JP2001054673A - 遊技島台における装飾装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさを明
確に表示し得るとともに、遊技客に対する演出効果が高
い遊技島台における装飾装置を提供すること。 【解決手段】 遊技機２が配設される遊技島台１に、前
記各遊技機２に対応するように設けられる遊技島台にお
ける装飾装置６２には、遊技者が獲得した獲得有価価値
の大きさに基づいて発光する単位発光体が複数設けら
れ、これら各単位発光体には、それぞれに対応する大き
さの異なるレベル基準値が設定されており、前記獲得有
価価値の大きさが前記いずれかの単位発光体のレベル基
準値に達した場合、その単位発光体が第１発光態様にて
発光されるとともに、該レベル基準値を超えた場合、他
の所定の単位発光体が第２発光態様にて発光されるよう
になっており、前記第１発光態様と第２発光態様とがそ
れぞれ異なっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
に代表される遊技機にて遊技を行う者の獲得有価価値の
大きさを表示可能な遊技島台における装飾装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、遊技としてのパチンコ機において
遊技を行う場合においては、遊技者に対して賞球の払い
出しがあれば、これを玉箱等に貯留しておき、ホール内
に設けられた計数装置にて計数することにより所望の景
品と交換するようにしていた。また、これら計数装置を
各パチンコ機に対応して設け、遊技者はこの計数装置に
おいて賞球を計数出来るようにするとともに、この計数
装置を介して一端返却したパチンコ玉を必要に応じて再
度引き出すことにより再遊技を可能とした遊技システム
が開発されている。さらに近年においては、パチンコ玉
を遊技者に対して払い出すことなく、各パチンコ機内に
封入された所定量のパチンコ玉にて遊技を可能とした封
入式のパチンコ機を用いた遊技システムが開発されてい
る。

【０００３】これら遊技システムにおいては、遊技者が
獲得した獲得玉数を数値表示することにより、遊技者自
身、あるいは他の客や店員等が各遊技者の獲得玉数を把
握できるようになっているが、従来のようにパチンコ機
周辺に玉箱を積み上げることがないので、遊技者に優越
感を与えたり、他の客に対する演出効果が低下するとい
う問題があるため、例えば特許登録第２５２２１３５号
公報や、特開平１１−５７１９５号公報に記載されてい
るように、遊技機周辺に複数のランプを設け、このラン
プを獲得玉数に応じて順次点灯させていくことで、遊技
者に優越感を与えたり、他の客に対する演出効果を高め
たもの等がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のランプ機構にあっては、獲得玉数が所定量に
達する毎に所定のランプを点灯させていくものであるた
め、例えば所定のランプを点灯させるのに必要な玉数量
が１，０００個刻みに設定されている場合、獲得玉数が
１，０００発に達するまでの間、すなわち、例えば１，
０００個に限りなく近い獲得玉数を有していてもランプ
が点灯されることがないため、獲得玉数を明確に表示す
ることが出来ないばかりか、獲得玉数の増減を効果的に
演出することが出来なかった。

【０００５】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさ
を明確に表示し得るとともに、遊技客に対する演出効果
が高い遊技島台における装飾装置を提供することを目的
とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の遊技島台における装飾装置は、予め定めら
れた遊技状態になったことを特定条件として遊技者に有
利な特定遊技状態が発生する遊技機が配設される遊技島
台に、前記各遊技機に対応するように設けられる遊技島
台における装飾装置であって、該装飾装置には、遊技者
が獲得した獲得有価価値の大きさに基づいて発光する単
位発光体が複数設けられ、これら各単位発光体には、そ
れぞれに対応する大きさの異なるレベル基準値が設定さ
れており、前記獲得有価価値の大きさが前記いずれかの
単位発光体のレベル基準値に達した場合、その単位発光
体が第１発光態様にて発光されるとともに、該レベル基
準値に達した、または超えた場合、他の所定の単位発光
体が第２発光態様にて発光されるようになっており、前
記第１発光態様と第２発光態様とがそれぞれ異なってい
ることを特徴としている。この特徴によれば、所定の単
位発光体が第１発光態様にて発光することで、遊技者が
獲得した獲得有価価値の大きさが前記単位発光体のレベ
ル基準値に達したことが表現されるとともに、所定の単
位発光体が第２発光態様にて発光することで、遊技者が
獲得した獲得有価価値の大きさが、第２発光態様にて発
光された単位発光体のレベル基準値に達しないまでも、
第１発光態様にて発光された単位発光体のレベル基準値
との範囲内にあることが表現されるため、遊技者が獲得
した獲得有価価値の大きさがより明確に表示されること
になるばかりか、それぞれの単位発光体が異なる発光態
様にて発光することで演出効果が高まる。

【０００７】本発明の遊技島台における装飾装置は、予
め定められた遊技状態になったことを特定条件として遊
技者に有利な特定遊技状態が発生する遊技機が配設され
る遊技島台に、前記各遊技機に対応するように設けられ
る遊技島台における装飾装置であって、該装飾装置に
は、遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさに基づいて
発光する単位発光体が複数設けられ、これら各単位発光
体には、それぞれに対応するレベル基準値としての上限
値と下限値とが設定されており、前記獲得有価価値の大
きさが前記いずれかの単位発光体の上限値を満たした場
合、その単位発光体が第１発光態様にて発光され、ま
た、前記獲得有価価値の大きさが前記いずれかの単位発
光体の下限値を満たした場合、その単位発光体が第２発
光態様にて発光されるようになっているとともに、前記
第１発光態様と第２発光態様とがそれぞれ異なっている
ことを特徴としている。この特徴によれば、所定の単位
発光体が第１発光態様にて発光することで、遊技者が獲
得した獲得有価価値の大きさが前記単位発光体のレベル
基準値としての上限値を満たしたことが表現されるとと
もに、所定の単位発光体が第２発光態様にて発光するこ
とで、遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさが前記単
位発光体のレベル基準値としての下限値を満たしたこ
と、すなわち、獲得有価価値の大きさがその単位発光体
の上限値を満たさないまでも、その単位発光体の上限値
と下限値の範囲内にあることが表現されるため、遊技者
が獲得した獲得有価価値の大きさがより明確に表示され
ることになるばかりか、それぞれの単位発光体が異なる
発光態様にて発光することで演出効果が高まる。

【０００８】本発明の遊技島台における装飾装置は、前
記第１発光態様と前記第２発光態様とが、それぞれ点灯
発光もしくは点滅発光により区別されているか、または
前記第１発光態様により発光された単位発光体と、前記
第２発光態様により発光された単位発光体との照度が異
なっているか、または前記第１発光態様により発光され
た単位発光体と、前記第２発光態様により発光された単
位発光体との発光色が異なっていることが好ましい。こ
のようにすれば、遊技者が獲得した獲得有価価値の大き
さがより明確に表示されることになるばかりか、それぞ
れの単位発光体が異なる発光態様にて発光することで演
出効果が高まる。

【０００９】本発明の遊技島台における装飾装置は、前
記遊技島台の前面上方を覆う幕板が前方に開閉自在に取
り付けられており、前記装飾装置が前記幕板に一体的に
配設されていることが好ましい。このようにすれば、装
飾装置のメンテナンスを幕板を開放させることで裏面か
ら行えるとともに、装飾装置が遊技島台における上方に
位置するため、遊技者の獲得有価価値の大きさの他の遊
技客に対するアピール度が高まるばかりか、幕板との一
体感により外観が向上する。

【００１０】本発明の遊技島台における装飾装置は、前
記単位発光体が、上下方向に配設されていることが好ま
しい。このようにすれば、他の装飾装置における単位発
光体の発光数との差違が明確になるため、遊技客の遊技
意欲を向上させることが出来る。

【００１１】本発明の遊技島台における装飾装置は、遊
技中における最大の獲得有価価値の大きさが記憶手段に
適宜記憶されるようになっており、該獲得有価価値の大
きさが減少した場合において、この記憶手段に記憶され
た最大の獲得有価価値の大きさに基づいて所定の単位発
光体が発光されるようになっていることが好ましい。こ
のようにすれば、獲得有価価値の大きさが減少された場
合にあっても、遊技者が一旦獲得した最大の獲得有価価
値の大きさが表示されることになるので、獲得有価価値
がどれだけ減少したかを瞬時に認識できる。

【００１２】本発明の遊技島台における装飾装置は、予
め定められた遊技状態になったことを特定条件として遊
技者に有利な特定遊技状態が発生する遊技機に遊技媒体
を計数する計数手段がそれぞれ配設された遊技島台に、
前記各遊技機に対応するように設けられる遊技島台にお
ける装飾装置であって、該装飾装置には、前記計数手段
により計数された遊技媒体数に基づいて発光する単位発
光体が複数設けられ、これら各単位発光体には、それぞ
れに対応する大きさの異なるレベル基準値が設定されて
おり、前記計数手段により計数された遊技媒体数が前記
いずれかの単位発光体のレベル基準値に達した場合、そ
の単位発光体が第１発光態様にて発光されるとともに、
該レベル基準値に達した、または超えた場合、他の所定
の単位発光体が第２発光態様にて発光されるようになっ
ており、前記第１発光態様と第２発光態様とがそれぞれ
異なっていることを特徴としている。この特徴によれ
ば、所定の単位発光体が第１発光態様にて発光すること
で、計数手段により計数された遊技媒体数が前記単位発
光体のレベル基準値に達したことが表現されるととも
に、所定の単位発光体が第２発光態様にて発光すること
で、計数手段により計数された遊技媒体数が、第２発光
態様にて発光された単位発光体のレベル基準値に達しな
いまでも、第１発光態様にて発光された単位発光体のレ
ベル基準値との範囲内にあることが表現されるため、計
数手段により計数された遊技媒体数がより明確に表示さ
れることになるばかりか、それぞれの単位発光体が異な
る発光態様にて発光することで演出効果が高まる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、まず図１には本発明の適用された遊
技島１が示されており、この遊技島台１には、遊技媒体
であるパチンコ玉が所定量封入された封入式パチンコ機
２と、該パチンコ機２の側部位置に各パチンコ機２毎配
置された記録媒体処理装置であるカードユニット３とが
長手方向に複数配設されている。また、遊技島台１にお
ける上部前後面を覆う幕板６０下部には、遊技者による
呼び出し操作に応じて点灯する呼出ランプ６１が下方に
配置された各パチンコ機２に対応して設けられていると
ともに、これら各呼出ランプ６１上方には、遊技者がパ
チンコ機２にて遊技を行うことにより獲得した獲得有価
価値の大きさを、内部に設けられた単位発光体としての
蛍光灯によりアナログ表示可能な装飾装置としての表示
装置６２がそれぞれ設けられている。

【００１４】本実施例における封入式のパチンコ機２に
ついて図２および図３に基づいて説明すると、該パチン
コ機２内部には、予め所定数量のパチンコ玉が指触不能
に封入されており、その前面には該パチンコ機２に突設
する態様にて操作部４が設けられている。

【００１５】この操作部４の上面には、図４に示すよう
に遊技者によりカードユニット３に投入された金額また
はカードユニット３に設けられた後述する磁気カード挿
入発行口７（図２参照）に挿入された記録媒体である磁
気カードより読み出された有価価値特定情報により特定
される大きさの有価価値に基づく度数が表示される度数
表示部８３と、その時点において遊技者が所持する持ち
点合計（合計得点）が表示される合計得点表示部８４
と、遊技の開始または合計得点が「０」になった際等に
押圧されて、度数表示部８３に残度数が存在する場合に
所定の大きさの得点の貸出を行う貸出ボタン８１と、遊
技を終了する際に押圧される終了ボタン８２とが設けら
れており、これら各部は操作部内部に設けられている基
板１００上に実装されている。

【００１６】このパチンコ機２に内部に内封されたパチ
ンコ玉は、打球操作ハンドル１５を操作することによ
り、ハンマー２８により１発ずつ遊技領域１７内に打込
まれる。打込まれたパチンコ玉は発射玉検出器２６によ
り１つずつ検出され、検出のある毎に前記合計得点表示
部８４の持点数が１つずつ減算更新表示される。

【００１７】また、発射勢いが弱すぎて遊技領域１７に
まで到達しなかつたパチンコ玉はファール玉入口２７よ
り回収され、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出
器３８（図３参照）で検出される。これらファール玉が
検出されるごとに合計得点表示部８４の持点数が１つず
つ加算更新表示される。これにより、遊技者が打玉が遊
技領域１７にまで到達する機会を得ることなく減算更新
された持点を有効に再度使用することができるようにな
っている。

【００１８】これら遊技領域１７内部に打ち込まれた打
玉が始動口１９や通常入賞口２０、あるいは可変入賞球
装置１６に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の持点
が遊技者に付与される。遊技者に付与された持点は、合
計得点表示部８４に加算更新表示される。また、いずれ
の入賞口にも入賞しなかつたパチンコ玉はアウト口２５
より回収される。

【００１９】通常入賞口２０や始動口１９、あるいは可
変入賞球装置１６内に進入した入賞玉は、遊技盤の裏面
に導かれて入賞玉集合樋３０に案内される。一方、アウ
ト口２５により回収されたアウト玉は、アウト玉誘導樋
３６で誘導されて入賞玉検出器３１で検出された入賞玉
と合流する。そして、アウト玉およぴ入賞玉は打込玉検
出器３３で検出された後、打込玉集合樋３４に案内され
る。また、ファール玉入口２７より回収されたファール
玉は、ファール玉検出器３８で検出された後、前記打込
玉集合樋３４に案内される。

【００２０】この打込玉集合樋３４に案内されたパチン
コ玉は、その傾斜に沿って発射玉供給口３９へ案内され
る。遊技者が打球操作ハンドル１５を操作すれば打球モ
ータ２９が駆動し、ハンマー２８が間欠揺動される。ハ
ンマー２８の間欠揺動に伴って発射玉供給口３９に案内
されたパチンコ玉が１発ずつ遊技領域１７へ弾発発射さ
れる。以上のようにして、パチンコ機２内に封入されて
いるパチンコ玉が繰返し循環して使用されている。

【００２１】また、遊技場の係員などが所定の玉抜きス
イッチ（図示省略）を操作すればソレノイド４１が励磁
され、打込玉集合樋３４の一部を形成している回動板４
０が所定角度回動し、玉抜き樋４２と打込玉集合樋３４
とを連通させる。これにより、打込玉検出器３３で検出
された後、打込玉集合樋３４を案内される封入玉は発射
玉供給口３９へ誘導されることなく玉抜き樋４２へ案内
され、該玉抜き樋４２へ案内された封入玉はパチンコ機
２外部へ排出される。

【００２２】また、図３における３５は遊技用制御基板
であり各種遊技内容の制御を行なう遊技用マイクロコン
ピュータ５６（図５参照）が設けられている。また、４
３は持点用制御基板であり、持点の制御を行なうための
持点制御用マイクロコンピュータ５５（図５参照）が設
けられ、持点用制御基板４３はコネクタ部４４を介して
カードユニット３に設けられたカードユニット制御基板
（図示略）と接続されている。なお、図２における１４
は透明板保持枠であり、遊技領域１７の前面を覆う透明
板を保持している。

【００２３】遊技領域１７に打込まれた打玉が始動口１
９に入賞すれば可変表示装置１８で図柄の可変表示が開
始される。そして、可変表示装置１８の可変表示結果が
予め定められた特定の表示態様（たとえば７７７）とな
ればいわゆる大当りが発生する。大当りが発生すれば、
ソレノイド２１が励磁されて可変入賞球装置１６に設け
られた開閉板２４が解放状態となり遊技者にとって有利
な第１の状態となる。この第１の状態はパチンコ玉の可
変入賞球装置１６への所定個数（たとえば１０個）の入
賞、あるいは所定期間（例えば３０秒間）の経過のう
ち、いずれか早い方の条件が成立することにより終了し
て遊技者にとって不利な第２の状態、すなわち、開閉板
２４が閉じた状態となる。

【００２４】可変入賞球装置１６が第１の状態となって
いる期間中に可変入賞球装置１６内に進入したパチンコ
玉は、入賞個数検出器２３あるいは特定入賞玉検出器２
２により検出される。パチンコ玉が特定入賞玉検出器２
２により検出されれば、その回の可変入賞球装置１６の
第１の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置１
６を第２の状態から第１の状態に制御する繰返し継続制
御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例え
ば１６回と定められている。

【００２５】本実施例における遊技装置を構成するカー
ドユニット３は、図２に示すように、その前面には、点
灯によりカードユニット３の動作を告知する動作ランプ
１０と、硬貨投入口１１と、カードユニット３が連結さ
れているパチンコ機２の方向を表示する連結表示部１２
と、投入された合計金額を表示する合計金額表示部５
と、貸出において一度に遊技に供される各有価価値の大
きさに該当する各種金額の入力ボタン群から成る選択入
力部１３と、終了ボタン８２の押圧による遊技終了操作
に基づいて、その時点において度数表示部８３または合
計得点表示部８４に残数が存在する場合において発行さ
れる記憶媒体である磁気カードの発行を遊技者に報知す
るためのインジケ−タ６と、終了操作時における残金デ
ータ等の残有価価値の大きさを特定可能とされた残有価
価値特定情報または合計得点の大きさを特定可能とされ
た獲得有価価値特定情報の少なくとも一方が記録、発行
されて磁気カードが排出されるとともに、他のカードユ
ニット３にて発行された磁気カードが挿入可能とされた
記録媒体発行部としての磁気カード挿入発行口７と、紙
幣投入口８と、投入された硬貨が返却される硬貨返却口
９と、が設けられている。

【００２６】装飾装置としての表示装置６２は、図６に
示されるように、前面に単位発光体としての蛍光灯６３
ａ〜６３ｅが上下方向に配設された取付部材６４と、こ
れら蛍光灯６３ａ〜６３ｅの前方を覆うように取付部材
６４の前面に取り付けられる透明なアクリル樹脂からな
るカバー体６５とから構成されている。これら取付部材
６４、カバー体６５からなる表示装置６２は、左右から
中央に向かって前方に突出するように湾曲形成されてい
るとともに、前述のように遊技島台１の上方位置に配設
されていることから、島通路のいずれの位置にいる遊技
客や店員等が表示内容を容易に確認することが出来るよ
うになっている。

【００２７】さらに、所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅの光
と他の蛍光灯６３ａ〜６３ｅの光とが重ならないよう
に、カバー体６５における取付部材６４の前面とカバー
体６５との間に、非透光性の樹脂からなる区画板６６が
各蛍光灯６３ａ〜６３ｅの間を区画するように設けられ
ている。

【００２８】このように構成される表示装置６２にあっ
ては、各蛍光灯６３ａ〜６３ｅに、該蛍光灯６３ａ〜６
３ｅを点灯させるために必要なレベル基準値としての上
限値と、該蛍光灯６３ａ〜６３ｅを点滅させるために必
要なレベル基準値としての下限値とがそれぞれ設定され
ている（図７（ｂ）参照）。

【００２９】本実施例における各蛍光灯のレベル基準値
としての上限値及び下限値は、各蛍光灯６３ａ〜６３ｅ
毎に１，０００点、２，０００点、３，０００点……と
いう具合に１，０００点刻みにそれぞれ大きさが異なる
ように設定されており、遊技者の持点が、前述のように
設定されたいずれかの下限値（例えば１０点）に達した
場合、その下限値（１０点）が設定された蛍光灯６３ａ
を点滅させるとともに、持点がいずれかの上限値（例え
ば１，０００点）に達した場合、その上限値（１，００
０点）が設定された蛍光灯６３ａを点灯させるように制
御されている。なお、この上限値及び下限値の詳細な設
定方法は後述することにする。

【００３０】これら本実施例におけるパチンコ機２、カ
ードユニット３は、図５のブロック図に示されるように
構成されている。

【００３１】まず、パチンコ機２の構成について説明す
ると、パチンコ機２の裏面に設けられた遊技用制御基板
３５には、パチンコ機２各部の動作制御を実施する遊技
用マイクロコンピュータ５６が設けられており、この遊
技用マイクロコンピュータ５６は、持点用制御基板４３
に設けられた持点制御用マイクロコンピュータ５５に接
続され、遊技用マイクロコンピュータ５６より遊技にお
ける各状況、例えば大当りの発生等の各情報が出力され
るようになっている。

【００３２】また、操作部４に設けられた各表示部およ
び操作ボタンは、それぞれ持点制御用マイクロコンピュ
ータ５５に接続され、操作ボタンからの信号が持点制御
用マイクロコンピュータ５５に出力されるとともに、各
表示部に表示される表示データの算出および表示更新が
持点制御用マイクロコンピュータ５５によってなされる
ようになっている。

【００３３】また、持点制御用マイクロコンピュータ５
５は、封入されたパチンコ玉の検出を行う各検出器（打
込玉検出器、入賞玉検出器、発射玉検出器、ファール玉
検出器）と接続されており、遊技において各検出器より
出力される信号に基づき、予め持点制御用マイクロコン
ピュータ５５の内部ＲＯＭに記憶されている持点算出プ
ログラムにより持点（合計得点）の入賞玉による加算、
および使用得点の減算を実施する合計得点算出部として
機能している。

【００３４】また、持点制御用マイクロコンピュータ５
５には、各パチンコ機２に対応する表示装置６２におけ
る各蛍光灯６３ａ〜６３ｅの点滅、点灯制御を行う制御
部８５が接続されており、持点算出プログラムにより算
出された持点（合計得点）情報を制御部８５に出力する
ようになっている。この制御部８５は、表示ドライバ８
０を介して各蛍光灯６３ａ〜６３ｅに接続されていると
ともに、後述する通信部４７を介して管理コンピュータ
４９と接続されており、管理コンピュータ４９より設
定、出力される各蛍光灯６３ａ〜６３ｅのレベル基準値
情報と、持点マイクロコンピュータ５５より出力される
持点情報とに基づいて、所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅを
点滅もしくは点灯させ、持点の大きさをアナログ的に表
示するようになっている。

【００３５】また、持点制御用マイクロコンピュータ５
５は、カードユニット３内部に設けられたカードユニッ
ト制御基板上の後述するマイクロプロセッシングユニッ
ト（以下、「ＭＰＵ」と称す）５０に接続されており、
ＭＰＵ５０から遊技者により投入された金額データや挿
入された磁気カードより読み出された有価価値特定情報
により特定された大きさの有価価値データ、および遊技
者により選択部１３にて選択された一度に遊技に供され
る有価価値の大きさのデータ等が出力されるようになっ
ている。

【００３６】次にカードユニット３の構成を説明する
と、図５に示すように、動作ランプ１０や、入力ボタン
群から成る選択入力部１３、連結表示部１２、インジケ
−タ６に加えて、合計金額表示部５の表示動作の制御を
行う表示ドライバ５１と、時間情報を出力可能とされた
リアルタイムクロック（ＲＴＣ）５７と、硬貨投入口１
１に連設されて投入される硬貨の識別および計数を行う
硬貨識別計数部５３と、紙幣投入口８に連設されて投入
される紙幣の識別および計数を行う紙幣識別計数部５４
と、磁気カード挿入発行口７に連設され、発行、排出さ
れる磁気カ−ドに残金デ−タ等の残有価価値の大きさを
特定可能とされた有価価値特定情報または合計得点の大
きさを特定可能とされた獲得有価価値特定情報の少なく
とも一方を書き込むとともに、磁気カード挿入発行口７
に外部から磁気カードが挿入されると、磁気カ−ドに記
録されている有価価値特定情報の読み出しを行う、有価
価値書込部としての磁気カ−ドリ−ダライタ４５と、硬
貨識別計数部５３および紙幣識別計数部５４より出力さ
れる識別計数情報に基づいて後述する制御部５０にて算
出される合計金額デ−タや、遊技者の貸出ボタン操作に
より貸し出された有価価値に該当する金額が減算された
残金デ−タや、後述する制御部であるＭＰＵ５０が実行
する制御内容等が記述された制御プログラムや、各カー
ドユニット３毎に個別に付与されたＩＤ等の識別符号を
記憶する有価価値記憶部としての記憶部５２と、通信ケ
ーブル４８を介して管理コンピュータ４９とのデータ通
信を行うための通信部４７と、これら各部の制御や合計
金額の算出および度数等の所定の有価価値への換算並び
に貸し出された有価価値に該当する金額等の減算を行う
有価価値算出部および減算処理部並びに制御部としての
ＭＰＵ５０と、を具備しており、これら各部は図５に示
すように接続されている。

【００３７】これら有価価値算出部および減算処理部
は、ＭＰＵ５０の処理プログラムにより実現されてお
り、このＭＰＵ５０は、前述のように持点制御用マイク
ロコンピュータ５５と接続されている。

【００３８】以下、本実施例におけるカードユニット３
の作動状況を説明すると、まず遊技者は、遊技を行いた
い所望のパチンコ機２に連結されているカードユニット
３に任意の金額の硬貨または紙幣を硬貨投入口１１また
は紙幣投入口８より投入する。

【００３９】これら投入された硬貨および／または紙幣
は、硬貨識別計数部５３および／または紙幣識別計数部
５４にてその挿入が検出されるとともに、その金種の識
別および数量が計数されて、その情報が制御部であるＭ
ＰＵ５０に出力される。ＭＰＵ５０は出力されてきた金
種およびその数量情報より、その合計金額を算出し、こ
れを記憶部５２に記憶するとともに、合計金額を合計金
額表示部５に表示させる。

【００４０】次いでＭＰＵ５０は、有価価値として１０
０円を１単位とする度数に合計金額を換算して、連結さ
れているパチンコ機２の持点制御用マイクロコンピュー
タ５５に出力する。

【００４１】本実施例では、有価価値として度数を用い
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れら有価価値を所定のポイントとしたり、貸し出し可能
な玉数や金額等としても良く、これら有価価値の形態は
適宜選択することができる。

【００４２】これら出力された有価価値としての度数
は、持点制御用マイクロコンピュータ５５により操作部
４に設けられた度数表示部８３に表示される。ここで、
利用者は一度に遊技に供したい度数の大きさを変更した
い場合には、選択入力部１３を構成する各入力ボタンか
ら所望の金額を選択して入力した後、操作部４に設けら
れている貸出ボタン８１を入力操作する。

【００４３】貸出ボタン８１の入力操作に基づいて、持
点制御用マイクロコンピュータ５５は、選択入力部１３
にて選択されるかまたは予め設定されている大きさの金
額に該当する度数に該当する得点を、例えば１度数当り
２５点とすると５度数であれば１２５点といったように
算出し、合計得点表示部８４に表示するとともに、該得
点に変換された度数の減算を実施して度数表示部８３の
表示を更新し、該貸出が実施されたことをＭＰＵ５０に
出力する。

【００４４】更に、持点制御用マイクロコンピュータ５
５は、合計得点表示部８４に残数が存在する旨の信号を
遊技用マイクロコンピュータ５６に出力し、遊技用マイ
クロコンピュータ５６はこの出力に基づいて打球操作ハ
ンドル１５の操作を有効とする。

【００４５】また、貸出出力に基づき、ＭＰＵ５０は、
合計金額表示部５より得点に変換された度数に該当する
金額（選択入力部１３で選択または設定されている金額
に等しい）の減算を実施し、合計金額表示部５の金額表
示を更新するとともに、残金と貸出を行ったことを示す
記録とを記憶部５２に記憶する。

【００４６】これら合計得点表示部８４に残数が存在す
る状態において、遊技者は打球操作ハンドル１５を操作
して遊技を実施し、前述のように各入賞口に玉が入賞す
ることで、合計得点算出部である持点制御用マイクロコ
ンピュータ５５により所定の得点が付与、加算されてい
くとともに、打ち出された玉１つ毎に１点が減算されて
いき、得点が少なくなるか若しくは無くなった場合に
は、貸出ボタン８１を入力操作して同様に所定の大きさ
の得点の貸出を受けて遊技を行うことができるようにな
っている。また、このような得点の加算、減算に応じて
増減する持点に応じて、表示装置６２の蛍光灯６３ａ〜
６３ｅが点滅、点灯され、持点が所定単位数毎にアナロ
グ的に表示される。

【００４７】貸し出しにより合計得点表示部８４の度数
および合計金額表示部５の金額が「０」になるととも
に、合計得点表示部８４の得点が「０」となった場合に
は、記憶部５２に記憶されている貸し出しの有無等の各
情報をリセットして、磁気カードの発行は行わないよう
になっている。

【００４８】遊技者が遊技を終了するかまたは他のパチ
ンコ機２に移動したい場合には、操作部４に設けられて
いる終了ボタン８２を入力操作れば、この入力に基づ
き、持点制御用マイクロコンピュータ５５は、終了操作
がなされたこととともに合計得点表示部８４に得点が存
在する場合は合計得点データをＭＰＵ５０に出力し、Ｍ
ＰＵ５０は記憶部５２よりその時点での残金データおよ
び貸し出し記録の有無を読み出し、貸し出し記録が
「無」の場合には、投入金額を硬貨は硬貨返却口９よ
り、紙幣は紙幣投入口８より返却し、合計金額や有価価
値等をリセットする。

【００４９】また、貸し出し記録が「有」である場合に
は、残金「０」が逐次検出されていることから残金が存
在するため、残金データおよび／または合計得点を特定
可能な有価価値特定情報および獲得有価価値特定情報と
して、記憶部５２に予め記憶されている該カードユニッ
ト３の識別符号にリアルタイムクロック（ＲＴＣ）５７
により出力される日時情報とを加えた識別情報を、磁気
カードに記録して発行するとともに、該識別情報と残金
データおよび／または合計得点データとを、通信部４７
および通信ケーブル４８を介して管理コンピュータ４９
に送信し、合計金額や有価価値等のリセットを行う。

【００５０】本実施例では、残金の大きさおよび／また
は合計得点の大きさを特定可能な識別符号を前記のよう
に磁気カードに記録し、残金データおよび／または合計
得点データと該識別符号とを管理コンピュータ４９に記
憶、登録するようにしているが、このようにすること
は、磁気カードの記録内容の改ざん等の不正を防止でき
ることから好ましいが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら残有価価値である残金データ自体や獲
得有価価値である合計得点データ自体を有価価値特定情
報または獲得有価価値特定情報として直接磁気カードに
記録するようにしても良い。

【００５１】また本実施例では、識別符号を前記カード
ユニット３に個別に付与された識別情報と前記リアルタ
イムクロック（ＲＴＣ）５７より出力される日時情報に
基づいて作成しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これら識別符号は残金データを特定できる
ものであれば良く、予め磁気カードに個別に付与された
識別符号としても良い。

【００５２】これらカードユニット３より送信された識
別符号、残金データ、合計得点データは、管理コンピュ
ータ４９に記録され、発行された磁気カードが他のカー
ドユニット３や遊技場内の所定位置に設けられた精算装
置２に挿入された際には、該磁気カードに記録されてい
る識別符号が読み出されて管理コンピュータ４９に出力
されることにより、該識別符号に該当して記録されてい
る残金データ、合計得点データが管理コンピュータ４９
より返信されるようになっており、これら残金データや
合計得点データに基づき新たな貸出や精算がなされるよ
うになっている。

【００５３】このように遊技者は貨幣を投入することに
より、磁気カード等の記録媒体の発行を受けずに貸出を
受けて遊技を実施することができるようになるため、記
録媒体を再度挿入するような操作が必要なく、遊技者の
操作が簡略化されるとともに、これら記録媒体の発行の
ために遊技が中断するようなことがないため、遊技機の
稼働率も向上できるようになる。

【００５４】次に図７（ａ）、（ｂ）には、各表示装置
６２のレベル基準値の設定方法が示されている。本実施
例においては、レベル基準値の設定プログラムが管理コ
ンピュータ４９内に登録されており、レベル基準値の設
定をモニタの画面上にてその設定を行えるようになって
いるとともに、以下説明するように全パチンコ島台、島
単位、台単位毎に設定出来るようになっている。

【００５５】図７（ａ）には、「レベル基準値設定」初
期画面が管理コンピュータ４９の画面上に表示されてい
る状態が示されている。この画面上に表示された『全
島』『島単位』『台単位』の選択ボタンのいずれかを選
択することで次画面に進み、ホール内に配設された表示
装置６２のレベル基準値を、『全島』、『島単位』、
『台単位』いずれかの単位毎に設定可能となる。

【００５６】まず『全島』を選択した場合、図７（ｂ）
に示されるような画面が表示され、前述した上限値及び
下限値のフィールド６７ａ、６７ｂ内に所定の上限値及
び下限値を入力することが可能となる。そして最下位に
ある上限値入力用のフィールド６７ａ内に所定値（例え
ば１，０００）を入力し、さらに下限値入力用のフィー
ルド６７ｂ内に所定値（例えば１０）を入力するととも
に、画面上左下の『レベル基準値』入力用フィールド６
８に所定値（例えば１，０００）を入力することで、他
のフィールド（図中点線にて示されるフィールド）内に
は各蛍光灯６３ａ〜６３ｅの上限値及び下限値が複数表
示されるようになっている。すなわち、本実施例におい
ては蛍光灯が５つであることが予め登録されているた
め、所定の上限値及び下限値とレベル基準値とが入力さ
れることで所定の上限値及び下限値が自動的に設定され
ることになる。

【００５７】そして右下の『設定』ボタンを押圧操作す
れば、この設定情報が各パチンコ機２に対応して設けら
れたカードユニット３の通信部４７を介して制御部８５
に出力され、この制御部８５の内部に設けられたＥＥＰ
ＲＯＭにその設定内容が記憶される。すなわち、ホール
内全ての表示装置６２に、図７（ｂ）のように設定され
たレベル基準値が適用されることになる。

【００５８】また、レベル基準値を『島単位』もしくは
『台単位』毎に設定したい場合、図７（ａ）に示される
初期画面において『島単位』もしくは『台単位』いずれ
かを選択し、次画面において、前述したように上限値、
下限値、及びレベル基準値を入力した後、図７（ｂ）に
示される画面上における右下の『範囲指定』欄に設けら
れたフィールド６９ａ、６９ｂに島番号もしくはパチン
コ機の台番号を入力し、設定したい範囲を指定した後、
右下の『設定』ボタンを押圧操作すれば、この設定情報
が範囲指定されたパチンコ島内の各パチンコ機２、もし
くは直接指定されたパチンコ機２にそれぞれ対応して設
けられたカードユニット３の通信部４７を介して制御部
８５に出力され、この制御部８５の内部に設けられたＥ
ＥＰＲＯＭにその設定内容が記憶される。

【００５９】このように本実施例においては、ホール内
に配設された表示装置６２のレベル基準値としての上限
値及び下限値を全て一斉に、あるいは所定のパチンコ島
台１に配設された表示装置６２毎に、もしくは範囲指定
した表示装置毎に設定することが出来るため、ホール側
で各パチンコ島台１に配設するパチンコ機２に応じて設
定することが可能である。

【００６０】すなわち、所定の表示装置６２におけるレ
ベル基準値を例えば１，０００点刻みに設定する場合、
フィーバー機のように１度の大当たりで多量の賞球があ
るパチンコ機２に対応する表示装置６２では、１度の大
当たりで表示装置６２が点滅、点灯することが多いが、
羽根もの機のように１度の大当たりの賞球が少量である
場合は、複数回大当たりしなければ持点が所定の上限値
（１，０００点、２，０００点……）に到達しないた
め、多くの蛍光灯６３ａ〜６３ｅが頻繁に点滅、点灯し
ないことになる。よって、このような場合、パチンコ機
２に対応する表示装置６２のレベル基準値を例えば１０
０点のように小さく設定しておけば、持点が小さくても
表示装置６２が比較的頻繁に点滅もしくは点灯すること
になり、他の遊技客に対するアピール度が効果的に向上
するため、客寄せ効果を増大させることが出来る。

【００６１】また、本実施例においては、管理コンピュ
ータ４９により各蛍光灯６３ａ〜６３ｅに対してそれぞ
れ複数設定されたレベル基準値としての上限値及び下限
値は、それぞれ他の蛍光灯６３ａ〜６３ｅの所定の上限
値又は下限値と連係された状態で制御部８５に設けられ
たＥＥＰＲＯＭに記憶されており、持点がいずれかの蛍
光灯６３ａ〜６３ｅの所定のレベル基準値に達した時点
で、他の蛍光灯６３ａ〜６３ｅにはそのレベル基準値に
連係するレベル基準値が適用されるようになっている。

【００６２】本実施例においては、蛍光灯６３ａの上限
値１，０００及び下限値１０、蛍光灯６３ｂの上限値
２，０００及び下限値１，０１０、蛍光灯６３ｃの上限
値３，０００及び下限値２，０１０、蛍光灯６３ｄの上
限値４，０００及び下限値３，０１０、蛍光灯６３ｅの
上限値５，０００及び下限値４，０１０が互いに連係さ
れているとともに、以下、図７（ｂ）の設定画面上にお
ける各蛍光灯６３ａ〜６３ｅの２段目の上限値及び下限
値、各蛍光灯６３ａ〜６３ｅの３段目の上限値及び下限
値、といった具合に、図７（ｂ）の設定画面上における
同段に位置するレベル基準値同士がそれぞれ連係した状
態で制御部８５に設けられたＥＥＰＲＯＭに記憶されて
いる。

【００６３】次に、本実施例における表示装置６２にお
ける蛍光灯６３ａ〜６３ｅの点滅、点灯制御方法を図８
を用いて説明する。本実施例においては、点滅スピード
の異なる３つの点滅パターン（１秒間に１回の割合で点
滅する「点滅パターン１」、１秒間に２回の割合で点滅
する「点滅パターン２」、１秒間に３回の割合で点滅す
る「点滅パターン３」……１秒間にｎ回の割合で点滅す
る「点滅パターンｎ」）が、前述したようにそれぞれ互
いに連係されたレベル基準値に対応して制御部８５に設
けられたＲＯＭに記憶されており、後述するように持点
が１０点を超えた時点で点滅パターン１が選択され、
５，０１０点を超えた時点で点滅パターン２が、１０，
０１０点を超えた時点で点滅パターン３が選択され、…
…以後持点が５，０００点加算されていく度に点滅スピ
ードの異なる点滅パターンｎが適用されるようになって
いる。

【００６４】なお、このように複数登録された点滅パタ
ーンは、持点に対応してどのように組み合わせてもよ
く、種々に設定を変更することが可能である。

【００６５】ここで、図８（ａ）〜（ｉ）に示される表
示装置６２の点滅、点灯パターンを示す概略図、及び図
９のフローチャートに基づいて、表示装置６２における
表示制御方法を以下説明する。

【００６６】まず遊技者の持点が１０点以上になったこ
とが判別された場合（Ｓ１）、持点制御用マイクロコン
ピュータ５５は「点滅パターン１」を選択し（Ｓ２）、
さらに持点が１０点以上１，０００点未満であると判別
された場合（Ｓ３）はＳ４に進み、最下段の蛍光灯６３
ａを点滅させる（図８（ａ）参照）。また、この時点で
他の蛍光灯６３ｂ〜６３ｅには図７（ｂ）における１段
目のレベル基準値がそれぞれ適用されることになる。な
お、持点が１０点に満たない場合は蛍光灯６３ａ〜６３
ｅは点灯しないようになっている。

【００６７】Ｓ３において持点が１，０００点以上であ
ると判別された場合は、Ｓ５において持点が１，０００
点以上１，０１０点未満か否かが判別され、範囲内にあ
る場合は蛍光灯６３ａが点滅から点灯状態になる（Ｓ
６）。また、持点が１，０１０点以上であると判別され
た場合、Ｓ７において持点が１，０１０点以上２，００
０点未満か否かが判別され、範囲内にある場合は蛍光灯
６３ａが点灯、蛍光灯６３ｂが点滅状態となる（Ｓ８）
（図８（ｂ）参照）。

【００６８】Ｓ７において持点が２，０００点以上であ
ると判別された場合は、Ｓ９において持点が２，０００
点以上２，０１０点未満か否かが判別され、範囲内にあ
る場合は蛍光灯６３ａ、６３ｂが点灯状態になる（Ｓ１
０）。また、持点が２，０１０点以上であると判別され
た場合、Ｓ１１において持点が２，０１０点以上３，０
００点未満か否かが判別され、範囲内にある場合は蛍光
灯６３ａ、６３ｂが点灯、蛍光灯６３ｃが点滅状態とな
る（Ｓ１２）。

【００６９】Ｓ１１において持点が３，０００点以上で
あると判別された場合は、Ｓ１３において持点が３，０
００点以上３，０１０点未満か否かが判別され、範囲内
にある場合は蛍光灯６３ａ〜６３ｃが点灯状態になる
（Ｓ１４）。また、持点が３，０１０点以上であると判
別された場合、Ｓ１５において持点が３，０１０点以上
４，０００点未満か否かが判別され、範囲内にある場合
は蛍光灯６３ａ〜６３ｃが点灯、蛍光灯６３ｄが点滅状
態となる（Ｓ１６）。

【００７０】Ｓ１５において持点が４，０００点以上で
あると判別された場合は、Ｓ１７において持点が４，０
００点以上４，０１０点未満か否かが判別され、範囲内
にある場合は蛍光灯６３ａ〜６３ｄが点灯状態になる
（Ｓ１８）。また、持点が４，０１０点以上であると判
別された場合、Ｓ１９において持点が４，０１０点以上
５，０００点未満か否かが判別され、範囲内にある場合
は蛍光灯６３ａ〜６３ｄが点灯、蛍光灯６３ｅが点滅状
態となる（Ｓ２０）。

【００７１】Ｓ１９において持点が５，０００点以上で
あると判別された場合は、Ｓ２１において持点が５，０
００点以上５，０１０点未満か否かが判別され、範囲内
にある場合は全ての蛍光灯６３ａ〜６３ｅが点灯状態に
なる（Ｓ２２）。また、Ｓ２１において持点が５，０１
０点以上であると判別された場合、図１０におけるＳ２
３に進む。

【００７２】持点が５，０１０点以上１０，０１０点未
満の範囲内にある場合における点滅、点灯制御は図１０
に示されるようになっており、Ｓ２１において持点が
５，０１０点以上であると判別された場合、図１０にお
けるＳ２３において点滅パターン２が選択され、図８
（ｄ）〜（ｆ）に示されるように、点滅表示を指示され
た蛍光灯の点滅速度が１秒間に２回の点滅をすることに
なるとともに、各蛍光灯６３ａ〜６３ｅのレベル基準値
としての上限値は、６，０００、７，０００、８，００
０、９，０００、１０，０００が、下限値は５，０１
０、６，０１０、７，０１０、８，０１０、９，０１０
が適用されることになる。そして持点が図１０に示され
る所定レベル基準値の範囲内にあるか否かの判別を繰り
返し、図１０に示される表示態様にて点灯、点滅される
ようになっている。以下、各段階における表示態様は図
９における表示態様（Ｓ６、８、１０、１２、１４、１
６、１８、２０、２２）と同様であり、点滅のパターン
のみが異なることになるため、ここでの詳細な説明は省
略することとする。

【００７３】また、持点が１０，０１０点以上１５，０
１０点未満の範囲内にある場合における点滅、点灯制御
は図１１に示されるようになっており、図１０における
Ｓ２４において持点が１０，０１０点以上であると判別
された場合、図１１におけるＳ２５において点滅パター
ン３が選択され、図８（ｇ）〜（ｉ）に示されるよう
に、点滅表示を指示された蛍光灯の点滅速度が１秒間に
３回の点滅をすることになるとともに、各蛍光灯６３ａ
〜６３ｅのレベル基準値としての上限値は、１１，００
０、１２，０００、１３，０００、１４，０００、１
５，０００が、下限値は１０，０１０、１１，０１０、
１２，０１０、１３，０１０、１４，０１０が適用され
ることになる。そして持点が図１１に示される所定レベ
ル基準値の範囲内にあるか否かの判別を繰り返し、図１
１に示される表示態様にて点灯、点滅されるようになっ
ている。以下、各段階における表示態様は図９における
表示態様（Ｓ６、８、１０、１２、１４、１６、１８、
２０、２２）と同様であり、点滅のパターンのみが異な
ることになるため、ここでの詳細な説明は省略すること
とする。

【００７４】さらに持点１５，０１０点を超える場合、
所定の点滅パターンｎが適用されるとともに、各蛍光灯
６３ａ〜６３ｅに所定のレベル基準値が適用され、その
後は図９〜図１１にて説明した制御方法と同様の点滅、
点灯制御がなされるようになっている。すなわち、持点
が５，０００点加算されていく度に所定の点滅パターン
及びレベル基準値を適用して蛍光灯６３ａ〜６３ｅの点
滅、点灯制御を繰り返すことになる。

【００７５】ここで、持点制御用マイクロコンピュータ
５５は、図９から図１１において、持点の大きさが所定
のレベル基準値の範囲内にあることが判別されて所定の
蛍光灯６３ａ〜６３ｅが点滅、点灯された後、持点に所
定点数（例えば１０点）の増減が生じる度に（あるいは
所定時間おきでもよい）遊技終了ボタン８２からの入力
があるか否かを判別し、入力がない場合は図９における
Ｓ２に戻って繰り返し持点の大きさを判別するようにな
っており、遊技終了ボタン８２からの入力があった場
合、その時点で全ての蛍光灯６３ａ〜６３ｅを消灯する
ようになっている。

【００７６】また、本実施例においては、上記したよう
に所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅが点滅、点灯された後、
持点マイクロコンピュータ５５は、持点に所定点数（例
えば１０点）の増減が生じる度に（あるいは所定時間お
きに）遊技終了ボタン８２からの入力信号を受信するま
での間、持点の大きさの判別を繰り返し行うようになっ
ているため、遊技者の遊技に伴って持点の減少があった
場合においても、その時点における持点の大きさに応じ
て、蛍光灯６３ａ〜６３ｅが所定の表示態様（Ｓ６、
８、１０、１２、１４、１６、１８、２０、２２のいず
れかの表示態様）にて点灯、点滅されるようになってい
る。

【００７７】ここで持点の減少に伴う表示装置６２にお
ける表示態様の変化を図１２（ａ）〜（ｉ）に基づいて
説明する。まず図１２（ａ）の表示装置６２の表示状態
では、持点が１２，０１０点以上１３，０００点未満の
範囲内にあることを示している。この状態から持点が１
１，０１０点以上１２，０００点未満の範囲内まで減算
されると、図１２（ｂ）のように蛍光灯６３ａが点灯
し、蛍光灯６３ｂが点滅する表示態様になり、持点が１
０，０１０点以上１１，０００点未満の範囲内まで減算
されると、図１２（ｃ）のように蛍光灯６３ａのみが点
滅する表示態様になる。

【００７８】さらに持点が９，０１０点以上１０，００
０点未満の範囲内まで減算されると、各蛍光灯６３ａ〜
６３ｅに適用されるレベル基準値が変更され、図１２
（ｄ）のように蛍光灯６３ａ〜６３ｄが点灯し、蛍光灯
６３ｅが「点滅パターン２」にて点灯する表示態様にな
る。以下、図１２（ｅ）〜（ｉ）に示されるように、持
点の大きさに応じた表示態様にて表示されていくことに
なる。

【００７９】このように本実施例における表示装置６２
は各パチンコ機２に対応して設けられており、これらパ
チンコ機２にて遊技を行うことにより遊技者が獲得した
持点の大きさに応じて、上下方向に配設された複数の蛍
光灯６３ａ〜６３ｅが段階的に点滅もしくは点灯されて
いくため、遊技者のみならず、他の遊技客や店員等が、
所定の遊技者の持点所有状況を、所定の蛍光灯６３ａ〜
６３ｅの点滅、もしくは点灯表示により認識することが
出来るばかりか、図１に示されるように他の表示装置６
２における蛍光灯の発光数の差違が明確になるため、遊
技客の遊技意欲を向上させることが出来る。また、持点
の大きさがこのような蛍光灯６３ａ〜６３ｅにおける種
々の発光態様により表現されることで、他の遊技客に対
するアピール度が効果的に高まる。

【００８０】そして本実施例においては、所定の蛍光灯
６３ａ〜６３ｅの上限値に達した時点でその蛍光灯が点
灯することで、持点がその蛍光灯のレベル基準値に達し
たことが認識できるばかりか、所定の蛍光灯６３ａ〜６
３ｅの下限値に達した時点でその蛍光灯が点滅すること
で、持点がその蛍光灯のレベル基準値に達していないま
でも、その蛍光灯の上限値と下限値との範囲内にあるこ
とが認識できるため、現状の所有持点を遊技者や他の遊
技客、店員がより明確に把握できる。

【００８１】さらに、各蛍光灯に設定されたレベル基準
値（上限値）の間隔が大きい場合においても、所定の蛍
光灯の下限値に達した時点で点滅が始まるため、その上
限値に達するまで点灯しない場合と比較すれば、蛍光灯
が頻繁に発光するばかりか、点灯、点滅のように発光態
様が異なることで、遊技客に対するアピール度が効果的
に向上する。

【００８２】また、図１３には持点の減少に伴う表示装
置６２の他の表示態様例が示されている。ここでは、表
示装置６２の制御部８５が、持点マイクロコンピュータ
５５により出力される持点情報の中から最高持点を拾い
出して制御部８５に設けられたＲＡＭに適宜更新記憶
し、遊技終了ボタン８２からの遊技終了信号を受信する
まで、この記憶された最高持点に基づいて、その時点で
適用されている下限値を満たしている各蛍光灯６３ａ〜
６３ｅを所定の点滅パターンにて点滅させるようになっ
ている。なお、制御部８５は、記憶された最高持点に基
づいて所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅを点滅させる点滅信
号と、その時点での持点に基づいて所定の蛍光灯６３ａ
〜６３ｅを点灯させる点滅信号とが重なった場合、その
時点における最高持点に基づく点灯信号を優先して表示
ドライバ８０に出力するようになっている。

【００８３】この場合、図１３（ａ）〜（ｉ）に示され
るように、その時点における持点に基づいてレベル基準
値が適用され、所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅが図１２
（ａ）〜（ｉ）にて説明した場合と同様に点滅、点灯さ
れるようになっており、記憶された最高持点がその時点
で適用されている下限値を満たしている場合、その下限
値が設定された蛍光灯６３ａ〜６３ｅが点滅されること
になる。

【００８４】このように記憶された最高持点に基づいて
所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅが点滅されることで、遊技
者は持点がどれだけ減少したのかを瞬時に認識できるこ
とになる。なお、ここでは最高持点に基づいて所定の蛍
光灯６３ａ〜６３ｅが所定の点滅パターンにて点滅され
るようになっているが、点灯、もしくは他の発光態様に
て発光されるようになっていてもよい。さらに、最高持
点を満たす蛍光灯が全て点滅されるようになっている
が、所定の蛍光灯のみの発光により最高持点が表現され
るようになっていてもよい。

【００８５】また、上記実施例においては、所定蛍光灯
の上限値と、その上位にある蛍光灯の下限値とが異なる
ように設定されていたが（例えば蛍光灯６３ｂの上限値
が２，０００で、蛍光灯６３ｃの下限値が２，０１０で
ある）、これら上限値と下限値とを同一にし、所定の蛍
光灯が点灯すると同時に他の蛍光灯が点滅するようにし
てもよい。この場合、例えば持点が蛍光灯６３ｂの上限
値である２，０００に達した時点で蛍光灯６３ｃが点灯
すると同時に、下限値が２，０００である蛍光灯６３ｂ
が点滅することになる。

【００８６】また、上記実施例においては上述したよう
に持点に５，０００点が加算される毎に蛍光灯６３ａ〜
６３ｅの点滅パターンを変更することにより、５つの蛍
光灯６３ａ〜６３ｅにより５，０００点以上の持点を異
なる発光態様にて表示可能としていたが、例えば持点が
５，０００点より大きくなっても、Ｓ２２における表示
態様（蛍光灯６３ａ〜６３ｅ点灯）状態が継続して表示
されるようになっていてもよい。

【００８７】また、上記実施例においては、持点が所定
のレベル基準値（上限値）に達した場合、その時点にお
ける持点の大きさに対応するレベル基準値が設定された
蛍光灯６３ａ〜６３ｅを点灯、所定のレベル基準値（下
限値）に達した場合、その時点における持点の大きさに
対応するレベル基準値が設定された蛍光灯６３ａ〜６３
ｅを点滅させるようになっていたが、これら点滅、点灯
を逆に設定してもよい。

【００８８】また、これらレベル基準値の上限値及び下
限値は、上記実施例においては１，０００点刻みに設定
されていたが、この数値は任意に変更可能である。さら
に、これらレベル基準値の上限値及び下限値は、それぞ
れ所定数値刻みに設定されなくてもよく、例えばこれら
上限値、下限値を図７（ｂ）に示される設定画面上でそ
れぞれ個別に設定出来るようにしてもよい。

【００８９】また、上記実施例における蛍光灯６３ａ〜
６３ｅは、自身に設定された所定のレベル基準値（下限
値）に持点が達した場合と、それとは別のレベル基準値
（下限値）に持点が達した場合とで、それぞれ発光態様
（点滅スピード）が段階的に変わっていくため、持点の
大きさを、所定数（本実施例においては上下方向に５
本）の蛍光灯６３ａ〜６３ｅにより小スペース内におい
て複数種の発光態様にてより多段階的に表現出来ること
になるばかりか、演出効果が高まる。

【００９０】さらに、持点の大きさに対応して点滅パタ
ーンが種々に選択されるようになっていたが、例えば、
持点が所定の蛍光灯の下限値に達してからその蛍光灯の
上限値に近づくにつれて、その時点で適用されている
「点滅パターン」における点滅スピードに近づいていく
ように設定されていてもよい。この場合、例えば持点が
増加して蛍光灯６３ａの上限値である１，０００点に近
づくにつれて点滅スピードが段階的に速くなり、あるい
は持点が減少して１，０００点から遠ざかるにつれて点
滅スピードが遅くなることになる。

【００９１】図１４（ａ）（ｂ）には、レベル基準値間
隔の他の設定例が示されている。上記実施例において
は、レベル基準値間隔の設定を管理コンピュータ４９に
て行うようになっていたが、ここでは、例えば図１４
（ａ）に示されるように、制御部８５に接続され、各表
示装置６２の裏面等に設けられるレベル基準値設定ユニ
ット９０等を用いて各表示装置６２毎に個別に設定出来
るようになっている。

【００９２】この場合、例えば図１４（ａ）（ｂ）に示
されるように、レベル基準値設定ユニット９０内に設け
られたディップスイッチ９１ａ〜９１ｃをＯＦＦ、９１
ｄをＯＮ状態にすることでレベル基準値の間隔を５０
０、ディップスイッチ９１ａ、９１ｂ、９１ｄをＯＦ
Ｆ、９１ｃをＯＮ状態にすることでレベル基準値の間隔
を１，０００……という具合に、複数のディップスイッ
チ９１ａ〜９１ｄのＯＮ、ＯＦＦの組み合わせに対応し
た複数種のレベル基準値間隔を制御部８５に設けられた
ＲＯＭに記憶させておけば、これらディップスイッチ９
１ａ〜９１ｄの操作により制御部８５に出力されるＯ
Ｎ、ＯＦＦ信号に基づいて各蛍光灯６３ａ〜６３ｅのレ
ベル基準値が設定され、持点の増減に伴って蛍光灯がこ
のレベル基準値に基づいて発光することになる。このよ
うにレベル基準値の設定は、レベル基準値間隔を設定す
るレベル基準値設定ユニット９０等を用いて各表示装置
６２毎に行うことも出来る。

【００９３】ここで、制御部８５内に、上記したレベル
基準値設定ユニット９０より出力され、内部に記憶され
たそれぞれのレベル基準値に所定幅を持たせ、例えば持
点が１，０００点に達した時点で蛍光灯６３ａを点灯さ
せ、１，０１０点を超えた時点で蛍光灯６３ｂを点滅さ
せるような制御プログラムを予め登録しておけば、上記
第１実施例のように各蛍光灯にレベル基準値としての下
限値を設定しなくても、蛍光灯を同様の発光態様にて発
光させることが可能である。

【００９４】また、上記第１実施例においては、蛍光灯
６３ａの最下位の下限値が１０点に設定されているた
め、遊技者により所定金額の紙幣もしくは硬貨の投入に
より、持点が１０点を超え、蛍光灯６３ａが点滅するこ
とになるが、例えばこの蛍光灯６３ａの下限値を所定大
きさに設定し、少なくとも遊技者による所定金額の紙幣
もしくは硬貨の投入によって蛍光灯が点滅もしくは点灯
しないようし、パチンコ機２において遊技を行うことに
より発生した持点のみを「獲得有価価値」として表示装
置６２に表示するようにすることも可能である。

【００９５】次に図１５〜図１８には、本発明の第２実
施例が示されている。本実施例における遊技島台１０１
は、前後面（後面は図示せず）に所定台数のパチンコ機
１０２および該パチンコ機１０２に対応するＣＲユニッ
ト１０３、払出しユニット１２３とがそれぞれ配設さ
れ、内部にこれらパチンコ機１０２を稼動させるのに必
要な適宜装置（例えばパチンコ玉の揚送装置等）が全て
収容されて１つの独立したユニット構成とされた遊技島
台１０１’が、長手方向に複数連設されることにより形
成されている。

【００９６】この遊技島台１０１’は、遊技島台１０
１’内下部を覆う腰板１０７と、該腰板１０７上に列設
される遊技機としてのパチンコ機１０２、及びパチンコ
機１０２に対応して隣接配置されるＣＲユニット１０
３、払出しユニット１２３と、本発明の表示装置１６２
が設けられた幕板１０６ａ、及び呼出ランプ１０８が設
けられたランプ板１０６ｂと、から主に構成され、パチ
ンコ機１０２の下部位置には、各パチンコ機１０２毎に
計数器１０４が設けられている。幕板１０６ａ、ランプ
板１０６ｂは図１５に示されるように前方に開放可能に
設けられており、これら幕板１０６ａ、ランプ板１０６
ｂを開放することにより遊技島台１’内において発生す
る玉づまりや各電設部等のメンテナンスを外部より行え
るようになっている。

【００９７】計数器１０４は、上面が開口する箱形の玉
受皿１３５が、各パチンコ機１０２の下皿１０５に設け
られた排出口（図示せず）の下方に位置するように固設
されており、遊技により獲得されたパチンコ玉を下皿１
０５より玉受皿１３５に適宜排出出来るようになってい
る。玉受皿１３５内に貯留されたパチンコ玉は、スライ
ドレバー１３４を操作するすることで計数器１０４によ
り計数された後、遊技島台１０１’内部の下方に設けら
れる回収樋部１４０（図３参照）に返還されるようにな
っている。また、各パチンコ機２へのパチンコ玉の供給
は補給シュート１３０より、また、後述する払出しユニ
ット１２３へのパチンコ玉の供給は補給シュート１２９
より供給されるようになっている。

【００９８】計数器１０４の前面には、遊技者が遊技に
より獲得し、貯留したパチンコ玉を払出しユニット１２
３を介して所望量のパチンコ玉を払出しさせるための払
出ボタン１３３が設けられており、遊技者は一度計数し
たパチンコ玉を払出ボタン１３３を操作することで再度
使用することができるようになっている。

【００９９】図１５〜図１７に示されるように、ランプ
板１０６ｂとパチンコ機１０２との間には、計数器１０
４により計数される獲得玉数の合計や遊技終了時や離席
時における処理状況および案内情報およびパチンコ機の
遊技情報等が表示可能とされたＬＥＤ表示装置１３８が
設けられている。ＬＥＤ表示装置１３８の他方側におけ
る２機のパチンコ機１０２の中間位置には、記録媒体で
ある磁気カードへの情報の記録および読み出しが可能な
磁気カードリーダライタ１３９が設けられ、そのカード
挿入発行口１３７が露出するように配置されているとと
もに、ＬＥＤ表示装置１３８の隣には、ＬＥＤ表示装置
１３８に表示された獲得玉全数を、カードリーダライタ
１３９により磁気カードに書き込んで発行させる全数精
算ボタン１１９と、景品化出来ない端玉を除く獲得玉数
を書き込んで発行させる端玉精算ボタン１２０と、遊技
者が離席する際に離席情報が書き込まれた磁気カードを
発行させる離席ボタン１２１と、適宜データを表示させ
るデータボタン１２２とから成る操作ボタンがそれぞれ
設けられており、これら各部が同一の電設パネル１１８
に設けられている。

【０１００】遊技島台１０１’の下部位置には、図１７
に示されるように、回収樋部１４０に連接されて、揚送
モータ１２５によりパチンコ玉を揚送樋１２７を通じて
上方の供給樋１３６に揚送する揚送装置１２６が設けら
れ、供給樋１３６に至る経路中には、パチンコ玉の研磨
を行う研磨装置１４１が設けられている。

【０１０１】ＣＲユニット１０３は、図１５、図１６に
示すようような外観を有しており、その前面には、パチ
ンコ玉の貸し出しが可能であることを遊技客に知らせる
作動ランプ１１１と、遊技者が遊技を行う際に用いられ
る適宜金額データが記録されたプリペイドカードを挿入
可能とするプリペイドカード挿入口１１２が設けられて
いる。

【０１０２】払出しユニット１２３は、図１６に示すよ
うような外観を有しており、前面には遊技者が獲得した
獲得玉の払出しが可能であることを遊技客に知らせる作
動ランプ１１３が設けられているとともに、先端がパチ
ンコ機１０２の上皿１１６に延びるように設けられたノ
ズル１１５が回転自在に軸支されている。この払出しユ
ニット１２３の内部には、払出ボタン１３３のボタン操
作に応じて出力軸が所定回転し、この出力軸の先端に設
けられるスプロケットにより補給シュート１２９より補
給されるパチンコ玉を予め設定された所定量ずつノズル
１１５に払い出す駆動モータ（図示略）を有する払出し
装置１５１が設けられており、払出ボタン１３３のボタ
ン操作に応じて所定量のパチンコ玉がノズル１１５を介
して払い出されるようになっている。また、この払出し
装置１５１より払い出されたパチンコ玉は払出し装置１
５１内に設けられる計数センサ１６１（図１８参照）を
介して計数されるようになっている。

【０１０３】本実施例における表示装置１６２は、図１
９に示されるような構成となっており、発光体としての
蛍光灯６３ａ〜６３ｅの替わりに、発光色の異なる５つ
の電球からなるランプ１６３ａ〜１６３ｅ、ランプ１６
３ｆ〜１６３ｊが、それぞれ左右方向に交互に配設され
ている点が前述の第１実施例の表示装置６２と相違して
いる。

【０１０４】本実施例においては、ランプ１６３ａ〜１
６３ｅの発光色は緑色に、ランプ１６３ｆ〜１６３ｊの
発光色は黄色にそれぞれ設定されており、持点が所定の
レベル基準値（上限値）に達した場合に、そのレベル基
準値が設定された緑色に発光するランプ１６３ａ〜１６
３ｅを点灯させ、所定のレベル基準値（下限値）に達し
た場合に、そのレベル基準値が設定された黄色に発光す
るランプ１６３ｆ〜１６３ｊを点灯させるように制御さ
れている。

【０１０５】次に、本実施例における遊技島１０１の構
成を図１８に示すブロック図に基づいて説明すると、各
遊技島台１０１’には、遊技島台１０１’を構成する各
部との信号やデータのやり取りを行う入出力部や、各部
の状況データ等を記憶するためのメモリや後述する管理
コンピュータ１４７との通信を行う通信部や、所定の制
御プログラムを実行して制御動作を行うＣＰＵ（中央演
算処理装置）等を内在して遊技島台１０１’の動作制御
を実施するコントロールユニット１４２等が設けられて
おり、各部の制御および稼働状況（エラー等）がコント
ロールユニット１４２により管理されている。

【０１０６】コントロールユニット１４２は、遊技島台
１０１に設置される各パチンコ機１０２に搭載されてい
る遊技用マイコン（図示略）とインターフェイスを介し
て接続されて、各パチンコ機１０２における遊技情報
（始動、特賞、確変）が出力されるようになっており、
これら各パチンコ機２における遊技情報が、各パチンコ
機１０２の台番号とともに、コントロールユニット１４
２と通信ケーブル１４６を介して接続される管理コンピ
ュータ１４７に出力されて逐次更新登録されるようにな
っている。

【０１０７】更に遊技島台１０１’には、パチンコ機１
０２に供給される補給玉数の計数を行う補給玉計数機
と、パチンコ機１０２より排出されるアウト玉の計数を
行うアウト玉計数機とが、パチンコ機１０２の上方およ
び下方の所定位置に設けられており、これら各計数機が
コントロールユニット１４２に接続されてこれら各計数
機による計数情報（補給玉数、打込玉数）がコントロー
ルユニット１４２より前記管理コンピュータ１４７に送
信されて、該補給玉数と打込玉数とより算出される差玉
数とともに逐次更新登録されるようになっている。

【０１０８】全数精算ボタン１１９、端玉精算ボタン１
２０、離席ボタン１２１、データボタン１２２から成る
操作ボタンは、操作部基板１４４上に実装され、これら
各操作ボタンが操作部基板１４４を介してコントロール
ユニット１４２に接続されている。

【０１０９】計数器１０４により計数された獲得玉数デ
ータ、および払出ボタン１３３の操作により払出しユニ
ット１２３を介して払い出される払出し玉数データは、
コントロールユニット１４２により適宜加算または減算
されて逐次該コントロールユニット１４２に表示ドライ
バ１４３を介して接続されているＬＥＤ表示装置１３８
に表示されるようになっているとともに、同じくコント
ロールユニット１４２に表示ドライバ８０を介して接続
される表示装置１６２のランプ１６３ａ〜１６３ｉを点
灯させることによりアナログ的に表示されるようになっ
ている。

【０１１０】払出しユニット１２３の払出し装置１５１
における計数センサ１６１及び駆動モータ１５７と、獲
得玉からのパチンコ玉の払出しが可能であることを遊技
客に知らせる作動ランプ１１１３とは、それぞれケーブ
ルを介してコントロールユニット１４２に接続されてい
る。

【０１１１】また、ＣＲユニット１０３におけるパチン
コ玉の貸し出しが可能であることを遊技客に知らせる作
動ランプ１１１と、プリペイドカードから金額データを
読み出すプリペイドカードリーダ１１０とは、それぞれ
ケーブルを介してコントロールユニット１４２に接続さ
れている。

【０１１２】以下、本実施例の遊技島台１０１’におけ
る遊技状況を説明すると、まず遊技者が遊技を行う場
合、遊技者はプリペイドカードをプリペイドカード挿入
口１１２より投入し、カードリーダライタ１１０により
プリペイドカードから読み出されて適宜表示装置により
表示される金額データから、パチンコ機１０２等に適宜
設けられた玉貸ボタン（図示略）を操作することで所望
の数のパチンコ玉を借り受け、遊技を開始する。

【０１１３】遊技中、大当り等の発生により払い出され
たパチンコ玉は一時的に玉計数器１０４の玉受皿１３５
等に貯留でき、さらに多くの払出があれば、玉受皿１３
５内のパチンコ玉をスライドレバー１３４を操作して計
数器１０４に投入することにより、一時的に遊技島台１
０１’内に返却できるようになっている。この時、計数
器１０４内の計数センサ（図示略）により計数されて払
出しされたパチンコ玉数は、コントロールユニット１４
２に出力されて、図１６に示すようにＬＥＤ表示装置１
３８に獲得玉として表示されることになるとともに、こ
のＬＥＤ表示装置１３８に表示された玉数に応じて前述
したランプ１６３ａ〜１６３ｅ、及びランプ１６３ｆ〜
１６３ｊが点灯されるようになっている。

【０１１４】このように本実施例においては、遊技者が
獲得したパチンコ玉の内の一部が計数器１０４内に貯留
されていることもあるが、計数器１０４により計数され
て遊技島台１０１’内に返却され、ＬＥＤ表示装置１３
８に表示された玉数値のみが表示装置１６２によりアナ
ログ的に表示されることになる。

【０１１５】また、遊技中にパチンコ玉がなくなったと
しても、遊技者はこれまでに計数器１０４を介して一度
払出しすることにより獲得した獲得玉がある場合、払出
ボタン１３３を操作すれば払出しユニット１２３から所
定量のパチンコ玉がパチンコ機１０２の上皿１１６に払
い出されるようになっている。すなわち、遊技者はＬＥ
Ｄ表示装置１３８に表示されている数値分から所定数の
パチンコ玉を適宜引き出して再遊技することが出来る。
このように獲得玉数が減算された場合にあっては、その
時点においてＬＥＤ表示装置１３８に表示されている数
値に対応してランプ１６３ａ〜１６３ｊの表示態様も変
化するようになっている。

【０１１６】以上説明してきたように、本発明の表示装
置にあっては、ＬＥＤ表示装置１３８に表示された玉数
が所定のレベル基準値（上限値）に達した場合に、その
レベル基準値が設定された緑色に発光するランプ１６３
ａ〜１６３ｅが点灯され、所定のレベル基準値（下限
値）に達した場合に、そのレベル基準値が設定された黄
色に発光するランプ１６３ｆ〜１６３ｊが点灯されるこ
とで、遊技者のみならず、他の遊技客や店員等が、所定
の遊技者の持点所有状況を、発光色の異なるランプ１６
３ａ〜１６３ｊの点灯により大まかに把握することが出
来るばかりか、遊技客に対するアピール度が効果的に高
まる。

【０１１７】さらに本実施例においては、表示装置１６
２がメンテナンスのために前方に開放可能に設けられた
幕板１０６ａに一体的に設けられていることで、表示装
置１６２自体の交換やメンテナンスも容易に行えるばか
りか、外観が向上することになる。また、遊技島台１０
１’の上方に設けられるため、遊技客や店員等が離れた
位置からも所定の遊技者の持点所有状況を容易に確認す
ることが出来る。

【０１１８】また、本実施例においては、所定の上限値
に達した場合の発光態様と所定の下限値に達した場合の
発光態様との違いを、発光色の異なる２種類のランプ１
６３ａ〜１６３ｊを用いることで表現するようになって
いたが、複数色にて発光可能なランプやＬＥＤ等を用い
てもよい。さらに、複数色のカラーフィルムを有するラ
ンプカバー等を用いて発光体を種々の発光色に発光させ
るようにてもよい。

【０１１９】図２０には、装飾装置の他の実施例が示さ
れている。この表示装置１７０には、発光色が同一色の
ランプ１７１が複数配設されており、持点が所定のレベ
ル基準値（下限値）に達した場合に、そのレベル基準値
が設定されたランプ１７１の点灯照度が、持点が所定の
レベル基準値（上限値）に達した場合に、そのレベル基
準値が設定されたランプ１７１の点灯照度より低くなる
ように制御される。

【０１２０】このように本発明にあっては、持点が所定
のレベル基準値（下限値）に達した場合に点灯するラン
プ１７１の点灯照度と、持点が所定のレベル基準値（上
限値）に達した場合に点灯するランプ１７１の点灯照度
とを異ならしめることにより発光態様をかえることで、
前述の実施例における作用、効果を得ることが出来る。

【０１２１】また、本発明の装飾装置にあっては、単位
発光体としての蛍光灯やランプが上記実施例のように上
下方向に配設されているものに限らず、例えば図２１に
示されるように、５つのランプ１８１ａ〜１８１ｅが横
方向に配設され、持点の増加に伴い左側のランプ１８１
ａから右方向のランプ１８１ｂ〜１８１ｅが段階的に発
光するようになっている表示装置１８０や、図２２に示
されるように、同心円状に配設されたランプ１９１ａ〜
１９１ｄが、中心のランプ１９１ａから外側のランプ１
９１ｂ〜１９１ｄが段階的に発光するようになっている
表示装置１９０等でもよく、このような単位発光体とし
てのランプ等の配設態様は上記実施例において示した配
設態様に限られるものではなく、種々に変形可能であ
る。

【０１２２】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。

【０１２３】本発明の請求項１は、予め定められた遊技
状態になったことを特定条件として遊技者に有利な特定
遊技状態が発生する遊技機（パチンコ機２、１０２）が
配設される遊技島台（パチンコ島台１、１０１、１０
１’）に、前記各遊技機（パチンコ機２、１０２）に対
応するように設けられる遊技島台における装飾装置（表
示装置６２、１６２、１７０、１８０、１９０）であっ
て、該装飾装置（表示装置６２、１６２、１７０、１８
０、１９０）には、遊技者が獲得した獲得有価価値の大
きさに基づいて発光する単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６
３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８１ａ〜
１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）が上下方向に複数設け
られ、これら各単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６３ｅ、ラ
ンプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８１ａ〜１８１
ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）には、それぞれに対応する大
きさの異なるレベル基準値が設定されており、前記獲得
有価価値の大きさが前記いずれかの単位発光体（蛍光灯
６３ａ〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、
１８１ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）のレベル基
準値に達した場合、その単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６
３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８１ａ〜
１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）が第１発光態様にて発
光されるとともに、該レベル基準値に達した、または超
えた場合、他の所定の単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６３
ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１）が第２発光態
様にて発光されるようになっており、前記第１発光態様
と第２発光態様とがそれぞれ異なっている。

【０１２４】本発明の請求項２は、予め定められた遊技
状態になったことを特定条件として遊技者に有利な特定
遊技状態が発生する遊技機（パチンコ機２、１０２）が
配設される遊技島台（パチンコ島台１、１０１、１０
１’）に、前記各遊技機（パチンコ機２、１０２）に対
応するように設けられる遊技島台における装飾装置（表
示装置６２、１６２、１７０）であって、該装飾装置
（表示装置６２、１６２、１７０、１８０、１９０）に
は、遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさに基づいて
発光する単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６３ｅ、ランプ１
６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８１ａ〜１８１ｄ、１９
１ａ〜１９１ｄ）が上下方向に複数設けられ、これら各
単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜
１６３ｊ、１７１、１８１ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１
９１ｄ）には、それぞれに対応するレベル基準値として
の上限値と下限値とが設定されており、前記獲得有価価
値の大きさが前記いずれかの単位発光体（蛍光灯６３ａ
〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８１
ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）の上限値に達した
場合、その単位発光体（蛍光灯６３ａ〜６３ｅ、ランプ
１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８１ａ〜１８１ｄ、１
９１ａ〜１９１ｄ）が第１発光態様にて発光され、ま
た、前記有獲得価価値の大きさが前記いずれかの単位発
光体（蛍光灯６３ａ〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３
ｊ、１７１、１８１ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１９１
ｄ）の下限値に達した場合、その単位発光体（蛍光灯６
３ａ〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１
８１ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）が第２発光態
様にて発光されるようになっているとともに、前記第１
発光態様と第２発光態様とがそれぞれ異なっている。

【０１２５】本発明の請求項３は、前記第１発光態様と
前記第２発光態様とが、それぞれ点灯発光もしくは点滅
発光により区別されている。

【０１２６】本発明の請求項４は、前記第１発光態様に
より発光された単位発光体（ランプ１７１）と、前記第
２発光態様により発光された単位発光体（ランプ１７
１）との照度が異なっている。

【０１２７】本発明の請求項５は、前記第１発光態様に
より発光された単位発光体（ランプ１６３ａ〜１６３
ｅ）と、前記第２発光態様により発光された単位発光体
（ランプ１６３ｆ〜１６３ｊ）との発光色が異なってい
る。

【０１２８】本発明の請求項６は、前記遊技島台（パチ
ンコ島台１、１０１、１０１’）の前面上方を覆う幕板
（１０６ａ）が前方に開閉自在に取り付けられており、
前記装飾装置（表示装置６２、１６２、１７０、１８
０、１９０）が前記幕板（１０６ａ）に一体的に配設さ
れている。

【０１２９】本発明の請求項７は、前記単位発光体（蛍
光灯６３ａ〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７
１、１８１ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）が、上
下方向に配設されている。

【０１３０】本発明の請求項８は、遊技中における最大
の獲得有価価値の大きさが記憶手段に適宜記憶されるよ
うになっており、該獲得有価価値の大きさが減少した場
合において、この記憶手段に記憶された最大の獲得有価
価値の大きさに基づいて所定の単位発光体（蛍光灯６３
ａ〜６３ｅ、ランプ１６３ａ〜１６３ｊ、１７１、１８
１ａ〜１８１ｄ、１９１ａ〜１９１ｄ）が発光されるよ
うになっている。

【０１３１】本発明の請求項９は、予め定められた遊技
状態になったことを特定条件として遊技者に有利な特定
遊技状態が発生する遊技機（パチンコ機１０２）に遊技
媒体を計数する計数手段（計数器１０４）がそれぞれ配
設された遊技島台（パチンコ島台１０１、１０１’）
に、前記各遊技機（パチンコ機１０２）に対応するよう
に設けられる遊技島台における装飾装置（表示装置１６
２）であって、該装飾装置（表示装置１６２）には、前
記計数手段（計数器１０４）により計数された遊技媒体
数（パチンコ玉数）に基づいて発光する単位発光体（ラ
ンプ１６３ａ〜１６３ｊ）が上下方向に複数設けられ、
これら各単位発光体（ランプ１６３ａ〜１６３ｊ）に
は、それぞれに対応する大きさの異なるレベル基準値が
設定されており、前記計数手段（計数器１０４）により
計数された遊技媒体数（パチンコ玉数）が前記いずれか
の単位発光体（ランプ１６３ａ〜１６３ｊ）のレベル基
準値に達した場合、その単位発光体（ランプ１６３ａ〜
１６３ｊ）が第１発光態様にて発光されるとともに、該
レベル基準値に達した、または超えた場合、他の所定の
単位発光体（ランプ１６３ａ〜１６３ｊ）が第２発光態
様にて発光されるようになっており、前記第１発光態様
と第２発光態様とがそれぞれ異なっている

【０１３２】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。

【０１３３】例えば、上記実施例においては、遊技機と
して弾球遊技機であるパチンコ機を例にして説明してい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
遊技機としてスロットマシン、映像式パチンコ機、ある
いはコインゲームなどの全ての遊技機に適用可能である
ことは言うまでもない。

【０１３４】また、発光体として蛍光灯や電球等を用い
ていたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
ＬＥＤやＥＬ、液晶等の種々の発光体を用いてもよい。

【０１３５】また、上記実施例において、表示装置は遊
技機上方の幕板に設けられていたが、遊技機に対応する
ように設けられれば、幕板以外の箇所に設けられてもよ
い。

【０１３６】

【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。

【０１３７】（ａ）請求項１項の発明によれば、所定の
単位発光体が第１発光態様にて発光することで、遊技者
が獲得した獲得有価価値の大きさが前記単位発光体のレ
ベル基準値に達したことが表現されるとともに、所定の
単位発光体が第２発光態様にて発光することで、遊技者
が獲得した獲得有価価値の大きさが、第２発光態様にて
発光された単位発光体のレベル基準値に達しないまで
も、第１発光態様にて発光された単位発光体のレベル基
準値との範囲内にあることが表現されるため、遊技者が
獲得した獲得有価価値の大きさがより明確に表示される
ことになるばかりか、それぞれの単位発光体が異なる発
光態様にて発光することで演出効果が高まる。

【０１３８】（ｂ）請求項２項の発明によれば、所定の
単位発光体が第１発光態様にて発光することで、遊技者
が獲得した獲得有価価値の大きさが前記単位発光体のレ
ベル基準値としての上限値を満たしたことが表現される
とともに、所定の単位発光体が第２発光態様にて発光す
ることで、遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさが前
記単位発光体のレベル基準値としての下限値を満たした
こと、すなわち、獲得有価価値の大きさがその単位発光
体の上限値を満たさないまでも、その単位発光体の上限
値と下限値の範囲内にあることが表現されるため、遊技
者が獲得した獲得有価価値の大きさがより明確に表示さ
れることになるばかりか、それぞれの単位発光体が異な
る発光態様にて発光することで演出効果が高まる。

【０１３９】（ｃ）請求項３項〜５項の発明によれば、
遊技者が獲得した獲得有価価値の大きさが明確に表示さ
れることになるばかりか、それぞれの単位発光体が異な
る発光態様にて発光することで演出効果が高まる。

【０１４０】（ｄ）請求項６項の発明によれば、装飾装
置のメンテナンスを幕板を開放させることで裏面から行
えるとともに、装飾装置が遊技島台における上方に位置
するため、遊技者の獲得有価価値の大きさの他の遊技客
に対するアピール度が高まるばかりか、幕板との一体感
により外観が向上する。

【０１４１】（ｅ）請求項７項の発明によれば、他の装
飾装置における単位発光体の発光数との差違が明確にな
るため、遊技客の遊技意欲を向上させることが出来る。

【０１４２】（ｆ）請求項８項の発明によれば、獲得有
価価値の大きさが減少された場合にあっても、遊技者が
一旦獲得した最大の獲得有価価値の大きさが表示される
ことになるので、獲得有価価値がどれだけ減少したかを
瞬時に認識できる。

【０１４３】（ｇ）請求項９項の発明によれば、所定の
単位発光体が第１発光態様にて発光することで、計数手
段により計数された遊技媒体数が前記単位発光体のレベ
ル基準値に達したことが表現されるとともに、所定の単
位発光体が第２発光態様にて発光することで、計数手段
により計数された遊技媒体数が、第２発光態様にて発光
された単位発光体のレベル基準値に達しないまでも、第
１発光態様にて発光された単位発光体のレベル基準値と
の範囲内にあることが表現されるため、計数手段により
計数された遊技媒体数がより明確に表示されることにな
るばかりか、それぞれの単位発光体が異なる発光態様に
て発光することで演出効果が高まる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の適用されたパチンコ島台を示す要部斜
視図である。

【図２】図１のパチンコ島台に配設されたパチンコ機及
びカードユニットの正面図である。

【図３】図２のパチンコ機の裏面図である。

【図４】パチンコ機の要部拡大平面図である。

【図５】図１のパチンコ島台の構成を示すブロック図で
ある。

【図６】表示装置を示す斜視図である。

【図７】（ａ）、（ｂ）は、レベル基準値の設定画面を
示す概略図である。

【図８】（ａ）〜（ｉ）は、持点の加算時における表示
装置の表示態様の変化を示す概略図である。

【図９】図６の表示装置の制御状態を示すフローチャー
ト図である。

【図１０】同じく図６の表示装置の制御状態を示すフロ
ーチャート図である。

【図１１】同じく図６の表示装置の制御状態を示すフロ
ーチャート図である。

【図１２】（ａ）〜（ｉ）は、持点の減算時における表
示装置の表示態様の変化を示す概略図である。

【図１３】（ａ）〜（ｉ）は、持点の減算時における表
示装置の他の表示態様を示す概略図である。

【図１４】（ａ）、（ｂ）は、レベル基準値間隔の他の
設定例を示す概略図である。

【図１５】本発明の第２実施例としてのパチンコ島台を
示す要部斜視図である。

【図１６】図１５に示すパチンコ機及び遊技用装置を示
す正面図である。

【図１７】図１５におけるパチンコ島台の内部構造を示
す斜視図である。

【図１８】図１５におけるパチンコ島台の構成を示すブ
ロック図である。

【図１９】図１５のパチンコ島台に適用された表示装置
を示す斜視図である。

【図２０】本発明の表示装置の他の実施例を示す斜視図
である。

【図２１】同じく本発明の表示装置の他の実施例を示す
図である。

【図２２】同じく本発明の表示装置の他の実施例を示す
図である。

【符号の説明】

１ 遊技島台 ２ パチンコ機 ３ カードユニット ４ 操作部 ５ 合計金額表示部 ６ インジケータ ７ 磁気カード挿入発行口 ８ 紙幣投入口 ９ 硬貨返却口 １０ 動作ランプ １１ 硬貨投入口 １２ 連結表示部 １３ 選択入力部 １４ 透明板保持枠 １５ 打球操作ハンドル １６ 可変入賞球装置 １７ 遊技領域 １８ 可変表示装置 １９ 始動口 ２０ 通常入賞口 ２１ ソレノイド ２２ 特定入賞玉検出器 ２３ 入賞個数検出器 ２４ 開閉板 ２５ アウト口 ２６ 発射玉検出器 ２７ ファール玉入口 ２８ ハンマー ２９ 打球モータ ３０ 入賞玉集合樋 ３１ 入賞玉検出器 ３３ 打込玉検出器 ３４ 打込玉集合樋 ３５ 遊技用制御基板 ３６ アウト玉誘導樋 ３８ ファール玉検出器 ３９ 発射玉供給口 ４０ 回動板 ４１ ソレノイド ４２ 樋 ４３ 持点用制御基板 ４４ コネクタ部 ４５ カードリーダライタ ４７ 通信部 ４８ 通信ケーブル ４９ 管理コンピュータ ５０ 制御部 ５１ 表示ドライバ ５２ 記憶部 ５３ 硬貨識別計数部 ５４ 紙幣識別計数部 ５５ 持点制御用マイクロコンピュータ ５６ 遊技用マイクロコンピュータ ５７ リアルタイムクロック ６０ 幕板 ６１ 呼出ランプ ６２ 表示装置 ６３ａ〜６３ｅ 蛍光灯 ６４ 取付部材 ６５ カバー体 ６６ 区画板 ６７ａ、６７ｂ フィールド ６８ フィールド ６９ａ、６９ｂ フィールド ８０ 表示ドライバ ８１ 貸出ボタン ８２ 終了ボタン ８３ 度数表示部 ８４ 合計得点表示部 ８５ 制御部 ９０ レベル基準値設定ユニット ９１ａ〜９１ｄ ディップスイッチ １００ 基板 １０１ 遊技島 １０１’ 遊技島台 １０２ パチンコ機 １０３ ユニット １０４ 計数器 １０５ 下皿 １０６ａ 幕板 １０６ｂ ランプ板 １０７ 腰板 １０８ 呼出ランプ １１０ プリペイドカードリーダ １１１ 作動ランプ １１２ プリペイドカード挿入口 １１３ 作動ランプ １１５ ノズル １１６ 上皿 １１８ 電設パネル １１９ 全数精算ボタン １２０ 端玉精算ボタン １２１ 離席ボタン １２２ データボタン １２３ 払出しユニット １２５ 揚送モータ １２６ 揚送装置 １２７ 揚送樋 １２９ 補給シュート １３０ 補給シュート １３３ 払出ボタン １３４ スライドレバー １３５ 玉受皿 １３６ 供給樋 １３７ カード挿入発行口 １３８ 表示装置 １３９ 磁気カードリーダライタ １４０ 回収樋部 １４１ 研磨装置 １４２ コントロールユニット １４３ 表示ドライバ １４４ 操作部基板 １４６ 通信ケーブル １４７ 管理コンピュータ １５１ 払出し装置 １５７ 駆動モータ １６１ 計数センサ １６２ 表示装置 １６３ａ〜１６３ｉ ランプ １７０ 表示装置 １７１ ランプ １８０ 表示装置 １８１ａ〜１８１ｅ ランプ １９０ 表示装置 １９１ａ〜１９１ｄ ランプ

【手続補正書】

【提出日】平成１１年９月１０日（１９９９．９．１
０）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００６６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００６６】まず遊技者の持点が１０点以上になったこ
とが判別された場合（Ｓ１）、制御部８５は「点滅パタ
ーン１」を選択し（Ｓ２）、さらに持点が１０点以上
１，０００点未満であると判別した場合（Ｓ３）はＳ４
に進み、最下段の蛍光灯６３ａを点滅させる（図８
（ａ）参照）。また、この時点で他の蛍光灯６３ｂ〜６
３ｅには図７（ｂ）における１段目のレベル基準値がそ
れぞれ適用されることになる。なお、持点が１０点に満
たない場合は蛍光灯６３ａ〜６３ｅは点灯しないように
なっている。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００７５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００７５】ここで、制御部８５は、図９から図１１に
おいて、持点の大きさが所定のレベル基準値の範囲内に
あることを判別し、所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅを点
滅、点灯した後、持点に所定点数（例えば１０点）の増
減が生じる度に（あるいは所定時間おきでもよい）遊技
終了ボタン８２からの入力があるか否かを判別し、入力
がない場合は図９におけるＳ２に戻って繰り返し持点の
大きさを判別するようになっており、遊技終了ボタン８
２からの入力があった場合、その時点で全ての蛍光灯６
３ａ〜６３ｅを消灯するようになっている。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００７６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００７６】また、本実施例においては、上記したよう
に所定の蛍光灯６３ａ〜６３ｅが点滅、点灯された後、
制御部８５は、持点に所定点数（例えば１０点）の増減
が生じる度に（あるいは所定時間おきに）遊技終了ボタ
ン８２からの入力信号を受信するまでの間、持点の大き
さの判別を繰り返し行うようになっているため、遊技者
の遊技に伴って持点の減少があった場合においても、そ
の時点における持点の大きさに応じて、蛍光灯６３ａ〜
６３ｅが所定の表示態様（Ｓ６、８、１０、１２、１
４、１６、１８、２０、２２のいずれかの表示態様）に
て点灯、点滅されるようになっている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C088 BC15 BC22 BC25 CA05 EA44 EA49

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 予め定められた遊技状態になったことを
   特定条件として遊技者に有利な特定遊技状態が発生する
   遊技機が配設される遊技島台に、前記各遊技機に対応す
   るように設けられる遊技島台における装飾装置であっ
   て、 該装飾装置には、遊技者が獲得した獲得有価価値の大き
   さに基づいて発光する単位発光体が複数設けられ、これ
   ら各単位発光体には、それぞれに対応する大きさの異な
   るレベル基準値が設定されており、前記獲得有価価値の
   大きさが前記いずれかの単位発光体のレベル基準値に達
   した場合、その単位発光体が第１発光態様にて発光され
   るとともに、該レベル基準値に達した、または超えた場
   合、他の所定の単位発光体が第２発光態様にて発光され
   るようになっており、前記第１発光態様と第２発光態様
   とがそれぞれ異なっていることを特徴とする遊技島台に
   おける装飾装置。
2. 【請求項２】 予め定められた遊技状態になったことを
   特定条件として遊技者に有利な特定遊技状態が発生する
   遊技機が配設される遊技島台に、前記各遊技機に対応す
   るように設けられる遊技島台における装飾装置であっ
   て、 該装飾装置には、遊技者が獲得した獲得有価価値の大き
   さに基づいて発光する単位発光体が複数設けられ、これ
   ら各単位発光体には、それぞれに対応するレベル基準値
   としての上限値と下限値とが設定されており、前記獲得
   有価価値の大きさが前記いずれかの単位発光体の上限値
   を満たした場合、その単位発光体が第１発光態様にて発
   光され、また、前記獲得有価価値の大きさが前記いずれ
   かの単位発光体の下限値を満たした場合、その単位発光
   体が第２発光態様にて発光されるようになっているとと
   もに、前記第１発光態様と第２発光態様とがそれぞれ異
   なっていることを特徴とする遊技島台における装飾装
   置。
3. 【請求項３】 前記第１発光態様と前記第２発光態様と
   が、それぞれ点灯発光もしくは点滅発光により区別され
   ている請求項１または２に記載の遊技島台における装飾
   装置。
4. 【請求項４】 前記第１発光態様により発光された単位
   発光体と、前記第２発光態様により発光された単位発光
   体との照度が異なっている請求項１または２に記載の遊
   技島台における装飾装置。
5. 【請求項５】 前記第１発光態様により発光された単位
   発光体と、前記第２発光態様により発光された単位発光
   体との発光色が異なっている請求項１または２に記載の
   遊技島台における装飾装置。
6. 【請求項６】 前記遊技島台の前面上方を覆う幕板が前
   方に開閉自在に取り付けられており、前記装飾装置が前
   記幕板に一体的に設けられている請求項１ないし５のい
   ずれかに記載の遊技島台における装飾装置。
7. 【請求項７】 前記単位発光体が、上下方向に配設され
   ている請求項１ないし６のいずれかに記載の遊技島台に
   おける装飾装置。
8. 【請求項８】 遊技中における最大の獲得有価価値の大
   きさが記憶手段に適宜記憶されるようになっており、該
   獲得有価価値の大きさが減少した場合において、この記
   憶手段に記憶された最大の獲得有価価値の大きさに基づ
   いて所定の単位発光体が発光されるようになっている請
   求項１ないし７のいずれかに記載の遊技島台における装
   飾装置。
9. 【請求項９】 予め定められた遊技状態になったことを
   特定条件として遊技者に有利な特定遊技状態が発生する
   遊技機に遊技媒体を計数する計数手段がそれぞれ配設さ
   れた遊技島台に、前記各遊技機に対応するように設けら
   れる遊技島台における装飾装置であって、 該装飾装置には、前記計数手段により計数された遊技媒
   体数に基づいて発光する単位発光体が複数設けられ、こ
   れら各単位発光体には、それぞれに対応する大きさの異
   なるレベル基準値が設定されており、前記計数手段によ
   り計数された遊技媒体数が前記いずれかの単位発光体の
   レベル基準値に達した場合、その単位発光体が第１発光
   態様にて発光されるとともに、該レベル基準値に達し
   た、または超えた場合、他の所定の単位発光体が第２発
   光態様にて発光されるようになっており、前記第１発光
   態様と第２発光態様とがそれぞれ異なっていることを特
   徴とする遊技島台における装飾装置。