JP2001057525A - 高周波信号受信方法及び高周波信号受信装置 - Google Patents

高周波信号受信方法及び高周波信号受信装置

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JP2001057525A
JP2001057525A JP2000180444A JP2000180444A JP2001057525A JP 2001057525 A JP2001057525 A JP 2001057525A JP 2000180444 A JP2000180444 A JP 2000180444A JP 2000180444 A JP2000180444 A JP 2000180444A JP 2001057525 A JP2001057525 A JP 2001057525A
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port
circuit
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coupling circuit
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Dragan Krupezevic
クルペシェビッチ、ドラガン
Gerald Oberschmidt
オベルシュミット、ゲラルド
Veselin Brancovic
ブランコビッチ、ベズリン
Tino Konschak
コンシャック、ティノ
Thomas Doelle
ドレ、トーマス
Masami Abe
雅美 阿部
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Sony Deutschland GmbH
Sony Corp
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Sony International Europe GmbH
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 Nボート結合回路によるRF信号の受信にお
ける、第2の入力ポートに入力される局部発振信号がパ
ワー検出に好ましくない影響を与えることを回避する高
周波信号受信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 変調された高周波信号をNポート結合回
路の第1の入力ポート2に供給し、局部発振信号を第2
の入力ポート3に供給し、出力ポートからパワーセンサ
に供給する高周波受信方法において、第1の入力ポート
2と第2の入力ポート3間に非可逆回路を有する分離手
段13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変調された無線周
波数信号、すなわち高周波信号(以下、RF信号とい
う。)を受信する高周波信号受信方法及びNポート結合
回路(N-port junction)を備える高周波信号受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ミリ波又はマイクロ波信号をベースバン
ド周波数信号に直接変換する6ポート受信機が知られて
いる。6ポート受信機は、RF信号に重畳されている情
報を用いて、入力される2つのRF信号の相対振幅及び
相対位相を検出する。同時に、6ポート受信機を用いる
ことにより、デジタル又はアナログのIQ復調チップを
省略することができる。さらに、適切な較正処理によ
り、製造公差を含む非理想的な高周波素子の影響を最小
化することができる。6ポート受信機は、例えば欧州特
許出願第0896455号に開示されているように、R
F信号の相対振幅及び相対位相を検出するパワーセンサ
と、受動素子のみからなる回路により実現される。
【0003】6ポート受信機の構造は、例えば、199
4年5月、サンディエゴ、「1994年IEEE MT
Tシンポジウムダイジェスト(Digest of 1994 IEEE MT
T Symposium)」第3巻第1659−1662頁、ボシ
ッシオ、ウー(Bossisio, Wo)著「6ポート直接デジタ
ルミリ波受信機(A six-port direct digital millimet
er receiver)」に開示されている。
【0004】6ポート受信機の技術によれば、マイクロ
波ネットワークの振幅及び位相の両方の散乱パラメータ
(scattering parameter)を正確に測定することができ
る。ヘテロダイン受信機(heterodyne receiver)に代
えて6ポート受信機を用いることにより、ミリ波又はマ
イクロ波の信号を直接測定することができる。この測定
は、少なくとも3つの異なるポートにおけるパワーレベ
ルを抽出することにより行われる。適切な較正処理(ca
libration procedure)を行うことにより、ハードウェ
アの不完全性を補うことができる。大きなダイナミック
レンジ及び広い周波数範囲に亘って、非常に正確な測定
を行うことができる。6ポート受信機は、パワーセンサ
(power sensor)の他、方向性結合器(directional co
upler)や電力分配器(power divider)等のマイクロ波
素子(microwave component)を備える。以上のような
回路は、モノリシックマイクロ波集積回路(monolithic
microwave integrated circuit;以下、MMICとい
う)やモノリシックハイブリッドマイクロ波集積回路
(monolithic hybrid microwave integrated circuit;
以下、MHMICといいう。)に容易に集積化できる。
周知の受信機は、ミリ波及びマイクロ波信号に対して、
直接位相/振幅復調を行う。
【0005】上述のように、較正処理によりハードウェ
アの不完全性を補うことができる。特に、較正処理によ
りハードウェアの不完全性を補うことにより、6ポート
受信機は、ミリ波周波数帯域までの広い帯域に亘って動
作することができる。
【0006】上述したボシッシオ他の論文に開示される
6ポート受信機では、分布定数回路の技術(distribute
d technology)により実現された電力分配器と90°ハ
イブリッド回路(90 degree Hybrid circuit)が用いら
れている。この6ポート受信機は、主に10GHz以上
の周波数帯域の信号に対して使用されるが、90°ハイ
ブリッド回路の本質的な周波数選択特性(inherently f
requency selective nature)に起因して、この6ポー
ト受信機の動作周波数帯域の範囲が不十分であるという
問題がある。
【0007】1994年ヨーロッパマイクロ波コンファ
レンス(European Microwave Conference)第911−
915頁に記載されている、ディー・マウリン(D.Maur
in)、ワイ・スー(Y.Xu)、ビー・フイヤート(B.Huya
rt)、ケー・ウー(K.Wu)、エム・クハシ(M.cuhac
i)、アール・ボシッシオ(R.Bossisio)著「MHMI
C及びMMIC技術を用いたCPWミリ波6ポート反射
率計(CPW Millimeter-wave Six-Port Reflectometers
using MHMIC and MMIC technologies)」には、反射率
計のための広帯域トポロジー(wide-band topology)が
開示されており、これは、11GHz〜25GHzの周
波数帯域に対応するコプレーナ線路(coplanar wave gu
ide)を用いることを特徴とする分布定数素子技術(dis
tributing element approach)に基づいている。
【0008】1991年ヨーロッパマイクロ波コンファ
レンス第1473−1477頁に記載されているブイ・
ビリク(V.Bilik)他著、「新型超広域集中6ポート反
射率計(A new extremely wideband lumped six-port r
eflectometer)」には、ホイートストンブリッジ(whea
stone bridge)及び抵抗回路を用いた反射率計が開示さ
れている。
【0009】1996年1月発刊、「マイクロ波理論及
び技術に関するIEEE会報(IEEETransactions on Mi
crowave Theory and Techniques)」第40巻に記載さ
れているリー(Li)、ジー・ボシッシオ(G.Bossisi
o)、ケー・ウー(K.Wu)著、「6ポート結合回路のデ
ュアルトーン較正技術及びその6ポート直接デジタル受
信機への応用(Dual tone Calibration of Six-Port Ju
nction and its application to the six-port direct
digital receiver)」には、4つの3dBハイブリッド
回路と、電力分配器と、減衰器(attenuator)を用いた
6ポート反射率計トポロジーが開示されている。
【0010】米国特許第5498969号には、整合検
波器(matched detector)及び非整合検波器(unmatche
d detector)を用いた反射率計構造の非対称トポロジー
(asymmetrical)が開示されている。
【0011】米国特許第4521728号「マイクロ波
ネットワークの複素反射係数を決定する方法及び6ポー
トネットワーク(Method and six-port network for us
e indetermining complex reflection coefficients of
microwave network)」には、反射率計6ポートトポロ
ジーが開示されている。このトポロジーは、2つの異な
る方形ハイブリッド(quadrate hybrid)、移相器(pha
se shifter)、2つの電力分配器及び1つの方向性結合
器を備え、マイクロ波ストリップ線路技術(microstrip
line technology)により実現されている。
【0012】欧州特許公開番号第0805561号に
は、6ポート結合回路を採用した直接変換受信機(dire
ct conversion receiver)を実現する手法が開示されて
いる。ここでは、6ポート結合回路を備える直接変換受
信機が送信されてくる変調信号を受信する。復調はアナ
ログ的手法により行われる。
【0013】欧州特許公開番号第0841756号に
は、6ポート受信機のための相関回路(correlator cir
cuit)が開示されている。この相関回路では、受信信号
は、様々な位相角において、局部発振信号(local osci
llator signal)に加算される(summed up)。ここで、
局部発振信号とRF信号との相回転(phase rotation)
は、相関器の出力信号の加算とは独立して実行される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】通常、上述のNポート
技術を変調されたRF信号の受信に用いる場合、Nポー
ト結合回路には、2つのRF信号が入力される。コヒー
レント受信及び検波(coherent reception and detecti
on)を行う場合、入力されるRF信号の一方は、局部発
振器により発生された信号である。特に、コヒーレント
検波に局部発振器を使用する場合、以下のような問題が
生じる。
【0015】Nポート結合回路の第2の入力ポートに入
力される第2のRF信号、すなわち局部発振信号は、N
ポート結合回路を通解して第1の入力ポートに洩れ、更
にはアンテナや前置増幅器段に伝播し、そこで反射して
Nポート結合回路の第1の入力ポートに戻り、復調すべ
きRF信号と干渉する。これにより復調エラーが発生す
ることがある。
【0016】Nポート結合回路が、5つ以上のポートを
有する場合、復調すべきRF信号のパワーレベルのみを
検出することがある。この場合、正しい復調を行うため
に、通常Nポート結合回路の第2の入力ポートに入力さ
れる局部発振信号がパワーセンサに達しないようにする
必要がある。
【0017】そこで、本発明は、Nポート結合回路によ
るRF信号の受信における、上述のような問題を解決す
る高周波信号受信方法及び高周波信号受信装置を提供す
ることを目的とする。すなわち、本発明は、Nポート結
合回路の第2の入力ポートに入力される局部発振信号が
パワー検出に好ましくない影響を与えることを回避する
高周波信号受信方法及び高周波信号受信装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る高周波信号受信方法は、変調された
高周波信号を受信するものであり、Nを3以上の整数と
して、第1の高周波信号をNポート結合回路の第1の入
力ポートに供給するステップと、第2の高周波信号をN
ポート結合回路の第2の入力ポートに供給するステップ
と、M=N−2個の出力信号をNポート結合回路の出力
ポートからパワーセンサに供給するステップとを有し、
第1の入力ポートは、2ポート非可逆分離回路により第
2の入力ポートから分離されていることを特徴とする。
【0019】本発明に係る高周波信号受信方法におい
て、2ポート非可逆分離回路は、好ましくは、能動アイ
ソレータとする。また、第2の高周波信号は、局部発振
器により発生される。
【0020】本発明に係る高周波受信方法によれば、復
調すべき第1の高周波信号と局部発振器により発生され
る第2の高周波信号が分離される。
【0021】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る高周波信号受信装置は、第1の高周波信号が入
力される第1の入力ポートと、第2の高周波信号が入力
される第2の入力ポートとを有し、Nを3以上の整数と
するNポート結合回路と、第2の入力ポートを第1の入
力ポートから分離する2ポート非可逆回路を有する分離
手段とを備える。
【0022】本発明に係る高周波信号受信装置におい
て、2ポート非可逆回路は、好ましくは、能動回路とす
る。また、この能動回路は、好ましくは増幅器とする。
【0023】本発明に係る高周波信号受信装置におい
て、分離手段は、好ましくは、抵抗又はリアクタンスの
整合を行う少なくとも1つの受動回路を備える。さら
に、分離手段に減衰器を設けるとよい。
【0024】また、Nポート結合回路は、例えば3ポー
ト結合回路又は4ポート結合回路のいずれかを備え、分
離手段は、Nポート結合回路の第1又は第2の入力ポー
トと、3ポート結合回路又は4ポート結合回路のいずれ
かとの間に接続されている。
【0025】あるいは、Nポート結合回路は、少なくと
も2つの3ポート結合回路を備え、分離手段は、これら
2つの3ポート結合回路の間に接続されている。
【0026】あるいは、Nポート結合回路は、少なくと
も1つの3ポート結合回路と少なくとも1つの4ポート
結合回路とを備え、分離手段は、3ポート結合回路と、
4ポート結合回路との間に接続されている。
【0027】さらに、Nポート結合回路に少なくとも1
つの移相器を設けてもよい。
【0028】本発明に係る高周波受信方法によれば、復
調すべき第1の高周波信号と局部発振器により発生され
る第2の高周波信号が分離される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る高周波信号受
信方法及び高周波信号受信装置について図面を参照して
詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明を適用した高周波信号受信
機の要部の具体的な構成を示すブロック図である。高周
波信号受信機は、図1に示すように、能動分離回路(ac
tiveisolation circuitry)を有するNポート結合回路
(N-port structure)1を備える。Nポート結合回路1
は、後で詳細に説明するが、第1及び第2の入力ポート
2,3を備え、第1の入力ポート2には、復調すべき第
1の高周波信号、すなわち無線周波数信号(以下、RF
信号という。)が入力され、第2の入力ポート3には、
局部発振器(local oscillator)4により生成された第
2のRF信号が入力される。
【0031】Nポート結合回路1は、Nを3以上の整数
として、N個のポートを備える。N個のポートのうちの
2つは、上述の第1及び第2の入力ポート2,3であ
り、残りのポートは、このNポート結合回路1の出力ポ
ートである。すなわち、Nポート結合回路1の出力ポー
トの個数Mは、N−2に等しい。
【0032】この高周波信号受信機は、M個のパワーセ
ンサを備え、Nポート結合回路1の各出力信号は、それ
ぞれこれらM個のパワーセンサ5,6,7に供給され
る。パワーセンサ5,6,7から出力される信号は、そ
れぞれ低域通過フィルタ(以下、LPFという。)8,
9,10を介してDCインターフェイス11に供給さ
れ、さらにアナログ処理あるいはデジタル処理される。
【0033】図1に示す構造を有する高周波信号受信機
は、I/Q復調及び変換、又は例えばn位相偏移(n Ph
ase Shift Keying;以下、nPSKという。)変調、n
直交振幅変調(n quadrature amplitude modulation;
以下、nQAMという。)等の特定の変調方式により変
調された信号の復調に用いることができる。
【0034】上述のとおり、Nポート結合回路1は、能
動分離回路を備える。この能動分離回路は、例えば外部
にフェライトアイソレータ(ferrite isolator)等の受
動素子(passive structure)を設けた場合と同様の機
能を有している。しかしながら、外部にフェライトアイ
ソレータ等を設ける手法は、大きさ、周波数選択特性
(frequency selectivity)及びコストの観点から現実
的ではない。また、方形ハイブリッド回路(quadrature
hybrid)又は非可逆回路(non-reciprocal circuitr
y)を用いて受動素子により分離回路を構成する手法も
あるが、この手法も回路の大きさや周波数選択特性及び
電力損失等の観点から好ましくない。
【0035】本発明に基づく能動回路を用いた手法によ
れば、回路の大きさも小さくされ、受動回路による手法
における問題を解決することができる。
【0036】なお、Nポート結合回路1の出力信号は、
このNポート結合回路1に入力された2つのRF信号の
線形複素一次結合(linear complex combination)を示
す信号である。
【0037】図2は、Nポート結合回路1の具体的な構
成を示すブロック図である。図2に示す具体例では、N
ポート結合回路1は、アイソレータとして機能する能動
分離回路13を備える5ポート結合回路である。能動分
離回路13は、受動3ポート回路12と受動4ポート回
路14との間に接続されている。整合された(matche
d)能動分離回路13を設けることにより、局部発振信
号が受動4ポート回路14を通過して受動3ポート回路
12に洩れるのと防止できるとともに、局部発振信号の
反射を抑止することができる。
【0038】図3は、図1に示すNポート結合回路1の
他の具体的な構成を示すブロック図である。この具体例
では、能動分離回路13は、Nポート結合回路1の入力
端子2と受動3ポート回路12との間に設けられてい
る。受動3ポート回路12は、さらに、移相器15を介
して他方の3ポート受信回路16に接続されている。
【0039】図4は、本発明を適用した3ポート受信機
の要部の具体的な構成を示すブロック図である。この具
体例においては、能動分離回路13は、受動3ポート回
路17と第1のRF信号が入力される第1の入力ポート
2との間に設けられている。受動3ポート回路17は、
移相器及びスイッチとしての機能も有している。受動3
ポート回路17の第2の入力ポート3には、局部発振信
号(LO-RF信号)が入力される。受動3ポート回路
17の出力ポートは、1つのパワーセンサ5に接続され
ている。パワーセンサ5に供給される信号は、第1の入
力ポート2に入力されたRF信号(分離されている)
と、第2の入力ポート3に入力された局部発振信号との
複素線形一次結合を示す。
【0040】図5は、本発明を適用した5ポート受信機
の要部の他の具体的な構成を示すブロック図である。こ
の具体例においては、図2に示す受動4ポート回路14
に代えて、第2及び第3の2つの受動3ポート回路1
9,20を設けている。第2の受動3ポート回路19と
第3の受動3ポート回路20との間には移相器15を設
けている。すなわち、図5に示す5ポート受信機は、第
1の受動3ポート回路18と、第2の受動3ポート回路
19と、第3の受動3ポート回路20を備えている。
【0041】図6は、図5に示す5ポート受信機を機能
的に示すブロック図である。図6では、特に、3つの受
動3ポート回路18,19,20を機能的に示してい
る。
【0042】図7(a)〜図7(f)は、図5及び図6
に示す受動3ポート回路18,19,20の内部構成例
を示す図である。図7(a)〜図7(c)及び図7
(f)は、抵抗器による構成例であり、図7(d)及び
図7(e)は、コプレーナ線路による構成例である。
【0043】図8(a)及び図8(b)は、図2〜図6
に示す能動分離回路13の構成例である。図8(a)に
示すように、能動分離回路13は、単独の増幅器により
実現してもよい。あるいは、図8(b)に示すように、
第1の抵抗性(resistive)及び/又はリアクタンス性
(reactive)受動回路21と、増幅器22と、第2の抵
抗性及び/又はリアクタンス性受動回路23とから構成
してもよい。
【0044】なお、能動分離回路13は、様々な手法で
実現することができ、図8はその具体例の一部を示して
いるにすぎない。能動分離回路13は、好ましくは、N
ポート回路の他の素子とともに集積化して実現する。能
動分離回路13では、入力側及び出力側の整合を行う必
要はなく、後述するNポート回路の数学的記述により説
明するように、入力側及び出力側の反射率が判ればよ
い。
【0045】図9は、5ポート受信機を数学的に説明す
るためのブロック図である。ここでは、5ポート受信機
の動作は、非理想的であるとし、全ての受動ポート及び
能動ポートは複素反射係数を有しているものとする。
【0046】図9に示す具体例では、散乱パラメータ行
列(scattering parameter matrix)Rにより特徴付け
られる3ポート回路31に、複素波の振幅(complex wa
ve amplitude)a1,b1を有するRF信号が供給されて
いる。この3ポート回路31は、図5に示す能動分離回
路13に接続された第1の受動3ポート回路18に対応
する。なお、図9において、複素振幅b1,d1,a5
4,a3,b2は、好ましくない反射波を示している。
【0047】上述の3ポート回路31の一方の出力ポー
トは、第1のパワーセンサ32に接続されており、第1
のパワーセンサ32は、反射係数Γ5を有し、入力され
る信号のパワー、すなわち|b5|2を検出する。この3ポ
ート回路31の他方の出力ポートは、4ポート回路33
に接続されており、4ポート回路33は、詳しくは、そ
れぞれ散乱パラメータ行列S、Tにより特徴付けられる
2つの3ポート回路34,35と、これら2つの3ポー
ト回路34,35の間に接続された2ポート回路36と
から構成されている。2ポート回路36は、移相器とし
て機能し、散乱パラメータ行列Pにより特徴付けられ
る。このように構成された4ポート回路33の出力信号
は、第2及び第3のパワーセンサ37,38に供給され
る。第2及び第3のパワーセンサ37,38は、それぞ
れ反射係数Γ4、Γ3を有している。4ポート回路33の
他方の入力ポートには、反射波b2を有する局部発振信
号a2が供給されている。このような構造の5ポート回
路は、以下の式1に示すような行列として記述できる。
【0048】
【数1】
【0049】一般的な散乱パラメータ行列Mの全ての要
素は、以下の式2〜5に示すように、散乱パラメータ行
列R、S、T、Pに基づいて解析的に求めることができ
る。
【0050】
【数2】
【0051】
【数3】
【0052】
【数4】
【0053】
【数5】
【0054】さらに、式6及び式7に示す行列操作を行
う。
【0055】
【数6】
【0056】
【数7】
【0057】これにより、5ポート回路全体の散乱パラ
メータM’は式8のように表される。
【0058】
【数8】
【0059】出力ポートが整合(マッチング)されてお
らず、反射係数Γ1〜Γ5を有する場合を式9に示す。
【0060】
【数9】
【0061】ここで、s1及びs2は、それぞれ第1のR
F信号及び局部発振信号の初期値を表す。この式9を上
述の式に代入することにより、出力される信号波形は、
入力信号と、5ポート回路(Sパラメータ)と、全ての
ポートの不整合(mismatch)との関数として表される。
【0062】
【数10】
【0063】したがって、検出されるパワー|b3|2〜|b5
|2は、入力されたRF信号と、Sパラメータと、出力ポ
ートの不整合値の関数として表される。
【0064】
【数11】
【0065】ここで、局部発振信号S2が既知であり、
3つのパワーの全てが測定される場合、行列Dの第1,
3,4列からなる行列Dは逆行列を求めることができ
る。したがって、RF信号のパワー、実数部、虚数部を
算出することができる。なお、ほとんどの場合において
行列Dは、逆行列を求めることができる。
【0066】s1の位相成分I及び直角位相成分Qは、
以下の式12により定義される。
【0067】
【数12】
【0068】散乱行列Rを有する第1の3ポート回路3
1が理想的なアイソレータ、すなわち、入力d1を他の
全てのポートから分離する(r12=r32=0とする)ア
イソレータを備えている場合、上述の式をさらに単純化
することができる。この条件の下では、m32は、ゼロに
なり、したがって行列Dの第3行の要素2,3,4がゼ
ロになり、|s1|2=|m51|-2|b5|2となる。したがって、R
F信号の差分IQ値(different IQ-values)は、以下
の式13により容易に算出される。
【0069】
【数13】
【0070】ここで、ddは、行列Dにおける行列式dd=d
13d24-d14d23を表す。
【0071】複素情報は、2つの4×4実ベクトル乗算
(real vector multiplication)により求められる。
【0072】なお、ここでは、sパラメータの初期値が
既知である必要があり、移相器及び3ポート回路の散乱
行列R、Sが所定の条件を満たす必要がある。
【0073】以上の数学的説明により、本発明が提供す
るNポート受信機において、分離機能を有する能動回路
は、能動素子、パワーセンサ、受動回路からの好ましく
ない反射波を分離する機能を有することがわかる。
【0074】この手法では、関連する複素値を予め知る
必要があるが、これは原理的に可能である。特に、全体
の構造がMMIC技術等により実現されている場合に
は、関連する複素値を容易に知ることができる。また、
Nポート直接受信機(N-port direct receiver)におい
ては、アイソレータの機能を有する最も単純な非整合能
動素子(non-matched active device with isolator fu
nction)として、増幅器を用いることができる。
【0075】分離機能を有する能動回路を備えるNポー
ト受信機の例 本発明を提供した5ポート受信機の動作を調べ、本発明
の効果を確認した。ここで、散乱行列Rを有する3ポー
ト回路は、全ての接続に対する分配係数r=0.5を有
する理想的に整合された抵抗性電力分配器(6dB分配
器)であり、この分配器は利得が固定された増幅器に接
続されている。増幅器は、理想的分離機能を有し、利得
をvとし、入力側及び出力側における複素不整合をそれ
ぞれi11及びi12とする。散乱行列S,Rに対応する3
ポート回路もそれぞれ理想的に整合された電力分配器
(6dB分配器)である。散乱行列Pに対応する移相器
の移相量は45°であり、損失はなく、理想的に整合さ
れている。
【0076】このとき、行列Dは、式14のように表さ
れる。
【0077】
【数14】
【0078】ここで、入力信号(exiting wave)s1
2の振幅が等しいと仮定できれば、2つの検出パワー
レベルの差は、1桁の範囲内(one order of magnitud
e)にあり、第5のポートは切り離され、|S1|2に関する
情報のみを含む。
【0079】実利得vを有する完全に整合された増幅器
が使用される理想的条件の下では、式をさらに単純化す
ることができ、行列Dの要素は、以下のようになる。
【0080】
【数15】
【0081】これにより、IQ値は、以下の式から直接
算出される。
【0082】
【数16】
【0083】下記の表は、上述の式により使用された変
数を説明する表である。
【0084】
【表1】
【0085】シミュレーション結果 図5に示すような5ポート回路を例として、その動作を
検証した。全ての3ポート回路は同様なものとした。3
ポート回路は、それぞれスター接続された抵抗器として
実現され、各抵抗器は、Zを50Ωとして、それぞれZ
/3Ωの抵抗値を有するもとのした。各抵抗器は、Z/
60Ωの無給電抵抗(parasitic reactive part)を有
するものとした。分離機能を有する能動回路は、整合さ
れていない単純な増幅器により実現した。増幅器の利得
は6dBとし、入力及び出力の反射損失s11=s12=−
6dBとした。結果は、雑音を有する及び雑音を有さな
い16QAM信号として示された。抵抗値、増幅器の複
素反射係数、増幅器の利得については、±5%のランダ
ム公差を想定した。このシミュレーションにより、較正
処理を行うことなく、良好な性能が得られることが示さ
れた。較正処理を行えば、さらに精度を向上させること
ができる。このシミュレーションに関する結果を図10
乃至図12に示す。
【0086】図10は、入力RF信号における信号対雑
音比を26dBとした場合のシミュレーション結果を示
す。また、図11は、較正処理を行わず、入力RF信号
の信号対雑音比を理想的値とした場合における、5%の
公差を有する5ポート受信機の出力信号のシミュレーシ
ョン結果を示す。さらに、図12は、入力RF信号の信
号対雑音比を26dBとした場合における、5%の公差
を有する5ポート受信機の出力信号のシミュレーション
結果を示す。
【0087】図8(b)に示すように、受動回路21、
23は、整合回路として機能する。能動分離回路13
は、上述のとおり、分離機能を有し、好ましくはMMI
C技術により、Nポート回路の他の素子とともに集積化
される。例えば図1に示す第1、第2、第3のパワーセ
ンサ5,6,7のインピーダンスとシステムインピーダ
ンスとを整合させる必要はない。また、他の具体例にお
いては、3ポート回路は、50Ωに整合させる必要はな
い。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る高周波受信
方法は、第1のRF信号をNポート結合回路の第1の入
力ポートに供給するステップと、第2のRF信号をNポ
ート結合回路の第2の入力ポートに供給するステップ
と、M=N−2個の出力信号をNポート結合回路の出力
ポートからパワーセンサに供給するステップとを有し、
第1の入力ポートを2ポート非可逆分離回路により第2
の入力ポートから分離する。これにより、復調すべき第
1のRF信号と局部発振器により発生される第2のRF
信号が分離され、復調すべきRF信号に対する局部発振
信号の影響がなくなり、復調の精度を高めることができ
る。
【0089】本発明に係る高周波信号受信装置は、第1
のRF信号が入力される第1の入力ポートと、第2のR
F信号が入力される第2の入力ポートとを有し、Nを3
以上の整数とするNポート結合回路と、第2の入力ポー
トを第1の入力ポートから分離する2ポート非可逆回路
を有する分離手段とを備える。これにより、復調すべき
第1のRF信号と局部発振器により発生される第2のR
F信号が分離され、復調すべきRF信号に対する局部発
振信号の影響がなくなり、復調の精度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した高周波信号受信機の要部の具
体的な構造を示すブロック図である。
【図2】図1のNポート結合回路の具体的な構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1のNポート結合回路の具体的な構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明を適用した3ポート受信機の要部の具体
的な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した5ポート受信機の要部の他の
具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す5ポート受信機の要部を機能的に示
すブロック図である。
【図7】3ポート回路の様々な実現例を示す図である。
【図8】分離回路の実現例を示す図である。
【図9】5ポート受信機を数学的に説明するための図で
ある。
【図10】入力RF信号における信号対雑音比を26d
Bとした場合のシミュレーション結果を示す図である。
【図11】較正処理を行わず、入力RF信号の信号対雑
音比を理想的値とした場合における、5%の公差を有す
る5ポート受信機の出力信号のシミュレーション結果を
示す図である。
【図12】入力RF信号の信号対雑音比を26dBとし
た場合における、5%の公差を有する5ポート受信機の
出力信号のシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
1 5ポート結合回路、2 入力ポート、3 出力ポー
ト、5 第1のパワーセンサ、6 第2のパワーセン
サ、7 第3のパワーセンサ、12 受動3ポート回
路、13 能動分離回路、14 受動4ポート回路
フロントページの続き (72)発明者 クルペシェビッチ、ドラガン ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハ シュトゥットゥガルター シュ トラーセ 106 ソニー インターナショ ナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シュトゥットゥガルト テクノロジー セ ンター内 (72)発明者 オベルシュミット、ゲラルド ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハ シュトゥットゥガルター シュ トラーセ 106 ソニー インターナショ ナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シュトゥットゥガルト テクノロジー セ ンター内 (72)発明者 ブランコビッチ、ベズリン ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハ シュトゥットゥガルター シュ トラーセ 106 ソニー インターナショ ナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シュトゥットゥガルト テクノロジー セ ンター内 (72)発明者 コンシャック、ティノ ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハ シュトゥットゥガルター シュ トラーセ 106 ソニー インターナショ ナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シュトゥットゥガルト テクノロジー セ ンター内 (72)発明者 ドレ、トーマス ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハ シュトゥットゥガルター シュ トラーセ 106 ソニー インターナショ ナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シュトゥットゥガルト テクノロジー セ ンター内 (72)発明者 阿部 雅美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調された高周波信号を受信する高周波
    信号受信方法において、 Nを3以上の整数として、第1の高周波信号をNポート
    結合回路の第1の入力ポートに供給するステップと、 第2の高周波信号を上記Nポート結合回路の第2の入力
    ポートに供給するステップと、 M=N−2個の出力信号を上記Nポート結合回路の出力
    ポートからパワーセンサに供給するステップとを有し、 上記第1の入力ポートは、2ポート非可逆分離回路によ
    り上記第2の入力ポートから分離されていることを特徴
    とする高周波信号受信方法。
  2. 【請求項2】 上記2ポート非可逆分離回路は、能動ア
    イソレータであることを特徴とする請求項1記載の高周
    波信号受信方法。
  3. 【請求項3】 上記第2の高周波信号は、局部発振器に
    より発生されることを特徴とする請求項1又は2記載の
    高周波信号受信方法。
  4. 【請求項4】 第1の高周波信号が入力される第1の入
    力ポートと、第2の高周波信号が入力される第2の入力
    ポートとを有し、Nを3以上の整数とするNポート結合
    回路と、 上記第2の入力ポートを上記第1の入力ポートから分離
    する2ポート非可逆回路を有する分離手段とを備える高
    周波信号受信装置。
  5. 【請求項5】 上記2ポート非可逆回路は、能動アイソ
    レータであることを特徴とする請求項4記載の高周波信
    号受信装置。
  6. 【請求項6】 上記能動アイソレータは、増幅器である
    ことを特徴とする請求項5記載の高周波信号受信装置。
  7. 【請求項7】 上記分離手段は、抵抗又はリアクタンス
    の整合を行う少なくとも1つの受動回路を備えることを
    特徴とする請求項4乃至6いずれか1項記載の高周波信
    号受信装置。
  8. 【請求項8】 上記分離手段は、減衰器を備えることを
    特徴とする請求項4乃至7いずれか1項記載の高周波信
    号受信装置。
  9. 【請求項9】 上記Nポート結合回路は、3ポート結合
    回路又は4ポート結合回路のいずれかを備え、上記分離
    手段は、上記Nポート結合回路の第1又は第2の入力ポ
    ートと、上記3ポート結合回路又は4ポート結合回路の
    いずれかとの間に接続されていることを特徴とする請求
    項4乃至8いずれか1項記載の高周波受信装置。
  10. 【請求項10】 上記Nポート結合回路は、少なくとも
    2つの3ポート結合回路を備え、上記分離手段は、該2
    つの3ポート結合回路の間に接続されていることを特徴
    とする請求項4乃至8いずれか1項記載の高周波受信装
    置。
  11. 【請求項11】 上記Nポート結合回路は、少なくとも
    1つの3ポート結合回路と少なくとも1つの4ポート結
    合回路とを備え、上記分離手段は、上記3ポート結合回
    路と、上記4ポート結合回路との間に接続されているこ
    とを特徴とする請求項4乃至8いずれか1項記載の高周
    波受信装置。
  12. 【請求項12】 上記Nポート結合回路は、少なくとも
    1つの移相器を備えることを特徴とする高周波信号受信
    装置。
JP2000180444A 1999-06-16 2000-06-15 高周波信号受信方法及び高周波信号受信装置 Pending JP2001057525A (ja)

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