JP2001041918A - オイルの気体濃度検出装置 - Google Patents

オイルの気体濃度検出装置

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JP2001041918A
JP2001041918A JP11220210A JP22021099A JP2001041918A JP 2001041918 A JP2001041918 A JP 2001041918A JP 11220210 A JP11220210 A JP 11220210A JP 22021099 A JP22021099 A JP 22021099A JP 2001041918 A JP2001041918 A JP 2001041918A
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Kyoichi Machida
恭一 町田
Katsunori Makino
克紀 牧野
Nobuyuki Ota
信行 大田
Momoyao Karasaki
百谷王 唐崎
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Honda Motor Co Ltd
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FOTONIKUSU KK
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルの温度にかかわらず、またオイルが劣
化した場合においても、オイル中の気体濃度を精度良く
検出することができるオイルの気体濃度検出装置を提供
する。 【解決手段】 オイル7の気体濃度検出装置1は、互い
に対向するように所定距離(3mm)、離れた状態でオ
イル7中に配置された2つの電極40a,41aと、2
つの電極40a,41a間の静電容量Cに応じたオイル
7中のエア濃度ACを表す出力Vを出力する静電容量ア
ンプ5と、を備え、2つの電極40a,41a間の所定
距離(3mm)は、オイル7の温度変化に対する静電容
量アンプ5の出力Vの温度ドリフト量VDTが2つの電
極間40a,41aの距離tが増大するにつれて漸減し
始めるような所定値(2mm)以上の範囲内に設定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイル中に配置し
た複数の電極間の静電容量を検出することにより、オイ
ル中の空気などの気体濃度を検出するオイルの気体濃度
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、産業機械などの潤滑系では、
オイル中の空気などの気体濃度が高くなると、潤滑性能
が低下することによりメタルコンタクトなどが発生し、
最悪の場合には、摺動部や回転部の焼き付きなどを招い
てしまう。また、作動系においても、オイル中の気体濃
度が高くなると、油圧の低下による作動部の不作動、応
答遅れおよび誤作動などを生じるおそれがある。以上の
ような不具合の発生を予防するためには、オイル中の気
体濃度を定期的に検出し、チェックすることが望まし
い。このようなオイル中の気体濃度を検出するオイルの
気体濃度検出装置として、潤滑系や作動系からオイル
を所定量だけ抜き取りサンプリングし、オイルに混入し
ている気体の体積率を求めることにより、気体濃度を求
めるもの、オイル経路に、体積計や重量計などを配置
したバイパス経路を設け、体積計や重量計で求めた体積
当りの密度から気体濃度を逆算するもの、オイル中に
配置した2つの電極からなる静電容量センサを用いて、
電極間の静電容量を検出することにより、気体濃度を検
出するもの、などが従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のの気体濃
度検出装置によれば、上記のようなサンプリングを用い
る構成であることから、気体濃度の変化に即応したサン
プリングが不可能なため、過渡的変化をリアルタイムに
検出することができない。それゆえ、潤滑系や作動系に
適用した場合において、気体濃度が短時間に急激に上昇
したときに、これを検出できないことから、上述した不
具合を生じてしまうことがある。さらに、サンプリング
によってオイル量が変化し、オイル中の気体の混入状態
が変化してしまうことから、気体濃度の検出誤差が大き
くなることがある。また、上記の気体濃度検出装置で
は、オイルをバイパス経路側に迂回させているので、こ
のバイパス径路内のオイル中の気体濃度が、オイル経路
内のオイル中の実際の気体濃度と異なることがあり、そ
の場合も、気体濃度の検出誤差が大きくなる。さらに、
バイパス経路や体積計を設けることによって、装置自体
が大型化し、製造コストが上昇してしまう。
【0004】一方、上記の気体濃度検出装置では、比
較的、小型の静電容量センサをオイル経路などに、その
内部に臨むように直接、取り付ける構成が一般的であ
り、また、静電容量センサの検出出力も、気体濃度の変
化に対する応答性が高く、気体濃度の過渡的変化をリア
ルタイムに検出することが可能である。それゆえ、の
気体濃度検出装置では、上記、の気体濃度検出装置
のような不具合は、発生しない。しかし、の気体濃度
検出装置は、静電容量センサを用いていることから、静
電容量センサの検出出力がオイルの温度変化の影響を受
けて変化するとともに、オイル温度が所定値以上の領域
ではオイル温度が高くなるほど、大きなドリフトが生じ
るという特性を備えている(ここで、検出出力の「ドリ
フト」とは、静電容量センサを例えば気体が混じってい
ないオイル100%のオイル中に置いたときの実際の検
出出力値の、オイル温度の変化に伴い気体100%中に
置いたときの検出出力値と一定の差で変化すると想定し
た想定値に対するずれを言う)。それゆえ、このように
静電容量センサの検出出力が大きくドリフトした場合に
は、気体濃度の検出精度が低下してしまう。また、オイ
ルが劣化した場合にも、静電容量センサの検出出力がド
リフトし、検出精度が低下してしまう。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、オイルの温度にかかわらず、またオイルが
劣化した場合においても、オイル中の気体濃度を精度良
く検出することができるオイルの気体濃度検出装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1のオイル7の気体濃度検出装置1は、互い
に対向するように所定距離(例えば実施形態における
(以下、この項において同じ)3mm)、離れた状態で
オイル7中に配置された複数の電極40a,41a(ま
たは43a,43a)と、これらの複数の電極40a,
41a間の静電容量Cに応じたオイル7中の気体濃度
(エア濃度AC)を表す検出信号(出力V)を出力する
気体濃度検出手段(静電容量アンプ5)と、を備え、複
数の電極40a,41a間の所定距離(3mm)は、オ
イル7の温度変化に対する気体濃度検出手段(静電容量
アンプ5)の検出信号(出力V)のドリフト量(温度ド
リフト量VDT)が複数の電極間40a,41aの距離
tが増大するにつれて漸減し始めるような所定値(2m
m)以上の範囲内に設定されていることを特徴とする。
【0007】このオイルの気体濃度検出装置によれば、
気体濃度検出手段が、複数の電極間の静電容量に応じた
オイル中の気体濃度を表す検出信号を出力するので、気
体濃度の変化に即応しながら、気体濃度をリアルタイム
に検出することができる。また、一般的に、オイル中に
配置した2つの電極間の静電容量の検出信号は、オイル
の温度変化に応じて変化し、そのときのドリフト量は、
2つの電極間の距離が増大するにつれて、この電極間の
距離が所定値以下では急激に減少し、所定値以上では漸
減する特性を有している。この特性に着目し、本発明で
は、複数の電極間の所定距離は、オイル温度変化に対す
る気体濃度検出手段の気体濃度の検出信号のドリフト量
が複数の電極間の距離が増大するにつれて漸減し始める
ような所定値以上の範囲内に設定されている。したがっ
て、オイルの温度変化に対する検出信号のドリフト量を
効果的に抑制することができ、オイルの温度にかかわら
ず、気体濃度を精度良く検出することができる。
【0008】上記において、オイル7の温度Tを検出す
る油温検出手段(油温センサ3)と、この油温検出手段
(油温センサ3)により検出されたオイルの温度Tに応
じて、気体濃度検出手段(静電容量アンプ5)の検出信
号(出力V)を補正する補正手段(温度補正回路6)と
をさらに備えることが好ましい。
【0009】このオイルの気体濃度検出装置によれば、
補正手段により、油温検出手段で検出されたオイルの温
度に応じて、気体濃度検出手段の検出信号を上記ドリフ
ト量も含めて補正することができる。これにより、検出
信号に対するオイル温度の変化の影響を補償できること
で、気体濃度の検出精度をより高めることができる。
【0010】また、上記において、複数の電極40a,
41a(または43a,43a)間の所定距離(3m
m)は、オイル7の劣化に対する気体濃度検出手段(静
電容量アンプ5)の検出信号(出力V)のドリフト量
(劣化ドリフト量VDD)の特性に応じて決定される、
所定値(2mm)より大きい第2所定値(5mm)以下
の範囲内に設定されていることが好ましい。
【0011】一般的に、オイル中に配置した2つの電極
間の静電容量の検出信号は、オイルの劣化によりドリフ
トし、そのドリフト量は、2つの電極間の距離がある値
以上では、それが増大するにつれて、単純に増大する特
性を有している。この特性に着目し、本発明では、複数
の電極間の所定距離は、オイルの劣化に対する気体濃度
の検出信号のドリフト量の特性に応じて決定される、所
定値より大きい第2所定値以下の範囲内に設定されてい
る。したがって、この第2所定値をオイルの劣化による
検出信号のドリフト量を十分に抑制できるような値に設
定することにより、オイルの温度変化による気体濃度検
出手段の検出信号のドリフトだけでなく、オイルの劣化
による検出信号のドリフトも抑制することができ、気体
濃度をより一層、精度良く検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の第1実施形態に係るオイルの気体濃度検出装置につ
いて説明する。本実施形態は、本発明の気体濃度検出装
置を自動車用エンジンの潤滑オイル系(ともに図示せ
ず)に適用した例である。図1は、本実施形態の気体濃
度検出装置1の概略構成を示すブロック図であり、同図
に示すように、気体濃度検出装置1は、図示しない自動
車用エンジンのオイルパン2内のオイル7(図3参照)
中に含まれる気体であるエア8(図3参照)の濃度を検
出するためのものである。このオイルパン2には、油温
センサ3(油温検出手段)およびエアレーションセンサ
4が取り付けられている。油温センサ3は、オイルパン
2の底壁に内部に突出した状態で設けられている(図示
せず)。油温センサ3は、サーミスタで構成され、オイ
ル7の温度Tを検出するとともに、その検出信号を出力
する。
【0013】また、エアレーションセンサ4も、油温セ
ンサ3と同様に、オイルパン2の底壁に内部に突出した
状態で設けられている(図示せず)。エアレーションセ
ンサ4は、後述する静電容量アンプ5(気体濃度検出手
段)との協働によってオイル7中のエア濃度AC(気体
濃度)を検出するためのものであり、図2に示すよう
に、内外2つの電極部40,41を組み合わせて構成さ
れている。内側電極部40は、円板状の電極40aと、
この電極40aを嵌め込んだ、両端が開口した円筒状の
ケース40bと、を備えている。電極40aは、例えば
コーティングを施した銅合金板(またはステンレス板)
で構成され、面積Sを有し、ケース40bの一端にこれ
と面一に配置されている。ケース40bは、合成樹脂な
どの非導電体で構成されている。さらに、電極40aに
は、リード線40cが電気的に接続されており、ケース
40bの他端側に延びている。
【0014】一方、外側電極部41は、例えばコーティ
ングを施した銅合金板(またはステンレス板)で構成さ
れた電極41a(図3参照)と、円筒状のケース41b
とを有している。ケース41bは、例えばステンレスな
どで構成され、一端側が開放される一方、他端側が底壁
で閉鎖されている。内側電極部40は、そのケース40
bがケース41bの開放端側から内孔に嵌合した状態
で、外側電極部41に取り付けられている。電極41a
は、ケース41bの底壁の内面に、電極40aと対向す
るように設けられており、電極40aと同じ面積Sを有
している。また、ケース41bの側面には、電極40
a,41aに対応する位置に、スリット41cが円周方
向に延びるように貫通して形成されている。このスリッ
ト41cの幅は、電極40a,41a間の距離t(以下
「電極間距離t」という)と同一になっている。本実施
形態では、この電極間距離tは、後述する理由により、
3mm(所定距離)に設定されている。図3に示すよう
に、オイルパン2内のオイル7は、このスリット41c
から入り込み、電極40a,41a間に充満した状態に
なっている。さらに、ケース41bの開放端側のフラン
ジからリード線41dが延びており、このリード線41
dは、電極41aに電気的に接続されている。
【0015】また、リード線40c,41dはそれぞ
れ、静電容量アンプ5に接続されている。静電容量アン
プ5は、その動作時に、所定周波数(例えば100〜5
0kHzの周波数)の交流電圧をエアレーションセンサ
4に印加するとともに、この印加時に電極40a,41
a間に生じる静電容量Cを表す電圧を検出し、これを検
出信号として出力する。この静電容量アンプ5の検出信
号の出力Vは、電圧値(単位V)として出力される。
【0016】静電容量アンプ5および上記油温センサ3
は、温度補正回路6(補正手段)に接続されており、温
度補正回路6には、静電容量アンプ5から静電容量Cを
表す出力Vが、油温センサ3からオイル温度Tを表す検
出信号がそれぞれ入力される。温度補正回路6は、後述
する算出方法により、オイル温度T、および静電容量ア
ンプ5の出力Vに基づき、オイル7中のエア濃度AC
(%)を算出し、さらに算出したエア濃度ACを表す出
力信号を出力する。
【0017】次に、電極40a,41a間に生じる静電
容量Cと、オイル7中のエア8のエア濃度ACとの関係
を簡単に説明する。一般的に、2つの電極40a,41
a間に生じる静電容量Cは、各電極の電極面積S、電極
間距離t、真空誘電率ε0 および電極間誘電率εとから
下式(1)により求められる。
【0018】 C=(S/t)・ε0 ・ε …… (1)
【0019】ここで、真空誘電率ε0 は定数であり、電
極面積Sおよび電極間距離tは、エアレーションセンサ
4の作製時に設定される一定値であるから、静電容量C
は、電極間誘電率εと比例関係にある。さらに、この電
極間誘電率εは、電極40a,41a間に存在する、エ
ア8の混じったオイル7の誘電率であり、オイル7中の
エア濃度ACによって変化する。それゆえ、電極間誘電
率εに比例する静電容量Cは、オイル7中のエア濃度A
Cの変化に応じて変化する。以上のような静電容量Cと
オイル7中のエア濃度ACとの関係から、静電容量Cを
検出することにより、オイル7中のエア濃度ACを検出
することができる。その検出手法の具体的な内容に関し
ては、後述する。
【0020】続いて、図4〜図8を参照しながら、前述
したようにエアレーションセンサ4の電極間距離tを3
mmに決定した理由について説明する。まず、図4は、
気体濃度検出装置1において、所定の電極面積Sおよび
所定の電極間距離tを有するエアレーションセンサ4を
用い、オイル温度Tを変化させながら静電容量アンプ5
の出力Vを測定した場合の測定結果の一例を示してい
る。同図において、図中の上側の実線のグラフは、電極
40a,41a間にエア8のみが存在する場合(図中で
は「エア100%」と記す。以下同じ)の測定データを
示し、下側の実線のグラフは、電極40a,41a間に
オイル7のみが存在する場合(図中には「オイル100
%」と記す。以下同じ)の測定データを示している。
【0021】同図を参照すると、同一のオイル温度Tに
おけるエア100%の測定データの出力Vと、オイル1
00%の測定データの出力Vとの差(以下「利得VG」
という)は、オイル温度Tの上昇につれて、オイル温度
TがT0(例えば80〜100℃)以下ではほぼ一定で
あり、オイル温度TがT0を超えた範囲では、増大する
特性を有する。また、オイル温度T0の値は、オイル7
の物性や静電容量アンプ5の印加電圧の周波数などによ
り変化するものである。
【0022】図中の点線で示すグラフは、エア100%
の出力Vに対する利得VGを温度にかかわらず一定とし
たときのオイル100%の出力Vを示しており、以下、
これを基準データという。この点線で示す基準データ
と、実線で示すオイル100%の測定データとを比較す
ると、これらの間の出力差は、オイル温度TがT0から
上昇するにつれて増大する傾向を示している。以下、オ
イル温度Tが所定値T1のときのオイル100%の測定
データと、基準データとの出力差の絶対値を温度ドリフ
ト量VDT(ドリフト量)と言う。この所定値T1は、
温度ドリフト量VDTを定義するための基準値として、
ある一定の高い温度(例えば130℃)に設定される。
一般的に、静電容量アンプ5の出力Vは、検出精度の点
からオイル温度Tの変化に対して可能な限りリニアに変
化する方が好ましく、それゆえ、この温度ドリフト量V
DTをできるだけ小さくすることが好ましい。なお、回
路構成によっては、オイル100%の測定データと、基
準データとの出力差が負の値になる場合があるが、この
場合にも、この出力差の絶対値を温度ドリフト量VDT
とすればよい。
【0023】図5(a)および図5(b)は、互いに異
なる電極面積Sおよび電極間距離tを有する第1および
第2のエアレーションセンサ4をそれぞれ用い、オイル
温度TがT0のときに互いに同じ利得VGとなるように
静電容量アンプ5の増幅率を調整し、かつオイル温度T
を変化させながら静電容量アンプ5の出力Vを測定した
場合の測定結果の一例をそれぞれ示している。この場
合、電極面積Sおよび電極間距離tはそれぞれ、第1エ
アレーションセンサ4ではS=S1,t=t1に設定さ
れ、第2エアレーションセンサでは、S=S2,t=t
2に設定されている。さらに、これらの電極面積Sおよ
び電極間距離tの値は、t1>t2,S1>S2,S1
/t1=S2/t2の関係が成立するように設定されて
いる。前記式(1)から明らかなように、S1/t1=
S2/t2であることから、両エアレーションセンサ4
の静電容量Cは、検出対象が同一であれば同一になる。
【0024】両図におけるオイル100%の測定データ
と、点線で示す基準データとを比較すると、第1エアレ
ーションセンサ4を用いた場合の温度ドリフト量VDT
1が、第2エアレーションセンサ4を用いた場合の温度
ドリフト量VDT2よりも小さいことがわかる(VDT
1<VDT2)。
【0025】図6は、エアレーションセンサ4の電極面
積Sと電極間距離tの比S/tを一定とし、電極間距離
tを変化させた場合において、オイル温度TがT1のと
きの温度ドリフト量VDTを測定した測定結果の一例を
示している。同図に示すように、温度ドリフト量VDT
は、電極間距離tが増大するにつれて、2mm付近まで
は急減し、2mm付近で漸減し始め、それより大きい範
囲では漸減する特性を有している。したがって、電極間
距離tを2mm(所定値)以上の範囲に設定すること
で、温度ドリフト量VDTを効果的に抑制できることが
わかる。本実施形態のエアレーションセンサ4の電極間
距離tは、この観点および後述するもう1つの観点から
3mmに設定されている。なお、ここではデータは示さ
ないが、電極面積Sの変化は、温度ドリフト量VDTに
対して影響を与えないことが実験により実証されてお
り、それゆえ、温度ドリフト量VDTを抑制する観点か
らは、電極間距離tのみを考慮すればよい。
【0026】図7は、エアレーションセンサ4の電極間
距離tを1mm,1、5mm,3mmとし、オイル温度
T(単位℃)を変化させながら静電容量アンプ5の出力
V(単位V)を測定した測定結果の一例を示している。
同図に示すように、オイル温度Tが100℃以下の範囲
では、静電容量アンプ5の各出力Vは7ボルト付近で安
定しており、オイル温度Tの変化の影響をほとんど受け
ていないことがわかる。また、100℃よりも大きい範
囲では、本実施形態の電極間距離t=3mmの場合の出
力Vは、7ボルト付近で安定しており、オイル温度Tの
変化の影響をほとんど受けていないのに対して、その他
の電極間距離tのときの出力Vは、電極間距離tが小さ
いものほど、オイル温度Tが上昇するにつれてより大き
く低下しており、オイル温度Tの変化の影響をより大き
く受けていることがわかる。以上のように、本実施形態
の静電容量アンプ5の出力Vは、オイル温度Tの変化に
よる温度ドリフトが小さく、かつオイル温度Tに対して
直線に近い状態で変化していることから、検出精度の点
で優れていることがわかる。
【0027】次に、図8は、新品オイルおよび劣化オイ
ルのオイル温度Tを変化させながら静電容量アンプ5の
出力Vを測定した場合の測定結果の一例を示している。
ここで、劣化オイルとは、酸化オイル、破断ポリマ、金
属間の摩耗生成物およびエンジンの燃焼生成物などをオ
イル中に含むものをいう。同図に点線で示す新品オイル
100%の測定データと、実線で示す劣化オイル100
%の測定データとを比較すると、劣化オイルの出力V
は、オイル温度Tにかかわらず新品オイルよりも小さく
なっており、このことから、劣化オイル中の含有物など
による劣化オイルの物性の変化により、静電容量Cの値
が小さくなることがわかる。以下、オイル温度T=T1
のときにおける新品オイル100%の測定データの出力
Vと、劣化オイル100%の測定データの出力Vとの差
の絶対値を劣化ドリフト量VDD(ドリフト量)とい
う。
【0028】図9は、エアレーションセンサ4の電極間
距離tを変化させた場合における劣化ドリフト量VDD
の測定結果の一例を示している。同図に示すように、劣
化ドリフト量VDDは、電極間距離tが増大するにつれ
て、これが3mm付近になるまでは漸減し、これ以上で
は漸増するとともに、t>5mmの範囲ではかなり大き
な値になる特性を有している。したがって、電極間距離
tを例えば1mm以上で5mm(第2所定値)以下の範
囲[1≦t≦5(mm)]内に設定することで、劣化ド
リフト量VDDを効果的に抑制できることがわかる。
【0029】したがって、この劣化ドリフト量VDDの
抑制と、前述した温度ドリフト量VDTの抑制とを両立
させる観点から、エアレーションセンサ4の電極間距離
tを、2≦t≦5(mm)の範囲内に設定することが好
ましく、本実施形態では、特に3mmとした。なお、こ
こではデータは示さないが、電極面積Sの変化は、劣化
ドリフト量VDDに対しても影響を与えないことが、実
験により実証されており、それゆえ、劣化ドリフト量V
DDを抑制する観点からも、電極間距離tのみを考慮す
ればよい。また、電極面積Sは、適正な静電容量アンプ
5の利得が得られるように設定すればよい。
【0030】次に、前述した温度補正回路6がオイル7
中のエア濃度AC(%)を求める算出方法について説明
する。温度補正回路6は、図10に示す温度補正テーブ
ルを備えている。この温度補正テーブルは、オイルパン
2に取り付けたエアレーションセンサ4を用い、オイル
100%およびエア100%のときのオイル温度Tに対
する静電容量アンプ5の出力Vをそれぞれ実際に測定し
た2つの測定データである。それゆえ、これらの測定デ
ータは、前述したオイル温度Tの変化に対する静電容量
アンプ5の出力Vの変化に加えて、温度ドリフト特性も
含んでいるので、これらの測定データを用いることで温
度ドリフト量も含む静電容量アンプ5の出力Vを実際の
オイル温度Tに応じて補正できる。それゆえ、静電容量
アンプ5の出力Vに対するオイル温度Tの影響を補償し
ながら、エア濃度ACを精度良く算出できる。
【0031】具体的には、エア濃度ACを算出する場
合、温度補正回路6は、温度補正テーブルを参照し、油
温センサ3で検出されたその時点でのオイル温度TXの
値に対する、エア100%およびオイル100%のとき
の静電容量アンプ5の出力VA,VBをそれぞれ算出す
る。そして、算出した出力値VA,VBと、その時点の
静電容量アンプ5の出力VXとから、下式(2)により
エア濃度ACを求める。すなわち、補間演算によりエア
濃度ACを求める。
【0032】 AC=[(VX−VB)/(VA−VB)]×100(%) …… (2)
【0033】以上により、温度補正回路6は、温度ドリ
フト量を含む静電容量アンプ5の出力Vを、実際のオイ
ル温度TXに応じて補正し、オイル7中のエア濃度AC
を算出する。さらに、算出したエア濃度ACを表す信号
を出力する。
【0034】以上詳述したように、本実施形態の気体濃
度検出装置1によれば、静電容量アンプ5が電極40
a,41a間の静電容量Cに応じた検出信号を出力し、
温度補正回路6が、この検出信号からオイル7中のエア
濃度ACを算出するので、エア濃度ACの変化に即応し
ながら、エア濃度ACをリアルタイムに検出することが
できる。
【0035】また、前述したように、静電容量アンプ5
の出力Vの温度ドリフト量VDTは、電極間距離tが2
mm以上のときに効果的に抑制される特性を有してい
る。本実施形態では、電極間距離tを3mmとしたの
で、オイル温度Tの変化に対する出力Vの温度ドリフト
量VDTを効果的に抑制することができ、オイル温度T
が大きく変化するような場合でも、気体濃度ACを精度
良く検出することができる。
【0036】さらに、前述したように、静電容量アンプ
5の出力V劣化ドリフト量VDDは、電極間距離tが1
≦t≦5(mm)の範囲内に設定されるときに、効果的
に抑制される特性を有している。本実施形態では、電極
間距離tを3mmとしたので、オイル7の劣化に対する
出力Vの劣化ドリフト量VDDを効果的に抑制すること
ができるとともに、上記温度ドリフト量VDTの抑制と
を両立させることができる。それゆえ、気体濃度ACを
さらに精度良く検出することができる。
【0037】また、温度補正回路6が、温度ドリフト量
を含む静電容量アンプ5の出力Vを、実際のオイル温度
Tに応じて補正し、エア濃度ACを算出することから、
エア濃度ACの検出信号に対するオイル温度Tの変化の
影響を、さらに効果的に低減することができ、気体濃度
ACの検出精度をより高めることができる。
【0038】次に、本発明の第2実施形態に係る気体濃
度検出装置について説明する。本実施形態の気体濃度検
出装置は、前述した第1実施形態の気体濃度検出装置1
と比べて、図11に示すエアレーションセンサ4のみが
異なっており、その他の構成は同じである。以下、本実
施形態のエアレーションセンサ4について説明する。同
図に示すように、エアレーションセンサ4は、円板状の
ベース42と、このベース42に設けられた1対の板状
の電極部43,43とを備えている。ベース42は例え
ばステンレスで構成されており、1対の電極部43,4
3は、ベース42の一方の面上に互いに対向するように
対称に配置されている。各電極部43は、その対向面に
配置された電極43aと、その反対の面側を覆うカバー
43bと、電極43aとカバー43bの間を電気的に絶
縁する絶縁材43cと、電極43aに接続されたリード
線43dとを備えている。2つの電極43a,43a
は、例えばコーティングを施した銅合金板(またはステ
ンレス板)でそれぞれ構成され、電極43a,43a間
の距離は、前述した第1実施形態と同じ3mmに設定さ
れている。また、絶縁材43cは合成樹脂で構成されて
おり、カバー43bは例えばステンレスで構成されてい
る。さらに、リード線43dは、その表面に絶縁処理が
施されており、ベース42を表裏方向に貫通している。
【0039】以上のように構成されたエアレーションセ
ンサ4を備える本実施形態の気体濃度検出装置によれ
ば、前述した第1実施形態の気体濃度検出装置1と同様
の効果を得ることができる。
【0040】なお、前述した各実施形態においては、気
体濃度検出装置1により自動車用エンジンの潤滑系のオ
イルパン2内のオイル7中のエア濃度を検出する例につ
いて説明したが、エア濃度を検出する対象はこれに限ら
ず、自動車用エンジンの作動系でも良く、さらには、他
の産業分野の機械のオイル系でもよく、オイル自身を対
象としてもよい。また、検出する気体濃度は、オイル中
のエア濃度に限らず、例えばオイル中の炭酸ガス濃度な
どでもよく、オイル中の気体濃度であればよい。さら
に、油温センサ3およびエアレーションセンサ4をオイ
ルパン2に取り付けた例について説明したが、両センサ
の取付箇所はオイルパンに限らず、オイル経路でもよ
い。また、油温センサの検出結果に応じた温度補正に加
えて、オイル経路中に油圧センサを設け、この油圧セン
サが検出した油圧に応じて静電容量アンプ5の出力を補
正するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明のオイルの気体濃
度検出装置によれば、オイルの温度にかかわらず、また
オイルが劣化した場合においても、オイル中の気体濃度
を精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るオイルの気体濃度
検出装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】気体濃度検出装置のエアレーションセンサの概
略構成を示す(a)側面図と(b)分解斜視図である。
【図3】図2のエアレーションセンサの動作を説明する
ための説明図である。
【図4】オイル温度Tと静電容量アンプの出力Vとの関
係を示す図である。
【図5】オイル温度Tと静電容量アンプの出力Vとの関
係を示し、(a)温度ドリフトの小さい場合と(b)温
度ドリフトの大きい場合を示す図である。
【図6】電極間距離tと温度ドリフト量VDTとの関係
を示す図である。
【図7】エアレーションセンサの電極間距離tを3種類
に変更した場合のオイル温度Tと静電容量アンプの出力
Vとの測定結果を示す図である。
【図8】オイルの劣化によるドリフトが生じた場合のオ
イル温度Tと静電容量アンプの出力Vとの関係を示す図
である。
【図9】電極間距離tと劣化ドリフト量VDDとの関係
を示す図である。
【図10】静電容量アンプの出力Vとオイル温度Tから
エア濃度ACを算出するのに用いる温度補正テーブルで
ある。
【図11】本発明の第2実施形態に係るオイルの気体濃
度検出装置のエアレーションセンサの概略構成を示す
(a)斜視図と(b)側断面図である。
【符号の説明】
1 気体濃度検出装置 3 油温センサ(油温検出手段) 4 エアレーションセンサ 6 温度補正回路(補正手段) 40a 電極 41a 電極 43a 電極 5 静電容量アンプ(気体濃度検出手段) 7 オイル AC エア濃度(気体濃度) t 電極間の距離 T オイルの温度 V 出力(検出信号) VDD 劣化ドリフト量(ドリフト量) VDT 温度ドリフト量(ドリフト量)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 克紀 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 大田 信行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 唐崎 百谷王 東京都豊島区南大塚3丁目34番6号 株式 会社フォトニクス内 Fターム(参考) 2G060 AA17 AB04 AB05 AE19 AF03 AF11 AG03 BA09 BB07 BD02 HA02 HC13 HC26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向するように所定距離、離れた
    状態でオイル中に配置された複数の電極と、 これらの複数の電極間の静電容量に応じた前記オイル中
    の気体濃度を表す検出信号を出力する気体濃度検出手段
    と、を備え、 前記複数の電極間の前記所定距離は、前記オイルの温度
    変化に対する前記気体濃度検出手段の前記検出信号のド
    リフト量が前記複数の電極間の距離が増大するにつれて
    漸減し始めるような所定値以上の範囲内に設定されてい
    ることを特徴とするオイルの気体濃度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルの温度を検出する油温検出手
    段と、この油温検出手段により検出された前記オイルの
    温度に応じて、前記気体濃度検出手段の前記検出信号を
    補正する補正手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項1に記載のオイルの気体濃度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の電極間の前記所定距離は、前
    記オイルの劣化に対する前記気体濃度検出手段の前記検
    出信号のドリフト量の特性に応じて決定される、前記所
    定値より大きい第2所定値以下の範囲内に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のオイルの
    気体濃度検出装置。
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