JP2001054685A - 模擬遊戯玩具 - Google Patents

模擬遊戯玩具

Info

Publication number
JP2001054685A
JP2001054685A JP11231918A JP23191899A JP2001054685A JP 2001054685 A JP2001054685 A JP 2001054685A JP 11231918 A JP11231918 A JP 11231918A JP 23191899 A JP23191899 A JP 23191899A JP 2001054685 A JP2001054685 A JP 2001054685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doll
toy
simulated
doll body
play
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11231918A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Sudo
武彦 須藤
Satoshi Yamada
悟司 山田
Eiji Taguma
栄司 田熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sega Toys Co Ltd
Original Assignee
Sega Toys Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sega Toys Co Ltd filed Critical Sega Toys Co Ltd
Priority to JP11231918A priority Critical patent/JP2001054685A/ja
Publication of JP2001054685A publication Critical patent/JP2001054685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリエーションに富んだプレイが可能であ
り、従来よりもエンターテインメント性に富んだ模擬遊
戯玩具を提供する。 【解決手段】 模擬遊戯玩具1は、森林を模した玩具本
体2と、ゲームを遊戯するプレーヤによって玩具本体2
の各部所に装着可能な複数種の人形体3とによって構成
されている。玩具本体2には、これら人形体3を収容す
るための複数の人形収容部4が設けられている。玩具本
体2は、人形収容部4に収容された人形体3と人形体3
を収容した人形収容部4の組み合わせを判別し、その組
み合わせに応じて異なった音声を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は模擬遊戯玩具に係
り、特に、例えば森林や渓谷などを模した玩具本体に対
し、別体に設けられた例えば人形体などの分離体を装着
して遊戯する模擬遊戯玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ままごと用ガスレンジ玩具のよ
うに、実物のガスレンジを模した本体に、調理器具を模
した複数個の分離体のいずれかを載せた際に、その分離
体の形態または外観に特有の動作、例えばジュージュ
ー、コトコトなどの調理音に類似した音声を発生させ
て、あたかもプレーヤに実際にガスレンジを使用してい
る様な感覚を与えるようにした 模擬遊戯玩具が知られ
ている。
【0003】特開平8−103574号公報には、低コ
ストでかつ遊戯性を高めるべく、上記模擬遊戯玩具に関
連して分離体それぞれに異なる抵抗体を設けるととも
に、本体に装着された分離体を識別できる判別装置を設
け、本体による分離体判別結果に応じて異なった動作、
例えば、音声出力や運動等をするようにした模擬遊戯玩
具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たこれらの模擬遊戯玩具は、分離体が装着されることに
なる本体側の部位は、例えばガスコンロ口といったよう
に、バリエーションのないものであるため遊び方が限ら
れ、面白味に欠ける等の難点があった。加えて、調理器
具のような分離体は音声にしても運動形態にしても動作
のバリエーションが少なく、プレーヤにすぐ飽きられて
しまうといったような、玩具として致命的な問題を抱え
ていた。
【0005】本発明の目的は、バリエーションに富んだ
プレイが可能であり、従来よりもエンターテインメント
性に富んだ模擬遊戯玩具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数種の分
離体を収容可能な複数の収容部を有する玩具本体を有す
る模擬遊戯玩具であって、前記収容部の位置と、前記収
容部に収容された前記分離体の種類との組み合わせに基
づいて異なった処理を行なう制御手段を有することを特
徴とする模擬遊戯玩具によって達成される。これによ
り、ひとつの分離体でもその収容部位を変えることによ
り種々の処理を楽しむことができ、プレーヤにとって飽
きのこない、エンターテインメント性の高い模擬遊戯玩
具を提供できる。
【0007】上述した模擬遊戯玩具において、前記複数
種の分離体には、それぞれ抵抗値が異なる抵抗体が設け
られており、収容部に収容された分離体の抵抗値を検知
することにより、前記分離体の種類を判別する判別手段
を更に有するようにしてもよい。
【0008】上述した模擬遊戯玩具において、前記収容
部は、前記分離体を支持する支持部と、前記支持部に露
出し、互いに径が異なる同心円状の複数のリング状端子
とを有し、前記分離体は、前記収容部の支持部に支持さ
れる台座と、前記台座に露出し、前記抵抗体の両端に接
続された複数の端子とを有し、前記分離体が任意の向き
で前記収容部に収容されたとき、前記分離体の複数の端
子が前記収容部の複数のリング状端子にそれぞれ接触さ
れるようにしてもよい。
【0009】上述した模擬遊戯玩具において、前記分離
体の台座を前記収容部の支持部に弾性的に支持する支持
機構を有し、前記支持機構の弾性力に抗して、前記収納
部に収納された前記分離体を操作して押し下げたとき
に、前記分離体の複数の端子が前記収容部の複数のリン
グ状端子にそれぞれ接触されるようにしてもよい。
【0010】上述した模擬遊戯玩具において、前記分離
体は、人間や動物等の形を模した人形体であり、前記制
御手段は、前記人形体の種類に応じた音声で、前記収容
部の位置に基づいた言葉を発するようにしてもよい。
【0011】上述した模擬遊戯玩具において、前記制御
手段は、前記収容部への前記人形体への装着状態及び/
又は前記人形体への操作状態に関係なく、所定の音声で
所定の言葉を発するデモンストレーションモードを有す
るようにしてもよい。
【0012】上述した模擬遊戯玩具において、前記制御
手段は、前記収容部への前記人形体への装着状態に基づ
き、前記人形体への操作に応じて前記人形体の種類に応
じた音声で所定の言葉を発するプレイモードを有するよ
うにしてもよい。
【0013】上述した模擬遊戯玩具において、前記制御
手段は、前記収容部への前記人形体への装着状態及び/
又は前記人形体への操作状態が所定の開始条件を満たし
たときに、前記人形体同士が発する言葉に所定の関連を
持たせるストーリモードを有するようにしてもよい。
【0014】上述した模擬遊戯玩具において、前記制御
手段は、前記収容部への前記人形体への装着状態及び/
又は前記人形体への操作状態が所定の終了条件を満たし
たときに、前記ストーリモードを終了させるようにして
もよい。
【0015】上述した模擬遊戯玩具において、前記所定
の開始条件又は前記所定の終了条件は、前記人形体への
操作回数であるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による模擬遊
戯玩具を図1乃至図5を用いて説明する。図1は本実施
形態の模擬遊戯玩具の構成を示すブロック図であり、図
2は本実施形態の模擬遊戯玩具の外観を示す図であり、
図3は人形体及び人形収容部の構造を示す部分断面図で
あり、図4は人形体及び人形収容部の外観図である。
【0017】本実施形態の模擬遊戯玩具1は、図2に示
すように、例えば、森林を模した玩具本体2と、ゲーム
を遊戯するプレーヤによって玩具本体2の各部所に装着
可能な複数種、例えば6種類の人形体3とによって構成
されている。玩具本体2には、これら人形体3を収容す
るための複数の人形収容部4が設けられている。
【0018】これら人形体3は、プレーヤにとって馴染
みのあるキャラクタを模して形成されることが好まし
い。本実施形態では、例えば、幼児向けアニメのような
一連のシリーズに登場するキャラクタを模して形成され
ている。なお、以下の説明では、キャラクタA、B、
C、D、E、Fは、それぞれ異なるキャラクタの種類を
あらわす。
【0019】玩具本体2は、その前方上面に、模擬遊戯
玩具1の主電源のオン・オフを制御するメインスイッチ
5と、後述する各種動作モード切り換えのためのモード
スイッチ6とを備えている。さらに、玩具本体2の各部
位には、単純な効果音、例えば水の音を発生したり、人
形収容部4に収容された人形体3に単純な動きを与える
ためのスイッチ7が設けられている。
【0020】図3は、人形収容部4に人形体3が置か
れ、玩具本体2側では装着が検知されていない状態にお
ける、人形体3と人形収容部4双方の部分的断面を示し
ている。
【0021】人形体3は、その底部分に通電性材料から
なる中孔釘8a、8bを埋設した人形台座9を備えてお
り、各中孔釘8a、8bは、人形体3内部において端子
10を介してその人形体3に特有の抵抗値を有する抵抗
体11に接続されている。人形台座9には、その下面の
ほぼ中央に人形収容部4との係合を補助する孔12が形
成されている。なお、中孔釘8a、8bのうち、一方の
中孔釘8aはこの孔12に近接して配置され、他方の中
孔釘8bは孔12より離れて配置され、孔12からの距
離が異なっている。
【0022】これに対し、玩具本体2側に設置される人
形収容部4は、その中央に孔13を有して凹状に形成さ
れる人形体受け座14を備え、座面には人形体3の各中
孔釘8a、8bに接触するためのリング状接触端子15
a、15bが中孔13を中心として同心円状に設けられ
ている。これらリング状接触端子15a、15bは、受
け座14の裏面側に部分的に露出し、内部の端子16
a、16bを介して、後述する玩具本体2内部の所定の
電気回路に接続されるようになっている。
【0023】一方、人形体受け座14の下方には、人形
体3の装着時に人形台座9の孔12と嵌合するためのプ
ッシュロッド17が、その先端部分を孔13から突き出
すようにして配置されている。このプッシュロッド17
は、圧縮スプリング18によって上方、すなわち人形体
3側に常時付勢されている。図3に示すように、単にプ
ッシュロッド17と人形体3を嵌合した状態では、プッ
シュロッド17によって人形体3側の中孔釘8a、8b
がリング状接触端子15a、15bから離れて双方の接
触が回避されるようになっている。
【0024】これにより、プレーヤは遊戯の際、所望の
人形収容部4のプッシュロッド17の先端に、所望の人
形体3の孔13を嵌め込み、さらにこの状態のまま人形
体3の頭を押下する等して下側に押し込むことにより、
中孔釘8a、8bはリング状接触端子15a、15bと
導通し、玩具本体2側では、人形収容部4に特定人形体
3が装着されたことが検知されるようになる。人形収容
部4の底面に設けた接触端子15a、15bがリング状
であるので、人形収容部4に人形体をどの向きで収容し
ても確実に中孔釘8a、8bがリング状接触端子15
a、15bに接触可能である。
【0025】各人形体3は、それぞれ異なる抵抗値の抵
抗体11を内蔵する。従って、人形体3の抵抗体11の
両端子がリング状接触端子15a、15bに接触して導
通すると、その抵抗値に応じて異なる降下電圧が発生
し、玩具本体2側では、その降下電圧を検知することに
よって、どの人形収容部4にどの人形体3が装着され
て、押し込まれたかが判別できる。
【0026】このように、本実施形態の人形装着形態に
よれば、単に人形収容部4に人形体3をセットしただけ
ではその装着情報は玩具本体2に入力されず、プレーヤ
による「押す」という操作によって始めて本体側回路と
通電されるため、複数の人形体3を同時に人形収容部4
に置いた状態で、連続して各人形体3を押して操作する
ことができる。
【0027】また、人形体3を人形収容部4に収容した
状態で、人形体3側の孔12とプッシュロッド17とが
係合することにより、人形体3が人形収容部4からずれ
ることがない。例えば、シーソーなどの可動な人形収容
部4に人形体3を置いたとしても、その動作によって人
形体3がずれてしまうようなことはない。
【0028】さらに、本実施形態によれば、図4に示す
ように、人形体3の中孔釘8a、8bに対し、人形収容
部4の両接触端子15a、15bはプッシュロッド17
を中心に同心円状に配設されるため、人形体3のいかな
る向きでも中孔釘8a、8bと人形収容部4の接触片1
5a、15b間の導通が確保される。
【0029】なお、本実施形態では人形収容部4側の端
子をリング状とし、人形体3の端子を点状としたが、逆
に、人形収容部4側の端子を点状とし、人形体3の端子
をリング状としてもよい。また、人形収容部4側の端子
と人形体3の端子を共にリング状としてもよい。
【0030】図1に戻り、玩具本体2内部には、玩具全
体の作動を制御する制御装置20と、どの人形収容部4
にどの人形体3が装着され、プレーヤによって操作され
たかを判別する判別回路21と、音声出力のための音声
出力回路22と、スピーカ23とがそれぞれ内蔵されて
いる。
【0031】判別回路21は、制御装置20と共通の電
源(図示せず)に接続され、前述したように各人形収容
部4に設けられたリング状接触端子15a、15b間に
電圧を印加し、人形体3の抵抗体11を含む回路の電圧
降下を検知し、いまどの人形収容部4にどの人形体3が
装着されているかの組み合わせ情報を制御装置20に対
し出力する。
【0032】本実施形態の模擬遊戯玩具を使用するゲー
ムをつかさどる制御装置20は、上述した組み合わせ情
報の他に、メインスイッチ5、モードスイッチ6及びス
イッチ7からのオン、オフ信号を入力する入力ポート2
0aと、音声出力回路22に対し駆動信号を出力してス
ピーカ23を駆動させる出力ポート20bと、入力され
た各種情報に基づき所定の演算をするCPU20cと、
ゲームを進行するためのプログラムや音声データ等を格
納するメモリ20dとによって構成され、これら各構成
要素はバスライン20eによって相互接続されている。
【0033】制御装置20は、判別回路21で判別され
た、人形体3と人形収容部4との組み合わせに基づき、
各組み合わせに対応して予め定められた音声データをメ
モリ20dから読み込み、出力ポート20bより音声出
力回路22に信号を出力して、この組み合わせ特有の音
声、例えば、木の人形収容部4にキャラクタAが装着・
操作された場合には、「ぼく、キャラクタA!うわー!
いいながめだなー」という音声をスピーカ23から出力
させる。これにより、1つのキャラクタ人形体3であっ
てもその設置場所によって言葉の内容が変化し、キャラ
クタの種別と設置場所個数の組み合わせのバリエーショ
ンに富んだ発生パターンにより玩具自体のエンターテイ
ンメント性が高まることになる。
【0034】本実施形態による模擬遊戯玩具1は、モー
ドスイッチ6を切り換えることにより、上述した通常プ
レイの他に、プレーヤによる人形体3の操作に関係なく
予め設定された音声を連続して出力する、いわゆるデモ
ンストレーションモードや、通常のプレイの延長線上
で、ある操作をきっかけとしてプレーヤの人形体3操作
をも巻き込んだ特有のストーリが展開する、いわゆるス
トーリモードによる音声出力も可能なように構成されて
いる。
【0035】図5は、上述した通常プレイモード、デモ
ンストレーションモード、ストーリモードを実行する際
の動作を説明するフローチャートである。なお、この動
作を実行するプログラムは制御装置20のメモリ20d
内に格納されている。
【0036】まず、メインスイッチ5がオンとなると、
ステップS1でモードスイッチ6がプレイモードの状態
になっているか、デモンストレーションモードの状態に
なっているかを入力ポート20aを介して検知し、デモ
ンストレーションモードの場合にはステップS2以降に
進み、プレイモードの場合はステップS8以降に進む。
【0037】デモンストレーションモードのステップS
2では、メモリ20dに格納されたデモンストレーショ
ン用プログラムに従って音声出力回路22を駆動し、予
め設定された音声を出力する処理が実行される。なお、
このデモンストレーションは、一定のストーリ仕立てと
なっており、毎回同じストーリではプレーヤを飽きさせ
てしまうため、複数種、例えば3種のストーリがその時
の人形体3の装着状況に基づいて、又は、その装着状態
に拘わらず、ランダムに選択されるものとする。
【0038】このようにして実行される模擬遊戯玩具の
デモンストレーションは、例えば、デモンストレーショ
ン開始後、所定時間に亙ってプレーヤからのいかなるア
クションがない時には、電源オンにもかかわらず模擬遊
戯玩具1周囲にプレーヤがいない可能性がある。このた
め、デモンストレーション中に所定の条件が成立したと
き、例えば、デモンストレーションの開始後、所定時
間、例えば3分間外部からのいかなる入力、すなわち、
人形体3の押し込み、スイッチ7のオン操作がないとき
には、デモンストレーションを一時的に停止させてスリ
ープ状態にする処理を行なう。
【0039】すなわち、ステップS3では、上記スリー
プ条件が成立しているか否かを判定し、スリープ条件が
成立している時には、ステップS4に進み、デモンスト
レーションを一時的に停止するスリープ処理を行なう。
なお、ステップS3でスリープ条件が成立していないと
判定された場合には、ステップS4、S5、S6をスキ
ップしてステップS7に進む。
【0040】ステップS4に続くステップS5では、こ
のようなスリープ状態の間に、新たにスリープ条件を解
除すような条件、すなわち、外部からの何らかの入力、
例えば、人形体3の押し込みやスイッチ7のオン操作が
あったか否かが判定される。外部から何らかの操作があ
った場合には、ステップS6に進み、再びデモンストレ
ーションをスタートさせる処理を行ない、ステップS7
に進む。逆に、いまだスリープ解除条件が満たされてい
ない時には、ステップS4に戻り、引き続きスリープ処
理を継続させる。
【0041】ステップS7において、今度は一連のデモ
ンストレーション処理が終了したか否かが判定される。
そしてステップS7でデモンストレーション処理が終了
されたと判定された場合にのみ、本ルーチンは終了し、
再びステップS1に戻る。ステップS7でデモンストレ
ーションが終了されていないと判定された場合には、ル
ーチンはステップS3に戻り、再びスリープ条件成立の
有無を問う処理へと進むことになる。
【0042】上述したデモンストレーションモードに対
し、ステップS1においてモードイッチ6がプレイモー
ドとなっている場合には、通常の処理、すなわち、人形
収容部4に設置され、プレーヤによって操作され導通さ
れた人形体3との組み合わせに応じて、対応する音声を
スピーカ23から出力する処理を行なう。
【0043】ステップS8では判別回路21からの入力
により、特定の人形収容部4に人形体3が装着され、プ
レーヤによって押し込まれたか否かが判定される。そし
て本ステップS8でこの装着アクションがあったと判定
されたならば、ステップS9に進み、人形体3の種別と
人形収容部4の位置の組み合わせに応じた言葉の音声を
スピーカ23から出力する。
【0044】なお、この音声出力のためには、通常、キ
ャラクタの種類毎に多数、例えば、約40種類の音声を
予め記憶しておき、状況に応じて単発または複数の組み
合わせによって会話を成立させるようになっている。
【0045】ところで、このような人形体3の装着及び
操作とその音声発生との繰り返しだけでは、すぐにプレ
ーヤが飽きてしまう可能性がある。このため、本実施形
態では、前述したように、この単純なプレイの延長線上
で、人形体3の押下操作が所定回数、例えば10回繰り
返されたならば、その所定回数目に押下操作された人形
体3の種類をきっかけとしたストーリ性のある会話を行
なうストーリモードに移行する。
【0046】ステップS9に続くステップS10では、
このストーリモードの開始条件が満足されたか否かが判
定される。例えば、ステップS9の処理回数をカウント
し、その処理回数が所定回数例えば10回になったか否
かが判定される。
【0047】ステップS10でストーリモードの開始条
件が満足されてないと判定された場合には、ステップS
8に戻り、引き続き、人形体3の押下操作、音声発生の
通常プレイモードを実行する。
【0048】ステップS10でストーリモードの開示条
件が満足されたと判定された場合には、ステップS11
に進み、ストーリーモードを実行する。このストーリー
モードでは、例えば、人形体3の装着・押圧回数が例え
ば10回を越えたときに、その際に押圧された人形体3
に特定の音声をしゃべらせ、その後、他の人形体3を押
圧すれば先に押された人形体3に対して答えるといった
ような作動を繰り返し、人形体3にあたかもストーリ性
のあるかのような会話を成立させるものである。
【0049】このようなストーリモードは所定のストー
リ終了条件が満たされたならば終了し、再び通常のプレ
イモードに復帰する。
【0050】ステップS11に続くステップS12で
は、ストーリモード終了条件が成立したか否かが判定さ
れる。ストーリモード終了条件が成立していない場合
(No)には、引き続きステップS11の処理を続行
し、ストーリモード終了条件が成立している場合(Ye
s)には、本ルーチンは終了し、再びステップS1に戻
る。
【0051】ストーリモード終了条件としては、例え
ば、特定の人形体3でストーリモードに入ったらなら
ば、その後、他の特定の人形体3が押下された場合にス
トーリモードを終了するとか、その人形体3が押下され
なくともストーリモードにおける所定回数の操作によっ
て自動的に終了するといったようなものである。
【0052】代表的なストーリモードの開始(IN)か
ら終了(OUT)までの過程の例を以下に示す。A、
B、C、D、E、Fは異なるキャラクタを示す。 (1)5回目で終了(OUT)の例 B(IN)→D→A→C→F(OUT) (2)2回目で終了(OUT)の例 B(IN)→F(OUT) (3)Fが押されなくとも所定回数(6回)で終了(O
UT)の例 B(IN)→D→A→C→D→E(OUT) なお、当然ながらこのストーリモードの終了(OUT)
を決定するキャラクタは、実行開始に至った各人形体3
に対応してそれぞれ1つに限定して設定される必要はな
く、各人形体3に対応して、例えば、(a)B(IN)
→…→F(OUT)とか、(b)B(IN)→…→E
(OUT)とか、(c)B(IN)→…→D(OUT)
とかいうように複数のストーリを持ち、ストーリ展開に
バラエティを持たせるようにしてもよい。
【0053】このように、本実施例による模擬遊戯玩具
1は、プレーヤによって設置・操作される人形体3と人
形収容部4の組み合わせに応じて多種多様の音声を出力
できるほか、デモンストレーションを行なったり、また
条件によってはプレーヤ主導型で各人形体3に会話をさ
せ、あたかもショートストーリを演じているかのような
動作が可能であるため、プレーヤがなかなか飽きること
がないエンターテインメント性の高い遊戯を提供でき
る。
【0054】また、玩具本体2は、シーソーや滑り台の
ように一部可動な部分も備えているため、音声以外にも
各キャラクタをそのような部分に設置して動かすといっ
たような楽しみも提供できる。また、この動きに併せ
て、各キャラクタやその人形収容部4にふさわしい音
声、例えば、「滑り台は楽しいなー。ウホッホ・ホーィ
!」とか、「だれか、シーソーに乗ろうよぉ」等の音声
を出力させると、さらにリアリティが高まるという効果
を奏する。
【0055】また、人形体3の人形収容部4への設置情
報は、プレーヤによる人形体3の「押圧」という行為に
よって始めて玩具本体2側に伝達されるようになってい
るため、複数の人形体3を各人形収容部4に置き、連続
して各人形体3を押すことによりスピーディな展開で各
人形体3から音声を出力させることが可能である。ま
た、人形体3側の孔12とプッシュロッド17との係合
により、例えば、シーソーなどの可動な人形収容部4に
人形体3を置いた場合に、シーソーが傾いたり、人形体
3に不用意な外力が加わったとしても、その設置状態は
維持される。
【0056】また、本実施形態によれば、人形体3の中
孔釘8a、8bに対し、人形収容部4の両リング状接触
端子15a、15bはプッシュロッド17を中心に同心
円状に配設されるため、人形体3のいかなる向きでも各
ネイル8a、8bと人形収容部4の接触片15a、15
b間の導通が確保される。
【0057】本発明は上記実施形態に限らず種々の変形
が可能である。以上、本発明を、幼児向けアニメのシリ
ーズのキャラクタを配した模擬遊戯玩具に例をとり説明
してきたが、当然、人形体3のキャラクタはこれに限定
されるものではない。更に、人形や動物等を模した人形
体に限らず、他の物、例えば、調理器具等を模した分離
体をも用いるようにしてもよい。
【0058】また、上記実施形態では、プレーヤを飽き
させないため通常モードからストーリモードへと展開す
るパターンであったが、より小さい対象年齢の低学年用
として単純な通常モード(装着・押下と発声の繰り返
し)のみの設定でもよい。また、逆に高学年用として、
前述したストーリモードに対応して終了(OUT)のパ
ターンによっては特定キャラクタに可動機構を設けて、
特別な動きをさせたりして、ゲーム性のより高い玩具と
して提供することも可能である。
【0059】また、上記実施形態では、人形収容部側に
バネにより弾性的に人形を支持する支持機構を設けた
が、人形側に弾性的な支持機構を設けてもよい。さら
に、支持機構を弾性的に支持するのではなく、人形体を
人形収容部に設置することにより更なる操作をすること
なく直ちに抵抗体を測定するようにしてもよい。
【0060】また、上記実施形態では、人形や動物等を
模した人形体を用いたが、他の物、例えば、調理器具を
模した分離体を用いた模擬遊戯玩具に本発明を適用して
もよい。
【0061】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、複数種の
分離体を収容可能な複数の収容部を有する玩具本体を有
する模擬遊戯玩具であって、前記収容部の位置と、前記
収容部に収容された前記分離体の種類との組み合わせに
基づいて異なった処理を行なう制御手段を有するように
したので、ひとつの分離体でもその収容部位を変えるこ
とにより種々の処理を楽しむことができ、プレーヤにと
って飽きのこない、エンターテインメント性の高い模擬
遊戯玩具を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による模擬遊戯玩具のブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施形態による模擬遊戯玩具の外観
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による模擬遊戯玩具におけ
る人形収容部に人形体を装着した状態の部分断面図であ
る。
【図4】図3の人形収容部と人形体の装着状態を説明す
る説明図である。
【図5】本発明の一実施形態による模擬遊戯玩具の動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…模擬遊戯玩具 2…玩具本体 3…人形体 4…人形収容部 5…メインスイッチ 6…モードスイッチ 7…スイッチ 8a,8b…中孔釘 9…人形台座 10a、10b…端子 11…抵抗体 12…孔 13…孔 14…受け座 15a、15b…リング状接触端子 16a,16b…端子 17…プッシュロッド 18…圧縮スプリング 20…制御装置 20a…入力ポート 20b…出力ポート 20c…CPU 20d…メモリ 20e…バスライン 21…判別回路 22…音声出力回路 23…スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田熊 栄司 東京都台東区柳橋1ー4−4ヨシナガビル 株式会社セガトイズ内 Fターム(参考) 2C150 CA01 CA02 CA21 DA23 DF03 EA04 EF26 5D108 CA02 CA07 CA15 CA25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の分離体を収容可能な複数の収容
    部を有する玩具本体を有する模擬遊戯玩具であって、 前記収容部の位置と、前記収容部に収容された前記分離
    体の種類との組み合わせに基づいて異なった処理を行な
    う制御手段を有することを特徴とする模擬遊戯玩具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の模擬遊戯玩具において、 前記複数種の分離体には、それぞれ抵抗値が異なる抵抗
    体が設けられており、 収容部に収容された分離体の抵抗値を検知することによ
    り、前記分離体の種類を判別する判別手段を更に有する
    ことを特徴とする模擬遊戯玩具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の模擬遊戯玩具において、 前記収容部は、 前記分離体を支持する支持部と、 前記支持部に露出し、互いに径が異なる同心円状の複数
    のリング状端子とを有し、 前記分離体は、 前記収容部の支持部に支持される台座と、 前記台座に露出し、前記抵抗体の両端に接続された複数
    の端子とを有し、 前記分離体が任意の向きで前記収容部に収容されたと
    き、前記分離体の複数の端子が前記収容部の複数のリン
    グ状端子にそれぞれ接触されることを特徴とする模擬遊
    戯玩具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の模擬遊戯玩具において、 前記分離体の台座を前記収容部の支持部に弾性的に支持
    する支持機構を有し、 前記支持機構の弾性力に抗して、前記収納部に収納され
    た前記分離体を操作して押し下げたときに、前記分離体
    の複数の端子が前記収容部の複数のリング状端子にそれ
    ぞれ接触されることを特徴とする模擬遊戯玩具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    模擬遊戯玩具において、 前記分離体は、人間や動物等の形を模した人形体であ
    り、 前記制御手段は、前記人形体の種類に応じた音声で、前
    記収容部の位置に基づいた言葉を発することを特徴とす
    る模擬遊戯玩具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の模擬遊戯玩具において、 前記制御手段は、 前記収容部への前記人形体への装着状態及び/又は前記
    人形体への操作状態に関係なく、所定の音声で所定の言
    葉を発するデモンストレーションモードを有することを
    特徴とする模擬遊戯玩具。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の模擬遊戯玩具において、 前記制御手段は、 前記収容部への前記人形体への装着状態に基づき、前記
    人形体への操作に応じて前記人形体の種類に応じた音声
    で所定の言葉を発するプレイモードを有することを特徴
    とする模擬遊戯玩具。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の模擬遊戯玩具において、 前記制御手段は、 前記収容部への前記人形体への装着状態及び/又は前記
    人形体への操作状態が所定の開始条件を満たしたとき
    に、前記人形体同士が発する言葉に所定の関連を持たせ
    るストーリモードを有することを特徴とする模擬遊戯玩
    具。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の模擬遊戯玩具において、 前記制御手段は、前記収容部への前記人形体への装着状
    態及び/又は前記人形体への操作状態が所定の終了条件
    を満たしたときに、前記ストーリモードを終了させるこ
    とを特徴とする模擬遊戯玩具。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の模擬遊戯玩具に
    おいて、 前記所定の開始条件又は前記所定の終了条件は、前記人
    形体への操作回数であることを特徴とする模擬遊戯玩
    具。
JP11231918A 1999-08-18 1999-08-18 模擬遊戯玩具 Pending JP2001054685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231918A JP2001054685A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 模擬遊戯玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231918A JP2001054685A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 模擬遊戯玩具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001054685A true JP2001054685A (ja) 2001-02-27

Family

ID=16931109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11231918A Pending JP2001054685A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 模擬遊戯玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001054685A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932953B1 (ja) * 2011-07-05 2012-05-16 株式会社バンダイ 動作玩具及び可動部材
JP2016135321A (ja) * 2016-04-26 2016-07-28 株式会社バンダイ 動作玩具及び可動部材
JP6085055B1 (ja) * 2016-06-08 2017-02-22 株式会社バンダイ 演出出力玩具
JP2018051411A (ja) * 2018-01-16 2018-04-05 株式会社バンダイ 動作玩具

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932953B1 (ja) * 2011-07-05 2012-05-16 株式会社バンダイ 動作玩具及び可動部材
CN102743887A (zh) * 2011-07-05 2012-10-24 万代股份有限公司 动作玩具以及活动构件
JP2013013707A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Bandai Co Ltd 動作玩具及び可動部材
CN102743887B (zh) * 2011-07-05 2015-01-28 万代股份有限公司 动作玩具以及活动构件
CN104492100A (zh) * 2011-07-05 2015-04-08 万代股份有限公司 动作玩具以及活动构件
CN104492100B (zh) * 2011-07-05 2017-04-12 万代股份有限公司 动作玩具以及活动构件
JP2016135321A (ja) * 2016-04-26 2016-07-28 株式会社バンダイ 動作玩具及び可動部材
JP6085055B1 (ja) * 2016-06-08 2017-02-22 株式会社バンダイ 演出出力玩具
JP2017217282A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社バンダイ 演出出力玩具
JP2018051411A (ja) * 2018-01-16 2018-04-05 株式会社バンダイ 動作玩具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8715031B2 (en) Interactive device with sound-based action synchronization
US6991509B1 (en) Activity toy
US6110000A (en) Doll set with unidirectional infrared communication for simulating conversation
EP0712650B1 (en) Interactive play with a computer
US6409636B1 (en) Electronic jump rope
US6529875B1 (en) Voice recognizer, voice recognizing method and game machine using them
US6565407B1 (en) Talking doll having head movement responsive to external sound
US6551165B2 (en) Interacting toys
US8821209B2 (en) Interactive device with sound-based action synchronization
US7637794B2 (en) Breath-sensitive toy
GB2275207A (en) Talking playset
US5820440A (en) Toy figure with rump-actuated sound generator
US6183337B1 (en) Electronic toy and method of generating dual track sounds for the same
JPH0257275A (ja) 遊技具
US5695381A (en) Toy figure with rump-actuated sound generator
JP2001054685A (ja) 模擬遊戯玩具
JP3180606U (ja) 発音玩具
US20150238877A1 (en) Language translating doll
JP2509604Y2 (ja) スポ―ツゲ―ム装置
CN219251638U (zh) 一种儿童玩具
JPH1071275A (ja) 玩具装置
JP3247664B2 (ja) 多質音声発生玩具
KR0135929Y1 (ko) 장난감 바이올린
KR0148063B1 (ko) 음향 발생장치
JPH07175567A (ja) 入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091020