JP2001053166A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001053166A
JP2001053166A JP11225732A JP22573299A JP2001053166A JP 2001053166 A JP2001053166 A JP 2001053166A JP 11225732 A JP11225732 A JP 11225732A JP 22573299 A JP22573299 A JP 22573299A JP 2001053166 A JP2001053166 A JP 2001053166A
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capacitor
electrode
semiconductor device
upper electrode
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Hiroshi Aozasa
浩 青笹
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロジック配線層を利用してキャパシタ電極を形
成でき、かつ、動作信頼性および品質が高い2トランジ
スタ−1キャパシタ型ゲインセルを提供する。 【解決手段】書き込みトランジスタ(不図示)と、電源
電圧の供給線(ドレイン不純物領域5)に接続された読
み出しトランジスタTRと、この読み出しトランジスタ
TRの制御電極(ゲート電極3)に接続されたキャパシ
タCAPとをメモリセル内に有する。キャパシタCAP
が、下部電極8、キャパシタ誘電体膜10、上部電極1
1を積層させた構造を有し、下部電極8が記憶ノードと
なり、上部電極11がワード線(読み出しワード線)を
兼用する。下部電極8は、その側面が傾斜面となってお
り、断面形状が三角形(または台形)である。上部電極
11は、記憶ノードとしての下部電極8を覆ってシール
ドしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるDRAM
ゲインセルの一種である2トランジスタ−1キャパシタ
型のメモリセルを有する半導体装置およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在主流の1トランジスタ−1キャパシ
タ型のDRAMセルは、キャパシタ蓄積電荷をビット線
に読み出すため、セル面積の縮小にともなってキャパシ
タ容量が低下すると、DRAMセルの読み出し信号が小
さくなり、ついにはメモリセルに記憶されたデータを検
出することが困難になる。
【0003】そこで、書き込み用と読み出し用に少なく
とも2つ以上のトランジスタを有し、記憶データを読み
出しトランジスタで増幅してビット線に出力する、いわ
ゆるゲインセルが再び注目を集めている。このゲインセ
ルの一種として、たとえば、文献“A New SOI DRAM Gai
n Cell for Mbit DRAM's, H.Shichijo et al., Extende
d Abstracts of the 16th Conference on Solid State
Device and Materials, A-7-3, 1984, pp.265-268 ”に
は、2トランジスタ−1キャパシタ型のDRAMセルが
記載されている。
【0004】このDRAMゲインセルについて、図12
(A)にメモリセル2個分の平面図を、図12(B)に
図12(A)のA−A’線に沿った断面図をそれぞれ示
す。このDRAMゲインセル100は、半導体バルクに
形成した読み出しトランジスタTRに対し、薄膜トラン
ジスタ(TFT)型の書き込みトランジスタTWおよび
キャパシタCAPを集積化させている。
【0005】半導体基板101の表面に素子分離絶縁層
102が形成され、その周囲の基板表面上に第1のゲー
ト絶縁膜104が形成されている。読み出しトランジス
タTRのゲート電極が第1層目のポリシリコン105で
構成されている。この第1ポリシリコン層105に、上
記読み出しトランジスタTRのゲート電極、書き込みト
ランジスタTWのソース・ドレインの一方、キャパシタ
CAPの下部電極さらには記憶ノードの合計4つの機能
を併せ持つ第1のn型不純物領域が形成されている。ま
た、当該第1のn型不純物領域と所定距離をおいて離れ
た他方側に、層間絶縁膜110内に埋め込まれたビット
コンタクトBCを介して上層配線(書き込みビット線W
BL)に接続された第2のn型不純物領域が形成されて
いる。なお、図12(A)に示すように、読み出しトラ
ンジスタTRのゲート電極両側の2つの活性領域103
は、一方向の複数のセル間で共通に接続され、その一方
の共通接続部分が電源電圧VDDの供給線VDD、他方の
共通接続部分が読み出しビット線RBLとして機能す
る。
【0006】第1と第2のn型不純物領域間に挟まれた
第1ポリシリコン層105のp型部分上に、第2ゲート
絶縁膜106を介して、第2層目のポリシリコン層10
8からなる書き込みワード線WWLが配置されている。
この書き込みワード線WWLが書き込みトランジスタT
Wのゲート電極であり、第1と第2のn型不純物領域が
ソースとドレインの不純物領域として機能する。
【0007】一方、第1のn型不純物領域の読み出しト
ランジスタTR上の部分に、さらに絶縁膜107を介し
て第3のポリシリコン層109が積層されている。この
絶縁膜107がキャパシタ誘電体膜、第3のポリシリコ
ン層109がキャパシタの上部電極として機能する。
【0008】このメモリセル100では、記憶ノード
(第1ポリシリコン層105の第1のn型不純物領域)
の電荷蓄積量を変えることによって、読み出しトランジ
スタTRのゲート電極のバイアス値を変化させる。たと
えば、記憶ノードの電荷蓄積量がゼロ、または、読み出
し時の所定バイアス条件下で読み出しトランジスタTR
がオンしない程度に少ない状態を記憶データの“0”に
対応させ、読み出しトランジスタTRがオンするほど電
荷の蓄積がある状態を記憶データの“1”に対応させ
る。
【0009】書き込み時には、書き込みワード線WWL
を活性化して書き込みトランジスタをオンさせて、書き
込みビット線WBLの設定電位に応じて、上記した記憶
ノードSNの電荷蓄積量を変更する。
【0010】また、読み出し時には、記憶データ“1”
の場合、上記した記憶ノードSNの電荷蓄積量が相対的
に多いので読み出しトランジスタTRがオンして、電荷
が電源電圧VDDの供給線VDDから読み出しビット線R
BLに供給され、その電位が上昇する。一方、記憶デー
タ“0”の場合、記憶ノードSNの電荷蓄積量がゼロま
たは相対的に少ないので読み出しトランジスタTRはオ
フのままとなり、ビット線RBLの電圧は初期状態(プ
リチャージ電圧)を維持する。この記憶データに応じた
読み出しビット線RBLの電位変化を、図示しないセン
スアンプで検出し、記憶データとして判別する。
【0011】このように、キャパシタCAPの電荷蓄積
は、記憶データに応じて読み出しトランジスタTRのオ
ン/オフが制御できる程度でよい。つまり、このメモリ
セルでは、1トランジスタ−1キャパシタ型DRAMセ
ルのようにキャパシタの蓄積電荷で直接、大きな容量の
ビット線を充放電する必要がないため、キャパシタの電
荷蓄積容量が小さくて済む。この結果、この構造のメモ
リセルでは、とくにキャパシタ構造を工夫して単位面積
当たりの電荷蓄積量を向上させなくてもよく、また、高
い誘電率のキャパシタ誘電体材料を開発する必要がな
い。つまり、構造が複雑でないため作り易いうえ、プロ
セスの煩雑化に伴う製造コストの上昇がないという利点
がある。
【0012】ところが、このDRAMゲインセル100
は、3層のポリシリコンの積層膜から、バルク型の読み
出しトランジスタ、TFT型の書き込みトランジスタお
よびキャパシタの各導電層を形成している。したがっ
て、DRAMと論理回路を混載したICを実現する際に
は、導電層の共用の点でロジックプロセスとの整合性が
悪いという不利益がある。
【0013】ロジックプロセスでは、通常、バルク型ト
ランジスタを上層の多層アルミ配線層で適宜接続して論
理回路を構成する。一方、DRAMゲインセルにおい
て、ロジックプロセスにおける多層アルミ配線層を利用
して同時形成できる配線層は、ビット線のみである。す
なわち、TFT型の書き込みトランジスタのゲート電
極、キャパシタの上部電極および下部電極などの他の配
線層の多くは、メモリ部のためだけに利用される固有の
導電層である。このため、図12に示すDRAMゲイン
セルを論理回路と混載させてICを実現する場合、その
製造プロセスの工程数が多く、製造コストの増大、歩留
りの低下を招くなどの不利益が生じてしまう。
【0014】そこで、2トランジスタ−1キャパシタ型
のDRAMゲインセルにおいて、キャパシタの下部電極
および上部電極を、ロジックプロセスにおける多層アル
ミ配線層を利用して形成することが提案されている。図
13は、このDRAMゲインセルの読み出しトランジス
タとキャパシタの接続部分を、隣接する2つのメモリセ
ルにおいて示す断面図である。また、図14は、図13
のA−A線に沿った90度異なる方向の断面図である。
【0015】このDRAMゲインセル200において、
半導体基板201の表面に、2セル間で共通の電源電圧
供給線がn型不純物領域202により形成されている。
n型不純物領域202両側の基板上に、ゲート絶縁膜2
03を介して読み出しトランジスタTRのゲート電極2
04が形成されている。ゲート電極204の外側の基板
表面に、図示しないビットコンタクトを介してビット線
に電気的に接続されるn型不純物領域205が形成され
ている。このように形成された読み出しトランジスタT
Rは第1層間絶縁膜206内に埋め込まれ、その第1層
間絶縁膜内にはゲート電極204上に接続するプラグ2
07が形成されている。
【0016】第1層間絶縁膜206上に、プラグ207
上面に接してキャパシタCAPの下部電極208が、ロ
ジック部の第1アルミ配線層となる導電膜を同時に加工
して形成されている。下部電極208表面および第1層
間絶縁膜206上に、キャパシタ誘電体膜209が成膜
され、その上に第2層間絶縁膜210が堆積されてい
る。第2層間絶縁膜210に、下部電極208の上面よ
りマスク合わせのマージンだけ幅が細く、図14の断面
方向に長い開口部210aが形成されている。この開口
部210aを埋め込むライン状の上部電極211(書き
込みワード線WWL)が、下部電極208と同等の幅で
第2層間絶縁膜210上に形成されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロジック部
の配線層は現在、その多くがアルミニウム(Al)から
なるが、通常、Al層の下にバリアメタル層を設ける。
バリアメタル層によって、さらに下層のタングステン
(W)プラグとAl層との反応防止、Alの結晶性向
上、および、その結果もたらされるAl層のエレクトロ
マイグレーション(EM)耐性の向上がもたらされる。
バリアメタル層は通常、チタン系の金属からなるが、ウ
エハプロセスの熱履歴によってはチタン系金属とAlと
の合金層ができる。その合金の比抵抗はAlより大きい
ので、十分に抵抗が低いAl配線層を実現するには、上
層の反射防止膜を含めてAl配線層は最低でも400n
m程度は必要とされる。
【0018】このようにロジック部の配線層は、一般
に、膜厚が厚い。したがって、図13および図14に示
す従来技術において、これと同時形成されるメモリセル
のキャパシタ電極も厚くなるが、キャパシタ電極、特に
下部電極208は、データ保持時には記憶ノードとして
電気的にフローティング状態となることから、サイド側
からの容量結合による電位変動が問題となる。つまり、
メモリセルを小さくしていった場合に、図13に示すよ
うに、隣のメモリセルの下部電極208(記憶ノード電
極)との結合容量C1、あるいは隣のメモリセルの上部
電極211(読み出しワード線RWL)との結合容量C
2が増大するため、記憶ノードに無視できないほどの電
位変動が生じ、正常動作するためのトランジスタしきい
値のマージンが減少し、場合によっては誤動作を引き起
こすことがある。
【0019】また、配線の微細化にともないキャパシタ
電極の幅は減少するが、上記した理由によりAl配線層
を薄くするこをには限界があることから、下部電極20
8の横方向の隙間のアスペクト比が高くなり、その結
果、上部電極211の埋め込みが困難になる。すなわ
ち、下部電極208の厚みは400〜500nmと余り
変わらないまま幅がたとえば200nmを切るようにな
ると、図14に示すように、上部電極211の埋め込み
時にボイド211aが発生して、この部分が高抵抗化す
るという問題が発生する。
【0020】本発明の目的は、ロジック配線層を利用し
てキャパシタ電極を形成でき、かつ、動作信頼性および
品質が高い2トランジスタ−1キャパシタ型のメモリセ
ルを有する半導体装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、上記半導体装置を特別な工程の増加
なしに製造できる製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、ビット線と記憶ノードとの間に接続された書き込み
トランジスタと、電源電圧の供給線とビット線との間に
接続され、制御電極が上記記憶ノードに接続された読み
出しトランジスタと、上記記憶ノードとワード線との間
に接続されたキャパシタとをメモリセル内に有する半導
体装置であって、上記キャパシタが、下部電極、キャパ
シタ誘電体膜、上部電極を積層させた構造を有し、上記
下部電極の側面が傾斜面となっている。たとえば、上記
下部電極の断面形状が三角形または台形である。
【0022】好適に、上記下部電極の全ての傾斜面が、
上記キャパシタ誘電体膜を介して上記上部電極で覆われ
ている。この場合、より具体的な構成例として、上記メ
モリセルが、メモリセルアレイ内に行列状に複数配列さ
れ、複数のワード線それぞれに、複数の上記メモリセル
が接続され、上記キャパシタの下部電極はメモリセルご
とに分離されて配置され、上記ワード線を兼用する上記
上部電極が、上記キャパシタ誘電体膜で上記下部電極と
絶縁分離され、かつ下部電極の離間スペースを埋め込み
ながら一方向に配線されている。
【0023】好適に、上記キャパシタは、上記読み出し
および書き込みトランジスタを埋め込んだ層間絶縁膜
上、または、さらに上層の層間絶縁膜上に形成されてい
る。また、好適に、上記メモリセルを含むメモリ部と、
論理回路が形成されたロジック部とを有し、上記下部電
極および上記上部電極は、上記ロジック部における配線
層と同じ導電材料からなる。
【0024】さらに好適には、上記上部電極は、層間絶
縁膜に埋め込まれた溝配線からなる。また、好適に、上
面に上記下部電極が設けられた層間絶縁膜は、その下部
電極周囲に一段低い段差が設けられ、上記上部電極は、
上記キャパシタ誘電体膜を介して当該段差の側面を覆
う。
【0025】このような構成の半導体装置は、キャパシ
タの下部電極の対向側を順テーパの傾斜面とした場合、
下部電極の離間幅は従来と同じでも、その下部電極同士
の結合容量は小さい。また、下部電極の全ての傾斜面が
キャパシタ誘電体膜を介して上部電極により覆われてい
ることから、そのシールディング効果により、横方向の
結合容量は桁違いに小さくなる。さらに、動作時に隣り
の上部電極を接地することができ、その場合、上記結合
容量をほぼゼロになる。また、キャパシタの下部電極に
順テーパの傾斜面を設けると、下部電極間の隙間に上部
電極材料を十分に埋め込むことができるため、この隙間
部分で上部電極が断線したり、その配線抵抗が極端に大
きくなることがない。
【0026】上部電極を層間絶縁膜に開口した溝に導電
性物質を埋め込んで形成した溝配線とした場合、配線幅
は溝開口時のオーバーエッチングで拡げることができ
る。このため、配線(上部電極)の線幅と線間隔をリソ
グラフィの解像限界で形成した場合、その線間隔は解像
限界を越えて狭くできる。この場合、キャパシタ電極の
マスク合わせ余裕が大きくなり、キャパシタの蓄積容量
値が最大値で安定する。また、上部電極の下部電極に対
するシールディング効果の確保を十分に行える。加え
て、下部電極周囲の層間絶縁膜の表面に段差を設ける
と、上部電極が下部電極の下方まで延在し、その結果、
シールディング効果がさらに大きくなる。
【0027】本発明に係る半導体装置の製造方法は、ビ
ット線と記憶ノードとの間に接続された書き込みトラン
ジスタと、電源電圧の供給線とビット線との間に接続さ
れ、制御電極が上記記憶ノードに接続された読み出しト
ランジスタと、上記記憶ノードとワード線との間に接続
されたキャパシタとをメモリセル内に有する半導体装置
の製造方法であって、上記キャパシタの下部電極となる
導電膜を成膜する工程と、形成されるパターン側面が順
テーパとなる条件を用いて、上記導電膜上にレジストパ
ターンを形成する工程と、上記レジストパターンの側面
形状が反映されて傾斜面が形成される条件で、上記導電
膜をエッチングし、上記下部電極となる膜をメモリセル
ごとに分離する工程とを含む。
【0028】好適に、上記レジストパターン形成、及び
/又は、上記エッチングの条件を制御して、断面形状が
三角形または台形となるように上記下部電極を形成す
る。また、好適に、上記下部電極の表面に上記キャパシ
タ誘電体膜を成膜する工程と、上記下部電極の全ての傾
斜面を上記キャパシタ誘電体膜を介して覆うように、上
記上部電極を形成する工程とをさらに有する。
【0029】このような半導体装置の製造方法では、下
部電極の形成時にレジストパターン形成、及び/又は、
エッチングの条件を制御するだけで、下部電極の横方向
の容量結合が小さく、また、上部電極を下部電極間に埋
め込みやすい構造の半導体装置が製造できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、メモ
リ部とロジック部を有する集積回路(IC)を例として
説明する。
【0031】第1実施形態 図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセ
ルアレイの回路図である。このメモリセルアレイ内に、
メモリセル(DRAMゲインセル)MCがマトリックス
状に配置されている。
【0032】各メモリセルMCは、書き込みトランジス
タTW、読み出しトランジスタTRおよびキャパシタC
APから構成される。書き込みトランジスタTWは、ゲ
ートが書き込みワード線WWL1,WWL2またはWW
L3に接続され、ソース,ドレインの一方がビット線B
L1またはBL2に接続されている。読み出しトランジ
スタTRは、ゲートが書き込みトランジスタTWのソー
ス,ドレインの他方に接続され、ソースがビット線BL
1またはBL2に接続され、ドレインが電源電圧VDD
供給線に接続されている。キャパシタCAPは、一方電
極が読み出しトランジスタTRと書き込みトランジスタ
TWの接続中点に接続され、他方電極が読み出しワード
線RWL1,RWL2またはRWL3に接続されてい
る。このキャパシタCAPの一方電極、および、これに
接続された読み出しトランジスタTRと書き込みトラン
ジスタTWの接続中点が、当該メモリセルMCの記憶ノ
ードSNをなす。
【0033】図2〜図5に、メモリセルMCの読み出し
トランジスタRTとキャパシタCAPの積層部分を製造
工程順に断面図で示す。なお、これらの図には、電源電
圧VDDの供給線を半導体基板の不純物領域で形成し、ビ
ット線方向またはワード線方向の2セル間で共有させた
場合を示す。また、図6に、図5のB−B線に沿った9
0度異なる方向の断面図を示す。
【0034】このメモリセル部分において、p型半導体
基板(またはpウエル)1の表面側に素子分離絶縁層が
形成され、図5に示すように、その周囲の能動領域上に
酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜2が成膜されて
いる。ゲート絶縁膜2上に、n型不純物が導入されたポ
リシリコンなどからゲート電極3が形成されている。こ
のゲート電極3の間の半導体基板1の表面部分に、n型
不純物が導入され、ソース不純物領域4とドレイン不純
物領域5が形成されている。ソース不純物領域4は、図
示しない箇所で上層のビット線に接続され、ドレイン不
純物領域5は、2セル間で共有された電源電圧VDDの供
給線として機能する。
【0035】このようにして構成された読み出しトラン
ジスタRTは、第1層間絶縁膜6内に埋め込まれてい
る。第1層間絶縁膜6のゲート電極3上部分には、記憶
ノードコンタクト用のプラグ7が埋め込まれている。プ
ラグ7は、たとえば、絶縁膜との界面にTi系の密着層
を薄く介在させたタングステンなどからなる。
【0036】この第1層間絶縁膜6上でプラグ7に接続
して、MIM構造のキャパシタCAPが形成されてい
る。
【0037】すなわち、第1層間絶縁膜6上でプラグ7
に接続したキャパシタの下部電極8が、たとえば第1ア
ルミ配線層から形成されている。下部電極8は、たとえ
ば、矩形パターンにて個々のメモリセルごとに孤立して
配置されている。本実施形態における下部電極8は、断
面が三角形に形成されている。
【0038】下部電極8および第1層間絶縁膜6の表面
が、キャパシタ誘電体膜10で皮膜されている。キャパ
シタ誘電体膜10は、酸化シリコン、窒化シリコンまた
はタンタル系の絶縁膜からなり、30〜100nm程度
の膜厚を有する。
【0039】このキャパシタ誘電体膜10を介して、少
なくとも下部電極8の傾斜面を覆うように、キャパシタ
CAPの上部電極11が形成されている。上部電極11
は、たとえば第2アルミ配線層から形成され、読み出し
ワード線RWLとして機能し、図5の断面と直交する方
向に平行ストライプ状に配線されている。このため、図
6の断面では、下部電極8同士の間を埋め込むように上
部電極11が形成されている。
【0040】このような構成のメモリセルの製造では、
まず、半導体基板1に図示しない素子分離絶縁層を形成
し、図2に示すように、ゲート絶縁膜2として、たとえ
ば、酸化シリコンの薄い膜を数nm〜十数nmほど熱酸
化法により形成する。続けて、ポリシリコンをCVD法
により堆積する。この堆積の最中に、あるいはその後の
イオン注入により、n型不純物をポリシリコンに添加す
る。ポリシリコン膜をパターンニングしてゲート電極3
を形成する。このパターンニングに用いたレジストを残
したまま、ゲート電極3の両側の半導体基板1の表面領
域にn型不純物をイオン注入法により導入する。レジス
トを除去後、活性化アニーリングを行うと、読み出しト
ランジスタTRが完成する。
【0041】図3の工程では、読み出しトランジスタT
Rを埋め込むように第1層間絶縁膜6をCVD法により
堆積し、必要に応じて表面を平坦化する。第1層間絶縁
膜6に、ゲート電極3上に達する記憶ノードコンタクト
を開口させる。記憶ノードコンタクトを完全に埋め込む
ように、ポリシリコンまたはタングステンなどの導電物
質を全面に堆積し、表面から全面エッチング(エッチバ
ック)を行って、第1層間絶縁膜6上の不要部分を除去
する。これにより、個々の記憶ノードコンタクトに埋め
込まれたプラグ7が完成する。プラグ7上に接続したキ
ャパシタCAPの下部電極8を、第1層間絶縁膜6上に
形成する。
【0042】図7に、この下部電極の形成工程の詳細を
図示する。図7(A)に示すように、プラグ7の表出箇
所を含む第1層間絶縁膜上の全面に導電膜8aを堆積す
る。この導電膜8aは、たとえば、下部電極を図示しな
いロジック部の配線層と一括に形成する場合に、通常、
アルミニウムの層の上下をTi系の導電膜で挟む3層構
造を有する。最下層のTi系導電膜はバリアメタル層、
最上層のTi系導電膜は、アルミニウム層の反射防止膜
として機能する。
【0043】導電膜8a上に、側面がラウンディングし
て断面がほぼ三角形となるレジストパターンRを形成す
る。このようなレジスト形状は、レジストの種類のほ
か、フォトリソグラフィの露光、現像及び/又はベーキ
ングの条件を調整することによって実現可能である。
【0044】このレジストパターンRをエッチングマス
クとして、下地の導電膜8aをエッチングする。このと
きのエッチングでは、その条件を調整して、たとえば、
レジストと導電膜8aとのエッチング速度がほぼ同じ程
度になるようにし、エッチング終了時にレジストパター
ンRがほぼ除去されるようにする。これにより、レジス
トパターンRの形状が反映されて、プラグ7上に接続さ
れ断面が三角形の下部電極8が得られる。
【0045】図4の工程では、下部電極8および第1層
間絶縁膜6の表面の全域に、たとえば、酸化シリコン、
窒化シリコンまたは酸化タンタルからなるキャパシタ誘
電体膜10を、30〜70nmほどCVD法により成膜
する。
【0046】その後は、全面に、たとえば、Ti系導電
膜(バリアメタル層)、アルミニウム層、Ti系導電膜
(反射防止膜)の3層構造の導電膜をCVDにより堆積
する。この導電膜を、下部電極8の傾斜面を覆う幅の平
行ストライプ状にパターンニングして、図5に示す上部
電極11(読み出しワード線RWL)を形成する。
【0047】最後に、このような構成のメモリセルの動
作例を、図1を参照しながら説明する。データ保持時に
は、すべての書き込みワード線WWL1,WWL2およ
びすべての読み出しワード線RWL1,RWL2を接地
電位で保持する。また、図示しないディスチャージ回路
によりビット線BL1,BL2を接地電位に保持させ
る。
【0048】読み出しのとき、ローレベルで保持されて
いた読み出しワード線(たとえばRWL2)にハイレベ
ルの読み出し電圧(たとえば、電源電圧VDD)が印加さ
れる。これにより、読み出しワード線RWL2に接続さ
れた全てのメモリセルにおいて、記憶ノードSN電位、
すなわち読み出しトランジスタTRのゲート電位に応じ
て読み出しトランジスタTRがオンまたはオフする。た
とえば、“1”データ保持の場合のみ、読み出しトラン
ジスタTRがオンして、ビット線BL1またはBL2が
電源電圧VDDにより充電される。“0”データ保持の場
合、読み出しトランジスタTRがオフのままでビット線
に電位変化はない。
【0049】この保持データに応じたビット線BL1ま
たはBL2の電位変化がある程度生じた段階で、図示し
ないセンスアンプが活性化される。これにより、たとえ
ば、図示しないビット補線の電圧を参照電圧として、ビ
ット線BLの電位差が電源電圧VDDの振幅いっぱいまで
急激に開いて信号増幅が行われる。センスアンプにより
読み出されたデータは、図示しない列デコーダにより選
択されたものだけがデータ入出力線に送出され、外部に
出力される。
【0050】リフレッシュ動作では、読み出しワード線
RWL1,RWL2をローレベルにし、続いて書き込み
ワード線WWL1,WWL2をハイレベルにする。する
と、たとえば、センスアンプで増幅されビット線BLに
ラッチされている信号が、そのまま書き込みデータとし
て、オン状態の書き込みトランジスタTWを介して記憶
ノードSNに再書込みされる。
【0051】データ書き換えのためには、書き込みワー
ド線WWL1またはWWLをハイレベルにして書き込み
トランジスタTWをオンさせる必要があるが、このとき
選択セルと同一書き込みワード線(たとえば、WWL
2)に接続された全てのセル内で書き込みトランジスタ
TWがオンしてしまう。したがって、これら選択セルと
同一行の非選択セルの記憶データを再現するには、新し
いデータを選択セルに書き込む前に、まず同一行のセル
全てのデータを、上記した方法で読み出す必要がある。
読み出されたデータは、たとえば、センスアンプによっ
てビット線上に元データとしてラッチされる。
【0052】読み出し後、読み出しワード線(たとえ
ば、RWL2)をハイレベルからローレベルに推移させ
る。その後、選択セルが接続されたビット線(たとえ
ば、BL1)のみ行デコーダで選択して、図示しない書
き込み用のラッチ回路に保持されていた新データを、強
制的に選択ビット線BL1に設定してラッチする。続い
て、書き込みワード線WWL2をローレベルからハイレ
ベルに設定して、ビット線BL1,BL2にラッチされ
ていたデータを選択セルと同一行のセル全てに対し一斉
に書き込む。これにより、非選択セルでは元データが再
書き込みされ、選択セルは新データに書き換えられる。
【0053】なお、メモリセルMCは図示のものに限定
されない。たとえば、ラッチデータを強制反転させる機
能を有する場合、読み出しトランジスタTRを電源電圧
DDの共通線ではなく接地線に接続させてもよい。ま
た、読み出しトランジスタTRおよび書き込みトランジ
スタTWの少なくとも一方をpMOSとしてもよい。さ
らに、ビット線を書き込み用と読み出し用に2本対で設
けてもよいし、ワード線を1本にする構成でもよい。こ
こでは詳細は省略するが、これらの変形例それぞれに適
した制御を行う。
【0054】本実施形態に係る半導体装置1では、キャ
パシタ電極(下部電極8および上部電極11)がロジッ
ク部の配線層と一括して形成されるため、ロジックプロ
セスとの整合性が高いという利点がある。したがって、
メモリ・ロジック混載としたことによる製造工程数の増
加が少なく、製造コストの大幅な増大、歩留りの低下を
防止できる構成となっている。
【0055】この半導体装置1では、キャパシタCAP
の下部電極8は断面が三角形に形成されていることか
ら、下部電極8の離間幅は従来と同じでも、隣り合う下
部電極同士の結合容量は小さい。また、下部電極8の全
ての傾斜面がキャパシタ誘電体膜10を介して上部電極
11により覆われていることから、そのシールディング
効果により、横方向の結合容量は桁違いに小さくなる。
さらに、動作時に隣りの非選択セルの上部電極11を基
準電位(たとえば接地電位)で保持することにより、上
記結合容量をほぼゼロにすることができる。以上より、
記憶ノードSNを成すキャパシタCAPの下部電極8
が、周辺の他のセルの配線との容量結合により変動する
ことが有効に防止され、誤動作しにくい構造となってい
る。
【0056】さらに、キャパシタCAPの下部電極8に
順テーパの傾斜面を有するため、下部電極8間の隙間に
上部電極材料を十分に埋め込むことができるため、この
隙間部分で上部電極11が断線したり、配線抵抗が極端
に大きくなることがない。
【0057】なお、図5のキャパシタ構造は、マスク合
わせマージンを考慮しても上部電極11が下部電極8の
傾斜面を必ず覆うようにして、実効的なキャパシタ面積
およびキャパシタ容量値が変化しないようにしたが、キ
ャパシタ構造もこの図に限定されない。
【0058】図8および図9に、キャパシタ構造の変形
例を図5に対応した断面図により示す。これらの変形例
では、キャパシタCAPの上部電極20が、いわゆるダ
マシン法により第2層間絶縁膜9内に形成した溝配線で
形成されている。
【0059】図4の工程の後に、下部電極8上に第2層
間絶縁膜9を厚く堆積し、必要に応じて表面を平坦化す
る。この第2層間絶縁膜9に、幅が下部電極8と同じか
やや広い程度の平行ストライプ状の開口部9aを形成す
る。この開口部9aを完全に埋め込むように上部電極用
の導電物質を厚く堆積し、その後、エッチバックにより
第2層間絶縁膜9の不要部分を除去する。これにより、
第2層間絶縁膜9の貫通溝(開口部9a)に埋め込まれ
た上部電極20が形成される。
【0060】このダマシン法では、溝配線により上部電
極20を形成することから、第2層間絶縁膜9の貫通溝
(開口部9a)を形成する際のエッチングマスク層、た
とえばレジストパターンをフォトリソグラフィの解像限
界で形成した場合でも、その後のエッチング時にオーバ
ーエッチング量を調整すると、開口部9aの幅を太く形
成できる。このため、図示のように、上部電極20のラ
イン幅Lを大きく離間幅Sを小さくでき、その結果、上
部電極20を下部電極8に対して十分余裕をもって重ね
合わせることができる。したがって、この変形例では、
キャパシタ蓄積容量値が最大値で安定する利点が得られ
る。また、上部電極20による下部電極8のシールディ
ング効果が更に高くなるという利点もある。
【0061】さらに、図9の変形例では、図3の下部電
極8形成後、この下部電極8をマスクにして下層の第1
層間絶縁膜6の表面を所定量エッチングにより削り、段
差6aを形成している。このため、図9のように、上部
電極20が下部電極8より下方まで延在する構成が得ら
れ、上記シールディング効果がさらに高められている。
【0062】第2実施形態 図10に、第2実施形態に係る半導体装置において、メ
モリセルMCの読み出しトランジスタRTとキャパシタ
CAPの積層部分を断面図で示す。また、図11に、図
10のC−C線に沿った90度異なる方向の断面図を示
す。
【0063】第2実施形態における下部電極30は、断
面が台形に形成されている。下部電極30の断面を台形
とすることは、たとえば、その形成時のフォトリソグラ
フィ加工技術の条件、すなわちレジストの種類のほか、
露光、現像、ベーキング及び/又はエッチングの条件を
第1実施形態の条件から変更することで達成できる。
【0064】下部電極30の断面を台形とすると、上記
第1実施形態と同様な効果に加え、このような断面形状
はロジック部の配線層としてより好ましいという利点が
ある。本実施形態においても、第1実施形態と同様にし
て、キャパシタ構造に関する種々の変形が可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置によれば、2ト
ランジスタ−1キャパシタ型のメモリセルにおけるキャ
パシタ電極を、ロジックプロセスとの整合性を高くする
ために上層配線層で形成した場合でも、記憶ノードとし
て機能するキャパシタの下部電極と、隣接したメモリセ
ルのキャパシタ下部電極あるいは上部電極との結合容量
が低減される。この容量結合による記憶ノード電位の変
動が抑制される結果、読み出しまたは書き込みトランジ
スタを正常動作させるための記憶ノード電位の電圧マー
ジンが拡大し、誤動作しずらくなる。また、下部電極に
よる凹部に上部電極材料を埋め込むことが容易になり、
上部電極の断線、配線抵抗の増大が有効に防止され、信
頼性が向上する。
【0066】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
上記した利点がある半導体装置を、下部電極形成時の条
件を変更するだけで、何ら特別の工程の追加なしに容易
に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセ
ルアレイの回路図である。
【図2】第1実施形態に係る半導体装置の製造におい
て、トランジスタ形成後を示す断面図である。
【図3】図2に続く、キャパシタ下部電極の形成後の断
面図である。
【図4】図3に続く、キャパシタ誘電体膜の成膜後の断
面図である。
【図5】図4に続く、キャパシタ上部電極の形成後の断
面図である。
【図6】図5のB−B線に沿った90度異なる方向の断
面図である。
【図7】第1実施形態に係る半導体装置の製造におい
て、キャパシタ下部電極形成の詳細を示す要部断面図で
ある。
【図8】第1実施形態に係る半導体装置において、キャ
パシタ構造の第1変形例を示す断面図である。
【図9】第1実施形態に係る半導体装置において、キャ
パシタ構造の第2変形例を示す断面図である。
【図10】第2実施形態に係る半導体装置の、キャパシ
タ上部電極の形成後の断面図である。
【図11】図10のC−C線に沿った90度異なる方向
の断面図である。
【図12】TFTを用いた従来の2トランジスタ−1キ
ャパシタ型DRAMセルの平面図および断面図である。
【図13】キャパシタ電極を上層配線層を用いて形成し
た従来の2トランジスタ−1キャパシタ型DRAMセル
の要部断面図である。
【図14】図13のA−A線に沿った90度異なる方向
の断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…ゲート絶縁膜、3…ゲート電極、
4…ソース不純物領域、5…ドレイン不純物領域(電源
電圧の供給線)、6…第1層間絶縁膜、6a…断面、7
…プラグ、8,30…下部電極、8a…導電膜、9…第
2層間絶縁膜、10…キャパシタ誘電体膜、11…上部
電極(ワード線)、20…溝配線で形成した上部電極
(ワード線)、MC…DRAMゲインセル(メモリセ
ル)、TW…書き込みトランジスタ、TR…読み出しト
ランジスタ、CAP…キャパシタ、WWL1等…書き込
みワード線、RWL1等…読み出しワード線、BL1等
…ビット線、SN…記憶ノード、VDD…電源電圧。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット線と記憶ノードとの間に接続された
    書き込みトランジスタと、電源電圧の供給線とビット線
    との間に接続され、制御電極が上記記憶ノードに接続さ
    れた読み出しトランジスタと、上記記憶ノードとワード
    線との間に接続されたキャパシタとをメモリセル内に有
    する半導体装置であって、 上記キャパシタが、下部電極、キャパシタ誘電体膜、上
    部電極を積層させた構造を有し、 上記下部電極の側面が傾斜面となっている半導体装置。
  2. 【請求項2】上記下部電極の断面形状が三角形である請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記下部電極の断面形状が台形である請求
    項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記下部電極の全ての傾斜面が、上記キャ
    パシタ誘電体膜を介して上記上部電極で覆われている請
    求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】メモリセルが、メモリセルアレイ内に行列
    状に複数配列され、 複数のワード線それぞれに、複数の上記メモリセルが接
    続され、 上記キャパシタの下部電極はメモリセルごとに分離され
    て配置され、 上記ワード線を兼用する上記上部電極が、上記キャパシ
    タ誘電体膜で上記下部電極と絶縁分離され、かつ下部電
    極の離間スペースを埋め込みながら一方向に配線されて
    いる請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】上記キャパシタは、上記読み出しおよび書
    き込みトランジスタを埋め込んだ層間絶縁膜上、また
    は、さらに上層の層間絶縁膜上に形成されている請求項
    1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】上記メモリセルを含むメモリ部と、論理回
    路が形成されたロジック部とを有し、 上記下部電極および上記上部電極は、上記ロジック部に
    おける配線層と同じ導電材料からなる請求項6に記載の
    半導体装置。
  8. 【請求項8】上記上部電極は、層間絶縁膜に埋め込まれ
    た溝配線からなる請求項1に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】上面に上記下部電極が設けられた層間絶縁
    膜は、その下部電極周囲に一段低い段差が設けられ、 上記上部電極は、上記キャパシタ誘電体膜を介して当該
    段差の側面を覆う請求項1に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】ビット線と記憶ノードとの間に接続され
    た書き込みトランジスタと、電源電圧の供給線とビット
    線との間に接続され、制御電極が上記記憶ノードに接続
    された読み出しトランジスタと、上記記憶ノードとワー
    ド線との間に接続されたキャパシタとをメモリセル内に
    有する半導体装置の製造方法であって、 上記キャパシタの下部電極となる導電膜を成膜する工程
    と、 形成されるパターン側面が順テーパとなる条件を用い
    て、上記導電膜上にレジストパターンを形成する工程
    と、 上記レジストパターンの側面形状が反映されて傾斜面が
    形成される条件で、上記導電膜をエッチングし、上記下
    部電極となる膜をメモリセルごとに分離する工程とを含
    む半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】上記レジストパターン形成、及び/又
    は、上記エッチングの条件を制御して、断面形状が三角
    形となるように上記下部電極を形成する請求項10に記
    載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】上記レジストパターン形成、及び/又
    は、上記エッチングの条件を制御して、断面形状が台形
    となるように上記下部電極を形成する請求項10に記載
    の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】上記下部電極の表面に上記キャパシタ誘
    電体膜を成膜する工程と、 上記下部電極の全ての傾斜面を上記キャパシタ誘電体膜
    を介して覆うように、上記上部電極を形成する工程とを
    さらに有する請求項10に記載の半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011192982A (ja) * 2010-02-19 2011-09-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体メモリ装置および半導体メモリ装置の駆動方法および半導体装置の作製方法
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