JP2001053236A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001053236A
JP2001053236A JP11227710A JP22771099A JP2001053236A JP 2001053236 A JP2001053236 A JP 2001053236A JP 11227710 A JP11227710 A JP 11227710A JP 22771099 A JP22771099 A JP 22771099A JP 2001053236 A JP2001053236 A JP 2001053236A
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voltage
circuits
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Masahiko Tomizawa
雅彦 富沢
Shinichiro Masuda
信一郎 益田
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のSRAMマクロセルを搭載する論理付
メモリ集積回路等の動作マージンを高め、論理付メモリ
集積回路を例えばキャッシュメモリとして含むコンピュ
ータシステム等の動作マージンを高める。 【解決手段】 SRAMマクロセルのXアドレスデコー
ダXDの両側つまり高温側及び低温側に一対のVCS発
生回路VCSGU及びVCSGDを配置するとともに、
これらのVCS発生回路の出力端子VCSU及びVCS
D間を結合しXアドレスデコーダXDのワード線駆動回
路WD0〜WD31の電流源を構成するバイポーラトラ
ンジスタのベースに内部電圧VCSを供給するための伝
達経路を、直列結合される抵抗RS1〜RS31により
構成し、該抵抗の抵抗値を適当な値に設定して、各ワー
ド線駆動回路に供給される内部電圧VCS0〜VCS3
1の電位を、その電流源のバイポーラトランジスタのベ
ースエミッタ電圧の変化にともなうカレントスイッチ回
路の出力振幅の変化を相殺すべく変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路装
置に関し、例えば、複数のSRAMマクロセルを搭載す
る論理付メモリ集積回路及びこれを含むコンピュータシ
ステムならびにその動作マージン及び信頼性の向上に利
用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】CMOS(相補型MOS)メモリセルが
格子配列されてなるメモリアレイと、バイポーラ回路及
びCMOS回路が組み合わされてなるバイCMOS論理
ゲートを基本素子とするXアドレスデコーダ等の周辺回
路とを備え、高速動作しうるスタティック型RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)がある。また、このようなスタ
ティック型RAMからなるSRAMマクロセルとゲート
アレイとを同一基板(チップ)面上に搭載する論理付メ
モリ集積回路があり、これらの論理付メモリ集積回路を
キャッシュメモリ等として含むコンピュータシステムが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、上記論理付メモリ集積回路に搭載され
るSRAMマクロセルの開発設計に従事し、次の問題点
に気付いた。すなわち、この論理付メモリ集積回路は、
例えば図1の実施例と同様に、17個のSRAMマクロ
セルSRAM0〜SRAM16を搭載し、各SRAMマ
クロセルの周辺回路を構成するバイCMOS論理ゲート
のそれぞれは、差動形態とされるバイポーラトランジス
タと、該差動トランジスタの共通結合されたエミッタ側
に設けられそのベースに内部電圧VCSを受けるバイポ
ーラトランジスタ及びそのエミッタ抵抗からなる電流源
とを含むカレントスイッチ回路を中心に構成される。
【0004】一方、SRAMマクロセルのそれぞれは、
図3の実施例のSRAMマクロセルSRAM0と同様
に、XアドレスデコーダXDの両側に配置された一対の
メモリアレイARYL及びARYRを備え、Xアドレス
デコーダXDは、例えばメモリアレイARYL及びAR
YRの16本のワード線WL又はWRに対応して設けら
れ、それぞれがバイCMOS論理ゲートを基本素子とす
る32個のワード線駆動回路WD0〜WD31を含む。
また、SRAMマクロセルは、XアドレスデコーダXD
の上端及び下端側に配置された一対のVCS発生回路V
CSGU及びVCSGDを備え、XアドレスデコーダX
Dのワード線駆動回路WD0〜WD31の電流源を構成
するバイポーラトランジスタのベースには、VCS発生
回路VCSGU及びVCSGDの出力端子を共通結合す
べく配置された伝達経路を介して、所定の内部電圧VC
Sが共通に供給される。
【0005】周知のように、バイCMOS論理ゲートの
カレントスイッチ回路を構成する差動トランジスタは、
そのいずれか一方が選択的にオン状態となり、上記電流
源により得られる動作電流を常に流す。このため、バイ
CMOS論理ゲートの論理動作が高速化され、SRAM
マクロセルの高速動作が可能となるが、その一方では多
数のバイCMOS論理ゲートを含むSRAMマクロセル
の動作電流が大きくなり、その発熱量が大きくなって、
基板面の温度上昇を招く。また、このような基板面の温
度上昇は、各マクロセルや論理部の配置位置等によって
場所ごとに異なり、基板CHIP面には例えば図2の実
施例と同様な温度差が生じる。
【0006】基板面におけるSRAMマクロセルの使用
環境温度の上昇は、各VCS発生回路を構成するバイポ
ーラトランジスタのベースエミッタ電圧を変化させ、そ
の出力電圧たる内部電圧VCSの電位を変化させるとと
もに、各バイCMOS論理ゲートの電流源を構成するバ
イポーラトランジスタのベースエミッタ電圧を変化さ
せ、カレントスイッチ回路の差動トランジスタに対する
動作電流を変化させて、カレントスイッチ回路としての
出力振幅を変化させる原因となる。
【0007】すなわち、バイポーラトランジスタのベー
スエミッタ電圧は、周知のように、これを含む回路の使
用環境温度が高くなるに従って小さくなり、低くなるに
従って大きくなる。また、バイCMOS論理ゲートのカ
レントスイッチ回路を構成する電流源の電流値は、各電
流源を構成するバイポーラトランジスタのベースエミッ
タ電圧が大きくなるに従って小さくなり、小さくなるに
従って大きくなるが、逆に内部電圧VCSの電位が高く
なると大きくなり、低くなると小さくなる。バイCMO
S論理ゲートを構成するカレントスイッチ回路の出力振
幅は、電流源の電流値が大きくなることで大きくなり、
小さくなることで小さくなる。これらの結果、各カレン
トスイッチ回路の出力振幅が不揃いとなって、多数のバ
イCMOS論理ゲートを含むSRAMマクロセルの動作
マージンが小さくなるとともに、場合によってはカレン
トスイッチ回路の出力信号を受けるCMOS回路のゲー
ト耐圧を超えて、その耐圧破壊を招く原因ともなる。こ
の結果、複数のSRAMマクロセルを搭載する論理付メ
モリ集積回路ひいてはこれを含むコンピュータシステム
等の動作マージンが圧縮され、その信頼性が低下する。
【0008】これに対処するため、上記論理付メモリ集
積回路では、VCS発生回路VCSGU及びVCSGD
の回路構成を、その出力電圧たる内部電圧VCSの電位
が、使用環境温度の上昇を受けて所定の割合で低くな
り、逆に使用環境温度の低下を受けて所定の割合で高く
なるべく設計することで、使用環境温度の変化にともな
うワード線駆動回路WD0〜WD31のカレントスイッ
チ回路の出力振幅の変化を抑制し、動作マージン及び信
頼性の確保を図ってきた。
【0009】ところが、図8(a)に例示されるよう
に、基板面の温度分布が均等、つまりSRAMマクロセ
ルのXアドレスデコーダの各ワード線駆動回路における
温度がその配置位置に応じて直線状に高くなるような場
合は、図8(b)に例示されるように、VCS発生回路
VCSGU及びVCSGD間の伝達経路の配線抵抗を利
用して、各ワード線駆動回路に供給される内部電圧VC
Sの電位をほぼ直線状に変化させ、図8(c)に例示さ
れるように、各ワード線駆動回路の電流源を構成するバ
イポーラトランジスタのベースエミッタ電圧Vbeの変
化にともなう電流値の変化を相殺して、図8(d)に例
示されるように、各ワード線駆動回路のカレントスイッ
チ回路の出力振幅をほぼ一定に保つことができる。
【0010】しかし、図9(a)に例示されるように、
基板面の温度分布が不均等、つまり各ワード線駆動回路
における使用環境温度の変化が図2のように直線的でな
い場合には、図9(c)に例示されるように、各ワード
線駆動回路の電流源を構成するバイポーラトランジスタ
のベースエミッタ電圧Vbeも不均等に変化して、図9
(d)に例示されるように、カレントスイッチ回路の出
力振幅が比較的大きく変化する。この結果、SRAMマ
クロセルの動作マージン及び信頼性を充分に高めること
ができず、論理付メモリ集積回路ひいてはこれを含むコ
ンピュータシステムの動作マージン及び信頼性を充分に
改善できない。
【0011】この発明の目的は、複数のSRAMマクロ
セルを搭載する論理付メモリ集積回路等の動作マージン
及び信頼性を高め、論理付メモリ集積回路を含むコンピ
ュータシステム等の動作マージン及び信頼性を高めるこ
とにある。
【0012】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、例えばコンピュータシステム
にキャッシュメモリ等として含まれ、複数のSRAMマ
クロセルを搭載する論理付メモリ集積回路等において、
各SRAMマクロセルのXアドレスデコーダの両側つま
り高温側及び低温側に一対のVCS発生回路を配置する
とともに、これらのVCS発生回路の出力端子間を結合
しXアドレスデコーダの各ワード線駆動回路のバイCM
OS論理ゲートの電流源を構成するバイポーラトランジ
スタのベースに内部電圧VCSを供給するための伝達経
路を、直列結合される所定数の抵抗により構成し、その
抵抗値を適当な値に設定して、各ワード線駆動回路に供
給される内部電圧VCSの電位を、電流源のバイポーラ
トランジスタのベースエミッタ電圧の変化にともなうカ
レントスイッチ回路の出力振幅の変化を相殺すべく変化
させる。
【0014】上記手段によれば、基板面の温度分布が不
均等な場合でも、VCS発生回路から各ワード線駆動回
路に供給される内部電圧VCSの電位を不均等に変化さ
せ、電流源のバイポーラトランジスタのベースエミッタ
電圧が変化されることにともなうワード線駆動回路のカ
レントスイッチ回路の出力振幅の変化を相殺して、カレ
ントスイッチ回路の後段に設けられるCMOS回路の論
理動作を安定化し、CMOS回路を構成するMOSFE
Tの耐圧破壊を防止することができる。この結果、SR
AMマクロセルの動作マージン及び信頼性を高めること
ができ、これによって論理付メモリ集積回路等ひいては
これを含むコンピュータシステム等の動作マージン及び
信頼性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
論理付メモリ集積回路(半導体集積回路装置)の一実施
例の基板配置図が示され、図2には、その基板面の一実
施例の温度分布図が示されている。また、図3には、図
1の論理付メモリ集積回路に搭載されるSRAMマクロ
セルSRAM0の一実施例の拡大配置図が示されてい
る。これらの図をもとに、まずこの実施例の論理付メモ
リ集積回路の構成及び基板配置と半導体基板CHIP面
の温度分布ならびにSRAMマクロセルSRAM0〜S
RAM15の構成及び配置の概要を説明する。なお、基
板配置及び温度分布に関する以下の記述では、図1ない
し図3の位置関係をもって半導体基板CHIP面での上
下左右を表す。また、図3では、SRAMマクロセルS
RAM0の説明をもってSRAMマクロセルSRAM0
〜SRAM15を説明するが、半導体基板CHIP面の
下側に配置されるSRAMマクロセルSRAM8〜SR
AM15は、SRAMマクロセルSRAM0〜SRAM
7とは対称配置される。
【0016】図1において、この実施例の論理付メモリ
集積回路は、特に制限されないが、合計17個のSRA
M0〜SRAM16と、これらのSRAMマクロセルの
隙間に配置された多数のゲートアレイからなる論理部L
Cとを備える。
【0017】ここで、論理付メモリ集積回路に搭載され
るSRAMマクロセルSRAM0〜SRAM15のそれ
ぞれは、図3のSRAMマクロセルSRAM0に代表さ
れるように、そのレイアウト所要面積の大半を占めて配
置される一対のメモリアレイARYL及びARYRをそ
の基本構成要素とする。メモリアレイARYL及びAR
YRの中間には、XアドレスデコーダXDが配置され
る。また、メモリアレイARYL及びARYRの上部に
は、内部電圧発生回路VGL及びVGRがそれぞれ配置
され、その下部には、YアドレスデコーダYDL,Yス
イッチYSLならびにデータ入出力回路IOLあるいは
YアドレスデコーダYDR,YスイッチYSRならびに
データ入出力回路IORがそれぞれ配置される。
【0018】SRAMマクロセルSRAM0を構成する
メモリアレイARYL及びARYRは、特に制限されな
いが、図の水平方向に平行して配置される実質512本
のワード線WL又はWRと、図の垂直方向に平行して配
置される所定数のビット線BL又はBRとをそれぞれ含
む。これらのワード線及びビット線の交点には、それぞ
れ一対のCMOSインバータが交差結合されてなるラッ
チ回路を中心とする多数のCMOSメモリセルが、それ
ぞれ格子状に配置される。
【0019】この実施例において、SRAMマクロセル
SRAM0のメモリアレイARYL及びARYRを構成
する512本のワード線WL及びWRは、16本を単位
としてグループ分割され、その内側においてXアドレス
デコーダXDの対応するワード線駆動回路WD0〜WD
31に結合される。ワード線駆動回路WD0〜WD31
は、後述するように、バイCMOS論理ゲートを基本に
構成されメモリアレイARYL及びARYRの16本の
ワード線WL又はWRに対応して設けられる16個の単
位ワード線駆動回路と、これらの単位ワード線駆動回路
に共通に設けられる1個の電流源回路とをそれぞれ含
む。また、ワード線駆動回路WD0〜WD31の各単位
ワード線駆動回路は、電流源回路を構成するトランジス
タとともにカレントスイッチ回路を構成するバイポーラ
トランジスタをそれぞれ含み、各電流源回路は、これら
のカレントスイッチ回路を構成する差動トランジスタの
共通結合されたエミッタ側に設けられるバイポーラトラ
ンジスタとエミッタ抵抗とを含む。なお、ワード線駆動
回路WD0〜WD31ならびにその各単位ワード線駆動
回路の具体的構成及び動作については、後で詳細に説明
する。
【0020】SRAMマクロセルSRAM0は、さら
に、XアドレスデコーダXDの上端側及び下端側にそれ
ぞれ配置される2個のソース回路、つまりVCS発生回
路VCSGU(第1のソース回路)及びVCSGD(第
2のソース回路)を備える。これらのVCS発生回路
は、外部から供給される電源電圧をもとに所定電位を中
心電位とする比較的安定した内部電圧VCSをそれぞれ
生成し、シンク回路となるXアドレスデコーダXDのワ
ード線駆動回路WD0〜WD31、つまりその電流源を
構成するバイポーラトランジスタのベースに供給する。
【0021】後述するように、XアドレスデコーダXD
のワード線駆動回路WD0〜WD31の各カレントスイ
ッチ回路を構成する差動トランジスタは、そのいずれか
一方が選択的にオン状態となり、各カレントスイッチ回
路には、対応する電流源により得られる動作電流が常に
流される。このため、バイCMOS論理ゲートの動作が
高速化され、SRAMマクロセルの高速動作が可能とな
るが、その一方では、多数のカレントスイッチ回路を含
むSRAMマクロセルの動作電流が大きくなりその発熱
量が大きくなって、基板面の温度上昇を招く。また、こ
のような基板面の温度上昇は、SRAMマクロセルや論
理部の配置位置等により場所ごとに異なり、基板CHI
P面には、図2に例示されるような温度差が生じる。
【0022】すなわち、この実施例の論理付メモリ集積
回路の場合、半導体基板CHIP面の温度は、特に制限
されないが、SRAMマクロセルSRAM16が配置さ
れるその中央部において最も高い約48℃となる。ま
た、その上辺及び下辺に沿った部分では、最も低い約1
6℃となり、上辺に沿って配置されるSRAMマクロセ
ルSRAM0〜SRAM3とSRAM4〜SRAM7の
間、ならびに下辺に沿って配置されるSRAMマクロセ
ルSRAM12〜SRAM15とSRAM8〜SRAM
11の間では、中間的な約36℃の温度となる。
【0023】これにより、例えばSRAMマクロセルS
RAM0のVCS発生回路VCSGUが配置される上端
部と、VCS発生回路VCSGDが配置されるその下端
部との間には、約16℃の温度差が生じ、VCS発生回
路VCSGU及びVCSGDにより生成される内部電圧
VCSには、上記温度差に応じた電位差が生じる。ま
た、SRAMマクロセルSRAM0の上端部から下端部
に至る温度分布は、等温線の密度から明らかなように、
不均等なものとなり、これに応じて前記Xアドレスデコ
ーダXDのワード線駆動回路WD0〜WD31の電流源
を構成するバイポーラトランジスタのベースエミッタ電
圧が不均等に変化する。
【0024】これに対処するため、この実施例の論理付
メモリ集積回路では、例えばSRAMマクロセルSRA
M0の上端部に設けられるVCS発生回路VCSGUと
下端部に設けられるVCS発生回路VCSGDとの間
に、所定数の抵抗が直列結合されてなる内部電圧VCS
の伝達経路が設けられ、この伝達経路を構成する抵抗の
抵抗値が、ワード線駆動回路WD0〜WD31の電流源
を構成するバイポーラトランジスタのベースエミッタ電
圧の不均等な変化を補償すべく適当な値に設定される
が、このことについては、後で詳細に説明する。
【0025】図4には、図3のSRAMマクロセルSR
AM0に含まれるVCS発生回路VCSGU及びVCS
GDの一実施例の回路図が示されている。同図をもと
に、SRAMマクロセルSRAM0に含まれるVCS発
生回路VCSGU及びVCSGDの具体的構成及び動作
ならびにその動作特性について説明する。なお、VCS
発生回路VCSGU及びVCSGDは、同一の回路構成
とされるため、VCS発生回路VCSGUの説明をもっ
てVCS発生回路VCSGDを説明する。また、SRA
MマクロセルSRAM0を除く他のSRAMマクロセル
SRAM1〜SRAM16にも、同一構成のVCS発生
回路VCSGU及びVCSGDがそれぞれ含まれる。さ
らに、以下の回路図において、図示されるMOSFET
(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細
書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの総称とする)はすべてPチャンネル型であ
り、図示されるバイポーラトランジスタはすべてNPN
型である。
【0026】図4において、VCS発生回路VCSGU
は、特に制限されないが、同一サイズで形成される2個
のバイポーラトランジスタ(以下、単にトランジスタと
略称する)T1及びT2を含む。このうち、トランジス
タT1のコレクタは、ダイオード形態とされるPチャン
ネルMOSFET(以下、単にMOSFETと略称す
る)P1を介して高電位側電源電圧VCCに結合され、
そのエミッタは、抵抗R1及びR2を介して低電位側電
源電圧VEEに結合される。なお、高電位側電源電圧V
CCは、特に制限されないが、接地電位つまり0V(ボ
ルト)とされ、低電位側電源電圧VEEは、−3.85
Vのような負電位とされる。
【0027】一方、トランジスタT2のコレクタは、ト
ランジスタT1のベースに結合されるとともに、MOS
FETP2を介して高電位側電源電圧VCCに結合され
る。また、そのエミッタは、低電位側電源電圧VEEに
結合され、そのベースは、上記抵抗R1及びR2の共通
ノードに結合される。MOSFETP2のゲートは、上
記MOSFETP1のゲートに共通結合される。これに
より、MOSFETP1及びP2は、いわゆるカレント
ミラー結合され、トランジスタT1及びT2に対してそ
のサイズ比に応じた一定のソース・ドレイン電流を流
す。
【0028】VCS発生回路VCSGUは、さらに、そ
のベースが上記トランジスタT1のベース、つまりトラ
ンジスタT2のコレクタに結合されるトランジスタT4
を含む。このトランジスタT4のコレクタは、ダイオー
ド形態とされるトランジスタT3を介して高電位側電源
電圧VCCに結合され、そのエミッタは、抵抗R3を介
して低電位側電源電圧VEEに結合される。トランジス
タT4のエミッタにおける電位は、その出力電圧つまり
内部電圧VCSUとなる。
【0029】これらのことから、VCS発生回路VCS
GUの出力電圧たる内部電圧VCSUの電位は、トラン
ジスタT4つまりT1のベース電位よりもそのベースエ
ミッタ電圧Vbe4分だけ低い電位となり、このトラン
ジスタT4のベース電位は、トランジスタT1のエミッ
タ電位よりもそのベースエミッタ電圧Vbe1分だけ高
い電位となる。また、トランジスタT1のエミッタ電位
は、トランジスタT2のベース電位よりも抵抗R1によ
る電圧降下分だけ高い電位となり、トランジスタT2の
ベース電位は、そのエミッタ電位つまり低電位側電源電
圧VEEよりもそのベースエミッタ電圧Vbe2分だけ
高い電位となる。
【0030】これにより、内部電圧VCSUの電位VC
SUは、低電位側電源電圧VEEの電位をVEEとし、
MOSFETP1から抵抗R1に流される定電流の値を
I1とし、抵抗R1の抵抗値をR1とするとき、 VCSU=VEE+Vbe2+I1×R1+Vbe1−Vbe4……(1) となる。しかし、例えば、 Vbe2=Vbe1=Vbe4=Vbe とすると、上記(1)式は、 VCSU=VEE+Vbe+I1×R1…………………………………(2) となり、低電位側電源電圧VEEの電位VEEとベース
エミッタ電圧Vbeをその変動要因として含むだけとな
る。
【0031】周知のように、バイポーラトランジスタの
ベースエミッタ電圧Vbeは、それを含む回路の使用環
境温度が高くなると小さくなり、低くなると大きくな
る。このため、上記(2)式によって得られる内部電圧
VCSUの電位は、使用環境温度が高くなると低くな
り、低くなると高くなるものとなる。
【0032】この実施例において、内部電圧VCSUの
変動要因となる低電位側電源電圧VEEの電位VEE及
びバイポーラトランジスタのベースエミッタ電圧Vbe
は、後述するXアドレスデコーダXDのワード線駆動回
路WD0〜WD31の電流源回路の動作特性によって打
ち消され、基板面の温度分布が均等である限りにおいて
は問題とならないが、このことについては後で説明す
る。
【0033】一方、XアドレスデコーダXDの下端側に
設けられるVCS発生回路VCSGDは、同様な回路構
成をもとに同様な出力特性を有する内部電圧VCSDを
生成し、その出力端子VCSDに出力する。このVCS
発生回路VCSGDの出力端子VCSDは、特に制限さ
れないが、31個の抵抗RS1〜RS31(抵抗手段)
からなる伝達経路を介して、上記VCS発生回路VCS
GUの出力端子VCSUに結合される。抵抗RS1の一
方の端子つまり上部端子ならびに抵抗RS1〜RS31
の他方の端子つまり下部端子における電位は、内部電圧
VCS0ならびにVCS1〜VCS31として、Xアド
レスデコーダXDの対応するワード線駆動回路WD0〜
WD31にそれぞれ供給される。伝達経路の具体的構成
及び動作についても、その効果を含めて後で詳細に説明
する。
【0034】図5には、図3のSRAMマクロセルSR
AM0に含まれるXアドレスデコーダXDの一実施例の
部分的な回路図が示されている。同図をもとに、SRA
MマクロセルSRAM0のXアドレスデコーダXDの具
体的構成及び動作ならびにその動作特性について説明す
る。なお、以下の記述では、ワード線駆動回路WD0の
説明をもってXアドレスデコーダXDのワード線駆動回
路WD0〜WD31を説明し、単位ワード線駆動回路U
WD0の説明をもってワード線駆動回路WD0の単位ワ
ード線駆動回路UWD0〜UWDF(ここで、例えば単
位ワード線駆動回路等の10を超える追番については、
アルファベットで表す場合がある。以下同様)を説明す
る。言うまでもなく、SRAMマクロセルSRAM1〜
SRAM16にも、同様な構成のXアドレスデコーダX
Dが含まれる。
【0035】図5において、XアドレスデコーダXD
は、前記のように、メモリアレイARYL及びARYR
のそれぞれ16本ずつのワード線に対応して設けられる
32個のワード線駆動回路WD0〜WD31を備え、こ
れらのワード線駆動回路のそれぞれは、図のワード線駆
動回路WD0に代表されるように、メモリアレイARY
L及びARYRのワード線WL00〜WL0Fならびに
WR00〜WR0Fに対応して設けられる16個の単位
ワード線駆動回路UWD0〜UWDFと、該単位ワード
線駆動回路に共通に設けられる電流源回路CSとを含
む。
【0036】ここで、ワード線駆動回路WD0の電流源
回路CSは、特に制限されないが、そのベースに前記内
部電圧VCSを受けるトランジスタT25を含む。この
トランジスタT25は、そのエミッタ及び低電位側電源
電圧VEE間に設けられるエミッタ抵抗R21とともに
電流源を構成し、そのコレクタ側に設けられるトランジ
スタT23及びT24と後述する単位ワード線駆動回路
UWD0〜UWDFのトランジスタT11とからなるカ
レントスイッチ回路に対して、所定の動作電流を流す。
このとき、該電流源により得られる動作電流の値I21
が、内部電圧VCS0の電位をVCS0とし、トランジ
スタT25のベースエミッタ電圧をVbe25とし、エ
ミッタ抵抗R21の抵抗値をR21とするとき、 I21=(VCS0−Vbe25−VEE)/R21…………………(3) となることは言うまでもない。
【0037】電流源回路CSを構成するトランジスタT
25のコレクタは、トランジスタT23及びT24の共
通結合されたエミッタに結合されるとともに、単位ワー
ド線駆動回路UWD0〜UWDFを構成するトランジス
タT11のエミッタに共通結合される。トランジスタT
23及びT24の共通結合されたコレクタは、トランジ
スタT22及びT21を介して高電位側電源電圧VCC
に結合される。また、トランジスタT23のベースに
は、図示されないプリデコーダからブロック選択信号B
SA0〜BSA3の対応するビットつまりブロック選択
信号BSA0が供給され、トランジスタT24のベース
には、ブロック選択信号BSB0〜BSB7の対応する
ビットつまりブロック選択信号BSB0が供給される。
【0038】なお、ブロック選択信号BSA0〜BSA
3ならびにBSB0〜BSB7は、他のワード線駆動回
路WD1〜WD31の電流源回路CSを構成するトラン
ジスタT23及びT24のベースにも所定の組み合わせ
で順次供給される。また、これらのブロック選択信号
は、通常すべて所定のハイレベルとされ、Xアドレス信
号の所定ビットに従ってそれぞれ択一的に所定のロウレ
ベルとされる。
【0039】次に、ワード線駆動回路WD0の単位ワー
ド線駆動回路UWD0〜UWDFのそれぞれは、特に制
限されないが、図の単位ワード線駆動回路UWD0に代
表されるように、そのエミッタが電流源回路CSを構成
するトランジスタT23及びT24のエミッタに共通結
合されるトランジスタT11と、該トランジスタT11
のコレクタ及び高電位側電源電圧VCC間に設けられる
コレクタ抵抗R11とを含む。単位ワード線駆動回路U
WD0〜UWDFを構成するトランジスタT11のベー
スには、図示されないプリデコード信号からワード線選
択信号WS0〜WSFの対応するビットがそれぞれ供給
される。
【0040】なお、ワード線選択信号WS0〜WSF
は、通常すべて所定のロウレベルとされ、Xアドレス信
号の他の所定ビットに従って択一的に所定のハイレベル
とされる。この実施例において、ワード線選択信号WS
0〜WSFのハイレベルは、ブロック選択信号BSA0
〜BSA3ならびにBSB0〜BSB7のハイレベルよ
り低く、かつそのロウレベルよりも高いレベルとされ
る。また、ワード線選択信号WS0〜WSFのロウレベ
ルは、ブロック選択信号BSA0〜BSA3ならびにB
SB0〜BSB7のロウレベルと同一レベルとされる。
【0041】ワード線駆動回路WD0の単位ワード線駆
動回路UWD0〜UWDFを構成するトランジスタT1
1のコレクタは、さらに、PチャンネルMOSFETP
11及びNチャンネルMOSFETN11からなるCM
OSインバータの入力端子に結合されるとともに、Nチ
ャンネルMOSFETN12を介してNチャンネルMO
SFETN13のゲートに結合される。MOSFETP
11及びN11からなるCMOSインバータの出力端子
は、プルアップ用トランジスタT12のベースに結合さ
れ、MOSFETN13のソースは、プルダウン用トラ
ンジスタT13のベースに結合される。また、MOSF
ETN12のゲートは、高電位側電源電圧VCCに結合
され、MOSFETN13のソースは、さらにNチャン
ネルMOSFETN14を介して内部電圧供給点VSX
Dに結合される。
【0042】プルアップ用トランジスタT12のコレク
タは、高電位側電源電圧VCCに結合される。また、そ
のエミッタは、メモリアレイARYL及びARYRの対
応するワード線WL00〜WL0FならびにWR00〜
WR0Fにそれぞれ共通結合されるとともに、対応する
NチャンネルMOSFETN14のゲートに結合され
る。プルダウン用トランジスタT13のコレクタは、プ
ルアップ用トランジスタT12のエミッタ、つまりメモ
リアレイARYL及びARYRの対応するワード線WL
00〜WL0FならびにWR00〜WR0Fにそれぞれ
結合され、そのエミッタは、内部電流供給点IDCXD
に結合される。MOSFETN13のゲート及び内部電
流供給点IBXD2間には、ダイオードD11が設けら
れ、メモリアレイARYL及びARYRのワード線WL
00及びWR00と内部電流供給点IBXDとの間に
は、ダイオードD12が設けられる。
【0043】これらのことから、ワード線駆動回路WD
0の単位ワード線駆動回路UWD0〜UWDFを構成す
るトランジスタT11は、電流源回路CSを構成するト
ランジスタT23及びT24とともにカレントスイッチ
回路を構成し、対応するブロック選択信号BSA0〜B
SA3ならびにBSB0〜BSB7とワード線選択信号
WS0〜WSFに従って選択的にオン状態とされる。
【0044】すなわち、例えばブロック選択信号BSA
0又はBSB0のいずれか一方又は両方が上記ハイレベ
ルとされるとき、対応するワード線駆動回路WD0で
は、電流源回路CSを構成するトランジスタT23又は
T24が、ワード線選択信号WS0〜WSFの論理レベ
ルに関係なくオン状態となり、単位ワード線駆動回路U
WD0〜UWDFを構成するトランジスタT11はすべ
てオフ状態となる。このため、各単位ワード線駆動回路
のトランジスタT11のコレクタ電位が高電位側電源電
圧VCCのようなハイレベルとなり、MOSFETP1
1及びN11からなるCMOSインバータの出力信号が
内部電圧VEXDのようなロウレベルとなって、プルア
ップ用トランジスタT12のベースに伝達される。
【0045】このとき、メモリアレイARYL及びAR
YRの対応するワード線WL00〜WL0FならびにW
R00〜WR0Fがハイレベルの選択レベルにあった場
合、トランジスタT11のコレクタ電位のハイレベルを
受けてMOSFETN13がオン状態となる。このた
め、プルダウン用トランジスタT13が強いオン状態と
なって、対応するワード線が急速に内部電圧IDCXD
のようなロウレベルとされるが、対応するワード線が所
定のロウレベルに達するとトランジスタT13は弱いオ
ン状態となり、ワード線のプルダウン動作を停止する。
この結果、対応するワード線のレベルは、最終的にプル
アップ用トランジスタT12のベース電位つまり内部電
圧VEXDよりそのベースエミッタ電圧分だけ低い例え
ば−2.7Vのようなロウレベルの非選択レベルとされ
る。
【0046】次に、対応するブロック選択信号BSA0
及びBSB0がともに上記ロウレベルとされると、ワー
ド線駆動回路WD0の単位ワード線駆動回路UWD0〜
UWDFでは、対応するワード線選択信号WS0〜WS
Fがハイレベルであることを条件に、トランジスタT1
1が選択的に強いオン状態となり、電流源回路CSのト
ランジスタT23及びT24はオフ状態に変わる。この
ため、各単位ワード線駆動回路のトランジスタT11の
コレクタ電位は、上記電流源により得られる動作電流の
値をI21とし、コレクタ抵抗R11の抵抗値をR11
とするとき、 VL=VCC−I21×R11=−I21×R11……………………(4) なるロウレベルVLに変化する。
【0047】各単位ワード線駆動回路では、トランジス
タT11のコレクタ電位のロウレベルVLを受けて、M
OSFETP11及びN11からなるCMOSインバー
タの出力信号が高電位側電源電圧VCCのようなハイレ
ベルとなり、プルアップ用トランジスタT12が強いオ
ン状態となる。また、トランジスタT11のコレクタ電
位のロウレベルVLを受けて、MOSFETN13がオ
フ状態となり、プルダウン用トランジスタT13が、そ
のベース電流供給経路を断たれてオフ状態に近づく。こ
の結果、メモリアレイARYL及びARYRの対応する
ワード線WL00〜WL0FならびにWR00〜WR0
Fは、プルアップ用トランジスタT12を介して急速に
チャージされ、最終的には高電位側電源電圧VCCより
もプルアップ用トランジスタT12のベースエミッタ電
圧分だけ低い、例えば−0.8Vのようなハイレベルの
選択レベルとされる。
【0048】ところで、ワード線駆動回路WD0の電流
源回路CSの電流源を構成するトランジスタT25のベ
ースに供給される内部電圧VCS0は、前記(2)式で
示した通り、低電位側電源電圧VEEの電位VEEとバ
イポーラトランジスタのベースエミッタ電圧Vbeをそ
の変動要因として含み、伝達経路を構成する抵抗RS1
〜RS31による降下分を含めなければ基本的に、 VCS0=VEE+Vbe+I1×R1 となる。
【0049】また、単位ワード線駆動回路UWD0〜U
WDFのカレントスイッチ回路の出力振幅、つまりカレ
ントスイッチ回路を構成するトランジスタT11のコレ
クタにおける信号振幅Wsは、そのハイレベルつまり高
電位側電源電圧VCCから上記(4)式のロウレベルV
Lを差し引いた値、つまり、 Ws=I21×R11 となり、これらの式中の電流I21は、上記(3)式で
示したように、 I21=(VCS0−Vbe25−VEE)/R21 となる。
【0050】したがって、上記(3)式中のVbe25
を、 Vbe25=Vbe とし、VCS0を上記(2)式に置き換えれば、 I21=(VCS0−Vbe−VEE)/R21 =[(VEE+Vbe+I1×R1)−Vbe−VEE]/R21 =I1×R1/R21 となり、電流源回路CSにより得られる動作電流I2
1、つまりは単位ワード線駆動回路UWD0〜UWDF
を構成するカレントスイッチ回路の出力振幅は、基板面
における温度分布が均等であることを条件に、電源電圧
及び温度変化による変動要因を含まない安定したものと
なる。しかし、実際には、前記図2で示したように、論
理付メモリ集積回路の半導体基板CHIP面、つまりそ
のXアドレスデコーダXDのワード線駆動回路WD0〜
WD31の配置方向における温度分布が不均等であるた
め、以下のような対策が必要となってくる。
【0051】図6には、図3のSRAMマクロセルSR
AM0の内部電圧VCSの供給経路を説明するための一
実施例の接続図が示されている。また、図7には、図3
のSRAMマクロセルSRAM0の温度分布が不均等で
ある場合の各部の温度特性を説明するための一実施例の
特性図が示されている。これらの図ならびに前記図8及
び図9をもとに、この実施例のSRAMマクロセルSR
AM0の内部電圧VCSの供給経路と各部の温度特性な
らびにその特徴について説明する。
【0052】まず、図6において、SRAMマクロセル
SRAM0は、前述のように、32個のワード線駆動回
路WD0〜WD31を含むXアドレスデコーダXDと、
その上端側及び下端側に設けられるVCS発生回路VC
SGU及びVCSGDとを備えるとともに、VCS発生
回路VCSGUの出力端子VCSUとVCS発生回路V
CSGDの出力端子VCSDとの間に設けられ、直列結
合される抵抗RS1〜RS31からなるVCS伝達経路
を備える。該伝達経路を構成する抵抗RS1の上部端子
ならびに抵抗RS1〜RS31の下部端子における電位
は、内部電圧VCS0ならびにVCS1〜VCS31と
してXアドレスデコーダXDの対応するワード線駆動回
路WD0〜WD31の電流源回路CSに供給される。
【0053】前記図2で示したように、SRAMマクロ
セルSRAM0の基板面のVCS発生回路VCSGU近
傍における温度は、図7(a)の左端に示されるよう
に、約20℃となり、VCS発生回路VCSGD近傍に
おける温度は、その右端に示されるように、約36℃と
なって、約16℃の温度差がある。また、VCS発生回
路VCSGU及びVCSGD間における基板面の温度分
布は、前述のように不均等な分布を呈し、この間の実質
的な温度変化は、図7(a)で明らかなように、ワード
線駆動回路WD31側に近づくに従って急峻なものとな
る。
【0054】一方、VCS発生回路VCSGU及びVC
SGDにより生成される内部電圧VCSU及びVCSD
の電位は、前述のように、各VCS発生回路の使用環境
温度が高くなるに従って低くなり、低くなるに従って高
くなる。このため、XアドレスデコーダXDの上端側つ
まりワード線駆動回路WD0側に配置されるVCS発生
回路VCSGUの出力電圧たる内部電圧VCSUの電位
は、図7(b)の左端に示されるように、例えば−2.
72V程度の比較的高い電位となるが、Xアドレスデコ
ーダXDの下端側つまりワード線駆動回路WD31側に
配置されるVCS発生回路VCSGDの出力電圧たる内
部電圧VCSDの電位は、その右端に示されるように、
例えば−2.745V程度の比較的低い電位となる。
【0055】本願発明者等がこの発明に先立って開発し
た論理付メモリ集積回路において、VCS発生回路VC
SGU及びVCSGDにより生成される内部電圧VCS
U及びVCSDは、一定の配線幅を有する供給配線を介
してワード線駆動回路WD0〜WD31に分配され、各
ワード線駆動回路に対する入力電圧つまり内部電圧VC
S0〜VCS31の電位は、前記図8及び図9で示した
通り、供給配線の抵抗値に応じて、しかもワード線駆動
回路WD31側に近づくに従ってほぼ直線的に低下す
る。このため、基板面の温度分布が均等である場合は、
図8(c)に示したように、電流源回路CSを構成する
トランジスタT25のベースエミッタ電圧Vbeが同様
に直線的に小さくなり、各ワード線駆動回路のカレント
スイッチ回路の出力振幅は、図8(d)に示したよう
に、ほぼ一定したものとなる。
【0056】ところが、基板面における温度分布が不均
等である場合には、図9(c)に示したように、各ワー
ド線駆動回路の電流源回路CSを構成するトランジスタ
T25のベースエミッタ電圧Vbeが同様に不均等に小
さくなり、カレントスイッチ回路の出力振幅は、図9
(d)に示したように、比較的大きく変化する。この結
果、後段のCMOSインバータの論理動作が不安定とな
り、SRAMマクロセルとしての動作マージンが圧縮さ
れるとともに、CMOSインバータを構成するMOSF
ETのゲート耐圧が問題となり、その信頼性が低下す
る。
【0057】これに対処するため、この実施例の論理付
メモリ集積回路では、各SRAMマクロセルのVCS発
生回路VCSGU及びVCSGD間のVCS伝達経路を
構成する抵抗RS1〜RS31の抵抗値が、図7(b)
に示されるように、その上部端子又は下部端子における
内部電圧VCS0〜VCS31の電位が基板面における
温度分布とは対称的な形で不均等に変化すべく設定され
る。
【0058】前記(3)式で示した通り、ワード線駆動
回路WD0〜WD31の電流源回路CSにより得られる
動作電流の値I21は、 I21=(VCS0−Vbe25−VEE)/R21 となり、対応する内部電圧VCS0の電位に比例して大
きくなる。また、ワード線駆動回路WD0〜WD31の
カレントスイッチ回路の出力振幅に相当するロウレベル
は、動作電流I21に比例して大きく、つまり電位的に
は低くなる。
【0059】このため、VCS発生回路VCSGU及び
VCSGD間のVCS伝達経路を構成する抵抗RS1〜
RS31の抵抗値が、上記のように、その上部端子又は
下部端子における内部電圧VCS0〜VCS31の電位
が基板面における温度分布とは対称的な形で不均等に変
化すべく設定されることで、各ワード線駆動回路の使用
環境温度、つまり電流源回路CSのトランジスタT25
のベースエミッタ電圧Vbeの変化にともなうカレント
スイッチ回路の出力振幅の変化が、内部電圧VCS0〜
VCS31の不均等な電位変化によって相殺され、ワー
ド線駆動回路WD0〜WD31のカレントスイッチ回路
の出力振幅は、図9(d)に示されるように、各ワード
線駆動回路の配置位置、つまりはその使用環境温度に関
係なくほぼ一定な値となる。この結果、カレントスイッ
チ回路の後段に設けられるCMOSインバータの論理動
作を安定化し、CMOSインバータを構成するMOSF
ETの耐圧破壊を防止することができるため、特に半導
体基板CHIP面の上辺及び下辺側に配置されるSRA
MマクロセルSRAM0〜SRAM3ならびにSRAM
12〜SRAM15の動作マージン及び信頼性を高め、
論理付メモリ集積回路ひいてはこれをキャッシュメモリ
として含むコンピュータシステム等の動作マージン及び
信頼性を高めることができるものである。
【0060】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)例えばコンピュータシステムにキャッシュメモリ
等として含まれ、複数のSRAMマクロセルを搭載する
論理付メモリ集積回路等において、各SRAMマクロセ
ルのXアドレスデコーダの両側、つまり高温側及び低温
側に一対のVCS発生回路を配置するとともに、これら
のVCS発生回路の出力端子間を結合しXアドレスデコ
ーダの各ワード線駆動回路のバイCMOS論理ゲートの
電流源を構成するバイポーラトランジスタのベースに内
部電圧VCSを供給するための伝達経路を、直列結合さ
れる所定数の抵抗により構成し、その抵抗値を適当な値
に設定して、各ワード線駆動回路に供給される内部電圧
VCSの電位を、電流源のバイポーラトランジスタのベ
ースエミッタ電圧の変化にともなうカレントスイッチ回
路の出力振幅の変化を相殺すべく適当に変化させること
で、基板面の温度分布が不均等な場合でも、各ワード線
駆動回路に供給される内部電圧VCSの電位を不均等に
変化させることができるという効果が得られる。
【0061】(2)上記(1)項により、各ワード線駆
動回路の電流源を構成するバイポーラトランジスタのベ
ースエミッタ電圧の使用環境温度の変化にともなうワー
ド線駆動回路のカレントスイッチ回路の出力振幅の変化
を相殺し、その絶対値を抑制することができるという効
果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、カレントスイ
ッチ回路の後段に設けられるCMOS回路の論理動作を
安定化し、CMOS回路を構成するMOSFETの耐圧
破壊を防止することができるという効果が得られる。
【0062】(4)上記(1)項ないし(3)項によ
り、SRAMマクロセルの動作マージンを高め、その信
頼性を高めることができるという効果が得られる。 (5)上記(1)項ないし(4)項により、論理付メモ
リ集積回路等ひいてはこれをキャッシュメモリ等として
含むコンピュータシステム等の動作マージンを高め、そ
の信頼性を高めることができるという効果が得られる。
【0063】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、論理付メモリ集積回路は、任意数の
SRAMマクロセルを搭載することができる。また、論
理付メモリ集積回路は、DRAM(ダイナミック型RA
M)マクロセル等の各種メモリマクロセルを搭載するこ
とができるし、半導体基板CHIPの形状や各マクロセ
ルの具体的な配置位置は、種々の実施形態をとりうる。
図2において、論理付メモリ集積回路の半導体基板CH
IP面における温度分布はほんの一例であって、本発明
の主旨に何ら制約を与えない。
【0064】図3において、SRAMマクロセルSRA
M0〜SRAM15のメモリアレイARYL及びARY
Rならびにその直接周辺回路は、任意数のメモリマット
に分割できる。また、メモリアレイARYL及びARY
Rは、任意数の冗長素子を含むことができるし、各メモ
リアレイを構成するワード線及びビット線の数ならびに
ワード線のXアドレスデコーダXDのワード線駆動回路
WD0〜WD31との対応付けは、任意である。各SR
AMマクロセルのブロック構成やその各部のレイアウト
等は、種々の実施形態をとりうる。
【0065】図4において、VCS発生回路VCSGU
及びVCSGDの具体的な回路構成は、種々の変形例が
考えられよう。また、VCS発生回路VCSGU及びV
CSGDは、そのいずれか一方のみを設け、内部電圧V
CSを伝達する伝達経路の他方は、使用環境温度に応じ
て、例えば高電位側電源電圧VCC又は低電位側電源電
圧VEEに結合することが可能である。
【0066】図5において、ワード線駆動回路WD0〜
WD31,その単位ワード線駆動回路UWDL0〜UW
DLFならびにUWDR0〜UWDRF,電流源回路C
Sの具体的構成は、種々の実施形態をとりうるし、論理
付メモリ集積回路の電源電圧の極性及び絶対値ならびに
ワード線の選択方法等も、任意に選択できる。図6にお
いて、VCS伝達経路を構成する抵抗RS1〜RS31
は、例えばVCS発生回路VCSGUの出力端子VCS
UとVCS発生回路VCSGDの出力端子VCSDとの
間に配置された供給配線の配線幅を、抵抗RS1〜RS
31の抵抗値に対応して変化させることによっても実現
できるし、伝達経路の構成は種々の実施形態をとりう
る。図7ないし図9において、各部の動作特性はほんの
一例であって、本発明の主旨に何ら影響を与えるもので
はない。
【0067】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である論理
付メモリ集積回路ならびにこれをキャッシュメモリとし
て含むコンピュータシステムに適用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、例えば、D
RAMマクロセルを搭載する論理付メモリ集積回路やこ
のような論理付メモリ集積回路を各種の用途で含むデジ
タル装置にも適用できる。この発明は、少なくともその
基板面における温度分布が不均等である半導体集積回路
装置ならびにこれを含む装置又はシステムに広く適用で
きる。この発明の構成要素となるソース回路はVCS発
生回路に限定されないし、シンク回路もワード線駆動回
路ならびにその電流源に限定されるものではない。
【0068】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、例えばコンピュータシステ
ムにキャッシュメモリとして含まれ、複数のSRAMマ
クロセルを搭載する論理付メモリ集積回路等において、
各SRAMマクロセルのXアドレスデコーダの両端側に
一対のVCS発生回路を配置するとともに、これらのV
CS発生回路の出力端子間を結合しXアドレスデコーダ
の各ワード線駆動回路のバイCMOS論理ゲートの電流
源を構成するバイポーラトランジスタのベースに内部電
圧VCSを供給するための伝達経路を、直列結合される
複数の抵抗により構成し、該抵抗の抵抗値を適当な値に
設定して、各ワード線駆動回路に供給される内部電圧V
CSの電位を、電流源のバイポーラトランジスタのベー
スエミッタ電圧の変化にともなうカレントスイッチ回路
の出力振幅の変化を相殺すべく変化させる。
【0069】これにより、論理付メモリ集積回路等の基
板面における温度分布が不均等な場合でも、各ワード線
駆動回路に供給される内部電圧VCSの電位を不均等に
変化させ、電流源を構成するバイポーラトランジスタの
ベースエミッタ電圧の使用環境温度の変化にともなうワ
ード線駆動回路のカレントスイッチ回路の出力振幅の変
化を相殺して、カレントスイッチ回路の後段に設けられ
るCMOS回路の論理動作を安定化し、CMOS回路を
構成するMOSFETの耐圧破壊を防止することができ
る。この結果、SRAMマクロセルの動作マージン及び
信頼性を高め、論理付メモリ集積回路等ひいてはこれを
含むコンピュータシステム等の動作マージン及び信頼性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された論理付メモリ集積回路の
一実施例を示す基板配置図である。
【図2】図1の論理付メモリ集積回路の半導体基板面に
おける一実施例を示す温度分布図である。
【図3】図1の論理付メモリ集積回路に搭載されるSR
AMマクロセルの一実施例を示す拡大配置図である。
【図4】図3のSRAMマクロセルに含まれるVCS発
生回路の一実施例を示す回路図である。
【図5】図3のSRAMマクロセルに含まれるXアドレ
スデコーダの一実施例を示す部分的な回路図である。
【図6】図3のSRAMマクロセルの内部電圧VCSの
供給経路を説明するための一実施例を示す接続図であ
る。
【図7】図3のSRAMマクロセルの各部の温度分布不
均等時における対策後の一実施例を示す温度特性図であ
る。
【図8】本願発明者等がこの発明に先立って開発したS
RAMマクロセルの各部の温度分布均等時における一例
を示す温度特性図である。
【図9】本願発明者等がこの発明に先立って開発したS
RAMマクロセルの各部の温度分布不均等時における対
策前の一例を示す温度特性図である。
【符号の説明】
CHIP…半導体基板(チップ)、SRAM0〜SRA
M16…スタティック型RAM(ランダムアクセスメモ
リ)、LC…論理部。ARYL,ARYR……メモリア
レイ、WL,WR…ワード線、BL,BR…ビット線
(相補ビット線)、XD……Xアドレスデコーダ、WD
0〜WD31…ワード線駆動回路、VGL,VGR…内
部電圧発生回路、VCSGU,VCSGD…VCS発生
回路、YDL,YDR……Yアドレスデコーダ、YS
L,YSR…Yスイッチ、IOL,IOR…データ入出
力回路。VCC…高電位側電源電圧、VEE…低電位側
電源電圧、VCS,VCSU,VCSD,VCS0〜V
CS31…内部電圧又はその供給点。UWD0〜UWD
F…単位ワード線駆動回路、CS…電流源回路、BSA
0〜BSA3,BSB0〜BSB7…ブロック選択信
号、WS0〜WSF…ワード線選択信号、WL00〜W
L0FないしWLm0〜WLmF,WR00〜WR0F
ないしWRm0〜WRmF…ワード線、VEXD,IB
XD2,VSXD,IDCXD,IBXD…内部電圧供
給点。Vbe…ベースエミッタ電圧。P1〜P2,P1
1…PチャンネルMOSFET、N11〜N14…Nチ
ャンネルMOSFET、T1〜T4,T11〜T13,
T21〜T25…NPN型バイポーラトランジスタ、D
11〜D12…ダイオード、R1〜R3,RS1〜RS
31,R11,R21…抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益田 信一郎 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ11 KA23 KB64 KB65 PP01 QQ10 5F038 AV05 AV06 AV13 BB01 BB05 BB08 BG01 BH02 BH16 CA03 CA08 CD02 CD03 CD16 DF05 DF07 DF11 DF14 EZ20 5F064 AA04 BB02 BB07 BB13 BB19 BB35 CC02 CC03 CC12 CC16 CC22 DD19 DD36 DD37 EE48 EE52

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出力電圧を生成するソース回路
    と、 それぞれ異なる温度環境下で使用され、かつ使用環境温
    度及び対応する入力電圧の電位によってその出力特性が
    それぞれ変化する複数のシンク回路と、 上記ソース回路の出力電圧を上記入力電圧として上記シ
    ンク回路のそれぞれに伝達し、かつ該入力電圧の電位
    を、対応する上記シンク回路の出力特性の上記使用環境
    温度による変化分を相殺すべくそれぞれ変化させる伝達
    経路とを具備してなることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記ソース回路は、それぞれ異なる温度環境下で使用さ
    れ、かつ使用環境温度によってその出力特性がそれぞれ
    変化する第1及び第2の上記ソース回路を含むものであ
    って、 上記伝達経路は、上記第1及び第2のソース回路間に設
    けられるものであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記伝達経路は、直列結合される複数の抵抗手段からな
    るものであって、 該伝達経路を構成する抵抗手段の一方又は他方の端子に
    おける電圧は、上記入力電圧として対応する上記シンク
    回路にそれぞれ供給されるものであることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、 上記シンク回路の使用環境温度は、不均等な分布を呈す
    るものであって、 上記伝達経路を構成する抵抗手段の抵抗値は、対応する
    上記シンク回路の使用環境温度に対応して異なる値とな
    るべく設定されるものであることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4において、 上記半導体集積回路装置は、バイCMOS論理ゲートを
    基本素子とし、かつ複数のSRAMマクロセルを搭載す
    る論理付メモリ集積回路であって、 上記ソース回路は、上記出力電圧として所定の内部電圧
    を生成する内部電圧発生回路であり、 上記シンク回路は、上記SRAMマクロセルのメモリア
    レイの所定数のワード線に対応して設けられ、上記内部
    電圧を上記入力電圧としてベースに受けるバイポーラト
    ランジスタと、そのエミッタ抵抗とからなる電流源をそ
    れぞれ含むワード線駆動回路であることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149782A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Shin Nippon Air Technol Co Ltd 水冷媒冷凍システム

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JP2012149782A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Shin Nippon Air Technol Co Ltd 水冷媒冷凍システム

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