JP2001054088A - 放送番組送受信システムおよび受信装置 - Google Patents

放送番組送受信システムおよび受信装置

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JP2001054088A
JP2001054088A JP22513799A JP22513799A JP2001054088A JP 2001054088 A JP2001054088 A JP 2001054088A JP 22513799 A JP22513799 A JP 22513799A JP 22513799 A JP22513799 A JP 22513799A JP 2001054088 A JP2001054088 A JP 2001054088A
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broadcast
commercial
commercial advertisement
program
advertisement
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JP22513799A
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Hideki Osada
英喜 長田
Yasumasa Sawai
靖昌 澤井
Kazuhiko Ishimaru
和彦 石丸
Akira Kawabata
明 川端
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商業広告の視聴形態をユーザ自身が決定でき
るとともに、ユーザの視聴する内容が商業広告であるか
否かを判定して、カウントを行うことができるようにす
ること。 【解決手段】 放送番組送受信システムにおける受信装
置20の情報処理部22は、データ出力回路41からデ
ィスプレイ装置30に対して出力される内容が商業広告
であるか否かを判定するCM判定回路42と、ディスプ
レイ装置30に対して出力された商業広告の数または商
業広告の累積視聴時間をカウントするCMカウンタ43
と、ユーザが視聴した商業広告の数または商業広告の累
積視聴時間に応じて視聴料の課金を行うことができるよ
うにするために、CMカウンタ43のカウント結果を定
期的に電話回線等を介して放送局側に送信するオンライ
ン送信部44とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送信装置から放
送番組を送信し、受信装置にて前記放送番組を受信して
再生する放送番組送受信システム、および、そのシステ
ムにおける受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のディジタル通信技術はめざましい
発展を遂げており、放送番組を送受信する放送番組送受
信システムも大きな転換期を迎えている。
【0003】従来、地上波テレビジョン放送等は、映像
信号および音声信号を放送局からアナログ電波で送信
し、その電波をテレビジョン受像機で受信して映像およ
び音声の再生を行っていた。
【0004】これに対して、最近では、映像や音声をデ
ィジタル信号として無線通信経路または有線通信経路を
通じて放送する、いわゆるディジタル通信放送が実施さ
れている。このディジタル通信放送の技術を用いれば、
多数の放送番組を多重放送することができる。
【0005】このようなディジタル通信放送による放送
サービスでは、ユーザ(視聴者)に対し、例えば視聴し
た番組数や番組の契約数等に応じた金額を視聴料として
課金することが一般的である。
【0006】また、ユーザに対して課金される視聴料を
低減するために、番組の途中で商業広告を定期的に送信
し、その広告主に対して課金することも従来から行われ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
の立場から考えると、視聴した番組数や番組の契約数等
に応じて課金が行われる方式の場合、視聴したい番組が
多数ある場合には課金される視聴料が高額になることか
ら視聴することを断念せざるを得ないことがある。
【0008】また、商業広告が番組の途中で定期的に送
信される場合、ユーザに課される視聴料が低減されるこ
とは好ましいことではあるが、番組の途中で商業広告を
強制的に視聴しなければならないため、ユーザの中には
番組の途中で商業広告が放送されることを不愉快に感じ
るユーザもいる。
【0009】このようなことから、商業広告を視聴する
か否か、または、商業広告を視聴するタイミングは、ユ
ーザ自身が決定することが望ましい。その一方で、商業
広告を視聴したユーザと、商業広告を視聴しなかったユ
ーザとで同一の視聴料を課金することは公平性に欠ける
こととなり、妥当でない。このため、ユーザが視聴した
商業広告の数や商業広告の視聴時間を放送局側で把握す
ることのできる放送番組送受信システムを構築するこ
と、特に受信装置側にそのような機能を実現することが
望まれる。
【0010】そこで、この発明は、商業広告の視聴形態
をユーザ自身が決定できるとともに、ユーザの視聴する
内容が商業広告であるか否かを判定して、カウントを行
うことの可能な放送番組送受信システム、および、その
システムにおける受信装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、送信装置から放送番組を
送信し、受信装置にて前記放送番組を受信して再生する
放送番組送受信システムであって、前記送信装置が、商
業広告を含む第1の放送内容と、商業広告を含まない第
2の放送内容とを生成する手段と、前記第1の放送内容
と前記第2の放送内容とのぞれぞれを送信する送信手段
とを備えており、前記受信装置が、前記第1の放送内容
と前記第2の放送内容とのうちのいずれか一方を選択し
て所定のディスプレイ装置に出力する手段と、前記ディ
スプレイ装置に出力する内容が商業広告であるか否かを
判定する判定手段と、前記判定手段において商業広告で
あると判定された商業広告の数または商業広告を前記デ
ィスプレイ装置に出力する時間をカウントするカウント
手段とを備えている。
【0012】請求項2に記載の発明は、送信装置から放
送番組を送信し、受信装置にて前記放送番組を受信して
再生する放送番組送受信システムであって、前記送信装
置が、所定の番組内容を含み、商業広告を含まない放送
内容を生成する手段と、前記放送内容を送信する送信手
段とを備えており、前記受信装置が、所定の記憶媒体に
記憶されている商業広告を読み出して所定のディスプレ
イ装置に出力する手段と、前記ディスプレイ装置に出力
される商業広告の数または商業広告を前記ディスプレイ
装置に出力する時間をカウントするカウント手段とを備
えている。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の放送番組送受信システムにおいて、前記受信装置が、
商業広告に含まれる所定のヘッダデータに基づいて前記
記録手段に記録される商業広告を更新するようになって
いる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の放送番組送受信システムに
おいて、前記受信装置が、前記カウント手段におけるカ
ウント結果を所定の放送局に対して送信する送信手段を
さらに備えている。
【0015】請求項5に記載の発明は、放送番組を受信
して所定のディスプレイ装置に出力する受信装置であっ
て、前記ディスプレイ装置に出力する内容が商業広告で
あるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段におい
て商業広告であると判定された商業広告の数または商業
広告を前記ディスプレイ装置に出力する時間をカウント
するカウント手段とを備えている。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の受信装置において、所定の記憶媒体に記憶されている
商業広告を読み出して前記ディスプレイ装置に出力する
手段をさらに備えている。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の受信装置において、商業広告に含まれる所定のヘッダ
データに基づいて前記記録手段に記録される商業広告を
更新する手段をさらに備えている。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項5ないし
請求項7のいずれかに記載の受信装置において、前記カ
ウント手段におけるカウント結果を所定の放送局に対し
て送信する送信手段をさらに備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】<1.第1の実施の形態>まず、
この発明の第1の実施の形態に係る放送番組送受信シス
テムについて説明する。この実施の形態では、送信装置
において、実質的番組内容の同一性を維持しつつ、番組
途中に商業広告を含む放送と、商業広告を含まない放送
とを送信するとともに、受信装置においてユーザが視聴
した商業広告をカウントすることができるように構成さ
れた放送番組送受信システムの一例について説明する。
【0020】図1はこの放送番組送受信システム1の概
要を示すブロック図である。この放送番組送受信システ
ム1は、図1に示すように番組や商業広告等に関する各
種情報を送信する放送局内の送信装置10と、送信装置
10から送信されてきた各種情報を受信する受信装置2
0と、この受信装置20で受信した情報(番組および商
業広告を含む)を出力するディスプレイ装置30とを備
えている。
【0021】図2は送信装置10の内部構造を示すブロ
ック図であり、図3は受信装置20の内部構造を示すブ
ロック図である。
【0022】送信装置10は、図1および図2に示すよ
うに、番組および商業広告を含む各種情報ソース11
と、当該情報ソース11内の各種情報に基づいて複数の
放送内容の構造化処理およびフォーマット変換を行って
各放送内容を出力する編成部12と、編成部12から出
力された各放送内容を一時的に格納保持する送信用バッ
ファ13と、送信用バッファ13内の放送内容に関する
複数の情報を所定の通信プロトコル形式で変調して所定
のタイミングで出力する伝送用変換装置14とを備え
る。
【0023】情報ソース11には、図2に示すように、
当該送信装置1において放送内容を構成するために利用
される素材であって、主たる放送内容を構成する複数の
番組情報からなる番組内容情報11aと、商業広告(い
わゆるCM:コマーシャルメッセージ)に関する複数の
広告情報からなる広告内容情報11bとが保持されてい
る。図2に示す例では、番組内容情報11aに含まれる
各番組情報として番組1、番組2、番組3、…が保持さ
れており、広告内容情報11bに含まれる各広告情報と
してCM1、CM2、CM3、…が保持されている。番
組内容情報11aにおける各番組情報には映像情報、音
声情報等が含まれており、また、広告内容情報11bに
おける各広告情報にも映像情報、音声情報等が含まれて
いる。また、番組内容情報11aおよび広告内容情報1
1b以外に、受信装置20側に送信すべき文字情報等の
諸情報があれば、これらの情報も情報ソース11内に用
意して保持しておく。
【0024】なお、広告内容情報11bにおける各広告
情報には、図4に示すようにヘッダデータDH1が付加
されている。ヘッダデータDH1には、商業広告に関す
るデータであることを示す所定のフラグデータDH1
1、広告主を識別するための広告主データDH12、広
告対象商品等を識別するためのカテゴリデータDH1
3、当該商業広告が放送開始された日付を示す放送開始
日データDH14、および、当該商業広告の有効期限を
示す有効期限データDH15とが含まれている。そし
て、このヘッダデータDHに続いて各商業広告の内容に
関するデータが対応づけられる。
【0025】編成部12は、図2に示すように、情報ソ
ース11の中から例えば番組1、番組2、番組3等の番
組情報およびCM1、CM2、CM3等の広告情報を取
り込み、タイムテーブルに従って番組等を構造化した複
数の放送用データを生成する。複数の放送用データのう
ちの1つは、第1編成部12aにて生成され、番組内容
情報11aから取り込んだ番組内容のみからなり、放送
内容に商業広告を含まない放送(第2の放送内容)を送
信するためのデータとして生成される。また、複数の放
送用データのうちの他の1つは、第2編成部12bにて
生成され、番組内容情報11aおよび広告内容情報11
bから取り込んだ内容からなり、放送内容における番組
途中に商業広告を含む放送(第1の放送内容)を送信す
るためのデータとして生成される。
【0026】例えば、情報ソース11内に番組内容情報
11aとして、図5に示すような放送時間TB1の番組
1、放送時間TB2の番組2、放送時間TB3の番組3
等が保持されており、広告内容情報11bとして、図6
に示すようなそれぞれ放送時間TCのCM1、CM2、
CM3等が保持されていると仮定すると、番組途中に商
業広告が含まれる放送は、番組途中に商業広告が含まれ
ない放送に比べ、放送開始から放送終了までの時間が商
業広告の時間分だけ長くなる。そこで、編成部12には
時間差設定部12cが設けられており、各番組内容の放
送中に商業広告が含まれる時間を計算し、その時間分だ
け商業広告を含まない放送番組の放送開始時間を遅延さ
せるようにタイムテーブルを設定する。
【0027】この結果、商業広告を含む放送内容と商業
広告を含まない放送内容とは、図7に示すような放送内
容として構造化される。つまり、図7に示すように、商
業広告を含む放送の場合は放送開始時刻TS1から放送
を開始して放送終了時刻TE1で番組1の内容が放送さ
れるのに対し、商業広告を含まない放送の場合は放送開
始時刻が時刻TS1から時間差Δt1だけ遅延されて設
定されている。この時間差Δt1はCM1の放送時間T
C(図6参照)に相当する。同様に続いて放送される番
組2の放送開始時刻についても、商業広告を含む放送と
商業広告を含まない放送とでは時間差Δt2が設定され
ている。番組3については、番組3の内容に関する放送
時間が短いことから商業広告を含む放送でも番組3の放
送途中に商業広告を放送しないように設定されており、
実質的に双方の放送時間は同じであるので時間差Δt3
は0となっている。
【0028】このように商業広告を含まない放送におい
て、商業広告を含む放送における各番組の放送開始時刻
に対して所定の時間差を設定して各番組の放送開始時刻
を決定することで、商業広告放送時間分だけ番組の視聴
時間を短縮することが可能になる。また、商業広告放送
時間分だけが短縮化されるので、いずれの放送において
も実質的な番組内容は同一のものにすることができる。
【0029】例えば、各番組がリアルタイム放送(いわ
ゆる生放送)される場合であっても、時間差に基づいて
商業広告を含まない放送開始時刻を時間差に応じて遅延
させることで、放送終了時刻を一致させることができる
ので、番組内容の欠落等の不都合は生じない。すなわ
ち、リアルタイム放送では、放送終了時間を一致させる
ことが前提となるため、放送開始時刻に商業広告の時間
に応じた時間差を設定することで、番組内容の一致を図
っているのである。ただし、この場合、商業広告を含む
放送は常にリアルタイム放送であるのに対し、商業広告
を含まない放送は、放送開始直後では時間差Δt分だけ
放送内容が遅延したものとなるので、厳密なリアルタイ
ム放送とはならないが、放送が進行するに従って次第に
リアルタイム放送へと移行することになる。
【0030】一方、映画等のように番組内容が予め確定
している場合には、終了時間を一致させる必要がないの
で、商業広告を含む放送と商業広告を含まない放送との
放送開始時間を一致させ、放送終了時間に所定の時間差
を設定するように実現することもできる。
【0031】そして編成部12においては、さらに、商
業広告を含まない放送に関する放送用データおよび商業
広告を含む放送に関する放送用データについて、所要の
デジタル信号処理を施してエンコード処理を実行して所
定のデータフォーマットに変換し、送信用バッファ13
に伝送するようになっている。このエンコード処理のデ
ータフォーマットについては、送信用バッファ13に蓄
積するのに適合し、かつ、伝送用変換装置14にて伝送
するのに適合するように予め定義されており、必要な場
合には圧縮等の所定の処理を合わせて実行するようにな
っている。
【0032】送信用バッファ13は、編成部12にて得
られた商業広告を含む放送と商業広告を含まない放送と
のそれぞれの放送用データを蓄積格納するものであり、
大容量であって、ランダムアクセスが可能とされてお
り、さらに、高速なアクセスが容易に実現されるメディ
アが用いられる。例えばハードディスクや光ディスク、
光磁気ディスク等のランダムアクセスが可能なディスク
状記録媒体と、これに対応するドライバや、あるいは、
大容量の半導体メモリ(RAM)等が適用可能である。
【0033】伝送用変換装置14は、内部にタイマー1
4aが内蔵されており、タイマー14aでの計時に基づ
いて、送信用バッファ13に蓄積された商業広告を含む
放送用データおよび商業広告を含まない放送用データを
適宜読み出す。そして、これらの放送用データを、当該
送信装置10が対応する所定の放送システム(例えば、
地上波放送、通信衛星放送、ケーブルテレビまたはイン
ターネットテレビ等によるもの)に適した方式で変調を
行って、所定の放送波として送信出力するようになって
いる。ここで、当該放送波としては、商業広告を含む放
送、商業広告を含まない放送、およびその他の放送とい
った複数種類の放送用データを多重化して出力される多
重通信波が採用されており、例えば時間を区切って複数
種類のデータを送信する時分割多重方式であってもよい
し、あるいは複数種類のデータを異なる周波数に割り当
てて送信する周波数多重方式であってもよい。
【0034】なお、伝送用変換装置14において、商業
広告を含まない放送を送信する際、図7に示す番組空き
時間TD1,TD2,TD3における時間帯では、実質
的な放送内容は存在しないことになる。したがって、こ
の空き時間帯においては、次の番組開始までの時間情報
を送信用信号として送信したり、または、空き時間帯の
空き時間開始(番組終了)信号および空き時間終了(番
組開始)信号を送信用信号として送信すれば、受信装置
20側にて番組の空き時間であることを判定することが
できる。
【0035】受信装置20は、一般家庭等に設置され
て、放送局内の送信装置10から送信されてきた送信波
を受信し、ディスプレイ装置3にて放送番組等を再生す
るものであり、いわゆるセットトップボックス(ST
B)と呼ばれる単体の電子機器ユニットとして構成され
ている。この受信装置20は、図3に示すように、送信
装置10から送信された送信波を受信・選局して復調処
理を施すチューナ/デコード回路21と、このチューナ
/デコード回路21で復調された各種情報を処理する情
報処理部22と、当該情報処理部22を含めた受信装置
20全体の制御を司る制御部23とを備える。
【0036】チューナ/デコード回路21は、送信装置
10から送信された送信波を受信する受信回路31と、
受信回路31で受信した信号波のうち、受信チャンネル
部分の放送波を抜き出して選局する選局回路32と、選
局回路32で選局された放送波について復調処理を施す
復調回路33と、復調回路33で復調された信号のうち
の映像や音声等をデコードするデコード回路34とを備
えている。
【0037】受信回路31は、放送局内の送信装置10
が対応する所定の放送システム(例えば、地上波放送、
通信衛星放送、ケーブルテレビまたはインターネットテ
レビ等によるもの)に対応した方式で送信装置10から
送信されてきた送信波を受信する。なお、地上波放送や
通信衛星放送などの無線通信による放送の場合は、アン
テナ等を通じて信号を受信するようになっている。
【0038】選局回路32は、受信回路31で受信され
た信号波のうちの高周波成分を増幅して抜き出し(選
局)、この選局された高周波を所定の周波数の一定振幅
の信号に周波数変換するようになっている。したがっ
て、この選局回路32によって、商業広告を含む放送と
商業広告を含まない放送とのいずれか一方が選定される
ことになる。なお、放送波が多重化されたデータフォー
マットであるため、採用された多重化方式に対応した周
波数について周波数変換を施すようになっている。
【0039】復調回路33は、送信装置10の伝送用変
換装置14に対応する復調処理を施して、放送波を映像
や音声等に分解して調整し、所定の復調処理を行って出
力する。
【0040】デコード回路34は、復調回路33で復調
された各種データのうち、映像についてデスクランブル
およびデインターリーブ等の処理を行って元の符号列に
戻し、さらに誤り訂正およびビット伸長等を行って情報
ソース11内の元の映像に戻す処理を行うとともに、音
声について、バンドパスフィルタを通してPCM副搬送
波を取り出し、さらにPCM符号列のディジタル信号に
波形整形して情報ソース11内の元の音声に戻すように
なっている。
【0041】情報処理部22は、チューナ/デコード回
路21から与えられた放送用データに基づいて映像や音
声を処理してデータ出力するデータ出力回路41と、デ
ータ出力回路41からディスプレイ装置30に対して出
力される内容が商業広告であるか否かを判定するCM判
定回路42と、ディスプレイ装置30に対して出力され
た商業広告の数または商業広告の累積視聴時間をカウン
トするCMカウンタ43と、ユーザが視聴した商業広告
の数または商業広告の累積視聴時間に応じて視聴料の課
金を行うことができるようにするために、CMカウンタ
43のカウント結果を定期的に電話回線等を介して放送
局側に送信するオンライン送信部44とを備えて構成さ
れ、これら各部の動作は制御部23からの制御信号に基
づいて動作する。
【0042】データ出力回路41は、ディスプレイ装置
30が映像および音声を出力することができる形式に変
換してデータ出力を行うとともに、デコード回路34か
ら得られるデータをCM判定回路42にも与える。ま
た、データ出力回路41は、商業広告を含まない放送の
受信中に番組の空き時間(図7におけるTD1,TD
2,TD3参照)を示す信号を入力したとき、または、
制御部23からの指令があったとき等に、後述する記録
装置46に記録されている広告情報を読み出し、この広
告内容をディスプレイ装置30に対して出力する。
【0043】CM判定回路42は、データ出力回路41
から得られる放送内容に関するデータを入力すると、広
告情報に含まれ、番組情報には含まれない上述のフラグ
データDH11の有無を調べ、データ出力回路41から
ディスプレイ装置30に供給される映像等が商業広告で
あるか否かの判定を行う。また、このCM判定回路42
には、後述する記録装置46に接続されており、記録装
置46内に広告情報を記録していく。記録装置46に広
告情報を記録するのは、ユーザの視聴する番組と番組と
の間に空き時間が生じた場合等に商業広告をユーザに視
聴させるためであるが、これについては後述する。記録
装置46に対して広告情報を記録するとき、CM判定回
路42は上述のヘッダデータDH1を参照し、既に記録
装置46に記録した広告内容と同一の広告内容について
は、記録装置46に対する記録動作は行わない。つま
り、CM判定回路42は、ヘッダデータDH1を参照し
て新規な広告内容であるときには新規に記録装置46に
記録し、また、既に記録装置46に記録されている広告
主の同一カテゴリに属する広告内容であって、そのカテ
ゴリについての新しい商業広告であるときには既に記録
装置46に記録されている広告内容を書き換えるのであ
る。
【0044】図8は、CM判定回路42が広告情報を記
録装置46へ記録する動作説明するための図である。図
8に示すように、受信装置20において商業広告を含む
放送を受信中に、CM判定回路42はCM1を商業広告
と判定すると、これを記録装置46に記録する。同様
に、CM2,CM3を判定すると、記録装置46に記録
する。そして、CM判定回路42は、番組2の放送途中
でCM1を再度判定すると、ヘッダデータDH1から既
に記録装置46に記録している広告情報と同一内容であ
ることが判るので、ここでの記録は行わない。このよう
に既に記録装置46に記録されている広告情報と同一内
容の広告情報である場合には、CM判定回路42は記録
動作を行わないので、記録装置46に対するアクセス動
作を低減させることができ、受信装置20全体としての
効率的な稼働が実現されている。そして、次に、番組2
の終了後にCM4を判定すると、CM4については未だ
記録装置46に記録されていないので、この内容を記録
装置46に記録する。そして、次に、CM1の内容につ
いての最新の広告情報(つまり、更新されたCM1の内
容)がCM判定回路42に与えられると、CM判定回路
42はヘッダデータDH1から既に記録しているCM1
が更新されたことを判断することができる。具体的に
は、同一広告主についての同一カテゴリに属する広告情
報であり、既に記録装置46に格納されているCM1の
放送開始日よりも放送開始日が最近のものである場合、
CM判定回路42はCM1が更新されたと判断する。そ
して、既に記録されているCM1の広告内容を最新の内
容に更新するのである。
【0045】また、CM判定回路42は、記録装置46
に対して定期的にアクセスしてヘッダデータDH1に含
まれる有効期限データDH15を参照し、既に格納され
ている広告情報の有効期限が経過しているものについて
は記録装置46内から削除する。CM判定回路42が商
業広告であるかどうかの判定を行うとともに、上記のよ
うに記録装置46に対して広告情報を記録することで、
記録装置46には常に有効かつ最新の広告情報が蓄積さ
れていることになる。この結果、ユーザは常に有効かつ
最新の商業広告を視聴することが可能になるのである。
【0046】CMカウンタ43は、CM判定回路42に
よって商業広告であると判定された数若しくは商業広告
の累積視聴時間をカウントする。このCMカウンタ43
によってユーザがどれだけ商業広告を視聴したかをデー
タとして残すことが可能となり、商業広告の視聴量に応
じた課金を行うことが可能になる。
【0047】オンライン送信部44は、制御部23から
の指令によって駆動され、所定期間ごと(例えば、1週
ごとや1月ごと)にCMカウンタ43のカウント結果を
読み出して、図示しない電話回線等を介して放送局側に
カウント結果を送信するように構成されている。また、
送信後は、CMカウンタ43のカウント値をリセットす
るように構成されており、CMカウンタ43が所定期間
ごとの商業広告の視聴量をカウントすることができるよ
うに実現される。なお、オンライン送信部44が送信動
作を行うタイミングは所定期間ごとでなく、例えば、カ
ウント値が所定値に達したときに送信動作を行うように
構成してもよい。
【0048】また、情報処理部22には所定の記憶媒体
を備える記録装置46が接続されている。この記録装置
46は、CM判定回路42から与えられる広告内容情報
等をそのまま蓄積記録するものであり、例えば、前述の
送信装置10内の送信用バッファ13と同様に、例え
ば、ランダムアクセスが可能なディスク状記録媒体とこ
れに対応するドライバからなるものとされてもよいし、
大容量の半導体メモリなどを備えて構成されてもよく、
あるいは一般的なアナログ式タイムラプスビデオであっ
てもよい。ただし、記録装置46は画像および音声を含
む比較的膨大な量のデータを蓄積する必要があることか
ら、できるだけ大容量で、かつ、ランダムアクセスが可
能とされて、高速なアクセスが容易に実現されるメディ
アが用いられることが好ましい。
【0049】制御部23は、この受信装置20から別体
に構成されたリモートコントロール器24からの赤外線
信号を赤外線受光素子25で無線受信し、この受信した
信号に応じてチューナ/デコード回路21や情報処理部
22を制御するものであり、リモートコントロール器2
4での操作入力に応じて、電源のオン/オフ制御、放送
チャンネルの選局制御等を実行する。また、制御部23
は所定期間ごとにオンライン送信部44を駆動して、商
業広告の視聴量の送信制御を実行する。
【0050】なお、リモートコントロール器24は、赤
外線受光素子25に赤外線信号を送信するための赤外線
発光素子を備えており、電源のオン/オフ用の押しボタ
ン、放送番組を選局するための複数のチャンネル選択用
押しボタン、商業広告視聴ボタン等が押し操作されたと
きに、その操作に対応したコードの赤外線信号が赤外線
発光素子から送信されるようになっている。これによ
り、ユーザの自由意思に基づいて、商業広告を含む放送
番組を視聴するか、若しくは、商業広告を含まない放送
番組を視聴するかをいつでも切り替えることができるよ
うに実現されている。また、ユーザが商業広告視聴ボタ
ンを押し操作したとき、制御部23がデータ出力回路4
1に対して指令することで、データ出力回路41によっ
て記録装置46内に蓄積されている広告情報が読み出さ
れ、その広告内容がディスプレイ装置30に対して出力
される。
【0051】ディスプレイ装置30は、受信装置20の
情報処理部22から供給される映像信号について画像処
理回路51で所定の信号処理を行ってCRT(Cathode
RayTube)または液晶表示パネル等からなる表示部52
に映像を表示するとともに、受信装置20から供給され
る音声信号について増幅器53で増幅して内蔵のスピー
カ54に出力するように構成されている。
【0052】上記構成の放送番組送受信システム1の特
徴的動作を説明する。
【0053】上記のように構成された放送番組送受信シ
ステム1では、送信装置10から商業広告を含む放送と
商業広告を含まない放送とを送信しており、受信装置2
0においてユーザが所望する放送を視聴することが可能
なように構成されている。したがって、ユーザが番組途
中で商業広告を強制的に視聴させられることを避けたい
と思う場合には、商業広告を含まない放送を選局するこ
とで商業広告を含まない放送を視聴することが可能にな
る。
【0054】ここで、放送番組送受信システム1におい
て、商業広告を含む放送と商業広告を含まない放送とを
多重化して放送する場合、双方で番組内容を同一に保つ
必要がある。そこで、送信装置10の編成部12が、商
業広告を含む放送が番組途中に放送する商業広告の時間
に基づいて、商業広告を含む放送と商業広告を含まない
放送との放送開始時刻または放送終了時刻のいずれか一
方に時間差を設定するとともに、他方を同一時刻となる
ように設定する。このように時間差を番組途中に放送さ
れる商業広告の時間に基づいて設定することで、実質的
な番組内容を放送するための時間を同一時間に設定する
ことができ、商業広告を含む放送と商業広告を含まない
放送との番組内容の同一性を維持することが可能にな
る。
【0055】特に、番組内容がリアルタイム放送である
場合、編成部12は、商業広告に基づいて決定される時
間差を商業広告を含まない放送の放送開始時刻の遅延時
間として設定する。このように時間差を遅延時間として
設定することで、商業広告を含む放送と商業広告を含ま
ない放送との放送終了時刻を一致させることができ、リ
アルタイム放送についても番組内容の同一性を維持する
ことができるのである。
【0056】ところが、上記のように送信装置10から
商業広告を含む放送と商業広告を含まない放送との2つ
の放送を送信すると、多数のユーザは商業広告を含まな
い放送を視聴するものと考えられ、広告主の立場から考
えると、予想する広告効果が得られない可能性がある。
【0057】そこで、この放送番組送受信システム1の
受信装置20側には、ユーザが視聴した商業広告の数ま
たは商業広告の累積視聴時間をカウントするために、C
M判定回路42とCMカウンタ43とが設けられてお
り、さらに所定期間ごとにそのカウント結果を放送局に
送信するオンライン送信部44が設けられている。この
結果、放送局では、ユーザが視聴した商業広告数または
商業広告の累積視聴時間に応じた視聴料の課金を行うこ
とが可能になるのである。このような課金制度が採用さ
れると、各ユーザにとっても商業広告を視聴すればする
程、視聴料が低額になるというメリットがあるので、視
聴したい番組の空き時間等には商業広告が視聴されるこ
ととなり、広告主の予想する広告効果が達成されること
になる。
【0058】一方、ユーザの立場から考えると、例え
ば、図7において番組1の視聴を終了し、番組2を番組
途中の商業広告を含まない放送で視聴したい場合、空き
時間TD2に相当する時間が無駄になることからこの時
間帯に商業広告を視聴して視聴料を低減させたいと思う
場合もある。しかしながら、商業広告を含む放送では、
時刻TE1からTS2の間だけCM2が放送されるもの
の、時間差Δt2の時間帯には視聴する商業広告が放送
されていないため、商業広告を視聴することができなく
なる。
【0059】そこで、この放送番組送受信システム1の
受信装置20には、商業広告を記録する記録装置46が
接続されており、データ出力回路41が記録装置46内
に蓄積格納されている広告情報を順次に読み出してそれ
をディスプレイ装置30に出力することができるように
構成されている。すなわち、データ出力回路41が番組
空き時間TD1,TD2,TD3の時間帯であると判定
したときに、自動的に記録装置46から商業広告を順次
に読み出してディスプレイ装置30に出力するように構
成されているのである。この結果、ユーザは番組空き時
間TD1,TD2,TD3に商業広告を視聴することが
可能になる。つまり、商業広告を含まない放送を視聴し
ているユーザが、順次に放送される番組を継続して視聴
する限り、図9に示すように、番組と番組との間の空き
時間に自動的に商業広告がディスプレイ装置30に順次
に再生されることになるのである。
【0060】また、ユーザがリモートコントロール器2
4に対して所定の操作を行うことで、制御部23がデー
タ出力回路41に記録装置46から商業広告を読み出し
て出力するように指令するため、ユーザは番組空き時間
だけでなく、いつでも希望するときに商業広告を視聴す
ることが可能なように構成されているのである。
【0061】そして、データ出力回路41が記録装置4
6から商業広告を読み出してディスプレイ装置30に対
して出力するとき、CM判定回路42はディスプレイ装
置30に供給される映像等が商業広告であることを認識
し、CMカウンタ43に対してカウント動作を行うよう
に指令する。つまり、CMカウンタ43が行う商業広告
のカウントは、商業広告を含む放送を選局しているとき
だけでなく、記録装置46から読み出された広告情報に
基づいてディスプレイ装置30に広告内容が出力される
ときにも行われるのである。この結果、ユーザは視聴料
の低減を図ることが可能になるのである。
【0062】また、記録装置46に記録される商業広告
の広告情報にはヘッダデータDH1が含まれており、こ
のヘッダデータDH1には有効期限データDH15が含
まれている。これは、古い広告情報をいつまでも記録装
置46に保存しておくことは好ましくないために設定さ
れるデータであり、有効期限データDH15に示される
有効期限を経過した広告情報はCM判定回路42によっ
て削除される。
【0063】このため、例えば、ユーザが常に商業広告
を含まない放送を選局して視聴していると、記録装置4
6に記録される商業広告の数は次第に減少し、最終的に
は記録装置46内には広告情報は存在しなくなる。この
場合、ユーザが商業広告を視聴しようとしても視聴する
ことができないという問題が生じる。この事態を回避す
るために、記録装置46に可搬型の記録媒体(例えば、
CD−ROM、DVD−RAM等)をセットして、記録
装置46がこのような可搬型の記録媒体からも広告情報
を読み出すことができるように構成することで、例え
ば、放送局側が定期的に最新の広告情報の記録された記
録媒体をユーザに提供すれば、上記の問題を解決するこ
とが可能になる。つまり、記録装置46は、内部に広告
情報を記録したり読み出したりする内部記録手段と、外
部記録媒体に広告情報を記録したりまたは読み出したり
する外部記録手段とを備えることが望ましい。
【0064】なお、データ出力回路41が記録装置46
から広告情報を読み出す際には、各広告情報に対して読
み出し回数データを対応づけて記録することにより、各
商業広告を平等に再生することも可能になる。
【0065】<2.第2の実施の形態>次に、この発明
の第2の実施の形態に係る放送番組送受信システムにつ
いて説明する。この実施の形態では、送信装置が商業広
告のみで構造化されたCM専用放送を放送し、受信装置
においてユーザが視聴した商業広告をカウントすること
ができるように構成された放送番組送受信システムの一
例について説明する。
【0066】図10は送信装置10aの内部構造を示す
ブロック図であり、図11は受信装置20aの内部構造
を示すブロック図である。
【0067】図10に示す送信装置10aは、第1の実
施の形態と同様に、番組および商業広告を含む各種情報
ソース11と、当該情報ソース11内の各種情報に基づ
いて複数の放送内容の構造化処理およびフォーマット変
換を行って各放送内容を出力する編成部12と、編成部
12から出力された各放送内容を一時的に格納保持する
送信用バッファ13と、送信用バッファ13内の放送内
容に関する複数の情報を所定の通信プロトコル形式で変
調して所定のタイミングで出力する伝送用変換装置14
とを備える。この送信装置10aが、第1の実施の形態
における送信装置10と異なる点は、編成部12であ
る。
【0068】編成部12は、図10に示すように、第1
編成部12aと第2編成部12bと時間差設定部12c
と第3編成部12dとを備えている。第1編成部12a
は番組途中に商業広告を含まないように所定のタイムテ
ーブルに従って番組内容のみからなる放送内容を送信す
るための放送用データを生成する。また、第2編成部1
2bは番組途中に商業広告を含むように所定のタイムテ
ーブルに従って番組内容のみからなる放送内容を送信す
るための放送用データを生成する。また、時間差設定部
12cは第1の実施の形態と同様に、番組途中で商業広
告を視聴させる放送内容および番組途中で商業広告を視
聴させることのない放送内容の放送開始時刻または放送
終了時刻に時間差を設定することで、双方の放送内容に
含まれる実質的番組内容の同一性を維持する。さらに、
この実施の形態では第3編成部12dが設けられてお
り、この第3編成部12dは商業広告のみから構成さ
れ、商業広告が連続的に放送されるような放送内容を送
信するための放送用データを生成する。
【0069】図12は、編成部12にて構造化される各
放送内容を示す図である。図12に示すように、第2編
成部12bで生成される放送内容は、番組1,番組2,
…の各番組途中でユーザが商業広告を視聴するように所
定の空き時間TM1,TM2,TM3,…が設定されて
いる。つまり、図7に示したCMありの放送番組内容か
ら各CMについて広告内容を取り除いた放送内容として
構成されるのである。一方、第1編成部12aで生成さ
れる放送内容は、番組1,番組2,…の各番組途中でユ
ーザが商業広告を視聴することがないように、図7に示
したCMなしの放送番組内容と同様の放送内容として構
成される。さらに、第3編成部12dは、図12におい
てCM専用放送として示すように複数の広告情報が連続
して放送されるように商業広告のみからなる放送内容と
して構成される。なお、CM専用放送に含まれる各広告
情報には第1の実施の形態で説明したものと同様のヘッ
ダデータDH1(図4参照)が対応づけられる。
【0070】そして、上記のようして生成された各放送
内容は、送信用バッファ13および伝送用変換装置14
を介して受信装置20aに対して多重送信される。
【0071】なお、伝送用変換装置14において、番組
途中で商業広告を視聴させる放送内容(図12における
CMあり放送番組)および番組途中で商業広告を視聴さ
せることのない放送内容(図12におけるCMなし放送
番組)を送信する際、図12に示すように各番組途中で
発生する空き時間TM1,TM2,TM3における時間
帯、または、各番組間で発生する空き時間TN1,TN
2,TD1,TD2,TD3における時間帯では、実質
的な放送内容は存在しないことになる。したがって、こ
れらの空き時間帯においては、次の番組内容開始までの
時間情報を送信用信号に含めて送信したり、または、空
き時間帯の空き時間開始信号および空き時間終了信号を
送信用信号として送信すれば、受信装置20側にて番組
の空き時間であることを判定することができる。
【0072】次に、受信装置20aについて説明する。
この実施の形態における受信装置20aが、第1の実施
の形態で説明した受信装置20と異なる点は商業広告を
記録する記録装置が接続される必要のない点であり、他
については受信装置20と共通の機能を有する。
【0073】受信装置20aにおけるチューナ/デコー
ド回路21は、第1の実施の形態で説明したものと同様
であり、多重化された各放送内容のうちの1つの放送内
容に関するデータが情報処理部22に与えられる。
【0074】情報処理部22は、第1の実施の形態と同
様に、データ出力回路41と、CM判定回路42と、C
Mカウンタ43と、オンライン送信部44とを備えて構
成され、これら各部の動作は制御部23からの制御信号
に基づいて動作する。
【0075】データ出力回路41は、ディスプレイ装置
30が映像および音声を出力することができる形式に変
換してデータ出力を行うとともに、デコード回路34か
ら得られるデータをCM判定回路42にも与える。ま
た、データ出力回路41は、番組内容を含む放送(CM
専用放送以外の放送)の受信中に番組の空き時間(図1
2におけるTM1,TN1,TD1等)を示す信号を入
力したとき、制御部23に対して受信チャンネルをCM
専用放送に切り換えるように指令を与える。
【0076】このデータ出力回路41からの切り換え指
令を受けた制御部23は、選局回路32を制御して受信
チャンネルをCM専用放送に切り換える。
【0077】一般に放送サービスにおいては、商業広告
の1つあたりの放送時間は定められており、空き時間が
判ればその空き時間中に何個の広告情報をディスプレイ
装置30に出力することができるかは演算によって簡単
に求められる。この演算をデータ出力回路41または制
御部23が行うことによって、制御部23は、空き時間
開始のタイミングでCM専用放送に切り換えられた受信
チャンネルを、演算によって求められたCM数をディス
プレイ装置30に出力した直後に、再び元の受信チャン
ネルに切り換えることが可能になる。
【0078】また、空き時間開始のタイミングでCM専
用放送に受信チャンネルを切り換えるとともに、制御部
23若しくはデータ出力回路41がタイムカウントを開
始し、カウント結果が空き時間に相当するカウント量に
達したときに、再び元の受信チャンネルに切り換えるこ
とも可能である。
【0079】つまり、図12に示すTM1,TN1,T
D1等の各空き時間に、受信装置20aにて自動的に受
信チャンネルをCM専用放送に切り換えることで、商業
広告をユーザに視聴させるのである。この結果、ユーザ
が番組内容を含む放送(CM専用放送以外の放送)を視
聴する際には、ユーザが実際に視聴する内容は、図13
に示すような放送内容となる。番組途中で商業広告を視
聴させる放送内容を視聴している場合には、番組1の放
送途中でCM4がディスプレイ装置30に出力され、番
組1と番組2の間でCM8が出力され、番組2の放送途
中でCM2とCM6とが出力され、番組2と番組3との
間でCM10が出力される。一方、番組途中で商業広告
を視聴させることのない放送内容を視聴している場合に
は、番組1の開始前にCM1が出力され、番組1と番組
2との間でCM8,CM9,CM10が連続的に出力さ
れ、番組2と番組3との間でCM10が出力される。
【0080】なお、CM専用放送もユーザが受信チャン
ネルとして選択することができ、この場合には、図12
に示すCM専用放送内容に含まれる各広告情報を順次か
つ連続的にディスプレイ装置30に出力される。
【0081】CM判定回路42は、データ出力回路41
から得られる放送内容に関するデータを入力すると、広
告情報に含まれ、番組情報には含まれない上述のフラグ
データDH11の有無を調べ、データ出力回路41から
ディスプレイ装置30に供給される映像等が商業広告で
あるか否かの判定を行う。
【0082】CMカウンタ43は、CM判定回路42に
よって商業広告であると判定された数若しくは商業広告
の累積視聴時間をカウントする。このCMカウンタ43
によってユーザがどれだけ商業広告を視聴したかをデー
タとして残すことが可能となり、放送局側において商業
広告の視聴量に応じた課金を行うことが可能になる。
【0083】オンライン送信部44は、制御部23から
の指令によって駆動され、所定期間ごとに、または、カ
ウント値が所定値に到達するごとに、CMカウンタ43
のカウント結果を読み出して、図示しない電話回線等を
介して放送局側にカウント結果を送信するように構成さ
れている。
【0084】上記のように構成された放送番組送受信シ
ステム1では、送信装置10aから番組途中で商業広告
を視聴させる放送内容と、番組途中で商業広告を視聴さ
せることのない放送内容とを送信しており、受信装置2
0aにおいてユーザが所望する放送を視聴することが可
能なように構成されている。したがって、ユーザが番組
途中で商業広告を強制的に視聴させられることを避けた
いと思う場合には、商業広告を含まない放送を選局する
ことで商業広告を含まない放送を視聴することが可能に
なる。
【0085】ここで、この実施の形態の放送番組送受信
システム1においても、第1の実施の形態で説明したも
のと同様に、番組途中で商業広告を視聴させる放送内容
と、番組途中で商業広告を視聴させることのない放送内
容との各放送内容を、時間差設定部12cで設定される
時間差に基づいて多重化して放送することで、各放送内
容における実質的な番組内容を同一に保つことが可能に
なる。
【0086】特に、番組内容がリアルタイム放送である
場合、編成部12は、番組途中に放送される商業広告に
基づいて決定される時間差を、番組途中で商業広告を視
聴させることのない放送の放送開始時刻の遅延時間とし
て設定することで、リアルタイム放送についても番組内
容の同一性を維持することができるのである。
【0087】また、この実施の形態の放送番組送受信シ
ステム1の受信装置20a側にも、ユーザが視聴した商
業広告の数または商業広告の累積視聴時間をカウントす
るために、CM判定回路42とCMカウンタ43とが設
けられており、さらに所定期間ごとにそのカウント結果
を放送局側に送信するオンライン送信部44が設けられ
ているため、放送局では、ユーザが視聴した商業広告数
または商業広告の累積視聴時間に応じた視聴料の課金を
行うことが可能になるのである。
【0088】また、この実施の形態の放送番組送受信シ
ステム1では、送信装置10aがCM専用放送を送信す
るため、受信装置20aに商業広告を記録しておくため
の記録装置が特に必要でなく、受信装置20aの構成を
簡単にすることができる。この結果、受信装置20aの
小型化およびコストダウンを図ることが可能になるので
ある。
【0089】また、受信装置20aは、番組の空き時間
開始とともに自動的に受信チャンネルをCM専用チャン
ネルに切り換え、番組の空き時間終了とともに自動的に
元の視聴していたチャンネルに切り換えるように構成さ
れているので、ユーザが特に商業広告を視聴することを
意識しなくともディスプレイ装置30には商業広告が自
動的に再生されることになる。この結果、ユーザの立場
からみれば、特に意識することなくCMカウンタ43の
カウント値を上昇させることができるという効果が得ら
れる一方、広告主の立場からみれば、有効に広告効果が
発揮されることを期待できるという効果が得られる。
【0090】また、ユーザがリモートコントロール器2
4に対して所定の操作を行うことで、制御部23が受信
チャンネルをCM専用放送に切り換えるため、ユーザは
番組の空き時間だけでなく、いつでも希望するときに商
業広告を視聴することが可能なように構成されているの
である。
【0091】<3.第3の実施の形態>次に、この発明
の第3の実施の形態に係る放送番組送受信システムにつ
いて説明する。この実施の形態では、第2の実施の形態
と同様に送信装置が商業広告のみで構造化されたCM専
用放送を放送するように構成されており、受信装置にお
いて商業広告のみをダウンロードすることができ、その
ダウンロードによって受信装置に蓄積された商業広告を
ユーザが視聴することができるとともに、ユーザが視聴
した商業広告をカウントすることができるように構成さ
れた放送番組送受信システムの一例について説明する。
【0092】図14は、この実施の形態における受信装
置20bの内部構造を示すブロック図である。なお、送
信装置は図10に示したものと同様の構成であり、送信
装置側から送信される各放送内容は図12に示したもの
と同様である。
【0093】図14に示すように、この受信装置20b
は、送信装置から送信された送信波を受信・選局して復
調処理を施すチューナ/デコード回路21と、このチュ
ーナ/デコード回路21で復調された各種情報を処理す
る情報処理部22と、当該情報処理部22を含めた受信
装置20全体の制御を司る制御部23と、広告情報を記
録する記録装置46と、記録装置46に記録される広告
情報を管理制御するCM管理部47とを備える。
【0094】受信装置20bにおけるチューナ/デコー
ド回路21は、第1の実施の形態で説明した構成に加え
て、CM選局回路32bと復調回路33bとデコード回
路34bとを備える。
【0095】受信回路31は、放送局内の送信装置10
が対応する所定の放送システム(例えば、地上波放送、
通信衛星放送、ケーブルテレビまたはインターネットテ
レビ等によるもの)に対応した方式で送信装置10から
送信されてきた送信波を受信する。なお、地上波放送や
通信衛星放送などの無線通信による放送の場合は、アン
テナ等を通じて信号を受信するように構成される。
【0096】CM選局回路32bは、受信回路31で受
信された信号波のうちの商業広告に関するCM専用放送
の周波数成分を抜き出して増幅することで、CM専用放
送の選局を行う。復調回路33bは、送信装置の伝送用
変換装置14に対応する復調処理を施して、デコード回
路34bに出力する。デコード回路34bは、復調回路
33bで復調された広告情報のうち、映像についてデス
クランブルおよびデインターリーブ等の処理を行って元
の符号列に戻し、さらに誤り訂正およびビット伸長等を
行って情報ソース11内の元の映像に戻す処理を行うと
ともに、音声について、バンドパスフィルタを通してP
CM副搬送波を取り出し、さらにPCM符号列のディジ
タル信号に波形整形して情報ソース11内の元の音声に
戻すようになっている。
【0097】CM管理部47は、広告情報に含まれるヘ
ッダデータDH1(図4)を参照して記録装置46内に
広告情報を蓄積していく。記録装置46に対して広告情
報を記録するとき、CM管理部47は上述のヘッダデー
タDH1を参照し、既に記録装置46に記録した広告内
容と同一の広告内容については、記録装置46に対する
記録動作は行わない。つまり、CM判定回路42は、ヘ
ッダデータDH1を参照して新規な広告内容であるとき
には新規に記録装置46に記録し、また、既に記録装置
46に記録されている広告主の同一カテゴリに属する広
告内容であって、そのカテゴリについての新しい商業広
告であるときには既に記録装置46に記録されている広
告内容を書き換えるのである。このようにしてCM管理
部47は記録装置46内に記録される広告情報の管理を
行うのである。
【0098】上記のようにチューナ/デコード回路21
とCM管理部47と記録装置46とにより、送信装置側
から送信される広告情報を受信装置20b内にダウンロ
ードすることが可能になるのである。
【0099】そして、情報処理部22におけるデータ出
力回路41は、記録装置46内に蓄積格納されている商
業広告を読み出してそれをディスプレイ装置30に出力
することができるように構成されている。すなわち、デ
ータ出力回路41が番組空き時間の時間帯であると判定
したときに、自動的に記録装置46から商業広告を順次
に読み出してディスプレイ装置30に出力するように構
成されているのである。この結果、ユーザは番組空き時
間に商業広告を視聴することが可能になる。つまり、番
組内容を含む放送を視聴しているユーザが、順次に放送
される番組を継続して視聴する限り、番組と番組との間
の空き時間に自動的に商業広告がディスプレイ装置30
に順次に再生されることになるのである。
【0100】また、ユーザがリモートコントロール器2
4に対して所定の操作を行うことで、制御部23がデー
タ出力回路41に記録装置46から商業広告を読み出し
て出力するように指令するため、ユーザは番組空き時間
だけでなく、いつでも希望するときに商業広告を視聴す
ることが可能なように構成されているのである。
【0101】そして、データ出力回路41が記録装置4
6から商業広告を読み出してディスプレイ装置30に対
して出力するとき、CM判定回路42はディスプレイ装
置30に供給される映像等が商業広告であることを認識
し、CMカウンタ43に対してカウント動作を行うよう
に指令する。これにより、CMカウンタ43が商業広告
のカウント動作を開始し、ディスプレイ装置30に出力
される商業広告の数または商業広告の累積視聴時間をカ
ウントする。このような構成により、CMカウンタ43
のカウント値に応じた視聴料の課金を行うことが可能に
なる。
【0102】<4.変形例>以上、この発明の放送番組
送受信システムについてのいくつかの実施の形態につい
て説明したが、この発明は上記各実施の形態で説明した
ものに限定されるものではない。
【0103】例えば、第3の実施の形態において送信装
置側が常にCM専用放送を送信し続けるのではなく、所
定期間ごとに一定時間だけCM専用放送を送信するよう
に構成してもよい。この場合、受信装置20bにおいて
CM専用放送を受信したときに広告情報を記録装置46
に記録しておけば、CM専用放送が送信されていない時
間帯においても記録装置46から広告情報を読み出して
再生することが可能である。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、受信装置が、商業広告を含む第1の放送
内容と、商業広告を含まない第2の放送内容とのうちの
いずれか一方を選択して所定のディスプレイ装置に出力
する際、その出力する内容が商業広告であるか否かを判
定して、商業広告であると判定された商業広告の数また
は商業広告を出力する時間をカウントするように構成さ
れているため、商業広告の視聴形態をユーザ自身が決定
できるとともに、受信装置において、ユーザの商業広告
の視聴量をカウントすることが可能になる。この結果、
ユーザの商業広告視聴量に応じて課金を行うことが可能
になる。
【0105】請求項2に記載の発明によれば、受信装置
が、所定の記憶媒体に記憶されている商業広告を読み出
して所定のディスプレイ装置に出力するとともに、その
ディスプレイ装置に出力される商業広告の数または商業
広告を出力する時間をカウントするように構成されてい
るため、商業広告の視聴形態をユーザ自身が決定できる
とともに、受信装置において、ユーザの商業広告の視聴
量をカウントすることが可能になる。また、ユーザが希
望する時間帯にいつでも商業広告を視聴することが可能
になる。この結果、ユーザの商業広告視聴量に応じて課
金を行うことが可能になる。
【0106】請求項3に記載の発明によれば、受信装置
が、商業広告に含まれる所定のヘッダデータに基づいて
記録手段に記録される商業広告を更新するため、記録手
段には常に有効かつ最新の商業広告を記録しておくこと
が可能になる。
【0107】請求項4に記載の発明によれば、受信装置
が、カウント結果を所定の放送局に対して送信するよう
に構成されているため、放送局では各ユーザの商業広告
視聴量を把握することが可能になる。
【0108】請求項5に記載の発明によれば、ディスプ
レイ装置に出力する内容が商業広告であるか否かを判定
し、商業広告であると判定された商業広告の数または商
業広告を出力する時間をカウントするように構成されて
いるため、ユーザの商業広告の視聴量をカウントするこ
とが可能になる。この結果、ユーザの商業広告視聴量に
応じて課金を行うことが可能になる。
【0109】請求項6に記載の発明によれば、所定の記
憶媒体に記憶されている商業広告を読み出してディスプ
レイ装置に出力するように構成されているため、ユーザ
が希望する時間帯にいつでも商業広告を視聴することが
可能になり、また、その際の商業広告の視聴量をカウン
トすることもできる。この結果、ユーザの商業広告視聴
量に応じて課金を行うことが可能になる。
【0110】請求項7に記載の発明によれば、商業広告
に含まれる所定のヘッダデータに基づいて記録手段に記
録される商業広告を更新する手段をさらに備えるため、
記録手段には常に有効かつ最新の商業広告を記録してお
くことが可能になる。
【0111】請求項8に記載の発明によれば、カウント
結果を所定の放送局に対して送信するように構成されて
いるため、放送局では各ユーザの商業広告視聴量を把握
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放送番組送受信システムの概要を示すブロック
図である。
【図2】送信装置の内部構造の一例を示すブロック図で
ある。
【図3】受信装置の内部構造の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】広告情報のヘッダデータの一例を示す図であ
る。
【図5】各番組内容の一例を示す図である。
【図6】各広告内容の一例を示す図である。
【図7】商業広告を含む放送内容(CMあり放送番組)
と商業広告を含まない放送内容(CMなし放送番組)と
を示す図である。
【図8】CM判定回路が広告情報を記録装置へ記録する
動作説明するための図である。
【図9】番組と番組との間の空き時間に自動的に商業広
告が再生される概念を示す図である。
【図10】送信装置の内部構造の一例を示すブロック図
である。
【図11】受信装置の内部構造の一例を示すブロック図
である。
【図12】編成部にて構造化される各放送内容の一例を
示す図である。
【図13】ユーザが視聴することになる放送内容を概念
的に示す図である。
【図14】受信装置の内部構造の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 放送番組送受信システム 10,10a 送信装置 11 情報ソース 12 編成部 12a 第1編成部 12b 第2編成部 12c 時間差設定部 12d 第3編成部 13 送信用バッファ 14 伝送用変換装置 20,20a,20b 受信装置 21 チューナ/デコード回路 22 情報処理部 23 制御部 30 ディスプレイ装置 41 データ出力回路 42 CM判定回路 43 CMカウンタ 44 オンライン送信部 46 記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 和彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 川端 明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA23 AA30 BA14 BA27 CA02 CA09 CB08 DA04 5C064 BA01 BB01 BC03 BC18 BC23 BD04 BD08 BD13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置から放送番組を送信し、受信装
    置にて前記放送番組を受信して再生する放送番組送受信
    システムであって、 前記送信装置は、 商業広告を含む第1の放送内容と、商業広告を含まない
    第2の放送内容とを生成する手段と、 前記第1の放送内容と前記第2の放送内容とのぞれぞれ
    を送信する送信手段と、を備え、 前記受信装置は、 前記第1の放送内容と前記第2の放送内容とのうちのい
    ずれか一方を選択して所定のディスプレイ装置に出力す
    る手段と、 前記ディスプレイ装置に出力する内容が商業広告である
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段において商業広告であると判定された商業
    広告の数または商業広告を前記ディスプレイ装置に出力
    する時間をカウントするカウント手段と、を備えること
    を特徴とする放送番組送受信システム。
  2. 【請求項2】 送信装置から放送番組を送信し、受信装
    置にて前記放送番組を受信して再生する放送番組送受信
    システムであって、 前記送信装置は、 所定の番組内容を含み、商業広告を含まない放送内容を
    生成する手段と、 前記放送内容を送信する送信手段と、を備え、 前記受信装置は、 所定の記憶媒体に記憶されている商業広告を読み出して
    所定のディスプレイ装置に出力する手段と、 前記ディスプレイ装置に出力される商業広告の数または
    商業広告を前記ディスプレイ装置に出力する時間をカウ
    ントするカウント手段と、を備えることを特徴とする放
    送番組送受信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の放送番組送受信システ
    ムにおいて、 前記受信装置は、商業広告に含まれる所定のヘッダデー
    タに基づいて前記記録手段に記録される商業広告を更新
    することを特徴とする放送番組送受信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の放送番組送受信システムにおいて、 前記受信装置は、 前記カウント手段におけるカウント結果を所定の放送局
    に対して送信する送信手段、をさらに備えることを特徴
    とする放送番組送受信システム。
  5. 【請求項5】 放送番組を受信して所定のディスプレイ
    装置に出力する受信装置であって、 前記ディスプレイ装置に出力する内容が商業広告である
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段において商業広告であると判定された商業
    広告の数または商業広告を前記ディスプレイ装置に出力
    する時間をカウントするカウント手段と、を備えること
    を特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の受信装置において、 所定の記憶媒体に記憶されている商業広告を読み出して
    前記ディスプレイ装置に出力する手段、をさらに備える
    ことを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の受信装置において、 商業広告に含まれる所定のヘッダデータに基づいて前記
    記録手段に記録される商業広告を更新する手段、をさら
    に備えることを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の受信装置において、 前記カウント手段におけるカウント結果を所定の放送局
    に対して送信する送信手段、をさらに備えることを特徴
    とする受信装置。
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