JP2001045054A - 一括応答方式を用いたデータ転送システム - Google Patents

一括応答方式を用いたデータ転送システム

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JP2001045054A
JP2001045054A JP21420899A JP21420899A JP2001045054A JP 2001045054 A JP2001045054 A JP 2001045054A JP 21420899 A JP21420899 A JP 21420899A JP 21420899 A JP21420899 A JP 21420899A JP 2001045054 A JP2001045054 A JP 2001045054A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転送能力の異なる複数の通信回線を使用する装
置間のデータ転送で受信側のデータの整列、再送要求を
なくすと共に複数の回線を有効に使用する。 【解決手段】 到達時間ないし速度の異なる通信回線3
1、32、34で接続されたホストコンピュータ1、2
間のデータ転送に於いて、送信側に、送信データの処理
系列名と送信回線の対応表と最新の処理系列名にアサイ
ンした最終選択回線を保持する制御情報記憶域16と、
処理系列名でこれを検索し登録済み処理系列には対応の
回線を指定し、未登録時は最終選択回線の次の回線を指
定登録する通信回線選択手段12とデータをデータファ
イル17より取出し付随する処理系列名を選択手段12
に渡し回線番号を得、送信する手段11と、所定量のデ
ータ毎に一括でトラフィック制御(ペーシング)を最多
滞留回線を使って送信する手段13と応答受信15を設
け、該受信の都度制御情報記憶域16を初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置間のデータ転送
に関し、特に能力の異なる複数の転送路で接続された装
置間のデータ転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報処理システムにおいて信
頼度のある装置間通信を実現するにあたり、装置同士を
複数回線で接続する方法がある。単一の広帯域高速回線
を用い、接続した装置の各ジョブに回線上の論理チャネ
ルを割当て通信する方法が、回線障害時に通信不能に陥
り易いのに対し上記方法は接続回線の一つが障害を起こ
しても残りの正常回線で通信が可能な為、高信頼度シス
テムに適している。ここで上記複数回線の各回線は、ネ
ットワーク上のルート、中継装置等が異なる為アクセス
時間が異なる。又回線速度(転送レート)が異なる場合
もある。
【0003】上記の様な、転送能力の異なる複数の通信
回線で接続された装置間のデータ転送に於いて、従来の
第1のシステムは、個々のデータに対し、毎回ラウンド
ロビン方式により通信回線を選択し送信するか或いは特
開平8−36535に開示されている様に、回線速度が
異なる場合には、個々のデータを送信する際に、毎回最
も早く到着する回線を選択し送信している。 又、従来
の第2のデータ転送システムは、処理系列により通信回
線を固定しデータを送信している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1の
システムでは図17に示す様に、データの連続性、順序
性を保証すべき同一処理系列のデータ電文であっても、
異なる通信回線を使用して送信するためデータ電文の追
い越しが発生する。この結果、受信データの整列処理
や、遅れ過ぎ、バッファに受信出来なかったデータの再
送が必要となり、転送性能が低下するという問題点があ
った。
【0005】又上述の従来の第2のシステムでは図18
に示す様に、データの発生する処理系列に偏りがある場
合、使用する通信回線にも偏りが発生する。従って複数
の通信回線を有効に利用出来ないという他の問題点があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデータ転
送方式は、能力の異なる複数の通信回線で接続された装
置間のデータ転送システムであって、送信側装置は送信
データを格納する送信データ格納手段と、送信データの
処理系列名と送信に使用する通信回線番号の対応を使用
通信回線テーブルに保持し、最新の新たな処理系列名に
アサインした通信回線番号を最終選択通信回線情報とし
て保持する制御情報記憶と、処理系列名で制御情報記憶
を検索し登録済み処理系列名に対しては対応付けられて
いる通信回線を指定し、新規の処理系列名に対しては前
記最終選択通信通信回線情報の次の番号の回線を指定す
るとともにこれを制御情報記憶に登録することで同じ処
理系列には同一通信回線を指定する通信回線選択手段
と、前記送信データ格納手段よりデータを取り出し付随
する処理系列名を通信回線選択手段に渡し、該手段によ
り選択された通信回線を通じ送信データをデータ電文と
して受信側装置に送信するデータ送信手段とデータ送信
に関するトラフィック制御電文を送信するトラフィック
制御要求送信手段とを含んで構成され、前記送信側装置
は、所定量のデータ電文を送信後トラフィック制御要求
送信手段を通じトラフィック制御要求電文を送出し、受
信側装置はデータ受信手段が前記所定量データ電文を各
通信回線を通じ受信したことを確認すると制御要求電文
の応答として制御応答電文を返し、該応答を受けた送信
側装置は回線選択手段に制御情報記憶の初期化を指示
し、前記トラフィック制御による転送の区切り毎に上記
処理系列名と回線番号の対応付けを行うことを特徴とす
る。
【0007】本発明の第2のデータ転送方式は、前記第
1のデータ転送システムに於いて、送信側装置は通信回
線対応にバッファを有し、又前記バッファ中に送信待ち
データ電文を最も多く滞留している回線を検索する最多
滞留回線検索手段を有し、前記データ送信手段が所定量
のデータ電文をバッファに送出後、前記トラフィック制
御要求送信手段は前記検索手段を用い最多滞留回線を特
定し、該回線を通じ前記トラフィック制御要求を送信す
る手段を有し、受信側装置は前記制御要求電文を受信す
るとその時点での受信済みデータ電文を確認しトラフィ
ック制御応答を返す手段を有して構成される。
【0008】本発明の第3のデータ転送方式は、前記第
1又は2のデータ転送システムに於いて、送信側装置に
少なくとも前記送信データ格納手段と前記データ送信手
段とそれに付属する前記回線選択手段と前記トラフィッ
ク制御要求送信手段とを含む送信システムを複数設け、
制御情報記憶を各送信システム対応の前記使用通信回線
テーブルと一つの最終選択通信回線情報を含む構成とし
これを各送信システムが共用することを特徴とする。
【0009】本発明の第4のデータ転送方式は、前記第
3のデータ転送システムに於いて、送信側装置に前記送
信システムを使用する要求元プログラムから送信開始要
求を受けると前記複数の送信システムの内対応している
要求元プログラム数がその時点で最小の送信システムを
選択し該送信システムを相手として送信するよう要求元
プログラムに通知するとともに送信システム毎に対応開
始した要求元プログラムを記憶する送信システム指定手
段を設け、前記送信システム指定手段は前記要求元プロ
グラムの転送処理の終了により、前記記憶した対応情報
の内、該当送信システムへの要求元プログラムの登録を
初期化することを特徴とする本発明の第5のデータ転送
方式は、前記第1、2、3、又は4のデータ転送システ
ムに於いて、送信側装置の前記データ送信手段は並行に
動作出来る受付処理手段と送信処理手段、及びこれらが
交互使用するダブルバッファ構造の送信データ格納手段
とを含んで構成され、前記受付処理手段は、送信要求元
プログラムから送信データとその処理系列名とを受け、
受け付けたデータを順次送信データ格納手段の一方のバ
ッファに前記所定量分を上限として格納後すると共に、
その処理系列名毎に格納したデータ長を受付情報記憶に
加算登録し、受付情報記憶の各エントリをデータ電文長
でソートし、ソート後の各エントリに対し、前記複数の
通信回線を転送速度順にアサインしこれを追記し前記制
御情報記憶にコピーし、送信処理手段に前記格納済み送
信データをバッファごと渡し、送信処理手段は送信デー
タを前記制御情報記憶と前記回線選択手段で指定される
回線を用い送信することを特徴とする。
【0010】本発明の第6のデータ転送方式は、前記第
1、2、3、又は4のデータ転送システムに於いて、送
信側装置の前記データ送信手段は並行に動作出来る受付
処理手段と送信処理手段、及びこれらが交互使用するダ
ブルバッファ構造の送信データ格納手段とを含んで構成
され、前記受付処理手段は、送信要求元プログラムから
送信データとその処理系列名とを受け、受け付けたデー
タを順次送信データ格納手段の一方のバッファに前記所
定量分を上限として格納後すると共に、その処理系列名
毎に格納したデータ長を受付情報記憶に加算登録し、前
記受付情報記憶の各エントリを通信回線数のグループ
で、グループ単位のデータ長の合計が通信回線の通信速
度比に見合う値となる様にグループ化し、各グループに
データ長の合計値の大きい順に、転送速度の高い通信回
線をアサインし、各グループでアサインされた通信回線
番号をグループ内の個々のエントリに追記し、これを前
記制御情報記憶にコピーし、送信処理手段に前記格納済
み送信データをバッファごと渡し、送信処理手段は送信
データを前記制御情報記憶と前記回線選択手段で指定さ
れる回線を用い送信することを特徴とする。
【0011】本発明の第7のデータ転送方式は、前記第
1、2、3、4、5又は6のデータ転送システムに於い
て、送信側装置のデータ送信手段はデータ電文中に前記
受信側のデータ受信手段との間で電文の脱落、ダブリの
ないことを確認する手段としてセグメント値を付加し、
そのセグメント値として送信回線番号と回線毎の通番を
付加する手段を有し前記データ受信手段は各回線からの
データ電文を受信した際、回線対応で前記通番をチェッ
クする手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。先ず本発明のデータ転送シ
ステムに関するシステムの全体像を図7を参照し説明す
る。
【0013】データの送信元であるホストコンピュータ
1と、データの送信先であるホストコンピュータ2、は
転送能力の異なる下り通信回線31、32、33で接続
されている。送信システム10は、アプリケーションプ
ログラム群78の個々のプログラムAP−a、・・、A
P−gからアプリケーションプログラム群79の個々の
プログラムAP−A、・・、AP−Gへの指示及びデー
タを一時バッファリングし上記複数の下り回線31〜3
3を通じホストコンピュータ2に送信する為のシステム
である。又受信システム20はこれを受信し一時バッフ
ァリングし受信データを配列し直すことなくそれぞれの
宛先のプログラムに送出するシステムである。例えばA
P−aからAP−A宛の一連の送信データは通常そのデ
ータ間の順序を保証する必要がありこれを一つの処理系
列Aとして扱う。又AP−b、・・からもAP−Aに送
信することもある場合には処理系列名AはA−aとして
扱う。更にAP−aからAP−A宛の一連の送信データ
と次の一連の送信データ間の順序保証が不要でAP−a
が一連データ毎に指示する識別番号をUとすると処理系
列名AはA−a−Uとして扱う。
【0014】送信システム10及び受信システム20は
本例では通信のセッション層のシステムである。又図1
〜図18における下り通信回線31、32、33、上り
通信回線34は説明の便宜上模式化したもので、実際に
は図8に示す様に通信回線部31−2〜34−2と、並
列に動作できる交換ユニットを複数含む交換機39、4
0と送信機構31−1〜34−1と受信機構31−3〜
34−3と通信手段(トランスポート層)61、62か
ら構成されている。送信機構31−1〜34−1と受信
機構31−3〜34−3は個々の機構が相手と対になっ
てネットワーク層、データリンク層として働き、個々の
機構がネットワーク層上の発アドレス或いは着アドレス
を有す。
【0015】下り通信回線31、32、33、上り通信
回線34は図9に示す様に、送信機構35のネットワー
ク層上の発アドレスは一つであるが送信時のルート情報
が3通りあり回線部のみ3重化されている構成であって
も構わない。この様なシステムを対象としても本発明の
データ転送システムは構成できる。
【0016】次に、本発明の一括応答方式を用いたデー
タ転送システムの第1の実施形態について説明する。図
1を参照し、データ転送システムはデータの送信元であ
るホストコンピュータ1と、データの送信先であるホス
トコンピュータ2と、2つのホストコンピュータの間を
結ぶ下り通信回線31、32、33と、上り通信回線3
4から構成されている。尚、下り通信回線31、32、
33は転送能力が異なる。
【0017】ホストコンピュータ1は、データ送信手段
11と、通信回線選択手段12と、トラフィック制御要
求送信手段13と、最多滞留通信回線検索手段14と、
トラフィック制御応答受信手段15と、制御情報記憶域
16と、転送データが格納されているデータファイル1
7からなる送信システム10と、下り通信回線31、3
2、33に接続しているバッファ41、42、43から
構成されている。
【0018】図2を参照し、制御情報記憶域16は、最
終選択通信回線101と、使用通信回線テーブル102
から構成される。最終選択通信回線101は、データ電
文の送信に使用した最終の通信回線番号を記憶してい
る。使用通信回線テーブル102は、処理系列103
と、通信回線104から構成されている。処理系列10
3は、データ送信を行った処理系列名を記憶している。
通信回線104は、処理系列103のデータ電文を送信
するのに使用する通信回線を記憶している。
【0019】図1に戻り、データ送信手段11は、ホス
トコンピュータ2への送信開始時のセッション開設処
理、或いは送信開始後のトラフィック制御処理の終了で
トラフィック制御応答受信手段15から呼び出される
と、通信回線選択手段12に対して、制御情報記憶域1
6の使用通信回線テーブル102のクリアを要求する。
クリアされた後、データファイル17から転送データを
読込み、通信回線選択手段12を呼び出して、転送に使
用する通信回線の選択を要求し、返却された通信回線を
使用してデータ電文51を送信する。一定量のデータ送
信後、トラフィック制御要求送信手段13を呼び出し受
信側への同期確認を指示する。
【0020】通信回線選択手段12は、図2に示す制御
情報記憶域16の使用通信回線テーブル102のクリア
を要求された場合には、使用通信回線テーブル102を
初期化する。転送に使用する通信回線の選択を要求され
た場合には、転送対象データの処理系列が制御情報記憶
域16の処理系列103に含まれているか検索する。処
理系列103に含まれている場合には、その処理系列に
対応する通信回線104をデータ送信手段11に返却す
る。処理系列名103に含まれていない場合には、最終
選択通信回線101の次の通信回線を選択する。最終選
択通信手段101が、一番最後の通信回線の場合には、
先頭の通信回線を選択する。その後、最終選択通信回線
101と、通信回線104に、選択した通信回線をセッ
トし、処理系列103に転送対象データの処理系列名を
セットする。そして、データ送信手段11に通信回線を
返却する。
【0021】トラフィック制御要求送信手段13は、最
多滞留通信回線検索手段14を呼び出して、バッファ上
に最もデータ電文が滞留している通信回線の決定を要求
し、返却された通信回線を使用して受信側セッション層
との同期確認としてトラフィック制御要求電文52を送
信する。これにより、トラフィック制御用の電文が能力
の劣る通信回線上のデータ電文を追い越すことがなくな
るので、正確なトラフィック制御を行うことができる。
【0022】最多滞留通信回線検索手段14は、下り通
信回線31、32、33に接続しているバッファ41、
42、43に滞留しているデータ電文量を検査し、最も
データ電文の滞留しているバッファに接続している下り
通信回線をトラフィック制御要求送信手段13に返却す
る。トラフィック制御応答受信手段15は、ホストコン
ピュータ1に送信されてきたトラフィック制御応答電文
53を受信して、次データを送信するために、データ送
信手段11を呼び出す。
【0023】ホストコンピュータ2の受信システム20
は、データ受信手段21と、トラフィック制御要求受信
手段22と、トラフィック制御応答送信手段23と受信
ファイル24から構成されている。
【0024】データ受信手段21は、ホストコンピュー
タ2に送信されてきたデータ電文51を受信する。トラ
フィック制御要求受信手段22は、ホストコンピュータ
2に送信されてきたトラフィック制御要求電文52を受
信して、トラフィック制御応答送信手段23を呼び出
す。トラフィック制御応答送信手段23は、トラフィッ
ク制御要求受信手段22から呼び出され、それまでに受
信済みデータ電文カウントがトラフィック制御要求電文
内の送信データ電文カウントに等しく、次の所定量のデ
ータ電文を受ける為の受信ファイル24の空きエリア乃
至空き見込みを確認後ホストコンピュータ1にトラフィ
ック制御応答電文53を送信する。
【0025】次に、本発明の第1の実施形態の動作につ
いて図面を参照して説明する。図1を参照して、データ
送信手段11は、ホストコンピュータ2への送信を開始
する際、トラフィック制御要求送信手段13にホストコ
ンピュータ2のデータ受信手段21とのセッション開設
を指示する。この指示は通信手段61に伝えられ、通信
手段61と62のコネクションが確立された後、セッシ
ョン開設電文がトラフィック制御要求受信手段22に送
られる。トラフィック制御応答送信手段23よりの肯定
電文をトラフィック制御応答受信手段15が受けるとデ
ータ送信手段11を呼び出す。
【0026】トラフィック制御応答受信手段15から呼
び出されたデータ送信手段11は、通信回線選択手段1
2に対して、制御情報記憶域16の使用通信回線テーブ
ル102のクリアを要求する。通信回線選択手段12
は、制御情報記憶域16の使用通信回線テーブル102
の初期化を行う。
【0027】図4を参照し、データ送信手段11は、デ
ータファイル17からデータ301を読み込み、通信回
線選択手段12に対して、処理系列Aの通信回線の選択
を要求する。通信回線選択手段12は、制御情報記憶域
16の使用通信回線テーブル102の処理系列103に
系列Aが存在するか検索する(図3のステップA1およ
びA2)。処理系列103に系列Aが存在しないので、
制御情報記憶域16の最終選択通信回線101の次の通
信回線である下り通信回線31を使用することにし(図
3のステップA3)、最終選択通信回線101と、通信
回線104に、下り通信回線31をセットし、処理系列
103に処理系列Aをセットする(図3のステップA
5)。その後、データ送信手段11に下り通信回線31
を返却する。データ送信手段11は、返却された下り通
信回線31を使用して、データ電文201を送信する。
【0028】次に、データ送信手段11は、データファ
イル17からデータ302を読み込み、同様の動作で、
最終選択通信回線101にセットされている下り通信回
線31の次の通信回線である下り通信回線32を使用し
て、データ電文202を送信する。これにより、データ
の発生した処理系列毎に通信回線を切り替えて使用する
ことになるので、複数の通信回線の有効利用が可能とな
る。
【0029】引き続き、データ送信手段11は、データ
ファイル17からデータ303を読み込み、通信回線選
択手段12に対して、処理系列Aの通信回線の選択を要
求する。通信回線選択手段12は、制御情報記憶域16
の使用通信回線テーブル102の処理系列103に系列
Aが存在するか検索する(図3のステップA1およびA
2)。処理系列103に系列Aが存在するので、処理系
列103に対応する通信回線104にセットされている
下り通信回線31を使用することにし(図3のステップ
A4)、データ送信手段11に下り通信回線31を返却
する。データ送信手段11は、同じ処理系列のデータ電
文201を送信した下り通信回線31を使用して、デー
タ電文203を送信する。これにより、ペーシング内で
は、同一処理系列のデータ電文は、同じ通信回線を使用
して送信されることになるため、追い越しの発生がなく
なり、追い越し発生に伴うデータ電文の再送、整列が発
生しなくなるため、転送性能を向上できる。
【0030】以下同様に、データ送信手段11は、一定
量のデータを送信するまで、データファイル17からデ
ータ304、…を読み込み、データ電文204、…を送
信する。データ電文208の送信により、一定量のデー
タを送信したデータ送信手段11は、トラフィック制御
要求送信手段13を呼び出す。
【0031】トラフィック制御要求送信手段13は、最
多滞留通信回線検索手段14を呼び出して、バッファ上
に最もデータ電文が滞留している通信回線の決定を要求
する。最多滞留通信回線検索手段14は、下り通信回線
31、32、33に接続しているバッファ41、42、
43に滞留しているデータ電文量を検査し、最もデータ
電文の滞留しているバッファ42に接続している下り通
信回線32をトラフィック制御要求送信手段13に返却
する。トラフィック制御要求送信手段13は、返却され
た下り通信回線32を使用してトラフィック制御要求電
文401を送信する。これにより、トラフィック制御用
の電文が能力の劣る通信回線上のデータ電文を追い越す
ことがなくなるので、正確なトラフィック制御を行うこ
とができる。
【0032】データ受信手段21は、ホストコンピュー
タ1から送信されてきたデータ電文201、202、2
03、204、205、206、207、208を受信
する。
【0033】図1に戻り、トラフィック制御要求電文4
01を受信したトラフィック制御要求受信手段22は、
トラフィック制御応答送信手段23に対して、トラフィ
ック制御応答電文の送信を要求する。トラフィック制御
応答送信手段23は、ホストコンピュータ1に対して、
トラフィック制御応答電文53を送信する。
【0034】トラフィック制御応答電文53を受信した
トラフィック制御応答受信手段15は、データ送信手段
11に対して、次データの送信を要求する。
【0035】トラフィック制御応答受信手段15から呼
び出されたデータ送信手段11は、通信回線選択手段1
2に対して、制御情報記憶域16の使用通信回線テーブ
ル102のクリアを要求する。通信回線選択手段12
は、制御情報記憶域16の使用通信回線テーブル102
の初期化を行う。
【0036】図5に移り、データ送信手段11は、デー
タファイル17からデータ501を読み込み、通信回線
選択手段12に対して、処理系列Cの通信回線の選択を
要求する。通信回線選択手段12は、制御情報記憶域1
6の使用通信回線テーブル102の処理系列103に系
列Cが存在するか検索する(図3のステップA1および
A2)。処理系列103に系列Cが存在しないので、制
御情報記憶域16の最終選択通信回線101にセットさ
れた下り通信回線31(前回のペーシングにおいて処理
系列Dのデータ電文を送信するために使用)の次の通信
回線である下り通信回線32を使用することにし(図3
のステップA3)、最終選択通信回線101と、処理系
列103と、通信回線104を更新し(図3のステップ
A5)、データ送信手段11に下り通信回線32を返却
する。データ送信手段11は、返却された下り通信回線
32を使用して、データ電文601を送信する。これに
より、今回のペーシング分のデータ送信では、前回のペ
ーシング分のデータ送信で使用した最終通信回線の次の
通信回線から使用を開始することになるので、特定の通
信回線に負荷が偏り続けることなく、複数の通信回線の
有効利用が可能となる。
【0037】以下同様に、データ送信手段11は、一定
量のデータを送信するまで、データファイル17からデ
ータ502、…を読み込み、データ電文602、…を送
信する。
【0038】上記動作の理解を深める為、電文の形式例
を図6を参照し説明する。本図において(1)は要求元
アプリケーションプログラム(以後APと省略)から渡
されるデータの形式である。(2)はデータ301の形
式で、受け取ったAPからのデータ217に、処理系列
名215、系列内通番216とデータ長204が付加さ
れる。(3)はデータ電文201の形式で、電文がデー
タであることを示すコード219と、付随する第1パラ
メータがセグメント値であることを示すコード221と
ペーシング内で何番目のデータ電文であるかを示すセグ
メント値223が付加される。(6)はトラフィック制
御要求電文401の形式で、ペーシング(セッションの
区切り毎の同期確認)電文であることを示すコード23
2と付随する第1パラメータが同期NO.であることを
示すコード234と、同期NO.236と第2パラメー
タがデータ電文カウントであることを示すコード237
と、その区切りでのデータ電文カウント239が付加さ
れる。(4)はセッション開設電文の形式である。セッ
ション開設コード226と受信システム20のアドレス
HST2(ホスト2)227、送信システム10のアド
レスHST1(ホスト1)228から成る。(7)は通
信手段61が相手の通信手段62とのコネクションを要
求するトランスポート層の電文である。又(8)に示す
様に上記セッション開設電文、データ電文、トラフィッ
ク制御要求電文は送信システム61によりヘッダ長24
5、データ転送コード246、セッション層のデータ長
247が付加され送信システム62に送られる。
【0039】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を参照して説明する。図10、図11を参照し、本実
施形態では、ホストコンピュータ1側の送信システムを
N個とし、ホストコンピュータ2側の受信システムもN
個としたものである。但し個々の送信システムは一つの
制御情報記憶76を共用する。
【0040】第1の送信システムは、データ送信手段1
1と、通信回線選択手段12と、トラフィック制御要求
送信手段13と、最多滞留通信回線検索手段14と、ト
ラフィック制御応答受信手段15と、転送データが格納
されているデータファイル17から構成されている。
【0041】通信回線選択手段12は、転送に使用する
通信回線の選択を要求された場合、転送対象データの処
理系列が制御情報記憶域76の処理系列103に含まれ
ているか検索する。図12を参照し、処理系列103に
含まれている場合には、その処理系列に対応する通信回
線104の番号をデータ送信手段11に返却する。処理
系列103に含まれていない場合には、最終選択通信回
線101の次の通信回線を使用することにし、最終選択
通信回線101と、処理系列103と、通信回線104
を更新し、データ送信手段11に通信回線を返却する。
【0042】図10に戻り、第Nの送信システムは、デ
ータ送信手段71と、通信回線選択手段72と、トラフ
ィック制御要求送信手段73と、最多滞留通信回線検索
手段74と、トラフィック制御応答受信手段75と、転
送データが格納されているデータファイル77から構成
されている。
【0043】通信回線選択手段72は、転送に使用する
通信回線の選択を要求された場合、転送対象データの処
理系列が制御情報記憶域76の処理系列703に含まれ
ているか検索する。処理系列703に含まれている場合
には、その処理系列に対応する通信回線704の番号を
データ送信手段71に返却する。処理系列703に含ま
れていない場合には、最終選択通信回線101の次の通
信回線を使用することにし、最終選択通信回線101
と、処理系列703と、通信回線704を更新し、デー
タ送信手段71に通信回線を返却する。又、各送信シス
テムは、図6(3)〜(6)に示す様にセッション開設
電文、データ電文、トラフィック制御要求電文の先頭に
宛先の受信システム番号を指定する。通常第1の送信シ
ステムは第1の受信システムの様に指定する。これらの
電文が(8)の形式で受信側の通信機構62に届くと電
文のセッション層データ248の先頭の1オクテットを
宛先と解読し対応する受信システムに渡される。
【0044】このように、同一通信資源を使用する送信
システムが多重動作した場合でも、データ送信を行う通
信回線の決定もととなる最終選択通信回線101を共有
することにより、複数の送信システムが、共有する通信
回線を交互に使用し、処理系列毎に使用する通信回線を
切り替え、かつ、ペーシング単位に異なる通信回線から
使用を開始することから、通信資源の有効利用が可能と
なる。
【0045】本実施形態の他の実施例では図10に示す
様に送信要求元AP群78と送信システム間に送信シス
テム指定手段70が設けられ、要求元APと送信システ
ムが対応付けられる。例えばAP−aが送信開始を送信
システム指定手段70に要求すると、本指定手段70は
空き状態の送信システムないしは対応しているAP数が
最小の送信システムを選択し、その送信システムの呼び
出し先、データファイル情報をAP−aに通知する。又
選択した送信システムをAP−aが使用開始した旨が送
信システム−AP対応表のエントリに記憶される。
【0046】第1送信システムが選択されたとすると、
AP−aのデータ転送ジョブが終了した時点で上記エン
トリ1への登録がリセットされる。この様にして特定の
送信システムに負荷が偏らないように調整される。
【0047】次に図13を参照し、本発明のデータ転送
システムの第3の実施形態について説明する。本実施形
態は下り通信回線31、32、33がアクセス時間が異
なるだけでなく通信レートが異なる場合に有効である。
本実施形態ではデータ送信手段11は互いに並行に動作
出来る受付処理手段111と送信処理手段112から構
成されこれらが交互使用するデータバッファとして、並
行にアクセス出来るデータファイル171とデータファ
イル172を備える。前記受付処理手段111は、AP
からの送信要求を受け付けデータを入力用と指定されて
いる方のデータファイルに格納し、その都度受け付け状
況を受付情報記憶18に反映する。所定量のデータ格納
後或いは規定時間経過時、受付情報記憶18にデータ量
の多い処理系列を高速の下り通信回線に割当てて追記し
制御情報記憶16にコピーし格納データをファイルごと
送信処理手段112に渡す。送信処理手段112は前記
同様通信回線選択手段12、トラフィック制御要求送信
手段13、最多滞留通信回線検索手段14を用いながら
データを送信する。図14は受付情報記憶18の内容を
示すもので、データ長テーブル182は処理系列183
ごとにデータ長(LB)184を記憶し、合計長181
には受付けたデータの合計長を記憶する。
【0048】図15のフローチャートを参照し受付処理
手段111の動作を説明する。APの送信要求の一つを
選択し、APが指定している宛先AP名、要求元AP
名、処理系列サブ番号を処理系列名として、データに系
列毎の通番とともに追加しデータ301の形式で指定の
データファイルに格納する(図15のステップB1)。
次に受付情報記憶18を参照し選択した要求の処理系列
名はデータ長テーブル182に存在するかチェックす
る。存在すれば 該当処理系列のデータ長184に格納
したデータのデータ長を加算し合計長181にも前記デ
ータ長を加算する(図15のステップB4)。存在しな
ければ処理系列名、データ長をデータ長テーブル182
の新規エントリに追加し、合計長181にも前記データ
長を加算する(図15のステップB5)。要求受付開始
から規定時間経過した場合、あるいは合計長181が所
定量に達した場合はデータ長テーブル182をデータ長
で降順ソートしエントリ1から下り通信回線31、3
2、33、31、32、・・をアサインし追記する(図
15のステップB8)。ここで下り通信回線31は最高
速で下り通信回線33は最低速とする。送信処理手段1
12が次のペーシング単位のデータを受付可であれば、
追記後のデータ長テーブル182の情報を制御情報記憶
16に渡してからクリアし、データファイル指定を切り
替えその回の処理を終了する(図15のステップB1
0)。尚、下り通信回線31、32、33がアクセス時
間が異なるだけでなく通信レートが異なる場合には最多
滞留通信回線検索手段14は滞留電文量だけでなく通信
回線速度も考慮し最後に到着するデータ電文の送信回線
を割り出す。
【0049】本実施形態の他の実施例では受付処理手段
111は規定時間経過時あるいは合計長が所定量に達し
た場合、受付情報記憶18の各エントリの処理系列に下
記のように下り通信回線31、32、33をアサインす
る。下り通信回線31、32、33の通信速度をR1、
R2、R3とし、合計長181をTLとすればデータ長
テーブル182のエントリ1からIまでのデータ長の小
計がTL*(R1/(R1+R2+R3))に近くなる
Iを求めエントリ1からIまでの処理系列には通信回線
31をアサインし、エントリ(I+1)〜Jまでのデー
タ長の小計がTL*(R2/(R1+R2+R3))に
近くなるJを求めエントリ(I+1)〜Jまでの処理系
列には下り通信回線32をアサインし、残りのエントリ
の処理系列に下り通信回線33をアサインする。
【0050】この様にデータ量の多い処理系列に高速の
通信回線を割り当てるので、下り通信回線31、32、
33の通信レートが異なる場合には本実施形態を用い複
数の通信回線を速度に応じ有効に使用出来る。
【0051】本発明のデータ転送システムの第1〜3の
実施形態ではデータ送信手段11はセグメント値をデー
タ電文に付加し送信し、データ受信手段21はデータ電
文を受信時このセグメント値をチェックし電文の脱落、
ダブリがないか確認する。又トラフィック制御要求送信
手段13は制御要求電文にデータ電文カウントを付加し
送信し、トラフィック制御応答送信手段23はそのペー
シングで電文カウントが示す数のデータ電文が正常に受
信出来ているかをチェックする。前記データ電文のチェ
ックは、処理系列間では送信順と受信順が異なるので通
常の方式では複雑なものあるいは処理時間が相当掛かる
ものになる。従って次ぎにセグメント値作成及び受信側
のチェックについて好適な実施形態を示す。
【0052】図16を参照し、(1)は送信側のセグメ
ント値、データ電文カウント値を作成する方式を、
(2)は受信側のチェック方式を示すものである。デー
タ送信手段11は、データ電文を作成の都度、送信回線
番号をセグメント値223の上位側ビットにセットし、
この回線番号でセグメントテーブル250を索引しシリ
アル番号SNを得、下位部分にセットする。同時にセグ
メントテーブル250上でそのSNをインクリメントし
ておく。又送信データ電文カウントSもインクリメント
する。このSはトラフィック制御要求電文作成時のデー
タ電文カウント239として使う。これらはペーシング
処理が終了時毎回ゼロクリアする。
【0053】データ受信手段21はデータ電文を受信時
このセグメント値を得、上位側ビットの回線番号で受信
側セグメントテーブル251を索引しシリアル番号SN
を得受信したSN値と一致することを確認する。同時に
受信側セグメントテーブル251上でそのSNをインク
リメントしておく。又このデータ電文を受信ファイルに
格納する際に受信データ電文カウントRをインクリメン
トする。トラフィック制御応答送信手段23は、トラフ
ィック制御要求受信手段22からデータ電文カウント値
239を受けると上記Rと一致するかチェックする。一
致すれば、受信ファイル27の所定量の空きエリア乃至
空き見込みを確認後トラフィック制御応答電文を作成し
返信し受信側セグメントテーブル251をゼロクリアし
ておく。尚トラフィック制御要求電文は、最多滞留通信
回線を通じて送られているのでデータ電文を待ち合わせ
ることはなくそれまでに受信したデータ電文カウントを
確認すればよい。受信済みデータ電文カウントRがトラ
フィック制御要求電文内のカウント値239より少なけ
れば即データ電文の脱落と判定出来、多ければダブリ若
しくは混入と判定出来る。これに対し、トラフィック制
御要求電文が任意の回線で送信される場合は、受信側で
データ電文の混入によるカウント越えまで検出するなら
送信側のバッファ量の最大差にアクセス時間差を考慮し
た時間まで待ち合わせる等の制御が必要となり、結果的
に応答時刻が遅れる。従って上記最多滞留回線を特定し
トラッフィック制御要求を送信する方式は優れていると
言える。
【0054】本発明の第1〜3の実施形態では、送信シ
ステムは通信のセッション層の機能を有するものとした
が、セッション層及びトランスポート層の機能を有し、
トランスポート層形式の電文を下り通信回線対応のバッ
ファに出力し、送信機構がこれを取り込む方式であって
もよい。更に送信機構自身がある程度のバッファを有す
るものであれば、送信システムより送信機構に直接電文
を渡す方式であってもよい。
【0055】本発明の第1〜3の実施形態では、ホスト
コンピュータ1側には送信システムを置き、ホストコン
ピュータ2側にはデータ受信システムを置き、これらを
3個の送信機構と下り回線と受信機構と制御電文用の1
個の送信機構と上り回線と受信機構例を示したが、それ
ぞれのホストコンピュータに送信機能と受信機能を備え
た通信システムを置き、これらをホストコンピュータ1
側の3個の通信機構と上下可能な3回線の通信回線とホ
ストコンピュータ2側の3個の通信機構とする方式であ
ってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の第1〜7のデ
ータ転送方式はペーシング内で同一処理系列の送信デー
タを、同じ通信回線を使用して送信するため、従来、転
送能力の異なる複数の通信回線によるデータ転送で発生
していたデータ電文の追い越しがなくなり、この結果、
データ電文の再送、整列が不要となり、転送性能を向上
させる効果がある。又、データの発生した新たな処理系
列毎に使用する通信回線を切り替え、更にペーシング単
位に異なる通信回線から使用を開始するため、特定の通
信回線に負荷が偏ることなく、複数の通信回線を有効に
利用できる効果がある。
【0057】又本発明の第3、4のデータ転送方式は、
複数の送信システムを設けこれを万偏なく使用できるの
で上記効果を保ちつつ多数の処理系列のデータを並行し
て送信出来る効果がある。
【0058】又本発明の第5、6のデータ転送方式は、
複数の通信回線の速度が異なる場合にも、各通信回線に
その速度に相応したデータ量の処理系列をアサインする
為、データ電文の再送、整列が不要となるとともに、複
数通信回線を有効使用できる効果がある。
【0059】更に本発明の第7のデータ転送方式は、転
送能力の異なる複数の通信回線によるデータ転送でのデ
ータ電文のセグメント情報作成と受信側のチェックを少
ないステップ数ないしゲート数で高速に行なえる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ転送システムの第1の実施形態
の全体を示すブロック図。
【図2】図1、4、5の制御情報記憶域16の内容を示
すブロック図。
【図3】図1、4、5の通信回線選択手段12、図10
の通信回線選択手段72の手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作を説明するため
の図。
【図5】本発明の第1の実施形態の動作を説明するため
の図。
【図6】本発明の第1〜3の実施形態におけるデータ、
電文の形式を示す図で、(1)はAPからのデータ、
(2)は格納ファイルのデータ301、(3)はデータ
電文201、(4)(5)はセッション開設/切断電
文、(6)はトラフィック制御要求(ペーシング)電
文、(7)はコネクション確立要求電文(トランスポー
ト層)、(8)はデータ送信電文(トランスポート層)
を示す。
【図7】本発明のデータ転送システムに関するシステム
の全体像を説明するための図
【図8】図1〜図18における下り通信回線31、3
2、33、上り通信回線34の詳細構成例を示す図。
【図9】図1〜図18における下り通信回線31、3
2、33、上り通信回線34の他の詳細構成例を示す
図。
【図10】本発明のデータ転送システムの第2の実施形
態の送信側の全体を示すブロック図。
【図11】本発明のデータ転送システムの第2の実施形
態の受信側の全体を示すブロック図。
【図12】図10の制御情報記憶域76の内容を示すブ
ロック図。
【図13】本発明のデータ転送システムの第3の実施形
態の送信側を示すブロック図(トラフィック制御要求送
信手段13、トラフィック応答受信手段15、最多滞留
通信回線検索手段14は表示の便宜上省略)。
【図14】図13の受付情報記憶18の内容を示すブロ
ック図。
【図15】図13の受付処理手段111の動作を説明す
るフローチャート。
【図16】本発明のデータ送信手段11によるセグメン
ト値の作成、トラフィック制御要求送信手段13による
送信データ電文カウント作成方式及びデータ受信手段2
1によるセグメント値のチェック、トラフィック制御応
答送信手段23によるデータ電文カウントチェック方式
を示すブロック図。
【図17】従来のデータ転送システムで一つの処理系列
データが異なる通信回線で送信される様子を示す図。
【図18】従来の処理系列と通信回線を固定したデータ
転送システムでデータが送信される様子を示す図。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ(送信側) 2 ホストコンピュータ(受信側) 10 送信システム 11、71 データ送信手段 12、72 通信回線選択手段 13、73 トラフィック制御要求送信手段 14、74 最多滞留通信回線検索手段 15、75 トラフィック制御応答受信手段 16、76 制御情報記憶域 17 データファイル 18 受付情報記憶 20 受信システム 21 データ受信手段 22 トラフィック制御要求受信手段 23 トラフィック制御応答送信手段 24 受信ファイル 31〜33 下り通信回線 34 上り通信回線 31−1〜34−1 送信機構 31−2〜34−2 回線部 31−3〜34−3 受信機構 35 送信機構 38 受信機構 39、40 交換機 41〜43 バッファ 51 データ電文 52 トラフィック制御要求電文 61、62 通信手段(トランスポート層) 70 送信システム指定手段 78 AP群 111 受付処理手段 112 送信処理手段 250 セグメントテーブル 251 受信側セグメントテーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA01 GA07 GA34 GB01 JB23 KA07 KB06 KD01 5K030 HA08 JL07 5K034 DD01 HH01 HH02 HH21 JJ11 9A001 BB02 BB03 BB04 CC03 DD09 DD10 EE06 FF02 FF03 JJ18 KK37 KK56 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 能力の異なる複数の通信回線で接続され
    た装置間のデータ転送システムであって、送信側装置は
    送信データを格納する送信データ格納手段と、送信デー
    タの処理系列名と送信に使用する通信回線番号の対応を
    使用通信回線テーブルに保持し、最新の新たな処理系列
    名にアサインした通信回線番号を最終選択通信回線情報
    として保持する制御情報記憶と、処理系列名で制御情報
    記憶を検索し登録済み処理系列名に対しては対応付けら
    れている通信回線を指定し、新規の処理系列名に対して
    は前記最終選択通信通信回線情報の次の番号の回線を指
    定するとともにこれを制御情報記憶に登録することで同
    じ処理系列には同一通信回線を指定する通信回線選択手
    段と、前記送信データ格納手段よりデータを取り出し付
    随する処理系列名を通信回線選択手段に渡し、該手段に
    より選択された通信回線を通じ送信データをデータ電文
    として受信側装置に送信するデータ送信手段とデータ送
    信に関するトラフィック制御電文を送信するトラフィッ
    ク制御要求送信手段とを含み、前記送信側装置は、所定
    量のデータ電文を送信後トラフィック制御要求送信手段
    を通じトラフィック制御要求電文を送出し、受信側装置
    はデータ受信手段が前記所定量データ電文を各通信回線
    を通じ受信したことを確認すると制御要求電文の応答と
    して制御応答電文を返し、該応答を受けた送信側装置は
    回線選択手段に制御情報記憶の初期化を指示し、前記ト
    ラフィック制御による転送の区切り毎に上記処理系列名
    と回線番号の対応付けを行うことを特徴とするデータ転
    送システム。
  2. 【請求項2】 前記データ転送システムに於いて、送信
    側装置は通信回線対応にバッファを有し、又前記バッフ
    ァ中に送信待ちデータ電文を最も多く滞留している回線
    を検索する最多滞留回線検索手段を有し、前記データ送
    信手段が所定量のデータ電文をバッファに送出後、前記
    トラフィック制御要求送信手段は前記検索手段を用い最
    多滞留回線を特定し、該回線を通じ前記トラフィック制
    御要求を送信する手段を有し、受信側装置は前記制御要
    求電文を受信するとその時点での受信済みデータ電文を
    確認しトラフィック制御応答を返すことを特徴とする請
    求項1記載のデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 前記データ転送システムに於いて、送信
    側装置に少なくとも前記送信データ格納手段と前記デー
    タ送信手段とそれに付属する前記回線選択手段と前記ト
    ラフィック制御要求送信手段とを含む送信システムを複
    数設け、制御情報記憶を各送信システム対応の前記使用
    通信回線テーブルと一つの最終選択通信回線情報を含む
    構成としこれを各送信システムが共用することを特徴と
    する請求項1又は2記載のデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 前記データ転送システムに於いて、送信
    側装置に前記送信システムを使用する要求元プログラム
    から送信開始要求を受けると前記複数の送信システムの
    内対応している要求元プログラム数がその時点で最小の
    送信システムを選択し該送信システムを相手として送信
    するよう要求元プログラムに通知するとともに送信シス
    テム毎に対応開始した要求元プログラムを記憶する送信
    システム指定手段を設け、前記送信システム指定手段は
    前記要求元プログラムの転送処理の終了により、前記記
    憶した対応情報の内、該当送信システムへの要求元プロ
    グラムの登録を初期化することを特徴とする請求項3記
    載のデータ転送システム。
  5. 【請求項5】 前記データ転送システムに於いて、送信
    側装置の前記データ送信手段は並行に動作出来る受付処
    理手段と送信処理手段、及びこれらが交互使用するダブ
    ルバッファ構造の送信データ格納手段とを含み、前記受
    付処理手段は、送信要求元プログラムから送信データと
    その処理系列名とを受け、受け付けたデータを順次送信
    データ格納手段の一方のバッファに前記所定量分を上限
    として格納後すると共に、その処理系列名毎に格納した
    データ長を受付情報記憶に加算登録し、受付情報記憶の
    各エントリをデータ長でソートし、ソート後の各エント
    リに対し、前記複数の通信回線を転送速度順にアサイン
    しこれを追記し前記制御情報記憶にコピーし、送信処理
    手段に前記格納済み送信データをバッファごと渡し、送
    信処理手段は送信データを前記制御情報記憶と前記回線
    選択手段で指定される回線を用い送信することを特徴と
    する請求項1、2、3、又は4記載のデータ転送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記データ転送システムに於いて、送信
    側装置の前記データ送信手段は並行に動作出来る受付処
    理手段と送信処理手段、及びこれらが交互使用するダブ
    ルバッファ構造の送信データ格納手段とを含み、前記受
    付処理手段は、送信要求元プログラムから送信データと
    その処理系列名とを受け、受け付けたデータを順次送信
    データ格納手段の一方のバッファに前記所定量分を上限
    として格納後すると共に、その処理系列名毎に格納した
    データ長を受付情報記憶に加算登録し、前記受付情報記
    憶の各エントリを通信回線数のグループで、グループ単
    位のデータ長の合計が通信回線の通信速度比に見合う値
    となる様にグループ化し、各グループにデータ長の合計
    値の大きい順に、転送速度の高い通信回線をアサイン
    し、各グループでアサインされた通信回線番号をグルー
    プ内の個々のエントリに追記し、これを前記制御情報記
    憶にコピーし、送信処理手段に前記格納済み送信データ
    をバッファごと渡し、送信処理手段は送信データを前記
    制御情報記憶と前記回線選択手段で指定される回線を用
    い送信することを特徴とする請求項1、2、3、又は4
    記載のデータ転送システム。
  7. 【請求項7】 前記データ転送システムに於いて、送信
    側装置のデータ送信手段はデータ電文中に前記受信側の
    データ受信手段との間で電文の脱落、ダブリのないこと
    を確認する手段としてセグメント値を付加し、そのセグ
    メント値として送信回線番号と回線毎の通番を付加する
    手段を有し前記データ受信手段は各回線からのデータ電
    文を受信した際、回線対応で前記通番をチェックする手
    段を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、又は6記載のデータ転送システム。
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