JP2001049758A - 断熱材 - Google Patents
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Abstract
効果の高い発泡樹脂製の断熱材を提供する。 【解決手段】 発泡樹脂製ボードの表裏両面に、長手方
向に延び、かつ表裏両面側からそれぞれ反対面側の方向
へ順次交互にボードの厚みの半分以上の深さの溝部を形
成した弾力性付与部を有する断熱材において、該ボード
の少なくとも一方の側端部に前記溝部を形成していない
支持基盤部を形成すると共に、この支持基盤部に引き続
いて形成される前記溝部を形成した弾力性付与部中に該
溝部を形成していない曲がり防止部を形成することによ
り、前記弾力性付与部を第1の弾力性付与部と第2の弾
力性付与部とに分割させたことを特徴とする断熱材。
Description
料の無駄が生じ難い、断熱効果の高い発泡樹脂製の断熱
材に関するものである。
を適度に維持するために、外気温の影響を受け難いよ
う、通常、壁、床、天井又は屋根等に断熱材が施工され
ている。この様な断熱材は、床の根太間、壁の柱間、天
井の野縁間、屋根の樽木間等の充填部位(嵌め込み部
位)の形状に応じて、カッター等により切断加工してか
ら、隙間が無いように、嵌め込む充填工法により施工さ
れているのが普通である。しかしながら、発泡ポリスチ
レンボードの様な発泡樹脂製の断熱材は、伸縮性が乏し
いために、上記の様な充填工法に嵌め込み用の断熱材を
用いると、隙間が生じ易い。それ故、弾力性を付与した
断熱材が提案されている。この様な弾力性を付与した嵌
め込み用の断熱材としては、例えば、実開昭61−46
096号公報には全表裏面にボードの厚みの半分以上の
深さの複数の溝部を形成した断熱材が、また、実開平2
−13617号公報には両側端に前記溝部を形成した断
熱材が、更に、特開平11−29998号公報には一方
の側端に前記溝部を形成し、他方の側端に切断用の切り
込み部を形成した断熱材が提案されている。
熱材は、前記溝部や切り込み部が形成されていないもの
に比較して多少の改良が見られるが、上記全面に溝部を
形成した断熱材の場合は、嵌め込んだ際に天井では垂れ
下がりが生じ易かったり、壁面では凹凸が生じ易かった
ので、断熱性能の低下を起こし易いとの欠点がある。ま
た、上記両側端に溝部を形成した断熱材の場合は、両側
端に弾力性付与部が形成されているので、嵌め込んだ際
に両側端部が曲折し易いために中央部又は両端部に凹凸
が生じ易く、この凹凸によって断熱性能が低下したり、
或いは、嵌め込み部位の形状に応じて断熱材を切断加工
した際には材料の無駄が生じ易かった。更に、一方の側
端に溝部を形成し、他方の側端に切り込み部を形成した
断熱材の場合は、弾力性付与部が一方の側に纏めて形成
されているので、切り込み部側で切断すると弾力性付与
部の割合が多くなるために、曲がり易く、曲折した状態
で施工され易いし、嵌め込み部位の形状に応じて断熱材
を加工した際に材料の無駄が出易いとの欠点があった。
また、上記断熱材を実際に施工する際には、上記の様な
凹凸を生じ易いとの問題点があることから、短時間に施
工し難いために、施工コストが上昇し易いとの欠点があ
った。
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、断熱材の一方の側端部
に溝部を形成していない支持基盤部を形成し、その平面
部分を床の根太、壁の柱、天井の野縁、屋根の樽木等の
側面部分に当設することにより、この支持基盤部の平面
部分が床の根太等の平坦部と密着して断熱材全体を曲が
り難い状態として支持し、しかも、この支持基盤部に引
き続いて形成される前記複数の溝部を形成した弾力性付
与部中に溝部を形成していない曲がり防止部を形成する
ことにより、前記弾力性付与部を第1の弾力性付与部と
第2の弾力性付与部とに分割させたことにより、弾力性
付与部を短く分割して曲がりが生じ難くすることによ
り、断熱材を曲がり難くして、短時間での施工ができる
と共に、材料の無駄が生じ難くなる、との知見に基づき
本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本発
明の断熱材は、発泡樹脂製ボードの表裏両面に、長手方
向に延び、かつ表裏両面側から反対面側の方向へ順次交
互にボードの厚みの半分以上の深さの溝部を形成して弾
力性を付与した断熱材において、該ボードの少なくとも
一方の側端部に前記溝部を形成していない支持基盤部を
形成すると共に、この支持基盤部に引き続いて形成され
る前記複数の溝部を形成した弾力性付与部中に溝部を形
成していない曲がり防止部を形成することにより、前記
弾力性付与部を第1の弾力性付与部と第2の弾力性付与
部とに分割させたことを特徴とするものである。
発泡樹脂を原料素材として用いて成形した、図1の
(a)の平面図、(b)の側面図及び(c)の正面図に
て示すような、平板状のボードが用いられる。
・スチレン共重合樹脂発泡体等のスチレン系樹脂発泡
体、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂発泡体、硬質ポリウレタン発泡体、或いは、スチ
レン改質ポリオレフィン系樹脂発泡体等を挙げることが
できる。これらの中でもスチレン系樹脂発泡体、特にス
チレン樹脂発泡体を用いることが好ましい。
が25〜80倍に、好ましくは40〜70倍に発泡させ
たもので、通常、密度が0.0125〜0.04g/c
m3、好ましくは0.014〜0.025g/cm3の
ものであり、特に独立気泡率の高い発泡体であることが
好ましい。
側面図及び(c)の正面図にて示すように、長手方向L
の両端部に重ね合わせ用の段部1a,1bを形成した平
板状の発泡樹脂製ボード2からなり、該ボード2の少な
くとも一方の側端部2aに側に形成した溝部3の形成し
ていない支持基盤部4と、この支持基盤部4に続いて形
成されている、ボード2の表面5及び裏面6の両面に、
ボードの長手方向Lに延びて、かつ表面5及び裏面6の
両面側からそれぞれ反対面側の方向へ順次交互にボード
2の厚みDの半分以上の深さの溝部3を平行して複数本
形成することにより弾力性を付与した第1の弾力性付与
部7と、そして、この第1の弾力性付与部7に引き続い
て形成された溝部3を形成していない曲がり防止部8
と、更に、この曲がり防止部8に引き続いて形成されて
いる、ボード2の表面5及び裏面6に前記第1の弾力性
付与部7と同様な、ボード2の厚みDの半分以上の深さ
の溝部3を複数形成した第2の弾力性付与部9とから基
本的に構成されているものである。
に、溝部3の形成していない支持基盤部4/溝部3を平
行して複数本形成した第1の弾力性付与部7/溝部3を
形成していない曲がり防止部8/溝部3を平行して複数
本形成した第2の弾力性付与部9とからなる各部より構
成されている。それ故、断熱材1の一側端に支持基盤部
4を形成して、その支持基盤部4の平面部分4aを柱1
3等の側面部の平坦部分13aに当接することにより、
断熱材1を曲がることなく反対側に押圧することができ
る。また、複数の溝部3を形成した第1の弾力性付与部
7と複数の溝部3を形成した第2の弾力性付与部9との
間に、溝部3を形成していない曲がり防止部8を形成す
ることによって、前記第1の弾力性付与部7と第2の弾
力性付与部9とに分割して曲がり難くしたものである。
4としては、その少なくとも一方の側端部2aには平面
部分4aが形成されており、その平面部分4aが床10
の根太11や、壁12の柱13や、天井14の野縁15
や、屋根16の樽木17等の材料の側面の平坦部分11
a,13a,15a,17aに当設することにより、支
持基盤部4の平面部分4aが床10の根太11等の平坦
部分11a,13a,15a,17aと密着しているた
めに、弾力性付与部7,9で常に押圧された状態でも断
熱材1全体を曲がり難い状態として支持することができ
る。
(a)の平面図、(b)の側面図、(c)の正面図及び
図2の拡大図にて示すように、長手方向L全体に所定の
幅で平行して延びた切り込み部18を形成することが好
ましい。上記切り込み部18の形状としては、種々のも
のがあるが、通常、深さが一般に0.5〜15mm、好
ましくは2〜10mm、幅が一般に1〜10mm、好ま
しくは2〜4mmの、例えば、V字状の直線又は破線状
のものが、一般に5〜40mm、好ましくは7〜20m
mの間隔で平行する状態で形成したもの等を挙げること
ができる。この支持基盤部4には上記切り込み部18だ
けが形成されているだけで、後記弾力性を付与する溝部
3の様なボード2の内部にまで達する空間部分が形成さ
れていないので、この支持基盤部4の部分は強度があ
り、曲がり難い。
盤部4の平面部分4aは、成形時に成形されたものであ
ることから、表面が平滑で、その表面部分には硬い表皮
層(スキン層)が形成されているので、多少押圧された
としても変形することはない。それ故、この表皮層部分
を柱13等の側面部の平坦部分13aに当接することに
より、柱13と断熱材1との隙間が生じ難くさせると共
に、柱13の平坦部分13a面と一体となって断熱材1
を曲がることなく反対側に押圧することができるので、
断熱材1を隙間無く施工することができる。
8だけで、弾力性を付与する溝部3の様なボード2の内
部にまで達する空間部分が形成されていないことから、
曲がり難く、適度な強度を有しているので、断熱材1を
曲がらずに施工することができる。更に、発泡樹脂ボー
ド2の一端の支持基盤部4の側端部4aには、施工の際
に嵌め込み易いように面取り部19が形成されているこ
とが好ましい。
性付与部7は、上記支持基盤部4に繋がって引き続いて
形成されており、該第1の弾力性付与部7は、平板状の
発泡樹脂製ボード2の表面5及び裏面6の両面に長手方
向Lに延び、かつ表面5及び裏面6の両面側から反対側
の面の方向へ交互に順次該ボート2の厚みDの半分以上
にまで達する深さの、好ましくはボートの厚みの2分の
1〜5分の4の深さで形成される溝部3を、一般に10
〜60mm、好ましくは15〜40mmの間隔で平行す
る状態で形成することによって弾力性を付与することが
できると共に、カッター等によって加工し易くさせてい
る。該溝部3は、一般に0.5〜3mm、好ましくは
1.0〜1.5mmの幅で形成される。溝部3の幅が広
くなればなるほど曲がり易くなると共に断熱性能も低下
する。
形状の長手方向Lに延びた平行する切り込み部18を形
成して、カッター等によって容易に切断加工することが
できる様になっている。
部8は、上記第1の弾力性付与部7に繋がって引き続い
て形成されており、この曲がり防止部8は、前記支持基
盤部4と同様に、表面5及び裏面6の両面に長手方向L
全体に延びた切り込み部18を、一般に5〜40mm、
好ましくは7〜20mmの間隔で平行する状態で、深さ
が一般に0.5〜15mm、好ましくは2〜10mm、
幅が一般に1〜10mm、好ましくは2〜4mmで形成
した曲がり防止部8が形成されている。この曲がり防止
部8には前記支持基盤部4と同様に切り込み部18だけ
が形成されており、上記弾力性を付与する溝部3の様な
ボード2の内部にまで達する空間部分が形成されていな
いので、この部分は強度があると共に断熱性にも優れて
いる。また、この部分に曲がり防止部8を形成すること
により平板状の発泡樹脂製ボード2の軟弱性を防止する
と共に、施工の際にも取り扱いを容易にし、仮に平板状
の発泡樹脂製ボード2を間柱20があることにより切断
加工した場合にも、前記支持基盤部4としての役割と同
様な役割を果たすことができる。
性付与部9は、上記曲がり防止部8に繋がって引き続い
て形成されており、該第2の弾力性付与部9は、前記第
1の弾力性付与部7と同様に、平板状の発泡樹脂製ボー
ド2の表面5及び裏面6の両面に長手方向Lに延び、か
つ表面5及び裏面6の両面側から反対側の面の方向へ順
次交互に該ボート2の厚みDの半分以上にまで達する深
さの、好ましくはボート2の厚みDの2分の1〜5分の
4の深さで形成される溝部3を、一般に10〜60m
m、好ましくは15〜40mmの間隔で平行する状態で
形成することによって弾力性を付与することができると
共に、カッター等によって加工し易くさせている。該溝
部3は、一般に0.5〜3mm、好ましくは1.0〜
1.5mmの幅で形成される。溝部3の幅が広くなれば
なるほど曲がり易くなると共に断熱性能も低下する。
形状の長手方向Lに延びた平行する切り込み部18を形
成して、カッター等によって容易に切断加工することが
できる様になっている。
(a)の平面図及び(b)の側面図に示すように、平板
状であり、そのボード2の長手方向Lの両端部には、該
ボード2を長さ方向Lに重ね合わせて敷設することがで
きるように、それぞれ段部1a,1bが形成されている
ことが好ましい。
した様に、該ボードの少なくとも一方の側端部2aに支
持基盤部4を形成し、この支持基盤部4に引き続いて複
数の溝部3を形成した第1の弾力性付与部7を、第1の
弾力性付与部1と第2の弾力性付与部9との二つに分割
する、曲がり防止部8を形成したものである。従って、
支持基盤部4/第1の弾力性付与部7/曲がり防止部8
/第2の弾力性付与部9、或いは、支持基盤部4/第1
の弾力性付与部7/曲がり防止部8/第2の弾力性付与
部9/支持基盤部2とから構成されるものである。これ
らの中でも、支持基盤部4/第1の弾力性付与部7/曲
がり防止部8/第2の弾力性付与部9から構成されるも
のが好ましい。
る割合が、支持基盤部4が15〜35%、特に20〜3
0%であり、第1の弾力性付与部7が15〜35%、特
に20〜30%であり、曲がり防止部8が15〜35
%、特に20〜30%であり、第2の弾力性付与部9が
15〜35%、特に20〜30%であることが好まし
い。上記支持基盤部4が上記範囲より少な過ぎるとボー
ドが曲がり易くなり、断熱効果が低下すると共に、施工
に手間がかかるとの問題が生じ易くなる傾向がある。ま
た、上記範囲よりも多過ぎると弾力性に欠け、施工に手
間がかかるようになるとの問題が生じ易くなる傾向があ
る。上記第1の弾力性付与部7が上記範囲より少な過ぎ
ると弾力性に欠け、施工に手間がかかるようになるとの
問題が生じ易くなる傾向がある。また、上記範囲よりも
多過ぎるとボード2が曲がり易くなり、断熱効果が低下
すると共に、施工に手間がかかるとの問題が生じ易くな
る傾向がある。上記曲がり防止部8が上記範囲より少な
過ぎるとボード2が曲がり易くなり、断熱効果が低下す
ると共に、施工に手間がかかるとの問題が生じ易くなる
傾向がある。また、間柱20により切断加工した際には
第2の弾力性付与部9の割合が多くなることから、ボー
ド2が曲がり易くなり、断熱効果が低下すると共に、施
工に手間がかかるとの問題が生じ易くなる傾向がある。
更に、上記曲がり防止部8が上記範囲よりも多過ぎると
弾力性に欠け、施工に手間がかかるようになるとの問題
が生じ易くなる傾向がある。また、間柱20により切断
加工した際には第2の弾力性付与部9の割合が少なくな
ることから、ボード2の弾力性が乏しくなり、施工に手
間がかかるようになるとの問題が生じ易くなる傾向があ
る。上記第2の弾力性付与部9が上記範囲より少な過ぎ
るとボード2の弾力性が乏しくなり、施工に手間がかか
るようになるとの問題が生じ易くなる傾向がある。ま
た、上記範囲よりも多過ぎるとボード2が曲がり易くな
り、断熱効果が低下すると共に、施工に手間がかかると
の問題が生じ易くなる傾向がある。
〜2000mm、好ましくは700〜1800mmで、
幅が一般に250〜500mm、好ましくは250〜4
50mmで、厚さが一般に30〜200mm、好ましく
は40〜150mmのものである。
施工をする際にも、柱部13に隣接する柱13と間柱2
0との間の部分と、間柱20と間柱20との間の部分と
は間隔が異なっているので、その間隔に応じて、その間
隔よりも若干広めの幅にして断熱材1の切り込み部分1
8よりカッターを入れて、溝部3に達するまで切り込む
ことにより、切断して断熱材1を適当な幅に調節した
後、断熱材1の支持基盤部4の平面部分4aを柱13又
は間柱20の側面の平坦部分13a又は20aに当設し
て、それぞれの幅に圧縮した後、解放することによって
嵌め込むことができる。
施工を行う際にも、壁部12に隣接する根太11と根太
11との間の部分と、壁部12に隣接していない根太1
1’と根太11’との間とは間隔が異なっているので、
その間隔に応じて、その間隔よりも若干広めの幅にして
断熱材1の切り込み部分18よりカッターを入れて、溝
部3に達するまで切り込むことにより、切断して断熱材
1を適当な幅に調節した後、断熱材1の支持基盤部4の
平面部分4aを根太11の側面の平坦部分11aに当設
して、それぞれの幅に圧縮した後、解放することによっ
て嵌め込むことができる。
にも、上記壁部12や床部10と同様にして施工するこ
とができる。天井部14に施工する場合には、天井14
の野縁15と野縁15の間に、また、屋根部16に施工
する場合には、屋根16の樽木17と樽木17の間に上
記断熱材1を嵌め込むことにより施工することができ
る。
体的に説明するが、これによって本発明は限定されるも
のではない。 実施例1 長さ910mm×幅417mm×厚さ95mmの外観が
平板状の図1(a)の平面図、(b)の側面図及び
(c)の正面図に示す様な形状の、発泡倍率50倍、密
度0.017g/cm3、独立気泡率略100%の発泡
ポリスチレン製ボード2の、表面5側に深さ60mm、
幅1.2mmの溝部3を側端部より70mmの位置より
20mm間隔で7本形成し、次いで、90mmの間隔を
開けた位置より再度20mmの間隔で7本形成し、合計
14本形成し、また、裏面6側に深さ60mm、幅1.
2mmの溝部3を側端部より80mmの位置より20m
m間隔で7本形成し、次いで、90mmの間隔を開けた
位置より再度20mmの間隔で7本形成し、合計14本
形成し、更に、該溝部3を形成していない部分の表裏全
面に10mmの間隔で深さ3mm、幅3mmのV字型の
切り込み部18を形成した発泡スチレン系樹脂ボード状
成形体2よりなる断熱材1を製造した。そして、この断
熱材1を、図3に示す様に、木造家屋の壁部12の柱1
3と間柱20との間に不必要な部分21をカッターで切
り込み部18側から切断した後、柱13の平坦面13a
側に押圧しながら嵌め込んで施工すると共に、間柱2
0,20との間に断熱材1をそのまま嵌め込んで施工す
る。また、図4に示す様に床部10の根太11,11間
に不必要な部分21をカッターで切り込み部18側から
切断した後、根太11の平坦面側に押圧しながら嵌め込
んで施工すると共に、根太11’,11’間に断熱材1
をそのまま嵌め込んで施工した。施工時に柱13等の平
坦部分13aに断熱材1の支持基盤部4の平面部分4a
を押圧しながら嵌め込むと断熱材1は曲がり難く、嵌め
込み作業を容易にして、手早く施工することができた。
柱等の平坦部分に断熱材の支持基盤部の平面部分を押圧
しながら嵌め込むと断熱材は曲がり難く、嵌め込み作業
を容易にして、手早く施工することができる。また、溝
部を形成していない曲がり防止部を第1の弾力性付与部
と第2の弾力性付与部との間に設けることにより、弾力
性付与部が曲がり難くなり、施工が容易となると共に断
熱効果を高くすることができる。更に、間柱の間が極度
に狭い場合において、断熱材を二つに切断した際には、
この曲がり防止部が切断したもう一方の断熱材の支持基
盤部の役割を果たすことができるので、材料の無駄が生
じ難いと言った利点がある。
施例の断熱材の平面図(a)、側面図(b)、正面図
(c)である。
の拡大図である。
材を施工する際の説明図である。
材を施工する際の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】発泡樹脂製ボードの表裏両面に、長手方向
に延び、かつ表裏両面側からそれぞれ反対面側の方向へ
順次交互にボードの厚みの半分以上の深さの溝部を形成
した弾力性付与部を有する断熱材において、該ボードの
少なくとも一方の側端部に前記溝部を形成していない支
持基盤部を形成すると共に、この支持基盤部に引き続い
て形成される前記溝部を形成した弾力性付与部中に該溝
部を形成していない曲がり防止部を形成することによ
り、前記弾力性付与部を第1の弾力性付与部と第2の弾
力性付与部とに分割させたことを特徴とする断熱材。 - 【請求項2】発泡樹脂ボードにおける支持基盤部の割合
が15〜35%、第1の弾力性付与部の割合が15〜3
5%、曲がり防止部の割合が15〜35%、第2の弾力
性付与部の割合が15〜35%である、請求項1に記載
の断熱材。 - 【請求項3】発泡樹脂ボードの支持基盤部及び曲がり防
止部の表裏両面に長手方向に延びる平行する切り込み部
を形成した、請求項1又は2に記載の断熱材。 - 【請求項4】第1の弾力性付与部及び第2の弾力性付与
部の溝部を形成した反対側の面に、該溝部の延長線上に
長手方向に延びる平行する切り込み部を形成した、請求
項1〜3のいずれかに記載の断熱材。 - 【請求項5】発泡樹脂製ボードの長手方向の両端部に重
ね合わせ用段部を形成した、請求項1〜4のいずれかに
記載の断熱材。 - 【請求項6】発泡樹脂ボードの支持基盤部の側端部に面
取り部を形成した、請求項1〜5のいずれかに記載の断
熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22301399A JP2001049758A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 断熱材 |
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JP22301399A JP2001049758A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 断熱材 |
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---|---|
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---|---|---|---|
JP22301399A Pending JP2001049758A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 断熱材 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001049758A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004340245A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Tosetz Co Ltd | 防火区画貫通部措置具 |
JP2009203650A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 天井の断熱構造 |
JP2012132519A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Dow Kakoh Kk | 土中埋設パイプ用パイプカバー |
JP2015021377A (ja) * | 2013-07-24 | 2015-02-02 | ダウ化工株式会社 | 建築用断熱材及びこれを用いた断熱施工方法 |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP22301399A patent/JP2001049758A/ja active Pending
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JP2015021377A (ja) * | 2013-07-24 | 2015-02-02 | ダウ化工株式会社 | 建築用断熱材及びこれを用いた断熱施工方法 |
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