JP2001045644A - 電力ケーブル用差込形接続部 - Google Patents

電力ケーブル用差込形接続部

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JP2001045644A
JP2001045644A JP11220754A JP22075499A JP2001045644A JP 2001045644 A JP2001045644 A JP 2001045644A JP 11220754 A JP11220754 A JP 11220754A JP 22075499 A JP22075499 A JP 22075499A JP 2001045644 A JP2001045644 A JP 2001045644A
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cable
conductor
housing
connection
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Hiromasa Sato
浩正 佐藤
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルプラグのソケット部への挿入力を低
く保つと共に、接続後は、プラグ(ケーブル接続端子)
を導体棒にロックすることにより、ケーブル接続端の引
き抜けを有効に防止することのできる電力ケーブル用差
込形接続部を提供する。 【解決手段】 ケーブル接続端201のプラグ204と
導体4とをガータスプリング式チューリップコンタクト
20を介して接続する。ケーブル接続端201のプラグ
204と導体棒4との電気的接続を解除する際には、プ
ラグ204の先端の係合ピン50を引き留めリング30
の係合孔32に係合して、ケーブル接続端201を回転
することによって引き留めリング30及びガータスプリ
ング式チューリップコンタクト20を導体棒先端から分
離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル用差
込形接続部に関するものであり、特に、鉄塔に取り付け
られ、架空送電線と地中送電線とを接続するためのL形
気中終端箱などに好適に具現化し得る、接続後の不測の
引き抜けを防止する構造を有したロック機構付差込形接
続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄塔上にて架空送電線と地中送電
線とを接続するケースが増え、そのために、鉄塔上のケ
ーブル配置及び鉄塔構成に対して有利なL形接続方式を
採用した、しかも差し込み式のケーブル接続構造を有
し、鉄塔上作業の省力化を図ったL形気中終端箱が提案
されている。
【0003】図7に斯かるL形気中終端箱の一例を示
す。L形気中終端箱は、工場にて予め組み立てられ一体
のユニットとされた碍管側ユニット(メス側)100
と、現場で組み立てられ加工されるケーブル側処理材料
(オス側)200とを有する。
【0004】碍管側ユニット(メス側)100は、保護
ケース101及び碍管102を備え、両者はアダプタ1
03にて一体に接続されている。保護ケース101、ア
ダプタ103及び碍管102の内部には、エポキシブッ
シング104に取り付けられた埋込み導体105が配置
され、埋込み導体105の一端(上端)には導体引出棒
106の一端(下端)が導体接続部107にて接続され
る。又、導体引出棒106の他端(上端)は、碍管10
2より上方へと突出している。碍管102及びアダプタ
103内の、前記エポキシブッシング104及び導体引
出棒106の外周に形成された空間部には絶縁混和物
(絶縁油)108が充填されている。又、埋込み導体1
05の他端(下端)は、オス側200との導体接続のた
めに接触子(チューリップコンタクト)20を備えたプ
ラグイン構造とされ、チューリップコンタクト20が保
護ケース101内に設けられている。
【0005】一方、ケーブル側処理材料(オス側)20
0は、当業者には周知のプレハブ構造とされ、ケーブル
(地中送電線)接続端201は、先端導体202に取り
付けられた導体棒203、導体棒203と一体の接続端
子(プラグ)204、プレモールドストレスコーン20
6、ケーブル保護金具207、圧縮装置208などの接
続部品を有し、メス側100に嵌合する構成とされる。
斯かる構成のケーブル側処理材料(オス側)200は、
現場で組み立てられ、鉄塔上に取り付けられた上記碍管
側ユニット(メス側)100へと差し込まれる。ケーブ
ルプラグ204は、メス側の接触子(チューリップコン
タクト)20により差し込み式、所謂、プラグイン方式
にてメス側導体4に接続される。
【0006】図8をも参照して、上記L形気中終端箱の
差込形接続部1を更に詳しく説明する。本例にて、電力
ケーブル用差込形接続部1は、ハウジング3内に、一端
11が閉鎖され他端12が開口した概略円筒状の埋込電
極10を有する。埋込電極10は、オス側を受容するソ
ケット部13を構成する。又、埋込電極10の閉鎖端1
1に、ソケット部13と同中心にて軸線方向に突出して
導体棒4が一体に形成されている。
【0007】前記導体棒4の突出端面には、導体棒4の
軸部4aの外径より大きな外径を有したフランジ部4b
が一体に形成され、導体棒4の外周面に環状凹溝17が
形成される。又、ソケット部13の内側には、ガータス
プリング式チューリップコンタクト20が配置される。
【0008】このチューリップコンタクト20は、複数
の接触子21を円周方向に整列してリング状とし、リン
グ状とされた接触子21の外周にガータスプリング22
を取り付けて一体的に纏め、固定した構造とされる。
【0009】又、各接触子21の内側両端部には、径方
向内方へと突出した凸部23、24が形成され、一方の
凸部23は、前記導体棒4の外周面に形成した環状凹溝
17内に適合し、他方の凸部24は、ソケット部13に
挿入されたオス側の導体棒203の先端プラグ204の
外周に形成された環状凹溝205に適合する。
【0010】従って、差込形接続部1に挿入された電力
ケーブル接続端201のプラグ204は、先ず、各接触
子21の凸部24に当接し、リング状の接触子21をガ
ータスプリング22のバネ力に抗して径方向外方へと拡
開しながら、ソケット部13内へと押入される。更にプ
ラグ204を接続部内へと押入することにより、接触子
21の凸部24がプラグ204の環状凹溝205内へと
嵌り込み、ケーブルプラグ204がソケット部13から
抜け出るのを防止する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】先端プラグ204の環
状凹溝205と凸部24とは、必要に応じてケーブルを
引き抜き得るように、互いに丸みを持った断面とされて
おり、且つ接触子21を固定するガータスプリング22
のバネ力、及び、接触子21とプラグ204との嵌合寸
法などにより、ケーブルプラグ204のソケット部13
への挿入力とソケット部13からの引抜き力が決定され
る。通常、ケーブルプラグ204のソケット部13への
挿入力は、作業性の点から80kgf以下とされ、引抜
き力は、190kgf以上に設定されている。
【0012】一般に、接続部組立作業においては、通
常、ケーブルを差し込み、導体を接続した後はケーブル
を引き抜くことはないが、ケーブルの引き換えなどでケ
ーブルを引き抜く必要が生じる場合がある。そのため
に、チューリップコンタクト20は、このような場合を
も考慮に入れて、220〜350kgf程度の力で引き
抜きができるように設計されている。
【0013】そのために、ケーブル接続端を接続部に差
し込んだ後に、組立場所の状況やケーブルのオフセット
寸法によっては、組立作業中に或いは組み立て後の曲取
り作業やクリート固定作業時に、過大の軸力が発生し、
上記設定値以上の力がケーブルに加わると、導体接続部
がはずれてしまうといった問題があった。このような問
題を解決するには、チューリップコンタクトの上記引抜
き力220〜350kgfを更に大きく設定することが
考えられるが、それでは、ケーブルプラグをソケットへ
挿入する挿入力が80kgfを大きく上回ることとな
り、作業性の点で問題が生じる。
【0014】従って、本発明の目的は、ケーブルプラグ
のソケット部への挿入力は良好な作業性を保証する現状
の挿入力、例えば80kgf以下とし、一方、接続後
は、プラグ(ケーブル接続端子)を導体棒にロックする
ことにより、過大な軸力が発生しても通電接触子として
の機能の安定性を損なわずにケーブル接続端の引き抜け
を有効に防止することのできる電力ケーブル用差込形接
続部を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電力ケーブル用差込形接続部にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、絶縁材料にて形成され、ケーブル接続端
のプラグを受容する凹部を備えたハウジングと、前記ハ
ウジングの凹部に配置された導体棒と、前記ハウジング
凹部内へと挿入された前記ケーブル接続端のプラグを前
記導体棒に電気的に接続するためのガータスプリング式
チューリップコンタクトと、を備えた電力ケーブル用差
込形接続部において、(a)前記導体棒の軸部から軸線
方向に突出して、同中心にて形成されたネジ軸と、
(b)前記導体棒のネジ軸に螺合可能なネジ穴と、この
ネジ穴の周りに形成された複数の係合孔と、を備え、前
記導体棒の軸部の外径より大きな外径を有した円盤状の
引き留めリングと、(c)前記プラグの先端に軸線方向
に突出して一体に固着され、前記引き留めリングの係合
孔に係合可能な複数の係合ピンと、を有し、前記ケーブ
ル接続端のプラグと前記導体棒とを前記ガータスプリン
グ式チューリップコンタクトを介して接続し、前記ケー
ブル接続端のプラグと前記導体棒との電気的接続を解除
する際には、前記プラグの先端の係合ピンを前記引き留
めリングの係合孔に係合して、前記ケーブル接続端を回
転することによって前記引き留めリング及び前記ガータ
スプリング式チューリップコンタクトを前記導体棒先端
から分離することを特徴とする電力ケーブル用差込形接
続部である。
【0016】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
ハウジングは、L形気中終端箱のハウジングであって、
前記ハウジングの凹部の一部は、一端が閉鎖され、他端
が開口した概略円筒状の埋込電極にて形成され、前記導
体棒は、前記埋込電極の閉鎖端に、前記凹部と同中心に
て軸線方向に突出して一体に形成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電力ケーブル
用差込形接続部を図面に則して更に詳しく説明する。
【0018】図1〜図4に、本発明に係る電力ケーブル
用差込形接続部の一実施例を示す。本実施例の差込形接
続部1は、図7に示すような分岐接続導体105を備え
た中間接続部であるL形気中終端箱に具現化されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、直線接続
部にも適用可能である。
【0019】本実施例にて、電力ケーブル用差込形接続
部1は、エポキシ樹脂などの絶縁材料にて形成され、ケ
ーブル側処理材料(オス側)、即ち、ケーブル接続端2
01の接続端子(プラグ)204を受容する凹部2を備
えたエポキシ絶縁体、即ち、ハウジング3と、このハウ
ジング3の凹部2に配置された導体棒4と、を有する。
L形気中終端箱では、ハウジング3はエポキシブッシン
グ104(図7)と一体に形成される。
【0020】本実施例にて、前記ハウジング3の凹部2
の一部は、ハウジング3内に一体に設けられた、一端1
1が閉鎖され、他端12が開口した概略円筒状の、導電
性材料にて形成された埋込電極10にて形成される。
又、前記導体棒4は、埋込電極10の閉鎖端11に、こ
の凹部2と同中心にて軸線方向に突出して一体に形成さ
れている。
【0021】つまり、埋込電極10は、銅或いは銅合金
などで形成され、一端11が閉鎖し、他端12が開口し
た凹部2を形成する概略円筒状のソケット部13と、こ
のソケット部13に一体に接続された分岐接続導体10
5とを有し、ハウジング3とされるエポキシ絶縁体内に
一体にモールド成形される。エポキシ絶縁体3には、ソ
ケット部13の開口に連通して、ソケット部13から外
方へと、図1にて右側へと傾斜して拡開した、凹部2の
一部を形成するケーブル挿入開口15が形成されてい
る。
【0022】図2を参照するとよりよく理解されるよう
に、前記導体棒4の軸部4aから軸線方向に突出して、
軸部4aと同中心にてネジ軸4bが形成される。このネ
ジ軸4bには、中心にネジ穴31を備えた円盤状の引き
留めリング30が螺合される。引き留めリング30は、
導体棒4の軸部4aの外径より大きな外径を有してお
り、引き留めリング30がネジ軸4bに螺合されること
により、導体棒4の軸部4aに一体に取り付けられる
と、導体棒4のフランジとして機能し、導体棒4の軸部
4aの外周面に環状凹溝17が画成される。引き留めリ
ング30は、ネジ穴31と同中心の円周上に、複数の、
本実施例では直径方向に対向して二つの係合孔32が形
成される。係合孔32は、本実施例では貫通孔とされる
が、盲孔であっても良い。又、ソケット部13の内側に
は、ガータスプリング式チューリップコンタクト20が
配置される。
【0023】更に説明すると、このチューリップコンタ
クト20は、当業者には周知のように、複数の接触子2
1を円周方向に整列してリング状とし、リング状とされ
た接触子21の外周にガータスプリング22を取り付け
て一体的に纏め固定した構造とされる。又、各接触子2
1の内側両端部には、径方向内方へと突出した凸部2
3、24が形成され、一方の凸部23は、前記導体棒4
の軸部外周面に画成した環状凹溝17内に適合し、他方
の凸部24は、後で説明するように、ソケット部13に
挿入されたケーブル接続端201の先端プラグ204の
外周に形成された環状凹溝205に適合するようにされ
る。
【0024】電力ケーブル接続端201は、上述したよ
うに、その先端導体202に円筒形状をしたケーブル側
導体203が嵌合され、圧着などにより固着されてい
る。又、このケーブル側導体203の先端部には、導体
203より小径とされ、先に説明したソケット部13の
導体棒4と略同径の接続端子(プラグ)204が一体に
形成されている。また、上述したように、このプラグ2
04には、上記ソケット部13の導体棒4に形成された
環状溝17と略同じ外径とされる環状溝205が形成さ
れ、チューリップコンタクト20の接触子凸部24が係
合している。
【0025】本発明によると、プラグ204の先端に
は、係合ピン50が軸線方向に突出して一体に固着され
ている。本実施例によると、係合ピン50は、プラグ2
04の軸心と同中心とされる同一円周上に複数個、即
ち、本実施例では上記引き留めリング30の係合孔32
に係合可能な配置にて、直径方向に対向して2個設けら
れている。
【0026】次に、上記構成の本発明に係る電力ケーブ
ル用差込形接続部1の作動について説明する。
【0027】ケーブル接続端201のプラグ204を本
発明の電力ケーブル用差込形接続部1に接続する場合に
は、図1に示すように、予め電力ケーブル用差込形接続
部1のソケット部13内に位置した導体棒4のネジ軸4
bに引き留めリング30のネジ穴31が螺合され、導体
棒4の環状溝17にはチューリップコンタクト20の一
方の接触子凸部23が係合されている。
【0028】従って、電力ケーブル用差込形接続部1に
ケーブル接続端201のプラグ204を接続する際に
は、図1に示すように、ケーブル接続端201を、差込
形接続部1の開口部15へと挿入し、図1にて左側方向
へと押入する。
【0029】更に、ケーブル接続端201をソケット部
13内へと押入することにより、ケーブル接続端201
のプラグ204は、その先端部が、リング状接触子21
の凸部24に当接する。更に、プラグ204を接続部内
へと押入することにより、プラグ204は、ガータスプ
リング22のバネ力に抗して接触子21を径方向外方へ
と拡開しながら、ソケット部13の導体棒4の方へと押
入される。更にプラグ204をソケット部13内へと押
入すると、図4に示すように、接触子21の凸部24は
プラグ204の環状凹溝205内へと嵌り込む。
【0030】本発明によると、図2に最も良く図示され
るように、先端プラグ204の環状凹溝205と接触子
21の凸部24との係合面205a、24aを軸線に対
してほぼ垂直に形成し、互いに直交して係合する構成と
することができる。従って、ケーブル接続端201に引
き抜き力が加わっても、それらの当接部205a、24
aが噛み合ってロックされ、ケーブル接続端201の引
き抜きが防止される。
【0031】上記接続状態では、図4に示すように、係
合ピン50は引き留めリング30の係合孔32に嵌合し
てはいない。
【0032】次いで、プレモールドストレスコーン20
6、及び、図7に示すように、ケーブル保護金具20
7、圧縮装置208などの接続部品が所定位置に設置さ
れ、固定される。
【0033】上記手順により、分岐導体105、ソケッ
ト部13、導体棒4、接触子21、プラグ204、導体
203及びケーブル先端導体202が電気的に接続され
導通状態とされる。
【0034】プラグ204を接続部1から引き抜く場合
には、先ず、ケーブルをケーブル接続端201近傍にて
切断し、図5に示すように、ケーブル接続端201のプ
レモールドストレスコーン206、及び、ケーブル保護
金具207、圧縮装置208などの接続部品を外方へと
移動してケーブル接続端201から除去する。
【0035】次いで、ケーブル接続端201を軸線方向
へとソケット部13の内方へと押し込む。これにより、
係合ピン50の先端が引き留めリング30に当接する。
ケーブル接続端201を適宜回転しながら引き留めリン
グ30へと押圧することにより、係合ピン50が引き留
めリング30の係合孔32に挿入される。
【0036】引き続いてケーブル接続端201を回転す
ることによって、係合ピン50により引き留めリング3
0が回転され、引き留めリング30は導体棒ネジ軸4b
との螺合が解除され、ネジ軸4bから外れる。この状態
を図6に示す。ケーブル接続端201を図6にて右側へ
と引き出すことによって、先端プラグ204にチューリ
ップコンタクト20及び引き留めリング30を保持した
ままソケット部13から極めて容易に引き抜き除去する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電力ケー
ブル用差込形接続部は、絶縁材料にて形成され、ケーブ
ル接続端のプラグを受容する凹部を備えたハウジング
と、ハウジングの凹部に配置された導体棒と、ハウジン
グ凹部内へと挿入されたケーブル接続端のプラグを前記
導体棒に電気的に接続するためのガータスプリング式チ
ューリップコンタクトと、を備えた電力ケーブル用差込
形接続部において、(a)導体棒の軸部から軸線方向に
突出して、同中心にて形成されたネジ軸と、(b)導体
棒のネジ軸に螺合可能なネジ穴と、このネジ穴の周りに
形成された複数の係合孔と、を備え、導体棒の軸部の外
径より大きな外径を有した円盤状の引き留めリングと、
(c)プラグの先端に軸線方向に突出して一体に固着さ
れ、引き留めリングの係合孔に係合可能な複数の係合ピ
ンと、を有し、ケーブル接続端のプラグと導体棒とをガ
ータスプリング式チューリップコンタクトを介して接続
し、ケーブル接続端のプラグと導体棒との電気的接続を
解除する際には、プラグの先端の係合ピンを引き留めリ
ングの係合孔に係合して、ケーブル接続端を回転するこ
とによって引き留めリング及びガータスプリング式チュ
ーリップコンタクトを導体棒先端から分離する構成とさ
れるので、ケーブルプラグのソケット部への挿入力は良
好な作業性を保証する現状の挿入力、例えば80kgf
以下とし、一方、接続後は、プラグ(ケーブル接続端
子)を導体棒にロックすることにより、過大な軸力が発
生しても通電接触子としての機能の安定性を損なわずに
ケーブル接続端の引き抜けを有効に防止することができ
る、という効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力ケーブル用差込形接続部の一
実施例の断面図である。
【図2】図1の電力ケーブル用差込形接続部の部分拡大
断面図である。
【図3】ケーブル接続端の先端構造の斜視図である。
【図4】電力ケーブル用差込形接続部へのケーブル接続
端の挿入作業を説明する図である。
【図5】電力ケーブル用差込形接続部からのケーブル接
続端の引き抜き作業を説明する図である。
【図6】電力ケーブル用差込形接続部からのケーブル接
続端の引き抜き作業を説明する図である。
【図7】本発明に係る電力ケーブル用差込形接続部を具
現化し得るL形気中終端箱の一実施例の概略構成図であ
る。
【図8】従来の電力ケーブル用差込形接続部の一例の断
面図である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル用差込形接
続部 2 凹部 3 ハウジング(エポキシ絶
縁体) 4 導体棒 4a 軸部 4b ネジ軸 10 埋込電極 13 ソケット部 14 分岐接続導体 20 ガータスプリング式チュ
ーリップコンタクト 21 接触子 22 コイルバネ 23、24 接触子凸部 30 引き留めリング 31 ネジ穴 32 係合孔 50 係合ピン 201 ケーブル接続端 204 ケーブル接続端子(プラ
グ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料にて形成され、ケーブル接続端
    のプラグを受容する凹部を備えたハウジングと、前記ハ
    ウジングの凹部に配置された導体棒と、前記ハウジング
    凹部内へと挿入された前記ケーブル接続端のプラグを前
    記導体棒に電気的に接続するためのガータスプリング式
    チューリップコンタクトと、を備えた電力ケーブル用差
    込形接続部において、(a)前記導体棒の軸部から軸線
    方向に突出して、同中心にて形成されたネジ軸と、
    (b)前記導体棒のネジ軸に螺合可能なネジ穴と、この
    ネジ穴の周りに形成された複数の係合孔と、を備え、前
    記導体棒の軸部の外径より大きな外径を有した円盤状の
    引き留めリングと、(c)前記プラグの先端に軸線方向
    に突出して一体に固着され、前記引き留めリングの係合
    孔に係合可能な複数の係合ピンと、を有し、前記ケーブ
    ル接続端のプラグと前記導体棒とを前記ガータスプリン
    グ式チューリップコンタクトを介して接続し、前記ケー
    ブル接続端のプラグと前記導体棒との電気的接続を解除
    する際には、前記プラグの先端の係合ピンを前記引き留
    めリングの係合孔に係合して、前記ケーブル接続端を回
    転することによって前記引き留めリング及び前記ガータ
    スプリング式チューリップコンタクトを前記導体棒先端
    から分離することを特徴とする電力ケーブル用差込形接
    続部。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、L形気中終端箱のハ
    ウジングであって、前記ハウジングの凹部の一部は、一
    端が閉鎖され、他端が開口した概略円筒状の埋込電極に
    て形成され、前記導体棒は、前記埋込電極の閉鎖端に、
    前記凹部と同中心にて軸線方向に突出して一体に形成さ
    れることを特徴とする請求項1の電力ケーブル用差込形
    接続部。
JP11220754A 1999-08-04 1999-08-04 電力ケーブル用差込形接続部 Pending JP2001045644A (ja)

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