JP2001057474A - 有機ｅｌ表示装置 - Google Patents
有機ｅｌ表示装置Info
- Publication number
- JP2001057474A JP2001057474A JP11232467A JP23246799A JP2001057474A JP 2001057474 A JP2001057474 A JP 2001057474A JP 11232467 A JP11232467 A JP 11232467A JP 23246799 A JP23246799 A JP 23246799A JP 2001057474 A JP2001057474 A JP 2001057474A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organic
- disposed
- back electrode
- transparent substrate
- black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 25
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 25
- 239000002274 desiccant Substances 0.000 claims description 27
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 23
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 13
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 8
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 8
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 4
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 9
- 230000001788 irregular Effects 0.000 abstract description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 6
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 5
- 239000012044 organic layer Substances 0.000 description 5
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 4
- -1 amine compound Chemical class 0.000 description 2
- QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N barium oxide Chemical compound [Ba]=O QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000005283 ground state Effects 0.000 description 1
- 230000005525 hole transport Effects 0.000 description 1
- AMGQUBHHOARCQH-UHFFFAOYSA-N indium;oxotin Chemical compound [In].[Sn]=O AMGQUBHHOARCQH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B33/00—Electroluminescent light sources
- H05B33/02—Details
- H05B33/04—Sealing arrangements, e.g. against humidity
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B33/00—Electroluminescent light sources
- H05B33/12—Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
- H05B33/22—Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of auxiliary dielectric or reflective layers
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K59/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
- H10K59/80—Constructional details
- H10K59/8791—Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
- H10K59/8792—Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light comprising light absorbing layers, e.g. black layers
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K59/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
- H10K59/80—Constructional details
- H10K59/805—Electrodes
- H10K59/8052—Cathodes
- H10K59/80521—Cathodes characterised by their shape
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K59/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
- H10K59/80—Constructional details
- H10K59/87—Passivation; Containers; Encapsulations
- H10K59/874—Passivation; Containers; Encapsulations including getter material or desiccant
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 背面電極を分割する電極構造を用いた場合
に、表示面から入射する外来光が封止缶の内面側で乱反
射して、背面電極の分割線を表示面に映し出すことを防
止する有機ＥＬ表示装置を提供する。 【解決手段】 有機ＥＬ表示装置１は、透明基板２と、
透明基板２の裏面に形成される有機ＥＬ素子３と、透明
基板２の前面に配設される光学フィルタ４と、封止缶５
（封止部材）と、封止缶５の内面側に配設される可視光
吸収部材６とから主構成される。表示面１４から入射し
た外来光１７，１７ａのうち、背面電極１２の前面１８
で反射して表示面１４へ向かう外来光１７は光学フィル
タ４により遮断される。また背面電極１２の分割隙間２
３をすり抜けた外来光１７ａは可視光吸収部材６により
吸収されて表示面１４から外部に漏れることが無いた
め、分割線が表示面に映し出されることが防止できる。
に、表示面から入射する外来光が封止缶の内面側で乱反
射して、背面電極の分割線を表示面に映し出すことを防
止する有機ＥＬ表示装置を提供する。 【解決手段】 有機ＥＬ表示装置１は、透明基板２と、
透明基板２の裏面に形成される有機ＥＬ素子３と、透明
基板２の前面に配設される光学フィルタ４と、封止缶５
（封止部材）と、封止缶５の内面側に配設される可視光
吸収部材６とから主構成される。表示面１４から入射し
た外来光１７，１７ａのうち、背面電極１２の前面１８
で反射して表示面１４へ向かう外来光１７は光学フィル
タ４により遮断される。また背面電極１２の分割隙間２
３をすり抜けた外来光１７ａは可視光吸収部材６により
吸収されて表示面１４から外部に漏れることが無いた
め、分割線が表示面に映し出されることが防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種表示に用いら
れる有機ＥＬ表示装置に関し、特に背面電極が複数に分
割して形成されたダイナミック駆動タイプで使用される
有機ＥＬ表示装置に関する。
れる有機ＥＬ表示装置に関し、特に背面電極が複数に分
割して形成されたダイナミック駆動タイプで使用される
有機ＥＬ表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来の一般的な有機ＥＬ表示装置
を示す。
を示す。
【０００３】この有機ＥＬ表示装置２６は、一般的に
は、透明基板２上に陽極として透明電極９が形成された
上に、少なくとも１種類以上の層から成る有機層１１が
形成され、その上に陰極として非透明な背面電極１２が
積層され、それらを覆い隠すように封止缶５が透明基板
２上に配設される。
は、透明基板２上に陽極として透明電極９が形成された
上に、少なくとも１種類以上の層から成る有機層１１が
形成され、その上に陰極として非透明な背面電極１２が
積層され、それらを覆い隠すように封止缶５が透明基板
２上に配設される。
【０００４】そして、封止缶５の内面には防湿剤２１が
配置されて、その防湿剤２１が飛散しないように通常白
色の防湿剤飛散防止フィルム２２でカバーされている。
また、透明基板２の前面には４分の１波長板１５と偏光
板１６から成る光学フィルタ４を貼着して、表示面１４
から有機ＥＬ表示装置２６内に入射する外来光１７に対
しては、偏光板１６を通して直線偏光に変換した後に、
４分の１波長板１５を通し背面電極１２の前面１８で反
射させ再度４分の１波長板１５を通過させることによ
り、その偏光方向を偏光板１６の偏光方向と直交させ
て、外部に射出しないように偏光板１６で遮断する一
方、有機層１１から発する光線１９に対しては、非偏光
であるため約半分は遮断されずに表示面１４から射出さ
せることができる。このようにして表示面１４に表示さ
れる表示図形のコントラストを向上させている。
配置されて、その防湿剤２１が飛散しないように通常白
色の防湿剤飛散防止フィルム２２でカバーされている。
また、透明基板２の前面には４分の１波長板１５と偏光
板１６から成る光学フィルタ４を貼着して、表示面１４
から有機ＥＬ表示装置２６内に入射する外来光１７に対
しては、偏光板１６を通して直線偏光に変換した後に、
４分の１波長板１５を通し背面電極１２の前面１８で反
射させ再度４分の１波長板１５を通過させることによ
り、その偏光方向を偏光板１６の偏光方向と直交させ
て、外部に射出しないように偏光板１６で遮断する一
方、有機層１１から発する光線１９に対しては、非偏光
であるため約半分は遮断されずに表示面１４から射出さ
せることができる。このようにして表示面１４に表示さ
れる表示図形のコントラストを向上させている。
【０００５】このように構成した有機ＥＬ表示装置２６
の駆動方法としては、スタティック駆動方法と、ダイナ
ミック駆動方法があるが、ダイナミック駆動方法を使用
する場合は、図２及び図３に示すように、有機ＥＬ表示
装置２６の背面電極１２を複数に分割して形成する必要
がある。
の駆動方法としては、スタティック駆動方法と、ダイナ
ミック駆動方法があるが、ダイナミック駆動方法を使用
する場合は、図２及び図３に示すように、有機ＥＬ表示
装置２６の背面電極１２を複数に分割して形成する必要
がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成において、背面電極１２を分割するような電極
構造を用いた場合には、外部から表示面１４を介して入
射した外来光１７，１７ｂのうち、背面電極１２の前面
１８で反射して表示面１４へ向かう外来光１７に対して
は、上述のように光学フィルタ４により遮断されるが、
背面電極１２の後方に配置する防湿剤飛散防止フィルタ
２２の表面で乱反射した外来光１７ｂに対しては、その
乱反射により偏光面がランダム化され、背面電極１２の
分割隙間２３をすり抜けたものについては、光学フィル
タ４によって完全に遮断されずに表示面１４から射出す
ることとなる。その結果、図３に示す如く、背面電極１
２は黒く映し出される一方、背面電極１２の分割隙間２
５は外来光１７ｂにより明るく映し出されて、背面電極
１２の分割部が分割線として視認され、表示装置として
の視認性を低下させる欠点があった。
うな構成において、背面電極１２を分割するような電極
構造を用いた場合には、外部から表示面１４を介して入
射した外来光１７，１７ｂのうち、背面電極１２の前面
１８で反射して表示面１４へ向かう外来光１７に対して
は、上述のように光学フィルタ４により遮断されるが、
背面電極１２の後方に配置する防湿剤飛散防止フィルタ
２２の表面で乱反射した外来光１７ｂに対しては、その
乱反射により偏光面がランダム化され、背面電極１２の
分割隙間２３をすり抜けたものについては、光学フィル
タ４によって完全に遮断されずに表示面１４から射出す
ることとなる。その結果、図３に示す如く、背面電極１
２は黒く映し出される一方、背面電極１２の分割隙間２
５は外来光１７ｂにより明るく映し出されて、背面電極
１２の分割部が分割線として視認され、表示装置として
の視認性を低下させる欠点があった。
【０００７】そこで、この発明の課題は、背面電極を分
割する電極構造を用いた場合に、表示面から入射する外
来光が封止缶の内面側で乱反射することにより、背面電
極の分割線が表示面に映し出されることを防止できる有
機ＥＬ表示装置を提供することにある。
割する電極構造を用いた場合に、表示面から入射する外
来光が封止缶の内面側で乱反射することにより、背面電
極の分割線が表示面に映し出されることを防止できる有
機ＥＬ表示装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、この発明は、透明基板と、前記透明基板上に形成
されて、その非透明性を有する背面電極が分割されて形
成された有機ＥＬ素子と、前記有機ＥＬ素子を覆い隠す
ように前記透明基板に配設された封止部材と、前記背面
電極の分割線の後方位置に配置された可視光吸収部材と
を備えるものである。
には、この発明は、透明基板と、前記透明基板上に形成
されて、その非透明性を有する背面電極が分割されて形
成された有機ＥＬ素子と、前記有機ＥＬ素子を覆い隠す
ように前記透明基板に配設された封止部材と、前記背面
電極の分割線の後方位置に配置された可視光吸収部材と
を備えるものである。
【０００９】また、前記可視光吸収部材は、前記封止部
材の内面に配置された黒色の紙、黒色の不織布、黒色顔
料を混合した樹脂又は表面を黒色に塗布した樹脂のいず
れかであることが望ましい。
材の内面に配置された黒色の紙、黒色の不織布、黒色顔
料を混合した樹脂又は表面を黒色に塗布した樹脂のいず
れかであることが望ましい。
【００１０】なお、前記封止部材の内面に配置された防
湿剤と、前記防湿剤の表面上に被覆配置された防湿剤飛
散防止フィルタとを更に備え、前記可視光吸収部材が黒
色フィルタとして形成されて前記防湿剤飛散防止フィル
タ上に被覆配置されてもよい。
湿剤と、前記防湿剤の表面上に被覆配置された防湿剤飛
散防止フィルタとを更に備え、前記可視光吸収部材が黒
色フィルタとして形成されて前記防湿剤飛散防止フィル
タ上に被覆配置されてもよい。
【００１１】或いは、前記封止部材の内面に配置された
防湿剤と更にを備え、前記可視光吸収部材が黒色の防湿
剤飛散防止フィルタとして形成されて前記防湿剤の表面
上に被覆配置されてもよい。
防湿剤と更にを備え、前記可視光吸収部材が黒色の防湿
剤飛散防止フィルタとして形成されて前記防湿剤の表面
上に被覆配置されてもよい。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１実施形態にか
かる有機ＥＬ表示装置を図１に基づいて説明する。図１
はこの実施形態における有機ＥＬ表示装置の断面図であ
る。
かる有機ＥＬ表示装置を図１に基づいて説明する。図１
はこの実施形態における有機ＥＬ表示装置の断面図であ
る。
【００１３】本実施形態にかかる有機ＥＬ表示装置１
は、図１に示す如く、例えばガラス基板などの透明基板
２と、透明基板２の裏面に形成される有機ＥＬ素子３
と、透明基板２の前面に配設される光学フィルタ４と、
有機ＥＬ素子３を覆い隠すように透明基板２に配設され
る封止缶５（封止部材）と、封止缶５の内面側に配設さ
れる可視光吸収部材６とから主構成される。
は、図１に示す如く、例えばガラス基板などの透明基板
２と、透明基板２の裏面に形成される有機ＥＬ素子３
と、透明基板２の前面に配設される光学フィルタ４と、
有機ＥＬ素子３を覆い隠すように透明基板２に配設され
る封止缶５（封止部材）と、封止缶５の内面側に配設さ
れる可視光吸収部材６とから主構成される。
【００１４】有機ＥＬ素子３は、透明基板２の裏面側
に、陽極としてインジウム錫酸化物（ＩＴＯ）等の透明
電極９が形成されて、その上に各セグメント８の輪郭を
規定する絶縁層１０と、有機層１１と、陰極として例え
ばアルミにより形成される非透明な背面電極１２が順に
積層されて形成される。ここで、有機層１１は例えば３
層から成り、亜鉛複核錯体から成る電子輸送層と、アミ
ン系化合物から成るホール輸送層と、これらに挟まれて
アルミキノリノール錯体等から成る発光層とから形成さ
れる。
に、陽極としてインジウム錫酸化物（ＩＴＯ）等の透明
電極９が形成されて、その上に各セグメント８の輪郭を
規定する絶縁層１０と、有機層１１と、陰極として例え
ばアルミにより形成される非透明な背面電極１２が順に
積層されて形成される。ここで、有機層１１は例えば３
層から成り、亜鉛複核錯体から成る電子輸送層と、アミ
ン系化合物から成るホール輸送層と、これらに挟まれて
アルミキノリノール錯体等から成る発光層とから形成さ
れる。
【００１５】この有機ＥＬ素子３の駆動方法には、ダイ
ナミック駆動が用いられており、その為、背面電極１２
が複数に分割形成されている。そして、陽極として透明
電極９が列セレクタとして機能するスイッチを介して電
流源に接続される一方、陰極としての背面電極１２が行
セレクタとして機能するスイッチを介してアースされて
いる。この駆動方法において、各セグメント８を発光さ
せる場合は、そのセグメント８に対応する透明電極９の
電流源のスイッチをオンし、且つ背面電極９に対応する
スイッチをオンするようにすればよい。
ナミック駆動が用いられており、その為、背面電極１２
が複数に分割形成されている。そして、陽極として透明
電極９が列セレクタとして機能するスイッチを介して電
流源に接続される一方、陰極としての背面電極１２が行
セレクタとして機能するスイッチを介してアースされて
いる。この駆動方法において、各セグメント８を発光さ
せる場合は、そのセグメント８に対応する透明電極９の
電流源のスイッチをオンし、且つ背面電極９に対応する
スイッチをオンするようにすればよい。
【００１６】これにより、そのセグメント８において、
電子輸送層により注入された電子とホール輸送層により
注入されたホールとが発光層で再結合し有機分子が励起
され、その励起状態から基底状態に遷移する際に発光す
ることにより所定の表示がなされる。
電子輸送層により注入された電子とホール輸送層により
注入されたホールとが発光層で再結合し有機分子が励起
され、その励起状態から基底状態に遷移する際に発光す
ることにより所定の表示がなされる。
【００１７】光学フィルタ４は、透明基板２の前面に、
４分の１波長板１５及び偏光板１６を順に積層して形成
される。
４分の１波長板１５及び偏光板１６を順に積層して形成
される。
【００１８】この光学フィルタ４により、表示面１４か
ら入射する外来光１７は偏光板１６によりその偏向方向
が揃えられ、４分の１波長板１５を通過し、背面電極１
２の前面１８で反射され、再度４分の１波長板１５を通
過したときには、その偏向方向が偏光板１６の偏向方向
と直交する方向に偏向されており、このため偏光板１６
に遮断されて表示面１４から外部に射出されることが防
止される。
ら入射する外来光１７は偏光板１６によりその偏向方向
が揃えられ、４分の１波長板１５を通過し、背面電極１
２の前面１８で反射され、再度４分の１波長板１５を通
過したときには、その偏向方向が偏光板１６の偏向方向
と直交する方向に偏向されており、このため偏光板１６
に遮断されて表示面１４から外部に射出されることが防
止される。
【００１９】封止缶５は、ステンレス等の金属等で形成
されており、有機ＥＬ素子３を覆い隠すように透明基板
２上に接着される。その内面には酸化バリウム等の防湿
剤２１が配置されており、この防湿剤２１の表面には、
その防湿剤２１が有機ＥＬ素子３側に飛散しないように
テフロン（商標名）により形成された防湿剤飛散防止フ
ィルタ２２が被覆されている。
されており、有機ＥＬ素子３を覆い隠すように透明基板
２上に接着される。その内面には酸化バリウム等の防湿
剤２１が配置されており、この防湿剤２１の表面には、
その防湿剤２１が有機ＥＬ素子３側に飛散しないように
テフロン（商標名）により形成された防湿剤飛散防止フ
ィルタ２２が被覆されている。
【００２０】可視光吸収部材６は、防湿剤飛散防止フィ
ルタ２２の前面に配置されており、防湿剤飛散防止フィ
ルタ２２の通気性を妨げないように通気性を有し可視光
を吸収し易い黒色フィルタにより形成される。この配置
状態で、可視光吸収部材６は、背面電極１２の分割隙間
２３の後方位置に配置する。その為、表示面１４から入
射して可視光吸収部材６に到達した外来光１７ａはこの
可視光吸収部材６によって吸収されるため、可視光吸収
部材６の表面での乱反射が起こらず、従ってその際の乱
反射光が背面電極１２の分割隙間２３（分割線）をすり
抜けて表示面１４から外部に射出されることが防止され
る。
ルタ２２の前面に配置されており、防湿剤飛散防止フィ
ルタ２２の通気性を妨げないように通気性を有し可視光
を吸収し易い黒色フィルタにより形成される。この配置
状態で、可視光吸収部材６は、背面電極１２の分割隙間
２３の後方位置に配置する。その為、表示面１４から入
射して可視光吸収部材６に到達した外来光１７ａはこの
可視光吸収部材６によって吸収されるため、可視光吸収
部材６の表面での乱反射が起こらず、従ってその際の乱
反射光が背面電極１２の分割隙間２３（分割線）をすり
抜けて表示面１４から外部に射出されることが防止され
る。
【００２１】このように形成された有機ＥＬ表示装置１
では、外部から表示面１４を介して入射した外来光１
７，１７ａのうち、背面電極１２の前面１８で反射して
表示面１４へ向かう外来光１７は、上述したように光学
フィルタ４により遮断されて外部に射出されることは無
く、また有機ＥＬ素子３を通過して背面電極１２の分割
隙間２３をすり抜けた外来光１７ａは、背面電極１２の
分割隙間２３の後方位置に配置する可視光吸収部材６に
より吸収されるため、可視光吸収部材６の表面で乱反射
が起こらず、従ってその際の乱反射光が背面電極１２の
分割隙間２３をすり抜けて、表示面１４から外部に射出
することは無く、その乱反射光により表示面１４に背面
電極１２の分割線が映し出されることが防止できて視認
性の向上が図れると共に、表示面のコントラストも向上
できる。
では、外部から表示面１４を介して入射した外来光１
７，１７ａのうち、背面電極１２の前面１８で反射して
表示面１４へ向かう外来光１７は、上述したように光学
フィルタ４により遮断されて外部に射出されることは無
く、また有機ＥＬ素子３を通過して背面電極１２の分割
隙間２３をすり抜けた外来光１７ａは、背面電極１２の
分割隙間２３の後方位置に配置する可視光吸収部材６に
より吸収されるため、可視光吸収部材６の表面で乱反射
が起こらず、従ってその際の乱反射光が背面電極１２の
分割隙間２３をすり抜けて、表示面１４から外部に射出
することは無く、その乱反射光により表示面１４に背面
電極１２の分割線が映し出されることが防止できて視認
性の向上が図れると共に、表示面のコントラストも向上
できる。
【００２２】この実施形態では、可視光吸収部材６は、
防湿剤飛散防止フィルタ２２と別体に形成されてその前
面に配置された場合で説明したが、専用の可視光吸収部
材６を用いる代わりに、防湿剤飛散防止フィルタ２２を
黒色に形成して可視光吸収機能を持たせることによりそ
の防湿剤飛散防止フィルタ２２を可視光吸収部材として
使用するようにしても良い。
防湿剤飛散防止フィルタ２２と別体に形成されてその前
面に配置された場合で説明したが、専用の可視光吸収部
材６を用いる代わりに、防湿剤飛散防止フィルタ２２を
黒色に形成して可視光吸収機能を持たせることによりそ
の防湿剤飛散防止フィルタ２２を可視光吸収部材として
使用するようにしても良い。
【００２３】また、この実施形態では、封止缶５の内面
に防湿剤２１を配置してその防湿剤２１を防湿剤飛散防
止フィルム２２でカバーする場合で説明したため、可視
光吸収部材６は、防湿剤飛散防止フィルム２２の通気性
を妨げないように通気性を有するフィルムにより形成し
たが、防湿剤２１が配置されない場合は通気性を持たせ
る必要がないため、可視光吸収部材６は黒色の紙、黒色
の不織布、黒色顔料を混合した樹脂又は表面を黒色に塗
布した樹脂といった光を吸収し易い黒色の部材であれば
何でも良く、封止缶５の内面に直接貼り付けるようにす
れば良い。
に防湿剤２１を配置してその防湿剤２１を防湿剤飛散防
止フィルム２２でカバーする場合で説明したため、可視
光吸収部材６は、防湿剤飛散防止フィルム２２の通気性
を妨げないように通気性を有するフィルムにより形成し
たが、防湿剤２１が配置されない場合は通気性を持たせ
る必要がないため、可視光吸収部材６は黒色の紙、黒色
の不織布、黒色顔料を混合した樹脂又は表面を黒色に塗
布した樹脂といった光を吸収し易い黒色の部材であれば
何でも良く、封止缶５の内面に直接貼り付けるようにす
れば良い。
【００２４】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、背面電
極の分割線の後方位置に可視光吸収部材が配置されてお
り、透明基板の前面側（表示面）から入射し有機ＥＬ素
子を通過して背面電極の分割隙間をすり抜けて封止部材
の内面側に到達した外来光は、可視光吸収材により吸収
されるため、背面電極の分割線が表示面に映し出される
ことが防止でき、表示装置としての視認性を向上させる
ことができる。
極の分割線の後方位置に可視光吸収部材が配置されてお
り、透明基板の前面側（表示面）から入射し有機ＥＬ素
子を通過して背面電極の分割隙間をすり抜けて封止部材
の内面側に到達した外来光は、可視光吸収材により吸収
されるため、背面電極の分割線が表示面に映し出される
ことが防止でき、表示装置としての視認性を向上させる
ことができる。
【００２５】請求項２に記載の発明によれば、可視光吸
収材として黒色の紙、黒色の不織布、黒色顔料を混合し
た樹脂、表面を黒色に塗布した樹脂といったものを用い
れば、簡素な構成で可視光吸収材を形成することができ
る。
収材として黒色の紙、黒色の不織布、黒色顔料を混合し
た樹脂、表面を黒色に塗布した樹脂といったものを用い
れば、簡素な構成で可視光吸収材を形成することができ
る。
【００２６】請求項３に記載の発明によれば、封止部材
の内面に防湿剤が配置されている場合は、防湿剤飛散防
止フィルタの前面に可視光吸収材として黒いフィルタを
配置することにより、防湿剤飛散防止フィルタの通気性
を低下させることなく、透明基板の前面側（表示面）か
ら入射し有機ＥＬ素子を通過して背面電極の分割隙間を
すり抜けて防湿剤飛散防止フィルタに到達する外来光を
吸収することができる。
の内面に防湿剤が配置されている場合は、防湿剤飛散防
止フィルタの前面に可視光吸収材として黒いフィルタを
配置することにより、防湿剤飛散防止フィルタの通気性
を低下させることなく、透明基板の前面側（表示面）か
ら入射し有機ＥＬ素子を通過して背面電極の分割隙間を
すり抜けて防湿剤飛散防止フィルタに到達する外来光を
吸収することができる。
【００２７】請求項４に記載の発明によれば、封止部材
の内面に防湿剤が配置されている場合は、可視光吸収材
として黒色の防湿剤飛散防止フィルタを用いることによ
り、防湿剤飛散防止フィルタの通気性を低下させること
なく、透明基板の前面側（表示面）から入射し背面電極
の分割隙間をすり抜けて防湿剤飛散防止フィルタに到達
する外来光を吸収することができる。
の内面に防湿剤が配置されている場合は、可視光吸収材
として黒色の防湿剤飛散防止フィルタを用いることによ
り、防湿剤飛散防止フィルタの通気性を低下させること
なく、透明基板の前面側（表示面）から入射し背面電極
の分割隙間をすり抜けて防湿剤飛散防止フィルタに到達
する外来光を吸収することができる。
【図１】この発明の第１実施形態における有機ＥＬ表示
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図２】従来の有機ＥＬ表示装置の断面図である。
【図３】従来の有機ＥＬ表示装置の表示面を正面から見
た図である。
た図である。
１ 有機ＥＬ表示装置 ２ 透明基板 ３ 有機ＥＬ素子 ５ 封止缶 ６ 可視光吸収部材 １２ 背面電極 ２１ 防湿剤 ２２ 防湿剤飛散防止フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 昌弘 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 小野 純一 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Ｆターム(参考） 4E360 AA02 AB02 AB12 AB31 BA15 BC05 CA02 EA12 ED07 GA21 GB99
Claims (4)
- 【請求項１】 透明基板と、 前記透明基板上に形成されて、その非透明性を有する背
面電極が分割されて形成された有機ＥＬ素子と、 前記有機ＥＬ素子を覆い隠すように前記透明基板に配設
された封止部材と、 前記背面電極の分割線の後方位置に配置された可視光吸
収部材と、を備えることを特徴とする有機ＥＬ表示装
置。 - 【請求項２】 前記可視光吸収部材は、前記封止部材の
内面に配置された黒色の紙、黒色の不織布、黒色顔料を
混合した樹脂又は表面を黒色に塗布した樹脂のいずれか
であることを特徴とする請求項１に記載の有機ＥＬ表示
装置。 - 【請求項３】 前記封止部材の内面に配置された防湿剤
と、 前記防湿剤の表面上に被覆配置された防湿剤飛散防止フ
ィルタとを更に備え、 前記可視光吸収部材が黒色フィルタとして形成されて前
記防湿剤飛散防止フィルタ上に被覆配置されたことを特
徴とする請求項１に記載の有機ＥＬ表示装置。 - 【請求項４】 前記封止部材の内面に配置された防湿剤
とを更に備え、 前記可視光吸収部材が黒色の防湿剤飛散防止フィルタと
して形成されて前記防湿剤の表面上に被覆配置されたこ
とを特徴とする請求項１に記載の有機ＥＬ表示装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11232467A JP2001057474A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 有機ｅｌ表示装置 |
| EP00117632A EP1077589A3 (en) | 1999-08-19 | 2000-08-16 | Organic EL display device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11232467A JP2001057474A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 有機ｅｌ表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001057474A true JP2001057474A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16939764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11232467A Pending JP2001057474A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 有機ｅｌ表示装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1077589A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001057474A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100394612C (zh) * | 2003-02-17 | 2008-06-11 | 友达光电股份有限公司 | 顶部发光型主动式有机发光显示元件及其制造方法 |
| US7764015B2 (en) | 2006-04-25 | 2010-07-27 | Lg Electronics Inc. | Display device |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100472502B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-03-08 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유기 전계 발광 표시 장치 |
| JP2004327195A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Tohoku Pioneer Corp | 有機ｅｌパネル及びその製造方法 |
| EP1692733B1 (en) * | 2003-12-03 | 2009-06-10 | Philips Intellectual Property & Standards GmbH | Display with reflective isolating separator layer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4963788A (en) * | 1988-07-14 | 1990-10-16 | Planar Systems, Inc. | Thin film electroluminescent display with improved contrast |
| JPH04267096A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-22 | Sharp Corp | 薄膜ｅｌパネル |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP11232467A patent/JP2001057474A/ja active Pending
-
2000
- 2000-08-16 EP EP00117632A patent/EP1077589A3/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100394612C (zh) * | 2003-02-17 | 2008-06-11 | 友达光电股份有限公司 | 顶部发光型主动式有机发光显示元件及其制造方法 |
| US7764015B2 (en) | 2006-04-25 | 2010-07-27 | Lg Electronics Inc. | Display device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1077589A3 (en) | 2002-01-02 |
| EP1077589A2 (en) | 2001-02-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9166199B2 (en) | Organic electroluminescence device | |
| JP4688229B2 (ja) | 表示装置 | |
| KR100692839B1 (ko) | 유기 전계 발광 소자용 마스크 및 그 제조방법 | |
| WO2021027101A1 (zh) | 显示面板和显示装置 | |
| JP2003337556A (ja) | Ｅｌ表示装置 | |
| JP2003223992A (ja) | 有機ｅｌカラー表示装置 | |
| JP3864863B2 (ja) | カラー表示装置 | |
| JP2001057474A (ja) | 有機ｅｌ表示装置 | |
| JPH0237385A (ja) | 表示装置 | |
| JP2006079978A (ja) | 光源装置及び表示装置 | |
| KR100551121B1 (ko) | 일렉트로 루미네센스 표시장치 | |
| JPH10170959A (ja) | 液晶表示装置 | |
| TW200402013A (en) | Color display unit | |
| JP2001257079A (ja) | 有機ｅｌ表示装置 | |
| JP3416056B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| KR100692872B1 (ko) | 마스크 및 그 제조방법과 그를 이용한 유기 전계 발광소자의 제조방법 | |
| CN116113264A (zh) | 显示面板及显示装置 | |
| KR100638126B1 (ko) | 조명장치 및 액정표시장치 | |
| KR20150144842A (ko) | 표시장치 | |
| KR20180120025A (ko) | 하이브리드 디스플레이 장치 | |
| JPH0766858B2 (ja) | 薄膜発光素子 | |
| JP2010218719A (ja) | 有機ｅｌ装置及び電子機器 | |
| JP2007165110A (ja) | 有機発光表示パネル | |
| KR101975348B1 (ko) | 유기발광소자표시장치 | |
| JP3065082U (ja) | 発光表示機能を備えた鏡装置 |