JP2001050246A - 弾性を有するローラ表面の洗浄方法 - Google Patents

弾性を有するローラ表面の洗浄方法

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JP2001050246A
JP2001050246A JP11227452A JP22745299A JP2001050246A JP 2001050246 A JP2001050246 A JP 2001050246A JP 11227452 A JP11227452 A JP 11227452A JP 22745299 A JP22745299 A JP 22745299A JP 2001050246 A JP2001050246 A JP 2001050246A
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Japan
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roller
cleaning
dust
gun
washing
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JP11227452A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Harashima
原島  寛
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの表面に付着している塵埃等を、短時
間のうちにほぼ完全に除去する。 【解決手段】 ローラ1を水平軸回りに回転させなが
ら、その直上の洗浄ガン3より、研磨材を含む洗浄液5
をローラ1の表面に噴射するとともに、洗浄ガン3をロ
ーラ1の軸線方向に往復移動させて、ローラ1の表面に
付着している塵埃等を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機や
プリンタ等に用いられる現像ローラ、転写ローラ、トナ
ー搬送ローラ、給紙ローラ、定着ローラ等の弾性を有す
るローラの表面を効果的に洗浄しうる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような弾性を有するローラに樹脂
塗装等を行う際の前処理工程において、その表面に付着
している研削屑や切削屑、またはハウスダスト等の塵埃
を除去する必要がある。
【0003】また上述のような弾性を有するローラは、
超音波洗浄することができないので、従来は、その表面
に付着している塵埃等は、フロンやトリクレン等の有機
溶剤を用いて洗浄するか、あるいは、圧縮空気を吹き付
けたり、または粘着テープを使用するなどして除去して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した有機溶剤によ
る洗浄では、塵埃等の除去効果が高い反面、作業環境を
悪化させたり、洗浄可能なローラの材質が制約されると
いう問題がある。
【0005】圧縮空気や粘着テープによる方法では、塵
埃等の除去が十分に行われず、また手間がかかるので作
業能率が低い。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、ローラの表面に付着している塵埃等を、短時間の
うちにほぼ完全に除去しうるようにした、特に弾性を有
するローラの表面の洗浄に適する方法を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 弾性を有するローラの表面に、研磨材を含む洗
浄液を、圧縮空気と共に噴射して、前記研磨材を前記ロ
ーラに付着している塵埃等にたたきつけることにより、
前記塵埃等を剥離して除去する。
【0008】(2) 上記(1)項において、研磨材を、球
状微小アルミナ粒子又は溶融アルミナとする。
【0009】(3) 上記(1)項において、研磨材を、破
砕状の微小アルミナ粒子又は溶融アルミナとする。
【0010】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、ローラを水平軸回りに回転させながら、その上方に
設けた洗浄ガンを、ローラの軸線方向に往復移動させつ
つ、洗浄液をローラの表面に噴射させる。
【0011】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、洗浄ガンの中心軸線を、洗浄液がローラの外周面の
回転方向と対向する方向に噴射されるように、ローラの
中心より側方にずらしておく。
【0012】(6) 上記(4)または(5)項において、洗
浄ガンの軸線を、ローラのほぼ接線方向に向ける。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の洗浄方
法を示すもので、(1)は、前述した複写機やプリンタ等
に用いられる弾性を有するローラを示す。ローラ(1)
は、ゴム系(例えばエチレンプロピレンゴム)、エラスト
マ(例えばポリウレタン系)、又はウレタンフォーム等の
弾性体により成形されている。
【0014】ローラ(1)は、前後1対(以下、方向は図
2の右方を前とする)の支持ローラ(2)(2)間に載置さ
れ、両支持ローラ(2)(またはそのいずれか一方)を、
側面視時計回りに駆動することにより、反時計回りに回
転されるようになっている。
【0015】ローラ(1)の直上には、ノズル(3a)を下方
に向けた洗浄ガン(3)が、その上下方向を向く中心軸線
をローラ(1)の中心よりも前方、すなわち外周部側にず
らして、左右方向に往復移動可能に設けられている。
【0016】洗浄ガン(3)には、上方の供給管(4)より
圧縮空気が、また下方の供給管(4)より研磨材を含む水
又は水性の洗浄剤が、それぞれ供給され、それらの洗浄
液(5)が、下端のノズル(3a)より高速で噴射されるよう
になっている。なお、研磨材としては、平均粒径が50〜
100μmの範囲のセラミックス系、例えばアルミナ等の
球状又は破砕状粒子、もしくは溶融シリカが用いられ
る。なお、破砕状粒子は、ローラ(1)が比較的硬質であ
る場合、または、塵埃等が多量に付着している場合に用
いられる。
【0017】ローラ(1)を一定速で回転させた状態で、
洗浄ガン(3)のノズル(3a)より、洗浄液(5)を勢いよく
噴射するとともに、洗浄ガン(3)をローラ(1)の軸方向
に往復移動させると、ローラ(1)の表面に付着している
研、切削屑や塵埃等は、研磨材により剥離され、洗浄液
(5)により洗い流されて除去される。
【0018】この洗浄時において、洗浄ガン(3)の軸線
は、ローラ(1)の中心より前方すなわち外周部側に偏位
しており、またローラ(1)を図2における反時計回りに
回転させて、その上向き回転側に向かって洗浄液(5)を
噴射するようにしているため、塵埃等の剥離効果が大で
あり、かつ洗浄液(5)がローラ(1)の表面に衝突する際
の相対速度も大となり、塵埃等が効果的に除去される。
【0019】なお、両支持ローラ(2)を省略し、ローラ
(1)の軸(1a)を直接回転手段により回転させて洗浄を行
ってもよい。
【0020】図3では、洗浄ガン(3)の中心軸線を、ロ
ーラ(1)の回転方向である後方に傾斜させ、ノズル(3a)
よりの洗浄液(5)が、ローラ(1)の外周面のほぼ接線方
向に噴射されるようにしてある。このようにすると、比
較的軟質のローラ(1)に、鋭利な突起を有する破砕状の
研磨材を噴射しても研磨材の衝突力が緩和されるので、
これがローラ(1)の表面に突き刺さる恐れはなく、かつ
塵埃の剥離効果もより高まる。
【0021】以上説明したように、上記実施形態におい
ては、ローラ(1)の表面に向かって研磨材を含む洗浄液
(5)を勢いよく噴射するようにしているため、従来のよ
うな圧縮空気や粘着テープ等では除去困難な塵埃等で
も、研磨材によりたたかれて剥離され、かつ洗い流され
るので、ローラ(1)の表面に塵埃等が残ることはなく、
短時間のうちに完全に除去される。従って、従来のよう
な有機溶剤を使用する必要はなく、作業環境を悪化させ
ることがない。また、洗浄可能なローラの材質が制約さ
れるということもない。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ローラの
表面に付着している塵埃等が効果的にほぼ完全に除去さ
れるため、従来の圧縮空気の吹き付けや粘着テープ等に
比して、作業能率は大幅に向上する。また、従来のよう
な有機溶剤を使用する必要がないので、作業環境を悪化
させたり、洗浄可能なローラの材質が制約されたりする
こともない。
【0023】請求項2記載の発明によれば、アルミナ又
は溶融シリカは、強度が高く、耐衝撃性にも優れている
ため、研磨材が割れたりすることがなく、洗浄液を繰返
し使用しうるので経済的となる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2の効果に加えて、塵埃等の剥離作用が大となるので、
ローラの表面に多量の塵埃等が付着していても、これを
短時間で除去しうる。
【0025】請求項4記載の発明によれば、ローラの表
面に付着している塵埃等を、むらなく効果的に除去しう
る。
【0026】請求項5記載の発明によれば、ローラの表
面の塵埃等の剥離効果が高まるとともに、洗浄液がロー
ラ表面に衝突する際の相対速度も大となるので、塵埃等
の除去効果が高まる。
【0027】請求項6記載の発明によれば、ローラの表
面に付着している塵埃等の剥離効果がより高まるととも
に、比較的軟質のローラであっても、鋭利な研磨材がロ
ーラの表面に突き刺さるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるローラの洗浄例を示す正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線の縦断側面図である。
【図3】同じく、洗浄ガンを傾斜した状態の要部の側面
図である。
【符号の説明】
(1)ローラ (2)支持ローラ (3)洗浄ガン (3a)ノズル (4)供給管 (5)洗浄液

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有するローラの表面に、研磨材を
    含む洗浄液を、圧縮空気と共に噴射して、前記研磨材を
    前記ローラに付着している塵埃等にたたきつけることに
    より、前記塵埃等を剥離して除去することを特徴とする
    弾性を有するローラ表面の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 研磨材を、球状微小アルミナ粒子又は溶
    融アルミナとした請求項1記載の弾性を有するローラ表
    面の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 研磨材を、破砕状の微小アルミナ粒子又
    は溶融アルミナとした請求項1記載の弾性を有するロー
    ラ表面の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 ローラを水平軸回りに回転させながら、
    その上方に設けた洗浄ガンを、ローラの軸線方向に往復
    移動させつつ、洗浄液をローラの表面に噴射させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の弾性を有
    するローラ表面の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 洗浄ガンの中心軸線を、洗浄液がローラ
    の外周面の回転方向と対向する方向に噴射されるよう
    に、ローラの中心より側方にずらしておくことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の弾性を有するロー
    ラ表面の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 洗浄ガンの軸線を、ローラのほぼ接線方
    向に向けることを特徴とする請求項4または5記載の弾
    性を有するローラ表面の洗浄方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101893841A (zh) * 2010-06-14 2010-11-24 珠海天威飞马打印耗材有限公司 激光打印机处理盒之出粉刀再生方法
KR101073734B1 (ko) 2002-10-15 2011-10-13 신토고교 가부시키가이샤 세라믹스의 표면 강인화방법 및 세라믹스제품
CN109702334A (zh) * 2017-10-25 2019-05-03 株式会社迪思科 激光加工装置

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