JP2001041173A - 液冷媒ポンプ並びにそれを備えた氷蓄熱式空調システム - Google Patents

液冷媒ポンプ並びにそれを備えた氷蓄熱式空調システム

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JP2001041173A JP11218383A JP21838399A JP2001041173A JP 2001041173 A JP2001041173 A JP 2001041173A JP 11218383 A JP11218383 A JP 11218383A JP 21838399 A JP21838399 A JP 21838399A JP 2001041173 A JP2001041173 A JP 2001041173A
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Hirochika Kametani
裕敬 亀谷
Tadahiko Nogami
忠彦 野上
Kenji Heiko
賢二 平工
Hiroyuki Sadamori
博之 貞森
Toshihiko Fukushima
敏彦 福島
Kenji Togusa
健治 戸草
Toshiyuki Hojo
俊幸 北條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】氷蓄熱式空調システム用の液冷媒ポンプを密閉
形で実現する。 【解決手段】ポンプ部11の上部にモータ部12を配置
し、ポンプ部を通る液冷媒の一部を分岐しモータ部に至
る流路を形成する。さらに、モータ部上部から復路配管
6に繋がる短絡配管7を備える。分岐する流量は、モー
タ巻線が液に沈まぬよう、また、モータ冷却が十分なよ
うに、調整弁31により液面を調整し自動制御する。モ
ータ部における冷媒の気化ならびにモータギャップの通
過により、モータの発熱を吸収した冷媒ガスは、室内を
冷房し蓄熱槽へ戻る冷媒が流れる復路配管6に合流し、
循環利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は氷蓄熱式空調システ
ムにおいて、貯えた氷との熱交換により冷却されて液化
した冷媒を加圧供給するポンプに係わり、特に信頼性の
高い密閉形液冷媒ポンプを実現するに好適なモータを内
蔵した液冷媒ポンプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】夏季における電力使用量の平準化や省エ
ネルギを目的に、夜間電力で氷蓄熱槽内部を冷却し氷を
貯え、昼間にその蓄熱を利用し、室内を冷房する氷蓄熱
式空調システムが実用化しつつある。特開平6−241582
号公報にその一例が示されているように、氷蓄熱式空調
システムにおいては、冷媒を送る手段として、気体状態
の冷媒を圧縮機で循環させるよりも、液化した状態の冷
媒を液体用のポンプで送る方が効率的である。また、冷
媒サイクルは配管や熱交換器,ポンプなどまでを含めて
外気との出入りがない密閉形とすることが、冷媒の散逸
や大気中の水分進入などを避けるために好ましい構造で
あり、機械の信頼性が高まる。
【0003】しかし、従来の液冷媒ポンプはモータまで
もポンプと一体化し、チャンバに収納した密閉形は一般
的でなく、外部のモータで回転軸シール付きのポンプを
駆動するものや、キャンドモータにより駆動されるもの
が大部分であった。これらの駆動方法では構造の大型
化,軸シールなどからの冷媒の漏れ,モータ効率の低下
などの欠点があり、液冷媒ポンプとして課題が残るもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例においては
液冷媒用のポンプの構造については触れておらず、液冷
媒ポンプを信頼性の高い密閉形として実現する方法につ
いては不明である。
【0005】密閉形冷媒ポンプと似た構造の流体機械に
密閉形圧縮機があり、冷凍空調分野に広く用いられてい
る。しかし、圧縮機は吸入から吐出までの全行程で冷媒
が気相であるのに対し、液冷媒ポンプでは液相である。
この違いはモータの冷却に関して大きな違いとなる。モ
ータは自己のエネルギ損失のため発熱し、冷却が不足す
ると高温となり巻線の絶縁破壊などの障害を発生する。
密閉形圧縮機においては、冷媒が気体状態であるため
に、冷媒の流れの中にモータを配置する構造とすること
により、気相の冷媒でモータを冷却することができる。
【0006】しかし、冷媒が液相状態にある時はこの方
法が次の理由により使用できない。第1に氷蓄熱式の冷
媒サイクルにおいては液冷媒の過冷却度が小さく、モー
タとの熱交換により、気化しやすいことである。ポンプ
内部での冷媒の気化は体積が大きく膨張するため、単位
時間当たり一定体積を送る原理のポンプでは供給質量を
低下し好ましくない。第2に液冷媒に含まれる僅かな不
純物により、冷媒は気相状態よりも電気絶縁性が低下
し、モータ巻線や電力供給配線での漏電や短絡が懸念さ
れることである。したがって、モータを一体化した密閉
形液冷媒ポンプにおけるモータの冷却は従来の密閉形圧
縮機と同様の方法が使えないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の不具合に
鑑みなされたものであり、その目的はモータ部の冷却を
確実に実施することにより、密閉形で信頼性の高い液冷
媒ポンプを実現し、また、そのポンプを効率よく活用で
きる氷蓄熱式空調システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に以下に示す第1の手段を用いる。
【0009】液冷媒ポンプの一部をなすモータ部とポン
プ部の位置関係は、モータ部がポンプ部よりも上部にな
るようにする。ポンプ部は液冷媒を吸入し加圧した後に
吐出する主たる目的があるため、その内部に液冷媒を流
す主流路を形成する。本発明のひとつの特徴として、そ
の主流路から流量の一部を分岐させる自己冷却流路を備
える。この自己冷却流路は上方に伸びてモータ部の下端
に至らせる。また、本液冷媒ポンプの全体を圧力容器で
あるチャンバに収納するが、モータ部を収納しているチ
ャンバの壁面を貫通し、液冷媒ポンプ外部に至る短絡口
を備えておく。
【0010】また、以下に示す第2の手段を加えること
により、上記目的の達成がより容易に達成できる。上記
第1の手段における自己冷却流路にモータ部に分岐する
液冷媒流量を自動制御する機能を持たせる。この機能
は、流量が過剰となりモータ巻線が液冷媒に沈むことを
防止すると共に、モータ冷却に十分な流量を確保する機
能である。
【0011】その自動制御機能の具体的手段として、次
の第3の手段を用いることにより上記目的の達成がより
簡単となる。分岐した液冷媒は前記モータ部に下から入
るが、モータ部の底に溜まった液冷媒の量すなわち液面
高さを一定の範囲に維持する機能を有する弁を備える。
この弁は液面が高過ぎると閉まって液冷媒の流入を制限
し、液面が低くすぎると開いて液冷媒の流入量を増やす
ことにより前記機能を実現する。
【0012】上記手段による液冷媒ポンプを氷蓄熱式空
調システムに用いる場合に次のように配管系を構成する
ことにより、液冷媒ポンプの性能を十分に活用し、高い
信頼性を確保することができる。
【0013】液冷媒ポンプを、氷蓄熱槽の下流側で、か
つ、冷房する室内の熱交換器よりも上流側である主たる
冷媒配管の途中に備え、該液冷媒ポンプの前記短絡口か
ら続く冷媒配管は、前記室内の熱交換器よりも下流側
で、かつ、氷蓄熱槽よりも上流側で、主たる冷媒配管に
合流させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発
明の第1の実施の形態である液冷媒ポンプならびにそれ
を用いた氷蓄熱式空調システムの構成と動作を説明す
る。図1は本実施の形態における氷蓄熱式空調システム
の配管系統を模式化した図である。図2は本発明に係わ
る、液冷媒ポンプの構造の断面模式図である。図3は図
2に示した液冷媒ポンプの内部に備える液面制御弁の一
例の模式図である。
【0015】図1に示す氷蓄熱式空調システムは貯えた
氷による室内冷房時に動作している冷媒系統のみを抽出
したものである。したがって、蓄熱製氷時や暖房運転時
などに動作する屋外設置の熱交換器や圧縮機やそれらに
係わる配管や弁は省略した。
【0016】液冷媒ポンプ1に対し、主蓄熱槽2と副蓄
熱槽3を経て連なる冷却配管4を吸入口21に、室内熱
交換器8に連なる往路配管5を吐出口21に接続する。
往路配管5終端に連なる室内熱交換器8の上流側に膨張
弁10を備える。室内熱交換器8はファン9による室内
空気の送風手段を有する。室内熱交換器8の下流に復路
配管6が連なり、先の主蓄熱槽2の冷却配管4に連続
し、循環流路をなす。また、この循環流路に加えて、液
冷媒ポンプ1の短絡口28から復路配管6の途中への合
流に至る短絡配管7を備える。
【0017】主蓄熱槽2の位置は副蓄熱槽3や液冷媒ポ
ンプ1よりも高い位置に設置する。2つの蓄熱槽は水ま
たは水溶液である蓄熱剤で満たされ、そこに浸けられた
槽内熱交換器2a,3aを直列に経由して冷却配管4が
連通する。配管類は熱交換器を除いて断熱材で覆い、周
囲の外気との熱交換を防止する。副蓄熱槽3の蓄熱剤
は、その融点が主蓄熱槽2の蓄熱剤の融点よりも低くな
るように選択するのが望ましい。
【0018】図2に示す液冷媒ポンプは全体が耐圧容器
であるチャンバ13で覆われるが、その内部はポンプ部
11とモータ部12に大別できる。ポンプ部11はギア
ポンプやトロコイドポンプ,プランジャポンプなど原理
は問わないが、液体を十分な圧力かつ流量で供給する能
力を満足するものである。ポンプ部11を動作させる動
力は駆動軸16を回転することにより供給し、駆動軸1
6はポンプ部11内部の軸受で支持する。ポンプ部11
全体はチャンバ13に固定した上部隔壁14と下部隔壁
15に挟み固定する。ポンプ部11の吸入口23は下部
隔壁15を貫通して開けられ、下部空間22に連通す
る。下部空間22からチャンバ13を貫通し外部に連通
するポンプ入口21も設けておく。一方、ポンプ部11
の吐出口(図示せず)は外周空間24に面し、外周空間
24からチャンバ13を貫通し外部に連通するポンプ出
口25を設ける。
【0019】ポンプ部11の駆動軸16は片持ち構造
で、上部隔壁14を貫通して上方へ延長し、モータのロ
ータ17を固定する。モータのステータ18はチャンバ
13内壁に固定し、モータ巻線19への電力供給はチャ
ンバ13を貫通する耐圧絶縁端子(図示せず)を経由し
外部からなされる。モータ部12はチャンバ13内の上
部隔壁14で区切られた上部空間26内に位置する。ま
た、上部空間26からチャンバ13隔壁を貫通し外部に
連通する短絡出口28を設ける。
【0020】ポンプ部11や外周空間24と上部空間2
6とは上部隔壁14で仕切られ、駆動軸16の周囲も軸
シールする。外周空間24と上部空間26を連通するの
は、上部隔壁14を貫通して設ける調整弁31のみで、
この弁が自己冷却流路として作用する。調整弁31の構
造は図3(a),(b)に示すように、上部隔壁14に開
けた弁穴32に弁軸34を通し、その上部に浮き33
を、下部に弁体35を固定する。浮き33の液冷媒に対
する浮力と浮き33,弁軸34,弁体35を合計した質
量は自動弁として機能するに十分な値に設定する。その
結果、浮き33は液面27に追従して上下する。弁穴3
2は弁軸34の上下運動以外の動きを規制する形状とす
るが、弁軸34で全断面が塞がれないように、弁軸34
と接する支持部36と流路面積を確保する通路部37を
円周方向交互に配する。弁体35は最上点にある時、弁
穴32を完全に塞ぐ形状をなす。
【0021】次に本発明の液冷媒ポンプ1の動作につい
て説明する。
【0022】主に夏季昼間になされる蓄熱利用の冷房運
転では、液冷媒ポンプ1を圧力源として、図1に示す矢
印の向きに冷媒が循環する。ポンプ出口25から出た液
冷媒は往路配管5を通って室内に入り、膨張弁10を通
過する。ここで、減圧されるため、冷媒は気化し、断熱
膨張により温度が低下する。この状態で室内熱交換器8
を通過し室内空気と熱交換することにより、室内を冷房
し、同時に冷媒ガスの温度は上昇する。
【0023】冷媒ガスはさらに復路配管6を通って室外
に流れ、主蓄熱槽2に至る。冷媒は槽内熱交換器2aを
通りながら主蓄熱槽2に貯えた氷の融解熱により冷却さ
れ、液化する。主蓄熱槽2を出て、冷却配管4通渦中の
冷媒はほぼ全量が液相であるが、高低差により加圧され
る。液冷媒はさらに槽内温度の低い副蓄熱槽3で冷却さ
れ、高低差加圧と合わせて過冷却状態となる。過冷却状
態の液冷媒はポンプ入口21から液冷媒ポンプ1に吸い
込まれる。液体ポンプは一般的に吸込み流路において局
部的に圧力が低下し、キャビテーション等の障害を発生
する可能性を潜在している。本実施の形態においては、
高低差と副蓄熱槽3による冷却で過冷却の度合いを大き
くできるため、キャビテーションを抑制し、安定した運
転を期待できる。
【0024】液冷媒ポンプ1は外部から供給される電力
がモータ部12で回転動力となり、駆動軸16によりポ
ンプ部11を回転駆動する。
【0025】液冷媒ポンプ1内部に吸い込まれた冷媒は
下部空間22から吸入口23を通ってポンプ部11に入
り、加圧されて外周空間24に送られる。外周空間24
から出る流量の大部分はポンプ出口25から往路配管5
に送り出されるが、一部は調整弁31を経由して上部空
間26に入る。上部空間26の大部分は気相の冷媒ガス
で満たされるが、下に液相の冷媒があり、液面27は上
部空間26の低い位置にある。
【0026】上部空間26に入った液冷媒は気化するこ
とで、モータ部12の発熱を吸収,冷却する。その後、
冷媒ガスはモータのロータ17とステータ18の間をぬ
って上方に流れながら更にモータ各部の熱を奪い、短絡
出口28から外部に出る。そして短絡配管7を経て復路
配管6に合流する。
【0027】上部空間26内の液面27が過剰に高い
と、調整弁31の浮き33が上昇し、弁体35が弁穴3
2を塞いで流量を抑制する。すると、液冷媒の気化量が
供給量を上まわり、液面27は低下する。逆に、液面2
7が低い場合には浮き33が下降し、弁穴を大きく開け
るため流量が増す。すると、液冷媒の供給量が気化量を
上まわり、液面27は上昇する。このような働きにより
液面27はほぼ一定の高さに自動制御される。
【0028】上部空間26に常に液冷媒があることによ
って、モータ発熱による温度上昇があっても、冷媒の蒸
発量も増加し、すみやかに冷却される。したがって、運
転時の十分な冷却能力を確保するとともに、異常時の発
熱をも防止できる。また、液面高さ27はモータ巻線1
9の下端よりも低い位置に設定する。したがって、モー
タ巻線19が液冷媒に浸ることはなく、漏電を防止でき
る。
【0029】本実施の形態によれば、液冷媒ポンプを密
閉形で単純な構造で構成し、特別な材料や加工方法を用
いることなく、高い性能と信頼性を容易に実現すること
ができる。
【0030】次に、図4を用いて、本発明の第2の実施
の形態である液冷媒ポンプの構成と動作を説明する。図
4は本実施の形態による、液冷媒ポンプの構造の一実施
例の断面模式図である。なお、空調システムの配管構成
など第1の実施の形態と共通する構造,作用,効果など
についての説明は省略する。
【0031】液冷媒ポンプ1のチャンバはポンプチャン
バ51とモータチャンバ52に分割構造とし、それぞれ
にフランジ53,54を設けて、断熱材質製のパッキン
55を間にはさんで結合する。駆動軸も同様にポンプ軸
56とモータ軸57に分割し、磁力による非接触式の軸
継手58を介してトルク伝達する。モータ軸57はモー
タチャンバ52内側に固定した支柱によって支える上下
の軸受59により軸支する。支柱は冷媒ガスの流れを妨
げないよう十分なすきまを確保する。ポンプチャンバ5
1の外側は配管類と同様に断熱材60で覆う。
【0032】本実施の形態は第1の実施の形態と同様に
動作するが、モータ部12によるポンプ部11への回転
伝達が軸継手58を介してなされることのみが異なる。
【0033】本実施の形態によれば、モータ部とポンプ
部を熱的に分離し、熱伝導しにくいためモータの発熱は
ポンプ部に伝導しにくい。また、ポンプ部を断熱材で覆
ったことから、外気からの熱の進入も防止できる。した
がって、ポンプ内部での液冷媒の温度上昇を抑制し、空
調システムとしての冷房能力を低下させないのに加え、
冷媒がポンプ部11内部で気化する可能性を排除でき
る。ポンプ部内部での冷媒の気化は前述したようにポン
プ性能を著しく低下させるため、回避する必要がある。
また、回転伝達は磁力による軸継手を介することから、
ポンプ部の異常による過剰トルクが発生した場合に、軸
継手がトルクリミッタとして動作し、モータ部を保護す
る働きも合わせもち、安全性が高い。
【0034】
【発明の効果】本発明により、密閉形液冷媒ポンプの中
のモータ部を効率的かつ確実に冷却し、高効率で信頼性
の高い液冷媒ポンプを実現することができる。また、こ
の液冷媒ポンプを適用することにより、エネルギ効率と
信頼性の高い氷蓄熱式空調システムを提供することがで
きる。
【0035】詳しくは、液冷媒ポンプを密閉形としたこ
とで重要となるモータの冷却を液冷媒の蒸発潜熱を利用
し確実に実行できる。同時に、過剰な液冷媒供給を防止
し、モータ巻線が液冷媒に沈み漏電するなどの障害を発
生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる氷蓄熱式空調システムの一実施
例である構成図。
【図2】図1に係わる液冷媒ポンプの構造の一実施例で
ある断面模式図。
【図3】本発明に係わる調整弁の構造の一実施例である
断面模式図。
【図4】図3に係わる液冷媒ポンプの構造の第2の実施
例である断面模式図。
【符号の説明】
1…液冷媒ポンプ、2…主蓄熱槽、2a…槽内熱交換
器、3…副蓄熱槽、3a…槽内熱交換器、4…冷却配
管、5…往路配管、6…復路配管、7…短絡配管、8…
室内熱交換器、9…ファン、11…ポンプ部、12…モ
ータ部、13…チャンバ、14…上部隔壁、15…下部
隔壁、16…短絡、17…ロータ、18…ステータ、1
9…モータ巻線、21…ポンプ入口、22…下部空間、
23…吸入口、24…外周空間、25…ポンプ出口、2
6…上部空間、27…冷媒液面、28…短絡出口、31
…調整弁、32…弁流路、33…浮き、34…弁軸、3
5…弁体、36…弁の支持部、37…弁の通路部、51
…ポンプケーシング、52…モータケーシング、53,
54…フランジ、55…パッキン、56…ポンプ軸、5
7…モータ軸、58…軸継手、59…軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平工 賢二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 貞森 博之 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 福島 敏彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 戸草 健治 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 北條 俊幸 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 Fターム(参考) 3H071 AA15 BB01 CC11 CC47 DD22 DD27 DD74 DD89

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を加圧供給する機能を有するポンプ部
    と、該ポンプ部を駆動するモータ部と、それらの間で動
    力を伝達する駆動軸と、以上の構成要素を内部に収納す
    るチャンバを備えた液冷媒ポンプにおいて、前記モータ
    部は前記ポンプ部よりも上部に位置し、該ポンプ部を経
    由することにより、加圧供給される液冷媒の主たる流路
    から流量の一部が分岐し、前記モータ部に至る自己冷却
    流路を備え、該モータ部を覆うチャンバ壁面を貫通し、
    該液冷媒ポンプ外部に至る短絡口を備えたことを特徴と
    する液冷媒ポンプ。
  2. 【請求項2】請求項1における液冷媒ポンプにおいて、
    前記自己冷却流路はモータ部に分岐する液冷媒流量を自
    動制御し、モータ巻線が液冷媒に沈む程度の供給過多を
    防止し、同時に、モータ冷却に十分な冷媒流量を確保す
    る機能を備えたことを特徴とする液冷媒ポンプ。
  3. 【請求項3】請求項2における液冷媒ポンプにおいて、
    前記自己冷却流路に備える液冷媒流量の自動制御手段と
    して、前記モータ部の下部に溜められる液冷媒の液面高
    さを一定の範囲に維持する機能を有する開閉弁を備えた
    ことを特徴とする液冷媒ポンプ。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項に記載にお
    ける液冷媒ポンプを、氷蓄熱槽の下流側で、かつ、冷房
    する室内の熱交換器よりも上流側である主たる冷媒配管
    の途中に備え、該液冷媒ポンプの前記短絡口から続く冷
    媒配管は、前記室内の熱交換器よりも下流側で、かつ、
    氷蓄熱槽よりも上流側で、主たる冷媒配管に合流する配
    管系を有することを特徴とする液冷媒ポンプを備えた氷
    蓄熱式空調システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056471A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Hitachi Ltd 液冷媒用電動ポンプ
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CN111711322B (zh) * 2020-05-25 2021-09-10 江苏大学 一种双轮毂电机及其控制器的智能冷却系统与控制方法

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