JP2001040575A - 親水性ポリオレフィン繊維およびその繊維組成物 - Google Patents

親水性ポリオレフィン繊維およびその繊維組成物

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Hiroshi Yanai
宏 谷内
Tomofumi Tanaka
智文 田中
Shuji Hori
修二 掘
Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
Yosuke Takai
庸輔 高井
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Daiwabo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた親水性をもつポリオレフィン繊維及び
その繊維組成物を容易な作業工程で得る。 【解決手段】 微量な過酸化水素を溶解した過酸化水素
水のオゾンを吹き込みんだオゾン添加過酸化水素水中に
ポリオレフィン繊維を浸漬することによりポリオレフィ
ン繊維の表面にカルボニル基、カルボキシル基、ヒドロ
キシル基の酸素原子を含む親水性基が生じ、ポリオレフ
ィン繊維を親水性化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸水性化ポリオレ
フィン繊維に関する。本来疎水性であるポリオレフィン
繊維を浸水性化して各種用途に使用する技術は従来から
様々な方法が知られている。ポリオレフィン繊維は強力
で良好な耐酸化性、耐アルカリ性であることからアルカ
リ電池セパレータの構成素材、セメント補強用繊維、工
業用フィルタとして広く使用されている。また医療用
品、生理用品、衛生用品等の身の回り品の用途もある。
これらは必要に応じて親水性化されている。
【0002】
【従来の技術】その方法は例えば電池セパレータの場
合、特開昭63−34849号公報ではポリオレフィン
にエチレン−ビニルアルコール共重合体を用いている。
また特開昭64−57568号、特開平1−13204
3号、特開平1−132044号及びEPC公開031
6916A2号各公報ではポリエチレン繊維、ポリプロ
ピレン繊維をスルホン化処理する方法が開示されてい
る。またセメント補強用繊維としては特開平6−248
506号公報に繊維中に炭酸カルシウムの微粉末を練り
込み、カルシウムイオンと反応して不溶化するリン酸エ
ステルを繊維処理剤として用いる方法が記されている。
その他医療用途、衛生材料用途では特開昭54−163
136号、特開平2−57253号各公報に界面活性
剤、親水化剤を使用する方法が記されている。
【0003】さらに別の方法としてオゾンを使用する親
水性化の方法もある。特開平7−90783号公報及び
特開平8−109228号公報にはポリオレフィン繊維
をオゾン気流中に暴露して繊維の表面をオゾン分子と接
触させ、酸化反応を主とする改質処理を施した後紫外線
照射によりビニル化合物をグラフト重合させて方法や、
さらにこれにアミド基を有する化合物をグラフト重合し
てアミド基をホフマン転移させる方法によるポリオレフ
ィン繊維の改質方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記スルホン化処理は
その装置が大掛かりになること、処理後に残留する処理
薬品や副生成物を除去するための洗浄工程が必要であ
り、また、洗浄水の廃水処理など、極めて大がかりな設
備投資と設置場所が必要で、処理コストが高いものとな
り作業工程性がよくないことの欠点がある。セメント補
強用のリン酸エステルの繊維練り込みは強力の低下があ
ること、界面活性剤、親水化剤の使用は工程中の脱落、
繊維風合いの変化等の問題点がありいずれも改良が望ま
れている。本発明はより効率のよい方法でポリオレフィ
ンの化学構造中に親水性基を導入し上記従来技術の問題
点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】すなわち本発明は、繊維表面
が、オゾン添加過酸化水素水で酸化処理されたことを特
徴とする親水性ポリオレフィン繊維である。
【0006】また上記ポリオレフィン繊維は、繊維表面
を形成するポリオレフィン樹脂の少なくとも1つの樹脂
の一部または全部が、メタアクリル酸カリウム塩など
の、炭素数6以下で、3級以上の炭素を持つ、不飽和も
しくは飽和のアルキルカルボン酸のカリウム塩および/
またはナトリウム塩を0.5〜10重量%含むポリオレ
フィン繊維であることが好ましい。このようなポリオレ
フィン繊維は特にその用途が電池セパレータに適してい
る。
【0007】また上記ポリオレフィン繊維は、繊維を構
成する熱可塑性樹脂がポリプロピレンであり、破断強度
が7.1cN/dTex以上である上記の親水性ポリオ
レフィン繊維であることが好ましい。このようなポリオ
レフィン繊維は特にその用途がセメント補強用繊維に適
している。
【0008】また上記親水性ポリオレフィン繊維はコロ
ナ放電処理をされていることも好ましい態様である。
【0009】さらに上記親水性ポリオレフィン繊維はオ
ゾンを含む気体処理をされていることも好ましい態様で
ある。またはオゾン処理されていることが請求項1〜4
記載の。
【0010】また本発明は繊維表面が、オゾン添加過酸
化水素水で酸化処理されたことを特徴とする親水性ポリ
オレフィン繊維繊維を少なくとも10重量%含むことを
特徴とする親水性繊維組成物である。
【0011】また本発明は、ポリオレフィン繊維を少な
くとも80重量%含む繊維組成物が、オゾン添加過酸化
水素水で酸化処理して浸水性化されたことを特徴とする
親水性繊維組成物である。
【0012】上記繊維組成物は紙もしくは不織布である
ことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の態様】本発明に使用するポリオレフィン
繊維はポリ−4メチルペンテン−1、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリブテン−1、エチレンー酢酸ビニー
ル共重合体の鹸化物、プロピレンやエチレンの共重合体
およびエチレンと不飽和カルボン酸、さらにそのエステ
ルとの共重合体などのポリオレフィンから選ばれた1も
しくは2以上のポリオレフィンからなるポリオレフィン
繊維が好ましい。これら共重合体は10重量%未満のア
クリル酸又はメタクリル酸やそのエステルとのエチレン
共重合体等も使用できる。
【0014】ポリオレフィン繊維の用途が電池セパレー
タであるときは、上記ポリオレフィンにメタクリル酸カ
リウム塩などの炭素数6以下のアルキル基からなるアル
キルカルボン酸塩を練り込むことが好ましい。
【0015】このアルキルカルボン酸塩は、繊維の製造
工程、紙や不織布の製造工程では繊維から離脱しにくい
ことが必要であり、繊維の樹脂に内包されているもの
は、そのアルキル基が樹脂から抜け出にくい立体的な障
害を持つ立体構造をとっているものがよく、そのような
アルキル基は少なくとも3級以上の炭素を有する必要が
あり、より好ましくは3級以上の炭素が2重結合を有し
ているものがよい。または4級炭素であることが好まし
い。このような炭素をもつアルキルカルボン酸塩とし
て、メタクリル酸やターシャリーブチルカルボン酸が好
ましいが、入手の容易さと価格の点でメタクリル酸塩が
最も好ましい。また、上記アルキルカルボン酸塩は、親
水性を繊維に付与する点と、電池の電解液が水酸化カリ
ウム液であるの点で、最も電離度が大きいカリウム塩が
最適であるが、ナトリウム塩も容認できる。
【0016】上記ポリオレフィン繊維の構成は、単一繊
維、異なる二成分以上のポリマーを組み合わせた芯鞘型
複合繊維、背腹型複合繊維、分割処理によって極細繊維
を発生する各樹脂が複数個に区分され、区分された各樹
脂の間に界面が存在する繊維断面を持つ分割性複合繊維
等やさらに繊維断面が中空や円形以外の異型の既知の繊
維構造をとることができる。
【0017】本発明の繊維形状は公知のものと変わら
ず、1〜50mmの長さの短カット繊維、ステープル繊
維、マルチフィラメント、モノフィラメント、紡績糸お
よびこれらの繊維から発生した分割した極細繊維やフィ
ブリル化繊維等である。また繊維組成物とは、紙、不織
布、織物、編み物、フェルトなどを言う。紙または不織
布とは、抄紙法によって得られた紙およびこれらをスパ
ンレース加工した紙、ステープル繊維をローラーカード
などの手法で機械的な開繊手法で開繊後、繊維を相互に
絡ますスパンレース加工、熱接着性繊維を用いて熱接着
する熱接着加工および、エチレンービニルアルコール共
重合体を含む湿熱接着性繊維を用いて湿熱接着する湿熱
接着加工などにより、構成繊維を一体化させている繊維
集合物を言う。
【0018】繊度は基本的には3デシテックス(以下d
texと略記する)以下であり、主構成繊維は2dte
x以下が好ましい。また用途が電池セパレータの場合は
分割処理すると0.5dtex未満となる分割性繊維が
含まれることが親水性や保水性向上の点で好ましく、粘
度が高い電解液を使用する場合は、5〜10dtexの
繊維を混綿使用することも、電解液の充填上好ましい。
【0019】上記ポリオレフィン繊維を親水性化するた
め、本発明はオゾン添加過酸化水素水を使用する。オゾ
ン水発生装置に過酸化水素水溶液を添加し、ポリオレフ
ィン繊維を浸漬し繊維表面を処理したところ、過剰のオ
ゾンと少量の過酸化水素で繊維表面が酸化され著しく親
水化されたポリオレフィン繊維を得ることができた。
【0020】これはオゾン添加過酸化水素水によつて繊
維表面を酸化処理して、繊維表面にカルボキシル基、カ
ルボニル基及びヒドロキシル基などの酸素原子を含む親
水性基を多量に生じさせ、ポリオレフィン繊維に親水性
を付与するのである。また別の効果として繊維表面が清
浄化されているので、電池セパレーターなどの不純物を
嫌う用途にも都合良い。
【0021】繊維表面の酸化反応は、・OHラジカルに
よって酸化処理するものと思われる。・OHラジカルの
酸化ポテンシャルは2.8Vであり、弗素の3.1Vに
ついで高く、発生期の酸素の2.4V、オゾンの2.1
Vや過酸化水素の1.8Vよりもはるかに強い。このた
め、弗素を除く他の処理よりも、浸水性化処理で好結果
を得ることができるものである。
【0022】過酸化水素には、H22-HO2の間の平
衡反応があり、-HO2にオゾンO3が反応してHO2・ラ
ジカルを生じる。さらにHO2・ラジカルにオゾンO3
反応して目的の・OHラジカルを生じ、これが強力な酸
化剤として作用すると思われる。なお、オゾンが大過剰
にあると、・OHラジカルとオゾンO3が反応してHO2
・ラジカルに戻ってしまい、また、オゾンと反応して・
OHラジカルとなり、オゾンを消費してしまうので、最
適なオゾン濃度が存在するが、処理繊維量との兼ね合い
で、オゾン量は過剰にする必要がある。
【0023】オゾン量と過酸化水素の割合はポリオレフ
ィンの種類により異なるが、概略オゾン量と過酸化水素
の重量比は、500:1〜3:1が好ましく、200:
1〜10:1がより好ましいという知見を得た。たとえ
ば、ポリオレフィン紙がエチレン−ビニルアルコール共
重合体とポリプロピレンよりなる分割性繊維から発生す
る極細繊維、ポリプロピレン繊維及びポリプロピレンを
芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする鞘芯型熱接着
複合繊維の3種類のポリオレフィン繊維で構成されてい
る場合は、オゾン量と過酸化水素の重量比が60:1〜
5が効率がよいことを知った。繊維量とオゾン量の比お
よび繊維の種類などで、上記のオゾン量と過酸化水素の
最適な重量比は変化し、また、反応時間(処理時間)も
変化する。
【0024】また、酸化反応時に過酸化水素を解離し易
くするために、アルカリの添加も好ましい。さらに、オ
ゾン添加過酸化水素酸化処理後に、コロナ放電処理やオ
ゾン処理を行なうのも好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明の親水性ポリオレフィン繊維は、
ポリオレフィンの分子に親水性基結合しているので油剤
や界面活性剤を付着させたポリオレフィン繊維と違い表
面の親水性剤が脱落することがないから、湿式抄紙にあ
たり繊維の親水性が変わらず分散性が極めて良好であ
る。また、セメント製品補強用の繊維や濾過布も良好な
親水性のため同様な好結果となる。
【0026】また電池セパレーターに使用すれば、充電
式の2次電池に主として用いられ、充電時電池セパレー
ターに含浸している電解液は50℃程に温度上昇する
が、この充電の繰り返しによって本発明のアルキルカル
ボン酸塩を含有するポリオレフィン繊維から、徐々にア
ルキルカルボン酸塩が繊維から滲み出して、繊維の親水
性を向上させるので、電解液に対する保液性が向上し
て、ドライアウト現象の緩和に寄与するので都合が良
い。
【0027】
【実施例】[実施例1、比較例1] ポリオレフィン繊維の準備 東燃化学(株)製の融点が163℃、230℃でのメル
トフローレート(MFR)30g/10分のポリプロピ
レンと日本合成化学(株)製のEVOHソアノールKを
用いて分割型の複合繊維を紡糸した。また、芯成分とし
て東燃化学(株)製の融点が162℃、230℃でのM
FR10g/10分のポリプロピレンを、鞘成分として
三菱化学(株)製の融点136℃、190℃でのメルト
インデックス(MI)20g/10分、密度0.94の
ポリエチレンを用いて鞘芯型熱接着複合繊維を紡糸し
た。さらに東燃化学(株)製の融点が163℃、230
℃でのMFR10g/10分の高結晶性ポリプロピレン
を溶融紡糸し、温水中または熱風雰囲気中で延伸して2
〜3dtexの延伸糸とし、5mmに切断して抄紙用短
カット繊維を作成した。
【0028】上記の各繊維を、分割型繊維50重量%、
鞘芯型熱接着複合繊維を30重量%、ポリプロピレン繊
維を20重量%の割りで混合して、60g/m2の紙を
抄紙機で抄紙した。この紙を80Kg/cm2の圧力水
でスバンレース加工して、分割性繊維を0.5dtex
の極細繊維化すると共に極細繊維を絡ませて強固な紙と
した。この紙を、過酸化水素50ppmを添加した30
0mLの水にオゾンを1g/時間の割りで吹き込んでい
るオゾン添加過酸化水素水に、3時間浸して酸化処理を
行い80℃の熱風で乾燥したものに、スポイドで水を滴
下したところ、水滴はできず、紙にしみ込んでしまっ
た。なお、未処理の紙は、同様の試験をしたところ何時
までも水滴が紙にしみ込むことはなかった。
【0029】[実施例2、比較例2] ポリオレフィン繊維の準備 芯成分として東燃化学(株)製の融点が162℃、23
0℃でのMFR10g/10分のポリプロピレンを、鞘
成分として三菱化学(株)製の融点136℃、190℃
でのメルトインデックス(MI)20g/10分、密度
0.94のポリエチレンとする鞘芯型熱接着複合繊維を
紡糸した。次に東燃化学(株)製の融点が163℃、2
30℃でのMFR10g/10分の高結晶性ポリプロピ
レンのポリプロピレン単一繊維を紡糸した。次に三井石
油化学(株)製の融点240℃、290℃でのMFR1
20g/10分のポリメチルペンテンと東燃化学(株)
製の高結晶性で融点163℃、230℃でのMFR 2
0g/10分のポリプロピレンからなる分割型複合繊維
を溶融紡糸し、温水中または熱風雰囲気中で延伸して2
〜3dtexの延伸糸とした。上記3種の繊維を、5m
mに切断して抄紙用短カット繊維を作成した。上記のポ
リオレフィン短カット繊維を、分割型繊維50重量%、
鞘芯型熱接着複合繊維を30重量%、ポリプロピレン繊
維20重量%の割りで混合して、60g/m2の紙を抄
紙機で抄紙した。この紙を80Kg/cm2の圧力水で
スパンレース加工して、分割性繊維を0.5dtexの
極細繊維化すると共に極細繊維を絡ませて強固な紙とし
た。この紙を、過酸化水素50ppmを添加した300
mLの水にオゾンを1g/時間の割りで吹き込んでいる
水に、3時間浸して酸化処理を行い80℃の熱風で乾燥
したものに、スポイドで水を滴下したところ、水滴はで
きず、紙にしみ込んでしまった。なお、未処理の紙は、
同様の試験をしたところ何時までも水滴が紙にしみ込む
ことはなかった。
フロントページの続き (72)発明者 山本 博之 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 (72)発明者 高井 庸輔 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 Fターム(参考) 4L031 AA13 AB01 AB34 BA08 CA02 CB06 CB09 DA08 4L047 AA14 AA27 AA28 AB02 AB10 BA09 BA21 BA22 BB09 CB07 CC03 CC04 CC05 CC12 CC13 4L055 AF16 AF17 AF44 AF47 BE20 EA04 EA07 EA29 EA30 EA32 FA11 GA50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維表面が、オゾン添加過酸化水素水で
    酸化処理されたことを特徴とする親水性ポリオレフィン
    繊維。
  2. 【請求項2】 繊維表面を形成するポリオレフィン樹脂
    の少なくとも1つの樹脂の一部または全部が、炭素数6
    以下で、3級以上の炭素を持つ、不飽和もしくは飽和の
    アルキルカルボン酸のカリウム塩および/またはナトリ
    ウム塩を0.5〜10重量%含む請求項1又は2記載の
    親水性ポリオレフィン繊維。
  3. 【請求項3】 繊維を構成する熱可塑性樹脂がポリプロ
    ピレンであり、破断強度が7.1cN/dtex以上で
    ある、請求項1記載の親水性ポリオレフィン繊維。
  4. 【請求項4】 コロナ放電処理されている請求項1〜3
    記載の親水性ポリオレフィン繊維。
  5. 【請求項5】 オゾンを含む気体で処理されている請求
    項1〜3記載の親水性ポリオレフィン繊維。
  6. 【請求項6】 繊維表面が、オゾン添加過酸化水素水で
    酸化処理されたことを特徴とする親水性ポリオレフィン
    繊維繊維を少なくとも10重量%含むことを特徴とする
    親水性繊維組成物。
  7. 【請求項7】 ポリオレフィン繊維を少なくとも80重
    量%含む繊維組成物が、オゾン添加過酸化水素水で酸化
    処理して親水性化されたことを特徴とする親水性繊維組
    成物。
  8. 【請求項8】 繊維組成物は紙もしくは不織布である請
    求項6又は7記載の親水性繊維組成物。
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