S110
0に移行する。
【0194】S1100に移行した場合には、まず、使
用者属性検出部22a’にて、発呼信号に含まれる情報
から、接続側の電話機7のダイヤル番号情報を検出した
上、回線接続部23において、該接続側の電話機7のダ
イヤル番号情報と、S1050にて検出された発呼側の
電話機6のダイヤル番号情報と、を用いて、下記2種類
の通話許容時間を設定する。
【0195】即ち、ポイント値Pを全て消費するまでの
通話許容時間tp(以下、「ポイント値消費時通話許容
時間」ともいう。)と、S1040で設定した広告メッ
セージ送出単位時間だけ広告メッセージを受信した場合
に得られるポイント値p1のみを用いて通話を行った際
の該ポイント値p1を消費するまでの通話許容時間ta
(以下、「広告メッセージ受信時通話許容時間」ともい
う。)と、を夫々設定する。なお、検出された発呼側の
電話機6のダイヤル番号情報から、発呼側の電話機6が
移動電話機であると判定された場合には、発呼信号に含
まれる基地局ID情報を検出しておき、該基地局ID情
報も用いてこれらの通話許容時間を設定する。また、検
出された接続側の電話機7のダイヤル番号情報から、接
続側の電話機7が移動電話機であると判定された場合に
は、接続側の電話機7との間で電波を中継する基地局4
からの基地局ID情報を受信しておき、該基地局ID情
報も用いてこれらの通話許容時間を設定する。
【0196】つまり、接続側の電話機7のダイヤル番号
情報と、発呼側の電話機6のダイヤル番号情報と、を用
いれば(発呼側の電話機6や、接続側の電話機7が移動
電話機である場合は、これらに加えて、発呼信号に含ま
れる基地局ID情報や、接続側の電話機7の位置に対応
する基地局ID情報も用いれば)、当該広告付き電話中
継装置2’を介さないでこれら2つの電話機6,7の間
で通話を行った場合の単位時間当たりの通常の通話料金
を算出することができるので、ポイント値消費時通話許
容時間tpと、広告メッセージ受信時通話許容時間ta
と、をこの通常の通話料金に対応した時間として夫々設
定することができるのである。
【0197】そして、S1100の処理にて2種類の通
話許容時間ta,tpが設定されると、続くS1110
では、回線接続部23にて、発呼信号に含まれる接続側
の電話機7のダイヤル番号情報から、対応する接続側の
電話機7を呼び出し、発呼側の電話機6と接続側の電話
機7との回線を接続し、該接続と同時に接続時間tの計
測を開始する。具体的には、回線の接続時に、接続時間
tに初期値0を設定した後、経過時間の計測が開始され
る。
【0198】その後、S1120では、回線接続部23
にて、接続時間tがポイント値消費時通話許容時間tp
より小さいか否か(t<tpであるか否か)の判断を行
うことにより、ポイント値Pが全て消費された状態にな
っていないかどうかの判断を行う。
【0199】そして、t<tpである場合には、S11
30に移行して、発呼側の電話機6と接続側の電話機7
との間の通話が終了したか否かの判断を行い、通話が終
了していない場合は、再びS1120に移行する。一
方、S1130にて、通話の終了が検出された場合は、
S1140に移行し、ポイント値格納部31にて、通話
前のポイント値P、ポイント値消費時通話許容時間t
p、接続時間t等に基づき、ポイント値Pの更新を行
い、当該通話処理を終了する。
【0200】一方、S1060でP>0でないと判断さ
れた場合(即ち、P=0と判断された場合)や、S10
90で、S1080にて入力された返答が、ポイント値
Pを用いての通話を行わない旨のものであったと判断さ
れた場合には、S1150にて、広告メッセージ受信時
通話許容時間taのみの設定を行う。この設定は、S1
100における広告メッセージ受信時通話許容時間ta
の設定と同様に行う。
【0201】そして、S1150の処理が完了した場合
や、S1120でt<tpでないと判断された場合(即
ち、ポイント値Pが全て消費された状態になったと判断
された場合)は、S1160に移行する。なお、S11
20でt<tpでないと判断された場合は、ポイント値
格納部31に通話前のポイント値Pを0に更新する旨の
指令を行った後に、S1160に移行する。
【0202】S1160では、発呼信号に含まれる情報
(発呼側の電話機6が固定電話機の場合は、発呼信号に
含まれる情報、及び発呼側の電話機6の使用者の音声信
号)を用いて、発呼側の電話機6の使用者の属性(以
下、単に「発呼側使用者属性」ともいう。)を検出する
発呼側使用者属性検出処理を実行する。発呼側使用者属
性検出処理は、使用者属性検出部22a’にて、図12
に示す如く実行される。
【0203】即ち、発呼側使用者属性検出処理では、ま
ず、S1410にて、図6中のS500と同様の処理を
行い、発呼側の電話機6が、移動電話機、固定電話機の
いずれであるのかが判断される。そして、S1410に
て発呼側の電話機6が移動電話機であると判断された場
合には、S1420に移行して、S1100の処理或い
はS1150の処理を行う際に検出した、発呼信号に含
まれる基地局ID情報を用いて、図6中のS520と同
様の処理を行う。即ち、基地局位置情報記憶部26か
ら、当該基地局ID情報に対応する基地局4の位置情報
(座標情報)を、発呼側の電話機6の使用者の位置情報
(発呼側使用者属性)として検出する。
【0204】つまり、本実施例の広告付き電話中継装置
2’では、上記実施例1の場合と同様、発呼信号に付与
された基地局ID情報を基に、移動電話機(発呼側の電
話機6)の使用者の位置を検出することができるのであ
る。そして、続くS1430では、S1050の処理を
行う際に検出された発呼側の電話機6のダイヤル番号情
報を用いて、図6中のS540と同様に、契約者情報記
憶部25から、対応する契約者情報を、発呼側使用者属
性を表す情報として検出し、当該発呼側使用者属性検出
処理を完了する。但し、本実施例では、契約者情報記憶
部25に各電話機契約者の住所、氏名、性別、年齢が契
約者情報として登録(記憶)されており、上記実施例1
に示した広告メッセージ送出時間は登録(記憶)されて
いない。そして、S1430では、上記契約者情報のう
ち、性別、年齢のみを発呼側使用者属性として検出す
る。
【0205】一方、S1410にて発呼側の電話機6が
固定電話機であると判断された場合には、S1440に
移行し、まず、S1050の処理を行う際に検出された
発呼側の電話機6のダイヤル番号情報のうちの局番情報
(市外局番や市内局番等の局番情報)を発呼側の電話機
6の位置を示す情報として検出する。そして、本実施例
では、更に、該局番情報(局番)を用いて、局番情報記
憶部32から、対応する地区情報を発呼側使用者属性と
して検出する。
【0206】そして、続くS1450〜S1470で
は、図6中のS570〜S590と同様の音声信号処理
を行って、発呼側の電話機6の使用者の性別(S146
0)及び年齢(S1470)を発呼側使用者属性として
検出し、当該発呼側使用者属性検出処理を完了する。
【0207】こうして発呼側使用者属性検出処理(S1
160)により、発呼側の電話機6の使用者の属性が検
出されると、今度は、S1170にて、発呼信号に含ま
れる情報等を用いて接続側の電話機7の使用者の属性
(以下、単に「接続側使用者属性」ともいう。)を検出
する接続側使用者属性検出処理を実行する。接続側使用
者属性検出処理は、使用者属性検出部22a’にて、図
13に示す如く実行される。
【0208】即ち、接続側使用者属性検出処理では、ま
ず、S1510にて、接続側の電話機7が、移動電話
機、固定電話機のいずれであるのかが判断される。この
判断は、発呼信号に含まれる接続側の電話機7のダイヤ
ル番号情報を用いて(例えば、このダイヤル番号情報の
始めの3桁、あるいは4桁の数字を用いて)行われる。
【0209】そして、S1510にて接続側の電話機7
が移動電話機であると判断された場合には、S1520
に移行し、S1100の処理或いはS1150の処理を
行う際に検出した基地局ID情報であって、接続側の電
話機7との間で電波を中継する基地局4からのものを用
いて、図12中のS1420にて発呼側の電話機6につ
いて行った処理と同様の処理を接続側の電話機7につい
て行う。即ち、基地局位置情報記憶部26から、接続側
の電話機7との間で電波を中継する基地局4からの当該
基地局ID情報に対応する基地局4の位置情報(座標情
報)を、接続側の電話機7の使用者の位置情報(接続側
使用者属性)として検出する。
【0210】つまり、本実施例の広告付き電話中継装置
2’では、接続側の電話機7との間で電波を中継する基
地局4からの基地局ID情報を基に、移動電話機(接続
側の電話機7)の使用者の位置を検出することができる
のである。一方、S1510にて接続側の電話機7が固
定電話機であると判断された場合には、S1530に移
行する。S1530では、まず、S1100の処理或い
はS1150の処理を行う際に検出した接続側の電話機
7のダイヤル番号情報のうちの局番情報を、接続側の電
話機7の位置を示す情報として検出する。そして、本実
施例では、更に、該局番情報(局番)を用いて、局番情
報記憶部32から、対応する地区情報を接続側使用者属
性として検出する。
【0211】そして、S1520又はS1530の処理
を終えると、今度はS1540に移行する。S1540
では、S1100の処理或いはS1150の処理を行う
際に検出した接続側の電話機7のダイヤル番号情報が、
契約者情報記憶部25に契約電話機のダイヤル番号情報
として登録されているか否か(具体的には、広告付き電
話中継装置2’に対して発呼側の電話機として通話を行
い得る契約者(加入者)の電話機のダイヤル番号情報と
して登録されているか否か)を判断する。
【0212】そして、接続側の電話機7のダイヤル番号
情報が契約電話機のダイヤル番号情報として登録(記
憶)されていると判断されれば、接続側の電話機7の使
用者(契約者)の属性が契約者情報記憶部25に登録
(記憶)されているので、S1550に移行し、図12
中のS1430にて発呼側の電話機6について行った処
理と同様の処理を接続側の電話機7について行う。即
ち、契約者情報記憶部25から、接続側の電話機7のダ
イヤル番号情報に対応する契約者情報を、接続側使用者
属性を表す情報として検出し、当該接続側使用者属性検
出処理を完了する。
【0213】また、反対に、接続側の電話機7のダイヤ
ル番号情報が契約電話機のダイヤル番号情報として登録
(記憶)されていないと判断されれば、S1550の処
理を行うことなく、当該接続側使用者属性検出処理を完
了する。こうして接続側使用者属性検出処理(S117
0)により、接続側の電話機7の使用者の属性が検出さ
れると、S1180に移行する。
【0214】S1180では、まず、検索部22b’
が、S1010にて検出された発呼信号を受信した時間
帯及びS1160にて検出された発呼側使用者属性に適
合した広告属性情報を有する複数の広告メッセージ(以
下、単に「発呼側用広告メッセージ」ともいう。)と、
S1010にて検出された発呼信号を受信した時間帯及
びS1170にて検出された接続側使用者属性に適合し
た広告属性情報を有する複数の広告メッセージ(以下、
単に「接続側用広告メッセージ」ともいう。)と、を広
告メッセージ記憶部21から別々に検索する。そして、
その後、選択部22c’が、上記のように検索された発
呼側用広告メッセージと接続側用広告メッセージとの夫
々から、S1040にて設定値として記憶された広告メ
ッセージ送出単位時間分の広告メッセージを別々にラン
ダムに選択する。
【0215】次に、S1190では、現在、ポイント値
Pを使用しての通話を行っている状態にあるか否かの判
断を行い、行っている状態にある場合はS1200に移
行して、発呼側の電話機6と接続側の電話機7との回線
を一時的に切断した後S1210に移行し、行っている
状態にない場合はそのままS1210に移行する。
【0216】S1210では、S1180にて選択され
た広告メッセージを発呼側の電話機6と接続側の電話機
7とに送出する広告メッセージ送出処理を実行する。広
告メッセージ送出処理は、図14に示す如く実行され、
まず、S1700では、発呼側の電話機6と接続側の電
話機7とに、認識制御部57を介して音声合成部58か
ら、広告付き電話中継装置2’を介しての通話のため広
告メッセージの送出を行う旨を知らせる音声案内用の音
声信号(広告メッセージ送出案内)(更に、同様の内容
を有する映像情報信号を含んでいても良い。)を送出す
る。
【0217】次に、S1710では、S1180にて選
択された広告メッセージ送出単位時間分の発呼側用広告
メッセージと、広告メッセージ送出単位時間分の接続側
用広告メッセージと、を発呼側の電話機6と接続側の電
話機7とに夫々同時に送出する。
【0218】従って、本実施例の広告付き電話中継装置
2’では、S1010にて検出された発呼信号を受信し
た時間帯とS1160にて検出された発呼側使用者属性
とに適合する最適な広告メッセージを発呼側の電話機6
の使用者に送出することができると共に、S1010に
て検出された発呼信号を受信した時間帯とS1170に
て検出された接続側使用者属性とに適合する最適な広告
メッセージを接続側の電話機7の使用者に送出すること
ができる。
【0219】また、本実施例では、発呼側の電話機6と
接続側の電話機7との夫々に送出される広告メッセージ
の中に映像情報を有するものが含まれているので、例え
ば当該広告付き電話中継装置2’から送出される広告メ
ッセージが音声信号だけで構成されているような場合に
比べ、送出される広告メッセージによる広告効果を向上
させることができる。
【0220】つまり、送出された広告メッセージが映像
情報を含むものであれば、例えば、広告メッセージ提供
者が商品の形状等の音声信号だけでは伝え難い情報を広
告メッセージ利用者(発呼側の電話機6の使用者及び接
続側の電話機7の使用者)に知らせたい場合であって
も、電話機6,7のディスプレイにこのような情報を映
像として表示させれば、情報の内容を容易に広告メッセ
ージ利用者に理解させることができ、広告メッセージ利
用者も広告メッセージの内容を正確に理解することがで
きる。
【0221】そして、S1710の処理により、選択部
22c’から、広告メッセージが発呼側の電話機6と接
続側の電話機7とに送出されると、その後、S1720
では、発呼側の電話機6と接続側の電話機7との夫々に
送出した広告メッセージ中に注文受付情報が含まれてい
ることがあるため、このような注文受付情報に対する注
文情報が各電話機6,7から入力(送出)されてきたか
否かを判断する。
【0222】具体的には、注文受付情報は、例えば、
「○○(商品名)をご購入される場合は、「1」をダイ
ヤル入力してください。」との音声信号(更に、同様の
内容を有する映像情報信号を含んでいても良い。)とし
て構成され、S1720では、該注文受付情報に対する
注文情報が、発呼側の電話機6又は接続側の電話機7か
ら入力されてきたかどうか(上記具体例の場合は、
「1」がコード入力された場合に電話機6,7から送出
される注文情報が受信されたか否か)を判断するのであ
る。
【0223】そして、S1720で、注文情報が入力さ
れてきたことが確認された場合は、S1730に移行し
て、該注文情報に発呼側の電話機6からのものが含まれ
ているか否かが判断される。S1730で発呼側の電話
機6からの注文情報の入力が確認された場合は、S17
40に移行し、該注文情報の発注情報格納部33に対す
る格納を行う。
【0224】具体的には、発呼側の電話機6のダイヤル
番号は、契約者情報記憶部25に、発呼側の電話機6の
契約者(加入者)の住所、氏名等と共に登録(記憶)さ
れているので、発呼側の電話機6からの注文情報の入力
が確認された場合は、S1050の処理の際に検出した
発呼側の電話機6のダイヤル番号情報から、契約者情報
記憶部25を用いて、対応する発呼側の電話機6の契約
者の住所、氏名等を発注元を特定する発注元特定情報と
して検出し、該発注元特定情報を注文情報と共に発注情
報格納部33に格納するのである。
【0225】そして、S1740の処理が終わると、今
度は、S1750にて、発注情報格納部33に格納され
たこれらの情報を広告メッセージ提供者が管理する受信
端末8に対して送出する。一方、S1730で、発呼側
の電話機6からの注文情報の入力が確認できなかった場
合は、注文情報が接続側の電話機7から入力されてきた
場合であるので、S1760に移行して、今度は、接続
側の電話機7のダイヤル番号情報が、契約者情報記憶部
25に契約電話機のダイヤル番号情報として登録(記
憶)されているか否かを判断する(即ち、図13のS1
540と同様の処理を行う)。
【0226】そして、S1760にて、接続側の電話機
7のダイヤル番号情報が契約電話機のダイヤル番号情報
として登録(記憶)されていると判断されれば、S17
40に移行し、接続側の電話機7からの注文情報につい
ても、上述の発呼側の電話機6からの注文情報について
の処理と同様の処理を行う。即ち、契約者情報記憶部2
5から、接続側の電話機7のダイヤル番号情報に対応す
る接続側の電話機7の契約者の住所、氏名等を発注元特
定情報として検出し、該発注元特定情報を注文情報と共
に発注情報格納部33に格納する。そして、このように
格納された情報についても、S1750にて、広告メッ
セージ提供者が管理する受信端末8に送出することにな
る。
【0227】また、S1760にて、接続側の電話機7
のダイヤル番号情報が契約電話機のダイヤル番号情報と
して登録(記憶)されていないと判断されれば、S17
70に移行して、注文を受けることができない旨を知ら
せる情報を音声案内用の音声信号(更に、同様の内容を
有する映像情報信号を含んでいても良い。)として接続
側の電話機7に送出する。
【0228】つまり、接続側の電話機7のダイヤル番号
情報が契約電話機のダイヤル番号情報として登録(記
憶)されていない場合は、接続側の電話機7のダイヤル
番号情報だけから接続側の電話機7の使用者の住所、氏
名等を契約者情報記憶部25から検出することができな
いので、注文を受けることができない旨を知らせる情報
を送出して、注文情報の受付を行わないのである。
【0229】そして、S1720で注文情報の入力が確
認されなかった場合や、S1750又はS1770の処
理が完了した場合は、S1780に移行する。S178
0では、S1710にて発呼側の電話機6と接続側の電
話機7との夫々に送出した広告メッセージ中には、質問
情報が含まれていることがあるため、このような質問情
報に対する応答情報が各電話機6,7から入力(送出)
されてきたか否かを判断する。
【0230】具体的には、質問情報は、例えば、「貴方
の趣味は?」、「貴方の年齢は?」、「貴方の好きな色
は?」等の音声信号(更に、同様の内容を有する映像情
報信号を含んでいても良い。)として構成され、広告メ
ッセージ提供者がマーケットリサーチを行う上で必要と
考えられるもの等が当該質問情報の内容となる。
【0231】また、本実施例では、これらの質問情報に
対する応答情報の各電話機6,7における入力が、コー
ド入力にて行われ、S1780でその受信の有無が確認
される。つまり、例えば、「貴方の好きな色は?」との
質問情報に対しては、引き続いて「答に当たる番号をダ
イヤル入力してください。 赤、 青、、緑、
黒、 白。」との音声信号を電話機6、7に送出して
電話機6、7の使用者に聴取させた上で、上記〜に
対応する「1」〜「5」のうちのいずれかが電話機6,
7からコード入力されてきた場合に、S1780にて応
答情報の入力が確認される。なお、本実施例では、この
ような質問情報が、広告メッセージが電話機6,7で流
れている最中に、各電話機6,7の使用者に受信される
よう構成されている。従って、各電話機6,7の使用者
が質問情報に対する応答情報の入力時に、質問情報を聞
き取るため、受話器から耳を離していない状態になると
考えられるので、質問情報を有する広告メッセージは各
電話機6,7の使用者によって確実に聴取されることに
なる。
【0232】そして、S1780で応答情報の入力が確
認された場合は、S1790に移行して、該応答情報を
質問情報別に応答情報格納部34に格納し、続くS18
00では、S1790で格納された情報を広告メッセー
ジ提供者が管理する受信端末8に送出することになる。
【0233】そして、S1780で応答情報の入力が確
認されなかった場合や、S1800の処理が終わった場
合は、S1810に移行して、発呼側の電話機6と接続
側の電話機7とに、音声合成部58から、発呼側の電話
機6と接続側の電話機7との間の回線を接続する旨を知
らせる音声案内用の音声信号(更に、同様の内容を有す
る映像情報信号を含んでいても良い。)を送出し、当該
広告メッセージ送出処理を完了する。
【0234】こうして広告メッセージ送出処理(S12
10)により、発呼側の電話機6と接続側の電話機7と
に対する広告メッセージの送出が完了すると、S122
0に移行し、回線接続部23にて、発呼側の電話機6と
接続側の電話機7との回線を接続して、該接続と同時に
接続時間tの計測を開始する。該接続時に接続時間tに
初期値0が設定されるのは、S1110の場合と同様で
ある。
【0235】その後、S1230では、回線接続部23
にて、接続時間tが広告メッセージ受信時通話許容時間
taより小さいか否か(t<taであるか否か)の判断
を行うことにより、S1210で広告メッセージ送出単
位時間だけ広告メッセージを受信したことにより得られ
たポイント値p1が全て消費された状態になっていない
かどうかの判断を行う。
【0236】そして、t<taである場合に行われるS
1240及びS1250の処理は、t<tpである場合
にS1130及びS1140にて行われる処理と同様で
ある。つまり、S1240では、発呼側の電話機6と接
続側の電話機7との間の通話が終了したか否かの判断を
行い、通話が終了していない場合はS1230に移行す
るが、通話の終了が検出された場合は、S1250に移
行し、ポイント値格納部31にて、通話前のポイント値
P、広告メッセージ受信時通話許容時間ta、接続時間
t等に基づき、ポイント値Pの更新を行い、当該通話処
理を終了する。
【0237】一方、S1230でt<taでないと判断
された場合(即ち、ポイント値p1が全て消費された状
態になったと判断された場合)は、S1260に移行す
る。S1260では、S1180の処理を行う際に検索
された発呼側用広告メッセージと接続側用広告メッセー
ジとの夫々から、再度、広告メッセージ送出単位時間分
の広告メッセージを別々にランダムに選択する。このと
き選択される2組の広告メッセージには、発呼側用広告
メッセージ及び接続側用広告メッセージの夫々を構成す
る広告メッセージの数が多い場合には、前回選択されな
かったものが含まれるようにする。
【0238】そして、このようにS1260の処理がな
された後は、S1200に移行して、再度、発呼側の電
話機6と接続側の電話機7との夫々への広告メッセージ
の送出(S1210)及び回線の接続(S1220)等
の処理が行われることになる。
【0239】このように、本実施例では、広告メッセー
ジを受信することにより得られるポイント値p1(或い
は通話前のポイント値P)が、広告メッセージ受信時通
話許容時間ta(或いはポイント値消費時通話許容時間
tp)だけ通話を行うことによって全て消費されても、
発呼側の電話機6の使用者と接続側の電話機7の使用者
とに再び広告メッセージの受信を行わしめることによっ
て、ポイント値p1の加算がなされ、長時間通話を行っ
た場合であっても、発呼側の電話機6の使用者(契約
者)が負担する通話料金が常に0(全額割引)になるよ
う構成されている。従って、本実施例の広告付き電話中
継装置2’の利用者は、実施例1の場合と同様に、増加
することになる。
【0240】また、本実施例では、S1020にて送出
された設定受付情報に応じて、S1030にて広告メッ
セージ送出単位時間を特定する情報をコード入力すれ
ば、広告メッセージ送出単位時間を変更することができ
る。従って、広告メッセージ送出単位時間を一度の通話
の際に大きめに設定しておき(S1030、S104
0)、該通話の終了時に比較的大きめのポイント値が格
納された状態となるようにすれば、次回の通話時には、
発呼側の電話機6の使用者は、ポイント値が0になるま
で、広告メッセージを改めて受信しなくても、通話料金
が掛からない状態で通話を行うことが可能となるという
特典が得られる。
【0241】また、本実施例によれば、広告メッセージ
提供者は、該広告メッセージ提供者が提供する広告メッ
セージを、S1160及びS1170の処理で検出した
発呼側使用者属性や接続側使用者属性に対応した、最適
な発呼側の電話機6の使用者や接続側の電話機7の使用
者に受信させることができるという利益を得ることがで
きる上、これらの広告メッセージ利用者(発呼側の電話
機6の使用者及び接続側の電話機7の使用者)から、広
告メッセージの宣伝対象に対する注文を効率良く受ける
ことができるという利益を得ることができる。
【0242】つまり、本実施例では、広告付き電話中継
装置2’から送出される広告メッセージ中に注文受付情
報を有するものが含まれており、注文受付情報を有する
広告メッセージを受信して購買意欲が掻き立てられた広
告メッセージ利用者が、広告メッセージの受信直後に注
文受付情報に対する注文情報を即座にコード入力するこ
とができるので、広告メッセージ提供者は、広告メッセ
ージの宣伝対象に対する注文を効率良く受けることがで
きるのである。
【0243】また、本実施例の広告付き電話中継装置
2’では、注文受付情報に対する注文情報の入力が確認
された際に(S1720でYES)、注文情報の送信元
(発注元)が契約電話機であると判断すると(S173
0でYES、又はS1760でYES)、発呼信号に含
まれる発注元の電話機(発呼側の電話機6又は接続側の
電話機7)のダイヤル番号情報を用いて、契約者情報記
憶部25から、発注元特定情報を検出し、該発注元特定
情報を注文情報と共に発注情報格納部33に格納する
(S1740)よう構成されているので、発注元たる電
話機6,7の使用者が注文情報を入力する際に入力すべ
き情報量を少なくすることができる。
【0244】つまり、まず、発呼信号を用いて発注元特
定情報を検出しない態様では、発注元たる電話機6,7
の使用者が注文情報を入力する際に、使用者自身が発注
元特定情報に相当する情報を入力しなければならなくな
る。一方、本実施例のように発呼信号から発注元特定情
報を検出する態様では、このような使用者自身による情
報の入力が不要になるため、入力すべき情報量を少なく
することができるのである。
【0245】また、本実施例では、広告付き電話中継装
置2’から送出される広告メッセージ中に質問情報を有
するものが含まれており、質問情報を有する広告メッセ
ージを受信した広告メッセージ利用者が質問情報に対す
る応答情報を入力してきたことが確認されると(S17
80でYES)、該応答情報が質問情報別に応答情報格
納部34に格納され(S1790)、広告メッセージ提
供者の受信端末8に送出される(S1800)ので、広
告メッセージ提供者は、広告メッセージ利用者の属性の
調査を行うことができることとなる。
【0246】尚、本実施例において、図10に示した広
告メッセージ送出部22’は、本発明の広告メッセージ
送出手段及び接続側広告メッセージ送出手段に相当し、
使用者属性検出部22a’は、本発明の属性検出手段及
び接続側属性検出手段に相当し、検索部22b’は、本
発明の適合広告メッセージ検索手段及び接続側適合広告
メッセージ検索手段に相当し、選択部22c’は、本発
明の広告メッセージ選択手段及び接続側広告メッセージ
選択手段に相当し、ポイント値格納部31は、本発明の
ポイント値格納手段に相当する。
【0247】また、図11〜図14に示したフローチャ
ートにおいて、S1020の処理は、本発明の報知手段
に相当し、S1040の処理は、本発明の送出時間設定
手段に相当し、S1100の処理及びS1150の処理
は、本発明の通話許容時間設定手段に相当し、S112
0の処理及びS1230の処理は、本発明の送出タイミ
ング判定手段に相当し、S1740の処理は、本発明の
発注情報格納手段に相当し、S1790の処理は、本発
明の応答情報格納手段に相当する。
【0248】なお、上記実施例2の広告付き電話中継装
置2’では、広告メッセージ中の注文受付情報に対する
注文情報の入力が確認されても(S1720でYE
S)、注文情報の発注元が契約電話機でないと判断する
と(S1760でNO)、注文情報の受付を行わないよ
う構成したが、このような場合も、注文情報の送信元
(発注元)である接続側の電話機7の使用者が発注元特
定情報に相当する情報を入力してくれば、注文情報の受
付を行うよう構成しても良いのは勿論である。
【0249】また、上記実施例2では、各電話機6,7
の使用者によって入力される各種の情報(具体的には、
発呼側の電話機6の使用者によってS1030で入力さ
れる広告メッセージ送出単位時間を特定する情報、各電
話機6,7の使用者によって入力される注文情報や応答
情報等)がコード入力されるものとして説明したが、各
電話機6,7の使用者がこれらの情報を音声入力して音
声信号として送信し、これらの音声信号の内容を音声認
識部50での処理によって認識した上で、上記実施例2
と同様の処理を行うよう構成しても良い。
【0250】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の広告付き電話中継装置2を含んだ
広告付き電話システム1の概略構成を表す構成図であ
る。
【図2】 実施例1の広告付き電話中継装置2の機能的
構成を表す構成図である。
【図3】 音声認識部50の構成の一例を表すブロック
図である。
【図4】 広告付き電話中継装置2において実行される
通話処理を表すフローチャートである。
【図5】 図4のS100にて実行される接続側ダイヤ
ル番号入力処理を表すフローチャートである。
【図6】 図4のS120にて実行される使用者属性検
出処理を表すフローチャートである。
【図7】 広告メッセージ記憶部21に登録された広告
メッセージ内容及び広告属性情報の一例を表す説明図で
ある。
【図8】 図4のS100にて実行される別態様として
の接続側ダイヤル番号入力処理を表すフローチャートで
ある。
【図9】 実施例2の広告付き電話中継装置2’を含ん
だ広告付き電話システム1’の概略構成を表す構成図で
ある。
【図10】 実施例2の広告付き電話中継装置2’の機
能的構成を表す構成図である。
【図11】 広告付き電話中継装置2’において実行さ
れる通話処理を表すフローチャートである。
【図12】 図11のS1160にて実行される発呼側
使用者属性検出処理を表すフローチャートである。
【図13】 図11のS1170にて実行される接続側
使用者属性検出処理を表すフローチャートである。
【図14】 図11のS1210にて実行される広告メ
ッセージ送出処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2,2’…広告付き電話中継装置、5,5’…移動電話
機、5a’…ディスプレイ、6…発呼側の電話機、7…
接続側の電話機、21…広告メッセージ記憶部、22,
22’…広告メッセージ送出部、22a,22a’…使
用者属性検出部、22b,22b’…検索部、22c,
22c’…選択部、23…回線接続部、24…課金部、
25…契約者情報記憶部、26…基地局位置情報記憶
部、31…ポイント値格納部、32…局番情報記憶部、
33…発注情報格納部、34…応答情報格納部、50…
音声認識部、51…音声データ生成部、52…特徴パラ
メータ抽出部、53…音声辞書管理部、54…標準パラ
メータ記憶部、55…認識処理部、56…話者属性判定
部、57…認識制御部、58…音声合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 15/00 H04B 7/26 109M H04Q 7/04 H

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広告メッセージが記憶された広告メッセ
    ージ記憶手段と、 発呼側の電話機から通信回線を介して他の電話機を呼び
    出すための発呼信号を受信すると、前記広告メッセージ
    記憶手段から広告メッセージを読み出し、該広告メッセ
    ージを前記発呼側の電話機に送出する広告メッセージ送
    出手段と、 前記発呼信号に対応した接続側の電話機を呼び出し、該
    接続側の電話機と前記発呼側の電話機との回線を接続す
    る回線接続手段と、を備え、 前記広告メッセージ送出手段によって広告メッセージを
    受信した発呼側の電話機の通話料金を割り引きするよう
    構成された広告付き電話中継装置であって、 前記広告メッセージ記憶手段は、 複数の広告メッセージを、各広告メッセージの属性を表
    す広告属性情報と共に格納し、 前記広告メッセージ送出手段は、 前記発呼信号に含まれる情報から、前記発呼側の電話機
    の使用者の属性を検出する属性検出手段と、 該属性検出手段にて検出された前記使用者の属性と適合
    した前記広告属性情報を有する広告メッセージを、前記
    広告メッセージ記憶手段から検索する適合広告メッセー
    ジ検索手段と、 該適合広告メッセージ検索手段にて検索された複数の広
    告メッセージから、所定時間分の広告メッセージを選択
    し、該広告メッセージを前記発呼側の電話機に送出する
    広告メッセージ選択手段と、を備えたことを特徴とする
    広告付き電話中継装置。
  2. 【請求項2】 加入者の電話機のダイヤル番号が、各電
    話機の使用者の属性を表す使用者属性情報と共に記憶さ
    れた契約者情報記憶手段を備え、 前記広告メッセージ送出手段において、 前記属性検出手段は、 受信した前記発呼信号に含まれる前記発呼側の電話機の
    ダイヤル番号情報を検出し、該ダイヤル番号情報に対応
    する使用者属性情報を、前記契約者情報記憶手段から検
    出することを特徴とする請求項1に記載の広告付き電話
    中継装置。
  3. 【請求項3】 前記発呼側の電話機は、無線通信手段を
    備えた移動電話機であり、 前記広告メッセージ送出手段において、 前記属性検出手段は、 前記移動電話機から発信される電波を中継する基地局
    で、前記発呼信号に付与された前記基地局の場所情報
    を、前記移動電話機の使用者の位置を表す使用者の属性
    として検出することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の広告付き電話中継装置。
  4. 【請求項4】 前記広告メッセージ送出手段において、 前記属性検出手段は、 前記発呼側の電話機からの発呼信号と共に、該電話機の
    使用者が音声入力した音声信号を受信し、該音声信号を
    処理して、該使用者の属性特定用の特徴パラメータを抽
    出する特徴パラメータ抽出手段と、 該特徴パラメータ抽出手段にて抽出された特徴パラメー
    タと、予め異なる属性を有する多数の話者の属性を表す
    情報と共に登録された、該多数の話者の音声信号を処理
    して抽出された多数の標準パラメータとを比較して、前
    記使用者の特徴パラメータに最も近似の前記話者の標準
    パラメータを検出し、該話者の属性を前記使用者の属性
    として検出する話者属性判定手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の広告付
    き電話中継装置。
  5. 【請求項5】 前記広告メッセージ送出手段において、 前記属性検出手段は、 前記発呼側の電話機と当該広告付き電話中継装置との回
    線の接続を検出する接続検出手段と、 該接続検出手段による前記回線の接続の検出後に、前記
    発呼側の電話機に、接続側の電話機を特定する情報を音
    声入力するよう促す音声案内用の音声信号を送出する音
    声合成手段と、 前記使用者から、接続側の電話機を特定する情報が音声
    入力されると、該音声入力された音声信号を解読し、該
    情報を前記発呼信号に含まれる情報として取り込む音声
    認識手段と、 前記音声信号を処理して、前記使用者の属性特定用の特
    徴パラメータを抽出する特徴パラメータ抽出手段と、 該特徴パラメータ抽出手段にて抽出された特徴パラメー
    タと、予め異なる属性を有する多数の話者の属性を表す
    情報と共に登録された、該多数の話者の音声信号を処理
    して抽出された多数の標準パラメータとを比較して、前
    記使用者の特徴パラメータに最も近似の前記話者の標準
    パラメータを検出し、該話者の属性を前記使用者の属性
    として検出する話者属性判定手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の広告付
    き電話中継装置。
  6. 【請求項6】 前記広告メッセージ送出手段において、 前記適合広告メッセージ検索手段は、 前記属性検出手段にて検索された前記使用者の属性、及
    び前記発呼信号を受信した時間帯と適合した前記広告属
    性情報を有する広告メッセージを、前記広告メッセージ
    記憶手段から検索することを特徴とする請求項1〜請求
    項5のいずれかに記載の広告付き電話中継装置。
  7. 【請求項7】 前記発呼側の電話機は、通信回線に有線
    で接続された固定電話機であり、 前記広告メッセージ送出手段において、 前記属性検出手段は、 受信した前記発呼信号に含まれる前記発呼側の電話機の
    ダイヤル番号情報のうちの局番情報を前記発呼側の電話
    機の使用者の属性を表す情報として検出することを特徴
    とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の広告付き
    電話中継装置。
  8. 【請求項8】 前記発呼側の電話機は、外部から受信し
    た映像情報信号を映像として出力するためのディスプレ
    イを備え、 前記広告メッセージ記憶手段に格納された広告メッセー
    ジは、前記ディスプレイに表示させる映像情報を含むも
    のであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれ
    かに記載の広告付き電話中継装置。
  9. 【請求項9】 前記広告メッセージ記憶手段に格納され
    た広告メッセージは、 前記発呼側の電話機の使用者の属性に関する質問情報を
    含むものであり、 前記広告メッセージ送出手段からの前記質問情報の送出
    後、前記発呼側の電話機の使用者から前記質問情報に対
    する応答情報が入力されると、該応答情報を前記質問情
    報別に格納する応答情報格納手段を備えたことを特徴と
    する請求項1〜請求項8のいずれかに記載の広告付き電
    話中継装置。
  10. 【請求項10】 前記広告メッセージ記憶手段に格納さ
    れた広告メッセージは、前記発呼側の電話機の使用者
    に、該広告メッセージの宣伝対象に対する注文を促す注
    文受付情報を含むものであり、 前記広告メッセージ送出手段からの前記注文受付情報の
    送出後、前記発呼側の電話機の使用者から前記宣伝対象
    を注文する旨の注文情報が入力されると、注文者別に前
    記注文情報を格納する発注情報格納手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の広告
    付き電話中継装置。
  11. 【請求項11】 前記回線接続手段は、前記発呼側の電
    話機と前記接続側の電話機との回線を接続した後の所定
    の通話許容時間経過毎に、前記発呼側の電話機に広告メ
    ッセージの送出を行うべき旨の判定を行う送出タイミン
    グ判定手段を備え、 前記広告メッセージ送出手段は、前記判定がされる度に
    所定時間分の広告メッセージを前記発呼側の電話機に送
    出することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれ
    かに記載の広告付き電話中継装置。
  12. 【請求項12】 前記回線接続手段において、 前記送出タイミング判定手段に先立ち、 前記発呼信号に含まれる前記発呼側の電話機のダイヤル
    番号情報と前記接続側の電話機のダイヤル番号情報とを
    用いて前記通話許容時間を設定する通話許容時間設定手
    段を備えたことを特徴とする請求項11に記載の広告付
    き電話中継装置。
  13. 【請求項13】 前記広告メッセージ送出手段におい
    て、 前記属性検出手段は、 前記発呼側の電話機と当該広告付き電話中継装置との回
    線の接続を検出する接続検出手段と、 該接続検出手段による前記回線の接続の検出後に、前記
    発呼側の電話機に対し、前記広告メッセージ送出手段か
    ら前記発呼側の電話機が受信する広告メッセージの時間
    を特定する情報を入力するよう促す設定受付情報を送出
    する報知手段と、 前記発呼側の電話機の使用者から、前記広告メッセージ
    の時間を特定する情報が入力されると、前記広告メッセ
    ージ送出手段から送出される広告メッセージの時間を前
    記入力された情報に基づいて設定する送出時間設定手段
    と、を備え、 前記発呼側の電話機における広告メッセージの受信時間
    に対応したポイント値を前記発呼側の電話機の契約者別
    に格納するポイント値格納手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項12のいずれかに記載の広告付き電
    話中継装置。
  14. 【請求項14】 前記発呼側の電話機から前記発呼信号
    を受信した後に、前記広告メッセージ記憶手段から広告
    メッセージを読み出し、該広告メッセージを前記接続側
    の電話機に送出する接続側広告メッセージ送出手段を備
    え、 該接続側広告メッセージ送出手段は、 前記発呼信号に含まれる情報から、前記接続側の電話機
    の使用者の属性を検出する接続側属性検出手段と、 該接続側属性検出手段にて検出された前記接続側の電話
    機の使用者の属性と適合した前記広告属性情報を有する
    広告メッセージを、前記広告メッセージ記憶手段から検
    索する接続側適合広告メッセージ検索手段と、 該接続側広告メッセージ検索手段にて検索された複数の
    広告メッセージから、所定時間分の広告メッセージを選
    択し、該広告メッセージを前記接続側の電話機に送出す
    る接続側広告メッセージ選択手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の広告
    付き電話中継装置。
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