JP2001047198A - 連続鋳造装置 - Google Patents

連続鋳造装置

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JP2001047198A
JP2001047198A JP11221942A JP22194299A JP2001047198A JP 2001047198 A JP2001047198 A JP 2001047198A JP 11221942 A JP11221942 A JP 11221942A JP 22194299 A JP22194299 A JP 22194299A JP 2001047198 A JP2001047198 A JP 2001047198A
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Japan
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electromagnet
continuous casting
molten metal
casting apparatus
molten steel
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JP11221942A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Morita
克明 森田
Ichiro Yamashita
一郎 山下
Kenichi Unoki
賢一 宇ノ木
Hideki Tonaka
英樹 戸中
Katsuyoshi Miyake
勝義 三宅
Ritsuo Hashimoto
律男 橋本
Tatsufumi Aoi
辰史 青井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶鋼等の溶融金属の横漏れを電磁力によって
塞き止めるのに必要な電力を低減し、また、溶融金属の
横漏れを塞き止める面の安定性を保つ。 【解決手段】 強磁性体先端面16a−1の側面からみ
た形状を直線状の傾斜面とすることによって、強磁性体
先端面と溶鋼との間の水平方向距離が下部で小さく上部
で大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分
布をつける。また、強磁性体の水平方向断面形状に適切
な鉛直方向変化をつけて、鉛直方向の磁場勾配が溶鋼高
さの平方根に比例するように構成する。或いは、強磁性
体先端面の側面からみた形状を曲線状の傾斜面とするこ
とによって、前記水平方向距離が下部で小さく上部で大
きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布を
つける。また、前記水平方向距離が溶融金属高さの2乗
に比例して大きくなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一対の冷却ロール間
に溶鋼等の溶融金属を供給して連続的に帯板を鋳造する
連続鋳造装置に関し、特に、溶融金属の横漏れを電磁気
的に制限(電磁シール)するように構成した連続鋳造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶融金属の横漏れを電磁気的に制
限する連続鋳造装置の一例を図7、図8、図9に示す。
図7は概略正面図、図8はその側面図、図9はその平面
図である。
【0003】図7、図8、図9に示すように、この連続
鋳造装置は、互いに平行で且つ水平に配置された一対の
冷却ロール1,2と、これらの冷却ロール1,2によっ
て形成された谷状空間に同谷状空間を臨む供給ノズル3
から供給される溶融金属(以下、鋼を例にとり、溶鋼と
する)4が、同谷状空間から漏れるのを塞き止めるため
に設けられた一対のサイド堰5、電磁石6及び交流電源
7とを要部として構成されている。
【0004】サイド堰5は冷却ロール1,2の軸方向両
側にそれぞれ配設され、冷却ロール1,2の端面1a,
2aと平行に且つ同冷却ロール端面1a,2aと接触し
ないように空隙を保持して設置されている。冷却ロール
1,2は図示されていない駆動手段によって互いに反対
方向に回転駆動され、対向する外周面が各々下降する方
向に回転するようになっている。
【0005】電磁石6はコイル6bと、コ字状の水平方
向断面形状を有し且つコイル6bを囲むように設けられ
た強磁性体6aとから構成されており、冷却ロール1,
2の円周に沿うようにV字状に配設されている。即ち、
電磁石6はロール端面1a,2bの内側(冷却ロール
1,2の外周面が向かい合う側)の溶鋼4が横漏れしよ
うとする部分に沿うように配されており、上部で2つに
分かれ、下部で1つに統合されている。交流電源7はV
字状のコイル6bの上下端部に接続され、コイル6bの
冷却ロール1側と冷却ロール2側とにそれぞれ並列に交
流電流を供給する。
【0006】従って、上記構成の連続鋳造装置では、冷
却ロール1,2を起動し、これらの冷却ロール1,2が
作る谷状空間に供給ノズル3から溶鋼4を供給すると、
冷却ロール1,2の外周面で溶鋼4が凝固して凝固シェ
ルが生成される。この凝固シェルは冷却ロール1,2の
回転に伴って下方へと導かれ、冷却ロール1,2の近接
部で圧着されて一枚の帯板(鋼板)4aとなる。この帯
板4aは連続的に押し出される。
【0007】このとき、サイド堰5が冷却ロール1,2
の端面1a,2aと接触しないように設置されているた
め、冷却ロール1,2間に溜められた溶鋼4は、サイド
堰5と冷却ロール端面1a,2aとの空隙から漏れよう
とする。そこで、このような溶鋼4の横漏れを制限する
ため、交流電源7から電磁石6に交流電流が供給され
る。
【0008】電磁石6のコイル6bに交流電流が流れる
と、強磁性体6aを介して、溶鋼4が漏れようとする部
分の冷却ロール端面1a,2a及び溶鋼4内に磁場が発
生する(図9に示す交番磁束10参照)。この磁場によ
る電磁誘導現象により、溶鋼4内に誘導電流が流れる。
その結果、この誘導電流と磁場との相互作用により、溶
鋼4には溶鋼4の横漏れを制限する方向に電磁力9が働
く。かくして、サイド堰5と冷却ロール端面1a,2a
との空隙からの溶鋼4の横漏れが塞き止められる。
【0009】このような連続鋳造装置においては、サイ
ド堰5と冷却ロール端面1a,2aとを接触させること
なく、電磁気的に溶鋼4の横漏れを塞き止めることがで
きるため、サイド堰5や冷却ロール端面1a,2aの摩
耗を防止することができる。
【0010】なお、このような連続鋳造装置のうち、鋳
造する帯板の板幅を変えることができる構成の連続鋳造
装置については、例えば特開平9−99346号公報に
開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
連続鋳造装置では、次のような問題点を有している。
【0012】溶鋼4が横漏れしようとする部分のうち、
上部では溶鋼静圧が小さいため溶鋼4が漏れようとする
力は弱く、下部にいくほど溶鋼静圧が大きくなって溶鋼
4が漏れようとする力は強くなる。これに対して、上記
従来の連続鋳造装置では、溶鋼4が漏れようとする力の
弱い上部においても、溶鋼4が漏れようとする力の強い
下部において溶鋼4の横漏れを塞き止めるの必要な電磁
力9に匹敵する大きさの電磁力9が作用してしまう。
【0013】このため、前記上部には余分な電磁力9が
作用することになり、その分、大きな電力が必要とな
る。また、溶鋼4の横漏れを塞き止める面の安定性を崩
すような溶鋼4の流れを誘起してしまう虞がある。
【0014】従って本発明は上記従来技術に鑑み、溶鋼
等の溶融金属の横漏れを電磁力によって塞き止めるのに
必要な電力を低減し、また、溶融金属の横漏れを塞き止
める面の安定性を保つことができる連続鋳造装置を提供
することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の連続鋳造装置は、互いに反対方向に回転する一対
の冷却ロールと、この冷却ロールの軸方向両側に配設し
た一対のサイド堰と、前記冷却ロールの円周に沿うよう
にV字状に配設した電磁石と、この電磁石に交流電流を
供給する交流電源とを有し、前記冷却ロール間に供給さ
れた溶融金属が前記冷却ロールと前記サイド堰との空隙
から横漏れするのを、前記電磁石によって発生する磁場
と同磁場により前記溶融金属に発生する誘導電流との相
互作用による電磁力によって制限するよう構成した連続
鋳造装置において、前記電磁石の強磁性体先端面と前記
溶融金属との間の水平方向距離が下部で小さく上部で大
きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布を
つけたことを特徴とする。
【0016】また、第2発明の連続鋳造装置は、互いに
反対方向に回転する一対の冷却ロールと、この冷却ロー
ルの軸方向両側に配設した一対のサイド堰と、前記冷却
ロールの円周に沿うようにV字状に配設した電磁石と、
この電磁石に交流電流を供給する交流電源とを有し、前
記冷却ロール間に供給された溶融金属が前記冷却ロール
と前記サイド堰との空隙から横漏れするのを、前記電磁
石によって発生する磁場と同磁場により前記溶融金属に
発生する誘導電流との相互作用による電磁力によって制
限するよう構成した連続鋳造装置において、前記電磁石
の強磁性体先端面の側面からみた形状を直線状の傾斜面
とすることによって、前記電磁石の強磁性体先端面と前
記溶融金属との間の水平方向距離が下部で小さく上部で
大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布
をつけたことを特徴とする。
【0017】また、第3発明の連続鋳造装置は、互いに
反対方向に回転する一対の冷却ロールと、この冷却ロー
ルの軸方向両側に配設した一対のサイド堰と、前記冷却
ロールの円周に沿うようにV字状に配設した電磁石と、
この電磁石に交流電流を供給する交流電源とを有し、前
記冷却ロール間に供給された溶融金属が前記冷却ロール
と前記サイド堰との空隙から横漏れするのを、前記電磁
石によって発生する磁場と同磁場により前記溶融金属に
発生する誘導電流との相互作用による電磁力によって制
限するよう構成した連続鋳造装置において、前記電磁石
の強磁性体先端面の側面からみた形状を曲線状の傾斜面
とすることによって、前記電磁石の強磁性体先端面と前
記溶融金属との間の水平方向距離が下部で小さく上部で
大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布
をつけたことを特徴とする。
【0018】また、第4発明の連続鋳造装置は、第1発
明の連続鋳造装置において、前記強磁性体の水平方向断
面形状に適切な鉛直方向変化をつけて、前記溶融金属に
印加する磁場の鉛直方向の磁場勾配が溶融金属高さの平
方根に比例するように構成したことを特徴とする。
【0019】また、第5発明の連続鋳造装置は、第3発
明の連続鋳造装置において、前記水平方向距離が溶融金
属高さの2乗に比例して大きくなるように設定したこと
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0021】<実施の形態1>本発明の実施の形態1に
係る連続鋳造装置の構成を図1、図2、図3に示す。図
1は概略正面図、図2はその側面図、図3はその平面図
である。また、図4(a)には図9のA−A線矢視断面
における部分拡大図を示し、図4(b)には図3のB−
B線矢視断面における部分拡大図を示す。図5のグラフ
には磁気圧力と溶鋼高さとの関係を示す。
【0022】図1、図2、図3に示すように、本実施の
形態1に係る連続鋳造装置は、互いに平行で且つ水平に
配置された一対の冷却ロール11,12と、これらの冷
却ロール11,12によって形成された谷状空間に同谷
状空間を臨む供給ノズル13から供給される溶融金属
(以下、ステンレス鋼や普通鋼などの鋼を例にとり、溶
鋼とする)14が、同谷状空間から漏れるのを塞き止め
るために設けられた一対のサイド堰15、電磁石16及
び交流電源17とを要部として構成されている。
【0023】サイド堰15は冷却ロール11,12の軸
方向両側にそれぞれ配設され、冷却ロール11,12の
端面11a,12aと平行に且つ同冷却ロール端面11
a,12aと接触しないように空隙を保持して設置され
ている。サイド堰15はセラミックスなどの耐熱性絶縁
材によって作られている。冷却ロール11,12は図示
されていない駆動手段によって互いに反対方向に回転駆
動され、対向する外周面が各々下降する方向に回転する
ようになっている。冷却ロール11,12としては、例
えば銅合金にニッケルメッキを施したものなどが採用さ
れる。
【0024】電磁石16はコイル16bと、コ字状の水
平方向断面形状を有し且つコイル16bを囲むように設
けられた強磁性体16aとから構成されており、冷却ロ
ール11,12の円周に沿うようにV字状に配設されて
いる。即ち、電磁石16はロール端面11a,12bの
内側(冷却ロール11,12の外周面が向かい合う側)
の溶鋼14が横漏れしようとする部分に沿うように配さ
れており、上部で2つに分かれ、下部で1つに統合され
ている。交流電源17はV字状のコイル6bの上下端部
に接続され、コイル6bの冷却ロール1側部と冷却ロー
ル2側部とにそれぞれ並列に交流電流を供給する。
【0025】そして、電磁石16の強磁性体先端面16
a−1と溶鋼14との間の水平方向距離が下部で小さく
上部で大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向
の分布がつけられている。具体的には、電磁石16の強
磁性体先端面16a−1の側面からみた形状を直線状の
傾斜面とすることによって、強磁性体先端面16a−1
と溶鋼14との間の水平方向距離が下部で小さく上部で
大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布
がつけられている。
【0026】従って、上記構成の連続鋳造装置では、冷
却ロール11,12を起動し、これらの冷却ロール1
1,12が作る谷状空間に供給ノズル13から溶鋼14
を供給すると、冷却ロール11,12の外周面で溶鋼1
4が凝固して凝固シェルが生成される。この凝固シェル
は冷却ロール11,12の回転に伴って下方へと導か
れ、冷却ロール11,12の近接部で圧着されて一枚の
帯板(鋼板)14aとなる。この帯板14aは連続的に
押し出される。
【0027】このとき、サイド堰15が冷却ロール1
1,12の端面11a,12aと接触しないように設置
されているため、冷却ロール11,12間に溜められた
溶鋼14は、サイド堰15と冷却ロール端面11a,1
2aとの空隙から漏れようとする。そこで、このような
溶鋼14の横漏れを制限するため、交流電源17から電
磁石16に交流電流が供給される。
【0028】電磁石16のコイル16bに交流電流が流
れると、強磁性体16aを介して、溶鋼14が漏れよう
とする部分の冷却ロール端面11a,12a及び溶鋼1
4内に磁場が発生する(図3に示す交番磁束20参
照)。この磁場による電磁誘導現象により、溶鋼14内
及び冷却ロール端面11a,11bに誘導電流が流れ
る。溶鋼14内に流れる誘導電流は、溶鋼4が漏れしよ
うとする部分に集中して流れ、溶鋼14内に発生した磁
場と相互に作用する。その結果、溶鋼14には溶鋼14
の横漏れを制限する方向に電磁力19が働く。かくし
て、サイド堰15と冷却ロール端面11a,12aとの
空隙からの溶鋼14の横漏れが塞き止められる。即ち、
サイド堰15と冷却ロール端面11a,12aとを接触
させることなく、電磁気的に溶鋼14の横漏れを塞き止
めることができるため、サイド堰15や冷却ロール端面
11a,12aの摩耗を防止することができる。
【0029】そして、本実施の形態1では、電磁石16
の強磁性体先端面16a−1の側面からみた形状を直線
状の傾斜面とすることによって、強磁性体先端面16a
−1と溶鋼14との間の水平方向距離が下部で小さく上
部で大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の
分布がつけられているため、溶鋼14内に発生する磁場
は溶鋼14が漏れようとする部分の上部で小さく下部で
大きくなる。このため、溶鋼14の横漏れを塞き止める
方向に作用する電磁力19も、前記上部で小さく前記下
部で大きくなる。
【0030】即ち、図4(a)に示すように、従来の連
続鋳造装置では、溶鋼静圧30が小さい上部でも、溶鋼
静圧30が大きい下部において溶鋼4の横漏れを塞き止
めるのに要する電磁力9に匹敵する大きさの電磁力9が
作用してしまう。このため、前記上部には余分な電磁力
9が作用することになり、その分、大きな電力が必要と
なり、また、溶鋼4の横漏れを塞き止める面4bの安定
性を崩すような溶鋼4の流れを誘起してしまう虞があ
る。
【0031】これに対して、本連続鋳造装置では、図4
(b)に示すように、溶鋼14が漏れようとする部分の
うち、溶鋼静圧30が小さい上部では電磁力19も小さ
くなり、溶鋼静圧30が大きい下部では電磁力19も大
きくなる。つまり、溶鋼静圧30の分布に見合った大き
さの電磁力19を発生することができる。このため、少
ない電力で溶鋼14の横漏れを塞き止めることができ
る。また、溶鋼静圧30の小さい上部において余分な電
磁力19が発生しないため、溶鋼14の流動を誘起する
虞がなく、溶鋼14の横漏れを塞き止める面14aの安
定性を保つことができる。
【0032】図5は溶鋼密度を7000(kg/
3 )、溶鋼高さを400(mm)とし、溶鋼高さ40
0(mm)位置での溶鋼表面に作用する磁束密度を約
0.275(T)とした場合の磁気圧力(即ち電磁力1
9)に対する溶鋼高さを示したものである。この図5に
示す磁気圧力は、溶鋼14に印加する磁場の鉛直方向の
磁場勾配が溶鋼高さの平方根に比例するようした場合の
磁気圧力を示している。
【0033】このような磁場勾配を有するように連続鋳
造装置を設計するためには、本実施の形態1のように電
磁石16の強磁性体先端面16a−1の側面からみた形
状を直線状の傾斜面とする場合においては、強磁性体1
6aの水平方向断面の形状に、適切な鉛直方向の変化を
つける必要がある。そして、この場合には、より確実に
溶鋼静圧30の分布に見合った大きさの電磁力19を発
生させることができる。
【0034】つまり、溶鋼表面の磁束密度や磁気圧力等
には次のような関係がある。 (1) 溶鋼表面の磁束密度は、電磁石16の冷却ロー
ル端面11a,12aに対する面(強磁性体先端面16
a−1)と溶鋼14との間の水平方向距離に比例して小
さくなる。 (2) 溶鋼14に作用する磁気圧力は、溶鋼表面の磁
束密度の2乗に比例して大きくなる。 (3) 溶鋼静圧30は、溶鋼高さに比例して小さくな
る。
【0035】そこで、本実施の形態1のように電磁石1
6の強磁性体先端面16a−1の側面からみた形状を直
線状の傾斜面とする場合には、強磁性体先端面16a−
1と溶鋼14との水平方向距離は溶鋼高さに比例して大
きくなるため、上記のように、強磁性体16aの水平方
向断面形状に適切な鉛直方向の変化をつけて、溶鋼14
に印加する磁場の鉛直方向の磁場勾配を溶鋼高さの平方
根に比例するようにすれば、磁気圧力が溶鋼高さに比例
して小さくなるようになる。その結果、このときの磁気
圧力は、溶鋼高さに比例して小さくなる溶鋼静圧30に
確実に見合った磁気圧力となる。
【0036】従って、この場合には、上記のように、よ
り確実に電力の低減を図ることができ、また、より確実
に溶鋼14の横漏れを塞き止める面14bの安定性を保
つことができるようになる。
【0037】<実施の形態2>本発明の実施の形態2に
係る連続鋳造装置の構成を図6に示す。図6は概略側面
図である。
【0038】図6に示すように、本実施の形態2の連続
鋳造装置では、電磁石16の強磁性体先端面16a−1
の側面からみた形状を曲線状の傾斜面とすることによっ
て、強磁性体先端面16a−1と溶鋼(図3、図4に示
す溶鋼14参照)との間の水平方向距離が下部で小さく
上部で大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向
の分布がつけられている。
【0039】即ち、上記実施の形態1では強磁性体先端
面16a−1の側面からみた形状を直線状の傾斜面とし
たため、上部にいくにしたがって一定の割合で強磁性体
先端面16a−1と溶鋼との間が広がっているが、本実
施の形態2では強磁性体先端面16a−1の側面からみ
た形状を曲線状の傾斜面とすることによって、上部にい
くほど強磁性体先端面16a−1と溶鋼との間の広がる
割合が大きくなっている。
【0040】しかも、本連続鋳造装置では強磁性体先端
面16a−1と溶鋼との間の水平方向距離が溶鋼高さの
2乗に比例して大きくなるように設定されている。
【0041】なお、本連続鋳造装置のその他の構成は上
記実施の形態1の連続鋳造装置と同様である(図1、図
2、図3参照)。従って、ここでは、その他の構成につ
いての説明は省略する。
【0042】従って、上記構成の連続鋳造装置では、強
磁性体先端面16a−1の側面からみた形状を曲線状の
傾斜面とすることによって、強磁性体先端面16a−1
と溶鋼との間の水平方向距離が下部で小さく上部で大き
くなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布がつ
けられているため、溶鋼内に発生する磁場は溶鋼が漏れ
ようとする部分の上部で小さく下部で大きくなる。この
ため、溶鋼の横漏れを塞き止める方向に作用する電磁力
も、溶鋼静圧が小さい前記上部では小さく、溶鋼静圧が
大きい前記下部では大きくなる(図3、図4に示す電磁
力19、溶鋼静圧30参照)。つまり、溶鋼静圧の分布
に見合った大きさの電磁力を発生することができるた
め、少ない電力で溶鋼の横漏れを塞き止めることができ
る。また、溶鋼静圧の小さい上部において余分な電磁力
が発生しないため、溶鋼の流動を誘起する虞がなく、溶
鋼の横漏れを塞き止める面(図4に示す塞き止める面1
4a参照)の安定性を保つことができる。
【0043】しかも、本連続鋳造装置では強磁性体先端
面16a−1と溶鋼との間の水平方向距離が溶鋼高さの
2乗に比例して大きくなるように設定されているため、
溶鋼表面の磁束密度や磁気圧力等には上記(1)〜
(3)のような関係があることから、溶鋼静圧の分布に
確実に見合った大きさの電磁力を発生させることができ
る。即ち、図5に示すような溶鋼高さ(溶鋼静圧)と磁
気圧力との関係を得ることができる。従って、本連続鋳
造装置では、強磁性体先端面16a−1の側面からみた
形状を単に曲線状とする場合に比べて、より確実に電力
の低減を図ることができ、また、より確実に溶鋼の横漏
れを塞き止める面の安定性を保つことができる。
【0044】また、図5に示すような溶鋼高さ(溶鋼静
圧)と磁気圧力との関係を得ることができる連続鋳造装
置を設計するにあたって、上記実施の形態1のように強
磁性体先端面16a−1の側面からみた形状を直線状と
する場合には、強磁性体16aの水平方向断面形状に適
切な鉛直方向の変化をつける必要があった。即ち、この
場合には、強磁性体16aの水平方向断面形状におい
て、ロール軸方向の幅が溶鋼高さに比例して小さくなる
が、このような鉛直方向の変化をつけるだけでなく、ロ
ール端面と平行な方向の幅に、磁気圧力と溶鋼静圧が釣
り合うように鉛直方向変化をつければ、鉛直方向の磁場
勾配(溶鋼表面の磁束密度分布)が溶鋼高さの平方根に
比例するようになって、磁気圧力と溶鋼静圧とが比例す
るようになる。なお、ロール端面と平行な方向の幅と溶
鋼表面の磁束密度との関係は強磁性体形状によって複雑
であるため、数値解析等によるケーススタディ等を利用
して、溶鋼高さに見合った前記幅の値を導出する必要が
ある。
【0045】これに対して、本実施の形態2のように強
磁性体先端面16a−1の側面からみた形状を曲線状と
する場合には、先端部を除いた強磁性体16aの水平方
向断面形状を高さ方向に一定にすることができる。即
ち、この場合には、強磁性体16aの水平方向断面形状
において、ロール軸方向の幅は溶鋼高さの2乗に比例し
て小さくなるが、ロール端面と平行な方向の幅は鉛直方
向に変化させる必要がなく一定にすることができる。
【0046】なお、上記実施の形態1,2の連続鋳造装
置はサイド堰15が両方の冷却ロール端面11a,12
aを覆う構成であり、鋳造される帯板14aの幅を変え
ることはできないが、本発明はこのような装置に限定す
るものではなく、特開平9−99346号公報等に開示
されているような帯板の幅を変えることができる構成の
連続鋳造装置にも適用することができる。即ち、サイド
堰の構造を、左右の一方側は円弧状に形成して一方の冷
却ロールの外周面を覆い、左右の他方側は他方の冷却ロ
ールの端面を覆う構造とし、或いは、左右両側とも円弧
状に形成して両方の冷却ロールの外周面を覆う構造とし
て、このサイド堰と冷却ロールとを軸方向に移動可能に
すれば、帯板の板幅を変えることができるが、かかる構
成の連続鋳造装置にも本発明を適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明の連続鋳造装置は、互いに反
対方向に回転する一対の冷却ロールと、この冷却ロール
の軸方向両側に配設した一対のサイド堰と、前記冷却ロ
ールの円周に沿うようにV字状に配設した電磁石と、こ
の電磁石に交流電流を供給する交流電源とを有し、前記
冷却ロール間に供給された溶融金属が前記冷却ロールと
前記サイド堰との空隙から横漏れするのを、前記電磁石
によって発生する磁場と同磁場により前記溶融金属に発
生する誘導電流との相互作用による電磁力によって制限
するよう構成した連続鋳造装置において、前記電磁石の
強磁性体先端面と前記溶融金属との間の水平方向距離が
下部で小さく上部で大きくなるように、前記水平方向距
離に鉛直方向の分布をつけたことを特徴とする。
【0048】また、第2発明の連続鋳造装置は、互いに
反対方向に回転する一対の冷却ロールと、この冷却ロー
ルの軸方向両側に配設した一対のサイド堰と、前記冷却
ロールの円周に沿うようにV字状に配設した電磁石と、
この電磁石に交流電流を供給する交流電源とを有し、前
記冷却ロール間に供給された溶融金属が前記冷却ロール
と前記サイド堰との空隙から横漏れするのを、前記電磁
石によって発生する磁場と同磁場により前記溶融金属に
発生する誘導電流との相互作用による電磁力によって制
限するよう構成した連続鋳造装置において、前記電磁石
の強磁性体先端面の側面からみた形状を直線状の傾斜面
とすることによって、前記電磁石の強磁性体先端面と前
記溶融金属との間の水平方向距離が下部で小さく上部で
大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布
をつけたことを特徴とする。
【0049】また、第3発明の連続鋳造装置は、互いに
反対方向に回転する一対の冷却ロールと、この冷却ロー
ルの軸方向両側に配設した一対のサイド堰と、前記冷却
ロールの円周に沿うようにV字状に配設した電磁石と、
この電磁石に交流電流を供給する交流電源とを有し、前
記冷却ロール間に供給された溶融金属が前記冷却ロール
と前記サイド堰との空隙から横漏れするのを、前記電磁
石によって発生する磁場と同磁場により前記溶融金属に
発生する誘導電流との相互作用による電磁力によって制
限するよう構成した連続鋳造装置において、前記電磁石
の強磁性体先端面の側面からみた形状を曲線状の傾斜面
とすることによって、前記電磁石の強磁性体先端面と前
記溶融金属との間の水平方向距離が下部で小さく上部で
大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直方向の分布
をつけたことを特徴とする。
【0050】従って、この第1、第2又は第3発明の連
続鋳造装置によれば、強磁性体先端面と溶融金属との間
の水平方向距離が下部で小さく上部で大きくなるよう
に、前記水平方向距離に鉛直方向の分布がつけられてい
るため、溶融金属内に発生する磁場は溶融金属が漏れよ
うとする部分の上部で小さく下部で大きくなる。このた
め、溶融金属の横漏れを塞き止める方向に作用する電磁
力も、溶融金属静圧が小さい前記上部では小さく、溶融
金属静圧が大きい前記下部では大きくなる。つまり、溶
融金属静圧の分布に見合った大きさの電磁力を発生する
ことができるため、少ない電力で溶融金属の横漏れを塞
き止めることができる。また、溶融金属静圧の小さい上
部において余分な電磁力が発生しないため、溶融金属の
流動を誘起する虞がなく、溶融金属の横漏れを塞き止め
る面の安定性を保つことができる。
【0051】また、第4発明の連続鋳造装置は、第1発
明の連続鋳造装置において、前記強磁性体の水平方向断
面形状に適切な鉛直方向変化をつけて、前記溶融金属に
印加する磁場の鉛直方向の磁場勾配が溶融金属高さの平
方根に比例するように構成したことを特徴とする。
【0052】従って、この第4発明の連続鋳造装置によ
れば、強磁性体の水平方向断面形状に適切な鉛直方向の
変化をつけて、溶融金属に印加する磁場の鉛直方向の磁
場勾配が溶融金属高さの平方根に比例するようにしたた
め、磁気圧力が溶融金属高さに比例して小さくなるよう
になる。その結果、このときの磁気圧力は、溶融金属高
さに比例して小さくなる溶融金属静圧に確実に見合った
磁気圧力となる。このため、より確実に電力の低減を図
ることができ、また、より確実に溶融金属の横漏れを塞
き止める面の安定性を保つことができるようになる。
【0053】また、第5発明の連続鋳造装置は、第3発
明の連続鋳造装置において、前記水平方向距離が溶融金
属高さの2乗に比例して大きくなるように設定したこと
を特徴とする。
【0054】従って、この第5発明の連続鋳造装置によ
れば、強磁性体先端面と溶融金属との間の水平方向距離
が溶融金属高さの2乗に比例して大きくなるように設定
されているため、より確実に溶融金属静圧の分布に見合
った大きさの電磁力を発生させることができる。このた
め、より確実に電力の低減を図ることができ、また、よ
り確実に溶融金属の横漏れを塞き止める面の安定性を保
つことができる。
【0055】また、強磁性体先端面の側面からみた形状
を直線状とする場合には、強磁性体の水平方向断面形状
に適切な鉛直方向の変化をつける必要があったが、強磁
性体先端面の側面からみた形状を曲線状とする場合に
は、先端部を除いた強磁性体の水平方向断面形状を高さ
方向に一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る連続鋳造装置の概
略正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る連続鋳造装置の概
略側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る連続鋳造装置の概
略平面図である。
【図4】(a)は図9のA−A線矢視断面における部分
拡大図、(b)には図3のB−B線矢視断面における部
分拡大図である。
【図5】磁気圧力と溶鋼高さとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の実施の形態2に係る連続鋳造装置の概
略側面図である。
【図7】従来の連続鋳造装置の概略正面図である。
【図8】従来の連続鋳造装置の概略側面図である。
【図9】従来の連続鋳造装置の概略平面図である。
【符号の説明】
11,12 冷却ロール 11a,12a 冷却ロール端面 13 供給ノズル 14 溶融金属(溶鋼等) 14a 帯板 14b 溶鋼の横漏れを塞き止める面 15 サイド堰 16 電磁石 16a 強磁性体 16a−1 強磁性体先端面 16b コイル 17 交流電源 19 電磁力 20 磁束 30 溶鋼静圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇ノ木 賢一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 戸中 英樹 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 三宅 勝義 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 橋本 律男 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 青井 辰史 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 4E004 AA09 DA13 SB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反対方向に回転する一対の冷却ロ
    ールと、この冷却ロールの軸方向両側に配設した一対の
    サイド堰と、前記冷却ロールの円周に沿うようにV字状
    に配設した電磁石と、この電磁石に交流電流を供給する
    交流電源とを有し、前記冷却ロール間に供給された溶融
    金属が前記冷却ロールと前記サイド堰との空隙から横漏
    れするのを、前記電磁石によって発生する磁場と同磁場
    により前記溶融金属に発生する誘導電流との相互作用に
    よる電磁力によって制限するよう構成した連続鋳造装置
    において、 前記電磁石の強磁性体先端面と前記溶融金属との間の水
    平方向距離が下部で小さく上部で大きくなるように、前
    記水平方向距離に鉛直方向の分布をつけたことを特徴と
    する連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 互いに反対方向に回転する一対の冷却ロ
    ールと、この冷却ロールの軸方向両側に配設した一対の
    サイド堰と、前記冷却ロールの円周に沿うようにV字状
    に配設した電磁石と、この電磁石に交流電流を供給する
    交流電源とを有し、前記冷却ロール間に供給された溶融
    金属が前記冷却ロールと前記サイド堰との空隙から横漏
    れするのを、前記電磁石によって発生する磁場と同磁場
    により前記溶融金属に発生する誘導電流との相互作用に
    よる電磁力によって制限するよう構成した連続鋳造装置
    において、 前記電磁石の強磁性体先端面の側面からみた形状を直線
    状の傾斜面とすることによって、前記電磁石の強磁性体
    先端面と前記溶融金属との間の水平方向距離が下部で小
    さく上部で大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直
    方向の分布をつけたことを特徴とする連続鋳造装置。
  3. 【請求項3】 互いに反対方向に回転する一対の冷却ロ
    ールと、この冷却ロールの軸方向両側に配設した一対の
    サイド堰と、前記冷却ロールの円周に沿うようにV字状
    に配設した電磁石と、この電磁石に交流電流を供給する
    交流電源とを有し、前記冷却ロール間に供給された溶融
    金属が前記冷却ロールと前記サイド堰との空隙から横漏
    れするのを、前記電磁石によって発生する磁場と同磁場
    により前記溶融金属に発生する誘導電流との相互作用に
    よる電磁力によって制限するよう構成した連続鋳造装置
    において、 前記電磁石の強磁性体先端面の側面からみた形状を曲線
    状の傾斜面とすることによって、前記電磁石の強磁性体
    先端面と前記溶融金属との間の水平方向距離が下部で小
    さく上部で大きくなるように、前記水平方向距離に鉛直
    方向の分布をつけたことを特徴とする連続鋳造装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載する連続鋳造装置におい
    て、 前記強磁性体の水平方向断面形状に適切な鉛直方向変化
    をつけて、前記溶融金属に印加する磁場の鉛直方向の磁
    場勾配が溶融金属高さの平方根に比例するように構成し
    たことを特徴とする連続鋳造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載する連続鋳造装置におい
    て、 前記水平方向距離が溶融金属高さの2乗に比例して大き
    くなるように設定したことを特徴とする連続鋳造装置。
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