JP2001056782A - データ転送方法およびそのシステム - Google Patents

データ転送方法およびそのシステム

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JP2001056782A
JP2001056782A JP11231041A JP23104199A JP2001056782A JP 2001056782 A JP2001056782 A JP 2001056782A JP 11231041 A JP11231041 A JP 11231041A JP 23104199 A JP23104199 A JP 23104199A JP 2001056782 A JP2001056782 A JP 2001056782A
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dma
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Hideki Yasukawa
英樹 安川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DMAによるデータ転送システムで生じるキ
ャッシュコヒーレンス問題に対して、ソフトウェアによ
る負荷を低減し、かつ、処理時間を短縮させることでシ
ステム全体の性能向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 DMA転送の際に、キャッシュコントロ
ーラ2は、メモリ3に記憶された転送元領域の最新デー
タ(ダーティ・データ)がキャッシュに保持されている
かどうかを判定する。キャッシュに転送元領域の最新デ
ータが保持されていると判定したとき、キャッシュコン
トローラ2は、転送元領域(メモリ3)から転送先領域
(入出力装置5)へのデータ転送を停止させ、キャッシ
ュの最新データを転送先領域(入出力装置5)に転送さ
せると共に、同時にキャッシュから転送元領域(メモリ
3)にも最新データを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサがキャ
ッシュを備え、さらに主記憶装置(メインメモリ)と入
出力装置(例えば、磁気ディスク装置)などのデバイス
間でDMA(Direct Memory Access)制御を行うDM
Aコントローラを有するデータ転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、プロセッサがキャッシュ機構を
備え、DMA制御を行うデータ転送システムを示す従来
例である。このシステムは、プロセッサ1(CPU)、
キャッシュコントローラ2、メインメモリ3(以下、メ
モリという)、DMAコントローラ4、入出力装置5、
バスアービタ6、バス7を備えて構成されている。キャ
ッシュコントローラ4は、キャッシュを備えており、プ
ロセッサ1がアクセスする頻度の高いデータをキャッシ
ュメモリに格納しておくように制御する。バスアービタ
6は、バス使用権の調停を行うもので、DMAコントロ
ーラ4からの要求に対してバス使用権の許可を与える。
DAMコントローラ4は、バス使用権を獲得すると、メ
モリ3と外部デバイスである入出力装置5との間で、プ
ロセッサ1を介さずに転送先へデータを転送させる働き
をする。ところで、図7に示すキャッシュを備えたプロ
セッサシステム上において、8Quadwords(1
Quadwords=4words、以下、QWとい
う)のDMA転送要求が発生した時に、その転送元領域
(この場合、メモリ3に相当)の一部の最新データをキ
ャッシュが保持していた場合を考える。なお、ここでは
キャッシュ1ラインを4QW、データバスを128bi
t(1QW)と想定する。また、図7では転送領域0x
1000_0000〜0x1000_007fの8QWの
うちキャッシュが最新データを保持している領域が0x
1000_0040〜0x1000_007fの4QWで
ある。
【0003】この場合、0x1000_0040〜0x
1000_007fの最新データは転送元領域にはなく
キャッシュに存在している。したがって、DMA転送の
要求に基づいて転送元領域(この場合、メモリ3)から
全てのデータを単純に読み出して転送先領域(この場
合、入出力装置5)に転送してしまうと、メモリ3内の
古いデータがそのまま転送されてしまい、データの一貫
性が損なわれてしまう(キャッシュコヒーレンス問
題)。そこで、このような問題に対して従来では、DM
Aの設定を行う前に、キャッシュが最新データを保持し
ているかのチェックをソフトウェアで行う。その結果、
キャッシュが最新データを保持していると判断された場
合には、DMAをセットする前に、転送元のメモリ3に
対してキャッシュの最新データを書き戻させる。という
方法で前述のキャッシュコヒーレンス問題を回避してい
た。この方法に関する具体的な従来構成について述べる
と、下記(1)〜(5)の5つの手順から構成されてお
り、以下、図7のブロック回路および図8の動作タイミ
ングチャートを参照して説明する。 (1)“キャッシュにDMA転送元領域のダーティ・デ
ータの有無をチェック。” 最初に、8QWのDMA転送の要求が発生すると、プロ
セッサ1は、キャッシュにDMA転送元領域のダーティ
・データを保持しているかをソフトウェア処理でチェッ
クする。このチェックはDMA転送量に比例するが、こ
の場合は10サイクル程度かかる。尚、このキャッシュ
のダーティ(dirty)・データとは、キャッシュのみが最
新データを保持しており、メモリ3には古いデータしか
存在していない状態を示す。
【0004】(2)“ダーティ・データがあればキャッ
シュ中の最新データを転送元領域に書き戻す。” ソフトウェア処理によるチェックが完了し、例えば、キ
ャッシュに4QWのダーティ・データがあることを発見
した場合には、DMA転送を行う前にキャッシュ中の最
新データを転送元領域(メモリ3)に書き戻す必要があ
る。そこで、プロセッサ1は、/t_start信号をアサート
(assert)してダーティ・データの転送アドレス(addres
s)およびデータをメモリ3へ転送する。同時にメモリ3
の読み書き制御信号(R/W信号)をLow(書きこみ)
にする。メモリ3は、/t_ack信号をアサートしながら、
キャッシュから転送されてくる4QW全てのダーティ・
データを書きこむと、ネゲート(negate)して書き戻しを
終了する。 (3)“DMAコントローラに対し、DMAのセッ
ト。” つぎに、プロセッサ1はDMAコントローラ4に転送内
容をセットし、DMAを起動させる。具体的には、プロ
セッサ1は、/t_start信号をアサートしてDMAの入出
力操作命令やDMA開始アドレスおよびその転送サイズ
などを転送する。DMAコントローラ4は、/t_ack信号
がアサートされることで、そのDMA転送データをレジ
スタ8に取り込みこれを保持する。
【0005】(4)“DMAコントローラからバスアー
ビタに対してDMA要求。” つぎに、DMAコントローラ4は、/bus_request信号を
アサートして、バスアービタ6に対してバスの使用権を
要求する。バスアービタ6は、バスの調停を終えると、
バス使用権を許可する/bus_grant信号をアサートする。 (5)“DMA転送。” DMAコントロー4は、バスアービタ6から送出された
/bus_grant信号を検知してバス権を獲得すると、/t_sta
rt信号をアサートしてDMA転送開始アドレスおよび転
送サイズなどをメモリ3へ転送する。同時にメモリ3か
らデータを読み出すために読み書き制御信号(R/W)
をHigh(読み出し)に切り替える。これにより転送元領
域のメモリ3からデータが読み出されてバス7へ送出さ
れる。これを受けて入出力装置5は、/t_ack信号をアサ
ートしながら、メモリ3から読み出される8QW全ての
転送データを書きこむと、/t_ack信号をネゲートしてD
MA転送を完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにキャッシ
ュ中にダーティ・データがあるかどうかをソフトウェア
でチェックし、その結果に基づいてダーティ・データを
メモリに書き戻すという方法によってキャッシュコヒー
レンス問題を解決できる。しかしながら、DMA転送領
域が大きければ大きいほど、ソフトウェアによるキャッ
シュチェック期間が長くなる。また、多数のダーティ・
データをキャッシュが保持していた場合、メモリに対す
る書き戻し時間が長くなるため、システム全体の性能を
著しく低減させかねないという課題を有していた。本発
明は、このような状況を考慮してなされたもので、DM
Aによるデータ転送システムで生じるキャッシュコヒー
レンス問題に対して、ソフトウェアによる負荷を低減
し、かつ、処理時間を短縮させることでシステム全体の
性能向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャッシュを
備えたプロセッサとDMAコントローラを搭載したシス
テム上にあって、DMA転送の際に、キャッシュコント
ローラが転送元領域の最新データをキャッシュに保持し
ているかどうかを判定し、この判定結果に基づきそのデ
ータ転送を制御するデータ転送システムにおいて、キャ
ッシュに転送元領域の最新データが保持されていると判
定されたとき、転送元領域から転送先領域へのデータ転
送を停止させ、キャッシュの最新データを転送先領域に
転送させるキャッシュコントローラを備えることを特徴
とする。この手段によれば、従来行っていた(1)キャ
ッシュにDMA転送元領域のダーティ・データであるか
のチェック、(2)ダーティ・データがあった場合、キ
ャッシュ中のダーティ・データを転送元領域(メモリ)
に書き戻す、という二つの手順を省略できるため、大幅
な性能改善が見込まれる。また、本発明は、キャッシュ
から転送元領域にも最新データを供給し、かつ、同時に
キャッシュコントローラはその最新データに対するキャ
ッシュタグをダーティ(dirty)からクリーン(clean)状態
に変更することを特徴とする。
【0008】この手段によれば、DMA転送中にキャッ
シュから転送元領域にもデータを書き戻すので、データ
の一貫性を保つことができる。また、本発明は、キャッ
シュを備えたプロセッサとDMAコントローラを搭載し
たシステム上にあって、DMA転送の際に、キャッシュ
コントローラがメモリに記憶された転送先領域の最新デ
ータをキャッシュに保持しているかどうかを判定し、こ
の判定結果に基づきそのデータ転送を制御するデータ転
送システムにおいて、キャッシュに転送先領域の最新デ
ータが保持されていると判定されたとき、DMA転送後
にその最新データに対応するキャッシュタグをダーティ
(dirty)から無効(invalid)状態に変更するキャッシュコ
ントローラを備えたことを特徴とする。この手段によれ
ば、DMA転送の終了時点で古くなったキャッシュデー
タを無効(invalid)状態にすることで、データの一貫性
を保つことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図1〜図7を参照して説明する。1はプロセッサ(CP
U)、2はキャッシュコントローラ、3はメモリであ
る。キャッシュコントローラ2は、キャッシュを備えて
おり、プロセッサ1がアクセスする頻度の高いデータを
キャッシュメモリに格納しておくように制御する。4は
DMAコントローラで、磁気ディスク装置などの入出力
装置5からバス7を介してDMA要求があった場合に、
メモリ3と入出力装置5との間のデータ転送を制御す
る。6はバスアービタであり、プロセッサ1とDMAコ
ントローラ4の間でバス使用権の調停を行うものであ
る。DMAコントローラ4は、バスアービタ6に対して
バス使用権の要求を行い、バス使用権を獲得すると、メ
モリ3と外部デバイスである入出力装置5との間で、プロ
セッサ1を介さずに直接データを転送させる働きをする
ものである。7はバスであり、このバス7はアドレスを
転送するアドレスバス、データを転送するデータバス、
データの流れやメモリの読み書きなどを制御する制御信
号線よりなるコントロールバスの3つのバスから構成さ
れている。また、図1に示すように、一点鎖線で囲んで
いる、プロセッサ1、キャッシュコントローラ2、DM
Aコントローラ4、バスアービタ6などの各構成要素を
1チップ化したLSIで構成する。尚、プロセッサ1と
キャッシュコントローラ2とを1つのLSIチップで構
成し、他のDMAコントローラ4などの構成要素を別チ
ップに構成してもよい。
【0010】さらに、図1のシステムには、メモリ3か
ら送信されるデータを止めるという役割を持つ制御線
(以下、/d_stopという)が付加されている。尚、/d_st
op信号がアクティブ(active)な間は、キャッシュコント
ローラ2が/t_ack信号を駆動(drive)するようになっ
ている。以下、メモリ3から入出力装置5へのデータが
転送される場合(下記(1))と、逆に、入出力装置5か
らメモリ3へデータが転送される場合(下記(2))に
つき、それぞれの実施の形態につき説明する。 (1)“キャッシュがDMA転送元領域(メモリ)のダ
ーティ(dirty)データを保持していた場合の制御”を説
明する。図5に示すように、DMA転送の要求が発生す
ると、プロセッサ1は直ちにDMAコントローラ4に転
送内容(入出力操作命令や転送アドレスおよびその転送
サイズなど)をセットしてDMAを起動させる。DMA
コントローラ4は、バスアービタ6に対して、/bus_req
uest信号を送出してバス使用権を要求する。DMAコン
トローラ4は、バスアービタ6から送信された/bus_gra
nt信号を検知してバス使用権を獲得すると、DMAコン
トローラ4は、/t_start信号をアサートしてDMAの転
送開始アドレスをバス7へ送出する。同時に、メモリ3
からデータを読み出すために読み書き信号(R/W)を
High(読み出し)に切り替える。
【0011】これを受けてキャッシュコントローラ2は
DMAの転送開始アドレスと転送サイズを保持すると同
時に、/d_stop信号をアサートしてメモリ3からのデー
タ供給を停止させ、キャッシュ中に最初の転送領域0x
1000_0000〜0x1000_003f(前半4Q
W)のダーティ・データを持っているかのチェックを1
サイクルで行う。このチェックは、キャッシュ中に0x
1000_0000〜0x1000_003f(前半4Q
W)のアドレスデータが保持されており、かつ、キャッ
シュタグの状態ビットがダーティであるかを判定すれば
よく、キャッシュタグの状態ビットの部分のみを2−p
ortRAM(read/write共用port×2)にすることで
実現できる。いま、キャッシュには0x1000_00
00〜0x1000_003f(前半4QW)のダーテ
ィ・データを保持していないと判定されたので、キャッ
シュコントローラ2は直ちに/d_stop信号をネゲート(ne
gate)してメモリ3から読み出されるデータをバス7へ
送出し、図2の破線矢印で示すようにメモリ3から入出
力装置5へのDMA転送を開始させる。続いて、このD
MA転送を行っている間、キャッシュコントローラ2は
次の4QW領域(0x1000_0040〜0x100
0_007f)のチェックに入る。これはメモリ3が0
x1000_0000〜0x1000_003fの領域を
DMA転送している期間にオーバーラップしてチェック
処理を行う。
【0012】このチェックでキャッシュコントローラ2
は、0x1000_0040からの4QWがダーティ・
データであると判定する。そこで、メモリ3からの4Q
W目(0x1000_0030〜0x1000_003
f)に対する/t_ack信号がアサートされた次のサイクル
で、キャッシュコントローラ2は/d_stop信号をアサー
トして、メモリ3からのデータ供給を止めると共に、自
らが/t_ack信号をアサートしながら、図3の破線矢印で
示すように、キャッシュのダーティ・データ(後半4Q
W)を入出力装置5へ転送する。また、同時にメモリ3
は/d_stop信号を検知して自らのデータを出すのを止
め、逆にキャッシュから送出されてくる最新データ(後
半4QW)を記憶する。後半の4QWの転送が終了する
と、図4に示すように、キャッシュコントローラ2は0
x1000_0040〜0x1000_007fに対応す
るキャッシュタグの状態ビットをダーティ(dirty)から
クリーン(clean)に変更する。このキャッシュ中のクリ
ーン(clean)とは、キャッシュとメモリ3のデータおよ
びアドレスが同じ状態を示し、キャッシュとメモリ3が
共に最新データを保持している状態を示している。
【0013】(2)“キャッシュがDMA転送領域(メ
モリ)のダーティ(dirty)データを保持していた場合の
制御”を説明する。前述の(1)とは逆に、図6に示す
ように、DMAにより転送元領域(入出装置5)から転
送先領域(メモリ3)へデータ転送する場合を考える。
転送前にキャッシュが転送先領域のダーティ・データを
保持していた場合には、DMA転送後は、転送先領域
(メモリ3)は上書きされてそのデータは最新データと
なり、このアドレス領域に対応するキャッシュのデータ
は古くなってしまう。そこで、ハードウェア量に余裕が
ない場合は、転送先領域に対応するキャッシュタグを無
効(invalid)状態に変更し、古くなったキャッシュデー
タを無効化する。これによりデータの一貫性を保つこと
ができる。この場合の構成として、キャッシュタグの中
でも状態ビットの部分のみを2−portRAM(read
/write共用port×2)にすればよく、従来に比べるとハ
ードウェア量の増加はあるが微増で抑えることができ
る。すなわち、プロセッサに占めるキャッシュの面積は
通常4〜8%であり、さらにキャッシュ全体に占めるキ
ャッシュタグの状態ビットの部分は1%未満であるため
結果としてプロセッサ全体からみたハードウェア量の増
加は僅かである。
【0014】ちなみに、この構成では、その後にプロセ
ッサ1がメモリ3の最新データを要求した場合は、これ
に該当する最新データはキャッシュに存在しないので、
キャッシュミスとなり、メモリ3から読み出されてキャ
ッシュに入れられるので、その間はストールが発生する
など処理時間が長くなる。したがって、ハードウェア量
に余裕がある場合は、さらに、キャッシュをしている領
域の転送データをスヌープし、DMA転送と同時に転送
元領域(この場合、入出力装置5)からキャッシュにも
データを取り込み、キャッシュタグの状態ビットをクリ
ーン(clean)に変更するように構成すれば、DMA転送
の完了時点で既に最新データがキャッシュに格納される
ので、プロセッサ1が最新データを要求した場合はキャ
ッシュミスを起こさない。ただし、これを実現するため
には、キャッシュ全体を2−portRAMにすればよ
い。このように本発明の実施形態は図5に示すように、
固有のレイテンシ(latency)として、ダーティ・データ
の有無をチェックする1サイクル(cycle)だけDMA転
送のレイテンシが増加する。しかしながら、図8に示す
従来例に比べて、(1)キャッシュにDMA転送元領域
のダーティ・データがあるかのチェックと、(2)ダー
ティ・データがあった場合、キャッシュ中のダーティ・
データを転送元領域(メモリ)に書き戻す、という二つ
の手順を省略できるため、大幅な性能改善が見込める。
また、DMA転送領域とキャッシュサイズとの比が大き
くなればなるほど前述の(1)チェック量や(2)書き
戻し量も増えるため、これらの比の値が大きいシステム
では性能低下も無視できなくなるため、本実施形態での
性能改善の効果は大きくなる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、DMAによるデータ転送シス
テムで生じるキャッシュコヒーレンス問題に対して、ソ
フトウェアによる負荷を低減し、かつ、処理時間を短縮
させることでシステム全体の性能向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したDMAコントローラを搭載
したデータ転送システムの構成を示すブロック回路図で
ある。
【図2】 図1のデータ転送システムにおいて、メモリ
から入出力装置へのデータ転送動作を示す説明図であ
る。
【図3】 図1のデータ転送システムにおいて、キャッ
シュからメモリおよび入出力装置へのデータ転送動作を
示す説明図である。
【図4】 図1のデータ転送システムにおいて、DMA
転送終了時の状態を示す説明図である
【図5】 図1のデータ転送システムにおける動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図6】 図1のデータ転送システムにおいて、入出力
装置からメモリへのデータ転送動作を示す説明図であ
る。
【図7】 従来例のDMAコントローラを搭載したデー
タ転送システムの構成を示すブロック回路図とそのデー
タ転送動作を示す説明図である。
【図8】 図7のデータ転送システムにおける動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…プロセッサ 2…キャッシュコントローラ 3…メモリ 4…DMAコントローラ 5…入出力装置 6…バスアービタ 7…バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッシュを備えたプロセッサとDMA
    コントローラを搭載したシステム上にあって、DMA転
    送の際に、キャッシュコントローラがメモリに記憶され
    た転送元領域の最新データをキャッシュに保持している
    かどうかを判定し、キャッシュが転送元領域の最新デー
    タを保持していた場合は、転送元領域から転送先領域へ
    のデータ転送を停止させ、キャッシュの最新データを転
    送先領域に転送させることを特徴とするデータ転送方
    法。
  2. 【請求項2】 キャッシュから転送元領域にも最新デー
    タを供給し、かつ、同時にキャッシュコントローラはそ
    の最新データに対するキャッシュタグをクリーン(clea
    n)状態に変更することを特徴とする請求項1記載のデー
    タ転送方法。
  3. 【請求項3】 キャッシュを備えたプロセッサとDMA
    コントローラを搭載したシステム上にあって、DMA転
    送の際に、キャッシュコントローラが転送先領域の最新
    データをキャッシュに保持しているかどうかを判定し、
    キャッシュが転送先領域の最新データを保持していた場
    合は、DMA転送後にその最新データに対応するキャッ
    シュタグを無効(invalid)状態に変更することを特徴と
    するデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 キャッシュを備えたプロセッサとDMA
    コントローラを搭載したシステム上にあって、DMA転
    送の際に、キャッシュコントローラが転送元領域の最新
    データをキャッシュに保持しているかどうかを判定し、
    この判定結果に基づきそのデータ転送を制御するデータ
    転送システムにおいて、キャッシュに転送元領域の最新
    データが保持されていると判定されたとき、転送元領域
    から転送先領域へのデータ転送を停止させ、キャッシュ
    の最新データを転送先領域に転送させるキャッシュコン
    トローラを備えることを特徴とするデータ転送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 キャッシュから転送元領域にも最新デー
    タを供給し、かつ、同時にキャッシュコントローラはそ
    の最新データに対するキャッシュタグをダーティ(dirt
    y)からクリーン(clean)状態に変更することを特徴とす
    る請求項4記載のデータ転送システム。
  6. 【請求項6】 キャッシュを備えたプロセッサとDMA
    コントローラを搭載したシステム上にあって、DMA転
    送の際に、キャッシュコントローラがメモリに記憶され
    た転送先領域の最新データをキャッシュに保持している
    かどうかを判定し、この判定結果に基づきそのデータ転
    送を制御するデータ転送システムにおいて、キャッシュ
    に転送先領域の最新データが保持されていると判定され
    たとき、DMA転送後にその最新データに対応するキャ
    ッシュタグをダーティ(dirty)から無効(invalid)状態に
    変更するキャッシュコントローラを備えたことを特徴と
    するデータ転送システム。
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CN109783023A (zh) * 2019-01-04 2019-05-21 平安科技(深圳)有限公司 一种数据下刷的方法和相关装置

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CN109783023A (zh) * 2019-01-04 2019-05-21 平安科技(深圳)有限公司 一种数据下刷的方法和相关装置
CN109783023B (zh) * 2019-01-04 2024-06-07 平安科技(深圳)有限公司 一种数据下刷的方法和相关装置

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