JP2001046329A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001046329A
JP2001046329A JP11222507A JP22250799A JP2001046329A JP 2001046329 A JP2001046329 A JP 2001046329A JP 11222507 A JP11222507 A JP 11222507A JP 22250799 A JP22250799 A JP 22250799A JP 2001046329 A JP2001046329 A JP 2001046329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は内視鏡の組立て及び修理用部品として
の操作部を輸送する時の取扱いが容易な内視鏡を提供す
る。 【解決手段】本発明は、湾曲部を有した挿入部と、湾曲
用操作ワイヤとを含む構成の挿入部ユニットと、上記操
作ワイヤの基端が連結される連結部材38を有し、上記
操作ワイヤ39を牽引することにより上記湾曲部を湾曲
操作するための湾曲操作機構を囲む外壁を形成するケー
シング14を含む操作部ユニットとを具備した内視鏡に
おいて、上記操作部ユニットが単体の状態で、上記連結
部材38が上記ケーシング14の内部に入り込むことを
防止するストッパ64を設けた。組み立てや輸送時に操
作部をどのような方向に向けて配置しても連結部材38
が操作部のケーシング14内に完全に入り込むことが無
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに組み付け合
う挿入部ユニットと操作部ユニットを備えた内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に内視鏡の挿入部における湾曲部は
操作部内に配置されている湾曲操作機構により操作ワイ
ヤを押し引きして湾曲させられるようになっている。実
公昭63−34643号公報において知られる如く、湾
曲用操作ワイヤと操作部内に配置されている湾曲操作機
構側のチェーン等の伝達部材との連結はその伝達部材の
先端に設けた連結部材と上記操作ワイヤの基端に取着さ
れた止め部材とを連結固定することによって行われてい
る。連結部材の側方の位置には外側仕切り壁(ガイド
板)が配置され、また、連結部材を間に挟んで外側仕切
壁と対向する内側の位置には断面U字状の隔壁部材が配
置されている。
【0003】そして、外側仕切壁と隔壁部材の両面によ
って連結部材の走行通路を形成している。また、隔壁部
材の中間辺りが押え板により基板に取付け固定されてい
る。外側仕切り壁の側方部位には連結部材に設けられた
衝突部材に衝突させることで湾曲部の最大湾曲角度を設
定するためストッパを設けた湾曲角度設定機構が配置さ
れている。
【0004】また、湾曲角度設定機構の一部を構成し、
ストッパを進退させるためのネジの一端は基板に立設さ
れた支持部(支柱部材)に係合されている。さらに、上
記支持部は操作部内の部位、つまり操作部の手元側部分
を覆う本体ケースと操作部の挿入部側を覆う把持部ケー
スの分割境界部近傍に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、操作ワイヤと操作部内にある湾曲操作機構との連結
はその湾曲操作機構側の伝達部材に設けられた連結部材
を介して行われる。そして、操作ワイヤに連結部材を連
結する場合、その連結部材側方に配置された湾曲角度設
定機構及び外側仕切壁を取り外した状態で行われる。こ
のとき、上記支持部と押え板または隔壁部材の隙間の間
隔が、連結部材の最大の幅となる衝突部材の幅よりも大
きいと、操作部を斜めにしてしまうことがあると、連結
部材が支持部の所を越えて操作部本体内に深く入り込ん
でしまうことがある。
【0006】このため、連結部材と操作ワイヤの連結等
の組み立ては操作部を平行な状態に保って慎重に作業を
行う必要があり、組み立ての作業性が非常に悪いと言う
問題があった。
【0007】また、修理部品として、外側仕切り壁及び
湾曲角度設定機構が組み付けられていない状態の内視鏡
用操作部を輸送する場合がある。この場合も操作部の配
置や向きを規定した状態で、慎重に取り扱う必要がある
という問題があった。
【0008】それでも連結部材が支持部を越えて操作部
本体の内部に入り込んでしまった場合には操作部外周が
本体ケースによって密に覆われているため、操作部を分
解する必要があり、その作業は極めて面倒であった。
【0009】本発明は上述した課題に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、内視鏡の組立て
及び修理用部品としての操作部を輸送する時の取扱いが
容易な内視鏡を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、体腔
内に挿入され、湾曲部を有した挿入部と、この挿入部内
に挿通され、一端が上記湾曲部の先端側部分に連結され
ると共に基端が上記挿入部の後端に導かれて上記湾曲部
を湾曲操作する操作ワイヤとを含む構成の挿入部ユニッ
トと、上記操作ワイヤの基端が連結される連結部材を有
し、上記操作ワイヤを牽引することにより上記湾曲部を
湾曲操作するための湾曲操作機構と、上記連結部材が配
置される位置よりも手元側に位置し、湾曲操作機構を囲
む外壁を形成する、操作部ユニットのケーシングと、上
記ケーシングの外部に露出した状態で配置され、上記湾
曲操作機構を操作するための操作ノブと、湾曲操作時に
上記連結部材が走行する走行部とを含む操作部ユニット
とを具備した内視鏡において、上記操作部ユニットが単
体の状態で、上記連結部材が上記ケーシングの内部に入
り込むことを防止する手段を設けたことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、組み立てや輸送時に操作
部をどのような方向に向けて配置しても連結部材が操作
部ケーシング内に完全に入り込むことが無い。
【0012】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1乃至図17
を参照して本発明の第1の実施形態に係る内視鏡を説明
する。
【0013】(構成)図1はその内視鏡1の全体の構成
を概略的に示す側面図である。内視鏡1は体腔内に挿入
されるべき細長い挿入部(挿入部ユニット)2と、この
後端部に連結された手元側に位置する操作部(操作部ユ
ニット)3とを具備してなり、操作部3にはユニバーサ
ルコード4の基端が連結されている。ユニバーサルコー
ド4の先端部にはコネクタ5が設けられている。内視鏡
1のユニバーサルコード4はそのコネクタ5を介して図
示しない光源装置及びビデオプロセッサに接続されるよ
うになっている。
【0014】また、挿入部2は先端側から硬質の先端構
成部6と、この先端構成部6の後端に接続された湾曲部
7と、この湾曲部7の後端に接続されて可撓性を有する
可撓管部8によって構成されている。
【0015】尚、湾曲部7は上下方向及び左右方向の2
方向にそれぞれ湾曲操作されると共に、この2方向の湾
曲操作を組み合わせることにより任意の方向に向けて湾
曲可能なものである。
【0016】先端構成部6には、対物レンズ9と、この
対物レンズ9の表面に向けて開口するノズル10と、こ
の対物レンズ9と同方向に向いた2つの照明レンズ11
が設けられている。さらに、先端構成部6には図示しな
い処置具挿通管路(チャンネル)の先端開口部12が設
けられている。
【0017】先端構成部6の内部には図示しない撮像素
子が上記対物レンズ9と対向して配置されている。そし
て、撮像素子で対物レンズ9で捉えた視野の像を電気的
な信号に変換し、この撮像信号は上記コネクタ5から図
示しない信号ケーブルを通じて上記ビデオプロセッサに
伝送されるようになっている。
【0018】上記ノズル10は挿入部2内に内挿された
図示しない送気管路及び送水管路に接続されている。照
明レンズ11の内側には図示しないライトガイドファイ
バーの出射先端が配設されている。
【0019】次に、上記操作部3の構成を説明する。操
作部3はそれぞれ内蔵物を水密的に覆う操作部ケーシン
グ14と把持部ケーシング15によって操作部(操作部
ユニット)3の外壁を形成している。
【0020】ここで、把持部ケーシング15の挿入部2
側に位置する端部外周には可撓管部8の手元接続部付近
の急激な屈曲を防止するための弾性ゴムよりなる折れ止
めチューブ部材16が被嵌して装着されている。
【0021】操作部ケーシング14は操作部本体を形成
するものであり、この操作部ケーシング14内には後述
する湾曲操作機構17の主要なスプロケット機構部が配
置されている。また、把持部ケーシング15は操作部ケ
ーシング14よりも先端側に位置して配置されており、
両者は液密的に接続されて一体的になり、操作部ユニッ
トの外壁を形成するケーシングを構成している。把持部
ケーシング15の外周は術者が操作部3を把持する際に
握る把持領域部分となっている。
【0022】上記操作部ケーシング14には後述する湾
曲操作機構17を操作して湾曲部7を左右方向に湾曲す
るためのRL湾曲ノブ22aと上下方向に湾曲するため
のUD湾曲ノブ22bが同軸に配設されている。これら
の湾曲ノブ22a,22bは操作部ケーシング14の外
側に露出して設けられている。湾曲ノブ22a,22b
の両軸は操作部ケーシング14内に配設された湾曲操作
機構17に連結されている。
【0023】さらに、上記操作部ケーシング14の頭部
にはスイッチボックス21が水密的に固定的に取着され
ている。そして、スイッチボックス21にはビデオプロ
セッサ等の周辺機器を遠隔操作するための複数のスイッ
チ20が付設されている。
【0024】尚、把持部ケーシング15には処置具導入
口23が設けられ、この処置具導入口23は上記先端構
成部6に設けられた開口部12に通じる図示しない処置
具挿通管路に連通している。
【0025】また、操作部3の操作部ケーシング14の
内部には図2に示すように、湾曲操作機構17が設けら
れており、この湾曲操作機構17は操作部3の内部に配
設された板状の地板24に固定されている。地板24は
アルミニウムを射出成形するダイカストによって形成さ
れている。地板24は固定片13を介して操作部ケーシ
ング14に対してネジ止め固定されている。
【0026】図3は操作部ケーシング14に覆われた湾
曲操作機構17の部分を拡大して示す断面図であり、図
4は湾曲ノブ22の中心軸に沿う縦断面図である。本実
施形態の湾曲操作機構17は挿入部2の湾曲部7を左右
方向に湾曲するためのRL湾曲操作機構17aの部分
と、上記湾曲部7を上下方向に湾曲するためのUD湾曲
操作機構17bの部分とが設けられている。ここでは図
4に示すように、地板24の上面にRL湾曲操作機構1
7aが配置され、このRL湾曲操作機構17aの上側に
UD湾曲操作機構17bが配置されている。そして下側
のRL湾曲操作機構17aと上側のUD湾曲操作機構1
7bの間には仕切板25が介在している。
【0027】UD湾曲操作機構17bの上側にはカバー
部材27がそれを覆うように配置されている。また、地
板24にはUD湾曲ノブ22b及びRL湾曲ノブ22a
の中心線位置に配置される軸部材26の下端部が固定さ
れている。軸部材26の上端部は仕切板25及びカバー
部材27を貫通し、さらに操作部ケーシング14を貫通
して外部に延出されている。
【0028】上記軸部材26の外周には円筒状のRL回
転筒体32aと、このRL回転筒体32aの外側に被嵌
して配置されたUD回転筒体32bとがそれぞれ独立し
て回転自在に装着されている。上記軸部材26の下端部
分には2つのスプロケット、すなわちRL湾曲操作機構
17aのRLスプロケット28aと、UD湾曲操作機構
17bのUDスプロケット28bとがそれぞれ回転可能
に支持されている。そしてRLスプロケット28aは内
側のRL回転筒体32aの下端部に連結され、UDスプ
ロケット28bはUD回転筒体32bの下端側に連結さ
れている。
【0029】さらにRL回転筒体32aの上端部にはR
L湾曲ノブ22aが連結され、UD回転筒体32bの上
端部にはUD湾曲ノブ22bが連結されている。つま
り、RLスプロケット28aはRL回転筒体32aを介
してRL湾曲ノブ22aに連結され、一方、UDスプロ
ケット28bはUD回転筒体32bを介してUD湾曲ノ
ブ22bに連結される。そして、RLスプロケット28
aには伝達部材としてのRLチェーン部材29aが巻き
掛けられ、UDスプロケット28bにはUDチェーン部
材29bが巻き掛けられている。
【0030】仕切板25においての、UDスプロケット
28b及びRLスプロケット28aに対向する挿入部2
側に位置する縁部には押え部30が樹脂によるアウトサ
ート成形によって一体的に形成されている。この押え部
30はUDスプロケット28bおよびRLスプロケット
28aの位置を規制すると共に、UDスプロケット28
b及びRLスプロケット28aからUDチェーン部材2
9b及びRLチェーン部材29aを引き離すためのもの
である。
【0031】さらに、上記仕切板25の両側辺部には図
3で示すように、RLチェーン部材29a及びUDチェ
ーン部材29bの側方へのはみ出しを防止し、さらに湾
曲操作時に生じるRLチェーン部材29a及びUDチェ
ーン部材29bの弛みを吸収するための空間部18をあ
けて形成した側壁部31が樹脂のアウトサート成形によ
って一体的に形成されている。また、RLスプロケット
28a及びUDスプロケット28bの外周部にはRLチ
ェーン部材29a及びUDチェーン部材29bの外れを
防止するカバー部材33が上記地板24にネジ止め固定
されている。
【0032】このカバー部材33にはRL回転筒体32
a及びUD回転筒体32bが内挿される筒部材34がネ
ジ止め固定されている。また、筒部材34は操作部ケー
シング14を貫通する状態で配置され、操作部ケーシン
グ14の開口孔19とその筒部材34の間にはOリング
36が配置され、その間をシールしている。
【0033】図5は把持部ケーシング15に覆われた部
分の拡大図である。この図5で示すように、RLチェー
ン部材29a及びUDチェーン部材29bの各チェーン
部材29の端部には連結部材38が連結されている。こ
の連結部材38には上記挿入部2内に配設された操作ワ
イヤ39の基端部分が連結されるようになっている。
【0034】この操作ワイヤ39の先端側部分は挿入部
2内に導かれ、その操作ワイヤ39の先端は湾曲部7の
先端付近に連結されている。この操作ワイヤ39は可撓
管部8内ではガイドコイル40に挿通されている。この
ガイドコイル40の先端部分は可撓管部8の先端に取着
固定されている。また、ガイドコイル40の基端側部分
は可撓管部8を突き抜けて操作部3の内部にまで導かれ
る。そして、図5で示すように、ガイドコイル40の手
元側端部は操作部3内に設けた係止ブロック41に半田
等によって固定されている。係止ブロック41は上記地
板24にネジ止め固定されたL字状の係合板42に係合
固定されている。
【0035】そして、RL湾曲ノブ22aを回転操作す
ると、このRL湾曲ノブ22aの回転がRL回転筒体3
2aを介してRLスプロケット28aに伝達され、この
RLスプロケット28aがRL湾曲ノブ22aと共に回
転する。さらに、RLスプロケット28aの回転に伴
い、RLチェーン部材29aが走行駆動され、このRL
チェーン部材29aの走行動作に伴い、上記連結部材3
8も走行し、この連結部材38を介して上記操作ワイヤ
39が牽引され、その結果、湾曲部7が左右方向に湾曲
操作される。一方、UD湾曲ノブ22bの回転操作も同
様のものであるため、その説明は省略する。
【0036】次に、操作部3においての操作部ケーシン
グ14と把持部ケーシング15の両者を接続する構造に
ついて説明する。図5で示すように、操作部ケーシング
14の挿入部2側の端縁部にはその前方の把持部ケーシ
ング15の後端縁部と嵌合する段差状の嵌合凹部14a
が全周的にリング状に形成されている。この嵌合凹部1
4aに把持部ケーシング15の後端縁部が被嵌し、その
把持部ケーシング15の後端が嵌合凹部14aの立上り
壁に突き当る状態で、両端縁部が連結される。さらに操
作部ケーシング14の嵌合凹部14aとこれに嵌合する
把持部ケーシング15の後端部の間にはOリング37が
装着されており、これにより操作部ケーシング14と把
持部ケーシング15の嵌合当接部が水密的にシールされ
る。
【0037】図6(A)〜(D)は製品を組み立てたと
きの上記連結部材38と上記操作ワイヤ39の連結状態
を示す。連結部材38の後端部にはチェーン部材29
(RLチェーン部材29a及び19a)を連結するピン
孔付きの連結部38aが設けられている。
【0038】図6(D)に示すように、連結部材38の
一側面部には後述する如く止め部材45を介して操作ワ
イヤ39の基端部を係脱可能に係止するワイヤ係止部4
3が設けられている。このワイヤ係止部43はその連結
部材38の一側面に凹部を開口して形成することにより
構成されている。つまり、このワイヤ係止部43の凹部
には操作ワイヤ39の軸方向に沿って一列に前から後へ
第1の円形溝35a、第2の円形溝35b、第3の円形
溝35c、第4の円形溝35d、第5の円形溝35e、
第6の円形溝35f、第7の円形溝35gの順で連設し
てなり、隣接する円形溝35の間の連接境界部分には互
いに向き合う係合凸部44がそれぞれ形成されている。
【0039】図6(A)(B)に示すように、上記連結
部材38の他の側面部(ワイヤ係止部43の底面壁部)
には、操作ワイヤ39の軸方向に沿って延設された長孔
52と、この長孔52よりも先端側に位置してその連結
部材38の外方へ突出させた略爪状の凸部88が形成さ
れている。ここでの長孔52はワイヤ係止部43の凹部
幅よりも狭い幅に設定されている。連結部材38の外側
面には各円形溝35とそれぞれ相対して位置する複数の
指標溝117が形成されている。
【0040】さらに、操作ワイヤ39の手元側端部には
上記連結部材38に連結するための略筒状の止め部材4
5が半田等によって取着固定されている。この止め部材
45は挿入部2側に位置する小径部47と、その小径部
47の手元側部分に一体的に連接された大径部46と、
その大径部46の手元側端に形成され、その大径部46
より太い径の位置決め部76とによって構成されてい
る。ここで、大径部46の外径は互いに向かい合う上記
一対の係合凸部44の間によって形成される幅より小さ
く設定され、一方、位置決め部76の外径はその一対の
係合凸部44の間の幅よりも大きく設定されている。
【0041】さらに、小径部47には連結部材38の円
形溝35と略同径の円柱形状に形成された係合部材49
が嵌合して装着されている。また、製品の組立て時、連
結部材38のワイヤ係止部43内には、第1の円形溝3
5aを含む、連結部材38の設置上邪魔にならない円形
溝35を除いて、残る円形溝35に嵌り込んで、それら
の円形溝35を塞いだ状態で、後述する規制部材51が
装着されるようになっている。
【0042】上記規制部材51は図6(E)で示すよう
に構成されている。図6(E)はその規制部材51を取
り出したフリーの状態を示す。この規制部材51はワイ
ヤ係止部43内に嵌め込むための前後に長い部材として
構成され、その最大幅はワイヤ係止部43における互い
に対向するワイヤ係止部43の間の幅より大きく広がる
ように設定されている。
【0043】さらに、規制部材51はその中央部に前端
部51aを残して中心線に沿った長い切り欠き48が設
けられ、その切り欠き48が開くように左右に広がるよ
うに弾性変形するようになっている。規制部材51の側
面部にはワイヤ係止部43の各円形溝35内に、それぞ
れ嵌り込んで係合する複数の膨出部51bが形成されて
いてる。この規制部材51は樹脂の射出成形によって形
成されている。尚、規制部材51は弾性を有するゴムに
よって成形し、その弾性力によって保持するようにして
も良い。
【0044】そして、上記規制部材51は連結部材38
のワイヤ係止部43に組み付けるとき、規制部材51の
幅を狭め、ワイヤ係止部43内に嵌め込む。そのときの
弾性力によって規制部材51は広がり膨出部51bが対
応する円形溝35に嵌り込んで係合し、連結部材38に
保持される。
【0045】製品組立て時、ワイヤ係止部43の係合部
材49を第1の円形溝35aに係合したとき、その係合
凸部44によって係合部材49は操作ワイヤ39の軸方
向の動きが規制された状態となる。また、この状態で、
図6(A)〜(D)で示すように、連結部材38の挿入
部2側端から止め部材45の一部が突出した状態にな
り、この突出の有無により係合部材49が第1の円形溝
35aに正しく係合されていることを外部から確認する
ことができる。
【0046】また、上記止め部材45の係合部材49を
第1の円形溝35aに係合した際、上記止め部材45の
位置決め部76はそれよりも1ピッチ手前の第2の円形
溝35bの部分に位置するように設定されている。さら
に、係合部材49は規制部材51によって第1の円形溝
35aにしか組み付けることができないようになる。こ
のため、その組付け作業が容易である。また、規制部材
51によって、止め部材45の手元側方向の動きも規制
される。
【0047】一方、図5で示すように、地板24には、
ガイド壁50が略垂直に立設されている。このガイド壁
50は連結部材38のワイヤ係止部43の凹部の開口端
に当接し、その凹部を塞ぐと共に上記連結部材38に摺
接してその連結部材38の走行をガイドする一つの案内
部材となっている。また、ガイド壁50の手元側の端部
には上記チェーン弛み吸収用空間部18を形成する一部
の壁部材63が配置されており、この壁部材63と上記
ガイド壁50によって連結部材38の走行をガイドする
走行路の壁面を形成している。さらに、上記操作部3の
内部には図5で示すように、湾曲部7の上下方向及び左
右方向の各2方向のそれぞれの最大湾曲角度を設定する
ための湾曲角度設定機構53及び2つの連結部材38の
側方の走行位置を規制する2つのガイド部材54がそれ
ぞれ設けられている。
【0048】各ガイド部材54は図7に示すように、金
属製の板材をU字状に曲げることによりU字部59がそ
れぞれ形成している。U字部59の一方の端縁にはガイ
ド部材54の長手方向と略平行に上記地板24の側方に
配設されるように曲げられた固定用曲げ面55が形成さ
れている。さらに、U字部59の他方の端縁には上記固
定用曲げ面55の外側の面に当接した状態で配置される
当接用曲げ面56が形成されている。固定用曲げ面55
には固定用貫通孔139が設けられている。この当接用
曲げ面56はその固定用貫通孔139を覆わないように
固定用曲げ面55に重ねて配置されている。
【0049】さらに、2つのガイド部材54は図8に示
すように、上下2段に積み重ねられた状態で固定用曲げ
面55を介して係合部材58に固定ネジ55aによって
ネジ止め固定され、両者は一体的に連結されている。さ
らに2段に積み重ねられたガイド部材54の間には図8
に示す仕切板25に設けられた分割用凸部140が挟み
込まれ、この分割用凸部140によってRL湾曲操作機
構17a及びUD湾曲操作機構17bを分割する仕切板
25の位置が規制されている。また、UD湾曲操作機構
17bの上側を塞ぐカバー部材27にも同様の押え用凸
部141が設けられ、この押え用凸部141は上側のガ
イド部材54の上面に当接した状能で配置され、カバー
部材27の位置が規制されている。ここで、分割用凸部
140の幅Dは押え用凸部141の幅Eより小さく設定
されており、さらに、分割用凸部140の稜線は円弧状
に形成されている。
【0050】また、係合部材58にはU字状に開放する
U字状の切り欠き部61が設けられいる。この切り欠き
部61は地板24に固定された支柱62に係合固定され
ている。そして、図7に示すように、U字部59の端部
は係合部材58に設けられた係合溝60に係合固定さ
れ、U字部59の幅が規制されている。さらに、U字部
59の長手方向の略中央部にはそのU字部59の幅を規
制するためのスペーサ57が挿入配置されるようになっ
ている。
【0051】次に、図5及び図7等を参照して、湾曲角
度設定機構53の構成を説明する。湾曲角度設定機構5
3は、上記地板24に固定される一つの固定部材68
と、上下方向及び左右方向の2方向それぞれの最大湾曲
角度を調整するための2つの調整ネジ69と、2つのス
トッパ70とを備えている。固定部材68は地板24と
平行な固定面71と、地板24の側方に配置される部分
の固定面71と、これに垂直に折り曲げた側面壁72
と、この側面壁72の挿入部2側部分を連結部材38の
摺動方向と略垂直に折り曲げたネジ受け面73とによっ
て形成されている。
【0052】上記ネジ受け面73には上下方向及び左右
方向の各方向のガイド部材54と相対する位置において
ネジ挿通孔74がそれぞれ形成されている。また、スト
ッパ70は調整ネジ69のネジ部75が螺合可能なネジ
孔部142が設けられた把持部77と、ネジ孔部142
の中心線と垂直方向に突出したストッパ部78とから構
成されている。さらに固定部材68のネジ受け面73に
設けられたネジ挿通孔74には挿入部2側より上記調整
ネジ69のネジ部75が挿通され、このネジ部75がス
トッパ70のネジ孔部142に螺合される。
【0053】また、調整ネジ69の手元側の端部には、
ネジ溝が形成されていない小径の回転支持部79が設け
られている。この回転支持部79は上記係合部材58に
設けられた回転孔80内に差し込まれて回転可能な状態
で支持されている。ここで、調整ネジ69の回転支持部
79と反対側に位置する調整ネジ69の先端部には固定
部材68のネジ挿通孔74より大径の調整部81が設け
られている。この調整部81の先端側端面には十字状の
溝部82が形成されている。この溝部82にはネジ止め
部材83の規制部84が係脱可能に係合されるようにな
っている。この溝部82にネジ止め部材83の規制部8
4を係合した状態で、上記固定部85が固定部材68の
側面壁72にネジ止め固定することで、調整ネジ69の
回転が規制されるようになっている。
【0054】本実施形態の湾曲角度設定機構53では上
記連結部材38の凸部88と上記ストッパ70のストッ
パ部78とを突き当てることによりその連結部材38が
その当接位置以上に手元側へ移動させないように抑制
し、操作部3の最大湾曲角度を規制するようになってい
る。しかし、調整ネジ69を回転操作することによって
上記ストッパ70が操作ワイヤ39の移動方向に沿って
移動し、そのストッパ部78の位置を調整し、湾曲部7
の最大湾曲角度を設定可能なものとなっている。
【0055】次に、図9を参照して、本実施形態の内視
鏡1においての操作部3と挿入部2の連結部の構成を説
明する。地板24においての挿入部2側端部は円筒部材
91の基端部分にネジ止め固定されている。また、円筒
部材91の挿入部2側端部は可撓管部8の基端部材8a
の外周に被嵌し、その可撓管部8に同じくネジ止め固定
されている。円筒部材91の基端部外周には上記把持部
ケーシング15の挿入部2側端部が外装されている。ま
た、円筒部材91の先端部分には上記折れ止めチューブ
部材16の手元側部分が被嵌している。
【0056】また、円筒部材91の外周面にはネジ部9
8が形成されており、把持部ケーシング15を締め付け
る固定リング100が螺合している。そして、ネジ部9
8に固定リング100をねじ込むことにより上記把持部
ケーシング15を操作部ケーシング14の方向に締め付
け、その反作用として、円筒部材91を挿入部2の方へ
引っ張る。さらに、上記固定リング100の位置よりも
挿入部2の方に位置して上記円筒部材91の外周面には
固定用ネジ部101が設けられていて、この固定用ネジ
部101に上記折れ止めチューブ部材16の略円筒状の
金属製受け部材99をねじ込むようになっている。
【0057】ここで、上記折れ止めチューブ部材16は
上記受け部材99と、この外周面を覆うように配設され
た円錐状の折れ止めゴム102とから構成されている。
そして、折れ止め部材16はその受け部材99を上記ネ
ジ部101に螺合させることで、円筒部材91にねじ込
み固定される。受け部材99と把持部ケーシング15の
間にはOリング86が配設されている。また、受け部材
99と、可撓管部8の基端部材8aとの間には別のOリ
ング87が配設されている。そして、各Oリング86,
87により各間の部分をそれぞれ水密状態に保つ。
【0058】次に、図10乃至図14を参照して、操作
部3に設けられたスイッチボックス21の構成を説明す
る。図10はスイッチボックス21の縦断面図であって
それを側方から見た断面図、図11はスイッチボックス
21の横断面図であってそれを操作部ケーシング14の
方から見た断面図であり、図12は図11中のL−L線
に沿う部分の断面図、図13は図11中のM−M線に沿
う部分の断面図、図14は図13中のP−P線に沿う部
分の断面図である。
【0059】上記スイッチボックス21の外壁は一方の
端面が開口されたスイッチボックスケーシング89によ
って形成されている。そして、スイッチボックス21は
その開口面を操作部ケーシング14の後端面に当接させ
て装着されている。また、操作部ケーシング14とスイ
ッチボックスケーシング89の間にはOリング90が配
置され、この間を水密に保っている。
【0060】スイッチボックスケーシング89には複
数、ここでは3つのスイッチ20a,20b,20cが
そのスイッチボックスケーシング89の外面より突き出
して露出する状態で設けられている。これらのスイッチ
20a,20b,20cはいずれも略同様に構成されて
いるので、ここでは1つのスイッチ20bを例にとって
説明する。
【0061】すなわち、上記スイッチ20bは各種操作
信号を送るタクトスイッチ92と、このタクトスイッチ
92を支持するスイッチ台座93と、上記タクトスイッ
チ92及び上記スイッチ台座93の両者を覆い、そのタ
クトスイッチ92を押圧するためのスイッチキャップ9
4とから構成されている。スイッチキャップ94は、例
えば、シリコンゴム、フッ素ゴム等の弾性ゴム材料によ
り形成されている。タクトスイッチ92には電気信号を
伝送するためのケーブル95が半田等により接続されて
いる。タクトスイッチ92は接着剤などによりスイッチ
台座93に固定されている。
【0062】また、スイッチボックスケーシング89に
はスイッチキャップ94を収納する凹部96が設けられ
ている。この凹部96の底部には図14に示すように、
スイッチ台座93の足部97が貫通する係止孔103が
開口している。この足部97は略長方形状となってお
り、スイッチキャップ94の中心軸に対してそれぞれ対
称な形状となっており、このため、180゜回転させた
状態でも組み付けることが可能である。
【0063】上記足部97にはEリング104が挿通で
きるEリング溝105が設けられている。そして、足部
97を係止孔103に挿通した後、Eリング104に
て、スイッチ台座93を係止するようになっている。凹
部96の底部にはケーブル95を挿通するケーブル孔1
06が設けられ、このケーブル孔106は係止孔103
と連通している。そして、ケーブル95はケーブル孔1
06を通り、スイッチボックスケーシング89の内部に
導かれている。また、スイッチボックスケーシング89
の内面側にはスイッチ台座93の足部97を避けた形状
の穴埋め部材107が配置されている。
【0064】また、図11及び図12にに示すように、
スイッチボックスケーシング89には雌ネジ108がイ
ンサート成型により一体的に形成されている。さらに、
穴埋め部材107の下面には金属製の固定部材109が
配設されており、この固定部材109と雌ネジ108と
の間で穴埋め部材107を挟持するようになっている。
そして、雌ネジ108にねじ込み固定される固定ネジ1
10を用いて、穴埋め部材107は固定部材109と共
にスイッチボックスケーシング89に挟持固定されてい
る。
【0065】また、図13に示すように、穴埋め部材1
07にはケーブル95が貫通されるケーブル挿通孔11
1が開口されている。このケーブル挿通孔111は、ケ
ーブル95を挿通する入り口側の径がテーパー状に広が
っており、ケーブル95はケーブル挿通孔111を通っ
て操作部ケーシング14側に導かれている。このように
して形成されたスイッチボックス21は、操作部ケーシ
ング14に対して固定ビス112によって固定されてい
る。
【0066】ここで、固定ビス112は図11及び図1
2に示すように固定部材109に対して螺合されてい
る。また、固定ビス112の螺合位置と対向する穴埋め
部材107にはネジ逃げ部113が形成されている。さ
らに、ネジ逃げ部113の側方には接着位置を示す指標
溝114が設けられており、それより外側の固定部材1
09との当接面には接着剤が塗布されている。その接着
剤の塗布の際には指標溝114により塗布位置が規制さ
れ、作業が安定するため、接着強度に、ばらつきが生じ
ることは無い。また、固定ネジ110の締め込みによっ
て押し出された接着剤は指標溝114で止められ、ネジ
逃げ部113に流れ込むことは無いため、固定ビス11
2の締め込み作業を阻害することが無い。
【0067】次に、図15及び図16を参照して、挿入
部2、ユニバーサルコード4、及びコネクタ5が組み付
けられる前の操作部3単体の操作部ユニットの状態を説
明する。図15は連結部材38及び支柱62の近傍の上
から見た縦断面図であり、図16は図15中のQ−Q線
に沿う部分の断面図である。
【0068】図15及び図16は湾曲角度設定機構53
及びガイド部材54が未だ組み付けられていない状態の
ものである。上記支柱62は地板24にビス止め固定さ
れて操作部ケーシング14の内部に配置されている。さ
らに、支柱62には樹脂材料で作られた、狭窄部材とし
てのストッパ64がスナップフィット方式によって取着
固定されている。
【0069】ここで、上記ストッパ64は上記支柱62
に嵌合して係着固定される固定部65と、その根元側部
分に連設された切り欠き部66を形成した本体部67
と、操作部ケーシング14の外側に突き出した保持部1
15によって構成されている。また、切り欠き部66の
切り込み深さは固定部65を支柱62に固定するために
必要な弾性変形量が得られるように設定される。
【0070】また、図16で示すように、ストッパ64
の付近において、上記操作部ケーシング14の挿入部2
側に開口する開口部に相対する位置には、その操作部ケ
ーシング14の内面と略垂直な方向に突出した凸部11
6が形成されている。この凸部116は操作部ケーシン
グ14の内面に略当接した状態で配置されている。上記
凸部116が当接する操作部ケーシング14の内面と対
向する操作部ケーシング14の内面部分には当接板11
8が略当接した状態で配置されている。そして地板24
と操作部ケーシング14の間の相対的な歪みの発生を阻
止するようになっている。
【0071】また、図15及び図16で示すように、ス
トッパ64と、これに向き合うガイド壁50または壁部
材63によって形成されるガイド用隙間の幅Rは、上記
連結部材38の最大幅Sより狭く設定される。このガイ
ド用幅Rはガイド用隙間に移動自在に配置される前述し
たチェーン部材29の幅よりも広く設定される。さら
に、ストッパ64と連結部材38が接した状態で、連結
部材38の一部が操作部ケーシング14の挿入部2側の
開口より突出するように、ストッパ64と連結部材38
の寸法、及び位置に設定されている。以上の関係により
操作部ユニット単体の状態で連結部材38が操作部ケー
シング14の内部に入り込むことを防止する手段を構成
している。
【0072】尚、ここで、ストッパ64の固定は支柱6
2に対してスナップフィット方式による固定に限らず、
地板24に対するビス固定等の他の方式で行っても良
い。また、本実施形態の構成は挿入部2と垂直方向に対
物レンズ9を設けた側視タイプまたは斜め方向に対物レ
ンズ9を設けた斜視タイプのもの、さらにはそれらのも
のに処置具起上機構を設けたタイプの内視鏡にも適用す
ることが出来る。さらには湾曲操作機構17として、ス
プロケット28及びチェーン部材29の代わりにワイヤ
及びドラムが設けられたワイヤ、ドラム方式の湾曲操作
機構を有する内視鏡に適用しても良い。
【0073】(作用)次に、上記構成の作用について説
明する。まず、本実施形態の内視鏡1の湾曲操作につい
て説明する。操作部3にある湾曲ノブ22のいずれか一
方の、例えばRL湾曲ノブ22aを所望の方向に回転さ
せると、その回転が、RL回転筒体32aを介してRL
スプロケット28aに伝達され、このRLスプロケット
28aに巻回されたRLチェーン部材29aを手元側に
引き込む。また、RLチェーン部材29aが手元側に引
き込まれる動作に伴い、連結部材38、係合部材49、
及び止め部材45を介して操作ワイヤ39を手元側に引
き込み、挿入部2の湾曲部7を所望の方向に湾曲する。
【0074】また、その湾曲操作位置よりもさらにRL
湾曲ノブ22aを回転させてある回転操作量に達する
と、連結部材38の凸部88がストッパ70のストッパ
部78に当接する。このことで、RL湾曲ノブ22aの
回転操作範囲、つまり湾曲部7の最大湾曲角度が規制さ
れる。
【0075】次に、繰り返して湾曲部7を湾曲操作する
ことで操作ワイヤ39に生じる弛みを除去する方法につ
いて説明する。まず、折れ止めチューブ部材16を、そ
のねじ込み方向とは逆の方向に回転させ、受け部材99
と円筒部材91との螺合を外した後に折れ止めチューブ
部材16を2方向に移動させる。ついで、固定リング1
00を回転させて円筒部材91のネジ部98から固定リ
ング100を外し、把持部ケーシング15を挿入部2側
へずらす。このことで、湾曲操作機構17が外部に露出
される。
【0076】続いて、湾曲角度設定機構53を外すが、
その場合、まず、ネジ止め部材83を固定しているビス
を外し、そのネジ止め部材83を取り外す。その状態
で、調整ネジ69を挿入部2側へ引き出す。すると、回
転支持部79と、係合部材58の回転孔80との係合が
外れる。さらに、固定部材68を固定している2本のビ
スを外す。すると、湾曲角度設定機構53を全て取り外
すことができる。
【0077】ついで、スペーサ57が固定された部分で
固定用曲げ面55、仕切板25、及びカバー部材27を
固定しているビスを外す。これにより、図8に示した2
個のガイド部材54と、係合部材58が固定ネジ55a
によって一体化された部材が一体のままに外される。
【0078】次に、操作ワイヤ39の弛みを除去する作
業を行う。ここでは、まず、連結部材38を地板24の
側方に引き出すことで、ワイヤ係止部43の第1の円形
溝35aとの係合から連結部材38を外す。この後、連
結部材38の長孔52を介して規制部材51をワイヤ係
止部43の開口前側へ押し出すことで、その規制部材5
1を連結部材38から取り除く。ついで、操作ワイヤ3
9の弛み量に合わせて各方向の操作ワイヤ39の調整長
さを決定し、その長さ分、係合部材49が係合する円形
溝35を変更し、係合部材49が係合する位置をずら
す。このとき、連結部材38には円形溝35に対応して
指標溝117が設けられているため、係合させた円形溝
35の位置が外部から確認可能であり、その組み付け作
業が容易である。
【0079】尚、円形溝35に対応させた指標としては
印刷等の他の方法で設けたものでも良い。
【0080】さらに、連結部材38から規制部材51を
取り除いた状態でも止め部材45の位置決め部76は互
いに対向する係合凸部44の幅よりも狭く設定されてい
るため、ワイヤ係止部43内での止め部材45の位置が
ずれることなく、その位置に保持される。
【0081】また、上記長孔52からワイヤ係止部43
内を観察可能であるため、どの位置の円形溝35に係合
部材49が係合されているかを外部から容易に確認する
ことが出来る。そのため、止め部材45の係合位置を間
違えることで、操作ワイヤ39に過剰な負荷が加わるよ
うなことが無くなる。
【0082】以上の作業によって操作ワイヤ39の弛み
は除去され、湾曲ノブ22の遊びは解消される。
【0083】次に、再組立ての作業として、まず、ガイ
ド部材54及び係合部材58が一体化された部材を上記
と逆の作業手順で、地板24に組み付ける。ここで、カ
バー部材27の押え用凸部141は仕切板25の分割用
凸部140より幅が広いために組付けの際にはまず押え
用凸部141が2段に重ねられたガイド部材54の上側
に配置する。
【0084】ついで、分割用凸部140をガイド部材5
4の間に挟み込む。このように分割用凸部140と押え
用凸部141を所定の位置に配する作業はそれぞれ切り
離して個別に行える。このため、その組立て作業性が良
い。また、分割用凸部140はガイド部材54の間の狭
い隙間に挿入する必要があるが、分割用凸部140は円
弧形状としたので、その隙間への分割用凸部140の挿
入が容易である。
【0085】次に、固定リング100をねじ込んで絞め
付ける。この際の筒部材34と操作部ケーシング14の
開口孔19の配置関係を図17(A)(B)において示
す。図17(A)は固定リング100を絞め込む前の状
態を示し、同図17(A)での矢印は固定リング100
を絞め込んだ際に地板24が引き出される方向を示して
いる。また、固定リング100を絞め込む前の筒部材3
4は地板24が引き出される方向とは逆の方向に偏心し
た状態に位置するように各部品の寸法が設定されてい
る。
【0086】図17(B)は固定リング100を絞め込
んだ状態であり、固定リング100を絞め込むと、円筒
部材91を介して地板24が挿入部2側へ引き出され
る。この地板24の移動量を考慮して上記筒部材34と
操作部ケーシング14との偏心量が設定されている。そ
のため、固定リング100を所定の力量で絞め込むと、
筒部材34と操作部ケーシング14が略同心となり、こ
の部分に開口孔19と筒部材34の相対位置の調整する
ための機構を設けなくても、その間の水密が確実に確保
できる。
【0087】ここで、固定リング100を絞め込む前の
筒部材34と開口孔19の偏心量及びその方向はユニバ
ーサルコード4等の他の部材の組付けによって加わる負
荷を考慮して設定しても良い。
【0088】最後に、折れ止めチューブ部材16を組み
付けることで、調整作業が完了する。
【0089】次に、操作部3単体の操作部ユニット状態
での作用について説明する。操作部3に挿入部2やユニ
バーサルコード4を組み付ける際において、その作業を
行い易くするために操作部3をさまざまな方向に向ける
必要がある。しかし、操作部3が単体の状態ではストッ
パ64が組み付けられているため、上記幅Sと幅Rの関
係により連結部材38が支柱62の部分を越えて操作部
ケーシング14内に入り込むことが無い。また、連結部
材38が支柱62に設けられたストッパ64と当接した
状態でも連結部材38の一部が操作部ケーシング14の
開口端面より突き出しているため、その連結部材38を
容易に操作部ケーシング14から引き出すことが出来
る。
【0090】また、修理部品等として操作部3を単体で
輸送する際にも、積み込み方向の指定等を行わなけれ
ば、さまざまな方向に向けられてしまうが、このような
状況においても上記同様の理由により連結部材38が操
作部ケーシング14内に入り込むことが無い。さらに、
図16で示す如く、操作部ケーシング14の内面には凸
部116及び当接板118が当接しているため、組立て
や輸送時に地板24と操作部ケーシング14の間に負荷
が加わっても相対的な歪みが生じることが無い。
【0091】(効果)上記実施形態によれば、操作部単
体の状態でも連結部材38が操作部ケーシング14の内
部に入り込むことが無い。また、地板24と操作部ケー
シング14の間に相対的な歪みが生じることも無いた
め、輸送や組み立ての取り扱いが容易である。
【0092】[第2実施形態]図18乃至図20を参照
して、本発明の第2の実施形態を説明する。図18は連
結部材38と支柱62の近傍の上面から見た断面図であ
り、図19は係合部材58が組み付けられていない状態
での図19中のV−V線に沿う部分の断面図、図20は
係合部材58が組み付けられた状態での図19中のV−
V線に沿う部分の断面図である。
【0093】(構成)本実施形態は連結部材38が操作
部ケーシング14の内部に入り込むことを防止する手段
として、上記支柱62が直接にその手段の狭窄部材の役
割を果たすようにした場合の例である。支柱62におい
ての、上記係合部材58が係合される係合部119には
2個所に凹部120a,120bが形成されている。そ
して、係合部119の外径と壁部材63によってその間
に形成される幅Wは、連結部材38の最大幅Xよりも小
さく設定されている。また、各凹部120の幅Yはその
幅方向の連結部材38の最大幅を形成する凸部88の部
分の幅Zよりも小さく設定されている。
【0094】そして、本実施形態での係合部材58には
図20で示すように、支柱62の係合部119、凹部1
20a及び凹部120bと相対する形状の凹部121と
凸部122が設けられている。また、凸部122の部分
には上記ガイド部材54が固定ネジ55aによってそれ
ぞれ固定されている。さらに、操作部3が単体で連結部
材38と支柱62が当接した状態では連結部材38の一
部が操作部ケーシング14の挿入部2側の端部から突き
出すように支柱62と壁部材63の位置及び寸法が設定
されている。その他の構成は上述した第1実施形態のも
のと同様である。
【0095】(作用)XとW、及びYとZの関係から第
1実施形態を同様に、連結部材38が支柱62を乗り越
えて操作部ケーシング14の内部に入り込むことが無
い。また、固定用曲げ面55は肉厚の厚い凸部122で
確実に固定される。
【0096】(効果)本実施形態によれば、上述した第
1実施形態の場合と同様に連結部材38が開口部12内
に入り込むことが無いために、操作部3の輸送や組立て
時の取り扱いが容易である。また、第1実施形態で示し
たストッパ64を組み付ける必要が無いため、部品費が
削減される。さらに、固定ネジ55aは凸部122で固
定されているため、十分な噛み合い長が得られ、操作部
が大型化することも無い。
【0097】[第3実施形態]図21乃至図23を参照
して本発明の第3実施形態を説明する。図21(A)
(B)は操作ワイヤ39の手元側端部に固定された係合
部材49が第1の円形溝35aに係合して連結されてい
る状態を示す説明図であり、図22(A)(B)はその
係合部材49が第2の円形溝35bに連結されている状
態を示す説明図であり、図23(A)(B)は第3の円
形溝35cに係合部材49が連結されている状態を示す
説明図である。
【0098】(構成)本実施形態は、操作ワイヤ39と
連結部材38の組付け状態での連結位置を外部より確認
するための実施形態である。
【0099】係合部材49が第1の円形溝35aに連結
されている場合、係合部材49に固定されている止め部
材45は連結部材38の挿入部2側端部より突出した状
能で配置されており、その突出長は図21(B)で示す
「G」に設定されている。また、長孔52が設けられた
位置と相対するワイヤ係止部43には規制部材51が組
み付けられている。
【0100】次に、係合部材49が第2の円形溝35b
に連結されている場合、止め部材45が連結部材38の
挿入部2側端部より突出した状態であることは上記同様
であるが、その突出長さ「H」は上記「G」よりも短
い。また、規制部材51はワイヤ係止部43から取り外
されている。さらに、操作ワイヤ39の手元側の端部は
長孔52が設けられた位置より挿入部2側に配置されて
いる。
【0101】次に、係合部材49が第3の円形溝35c
に連結されている場合、止め部材45は連結部材38の
端面より突出しない位置に配置されており、操作ワイヤ
39及び止め部材45の手元側の端部は長孔52の挿入
部2側の端部に相対する位置に配置される。
【0102】第4の円形溝35d以降の円形溝35に連
結された場合は、長孔52と操作ワイヤ39及び止め部
材45の相対位置が手元側にずれることのみ異なるため
にその説明を省略する。
【0103】(作用)止め部材45が連結部材38の端
面より突出している場合、止め部材45の突出長がGか
Hかによって連結位置が第1の円形溝35aか第2の円
形溝35bかを判断できる。また、長孔52から規制部
材51が組付けられているかを確認することでも判断で
きる。
【0104】次に、止め部材45が連結部材38から突
出していない場合、係合部材49の係合位置は第3の円
形溝35cより手元側であることが判断できる。また、
長孔52から操作ワイヤ39及び止め部材45が観察で
きるため、その位置によって第3の円形溝35cの手元
側のどの位置に連結されているかを判断できる。
【0105】(効果)本実施形態によれば、操作ワイヤ
39と連結部材38の連結されている位置を組付け状態
で、外部から確認できるため、異なる位置に連結される
ことで、湾曲性能、及び湾曲部等の耐久性に支障をきた
すことが無い。
【0106】<付記> (第1のシリーズ) 1.体腔内に挿入され、湾曲部を有した挿入部と、この
挿入部内に挿通され、一端が上記湾曲部の先端側部分に
連結されると共に基端が上記挿入部の後端に導かれて上
記湾曲部を湾曲操作する操作ワイヤとを含む構成の挿入
部ユニットと、上記操作ワイヤの基端が連結される連結
部材を有し、上記操作ワイヤを牽引することにより上記
湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構と、上記連結
部材が配置される位置よりも手元側に位置し、湾曲操作
機構を囲む外壁を形成する、操作部ユニットのケーシン
グと、上記ケーシングの外部に露出した状態で配置さ
れ、上記湾曲操作機構を操作するための操作ノブと、湾
曲操作時に上記連結部材が走行する走行部とを含む操作
部ユニットとを具備した内視鏡において、上記操作部ユ
ニットが単体の状態で、上記連結部材が上記ケーシング
の内部に入り込むことを防止する手段を設けたことを特
徴とする内視鏡。 2.上記操作部ユニットのケーシングは湾曲操作機構を
囲む操作部ケーシングと、連結部材が走行する走行部を
囲む把持部ケーシングの2体からなり、把持部ケーシン
グは挿入部ユニットと操作部ユニットの連結時に組み付
けられる第1項に記載の内視鏡。 3.防止する手段が、連結部材の最大幅より幅の狭い狭
窄部を連結部材の走行部に設けると共に上記狭窄部を形
成する部材に連結部材が当接した際に連結部材の一部が
操作部ケーシングの端部より外へ突き出させたことを特
徴とする第2項に記載の内視鏡。 4.防止する手段が、湾曲ノブの操作を連結部材に伝達
するための伝達部材の最大幅を、上記連結部材の最大幅
より狭く、上記狭窄部の幅より広く形成して、上記伝達
部材に上記連結部材を当接するように構成したことを特
徴とする第3項に記載の内視鏡。 5.第3項及び第4項に記載の狭窄部は連結部材の走行
部の一面を構成する壁面と、上記連結部材の走行部に固
定された狭窄部材によって形成されたことを特徴とする
第4項に記載の内視鏡。 6.第3項乃至第5項に記載の狭窄部を形成する狭窄部
材は、連結部材の走行部に着脱不能に固定されることを
特徴とする内視鏡。 7.第3項乃至第5項に記載の狭窄部を形成する狭窄部
材は、連結部材の走行部に着脱可能に固定されることを
特徴とする内視鏡。
【0107】(第2のシリーズ) 1.挿入部を構成する可撓管と、可撓管の先端に連結さ
れた湾曲部と、可撓管の後端に連結され、湾曲部を湾曲
操作するための湾曲操作機構を有する操作部と、一端が
湾曲部の先端側部分に連結され、他端が湾曲操作機構に
連結される操作ワイヤと、この操作ワイヤの操作部側端
部に固定された止め部材と、湾曲操作機構の一部を構成
し、止め部材が連結される連結部材よりなり、上記連結
部材と止め部材との連結部を操作ワイヤの軸方向に沿っ
て複数有する内視鏡において、止め部材と連結部材が連
結されている位置を組み付け状態で外部より確認する手
段を設けたことを特徴とする内視鏡。 2.止め部材の一部が連結部材の端部より突出する位置
に、少なくとも一個所の連結部を設けたことを特徴とす
る第1項に記載の内視鏡。 3.止め部材と連結部材の連結位置を外部より観察可能
な開口部を設けたことを特徴とする第1項に記載の内視
鏡。 4.連結部材の摺動をガイドし、着脱可能なガイド板の
組み付け側に開口部を設けたことを特徴とする第3項に
記載の内視鏡。
【0108】(第2のシリーズの従来技術と問題点及び
目的)内視鏡挿入部の湾曲部を湾曲操作するための操作
ワイヤと、操作部内に配置されている湾曲操作機構との
連結はその湾曲操作機構側に配置された連結部材に操作
ワイヤの端に固定された止め部材を係合固定することに
よって行うものが知られている。また、連結部材に止め
部材の係合位置を複数個所に設けることで、操作ワイヤ
の弛みを除去する構造も知られている。
【0109】しかし、操作ワイヤの端部に固定されてい
る止め部材は連結部材の複数の位置に係合することが可
能なため、その係合位置の確認が非常に困難であり、操
作ワイヤを所望の位置より引っ張った状態で連結してし
まう場合がある。その場合には湾曲力量の増加による操
作性の低下や、繰返しの湾曲操作に対する湾曲操作ワイ
ヤや湾曲部の耐久性の低下を引き起こすという問題があ
った。
【0110】そこで、2群のものでは、内視鏡の組立て
及びリペア時に湾曲操作ワイヤや湾曲部に過剰な負荷を
加えることなく、所望の操作性及び耐久性を確保できる
ようにした内視鏡の操作部を提供することを目的とす
る。
【0111】(2群のものの作用・効果)湾曲操作ワイ
ヤと連結部材の連結を誤った位置で行われた場合でも、
外部からの検査によって検知され、その場で修正できる
ため、湾曲操作ワイヤに過剰な負荷が加わった状態で、
内視鏡を使用されることが無い。従って、組み立て及び
リぺア時に湾曲操作ワイヤや湾曲管に過剰な負荷が加わ
ることがなく、所望の操作性及び耐久性を確保できる内
視鏡の操作部を提供することができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、組
み立て及び輸送時の取扱いが容易な内視鏡の操作部を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の全体の構成を概略的に示す側面図。
【図2】内視鏡の操作部の縦断面図。
【図3】操作部の湾曲操作機構の部分の縦断面図。
【図4】湾曲ノブの中心軸に沿う湾曲操作機構の部分の
縦断面図。
【図5】把持部ケーシングに覆われた部分の拡大した縦
断面図。
【図6】製品を組み立てたときの連結部材と操作ワイヤ
の連結状態を示す説明図。
【図7】ガイド機構部分の展開斜視図。
【図8】ガイド機構部分の2つのガイド部材と仕切板と
カバー部材の展開斜視図。
【図9】操作部と挿入部の連結部の縦断面図。
【図10】側方から見たスイッチボックスの縦断面図。
【図11】操作部ケーシングの方から見たスイッチボッ
クスの横断面図。
【図12】図11中のL−L線に沿う部分の断面図。
【図13】図13中のP−P線に沿う部分の断面図。
【図14】図13中のP−P線に沿う部分の断面図。
【図15】湾曲角度設定機構及びガイド部材が未だ組み
付けられていない状態での操作部ユニットの前端部付近
の縦断面図。
【図16】湾曲角度設定機構及びガイド部材が未だ組み
付けられていない状態での操作部ユニットの前端部付近
の横断面図。
【図17】筒部材と操作部ケーシングの開口部との配置
関係の説明図。
【図18】連結部材と支柱の近傍の上面から見た断面
図。
【図19】係合部材が組み付けられていない状態での図
19中のV−V線に沿う部分の断面図。
【図20】係合部材が組み付けられた状態での図19中
のV−V線に沿う部分の断面図。
【図21】操作ワイヤの手元側端部に固定された係合部
材が第1の円形溝に係合して連結されている状態を示す
説明図。
【図22】係合部材が第2の円形溝に連結されている状
態を示す説明図。
【図23】第3の円形溝に係合部材が連結されている状
態を示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…挿入部、3…操作部、14…操作部ケ
ーシング、29…チェーン部材、38…連結部材、50
…ガイド壁、62…支柱、63…壁部材、62…支柱、
64…ストッパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内に挿入され、湾曲部を有した挿入部
    と、この挿入部内に挿通され、一端が上記湾曲部の先端
    側部分に連結されると共に基端が上記挿入部の後端に導
    かれて上記湾曲部を湾曲操作する操作ワイヤとを含む構
    成の挿入部ユニットと、 上記操作ワイヤの基端が連結される連結部材を有し、上
    記操作ワイヤを牽引することにより上記湾曲部を湾曲操
    作するための湾曲操作機構と、上記連結部材が配置され
    る位置よりも手元側に位置し、湾曲操作機構を囲む外壁
    を形成する、操作部ユニットのケーシングと、上記ケー
    シングの外部に露出した状態で配置され、上記湾曲操作
    機構を操作するための操作ノブと、湾曲操作時に上記連
    結部材が走行する走行部とを含む操作部ユニットとを具
    備した内視鏡において、 上記操作部ユニットが単体の状態で、上記連結部材が上
    記ケーシングの内部に入り込むことを防止する手段を設
    けたことを特徴とする内視鏡。
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