JP2001056383A - 食用品ニードルディテクタ及びそれを用いた代金支払カウンター装置並びにその使用方法 - Google Patents

食用品ニードルディテクタ及びそれを用いた代金支払カウンター装置並びにその使用方法

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JP2001056383A
JP2001056383A JP23330999A JP23330999A JP2001056383A JP 2001056383 A JP2001056383 A JP 2001056383A JP 23330999 A JP23330999 A JP 23330999A JP 23330999 A JP23330999 A JP 23330999A JP 2001056383 A JP2001056383 A JP 2001056383A
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needle detector
magnetic
needle
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food
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JP23330999A
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English (en)
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Masao Kanazawa
正夫 金澤
Munehiko Miki
宗彦 三木
Minoru Horikoshi
稔 堀越
Yasutaka Maekawa
康敬 前川
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Nissin Electronics Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の検針器よりも構造が簡単で安価である
と共に、磁極片の磁極面から110mm以上の高さを有
する被検体食品内に混入した針のようなものをも検出す
ることができるニードルディテクタを提供する。 【解決手段】 U字型の永久磁石48とこの両端部の磁
極部N,Sに巻き付けられたサーチコイル50,51を
用いたニードルディテクタ30であって、被検体食品内
に混入した磁性体の針類の被検物を検出したら警報動作
をする警報手段40,42と、検出電流の増幅度を調整
して感度を調整する感度調整手段46とを有し、U字型
の永久磁石48の両端部の磁極部N,Sの先端の磁極面
48a,48bが被検体食品を近接させる垂直な検出平
面30aの裏面に対向して配置され、U字型の永久磁石
48の両端部の磁極部N,Sのピッチ間隔をほぼ100
mm以上に設定するニードルディテクタ30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば食パンのよ
うな被検体食品内に混入した鉄の針のような被検物を検
出するために用いるニードルディテクタ及びそれを用い
た代金支払カウンター装置並びにその使用方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属検出機を用いた代金支払カウ
ンター装置としては、特開平10−97681号公報に
開示されたチェックアウトカウンターがある。図5に示
すように、そのチェックアウトカウンター1は、そのカ
ウンターテーブル2上の、買物した商品の移動方向(図
中左から右に向かう方向)における、バーコードスキャ
ナ4の下流側(図中右側)に金属検出機6を設置して、
買物した商品が客の手に渡る直前で商品の金属混入検査
を行うことにより、万一店内で故意又は過失により商品
に針等が挿入されても、そのような商品が客に売られる
ことを未然に防ごうとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の代金支払カウンター装置においては、カウン
ターテーブル2上のバーコードスキャナ4が設置された
部位を起点とし、キャッシュレジスター7に近接するカ
ウンターテーブル2の商品回収スペース2bに隣接する
部位を終点とする搬送コンベヤ5が設けられるため、こ
の搬送コンベヤ5と金属検出機6の両方の費用がかか
り、代金支払カウンター装置全体の費用を著しくコスト
アップさせるという問題がある。
【0004】また、鉄等の磁性体以外のあらゆる金属を
検出するために交流磁界方式を採用する必要があり、ま
た検査される商品自体が磁界に影響を与えるプロダクト
エフェクトを防止するために被検体食品毎に調整するた
めの調整装置も必要となって、やはりコストアップが避
けられない。また、トンネル型の構造なのでスペースを
とって操作性が悪い。
【0005】上記のような搬送コンベヤ5等を用いない
検針器を用いれば代金支払カウンター装置のコストダウ
ンが図れるが、そのような搬送コンベヤ等を用いない検
針器としては、従来は、例えば図6に示すような、和服
等の縫製品内に残された針を検出する検針器があった。
【0006】この和服等の縫製品内に残された針を検出
する検針器は、永久磁石8の両端部のN極及びS極の磁
極片9,9の各々に検出コイル10,10を巻き付け
て、この検出コイル10,10に誘起される電圧を増幅
してブザーやランプ等の警報手段が作動することによ
り、針等の鉄片の存在を知らせるように構成されてい
る。
【0007】即ち、図6に示すように、磁極片9,9間
の磁束11を切るように針13が混入した縫製品が通過
すると、針13は透磁率が大きいため磁束11の流れに
変化を生じさせ、この変化値に比例し、磁束の変化速度
に逆比例した電圧が検出コイル10,10に誘起され、
ブザー等によりに針13が混入していることを知らせる
ことができる。
【0008】しかしながら、このような従来の検針器の
場合、磁極片9,9間の磁束11の流れは磁極面9a,
9aから距離が離れるほど磁束密度が弱くなる。このた
め、従来の検針器の検出可能な距離は磁極面9a,9a
からせいぜい約60mm程度であり、これを食パンのよ
うに磁極面9a,9aから110mm以上の高さを有す
る食品中の針を検出するために用いる場合には、それに
混入している針13の検出は不可能である。
【0009】このような問題点を解決する検針器として
は、実開昭64−10684号公報に開示されたものが
ある。この従来の検針器は、図7に示すように、主磁石
18の両端部のN極及びS極の磁極片12,12の磁束
方向両外側に補助磁石14,14を配設し、磁束11の
流れを磁極片12,12の磁極面12a,12aより図
中上方側に移動させて、その上方の磁束密度を大きくす
ることにより、磁極面12a,12aから60mmを超
える高さを有するものに混入している針13の検出を可
能にしようとするものである。
【0010】しかしながら、このような上記実開昭64
−10684号公報に開示された従来の検針器において
は、補助磁石14,14やそれに付随する部品の点数が
増えるため、検針器の構造が複雑となると共に、検針器
のコストアップを招くという問題がある。
【0011】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、従
来の検針器よりも構造が簡単で安価であると共に、磁極
片の磁極面から110mm以上の高さを有する被検体食
品内に混入した針のようなものをも検出することができ
るニードルディテクタ及びそれを用いた代金支払カウン
ター装置並びにその使用方法を提供することを課題とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、U字型の永久磁石とこの両端部の磁極部に
巻き付けられたサーチコイルを用いて、被検体食品内に
混入した磁性体の針類の被検物を検出する、直流磁界型
のニードルディテクタであって、前記被検体食品内に混
入した磁性体の針類の被検物を検出したら警報音を発生
または/及び警報灯を発光させる警報手段と、検出電流
の増幅度を調整して感度を調整する感度調整手段とを有
し、前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁
極面が前記被検体食品を近接させる垂直な検出平面の裏
面に対向して配置され、前記U字型の永久磁石の両端部
の磁極部のピッチ間隔をほぼ100mm以上に設定する
ことを構成とするものである。
【0013】このような構成のニードルディテクタによ
れば、U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁極
面が被検体食品を近接させる垂直な検出平面の裏面に対
向して配置されるように構成するだけで済むため、ニー
ドルディテクタの構造を簡単にして安価に製造すること
ができる。また、U字型の永久磁石の両端部の磁極部の
ピッチ間隔をほぼ100mm以上に設定することによ
り、磁極面から110mm以上の高さを有する被検体食
品内に混入した針のような被検物を検出することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図4
は、本発明によるニードルディテクタ及びそれを用いた
代金支払カウンター装置並びにその使用方法の第1の実
施の形態について説明するために参照する図である。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
代金支払カウンター装置20を示す図である。この代金
支払カウンター装置20は、カウンターテーブル23の
カウンター台23aの上には、図中左端部(商品の流れ
における上流側端部)に商品の入った買物かご25を載
置するスペースが空けられており、その載置された買物
かご25の下流側にはバーコードスキャナ27が設けら
れ、またそのバーコードスキャナ27の下流側にはニー
ドルディテクタ30が設けられている。
【0016】ニードルディテクタ30の下流側には、バ
ーコードスキャナ27及びニードルディテクタ30を通
過した商品を入れる商品引渡し用のかご(図示せず)を
載置する商品引渡しスペース23bが空けられている。
カウンターテーブル23の図中右端部(下流側端部)の
近傍には、レジスター台34上に載置されたキャッシュ
レジスター32が配置されている。
【0017】バーコードスキャナ27、ニードルディテ
クタ30、及びキャッシュレジスター32は、配線やC
PU等の制御回路等を用いた通信機能(図示せず)によ
り互いに接続されていて、後述するように、互いに連携
しながら各種動作を行えるように構成されている。
【0018】ニードルディテクタ30は、図2に示すよ
うに、商品の食品(被検体)を近接させてそれに混入し
ている針類(針の他に釘、虫ピン等)の磁性体の被検物
を検出する、幅がHの垂直に配置された検出平面30a
を有していると共に、電源スイッチ38、針類の磁性体
の被検物を検出したときに鳴るブザー40(警報手
段)、針類の磁性体の被検物を検出したときに発光(点
灯又は点滅)する検出ランプ42(警報手段)、針類の
磁性体の被検物を検出したときにブザー40と検出ラン
プ42のいずれかを、又はいずれかと両方との間で切換
えて作動させる切換えスイッチ44、及び、針類の磁性
体の被検物を検出するサーチコイル50,51の感度を
増幅して調節するための感度調節ノブ46が設けられて
いる。
【0019】ニードルディテクタ30の垂直な検出平面
30aの内側には、図3に示すような、断面がU字型の
異方性結晶鋳造磁石(永久磁石)の着磁鉄心48の両端
部の、N極とS極にサーチコイル50,51が巻き付け
られたものが2組設けられている。そして、サーチコイ
ル50,51が両端部に巻き付けられた着磁鉄心48の
両端部の先端の磁極面48aが垂直な検出平面30aの
裏面に対向するように配置されている。
【0020】このような着磁鉄心48とサーチコイル5
0,51から構成されることから分かるように、ニード
ルディテクタ30は直流磁界型で静磁界励振検出方式の
ニードルディテクタである。ニードルディテクタ30は
図3に示す着磁鉄心48の両端部の両極間のピッチ間隔
Lが100mm以上となるように形成したものが用いら
れる。ニードルディテクタ30の検出平面30aは、バ
ーコードスキャナ27のスキャナ部27aとほぼ同一高
さとなるように配置されている。
【0021】このような着磁鉄心48は、ニードルディ
テクタ30のアルミ板金か黄銅系の鋳造製のケーシング
内に設けられたアルミ板に、非磁性材料のネジで固定さ
れる。そして、このようにしてニードルディテクタ30
のケーシング内に固定された着磁鉄心48及びサーチコ
イル50,51と、ニードルディテクタ30のケーシン
グの内側面との間の空間には、熱間流動性及び絶縁性を
有する樹脂接着剤を隙間なく流し込むことにより、冷却
後に樹脂接着剤が固まってニードルディテクタ30全体
の剛性を十分に確保することができる。このため、サー
チコイル50,51の感度が外部からのわずかな振動に
より狂うことを防止することができる。
【0022】このような構成の代金支払カウンター装置
20の使用方法について、以下に説明する。図1におい
て、買物客が買物した商品を入れた買物かご25を、バ
ーコードスキャナ27の左側のカウンター台23aの上
に置くと、店のレジの担当者は買物かご25から1つず
つ手で取り出した商品を、まずバーコードスキャナ27
のスキャナ部27aによりバーコードの商品情報を読み
取らせ、そのうちの商品の値段に関する情報はキャッシ
ュレジスター32に通信されて記録、加算される。
【0023】商品のバーコードをバーコードスキャナ2
7のスキャナ部27aにより読み取らせたら、手に持っ
ている商品をそのままニードルディテクタ30の検出平
面30aに軽く接触する程度に近接させながら水平方向
に通過させることにより、商品中に針,釘,虫ピン等の
磁性体の被検物が混入していないかニードルディテクタ
30により検査する。
【0024】このとき、もし商品中に針類の磁性体の被
検物が混入していると、切換えスイッチ44の状態によ
り検出ランプ42及びブザー40の少なくとも一方又は
両方が動作し、検出ランプ42の光かブザー40のブザ
ー音により店の担当者に(ブザー音の場合には客にも)
知らせることができるようになっている。
【0025】その場合は針類の磁性体の被検物が混入し
ている商品を排棄して、別の同じ種類の商品と交換して
再度ニードルディテクタ30にかけて針類の磁性体の被
検物検出検査をし、商品中に針類の磁性体の被検物が混
入してないことを確認してから、ニードルディテクタ3
0の隣(下流側)の商品引渡しスペース23bに置い
た、商品引渡し用のかごにその商品を入れて客に引き渡
す。
【0026】このようにして、客が買った買物かご25
内のすべての商品についてバーコードスキャナ27及び
ニードルディテクタ30を通過させたら、キャッシュレ
ジスタ32により代金の合計を算出して、客の支払が済
んだらレシートとお釣りを客に渡して代金支払手続きを
完了する。
【0027】このような商品代金の支払手続きにおい
て、予めバーコードスキャナ27に、特定の商品、例え
ば缶詰類、脱酸化剤(酸化鉄粉)が介在する商品等を記
憶させておいて、そのような特定の商品についてはニー
ドルディテクタ30による針類の検出動作を行わないよ
うにする。そのような特定の商品は必ずニードルディテ
クタ30で鉄や鉄系の金属を検出して、その検出ランプ
42やブザー40が作動するのが当然のものだからであ
る。
【0028】この場合、上記特定の商品のバーコードを
バーコードスキャナ27のスキャナ部27aで読み取る
と、バーコードスキャナ27からニードルディテクタ3
0に特定の信号が通信で出力されて、その商品を検出平
面30aに通過させてもニードルディテクタ30は針類
の検出動作をしないようにすることができる。
【0029】そして、そのような特定の商品については
ニードルディテクタ30による針類の検出動作をしなく
とも、そのことにより代金の集計やレシートの発券がで
きないような事態が起きないように、バーコードスキャ
ナ27からキャッシュレジスター32にも、ニードルデ
ィテクタ30が動作しなくとも異常ではない旨の信号が
出力されるようにすることができる。
【0030】そして上記特定の商品に該当しない商品に
ついて、ニードルディテクタ30により検出動作後に異
常なしの結果が出たら、キャッシュレジスタ32から印
字出力されるレシートに検査済み等の表示が行われるよ
うにすることができる。また上記特定の商品に該当する
場合は、レシートにその旨の表示が行われるようにする
ことができる。
【0031】このようなニードルディテクタ30は、U
字型の永久磁石48の両端部の磁極部の先端の磁極面4
8aが被検体食品を近接させる垂直な検出平面30aの
裏面に対向して配置されるように構成するだけで済むた
め、ニードルディテクタ30の構造を簡単にして安価に
製造することができる。また、U字型の永久磁石48の
両端部の磁極部のピッチ間隔をほぼ100mm以上に設
定することにより、磁極面48aから110mm以上の
高さを有する被検体食品内に混入した針のような被検物
を検出することができる。
【0032】また、前記実施の形態においてはニードル
ディテクタ30を、その検出平面30aが垂直となるよ
うにカウンターテーブル23のカウンター台23a上に
配置したため、カウンター台23a上で商品や買物かご
25を取扱う上で邪魔にならないようにすることができ
る。
【0033】また、前記実施の形態に係る代金支払カウ
ンター装置20のニードルディテクタ30をPOS(販
売時点情報管理)システムのセンターのコンピューター
と接続することにより、ニードルディテクタ30による
検出結果もセンターのコンピューターに入力されて、適
切な防止対策を取る上で効果を上げることができる。
【0034】また、前記実施の形態に係るニードルディ
テクタ30は静磁界励振検出方式を採用しているので、
特に強磁性体の感度が高く、高周波磁界励振検出方式の
場合のように検査される商品自体が磁界に影響を与える
(プロダクトエフェクト)ことが少なく、このためその
プロダクトエフェクトを低減させるための調整、操作の
必要がなく、安価となる。
【0035】また、本発明に係るニードルディテクタは
針のような磁性体の検出のみを行うようにしたので、商
品がアルミ箔で包まれていたり、商品にアルミニウムの
包装金具が用いられていても、そのようなアルミ箔等を
検出して混入金属有りとの結果を出すことを防止するこ
とができる。
【0036】図4は、従来の検針器と本発明に係るニー
ドルディテクタの磁極面からの検出高さを比較して示し
たグラフである。すなわち、図6に示すような従来の検
針器は永久磁石8の両端部の磁極片9,9間のピッチ間
隔が60mm位しかないので、それらをいくつも並べて
用いたとしてもその検出高さ(四角のプロット)はせい
ぜい80mm位しかないのに比べて、本発明の上記実施
の形態に係るニードルディテクタ30は、その2つの着
磁鉄心48の各々の両極間のピッチ間隔を100mm以
上としたため、前記幅Hが200mmのときその検出高
さ(丸のプロット)が120mm以上でも磁束密度を大
きくすることができ、110mmの検出高さで“がす針
9号”を検出できることが分かっている。
【0037】なお、前記実施の形態においては永久磁石
に異方性結晶型の鋳造磁石を用いたが、同等の性能の永
久磁石であれば他の種類のものを用いてもよい。また永
久磁石でなくとも、コイルに直流電流を流して同等の磁
束密度が得られるものであれば電磁石を用いてもよい。
【0038】また、前記実施の形態においてはニードル
ディテクタ30の検出平面30aが垂直に配置されるタ
イプのニードルディテクタが用いられていたが、検出平
面が水平に配置されるタイプのニードルディテクタを用
いてもよい。また、この検出平面が水平に配置されるタ
イプのニードルディテクタを、その検出平面がカウンタ
ー台23aの裏面(下面)に対向又は接触するように取
り付けて、或はカウンター台23aより高くなった別の
台の内側等に取り付けて、被検体食品をカウンター台2
3a、或は上記別の台等の上に滑らせることにより、被
検体食品内に混入した磁性体の針類の被検物の検出作業
を行うようにしてもよい。
【0039】また、前記実施の形態においてはバーコー
ドスキャナ27で読み取ってからニードルディテクタ3
0により針の検出を行っていたが、逆にしてニードルデ
ィテクタ30により針の検出を行ってからバーコードス
キャナ27で読み取ってもよい。この場合は前記針の検
出が不要の特定の商品については、針の混入結果が出て
も問題ないものとしてレシートに表記されるようにする
ことができる。従ってオペレーターは商品が針の検出不
要の特定の商品であるか否かを気にすることなく作業に
専念することができる。
【0040】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁極面が被
検体食品を近接させる垂直な検出平面の裏面に対向して
配置されるように構成するだけで済むため、ニードルデ
ィテクタの構造を簡単にして安価に製造することができ
る。また、U字型の永久磁石の両端部の磁極部のピッチ
間隔をほぼ100mm以上に設定することにより、磁極
面から110mm以上の高さを有する被検体食品内に混
入した針のような被検物を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る代金支払カウ
ンター装置20を示す全体斜視図である。
【図2】図1におけるニードルディテクタ30の拡大斜
視図である。
【図3】図2における着磁鉄心48及びサーチコイル5
0,51の中央破断斜視図である。
【図4】本発明のニードルディテクタ30の着磁鉄心4
8のサーチコイル50,51の検出高さの性能と従来の
サーチコイルの検出高さの性能を比べて示すグラフであ
る。
【図5】従来の代金支払カウンター装置を示す全体斜視
図である。
【図6】従来の検針器を示す構成図である。
【図7】他の従来の検針器を示す構成図である。
【符号の説明】
1 チェックアウトカウンター 2 カウンターテーブル 2b 商品回収スペース 4 バーコードスキャナ 5 搬送コンベヤ 6 金属検出機 7 キャッシュレジスター 8 永久磁石 9 磁極片 9a 磁極面 10 検出コイル 11 磁束 12 磁極片 12a 磁極面 13 鉄片 14 補助磁石 18 主磁石 20 代金支払カウンター装置 23 カウンターテーブル 23a カウンター台 23b 商品引渡しスペース 25 買物かご 27 バーコードスキャナ 27a スキャナ部 30 ニードルディテクタ 30a 検出平面 32 キャッシュレジスタ 34 レジスター台 38 電源スイッチ 40 ブザー 42 検出ランプ 44 切換えスイッチ 46 感度調節ノブ 48 着磁鉄心 48a 磁極面 50,51 サーチコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀越 稔 東京都八王子市諏訪町263−1 日新電子 工業株式会社八王子工場内 (72)発明者 前川 康敬 東京都八王子市諏訪町263−1 日新電子 工業株式会社八王子工場内 Fターム(参考) 2G005 CA01 3E042 BA13 CA02 CE09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字型の永久磁石とこの両端部の磁極部
    に巻き付けられたサーチコイルを用いて、被検体食品内
    に混入した磁性体の針類の被検物を検出する、直流磁界
    型のニードルディテクタであって、 前記被検体食品内に混入した磁性体の針類の被検物を検
    出したら警報音を発生または/及び警報灯を発光させる
    警報手段と、 検出電流の増幅度を調整して感度を調整する感度調整手
    段とを有し、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁極面
    が前記被検体食品を近接させる垂直な検出平面の裏面に
    対向して配置され、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部のピッチ間隔を
    ほぼ100mm以上に設定することを特徴とするニード
    ルディテクタ。
  2. 【請求項2】 U字型の永久磁石とこの両端部の磁極部
    に巻き付けられたサーチコイルを用いて、被検体食品内
    に混入した磁性体の針類の被検物を検出する、直流磁界
    型のニードルディテクタであって、 前記被検体食品内に混入した磁性体の針類の被検物を検
    出したら警報音を発生または/及び警報灯を発光させる
    警報手段と、 検出電流の増幅度を調整して感度を調整する感度調整手
    段とを有し、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁極面
    が前記被検体食品を近接させる水平な検出平面の裏面に
    対向して配置され、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部のピッチ間隔を
    ほぼ100mm以上に設定することを特徴とするニード
    ルディテクタ。
  3. 【請求項3】 カウンターテーブル上の上流側に配置さ
    れるバーコードスキャナと、 前記カウンターテーブル上の前記バーコードスキャナの
    下流側に配置されるニードルディテクタと、 前記ニードルディテクタの下流側に配置されるキャッシ
    ュレジスタとを備え、 前記ニードルディテクタとして、 U字型の永久磁石とこの両端部の磁極部に巻き付けられ
    たサーチコイルを用いて、被検体食品内に混入した磁性
    体の針類の被検物を検出する、直流磁界型のニードルデ
    ィテクタであって、 前記被検体食品内に混入した磁性体の針類の被検物を検
    出したら警報音を発生または/及び警報灯を発光させる
    警報手段と、 検出電流の増幅度を調整して感度を調整する感度調整手
    段とを有し、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁極面
    が前記被検体食品を近接させる垂直な検出平面の裏面に
    対向して配置され、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部のピッチ間隔を
    ほぼ100mm以上に設定したものを用いて、 前記バーコードスキャナと前記ニードルディテクタの相
    互間、及びバーコードスキャナとニードルディテクタの
    少なくとも一方とキャッシュレジスターの相互間を通信
    機能で接続し、バーコードスキャナ、ニードルディテク
    タ及びキャッシュレジスターの相互間で連携しながら各
    種動作を行うようにしたことを特徴とする代金支払カウ
    ンター装置。
  4. 【請求項4】 カウンターテーブル上の上流側に配置さ
    れるバーコードスキャナと、 前記カウンターテーブル上の前記バーコードスキャナの
    下流側に配置されるニードルディテクタと、 前記ニードルディテクタの下流側に配置されるキャッシ
    ュレジスタとを備え、 前記ニードルディテクタとして、 U字型の永久磁石とこの両端部の磁極部に巻き付けられ
    たサーチコイルを用いて、被検体食品内に混入した磁性
    体の針類の被検物を検出する、直流磁界型のニードルデ
    ィテクタであって、 前記被検体食品内に混入した磁性体の針類の被検物を検
    出したら警報音を発生または/及び警報灯を発光させる
    警報手段と、 検出電流の増幅度を調整して感度を調整する感度調整手
    段とを有し、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部の先端の磁極面
    が前記被検体食品を近接させる垂直な検出平面の裏面に
    対向して配置され、 前記U字型の永久磁石の両端部の磁極部のピッチ間隔を
    ほぼ100mm以上に設定したものを用い、 前記バーコードスキャナと前記ニードルディテクタの相
    互間、及びバーコードスキャナとニードルディテクタの
    少なくとも一方とキャッシュレジスターの相互間を通信
    機能で接続し、バーコードスキャナ、ニードルディテク
    タ及びキャッシュレジスターの相互間で連携しながら各
    種動作を行うようにした代金支払カウンター装置を用い
    て、 手で保持した前記被検体食品のバーコードを前記バーコ
    ードスキャナで読み取った後引き続き前記ニードルディ
    テクタにより被検体食品内に混入した磁性体の針類の被
    検物の検出作業を行うようにすることを特徴とする代金
    支払カウンター装置の使用方法。
  5. 【請求項5】 前記バーコードスキャナで読み取ったバ
    ーコードの商品情報により予め検出対象外とされた被検
    体食品は前記ニードルディテクタによる前記被検物の検
    出作業を行わないようにすることを特徴とする請求項4
    に記載の代金支払カウンター装置の使用方法。
  6. 【請求項6】 前記ニードルディテクタにより前記被検
    体食品内に混入した磁性体の針類の被検物の検出作業を
    行った商品については前記キャッシュレジスターで印字
    出力する代金受領レシートに所定の検査済みの表示を加
    えるようにすることを特徴とする請求項4に記載の代金
    支払カウンター装置の使用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257488A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Fujitsu Ltd 異物混入品販売防止方法および異物混入品販売防止装置
JP2010191810A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Teraoka Seiko Co Ltd 商品登録装置

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