JP2001056466A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents
液晶装置及び電子機器Info
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- JP2001056466A JP2001056466A JP11231746A JP23174699A JP2001056466A JP 2001056466 A JP2001056466 A JP 2001056466A JP 11231746 A JP11231746 A JP 11231746A JP 23174699 A JP23174699 A JP 23174699A JP 2001056466 A JP2001056466 A JP 2001056466A
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Abstract
晶装置において、透過表示の明るさを向上させ、明るく
視認性の高い半透過反射型カラー液晶装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 第1基板と第2基板との間に挟持した液
晶層と、前記第2基板の前記液晶層側の面に形成された
半透過反射層と、前記第2基板の前記液晶層と異なる側
に配置された照明装置とを備えた液晶装置において、前
記半透過反射層は金属薄膜からなり、前記照明装置のX
YZ表示系における色度座標(x,y)が、0.1≦x
≦0.3、かつ0.1≦y≦0.4を満たすように設定
した。
Description
に、反射型表示と透過型表示とを切り換えて表示するこ
とのできる液晶装置の構造及びこの液晶装置を用いた電
子機器に関する。
いために携帯機器や装置の表示部などに多用されている
が、外光を利用して表示を視認可能にしているため、暗
い場所では表示を読みとることができないという問題点
があった。このため、明るい場所では通常の反射型液晶
装置と同様に外光を利用するが、暗い場所では内部の光
源により表示を視認可能にした形式の液晶装置が提案さ
れている。これは、実開昭57−049271号公報な
どに記載されているように、液晶セルの観察側と反対側
の外面に偏光板、半透過反射板、バックライトを順次配
置した構成をしている。この液晶装置では、周囲が明る
い場合には外光を取り入れて半透過反射板にて反射され
た光を利用して反射型表示を行い、周囲が暗くなるとバ
ックライトを点灯して半透過反射板を透過させた光によ
り表示を視認可能とした透過型表示を行う。
さを向上させた特開平8−292413号公報に記載さ
れたものがある。この液晶装置は、液晶セルの観察側と
反対側の外面に半透過反射板、偏光板、バックライトを
順次配置した構成をしている。周囲が明るい場合には外
光を取り入れて半透過反射板にて反射された光を利用し
て反射型表示を行い、周囲が暗くなるとバックライトを
点灯して偏光板と半透過反射板を透過させた光により表
示を視認可能とした透過型表示を行う。このような構成
にすると、液晶セルと半透過反射板の間に偏光板がない
ため、前述した液晶装置よりも明るい反射型表示が得ら
れる。
置は、液晶層と半透過反射板との間に透明基板が介在す
るため、二重映りや表示のにじみなどが発生してしま
う。
伴って液晶表示のカラー化が要求されるようになってお
り、反射型液晶装置を用いるような機器においてもカラ
ー化が必要な場合が多い。ところが、上記公報に記載さ
れている液晶装置とカラーフィルタを組み合わせた方法
では、半透過反射板を液晶セルの後方に配置しているた
め、液晶層やカラーフィルタと半透過反射板との間に液
晶セルの厚い透明基板が介在し、視差によって二重映り
や表示のにじみなどが発生してしまい、十分な発色を得
ることができないという問題点がある。この問題を解決
するために、特開平9−258219号公報などに記載
されているような液晶層と接するように反射板を配置す
る反射型カラー液晶装置が提案されている。しかし、こ
の液晶装置は周囲が暗くなると表示を認識することがで
きない。
報、特開平11−109417号公報、特開平11−5
2366号公報に記載されているように、反射板に開口
部を設けることや反射板を薄膜化することで半透過反射
状態にし、さらに液晶セルの後方に偏光板、光源を順次
用いた半透過反射型カラー液晶装置が提案されている。
記載されている液晶装置は、AlやAgなどを主成分と
する合金を反射板として用いて、この反射板を半透過状
態にするために、微細な開口部を設けたり、薄膜化した
りしているため、透過光が青味を呈していた。つまり、
金属薄膜は可視光の短波長側の光は透過しやすく、長波
長側の光は透過しにくいので、従来の白色照明や黄色味
を呈した照明では明るい透過表示を得ることは困難であ
った。
であり、透過表示の明るさを向上させ、明るく視認性の
高い半透過反射型カラー液晶装置を提供することにあ
る。また、この液晶装置を用いた電子機器を提供するこ
とにある。
に本発明が講じた手段は、以下の通りである。
2基板との間に挟持した液晶層と、前記第2基板の前記
液晶層側の面に形成された半透過反射層と、前記第2基
板の前記液晶層と異なる側に配置された照明装置とを備
えた液晶装置において、前記半透過反射層は金属薄膜か
らなり、前記照明装置のXYZ表示系における色度座標
(x,y)が、0.1≦x≦0.3、かつ0.1≦y≦
0.4を満たすことを特徴とする。
率よく半透過反射層を透過するので、液晶装置における
透過時の明るさを向上させることができる。半透過反射
層を透過する光は青味を帯びていて、概ねXYZ表示系
における色度座標(x,y)が0.1≦x≦0.3、か
つ0.1≦y≦0.4を満たす。ゆえに、照明装置の色
度座標を半透過反射層を透過する光の色度座標と概ね同
じように選ぶことによって、照明装置の消費電力を高く
することなく、明るく視認性の高い透過型表示を実現す
ることができる。
現するためには、照明光が青くなりすぎるのは好ましく
ない。人間工学的な実験結果から、概ね半数の人が白色
系と判断できる0.2≦x≦0.3、かつ0.2≦y≦
0.35を満たすように、照明装置の色度座標を選べ
ば、より好ましい。
属膜のことである。通常、半透過反射層にはAlが主成
分の金属が用いられるが、Pt、CrやAgなどの可視
光領域の外光を反射させることのできる金属であれば、
その材料は特に限定されるものではない。
として、JIS−Z−8724(JISハンドブック3
3「色彩−1996」日本規格協会編集)にて規定され
ている。
の液晶層と異なる側に第1偏光板、第2偏光板を配置し
ても構わない。このようにすることで、高いコントラス
トで視認性の高い半透過反射装置が実現できる。また、
第1偏光板と第1基板の間及び第2偏光板と第2基板の
間に少なくとも1枚の位相差板を配置しても構わない。
このようにすることで、反射型表示と透過型表示のいず
れにおいても良好な表示制御ができるとともに、光の波
長分散に起因する液晶の色付きなどの色調への影響を低
減することができる。
射層の間のいずれかにカラーフィルタを形成しても構わ
ない。このようにすることで、反射型カラー表示と透過
型カラー表示を実現することができる。なお、カラーフ
ィルタ層は赤(R)、緑(G)、青(B)の発色を示す
複数のミクロフィルタからなる。カラーフィルタ層は、
380nm以上780nm以下の波長範囲のすべての光
に対して25%以上の透過率を有しているのが好まし
い。このようにすることで、明るい反射型カラー表示と
透過型カラー表示を実現することができる。
に散乱層を配置しても構わない。このようにすること
で、半透過反射層の鏡面感を散乱層によって散乱面(白
色面)に見せることができる。また、散乱層による散乱
によって、広視野角の表示が可能となる。なお、散乱層
の位置は、第1偏光板と半透過反射板の間であれば、ど
の位置にあっても特に構わない。散乱層は後方散乱(外
光が入射した場合、入射光側への散乱)が小さいかほと
んどないものが好ましい。
い。このようにすることで、半透過反射層の鏡面感を凸
凹によってなくし、散乱面(白色面)に見せることがで
きる。また、凹凸による散乱によって、広視野角の表示
が可能となる。凸凹は感光性樹脂などで形成する方法や
ガラス基板をフッ酸などの溶液によって荒らす方法等で
実現できる。
の色度座標は、フィルムなどを照明装置と第2基板の間
に配置することで実現しても良い。
2基板との間に挟持した液晶層と、前記第2基板の前記
液晶層側の面に形成された半透過反射層と、前記第2基
板の前記液晶層と異なる側に配置された照明装置とを備
えた液晶装置において、前記半透過反射層は金属薄膜か
らなり、前記照明装置のXYZ表示系における色度座標
(x,y)が、0.2≦x≦0.3、かつ0.2≦y≦
0.35を満たすことを特徴とする。
に近い透過型表示を実現することができる。フルカラー
の反射型表示と透過型表示を実現するためには、照明光
が青くなりすぎるのは好ましくない。人間工学的な実験
結果から、概ね半数の人が白色系と判断できる0.2≦
x≦0.3、かつ0.2≦y≦0.35を満たすよう
に、照明装置の色度座標を選べば、より好ましい。
がAlを主成分とする金属であることを特徴とする。
色のない高い反射率を得ることができる。
がAgを主成分とする金属であることを特徴とする。
色のない高い反射率を得ることができる。
請求項4のいずれかに記載の液晶装置を搭載し、バッテ
リー駆動を主として使用される携帯機器であることを特
徴とする。
示とを切り換えて表示することのできる半透過反射型液
晶装置を用いた携帯型電子機器を実現することができ
る。このような電子機器は、明るい場所でも暗い場所で
も、周囲の外光に関係なく高画質な表示を実現でき、視
認性に優れている。明るい場所では照明装置を点灯させ
る必要がないので、長時間のバッテリー駆動が可能とな
る。特に、暗い場所では明るい透過型表示を実現できる
ので、非常に視認性が高いという利点がある。
に係る実施形態について説明する。
装置の第1実施形態の構造を示す概略縦断面図である。
この実施形態は基本的に単純マトリクス型の液晶表示装
置に関するものであるが、同様の構成によりアクティブ
マトリクス型の装置や他のセグメント型の装置、その他
の液晶装置にも適用することは可能である。
3,106の間に液晶層105が枠状のシール材104
によって封止されて、液晶セルが形成されている。液晶
層105は、240度のツイスト角を持つネマチック液
晶で構成されている。上側の透明基板103の内面上に
はカラーフィルタ111が形成され、このカラーフィル
タ111には、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の
着色層が所定パターンで配列されている。カラーフィル
タの表面上には透明な保護膜112が被覆されており、
この保護膜112の表面上に複数のストライプ状の透明
電極113がITOなどにより形成されている。透明電
極113の表面上には配向膜114が形成され、所定方
向にラビング処理が施されている。
は、膜厚30nmの1重量%のNdを含んだ薄膜Al1
18、SiO2やアクリル樹脂などからなる絶縁膜11
7、ITOからなる透明電極116、配向膜115が順
次形成されている。本実施形態では、透明電極116を
形成したが、薄膜Alを画素電極として用いても良い。
この場合は、絶縁膜117と透明電極116が不要とな
る。
01が配置され、偏光板101と透明基板103との間
に位相差板102が配置されている。また、液晶セルの
下側には、透明基板106の背後に位相差板107が配
置され、この位相差板107の背後に偏光板108が配
置されている。そして、偏光板108の下側には、白色
光を発する蛍光管110と、この蛍光管110に沿った
入射端面を備えた導光板109とを有するバックライト
が配置されている。導光板109は裏面全体に散乱用の
粗面が形成され、或いは散乱用の印刷層が形成されたア
クリル樹脂板などの透明体であり、光源である蛍光管1
10の光を端面にて受けて、液晶セル側にほぼ均一な光
を放出するようになっている。その他のバックライトと
しては、白色のLED(発光ダイオード)や白色のEL
(エレクトロルミネセンス)などを用いることもでき
る。
は図1における偏光板101、位相差板102、上側透
明基板103をそれぞれ透過し、カラーフィルタ11
1、液晶層105を通過後、薄膜Al118によって一
部が反射され、再びカラーフィルタ111を通過して、
偏光板101から出射される。このとき、透明電極11
3と透明電極116によって液晶層105へ電圧を印加
する。この印加電圧によって明状態と暗状態、及びその
中間の明るさを制御することができる。
クライトからの光は偏光板108及び位相差板107に
よって所定の楕円偏光となり、薄膜Al118からその
一部が液晶層105に導入される。ここで、液晶層10
5に導入された光は、カラーフィルタ111を通過後、
位相差板102を透過する。このとき、液晶層105へ
の印加電圧に応じて、偏光板101を透過(明状態)す
る状態と吸収(暗状態)する状態、及びその中間の状態
を制御することができる。
を透過する光を用いて表示を行うので、薄膜Al118
を透過する光の波長による強度の違いが問題となる。図
3は、本実施形態に用いた薄膜Alを透過した光の分光
特性を表す図である。AlやAgなどの金属薄膜をスパ
ッタ法や蒸着法で形成すると、通常、短波長側の透過率
が長波長側の透過率よりも高くなる傾向がある。このた
め、従来の白色の照明装置や黄色味を帯びた照明装置で
は、青側つまり可視光の短波長側の強度が弱いため、十
分な明るさを得ることができない。そこで、この薄膜A
l118の色度座標に照明装置(バックライト)の色度
座標を概ね合わせることで、明るく視認性の高い透過カ
ラー表示を実現することができた。本実施形態では、薄
膜Al118を透過する光の色度座標は(x,y)=
(0.265,0.289)であり、照明装置(バック
ライト)の色度座標は(x,y)=(0.275,0.
280)である。
装置の第2実施形態の構造を示す概略縦断面図である。
この実施形態は基本的に単純マトリクス型の液晶表示装
置に関するものであるが、同様の構成によりアクティブ
マトリクス型の装置や他のセグメント型の装置、その他
の液晶装置にも適用することは可能である。
3、206の間に液晶層205が枠状のシール材204
によって封止されて、液晶セルが形成されている。液晶
層205は、80度のツイスト角を持つネマチック液晶
で構成されている。上側の透明基板203の内面上に
は、複数のストライプ状の透明電極213がITOなど
により形成されている。透明電極213の表面上には配
向膜214が形成され、所定方向にラビング処理が施さ
れている。
は、膜厚30nmの薄膜Al218、さらにその表面に
カラーフィルタ211が形成され、このカラーフィルタ
211には、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の着
色層が所定パターンで配列されている。カラーフィルタ
の表面上にはSiO2やアクリル樹脂などからなる透明
な保護膜212が被覆されており、この保護膜212の
表面上に複数のストライプ状の透明電極216がITO
などにより形成されている。透明電極216の表面上に
は配向膜215が形成され、所定方向にラビング処理が
施されている。
01が配置され、偏光板201と透明基板203との間
に位相差板202が配置されている。また、液晶セルの
下側には、透明基板206の背後に位相差板207が配
置され、この位相差板207の背後に偏光板208が配
置されている。そして、偏光板208の下側には、白色
光を発する蛍光管210と、この蛍光管210に沿った
入射端面を備えた導光板209とを有するバックライト
が配置されている。導光板209は裏面全体に散乱用の
粗面が形成され、或いは散乱用の印刷層が形成されたア
クリル樹脂板などの透明体であり、光源である蛍光管2
10の光を端面にて受けて、液晶セル側にほぼ均一な光
を放出するようになっている。その他の照明装置として
は、白色のLED(発光ダイオード)や白色のEL(エ
レクトロルミネセンス)などを用いることもできる。
は図2における偏光板201、位相差板202、上側透
明基板203をそれぞれ透過し、液晶層205を通過
後、カラーフィルタ211、薄膜Al218によって一
部が反射され、再びカラーフィルタ211、液晶層20
5を通過して、偏光板201から出射される。このと
き、透明電極213と透明電極216によって液晶層2
05へ電圧を印加する。この印加電圧によって明状態と
暗状態、及びその中間の明るさを制御することができ
る。
クライト(照明装置)からの光は偏光板208及び位相
差板207によって所定の楕円偏光となり、薄膜Al2
18からその一部が液晶層205に導入される。ここ
で、液晶層205に導入された光は、透明基板203を
通過後、位相差板202を透過する。このとき、液晶層
205への印加電圧に応じて、偏光板201を透過(明
状態)する状態と吸収(暗状態)する状態、及びその中
間の状態を制御することができる。
を透過する光を用いて表示を行うので、薄膜Al218
を透過する光の波長による強度の違いが問題となる。図
3は、本実施形態に用いた薄膜Alを透過した光の分光
特性を表す図である。AlやAgなどの金属薄膜をスパ
ッタ法や蒸着法で形成すると、通常、短波長側の透過率
が長波長側の透過率よりも高くなる傾向がある。このた
め、従来の白色の照明装置や黄色味を帯びた照明装置で
は、青側つまり可視光の短波長側の強度が弱いため、十
分な明るさを得ることができない。そこで、この薄膜A
l218の色度座標に照明装置(バックライト)の色度
座標を概ね合わせることで、明るく視認性の高い透過カ
ラー表示を実現することができた。本実施形態では、薄
膜Al118を透過する光の色度座標は(x,y)=
(0.265,0.289)であり、照明装置(バック
ライト)の色度座標は(x,y)=(0.275,0.
280)である。
形態では、Alを主成分とする金属薄膜を用いて、半透
過反射層を形成した。Al,Ag,Cr,Ptなどを主
成分とする種々の膜厚の金属薄膜(半透過反射層)を形
成し、これらを透過する光の色度座標(x,y)を分光
器によって測定、算出した。この結果をプロットしたも
のが、図4である。図中のプロット401が各金属薄膜
の色度座標で、斜線の領域402が照明装置(バックラ
イト)の望ましい色度の範囲である。金属薄膜を透過す
る光の色度座標は、0.1≦x≦0.3、かつ0.1≦
y≦0.4の範囲にある。よって、斜線の領域402に
照明装置(バックライト)の色度座標を選ぶことによっ
て、常に明るく視認性の高い透過表示を実現することが
できることを確認した。特に、0.2≦x≦0.3、か
つ0.2≦y≦0.35を満たすように、照明装置の色
度座標を選べば、明るく、より白色表示に近い透過型表
示を実現することができる。フルカラーの反射型表示と
透過型表示を実現するためには、照明光が青くなりすぎ
るのは好ましくない。0.2≦x≦0.3、かつ0.2
≦y≦0.35の範囲は、人間工学的な実験結果から、
概ね半数の人が白色系と判断できる範囲である。
電子機器の例を3つ示す。
られ、しかも低消費電力が必要とされる携帯機器に適し
ている。
上方部に表示部が設けられる。携帯電話は、屋内屋外を
問わずあらゆる環境で利用される。特に移動中や外出先
で利用されることが多いが、夜間の車内は大変暗い。従
って携帯電話に利用される表示装置は、消費電力が低い
反射型表示をメインに、必要に応じて補助光を利用した
透過型表示ができる半透過反射型液晶装置が望ましい。
本発明の液晶装置は、暗所で利用する透過型表示が従来
の液晶装置より明るく、視認性が高い。
に表示部が設けられる。ウォッチ用途における重要な観
点は、高級感である。本発明の液晶装置は、反射型表示
で発色が良く、視認性が高いことはもちろん、透過型表
示も非常に明るく視認性が高い。従って、従来の液晶装
置と比較して、大変に高級感あるカラー表示が得られ
る。
上側に表示部、下側に入力部が設けられる。また表示部
の前面にはタッチ・キーを設けることが多い。通常のタ
ッチ・キーは表面反射が多いため、表示が見づらい。従
って、従来は携帯型と言えども透過型液晶装置を利用す
ることが多かった。ところが透過型液晶装置は、常時照
明装置(バックライト)を利用するため消費電力が大き
く、電池寿命が短かかった。このような場合にも本発明
の液晶装置は、反射型でも半透過反射型でも、透過型で
も表示が鮮やかであるため、携帯情報機器に利用するこ
とが出来る。また、暗所の表示は明るい透過型表示が実
現できるので、多くの情報を容易に認識することができ
る。
過表示の明るさを向上させ、明るく視認性の高い半透過
反射型カラー液晶装置を実現することができる。
示す概略縦断面図である。
示す概略縦断面図である。
装置の色度座標を示す図である。
略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1基板と第2基板との間に挟持した液
晶層と、前記第2基板の前記液晶層側の面に形成された
半透過反射層と、前記第2基板の前記液晶層と異なる側
に配置された照明装置とを備えた液晶装置において、前
記半透過反射層は金属薄膜からなり、前記照明装置のX
YZ表示系における色度座標(x,y)が、 0.1≦x≦0.3、かつ0.1≦y≦0.4 を満たすことを特徴とする液晶装置。 - 【請求項2】 第1基板と第2基板との間に挟持した液
晶層と、前記第2基板の前記液晶層側の面に形成された
半透過反射層と、前記第2基板の前記液晶層と異なる側
に配置された照明装置とを備えた液晶装置において、前
記半透過反射層は金属薄膜からなり、前記照明装置のX
YZ表示系における色度座標(x,y)が、 0.2≦x≦0.3、かつ0.2≦y≦0.35 を満たすことを特徴とする液晶装置。 - 【請求項3】 前記金属薄膜がAlを主成分とする金属
であることを特徴とする請求項1または請求項2のいず
れか記載の液晶装置。 - 【請求項4】 前記金属薄膜がAgを主成分とする金属
であることを特徴とする請求項1または請求項2のいず
れか記載の液晶装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
の液晶装置を搭載し、バッテリー駆動を主として使用さ
れる電子機器。
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---|---|---|---|
JP23174699A JP4019565B2 (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 液晶装置及び電子機器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23174699A JP4019565B2 (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 液晶装置及び電子機器 |
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- 1999-08-18 JP JP23174699A patent/JP4019565B2/ja not_active Expired - Fee Related
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