JP2001039263A - 乗員保護装置用制御装置 - Google Patents

乗員保護装置用制御装置

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JP2001039263A
JP2001039263A JP11214062A JP21406299A JP2001039263A JP 2001039263 A JP2001039263 A JP 2001039263A JP 11214062 A JP11214062 A JP 11214062A JP 21406299 A JP21406299 A JP 21406299A JP 2001039263 A JP2001039263 A JP 2001039263A
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Hiromichi Fujishima
広道 藤島
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源線を利用して電流通信を行うエアバッグ
装置用制御装置において電源回路を保護する。 【解決手段】 車両中央に設けた中央装置と車両前部に
設けたサテライト装置との間で電源線の電流を増減させ
て電流通信を行う。中央装置の電源回路の定電流回路が
電流制限機能を有し、また、電流カット回路を設けてマ
イコンの制御により電流供給を遮断する。電源線の噛み
込み等による短絡等によって供給電流が過大になり、最
大電流である状態が第1設定時間t1 以上継続すれば定
電流回路は供給電流を制限電流に減少させ、供給電流が
過大となる原因が消滅することを待つ。電流減少開始
後、第2設定時間t2 経過しても供給電流が正常に戻ら
なければマイコンの制御により電流カット回路が電流供
給を遮断する。第1設定時間t 1 経過時に直ちに電流供
給を遮断してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗員保護装置用制御
装置に関するものであり、特に、電源回路の保護に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】乗員保護装置は車両の衝突時に乗員を保
護する装置であり、例えば、前突用エアバッグ装置,側
突用エアバッグ装置,頭部保護エアバッグ装置,プリテ
ンショナ付シートベルト装置,自動ドアロック解除装置
等がこれに該当する。これらは制御装置により制御さ
れ、車両に一定以上の衝撃が加えられたとき、乗員を保
護すべく作動させられる。制御装置の中には、例えば、
特開平11−53677号公報に記載されているよう
に、車両中央に設けられた中央装置と、車両前部に設け
られたサテライト装置と、それら中央装置とサテライト
装置との間で通信を行う通信装置とを含むものがある。
サテライト装置は衝撃を検知する衝撃センサを備えてお
り、衝撃に関する情報がサテライト装置から中央装置へ
通信装置により伝達される。上記公報に記載の制御装置
においては、サテライト装置から中央装置への通信が、
中央装置に設けられた電源回路からサテライト装置への
電流の供給を利用して行われるようになっている。通信
時には、中央装置の電源回路からサテライト装置の電源
回路へ電流を供給する電源線を、サテライト装置におい
て抵抗器を介してアースさせ、供給電流が、サテライト
装置の作動に必要な電流より大きくされる。この電流の
増減が中央装置において検知され、サテライト装置から
の情報が受信される。このように電源線を利用して通信
を行えば、中央装置とサテライト装置とを接続する線が
少なくて済む。
【0003】また、上記公報に記載の制御装置において
は、電源カット回路が設けられ、中央装置内の電圧が低
下したり、サテライト装置の電源回路の出力電圧が設定
値よりもハイ側またはロー側に外れている場合に、中央
装置からサテライト装置への電流供給を遮断するように
されている。このような場合には通信が正常に行われな
い恐れがあるため、電源がカットされるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】この電源カット回路を利用すれば、例えば、車両衝
突時に電源線が2部材の間にかみ込まれて短絡したり、
サテライト装置の故障等によって電源線に過大な電流が
流れたとき、サテライト装置への電流供給を遮断するこ
とにより、電源回路が過熱により故障することを回避
し、電源回路を保護することができる。電流過大を検出
し、電源カット回路に電流供給を遮断させるのである。
電流過大は、例えば、電源回路の温度上昇を検出するこ
とにより検出し得る。例えば、熱検知素子を電源回路近
傍に設け、熱検知素子の出力が設定値を超えたか否かの
判定を行って電流過大を検出するのである。しかしなが
ら、熱検知素子の出力がノイズにより一瞬でも設定値を
超えれば電流過大とされ、電流供給を遮断しなくてもよ
いのに遮断される事態が生ずる。電源回路の温度はま
た、供給電流の検出値に基づいてコンピュータによる演
算によって推定することもできる。しかしながら、演算
値に対するノイズの影響を少なくするためには演算量が
多くなり、コンピュータの演算負荷が過大になる。
【0005】本発明は、以上の事情を背景とし、電源線
を利用して中央装置とサテライト装置との間の通信を行
う乗員保護装置用制御装置であって、過大電流の発生に
基づく電源回路の保護を正確に、かつコンピュータの演
算負荷少なく行うことができる乗員保護装置用制御装置
を提供することを課題としてなされたものであり、本発
明によって、下記各態様の乗員保護装置用制御装置が得
られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に
番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式
で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易に
するためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそ
れらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定される
と解釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事
項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒
に採用しなければならないわけではなく、一部の事項の
みを取り出して採用することも可能である。 (1)電源回路を備え、車両の衝突時に乗員を保護する
乗員保護装置を制御する中央装置と、衝撃を検知する衝
撃センサを備え、前記中央装置から離れた位置に設けら
れたサテライト装置と、前記中央装置の前記電源回路か
ら電源線を経て前記サテライト装置へ供給される電流を
増減させることによって、中央装置とサテライト装置と
の間の電流通信を行う通信装置と、前記電源線に設定電
流以上の電流が流れる状態が設定時間以上継続した場合
に前記電源回路から電源線への電流供給を抑制する電流
供給抑制装置とを含む乗員保護装置用制御装置(請求項
1)。衝撃センサは、例えば、衝撃の大きさ自体を表す
値や段階的に設定されたレベルによって出力するセンサ
でもよく、あるいは乗員保護装置を作動させることが必
要なほどの衝撃が加えられたか否かを表す信号を出力す
るスイッチでもよい。衝撃センサは、例えば、車体の前
後方向の減速度を検出する減速度センサにより構成され
るが、前者の場合、減速度センサの検出値がそのままあ
るいは複数段階のレベルに分けて出力され、後者の場
合、減速度が設定値以上である場合と設定値より小さい
場合とで異なる信号が出力される。電流供給の抑制は、
電流供給の遮断でもよく、供給電流を設定電流より小さ
い値に制限する減少でもよい。電源線の電流が設定電流
以上の状態は、電源線の電流が設定電流と同じである状
態でもよく、あるいは設定電流を越える状態でもよい。
例えば、電源線に過大な電流が流れるとき、供給電流の
上限を抑えるとともに、上限値、すなわち最大値を設定
電流とすれば、電源線の電流が設定電流以上の状態は、
電源線の電流が設定電流と同じである状態となる。上限
を抑えても、設定電流を上限値より小さく設定すれば、
電源線の電流が設定電流以上の状態は、電源線の電流が
設定電流を越える状態となる。電源線の噛み込みやサテ
ライト装置の故障等により、電源線に過大な電流が流れ
れば、電源線の電流が設定電流以上の状態が設定時間以
上継続し、電流供給が抑制されて電源回路の過熱による
故障が回避される。それに対し、電源線の電流が設定電
流以上であるとされる状態がノイズにより生じても、そ
の状態は一瞬であり、設定時間継続しないため、電流供
給が抑制されることはない。電源線の電流が設定電流以
上の状態が設定時間以上継続することを待つことにより
ノイズの影響が排除されるのであり、供給電流が実際に
は設定電流以上ではないにもかかわらず、電流供給が抑
制されることはなく、過大電流の発生が正確に検出さ
れ、電源回路が保護される。また、ノイズの影響を排除
するために多大な演算を行わなくて済む。 (2)前記電流供給抑制装置が、前記電源線の電流が設
定電流以上の状態が前記設定時間としての第1設定時間
以上継続した場合に、電源線への供給電流を、前記設定
電流よりは小さく、前記サテライト装置の作動に要する
電流よりは大きい制限電流まで減少させる作用状態とな
り、電源線の電流が制限電流より小さくなった場合に、
非作用状態に復帰する電流減少装置を含む (1)項に記載
の乗員保護装置用制御装置。第1設定時間は、ノイズに
よる過大電流の継続時間よりは長く、例えばマイクロ秒
単位の長さに設定される。本態様によれば、何らかの原
因で、電源線の電流が設定電流以上の状態が第1設定時
間以上継続した場合には、電源線への供給電流が制限電
流まで減少させられる。それによって、電源回路の過熱
を遅らせつつ、電源線の電流が設定電流以上の状態とな
る原因が消滅するのを待つことができる。電源線の電流
が設定電流以上の状態となる原因が消滅すれば、電源線
の電流がサテライト装置の作動に要する電流、あるいは
電流通信の実行状態まで低下する。電流減少装置が、そ
の電流の低下により自然に非作用状態に復帰するもので
ある場合には、電流減少装置の非作用状態への復帰のた
めに、電源線の電流が設定電流以上の状態となる原因の
消滅を検出する必要はない。しかし、一旦作用状態にな
れば、自然には非作用状態に復帰しないものである場合
には、電流が設定電流以上の状態となる原因の消滅を検
出し、それに基づいて電流減少装置を非作用状態に復帰
させることが必要である。電流が設定電流以上の状態と
なる原因の消滅を検出する装置の一例は、電源線の電流
がサテライト装置の作動に要する電流あるいは電流通信
の実行状態まで低下した事実を検出する装置である。本
項に記載の乗員保護装置用制御装置においては、電流減
少装置が一旦作用状態になっても、電源線の電流が設定
電流以上の状態となる原因が消滅すれば、非作用状態に
復帰する。したがって、電源線の電流が一旦設定電流以
上となる状態が第1設定時間以上継続することがあって
も、電源線の電流が設定電流以上にならない状態に戻れ
ば、サテライト装置への電流供給およびサテライト装置
と中央装置との電流通信が通常状態に復帰し、乗員保護
装置用制御装置が乗員保護装置を制御可能な状態とな
る。 (3)前記電流供給抑制装置が、前記電流減少装置の作
用状態が第2設定時間経過した場合に、前記電源回路か
ら前記電源線への電流の供給を遮断する電流遮断装置を
含む (2)項に記載の乗員保護装置用制御装置(請求項
2)。電源線の電流が設定電流以上の状態となる原因が
消滅することを第2設定時間待っても消滅せず、電源線
の電流が制限電流より小さくならなければ、電流の供給
が遮断される。それにより、供給電流が過大である状態
が続いて電源回路が故障することが回避される。電源線
の電流が設定電流以上の状態となる原因が消滅すること
を待つために、第2設定時間は、電源回路の過熱による
故障を回避し得る範囲で、できるだけ長い時間に設定す
ることが望ましく、第1設定時間より長く、例えば、秒
単位で設定される。 (4)前記電流供給抑制装置が、前記設定時間の経過時
に前記電源回路から前記電源線への電流の供給を遮断す
る電流遮断装置を含む (1)項に記載の乗員保護装置用制
御装置(請求項3)。本態様においては、電源線の電流
が設定電流より小さくなることを待つことなく、電流供
給が遮断される。 (5)当該乗員保護装置用制御装置が、前記電源線に前
記設定電流以上の電流が流れる状態が前記設定時間以上
継続したことを検出する過大電流供給継続検出装置を含
む (1)項ないし (4)項のいずれか1つに記載の乗員保護
装置用制御装置。 (6)前記過大電流供給継続検出装置が、前記電源線の
電流を検出する電流検出器と、その電流検出器による検
出電流が前記設定電流以上である状態の継続時間を計測
する計時装置とを含み、計時装置による計測時間が前記
設定時間に達した場合に前記電流供給抑制装置が前記電
源回路から電源線への電流供給を抑制する (5)項に記載
の乗員保護装置用制御装置(請求項4)。電流通信は、
サテライト装置への供給電流の増減によって行われるた
め、その供給電流の増減を検出する電流検出器を利用す
れば、容易にかつ安価に過大な電流の供給を検出するこ
とができる。ただし、不可欠ではなく、通信用とは別の
電流検出器を設けることも可能である。 (7)前記過大電流供給継続検出装置が、前記電源回路
の温度が設定温度以上に上昇したことを検出する温度上
昇検出装置を含む (5)項に記載の乗員保護装置用制御装
置(請求項5)。供給電流が増大すれば、電源回路の温
度も増大することから、設定温度を設定して過大電流の
供給を検出することができる。温度上昇検出装置は、例
えば、計時装置を含み、電源回路の温度が設定温度以上
の状態が設定時間以上継続したことにより、過大電流の
供給継続を検出する装置としてもよく、あるいは、温度
上昇検出装置を、電源回路の温度上昇を平滑化して検出
する位置に設けてもよい。温度上昇検出装置を電源回路
から距離を隔てて設ければ、電源回路の温度上昇を平滑
化して検出することができ、ノイズにより電源回路自体
の温度が瞬間的に上昇しても温度上昇検出装置はそれを
検出しないようにできるのである。また、温度上昇検出
装置の出力を平滑化するフィルタ等の平滑回路を設け、
電源線の電流が設定電流以上の状態が設定時間以上継続
したことを検出するようにしてもよい。いずれにして
も、温度上昇検出装置は、電源回路の電流が設定電流以
上である状態が設定時間以上継続したことを検出するた
め、ノイズ等に起因する電流供給の抑制を回避しつつ、
必要な場合には確実に電流供給を抑制することができ
る。 (8)前記温度上昇検出装置が、前記電源回路の近傍に
配設され、温度上昇に伴って電気的特性が変化する特性
変化素子を含む (7)項に記載の乗員保護装置用制御装
置。特性変化素子には、例えば、温度によって抵抗値が
変化する半導体がある。 (9)前記特性変化素子が、温度の上昇に伴って順方向
電圧が降下するダイオードである (8)項に記載の乗員保
護装置用制御装置。 (10)前記過大電流供給継続検出装置が、前記電源線
の電流を検出する電流検出器と、その電流検出器の出力
信号を平滑化する平滑回路とを含み、平滑回路の出力が
設定値以上になった場合に前記電流供給抑制装置が前記
電源回路から電源線への電流供給を抑制する (5)項に記
載の乗員保護装置用制御装置(請求項6)。平滑回路
は、例えば、出力信号の高周波成分を除去するアナログ
のローパスフィルタにより構成される。平滑回路を用い
て電流検出器の出力を平滑化することにより、ノイズを
除去し、電源線の電流が設定電流以上の状態が生じて
も、その状態が設定時間以上継続しない限り、電流供給
抑制装置が作動させられないようにすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をエアバッグ装置用
制御装置に適用した場合を例に取り、図面に基づいて詳
細に説明する。図1に、乗員保護装置たるエアバッグ装
置10およびエアバッグ装置用制御装置12を概略的に
示す。エアバッグ装置用制御装置12は、中央装置1
4,サテライト装置16,通信装置18,電流検出器2
0および電流供給抑制装置22を含む。
【0007】中央装置14は、フロアトンネル上であっ
て、車両のほぼ中央に設けられ、電源回路26,マイク
ロコンピュータ28(以下、マイコン28と略称す
る),点火回路30およびGセンサ32を含む。電源回
路26には、電源としてのバッテリ34から電流が供給
される。電流は、イグニッションスイッチ36が運転者
によってON,OFFされることにより電源回路26に
供給され、あるいは供給が遮断される。電源回路26の
電流により、マイコン28,点火回路30,Gセンサ3
2が作動させられる。
【0008】Gセンサ32は衝撃センサの一種であり、
衝撃の大きさを車両の減速度により検出する。マイコン
28は、Gセンサ32の検出値およびサテライト装置1
6において検出される衝撃に基づいて点火回路30を制
御し、エアバッグ装置10を作動させる。前記エアバッ
グ装置10は、エアバッグ40およびインフレータ42
を備え、インフレータ42は、点火装置43およびガス
発生剤を備えている。点火回路30は、エアバッグ40
を膨張させるための点火を行う回路であり、マイコン2
8が点火回路30にエアバッグ40の膨張を指令すれ
ば、点火装置43に通電し、点火させる。それによりガ
ス発生剤に点火され、ガスが発生してエアバッグ40に
供給され、エアバッグ40が膨張させられて車両の衝突
時に乗員が保護される。また、マイコン28のROMに
は、図3にフローチャートで表す電源回路保護ルーチン
が記憶されている。
【0009】通信装置18は、電流検知回路44,送信
回路46および受信回路48を含む。電流検知回路44
および受信回路48は中央装置14と共に設けられ、送
信回路46はサテライト装置16と共に設けられてお
り、通信装置18は中央装置14とサテライト装置16
との間の電流通信を行う。受信回路48が送信回路46
から受信した信号は、マイコン28に供給される。
【0010】電流検出器20は、過大電流検知回路50
を含み、中央装置14と共に設けられており、出力信号
をマイコン28に供給する。電流供給抑制装置22は保
護回路52を含み、中央装置14と共に設けられてい
る。保護回路52はマイコン28により制御され、後述
するように、電源回路26の電流が過大なとき、サテラ
イト装置16への電流供給を遮断して電源回路26を保
護する。
【0011】サテライト装置16は、本実施形態におい
ては2つ設けられ、中央装置14に対して、車両前部で
あって、左右のサイドフレームにそれぞれ設けられてい
る。中央装置14とサテライト装置16とは離れて設け
られているのであり、各サテライト装置16は、電源回
路56,マイクロコンピュータ58(以下、マイコン5
8と略称する),衝撃センサたるGセンサ60を含み、
電源線62および接地線64によって中央装置14に電
気的に接続されている。なお、通信装置18,電流検出
器20,電流供給抑制装置22および電源回路26は、
2つのサテライト装置16の各々について設けられてい
るが、図1には、一方のサテライト装置16、その一方
のサテライト装置16について設けられた通信装置18
等、ならびにマイコン28およびエアバッグ装置10が
図示されている。
【0012】電源回路26には、電源線62により、前
記電源回路26から電流が供給され、マイコン58およ
びGセンサ60は電源回路56の電流により作動する。
Gセンサ60は、本実施形態においては減速度センサに
より構成されており、車両の衝突時にサテライト装置1
6に加えられる衝撃を減速度により検知する。前記通信
装置18の送信回路46は、マイコン58により制御さ
れる。
【0013】電源回路26,電流検出器20,電流供給
抑制装置22,受信回路48,送信回路46を図2に基
づいて詳細に説明する。送信回路46は、スイッチング
素子68を備えている。スイッチング素子68は、例え
ば、電界効果トランジスタによって構成されており、ス
イッチング動作により、中央装置14から電源線62に
よって供給される電流の入力部を接地線64により断続
的に短絡させ、サテライト装置16に供給される電流を
増大させる。スイッチング素子68が導通状態になる
と、サテライト装置16への供給電流は通常より増大
し、遮断状態になると通常の大きさに戻る。通常の供給
電流は、例えば、サテライト装置16の作動に要する電
流である。この電流を作動電流と称し、電流通信のため
に増大させられた電流を通信実行電流と称する。
【0014】この供給電流の増減が電流検知回路44お
よび受信回路48によって検知され、サテライト装置1
6からの情報が受信される。受信回路48は、比較回路
74および反転回路76を含み、比較回路74には、ミ
ラー回路78からの電流に基づく電圧が入力され、基準
電圧たる通信検知電圧と比較される。ミラー回路78
は、電流検知回路44の電流を、電源線62に供給され
る電流に対して一定の比率にするものであり、比較回路
74への入力電圧は供給電流に1対1に対応している。
このミラー回路78により電流を比較回路74に入力さ
せる部分が電流検知回路44を構成している。通信検知
電圧は、バッテリ34から供給される電流を一定の大き
さに制限する定電流回路80および抵抗82によって決
まる。通信検知電圧は、電流通信の実行を検知するため
の通信検知電流に対応している。通信検知電流は、作動
電流より大きく、通信実行電流より小さい。
【0015】比較回路74は、通信検知電圧と入力電圧
とを比較し、その出力は反転回路76により反転されて
出力端子84からマイコン28へ出力される。供給電流
が通信検知電流より大きく、入力電圧が通信検知電圧よ
り大きければ、ロー信号が出力され、通信検知電圧以下
であればハイ信号が出力される。出力端子84からの信
号の変化により、マイコン28において電流通信の有無
がわかるとともに、サテライト装置16のGセンサ60
の検出値が伝達される。サテライト装置16のマイコン
58において、Gセンサ60の検出値に基づいてエアバ
ッグ装置10を作動させるほどの衝撃が加えられたか否
かを判定し、その判定結果をマイコン28に伝達するよ
うにしてもよい。
【0016】ミラー回路78からの電流はまた、分けら
れて、その電流により得られる電圧が出力端子86から
マイコン28へ出力される。マイコン28において、供
給電流の大きさがわかるようにされているのであり、電
流検知回路44の電流に基づく電圧をマイコン28へ出
力する部分が過大電流検知回路50を構成し、電流検知
回路44と共に電流検出器20を構成している。電流検
出器20は、通信装置18と電流検知回路44を共用し
ているのである。
【0017】電源回路26は、定電流回路96を有す
る。定電流回路96は、ミラー回路78より上流側に設
けられており、バッテリ34から出力端子100を経て
電源線62へ供給される電流に対して制限機能を備えて
いる。定電流回路96は、供給電流の上限を制限すると
ともに、供給電流が上限値、すなわち予め定められた最
大電流である状態が設定時間以上継続した場合に、供給
電流を最大電流より小さい制限電流まで減少させる機能
を有し、供給電流が最大電流以上の状態となる原因が消
滅し、電源線62の電流が制限電流より小さくなれば、
供給電流を制限電流に減少させない状態であって、電流
が過大に増大するのであれば、その上限を最大電流に制
限することとなる状態に自然に復帰する機能を有する。
最大電流が設定電流であり、通信実行電流より大きく、
供給電流が過大であることがわかり、長くは継続できな
いが、ノイズを除去する程度には継続し得る大きさに設
定されている。供給電流が過大でなく、正常な大きさで
あれば、供給電流は最大電流より小さい範囲で変化する
ため、定電流回路96は供給電流を制限せず、供給電流
が通信実行電流を越えて過大に増大するとき、最大電流
に制限する。また、制限電流は、本実施形態において
は、前記通信実行電流と同じ大きさとされており、最大
電流より小さく、サテライト装置16の作動に要する電
流より大きい。定電流回路96の供給電流を制限電流に
減少させる状態が、〔発明が解決しようとする課題,課
題解決手段および効果〕の (2)項に記載の作用状態であ
り、供給電流を減少させず、供給電流が過大に増大する
のであれば、その上限を最大電流に制限することとなる
状態が非作用状態である。
【0018】保護回路52は、電源回路26のミラー回
路78が設けられた部分の、電流供給方向において下流
側、すなわち電源線62側に設けられた電流カット回路
102を有する。電流カット回路102は、電源回路2
6から電源線62への電流の供給を遮断する回路であ
る。電流カット回路102は、例えば、電界効果トラン
ジスタによって構成されており、マイコン28の制御に
よって入力端子104の入力電圧が増大させられ、ゲー
ト電圧が増大させられることにより電流の供給を遮断す
る。
【0019】次に、作動を説明する。イグニッションス
イッチ36がONにされれば、中央装置14の電源回路
26に電流が供給されるとともに、電源線62によりサ
テライト装置16に電流が供給される。そして、衝突等
により車両に衝撃が加えられれば、マイコン58は送信
回路46を制御してGセンサ60の検出値をマイコン2
8へ伝達する。スイッチング素子68を導通状態と遮断
状態とに切り換え、図4に示すように、サテライト装置
16への供給電流を増減させるのである。供給電流の増
減は受信回路48により検知され、Gセンサ60の検出
値がマイコン28に伝達される。
【0020】車両に加えられた衝撃等により電源線62
の噛み込み等が生じ、短絡等が生ずれば、図4に示すよ
うに、供給電流が増大し、定電流回路96により最大電
流に制限される。供給電流が最大電流である状態が設定
時間である第1設定時間t1以上継続すれば、定電流回
路96は供給電流を制限電流まで減少させ、電源回路2
6の過熱を遅らせつつ、供給電流が過大となる原因が消
滅することを待つ。第1設定時間t1 は、ノイズによる
過大電流の継続時間より長く、例えばマイクロ秒単位の
長さに設定されている。そのため、供給電流が最大電流
に制限される状態がノイズによって生じたのであれば、
その状態が第1設定時間t1 以上継続することはなく、
定電流回路96は作用状態にならず、供給電流が制限電
流まで減少させられることはない。
【0021】マイコン28は、過大電流検知回路50か
らの出力に基づいて供給電流および定電流回路96の作
動を監視し、供給電流が制限電流まで減少させられる状
態が設定時間続けば電流供給の遮断を行う。以下、供給
電流が過大である場合のマイコン28の作動を図3を用
いて説明する。
【0022】マイコン28においては、電源投入と同時
に電源回路保護ルーチンが実行されており、ステップ1
(以下、S1と略記する。)においては、フラグがセッ
トされているか否かの判定が行われる。フラグはRAM
に設けられており、初期設定においてリセットされてい
る。そのため、S1の判定結果はNOになってS2が実
行され、供給電流が電流過大検知電流より大きいか否か
の判定が行われる。電流過大検知電流は、最大電流より
小さく、制限電流より大きく設定されており、供給電流
が電流過大検知電流より大きいか否かを検出することに
より、定電流回路96において供給電流が最大電流に制
限されて設定電流になっているか否かを検出する。マイ
コン28は過大電流検知回路50からの入力により、供
給電流の大きさがわかり、S2の判定はその入力に基づ
いて行われる。供給電流が電流過大検知電流以下であれ
ば、S2の判定結果はNOになり、ルーチンの実行は終
了する。
【0023】供給電流が電流過大検知電流より大きくな
れば、S2の判定結果がYESになってS3が実行さ
れ、供給電流が過大な状態が設定時間t1 ´続いたか否
かの判定が行われる。設定時間t1 ´は、前記第1設定
時間t1 より長く、第1設定時間t1 の経過を確実に検
出し得る長さに設定されている。設定時間t1 ´は、定
電流回路96の作動監視時間であると考えることができ
る。S3の判定結果は当初はNOであり、ルーチンの実
行は終了する。供給電流が電流過大検知電流以下になる
ことなく、設定時間t1 ´が経過すれば、S3の判定結
果はYESになってS4が実行され、フラグがセットさ
れる。供給電流が最大電流である状態が第1設定時間t
1 続き、定電流回路96により供給電流が減少させられ
ることが記憶されるのである。
【0024】次いでS5が実行され、供給電流が電流過
大解消検知電流以下になったか否か、すなわち供給電流
が、供給を遮断しなければならないほど過大ではなくな
ったか否かの判定が行われる。本実施形態においては、
電流過大解消検知電流は、前記制限電流より小さく、作
動電流より大きく設定されている。供給電流が電流過大
解消検知電流より大きければ、S5の判定結果はNOに
なってS6が実行され、第2設定時間t2 が経過したか
否かの判定が行われる。第2設定時間t2 は、供給電流
を制限電流に減少させて電源回路26の過熱による故障
を回避しつつ、供給電流が過大になる原因が消滅し、サ
テライト装置16に正常に電流が供給される状態に復帰
することを待つことができる時間であり、本実施形態で
は、秒単位で設定されている。S6により、供給電流が
実際には制限電流に制限されているが、制限しなければ
設定電流以上の電流が流れる状態が第2設定時間t2
上継続するか否かが判定されるのである。
【0025】第2設定時間t2 が経過する前に供給電流
が電流過大解消検知電流以下になれば、S5の判定結果
がYESになってS8が実行され、供給電流が電流過大
解消検知電流以下になった状態が第3設定時間t3 以上
継続したか否かの判定が行われる。第3設定時間t3
は、過大電流検知回路50等のノイズによる正常電流
(電流過大解消検知電流以下の電流)の検知時間より長
く設定されている。そのため、供給電流が過大になる原
因が消滅し、図4に二点鎖線で示すように、供給電流が
作動電流になり、実際に電流過大解消検知電流以下にな
ったのであれば、その状態が設定時間t3 時間以上継続
し、S8の判定結果がYESになってS9が実行され、
フラグがリセットされる。マイコン28は、供給電流が
過大であることに基づく処理を行わない状態に戻るので
ある。
【0026】供給電流がノイズによって電流過大解消検
知電流以下になったのであれば、その状態は第3設定時
間t3 以上継続せず、S8の判定結果がYESになる前
にS5の判定結果がNOになる。そして、第2設定時間
2 が経過するまで、S1,S5,S6が繰返し実行さ
れる。なお、一旦、供給電流が電流過大解消検知電流以
下になって第3設定時間t3 の計時が開始され、その
後、第3設定時間t3 が経過することなく、再び、供給
電流が電流過大解消検知電流より大きくなって第2設定
時間t2 の計時が行われる場合、第2設定時間t2 の計
時は、例えば、第3設定時間t3 の計時時に計時された
時間も含めて行われる。第3設定時間t3の計時が行わ
れる場合には、それまでの第2設定時間t2 の計時をリ
セットし、再度、S6が実行されるとき、第2設定時間
2 を計時し直してもよく、あるいは、S8において計
時された時間は除き、すなわち供給電流が電流過大解消
検知電流以下であるとされた時間は除き、S6において
は、供給電流が電流過大解消検知電流より大きい状態の
みの時間を計時するようにしてもよい。図4には、供給
電流が電流過大解消検知電流以下にならなかった場合あ
るいは供給電流が電流過大解消検知電流以下になった場
合の第2設定時間t2 の計時が、第3設定時間t3 の計
時時間も含めて為される場合の第2設定時間t2 が図示
されている。なお、第3設定時間t3 が経過する前にS
5の判定結果がNOになり、その後、再度、S5の判定
結果がYESになってS8が実行されるとき、第3設定
時間t3は0からカウントされる。
【0027】供給電流が電流過大解消検知電流以下にな
らない状態が第2設定時間t2 続けば、S6の判定結果
がYESになってS7が実行され、電源線62への電流
供給が遮断されるとともに、フラグがリセットされる。
マイコン28の制御により、電流カット回路102によ
って電流供給が遮断されるのである。本実施形態におい
ては、供給電流を減少させたるとともに、遮断すること
が供給電流の抑制である。
【0028】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、定電流回路96が電流減少装置を構成
し、電流カット回路102,マイコン28のS7を実行
する部分が電流遮断装置を構成し、これらが電流供給抑
制装置22を構成している。また、電流検出器20,マ
イコン28のS2,S3を実行する部分が、電流減少装
置の作動を監視する作動監視装置を構成している。定電
流回路96は、それ自体が供給電流の上限を最大電流に
制限する状態が第1設定時間t1 継続すれば、供給電流
を制限電流に減少させる機能を有する回路であって、外
部の過大電流供給継続検出装置を必要としない。
【0029】上記実施形態においては、供給電流が最大
電流である状態が第1設定時間t1以上続いたとき、供
給電流を減少させ、供給電流が制限電流より小さくなら
ない状態が第2設定時間t2 以上続いたときに供給を遮
断するようにされていたが、供給電流を減少させること
なく、直ちに供給を遮断するようにしてもよい。その例
を図5ないし図7に基づいて説明する。なお、上記実施
形態と同様の作用を為す構成要素には、同一の符号を付
して説明を省略する。
【0030】本実施形態のエアバッグ装置用制御装置1
10は、図5に一部を示すように、電源回路112が定
電流回路114を有する。この定電流回路114は供給
電流の上限を最大電流に制限する機能を有するが、最大
電流より小さい電流に減少させる機能は有さない。エア
バッグ装置用制御装置110はまた、過大電流供給継続
検出装置116を有する。過大電流供給継続検出装置1
16は、電流検出器119を有し、電流検出器119
は、過大電流検知回路118および電流検知回路44を
有する。過大電流検知回路118は、比較回路120,
反転回路122を含んでおり、比較回路120には、受
信回路48の比較回路74と同様に、ミラー回路78か
らの電流に基づく電圧が入力され、前記定電流回路80
と同様の定電流回路124および抵抗126によって決
まる基準電圧と比較される。この基準電圧は、本実施形
態では、前記実施形態の電流過大検知電流に対応する大
きさの電流過大検知電圧とされている。供給電流が電流
過大検知電流より大きく、入力電圧が電流過大検知電圧
より大きければロー信号が出力され、電流過大検知電圧
以下であればハイ信号が出力される。過大電流検知回路
118の信号は出力端子128からマイコン28へ出力
される。
【0031】マイコン28のROMには、図6にフロー
チャートで表す電源回路保護ルーチンが記憶されてお
り、電源の投入と同時に実行される。S21において
は、供給電流が電流過大検知電流より大きいか否かの判
定が行われる。この判定は、過大電流検知回路118か
らの信号に基づいて行われる。電源線62の噛み込み等
が生じて供給電流が増大し、電流過大検知電流より大き
くなれば、S21の判定結果がYESになってS22が
実行され、その状態が設定時間t以上継続したか否かの
判定が行われる。設定時間tは、ノイズによる過大電流
の継続時間より長く、例えば、マイクロ秒単位で設定さ
れている。供給電流が電流過大検知電流より大きい状態
が設定時間t以上続いたならば、S22の判定結果はY
ESになってS23が実行され、電源線62への電流供
給が遮断される。供給電流の変化を図7に示す。設定時
間tが経過するまで、供給電流は定電流回路114によ
り、電流過大検知電流より大きい最大電流に制限されて
いる。本実施形態においては、供給電流を遮断すること
が供給電流の抑制であり、電流過大検知電流が設定電流
であり、マイコン28のS22を実行する部分が計時装
置を構成し、電流検出器119と共に過大電流供給継続
検出装置116を構成している。過大電流供給継続検出
装置116は、通信装置18と電流検知回路44を共用
しているのである。また、電流カット回路102および
マイコン28のS23を実行する部分が電流遮断装置1
29を構成している。
【0032】上記各実施形態においては、電源線62の
電流が過大であることは、電源線62の電流の検出に基
づいて検出されていたが、供給電流が増大すれば、電源
回路の温度も増大するため、電源回路の温度の検出に基
づいて電流過大を検出してもよい。その例を図8ないし
図11に基づいて説明する。なお、上記各実施形態の構
成要素と同じ作用を成す構成要素には、同一の符号を付
して説明を省略する。
【0033】本実施形態のエアバッグ装置用制御装置1
30においては、図8に示すように、中央装置14の電
源回路134の近傍に温度上昇検知回路136が設けら
れている。なお、電源回路134は、図9に示すように
定電流回路138を有する。この定電流回路138は、
供給電流の増大時に、供給電流を最大電流に制限する機
能を有する。また、電源回路134は、マイコン28に
よって制御されることにより、電源線62への供給電流
を制限電流に減少させる機能を有する。電源回路134
は、マイコン28によって作用状態と非作用状態とに切
り換えられるのである。温度上昇検知回路136は、図
9に示すように、ダイオード140および差動増幅器1
42を含む。ダイオード140は、温度の上昇に伴って
順方向電圧が降下する特性を有する。ダイオード140
の順方向電圧降下量は差動増幅器142により取得され
てマイコン28へ出力される。例えば、温度が−40度
の場合、順方向電圧降下量は1.1ボルトであるが、8
5度に上昇すれば、0.7ボルトに減少する。
【0034】マイコン28のROMには、図10にフロ
ーチャートで表す電源回路保護ルーチンが記憶されてお
り、電源投入と同時に実行される。電源回路保護ルーチ
ンのS31においては、差動増幅器142の出力、すな
わちダイオード140の順方向電圧降下量が読み込まれ
る。次いでS32が実行され、マイコンのRAMに設け
られたフラグがセットされているか否かの判定が行われ
る。フラグは初期設定においてリセットされており、S
32の判定結果はNOになってS33が実行され、温度
n が第1設定温度Yth1 より大きいか否かの判定が行
われる。この判定は、本実施形態においては、S31に
おいて読み込んだダイオード140の順方向電圧降下量
が第1設定値より小さいか否かにより行われる。ダイオ
ード140の順方向電圧降下量は電源回路134の温度
に対応しているからであり、上記第1設定値は、第1設
定温度Yth1 に対応する値とされている。第1設定温度
th1 は、供給電流が前記電流過大検知電流である場合
における電源回路134の温度であり、S33において
は、供給電流が電流過大検知電流より大きいか否かの判
定が行われる。なお、差動増幅器142の出力に基づい
て電源回路134の温度を演算し、第1設定温度Yth1
と比較してもよい。例えば、S31においてダイオード
140の順方向電圧降下量を読み込んだ後、順方向電圧
降下量Xn に係数K0 をかけて電源回路の温度Yn を演
算し、第1設定温度Yth1 と比較するのである。S36
において説明する電源回路134の温度Yn と第2設定
温度Y th2 との比較時にも、差動増幅器142の出力に
基づく温度Yn の演算値と第2設定温度Yth2 とを比較
してもよい。
【0035】温度Yn が第1設定温度Yth1 より大きけ
ればS33の判定結果はYESになってS34が実行さ
れ、温度Yn が第1設定温度Yth1 を越える状態が第1
設定時間t1 以上継続したか否かの判定が行われる。第
1設定時間t1 は、ノイズによる電流過大の継続時間よ
り長く設定されている。温度Yn が第1設定温度Yth 1
を越える状態が第1設定時間t1 以上継続すれば、S3
4の判定結果がYESになってS35が実行され、供給
電流が制限電流に減少させられる。本実施形態において
は、電源回路134がマイコン28により制御されて供
給電流が減少させられる。また、フラグがセットされて
供給電流の減少が行われていることが記憶される。
【0036】次にS36が実行され、温度Yn が第2設
定温度Yth2 以下であるか否かの判定が行われる。第2
設定温度Yth2 は、供給電流が前記電流過大解消検知電
流である場合における電源回路134の温度であり、S
36においては、供給電流が過大ではなくなったか否か
の判定が行われる。S36の判定は、ダイオード140
の順方向電圧降下量が第2設定値以上であるか否かによ
り行われる。第2設定値は、第2設定温度Yth2 に対応
する値である。温度Yn が第2設定温度Yth2より大き
ければ、S36の判定結果がNOになってS37が実行
され、第2設定時間t2 が経過したか否かの判定が行わ
れる。第2設定時間t2 の計時は、図1ないし図4に示
す実施形態の電源回路保護ルーチンのS6について説明
したのと同様に行われる。供給電流の制限が開始された
後、温度Yn が第2設定温度Yth 2 以下にならない状態
がt2 時間継続すれば、S37の判定結果がYESにな
ってS38が実行され、マイコン28の制御により電流
カット回路(図示省略)が電流供給を遮断する。また、
フラグがリセットされる。
【0037】供給電流が過大となる原因が消滅し、第2
設定時間t2 が経過する前に供給電流が電流過大解消検
知電流以下になって、温度Yn が第2設定温度Yth2
下になり、その状態が第3設定時間t3 続けば、S39
の判定結果がYESになってS40が実行され、電源回
路134による供給電流の減少が解除されるとともに、
フラグがリセットされる。本実施形態においては電源回
路134が供給電流を減少させるが、マイコン28によ
って作用状態と非作用状態とに制御され、自然には非作
用状態に復帰しない。そのため、マイコン28は、供給
電流が電流過大解消検知電流以下である状態が設定時間
継続するか否かを検出し、供給電流が過大になる原因が
消滅したことを検出して、電源回路134を非作用状態
に復帰させるのである。供給電流の変化を図11に示
す。供給電流の変化は、図1ないし図4に示す実施形態
と同じであるが、供給電流が電流過大検知電流を越えて
から、制限電流に制限されるまでの時間が第1設定時間
1 として計時される点が異なっている。本実施形態に
おいては、第1設定温度Yth1 が設定温度であり、温度
上昇検知回路136,マイコン28のS33を実行する
部分が温度上昇検出装置を構成し、マイコン28のS3
4を実行する部分が計時装置を構成し、これらが過大電
流供給継続検出装置144を構成している。また、電源
回路134,マイコン28のS35を実行する部分が電
流減少装置を構成し、電流カット回路,マイコン28の
S38を実行する部分が電流遮断装置を構成し、これら
が電流供給抑制装置146を構成している。
【0038】このように過大電流供給継続検出装置を温
度上昇検出装置を含むものとする場合、電源回路の温度
が、電流過大検知電流に対応する温度より大きい状態が
第1設定時間以上継続したとき、供給電流を減少させる
ことなく、電流供給を遮断するようにしてもよい。ま
た、過大電流供給継続検出装置を温度上昇検出装置を含
むものとする場合、温度Yn が第1設定温度Yth1 より
大きい状態が第1設定時間t1 以上継続することを待つ
ことに代えて、あるいはそれと共に、フィルタリングを
行うことによりノイズを除去してもよい。例えば、S3
1においてダイオード140の順方向電圧降下量を読み
込んだ後、順方向電圧降下量Xn に係数K0 をかけて電
源回路の温度Yn を演算し、第1設定温度Yth1 と比較
するのであれば、例えば、電源回路の温度を演算する
際、今回読込みの順方向電圧降下量に基づく演算値Yn
と前回読込みの順方向電圧降下量に基づく演算値Yn-1
との平均値を求めることによりフィルタリングを行うの
である。温度Yn が第1設定温度Yth1 より大きい場
合、直ちに電流供給を遮断してもよく、制限電流に減少
させた後、供給電流が正常に戻らなければ遮断してもよ
い。さらに、供給電流を減少させる場合、図1ないし図
4に示す実施形態におけると同様に、定電流回路に供給
電流を制限電流まで減少させてもよい。この場合、マイ
コン28では、電源回路の温度に基づいて定電流回路に
より供給電流が最大電流に制限され、更に制限電流に制
限されているか否かを検出(監視)し、供給電流の制限
が第2設定時間t2 以上続いて行われたとき、電流供給
を遮断すればよい。
【0039】過大電流の供給継続は、電流検出器および
平滑回路を用いて検出してもよい。その例を図12ない
し図14に基づいて説明する。なお、上記各実施形態の
構成要素と同じ作用を成す構成要素には、同一の符号を
付して説明を省略する。本実施形態のエアバッグ装置用
制御装置150の過大電流供給継続検出装置152は、
電流検出器153と、平滑回路を構成するアナログフィ
ルタ154とを含む。電流検出器153は、電流検知回
路および過大電流検知回路を含む。これら電流検知回路
および過大電流検知回路は、回路図の図示は省略する
が、図1〜図4に示す実施形態の電流検出器20を構成
する電流検知回路44および過大電流検知回路50と同
様に構成されており、同じ符号を付して示す。また、本
実施形態の電源回路は、図5ないし図7に示す実施形態
の電源回路112と同様に構成されており、同じ符号を
付して示す。ミラー回路78からの電流に基づく電圧が
過大電流検知回路50の出力端子(図2に符号86で示
されている出力端子)から出力され、アナログフィルタ
154に入力される。アナログフィルタ154は、本実
施形態では、入力値の高周波成分を除去するローパスフ
ィルタであり、その出力はマイコン28に入力される。
【0040】アナログフィルタ154の出力は、図13
に電流で示すように、電源線62の噛み込み等の故障が
生じておらず、供給電流が過大でなければ、ほぼ一定の
値となるが、供給電流が過大になれば遅れて増大し、電
流過大検知電流を越える。マイコン28は、電源投入と
同時に図14にフローチャートで表す電源回路保護ルー
チンを実行し、S51においては、アナログフィルタ1
54の出力が読み込まれて電流過大検知電流より大きい
か否かの判定が行われ、供給電流が電流過大検知電流を
越えれば、供給電流が設定電流以上である状態が設定時
間以上継続したのであり、S51の判定結果はYESに
なってS52が実行され、電流カット回路を制御し、電
源線62への電流供給を遮断する。電流カット回路は、
図示は省略するが、図1ないし図4に示す実施形態の電
流カット回路102と同様に構成されている。本実施形
態においては、電流過大検知電流が設定電流であり、電
流カット回路およびマイコン28のS52を実行する部
分が電流遮断装置156を構成している。
【0041】供給電流をアナログフィルタによって平滑
化する場合、アナログフィルタの出力が電流過大検知電
流を越えたとき、供給電流を減少させ、供給電流が正常
に戻ることを待ち、正常に戻らない状態が第2設定時間
2 継続したとき、電流供給を遮断するようにしてもよ
い。供給電流の減少は、電源回路の定電流回路が行うよ
うにしてもよく、マイコンの制御により電源回路が行う
ようにしてもよい。
【0042】また、上記各実施形態においては、電源線
に設定電流以上の電流が流れる状態が設定時間以上継続
したとき、電流供給が遮断されるか、あるいは供給電流
が減少させられた後、電流供給が遮断されるようになっ
ていたが、供給電流を制限電流に減少させたままとして
もよい。制限電流を、その大きさで電流供給を続けても
電源回路に故障が生じない大きさに設定すればよく、こ
の場合には、供給電流の減少により電源回路保護の目的
を達し得、供給電流の減少が本発明における電流供給の
抑制に当たるのである。
【0043】また、供給電流の減少および遮断をマイコ
ンの制御により行う場合、電流検出器および計時装置を
含む過大電流供給継続検出装置により、供給電流が設定
電流以上の状態が第1設定時間継続したことを検出して
もよい。
【0044】さらに、過大電流供給継続検出装置は、マ
イクロコンピュータを用いることなく、専用の電子回路
により構成してもよい。例えば、過大電流供給継続検出
装置を電流検出器および計時装置を含むものとする場
合、電源線の電流を検出する回路および電源線の電流が
設定電流を越えることを検出する回路を含む電流検出器
に加えて、検出電流が設定電流を越える状態の継続時間
を計測する計時回路を設けて計時装置を構成するのであ
る。また、電流減少装置,電流遮断装置を、マイクロコ
ンピュータを用いることなく、専用の電子回路により構
成してもよい。
【0045】さらに、図1ないし図4および図8ないし
図11に示す実施形態において制限電流は、通信実行電
流と同じ大きさにされており、同じにすれば、供給電流
を制限して電源回路26の過熱を遅らせつつ、供給電流
の制限量が少なくて済むが、同じであることは不可欠で
はなく、制限電流は通信実行電流とは異なる大きさとし
てもよい。
【0046】さらに、上記各実施形態において、電源線
の噛み込み等によって供給電流が過大に増大するとき、
供給電流の上限は定電流回路114等によって最大電流
に制限されるようになっていたが、制限することは不可
欠ではなく、制限しなくてもよい。
【0047】また、上記各実施形態においてサテライト
装置16は2つ設けられていたが、1つあるいは3つ以
上設けてもよい。
【0048】さらに、本発明は、エアバッグ装置以外の
乗員保護装置を制御する制御装置に適用し得る。
【0049】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段,および
効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知
識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるエアバッグ装置用制御
装置をエアバッグ装置と共に概略的に示すブロック図で
ある。
【図2】上記エアバッグ装置用制御装置を構成する中央
装置の一部,通信装置および電流供給抑制装置等を示す
回路図である。
【図3】上記中央装置を構成するマイクロコンピュータ
のROMに記憶された電源回路保護ルーチンを表すフロ
ーチャートである。
【図4】上記エアバッグ装置用制御装置における電流通
信時および供給電流過大時の時間と供給電流との関係を
示すグラフである。
【図5】本発明の別の実施形態であるエアバッグ装置用
制御装置を構成する中央装置の一部,通信装置および電
流カット回路等を示す回路である。
【図6】図5に示すエアバッグ装置用制御装置の中央装
置のマイクロコンピュータのROMに記憶された電源回
路保護ルーチンを表すフローチャートである。
【図7】図5に示すエアバッグ装置用制御装置における
電流通信時および供給電流過大時の時間と供給電流との
関係を示すグラフである。
【図8】本発明の更に別の実施形態であるエアバッグ装
置用制御装置およびエアバッグ装置を概略的に示すブロ
ック図である。
【図9】図8に示すエアバッグ装置用制御装置の中央装
置の電源回路および温度上昇検知回路を示す回路図であ
る。
【図10】図8に示すエアバッグ装置用制御装置の中央
装置のマイクロコンピュータのROMに記憶された電源
回路保護ルーチンを表すフローチャートである。
【図11】図8に示すエアバッグ装置用制御装置におけ
る電流通信時および供給電流過大時の時間と供給電流と
の関係を示すグラフである。
【図12】本発明の更に別の実施形態であるエアバッグ
装置用制御装置およびエアバッグ装置を概略的に示すブ
ロック図である。
【図13】図12に示すエアバッグ装置用制御装置にお
ける電流通信時および供給電流過大時の時間と供給電流
およびアナログフィルタの出力との関係を示すグラフで
ある。
【図14】図12に示すエアバッグ装置用制御装置の中
央装置のマイクロコンピュータのROMに記憶された電
源回路保護ルーチンを表すフローチャートである。
【符号の説明】
10:エアバッグ装置 12:エアバッグ装置用制御
装置 14:中央装置 16:サテライト装置
18:通信装置 22:電流供給抑制装置26:電源
回路 28:マイクロコンピュータ 62:電源線
64:接地線 96:定電流回路 102:電
流カット回路 110:エアバッグ装置用制御装置
112:電源回路 119:電流検出器 11
6:過大電流供給継続検出装置 129:電流遮断装
置 130:エアバッグ装置用制御装置 134:
電源回路 140:ダイオード 146:電流供給
抑制装置 150:エアバッグ装置用制御装置 1
52:過大電流供給継続検出装置 153:電流検出
器 154:アナログフィルタ 156:電流遮断
装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路を備え、車両の衝突時に乗員を
    保護する乗員保護装置を制御する中央装置と、 衝撃を検知する衝撃センサを備え、前記中央装置から離
    れた位置に設けられたサテライト装置と、 前記中央装置の前記電源回路から電源線を経て前記サテ
    ライト装置へ供給される電流を増減させることによっ
    て、中央装置とサテライト装置との間の電流通信を行う
    通信装置と、 前記電源線に設定電流以上の電流が流れる状態が設定時
    間以上継続した場合に前記電源回路から電源線への電流
    供給を抑制する電流供給抑制装置とを含むことを特徴と
    する乗員保護装置用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電流供給抑制装置が、前記電源線の
    電流が設定電流以上の状態が前記設定時間としての第1
    設定時間以上継続した場合に、前記電源線への供給電流
    を、前記設定電流よりは小さく、前記サテライト装置の
    作動に要する電流よりは大きい制限電流まで減少させる
    作用状態となり、前記電源線の電流が前記制限電流より
    小さくなった場合に、非作用状態に復帰する電流減少装
    置と、その電流減少装置の作用状態が第2設定時間経過
    した場合に、前記電源回路から前記電源線への電流の供
    給を遮断する電流遮断装置とを含むことを特徴とする請
    求項1に記載の乗員保護装置用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電流供給抑制装置が、前記設定時間
    の経過時に前記電源回路から前記電源線への電流の供給
    を遮断する電流遮断装置を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の乗員保護装置用制御装置。
  4. 【請求項4】 当該乗員保護装置用制御装置が、前記電
    源線に前記設定電流以上の電流が流れる状態が前記設定
    時間以上継続したことを検出する過大電流供給継続検出
    装置を含み、かつ、その過大電流供給継続検出装置が、 前記電源線の電流を検出する電流検出器と、 その電流検出器による検出電流が前記設定電流以上であ
    る状態の継続時間を計測する計時装置とを含み、計時装
    置による計測時間が前記設定時間に達した場合に前記電
    流供給抑制装置が前記電源回路から電源線への電流供給
    を抑制することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1つに記載の乗員保護装置用制御装置。
  5. 【請求項5】 当該乗員保護装置用制御装置が、前記電
    源線に前記設定電流以上の電流が流れる状態が前記設定
    時間以上継続したことを検出する過大電流供給継続検出
    装置を含み、かつ、その過大電流供給継続検出装置が、
    前記電源回路の温度が設定温度以上に上昇したことを検
    出する温度上昇検出装置を含むことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1つに記載の乗員保護装置用制御
    装置。
  6. 【請求項6】 当該乗員保護装置用制御装置が、前記電
    源線に前記設定電流以上の電流が流れる状態が前記設定
    時間以上継続したことを検出する過大電流供給継続検出
    装置を含み、かつ、その過大電流供給継続検出装置が、 前記電源線の電流を検出する電流検出器と、 その電流検出器の出力信号を平滑化する平滑回路とを含
    み、平滑回路の出力が設定値以上になった場合に前記電
    流供給抑制装置が前記電源回路から電源線への電流供給
    を抑制することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1つに記載の乗員保護装置用制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007196802A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Denso Corp 乗員保護装置の起動システム
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