JP2001054590A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2001054590A JP11232619A JP23261999A JP2001054590A JP 2001054590 A JP2001054590 A JP 2001054590A JP 11232619 A JP11232619 A JP 11232619A JP 23261999 A JP23261999 A JP 23261999A JP 2001054590 A JP2001054590 A JP 2001054590A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 表面に多数のディンプルが形成されたゴ
ルフボールにおいて、ディンプル体積にディンプル直径
の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾道
体積の総和が580〜750であり、直径が42.67
〜42.97mmであることを特徴とするゴルフボー
ル。 【効果】 本発明によれば、安定した性能をもつ低弾道
向けディンプルを有するゴルフボールが効率よく確実に
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボール(ソ
リッドゴルフボール及び糸巻きゴルフボール)に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールにおいて最も要求される特性は飛距離が大きいと
いうことである。この場合、ランを考慮すると、トータ
ル飛距離の点で低弾道のゴルフボールが有利な点が多
い。このため、低弾道特性を有するゴルフボールが種々
提案されている。
【0003】一般的に、低弾道ゴルフボールを得るに
は、ディンプルを深くする手法が採用される。しかしな
がら、かかる低弾道向けディンプルは、製造上のバラツ
キによって飛距離が大幅に変わる問題があり、また微妙
なディンプルの差異により仰角が大きく振れ、よくキャ
リーが出るゴルフボールを安定して得ることが困難であ
った。
【0004】なお、従来よりディンプルの設計に対する
指標として、総ディンプル体積等、種々の提案がなされ
ているが、これらの指標は、ディンプル配列やディンプ
ル大小の組み合わせにより大幅に最適値が異なることが
あり、特に低弾道向けディンプル開発での最適化は困難
が多く、その開発には莫大な工数や費用を要していた。
【0005】従って、本発明の目的は、安定した性能を
もつ低弾道向けディンプルを有するゴルフボールを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行い、多
数のデータを分析した結果、ディンプル体積にディンプ
ル直径の平方根を乗じることによって得られるディンプ
ル弾道体積の総和(総ディンプル弾道体積)が高ヘッド
スピードでの仰角を支配することを見出した。そして、
この総ディンプル弾道体積を最適な値にすることで、ボ
ールの飛びに対するバラツキを抑えることができ、また
好ましくは、これに加えて下記に説明するディンプル断
面形状面積比を最適な値とすることで、同じ仰角でもよ
りキャリーを伸ばすことができ、伸びのある低弾道ディ
ンプルを開発し得たものである。更には、ディンプル
数、カバー厚さ、カバー硬度、ボール硬度を適正化する
ことがより有利であることを見出したものである。
【0007】従って、本発明は、下記のゴルフボールを
提供する。 請求項1:表面に多数のディンプルが形成されたゴルフ
ボールにおいて、ディンプル体積にディンプル直径の平
方根を乗じることによって得られるディンプル弾道体積
の総和が580〜750であり、直径が42.67〜4
2.97mmであることを特徴とするゴルフボール。 請求項2:ディンプル中央部における縦断面形状の面積
をS1、このディンプルの直径に深さを乗じた面積をS2
とした場合、S1/S2で示されるディンプル断面形状面
積比の平均値が0.61〜0.68であり、かつ全ディ
ンプルの少なくとも80%のディンプルが0.61〜
0.68のディンプル断面形状面積比を有する請求項1
記載のゴルフボール。 請求項3:総ディンプル数が360〜540個である請
求項1又は2記載のゴルフボール。 請求項4:最も外側のカバーの厚さが1.0〜2.0m
mであり、かつこのカバーのショアD硬度が38〜50
である請求項1,2又は3記載のゴルフボール。 請求項5:カバーが複数層構造を有し、その外から2番
目のカバー層の厚さが1.0〜2.0mmであり、かつ
ボールに初期荷重10kgをかけた状態から終荷重13
0kgをかけたときまでの圧縮変形量が2.6〜3.4
mmである請求項1乃至4のいずれか1項記載のゴルフ
ボール。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボールは、表面に多数のディンプルが形
成されたものであり、ディンプル体積にディンプル直径
の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾道
体積VTの総和(総ディンプル弾道体積TVT)が58
0〜750であるものである。この場合、TVTの下限
は580以上、好ましくは600以上、より好ましくは
610以上、更に好ましくは620以上であり、上限は
750以下、好ましくは700以下、より好ましくは6
70以下、更に好ましくは640以下である。
【0009】ここで、本発明において、図1に示したよ
うに、ディンプル10中央部における縦断面を見たと
き、図1における左右の最高点が水平になるようにした
場合での最高点をディンプルエッジE,Eとし、このエ
ッジE,E間をディンプルの直径Diとする。また、上
記エッジE,Eを結んだ線分からディンプル最深部まで
の距離をディンプル深さDeとする。従って、ディンプ
ル体積Vは、上記エッジに囲まれる部分のディンプル体
積となる。更に、ディンプルの縦断面形状の面積S
1は、図1において斜線部分である。
【0010】即ち、本発明におけるTVTは、各ディン
プルのVT(=V×Di 0.5)の総和である。このTVT
の値により、高ヘッドスピード、特に50m/s程度で
のおおよその弾道高さがわかる。通常、TVTが小さい
と仰角が大きくなり、TVTが大きいと仰角が小さくな
る。本発明は、上述したように、TVTを580〜75
0の範囲とするものであり、TVTが小さすぎると、高
弾道になりすぎてランが十分出ず、トータル飛距離が低
下する。また、TVTが大きすぎると、低弾道になりす
ぎてキャリー不足となり、同様に飛距離が低下する。更
に、本発明のTVTの範囲外では、キャリーのバラツキ
が大きくなり、いずれも性能の安定性に欠けるものであ
る。
【0011】なお、本発明のゴルフボールは、ロフト角
7.5°のドライバーを用いてヘッドスピード50m/
sでショットした場合の仰角が8.6°以上、特に8.
7°以上であり、また9.3°以下、より望ましくは
9.2°以下、更に望ましくは9.1°以下、最も望ま
しくは9.0°以下であることが好ましい。
【0012】また、本発明においては、ディンプル中央
部における縦断面形状の面積をS1、このディンプルの
直径Diに深さDeを乗じた面積をS2とした場合、S1
2で示されるディンプル断面形状面積比S0の平均値S
Aが0.61〜0.68であり、かつ全ディンプルの少
なくとも80%のディンプルが0.61〜0.68のデ
ィンプル断面形状面積比S0を有することが好ましい。
【0013】ここで、S1,Di,Deについては上述し
た定義通りである。また、S2は、図1において、1点
鎖線で囲まれた長方形の面積である。更に、SAは、各
ディンプルのS0の総和をディンプル総数nで割った値
である。
【0014】本発明においては、SAが好ましくは0.
61以上、より好ましくは0.62以上であり、また好
ましくは0.68以下、より好ましくは0.67以下、
更に好ましくは0.65以下である。SAが小さすぎる
と、ランの出にくい弾道となりやすく、SAが大きすぎ
ると、キャリーの出にくい弾道となりやすい。
【0015】また、全ディンプルのうち80%以上、よ
り好ましくは88%以上、更に好ましくは94%以上
が、S0が0.61〜0.68の範囲にあることが好ま
しい。SAが上記範囲にあっても、全ディンプルの80
%以上のディンプルのS0が上記範囲にないとキャリ
ー、ラン共に劣るという不利が生じる場合がある。
【0016】なお、本発明において、ディンプル形状
は、通常平面円形であり、その直径は1.8mm以上、
より好ましくは2.4mm以上、更に好ましくは3.0
mm以上であり、また4.6mm以下、より好ましくは
4.4mm以下、更に好ましくは4.2mm以下である
ことが好ましい。深さは0.08mm以上、より好まし
くは0.10mm以上、更に好ましくは0.12mm以
上であり、また0.22mm以下、より好ましくは0.
20mm以下、更に好ましくは0.19mm以下である
ことが好ましい。
【0017】ディンプルの総数nは、360個以上54
0個以下である。より好ましくは380個以上、更に好
ましくは390個以上であり、またより好ましくは45
0個以下、更に好ましくは400個以下である。この場
合、ディンプルは、その直径が互いに異なる2種以上、
より好ましくは3種以上、更に好ましくは4種以上であ
り、また直径が互いに異なる6種以下、特に5種以下の
組み合わせである多種ディンプルであることが好まし
い。また、深さが互いに相違してもよい。従って、互い
にVTが相違する4種以上、特に5種以上であり、また
10種以下、特に8種以下のディンプルの組み合わせと
することが好適である。
【0018】上記ディンプルの配列方法は、公知の方法
を採用し得、上記ディンプルが均等に配置していれば特
に制限されないが、8面体配列、20面体配列、半球を
2〜6に等分割するなどの球面分割法を採用し得、その
分割領域内にディンプルを配置する方法とすることがで
きる。なお、これらの方法に微修正を施す方法もとるこ
とができる。この場合、ディンプル表面占有率は69〜
82%、特に72〜77%であることが好ましい。
【0019】本発明のゴルフボールは、ソリッドゴルフ
ボールでも糸巻きゴルフボールでもよく、従って、その
コアはソリッドコアでも糸巻きコアでもよい。従来公知
のいずれのコアに適用してもよいが、より好ましくはソ
リッドゴルフボールとされる。
【0020】この場合、ソリッドゴルフボールは、コア
とカバーとを有するものであればよいが、本発明の目的
をより有利に達成する点から、コアがゴム組成物により
形成され、直径が34〜40mm、特に34〜38mm
であるものが好ましい。
【0021】ここで、ゴム組成物としては、基材として
ポリブタジエンを使用したものが好ましい。このポリブ
タジエンとしては、シス構造を少なくとも40%以上有
する1,4−シスポリブタジエンが好適に挙げられる。
また、この基材ゴム中には、所望により該ポリブタジエ
ンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエ
ンゴムなどを適宜配合することができる。ゴム成分を多
くすることにより、ゴルフボールの反発性を向上させる
ことができる。
【0022】また、上記ゴム組成物には、架橋剤として
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の
亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリ
レート等のエステル化合物を配合し得るが、特にアクリ
ル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら架橋剤の配合量
は、上記基材ゴム100重量部に対し、10重量部以上
30重量部以下とすることが好ましい。
【0023】上記ゴム組成物中には、通常、加硫剤が配
合されているが、この加硫剤中には、1分間で半減期を
迎える温度を155℃以下とするパーオキサイドが含ま
れていることが推奨され、その配合量は加硫剤全体の3
0重量%以上、特に40重量%以上であり、その上限は
特に制限されないが、70重量%以下であることが好ま
しい。このようなパーオキサイドとしては、市販品を挙
げることができ、例えばパーヘキサ3M(日本油脂社
製)等が挙げられる。その配合量は、基材ゴム100重
量部に対し、0.6重量部以上2重量部以下とすること
ができる。
【0024】更に、必要に応じて、老化防止剤や比重調
整の充填剤として酸化亜鉛や硫酸バリウム等を配合する
ことができる。
【0025】上記ゴム組成物は、公知の方法で加硫・硬
化させてソリッドコアを製造することができるが、その
直径は34mm以上、特に35mm以上であり、また4
0mm以下、より好ましくは38mm以下、更に好まし
くは37mm以下とすることが好ましい。
【0026】また、カバーも従来公知のカバー構成とす
ることができ、単一カバーであってもよいが、2層又は
3層以上の複数層カバー構成とすることが、ドライバー
ショット時の低スピン化及びアプローチショット時の高
スピン化の点から好ましい。
【0027】この場合、本発明においては、最外層カバ
ーが厚さ1.0mm以上、特に1.4mm以上で、2.
0mm以下、特に1.7mm以下であり、ショアD硬度
が38以上、より好ましくは40以上、更に好ましくは
44以上であり、50以下、より好ましくは48以下、
更に好ましくは47以下であることが好ましい。厚さが
薄すぎるとボールの耐久性が劣る場合があり、逆に厚す
ぎるとボールの反発性が低下するおそれがある。また、
ショアD硬度が小さすぎると反発性が低下したり、ボー
ル成形時に脱型性が低下するおそれがあり、逆に大きす
ぎると硬いフィーリングとなったり、アプローチショッ
ト時のスピンが少なくなる傾向となる。
【0028】更に、カバーが複数層構成の場合、外から
2番目のカバー層の厚さが1.0mm以上、特に1.4
mm以上で、2.0mm以下、特に1.7mm以下であ
ることが好ましい。厚さが薄すぎるとボールの耐久性が
低下するおそれがあり、逆に厚すぎると反発性が低下す
るおそれがある。
【0029】また、カバーの総厚さは2.0mm以上、
特に2.6mm以上で、4.0mm以下、特に3.4m
m以下とすることが好ましい。
【0030】上記カバーは、アイオノマー樹脂、ポリウ
レタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑
性エラストマーなどの公知のカバー用熱可塑性樹脂にて
形成することができる。この場合、外から2番目のカバ
ー層又はコアを被覆する内側カバーは、熱可塑性樹脂に
て形成することがよく、熱可塑性樹脂としては、例え
ば、公知の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー等を挙
げることができ、具体的には、ナイロン、ポリアリレー
ト、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性
エラストマーなどを挙げることができ、市販品としてサ
ーリンAD8512(デュポン社製アイオノマー樹
脂)、ハイミラン1706,同1707(三井・デュポ
ンポリケミカル社製アイオノマー樹脂)、リルサンBM
NO(エルフアトケム社製ポリアミド系樹脂)、Uポリ
マーU−8000(ユニチカ社製ポリアリレート樹脂)
などが例示されるが、特にアイオノマー樹脂が好まし
い。
【0031】本発明のゴルフボールは、通常、上記カバ
ー上に更に塗装を施すことによって製品とされるが、本
発明のゴルフボールは、ボールに初期荷重10kgをか
けた状態から終荷重130kgをかけたときまでの圧縮
変形量(以下、μ硬度という)が2.6〜3.4mmで
あるように形成することがフィーリング、反発性能の点
より好ましい。μ硬度が小さすぎると、フィーリング、
特にドライバーなどのボールが大変形を起こすショット
時のフィーリングが硬くなる場合があり、逆に大きすぎ
ると、十分な反発が確保できない場合がある。
【0032】本発明のゴルフボールの直径、重さは、ゴ
ルフ規則に従うものであるが、飛び性能を良くする等の
点から、直径42.67〜42.97mmの範囲に形成
する。また、重さは44.9〜45.9gの範囲が好ま
しい。
【0033】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0034】〔実施例,比較例〕常法に従い、表1に示
す組成でソリッドコアを作製した(加硫条件:155℃
×15分)。次いで、上記コアに表1に示す内側カバー
及び外側カバーを被覆した。ただし、実施例6のゴルフ
ボールは外側のみの単一カバーとした。
【0035】
【表1】 注:ダイナロン 日本合成ゴム社製,ブロックコポリ
マー,ブタジエン−スチレン共重合体水素添加物 サーリン デュポン社製,アイオノマー樹脂 PANDEX 大日本インキ化学工業社製,熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー
【0036】この場合、ゴルフボール表面には、図2,
3に示す態様で表2に示すディンプルを形成した。但
し、実施例4においては図4,5に示す態様とした。こ
こで、図において、100番台のディンプルは表2にお
けるディンプル、200番台のディンプルはディンプ
ル、300番台のディンプルはディンプルを示す
(以下同様)。
【0037】次に、得られたゴルフボールについて、下
記方法で飛び試験を行った。結果を表2に併記する。飛び試験 ミヤマエ社製スイングロボットを用い、ドライバーでヘ
ッドスピード50m/sで各ボールを20発ずつ打撃
し、仰角(水平に対する高さ方向の角度)、キャリー、
トータル飛距離を測定した。 <使用クラブ> ヘッド: ブリヂストンスポーツ社製,J’s−MET
AL,ロフト角7.5°,ライ角57°,SUS630
ステンレス,ロストワックス製法 シャフト:ハーモテックプロ,HM−70,LK(先調
子),硬さX
【0038】
【表2】
【0039】実施例1は、3P(スリーピース)構造の
ボールを使用したもので、低弾道でよく飛ぶ。
【0040】実施例2は、実施例1よりもTVTの大き
いディンプルを使用したもので、実施例1より低弾道
で、キャリーは劣るがランがよく出る。
【0041】実施例3は、S0が実施例1より小さく、
仰角は実施例1と同じであったが、キャリー,ラン共に
実施例1より若干劣る。
【0042】実施例4は、実施例1〜3とは全く異なる
配列で、総体積は実施例1〜3よりも大きいが、TVT
は実施例1と2の中間で、仰角も実施例1と2の中間で
あった。配列の影響で飛距離は実施例1〜3よりも劣っ
ていた。
【0043】実施例5は、実施例2でカバー部分の硬
度、厚さを変更したもので、構造が異なり、スピン量が
減少し、初速が若干上がり、飛距離は増大したが、フィ
ーリングが硬くなった。
【0044】実施例6は、実施例2を2P(ツーピー
ス)構造にしたもので、構造が異なり、スピン量が増え
たため、実施例2よりも仰角が高くなった。
【0045】実施例7は、TVTをかなり大きくしたボ
ールで、キャリーは出ないがランは出る。但し、かなり
低弾道のため、キャリーの計測距離の標準偏差が大きい
ものであった。
【0046】比較例1は、従来の中弾道ディンプルで、
キャリーはよいがランが出ない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、安定した性能をもつ低
弾道向けディンプルを有するゴルフボールが効率よく確
実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるディンプル形状の説明図であ
る。
【図2】実施例1〜3及び5〜7並びに比較例1のゴル
フボールのディンプル配列態様の説明図である。
【図3】同ゴルフボールの平面図である。
【図4】実施例4のゴルフボールのディンプル配列態様
の説明図である。
【図5】同ゴルフボールの平面図である。
【符号の説明】
10 ディンプル Di 直径 De 深さ E エッジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数のディンプルが形成されたゴ
    ルフボールにおいて、ディンプル体積にディンプル直径
    の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾道
    体積の総和が580〜750であり、直径が42.67
    〜42.97mmであることを特徴とするゴルフボー
    ル。
  2. 【請求項2】 ディンプル中央部における縦断面形状の
    面積をS1、このディンプルの直径に深さを乗じた面積
    をS2とした場合、S1/S2で示されるディンプル断面
    形状面積比の平均値が0.61〜0.68であり、かつ
    全ディンプルの少なくとも80%のディンプルが0.6
    1〜0.68のディンプル断面形状面積比を有する請求
    項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 総ディンプル数が360〜540個であ
    る請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 最も外側のカバーの厚さが1.0〜2.
    0mmであり、かつこのカバーのショアD硬度が38〜
    50である請求項1,2又は3記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 カバーが複数層構造を有し、その外から
    2番目のカバー層の厚さが1.0〜2.0mmであり、
    かつボールに初期荷重10kgをかけた状態から終荷重
    130kgをかけたときまでの圧縮変形量が2.6〜
    3.4mmである請求項1乃至4のいずれか1項記載の
    ゴルフボール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038681A (ja) * 2001-07-27 2003-02-12 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール

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