JP2001054158A - 周辺基地局情報更新方法、移動通信システム、移動局および基地局 - Google Patents

周辺基地局情報更新方法、移動通信システム、移動局および基地局

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JP2001054158A JP23010399A JP23010399A JP2001054158A JP 2001054158 A JP2001054158 A JP 2001054158A JP 23010399 A JP23010399 A JP 23010399A JP 23010399 A JP23010399 A JP 23010399A JP 2001054158 A JP2001054158 A JP 2001054158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局から移動局に通知する周辺基地局の情
報を適切に更新し、設定する。 【解決手段】 移動局において、受信したとまり木チャ
ネルから、該とまり木チャネルを送信した基地局の基地
局情報を取得し、該基地局情報を基地局に送信する。基
地局において、基地局情報を受信し、該基地局情報に基
づいて周辺基地局情報を更新する。例えば、とまり木チ
ャネルは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて広
帯域に拡散されており、かつ、情報シンボル周期と同じ
繰り返し周期を有する全基地局に共通な第1拡散符号群
と情報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地
局毎に異なる第2拡散符号とを用いて二重に拡散されて
いる。また、基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符
号番号および該符号の位相情報により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、とまり木チャネル
および周辺基地局情報を送信する複数の基地局と、周辺
基地局情報を受信し、該周辺基地局情報に基づいてとま
り木チャネルを探索し、受信する移動局とを備えた移動
通信システムにおける周辺基地局情報更新方法等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在普及している携帯電話のような移動
通信システムでは、サービスエリア全体をセルと呼ばれ
る比較的小さな無線ゾーンに分割してサービスを行って
いる。このようなシステムは、例えば図1に示すよう
に、分割された無線ゾーンをカバーする複数の基地局1
11−1〜111−5と、これら基地局111−1〜1
11−5との間に無線チャネルを設定して通信を行う移
動局112−1〜112−3により構成されている。
【0003】基地局と移動局の間の主なアクセス方式と
して、周波数分割多元接続(Frequency Division Multi
ple Access; FDMA)、時分割多元接続(Time Division
Multiple Access; TDMA)、符号分割多元接続(Code Di
vision Multiple Access; CDMA)がある。いずれの方式
においても各基地局は、移動局が接続すべき基地局を識
別できるようにするためのチャネルを送信している。こ
こでは、このようなチャネルをとまり木チャネルとよぶ
ことにする。FDMA方式やTDMA方式では、各基地
局のとまり木チャネルは異なる無線周波数を使用し、移
動局は無線周波数により、各基地局を識別する。一方、
直接拡散(DS)−CDMAは従来の情報データ変調信
号を高速レートの拡散符号にて拡散する2次変調を行っ
て情報伝送することで複数のユーザが同一の無線周波数
帯を用いて通信を行う方式である。各ユーザの通信波は
各ユーザ毎に割り当てられた拡散符号により識別され
る。
【0004】ところで、基地局からある送信電力で送信
された電波は減衰しながら空間を伝搬し受信点に到達す
る。電波が受ける減衰量は送信点と受信点の距離が遠く
なるほど大きくなるという性質があるため、基本的に遠
い基地局から送信されるとまり木チャネルは弱い受信レ
ベルで、近い基地局から送信されるとまり木チャネルは
強い受信レベルで受信される。現実には、伝搬損失の大
小は距離だけではなく、地形や建造物などの状況により
異なってくるため、移動局の移動に伴って各基地局から
のとまり木チャネルの受信電力は大きく変動する。基地
局から送信される信号をよりよい品質で受信するために
は、移動局は各基地局からのとまり木チャネルを常に監
視し、最良の基地局を選択することが重要となる。各基
地局からのとまり木チャネルの受信レベルが常に変動す
る状況にあっては、所要の受信レベル以上となるとまり
木は常に入れ替わっており、それまで受信していたとま
り木の受信レベルが急に低くなり受信不能となったり、
逆にそれまで受信不能だったとまり木の受信レベルが急
に高くなり受信可能となったりする。このような状況に
おいても、移動局が最良のとまり木チャネルに追従でき
るようにするために、一般に移動通信システムにおいて
は、周辺の基地局が使用しているとまり木チャネルに関
する情報を網側から移動局に通知する方法がとられてい
る。周辺の基地局に関する情報は、FDMAやTDMA
のシステムでは、とまり木の無線周波数など、またCD
MAのシステムでは使用されている拡散符号やその位相
に関する情報などである。このような方法は、周辺の基
地局の情報をシステム運用者が用意し、各基地局にあら
かじめ格納しておく必要があった。周辺基地局の情報
は、地図上の距離を用いて人手によって決めたり、地形
や建物データに基づいて実際の伝搬環境を模擬するソフ
トウェアを用いて決定したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の手法では、現実
の伝搬環境を正確に予測することが困難であるために、
あらかじめ用意した周辺基地局情報が適切でない、ある
いは、建物や地形の変化に迅速に追従できないなどの問
題点があった。周辺基地局情報が適切でないと、移動局
の通信中ハンドオーバ制御や待ち受け中のセル移行の処
理に支障を来し、通話が途中で切断されるあるいは着信
が受けられないなどの、移動通信サービスにとって好ま
しくない重大な問題を生ずるという欠陥を有していた。
【0006】上記問題点に鑑み、本発明は、各基地局か
ら移動局に通知される周辺基地局の情報を適切に更新
し、設定することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、移動局が複
数の基地局から送信される信号を受信することにより自
局において受信可能な基地局の基地局情報を取得し、該
取得した情報を基地局に通知することをその要旨として
いる。すでに説明したように、現実の伝搬環境を正確に
予測することは非常に困難である。移動局において観測
された基地局情報(例えば、情報レートより高速度の拡
散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより基地
局と移動局が相互に通信を行い、情報シンボル周期と同
じ繰り返し周期を有し全基地局に共通な第1拡散符号群
と情報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地
局毎に異なる第2拡散符号とを使用し2重に拡散して信
号を伝送するシステムにおける第2拡散符号番号、また
は第2拡散符号番号と位相情報。あるいは、とまり木チ
ャネルの無線周波数)に基づいて、基地局で保持してい
る周辺基地局情報(例えば、情報レートより高速度の拡
散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより基地
局と移動局が相互に通信を行い、情報シンボル周期と同
じ繰り返し周期を有し全基地局に共通な第1拡散符号群
と情報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地
局毎に異なる第2拡散符号とを使用し2重に拡散して信
号を伝送するシステムにおける第2拡散符号番号、また
は第2拡散符号番号と位相情報。あるいは、とまり木チ
ャネルの無線周波数)を更新するよう構成したので、現
実の伝搬環境が周辺基地局情報により正確に反映される
よう作用する。
【0008】図2は地図上の距離などにより、予想され
た各基地局の勢力範囲の例を示す図である。図では基地
局BS1の周辺基地局情報としては、基地局BS2、
BS3、 BS4、 およびBS5に関する情報を登録し
ておけば十分であると判定されたことを、これらの記号
の下に下線を引いて示している。
【0009】ところが、現実の伝搬環境では、図3のよ
うな勢力範囲であったとする。基地局BS1から、基地
局BS6へハンドオーバしようとした移動局はBS1の
周辺基地局情報にBS6に関する情報が登録されていな
いためにハンドオーバできずに通話途中で切断されてし
まう。
【0010】しかし、本発明では現実の伝搬環境を反映
して、BS1とBS6の境界に位置する移動局からそれ
ぞれの基地局からの信号を受信可能であることが基地局
に対して報告されるため、BS1からBS6へのハンド
オーバを可能とさせるように作用する(図4)。なお、
図2〜図4では予測された勢力範囲が円で表されてお
り、現実が円とならない場合を例にとって説明したが、
この図は単に予想と現実が異なることを意味しているに
すぎず、予想された勢力範囲が円である必要はない。
【0011】さらに、第2拡散符号と位相情報を併せて
測定・基地局へ報告するように構成すれば、ハンドオー
バのために新たなセルを探索する際に位相情報を用いて
高速なセルサーチ(基地局のとまり木チャネルの探索)
が小さな消費電力で実行されるように作用する(図
4)。ここで位相情報とは、自基地局で使用している第
2拡散符号と周辺基地局で使用している第2拡散符号の
位相差を表す情報であり、移動局はこの情報および現在
捕捉している基地局の第2拡散符号の位相に基づき、周
辺基地局を高速にサーチすることが可能となる。
【0012】また、基地局が周辺基地局情報を報告件数
やハンドオーバ成功率、ハンドオーバ成功回数により優
先順位付けするよう構成すれば、移動局においてより高
い確率で受信されると予想されるとまり木チャネルを優
先的にサーチすることが可能となり、セルサーチにかか
る時間及び電力を小さく抑えるように作用する。
【0013】上記目的を達成するために、請求項1に係
る発明は、とまり木チャネルおよび周辺基地局情報を送
信する複数の基地局と、前記周辺基地局情報を受信し、
該周辺基地局情報に基づいて前記とまり木チャネルを探
索し、受信する移動局とを備えた移動通信システムにお
ける周辺基地局情報更新方法であって、前記移動局にお
いて、受信したとまり木チャネルから、該とまり木チャ
ネルを送信した基地局の基地局情報を取得する基地局情
報取得ステップと、前記基地局情報取得ステップにより
取得した基地局情報を前記基地局に送信する基地局情報
送信ステップとを備え、前記基地局において、前記移動
局が送信した基地局情報を受信する基地局情報受信ステ
ップと、前記基地局情報受信ステップにより受信した基
地局情報に基づいて前記周辺基地局情報を更新する周辺
基地局情報更新ステップとを備えることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の周辺基地局情報更新方法であって、前記とまり木チャ
ネルは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて広帯
域に拡散されており、かつ、情報シンボル周期と同じ繰
り返し周期を有する全基地局に共通な第1拡散符号群と
情報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地局
毎に異なる第2拡散符号とを用いて二重に拡散されてお
り、前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番
号および該符号の位相情報により構成されることを特徴
とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の周辺基地局情報更新方法であって、前記とまり木チャ
ネルは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて広帯
域に拡散されており、かつ、情報シンボル周期と同じ繰
り返し周期を有する全基地局に共通な第1拡散符号群と
情報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地局
毎に異なる第2拡散符号とを用いて二重に拡散されてお
り、前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番
号により構成されることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の周辺基地局情報更新方法であって、前記基地局情報
は、とまり木チャネルの無線周波数により構成されるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の周辺基地局情報更新方法であっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報を、前記基地局
情報受信ステップにより受信した基地局情報に多く含ま
れる基地局の順に並べ替えることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の周辺基地局情報更新方法であっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報を、ハンドオー
バの成功または失敗の結果に基づいて算出されるハンド
オーバの成功率の高い基地局の順に並べ替えることを特
徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の周辺基地局情報更新方法であっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報を、ハンドオー
バの成功回数の多い基地局の順に並べ替えることを特徴
とする。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項5ないし
7のいずれかに記載の周辺基地局情報更新方法であっ
て、前記移動局は、順位の高い基地局に対して高頻度
に、順位の低い基地局に対して低頻度にとまり木チャネ
ルの探索を行うことを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項5ないし
8のいずれかに記載の周辺基地局情報更新方法であっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報の上位N局分
(Nはあらかじめ定められた定数)の情報を送信するこ
とを特徴とする。
【0022】請求項10に記載の発明は、とまり木チャ
ネルおよび周辺基地局情報を送信する複数の基地局と、
前記周辺基地局情報を受信し、該周辺基地局情報に基づ
いて前記とまり木チャネルを探索し、受信する移動局と
を備えた移動通信システムであって、前記移動局は、受
信したとまり木チャネルから、該とまり木チャネルを送
信した基地局の基地局情報を取得する基地局情報取得手
段と、前記基地局情報取得手段により取得した基地局情
報を前記基地局に送信する基地局情報送信手段とを備
え、前記基地局は、前記移動局が送信した基地局情報を
受信する基地局情報受信手段と、前記基地局情報受信手
段により受信した基地局情報に基づいて前記周辺基地局
情報を更新する周辺基地局情報更新手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0023】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の移動通信システムであって、前記とまり木チャネ
ルは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて広帯域
に拡散されており、かつ、情報シンボル周期と同じ繰り
返し周期を有する全基地局に共通な第1拡散符号群と情
報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地局毎
に異なる第2拡散符号とを用いて二重に拡散されてお
り、前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番
号および該符号の位相情報により構成されることを特徴
とする。
【0024】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の移動通信システムであって、前記とまり木チャネ
ルは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて広帯域
に拡散されており、かつ、情報シンボル周期と同じ繰り
返し周期を有する全基地局に共通な第1拡散符号群と情
報シンボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地局毎
に異なる第2拡散符号とを用いて二重に拡散されてお
り、前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番
号により構成されることを特徴とする。
【0025】請求項13に記載の発明は、請求項10に
記載の移動通信システムであって、前記基地局情報は、
とまり木チャネルの無線周波数により構成されることを
特徴とする。
【0026】請求項14に記載の発明は、請求項10な
いし13のいずれかに記載の移動通信システムであっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報を、前記基地局
情報受信手段により受信した基地局情報に多く含まれる
基地局の順に並べ替えることを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の発明は、請求項10な
いし13のいずれかに記載の移動通信システムであっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報を、ハンドオー
バの成功または失敗の結果に基づいて算出されるハンド
オーバの成功率の高い基地局の順に並べ替えることを特
徴とする。
【0028】請求項16に記載の発明は、請求項10な
いし13のいずれかに記載の移動通信システムであっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報を、ハンドオー
バの成功回数の多い基地局の順に並べ替えることを特徴
とする。
【0029】請求項17に記載の発明は、請求項14な
いし16のいずれかに記載の移動通信システムであっ
て、前記移動局は、順位の高い基地局に対して高頻度
に、順位の低い基地局に対して低頻度にとまり木チャネ
ルの探索を行うことを特徴とする。
【0030】請求項18に記載の発明は、請求項14な
いし17のいずれかに記載の移動通信システムであっ
て、前記基地局は、前記周辺基地局情報の上位N局分
(Nはあらかじめ定められた定数)の情報を送信するこ
とを特徴とする。
【0031】請求項19に記載の発明は、基地局が送信
したとまり木チャネルを探索し、受信する移動局であっ
て、受信したとまり木チャネルから、該とまり木チャネ
ルを送信した基地局の基地局情報を取得する基地局情報
取得手段と、前記基地局情報取得手段により取得した基
地局情報を基地局に送信する基地局情報送信手段とを備
えたことを特徴とする。
【0032】請求項20に記載の発明は、周辺基地局情
報を送信する基地局であって、移動局が送信した基地局
情報を受信する基地局情報受信手段と、前記基地局情報
受信手段により受信した基地局情報に基づいて前記周辺
基地局情報を更新する周辺基地局情報更新手段とを備え
たことを特徴とする。
【0033】以上の構成によれば、各基地局から移動局
に通知される周辺基地局の情報を適切に更新し、設定す
ることができる。
【0034】また、第2拡散符号と位相情報を併せて測
定・基地局へ報告するようにすれば、高速なセルサーチ
を小さな消費電力で実行することができる。
【0035】さらに、基地局が周辺基地局情報を優先順
位付けするようにすれば、セルサーチにかかる時間及び
電力を小さく抑えることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下で、図面を参照しながら、本
発明の実施形態について詳細に説明する。
【0037】本実施形態に係る移動通信システムは、と
まり木チャネルおよび周辺基地局情報を送信する複数の
基地局と、周辺基地局情報を受信し、該周辺基地局情報
に基づいてとまり木チャネルを探索し、受信する移動局
とを備える。本実施形態に係る基地局は、とまり木チャ
ネルに周辺基地局情報、すなわち該基地局の周辺の基地
局のとまり木チャネル等の情報を含めて送信する。
【0038】本発明は無線アクセス方式によらず適用可
能であるが、本実施形態に係る移動通信システムでは無
線アクセス方式としてCDMA方式を用いている。拡散
に用いられる拡散符号は、情報シンボル周期の繰り返し
周期を有し全基地局に共通な第1拡散符号群と情報シン
ボル周期に比較して繰り返し周期の長い基地局ごとに異
なる第2拡散符号との2種類の拡散コードの組み合わせ
により構成されている。
【0039】図5は本実施形態に係る移動通信システム
の拡散コードの使用方法を説明するための概念図であ
る。同図中、上段のレイヤは長周期で基地局毎に割り当
てられるスクランブリングコードのレイヤを、下段のレ
イヤは短周期で全基地局に共通に用いられるスプレッデ
ィングコードのレイヤを示している。各基地局から送出
される信号は、各基地局毎に割り当てられている長周期
のスクランブリングコードを用いて識別される。
【0040】図6は本実施形態に係る移動局において受
信される各基地局からの信号について、スクランブリン
グコードのタイミング関係を示す模式図である。本実施
形態に係る移動通信システムは、基地局間の同期を必ず
しも必要としない非同期の移動通信システムであり、移
動局において受信されるスクランブリングコードのタイ
ミングも各基地局毎に区々である。
【0041】図7は本実施形態に係る移動局の構成例を
示す図である。図では、本発明に関係する部分の構成の
み示している。本実施形態に係る移動局は、移動局送受
信装置720、ユーザインタフェース722、アンテナ
724、基地局情報報告処理回路726、共通制御回路
728、セルサーチ制御回路730、基地局情報取得・
処理回路732、メモリ734、およびバス736を備
える。本実施形態に係る移動局は、基地局が送信したと
まり木チャネルを探索し、受信することにより通信また
は待ち受けを行う基地局を決定する。
【0042】移動局送受信装置720は基地局から送出
される無線変調されたユーザ情報や制御信号を復調した
り、ユーザ信号や制御信号を符号化・変調し送るための
装置である。移動局送受信装置720はアンテナ724
およびユーザインタフェース722にそれぞれ接続され
ている。共通制御回路728は、移動局の全般的な制御
を司る回路である。セルサーチ制御回路730は周辺基
地局情報の優先度などに基づいてタイミングを制御した
りしながらセルサーチ動作を制御する回路である。また
他の回路において、セルサーチの結果を再利用できるよ
うに、セルサーチ制御回路730はセルサーチ結果をメ
モリ734に格納する動作を行う。基地局情報取得・処
理回路732は、メモリ734に格納されたセルサーチ
結果を用いて、基地局のスクランブリングコード情報
や、位相情報を作成する回路である。基地局情報報告処
理回路726は、生成された基地局情報を、基地局に報
告するために移動局送受信装置720に対して該情報の
送信を指令する回路である。共通制御回路728、セル
サーチ制御回路730、基地局情報取得・処理回路73
2、基地局情報報告処理回路726、およびメモリ73
4はバスを介して相互に接続されている。
【0043】図8は本実施形態に係るとまり木チャネル
の構造例を説明するための図である。以下、セルサーチ
制御回路730により制御されるセルサーチの動作につ
いて説明する。とまり木チャネルは、移動局が電源立ち
上げ時にシステムへの同期をとってシステム情報を取得
したり、待ち受け中や通信中に自局が他の基地局に移動
したことを検知したりするときに使用するチャネルであ
り、各基地局は少なくともひとつのとまり木チャネルを
時間的に一定の送信電力にて送信している。とまり木チ
ャネルは情報レートより高速度の拡散符号を用いて広帯
域に拡散される。また、とまり木チャネルはシンボル周
期と等しい繰り返し周期を持ち全基地局で共通に仕様す
るスプレッディングコードと、各基地局ごとに異なるス
クランブリングコードで二重に拡散される。とまり木チ
ャネルの拡散に用いられるスクランブリングコードは一
定周期ごとにマスクされており、マスクされた区間はス
クランブリングコードによる拡散は行われずスプレッデ
ィングコードのみで拡散される。この部分をマスクシン
ボルとよぶ。とまり木チャネルに用いるスプレッディン
グコードは全基地局で共通である。移動局はこの共通ス
プレッディングコードを拡散符号レプリカとしてマッチ
トフィルタで相関をとると、どのスクランブリングコー
ドが用いられているかに関わらず、受信信号のスプレッ
ディングコード拡散部の受信タイミングで相関のピーク
を検出できる。この相関ピークからマスクシンボルのタ
イミングに従って各この時間を記憶しておくことで、ス
クランブリングコードのタイミング同期は確立される。
続いて、受信信号を拡散するスクランブリングコード番
号を識別すればよい。これは、スプレッディングコード
とスクランブリングコードが乗算された拡散符号をレプ
リカ符号とし、すでに得られているタイミングで相関検
出し、しきい値判定することで行うことで、受信された
とまり木がそのスクランブリングコードを使用している
か否かが判定できる。可能なスクランブリングコードに
ついてこの処理を繰り返すことにより、受信されるとま
り木が使用しているスクランブリングコードが特定でき
ることになる。セルサーチ方法の詳細については、Higu
chi, Sawahashi, Adachi, "Fast Cell Search Algorith
m in Inter-Cell Asynchronous DS-CDMA Mobile Radi
o," IEICE Trans. Commun., Vol. E81-B, No. 7, July
1998に詳細に説明されている。結局このような動作によ
り、基地局情報の取得が可能である。すなわち、移動局
において受信可能なとまり木チャネルのスクランブリン
グコード番号および位相情報を取得することが可能であ
る。図9に移動局が基地局の情報を取得し、自局が接続
している基地局に報告し、基地局で情報を更新するイメ
ージを示す。
【0044】本実施形態では、基地局情報を、基地局が
用いる第2拡散符号番号および該符号の位相情報により
構成している。位相情報を用いることにより、高速なセ
ルサーチを小さな消費電力で実行することができる。た
だし、基地局情報を、基地局が用いる第2拡散符号番号
のみにより構成することも可能である。また、無線アク
セス方式としてFDMA方式やTDMA方式を用いて、
基地局情報を、とまり木チャネルの無線周波数により構
成するようにすることもできる。
【0045】移動局は基地局情報を基地局に送信する。
図4の例のように新たにBS6の基地局情報が得られた
場合には、例えばBS1にBS6の基地局情報を送信す
る。さらに、BS6にBS1の基地局情報を送信するよ
うにすることもできる。BS6への基地局情報の送信は
移動局が直接行うようにしてもよいし、BS1を介して
行うようにしてもよい。移動局が送信した基地局情報を
受信した基地局は、その基地局情報に基づいて周辺基地
局情報を更新する。
【0046】基地局では周辺基地局情報に優先順位付け
をすることができる。
【0047】図10は報告件数により順位づけをする場
合の状態遷移例を示す図である。基地局は一定周期ごと
に在圏移動局に周辺基地局情報を通知(送信)する。移
動局から基地局情報の報告を受けると、基地局情報を抽
出し、各基地局毎の報告件数を更新する。そして、報告
件数の多い順、すなわち基地局情報に多く含まれる基地
局の順に周辺基地局情報を並べ替える。
【0048】図11はハンドオーバ成功率またはハンド
オーバ成功回数により順位づけをする場合の状態遷移例
を示す図である。基地局は一定周期ごとに在圏移動局に
周辺基地局情報を通知(送信)する。移動局から基地局
情報の報告を受けると、基地局情報を抽出し、各基地局
毎の報告件数を更新する。また、ハンドオーバが発生す
ると、ハンドオーバ先およびその結果を取得して、周辺
基地局情報を並べ替える。このとき、ハンドオーバの成
功または失敗の結果を取得してハンドオーバの成功率を
計算し、ハンドオーバの成功率の高い基地局の順に周辺
基地局情報を並べ替えるようにすることができる。ま
た、ハンドオーバの成功回数を取得して、ハンドオーバ
の成功回数の多い基地局の順に周辺基地局情報を並べ替
えるようにすることができる。
【0049】基地局は、周辺基地局情報を順位付けした
場合に、周辺基地局情報の上位N局分(Nはあらかじめ
定められた定数)の情報を送信するようにすることがで
きる。
【0050】一方、移動局においては、順位付きの周辺
基地局情報を受信した際に、順位の高い基地局に対して
高頻度に、順位の低い基地局に対して低頻度にとまり木
チャネルの探索を行うようにすることができる。
【0051】図12は、基地局から通知された周辺基地
局情報に基づいて個々の基地局を優先順位付けし、とま
り木チャネルの探索頻度を変化させる場合に用いる順位
表の例を示す図である。基地局から取得した周辺基地局
情報および、あらかじめ移動局に用意された対応表を用
いて、各基地局のとまり木探索頻度が定められる。すな
わち、周辺基地局情報により順位付けられた基地局につ
いて、対応表のその順位に対応する探索周期でその基地
局のとまり木チャネルを探索する。
【0052】図12では、各優先順位毎に探索頻度を異
ならせるかのように説明したが、これは必ずしも必要な
条件ではない、例えば、優先順位を前半と後半に分け、
前半に属する物には高頻度のひとつの頻度を適用し、後
半に属するものには低頻度のひとつの頻度を適用するな
ど、様々な他の方法が考えられる。どのような手法を用
いたとしても、優先度の高い基地局に対する頻度を高
く、優先度の低い基地局に対する頻度を低く設定する限
りにおいて、同様の効果がある。また、優先順位と頻度
の関係はあらかじめ定めておいて移動局に格納するかの
ごとく説明したが、これも本発明を適用するために必要
な条件ではない。他にも例えば、基地局から本情報を定
期的に通知する方法や、ユーザが定める手法など様々な
手法が考えられるが、どのような手法をとったとして
も、同様の効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
基地局から移動局に通知される周辺基地局の情報を適切
に更新し、設定することができる。
【0054】また、第2拡散符号と位相情報を併せて測
定・基地局へ報告するようにすれば、高速なセルサーチ
を小さな消費電力で実行することができる。
【0055】さらに、基地局が周辺基地局情報を優先順
位付けするようにすれば、セルサーチにかかる時間及び
電力を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの例を示す図である。
【図2】地図上の距離などにより、予想された各基地局
の勢力範囲の例を示す図である。
【図3】現実の各基地局の勢力範囲の例を示す図であ
る。
【図4】現実の各基地局の勢力範囲の例に対して、本発
明を適用した場合のハンドオーバを説明するための図で
ある。
【図5】本発明の実施形態に係る移動通信システムの拡
散コードの使用方法を説明するための概念図である。
【図6】本発明の実施形態に係る移動局において受信さ
れる各基地局からの信号について、スクランブリングコ
ードのタイミング関係を示す模式図である。
【図7】本発明の実施形態に係る移動局の構成例を示す
図である。
【図8】本発明の実施形態に係るとまり木チャネルの構
造例を説明するための図である。
【図9】移動局が基地局の情報を取得し、自局が接続し
ている基地局に報告し、基地局で情報を更新するイメー
ジを示す図である。
【図10】報告件数により順位づけをする場合の状態遷
移例を示す図である。
【図11】ハンドオーバ成功率またはハンドオーバ成功
回数により順位づけをする場合の状態遷移例を示す図で
ある。
【図12】基地局から通知された周辺基地局情報に基づ
いて個々の基地局を優先順位付けし、とまり木チャネル
の探索頻度を変化させる場合に用いる順位表の例を示す
図である。
【符号の説明】
111−1〜111−5、BS1〜BS6 基地局 112−1〜112−3 移動局 720 移動局送受信装置 722 ユーザインタフェース 724 アンテナ 726 基地局情報報告処理回路 728 共通制御回路 730 セルサーチ制御回路 732 基地局情報取得・処理回路 734 メモリ 736 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐和橋 衛 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA15 AA33 AA43 CC10 DD02 EE02 EE10 EE24 FF03 GG01 GG11 HH01 HH23 JJ03 JJ17 JJ35 JJ71

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 とまり木チャネルおよび周辺基地局情報
    を送信する複数の基地局と、前記周辺基地局情報を受信
    し、該周辺基地局情報に基づいて前記とまり木チャネル
    を探索し、受信する移動局とを備えた移動通信システム
    における周辺基地局情報更新方法であって、 前記移動局において、 受信したとまり木チャネルから、該とまり木チャネルを
    送信した基地局の基地局情報を取得する基地局情報取得
    ステップと、 前記基地局情報取得ステップにより取得した基地局情報
    を前記基地局に送信する基地局情報送信ステップとを備
    え、 前記基地局において、 前記移動局が送信した基地局情報を受信する基地局情報
    受信ステップと、 前記基地局情報受信ステップにより受信した基地局情報
    に基づいて前記周辺基地局情報を更新する周辺基地局情
    報更新ステップとを備えることを特徴とする周辺基地局
    情報更新方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の周辺基地局情報更新方
    法であって、 前記とまり木チャネルは、情報レートより高速度の拡散
    符号を用いて広帯域に拡散されており、かつ、情報シン
    ボル周期と同じ繰り返し周期を有する全基地局に共通な
    第1拡散符号群と情報シンボル周期に比較して繰り返し
    周期の長い基地局毎に異なる第2拡散符号とを用いて二
    重に拡散されており、 前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番号お
    よび該符号の位相情報により構成されることを特徴とす
    る周辺基地局情報更新方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の周辺基地局情報更新方
    法であって、 前記とまり木チャネルは、情報レートより高速度の拡散
    符号を用いて広帯域に拡散されており、かつ、情報シン
    ボル周期と同じ繰り返し周期を有する全基地局に共通な
    第1拡散符号群と情報シンボル周期に比較して繰り返し
    周期の長い基地局毎に異なる第2拡散符号とを用いて二
    重に拡散されており、 前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番号に
    より構成されることを特徴とする周辺基地局情報更新方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の周辺基地局情報更新方
    法であって、前記基地局情報は、とまり木チャネルの無
    線周波数により構成されることを特徴とする周辺基地局
    情報更新方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の周
    辺基地局情報更新方法であって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報を、前記基地局情報受信ステップにより受
    信した基地局情報に多く含まれる基地局の順に並べ替え
    ることを特徴とする周辺基地局情報更新方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の周
    辺基地局情報更新方法であって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報を、ハンドオーバの成功または失敗の結果
    に基づいて算出されるハンドオーバの成功率の高い基地
    局の順に並べ替えることを特徴とする周辺基地局情報更
    新方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに記載の周
    辺基地局情報更新方法であって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報を、ハンドオーバの成功回数の多い基地局
    の順に並べ替えることを特徴とする周辺基地局情報更新
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載の周
    辺基地局情報更新方法であって、前記移動局は、順位の
    高い基地局に対して高頻度に、順位の低い基地局に対し
    て低頻度にとまり木チャネルの探索を行うことを特徴と
    する周辺基地局情報更新方法。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし8のいずれかに記載の周
    辺基地局情報更新方法であって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報の上位N局分(Nはあらかじめ定められた
    定数)の情報を送信することを特徴とする周辺基地局情
    報更新方法。
  10. 【請求項10】 とまり木チャネルおよび周辺基地局情
    報を送信する複数の基地局と、前記周辺基地局情報を受
    信し、該周辺基地局情報に基づいて前記とまり木チャネ
    ルを探索し、受信する移動局とを備えた移動通信システ
    ムであって、 前記移動局は、 受信したとまり木チャネルから、該とまり木チャネルを
    送信した基地局の基地局情報を取得する基地局情報取得
    手段と、 前記基地局情報取得手段により取得した基地局情報を前
    記基地局に送信する基地局情報送信手段とを備え、 前記基地局は、 前記移動局が送信した基地局情報を受信する基地局情報
    受信手段と、 前記基地局情報受信手段により受信した基地局情報に基
    づいて前記周辺基地局情報を更新する周辺基地局情報更
    新手段とを備えたことを特徴とする移動通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の移動通信システム
    であって、 前記とまり木チャネルは、情報レートより高速度の拡散
    符号を用いて広帯域に拡散されており、かつ、情報シン
    ボル周期と同じ繰り返し周期を有する全基地局に共通な
    第1拡散符号群と情報シンボル周期に比較して繰り返し
    周期の長い基地局毎に異なる第2拡散符号とを用いて二
    重に拡散されており、 前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番号お
    よび該符号の位相情報により構成されることを特徴とす
    る移動通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の移動通信システム
    であって、 前記とまり木チャネルは、情報レートより高速度の拡散
    符号を用いて広帯域に拡散されており、かつ、情報シン
    ボル周期と同じ繰り返し周期を有する全基地局に共通な
    第1拡散符号群と情報シンボル周期に比較して繰り返し
    周期の長い基地局毎に異なる第2拡散符号とを用いて二
    重に拡散されており、 前記基地局情報は、基地局が用いる第2拡散符号番号に
    より構成されることを特徴とする移動通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の移動通信システム
    であって、前記基地局情報は、とまり木チャネルの無線
    周波数により構成されることを特徴とする移動通信シス
    テム。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし13のいずれかに記
    載の移動通信システムであって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報を、前記基地局情報受信手段により受信し
    た基地局情報に多く含まれる基地局の順に並べ替えるこ
    とを特徴とする移動通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし13のいずれかに記
    載の移動通信システムであって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報を、ハンドオーバの成功または失敗の結果
    に基づいて算出されるハンドオーバの成功率の高い基地
    局の順に並べ替えることを特徴とする移動通信システ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし13のいずれかに記
    載の移動通信システムであって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報を、ハンドオーバの成功回数の多い基地局
    の順に並べ替えることを特徴とする移動通信システム。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれかに記
    載の移動通信システムであって、前記移動局は、順位の
    高い基地局に対して高頻度に、順位の低い基地局に対し
    て低頻度にとまり木チャネルの探索を行うことを特徴と
    する移動通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし17のいずれかに記
    載の移動通信システムであって、前記基地局は、前記周
    辺基地局情報の上位N局分(Nはあらかじめ定められた
    定数)の情報を送信することを特徴とする移動通信シス
    テム。
  19. 【請求項19】 基地局が送信したとまり木チャネルを
    探索し、受信する移動局であって、 受信したとまり木チャネルから、該とまり木チャネルを
    送信した基地局の基地局情報を取得する基地局情報取得
    手段と、 前記基地局情報取得手段により取得した基地局情報を基
    地局に送信する基地局情報送信手段とを備えたことを特
    徴とする移動局。
  20. 【請求項20】 周辺基地局情報を送信する基地局であ
    って、 移動局が送信した基地局情報を受信する基地局情報受信
    手段と、 前記基地局情報受信手段により受信した基地局情報に基
    づいて前記周辺基地局情報を更新する周辺基地局情報更
    新手段とを備えたことを特徴とする基地局。
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