JP2001050883A - 複合機能材料試験機 - Google Patents

複合機能材料試験機

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JP2001050883A
JP2001050883A JP11222765A JP22276599A JP2001050883A JP 2001050883 A JP2001050883 A JP 2001050883A JP 11222765 A JP11222765 A JP 11222765A JP 22276599 A JP22276599 A JP 22276599A JP 2001050883 A JP2001050883 A JP 2001050883A
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JP
Japan
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lever member
sample
indenter
testing machine
load
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JP11222765A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Hayashi
浩孝 林
Motokimi Araki
基臣 荒木
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Akashi Corp
Original Assignee
Akashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一台で、引っかき試験及び硬さ試験を行うこと
ができる、複合機能材料試験機を提供する。 【解決手段】試料(6)を載せる移動台(5)と、この
移動台(5)上の試料(6)に対し圧接可能な圧子
(2)を一端側に有し、中間部で回転方向に柔軟で軸中
心に対しほぼ垂直方向の荷重には強い特性を具備する十
字バネ部材(4,4)により回動自在に支持されたレバ
ー部材(1)と、このレバー部材(1)の圧子(2)と
反対側の他端側に設けられ、圧子(2)に対し試料
(6)に対する押圧力を付与する負荷発生部(3)とを
備え、移動台(5)を十字バネ部材(4,4)の軸中心
に対しほぼ垂直方向に移動可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引っかき試験及び
硬さ試験を行うことができる、複合機能材料試験機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】塗装膜やメッキ層等の表面改質層の材料
特性の評価には、硬さ試験機が用いられている。また、
このような膜の付着強度を試験するためには、粘着テー
プ等による剥離試験や、膜に当接した引っかき具に、上
方からある一定の力を加えながら、引っかき具又は膜が
載っている試料台を動かすことによって、膜に引っかき
具による引っかき傷を与える引っかき試験などを行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの試験
を行うためには、それぞれの試験機を用意しなくてはな
らず、また、別々に試験を行わなくてはならないため、
コストがかかり、作業が煩雑であるといった問題があ
る。そこで、硬さ試験機で引っかき試験を行うことを試
みたが、従来の硬さ試験機の圧子を支持して荷重をかけ
る機構部は、横方向への剛性が小さく、引っかき試験を
行うことができなかった。
【0004】そこで、本発明の課題は、一台で、引っか
き試験及び硬さ試験を行うことができる、複合機能材料
試験機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、試料(6)を載せる移動台
(5)と、この移動台上の試料に対し圧接可能な圧子
(2)を一端側に有し、中間部で回動自在に支持された
レバー部材(1)と、このレバー部材の圧子と反対側の
他端側に設けられ、圧子に対し試料に対する押圧力を付
与する負荷発生部(3)と、を備えることを特徴として
いる。
【0006】ここで、移動台は試料を確実に保持して、
水平方向に移動するものとする。また、レバー部材は剛
性が強く、負荷等により撓みにくいものとする。負荷発
生部は、レバー部材を下方から押し上げるように負荷を
かけるものとし、レバー部材は回動によって試料の上方
から圧子を試料に圧接するものとする。
【0007】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、中間部で回動自在に支持されたレバー部材の一端側
に圧子を、他端側に負荷発生部を設けたことにより、負
荷発生部で発生させた負荷でレバー部材が回動し、圧子
に押圧力を付与することができる。したがって、移動台
が停止状態で移動台上の試料の硬さ試験を行うことがで
き、また、移動台を移動させて引っかき試験を行うこと
ができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の複
合機能材料試験機であって、レバー部材は、回転方向に
柔軟で軸中心に対しほぼ垂直方向の荷重には強い特性を
具備する十字バネ部材(4,4)により回動自在に支持
されていて、移動台は、十字バネ部材の軸中心に対しほ
ぼ垂直方向に移動すること、を特徴としている。
【0009】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、レバー部材に、回転方向に柔軟で軸中心に対しほぼ
垂直方向の荷重に強い十字バネ部材を設けたことによ
り、移動台が十字バネ部材の軸中心に対してほぼ垂直方
向に移動することで、試料の引っかき試験と硬さ試験を
確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る複合機能材
料試験機の実施の形態例を図1および図2に基づいて説
明する。先ず、図1は複合機能材料試験機の圧子を押し
込む部分の機構を示す斜視図であり、図2は側面図であ
る。レバー部材1は、一端の下側に圧子2を有し、他端
には圧子2に押圧力を付与するための負荷をレバー部材
1に加える負荷発生部3を有している。レバー部材1の
中間部両側には、十字バネ部材4,4が、十字バネ部材
4,4の軸がレバー部材1の長さ方向と直角になるよう
に設置され、レバー部材1はこの十字バネ部材4,4に
よって、回動可能に支持されている。レバー部材1は剛
性が高く、十字バネ部材4,4は軸中心に対して、回転
方向には柔軟であり、垂直方向から加わる力には強い特
性を有している。負荷発生部3は、レバー部材1に下方
から押し上げるように負荷を与えて、レバー部材1を十
字バネ部材4,4を中心に回動させ、圧子2を備えた側
の端を下げることによって、圧子2を移動台5上の試料
6に圧接させるようになっている。負荷発生部3で発生
させる負荷は任意に設定できるものとする。移動台5は
試料6を固定した状態で水平且つ、十字バネ部材4,4
と垂直方向に移動するものとし、例えば、ステッピング
モーター駆動による移動台等が挙げられる。移動する速
度は適宜設定できるものとする。
【0011】次に、本複合機能材料試験機を用いた硬さ
試験及び引っかき試験の方法を説明する。まず、硬さ試
験は、移動台5上に試料6を固定し、移動台5を停止し
た状態でレバー部材1に負荷発生部3によって所定の負
荷をかける。この負荷によりレバー部材1は十字バネ
4,4を中心に回動し、上方から試料6に圧子2が圧接
され、硬さ試験が行われる。引っかき試験は、硬さ試験
と同様に、停止状態の移動台5に固定された試料6にレ
バー部材1の圧子2を上方から所定の負荷をかけて圧接
し、圧子2を圧接したまま、移動台5を所定の速度で水
平且つ十字バネ部材4,4と垂直方向に移動させる。移
動台5を移動させながら圧子2による押圧力を変化させ
て、引っかき試験を行う。
【0012】引っかき試験の結果を判断する方法として
は、試験機に装備した顕微鏡で、引っかき試験によって
形成された試料6の傷の幅を観察する方法と、図3に示
すように、レバー部材1の圧子2側に取り付けた変位計
7で、引っかき試験中の圧子2の動き(押し込み量)を
測定する方法がある。顕微鏡で観察する方法では、図4
に示すように、移動台5の下部にシフト機構を装備し、
引っかき試験を行った後、移動台5をレバー部材1から
顕微鏡の下方へと移動させるようにすると良い。
【0013】このように、上記実施の形態の複合機能材
料試験機によれば、剛性の強いレバー部材1を、軸中心
に対して、回転方向には柔軟であり、垂直方向から加わ
る力には強い十字バネ部材4,4で支持し、負荷をかけ
て回動させることによってレバー部材1に設けられた圧
子2に押圧力を与え、移動台5を十字バネ部材4,4の
軸中心に対して垂直方向に移動可能としたことにより、
1つの試験機で、硬さ試験と引っかき試験とを行うこと
ができる。従って、経済的であり、試験作業も容易とな
る。また、試験機に顕微鏡を設ければ、引っかき試験及
び硬さ試験によって生じた試料6の傷から結果の解析を
行うことができ、レバー部材1に変位計を設ければ、試
験中の圧子2の動きからから結果の解析を行うことが可
能である。
【0014】なお、以上の実施の形態例においては、十
字バネ部材を2つ設けたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、引っかき試験によって、レバー部材に回
転力がかからないようすることが可能であれば、1つで
も良いし、複数個縦に並べても良い。また、レバー部材
の形状や負荷発生部の構造等も任意であり、その他、具
体的な細部構造等についても適宜に変更可能であること
は勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る複合機能材料試験機によれば、負荷発生部で一端側に
負荷をかけられたレバー部材が回動することによって、
他端の圧子に試料への押圧力を付与することができるの
で、試料台を停止させておくと試料の硬さ試験を行うこ
とができ、移動台を移動させると引っかき試験を行うこ
とができる。
【0016】請求項2記載の発明に係る複合機能材料試
験機によれば、請求項1記載の発明による効果に加え、
レバー部材に十字バネ部材を設け、移動台を十字バネ部
材の軸中心に対してほぼ垂直方向に動かすことにより、
試料の引っかき試験も確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての複合機能材料試
験機の圧子を押し込む機構を示す斜視図ある。
【図2】図1における圧子を押し込む機構の側面図であ
る。
【図3】変位計を備えた複合機能材料試験機のレバー部
材の構造を示す斜視図である。
【図4】顕微鏡を備えた複合機能材料試験機において、
移動台をレバー部材の下方から顕微鏡の下方へと移動さ
せる、シフト機構の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 レバー部材 2 圧子 3 負荷発生部 4 十字バネ部材 5 移動台 6 試料 7 変位計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を載せる移動台と、 この移動台上の試料に対し圧接可能な圧子を一端側に有
    し、中間部で回動自在に支持されたレバー部材と、 このレバー部材の圧子と反対側の他端側に設けられ、圧
    子に対し試料に対する押圧力を付与する負荷発生部と、 を備えること、を特徴とする複合機能材料試験機。
  2. 【請求項2】レバー部材は、回転方向に柔軟で軸中心に
    対しほぼ垂直方向の荷重には強い特性を具備する十字バ
    ネ部材により回動自在に支持されていて、 移動台は、十字バネ部材の軸中心に対しほぼ垂直方向に
    移動すること、を特徴とする請求項1記載の複合機能材
    料試験機。
JP11222765A 1999-08-05 1999-08-05 複合機能材料試験機 Pending JP2001050883A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526836A (ja) * 2005-01-06 2008-07-24 シージェー チェイルジェダン コーポレーション シブトラミンの無機酸塩
JP2009145201A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Shimadzu Corp 試験機
JP2019502139A (ja) * 2016-01-18 2019-01-24 ヘルムート・フィッシャー・ゲーエムベーハー・インスティテュート・フューア・エレクトロニク・ウント・メステクニク 検体の表面への圧入体の圧入運動中に測定信号を特定するための測定装置、測定構成および方法
RU2774783C1 (ru) * 2021-10-01 2022-06-22 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Иркутский национальный исследовательский технический университет" (ФГБОУ ВО "ИРНИТУ") Установка для диагностики несущей способности поверхностных слоев изделий

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