JP2001050032A - 排気促進機能を備えた火の粉防止装置 - Google Patents

排気促進機能を備えた火の粉防止装置

Info

Publication number
JP2001050032A
JP2001050032A JP11225824A JP22582499A JP2001050032A JP 2001050032 A JP2001050032 A JP 2001050032A JP 11225824 A JP11225824 A JP 11225824A JP 22582499 A JP22582499 A JP 22582499A JP 2001050032 A JP2001050032 A JP 2001050032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
exhaust flow
rate
low
outlet side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11225824A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Yoshino
野 昌 晴 吉
Akiji Taga
賀 章 治 多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GLOBAL PATENT NETWORK KK
Original Assignee
GLOBAL PATENT NETWORK KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GLOBAL PATENT NETWORK KK filed Critical GLOBAL PATENT NETWORK KK
Priority to JP11225824A priority Critical patent/JP2001050032A/ja
Publication of JP2001050032A publication Critical patent/JP2001050032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車などの内燃機関から排出される排気ガ
ス中に存在する火の粉を除き、ガソリンスタンド、空
港、乾期の森林地帯等可燃物が多く存在する地域での走
行による火災を防止し、環境浄化にも役立つ火の粉防止
装置を提供する。 【解決手段】 火の粉防止装置に於いて、排気促進手段
を脱着が容易なフィルタ部の前に設け、上記排気浄化手
段に漸次縮径し、排気導入口を備えた隔壁を設置するこ
とにより、排気高速部と排気低速部を形成させて、隔壁
外で合流させ、その際生じる負圧が、排気高速部を流れ
る排気を排気の出口側に吸引し、排気管内,シリンダ内
の排気を促進するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などの内
燃機関から排出される不完全燃焼ガスを排気管内,シリ
ンダ内より迅速に除き、円滑な燃焼を起こさせることで
火の粉の発生原因となるタール分,炭素粒の生成を抑え
る機能を備えた火の粉防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、走行中の車の排気ガス中に含まれ
る火の粉が原因で、可燃物の多いガソリンスタンドや乾
燥した草木におおわれた森林で火災が発生する例が増加
している。消防法上からは、危険物を運搬するタンクロ
ーリー,化学系工場,空港内に出入りする車には火の粉
防止装置をつける事が義務づけられているが、一般には
規定がないので早急に改善されなければならない重要課
題となっている。従来、車の排気ガス中の火の粉を除く
作用をする火の粉防止装置は、フィルタとしての網を箱
状容器の中に設け、マフラの排気口付近に連結しただけ
のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来より使用
されている前記の火の粉防止装置には、内燃機関より生
ずる排気ガスに対する排気促進機能は全くなく、不完全
燃焼時に発生し、火の粉の原因となる炭素粒、タール分
等がガスに混じって排出され、火の粉防止装置内のフィ
ルタに目づまりを起こし易く、フィルタも交換するのが
簡単でない為にそのままで使用し、エンジンの燃焼効率
も低下しがちであった。
【0004】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は自動車などの内燃機関か
ら生じる不完全燃焼ガスの排気を円滑に行ない、火の粉
の原因となる排気ガス網の炭素、タール等の発生を抑制
して火の粉の出現を防ぎ、フィルタ部中にある網が目づ
まりを起こさず長もちをし、目づまり時のフィルタ交換
が容易な火の粉防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のうち、請求項1の発明は、(1)内燃機関の
排気管に連結されるパイプ取付部と、このパイプ取付部
に連設され、下流側に向って漸次縮径し筒状となってい
ると共に低速排気導入孔が形成された隔壁とから成る保
持体と、(2)大径の第1の筒部と小径の第2の筒部を
連通させ、前記第1の筒部が前記隔壁を覆う一方で、小
径の前記第2の筒部の外壁に空気導入孔が形成されると
共に、前記空気導入孔と連通する空気排出路が形成され
た支持体と、(3)前記支持体の出口側を覆うように取
り付けられたフィルタ部とを設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、排気促進手段の出口側
に設置されているフィルタ部が着脱自在であることを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,2に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る排気促進手段を備えた火の粉防止装置の断面図で
あり、図2は図1に示す本発明の火の粉防止装置の斜視
図である。図1,2において、本発明の火の粉防止装置
は、大きくは内燃機関,排気管内の燃焼ガスを速やかに
取り除く排気促進手段1と、排気ガス中の火の粉を除去
するフィルタ部2とから成っている。アルミ合金を素材
とする排気促進手段1は、自動車のマフラに連結するた
めのマフラ取付口3及び低速排気導入孔4を備えた隔壁
部5´とで構成される保持体5と、支持体10とから成
っている。支持体10は低速排気流空間6,混合空間7
を提供し、冷却風採取孔8及び冷却風排出路9を有して
いる。支持体10は保持体5を一部包みこむ状態で嵌合
し、ボルト11にて接合されている。支持体10の細径
側出口にはフィルタ部2が設けられ、コップ状に成形さ
れ100時間の走行でもさびを生じない金属性の網14
(メッシュ;0.23インチ以下)が減圧空間7側に埋
没した状態で設置され、中空の押え蓋12があみ14の
周囲を覆い、ボルト13が押え蓋12を固定している。
【0008】本発明は以上の構成より成るもので、作用
は次のようになる。メイン排気流速Aを有する排気が、
排気促進手段1を構成するマフラ取付口3より導入され
る。前記メイン排気流速Aを有する排気が保持体5内に
到ると、メイン排気流速Aを構成する排気ガスは、漸次
縮径する隔壁部5´が形成する排気加速部Cを通過して
生じる高速排気流Dと隔壁部5´に設けられた低速排気
導入孔4を経て低速排気流空間6に到り低速排気流Bと
なる。冷却風採取孔8から導入される空気により冷却さ
れた混合空間7内で速度の異なる高速排気流Dと低速排
気流Bが接触すると、混合空間7内に渦流を生じ、混合
空間7内に減圧状態が発生する。この減圧状態が発生す
ることにより高速排気流Dは生じる圧力差のためさらに
出口側に引きよせられる。この結果、シリンダ内や排気
管内のガスが排気促進手段1の出口側に排出促進され、
不完全燃焼ガスも同時に排気促進されるのである。この
ため内燃機関の燃焼状態が良好となり、不完全燃焼ガス
が減少する結果、火の粉の発生量が減少し、フィルタ部
2を構成する網14の耐久性が増すのである。
【0009】フィルタ部2の網14に炭素粒等による目
詰まりが生じた場合には、ボルト13をゆるめ、押え蓋
12をはずすことにより網14を容易に交換することが
できる。
【0010】本発明は、前記実施の形態に限定されず、
種々の変形応用が可能である。自動車に限らず、ディー
ゼル貨物車、フォークリフト、建設機械、船舶、農業機
械等にも応用可能である。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明白なように、本発明の
うち第1の発明によればフィルタと内燃機関までの排気
を吸引促進する機能を有する排気浄化手段を組みあわせ
ることで、フィルタへの汚れが軽減され、フィルタの耐
久性を増し、完全燃焼が促進され、火の粉の原因となる
黒煙が減少し、有害排ガスが減少し、さらに燃費の向
上、出力アップが望める。第2の発明によれば、フィル
タ交換が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る排気促進機能を備え
た火の粉防止装置の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る排気促進機能を備え
た火の粉防止装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 排気促進手段 2 フィルタ部 3 マフラ取付口 4 低速排気導入孔 5 保持体 5´ 隔壁部 6 低速排気流空間 7 混合空間 8 冷却風採取孔 9 冷却風排出路 10 支持体 11 ボルト 12 押え蓋 13 ボルト 14 網 A メイン排気流速 B 低速排気流 C 排気加速部 D 高速排気流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気管に連結されるパイプ取
    付部と、該パイプ取付部に連設され、下流側に向って漸
    次縮径し筒状となっていると共に低速排気導入孔が形成
    された隔壁とから成る保持体と、大径の第1の筒部と小
    径の第2の筒部が連通しており、前記第1の筒部が前記
    隔壁を覆う一方、前記第2の筒部の外壁に空気導入孔が
    形成されると共に、該空気導入孔と連通する空気排出路
    が形成された支持体と、該支持体の出口側を覆うように
    取り付けられたフィルタ部とを設けたことを特徴とする
    排気促進機能を備えた火の粉防止装置。
  2. 【請求項2】 排気促進手段の出口側フィルタ部が着脱
    自在である事を特徴とする請求項1記載の排気促進機能
    を備えた火の粉防止装置。
JP11225824A 1999-08-09 1999-08-09 排気促進機能を備えた火の粉防止装置 Pending JP2001050032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225824A JP2001050032A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 排気促進機能を備えた火の粉防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225824A JP2001050032A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 排気促進機能を備えた火の粉防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050032A true JP2001050032A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16835387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11225824A Pending JP2001050032A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 排気促進機能を備えた火の粉防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001050032A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530868A (ja) * 2004-04-02 2007-11-01 フスクバルナ アクティエボラーグ マフラ用の火花捕捉装置
JP2009197695A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Yanmar Co Ltd 排ガス浄化装置
CN105715328A (zh) * 2016-01-22 2016-06-29 泉州市鸿华化纤制品有限公司 一种发动机尾气过滤装置
KR102587231B1 (ko) * 2023-05-09 2023-10-11 주식회사 모비우스 자동차 배기가스 배출 촉진장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530868A (ja) * 2004-04-02 2007-11-01 フスクバルナ アクティエボラーグ マフラ用の火花捕捉装置
JP2009197695A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Yanmar Co Ltd 排ガス浄化装置
CN105715328A (zh) * 2016-01-22 2016-06-29 泉州市鸿华化纤制品有限公司 一种发动机尾气过滤装置
KR102587231B1 (ko) * 2023-05-09 2023-10-11 주식회사 모비우스 자동차 배기가스 배출 촉진장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7278259B2 (en) Apparatus for emissions control, system, and methods
US7281606B2 (en) Exhaust sound and emission control systems
US5738184A (en) Muffler for a two-stroke engine
US7257942B2 (en) Apparatus for emissions control, systems, and methods
US5046308A (en) Exhaust system for internal combustion engines provided with a device for housing filters designed to trap solid particles and unburned hydrocarbons entrained in exhaust gases
JP2001050032A (ja) 排気促進機能を備えた火の粉防止装置
US5916128A (en) Sound deadening and catalyst treating system
CN2165230Y (zh) 排气催化净化消声器
CN109386356A (zh) 用于废气流的漩涡诱发的非对称催化剂锥体
CN2272489Y (zh) 柴油机尾气净化、消声器
CN110259545B (zh) 一种尾气净化性能高的汽车消音装置
KR101389913B1 (ko) 기압 차를 이용한 배출가스 토출 장치 및 그 배출가스 토출 장치가 구비된 배기구
US11732633B2 (en) Exhaust discharge system
US3637353A (en) Apparatus for purifying and silencing the exhaust gases of a hydrocarbon-fueled engine
JPS6246416Y2 (ja)
KR100187979B1 (ko) 배기 가스 정화 파이프
US3154387A (en) Catalytic fuel oxidizer for exhaust gas treatment
JP3496118B2 (ja) 自動車の排気ガス有害物質除去装置
KR940000469Y1 (ko) 배기가스 살수장치
CN2194416Y (zh) 低噪声过滤式排气管
JP4304457B2 (ja) デーゼルエンジンの黒煙回収装置
RU2175073C2 (ru) Нейтрализатор отработавших газов
CN114135373A (zh) 汽车废气催化转化器
KR101543032B1 (ko) 산업차량의 배기장치
JP2001317342A (ja) ディーゼルエンジン排ガス浄化装置