JP2001050975A - 光ファイバ加速度センサ - Google Patents

光ファイバ加速度センサ

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JP2001050975A JP22716999A JP22716999A JP2001050975A JP 2001050975 A JP2001050975 A JP 2001050975A JP 22716999 A JP22716999 A JP 22716999A JP 22716999 A JP22716999 A JP 22716999A JP 2001050975 A JP2001050975 A JP 2001050975A
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optical fiber
optical
acceleration sensor
frm
diaphragm
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JP22716999A
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Norihiro Tsuchida
典裕 土田
Yugo Shindo
雄吾 新藤
Hidenori Obata
秀則 小畑
Takayuki Mori
孝之 森
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音の小さい光ファイバ加速度センサを提供
する。 【解決手段】 光ファイバコイル2がそれぞれ逆の方向
に伸縮するように取り付けられた振動板1、振動板1を
支持する支持台4及び振動板1に取り付けられた錘3か
らなる加速度検出部と、光ファイバコイル2に接続さ
れ、光ファイバコイルに光を入力させ、光ファイバコイ
ル中を伝搬した光を干渉させて干渉光を出力する光カプ
ラ8及びFRM9からなる光部品とを備え、加速度検出
部の周辺に光部品を収納する空間を設け、その空間にポ
ッティング樹脂7を充填し光部品を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動加速度による
光ファイバの長さ変化を光の位相変化として干渉計で検
出する光ファイバ加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ加速度センサとして
は、図7に示すようなものがあった。図7は、従来の光
ファイバ加速度センサの外観を示す図である。図におい
て、80は光ファイバ加速度センサの筐体、81は筐体
80に固定された振動板、82は振動板81の表面に取
り付けられた光ファイバコイルであり、振動板81の裏
面にも光ファイバコイルが取り付けられている。また、
各振動板81にはそれぞれ、筐体80の内側に錘(図示
せず)が取り付けられており、光ファイバ加速度センサ
に振動が加わると、各面の錘が振動し各振動板81がた
わみ振動をするようになっている。
【0003】そして、従来の光ファイバ加速度センサ
は、その各振動板81のたわみ振動により、振動板81
の表裏面に取り付けられた光ファイバコイル82が互い
に逆方向に伸縮し、振動板81の表裏面に取り付けられ
た光ファイバコイル82に長さの差が生じることを利用
し、レーザ光を光カプラを介して、光ファイバコイルに
伝搬させ、振動板81の表裏面に取り付けられた光ファ
イバコイル82を伝搬してきたレーザ光を干渉させるこ
とにより、各方向の振動加速度を検出できるようにした
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ加速度センサは、光ファイバ加速度センサの
構成は考えられていたが、センサを構成するために必要
な光カプラなどの光部品の収納方法は考案されていなか
った。ところが、光部品等が動いてしまうと雑音等が生
じセンサとして成り立たないので動かないように収納す
る必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
加速度センサは、光ファイバコイルがそれぞれ逆の方向
に伸縮するように取り付けられた振動板、振動板を支持
する支持台及び振動板に取り付けられた錘からなる加速
度検出部と、光ファイバコイルに接続され、光ファイバ
コイルに光を入力させ、光ファイバコイル中を伝搬した
光を干渉させて干渉光を出力する光部品とを備え、加速
度検出部の周辺に光部品を収納する空間を設け、その空
間に樹脂を充填し光部品を固定するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施の形態に係る光ファイバ加速度センサの構成を説明
するための説明図であり、図1の(a)は光ファイバ加
速度センサの各部品の配置を説明するための上面概念
図、図1の(b)は光ファイバ加速度センサの内部構造
を説明するための断面概念図である。なお、この実施の
形態では、マイケルソン方式の光ファイバ加速度センサ
の例で説明する。
【0007】マイケルソン方式とは、光コネクタから光
が入力され光カプラで2つに分岐され、分岐された各光
は光ファイバコイルを通過しFRM(Faraday Rotator
Mirror)でそれぞれ反射されて同じ経路を逆に戻り光カ
プラで干渉されて光コネクタから出力される方式であ
り、その干渉された光を検出することにより、加速度を
求めるものである。
【0008】図において、1は振動板、2は光ファイバ
コイル、3は錘、4は支持台、5は押さえ、6は収納ケ
ース、7はポッティング樹脂、8は光カプラ、9はFR
M、10は融着部補強材、11はスペーサ、12は底
板、13は光コネクタである。この実施の形態では、光
ファイバコイル2は振動板1の表裏面に2個設けられ、
FRM9はぞれぞれの光ファイバコイル2に接続され、
光ファイバコイル2を伝搬してきた光を反射させるため
に2個設けられている。また、光ファイバコイル2、光
カプラ8、FRM9及び光コネクタ13間はそれぞれ光
ファイバで接続されており、各光ファイバの融着部が、
融着部補強材10で補強されており、ここでは、光ファ
イバの融着部が5箇所あるので、5個の融着部補強材1
0を使用している。
【0009】ここで、この実施の形態の光ファイバの接
続について説明する。なお、図1の(a)においては、
各部品の配置を説明するため、各部品間の光ファイバに
よる接続状態は省略して記載している。まず、光コネク
タ13は光ファイバにより光カプラ8に接続され、その
光コネクタ13と光カプラ8を接続する光ファイバの融
着部が融着部補強材10で補強されている。
【0010】そして、光カプラ8から2本の光ファイバ
が分岐されて出力されており、それぞれ光ファイバコイ
ル2の一方に接続され、その光カプラ8と各光ファイバ
コイル2を接続する光ファイバの融着部が融着部補強材
10で補強されている。そして、各光ファイバコイル2
の他方にそれぞれFRM9が接続され、その光ファイバ
コイル2とFRM9を接続する光ファイバの融着部が融
着部補強材10で補強されている。
【0011】そして、光カプラ8、FRM9及び融着部
補強材10などの光部品は収納ケース6内に格納され、
収納ケース内にポッティング樹脂7を充填して、各光部
品を固定するようになっている。なお、図1の(a)に
示した光カプラ8、FRM9及び融着部補強材10など
の光部品の配置は、図1の(a)に限らず、収納ケース
6内に格納されていれば、どこの場所に格納されるよう
になっていてもよい。
【0012】次に、この実施の形態の光ファイバ加速度
センサの構成について説明する。まず、渦巻き状に巻か
れた光ファイバコイル2は、振動板1の表裏面にそれぞ
れ取り付けられており、その振動板1に錘3がスペーサ
11を介して取り付けられ、錘3が取り付けられた振動
板1は支持台4及び押さえ5で挟むことにより支持台4
に固定されている。そして、支持台4の周辺部に収納ケ
ース6及び底板12により空間が形成されており、その
空間に光カプラ8、FRM9及び融着部補強材10など
の光部品と光ファイバコイル2の余長部分が収納され、
ポッティング樹脂7が充填されて、光カプラ8、FRM
9及び融着部補強材10などの光部品や光ファイバコイ
ル2の余長部分、各光部品を接続している光ファイバが
固定されている。
【0013】なお、図1の(b)で示した光カプラ8、
FRM9及び融着部補強材10などの光部品の配置は、
各光部品の個数を説明するためのもので、収納ケース6
内に格納されていれば、どこの場所に格納されるように
なっていてもよい。
【0014】また、収納ケース6、支持台4及び押さえ
5にはぞれぞれ、光ファイバの通る貫通孔(図示せず)
が設けられており、収納ケース6に設けられた貫通孔に
は、光コネクタ13と光カプラ8との間の光ファイバが
通り、支持台4に設けられた貫通孔には、振動板1の裏
面に取り付けられた光ファイバコイル2とその光ファイ
バコイル2に接続された光カプラ8及びFRM9との間
の光ファイバが通り、押さえ5に設けられた貫通孔に
は、振動板1の表面に取り付けられた光ファイバコイル
2とその光ファイバコイル2に接続された光カプラ8及
びFRM9との間の光ファイバが通っている。
【0015】次に、この実施の形態の加速度検出の動作
について説明する。まず、光ファイバ加速度センサにX
方向の振動が加わると、錘3がX方向に振動する。そし
て、振動板1の表裏面にそれぞれ取り付けられた光ファ
イバコイル2は、振動板1のたわみ振動により互いに逆
方向に伸縮し、2つの光ファイバコイル2の間に長さの
差が生じ、2本の光ファイバコイル2の間に長さの差が
あると、光ファイバコイル2の光ファイバ中を伝搬する
レーザ光に位相差が生じ、FRM9で反射されたそれぞ
れの反射光が光カプラ8を介して干渉光として光コネク
タ13に出力され、その干渉光をO/E変換し復調処理
を施せば、X方向の振動加速度を検出することができ
る。
【0016】この実施の形態では、支持台4の周辺部に
収納ケース6及び底板12により空間を形成し、その空
間に光カプラ8、FRM9、融着部補強材10などの光
部品、光ファイバコイル2の余長部分、各光部品を接続
している光ファイバを収納し、それらをポッティング樹
脂7で固定するようにしたので、各光部品や光ファイバ
が動くことがなくなり、雑音の小さい光ファイバ加速度
センサを作ることが可能となる。
【0017】実施の形態2.この実施の形態は、実施の
形態1において、1枚の振動板で構成していたものを2
枚の振動板を使用して構成するようにしたものである。
図2は本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ加速度
センサの構成を説明するための説明図であり、図1の
(a)は光ファイバ加速度センサの各部品の配置を説明
するための上面概念図、図1の(b)は光ファイバ加速
度センサの内部構造を説明するための断面概念図であ
る。なお、この実施の形態では、マイケルソン方式の光
ファイバ加速度センサの例で説明する。
【0018】図において、14は振動板、15は光ファ
イバコイル、16は錘、17は支持台、18は押さえ、
19は収納ケース、20はポッティング樹脂、21は光
カプラ、22はFRM、23は融着部補強材、24はス
ペーサ、25は光コネクタである。この実施の形態で
は、光ファイバコイル15は振動板14の表面にそれぞ
れ設けられ、FRM22はぞれぞれの光ファイバコイル
15に接続され、光ファイバコイル15を伝搬してきた
光を反射させるために2個設けられている。また、光フ
ァイバコイル15、光カプラ21、FRM22及び光コ
ネクタ25間はそれぞれ光ファイバで接続されており、
各光ファイバの融着部が、融着部補強材23で補強され
ており、ここでは、光ファイバの融着部が5箇所あるの
で、5個の融着部補強材23を使用している。
【0019】ここで、この実施の形態の光ファイバの接
続について説明する。なお、図2の(a)においては、
各部品の配置を説明するため、各部品間の光ファイバに
よる接続状態は省略して記載している。まず、光コネク
タ25は光ファイバにより光カプラ21に接続され、そ
の光コネクタ25と光カプラ21を接続する光ファイバ
の融着部が融着部補強材23で補強されている。
【0020】そして、光カプラ21から2本の光ファイ
バが分岐されて出力されており、それぞれ光ファイバコ
イル15の一方に接続され、その光カプラ21と各光フ
ァイバコイル15を接続する光ファイバの融着部が融着
部補強材23で補強されている。そして、各光ファイバ
コイル15の他方にそれぞれFRM22が接続され、そ
の光ファイバコイル15とFRM22を接続する光ファ
イバの融着部が融着部補強材23で補強されている。
【0021】そして、光カプラ21、FRM22及び融
着部補強材23などの光部品は収納ケース19内に格納
され、収納ケース内にポッティング樹脂20を充填し
て、各光部品を固定するようになっている。なお、図2
の(a)に示した光カプラ21、FRM22及び融着部
補強材23などの光部品の配置は、図2の(a)に限ら
ず、収納ケース19内に格納されていれば、どこの場所
に格納されるようになっていてもよい。
【0022】次に、この実施の形態の光ファイバ加速度
センサの構成について説明する。まず、渦巻き状に巻か
れた光ファイバコイル15は、2枚の振動板14の表面
にそれぞれ取り付けられており、その2枚の振動板14
に錘16がスペーサ24を介して取り付けられ、錘16
が取り付けられた2枚の振動板14は支持台17及び押
さえ18で挟むことにより支持台17に固定されてい
る。そして、支持台17の周辺部に収納ケース19によ
り空間が形成されており、その空間に光カプラ21、F
RM22及び融着部補強材23などの光部品と光ファイ
バコイル15の余長部分が収納され、ポッティング樹脂
20が充填されて、光カプラ21、FRM22及び融着
部補強材23などの光部品や光ファイバコイル15の余
長部分、各光部品を接続している光ファイバが固定され
ている。
【0023】なお、図2の(b)で示した光カプラ2
1、FRM22及び融着部補強材23などの光部品の配
置は、各光部品の個数を説明するためのもので、収納ケ
ース19内に格納されていれば、どこの場所に格納され
るようになっていてもよい。
【0024】また、収納ケース19及び押さえ18には
ぞれぞれ、光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設け
られており、収納ケース19に設けられた貫通孔には、
光コネクタ25と光カプラ21との間の光ファイバが通
り、押さえ18にに設けられた貫通孔には、光ファイバ
コイル15とその光ファイバコイル15に接続された光
カプラ21及びFRM22との間の光ファイバが通って
いる。
【0025】なお、この実施の形態では、光ファイバコ
イル15を2枚の振動板15の表面のそれぞれに取り付
けるようにしているが、それぞれ裏面に取り付けるよう
にしてもよい。その場合は、押さえ18ではなく、支持
台17に光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けら
れ、光ファイバコイル15とその光ファイバコイル15
に接続された光カプラ21及びFRM22との間の光フ
ァイバが通ることとなる。
【0026】次に、この実施の形態の加速度検出の動作
について説明する。まず、光ファイバ加速度センサにX
方向の振動が加わると、錘16がX方向に振動する。そ
して、2枚の振動板14の表面にそれぞれ取り付けられ
た光ファイバコイル15は、振動板14のたわみ振動に
より互いに逆方向に伸縮し、2つの光ファイバコイル1
5の間に長さの差が生じ、2本の光ファイバコイル15
の間に長さの差があると、光ファイバコイル15の光フ
ァイバ中を伝搬するレーザ光に位相差が生じ、FRM2
2で反射されたそれぞれの反射光が光カプラ21を介し
て干渉光として光コネクタ25に出力され、その干渉光
をO/E変換し復調処理を施せば、X方向の振動加速度
を検出することができる。
【0027】この実施の形態では、支持台4の周辺部に
収納ケース19により空間を形成し、その空間に光カプ
ラ21、FRM22、融着部補強材23などの光部品、
光ファイバコイル15の余長部分、各光部品を接続して
いる光ファイバを収納し、それらをポッティング樹脂2
0で固定するようにしたので、各光部品や光ファイバが
動くことがなくなり、雑音の小さい光ファイバ加速度セ
ンサを作ることが可能となる。
【0028】実施の形態3.この実施の形態は、実施の
形態1において、1方向の加速度検出を2方向の加速度
を検出できるようにしたものであり、ここでは、直方体
の接する2面に振動板を取り付け、例えばX、Y方向の
加速度を検出するようになっている。
【0029】図3は本発明の他の実施の形態に係る光フ
ァイバ加速度センサの構成を説明するための説明図であ
り、図3の(a)は光ファイバ加速度センサの各部品の
配置を説明するための上面概念図、図3の(b)は光フ
ァイバ加速度センサの内部構造を説明するための断面概
念図である。なお、この実施の形態では、マイケルソン
方式の光ファイバ加速度センサの例で説明する。
【0030】図において、26は振動板、27は光ファ
イバコイル、28は錘、29は支持台、30は押さえ、
31はポッティング樹脂、32は光カプラ、33はFR
M、34は融着部補強材、35はスペーサ、36は光コ
ネクタである。この実施の形態では、光ファイバコイル
27は2枚の振動板26の表裏面にそれぞれ2個ずつ設
けられ、FRM33はぞれぞれの光ファイバコイル27
に接続され、光ファイバコイル27を伝搬してきた光を
反射させるために4個設けられている。また、光ファイ
バコイル27、光カプラ32、FRM33及び光コネク
タ36間はそれぞれ光ファイバで接続されており、各光
ファイバの融着部が、融着部補強材34で補強されてお
り、ここでは、光ファイバの融着部が10箇所あるの
で、10個の融着部補強材34を使用している。
【0031】ここで、この実施の形態の光ファイバの接
続について説明する。なお、図3の(a)においては、
各部品の配置を説明するため、各部品間の光ファイバに
よる接続状態は省略して記載している。まず、2個の光
コネクタ36は光ファイバにより2個の光カプラ32に
接続され、その光コネクタ36と光カプラ32を接続す
る光ファイバの融着部が融着部補強材34で補強されて
いる。
【0032】そして、2個の光カプラ32からそれぞれ
2本の光ファイバが分岐されて出力されており、それぞ
れ4個の光ファイバコイル27の一方に接続され、その
光カプラ32と各光ファイバコイル27を接続する光フ
ァイバの融着部が融着部補強材34で補強されている。
そして、各光ファイバコイル27の他方にそれぞれFR
M33が接続され、その光ファイバコイル27とFRM
33を接続する光ファイバの融着部が融着部補強材34
で補強されている。
【0033】そして、光カプラ32、FRM33及び融
着部補強材34などの光部品は、図3の(b)に示すよ
うに、振動板26を固定している支持台29の周辺部に
形成された空間に収納され、その空間内にポッティング
樹脂31を充填して、各光部品を固定するようになって
いる。なお、ポッティング樹脂31を充填する際は、支
持台29の周辺部に形成された空間を覆うように型など
を使用してポッティング樹脂31を充填し、ポッティン
グ樹脂31が固まった後その型を外すことにより、各光
部品を固定している。
【0034】なお、図3の(a)に示した光カプラ3
2、FRM33及び融着部補強材34などの光部品の配
置は、図3の(a)に限らず、支持台29の周辺部に形
成された空間に格納されていれば、どこの場所に格納さ
れるようになっていてもよい。
【0035】次に、この実施の形態の光ファイバ加速度
センサの構成について説明する。まず、渦巻き状に巻か
れた光ファイバコイル27は、2枚の振動板26の表裏
面にそれぞれ取り付けられており、その2枚の振動板2
6に錘28がスペーサ35を介して取り付けられ、錘2
8が取り付けられた振動板26は支持台29及び押さえ
30で挟むことにより支持台29の接する2面に固定さ
れている。そして、支持台29の周辺部に空間が形成さ
れており、その空間に光カプラ32、FRM33及び融
着部補強材34などの光部品と光ファイバコイル27の
余長部分が収納され、ポッティング樹脂31が充填され
て、光カプラ32、FRM33及び融着部補強材34な
どの光部品や光ファイバコイル27の余長部分、各光部
品を接続している光ファイバが固定されている。
【0036】なお、図3の(b)で示した光カプラ3
2、FRM33及び融着部補強材34などの光部品の配
置は、各光部品の個数を説明するためのもので、支持台
29の周辺部に形成された空間に格納されていれば、ど
この場所に格納されるようになっていてもよい。
【0037】また、支持台29及び押さえ30にはぞれ
ぞれ、光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けられ
ており、支持台29に設けられた貫通孔には、光コネク
タ26と光カプラ32との間の光ファイバ、及び振動板
26の裏面に取り付けられた光ファイバコイル27とそ
の光ファイバコイル27に接続された光カプラ32及び
FRM33との間の光ファイバが通り、押さえ30に設
けられた貫通孔には、振動板26の表面に取り付けられ
た光ファイバコイル27とその光ファイバコイル27に
接続された光カプラ32及びFRM33との間の光ファ
イバが通っている。
【0038】次に、この実施の形態の加速度検出の動作
について説明する。まず、光ファイバ加速度センサにX
方向の振動が加わると、錘28がX方向に振動する。そ
して、X方向の振動板26の表裏面にそれぞれ取り付け
られた光ファイバコイル27は、振動板26のたわみ振
動により互いに逆方向に伸縮し、2つの光ファイバコイ
ル27の間に長さの差が生じ、2本の光ファイバコイル
27の間に長さの差があると、光ファイバコイル27の
光ファイバ中を伝搬するレーザ光に位相差が生じ、一
方、Y方向の振動板26にたわみ振動は起きにくいの
で、2つの光ファイバコイル27の間に長さの差は生じ
にくい。そして、FRM33で反射されたそれぞれの反
射光が光カプラ32を介して干渉光として光コネクタ3
6に出力され、その干渉光をO/E変換し復調処理を施
せば、X方向の振動加速度を検出することができる。Y
方向についても同様にして振動加速度を検出することが
できる。
【0039】この実施の形態では、支持台29の周辺部
に空間を形成し、その空間に光カプラ32、FRM3
3、融着部補強材34などの光部品、光ファイバコイル
27の余長部分、各光部品を接続している光ファイバを
収納し、それらをポッティング樹脂31で固定するよう
にしたので、各光部品や光ファイバが動くことがなくな
り、雑音の小さい光ファイバ加速度センサを作ることが
可能となる。
【0040】実施の形態4.この実施の形態は、実施の
形態2において、1方向の加速度検出を2方向の加速度
を検出できるようにしたものであり、ここでは、直方体
の接する2面とその2面に対向する位置に動板を取り付
け、例えばX、Y方向の加速度を検出するようになって
いる。図4は本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ
加速度センサの構成を説明するための説明図であり、図
4の(a)は光ファイバ加速度センサの各部品の配置を
説明するための上面概念図、図4の(b)は光ファイバ
加速度センサの内部構造を説明するための断面概念図で
ある。なお、この実施の形態では、マイケルソン方式の
光ファイバ加速度センサの例で説明する。
【0041】図において、37は振動板、38は光ファ
イバコイル、39は錘、40は支持台、41は押さえ、
42はポッティング樹脂、43は光カプラ、44はFR
M、45は融着部補強材、46はスペーサ、47は光コ
ネクタである。この実施の形態では、光ファイバコイル
38は4枚の振動板37の表面にそれぞれ設けられ、F
RM44はぞれぞれの光ファイバコイル15に接続さ
れ、光ファイバコイル38を伝搬してきた光を反射させ
るために4個設けられている。また、光ファイバコイル
38、光カプラ43、FRM44及び光コネクタ47間
はそれぞれ光ファイバで接続されており、各光ファイバ
の融着部が、融着部補強材45で補強されており、ここ
では、光ファイバの融着部が10箇所あるので、10個
の融着部補強材45を使用している。
【0042】ここで、この実施の形態の光ファイバの接
続について説明する。なお、図4の(a)においては、
各部品の配置を説明するため、各部品間の光ファイバに
よる接続状態は省略して記載している。まず、2本の光
コネクタ47は光ファイバにより2個の光カプラ43に
接続され、その光コネクタ47と光カプラ43を接続す
る光ファイバの融着部が融着部補強材45で補強されて
いる。
【0043】そして、2本の光カプラ43からそれぞれ
2本の光ファイバが分岐されて出力されており、それぞ
れ4個の光ファイバコイル38の一方に接続され、その
光カプラ43と各光ファイバコイル38を接続する光フ
ァイバの融着部が融着部補強材45で補強されている。
そして、各光ファイバコイル38の他方にそれぞれFR
M44が接続され、その光ファイバコイル38とFRM
44を接続する光ファイバの融着部が融着部補強材45
で補強されている。
【0044】そして、光カプラ43、FRM44及び融
着部補強材45などの光部品は、図4の(b)に示すよ
うに、振動板37を固定している支持台40の周辺部に
形成された空間に収納され、その空間内にポッティング
樹脂42を充填して、各光部品を固定するようになって
いる。なお、ポッティング樹脂42を充填する際は、支
持台40の周辺部に形成された空間を覆うように型など
を使用してポッティング樹脂42を充填し、ポッティン
グ樹脂42が固まった後その型を外すことにより、各光
部品を固定している。
【0045】なお、図4の(a)に示した光カプラ4
3、FRM44及び融着部補強材45などの光部品の配
置は、図4の(a)に限らず、支持台40の周辺部に形
成された空間に格納されていれば、どこの場所に格納さ
れるようになっていてもよい。
【0046】次に、この実施の形態の光ファイバ加速度
センサの構成について説明する。まず、渦巻き状に巻か
れた光ファイバコイル38は、4枚の振動板37の表面
にそれぞれ取り付けられており、その4枚の振動板37
の対向する2枚の振動板37に錘39がスペーサ46を
介してそれぞれ取り付けられ、錘39が取り付けられた
4枚の振動板37は支持台40及び押さえ41で挟むこ
とにより支持台40の接する4面に固定されている。そ
して、支持台40の周辺部に空間が形成されており、そ
の空間に光カプラ43、FRM44及び融着部補強材4
5などの光部品と光ファイバコイル38の余長部分が収
納され、ポッティング樹脂42が充填されて、光カプラ
43、FRM44及び融着部補強材45などの光部品や
光ファイバコイル38の余長部分、各光部品を接続して
いる光ファイバが固定されている。
【0047】なお、図4の(b)で示した光カプラ4
3、FRM44及び融着部補強材45などの光部品の配
置は、各光部品の個数を説明するためのもので、支持台
40の周辺部に形成された空間に格納されていれば、ど
この場所に格納されるようになっていてもよい。
【0048】また、支持台40及び押さえ41にはぞれ
ぞれ、光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けられ
ており、支持台40に設けられた貫通孔には、光コネク
タ47と光カプラ43との間の光ファイバが通り、押さ
え41に設けられた貫通孔には、光ファイバコイル38
とその光ファイバコイル38に接続された光カプラ43
及びFRM44との間の光ファイバが通っている。
【0049】なお、この実施の形態では、光ファイバコ
イル38を4枚の振動板37の表面のそれぞれに取り付
けるようにしているが、それぞれ裏面に取り付けるよう
にしてもよい。その場合は、押さえ41ではなく、支持
台40に光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けら
れ、光ファイバコイル38とその光ファイバコイル38
に接続された光カプラ43及びFRM44との間の光フ
ァイバが通ることとなる。
【0050】次に、この実施の形態の加速度検出の動作
について説明する。まず、光ファイバ加速度センサにX
方向の振動が加わると、錘39がX方向に振動する。そ
して、X方向の2枚の振動板37の表面にそれぞれ取り
付けられた光ファイバコイル38は、振動板37のたわ
み振動により互いに逆方向に伸縮し、2つの光ファイバ
コイル38の間に長さの差が生じ、2本の光ファイバコ
イル38の間に長さの差があると、光ファイバコイル3
8の光ファイバ中を伝搬するレーザ光に位相差が生じ、
一方、Y方向の2枚の振動板37にたわみ振動は起きに
くいので、2つの光ファイバコイル38の間に長さの差
は生じにくい。そして、FRM44で反射されたそれぞ
れの反射光が光カプラ43を介して干渉光として光コネ
クタ47に出力され、その干渉光をO/E変換し復調処
理を施せば、X方向の振動加速度を検出することができ
る。Y方向についても同様にして振動加速度を検出する
ことができる。
【0051】この実施の形態では、支持台40の周辺部
に空間を形成し、その空間に光カプラ43、FRM4
4、融着部補強材45などの光部品、光ファイバコイル
38の余長部分、各光部品を接続している光ファイバを
収納し、それらをポッティング樹脂42で固定するよう
にしたので、各光部品や光ファイバが動くことがなくな
り、雑音の小さい光ファイバ加速度センサを作ることが
可能となる。
【0052】実施の形態5.この実施の形態は、実施の
形態1において、1方向の加速度検出を3方向の加速度
を検出できるようにしたものであり、ここでは、直方体
の接する3面に振動板を取り付け、例えばX、Y、Z方
向の加速度を検出するようになっている。
【0053】図5は本発明の他の実施の形態に係る光フ
ァイバ加速度センサの構成を説明するための説明図であ
り、図5の(a)は光ファイバ加速度センサの各部品の
配置を説明するための上面概念図、図5の(b)は光フ
ァイバ加速度センサの内部構造を説明するための断面概
念図である。なお、この実施の形態では、マイケルソン
方式の光ファイバ加速度センサの例で説明する。
【0054】図において、48は振動板、49は光ファ
イバコイル、50は錘、51は支持台、52は押さえ、
53はポッティング樹脂、54は光カプラ、55はFR
M、56は融着部補強材、57はスペーサ、58は光コ
ネクタである。この実施の形態では、光ファイバコイル
49は3枚の振動板48の表裏面にそれぞれ2個ずつ設
けられ、FRM55はぞれぞれの光ファイバコイル49
に接続され、光ファイバコイル49を伝搬してきた光を
反射させるために6個設けられている。また、光ファイ
バコイル49、光カプラ54、FRM55及び光コネク
タ58間はそれぞれ光ファイバで接続されており、各光
ファイバの融着部が、融着部補強材56で補強されてお
り、ここでは、光ファイバの融着部が15箇所あるの
で、15個の融着部補強材56を使用している。
【0055】ここで、この実施の形態の光ファイバの接
続について説明する。なお、図5の(a)においては、
各部品の配置を説明するため、各部品間の光ファイバに
よる接続状態は省略して記載している。まず、3個の光
コネクタ58は光ファイバにより3個の光カプラ54に
接続され、その光コネクタ58と光カプラ54を接続す
る光ファイバの融着部が融着部補強材56で補強されて
いる。
【0056】そして、3個の光カプラ54からそれぞれ
2本の光ファイバが分岐されて出力されており、それぞ
れ6個の光ファイバコイル49の一方に接続され、その
光カプラ54と各光ファイバコイル49を接続する光フ
ァイバの融着部が融着部補強材56で補強されている。
そして、各光ファイバコイル49の他方にそれぞれFR
M55が接続され、その光ファイバコイル49とFRM
55を接続する光ファイバの融着部が融着部補強材56
で補強されている。
【0057】そして、光カプラ54、FRM55及び融
着部補強材56などの光部品は、図5の(b)に示すよ
うに、振動板48を固定している支持台51の周辺部に
形成された空間に収納され、その空間内にポッティング
樹脂53を充填して、各光部品を固定するようになって
いる。なお、ポッティング樹脂53を充填する際は、支
持台51の周辺部に形成された空間を覆うように型など
を使用してポッティング樹脂53を充填し、ポッティン
グ樹脂53が固まった後その型を外すことにより、各光
部品を固定している。
【0058】なお、図5の(a)に示した光カプラ5
4、FRM55及び融着部補強材56などの光部品の配
置は、図5の(a)に限らず、支持台51の周辺部に形
成された空間に格納されていれば、どこの場所に格納さ
れるようになっていてもよい。
【0059】次に、この実施の形態の光ファイバ加速度
センサの構成について説明する。まず、渦巻き状に巻か
れた光ファイバコイル49は、3枚の振動板48の表裏
面にそれぞれ取り付けられており、その3枚の振動板4
8に錘50がスペーサ57を介して取り付けられ、錘5
0が取り付けられた振動板48は支持台51及び押さえ
52で挟むことにより支持台51の接する3面に固定さ
れている。そして、支持台51の周辺部に空間が形成さ
れており、その空間に光カプラ54、FRM55及び融
着部補強材56などの光部品と光ファイバコイル49の
余長部分が収納され、ポッティング樹脂53が充填され
て、光カプラ54、FRM55及び融着部補強材56な
どの光部品や光ファイバコイル49の余長部分、各光部
品を接続している光ファイバが固定されている。
【0060】なお、図5の(b)で示した光カプラ5
4、FRM55及び融着部補強材56などの光部品の配
置は、各光部品の個数を説明するためのもので、支持台
51の周辺部に形成された空間に格納されていれば、ど
この場所に格納されるようになっていてもよい。
【0061】また、支持台51及び押さえ52にはぞれ
ぞれ、光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けられ
ており、支持台51に設けられた貫通孔には、光コネク
タ58と光カプラ54との間の光ファイバ、及び振動板
48の裏面に取り付けられた光ファイバコイル49とそ
の光ファイバコイル49に接続された光カプラ54及び
FRM55との間の光ファイバが通り、押さえ52に設
けられた貫通孔には、振動板48の表面に取り付けられ
た光ファイバコイル49とその光ファイバコイル49に
接続された光カプラ54及びFRM55との間の光ファ
イバが通っている。
【0062】次に、この実施の形態の加速度検出の動作
について説明する。まず、光ファイバ加速度センサにX
方向の振動が加わると、錘50がX方向に振動する。そ
して、X方向の振動板48の表裏面にそれぞれ取り付け
られた光ファイバコイル49は、振動板48のたわみ振
動により互いに逆方向に伸縮し、2つの光ファイバコイ
ル49の間に長さの差が生じ、2本の光ファイバコイル
49の間に長さの差があると、光ファイバコイル49の
光ファイバ中を伝搬するレーザ光に位相差が生じ、一
方、Y方向及びZ方向の振動板48にたわみ振動は起き
にくいので、2つの光ファイバコイル49の間に長さの
差は生じにくい。そして、FRM55で反射されたそれ
ぞれの反射光が光カプラ54を介して干渉光として光コ
ネクタ58に出力され、その干渉光をO/E変換し復調
処理を施せば、X方向の振動加速度を検出することがで
きる。Y方向、Z方向についても同様にして振動加速度
を検出することができる。
【0063】この実施の形態では、支持台51の周辺部
に空間を形成し、その空間に光カプラ54、FRM5
5、融着部補強材56などの光部品、光ファイバコイル
49の余長部分、各光部品を接続している光ファイバを
収納し、それらをポッティング樹脂53で固定するよう
にしたので、各光部品や光ファイバが動くことがなくな
り、雑音の小さい光ファイバ加速度センサを作ることが
可能となる。
【0064】実施の形態6.この実施の形態は、実施の
形態2において、1方向の加速度検出を3方向の加速度
を検出できるようにしたものであり、ここでは、直方体
の接する3面とその3面に対向する位置に動板を取り付
け、例えばX、Y、Z方向の加速度を検出するようにな
っている。図6は本発明の他の実施の形態に係る光ファ
イバ加速度センサの構成を説明するための説明図であ
り、図6の(a)は光ファイバ加速度センサの各部品の
配置を説明するための上面概念図、図6の(b)は光フ
ァイバ加速度センサの内部構造を説明するための断面概
念図である。なお、この実施の形態では、マイケルソン
方式の光ファイバ加速度センサの例で説明する。
【0065】図において、59は振動板、60は光ファ
イバコイル、61は錘、62は支持台、63は押さえ、
64はポッティング樹脂、65は光カプラ、66はFR
M、67は融着部補強材、68はスペーサ、69は光コ
ネクタである。この実施の形態では、光ファイバコイル
60は6枚の振動板59の表面にそれぞれ設けられ、F
RM66はぞれぞれの光ファイバコイル60に接続さ
れ、光ファイバコイル60を伝搬してきた光を反射させ
るために6個設けられている。また、光ファイバコイル
60、光カプラ65、FRM66及び光コネクタ69間
はそれぞれ光ファイバで接続されており、各光ファイバ
の融着部が、融着部補強材67で補強されており、ここ
では、光ファイバの融着部が15箇所あるので、15個
の融着部補強材67を使用している。
【0066】ここで、この実施の形態の光ファイバの接
続について説明する。なお、図6の(a)においては、
各部品の配置を説明するため、各部品間の光ファイバに
よる接続状態は省略して記載している。まず、3個の光
コネクタ69は光ファイバにより3個の光カプラ65に
接続され、その光コネクタ69と光カプラ65を接続す
る光ファイバの融着部が融着部補強材67で補強されて
いる。
【0067】そして、3個の光カプラ65からそれぞれ
2本の光ファイバが分岐されて出力されており、それぞ
れ6個の光ファイバコイル60の一方に接続され、その
光カプラ65と各光ファイバコイル60を接続する光フ
ァイバの融着部が融着部補強材67で補強されている。
そして、各光ファイバコイル60の他方にそれぞれFR
M66が接続され、その光ファイバコイル60とFRM
66を接続する光ファイバの融着部が融着部補強材67
で補強されている。
【0068】そして、光カプラ65、FRM66及び融
着部補強材67などの光部品は、図6の(b)に示すよ
うに、振動板59を固定している支持台62の周辺部に
形成された空間に収納され、その空間内にポッティング
樹脂64を充填して、各光部品を固定するようになって
いる。なお、ポッティング樹脂64を充填する際は、支
持台62の周辺部に形成された空間を覆うように型など
を使用してポッティング樹脂64を充填し、ポッティン
グ樹脂64が固まった後その型を外すことにより、各光
部品を固定している。
【0069】なお、図6の(a)に示した光カプラ6
5、FRM66及び融着部補強材67などの光部品の配
置は、図6の(a)に限らず、支持台62の周辺部に形
成された空間に格納されていれば、どこの場所に格納さ
れるようになっていてもよい。
【0070】次に、この実施の形態の光ファイバ加速度
センサの構成について説明する。まず、渦巻き状に巻か
れた光ファイバコイル60は、6枚の振動板59の表面
にそれぞれ取り付けられており、その6枚の振動板59
の対向する2枚の振動板59に錘61がスペーサ68を
介してそれぞれ取り付けられ、錘61が取り付けられた
6枚の振動板59は支持台62及び押さえ63で挟むこ
とにより支持台62の接する6面に固定されている。そ
して、支持台62の周辺部に空間が形成されており、そ
の空間に光カプラ65、FRM66及び融着部補強材6
7などの光部品と光ファイバコイル60の余長部分が収
納され、ポッティング樹脂64が充填されて、光カプラ
65、FRM66及び融着部補強材67などの光部品や
光ファイバコイル60の余長部分、各光部品を接続して
いる光ファイバが固定されている。
【0071】なお、図6の(b)で示した光カプラ6
5、FRM66及び融着部補強材67などの光部品の配
置は、各光部品の個数を説明するためのもので、支持台
62の周辺部に形成された空間に格納されていれば、ど
この場所に格納されるようになっていてもよい。
【0072】また、支持台62及び押さえ63にはぞれ
ぞれ、光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けられ
ており、支持台62に設けられた貫通孔には、光コネク
タ69と光カプラ65との間の光ファイバが通り、押さ
え63に設けられた貫通孔には、光ファイバコイル60
とその光ファイバコイル60に接続された光カプラ65
及びFRM66との間の光ファイバが通っている。
【0073】なお、この実施の形態では、光ファイバコ
イル60を6枚の振動板59の表面のそれぞれに取り付
けるようにしているが、それぞれ裏面に取り付けるよう
にしてもよい。その場合は、押さえ63ではなく、支持
台62に光ファイバの通る貫通孔(図示せず)が設けら
れ、光ファイバコイル60とその光ファイバコイル60
に接続された光カプラ65及びFRM66との間の光フ
ァイバが通ることとなる。
【0074】次に、この実施の形態の加速度検出の動作
について説明する。まず、光ファイバ加速度センサにX
方向の振動が加わると、錘61がX方向に振動する。そ
して、X方向の2枚の振動板59の表面にそれぞれ取り
付けられた光ファイバコイル60は、振動板59のたわ
み振動により互いに逆方向に伸縮し、2つの光ファイバ
コイル60の間に長さの差が生じ、2本の光ファイバコ
イル60の間に長さの差があると、光ファイバコイル6
0の光ファイバ中を伝搬するレーザ光に位相差が生じ、
一方、Y方向及びZ方向の2枚の振動板59にたわみ振
動は起きにくいので、2つの光ファイバコイル60の間
に長さの差は生じにくい。そして、FRM66で反射さ
れたそれぞれの反射光が光カプラ65を介して干渉光と
して光コネクタ69に出力され、その干渉光をO/E変
換し復調処理を施せば、X方向の振動加速度を検出する
ことができる。Y方向及びZ方向についても同様にして
振動加速度を検出することができる。
【0075】この実施の形態では、支持台62の周辺部
に空間を形成し、その空間に光カプラ65、FRM6
6、融着部補強材67などの光部品、光ファイバコイル
60の余長部分、各光部品を接続している光ファイバを
収納し、それらをポッティング樹脂64で固定するよう
にしたので、各光部品や光ファイバが動くことがなくな
り、雑音の小さい光ファイバ加速度センサを作ることが
可能となる。
【0076】なお、実施の形態1〜6では、光カプラ、
FRM、融着部補強材などの光部品、光ファイバコイル
の余長部分、各光部品を接続している光ファイバをする
のにポッティング樹脂を使用しているが、ポッティング
樹脂に限らず、光ファイバとの相性のよい樹脂であれば
どのような樹脂を用いてもよい。また、実施の形態1〜
6では、マイケルソン方式の光ファイバ加速度センサの
例で説明したが、マッハ・ツェンダ方式の光ファイバ加
速度センサに適用することもできる。
【0077】また、実施の形態1〜6では、ファイバコ
イルを渦巻き状に巻いたものとして説明したが、ファイ
バコイルの形状は渦巻き状に限ったものではなく、直線
など他の形状でもよく、振動板も円形ではなく他の形状
であってもよい。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ファイ
バコイルがそれぞれ逆の方向に伸縮するように取り付け
られた振動板、振動板を支持する支持台及び振動板に取
り付けられた錘からなる加速度検出部と、光ファイバコ
イルに接続され、光ファイバコイルに光を入力させ、光
ファイバコイル中を伝搬した光を干渉させて干渉光を出
力する光部品とを備え、加速度検出部の周辺に光部品を
収納する空間を設け、その空間に樹脂を充填し光部品を
固定するようにしたので、各光部品や光ファイバが動く
ことがなくなり、雑音の小さい光ファイバ加速度センサ
を作ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る光ファイバ加速度
センサの構成を説明するための説明図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ加速
度センサの構成を説明するための説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ加速
度センサの構成を説明するための説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ加速
度センサの構成を説明するための説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ加速
度センサの構成を説明するための説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る光ファイバ加速
度センサの構成を説明するための説明図である。
【図7】従来の光ファイバ加速度センサの外観を示す図
である。
【符号の説明】
1、14、26、37、48、59 振動板(加速度検
出部) 2、15、27、38、49、60 光ファイバコイル
(加速度検出部) 3、16、28、39、50、61 錘(加速度検出
部) 4、17、29、40、51、62 支持台(加速度検
出部) 5、18、30、41、52、63 押さえ 6、19 収納ケース 7、20、31、42、53、64 ポッティング樹脂 8、21、32、43、54、65 光カプラ 9、22、33、44、55、66 FRM 10、23、34、45、56、67 融着部補強材 11、24、35、46、57、68 スペーサ 12 底板 13、25、36、47、58、69 光コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 秀則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 森 孝之 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 2H038 AA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバコイルがそれぞれ逆の方向に
    伸縮するように取り付けられた振動板、前記振動板を支
    持する支持台及び前記振動板に取り付けられた錘からな
    る加速度検出部と、 前記光ファイバコイルに接続され、前記光ファイバコイ
    ルに光を入力させ、前記光ファイバコイル中を伝搬した
    光を干渉させて干渉光を出力する光部品とを備え、 前記加速度検出部の周辺に前記光部品を収納する空間を
    設け、その空間に樹脂を充填し前記光部品を固定するこ
    とを特徴とする光ファイバ加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記加速度検出部は、前記錘を挟んで対
    向する面にそれぞれ前記振動板を取り付けたことを特徴
    とする請求項1記載の光ファイバ加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記加速度検出部を直交する2面に配置
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ
    加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記加速度検出部を直交する3面に配置
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ
    加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記加速度検出部を直交する2面に配置
    し、前記錘を2軸直交状態に嵌合させたことを特徴とす
    る請求項2記載の光ファイバ加速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記加速度検出部を直交する3面に配置
    し、前記錘を3軸直交状態に嵌合させたことを特徴とす
    る請求項2記載の光ファイバ加速度センサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030327B2 (en) 2003-10-08 2006-04-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Acceleration detector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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